JP2010023865A - 展示袋兼用持運び袋及びその製造方法 - Google Patents

展示袋兼用持運び袋及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】包装した複数の商品を極めて合理的に展示することが可能で、しかも、これらの商品をそのまま持ち運ぶことができ、広告媒体としても優れた展示効果を有し、さらには、製造コストを下げ、収納作業も容易に行える展示袋兼用持運び袋を提供する。
【解決手段】前側面1と後側面2と底部3とを有する柔軟な合成樹脂製フィルムの袋体Pを形成する。該袋体Pの開口部にチャック4を設ける。後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5を開穿し、該把手用孔5から挿入した手指が袋体Pの内部から封止状態のチャック4にかけて係止する把手構造を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種商品を包装したままで展示棚等に展示でき、且つ、展示状態のまま持ち運ぶことができる展示袋兼用持運び袋及びその製造方法に関する。
コンビニエンスストアーやスーパーマーケット等の展示棚に並べられる商品は、個々の商品が陳列されるだけではなく、例えば、シャンプーとリンスの如く、使用目的等が関連する商品をセットにして展示・販売することなども行われている。このような販売には、複数の商品をセットで包装して展示すると共に、購買者がこの包装のまま持ち運べるように、PP等の合成樹脂材で形成したケース状の包装体が使用されている。
例えばシャンプーやリンス等を透明な合成樹脂材の包装体に収納した場合、このまま持ち運び可能にするためには、包装体を厚めの合成樹脂材にて形成するか、少なくとも把手部分の材質を厚くする必要があった。このため、商品を収納した包装体は、厚手の把手部分や包装体全体が嵩張ることになり、その分、展示スペースも幾分多く必要になる。この結果、例えばコンビニエンスストアーの如く、収納スペースが限られている展示棚に商品を多数展示する場合、包装体に収納した状態で展示できる商品の数は、包装されていない商品を展示する数よりも少なくならざるを得ない。
この種の展示棚のスペースは、各販売店において極めて高い販売効率が追求されているため、この展示棚に展示される競合メーカーにとっては、限られたスペースにできるだけ多くの自社商品を展示しようとする激戦スペースとして知られている。したがって、商品をセットで包装する包装体は持ち運びが便利になっていても、限られた展示スベース内で包装体の分だけ商品の展示数が減ってしまうことは、販売効率上、好ましいことではなかった。
そこで当出願人は、特許文献1を提案し、持ち運びが容易で、しかも商品を展示する際に嵩張らず、限られた展示スベース内でも、包装体のない商品と同じ数の商品を展示することが可能な展示袋兼用持運び袋を提案している。
すなわち、特許文献1の持運び袋によると、フィルム状の合成樹脂の袋体を使用しているので、商品を展示する際に、この袋体は商品の輪郭に沿って自由に変形する。この結果、スペースが限られている展示棚に、セットで包装した商品を展示した場合でも、この包装が展示の妨げにならずに済むようになった。しかも、引用文献1では、商品のセット全体の上部から前面にかけて被着する断面略L字形状の補強シートを形成し、該補強シートの近傍の袋体に持運び用の取手孔を開穿し、この取手孔から補強シートにかけて手指を係止できるようにしているので、柔軟なフィルム状の合成樹脂の袋体でも、この取手孔を把持して持ち運ぶことができるようにしたものである。
一方、合成樹脂製の手提げ袋に形成した把手の強度を高める手段は、このほか特許文献2、3においても提案されている。
特許文献2の把手は、手提げ袋に形成した指挿入孔の周囲に、側縁シールを熱融着するもので、熱可塑性高分子フィルムで形成した手提げ袋の指挿入孔を、この側縁シールで補強するものである。
特許文献3に記載された把手は、手提げ袋を形成する表裏シートを貫通する特殊な形状の手提げ用孔を設け、この孔の上縁部に位置する表裏シートを部分的に溶着することで、把手部分の強度を高めようとしたものである。
実用新案登録第3135721号公報 特許第2811037号公報 特許第2935098号公報
特許文献1に示される展示袋兼用持運び袋により、極めて合理的な展示効果と持ち運ぶ際の利便性とを兼ね備えることに成功した。ところが、柔軟なフィルム状の袋体を持ち運ぶために、把手部分に被着する断面略L字形状の補強シートを別途設ける必要があるため、この補強シートがずれたり外れたりすると、柔軟なフィルム状の袋体は持ち難い状態になり、しかも、商品を収納した後で補強シートを装着する作業になるので、収納作業に多くの手間やコストを要する不都合もあった。
