JP2010080875A - 打ち抜き装置、電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

打ち抜き装置、電子部品の実装装置及び実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キヤリアテープから電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃が周囲に飛散するのを防止した打ち抜き装置を提供する。
【解決手段】下面に開放した凹部106及び一端が上面に開口し他端が凹部106に連通する貫通孔12aが穿設された下金型12と、下金型12に対してキャリア3を挟んで上下方向に駆動可能に設けられ下降方向に駆動されたときに貫通孔12aに入り込んでキヤリアテープ3からTCPを打ち抜くポンチ11aを有する上金型11と、下金型12に設けられ上金型が下降してキヤリアテープ3からTCPを打ち抜いたときに発生する塵埃を周囲に飛散させずに吸引除去する第1の塵埃除去手段105を具備する。
【選択図】図8

Description

この発明はたとえば基板としての液晶表示パネルに実装される電子部品としてのTCP(Tape Carrier Package)をテープ状部材から打ち抜く打ち抜き装置、その打ち抜き装置が用いられた電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
基板としての液晶表示パネルを製造する場合、その液晶表示パネルに電子部品としてのTCPを実装装置によって実装するということが行われる。上記実装装置は箱型状の装置本体を有する。この装置本体内にはキヤリアテープから上記TCPを打ち抜く打ち抜き装置が設けられている。打ち抜き装置によって打ち抜かれたTCPは受け渡し手段を構成する受け体によって受け取られる。
上記受け体は打ち抜かれたTCPを所定の位置まで搬送し、その位置で所定角度ずつ間欠的に回転駆動されるインデックステーブルに設けられた複数の保持ヘッドに受け渡す。保持ヘッドは上下方向に駆動可能に設けられている。
インデックステーブルの保持ヘッドに受け渡されたTCPは、このインデックステーブルの間欠回転に応じて上記TCPの端子部を回転ブラシでクリーニングした後、実装位置に位置決めされる。その実装位置にはTCPが実装される基板がテーブル装置によって位置決めされて待機している。
そして、インデックステーブルの間欠回転によってTCPを保持した上記保持ヘッドが実装位置に位置決めされると、その保持ヘッドは下方向に駆動される。それによって、保持ヘッドに保持された上記TCPが基板の側辺部に実装されるようになっている。このような先行技術は特許文献1や特許文献2に開示されている。
従来は、基板の側辺部の全長にわたって異方性導電部材からなる粘着テープを貼着し、そこに上記TCPを所定間隔で実装するようにしていた。しかしながら、基板の側辺部の全長にわたって粘着テープを貼着したのでは、粘着テープのTCPが実装されない部分が無駄となったり、TCPが実装されていない部分に塵埃が付着するので好ましくないなどのことがある。
そこで、最近ではインデックステーブルの保持ヘッドに保持されたTCPの端子部を回転ブラシでクリーニングしたならば、その端子部に貼着装置によってTCPの端子部とほぼ同じ長さに切断された粘着テープを貼着する。
そして、粘着テープが貼着されたTCPを上記保持ヘッドから実装ヘッドに受け渡し、この実装ヘッドを基板の側辺部の上方に位置決めしてから下降させることで、実装ヘッドに保持された上記TCPを基板の側辺部に実装するということが行われている。
特開2002−305398号 特開2006−120929号
ところで、打ち抜き装置によってキヤリアテープからTCPを打ち抜くと、その際に塵埃が発生することが避けられず、その塵埃が装置本体の内部に浮遊するということがある。
塵埃が装置本体内を浮遊すると、その塵埃がTCPに貼着される前の粘着テープやTCPに貼着された粘着テープ、或いはTCPが実装される基板の側辺部の上面に設けられた端子の部分に付着するということがある。粘着テープや基板の端子に塵埃が付着している状態で、上記端子に上記TCPを実装すると、塵埃がTCPと基板の端子間に介在するから、TCPの実装不良を招くということがある。
この発明は、テープ状部材から電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃が周囲に飛散するのを防止することができるようにした打ち抜き装置、その打ち抜き装置が用いられた電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、テープ状部材から電子部品を打ち抜く打ち抜き装置であって、
下面に開放した凹部及び一端が上面に開口し他端が上記凹部に連通する貫通孔が穿設された下金型と、
この下金型に対して上記テープ状部材を挟んで上下方向に駆動可能に設けられ下降方向に駆動されたときに上記貫通孔に入り込んで上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜くポンチを有する上金型と、
上記下金型に設けられ上記上金型が下降して上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃を周囲に飛散させずに吸引除去する第1の塵埃除去手段と
を具備したことを特徴とする打ち抜き装置にある。
上記第1の塵埃除去手段は、上記下金型の上記凹部の一端に設けられこの凹部の他端に向かって気体を噴射する第1の気体吐出部と、上記凹部の他端に設けられ上記第1の気体吐出部から上記凹部に噴射された気体を上記凹部内の塵埃とともに吸引する第1の気体吸引部とによって構成されていることが好ましい。
