JPH029144Y2 - - Google Patents

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JPH029144Y2
JPH029144Y2 JP1985028901U JP2890185U JPH029144Y2 JP H029144 Y2 JPH029144 Y2 JP H029144Y2 JP 1985028901 U JP1985028901 U JP 1985028901U JP 2890185 U JP2890185 U JP 2890185U JP H029144 Y2 JPH029144 Y2 JP H029144Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、自動車の懸架装置に供せら
れる圧入ゴムブツシユに係る。
[従来の技術] 従来の圧入ゴムブツシユについて自動車の懸架
装置を例にとつて説明する。
自動車の懸架装置は、第6図に示す如きであつ
て、この図に於いて矢印F−R方向は自動車の前
後方向、矢印U−D方向は上下方向、更にR−L
方向は横方向を示す。ここで、100はストラツ
ト本体であり、その上端は車体フレーム200に
回転自在に枢支してあり、下端には車輪に結合し
たドライブシヤフト(図示せず)を支承するアク
スルハウジング300が設けられている。400
は車体200の横方向に配置されているA型コン
トロールアームであつて、一端aを前記アクスル
ハウジング300の下端に結合すると共に他端b
及びcを車体200に結合することによつて、車
体を懸架せしめている。
しかして、A型コントロールアーム400と車
体フレーム200との結合部、即ちコントロール
アーム400の他端b,cには、懸架装置を弾性
的に機能せしめる為、従来よりA型コントロール
アーム400の結合部である他端b,cに前後方
向(矢印F−R方向)にのびる貫通孔600およ
び700を設け、該貫通孔600,700に圧入
ゴムブツシユを挿入することにより、圧入ゴムブ
ツシユの軸線が車体前後方向にそうように、取り
付けている。
ここで圧入ゴムブツシユにおいては、ハーシユ
ネス(道路の継目や段差、亀裂、穴、突起などを
通過したときに感じる衝撃的な振動)を良好に緩
和する為には前後方向(矢印F−R方向)のバネ
特性を軟らかく(弾性率を低く)することが好ま
しい。一方操縦安定性を良好にする為には、上下
方向(矢印U−D方向)並びに横方向(矢印R−
L方向)へのつぶれを抑えるために、これらの方
向のバネ特性を硬く(弾性率を高く)することが
好ましい。即ち、前記圧入ゴムブツシユにおいて
は、(R−L方向弾性率/F−R方向弾性率)の
値、(U−D方向弾性率/F−R方向弾性率)の
値を大きくすることが好ましい。
そのため近時本出願人は、第7図、第8図に示
す如き、圧入ゴムブツシユ(昭和59年実用新案登
録出願公告第21307号)を開発した。
この圧入ゴムブツシユは、バンド状円筒体80
1を設けることにより外周面中央部の外径が大と
なつた中央金具800と、中央金具800と同軸
的な外側金具803と、中央金具800と外側金
具803との間の空間を埋めかつ中央金具800
に加硫接着されたゴムスリーブ802とで構成さ
れている。この圧入ゴムブツシユでは、ゴムスリ
ーブ802の中央部が径方向に強圧されるため、
軸直角方向(R−L方向)のバネ特性を硬く(弾
性率を高く)することができる。そのため、(軸
直角方向弾性率/軸方向弾性率)の値を大とする
ことができ、よつてハーシユネスと操縦安定性の
両者が総合して良好となる。
しかしながら産業界では(軸直角方向弾性率/
軸方向弾性率)の値を更に大きくし、ハーシユネ
スと操縦安定性の双方を一層良好ならしめる圧入
ゴムブツシユの開発が進められている。
又従来より自動車のサスペンシヨンに使用する
ゴムブツシユとして実開昭59−68833号公報に係
るものも提供されている。このゴムブツシユは、
外周に断面略円弧状で環状の突起が形成された内
筒と、内筒の外周に接着される弾性体と、弾性体