また、特許文献2や特許文献3に記載された把手によると、いずれも、袋体を形成するシートの表裏面を貫通する把手用の孔の周囲を補強する構成になっている。そのため、袋体に商品を収納して展示した場合、この把手用の孔や補強部分も展示面側に表出することになる。包装した商品を展示棚に展示する場合には、包装袋自体が商品の広告媒体となるので、包装袋の展示側の面は広告用として最大限利用できるものが好ましい。そのため、たとえ手提げ用の孔であるとしても、包装袋の展示側の面積を制限するような孔が開いていることは決して望ましいものではなかった。
前記特許文献1においても、手提げ用の孔は袋体の後面のみに形成されているもので、袋体の前面は、その全体が広告媒体として使用できるように形成されている。したがって、展示袋を兼用する持運び袋にあっては、商品の展示スペースを確保し、持ち運びに便利な上に、広告媒体としても優れた展示効果を有するものが望まれている。
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく案出されたもので、包装した複数の商品を極めて合理的に展示することが可能で、しかも、これらの商品をそのまま持ち運ぶことができ、広告媒体としても優れた展示効果を有し、更には製造コストを下げ、収納作業も容易に行える展示袋兼用持運び袋及びその製造方法の提供を目的とするものである。
本発明の第1の手段は、前側面1と後側面2と底部3とを有する合成樹脂製フィルムの袋体Pが形成され、該袋体Pの開口部にチャック4を設けると共に、後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5を開穿し、該把手用孔5から挿入した手指が袋体Pの内部から封止状態のチャック4にかけて係止する把手構造を設けたことにある。
第2の手段は、前記袋体Pの開口部内側に前記後側面2の把手用孔5に重合される補強片6が配設され、該補強片6を介して前記チャック4と後側面2とを固定し、該補強片6に前記把手用孔5から貫通する補助孔7を開穿したものである。
第3の手段は、前記袋体Pの開口部内側に前記前側面1に重合される強化片8が配設され、該強化片8を介して前記チャック4と前側面1とを固定している。
第4の手段は、前側面1と後側面2と底部3とを有し、該袋体Pの開口部にチャック4が設けられると共に、後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5が開穿され、該把手用孔5とチャック4とで把手構造を形成した展示袋兼用持運び袋の製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部近傍に雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとをそれぞれ溶着して前側面1と後側面2との内部となる位置にチャック4を固着し、帯状フィルムQの中央部分を折り返してマチ状の底部3を形成し、後側面2に把手用孔5を開穿し、帯状フィルムQから切断された前側面1と後側面2との左右側縁部を溶着して袋体Pを形成する製造方法にある。
第5の手段は、前記製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部を内側に折り返して後側面2に重合する補強片6と前側面1に重合する強化片8とを屈曲形成し、これら補強片6と強化片8とに雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとをそれぞれ溶着して前側面1と後側面2との内部となる位置にチャック4を固着し、後側面2を貫通する把手用孔5と、補助孔7を貫通する補強片6とを開穿することにある。
第6の手段は、前側面1と後側面2と底部3とを有し、該袋体Pの開口部にチャック4が設けられると共に、後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5が開穿され、該把手用孔5とチャック4とで把手構造を形成した展示袋兼用持運び袋の製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムQを長手方向に沿って二つ折とし、対向する前側面1と後側面2との内側面に雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとが予め接合されたチャック4を同時に溶着し、その後、後側面2に把手用孔5を開穿し、最後に帯状フィルムQから切断された前側面1と後側面2との左右側縁部を溶着して袋体Pを形成する製造方法にある。
