JP2010090958A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

車両用駆動装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010090958A
JP2010090958A JP2008260517A JP2008260517A JP2010090958A JP 2010090958 A JP2010090958 A JP 2010090958A JP 2008260517 A JP2008260517 A JP 2008260517A JP 2008260517 A JP2008260517 A JP 2008260517A JP 2010090958 A JP2010090958 A JP 2010090958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
region
vehicle
engagement
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008260517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582233B2 (ja
Inventor
Kei Kitajima
圭 北島
Hitoshi Matsunaga
仁 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008260517A priority Critical patent/JP4582233B2/ja
Priority to DE112009002279.0T priority patent/DE112009002279B4/de
Priority to PCT/JP2009/066523 priority patent/WO2010041554A1/ja
Priority to CN200980139727.5A priority patent/CN102171497B/zh
Priority to US13/060,445 priority patent/US8641578B2/en
Publication of JP2010090958A publication Critical patent/JP2010090958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582233B2 publication Critical patent/JP4582233B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/0006Vibration-damping or noise reducing means specially adapted for gearings
    • F16H2057/0012Vibration-damping or noise reducing means specially adapted for gearings for reducing drive line oscillations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • F16H2061/145Control of torque converter lock-up clutches using electric control means for controlling slip, e.g. approaching target slip value

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】エンジン駆動に伴うこもり音の発生を抑制しながら、ロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御の実施頻度を多くする
【解決手段】エンジン駆動に伴うこもり音発生タイミング(車両走行状態が領域に入ってからこもり音が発生するまでの時間)に基づいて複数のスリップ制御領域(領域A〜C)を設定することにより、例えば、坂路などでロードロードがつりあった場合に継続して走行された場合にこもり音が発生する領域であって、車両走行状態が領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域B、Cを積極的に利用して、ロックアップスリップ制御の実施頻度を多くすることで、ロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大する。
【選択図】図8

Description

本発明は、エンジン(内燃機関)と変速機とが搭載された車両用駆動装置の制御装置に関し、さらに詳しくは、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータを有する自動変速機が搭載された車両用駆動装置の制御装置に関する。
エンジンを搭載した車両において、エンジンが発生するトルク及び回転速度を車両の走行状態に応じて適切に駆動輪に伝達する変速機として、エンジンと駆動輪との間の変速比を自動的に最適設定する自動変速機が知られている。
車両に搭載される自動変速機としては、例えば、クラッチ及びブレーキ等の摩擦係合要素と遊星歯車装置とを用いてギヤ段を設定する遊星歯車式変速機や、変速比を無段階に調整するベルト式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)がある。
遊星歯車式の自動変速機が搭載された車両においては、車速とアクセル開度(またはスロットル開度)に応じた最適なギヤ段を得るための変速線(ギヤ段の切り替えライン)を有する変速マップがECU(Electronic Control Unit)等に記憶されており、車速及びアクセル開度に基づいて変速マップを参照して目標ギヤ段を算出し、その目標ギヤ段に基づいて、摩擦係合要素であるクラッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチなどを、所定の状態に係合または解放することによってギヤ段(変速段)を自動的に設定している。
ベルト式無段変速機は、プーリ溝(V溝)を備えたプライマリプーリ(入力側プーリ)とセカンダリプーリ(出力側プーリ)とにベルトを巻き掛け、一方のプーリのプーリ溝の溝幅を拡大すると同時に、他方のプーリのプーリ溝の溝幅を狭くすることにより、それぞれのプーリに対するベルトの巻き掛け半径(有効径)を連続的に変化させて変速比を無段階に設定するように構成されている。
このような自動変速機が搭載された車両においては、エンジンから自動変速機への動力伝達経路にトルクコンバータが配置されている。トルクコンバータは、例えば、エンジン出力軸(クランクシャフト)に連結されるポンプインペラと、自動変速機の入力軸に連結されるタービンランナと、これらポンプインペラとタービンランナとの間にワンウェイクラッチを介して設けられたステータとを備え、エンジン出力軸の回転に伴ってポンプインペラが回転し、そのポンプインペラから吐出された作動油によってタービンランナが回転駆動してエンジンの出力トルクを自動変速機の入力軸に伝達する方式の流体伝動装置である。
トルクコンバータには、その入力側(ポンプ側)と出力側(タービン側)とを直結するロックアップクラッチが設けられており、このロックアップクラッチを係合状態とすることにより、トルクコンバータの入力側と出力側とを直結状態にするロックアップ係合制御が実行さている。また、ロックアップクラッチを係合状態と解放状態との中間である半係合状態にするロックアップスリップ制御(フレックスロックアップ制御)が実行されている(例えば、特許文献1及び2参照)。このようなロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御を実行することにより、燃費の向上をはかることができる。
ここで、ロックアップ係合制御(以下、単に「係合制御」という場合もある)は、例えば、車速及びスロットル開度などの車両走行状態をパラメータとしてロックアップ係合領域(ロックアップオン領域)と解放領域(ロックアップオフ領域)とが設定されたマップを用い、実際の車両走行状態(例えば車速及びスロットル開度)に基づいて上記マップを参照してロックアップクラッチの係合または解放の状態に制御している。
また、ロックアップスリップ制御(以下、単に「スリップ制御」という場合もある)においても、同様に、例えば、車速及びスロットル開度などの車両走行状態をパラメータとしてロックアップスリップ制御領域と解放領域とが設定されたマップを用い、実際の車両走行状態(例えば車速及びスロットル開度)に基づいて上記マップを参照してロックアップクラッチをスリップ(半係合)または解放の状態に制御している。
特開2004−263875号公報 特開2004−263733号公報 特開2008−144859号公報
