JP2010060022A - 防振ブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】こじり方向における小さなばね定数と軸直角方向における高いばね定数を維持しながら、筒状ホルダに対する圧入保持性を損なうことなく、コストを低減する。
【解決手段】内筒12の軸方向中央部に第1膨出部18を形成するとともに、外筒14の軸方向中央部を外方側に膨出させて第2膨出部20を形成し、第2膨出部20の内周面の凹面部20Aと第1膨出部18の外周面の凸面部18Aとの間にゴム状弾性体からなる防振基体16を介設する。外筒14の外周面に、筒状ホルダ3内に圧入固定されるゴム状弾性体からなる圧入弾性部26を覆設し、圧入弾性部の外周面26Aを円柱面状に形成するとともに、該円柱面状の外周面に筒状ホルダ3によって圧縮されることで抜け力を高めるための凸部30を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のサスペンション装置などに組み込まれて使用される防振ブッシュに関するものである。
従来より、自動車のサスペンション装置においては、車体とサスペンションとの連結部位等に、振動減衰、緩衝などを目的として防振ブッシュが使用されている。かかる防振ブッシュは、一般に、内筒等の軸部材と、該軸部材の外側に間隔をおいて配置された外筒と、前記軸部材と外筒との間に介設されて両者を弾性的に結合するゴム状弾性体からなる防振基体とを備えてなる。
ところで、この種のサスペンション装置に用いられる防振ブッシュにおいては、乗り心地性と操縦安定性を向上させるために、軸直角方向と軸方向におけるばね定数は大きくしつつ、ねじり方向やこじり方向におけるばね定数を小さくすることが求められる。
このような要求に対し、軸直角方向におけるばね定数を大きくしつつ、こじり方向におけるばね定数を小さくするため、内筒の軸方向中央部に軸直角方向に膨出する膨出部を設けた、いわゆるバルジタイプの防振ブッシュが開発されている(下記特許文献1,2参照)。
また、下記特許文献3には、バルジタイプの防振ブッシュの更なる改良を目的として、内筒の軸方向中央部に外周面が凸状球面をなす膨出部を設けた上で、外筒を、外周面の径が軸方向で一定のストレート筒状に形成するとともに、前記凸状球面を取り囲む軸方向中央部の内周面部分を凸状球面と同心状の凹状球面に凹設した構成が提案されている。この構成によれば、こじり方向におけるばね定数を十分に低減しながら、外筒の外周面をストレート筒状としたので、リンクの筒状ホルダとの間で圧入のための十分な軸方向寸法を確保することができ、筒状ホルダからの抜け力を向上することができる。
特開平09−100859号公報 特開平09−100861号公報 特開2008−89127号公報
上記特許文献3に記載の構成では、外筒の外周面をストレート筒状としつつ、内周面に凹状球面を設けるために、外筒を切削加工により作製する必要があり、コスト高となる問題がある。
なお、上記特許文献2には、内筒と外筒との間に中間筒(インターリング)を設けた構成を前提として、上記外筒を設ける代わりに、防振基体を、中間筒の外周に所定幅で形成するとともに、その左右両側縁に径方向に突出する一対のフランジを形成して、これら一対のフランジ間の防振基体の外周に筒状ホルダを圧入固定させることが開示されている(図3)。しかしながら、同文献は、あくまで中間筒を設けることで軸直角方向の剛性をより高くすることを意図したものであって、中間筒の外周側のゴム状弾性体は防振基体として機能するものであり、本発明を示唆するものではない。
本発明は、こじり方向における小さなばね定数と軸直角方向における高いばね定数を維持しながら、しかも、リンクの筒状ホルダに対する圧入保持性を損なうことなく、コストを低減することができる防振ブッシュを提供することを目的とする。