第7の手段は、前記製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部を内側に折り返して後側面2に重合する補強片6と前側面1に重合する強化片8とを屈曲形成し、これら補強片6と強化片8との内側面に雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとが予め接合されたチャック4を同時に溶着して前側面1と後側面2との内側にチャック4を固着し、その後、後側面2を貫通する把手用孔5と、補助孔7を貫通する補強片6とを開穿したことを課題解消のための手段とする。
本発明の請求項1の如く、袋体Pの開口部にチャック4を設けると共に、後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5を開穿し、該把手用孔5から挿入した手指が袋体Pの内部から封止状態のチャック4にかけて係止する把手構造を設けたことにより、柔軟な合成樹脂製フィルムの袋体Pであっても、収納した商品Sをそのまま持ち運ぶことができるようになった。
しかも、把手構造は、把手用孔5とチャック4とからなる極めてシンプルな構造であるから、製造コストを下げ、収納作業も容易に行えるものである。また、商品Sを展示する際に、柔軟な合成樹脂製の袋体Pは商品Sの輪郭に沿って自由に変形するので、スペースが限られている展示棚に商品を展示した場合でも、この包装が展示の妨げにならずに済み、包装されない商品を展示できる数と変わらずに展示することができる。
更に、把手用孔5は、袋体Pの後側面2に開穿され、前側面1には形成されないので、収納した商品Sを展示する際に、この前側面1全体を広告宣伝に利用することができる。したがって、広告媒体としても優れた展示効果を奏するものである。
また、請求項2、3により、補強片6や強化片8が把手用孔5を補強できるので、商品Sの重量が重くなった場合でも、補強された把手構造によって安全に持ち運ぶことができる。
請求項4乃至7に記載の製造方法によると、チャック4と把手用孔5とから成る把手構造や袋体Pを効率良く製造することが可能になる。特に、請求項4、5に記載の如く、チャック4を各別に設ける場合は、袋体Pのデザインを任意に変更することが可能になる。また、請求項6、7の如く、チャック4を接合した状態で設ける場合は、製造工程を簡略化できる利点がある。
このように本発明によると、包装した商品を極めて合理的に展示することが可能で、しかも、これらの商品をそのまま持ち運ぶことができ、広告媒体としても優れた展示効果を有し、さらには、製造コストを下げ、収納作業も容易に行えるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
本発明の最良の形態は、前側面1と後側面2と底部3とを有する柔軟な合成樹脂製フィルムの袋体Pを形成する。前側面1の開口部内側に強化片8が重合されると共に、後側面2の開口部内側に補強片6が重合する。これら強化片8と補強片6とをチャック4と共に前側面1と後側面2とに固定する。後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5を開穿し、該把手用孔5から挿入した手指が袋体Pの内部から封止状態のチャック4にかけて係止する把手構造を設けることで、当初の目的を達成するものである。
本発明で使用する柔軟な合成樹脂製の袋体Pは、単品の商品Sやセットになった商品Sを収納し、そのまま持ち運ぶように設けたものである。袋体Pの材質として、例えば、厚さ0.03〜0.1mmのポリプロピレンフィルムに厚さ0.015 mmのナイロンフィルムがラミネートされたフィルム材にて形成された袋体を使用すると、少なくとも700ml入りのシャンプーとリンスとを2本セットにした程度の商品Sを持ち運ぶことが可能になる。また、このほか、袋体の材質として、OPPフィルムシート、CCPフィルム、PEフィルム、A-PETフィルム、PETフィルムシート、OPSフィルムなどの使用も可能である。また、収納する商品Sも、例えば缶ビール等の飲食物など、任意の商品を収納することができる。
袋体Pは、前側面1と後側面2と底部3とが形成されている(図1参照)。底部3には、底マチが形成されており、この底部3から前側面1と後側面2とが連続形成されて開口部を有する袋体Pになっている。
そして、袋体Pの開口部にチャック4を設けている。このチャック4は、通常、袋体Pの開口部を密封する際に多く使用されている。本発明において、特にこのチャック4は、開口部を封止する封止具として使用すると共に、袋体Pの把手構造としても利用するものである(図2参照)。
すなわち、後側面2のチャック4下近傍に把手用孔5を開穿し、該把手用孔5から挿入した手指が袋体Pの内部から封止状態のチャック4にかけて係止するまでの構成を把手構造として設けたものである。チャック4は、封止されたときに一本の筋状に固定される。当発明者は、この筋状に固定されたチャック4を下から持ち上げるようにすると、袋体Pの把手として十分に機能する効果があることに着目したものである。