の外周に配置され、上記内筒の突起の両側に位置
している断面略円弧状で環状の凹みが形成された
円筒形状のカラーと、カラーの外周に圧入固定さ
れている外筒とからなり、円筒及び外筒のいずれ
か一方は車体に、他方はサスペンシヨンアームに
取付けられるものである。実開昭59−68833号公
報にかかるブツシユは、環状の突起と環状の凹み
とにより、軸直角方向及び軸方向の双方の弾性率
を高く設定すると共に、弾性体を擬似球面とする
ことにより揺動方向の弾性率を低く設定するもの
である。このゴムブツシユでは軸直角方向の弾性
率を充分に満足できる程高め得るものではない。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記した実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、軸方向弾性率を高める実開昭59
−68833号公報のゴムブツシユとは異なる方式の
ゴムブツシユを提供するものであり、(軸直角方
向弾性率/軸方向弾性率)の値を更に大きくしう
る圧入ゴムブツシユを提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案者は鋭意研究した結果、円筒状の剛体製
の補助部材をゴムスリーブと共に中央金具との間
に介在させた状態で、ゴムスリーブの中央部を径
方向へ強圧状態として径方向の弾性率を高くする
手段、ゴムスリーブの両端部を径方向に非圧縮状
態とすると共に、補助部材に軸端に開口し軸方向
にのびるスリツトを互い違いに形成する手段を採
用すれば、軸直角方向弾性率を大きくし得かつ軸
方向弾性率を小さくし得、よつて(軸直角方向弾
性率/軸方向弾性率)の値を一層大きくしうるこ
とを発見した。本考案はこの発見に基づいてなさ
れたものである。
本考案の圧入ゴムブツシユは、外周面中央部の
外径が大となつている中央金具と、 該中央金具と同軸的に該中央金具を覆う内周面
をもつ外側金具と、 該中央金具の該外周面と該外側金具の該内周面
との間に介在し該中央金具の軸方向にのび円筒状
をなし軸方向にそう向きに深くのびる軸端から互
い違いに形成されたスリツトをもつ剛体製の補助
部材と、 該補助部材の内周面と該中央金具の外周面との
間の空間を実質的に埋めるゴムスリーブと、 該補助部材の外周面と該外側金具の内周面との
間の空間を実質的に埋める補助ゴム部とで構成さ
れ、 該中央金具、ゴムスリーブ、補助部材、補助ゴ
ム部からなり外側金具に圧入する前の状態のゴム
ブツシユ本体は、ゴムスリーブの内周面が上記中
央金具の外周面と加硫接着され、ゴムスリーブの
外周面は両端部分の外周径が中央部の外周径より
小さい形状であり、該補助部材で形成する円筒状
の内側でかつ該ゴムスリーブの両端部に輪状の空
間を有し、 該中央金具、ゴムスリーブ、補助ゴム部、補助
ゴム部からなるゴムブツシユ本体が該外側金具の
該内周面で形成される中央孔に圧入されることに
より、補助部材の直径を縮小すると共に、該ゴム
スリーブの中央部を求心方向に圧縮しかつ該求心
方向から両端部の方向に変形させて輪状の空間を
埋め、圧縮変形された状態で該ゴムスリーブの外
周面は、該補助部材の内周面とほぼ型対象な形状
をもち、該ゴムスリーブの中央部が径方向に強圧
されてその両端部は径方向に非圧縮とされ、該中
央金具と該外側金具の径方向の弾性率を高く、軸
方向の弾性率を低くしたことを特徴とするもので
ある。
以下構成要素に分けて説明する。
中央金具は、筒状とするのが好ましい。中央金
具の外周面中央部は外径が大となつている。外周
面中央部の外径を大とする代表的な構造として
は、第3図に例示したように中央金具本体の外周
面中央部に鉄鋼製や硬質樹脂製等のバンド状円筒
体を接着剤や溶接等によつて取り付ける構造、中
央金具の外周面中央部の肉厚を両端部よりも厚く
する構造等がある。
外側金具は、中央金具よりも大径の筒状をな
し、中央金具と同軸的に該中央金具を覆う内周面
をもつと共に、該内周面で形成される中央孔をも
つ。
ゴムスリーブは、中央金具の外周面と外側金具
の内周面との間の空間を補助部材、補助ゴム部と