上記第1の塵埃除去手段は、上記下金型の下方に設けられ上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生して上記凹部から落下する塵埃を所定方向に吹き流す気流を生じさせる第2の気体吐出部と、この第2の気体吐出部と対向する位置に設けられ上記第2の気体吐出部から噴射された気体を上記凹部から落下する塵埃とともに吸引する第2の気体吸引部とによって構成されていることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
装置本体と、
この装置本体の前後方向の一端部に設けられテープ状部材から上記電子部品を打ち抜く打ち抜き装置と、
この打ち抜き装置によって打ち抜かれた上記電子部品を受けて所定の位置まで搬送する受け渡し手段と、
この受け渡し手段によって搬送された電子部品を受けて保持する複数の保持ヘッドを有するインデックス手段と、
このインデックス手段の保持ヘッドに受け渡された上記電子部品に粘着テープを貼着する貼着装置と、
上記装置本体の前後方向の他端部に設けられ上記基板を受けて位置決めするテーブル装置と、
このテーブル装置によって位置決めされた上記基板に上記貼着装置で粘着テープが貼着された上記電子部品を実装する実装手段を具備し、
上記打ち抜き装置は請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記装置本体の上部から外部の気体を内部に導入し上記打ち抜き装置に沿って下方に流しその流れによって上記装置本体内に生じた塵埃を底部から排出する第2の塵埃除去手段が設けられていることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
装置本体の前後方向の一端部に設けられテープ状部材から上記電子部品を打ち抜く工程と、
上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃を吸引除去して周囲に飛散するのを阻止する工程と、
上記テープ状部材から打ち抜かれた上記電子部品を受けて所定の位置まで搬送する工程と、
所定の位置まで搬送された電子部品を受けてインデックス手段の保持ヘッドに受け渡す工程と、
上記インデックス手段の保持ヘッドに受け渡された上記電子部品に粘着テープを貼着する工程と、
上記装置本体の前後方向の他端部に設けられたテーブル装置に保持された上記基板に粘着テープが貼着された上記電子部品を実装する工程と、
上記装置本体の外部の気体を装置本体の上部から内部に導入して下方に流しその流れによって上記装置本体内に生じた塵埃を上記装置本体の底部から排出する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記装置本体の外部の気体を装置本体の上部から内部に導入して下方に流しその流れによって上記装置本体内に生じた塵埃を上記装置本体の底部から排出する工程を備えたことが好ましい。
この発明によれば、テープ状部材から電子部品を打ち抜いたときに塵埃が発生しても、その塵埃は周囲に飛散することなく、吸引除去される。
そのため、打ち抜き装置を実装装置に用いた場合、テープ状部材から電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃が打ち抜き装置の近くに位置する電子部品を基板に実装するための粘着テープや基板に付着するのを防止することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図7はこの発明の一実施の形態を示す。図1は実装装置の内部構造を示す平面図、図2は同じく側面図である。図1と図2に示すように、上記実装装置はクリーンルームに設置される箱型状の装置本体1を備えている。この装置本体1の前後方向後端側の幅方向中央部には後方へ突出した突出部2が形成されていて、この突出部2にはキヤリアテープ3から電子部品としてのTCP4を打ち抜くための第1の打ち抜き装置5Aと第2の打ち抜き装置5Bが装置本体1の幅方向の中心線O(図1に示す)に対して左右に対称に配置されている。
上記第1の打ち抜き装置5Aと第2の打ち抜き装置5Bは交互に稼動され、一方の打ち抜き装置5A又は5Bによって打ち抜かれたTCP4は一対の第1の受け渡し手段6A、6Bによって受け取られる。
すなわち、第1の打ち抜き装置5AによってTCP4を打ち抜いているときには第2の打ち抜き装置5Bが待機しており、第1の打ち抜き装置5Aに供給されるからTCP4を打ち抜き終わったときに、第2の打ち抜き装置5Bが稼動されて第1の打ち抜き装置5Aにキヤリアテープ3の新たな部分が供給される。それによって、キヤリアテープ3から打ち抜かれたTCP4は一対の第1の受け渡し手段6A,6Bに交互に供給されるようになっている。
上記第1、第2の打抜き装置5A,5Bは、図8に示すように下面にポンチ11aが設けられた上金型11と、上記ポンチ11aが入り込む貫通孔12aが上下方向に形成された下金型12を備えている。上記上金型11は下金型12の上面に設けられた複数のガイド11bに沿って上下動可能となっていて、駆動源13により上下方向に駆動されるようになっている。
上記上金型11が下降方向に駆動されたとき、上金型11と下金型12の間に通されたキヤリアテープ3は図示しない押え板によって下金型12の上面に押圧されてからポンチ11aによって打ち抜かれるようになっている。
上記キヤリアテープ3は供給リール14から繰り出され、複数のガイドローラ15によって方向変換され、一部が上記下金型12の上面に沿って平行に走行するようガイドされて巻き取りリール16に巻き取られるようになっている。
なお、供給リール14にはキヤリアテープ3を保護する保護テープ17がキヤリアテープ3と重ねて巻装されている。上記供給リール14からキヤリアテープ3とともに繰り出された保護テープ17とキヤリアテープ3に分離され、上記打抜き装置5A,5BによってTCP4が打抜かれたキヤリアテープ3と一緒に上記巻き取りリール16に巻き取られるようになっている。