このチャック4は、袋体P開口部の前側面1や後側面2に直接固着しても良いが、図示例では、後側面2の把手用孔5に補強片6を重合し、この補強片6を介して後側面2にチャック4を固着することで、把手構造を補強している(図1参照)。この場合、補強片6に前記把手用孔5から貫通する補助孔7を開穿し、把手用孔5から補助孔7を通して挿入できるようにする。
補強片6は、後側面2にチャック4を溶着する際に、同時に溶着しても良いが、補強片6と後側面2とを予め接着しておくことも可能である。また、チャック4を直接後側面2に固定しておいて、把手用孔5の周囲のみを補強片6で補強することも可能である(図示せず)。
強化片8は、前側面1に重合する部材で、この強化片8を介してチャック4を前側面1に固定することで、更に把手構造を補強することができる(図1参照)。図示の強化片8には、前記補強片6に開穿した補助孔7の如き孔は開穿されていないが、特に重量のある商品Sを収納するような場合に、この強化片8に手指を挿入できる孔を開穿しても良い。
次に、本発明展示袋兼用持運び袋の製造方法について説明する。第1の製造方法は、チャック4を雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとを別々に固定する方法である(図5参照)。すなわち、第1の工程として、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部近傍に雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとをそれぞれ溶着して前側面1と後側面2との内部となる位置にチャック4を固着する方法である。
図示の第1工程では、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部を内側に折り返して後側面2に重合する補強片6と前側面1に重合する強化片8とを屈曲形成し、これら補強片6と強化片8とに雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとをそれぞれ溶着して前側面1と後側面2との内部となる位置にチャック4を固着する手段が記載されている(図5(イ)参照)。この第1工程では、前側面1と後側面2との内部となる位置に直接チャック4を溶着する手段や、後側面2のみに補強片6を屈曲形成してチャック4を固着する手段、あるいは、帯状フィルムQと別体に形成した補強片6を介してチャック4を固着する手段などを採用することができる(図示せず)。
第2の工程は、帯状フィルムQの中央部分を折り返してマチ状の底部3を形成し(図5(ロ)参照)、第3の工程は、後側面2に把手用孔5を開穿する工程である(同図(ハ)参照)。更に、第4の工程は、帯状フィルムQから切断された前側面1と後側面2との左右側縁部を溶着して袋体Pを形成する工程である(同図(ニ)参照)。このとき、帯状フィルムQから前側面1と後側面2とを焼き切ることで、切断と同時に前側面1と後側面2との左右側縁部を溶着することができる(図3参照)。また、帯状フィルムQから切断された前側面1と後側面2との左右側縁部を帯状にシールして袋体Pを形成することも可能である(図示せず)。
本発明展示袋兼用持運び袋の第2の製造方法は、チャック4の雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとを組み合わせた状態で同時に固定する方法である(図6参照)。すなわち、合成樹脂製の帯状フィルムQを長手方向に沿って二つ折とし、対向する前側面1と後側面2との内側面に雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとが予め接合されたチャック4を同時に溶着する製造方法である。
図示の第1工程では、合成樹脂製の帯状フィルムQの長手両側縁部を内側に折り返して後側面2に重合する補強片6と前側面1に重合する強化片8とを屈曲形成し、これら補強片6と強化片8とに雄型チャック4Aと雌型チャック4Bとを組み合わせた状態で同時に溶着して前側面1と後側面2との内部となる位置にチャック4を固着する手段が記載されている(図6(イ)参照)。
この第2の製造方法でも、前記第2の製造方法の第1工程と同様に、前側面1と後側面2との内部となる位置に直接チャック4を溶着する手段や、後側面2のみに補強片6を屈曲形成してチャック4を固着する手段、あるいは、帯状フィルムQと別体に形成した帯状のフィルムから成る補強片6を差し込んでチャック4を固着する手段などを採用することができる(図示せず)。また、この第2工程以降の製造工程は、前記第1の製造方法と同じ工程になるので、以下の工程の説明は省略し、帯状フィルムQから前側面1と後側面2との左右側縁部を切断して袋体Pを形成する工程を示す(図6(ロ)参照)。