共に実質的に埋めるゴム製のスリーブである。こ
こで「実質的」とは、一般に、中央金具の外周面
と外側金具の内周面との間の空間にはゴムスリー
ブが補助部材、補助ゴム部と共に隙間を形成する
ことなく、充填されているが、場合によつては中
央金具の外周面の中央部と外側金具の内周面の中
央部との間にゴムスリーブが補助部材、補助ゴム
部と共に充填されているかぎり、中央金具の外周
面の端部と外側金具の内周面の端部との間には隙
間が若干存在していてもよいという意味である。
ここで外側金具が取り除かれた状態即ち、ゴム
スリーブ、補助部材、補助ゴム部からなるゴムブ
ツシユ本体を外側金具に圧入する前の状態につい
て説明する。この状態では、ゴムスリーブの内周
面は中央金具の外周面と加硫接着され一体的とな
つている。また、ゴムスリーブの外周面の両端部
分の外周径は、ゴムスリーブの中央部の外周径よ
りも小さくされている。
次に中央金具、ゴムスリーブ、補助部材、補助
ゴム部からなるゴムブツシユ本体を、外側金具に
圧入した後の状態について説明する。この状態で
は、外側金具の中央孔にゴムブツシユ本体、即
ち、ゴムスリーブを補助部材、補助ゴム部と共に
圧入するため、ゴムスリーブの中央部は求心方向
に変形すると共に、求心方向から両端部に向けて
変形し、これにより圧縮変形される。このように
ゴムスリーブを圧入した状態では、ゴムスリーブ
の中央部が径方向に強圧され、その結果中央金具
と外側金具の径方向にそうゴムスリーブの弾性率
は高くされている。
又ゴムブツシユ本体を外側金具に圧入した状態
では、ゴムスリーブの両端部は径方向に非圧縮と
されている。その結果中央金具と外側金具の軸方
向にそうゴムスリーブの弾性率が低くなつてい
る。故に該軸方向に力が作用すると、ゴムスリー
ブは該軸方向にそつて弾性変形しやすくなつてい
る。
この場合には、ゴムスリーブの外周面の両端部
を窪ませておくと共に、ゴムスリーブの外周面側
に軸方向にのびる筒状をなす剛体製の補助部材を
加硫接着しておき、剛体製補助部材の内側とゴム
スリーブの両端部の外周面とで、輪状の空間を形
成する構成とする。上記のように輪状の空間を形
成する構成とすれば、圧入したときに、剛体製補
助部材が求心方向に移動して、剛体製補助部材の
形成する円筒状の直径が縮小し、これにより輪状
の空間は埋められる。
[作用] 本考案の圧入ゴムブツシユでは、外側金具の内
周面で区画される中央孔に、ゴムスリーブ、補助
部材、補助ゴム部からなるゴムブツシユ本体が圧
入された状態では、以下の状態となる。
即ち、ゴムスリーブの中央部が求心方向に強圧
されており、更に、剛体製の補助部材が中間部材
として存在しているので軸直角方向(径方向)の
弾性率が高まる。ましてや中央金具の中央部は大
径となつているので更に大きくなる。
またゴムスリーブの両端部は輪状の空間を埋め
て径方向に非圧縮とされており、更に、補助部材
はゴムスリーブのせん断方向の動きを確実なもの
とし、しかも軸端から互い違いに形成された深く
のびるスリツトにより補助部材は軸芯にそう向き
に撓み易くなり、ゴムブツシユの軸方向の弾性率
が低くなる。しかもスリツトは両軸端から互い違
いに形成されているので、補助部材の変形の偏り
を回避するのに有利である。
[考案の効果] 本考案の圧入ゴムブツシユでは、軸直角方向バ
ネ部材が硬くなると共に、軸方向バネ特性が軟ら
かくなる。そのため(軸直角方向弾性率/軸方向
弾性率)の値を、第7図及び第8図に示す従来に
比して大とすることができる。そのため、自動車
のA型コントロールアームの車体結合部に、圧入
ゴムブツシユの軸線が車体前後方向にそうように
本考案にかかる圧入ゴムブツシユを取り付けれ
ば、ハーシユネスと操縦安定性の双方を一層良好
ならしめ得る。
[実施例] 第1図〜第5図は本考案の一実施例を示す。
(実施例の構成) 本例の圧入ゴムブツシユは、中央金具1と外側
金具2とゴムスリーブ3と剛体製補助部材34と
補助ゴム部36と主構成要素としている。
中央金具1は、第3図に示すように円筒状をな
し、外周面10の中央部11の外径が両端部12