ところで、エンジンが搭載された車両では、エンジンの周期的な気筒点火(爆発)やピストンの往復運動に伴うエンジンのトルク変動による回転変動が強制源(振動強制力)となり、そのエンジントルクを伝達するクランクシャフトから駆動輪までの駆動系(動力伝達系)のねじり振動が生じるため、特定のエンジン回転速度でその振動が駆動系のねじり共振により増幅されて車両各部に振動やこもり音が発生する。
このような駆動系のこもり音の発生や、スリップ制御の継続によるロックアップクラッチの損傷を防ぐために、低車速・高アクセル開度領域では、ロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御を実行しないようにしている(従来制御)。このため、従来制御では、ロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御を実施できる領域が狭くなってしまい、ロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御による燃費効果を十分に得ることができない。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、こもり音の発生を抑制しながら、ロックアップ係合制御やロックアップスリップ制御の実施頻度を多くすることが可能な車両用駆動装置の制御装置の実現を目的とする。
本発明は、エンジンと、変速機と、ロックアップクラッチとを備えた車両用駆動装置の制御装置を前提としており、このような車両用駆動装置の制御装置において、前記ロックアップクラッチをスリップ制御するスリップ制御手段を備え、前記スリップ制御手段を作動させる領域として、前記エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮したスリップ制御領域が設定されていることを特徴としている。
この発明において、前記こもり音発生タイミングとは、車両走行状態がスリップ制御領域に入ってからこもり音が発生するまでの時間であり、車両走行状態がスリップ制御領域に入った時点でスリップ制御を開始し、前記こもり音発生タイミングに達した時点でスリップ制御を終了する。なお、この発明において、こもり音発生タイミングが異なる複数のスリップ制御領域を設定してもよい。
この発明によれば、スリップ制御手段を作動させる領域として、エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮したスリップ制御領域を設定しているので、ロックアップスリップ制御の実施頻度を多くすることができ、ロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大することができる。
具体的に説明すると、従来制御では、坂路などでロードロードがつりあった状態で継続して走行(ロックアップスリップ状態での走行)された場合にこもり音が発生する領域についてはロックアップスリップ制御を回避していたが、この発明では、そのような領域つまり領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域を積極的に利用し、この領域に車両走行状態が入った状態が継続されても、こもり音が発生するまで(こもり音発生タイミングに達するまで)はロックアップスリップ制御を実行できるようにスリップ制御領域を設定することで、ロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大できる。また、上記した領域(長時間継続でこもり音が発生する領域)をすぐに通過するような通常走行の場合においても、その領域に入ったときからロックアップスリップ制御が継続して実行されるので、この場合もロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大できる。
この発明の具体的な構成として、前記スリップ制御領域は、車速及びスロットル開度(アクセル開度)をパラメータとして設定されており、当該スリップ制御領域が、通常設定されるスリップ制御領域に対し、低車速側及び/または高スロットル開度(高アクセル開度)側に設定されているという構成を挙げることができる。また、他の具体的な構成として、前記スリップ制御領域は、車速及び駆動力(エンジン駆動力)をパラメータとして設定されており、当該スリップ制御領域が、通常設定されるスリップ制御領域に対し、低車速側及び/または高駆動力側に設定されているという構成を挙げることができる。
本発明の他の解決手段として、エンジンと、変速機と、ロックアップクラッチとを備えた車両用駆動装置を対象とし、このような車両用駆動装置の制御装置において、前記ロックアップクラッチを係合制御する係合制御手段を備え、前記係合手段を作動させる領域として、前記エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮した係合制御領域が設定されているという構成を挙げることができる。
この発明において、前記こもり音発生タイミングとは、車両走行状態が係合制御領域に入ってからこもり音が発生するまでの時間であり、車両走行状態が係合制御領域に入った時点で係合制御を開始し、前記こもり音発生タイミングに達した時点で係合制御を終了する。なお、この発明において、こもり音発生タイミングが異なる複数の係合制御領域を設定してもよい。
この発明によれば、係合制御手段を作動させる領域として、エンジン駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮した係合制御領域を設定しているので、ロックアップ係合制御の実施頻度を多くすることができ、ロックアップ係合制御による燃費効果を拡大することができる。
具体的に説明すると、従来制御では、坂路などでロードロードがつりあった状態で継続して走行(ロックアップ係合状態での走行)された場合にこもり音が発生する領域については、ロックアップ係合制御を回避していたが、この発明では、そのような領域つまり領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域を積極的に利用し、この領域に車両走行状態が入った状態が継続されても、こもり音が発生するまで(こもり音発生タイミングに達するまで)はロックアップ係合制御を実行できるように係合制御領域を設定することで、ロックアップ係合制御による燃費効果を拡大できる。また、上記した領域(長時間継続でこもり音が発生する領域)をすぐに通過するような通常走行の場合においても、その領域に入ったときからロックアップ係合制御が継続して実行されるので、この場合もロックアップ係合制御による燃費効果を拡大できる。
この発明の具体的な構成として、前記係合制御領域は、車速及びスロットル開度(アクセル開度)をパラメータとして設定されており、当該係合制御領域が、通常設定される係合制御領域に対し、低車速側及び/または高スロットル開度(高アクセル開度)側に設定されているという構成を挙げることができる。また、他の具体的な構成として、前記係合制御領域は、車速及び駆動力(エンジン駆動力)をパラメータとして設定されており、当該係合制御領域が、通常設定される係合制御領域に対し、低車速側及び/または高駆動力側に設定されているという構成を挙げることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用する車両用駆動装置の一例を示す概略構成図である。
この例の車両用駆動装置は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型車両に用いられるものであって、エンジン1、トルクコンバータ2を有する自動変速機3、及び、ECU100などを備えており、そのECU100により実行されるプログラムによって本発明の車両用駆動装置の制御装置が実現される。これらエンジン1、トルクコンバータ2、自動変速機3、及び、ECU100の各部について以下に説明する。
−エンジン−
エンジン1は、例えば4気筒ガソリンエンジンであって、図2に示すように、各気筒を構成するシリンダブロック1a内に、上下方向に往復運動するピストン1bが設けられている。ピストン1bはコネクティングロッド17を介してクランクシャフト11に連結されており、ピストン1bの往復運動がコネクティングロッド17によってクランクシャフト11の回転へと変換される。クランクシャフト11はトルクコンバータ2の入力軸に接続される。
クランクシャフト11の回転数(エンジン回転数Ne)は、エンジン回転数センサ201によって検出される。エンジン回転数センサ201は、例えば電磁ピックアップであって、クランクシャフト11が回転する際にシグナルロータ18の突起18aに対応するパルス状の信号(出力パルス)を発生する。
エンジン1のシリンダブロック1aには、エンジン水温(冷却水温)を検出する水温センサ207が配置されている。エンジン1の燃焼室1cには点火プラグ15が配置されている。点火プラグ15の点火タイミングはイグナイタ16によって調整される。イグナイタ16はECU100によって制御される。