本発明に係る防振ブッシュは、軸部材と、該軸部材を同心状に取り囲む外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体とを備え、前記軸部材の軸方向中央部が、軸直角方向外方側に膨出する第1膨出部に形成されるとともに、前記第1膨出部を取り囲む前記外筒の軸方向中央部が、軸直角方向外方側に膨出する第2膨出部に形成されて、前記第2膨出部の内周面が、前記第1膨出部の外周面に対応する凹面部に形成されたものである。前記防振基体は、前記第1膨出部を含む前記軸部材の外周面と前記凹面部を含む前記外筒の内周面とにそれぞれ接着されて前記軸部材と前記外筒を連結して設けられている。また、前記外筒の外周面には、筒状ホルダ内に圧入固定されるゴム状弾性体からなる圧入弾性部が覆設され、前記圧入弾性部は、外周面が円柱面状をなすことで、軸方向両端部が前記第2膨出部を覆う軸方向中央部よりも厚肉に形成されるとともに、前記軸方向中央部では軸方向内方側ほど漸次薄肉に形成され、円柱面状をなす前記圧入弾性部の外周面に前記筒状ホルダによって圧縮される凸部が設けられている。
かかる構成を持つ防振ブッシュであると、軸部材の軸方向中央部に第1膨出部を設けるとともに、該第1膨出部を取り囲む外筒の内周面に凹面部を設けて、両者の間に防振基体を介設したので、軸直角方向におけるばね定数を大きくしつつ、こじり方向におけるばね定数を小さくすることができる。また、外筒の内周面の凹面部は、外筒の軸方向中央部を外側に膨出させることで形成されており、このような構造であれば、板厚一定の筒体を曲げ加工することで得られるので、切削加工する場合に比べてコストを低減することができる。一方で、外筒が軸直角方向外方側に膨出した第2膨出部を有する場合、そのままでは、筒状ホルダ内に圧入保持させることが難しいが、外筒の外周面に円柱面状の外周面を持つ圧入弾性部を覆設した上で、該圧入弾性部の外周面に凸部を設けたことで、筒状ホルダ内に圧入したときに、前記凸部が圧縮されることで抜け力(抜くのに要する力)を高めることができ、圧入保持性を高めることができる。
上記防振ブッシュにおいては、前記凸部が、前記圧入弾性部の外周面において周方向に沿って延びる環状凸部であってもよい。かかる環状凸部は、圧入弾性部の軸方向両側にそれぞれ1又は複数個設けることができる。
例えば、前記環状凸部は、前記圧入弾性部の前記軸方向端部における外周面に設けられた第1凸部と、前記圧入弾性部の前記軸方向中央部における外周面に設けられた第2凸部とで構成することができる。このように環状凸部を軸方向に複数設けることにより、1つ1つの環状凸部の圧縮率を抑えながら全体としての抜け力を確保することができるので、筒状ホルダへの圧入後に、圧縮されたゴム状弾性体の反力によって抜け方向に戻ってくる不具合を解消することができる。また、第2膨出部を覆う薄肉の軸方向中央部にも環状凸部(第2凸部)を設けたことにより、抜け力を高めることができる。
また、この場合、前記第1凸部の突出高さを前記第2凸部の突出高さよりも大きく設定してもよい。圧入弾性部は、軸方向端部が軸方向中央部よりも厚肉であるため、軸方向端部に設ける第1凸部を高くすることにより、圧縮率を大きくして抜け力を高めることができる。
また、上記の場合、前記防振基体の軸方向端面に軸方向内方側に向かって陥没する環状のすぐり部を設け、前記第1凸部の軸方向中心を前記すぐり部の底よりも軸方向外方側に設定してもよい。かかる構成はすぐり部が深い場合に有効であり、すぐり部が深いことで、こじり方向におけるばね定数を小さくすることができる。あるいはまた、前記第1凸部の軸方向中心を前記すぐり部の底よりも軸方向内方側に設定してもよい。
上記防振ブッシュにおいては、前記凸部が、前記圧入弾性部の外周面において軸方向に沿って延びる軸方向凸部であり、該軸方向凸部が周方向に複数設けられてもよい。かかる軸方向凸部であると、筒状ホルダへの圧入作業性を向上することができる。
この場合、前記軸方向凸部を、前記圧入弾性部の厚肉の前記軸方向端部から薄肉の前記軸方向中央部にかけて設けてもよく、これにより、筒状ホルダからの抜け力を高めることができる。
上記防振ブッシュにおいては、前記外筒の軸方向端部に前記防振基体と前記圧入弾性部を連結させる貫通部が設けられ、前記凸部が前記貫通部にかからないように該貫通部よりも軸方向内方側に設けられてもよい。かかる貫通部を設けることで、圧入弾性部を防振基体と同時に射出成形しやすい。一方で、該貫通部にかかるように上記凸部が設けられていると、筒状ホルダへの圧入時に該貫通部を通ってゴム状弾性体が内側の防振基体側に逃げてしまい、圧縮率を高めることが難しいが、凸部を貫通部よりも軸方向内方側に設けることで、かかる不具合をなくして、凸部の圧縮による抜け力を確保することができる。