よりも大となつている。中央金具1はアルミダイ
キヤストから作製されている。
外側金具2は、第4図に示すように円筒状をな
し、中央金具1と同軸的に中央金具1を覆う内周
面20を形成し、更に内周面20で形成される中
央孔21を有し、更にフランジ22を有する。外
側金具2は鋼管から作製されている。
ゴムスリーブ3は中央金具1の外周面と外側金
具2の内周面との間に介在する筒状のゴム部材で
ある。ゴムスリーブ3には、第1図に示すように
軸方向にのびる剛体製補助部材34が加硫接着さ
れている。剛体製補助部材34は鋼から作製さ
れ、第5図に示すように軸方向方向にのびる複数
個のスリツト35を介して円筒状をなすように配
置されている。即ち、本例の剛体製補助部材34
は、第5図に示す鋼製の円筒体39の軸端に開口
するスリツト35を互い違いに形成することによ
り構成されている。このスリツト35により剛体
製補助部材34は求心方向に撓み得るようになつ
ており、その結果、該補助部材34の形成する円
筒体39の直径が縮小し得るようになつている。
なお本例では第1図に示すように、剛体製補助
部材34の外周側には補助ゴム部36が設けられ
ている。補助ゴム部36はゴムスリーブ3と一体
的に形成されており、フランジ部36aと2個の
山形部36bとを有する。
第1図には外側金具2に圧入する前のゴムブツ
シユ本体Aが示されており、第1図に示すように
外側金具2を取り除いた状態、即ちゴムブツシユ
本体Aを外側金具2に圧入する前の状態では、剛
体製補助部材34で形成する円筒状の内側の部位
34aと、ゴムスリーブ3の両端部32とで輪状
の空間37が形成されている。
さて第1図に示す形態のまま、ゴムスリーブ3
を補助部材34、補助ゴム部36からなるゴムブ
ツシユ本体Aを、圧入治具によつて外側金具2の
中央孔21に圧入して、これにより第2図に示す
形態とする。このように圧入すると、ゴムスリー
ブ3の中央部31が求心方向(矢印38方向)に
圧縮変形すると共に、求心方向から両端部32の
方向に変形する。このように圧入した状態では、
ゴムスリーブ3の中央部31が径方向に強圧され
て中央金具1や外側金具2の径方向に沿う向きの
弾性率は高くなつていると共に、その両端部32
は該径方向へは非圧縮状態とされている。故に、
本例のゴムブツシユでは外側金具2の径方向に沿
う向きの弾性率は高くなつており、一方、中央金
具1や外側金具2の軸方向に沿う向きの弾性率は
低くなつている。
又、上記のように圧入した状態では、剛体製補
助部材34の形成する円筒体39の直径は、スリ
ツト35の作用により縮小している。その結果輪
状の空間37はゴムスリーブ3の圧縮変形した部
位で埋められ、該空間37は第2図に示すように
消失し、ゴムスリーブ3の外周面と補助部材34
の内周面とはほぼ型対象の形状となつている。
(実施例の作用効果) 一般にゴム部材の圧縮方向(本例の軸直角方向
に相当)の弾性率や弾性率は、ゴム部材を強圧し
てこれの厚みを少し減少しただけでも大きく変動
する。例えばゴム部材の厚みを2〜3%程度小さ
くしても、その圧縮方向の弾性率は20〜30%大き
くなる。
ここで本実施例に係る圧入ゴムブツシユでは次
の(A),(B)の理由により(軸直角方向弾性率/軸方
向弾性率)の値は飛躍的に向上する。即ち、 (A) 中央金具1の外周面10の中央部11の外径
が大となつているため、ゴムスリーブ3の中央
部31がそれだけ径方向に強圧されている。し
かも剛体製補助部材34がその内側にゴムスリ
ーブ3を外側に補助ゴム部36を位置させた状
態で、中央金具1と外側金具2との間に介在し
ている。故に本例のゴムブツシユでは中央金具
1や外側金具2の径方向に沿う向きの弾性率は
高く確保でき、軸直角方向の弾性率が高くなつ
ている。
(B) 又、輪状の空間37は圧縮変形したゴムスリ
ーブ3によつて埋められ、そのためゴムスリー
ブ3の両端部32は径方向へ非圧縮とされてい
る。しかも剛体製補助部材34は軸方向にのび
ており、ゴムスリーブ3のせん断方向の変位を
確実なものとする。更に補助部材34にはその
軸端に開口するスリツト35が互い違いに形成