上記第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bによってキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くと塵埃が発生する。そこで、上記第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bにはキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜いた際に発生する塵埃が周囲に飛散するのを防止する第1の塵埃除去手段105が設けられている。
上記第1の塵埃除去手段105は図8に示すように構成されている。すなわち、上記下金型12には下面に開放した凹部106が形成されている。上記貫通孔12aは一端を下金型12の上面に開口させ、他端を上記凹部106に開口させている。
上記凹部106の一側には第1の気体吐出部としての吐出口107がその一側のほぼ全長にわたって開口形成され、他側には第1の気体吸引部としての吸引口108が同じくその他側のほぼ全長にわたって形成されている。
上記吐出口107には送気ポンプ109が送気チューブ111を介して接続され、上記吸引口108には吸引ポンプ112が吸引チューブ113を介して接続されている。上記吐出口107からは矢印で示すように上記送気ポンプ109から圧送される清浄な気体が上記凹部106の一側の全長からほぼ均一な圧力で吐出される。なお、上記送気ポンプ109と吸引ポンプ112は装置本体1の外部に設置されている。
上記吐出口107から上記凹部106に吐出された気体は、上記吐出口107に対向する上記凹部106の他側に設けられた吸引口108に吸引され、吸引チューブ113を通じて上記吸引ポンプ112から排出される。
したがって、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜いた際に発生する塵埃が上記凹部106内に落下しても、その塵埃は吐出口107から凹部106内に吐出される気体とともに吸引口108に吸引されるから、上記凹部106から外部に飛散することなく除去されることになる。
一方の上記第1の受け渡し手段6Aが受けたTCP4は第1のインデックス手段18Aまで搬送され、この第1のインデックス手段18Aに設けられた保持ヘッド19に受け取られる。
他方の第1の受け渡し手段6Bが受けたTCP4は第2のインデックス手段18Bまで搬送され、この第2のインデックス手段18Bに設けられた保持ヘッド19に受け取られる。
上記第1、第2のインデックス手段18A,18Bは、図2に示すように第1のθ駆動源21によって周方向に90度間隔で間欠的に回転駆動されるインデックステーブル22を有する。各インデックステーブル22の下面には周方向に90度間隔で上記保持ヘッド19が設けられている。
それによって、上記一対の第1の受け渡し手段6A,6Bによって搬送されたTCP4は各インデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19によって吸着保持される。つまり、TCP4は第1の受け渡し手段6A,6Bからインデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19に受け渡される。インデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19がTCP4を受け取る受け取り位置を図1にAで示す。
なお、各インデックステーブル22の回転方向は図1に矢印で示すように逆方向となっている。
上記第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bによって打ち抜かれたTCP4は、各受け渡し手段6A,6Bのそれぞれの受け具24によって交互に受け取られる。この受け具24は上記下金型12に形成された凹部106に入り込む大きさであって、図2に矢印で示すX方向、つまり装置本体1の前後方向に沿って駆動されるXテーブル25にZθ駆動源23によって上下方向となるZ方向及び回転方向となるθ方向に駆動可能に設けられている。上記Xテーブル25は、X方向に沿って設けられたXガイド体26に移動可能に設けられ、図示しないリニアモータなどによって上記Xガイド体26に沿って駆動可能となっている。
一方の第1の受け渡し手段6Aの受け具24は、第1の打ち抜き装置5Aの上金型11が下降してキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くときに、図8に鎖線で示すように上昇して上記凹部106内に入り込み、TCP4を受けてその上面に吸引保持する。それによって、上記吐出口107から上記凹部106に吐出されて吸引口108に吸引される気体の流れによって受け具24の上面に保持されたTCP4が浮き上がったり、位置がずれるのが防止されるようになっている。
上記受け具24がTCP4を受けると下降した後、図1に矢印Xで示す装置本体1の前後方向及び矢印Yで示す幅方向に駆動され、上記受け具24の上面に保持されたTCP4の一端部が第1のインデックス手段18Aのインデックステーブル22の下面に周方向に90度間隔で設けられた4つの保持ヘッド19のうちの、上記受け取り位置Aに位置決めされた保持ヘッド19の下方に対向するよう駆動位置決めされる。
同様に、他方の第1の受け渡し手段6Bの受け具24は、TCP4を受けると第2のインデックス手段18Bのインデックステーブル22の下面に周方向に90度間隔で設けられた4つの保持ヘッド19のうちの、上記受け取り位置Aに位置決めされた保持ヘッド19の下方に対向するよう駆動位置決めされる。
位置決めされた受け具24はZθ駆動源23によって上昇方向に駆動された後、TCP4の吸着を解除する。それによって、受け具24に保持されたTCP4が上記インデックステーブル22に設けられた保持ヘッド19の下面に接触接近し、その状態でTCP4が上記受け具24から上記保持ヘッド19に受け渡されて吸着保持される。