本発明の防振ブッシュであると、こじり方向における小さなばね定数と軸直角方向における高いばね定数を維持しながら、しかも、リンクの筒状ホルダに対する圧入保持性を損なうことなく、コストを低減することができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る防振ブッシュ10を示したものである。この防振ブッシュ10は、マルチリンク式サスペンション装置において、ロアリンクやトーコントロールリンクなどの各種リンク部材とサスペンションメンバーとを連結するものである。
防振ブッシュ10は、軸部材としての内筒12と、これを軸平行かつ同軸状に取り囲む外筒14と、内筒12と外筒14の間に介設されたゴム弾性体からなる防振基体16とを備えてなる。そして、図3に示すように、内筒12は、その両端面が一方の連結部位であるサスペンションメンバーのブラケット1に挟まれた状態で、ボルト等の不図示の締結部材で締め付けることでブラケット1に固定され、また、外筒14は、他方の連結部位であるリンク部材2の筒状ホルダ3内に圧入することで固定され、これにより、防振ブッシュ10はリンク部材2とサスペンションメンバーのブラケット1とを防振的に連結する。
内筒12は、金属製の円筒状部材であり、軸方向Xの中央部に軸直角方向外方Yo側に向けて全周にわたって湾曲状に膨出する第1膨出部18を備える。この例では、第1膨出部18は球帯状をなしており、従って、第1膨出部18の外周面を構成する凸面部18Aは球状凸面に形成されている。詳細には、凸面部18Aは、内筒12の軸心L上に中心Pを持つ球面の軸方向中央部を構成する球帯状をなし、内筒12の軸方向両端部における一般筒部(外径が一定のストレート筒状部)の外周面12Aからなだらかに連続して形成されている。
外筒14は、金属製の円筒状部材であり、第1膨出部18を取り囲む軸方向Xの中央部が、軸直角方向外方Yo側に向けて全周にわたって湾曲状に膨出する第2膨出部20に屈曲形成されている。すなわち、外筒14は、板厚一定の筒体からなり、その軸方向中央部が外側に湾曲形成されることで第2膨出部20が設けられ、そのため、第2膨出部20の内周面が、第1膨出部18の外周面に対応する凹面部20Aに形成されている。
この例では、第2膨出部20は球帯状をなしており、従って、第2膨出部20の内周面を構成する凹面部20Aは、第1膨出部18の凸面部18Aと同心状(即ち、共通の中心Pを持つ。)の球状凹面に形成されている。また、第2膨出部20の外周面を構成する凸面部20Bは、第1膨出部18の凸面部18Aと同心状の球状凸面に形成されている。なお、これら凹面部20A及び凸面部20Bは、外筒14の絞り加工前の状態では、厳密な球帯ではなく、中心Pが外筒14の軸心L上から軸直角方向Yにずれた位置にあり、防振基体16の加硫成形後に縮径方向に絞り加工することで、図1に示すように中心Pが軸心L上に位置する球帯状に形成される。
第2膨出部20の凹面部20Aは、外筒14の軸方向両端部における一般筒部(内外径が一定のストレート筒部)の内周面14Aからなだらかに連続して形成されている。また、第2膨出部20の凸面部20Bは、外筒14の上記一般筒部の外周面14Bからなだらかに連続して形成されている。
防振基体16は、上記凸面部18Aを含む内筒12の外周面12Aと上記凹面部20Aを含む外筒14の内周面14Aとにそれぞれ加硫接着されて、内筒12と外筒14とを連結する筒状のゴム部材である。
防振基体16の軸方向両端面には、軸方向内方Xi側に向かって断面湾曲状に陥没する環状のすぐり部22がそれぞれ全周にわたって設けられている。図2に示すように、外筒14側の凹面部20Aによって定められる仮想球面24の軸方向外方Xo側では、内筒12と外筒14との間に防振基体16が充填されないように、すぐり部22の深さが設定されている。従って、すぐり部22の底(即ち、すぐり部22における軸方向Xで最も内方Xiに位置する部分)22Aが、仮想球面24の内側に入り込むように設定されている。
なお、この例では、外筒14の内周面14Aは軸方向Xの全体にわたって防振基体16が加硫接着されており、該内周面14Aの軸方向両端部には防振基体16から連なるゴム層16Aが設けられている。また、これに対向する内筒12の外周面12Aにも、防振基体16から連なるゴム層16Bが加硫成形されている。
