JP2012019189A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】TCPの端子部に貼着される粘着テープにめくれが生じないよう、端子部を確実に清掃することができるようにしたことにある。
【解決手段】装置本体1に設けられキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜く打ち抜き装置5A,5Bと、キヤリアテープからTCPを打ち抜く前に、キヤリアテープに設けられたTCPの端子側の面を清掃する噴射ノズル8と、装置本体に設けられ打ち抜き装置によってキヤリアテープから打ち抜かれたTCPを保持する複数の保持ヘッド19を有するインデックス手段18A,18Bと、インデックス手段の保持ヘッドに保持されたTCPに付着残留する汚れを清掃する第2の清掃手段91と、第2の清掃手段によって清掃されたTCPの端子側の面に粘着テープ32を貼着する貼着装置31A,31Bと、貼着装置で粘着テープが貼着されたTCPを基板に実装する実装ヘッドを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】装置本体1に設けられキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜く打ち抜き装置5A,5Bと、キヤリアテープからTCPを打ち抜く前に、キヤリアテープに設けられたTCPの端子側の面を清掃する噴射ノズル8と、装置本体に設けられ打ち抜き装置によってキヤリアテープから打ち抜かれたTCPを保持する複数の保持ヘッド19を有するインデックス手段18A,18Bと、インデックス手段の保持ヘッドに保持されたTCPに付着残留する汚れを清掃する第2の清掃手段91と、第2の清掃手段によって清掃されたTCPの端子側の面に粘着テープ32を貼着する貼着装置31A,31Bと、貼着装置で粘着テープが貼着されたTCPを基板に実装する実装ヘッドを具備する。
【選択図】 図2
Description
この発明はたとえば基板としての液晶表示パネルに電子部品としてのTCP(Tape Carrier Package)を実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
基板としての液晶表示パネルを製造する場合、その液晶表示パネルに電子部品としてのTCPを実装装置によって実装するということが行われる。上記実装装置は箱型状の装置本体を有する。この装置本体内にはキヤリアテープから上記TCPを打ち抜く打ち抜き装置が設けられている。打ち抜き装置によって打ち抜かれたTCPは受け渡し手段を構成する受け体によって受け取られる。
上記受け体は打ち抜かれたTCPを所定の位置まで搬送し、その位置で所定角度ずつ間欠的に回転駆動されるインデックステーブルに設けられた複数の保持ヘッドに受け渡されて吸着保持される。保持ヘッドは上下方向に駆動可能に設けられている。
インデックステーブルの保持ヘッドに受け渡されたTCPは、このインデックステーブルの間欠回転に応じて上記TCPの端子部を回転ブラシでクリーニングした後、実装位置に位置決めされる。その実装位置にはTCPが実装される基板がテーブル装置によって位置決めされて待機している。
そして、インデックステーブルの間欠回転によってTCPを保持した上記保持ヘッドが実装位置に位置決めされると、その保持ヘッドは下方向に駆動される。それによって、保持ヘッドに保持された上記TCPが基板の側辺部に実装されるようになっている。このような先行技術は特許文献1や特許文献2に開示されている。
従来は、基板の側辺部の全長にわたって異方性導電部材からなる粘着テープを貼着し、そこに上記TCPを所定間隔で実装するようにしていた。しかしながら、基板の側辺部の全長にわたって粘着テープを貼着したのでは、粘着テープのTCPが実装されない部分が無駄となったり、TCPが実装されていない部分に塵埃が付着するので好ましくないなどのことがある。
そこで、最近ではインデックステーブルの保持ヘッドに保持されたTCPの端子部を回転ブラシでクリーニングしたならば、インデックステーブルを所定角度回転させ、クリーニングされたTCPの端子部に貼着装置によってTCPの端子部とほぼ同じ長さに切断された粘着テープを貼着する。
そして、粘着テープが貼着されたTCPを上記保持ヘッドから実装ヘッドに受け渡し、この実装ヘッドを基板の側辺部の上方に位置決めしてから下降させることで、実装ヘッドに保持された上記TCPを基板の側辺部に実装するということが行われている。
上記TCPを基板に実装する前に、その端子部を回転ブラシでクリーニングして塵埃を除去してから粘着テープを貼着すれば、その粘着テープをTCPの端子部に剥がれ難い状態で確実に貼着することが可能となる。
ところで、TCPの端子部に粘着テープを貼着する前に、インデックス手段としてのインデックステーブルの保持ヘッドに保持されたTCPの端子部を回転する回転ブラシを接触させてクリーニングする場合、上記端子部に付着した汚れを確実かつ良好に除去できるようにするため、有機溶剤が用いられる。
つまり、上記回転ブラシの一部を有機溶剤が収容された容器に浸漬しておき、インデックステーブルによって電子部品が位置決めされた上記電子部品の端子部を、回転する上記回転ブラシによって清掃するようにしている。
しかしながら、最近ではタクトタイムを短縮して生産効率を向上させるために、インデックステーブルの回転を高速化する傾向にある。そのため、有機溶剤によって端子部を清掃してから、上記端子部に粘着テープを貼着するまでの時間が短くなるため、有機溶剤が十分に乾燥しない状態で、電子部品が粘着テープを貼着するポジションに搬送されてくるということがある。
そのため、そのような場合には上記粘着テープが電子部品の端子部に確実に貼着されず、捲れや剥がれの原因になるということがある。
しかも、電子部品の端子部を有機溶剤によって清掃した場合、電子部品が粘着テープを貼着するポジションに搬送されてきたときに有機溶剤が乾燥していても、端子部には塵埃を含む有機溶剤が乾燥した状態で付着残留している。
したがって、電子部品の端子部の有機溶剤が乾燥して付着残留する箇所に粘着テープを貼着しても、その貼着が確実に行なわれなかったり、端子部と粘着テープとの間に塵埃が入り込み、接触不良の原因になるなどのことがある。
この発明は、電子部品の端子部が清掃されてから粘着テープが貼着されるまでの時間を、インデックス手段の回転速度に大きな影響を受けることなく長くすることができ、しかも端子部の清掃に有機溶剤を用いた場合であっても、端子部に乾燥して付着残留する有機溶剤を良好に除去することができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
装置本体と、
この装置本体に設けられキヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く打ち抜き装置と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を清掃する第1の清掃手段と、
上記装置本体に設けられ上記打ち抜き装置によって上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品を保持する複数の保持ヘッドを有するインデックス手段と、
このインデックス手段の上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを清掃する第2の清掃手段と、
この第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する貼着装置と、
この貼着装置で粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する実装手段と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装装置にある。
装置本体と、