本発明展示袋兼用持運び袋により商品Sを展示する場合は、本発明袋にセット商品Sを収納して展示しても、商品Sをそのまま展示するスペースと何等変わらないスペースに展示できる(図4参照)。図示の包装袋の展示側の面、すなわち前側面1には、広告宣伝用の印刷1A等が施され広告媒体として最大限利用している。また、消費者がこの袋体を持って棚から取り出そうとすると、消費者の指先が自然に把手用孔5に差し込まれると共に、チャック4をつかむ状態になっているから、そのまま直感的に持ち運ぶことができるものである(図2参照)。
尚、図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、たとえば袋体Pの形状や前側面1の広告宣伝用印刷の有無、合成樹脂製フィルムの材質の変更、チャック4の数やサイズ、後側面2の把手用孔5の形状や位置、補強片6の材質の変更など、収納する商品Sの形態に応じて自由に選択できるものであり、本発明の要旨を変更しない範囲において自由に選択することができる。
本発明の一実施例を示す使用斜視図である。 本発明の使用状態を示す縦断面図である。 本発明袋体を示す背面図である。 本発明の展示状態を示す要部斜視図である。 本発明の製造方法を示す工程図である。 本発明の他の製造方法を示す工程図である。
符号の説明
S 商品
P 袋体
Q 帯状フィルム
1 前側面
1A 印刷
2 後側面
3 底部
4 チャック
4A 雄型チャック
4B 雌型チャック
5 把手用孔
6 補強片
7 補助孔
8 強化片

Claims (7)

  1. 前側面と後側面と底部とを有する合成樹脂製フィルムの袋体が形成され、該袋体の開口部にチャックを設けると共に、後側面のチャック下近傍に把手用孔を開穿し、該把手用孔から挿入した手指が袋体の内部から封止状態のチャックにかけて係止する把手構造を設けたことを特徴とする展示袋兼用持運び袋。
  2. 前記袋体の開口部内側に前記後側面の把手用孔に重合される補強片が配設され、該補強片を介して前記チャックと後側面とを固定し、該補強片に前記把手用孔から貫通する補助孔を開穿した請求項1記載の展示袋兼用持運び袋。
  3. 前記袋体の開口部内側に前記前側面に重合される強化片が配設され、該強化片を介して前記チャックと前側面とを固定した請求項1又は2記載の展示袋兼用持運び袋。
  4. 前側面と後側面と底部とを有し、該袋体の開口部にチャックが設けられると共に、後側面のチャック下近傍に把手用孔が開穿され、該把手用孔とチャックとで把手構造を形成した展示袋兼用持運び袋の製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムの長手両側縁部近傍に雄型チャックと雌型チャックとをそれぞれ溶着して前側面と後側面との内部となる位置にチャックを固着し、帯状フィルムの中央部分を折り返してマチ状の底部を形成し、後側面に把手用孔を開穿し、帯状フィルムから切断された前側面と後側面との左右側縁部を溶着して袋体を形成することを特徴とする展示袋兼用持運び袋の製造方法。
  5. 前記製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムの長手両側縁部を内側に折り返して後側面に重合する補強片と前側面に重合する強化片とを屈曲形成し、これら補強片と強化片とに雄型チャックと雌型チャックとをそれぞれ溶着して前側面と後側面との内部となる位置にチャックを固着し、後側面を貫通する把手用孔と、補助孔を貫通する補強片とを開穿した請求項4記載の展示袋兼用持運び袋の製造方法。
  6. 前側面と後側面と底部とを有し、該袋体の開口部にチャックが設けられると共に、後側面のチャック下近傍に把手用孔が開穿され、該把手用孔とチャックとで把手構造を形成した展示袋兼用持運び袋の製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムを長手方向に沿って二つ折とし、対向する前側面と後側面との内側面に雄型チャックと雌型チャックとが予め接合されたチャックを同時に溶着し、その後、後側面に把手用孔を開穿し、最後に帯状フィルムから切断された前側面と後側面との左右側縁部を溶着して袋体を形成することを特徴とする展示袋兼用持運び袋の製造方法。
  7. 前記製造方法において、合成樹脂製の帯状フィルムの長手両側縁部を内側に折り返して後側面に重合する補強片と前側面に重合する強化片とを屈曲形成し、これら補強片と強化片との内側面に雄型チャックと雌型チャックとが予め接合されたチャックを同時に溶着して前側面と後側面との内側にチャックを固着し、その後、後側面を貫通する把手用孔と、補助孔を貫通する補強片とを開穿した請求項6記載の展示袋兼用持運び袋の製造方法。
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