外筒14の外周面14Bには、円筒状の筒状ホルダ3内に圧入固定するためのゴム状弾性体からなる圧入弾性部26が覆設されている。圧入弾性部26は、外筒14の外周面14Bを軸方向Xの全体にわたって、かつ全周にわたって被覆する筒状ゴム部材であり、該外周面14Bに加硫接着して設けられている。
圧入弾性部26は、上記防振基体16と同一のゴム材料に形成されており、外筒14の軸方向端部に設けられた貫通部28を介して、圧入弾性部26と防振基体16が連結させて設けられている。貫通部28は、外筒14の軸方向端部を周方向の複数箇所で切り欠くことにより形成されており、図示しないがこの例では、周上の4箇所に均等な間隔で、貫通部28が分散配置されている。
圧入弾性部26は、軸方向Xで内径が一定の筒状ホルダ3の内周面に対応させて、外周面26Aが円柱面状をなしており、即ち、外周面26Aの径が軸方向Xで略一定に設定されている。一方で、圧入弾性部26が加硫接着された外筒14の外周面14Bは、上記のように軸方向中央部に第2膨出部20の凸面部20Bを有する。そのため、圧入弾性部26は、軸方向両端部26B,26Bが、上記第2膨出部20を覆う軸方向中央部26Cよりも厚肉に形成され、該軸方向中央部26Cでは、球面状をなす凸面部20Bによって、軸方向内方Xi側ほど漸次薄肉に形成されている。そして、最も薄肉となる凸面部20Bの頂点に相当する軸方向中心位置26Dにおいて、圧入弾性部26は薄膜状に形成されている。このように薄膜状に形成することで、軸直角方向Yのばね定数に対する圧入弾性部26の寄与はなくなり、軸直角方向Yのばね定数は内側の防振基体16のみで決まるので、外筒14の外側に圧入弾性部26を設けたことによる軸直角方向Yのばね定数の低下を解消して、当該ばね定数を高く維持することができる。
上記のように形成された圧入弾性部26の円柱面状の外周面26Aには、筒状ホルダ3の内周面によって圧縮される凸部30が設けられている。凸部30は、圧入弾性部26の外周面26Aにおいて、周方向に沿ってその全周にわたって延びる環状凸部であり、図2に拡大して示すように、圧入弾性部26の外周面26Aから湾曲状に隆起してなり、断面形状がなだらかな山形に形成されている。
環状凸部30は、圧入弾性部26の軸方向中心位置26Dの左右両側にそれぞれ2本ずつ設けられている。これら2本の環状凸部30は、図2に示すように、厚肉状をなす軸方向端部26Bの外周面に設けられた第1凸部30Aと、薄肉状をなす軸方向中央部26Cの外周面に設けられた第2凸部30Bとからなる。第1凸部30Aと第2凸部30Bの突出高さ及び断面形状は、この例では同一に設定されている。
第1凸部30Aは、その軸方向中心(第1凸部を軸方向Xにおいて2等分する中心線)Nが、上記すぐり部22の底22Aよりも軸方向外方Xo側に設定されている。このようにすぐり部22を第1凸部30Aが設けられた位置よりも深く設定することで、こじり方向Z(図3参照)におけるばね定数を小さくすることができる。
また、第1凸部30Aは、図2に示すように、圧入弾性部26と防振基体16を連結させる貫通部28にかからないように、即ち、軸直角方向Yにおいて第1凸部30Aと貫通部28とが重ならないように、貫通部28よりも軸方向内方Xi側に設けられている。
第2凸部30Bは、軸方向内方Xi側ほど漸次薄肉となる軸方向中央部26Cにおいて、その軸方向端部寄りに設けられている。
図2に示すように、圧入弾性部26の外周面26Aは、その軸方向端縁において、先端側ほど漸次小径のテーパ面状をなすテーパ部32が設けられており、筒状ホルダ3に対する圧入作業性の向上が図られている。
防振ブッシュ10を製造するに際しては、第1膨出部18を備えた内筒12と、第2膨出部20を備えた外筒14を、不図示の成形型に配置し、該成形型内にゴム材料を注入することで、内筒12と外筒14の間の防振基体16と、外筒14の外周の圧入弾性部26を加硫成形する。その際、外筒14に設けた貫通部28により、防振基体16を成形するキャビティと圧入弾性部26を成形するキャビティが連通していることから、成形性を向上することができる。このようにして得られた加硫成形体は、その後、外筒14に絞り加工を施して、外筒14を縮径することにより、図1に示す防振ブッシュ10が得られる。