TCP4が第1、第2のインデックス手段18A,18Bのインデックステーブル22に設けられた保持ヘッド19に受け渡されると、一対のインデックステーブル22は上記第1のθ駆動源21によって図1に矢印で示す逆方向にそれぞれ90度の角度で間欠的に回転駆動される。それによって、TCP4を吸着保持した各インデックステーブル22の保持ヘッド19は図1にBで示すブラッシング位置に位置決めされる。
上記受け具24からTCP4を受けた保持ヘッド19がインデックステーブル22とともに周方向に90度回転駆動されてブラッシング位置Bに位置決めされると、上記保持ヘッド19に保持された上記TCP4の端子部(図示せず)は図3に示す回転ブラシ28によってブラッシング、つまりクリーニングされる。それによって、端子部に付着した塵埃が除去される。なお、上記回転ブラシ28は図示しないモータに矢印Rで示す方向に回転駆動される。
上記回転ブラシ28の一部は洗浄容器29に収容された洗浄液Lに浸漬している。さらに、上記回転ブラシ28に対向する部分、つまりインデックステーブル22の径方向外方の部分は下面が開口した箱型のカバー30によって覆われている。このカバー30には図示しない吸引ポンプに連通する吸引チューブ30aが接続されている。それによって、カバー30の内部雰囲気が上記吸引チューブ30aによって排出されるようになっている。
上記回転ブラシ28、洗浄容器29及びカバー30は載置台27に載置されている。この載置台27は上下駆動源27aによって上下方向に駆動されるようになっている。
上記載置台27が上昇方向に駆動されて上記回転ブラシ28が矢印R方向に回転しながらTCP4の端子部に接触すると、その端子部に付着した塵埃が除去される。除去された塵埃は一部が矢印Sで示すように上記カバー30内に飛散し、残りは回転ブラシ28に付着する。カバー30内に飛散した塵埃は吸引チューブ30aによって吸引排出され、回転ブラシ28に付着した塵埃は洗浄容器29の洗浄液Lによって洗浄除去される。
したがって、TCP4の端子部に付着した塵埃を回転ブラシ28によって除去するようにしても、上記端子部から除去された塵埃が装置本体1の内部に浮遊する割合を大幅に減少させることができる。
TCP4の端子部が回転ブラシ28によってクリーニングされると、そのTCP4を保持した保持ヘッド19は、インデックステーブル22とともに周方向に90度回転駆動されて図1にCで示す貼着位置に位置決めされる。
貼着位置Cに位置決めされたTCP4は、第1、第2の貼着装置31A,31Bによって上記TCP4のクリーニングされた端子部に、その端子部と対応する長さに切断された異方性導電部材からなら粘着テープ32が後述するように貼着される。
上記第1、第2のインデックス手段18A,18B及び第1、第2の貼着装置31A,31Bは、第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bと同様、装置本体1の幅方向の中心線Oに対して左右対称に配置されている。
第1、第2のインデックス手段18A,18Bは第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bよりも装置本体1の幅方向外方に配置され、第1、第2の貼着装置31A,31Bは第1、第2のインデックス手段18A,18Bよりも幅方向外方に配置されている。
上記第1、第2の貼着装置31A,31Bは図2に示すように装置本体1内の底面に近い下部に配置された供給リール34を有する。この供給リール34には上記粘着テープ32が離型テープ35の一側面に貼着されて巻装されている。
離型テープ35の一側面に貼着された上記粘着テープ32は上記供給リール34から帯板状の支持ブロック33の板面に沿って上方にほぼ垂直に引き出され、第1のガイドローラ36によって粘着テープ32が上を向くよう水平方向に方向変換されて走行する。
図4に示すように、上記粘着テープ32が上記支持ブロック33に対向して垂直に走行する部分では、切断手段37を構成する駆動源37aによって二枚刃を有するカッタ37bが矢印で示す粘着テープ32に接近する方向に駆動されることで、その粘着テープ32に2本の切断線32aを所定間隔で形成する。なお、粘着テープ32が貼着された離型テープ35はカッタ37bによって切断されないよう、上記カッタ37bによる切込み量が設定されている。
上記粘着テープ32の2本の切断線32aによって他の部分と分離された部分、つまり抜き取り部分32bは切断手段37よりも上方に配置された抜き取り手段39によって抜き取られる。それによって、粘着テープ32は所定長さ、つまりTCP4に対応する長さに分離される。
上記抜き取り手段39は、駆動源39aと、この駆動源39aによって上記粘着テープ32に接離する方向に駆動される押圧部39bと、この押圧部39bによって上記抜き取り部分32bに押圧される除去テープ40を有する。
除去テープ40の一部が上記押圧部39bによって粘着テープ32の抜き取り部分32bに押圧されることで、この抜き取り部分32bが除去テープ40に貼着されて除去される。なお、除去テープ40は図示しない供給リールから繰り出され、同じく図示しない巻き取りリールによって所定長さずつ巻き取られるようになっている。
所定長さに分離された粘着テープ32は、図2に示すように離型テープ35とともに上記第1のガイドローラ36によって水平方向に方向変換されて走行し、上記第1のガイドローラ36に対して所定間隔で配置された第2のガイドローラ41によって下方に方向変換される。
上記離型テープ35の上記第1のガイドローラ36と第2のガイドローラ41との間の部分は、上記インデックステーブル22の貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19に保持されたTCP4のクリーニングされた端子部の下面を走行する。