エンジン1の燃焼室1cには吸気通路1dと排気通路1eとが接続されている。吸気通路1dと燃焼室1cとの間に吸気バルブ1fが設けられており、この吸気バルブ1fを開閉駆動することにより、吸気通路1dと燃焼室1cとが連通または遮断される。また、燃焼室1cと排気通路1eとの間に排気バルブ1gが設けられており、この排気バルブ1gを開閉駆動することにより、燃焼室1cと排気通路1eとが連通または遮断される。これら吸気バルブ1f及び排気バルブ1gの開閉駆動は、クランクシャフト11の回転が伝達される吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの各回転によって行われる。
吸気通路1dには、熱線式のエアフロメータ(吸入空気量センサ)208、吸気温センサ209(エアフロメータ208に内蔵)、及び、エンジン1の吸入空気量を調整する電子制御式のスロットルバルブ12が配置されている。スロットルバルブ12はスロットルモータ13によって駆動される。スロットルバルブ12は、運転者のアクセルペダル操作とは独立してスロットル開度を電子的に制御することが可能であり、その開度(スロット
ル開度)はスロットル開度センサ202によって検出される。また、スロットルモータ13はECU100によって駆動制御される。
具体的には、エンジン回転数センサ201によって検出されるエンジン回転数Neと運転者のアクセルペダル踏み込み量(アクセル開度)等のエンジン1の運転状態に応じた最適な吸入空気量(目標吸気量)が得られるようにスロットルバルブ12のスロットル開度を制御している。より詳細には、スロットル開度センサ202を用いてスロットルバルブ12の実際のスロットル開度を検出し、その実スロットル開度が、上記目標吸気量が得られるスロットル開度(目標スロットル開度)に一致するようにスロットルバルブ12のスロットルモータ13をフィードバック制御している。
そして、吸気通路1dには燃料噴射用のインジェクタ(燃料噴射弁)14が配置されている。インジェクタ14には、燃料タンクから燃料ポンプによって所定圧力の燃料が供給され、吸気通路1dに燃料が噴射される。この噴射燃料は吸入空気と混合されて混合気となってエンジン1の燃焼室1cに導入される。燃焼室1cに導入された混合気(燃料+空気)は点火プラグ15にて点火されて燃焼・爆発する。この混合気の燃焼室1c内での燃焼・爆発によりピストン1bが往復運動してクランクシャフト11が回転する。以上のエンジン1の運転状態はECU100によって制御される。
−トルクコンバータ−
トルクコンバータ2は、図3に示すように、入力軸側のポンプインペラ21と、出力軸側のタービンランナ22と、トルク増幅機能を発現するステータ23と、ワンウェイクラッチ24とを備え、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行う。
トルクコンバータ2には、入力側と出力側とを直結状態にするロックアップクラッチ25が設けられており、このロックアップクラッチ25を完全係合させることにより、ポンプインペラ21とタービンランナ22とが一体回転する。また、ロックアップクラッチ25を所定のスリップ状態で係合させることにより、駆動時には所定のスリップ量でタービンランナ22がポンプインペラ21に追随して回転する。トルクコンバータ2と自動変速機3とは回転軸によって接続される。トルクコンバータ2のタービン回転数Ntは、タービン回転数センサ203によって検出される。トルクコンバータ2のロックアップクラッチ25の係合・解放は、油圧制御回路300及びECU100によって制御される。
−自動変速機−
自動変速機3は、図3に示すように、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置31、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置32、及び、シングルピニオン型の第3遊星歯車装置33を備えた遊星歯車式の変速機である。自動変速機3の出力軸34から出力される動力は、プロペラシャフト、デファレンシャルギヤ及びドライブシャフト等を介して駆動輪に伝達される。
自動変速機3の第1遊星歯車装置31のサンギヤS1はクラッチC3を介して入力軸30に選択的に連結される。また、サンギヤS1は、ワンウェイクラッチF2及びブレーキB3を介してハウジングに選択的に連結され、逆方向(入力軸30の回転と反対方向)の回転が阻止される。第1遊星歯車装置31のキャリアCA1は、ブレーキB1を介してハウジングに選択的に連結されるとともに、そのブレーキB1と並列に設けられたワンウェイクラッチF1により、常に逆方向の回転が阻止される。第1遊星歯車装置31のリングギヤR1は、第2遊星歯車装置32のリングギヤR2と一体的に連結されており、ブレーキB2を介してハウジングに選択的に連結される。
第2遊星歯車装置32のサンギヤS2は、第3遊星歯車装置33のサンギヤS3と一体
的に連結されており、クラッチC4を介して入力軸30に選択的に連結される。また、サンギヤS2は、ワンウェイクラッチF0及びクラッチC1を介して入力軸30に選択的に連結され、その入力軸30に対して相対的に逆方向へ回転することが阻止される。
第2遊星歯車装置32のキャリアCA2は、第3遊星歯車装置33のリングギヤR3と一体的に連結されており、クラッチC2を介して入力軸30に選択的に連結されるとともに、ブレーキB4を介してハウジングに選択的に連結される。また、キャリアCA2は、ブレーキB4と並列に設けられたワンウェイクラッチF3によって、常に逆方向の回転が阻止される。そして、第3遊星歯車装置33のキャリアCA3は出力軸34に一体的に連結されている。出力軸34の回転数は、出力軸回転数センサ204によって検出される。
以上の自動変速機3のクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B4、及び、ワンウェイクラッチF0〜F3の係合・解放状態を図4の作動表に示す。図4の作動表において「○」は「係合」を表し、「空欄」は「解放」を表している。また、「◎」は「エンジンブレーキ時の係合」を表し、「△」は「動力伝達に関係しない係合」を表している。
図4に示すように、この例の自動変速機3において、前進ギヤ段の1速(1st)では、クラッチC1が係合され、ワンウェイクラッチF0,F3が作動する。前進ギヤ段の2速(2nd)では、クラッチC1及び第3ブレーキB3が係合され、ワンウェイクラッチF0,F1,F2が作動する。
前進ギヤ段の3速(3rd)では、クラッチC1,C3が係合されるとともに、ブレーキB3が係合され、ワンウェイクラッチF0,F1が作動する。前進ギヤ段の4速(4th)では、クラッチC1,C2,C3が係合されるとともに、ブレーキB3が係合され、ワンウェイクラッチF0が作動する。
前進ギヤ段の5速(5th)では、クラッチC1,C2,C3が係合されるとともに、ブレーキB1,B3が係合される。前進ギヤ段の6速(6th)では、クラッチC1,C2が係合されるとともに、ブレーキB1,B2,B3が係合される。また、後進ギヤ段(R)では、クラッチC3が係合されるとともに、ブレーキB4が係合され、ワンウェイクラッチF1が作動する。
以上のように、この例の自動変速機3では、摩擦係合要素であるクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B4、及び、ワンウェイクラッチF0〜F3などが、所定の状態に係合または解放されることによってギヤ段(変速段)が設定される。これらクラッチC1〜C4及びブレーキB1〜B4の係合・解放は油圧制御回路300及びECU100によって制御される。
−シフト操作装置−
一方、車両の運転席の近傍には図5に示すようなシフト装置5が配置されている。シフト装置5にはシフトレバー51が変位可能に設けられている。
この例のシフト操作装置5には、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、及び、D(ドライブ)ポジションが設定されており、ドライバが所望のポジションへシフトレバー51を変位させることが可能となっている。これらPポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション(下記のSポジションのアップシフト(+)位置及びダウンシフト位置(−)位置も含む)の各位置は、シフトポジションセンサ206(図6参照)によって検出される。
Pポジション及びNポジションは、車両を走行させないときに選択される非走行ポジションであり、Rポジション及びDポジションは、車両を走行させるときに選択される走行ポジションである。
シフトレバー51にてPポジションが選択されると、図4に示すように、自動変速機3のクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B4、及び、ワンウェイクラッチF0〜F3の全てが解放されるとともに、パーキング機構(図示せず)によって出力軸34がロックされる。Nポジションが選択されると、自動変速機3のクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B4、及び、ワンウェイクラッチF0〜F3の全てが解放される。