得られた防振ブッシュ10は、上記の如く、図3に示すように車両に組み付けられる。その際、外筒14は、圧入弾性部26を介して筒状ホルダ3内に圧入固定される。圧入弾性部26の外周面26Aは筒状ホルダ3の内周面に対してわずかに大径に設定されており、圧入弾性部26を筒状ホルダ3内に圧入することにより、外周面26Aに設けた環状凸部30は筒状ホルダ3の内周面によって圧縮され、圧入弾性部26本体に完全に埋没した状態となる。従って、環状凸部30の位置で圧入弾性部26のゴム圧縮率が局部的に高くなった状態で、圧入弾性部26の外周面26Aの全体が筒状ホルダ3の内周面に密着するように圧入固定される。
この防振ブッシュ10であると、内筒12に第1膨出部18を設けるとともに、該第1膨出部18を取り囲む外筒14の内周面14Aに凹面部20Aを設けて、両者の間に防振基体16を介設したので、軸直角方向Yにおけるばね定数を大きくしつつ、こじり方向Zにおけるばね定数を小さくすることができる。特には、外筒14の凹面部20Aを内筒12の凸面部18Aと同心状の凹状球面としたことにより、こじり方向Zにおける変位時、凹面部20Aと凸面部18Aとの間に介設された防振基体16が受ける力は剪断変形のみとなるので、こじり方向Zにおけるばね定数を効果的に低減することができる。また、軸直角方向Yにおける変位時には、外筒14側の凹面部20Aにより軸方向Xへのゴムの逃げが規制されて、軸直角方向Yにおけるばね定数を上げることができる。
また、これら凹面部20Aと凸面部18Aとの間に介設された防振基体16の軸方向Xでの肉厚が一定であるため、特に軸直角方向Yでの変位時に不均一な応力が作用するのを抑制して、防振性能及び耐久性を向上することができる。
また、本実施形態によれば、外筒14が板厚一定の筒体からなるので、切削加工により外筒を形成する上記従来のものに比べて、コストを低減することができる。一方で、外筒14が上記第2膨出部20を有する場合、そのままでは、筒状ホルダ3内に圧入保持させることが難しいが、外筒14の外周側に圧入弾性部26を覆設し、その外周面26Aに上記環状凸部30を設けたことにより、筒状ホルダ3内に圧入したときに、環状凸部30が圧縮されることで抜け力を高めることができ、良好に圧入保持させることができる。
圧入弾性部26は、軸方向中心位置26Dでは薄膜状に形成されているので、軸直角方向Yにおけるばね定数は低下させることなく、一方で、こじり方向Zについては、軸方向端部26Bが厚肉状であり、外筒14と筒状ホルダ3との間に厚肉のゴム部分が介設されているため、この部分が剛体である場合に比べて、変位を柔らかくすることができる。
また、該環状凸部30として、圧入弾性部26の厚肉の軸方向端部26Bに設けた第1凸部30Aだけでなく、薄肉の軸方向中央部26Cにも第2凸部30Bを設けたので、圧縮率を高めて抜け力を高めることができる。
また、第1凸部30Aを外筒14の貫通部28にかからないようにその軸方向内方Xi側に設けたので、筒状ホルダ3への圧入時に、第1凸部30Aの圧縮によるゴム部分が、貫通部28を通って内側の防振基体16側に逃げてしまうのを抑制することができるので、第1凸部30Aの圧縮による抜け力を効果的に確保することができる。
図4は、第2実施形態に係る防振ブッシュを示したものである。この例では、第1凸部30Aの突出高さを、第2凸部30Bの突出高さよりも大きく設定した点が第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、圧入弾性部26の厚肉の軸方向端部26Bに設ける第1凸部30Aの高さH1を、薄肉の軸方向中央部26Cに設ける第2凸部30Bの高さH2よりも、大きく設定している。
両者の高さが同一であると(H1=H2)、厚肉の軸方向端部26Bでは、これよりも薄肉の軸方向中央部26Cに対して、ゴムの圧縮率が低くなってしまうが、厚肉の軸方向端部26Bに設ける第1凸部30Aを高く設定することで、軸方向端部26Bでの圧縮率を軸方向中央部26Cに対して同等以上にして、抜け力を高めることができる。その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同じである。