上記離型テープ35は、図示しない駆動源によって開閉駆動及び同図にZで示す上下方向に往復駆動されるチャック機構42によって挟持されて所定長さずつ間欠的に搬送される。つまり、離型テープ35の所定長さに切断された粘着テープ32が貼着された部分はチャック機構42によって貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19の下方を水平に走行するようになっている。
上記離型テープ35がチャック機構42によって間欠的に搬送され、所定長さに分離された粘着テープ32が貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19に保持されたTCP4の端子部の下方に対向するよう位置決めされると、その粘着テープ32は押し上げ手段43によって加熱されながら上記TCP4に加圧貼着される。
上記押し上げ手段43は、駆動源44によって上昇方向に駆動される加圧体45を有する。この加圧体45は熱源となるヒータ45aが内蔵されている。そして、加圧体45が上昇方向に駆動されると、この加圧体45は離型テープ35を介して所定長さに分離された上記粘着テープ32を上記TCP4の端子部に加熱しながら加圧する。それによって、粘着テープ32がTCP4の端子部に貼着される。なお、粘着テープ32はヒータ45aによって加熱されることで粘着性が向上するから、TCP4の端子部に確実に貼着されることになる。
粘着テープ32がTCP4に貼着されると、図示しない離型ローラによってその粘着テープ32から離型テープ35が剥離される。剥離後、インデックステーブル22はさらに90度回転させられる。それによって、粘着テープ32が貼着されたTCP4を保持した保持ヘッド19は図1にDで示す受け渡し位置に位置決めされる。それと同時に、離型テープ35がチャック機構42によって搬送され、粘着テープ32の所定長さに切断された新たな部分が貼着位置CのTCP4に対向位置決めされる。なお、離型テープ35の粘着テープ32が貼着除去された部分は回収容器46に格納される。
粘着テープ32が貼着されて受け渡し位置Dに位置決めされたTCP4は、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bによってそれぞれ実装手段としての一対の実装ヘッド53にそれぞれ受け渡される。なお、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bから一対の実装ヘッド53へのTCP4の受け渡しは、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bの一方から一対の実装ヘッド53の一方に対して行った後、他方から他方の実装ヘッド53に対して行われる。つまり、TCP4は一対の実装ヘッド53に対して交互に受け渡されるようになっている。
図5に示すように、上記第2の受け渡し手段51A、51BはX方向に沿って配置されたXガイド体55を有する。このXガイド体55には可動体56が図示せぬ駆動源によって駆動可能に設けられている。この可動体56にはZ駆動源57が設けられている。このZ駆動源57の駆動軸57aは上下方向であるZ方向に駆動されるようになっていて、その先端には側面形状がL字状の受け具54が取り付けられている。
受け具54は、上記可動体56によってX方向に駆動され、その上面(吸着面)が上記受け渡し位置Dに位置決めされた保持ヘッド19に吸着保持されたTCP4の粘着テープ32が貼着されていない他端部に対向するよう位置決めされる。
ついで、受け具54は鎖線で示すようにZ方向上方に駆動されて上記TCP4の他端部の下面を吸着する。それと同時に、TCP4は保持ヘッド19による吸着保持が解除される。それによって、TCP4はインデックステーブル22の保持ヘッド19から受け具54に受け渡される。
TCP4を受けた受け具54が下降すると、可動体56は図5に矢印Xで示す方向に駆動され、鎖線で示す位置に位置決めされる。それによって、受け具54は、その移動方向の上方で待機した上記実装ヘッド53の下方に対向するよう位置決めされる。実装ヘッド53はX・Y・Z・θ駆動源58によってX、Y、Z及びθ方向に駆動されるようになっている。
上記実装ヘッド53の下方に上記受け具54が位置決めされると、実装ヘッド53は下降方向に駆動されて受け具54に吸着保持されたTCP4の粘着テープ32が貼着された一端部の上面を吸着する。それと同時に、上記受け具54による上記TCP4の吸着状態が解除される。それによって、TCP4が上記受け具54から実装ヘッド53に受け渡される。
TCP4を受けた実装ヘッド53は、図2に示すようにテーブル装置61の上面に吸着保持された基板Wの上記TCP4が実装される側部の上方に位置決めされる。実装ヘッド53と基板Wは図示しない撮像手段によって撮像され、その撮像手段からの撮像信号に基いて上記基板Wの実装位置の上方に上記TCP4が位置決めされるよう上記X・Y・Z・θ駆動源58によってX、Y及びθ方向に対して駆動される。
上記実装ヘッド53に吸着保持されたTCP4が基板Wの実装位置の上方に位置決めされると、上記実装ヘッド53は上記X・Y・Z・θ駆動源58によって下降方向に駆動される。それによって、実装ヘッド53に吸着保持されたTCP4が基板Wの側辺部に実装される。
このようにして、粘着テープ32が貼着された複数のTCP4が図1に鎖線で示すようにテーブル装置61の上面に吸着保持された基板Wの側辺部に対して所定間隔で順次実装される。
上記装置本体1内の前端部には一対のYガイドレール62が装置本体1の幅方向、つまりX方向と直交するY方向に沿って敷設されている。上記テーブル装置61は上記Yガイドレール62に移動可能に設けられていて、図示せぬ駆動源によってYガイドレール62に沿って駆動されるようになっている。
図1に示すように、上記装置本体1の前端部の幅方向の一側部には供給口64が開口形成されている。上記テーブル装置61がYガイドレール62に沿って上記装置本体1の幅方向の一側部に移動したとき、図1に鎖線で示す供給装置63が上記供給口64から装置本体1内の上記テーブル装置61に基板Wを供給するようになっている。