この装置本体に設けられキヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く打ち抜き装置と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を清掃する第1の清掃手段と、
上記装置本体に設けられ上記打ち抜き装置によって上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品を保持する複数の保持ヘッドを有するインデックス手段と、
このインデックス手段の上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを清掃する第2の清掃手段と、
この第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する貼着装置と、
この貼着装置で粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する実装手段と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記第1の清掃手段は上記キヤリアテープに有機溶剤を塗布する塗布手段であって、
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることが好ましい。
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることが好ましい。
上記第1の清掃手段はブラシであって、このブラシは振動発生器によって振動させられるようになっていることが好ましい。
上記第1の清掃手段は上記キヤリアテープにプラズマガスを照射するプラズマ照射手段であって、
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることが好ましい。
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることが好ましい。
上記第2の清掃手段は外周面に摺接部材が設けられた回転体を有し、上記電子部品の端子側の面は上記回転体の上記摺接部材によって擦られることが好ましい。
上記第2の清掃手段は外周面に上記電子部品の端子側の面を擦る摺接部材が設けられた回転体を有し、この回転体は振動発生器によって振動させられることが好ましい。
上記第2の清掃手段は上記インデックス手段の保持ヘッドに保持された上記電子部品に接触させられて走行するテープ状部材であることが好ましい。
上記回転体は、外周面の軸方向両端部が他の部分よりも大径に形成されていることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
キヤリアリアテープから上記電子部品を打ち抜く工程と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を第1の清掃手段によって清掃する工程と、
清掃されて上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品をインデックス手段の保持ヘッドによって保持する工程と、
上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを第2の清掃手段によって清掃する工程と、
第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する工程と、
粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する工程と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装方法にある。
キヤリアリアテープから上記電子部品を打ち抜く工程と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を第1の清掃手段によって清掃する工程と、
清掃されて上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品をインデックス手段の保持ヘッドによって保持する工程と、
上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを第2の清掃手段によって清掃する工程と、
第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する工程と、
粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する工程と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、電子部品の端子部が第1の清掃手段によって清掃されてから、インデックス手段の粘着テープを貼着するポジションに搬送されるまでの時間を長くすることができるから、第1の清掃手段で有機溶剤を用いて清掃した場合には電子部品がインデックス手段の粘着テープを貼着するポジションに搬送されるまでに有機溶剤を確実に乾燥させることができ、さらに電子部品に粘着テープを貼着する前に第2の清掃手段によって電子部品に付着残留する汚れを除去するため、粘着テープを電子部品に確実に貼着することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図9はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1は実装装置の内部構造を示す平面図、図2は同じく側面図である。図1と図2に示すように、上記実装装置はクリーンルームに設置される箱型状の装置本体1を備えている。この装置本体1の前後方向後端側の幅方向中央部には後方へ突出した突出部2が形成されていて、この突出部2にはテープ状部材としてのキヤリアテープ3から電子部品としてのTCP4を打ち抜くための第1の打ち抜き装置5Aと第2の打ち抜き装置5Bが装置本体1の幅方向の中心線O(図1に示す)に対して左右に対称に配置されている。
図1乃至図9はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1は実装装置の内部構造を示す平面図、図2は同じく側面図である。図1と図2に示すように、上記実装装置はクリーンルームに設置される箱型状の装置本体1を備えている。この装置本体1の前後方向後端側の幅方向中央部には後方へ突出した突出部2が形成されていて、この突出部2にはテープ状部材としてのキヤリアテープ3から電子部品としてのTCP4を打ち抜くための第1の打ち抜き装置5Aと第2の打ち抜き装置5Bが装置本体1の幅方向の中心線O(図1に示す)に対して左右に対称に配置されている。
つまり、上記キヤリアテープ3には所定間隔で上記TCP4が形成されていて、そのTCP4が上記第1の打ち抜き装置5A或いは第2の打ち抜き装置5Bによって打ち抜かれるようになっている。
上記第1の打ち抜き装置5Aと第2の打ち抜き装置5Bは交互に稼動され、一方の打ち抜き装置5A又は5Bによって打ち抜かれたTCP4は一対の第1の受け渡し手段6A、6Bによって受け取られる。
すなわち、第1の打ち抜き装置5AによってTCP4を打ち抜いているときには第2の打ち抜き装置5Bが待機しており、第1の打ち抜き装置5Aに供給されるキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜き終わったときに、第2の打ち抜き装置5Bが稼動されて第1の打ち抜き装置5Aにキヤリアテープ3の新たな部分が供給される。それによって、キヤリアテープ3から打ち抜かれたTCP4は一対の第1の受け渡し手段6A,6Bに交互に供給されるようになっている。
上記第1、第2の打抜き装置5A,5Bは、図2に示すように下面にポンチ11aが設けられた上金型11と、上記ポンチ11aが入り込む貫通孔12aが上下方向に形成された下金型12を備えている。上記上金型11は駆動源13によって矢印で示す上下方向に駆動されるようになっている。