Dポジションが選択されると、車両の運転状態などに応じて、自動変速機3の複数の前進ギヤ段(前進6速)が自動的に変速制御される。Rポジションが選択されると、自動変速機3は後進ギヤ段に切り替えられる。
また、シフト操作装置5には、図5(b)に示すように、S(シーケンシャル)ポジション52が設けられており、シフトレバー51がSポジション52に操作されたときに、手動にて変速操作を行うシーケンシャルモード(マニュアル変速モード)が設定される。このシーケンシャルモードにおいてシフトレバー51がアップシフト(+)またはダウンシフト(−)に操作されると、自動変速機3の前進ギヤ段がアップまたはダウンされる。具体的には、アップシフト(+)への1回操作ごとにギヤ段が1段ずつアップ(例えば1st→2nd→・・→6th)される。一方、ダウンシフト(−)への1回操作ごとにギヤ段が1段ずつダウン(例えば6th→5th→・・→1st)される。
−ECU−
ECU100は、図6に示すように、CPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104などを備えている。
ROM102には、車両の基本的な運転に関する制御の他、車両の走行状態に応じて自動変速機3のギヤ段を設定する変速制御を実行するためのプログラムを含む各種プログラムなどが記憶されている。この変速制御の具体的な内容については後述する。
CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAM103はCPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
これらCPU101、ROM102、RAM103、及び、バックアップRAM104はバス107を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェース105及び出力インターフェース106と接続されている。
入力インターフェース105には、エンジン回転数センサ201、スロットル開度センサ202、タービン回転数センサ203、出力軸回転数センサ204、アクセルペダル4の開度を検出するアクセル開度センサ205、シフトポジションセンサ206、水温センサ207、エアフロメータ(吸入空気量センサ)208、及び、吸気温センサ209などが接続されており、これらの各センサからの信号がECU100に入力される。
出力インターフェース106には、スロットルバルブ12のスロットルモータ13、インジェクタ14、点火プラグ15のイグナイタ16、及び、油圧制御回路300などが接続されている。
ECU100は、上記した各種センサの出力信号に基づいて、エンジン1のスロットル
バルブ12の開度制御、点火時期制御(イグナイタ16の駆動制御)、燃料噴射量制御(インジェクタ14の開閉制御)などを含むエンジン1の各種制御を実行する。
また、ECU100は、自動変速機3のギヤ段を設定するソレノイド制御信号(油圧指令信号)を油圧制御回路300に出力する。このソレノイド制御信号に基づいて、油圧制御回路300のリニアソレノイドバルブやON−OFFソレノイドバルブの励磁・非励磁などが制御され、所定の変速ギヤ段(1速〜6速)を構成するように、自動変速3のクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B4、及び、ワンウェイクラッチF0〜F3などが、所定の状態に係合または解放される。
さらに、ECU100は、油圧制御回路300にロックアップクラッチ制御信号(油圧指令信号)を出力する。このロックアップクラッチ制御信号に基づいて、油圧制御回路300のロックアップコントロールバルブ301などが制御されてトルクコンバータ2のロックアップクラッチ25が係合、半係合または解放される。
以上のECU100が実行する「変速制御」、「ロックアップスリップ制御」、及び、「ロックアップ係合制御」について以下に説明する。
−変速制御−
まず、この例の変速制御に用いる変速マップについて図7を参照して説明する。
図7に示す変速マップは、車速V及びアクセル開度Accをパラメータとし、それら車速V及びアクセル開度Accに応じて、適正なギヤ段(最適な燃費となるギヤ段)を求めるための複数の領域が設定されたマップであって、ECU100のROM102内に記憶されている。変速マップの各領域は複数の変速線(ギヤ段の切り替えライン)によって区画されている。
なお、図7に示す変速マップにおいて、シフトアップ線(変速線)を実線で示し、シフトダウン線(変速線)を破線で示している。また、シフトアップ及びシフトダウンの各切り替え方向を図中に数字と矢印とを用いて示している。
次に、変速制御の基本動作について説明する。
ECU100は、出力軸回転数センサ204の出力信号から車速を算出するとともに、アクセル開度センサ205の出力信号からアクセル開度Accを算出し、それら車速V及びアクセル開度Accに基づいて、図7の変速マップを参照して目標ギヤ段を算出し、その目標ギヤ段と現状ギヤ段とを比較して変速操作が必要であるか否かを判定する。
その判定結果により、変速の必要がない場合(目標ギヤ段と現状ギヤ段とが同じで、ギヤ段が適切に設定されている場合)には、現状ギヤ段を維持するソレノイド制御信号(油圧指令信号)を油圧制御回路300に出力する。
一方、目標ギヤ段と現状ギヤ段とが異なる場合には変速制御を行う。例えば、自動変速機3のギヤ段が「5速」の状態で走行している状況から、車両の走行状態が変化して、例えば図7に示す点Pxから点Pyに変化した場合、シフトダウン変速線[5→4]を跨ぐ変化となるので、変速マップから算出される目標ギヤ段が「4速」となり、その4速のギヤ段を設定するソレノイド制御信号(油圧指令信号)を油圧制御回路300に出力して、5速のギヤ段から4速のギヤ段への変速(5→4ダウン変速)を行う。
−ロックアップスリップ制御−
まず、この例においては、車両走行状態(車速V及びスロットル開度θthなど)がロックアップスリップ制御領域に入っているときには、ロックアップクラッチ25をスリップ状態(半係合状態)にするロックアップスリップ制御を実行する。
具体的には、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとしてロックアップスリップ制御領域と解放領域(ロックアップオフ領域)とが設定されたマップ(詳細は後述する)を用い、実際の車速V及びスロットル開度θthに基づいて、ロックアップスリップ制御領域または解放領域のいずれの領域に入っているのかを判定し、その判定した領域の作動となるように上記ロックアップコントロールバルブ301を制御してロックアップクラッチ25をスリップ状態または解放状態のいずれかの状態とする制御を実行する。なお、実際の車速Vは出力軸回転数センサ204の出力信号から算出され、スロットル開度θthはスロットル開度センサ202の出力信号から算出される。
ところで、従来制御では、エンジン駆動に伴う駆動系のこもり音の発生等を防止するため、ロックアップスリップ制御領域を狭く設定している。この点について具体的に説明する。
エンジン駆動に伴うこもり音の特徴として、ある領域を継続的に走行する状況にときにこもり音が発生する傾向がある。例えば、緩登坂路を長時間定常走行する状況(アクセル開度(スロットル開度)が緩登坂路のロードロードにつりあっている状況)のときにこもり音が発生する。ここで、走行状況の大半を占める平坦路での緩加速時等の通常走行においても同じ領域(長時間継続でこもり音が発生する領域)に入る場合があるが、その領域に入っている時間は短くてこもり音の問題は発生しないので、このような状況のときにはロックアップスリップ制御を実行することは可能である。また、そのような領域に入ってもこもり音が発生するまではロックアップスリップ制御は可能である。しかし、従来制御では、ロックアップスリップ制御領域を車速V及びスロットル開度θthで一義的に設定しているので、上記した領域(長時間継続でこもり音が発生する領域)でロードロードがつりあう場合と、そのような領域内に入ってもロックアップスリップ制御が可能である場合とを使い分けるができない。このため、こもり音発生を防止することを優先とし、ロックアップスリップ制御による燃費向上を犠牲にしてロックアップスリップ制御領域を狭く設定している。
このような点を解消するため、この例では、坂路などでロードロードがつりあった場合に継続して走行された場合にこもり音が発生する領域であって、車両走行状態が領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域を積極的に利用することで、ロックアップスリップ制御を実施する領域を拡大する点に特徴がある。その具体的な例について図8を参照して説明する。
図8に示すマップは、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとし、それら車速V及びスロットル開度θthに応じて、ロックアップクラッチ25のスリップ(半係合)または解放を判定するためのスリップ制御判定マップ(2次元マップ)であって、複数(3つ)のロックアップスリップ制御領域A〜Cが設定されている。