上記装置本体1の前端部の幅方向の他側部には排出口66が開口形成されている。上記テーブル装置61がYガイドレール62に沿って上記装置本体1の幅方向の他側部に移動したとき、図1に鎖線で示す排出装置65が上記排出口66から装置本体1内に入り込み、上記テーブル装置61の基板W、つまり側辺部に複数のTCP4が実装された基板Wを搬出するようになっている。
図6に示すように、上記装置本体1の両側部の上記供給口64と排出口66の上辺に対向する部位には、幅方向全長にわたって気体噴射手段としてのノズル体67が設けられている。ノズル体67には複数の噴射ノズル68が所定間隔で設けられ、これら噴射ノズル68から噴射される清浄な気体によって上記供給口64と排出口66にエアカーテンを形成する。それによって、装置本体1の外部から内部に塵埃を含む外気が入り込むのを防止している。
図1に示すように、上記装置本体1の中央部は一対の打ち抜き装置5A,5B、一対のインデックス手段18A,18B及びテーブル装置61によって囲まれた空間部71が形成されている。この空間部71は図7に示すように装置本体1の上下方向全長にわたって貫通している。
上記空間部71に対向する上記装置本体1の天井部には送気ユニット72が設けられている。この送気ユニット72は図2に示すようにHEPAフィルタ73及び送気ファン74を内蔵したケーシング75を有し、HEPAフィルタ73によって清浄化されたクリーンルーム内の気体(空気)が送気ファン74によって上記ケーシング75の下端面に形成された吹出口76から装置本体1内に所定の流速で供給されるようになっている。
上記吹出口76は装置本体1の幅方向(Y方向)に沿って細長く形成されている。それによって、上記吹出口76から装置本体1内に供給される気体(図7に白抜きの矢印Mで示す)は装置本体1内に設けられた一対の打ち抜き装置5A,5B、つまり上下一対の金型11、12に沿って上方から下方に流れるようになっている。
上記空間部71に対向する上記装置本体1の底部には、上記送気ユニット72とで第2の塵埃除去手段を構成する排気ユニット77が設けられている。この排気ユニット77は図2に示すようにケーシング78内に上記送気ユニット72から装置本体1の空間部71に供給された気体を吸引して排出する排気ファン79が設けられ、この排気ファン79によって吸引した装置本体1内の気体を下面の排気口80から外部に排出するようになっている。
上記送気ユニット72から供給された気体が上記空間部71内を所定の速度で流れて排気ユニット77から排出されると、その気体の流れによって装置本体1内には上記空間部71を流れる気流に向かう吸引力が発生する。その気流を図7に矢印Nで示す。
上記送気ユニット72から吐出されて排気ユニット77から排出される気流を主流とし、その主流の吸引力によって上記装置本体1内の雰囲気が上記主流に向かう空気流を誘引流という。
それによって、上記装置本体1内の上下一対の金型11、12でキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜く際に発生する塵埃、上記一対のインデックステーブル22でTCP4から回転ブラシ28によって除去された塵埃、或いは装置本体1内の各種の駆動部分から発生する塵埃など、装置本体1内で種々の原因によって発生する塵埃は、上記空間部71を上下方向に流れる気流M及び気流Mの吸引力によって発生する気流Nによって排気ユニット77から外部に排出されることになる。すなわち、装置本体1の中心部に塵埃が集まることで、塵埃が拡散して他の装置に付着するのが防止される。
図1に示すように、上記装置本体1の周壁のうち、たとえば幅方向の両側壁には開口部81が形成されている。各開口部81にはフィルタ82が設けられている。上記装置本体1の空間部71に気体が流れ、その気流Mによって吸引力が生じると、その吸引力によって装置本体1の外部の気体が上記フィルタ82で浄化された装置本体1内に導入されるようになっている。
装置本体1の側壁にフィルタ82を設けると、空間部71を流れる気流Mによって吸引力が発生すると、その吸引力によって装置本体1内には上記空間部71に向かう気流が発生し易くなる。つまり、気流Mの吸引力によって生じる気流Nの流量が増大する。それによって、装置本体1内で発生する塵埃が上記空間部71を流れる気流に巻き込まれ易くなる。
つまり、装置本体1内に種々の原因によって塵埃が発生しても、その塵埃は装置本体1内を浮遊することなく、空間部71を流れる気流Mと気流Nによって外部に排出され易くなる。また、吸引力によってフィルタ82からは浄化された気体が導入される。
それによって、装置本体1内で発生した塵埃が、第1、第2の貼着装置31A,31Bの供給リール34から繰り出された粘着テープ32、第1、第2の貼着装置31A,31BからTCP4に貼着された粘着テープ32、或いはテーブル装置61に保持された基板Wの上面などに付着するのが防止される。しかも、浄化された気体で塵埃が流されて常に清浄な状態を維持することができる。
上記構成の実装装置によれば、装置本体1内にはキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くことで、塵埃が発生する第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bが設けられている。また、装置本体1内にはTCP4の端子部に所定の長さに分断された粘着テープ32を貼着する前に、その端子部を回転ブラシ28でクリーニングすることで塵埃が発生する第1、第2のインデックス手段18A,18B、さらには塵埃が発生する虞のある種々の駆動機構が配置されている。
しかしながら、装置本体1内で塵埃が発生しても、装置本体1内の中心部に上下方向全長にわたって貫通形成された空間部71の上方から下方に向けて主流Mを流すようにしている。