上記キヤリアテープ3は供給リール14から繰り出され、複数のガイドローラ15によって方向変換され、一部が上記下金型12の上面に沿って平行に走行するようガイドされて巻き取りリール16に巻き取られるようになっている。
なお、供給リール14にはキヤリアテープ3を保護する保護テープ17がキヤリアテープ3と重ねて巻装されている。上記供給リール14からキヤリアテープ3とともに繰り出された保護テープ17はキヤリアテープ3と分離され、上記打抜き装置5A,5BによってTCP4が打抜かれたキヤリアテープ3と一緒に上記巻き取りリール16に巻き取られるようになっている。
上記キヤリアテープ3の一方の面には、このキヤリアテープ3に形成されたTCP4の端子(図示せず)が設けられている。上記キヤリアテープ3の上記TCP4の端子が設けられた一方の面は、キヤリアテープ3から上記TCP4を上記第1の打ち抜き装置5A或いは第2の打ち抜き装置5Bによって打ち抜く前に、第1の清掃手段としての噴射ノズル8から噴射されるエチルアルコール、IPA(イソ・プロピル・アルコール)或いはアセトンなどの有機溶剤によって清掃される。
この実施の形態では、上記噴射ノズル8は図2において上記キヤリアテープ3が上下一対のガイドローラ15によって上方から下方に向かって垂直に走行する部分に対向して配置されている。
上記噴射ノズル8よりも、上記キヤリアテープ3の走行方向下流側には、このキヤリアテープ3の一方の面に噴射された有機溶剤を早期に乾燥させるための清浄空気や不活性ガスなどの気体を噴射するための乾燥ノズル9が配置されている。
それによって、上記キヤリアテープ3の一方の面は、上記噴射ノズル8から噴射される有機溶剤によって清掃された後、その一方の面に付着残留する有機溶剤が乾燥ノズル9からの気体によって乾燥させられる。その結果、キヤリアテープ3の一方の面には有機溶剤が固化して粉末状となって付着残留する。
上記第1の打ち抜き装置5A或いは第2の打ち抜き装置5Bによって打ち抜かれて一方の上記第1の受け渡し手段6Aが受けたTCP4は、第1のインデックス手段18Aまで搬送され、この第1のインデックス手段18Aに設けられた保持ヘッド19に受け渡される。
他方の第1の受け渡し手段6Bが受けたTCP4は第2のインデックス手段18Bまで搬送され、この第2のインデックス手段18Bに設けられた保持ヘッド19に受け渡される。
上記第1、第2のインデックス手段18A,18Bは、図2に示すように第1のθ駆動源21によって周方向に90度間隔で間欠的に回転駆動されるインデックステーブル22を有する。各インデックステーブル22の下面には周方向に90度間隔で複数の上記保持ヘッド19が設けられている。
それによって、上記一対の第1の受け渡し手段6A,6Bによって搬送されたTCP4は各インデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19によって吸着保持される。つまり、TCP4は第1の受け渡し手段6A,6Bからインデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19に受け渡される。インデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19がTCP4を受け取る受け取り位置を図1にAで示す。
なお、各インデックステーブル22の回転方向は図1に矢印で示すように逆方向となっている。
なお、各インデックステーブル22の回転方向は図1に矢印で示すように逆方向となっている。
上記第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bによって打ち抜かれたTCP4は、各受け渡し手段6A,6Bのそれぞれの受け具24によって交互に受け取られる。この受け具24は図2に矢印で示すX方向、つまり装置本体1の前後方向に沿って駆動されるXテーブル25にZθ駆動源23によって上下方向となるZ方向及び回転方向となるθ方向に駆動可能に設けられている。上記Xテーブル25は、X方向に沿って設けられたXガイド体26に移動可能に設けられ、図示しないリニアモータなどによって上記Xガイド体26に沿って駆動可能となっている。
一方の第1の受け渡し手段6Aの受け具24は、第1の打ち抜き装置5AからTCP4を受けると、図1に矢印Xで示す装置本体1の前後方向及び矢印Yで示す幅方向に駆動され、上記受け具24の上面に保持されたTCP4の一端部が第1のインデックス手段18Aのインデックステーブル22の下面に周方向に90度間隔で設けられた4つの保持ヘッド19のうちの、上記受け取り位置Aに位置決めされた保持ヘッド19の下方に対向するよう駆動位置決めされる。
同様に、他方の第1の受け渡し手段6Bの受け具24は、TCP4を受けると第2のインデックス手段18Bのインデックステーブル22の下面に周方向に90度間隔で設けられた4つの保持ヘッド19のうちの、上記受け取り位置Aに位置決めされた保持ヘッド19の下方に対向するよう駆動位置決めされる。
位置決めされた受け具24はZθ駆動源23によって上昇方向に駆動される。それによって、受け具24に保持されたTCP4が上記インデックステーブル22に設けられた保持ヘッド19の下面に接近して接触し、その状態でTCP4が上記受け具24から上記保持ヘッド19に受け渡されて吸着保持される。
TCP4が第1、第2のインデックス手段18A,18Bのインデックステーブル22に設けられた保持ヘッド19に受け渡されると、一対のインデックステーブル22は上記第1のθ駆動源21によって図1に矢印で示す逆方向にそれぞれ90度の角度で間欠的に回転駆動される。それによって、TCP4を吸着保持した各インデックステーブル22の保持ヘッド19は図1にBで示す清掃位置に位置決めされる。
上記受け具24からTCP4を受けた保持ヘッド19がインデックステーブル22とともに周方向に90度回転駆動されて清掃位置Bに位置決めされると、上記保持ヘッド19に保持された上記TCP4の端子部4a(図7及び図9(a)〜(d)に示す)は後述する第2の清掃手段91によって清掃され、この端子部4aに付着して粉末状に固化した有機溶剤が除去される。
つまり、清掃前に端子部4aに付着していた有機物などの汚れは、第1の清掃手段の噴射ノズル8によって噴射供給された有機溶剤によって分解されてから乾燥し、粉末状になって端子部4aに付着た後、第2の清掃手段91によって端子部4aから除去されるようになっている。
上記保持ヘッド19に保持された上記TCP4は、上記第2の清掃手段91によってクリーニングされる前と、クリーンニングされた後で、後述する位置決め手段92によって上記保持ヘッド19に対する保持位置が一定になるよう位置決めされる。
TCP4の端子部4aが上記第2の清掃手段91によってクリーニングされてから、上記位置決め手段92によって位置決めされると、そのTCP4を保持した保持ヘッド19は、インデックステーブル22とともに周方向に90度回転駆動されて図1にCで示す貼着位置に位置決めされる。
貼着位置Cに位置決めされたTCP4は、第1、第2の貼着装置31A,31Bによって上記TCP4の上記第1の清掃手段であり、しかも塗布手段である噴射ノズル8と、第2の清掃手段91によって清掃された端子部4aに、その端子部4aと対応する長さに切断された異方性導電部材からなら粘着テープ32が後述するように貼着される。
上記第1、第2のインデックス手段18A,18B及び第1、第2の貼着装置31A,31Bは、第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bと同様、装置本体1の幅方向の中心線Oに対して左右対称に配置されている。
第1、第2のインデックス手段18A,18Bは第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bよりも装置本体1の幅方向外方に配置され、第1、第2の貼着装置31A,31Bは第1、第2のインデックス手段18A,18Bよりも幅方向外方に配置されている。