図5は、第3実施形態に係る防振ブッシュを示したものである。この例では、第1凸部30Aの軸方向中心Nが、すぐり部22の底22Aよりも軸方向内方Xi側になるように、第1凸部30Aを設けた点で第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、第1凸部30Aが、第1実施形態よりも軸方向内方Xi側に設けられており、圧入弾性部26の軸方向端部26Bにおける軸方向内側端寄りに設けられている。また、これに合わせて、第2凸部30Bも、第1実施形態よりも軸方向内方Xi側に設けられている。
このように、第1凸部30Aを、より軸方向内方Xi側に寄せて設けることにより、筒状ホルダ3の内周面によって圧縮されたとき、その圧縮されたゴム部分が軸方向外方Xoの開放側に逃げてしまうのを防止することができ、抜け力向上に有効である。その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同じである。
図6は、第4実施形態に係る防振ブッシュを示したものである。この例では、環状凸部30を、圧入弾性部26の軸方向両端部26B,26Bに各1本のみ設けた点が第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、圧入弾性部26の軸方向端部26Bに1本の環状凸部30が設けられているのみであり、軸方向中央部26Cには環状凸部は設けられてない。環状凸部30は、外筒14の貫通部28にかからないように、貫通部28よりも軸方向内方Xi側に設けられている。
このように環状凸部30は、軸方向端部26Bの1本のみで構成してもよい。但し、1本のみでは、筒状ホルダ3からの抜け力を高めるために、環状凸部30の突出高さを高く設定すればするほど、圧縮されたゴムの反力によって、防振ブッシュが筒状ホルダ3から抜けようとする力が却って大きくなってしまう。そのため、環状凸部30は、上記第1〜3実施形態のように、軸方向Xに複数(即ち、第1凸部30Aと第2凸部30B)設けることが好ましく、これにより、1つ1つの環状凸部30A,30Bの圧縮率を抑えながら、全体としての圧縮率を高めて抜け力を確保することができる。その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同じである。
図7,8は、第5実施形態に係る防振ブッシュを示したものである。この例では、圧入弾性部26の円柱面状の外周面26Aに設ける凸部として、上記環状凸部30の代わりに、軸方向Xに延びる軸方向凸部34を設けた点で、第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、圧入弾性部26の外周面26Aには、軸方向Xに沿って延びる軸方向凸部34が、周方向Cに複数設けられている。軸方向凸部34は、圧入弾性部26の周方向Cにおいて等間隔に設けられており、この例では、30度間隔で計12本の軸方向凸部34が形成されている。
図8に示すように、軸方向凸部34は、圧入弾性部26の外周面26Aから湾曲状に隆起してなり、断面形状がなだらかな山形に形成されている。また、図7に示すように、軸方向凸部34は、軸方向Xにおいて、圧入弾性部26の厚肉の軸方向端部26Bから薄肉の軸方向中央部26Cにかけて設けられており、その軸方向内方端34Aと軸方向外方端34Bは、先端ほど漸次低くなるように傾斜した傾斜面状に形成されている。また、軸方向外方端34Bは、外筒14の貫通部28にかからないように、貫通部28よりも軸方向内方Xi側で終端している。
このように筒状ホルダ3への圧入方向と同じ軸方向Xに延びる軸方向凸部34とすることで、筒状ホルダ3への圧入作業性を向上することができる。また、軸方向凸部34の両端34A,34Bが傾斜面状であることから、圧入作業性を更に向上することができる。
また、該軸方向凸部34を、厚肉の軸方向端部26Bだけでなく、そこから薄肉の軸方向中央部26Cまで延在させたことにより、筒状ホルダ3からの抜け力を効果的に高めることができる。その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同じである。
なお、以上の実施形態では、圧入弾性部26の外周面26Aに形成する凸部として、環状凸部30や軸方向凸部34を設けたが、凸部の形状はこれらに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。また、上記実施形態では、バルジタイプのブッシュとするために、内筒12の第1膨出部18を金属材料により一体に形成したが、内筒の外周面に樹脂製の環状被覆体を設けるなどして膨出部を形成してもよい。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