図8のスリップ制御判定マップには、実線に対して破線で示すように、ロックアップスリップ制御領域Aとロックアップスリップ制御領域Bとの判定、ロックアップスリップ制御領域Bとロックアップスリップ制御領域Cとの判定、及び、ロックアップスリップ制御領域Cと解放領域との判定にそれぞれヒステリシスが設けられている。実線は車速・スロットル開度アップ時の判定線であり、破線は車速・スロットル開度ダウン時の判定線である。また、このようなスリップ制御判定マップは、自動変速機3の各ギヤ段(1st〜6th)ごとに設定されており、同一ギヤ段において複数のロックアップスリップ制御領域A〜Cが設定される。
図8に示すロックアップスリップ制御領域A(以下、領域Aともいう)は、通常設定されるロックアップスリップ制御領域であって、こもり音発生の問題がない領域である。つまり、この領域Aに、車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入っている状態が長時間継続されても、こもり音は発生しない。
ロックアップスリップ制御領域B(以下、領域Bともいう)は、この領域Bに車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入ってからの継続時間がtb(例えば10秒程度)に達するまではこもり音が発生しない領域であって、その継続時間がtbに達するまでの間においてロックアップスリップ制御を実行する領域である。なお、車両走行状態が領域Bに入ってからの継続時間がtbに達した時点でロックアップスリップ制御は終了される。このロックアップスリップ制御領域Bは、上記したロックアップスリップ制御領域Aに対し、低車速側及び高スロットル開度側に設定されている。
ロックアップスリップ制御領域C(以下、領域Cともいう)は、この領域Cに車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入ってからの継続時間がtc(tc<tb、tc;例えば3秒程度)に達するまではこもり音が発生しない領域であって、その継続時間がtcに達するまでの間においてロックアップスリップ制御を実行する領域である。なお、車両走行状態が領域Cに入ってからの継続時間がtcに達した時点でロックアップスリップ制御は終了される。このロックアップスリップ制御領域Cは、上記したロックアップスリップ制御領域Bに対し、高スロットル開度側に設定されている。
ここで、図8に示すスリップ制御判定マップの各領域は、例えば、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとし、ロックアップクラッチ25がスリップ状態であると、エンジン駆動によるこもり音がすぐに発生する領域(解放領域)、あらゆる状況でもこもり音が発生しない領域、領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域及びその領域内に入ってからこもり音が発生するまでの時間を実験・計算等によって取得しておき、その結果に基づいて、領域A及び解放領域を設定すればよい。また、その実験・計算等の結果から、領域B及び領域Cを設定するとともに、その各領域に入ってからロックアップスリップ制御を終了するまでの時間tb、tc(こもり音発生タイミング)を適合すればよい。なお、領域A〜C(スリップ制御領域)は、図9に示すように、ロックアップ係合制御領域(領域D〜F)の低車速側に設定される。
以上の図8に示すスリップ制御判定マップはECU100のROM102内に記憶されている。そして、ECU100は、このようなスリップ制御判定マップを用い、実際の車速V及びスロットル開度θthに基づいて、ロックアップスリップ制御領域A、ロックアップスリップ制御領域B、ロックアップスリップ制御領域C、または、解放領域のいずれの領域に入っているのかを判定し、その判定した領域の作動となるように上記ロックアップコントロールバルブ301を制御してロックアップクラッチ25を、スリップ状態または解放状態のいずれかの状態とする制御を実行する。
このようにして、図8に示すマップを用いてロックアップスリップ制御を実行すると、従来制御ではロックアップスリップ制御を回避していた領域を積極的に利用して、ロックアップスリップ制御を実行することが可能になる。この点について具体的に説明する。
まず、図8に示す領域Aは、通常設定されるロックアップスリップ制御領域であり、従来制御では、ロックアップスリップ制御領域として領域Aのみが設定されており、この領域Aに入っていないと、ロックアップクラッチ25を係合しないので、ロックアップスリップ制御による燃費効果を十分に得ることができない。
これに対し、図8に示すスリップ制御判定マップを用いると、例えば、領域Aの低車速側及び高スロットル開度側に設定した領域Bに車両走行状態が存在する場合、例えば緩登坂路でロードロードがつりあっている状態(例えば点Paの状態)が長時間継続される場合、この領域Bに入ってからの継続時間がtbに達するまではロックアップスリップ制御が実行されるので、そのロックアップスリップ制御の実行分だけ燃費が向上する。また、車両の走行状態が領域Cに入った場合も、この領域Cに入ってからの継続時間がtcに達するまではロックアップスリップ制御が実行されるので、この場合もロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大できる。
さらに、平坦路を加速走行(通常走行)する状況で、例えば、車両の走行状態が図8の点Pbから点Pcに変化した場合、解放領域と領域Bとの間の判定線(実線)を横切って領域Bに入った時点でロックアップスリップ制御が開始され、その後に領域Bを直ぐに通過して領域A内に入るので、領域Bに入った時点からロックアップスリップ制御が継続して実行される。これによってロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大できる。
また、図8の点Pdの状態で定常走行しているときに、瞬間的なアクセル操作や、短い間隔でのアクセルオン・オフの繰り返し操作が行われた場合であっても、ロックアップビジーを防止することができる。具体的には、例えば図8の点Pdの状態から、瞬間的なアクセル操作によりスロットル開度θthが大きくなって領域Aから領域Bに移行しても(点Peの状態)、その領域Bに入っている時間は短時間(<tb)であり、すぐに領域Aに戻るので、ロックアップスリップ制御は中断されることなく継続される。これによってロックアップビジーを防止できる。また、短い間隔でのアクセルオン・オフの繰り返し操作が行われても、同様に、ロックアップスリップ制御が継続されるのでロックアップビジーを防止できる。
以上のように、この例のロックアップスリップ制御によれば、エンジン駆動によるこもり音の発生を抑制しながら、ロックアップスリップ制御による燃費効果を拡大することができる。また、ロックアップビジーを防止することができる。
−ロックアップ係合制御−
まず、この例においては、車両走行状態(車速V及びスロットル開度θthなど)がロックアップ係合制御領域に入っているときには、ロックアップクラッチ25を係合(ロックアップオン)にするロックアップ係合制御を実行する。
具体的には、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとして係合制御領域(ロックアップオン領域)と解放領域(ロックアップオフ領域)とが設定されたマップ(詳細は後述する)を用い、実際の車速V及びスロットル開度θthに基づいて、ロックアップ係合制御領域または解放領域のいずれの領域に入っているのかを判定し、その判定した領域の作動となるように上記ロックアップコントロールバルブ301を制御してロックアップクラッチ25を係合係合または解放係合のいずれかの状態とする制御を実行する。なお、実際の車速Vは出力軸回転数センサ204の出力信号から算出され、スロットル開度θthはスロットル開度センサ202の出力信号から算出される。
ところで、このようなロックアップ係合制御においても、上述したロックアップスリップ制御と同様な理由により、従来制御では、ロックアップ係合制御による燃費向上を犠牲にしてロックアップ係合制御領域を狭く設定しているので、ロックアップ係合制御による燃費効果を十分に得ることができない。
このような点を解消するため、この例では、坂路などでロードロードがつりあった場合に継続して走行された場合にこもり音が発生する領域であって、車両走行状態が領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域を積極的に利用することで、ロックアップ係合制御を実施する領域を拡大する点に特徴がある。その具体的な例について図9を参照して説明する。
図9に示すマップは、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとし、それら車速V及びスロットル開度θthに応じて、ロックアップクラッチ25の係合または解放を判定するための係合制御判定マップ(2次元マップ)であって、複数(3つ)のロックアップ係合制御領域D〜Fが設定されている。