上記第1、第2の貼着装置31A,31Bは図2に示すように装置本体1内の底面に近い下部に配置された供給リール34を有する。この供給リール34には上記粘着テープ32が離型テープ35の一側面に貼着されて巻装されている。
離型テープ35の一側面に貼着された上記粘着テープ32は上記供給リール34から帯板状の支持ブロック33の板面に沿って上方にほぼ垂直に引き出され、第1のガイドローラ36によって粘着テープ32が上を向くよう水平方向に方向変換されて走行する。
図3に示すように、上記粘着テープ32が上記支持ブロック33に対向して垂直に走行する部分では、切断手段37を構成する駆動源37aによって二枚刃を有するカッタ37bが矢印で示す粘着テープ32に接近する方向に駆動されることで、その粘着テープ32に2本の切断線32aを所定間隔で形成する。
なお、粘着テープ32が貼着された離型テープ35はカッタ37bによって切断されないよう、上記カッタ37bによる切込み量が設定されている。
なお、粘着テープ32が貼着された離型テープ35はカッタ37bによって切断されないよう、上記カッタ37bによる切込み量が設定されている。
上記粘着テープ32の2本の切断線32aによって他の部分と分離された部分、つまり抜き取り部分32bは切断手段37よりも上方に配置された抜き取り手段39によって抜き取られる。それによって、粘着テープ32は所定長さ、つまりTCP4に対応する長さに分離される。
上記抜き取り手段39は、駆動源39aと、この駆動源39aによって上記粘着テープ32に接離する方向に駆動される押圧部39bと、この押圧部39bによって上記抜き取り部分32bに押圧される除去テープ40を有する。
除去テープ40の一部が上記押圧部39bによって粘着テープ32の抜き取り部分32bに押圧されることで、この抜き取り部分32bが除去テープ40に貼着されて除去される。なお、除去テープ40は図示しない供給リールから繰り出され、同じく図示しない巻き取りリールによって所定長さずつ巻き取られるようになっている。
所定長さに分断された粘着テープ32は、図2に示すように離型テープ35とともに上記第1のガイドローラ36によって水平方向に方向変換されて走行し、上記第1のガイドローラ36に対して所定間隔で配置された第2のガイドローラ41によって下方に方向変換される。
上記離型テープ35の上記第1のガイドローラ36と第2のガイドローラ41との間の部分は、上記インデックステーブル22の貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19に保持されたTCP4の清掃された端子部4aの下面に対向して走行する。
上記離型テープ35は、図示しない駆動源によって開閉駆動及び同図にZで示す上下方向に往復駆動されるチャック機構42によって挟持されて所定長さづつ間欠的に搬送される。つまり、離型テープ35の所定長さに切断された粘着テープ32が貼着された部分はチャック機構42によって貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19の下方を水平に走行するようになっている。
上記離型テープ35がチャック機構42によって間欠的に搬送され、所定長さに分離された粘着テープ32が貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド19に保持されたTCP4の端子部4aの下方に対向するよう位置決めされると、その粘着テープ32は押し上げ手段43によって加熱されながら上記TCP4に加圧貼着される。
上記押し上げ手段43は、駆動源44によって上昇方向に駆動される加圧体45を有する。この加圧体45は熱源となるヒータ45aが内蔵されている。そして、加圧体45が上昇方向に駆動されると、この加圧体45は離型テープ35を介して所定長さに分離された上記粘着テープ32を上記TCP4の端子部4aに加熱しながら加圧する。
それによって、所定長さに分離された粘着テープ32はTCP4の端子部4aに貼着される。なお、粘着テープ32はヒータ45aによって加熱されることで粘着性が向上するから、TCP4の端子部4aに確実に貼着されることになる。
粘着テープ32がTCP4に貼着されると、図示しない離型ローラによってその粘着テープ32から離型テープ35が剥離される。剥離後、インデックステーブル22はさらに90度回転させられる。
それによって、粘着テープ32が貼着されたTCP4を保持した保持ヘッド19は図1にDで示す受け渡し位置に位置決めされる。それと同時に、離型テープ35がチャック機構42によって搬送され、粘着テープ32の所定長さに切断された新たな部分が貼着位置CのTCP4に対向位置決めされる。なお、離型テープ35の粘着テープ32が貼着除去された部分は回収容器46に格納される。
粘着テープ32が貼着されて受け渡し位置Dに位置決めされたTCP4は、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bによってそれぞれ実装手段としての一対の実装ヘッド53に受け渡される。
なお、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bから一対の実装ヘッド53へのTCP4の受け渡しは、一対の第2の受け渡し手段51A、51Bの一方から一対の実装ヘッド53の一方に対して行った後、他方から他方の実装ヘッド53に対して行われる。つまり、TCP4は一対の実装ヘッド53に対して交互に受け渡されるようになっている。
図4に示すように、各第2の受け渡し手段51A、51BはX方向に沿って配置されたXガイド体55を有する。このXガイド体55には可動体56が図示せぬ駆動源によって駆動可能に設けられている。この可動体56にはZ駆動源57が設けられている。このZ駆動源57の駆動軸57aは上下方向であるZ方向に駆動されるようになっていて、その先端には側面形状がL字状の受け具54が取り付けられている。
受け具54は、上記可動体56によってX方向に駆動され、その上面(吸着面)が上記受け渡し位置Dに位置決めされた保持ヘッド19に吸着保持されたTCP4の粘着テープ32が貼着されていない他端部に対向するよう位置決めされる。
ついで、受け具54は鎖線で示すようにZ方向上方に駆動されて上記TCP4の他端部の下面を吸着する。それと同時に、TCP4は保持ヘッド19による吸着保持が解除される。それによって、TCP4はインデックステーブル22の保持ヘッド19から受け具54に受け渡される。
TCP4を受けた受け具54が下降すると、可動体56は図4に矢印Xで示す方向に駆動され、鎖線で示す位置に位置決めされる。それによって、受け具54は、その移動方向の上方で待機した上記実装ヘッド53の下方に対向するよう位置決めされる。実装ヘッド53はX・Y・Z・θ駆動源58によってX、Y、Z及びθ方向に駆動されるようになっている。
上記実装ヘッド53の下方に上記受け具54が位置決めされると、実装ヘッド53は下降方向に駆動されて受け具54に吸着保持されたTCP4の粘着テープ32が貼着された一端部の上面を吸着する。それと同時に、上記受け具54による上記TCP4の吸着状態が解除される。それによって、TCP4は上記受け具54から実装ヘッド53に受け渡される。
TCP4を受けた実装ヘッド53は、図2に示すようにテーブル装置61の上面に吸着保持された基板Wの上記TCP4が実装される側部の上方に位置決めされる。実装ヘッド53と基板Wは図示しない撮像手段によって撮像され、その撮像手段からの撮像信号に基いて上記基板Wの実装位置の上方に上記TCP4が位置決めされるよう、上記X・Y・Z・θ駆動源58によってX、Y及びθ方向に対して駆動される。
上記実装ヘッド53に吸着保持されたTCP4が基板Wの実装位置の上方に位置決めされると、上記実装ヘッド53は上記X・Y・Z・θ駆動源58によって下降方向に駆動される。それによって、実装ヘッド53に吸着保持されたTCP4が基板Wの側辺部に実装される。