本発明は、自動車のサスペンション装置に組み込まれて使用される防振ブッシュや、エンジンマウントとしての筒形の防振ブッシュなど、各種防振ブッシュに利用できる。
第1実施形態に係る防振ブッシュの断面図 同防振ブッシュの要部拡大断面図 同防振ブッシュの組み付け状態を示す断面図 第2実施形態に係る防振ブッシュの要部拡大図 第3実施形態に係る防振ブッシュの要部拡大図 第4実施形態に係る防振ブッシュの要部拡大図 第5実施形態に係る防振ブッシュの要部拡大図 第5実施形態に係る防振ブッシュの側面図
符号の説明
10…防振ブッシュ
12…内筒(軸部材)、12A…外周面
14…外筒、14A…内周面、14B…外周面
16…防振基体
18…第1膨出部、18A…凸面部
20…第2膨出部、20A…凹面部
22…すぐり部、22A…底
26…圧入弾性部、26A…外周面、26B…軸方向端部、26C…軸方向中央部、26D…軸方向中心位置
28…貫通部
30…環状凸部(凸部)、30A…第1凸部、30B…第2凸部
34…軸方向凸部(凸部)
C…周方向
X…軸方向、Xi…軸方向内方、Xo…軸方向外方
Y…軸直角方向、Yo…軸直角方向外方

Claims (9)

  1. 軸部材と、該軸部材を同心状に取り囲む外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、を備える防振ブッシュにおいて、
    前記軸部材の軸方向中央部が、軸直角方向外方側に膨出する第1膨出部に形成されるとともに、前記第1膨出部を取り囲む前記外筒の軸方向中央部が、軸直角方向外方側に膨出する第2膨出部に形成されて、前記第2膨出部の内周面が、前記第1膨出部の外周面に対応する凹面部に形成され、
    前記防振基体が、前記第1膨出部を含む前記軸部材の外周面と前記凹面部を含む前記外筒の内周面とにそれぞれ接着されて前記軸部材と前記外筒を連結して設けられ、
    前記外筒の外周面に、筒状ホルダ内に圧入固定されるゴム状弾性体からなる圧入弾性部が覆設され、前記圧入弾性部は、外周面が円柱面状をなすことで、軸方向両端部が前記第2膨出部を覆う軸方向中央部よりも厚肉に形成されるとともに、前記軸方向中央部では軸方向内方側ほど漸次薄肉に形成され、円柱面状をなす前記圧入弾性部の外周面に前記筒状ホルダによって圧縮される凸部が設けられた、
    ことを特徴とする防振ブッシュ。
  2. 前記凸部が、前記圧入弾性部の外周面において周方向に沿って延びる環状凸部であることを特徴とする請求項1記載の防振ブッシュ。
  3. 前記環状凸部が、前記圧入弾性部の前記軸方向端部における外周面に設けられた第1凸部と、前記圧入弾性部の前記軸方向中央部における外周面に設けられた第2凸部とからなることを特徴する請求項2記載の防振ブッシュ。
  4. 前記第1凸部の突出高さが前記第2凸部の突出高さよりも大きく設定された請求項3記載の防振ブッシュ。
  5. 前記防振基体の軸方向端面に軸方向内方側に向かって陥没する環状のすぐり部が設けられ、前記第1凸部の軸方向中心が前記すぐり部の底よりも軸方向外方側に設定された請求項3記載の防振ブッシュ。
  6. 前記防振基体の軸方向端面に軸方向内方側に向かって陥没する環状のすぐり部が設けられ、前記第1凸部の軸方向中心が前記すぐり部の底よりも軸方向内方側に設定された請求項3記載の防振ブッシュ。
  7. 前記凸部が、前記圧入弾性部の外周面において軸方向に沿って延びる軸方向凸部であり、該軸方向凸部が周方向に複数設けられた請求項1記載の防振ブッシュ。
  8. 前記軸方向凸部が、前記圧入弾性部の厚肉の前記軸方向端部から薄肉の前記軸方向中央部にかけて設けられた請求項7記載の防振ブッシュ。
  9. 前記外筒の軸方向端部に前記防振基体と前記圧入弾性部を連結させる貫通部が設けられ、前記凸部が前記貫通部にかからないように該貫通部よりも軸方向内方側に設けられた請求項1〜8のいずれか1項に記載の防振ブッシュ。
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