そのため、上記空間部71を流れる主流Mによって装置本体1内には上記空間部71に向かう吸引力が発生し、その吸引力によって主流Mに向かう誘引流Nが発生するから、装置本体1内で発生した塵埃は主流Nによって周辺部から中心部に向かって流れ、その誘引流Nは中心部の空間部71を上下方向に流れる主流Mと合流して排気ユニット77から外部に排出される。
装置本体1内に設けられた一対の打ち抜き装置5A,5Bがキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜いた際に発生する塵埃は、下金型12の凹部106内に落下して第1の受け渡し手段6A,6Bの受け具24に吸着保持されたTCP4に付着し、そのTCP4が上記第1の受け渡し手段6A,6Bによって搬送されることで周囲に飛散したり、下面が開口した凹部106から外部に飛散するなどの虞がある。
しかしながら、上記下金型12の凹部106の一側には気体を吐出する吐出口107が形成され、他側には吐出口107から吐出された気体を吸引する吸引口108が形成されている。
そのため、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くことで発生する塵埃が凹部106内に落下してきても、その塵埃は吐出口107から吐出された気体とともに吸引口108に吸引されるから、上記塵埃が上記凹部106から外部に流出して粘着テープ32や基板Wに付着するということがない。
仮に、TCP4の打ち抜き時に生じる塵埃が凹部106から外部に流出しても、その塵埃は装置本体1内の中心部の上下方向全長にわたって貫通形成された空間部71を流れる主流Mによって外部に流出除去されるから、塵埃が下金型12の凹部106から外部に流出したとしても、粘着テープ32や基板Wに付着するのが防止される。
つまり、装置本体1内に塵埃が発生しても、その塵埃は装置本体1内の中心部の空間部71に向かって流れ、その空間部71から外部に排出されるから、装置本体1内で発生した塵埃が粘着テープ32や基板Wに付着し、基板Wとこの基板Wに実装されるTCP4との間に介在してTCP4の実装不良を招くのを確実に防止することができる。
装置本体1の両側壁にはフィルタ82を設け、空間部71を流れる主流Mによって吸引力が発生すると、その吸引力によって生じる誘引流Nに上記フィルタ82を通じて装置本体1の外部の気体を流入させ、空間部71を流れる主流Mに合流させるようにした。
つまり、空間部71を流れる気流Mによって吸引力が生じると、その吸引力によって生じる気流Nの流量が増大するばかりか、その気流Nが装置本体1内の周辺部から中心部に向かって流れるから、装置本体1内に浮遊する塵埃が上記空間部71を通じて外部に排出され易くなるということがある。
TCP4の端子部をクリーニングする回転ブラシ28を吸引チューブ30aが接続されたカバー30によって覆うようにした。そのため、回転ブラシ28がTCP4をクリーニングすることで塵埃が発生しても、その塵埃の一部はカバー30の内部から吸引チューブ30aに吸引されて排出される。そのため、回転ブラシ28のクリーニング作用によって塵埃が発生しても、その塵埃が装置本体1内に浮遊する量を減少させることができる。
回転ブラシ28はその一部が洗浄容器29の洗浄液Lに浸漬している。そのため、TCP4から除去された塵埃の一部が回転ブラシ28に付着していても、その塵埃が洗浄液Lによって洗浄除去されるから、そのことによっても回転ブラシ28から飛散して装置本体1内を浮遊する塵埃を減少させることができる。
図9はこの発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態は打ち抜き装置5A,5Bで発生する塵埃を除去する第1の塵埃除去手段105Aの変形例であって、上記下金型12の下方の一側には上下方向に所定の長さを有する第2の気体吐出部としての送気口体121が上記下金型12の一側の全長にわたって設けられている。
上記送気口体121には送気ポンプ122が接続されていて、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜いたときに上記下金型12の凹部106から落下する塵埃を上記下金型12の下方の他側に向かって吹き流すための気体を矢印で示すように吐出するようになっている。
上記下金型12の下方の他側には上記送気口体121から吐出された気体を吸引するとしての吸引口体123が上記送気口体121と対向して配置されている。この吸引口体123は上記送気口体121とほぼ同じ大きさに形成されていて、装置本体1の外部に配置された吸引ポンプ124に吸引チューブ123aを介して接続されている。
それによって、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くことで発生した塵埃が下金型12の凹部106から下方に落下してくると、その塵埃は送気口体121から吐出される気体とともに吸引口体123に吸引され、吸引ポンプ124の吐出側から装置本体1の外部に排出されることになる。
したがって、このような構成であっても、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜くことで発生した塵埃が装置本体1内を浮遊して粘着テープ32基板Wに付着するのを防止することができる。
上記実施の形態では装置本体内に打ち抜き装置、インデックス手段、貼着装置などをそれぞれ左右対称、つまり一対ずつ設けるようにしたが、TCPを実装する基板の大きさなどによっては打ち抜き装置、インデックス手段、貼着装置などが1組であってもよく、そのような場合であってもこの発明を適用することができる。