このようにして、粘着テープ32が貼着された複数のTCP4が図1に鎖線で示すようにテーブル装置61の上面に吸着保持された基板Wの側辺部に対して所定間隔で順次実装される。
上記装置本体1内の前端部には一対のYガイドレール62が装置本体1の幅方向、つまりX方向と直交するY方向に沿って敷設されている。上記テーブル装置61は上記Yガイドレール62に移動可能に設けられていて、図示せぬ駆動源によってYガイドレール62に沿って駆動されるようになっている。
図1に示すように、上記装置本体1の前端部の幅方向の一側部には供給口64が開口形成されている。上記テーブル装置61がYガイドレール62に沿って上記装置本体1の幅方向の一側部に移動したとき、図1に鎖線で示す供給装置63が上記供給口64から装置本体1内の上記テーブル装置61に基板Wを供給するようになっている。
上記装置本体1の前端部の幅方向の他側部には排出口66が開口形成されている。上記テーブル装置61がYガイドレール62に沿って上記装置本体1の幅方向の他側部に移動したとき、図1に鎖線で示す排出装置65が上記排出口66から装置本体1内に入り込み、上記テーブル装置61の基板W、つまり側辺部に複数のTCP4が実装された基板Wを搬出するようになっている。
図5に示すように、上記装置本体1の両側部の上記供給口64と排出口66の上辺に対向する部位には、幅方向全長にわたって気体噴射手段としてのノズル体67が設けられている。ノズル体67には複数の噴射ノズル68が所定間隔で設けられ、これら噴射ノズル68から噴射される清浄な気体によって上記供給口64と排出口66にエアカーテンを形成する。それによって、装置本体1の外部から内部に塵埃を含む外気が入り込むのを防止している。
図1に示すように、上記装置本体1の中央部は一対の打ち抜き装置5A,5B、一対のインデックス手段18A,18B及びテーブル装置61によって囲まれた空間部71が形成されている。この空間部71は図6に示すように装置本体1の上下方向全長にわたって貫通している。
上記空間部71に対向する上記装置本体1の天井部には送気ユニット72が設けられている。この送気ユニット72は図2に示すようにHEPAフィルタ73及び送気ファン74を内蔵したケーシング75を有し、HEPAフィルタ73によって清浄化されたクリーンルーム内の気体(空気)が送気ファン74によって上記ケーシング75の下端面に形成された吹出口76から装置本体1内に所定の流速で供給されるようになっている。
上記吹出口76は装置本体1の幅方向(Y方向)に沿って細長く形成されている。それによって、上記吹出口76から装置本体1内に供給される気体(図6に白抜きの矢印Mで示す)は装置本体1内に設けられた一対の打ち抜き装置5A,5B、つまり上下一対の金型11、12に沿って上方から下方に流れるようになっている。
上記空間部71に対向する上記装置本体1の底部には、上記送気ユニット72とで塵埃除去手段を構成する排気ユニット77が設けられている。この排気ユニット77は図2に示すようにケーシング78内に上記送気ユニット72から装置本体1の空間部71に供給された気体を吸引して排出する排気ファン79が設けられ、この排気ファン79によって吸引した装置本体1内の気体を下面の排気口80から外部に排出するようになっている。
上記送気ユニット72から供給された気体が上記空間部71内を所定の速度で流れて排気ユニット77から排出されると、その気体の流れによって装置本体1内には上記空間部71を流れる気体に向かう吸引力が発生する。吸引力によって発生する気流を図6に矢印Nで示す。
上記送気ユニット72から吐出されて排気ユニット77から排出される気流を主流とし、この主流の吸引力によって装置本体1内の上記主流に向かう雰囲気の流れを誘引流とする。
それによって、上記装置本体1内の上下一対の金型11、12でキヤリアテープ3からTCP4を打ち抜く際に発生する塵埃、上記一対のインデックステーブル22でTCP4から上記第2の清掃手段91によって除去された塵埃、或いは装置本体1内の各種の駆動部分から発生する塵埃など、装置本体1内で種々の原因によって発生する塵埃は、上記空間部71を上下方向に流れる主流M及び主流Mの吸引力によって発生する誘引流Nによって排気ユニット77から外部に排出されることになる。すなわち、装置本体1内の中心部に塵埃が集まることで、塵埃が拡散して他の装置に付着するのを防止することができる。
図1に示すように、上記装置本体1の周壁のうち、たとえば幅方向の両側壁には開口部81が形成されている。各開口部81にはフィルタ82が設けられている。上記装置本体1の空間部71に気体が流れ、その気流Mによって吸引力が生じると、その吸引力によって装置本体1の外部の気体が上記フィルタ82で浄化された装置本体1内に導入されるようになっている。
装置本体1の側壁にフィルタ82を設けると、空間部71を流れる主流Mによって吸引力が発生することで、その吸引力によって装置本体1内には上記空間部71に向かう誘引流Nが発生し易くなる。つまり、主流Mの吸引力によって生じる誘引流Nの流量が増大する。それによって、装置本体1内で発生する塵埃が上記空間部71を流れる気流に巻き込まれ易くなる。
つまり、装置本体1内に種々の原因によって塵埃が発生しても、その塵埃は装置本体1内を浮遊することなく、空間部71を流れる主流Mと誘引流Nによって外部に排出され易くなる。また、吸引力によってフィルタ82からは浄化された気体が導入される。
それによって、装置本体1内で発生した塵埃が、第1、第2の貼着装置31A,31Bの供給リール34から繰り出された粘着テープ32、第1、第2の貼着装置31A,31BからTCP4に貼着された粘着テープ32、或いはテーブル装置61に保持された基板Wの上面などに付着するのが防止される。しかも、浄化された気体で塵埃が流されて常に清浄な状態を維持することができる。
上記第2の清掃手段91は図7に示すように平板状の上下可動体93を有する。この上下可動体93は駆動源としてのリニアモータ94によって、上記清掃位置Bの下方で上下方向に駆動されるようになっている。なお、リニアモータ94は上記上下可動体93を任意の高さ位置で位置決めできるようになっている。
上記上下可動体93の上面には支持容器95が設けられている。この支持容器95は図8に示すように上面が開口し、この開口部分には外周面に比較的厚手の布地などからなる摺接部材96が装着された回転体97が設けられている。この回転体97は、軸線が水平になるよう、その支軸97aの両端部が上記支持容器95の側壁に設けられた軸受97bに回転可能に支持されている。
上記回転体97は、図7に示すように上記各インデックス手段18A,18Bの保持ヘッド19に保持されたTCP4が上記清掃位置Bに位置決めされたとき、このTCP4の図示しないリードが設けられた一端部分の端子部4aの真下に位置し、しかも上記TCP4の幅方向に対して軸線が平行になるよう位置決めされる。
図8に示すように、上記支持容器95に支持された回転体97に装着された摺接部材96の径方向の下方の部分は、上記支持容器95内に設けられたクリーニングブラシ98に接触している。それによって、上記回転体97の外周面に後述するように付着した塵埃が上記クリーニングブラシ98によって除去されて支持容器95内に落下堆積するようになっている。
図7に示すように、上記上下可動体93の上面の、上記支持容器95よりもインデックス手段18A,18B側の部分には回転駆動源102が設けられている。この回転駆動源102の出力軸に設けられた駆動プーリ103と、上記回転体97の一方の支軸97aに設けられた従動プーリ104との間にはベルト105が張設されている。したがって、上記回転駆動源102が作動すれば、上記回転体97は図7に矢印で示す時計方向に回転駆動されるようになっている。
そして、上記上下可動体93を上記リニアモータ94によって上昇させ、上記回転体97を上記清掃位置Bに位置決めされた保持ヘッド19に保持されたTCP4のリードが設けられた部分の下面に接触させれば、このTCP4の下面は回転駆動される回転体97の外周面に設けられた摺接部材96に擦られて清掃されるようになっている。