なお、図9には、実線の判定線のみを示しているが、図9の係合制御判定マップにおいて破線で示す判定線と同様に、各領域D〜Fの判定にヒステリシスを設けておく。また、このような係合制御判定マップは、自動変速機3の各ギヤ段(1st〜6th)ごとに設定されており、同一ギヤ段において複数のロックアップ係合制御領域D〜Fが設定される。
図9に示すロックアップ係合制御領域D(以下、領域Dともいう)は、通常設定されるロックアップ係合制御領域であって、こもり音発生の問題がない領域である。つまり、この領域Dに、車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入っている状態が長時間継続されても、こもり音は発生しない。
ロックアップ係合制御領域E(以下、領域Eともいう)は、この領域Eに車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入ってからの継続時間がte(例えば10秒程度)に達するまではこもり音が発生しない領域であって、その継続時間がteに達するまでの間においてロックアップ係合制御を実行する領域である。なお、車両走行状態が領域Eに入ってからの継続時間がteに達した時点でロックアップ係合制御は終了される。このロックアップ係合制御領域Eは、上記したロックアップ係合制御領域Dに対し、高スロットル開度側に設定されている。
ロックアップ係合制御領域F(以下、領域Fともいう)は、この領域Fに車両走行状態(車速V及びスロットル開度θth)が入ってからの継続時間がtf(tf<te、tf;例えば3秒程度)に達するまではこもり音が発生しない領域であって、その継続時間がtfに達するまでの間においてロックアップ係合制御を実行する領域である。なお、車両走行状態が領域Fに入ってからの継続時間がtfに達した時点でロックアップ係合制御は終了される。このロックアップ係合制御領域Fは、上記したロックアップ係合制御領域Eに対し、高スロットル開度側に設定されている。
ここで、図9に示す係合制御判定マップの各領域は、例えば、車速V及びスロットル開度θthをパラメータとし、ロックアップクラッチ25が係合状態であると、エンジン駆動によるこもり音がすぐに発生する領域(解放領域)、あらゆる状況でもこもり音が発生しない領域、領域内に入ってもすぐにはこもり音が発生しない領域及びその領域内に入ってからこもり音が発生するまでの時間を実験・計算等によって取得しておき、その結果に基づいて、領域D及び解放領域を設定すればよい。また、その実験・計算等の結果から、領域E及び領域Fを設定するとともに、その各領域に入ってからロックアップ係合制御を終了するまでの時間te、tf(こもり音発生タイミング)を適合すればよい。
以上の図9に示す係合制御判定マップはECU100のROM102内に記憶されている。そして、ECU100は、このような係合制御判定マップを用い、実際の車速V及びスロットル開度θthに基づいて、ロックアップ係合制御領域D、ロックアップ係合制御領域E、ロックアップ係合制御領域F、または、解放領域のいずれの領域に入っているのかを判定し、その判定した領域の作動となるように上記ロックアップコントロールバルブ301を制御してロックアップクラッチ25を、スリップ状態または解放状態のいずれかの状態とする制御を実行する。
このようにして、図9に示すマップを用いてロックアップ係合制御を実行すると、従来制御では、ロックアップ係合制御を回避していた領域を積極的に利用して、ロックアップ係合制御を実行することが可能になる。この点について具体的に説明する。
まず、図9に示す領域Dは、通常設定されるロックアップ係合制御領域であり、従来制御では、ロックアップ係合制御領域として領域Dのみが設定されており、この領域Dに入っていないと、ロックアップクラッチ25を係合しないので、ロックアップ係合制御による燃費効果を十分に得ることができない。
これに対し、図9に示す係合制御判定マップを用いると、例えば、領域Dの高スロットル開度側に設定した領域E内に車両走行状態が存在する場合、例えば緩登坂路でロードロードがつりあっている状態(例えば点Pfの状態)が長時間継続される場合、この領域Eに入ってからの継続時間がteに達するまではロックアップ係合制御が実行されるので、そのロックアップ係合制御の実行分だけ燃費が向上する。また、車両の走行状態が領域Fに入った場合も、この領域Fに入ってからの継続時間がtfに達するまではロックアップ係合制御が実行されるので、この場合もロックアップ係合制御による燃費効果を拡大できる。
さらに、平坦路を加速走行(通常走行)する状況で、例えば、車両の走行状態が図9の点Pgから点Phに変化した場合、解放領域と領域Fとの間の判定線(実線)を横切って領域Fに入った時点でロックアップ係合制御が開始され、その後に領域F及び領域Eを直ぐに通過して領域D内に入るので、領域Fに入った時点からロックアップ係合制御が継続される。これによってロックアップ係合制御による燃費効果を拡大できる。
また、図9の点Pjの状態で定常走行しているときに、瞬間的なアクセル操作や、短い間隔でのアクセルオン・オフの繰り返し操作が行われた場合であっても、ロックアップビジーを防止することができる。具体的には、例えば図9の点Pjの状態から、瞬間的なアクセル操作によりスロットル開度θthが大きくなって領域Dから領域Eに移行しても(点Pkの状態)、その領域Eに入っている時間が短時間(<te)であり、すぐに領域Dに戻るので、ロックアップ係合制御は中断されることなく継続される。これによってロックアップビジーを防止できる。また、短い間隔でのアクセルオン・オフの繰り返し操作が行われても、同様に、ロックアップ係合制御が継続されるのでロックアップビジーを防止できる。
以上のように、この例のロックアップ係合制御によれば、エンジン駆動によるこもり音の発生を抑制しながら、ロックアップ係合制御による燃費効果を拡大することができる。また、ロックアップビジーを防止することができる。
−他の実施形態−
以上の例では、通常設定されるロックアップスリップ制御領域(領域A)に対し、低車速側及び高スロットル開度側に2つの領域B及び領域Cを設定しているが、このような領域(こもり音発生タイミングに基づいて設定する領域)は、1つだけ設定してもよいし、3つ以上設定してもよい。また、通常設定されるロックアップ係合制御領域(領域D)に対し、高スロットル開度側に2つの領域E及び領域Fを設定しているが、このような領域(こもり音発生タイミングに基づいて設定する領域)は、1つだけ設定してもよいし、3つ以上設定してもよい。
以上の例では、車速及びスロットル開度をパラメータとして、複数のロックアップスリップ制御領域(領域A〜C)や、複数のロックアップ係合制御領域(領域D〜F)を設定しているが、本発明は、これに限られることなく、車速及びエンジン駆動力をラメータとして、複数のロックアップスリップ制御領域(領域A〜C)や、複数のロックアップ係合制御領域(領域D〜F)を設定してもよい。また、車速及びアクセル開度をラメータとして、複数のロックアップスリップ制御領域(領域A〜C)や、複数のロックアップ係合制御領域(領域D〜F)を設定してもよい。
以上の例では、ロックアップスリップ制御及びロックアップ係合制御の両方の制御について、それぞれ、エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮した数の領域を設定しているが、ロックアップスリップ制御またはロックアップ係合制御のいずれか一方の制御についてのみ、エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮した領域を設定してもよい。
以上の例では、前進6段変速の自動変速機が搭載された車両用駆動装置の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、他の任意の変速段の遊星歯車式自動変速機が搭載された車両用駆動装置の制御にも適用可能である。
以上の例では、クラッチ及びブレーキと遊星歯車装置とを用いて変速比を設定する遊星歯車式変速機が搭載された車両用駆動装置の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータを有するベルト式無段変速機(CVT)が搭載された車両用駆動装置の制御にも適用可能である。
以上の例では、流体伝動装置としてトルクコンバータを有する自動変速機が搭載された車両用駆動装置の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、フルードカップリングなどの他の方式の流体伝動装置(ロックアップクラッチ付き)を有する自動変速機が搭載された車両用駆動装置の制御にも適用可能である。
以上の例では、ガソリンエンジンを搭載した車両用駆動装置の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、ディーゼルエンジン等の他のエンジンを搭載した車両用駆動装置の制御にも適用可能である。
さらに、本発明は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型車両に限れられることなく、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両や、4輪駆動車の制御にも適用できる。