されているので、補助部材34は軸芯に沿う向
きに変形しやすくなつている。故に本例のゴム
ブツシユでは中央金具1や外側金具2の軸方向
に沿う向きの軸方向弾性率は小さくなつてい
る。
このように本実施例では、軸直角方向弾性率が
高くなり、かつ軸方向弾性率が小さくなるため、
(軸直角方向弾性率/軸方向弾性率)の値は13〜
20倍と飛躍的に向上する。
かかる優れた特性をもつ圧入ゴムブツシユを、
第6図に示す貫通孔600及び700に挿通し
て、該圧入ゴムブツシユの軸線が車体前後方向に
そうように、該圧入ゴムブツシユを取り付けれ
ば、第6図に示すF−R方向の弾性率が軟らかく
なり、又R−L方向やU−D方向の弾性率が硬く
なるため、ハーシユネスと自動車の操縦安定性と
の双方が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示す。第
1図は外側金具に圧入する前の状態のゴムブツシ
ユ本体の断面図であり、第2図は外側金具にゴム
ブツシユ本体を圧入した状態の断面図であり、第
3図は中央金具の断面図、第4図は外側金具の断
面図、第5図は剛体製補助部材の断面図である。
第6図は圧入ゴムブツシユが使用される自動車懸
架装置の斜視図、第7図は従来の圧入ゴムブツシ
ユの断面図、第8図は従来の圧入ゴムブツシユの
異なる方向の断面図である。 図中、Aはゴムブツシユ本体、1は中央金具、
10は外周面、11は中央部、2は外側金具、2
0は内周面、21は中央孔、3はゴムスリーブ、
30は内周面、31は中央部、32は両端部、3
4は剛体製補助部材、36は補助ゴム部、35は
スリツト、37は輪状の空間をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外周面中央部の外径が大となつている中央金
    具と、 該中央金具と同軸的に該中央金具を覆う内周
    面をもつ外側金具と、 該中央金具の該外周面と該外側金具の該内周
    面との間に介在し該中央金具の軸方向にのび円
    筒状をなし軸方向にそう向きに深くのびる軸端
    から互い違いに形成されたスリツトをもつ剛体
    製の補助部材と、 該補助部材の内周面と該中央金具の外周面と
    の間の空間を実質的に埋めるゴムスリーブと、 該補助部材の外周面と該外側金具の内周面と
    の間の空間を実質的に埋める補助ゴム部とで構
    成され、 該中央金具、該ゴムスリーブ、該補助部材、
    該補助ゴム部からなり該外側金具に圧入する前
    の状態のゴムブツシユ本体は、ゴムスリーブの
    内周面が上記中央金具の外周面と加硫接着さ
    れ、ゴムスリーブの外周面は両端部分の外周径
    が中央部の外周径より小さい形状であり、該補
    助部材で形成する円筒状の内側でかつ該ゴムス
    リーブの両端部に輪状の空間を有し、 該中央金具、該ゴムスリーブ、該補助部材、
    該補助ゴム部からなるゴムブツシユ本体が該外
    側金具の該内周面で形成される中央孔に圧入さ
    れることにより、該補助部材の直径を縮小する
    と共に、該ゴムスリーブの中央部を求心方向に
    圧縮しかつ該求心方向から両端部の方向に変形
    させて輪状の空間を埋め、圧縮変形された状態
    で該ゴムスリーブの外周面は、該補助部材の内
    周面とほぼ型対象な形状をもち、該ゴムスリー
    ブの中央部が径方向に強圧されその両端部は径
    方向に非圧縮とされ、該中央金具と該外側金具
    の径方向の弾性率を高く、軸方向の弾性率を低
    くしたことを特徴とする圧入ゴムブツシユ。 (2) 車体横方向に配置されるA型コントロールア
    ームの車体結合部に設けられ、軸線が車体前後
    方向に向つて取り付けられる自動車の懸架装置
    に供する実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    圧入ゴムブツシユ。
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