この発明の一実施の形態の実装装置の内部構造を示す平面図。 実装装置の内部構造を示す側面図。 保持ヘッドに保持されたTCPをブラッシング位置でクリーンニングする状態を示す側面図。 供給リールから離型テープに貼着されて繰り出された粘着テープを所定の長さに分断する状態を示す側面図。 受け渡し位置で粘着テープが貼着されたTCPを実装ヘッドに受け渡す状態を示す側面図。 装置本体の側壁の供給口と排出口が形成された部分の正面図。 装置本体内の空間部に気体を流したときに生じる気流を示す説明図。 打ち抜き装置の上金型が上昇した状態を一部断面して示す正面図。 この発明の他の実施の形態の打ち抜き装置の下金型の下方に設けられた第1の塵埃除去手段の概略的構成を示す正面図。
符号の説明
1…装置本体、3…キヤリアテープ、4…TCP(電子部品)、5A,5B…打ち抜き装置、6A,6B…第1の受け渡し手段、11…上金型、11a…ポンチ、12…下金型、12a…貫通孔、18A,18B…インデックス手段、19…保持ヘッド、22…インデックステーブル、31A,31B…貼着装置、32…粘着テープ、35…離型テープ、37…切断手段、51A,51B…第2の受け渡し手段、53…実装ヘッド(実装手段)、61…テーブル装置、63…供給装置、64…供給口、65…排出装置、66…排出口、67…ノズル体、71…空間部、72…送気ユニット、77…排気ユニット、105,105A…第1の塵埃除去手段、106…凹部、107…吐出口(第1の気体吐出部)、108…吸引口(第1の気体吸引部)、109,122…送気ポンプ、112,124…吸引ポンプ、121…送気口体(第2の気体吐出部)、123…吸引口体(第2の気体吸引部)。

Claims (7)

  1. テープ状部材から電子部品を打ち抜く打ち抜き装置であって、
    下面に開放した凹部及び一端が上面に開口し他端が上記凹部に連通する貫通孔が穿設された下金型と、
    この下金型に対して上記テープ状部材を挟んで上下方向に駆動可能に設けられ下降方向に駆動されたときに上記貫通孔に入り込んで上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜くポンチを有する上金型と、
    上記下金型に設けられ上記上金型が下降して上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃を周囲に飛散させずに吸引除去する第1の塵埃除去手段と
    を具備したことを特徴とする打ち抜き装置。
  2. 上記第1の塵埃除去手段は、上記下金型の上記凹部の一端に設けられこの凹部の他端に向かって気体を噴射する第1の気体吐出部と、上記凹部の他端に設けられ上記第1の気体吐出部から上記凹部に噴射された気体を上記凹部内の塵埃とともに吸引する第1の気体吸引部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の打ち抜き装置。
  3. 上記第1の塵埃除去手段は、上記下金型の下方に設けられ上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生して上記凹部から落下する塵埃を所定方向に吹き流す気流を生じさせる第2の気体吐出部と、この第2の気体吐出部と対向する位置に設けられ上記第2の気体吐出部から噴射された気体を上記凹部から落下する塵埃とともに吸引する第2の気体吸引部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の打ち抜き装置。
  4. 基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
    装置本体と、
    この装置本体の前後方向の一端部に設けられテープ状部材から上記電子部品を打ち抜く打ち抜き装置と、
    この打ち抜き装置によって打ち抜かれた上記電子部品を受けて所定の位置まで搬送する受け渡し手段と、
    この受け渡し手段によって搬送された電子部品を受けて保持する複数の保持ヘッドを有するインデックス手段と、
    このインデックス手段の保持ヘッドに受け渡された上記電子部品に粘着テープを貼着する貼着装置と、
    上記装置本体の前後方向の他端部に設けられ上記基板を受けて位置決めするテーブル装置と、
    このテーブル装置によって位置決めされた上記基板に上記貼着装置で粘着テープが貼着された上記電子部品を実装する実装手段を具備し、
    上記打ち抜き装置は請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置。
  5. 上記装置本体の上部から外部の気体を内部に導入し上記打ち抜き装置に沿って下方に流しその流れによって上記装置本体内に生じた塵埃を底部から排出する第2の塵埃除去手段が設けられていることを特徴とする請求項4記載の電子部品の実装装置。
  6. 基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
    装置本体の前後方向の一端部に設けられテープ状部材から上記電子部品を打ち抜く工程と、
    上記テープ状部材から上記電子部品を打ち抜いたときに発生する塵埃を吸引除去して周囲に飛散するのを阻止する工程と、
    上記テープ状部材から打ち抜かれた上記電子部品を受けて所定の位置まで搬送する工程と、
    所定の位置まで搬送された電子部品を受けてインデックス手段の保持ヘッドに受け渡す工程と、
    上記インデックス手段の保持ヘッドに受け渡された上記電子部品に粘着テープを貼着する工程と、
    上記装置本体の前後方向の他端部に設けられたテーブル装置に保持された上記基板に粘着テープが貼着された上記電子部品を実装する工程を
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
  7. 上記装置本体の外部の気体を装置本体の上部から内部に導入して下方に流しその流れによって上記装置本体内に生じた塵埃を上記装置本体の底部から排出する工程を備えた請求項6記載の電子部品の実装方法。
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