本発明を適用する車両用駆動装置の一部を示す概略構成図である。 図1の車両用駆動装置に適用されるエンジンの概略構成図である。 図1の車両用駆動装置に適用されるエンジン、トルクコンバータ、自動変速機の概略構成図及び制御系のブロック図を併記して示す図である。 図3に示す自動変速機の作動表である。 シフト操作装置の要部斜視図(a)及びシフト操作装置のシフトゲート(b)を併記して示す図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 変速制御に用いるマップの一例を示す図である。 ロックアップスリップ制御に用いるマップの一例を示す図である。 ロックアップ係合制御に用いるマップの一例を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
25 ロックアップクラッチ
3 自動変速機
100 ECU
201 エンジン回転数センサ
202 スロットル開度センサ
205 アクセル開度センサ
206 シフトポジションセンサ
300 油圧制御回路
301 ロックアップコントロールバルブ

Claims (12)

  1. エンジンと、変速機と、ロックアップクラッチとを備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチをスリップ制御するスリップ制御手段を備え、前記スリップ制御手段を作動させる領域として、前記エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮したスリップ制御領域が設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記こもり音発生タイミングは、車両走行状態が前記スリップ制御領域に入ってからこもり音が発生するまでの時間であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    車両走行状態が前記スリップ制御領域に入った時点でスリップ制御を開始し、前記こもり音発生タイミングに達した時点でスリップ制御を終了することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記こもり音発生タイミングが異なる複数のスリップ制御領域が設定されていること特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記スリップ制御領域は、車速及びスロットル開度をパラメータとして設定されており、当該スリップ制御領域は、通常設定されるスリップ制御領域に対し、低車速側及び/または高スロットル開度側に設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記スリップ制御領域は、車速及び駆動力をパラメータとして設定されており、当該スリップ制御領域は、通常設定されるスリップ制御領域に対し、低車速側及び/または高駆動力側に設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  7. エンジンと、変速機と、ロックアップクラッチとを備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチを係合制御する係合制御手段を備え、前記係合制御手段を作動させる領域として、前記エンジンの駆動に伴うこもり音発生タイミングを考慮した係合制御領域が設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  8. 請求項7記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記こもり音発生タイミングは、車両走行状態が前記係合制御領域に入ってからこもり音が発生するまでの時間であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  9. 請求項7または8記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    車両走行状態が前記係合制御領域に入った時点で係合制御を開始し、前記こもり音発生タイミングに達した時点で係合制御を終了することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記こもり音発生タイミングが異なる複数の係合制御領域が設定されていること特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記係合制御領域は、車速及びスロットル開度をパラメータとして設定されており、当該係合制御領域は、通常設定される係合制御領域に対し、低車速側及び/または高スロットル開度側に設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  12. 請求項7〜10のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
    前記係合制御領域は、車速及び駆動力をパラメータとして設定されており、当該係合制御領域は、通常設定される係合制御領域に対し、低車速側及び/または高駆動力側に設定されていることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
JP2008260517A 2008-10-07 2008-10-07 車両用駆動装置の制御装置 Expired - Fee Related JP4582233B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260517A JP4582233B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 車両用駆動装置の制御装置
DE112009002279.0T DE112009002279B4 (de) 2008-10-07 2009-09-24 Steuerung einer Fahrzeugantriebseinheit
PCT/JP2009/066523 WO2010041554A1 (ja) 2008-10-07 2009-09-24 車両用駆動装置の制御装置
CN200980139727.5A CN102171497B (zh) 2008-10-07 2009-09-24 车辆驱动单元的控制器
US13/060,445 US8641578B2 (en) 2008-10-07 2009-09-24 Controller of vehicle drive unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260517A JP4582233B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 車両用駆動装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010090958A true JP2010090958A (ja) 2010-04-22
JP4582233B2 JP4582233B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=42100508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008260517A Expired - Fee Related JP4582233B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 車両用駆動装置の制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8641578B2 (ja)
JP (1) JP4582233B2 (ja)
CN (1) CN102171497B (ja)
DE (1) DE112009002279B4 (ja)
WO (1) WO2010041554A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159149A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toyota Motor Corp 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP2016211686A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10124784B2 (en) * 2015-04-13 2018-11-13 Ford Global Technologies, Llc Method and system for controlling shifting of a vehicle in cruise control