上記上下可動体93の上面の、支持容器95を挟んで上記回転駆動源102と反対側の部分には上述した上記位置決め手段92を構成する駆動手段としてのシリンダ107が支持体108に支持されて設けられている。このシリンダ107は、その軸線を水平にし、しかも上記回転体97の径方向上端よりも上方に位置させている。
上記シリンダ107のロッド107aの先端には上記TCP4の幅寸法とほぼ同じ長さに形成された矩形板状の押圧部材109が取り付けられている。この押圧部材109は上記清掃位置Bに位置決めされたTCP4が上記回転体97によって清掃される前と、清掃された後で、上記TCP4を押圧して上記保持ヘッド19に対して位置決めするようになっている。
すなわち、図9(a)に示すように、TCP4を上記回転体97によって清掃する前に、回転体97の摺接部材96がTCP4に接触せずに、押圧部材109が保持ヘッド19に保持されたTCP4と対応する高さになるよう上記リニアモータ94によって上下可動体93を下降位置から第1の上昇位置H1まで上昇させる。
上下可動体93を第1の上昇位置まで上昇させたならば、図9(b)に示すようにシリンダ107を作動させて押圧部材109を前進させる。それによって、押圧部材109は保持ヘッド19に保持されたTCP4の端面を押圧するから、TCP4は端面が保持ヘッド19の端面に対して図9(a)にδで示すようにずれていても、これら両者の端面が一致するよう、TCP4が保持ヘッド19に対して位置決めされる。つまり、保持ヘッド19はTCP4を吸着保持しているから、押圧部材109によって押圧することでTCP4を保持ヘッド19に対して位置決めすることが可能である。
TCP4を清掃前に位置決めしたならば、図9(c)に示すように上記押圧部材109を後退させた後、上記上下可動体93を第1の上昇位置H1からさらに上昇させて、上記回転体97の径方向の上端側が保持ヘッド19に保持されたTCP4の下面に接触する高さ、つまり第2の高さ位置H2まで上昇させる。このとき、シリンダ107も回転体97と一緒に上昇する。
上記回転体97は上下可動体93が第1の高さ位置H1から第2の高さ位置H2に上昇駆動されるときに、回転駆動源102によって図9(c)に矢印で示す時計方向に回転させられる。したがって、上下可動体93が第2の高さ位置に位置決めされることで、保持ヘッド19に保持されたTCP4の下面のリードが設けられた端子部4aが上記回転体97の外周面に設けられた摺接部材96によって擦られて清掃されることになる。
つまり、TCP4を保持ヘッド19に対して位置決めしてから、このTCP4を第2の清掃手段91を構成する回転体97の摺接部材96で清掃するようにしている。そのため、保持ヘッド19に保持されたTCP4を、この保持ヘッド19に対して予め所定の位置になるよう設定された回転体97の摺接部材96によって確実に清掃することが可能となる。
なお、回転体97の外周面に設けられた摺接部材96に付着した塵埃は、支持容器95内に設けられた上記クリーニングブラシ98に擦られて除去されるようになっている。
上記保持ヘッド19に保持されたTCP4には、上記回転体97の回転力によって上記押圧部材109により押圧される方向と逆方向の摩擦力が作用する。そのため、TCP4は上記保持ヘッド19の下面で上記摩擦力の方向、つまり図9(a)に示すように位置ずれすることがある。
そこで、回転体97による清掃が終了したならば、上下可動体93を第2の高さ位置H2から第1の高さ位置H1まで下降させて回転体97を停止させてから、図9(d)に示すように上記シリンダ107を作動させて上記押圧部材109を再度、前進方向に駆動する。
それによって、保持ヘッド19の下面に保持されたTCP4は上記押圧部材109によって再度、上記保持ヘッド19に対して位置決めされる。つまり、回転体97でTCP4を清掃することで、TCP4が回転体97の摩擦力で位置ずれが生じても、その位置ずれが補正されることになる。
回転体97の摩擦力によって上記保持ヘッド19に保持されたTCP4に生じる位置ずれの方向は、上記押圧部材109によって押圧される方向と逆方向である。そのため、回転体97による清掃でTCP4に位置ずれが生じても、その位置ずれは上記押圧部材109によってTCP4の端部を押圧することで、修正することができる。
したがって、TCP4を清掃位置Bで清掃した後、貼着位置Cで所定長さに分断された粘着テープ32を上記TCP4の下面に貼着する際、上記保持ヘッド19に位置ずれのない状態で保持された上記TCP4は上記貼着位置Cに精密に位置決めされることになるから、このTCP4に対して上記粘着テープ32を位置ずれが生じることなく確実に貼着することができる。
それによって、上記TCP4を基板Wに実装する際、TCP4に貼着された粘着テープ32の位置ずれによる実装不良を招くのを防止することができる。
すなわち、上述した実施の形態では、TCP4を基板Wに実装する前であって、しかも上記TCP4が第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bによってキヤリアテープ3から打ち抜かれる前に、このキヤリアテープ3に形成されたTCP4の端子が設けられる一側面に、第1の清掃手段を構成する噴射ノズル8によって有機溶剤を噴射するようにした。
それによって、上記キヤリアテープ3の一側面に付着した有機物が有機溶剤によって分解除去される。そして、分解除去された有機溶剤は上記噴射ノズル8よりもキヤリアテープ3の走行方向下流側に設けられた乾燥ノズル9から噴射される気体によって乾燥させられる。
しかも、TCP4が打ち抜かれる前のキヤリアテープ3に有機溶剤を噴射して有機物を分解除去するようにしているため、キヤリアテープ3からTCP4が打ち抜かれ、そのTCP4が受け渡し位置Aでインデックステーブル22の保持ヘッド19に受け渡された後、第2の清掃手段91によって清掃される清掃位置Bに搬送位置決めされるまでに、十分な時間を確保することができる。
そのため、キヤリアテープ3から打ち抜かれたTCP4に付着した有機溶剤は、清掃位置Bに搬送位置決めされるまでに十分に乾燥して粉末状に固化するから、TCP4の端子部4aが上記清掃位置Bで、第2の清掃手段91の回転体97に設けられた摺接部材96によって擦られることで、上記端子部4aに付着した塵埃を含む粉末状の有機溶剤が確実に除去されることになる。つまり、TCP4の端子部4aが良好に清掃されることになる。
したがって、インデックステーブル22の保持ヘッド19に保持されたTCP4が清掃位置Bから貼着位置Cに搬送されると、TCP4の端子部4aには所定長さに切断された粘着テープ32が第1、第2の貼着装置31A,31Bによって捲れなどの接着不良を招くことなく、確実に、しかも強固に貼着されることになる。
なお、上記第2の清掃手段91が設けられた装置本体1内には、図6に矢印MとNで示すように空間部71から排気ユニット77に向かって気体が流れている。そのため、噴射ノズル8によってキヤリアテープ3に噴射供給された有機溶剤は装置本体1内を流れる矢印MとNで示す気体の流れによっても乾燥が助長されることになる。
すなわち、TCP4の端子部4aを清掃するための有機溶剤を、第1の清掃手段の噴射ノズル8によってTCP4を打ち抜く前のキヤリアテープ3に噴射供給するようにしている。そのため、インデックステーブル22の回転速度を遅くするなどしてTCP4が貼着位置Cに搬送位置決めされるまでの時間を遅らせるよう調整することなく、TCP4の端子部4aに粘着テープ32を確実に接着することができるから、生産性の低下を招くことなく、TCP4の端子部4aの清掃を確実に行なうことが可能となる。
上記第2の清掃手段91で、保持ヘッド19に保持されたTCP4を押圧部材109によって位置決めする際、押圧部材109が保持ヘッド19の側面に圧接するまでTCP4の端面を上記押圧部材109で押圧して上記TCP4を位置決めするようにした。
そのため、TCP4の一端部は保持ヘッド19の下端面(吸着面)から突出することなく保持されるから、その一端部に粘着テープ32を貼着する際、その一端部を撓ませることなく行なうことができる。それによって、TCP4の一端部に粘着テープ32を位置ずれが生じるようなことなく、確実に貼着することができる。
しかも、押圧部材109を保持ヘッド19の側面に圧接させてTCP4を位置決めするため、保持ヘッド19に対するTCP4の位置決めを、上記押圧部材109によって正確に行なうことができるということもある。
図10(a)、(b)はこの発明の第1の清掃手段の変形例を示す第2の実施の形態である。この第2の実施の形態では有機溶剤を第1の実施の形態の噴射ノズル8に代わり、一側面が開口した容器状の保持体111内に有機溶剤を含浸させることのできるスポンジなどの弾性部材112が、一端部を上記保持体111の開口面から突出させて収容されている。
上記保持体111には給液管113が接続されていて、この給液管113によって上記弾性部材112に有機溶剤が供給されるようになっている。
上記保持体111は開口面をキヤリアテープ3に形成されたTCP4の端子部4aが設けられた一側面に対向して配置されている。そして、保持体111は、その一側面から突出した弾性部材112の一端部を上記キヤリアテープ3の一側面に接触させて配置される。
上記弾性部材112はキヤリアテープ3に形成されたTCP4の幅方向全長に接触する幅寸法を有している。
なお、保持体111を図示せぬ駆動源によって上記キヤリアテープ3の一側面に対して接離する方向に駆動可能に設け、キヤリアテープ3の一側面を清掃するときにだけ、その一側面に弾性部材112が接触するよう、上記保持体111を駆動位置決めするようにしてもよい。
上記キヤリアテープ3の弾性部材112が接触した部分の他側面には、キヤリアテープ3が弾性部材112に押圧されることで、大きく撓むのを防止するための押さえ部材114が設けられている。押さえ部材114はキヤリアテープ3を傷付けることがない、樹脂などによって形成されている。
このような構成によれば、キヤリアテープ3の一側面に接触する弾性部材112によってキヤリアテープ3の一側面に有機溶剤を厚さにむらなく均一に供給塗布することができる。
つまり、噴射ノズル8によってキヤリアテープ3に有機溶剤を供給する第1の実施の形態に比べてキヤリアテープ3の一側面に有機溶剤を確実に供給塗布することが可能となるから、キヤリアテープ3に供給塗布された有機溶剤の乾燥を均一に、しかも短時間で行なうことができる。
なお、弾性部材112は2つに分割し、キヤリアテープ3に形成されたTCP4の幅方向両端部だけに接触させるようにしてもよい。それによって、端子部4aの少なくとも長手方向の両端部だけは確実に清掃することができるから、上記端子部4aに貼着された粘着テープ32の両端部が捲れるのを防止することができる。
図11(a),(b)はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は第2の実施の形態の変形例であって、キヤリアテープ3に有機溶剤を供給するために、弾性部材112に代わって保持体111の開口部分にブラシ116を設け、保持体111に供給された有機溶剤を上記ブラシ116によってキヤリアテープ3の側面に供給するようにしたものである。
この第3の実施の形態においても、ブラシ116を端子部4aの長手方向幅両端部だけに接触させるようにしてもよい。
図12はこの発明の第1の清掃手段の変形例を示す第4の実施の形態である。この実施の形態は、キヤリアテープ3の側面の幅方向の両端部、つまり端子部4aの長手方向の両端部を有機溶剤に代わってプラズマ照射手段としての一対の大気圧プラズマ発生装置117によって生成されたプラズマガスである活性種を照射し、その活性種の剥離作用によってキヤリアテープ3の端子部4aが設けられた側面を清掃するようにした。
なお、上記大気圧プラズマ発生装置117は窒素ガスなどの気体が供給される管体118と、この管体118内に同心状に挿通された導電体119及びこの導電体119に高周波電圧を印加する高周波電源120によって構成されていて、導電体119に通電することで、この導電体119と上記管体118との間で生じる放電によって管体118内に供給された気体が励起されて活性種が発生するようになっている。
そして、一対の大気圧プラズマ発生装置117はそれぞれの管体118の先端を上記キヤリアテープ3に形成されたTCP4の端子部4aの幅方向両端部に対向させて配置される。
したがって、上記管体118の先端から流出する活性種はキヤリアテープ3に形成された端子部4aの両端部を照射するから、その照射領域に付着した有機物などの汚れが分解除去されることになる。
活性種によって分解除去された有機物などの汚れの一部はキヤリアテープ3に付着残留するから、キヤリアテープ3からTCP4を打ち抜いた後、このTCP4の端子部4aは第1の実施の形態と同様、第2の清掃手段91によって清掃される。
それによって、TCP4の端子部4aには粘着テープ32を捲くれのない状態で確実に貼着することが可能となる。
なお、活性種によるキヤリアテープ3の照射は、端子部4aの両端部に対応する部分だけでなく、端子部4aの長手方向全長にわたって照射するようにしてもよい。
図13はこの発明の第1の清掃手段の変形例を示す第5の実施の形態である。この実施の形態はキヤリアテープ3が巻装された供給リール14を第1の実施の形態に示された第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bに装着する前に清掃するためのチャンバ121を有する。このチャンバ121には減圧ポンプ122が接続されていて、この減圧ポンプ122によってチャンバ121内が減圧されるようになっている。
上記チャンバ121には輸送管123の一端が接続されている。この輸送管123の中途部には放電管124が設けられ、他端からは窒素ガスなどの気体が供給されるようになっている。
上記放電管124には、マイクロ波導波管125に形成されたスリット126が対向している。マイクロ波導波管125にはマイクロ波発生部127で発生したマイクロ波が導入され、上記スリット126に対向した上記放電管124を照射する。それによって、放電管124内にプラズマが生成され、そのプラズマによって放電管124内を流れる気体が励起されて活性種が発生するから、その活性種が上記チャンバ121内に導入される。
したがって、上記チャンバ121内に第1、第2の打ち抜き装置5A,5Bに装着される前の供給リール14を収容しておけば、この供給リール14に巻装されたキヤリアテープ3が活性種によって清掃されることになる。
なお、キヤリアテープ3が供給リール14に巻装された状態では、キヤリアテープ3の側面の全体に活性種を確実に照射できない虞があるから、そのような場合には図示しないが、チャンバ121内で供給リール14に巻装されたキヤリアテープ3を他の供給リールに巻き変えながらキヤリアテープ3に活性種を照射するようにすればよい。
図14(a)、(b)はこの発明の図11に示す第1の清掃手段の変形例を示す第6の実施の形態である。すなわち、保持体111のブラシ116が設けられた面と反対側の面には図14(b)に示すように超音波振動子などの振動発生器131が設けられている。
上記振動発生器131は、上記保持体111を図14(a)に矢印で示す方向、つまりTCP4の端子部4aに所定の間隔、たとえば数十μmの間隔で設けられた多数の端子4bの配置方向と交差する方向、つまり端子4bの長手方向に沿って振動させるようになっている。なお、図14(a)では、複数のTCP4のうちの1つのTCP4にだけに端子4bを図示している。
上記ブラシ116を構成するブラシ毛は、上記端子部4aに設けられた隣り合う端子4bの間隔よりも細いものが用いられている。
このような構成によれば、上記端子部4aを清掃する際、上記ブラシ116を構成するブラシ毛は上記端子部4aの端子4b間に確実に入り込み、上記振動発生器131によって隣り合う端子4bの間隔の長手方向に沿う方向に振動する。
したがって、上記端子部4aの端子4aの表面は勿論のこと、隣り合う端子4a間の隙間も、給液管113から供給される有機溶剤が上記隙間に入り込んだブラシ116のブラシ毛を伝わって確実に入り込むから、上記隙間の清掃を確実に行なうことが可能となる。
図15はこの発明の第2の清掃手段に用いられる回転体の変形例を示す第7の実施の形態である。この実施の形態では、回転体97Aの外周面に装着される摺接部材96厚さ寸法を、上記回転体97Aの軸方向の両端部が他の部分よりも厚くなる厚手部96aとした。つまり、上記回転体97Aは軸方向の両端部4aが他の部分よりも大径に形成されている。
なお、軸方向両端部の厚手部96aと、一対の厚手部96aの間の部分との厚さの差はTCP4に設けられる端子の厚さの半分程度である、10〜15μm程度であることが好ましい。
このような構成の回転体97Aを用いた第2の清掃手段91によってTCP4を清掃すれば、そのTCP4の端子部4aの長手方向の両端部が厚手部96aによって他の部分よりも強く擦られて清掃されることになる。つまり、端子部4aの長手方向の両端部の清掃を他の部分よりも確実に行なうことができる。
したがって、端子部4aに貼着された粘着テープ32は、その両端部が端子部4aからめくれ難くなるということがある。
また、第2の清掃手段としては布などの材料によって形成されたテープ状部材を、インデックステーブルの保持ヘッドに保持されて位置決めされたTCPの端子部に接触させて走行させるようにしてもよい。その場合、上記テープ状部材は供給ローラから繰り出して巻き取りローラに巻き取らせるとともに、中途部を上記TCPに接触させるようにすればよい。
図16はこの発明の第2の清掃手段の変形例を示す第8の実施の形態である。この実施の形態では、図8に示す支持容器95の回転体97を回転可能に支持する一対のアーム部95aに、このアーム部95aを介して上記回転体97を振動させる超音波振動子などの振動発生器132を設けるようにした。
このようにすれば、上記回転体97の摺接部材96は振動しながらTCP4の端子部4aを擦ることになるから、上記回転体97の摺接部材96によるTCP4の清掃をより一層、良好に行なうことが可能となる。
上記回転体97を、上記振動発生器132によって上記TCP4の端子部4aの端子の長手方向に沿っての振動方向させれば、隣り合う端子間に付着した汚れを、これらの端子間から良好に排出除去することができる。
図17(a),(b)はこの発明の第2の清掃手段の変形例を示す第9の実施の形態である。この実施の形態では、回転体97は軸方向の両端が閉塞された中空状であって、この回転体の内周面には、軸方向に沿って所定長さを有する超音波振動子などの複数の振動発生器、この実施の形態では8つの振動発生器132を、周方向に沿って所定間隔で設けるようにしている。
このような構成であっても、上記回転体97はTCP4の端子部4aを振動しながら擦ることになるから、上記TCP4の清掃を良好に行なうことができる。
なお、この第9の実施の形態において、回転体97の内周面に設けられる振動発生器132の数は1つ以上であればよい。
1…装置本体、3…キヤリアテープ、4…TCP(電子部品)、5A,5B…打ち抜き装置、6A,6B…第1の受け渡し手段、8…噴射ノズル(第1の清掃手段)、11…上金型、12…下金型、18A,18B…インデックス手段、19…保持ヘッド、22…インデックステーブル、31A,31B…貼着装置、32…粘着テープ、53…実装ヘッド(実装手段)、91…第2の清掃手段、92…位置決め手段、93…上下可動体、96…摺動部材(第2の清掃手段)、97…回転体(第2の清掃手段)、112…弾性部材(第1の清掃手段)、116…ブラシ(第1の清掃手段)、117…大気圧プラズマ発生装置(第1の清掃手段)、121…チャンバ(第1の清掃手段)、132…振動発生器。
Claims (9)
- 基板の側辺部に電子部品を実装する実装装置であって、
装置本体と、
この装置本体に設けられキヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く打ち抜き装置と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を清掃する第1の清掃手段と、
上記装置本体に設けられ上記打ち抜き装置によって上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品を保持する複数の保持ヘッドを有するインデックス手段と、
このインデックス手段の上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを清掃する第2の清掃手段と、
この第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する貼着装置と、
この貼着装置で粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する実装手段と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装装置。 - 上記第1の清掃手段は上記キヤリアテープに有機溶剤を塗布する塗布手段であって、
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。 - 上記第1の清掃手段はブラシであって、このブラシは振動発生器によって振動させられるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子部品の実装装置。
- 上記第1の清掃手段は上記キヤリアテープにプラズマガスを照射するプラズマ照射手段であって、
上記第2の清掃手段は上記電子部品の端子側の面に乾燥して付着残留した上記有機溶剤を擦り落とす構成であることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。 - 上記第2の清掃手段は外周面に摺接部材が設けられた回転体を有し、上記電子部品の端子側の面は上記回転体の上記摺接部材によって擦られることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電子部品の実装装置。
- 上記第2の清掃手段は外周面に上記電子部品の端子側の面を擦る摺接部材が設けられた回転体を有し、この回転体は振動発生器によって振動させられることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
- 上記第2の清掃手段は上記インデックス手段の保持ヘッドに保持された上記電子部品に接触させられて走行するテープ状部材であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電子部品の実装装置。
- 上記回転体は、外周面の軸方向両端部が他の部分よりも大径に形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の電子部品の実装装置。
- 基板の側辺部に電子部品を実装する実装方法であって、
キヤリアリアテープから上記電子部品を打ち抜く工程と、
上記キヤリアテープから上記電子部品を打ち抜く前に、このキヤリアテープに設けられた上記電子部品の端子側の面を第1の清掃手段によって清掃する工程と、
清掃されて上記キヤリアテープから打ち抜かれた上記電子部品をインデックス手段の保持ヘッドによって保持する工程と、
上記保持ヘッドに保持された上記電子部品に付着残留する汚れを第2の清掃手段によって清掃する工程と、
第2の清掃手段によって清掃された上記電子部品の上記端子側の面に粘着テープを貼着する工程と、
粘着テープが貼着された上記電子部品を上記基板に実装する工程と
を具備したことを特徴とする特徴とする電子部品の実装方法。
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