JP2017020574A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 トヨタ自動車株式会社 電動車両の制御装置
JP6922757B2 (ja) * 2018-01-24 2021-08-18 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05322033A (ja) * 1992-05-19 1993-12-07 Mitsubishi Electric Corp 車両用自動変速機制御装置
JPH06193727A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Nippondenso Co Ltd ロックアップクラッチの制御装置
JPH08200493A (ja) * 1995-01-23 1996-08-06 Nippon Soken Inc 自動変速装置
JP2004019812A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Toyota Motor Corp 車両用駆動制御装置
JP2004044757A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Toyota Motor Corp 車両用駆動機構の制御装置
JP2008116053A (ja) * 2001-06-01 2008-05-22 Toyota Motor Corp 車両の総合制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3152073B2 (ja) * 1994-07-22 2001-04-03 トヨタ自動車株式会社 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JP3484836B2 (ja) * 1995-08-24 2004-01-06 トヨタ自動車株式会社 車両用直結クラッチのスリップ制御装置
JPH10122355A (ja) * 1996-10-14 1998-05-15 Denso Corp ロックアップクラッチ付き自動変速機の制御装置及びその自動変速機の制御方法
US6254581B1 (en) * 1998-09-18 2001-07-03 Creighton University Pleural cavity drainage device
JP3976225B2 (ja) * 2000-11-10 2007-09-12 本田技研工業株式会社 前後輪駆動車両の制御装置
JP3915714B2 (ja) 2003-02-28 2007-05-16 マツダ株式会社 変速機の制御装置
JP2004263875A (ja) 2004-04-01 2004-09-24 Mitsubishi Electric Corp 自動変速装置とスロットル弁の制御方法
JP4133989B2 (ja) * 2004-10-01 2008-08-13 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置
JP3921218B2 (ja) * 2004-11-25 2007-05-30 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2008057569A (ja) 2006-08-29 2008-03-13 Nissan Motor Co Ltd 車両のこもり音低減制御装置
JP5055990B2 (ja) 2006-12-08 2012-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置の制御装置
JP2008250517A (ja) 2007-03-29 2008-10-16 Sanden Corp 紙幣識別装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05322033A (ja) * 1992-05-19 1993-12-07 Mitsubishi Electric Corp 車両用自動変速機制御装置
JPH06193727A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Nippondenso Co Ltd ロックアップクラッチの制御装置
JPH08200493A (ja) * 1995-01-23 1996-08-06 Nippon Soken Inc 自動変速装置
JP2008116053A (ja) * 2001-06-01 2008-05-22 Toyota Motor Corp 車両の総合制御装置
JP2004019812A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Toyota Motor Corp 車両用駆動制御装置
JP2004044757A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Toyota Motor Corp 車両用駆動機構の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159149A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toyota Motor Corp 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP2016211686A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8641578B2 (en) 2014-02-04
DE112009002279T5 (de) 2012-01-19
DE112009002279B4 (de) 2021-04-22
JP4582233B2 (ja) 2010-11-17
CN102171497A (zh) 2011-08-31
CN102171497B (zh) 2014-05-28
US20110155534A1 (en) 2011-06-30
WO2010041554A1 (ja) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535115B2 (ja) 車両の制御装置
US8335621B2 (en) Vehicle control apparatus
JP4952812B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP3843935B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP5316697B2 (ja) 車両の制御装置
JP3843921B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP2004051023A (ja) 車両の制御装置
JP2008144738A (ja) 車両用動力出力装置の制御装置
US20090018757A1 (en) Control device for vehicle
JP4582233B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP4766100B2 (ja) 車両の制御装置
JP3876838B2 (ja) 車両用高加速時変速制御装置
JP2008128312A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2008045637A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2008267353A (ja) 車両の駆動制御装置
JP2008155773A (ja) 車両の制御装置
JP2010255823A (ja) 車両の変速制御装置
JP2011099337A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2004036802A (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP2009097603A (ja) 車両の制御装置
JP2011179584A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2010007767A (ja) 自動変速機の制御装置
JP6372501B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
JP2010281267A (ja) 車両のトルク制御装置
JP2004340202A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100816

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4582233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees