JP2010011546A - 車両駆動用モータの制御装置 - Google Patents

車両駆動用モータの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】特定相コインに対応して1つの温度センサを設けた三相交流モータにおいてモータロック状態になったときに特定相以外の他相コイルの熱的損傷および焼損を確実に防止する。
【解決手段】車両駆動用モータの制御装置は、モータMG2に交流電圧を印加するインバータ46と、モータMG2の各相コイルの電流を検出する電流センサ84と、モータMG2の回転数を検出する回転角センサ37と、W相コイルの温度を検出する温度センサ72と、ユーザ要求トルクに応じてインバータ46等から出力される交流電圧を制御するモータECU60とを備える。モータECU60は、モータロック状態であると判定されたとき、モータトルクを一旦低下させて復帰させる第1トルク低減制御を所定回実行し、なおモータロック状態が解消されない場合にはモータトルクを第1トルク低減制御よりも低い所定トルクまで低下させる第2トルク低減制御を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両駆動用モータの制御装置に係り、特に、モータロック状態になったときにモータ出力トルクを低減させる制御を実行する車両駆動用モータの制御装置に関する。
従来、車輪を駆動する動力源としてエンジンとモータとを併せ持つハイブリッド車が知られている。このハイブリッド車では、一般に三相交流モータが使用されており、車輪駆動力であるトルクをモータ出力させる場合、バッテリから供給される直流電圧をインバータで交流電圧に変換してモータへ印加される。
上記ハイブリッド車において、例えば車輪が路上の窪みや側溝に嵌り込んで回転できない状態に陥ったとき、車輪とモータとは車軸およびギヤ列等を介して連結されているため、ユーザである運転者がアクセルを踏み込んでもモータのロータも回転できない状態になる。このような状態が「モータロック状態」と称される。
モータロック状態になって、なおユーザ操作による大きなトルク要求があるとき、三相交流モータのステータに配置されているU相、V相およびW相のコイルのうち特定相のコイルに高電流が一相集中して流れる可能性がある。このような状態が継続すると、上記特定相のコイルやこれに対応するインバータ内のスイッチング素子が過熱により焼損するおそれがある。
このようにモータコイル等が焼損する事態を回避するために、モータロック状態が検知されるとモータへの印加電圧を低減してモータトルクを低下させる制御が実行されるのが好ましく、この場合に急激なトルク低下は運転者に大きな違和感を与えることになるため、例えば特許文献1に開示される電気自動車の過負荷防止装置ではモータトルクを略階段状に漸減させることが記載されている。
特開平11−122703号公報
ところで、ハイブリッド車では、モータのステータに設置される温度センサ(例えば、サーミスタ等)によってモータ温度を検出し、この検出温度が所定上限値に達するとモータ出力を抑える制御を実行して、モータの熱的損傷を防止している。この場合、U相、V相、W相の各相コイルに対応して3つの温度センサを設置して各相コイル温度をそれぞれ検出する構成はコスト高や制御の複雑化につながるため、特定相コイルに対応して1つの温度センサを配置し、この特定相のコイル温度から他の2つの相のコイル温度を推定して上記モータ出力制限に用いることが簡便で実際的な構成であるといえる。
しかしながら、特定相コイルだけに温度センサを設けるとした場合、上述したようなモータロック状態で特定相コイルには電流が殆ど又は全く流れていなくて他相のコイルに集中的に高電流が流れているときには、上記他相コイルの焼損を防止できない場合も想定される。
本発明の目的は、特定相コイルに対応して1つの温度センサを設けた三相交流モータにおいてモータロック状態になったときに前記特定相以外の他相コイルの熱的損傷および焼損を確実に防止できる車両駆動用モータの制御装置を提供することにある。
本発明に係る車両駆動用モータの制御装置は、直流電圧を交流電圧に変換して車輪駆動トルクを出力可能な三相交流モータに印加する電圧変換手段と、三相交流モータのステータの三相コイルに流れる交流電流を検出する電流検出手段と、三相交流モータのロータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記三相コイルのうち特定相のコイルの温度を検出するコイル温度検出手段と、ユーザ要求トルクに応じて電圧変換装置から出力される交流電圧を制御する制御手段と、を備える車両駆動用モータの制御装置であって、制御手段は、ユーザ要求トルクおよび回転数に基いてモータロック状態であると判定されたとき、三相交流モータのトルクを一旦低下させて復帰させる第1トルク低減制御を実行し、この第1トルク低減制御を実行したとき前記特定相コイル以外の他相コイルに流れる交流電流の位相が電流値ゼロを含む所定範囲に滞留する又は繰り返し戻ってくる場合には、三相交流モータの出力トルクを第1トルク低減制御よりも低い所定トルクまで低下させる第2トルク低減制御を実行することを特徴とする。
本発明に係る車両駆動用モータの制御装置において、制御手段は、第1トルク低減制御の連続実行回数が所定値に達したときに第2トルク低減制御に移行してもよい。
また、本発明に係る車両駆動用モータの制御装置において、第2トルク低減制御における所定トルクは、モータロック状態での連続可能最大トルクであってもよい。ここで、「モータロック状態での連続可能最大トルク」とは、モータロック状態で三相交流モータの特定相のコイルに連続通電することが許容される最大電流(直流電流)を流したときのモータの出力トルクである。
また、本発明に係る車両駆動用モータの制御装置において、第2トルク低減制御は、ユーザ操作によるトルク要求があったとき、または、モータ回転数が閾値以上になったときに解除されるのが好ましい。この場合、第1トルク低減制御ではモータ回転数が第1閾値以上になったときにモータトルクを低下から増加に転換し、第2トルク低減制御ではモータ回転数が第1閾値よりも小さい第2閾値以上になったときに解除されてもよい。
本発明に係る車両駆動用モータの制御装置によれば、モータロック状態で第1トルク低減制御を実行しても温度検出手段を設けた特定相コイルに流れる交流電流の位相が電流値0を含む所定範囲に滞留する又は繰り返し戻ってくる場合には、車輪が固定またはロックされた状態にあることが想定されるため、そのときは第2トルク低減制御を実行してモータトルクを第1トルク低減制御よりもさらに低く低減することで、前記特定相コイル以外の他相コイルに流れる電流を安全な領域まで抑えることによって特定相コイル以外の他相コイルの熱的損傷および焼損を確実に防止できる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、下記においては、ハイブリッド車を例に説明するが、本発明はモータのみを動力源とする電気自動車にも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態である車両駆動用モータの制御装置を含むハイブリッド車10の概略構成を示す図である。図1において、動力伝達系は実線で、電力ラインは一点鎖線で、信号ラインは点線でそれぞれ示されている。ハイブリッド車10は、走行用の動力を出力可能なエンジン12と、2つの3相交流同期型モータジェネレータ(以下、単に「モータ」という。)MG1,MG2と、動力分配統合機構14とを備える。
エンジン12は、ガソリンや軽油等を燃料とする内燃機関である。エンジン12は、エンジン用ECU(Electronic Control Unit)(以下、「エンジンECU」という。)16と電気的に接続されており、エンジンECU16からの制御信号を受けて燃料噴射、点火、吸引空気量等が調節されることで作動制御されるようになっている。エンジン12の回転数Neは、エンジン12からの動力を出力する出力軸13に近接して設けられた回転位置センサ11から入力される検出値に基いてエンジンECU16において算出される。
動力分配統合機構14は、中心部に配置されるサンギヤ18と、サンギヤ18と同心上に配置され円環内周部に内歯を有するリングギヤ20と、サンギヤ18とリングギヤ20の両方に噛合する複数のプラネタリギヤ22とを含んで構成される遊星歯車機構からなっている。複数のプラネタリギヤ22は、キャリア26の端部にそれぞれ回転可能に取り付けられている。
動力分配統合機構14において、キャリア26にはトルク衝撃緩和用のダンパ24を介してエンジン12の出力軸13が連結され、サンギヤ18にはモータMG1のロータ29に接続される回転軸30が連結され、リングギヤ20にはリングギヤ軸32を介して減速機34が連結されている。これにより、動力分配統合機構14では、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア26から入力されるエンジン12からの動力がサンギヤ18側とリングギヤ20側とにそのギヤ比に応じて分配され、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア26から入力されるエンジン12の動力とサンギヤ18から入力されるMG1からの動力が統合されてリングギヤ20からリングギヤ軸32を介して所定減速比のギヤ列を含む減速機34へ入力されるようになっている。
モータMG2のロータ36に接続される回転軸38もまた減速機34に接続されており、モータMG2が電動機として機能するときにはモータMG2からの動力が減速機34へ入力されるようになっている。
リングギヤ軸32およびMG2の回転軸38の少なくとも一方から入力される動力は、減速機34を介して車軸40へ伝達され、これにより車輪42が回転駆動される。一方、回生時に車輪42および車軸40から減速機34を介して回転軸38に動力が入力されるとき、MG2は発電機として機能する。ここで、回生時は、運転者がブレーキ操作を行って車両速度を減速した場合に限らず、運転者がアクセルペダルの踏み込みを解除して車両加速を中止した場合や、車両が下り坂を重力作用によって走行している場合等を含む。
モータMG1,MG2は、それぞれ対応するインバータ44,46に電気的にそれぞれ接続され、各インバータ44,46は、DC/DCコンバータ(以下、単に「コンバータ」という。)48を介してバッテリ50に電気的に接続されている。バッテリ50は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池が好適に用いられる。
モータMG1,MG2が電動機として機能するとき、バッテリ50から平滑コンデンサ52を介して供給される直流電圧Vbをコンバータ48で出力電圧Vcに昇圧してから、平滑コンデンサ54を介してインバータ44,46へ入力し(コンバータ出力電圧Vcはインバータ入力電圧およびシステム電圧VHに相当する。以下に同じ。)、インバータ44,46で交流電圧に変換してモータMG1,MG2に入力される。
逆に、モータMG1,MG2が発電機として機能するとき、MG1,MG2から出力される交流電圧をインバータ44,46で直流変換した後、コンバータ48で降圧してバッテリ50に充電する。また、インバータ44,46は、コンバータ48に接続される電力ライン56および接地ライン58を共通にしていることから、モータMG1,MG2のうち一方のモータで発電した電力をコンバータ48を介さずに他方のモータに供給して回転駆動させることもできる。
インバータ44,46は、モータ用ECU(以下、「モータECU」という。)60にそれぞれ電気的に接続されており、モータECU60から送信される制御信号に基いて作動制御される。また、モータMG1,MG2には、各ロータ29,36の回転角を検出する回転角センサ31,37が設けられている。各回転角センサ31,37による検出値は、モータECU60に入力されて各モータ回転数Nm1,Nm2を算出するために用いられる。
モータECU60は、後述する制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムや制御用マップ等を格納するROM、各種検出値を随時に読み出しおよび書換え可能に記憶するRAM等から構成されている。上記ROMに記憶されるマップには、コイル温度上限値到達時間マップが含まれる。このコイル温度上限値到達時間マップは、温度センサで検出される特定相(例えばW相)のコイル温度から、推定される他相(例えばU相、V相)のコイル温度が上限値まで上昇するのに要する時間をコイル電流値との関連で導出するために参照されるマップである。
バッテリ50には、充電状態または残容量(SOC)を検出するためのSOCセンサ62が設けられている。SOCセンサ62は、バッテリ50の充放電電流を検出する電流センサで構成されることができる。SOCセンサ62による検出値は、バッテリ用ECU(以下、「バッテリECU」という。)64に入力される。また、バッテリECU62には、電圧センサで検出されるバッテリ電圧Vbや、図示しない温度センサによって検出されるバッテリ温度等が入力されるようになっている。バッテリECU64は、SOCセンサ62により検出される充放電電流の積算値に基いてバッテリ残容量SOCが適正範囲に維持されるように監視しており、満充電状態では入力制限信号を、適正範囲下限近傍では出力制限および充電要求の信号を後述するハイブリッド用ECUへ出力する。
図2に示すように、コンバータ48は、システムメインリレーSMR1,SMR2を介してバッテリ50に接続されている。システムメインリレーSMR1,SMR2は、モータECU60からのスイッチング信号S1,S2を受けてオン・オフ制御される。コンバータ48は、リアクトルLと、電力用スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」という)E1,E2と、ダイオードD1,D2とを含む。スイッチング素子E1,E2は、電力ライン56および接地ライン58間に直列に接続される。スイッチング素子E1,E2としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、または電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。ダイオードD1,D2は、各スイッチング素子E1,E2に対して、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すようにそれぞれ並列接続されている。リアクトルLは、一端がスイッチング素子E1,E2間の接続ライン74に接続され、他端がシステムメインリレーSMR1を介してバッテリ50の正極に接続されている。
コンバータ48とインバータ46との間に配置される平滑コンデンサ54の端子間電圧すなわちシステム電圧VHは、電圧センサ55によって検出されてモータECU60へ入力されるようになっている。
インバータ46は、電力ライン56および接地ライン58との間に互いに並列に設けられる、U相アーム78、V相アーム80、およびW相アーム82を含む。各相アーム78〜82は、電力ライン56および接地ライン58間に直列接続された2つのスイッチング素子と、各スイッチング素子に対して逆並列にそれぞれ接続された2つのダイオードとからそれぞれ構成される。詳細には、U相アーム78はスイッチング素子E3,E4およびダイオードD3,D4からなり、V相アーム80はスイッチング素子E5,E6およびダイオードD5,D6からなり、W相アーム82はスイッチング素子E7,E8およびダイオードD7,D8からなっている。各スイッチング素子E3〜E8には、例えばIGBT等を用いることができる。スイッチング素子E3〜E8は、モータECU60からのスイッチング信号S3〜S8によってオン・オフ制御される。
各相アーム78,80,82の中間点は、モータMG2のU相、V相およびW相(以下、単に「三相」という)の各相コイルの各一端にそれぞれ接続されている。各相コイルの各他端は、モータMG2内の中性点Nに共通接続されている。また、各相コイルに流れる電流は、電流センサ84によってそれぞれ検出されてモータECU60へ入力されるようになっている。なお、1つの電流センサを省略し、省略された相のコイル電流は他の2相のコイル電流との総和がゼロになる関係から算出されてもよい。
モータMG2のステータの外周部には、W相コイルの温度を検出するための温度センサ72が配置されている。温度センサ72により検出されたW相コイル温度Tmwは、モータECU60へ入力されるようになっている。モータECU60は、W相コイル温度Tmwに基いてU相コイル温度TmuおよびV相コイル温度Tmvを推定することができる。この温度推定は、モータMG2の特性に応じて最適に選択される定数Ku,Kvを用いて行われる。
エンジンECU16、モータECU60およびバッテリECU64は、ハイブリッド用ECU(以下、「ハイブリッドECU」という。)66に電気的に接続されている。ハイブリッドECU6は、エンジン12およびモータMG1,MG2を統括的に作動制御すると共にバッテリ50を管理する機能を有する。
ハイブリッドECU66は、エンジンECU16との間で、必要に応じてエンジン制御信号を送信し、必要に応じてエンジン作動状態に関するデータ(例えばエンジン回転数Ne等)を受信する。また、ハイブリッドECU66は、モータECU60との間で、必要に応じて要求トルク指令Tr*を送信し、必要に応じてモータ作動状態に関するデータ(例えばモータ回転数Nm1,Nm2、モータ電流等)を受信する。さらに、ハイブリッドECU66は、バッテリECU64からバッテリ残容量SOC、バッテリ電圧、バッテリ温度、入出力制限信号等のバッテリ管理に必要なデータを受信する。
ハイブリッドECU66には、また、車速センサ68およびアクセル開度センサ70が電気的に接続されており、ハイブリッド車10の走行速度である車速Svと、図示しないアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度Acとがそれぞれ入力される。
上記構成からなるハイブリッド車10では、ハイブリッドECU66によって次のようにエンジン12およびモータMG1,MG2が作動制御される。
例えば、ハイブリッド車10の始動時、モータMG1をいわゆるセルモータとして利用してエンジン12を始動する。このエンジン始動時、モータMG1は、バッテリ50からコンバータ48およびインバータ44を介して供給される電力によって駆動される。ただし、これに続く車両発進時にモータMG2から出力される動力だけで発進する場合、ここでのエンジン始動は暖機運転のためだけのものとなる。
ハイブリッド車10が停車状態から発進するとき、通常は、バッテリ50からコンバータ48およびインバータ46を介してモータMG2に電力供給して駆動し、モータMG2だけから動力を出力させて発進する。ただし、このときバッテリ50の残容量SOCが低下していてバッテリECU64からの充電要求があるときには、エンジン12から出力されて動力分配統合機構14で分配された動力をモータMG1の回転軸30に入力して発電し、発電された電力をバッテリ50に充電する。
例えば、ハイブリッド車10が低速走行しているときや坂を下っているとき等の比較的軽負荷走行時には、低中回転領域での効率が比較的良くないエンジン12から動力を出力させると燃費が悪化するため、エンジン12を停止する一方で、バッテリ50の残容量SOCを監視しながらモータMG2だけからの動力で走行する。このとき、バッテリ残容量SOCが低下してくると、バッテリECU64からの充電要求に応じてエンジン12を適宜に間欠作動させ、エンジン動力によりモータMG1で発電してバッテリ50に充電する。
例えば、ハイブリッド車10がほぼ一定の安定した速度で走行している通常走行時には、中高速回転領域で効率が比較的良好になるエンジン12から動力を出力させて走行する。このとき、必要に応じて、例えばアクセルが一時的に大きく踏み込まれて急加速するとき等には、エンジン動力の分配を受けて発電状態にあるモータMG1またはバッテリ50から電力供給してモータMG2からも動力を出力させ、エンジン12の動力をアシストする。また、バッテリ残容量SOC低下している場合には、エンジン12の出力を上昇させてモータMG1へ分配される動力を大きくし、モータMG1により発電される電力の一部をバッテリ50に充電する。
例えば、ブレーキ操作によってハイブリッド車10が減速される回生時には、車輪42から車軸40および減速機34を介して回転軸38に動力が伝達され、モータMG2が発電機として機能する。回生時にモータMG2によって発電された電力は、インバータ46で直流電圧に変換されコンバータ48で降圧されてからバッテリ50に充電される。
なお、上記において、インバータ46が電圧変換手段に相当し、温度センサ72が温度検出手段に相当し、回転角センサ37とモータECU60の一部とが回転数検出手段に相当し、電流センサ84(および必要に応じてモータECU60の一部)が電流検出手段に相当し、モータECU60が制御手段に相当する。
続いて、図3〜図5を参照して、モータMG2のみから車輪駆動力を出力して走行するいわゆるEV走行中にモータロック状態に陥った際のトルク制御について説明する。
上記ハイブリッド車10において、例えば車輪42が路上の窪みや側溝に嵌り込んで回転できない状態に陥ったとき、車輪42とモータMG2のロータ36とは車軸40、ギヤ列を含む減速機34、および回転軸38を介して連結されているため、ユーザである運転者がアクセルを踏み込んでもモータMG2のロータ36が回転できないモータロック状態になる。
このようにモータロック状態になって、なおユーザのアクセル操作による大きなトルク要求があるとき、モータMG2のステータに配置されているU相、V相およびW相のコイルのうち特定相のコイルに高電流が一相集中で流れる可能性がある。このような状態が継続すると、上記特定相のコイルやこれに対応するインバータ46内のスイッチング素子E3〜E8が過熱により焼損するおそれがある。そこで、本実施形態の車両駆動用モータの制御装置では、下記のようなトルク低減制御を実行する。
モータECU60は、電流センサ84によって検出される各相コイル電流を監視している。図3は、交流モータの駆動制御方式として一般的な正弦波PWM(Pulse Width Modulation)制御でモータMG2を駆動制御したときにU相、V相、W相の各相コイルにそれぞれ流れる交流電流の波形を重ねて表記したものであり、横軸は電流位相を表すことができる電気角(deg)であり、縦軸は電流(A)であって横軸位置が電流値ゼロである。モータMG2が正弦波PWM制御によって回転駆動されるとき、各相コイルには略正弦波状の交流電流がそれぞれ流れるが、各相コイル電流の位相は波形一周期を360degとしたとき120degずつずれている。
また、モータECU60は、三相コイルのうち温度センサ72が設置されるW相コイルに流れる交流電流(以下、単に「W相電流」という、他相についても同じ。)が電流値ゼロとなる電気角位置90を中心とする所定範囲Bをモータロック時の電流監視領域として予め記憶している。本実施形態における所定範囲Bは、W相電流がゼロの位置を中心として、W相電流とU相電流およびV相電流との各交差ポイント92,94によって両側が規定される領域である。ただし、この所定範囲Bは、モータMG2に用いられる交流モータの特性等に応じて最適な範囲が適宜に設定され得るものであり、また、必ずしも温度センサに対応する特定相電流ゼロの位置を中心とする対称範囲でなくてもよい。なお、上記所定範囲Bは、図3においては1箇所だけ図示されているが、W相電流がゼロになるすべての位置について画定されるものである。
図4はモータECU60においてモータロック時に実行されるトルク低減制御の処理手順を示すフローチャートであり、図5はこのトルク低減制御によるモータトルクの変化を概略的に示す図である。
モータECU60は、ユーザのアクセル操作によるユーザ要求トルクTr*とモータ回転数Nm2とに基いてモータMG2がモータロック状態になっているか否かを判定し、モータロック状態になっていると判定された場合であってU相電流およびV相電流の各位相が上記所定範囲B内に入っているときに図4に示すトルク低減制御を実行する。ここでの判定において、ユーザ要求トルクはアクセル開度全開でモータMG2が出力可能な最大トルクTrmaxであると仮定し、かつ、モータ回転数Nm2の閾値を100rpmと仮定してこれ未満である場合にモータロック状態であると判定することとする。
まず、温度センサ72により検出されるW相コイル温度に基いて、ROMに記憶されているコイル温度上限値到達時間マップを参照することによって、他相であるU相コイルおよびV相コイルが所定の温度上限値に到達すると推定される到達時間を取得する(ステップS10)。このとき、U相コイルとV相コイルとについてそれぞれ取得される推定到達時間が異なる場合、短い方の推定到達時間が選択される。
そして、設定された推定到達時間が経過するのを待って(ステップS12)、モータトルクをユーザ要求トルクTrmaxから低下させる(ステップS14)。この処理は、インバータ46のスイッチング素子E3〜E8を制御してモータ入力電圧を低下させ、必要に応じてコンバータ48のスイッチング素子E1,E2を制御してシステム電圧VHも低下させることで、U相電流およびV相電流を低減させることにより実現される。また、このモータトルクの低下によって、各相電流、特にU相電流およびV相電流も低減されることで、U相コイルおよびV相コイルの発熱が抑えられるとともに放熱や冷媒による積極冷却等によって温度低下し、これにより温度上限値までの若干の余裕代が生じることになり、後述するモータトルク復帰の際に再度のコイル温度上限値到達時間の取得が可能になる。
上記ステップS14によるモータトルクの低下は、図5において立ち下り部96で示される。このとき、トルクを瞬時に低下させると(例えば、図5において最大トルクTrmaxから垂直下方に向けてトルク低下)、ユーザである運転者に急激なトルク抜けによる大きな違和感を与えることになるため、上記トルク低下は時間的なレートをもって実行するのが好ましい。
続いて、モータMG2の回転数Nm2が100rpm以上になったか否かが判定される(ステップS16)。上記ステップS14の処理によってモータトルクが低下していくと、それまで最大トルクTrmaxで釣り合ってモータロック状態になっていた力関係がくずれることで、車輪42が固定されていても減速機34のギヤ列のバックラッシュ等に相当する分だけロータ36が若干逆回転することになる。したがって、ここでは、ロータ36の逆回転方向への角移動が回転角センサ37によって検出され、この検出回転角に基いて算出されるモータMG2の回転数Nm2が100rpm以上になるまで(ステップS16でNO)、上記ステップS14bによるモータトルクの低下を継続する。
モータMG2の回転数Nm2が100rpm以上になると(ステップS16でYES)、モータトルクを低下から増加へ転換し、ユーザ要求トルクTrmaxまで復帰させる(ステップS18)。ここで、モータMG2の逆方向への回転数Nm2が100rpm以上となったときのトルクポイントをTr1と表記および図示することとする。
上記モータトルク増加は、図5中の立ち上がり部98で示されており、インバータ46からのモータ入力電圧を増大させることによって実現される。このモータトルク増加もまた、上記モータトルク低下の場合と同様の理由から、所定の時間的レートでもって増加させるのが好ましい。
そして、上記ステップS14〜S16のモータトルクを一旦低下させて復帰させる制御を1回の第1トルク低減制御としてカウンタ値C(初期値=0)をインクレメントしてカウントする(ステップS20)。
続いて、モータロック状態が解消されたか否かが判定される(ステップS22)。ここでは、上記ステップS18の処理によりモータトルクを最大トルクTrmaxに復帰させた後、モータMG2のロータ36の正方向への回転数Nm2が100rpm以上になったか否かで判定される。そして、モータロック状態が解消された場合には(ステップS22でYES)、そのまま処理を終了する。
一方、モータロック状態が解消されない場合(ステップS22でNO)、カウンタ値Cが所定値n(例えばn=5)になったか否かが判定される(ステップS24)。ここで、所定値nは、1以上の整数であって、モータ特性等に応じて最適な値が選択され得るものである。そして、カウンタ値Cが所定値nになっていなければ(ステップS24でNO)、上記ステップS10に戻って上述した第1トルク低減制御が再び実行されることになる。このとき、U相コイルおよびV相コイルの各推定温度が上限値以下になっていない場合、上限値到達時間がゼロに設定されて(ステップS10,S12)、トルク復帰後直ちにステップS14の処理を実行することになる。
そして、モータロック状態が解消されない限り、上記第1トルク低減制御の実行回数Cが所定値nになるまで、繰り返し上記ステップS10〜S24の処理が実行される。
ここで、図3を再び参照すると、モータロック状態になったとき所定範囲B内の位相にあったU相電流およびV相電流は、上記のようにモータトルクを一旦低下させてから復帰させる第1トルク低減制御を行うことで、一旦は右方向へ位相が進むことになる。このとき、電流位相が所定範囲Bから右方向へ一旦出た後に再び所定範囲B内に戻ってくることもあるし、所定範囲B内で右方向へ振れてまた戻るだけの場合もある。換言すれば、上記第1トルク低減制御を実行してもU相電流およびV相電流は、所定範囲Bに滞留しているか、又は繰り返し戻ってくることになる。
そして、上記第1トルク低減制御が所定回数nだけ繰り返し実行されてもモータロック状態が解消されない場合(ステップS24でNO)、モータトルクを第1トルク低減制御のトルク転換ポイントTr1よりもさらに低い連続可能最大トルクTrcまで低下させる(ステップS26)。このステップS26での処理を第2トルク低減制御という。ここで、「連続可能最大トルク」とは、モータロック状態でモータMG2の特定相のコイルに連続通電することが許容される最大電流(直流電流)を流したときのモータの出力トルクである。なお、第2トルク低減制御におけるトルク目標値は、連続可能最大トルクTrcに限定されるものではなく、第1トルク低減制御におけるトルク低減ポイントTr1よりも低い他のトルク値であってもよい。
このように、モータロック状態で第1トルク低減制御を所定回数だけ繰り返し実行しても温度センサ72を設けたW相コイル以外のU相コイルおよびW相コイルに流れる交流電流の位相が電流値0を含む所定範囲Bに滞留する又は繰り返し戻ってくる場合には、車輪42が固定またはロックされた状態にあることが想定される。したがって、そのときは第2トルク低減制御を実行してモータトルクを第1トルク低減制御におけるトルク低減ポイントTr1よりもさらに低い連続可能最大トルクTrcまで低減することで、W相コイル以外のU相コイルおよびW相コイルに流れる電流を安全な領域まで抑えることによってU相コイルおよびW相コイルの熱的損傷および焼損を確実に防止できる。
上記第2トルク低減制御によってモータトルクを連続可能最大トルクTrcまで低下させた後、ユーザのアクセル操作によるトルク要求があるか否かを判定し(ステップS28)、トルク要求がなければ処理を終了し(ステップS28でNO)、トルク要求がある場合には(ステップS28でYES)、第2トルク低減制御を解除してモータトルクをユーザ要求トルクへと増加させるとともに、カウンタ値Cを0にリセットして上記ステップS10へ戻る。これにより、上記第1トルク低減制御および第2トルク低減制御が繰り返されることになる。
続いて、図6を参照して上記第2トルク低減制御の解除条件の変形例について説明する。上記のように図4中のステップS28においてユーザ操作によるトルク要求があったときに第2トルク低減制御を解除するものとしたが、モータMG2の回転数Nm2が或る閾値以上になったときに第2トルク低減制御を解除するようにしてもよい。
図6は、第2トルク低減制御でモータトルクが連続可能最大トルクTrcまで低下した状態を示す図である。このとき、上記第1トルク低減制御の場合と同様に、モータMG2の回転数Nm2が100rpm以上となったことを第2トルク低減制御の解除条件としてもよい。これを図6において点線102で示す。
しかし、万一にモータロック状態が上り坂で生じている場合を想定すると、大きくモータトルクを低下させた状態を継続する時間が長くなるほど車両の後ずさり距離が大きくなることになり、車両にとって好ましくはない。
そこで、モータMG2の回転数Nm2が、第1トルク低減制御におけるモータ回転数の第1閾値100rpmよりも小さい第2閾値、例えば50rpm以上になったときに、第2トルク低減制御を解除するようにすることが望ましい。この状態が、図6において実線104で示される。このように第1閾値よりも小さい第2閾値を第2トルク低減制御の解除条件とすることができるのは、第2トルク低減制御では第1トルク低減制御におけるトルク低減ポイントTr1よりもさらに低いトルク値である連続可能トルクまでモータトルクを低下させることで、U相電流およびW相電流の低下によるコイル温度の低減効果が大きく、コイル温度上限値までの余裕代を第1トルク低減制御の場合よりも大きくすることが可能になったことに基くものである。
このように、モータMG2の回転数が第2閾値50rpm以上になったときに第2トルク低減制御を解除すれば、比較的早いタイミングでの第2トルク低減制御の解除が可能になり、その分、車両の後ずさり距離が小さくなって車両の安全性向上につながる。
本発明の一実施形態である車両駆動用モータの制御装置を適用したハイブリッド車の概略構成図である。 図1の車両駆動用モータの制御装置を構成するインバータおよびコンバータの構成を示す図である。 走行用交流モータの各相コイルに流れる交流電流の波形を重ねて示す図である。 図1の車両駆動用モータの制御装置における処理手順を示すフローチャートである。 図4の処理手順による制御にしたがってモータトルクが変化する状態を示す図である。 図4に示す第2トルク低減制御の解除条件の変形例を説明するための図である。
符号の説明
10 ハイブリッド車、11 回転位置センサ、12 エンジン、13 出力軸、14 動力分配統合機構、16 エジンECU、18 サンギヤ、20 リングギヤ、22 プラネタリギヤ、24 ダンパ、26 キャリア、29 ロータ、30 回転軸、31,37 回転角センサ、32 リングギヤ軸、34 減速機、36 ロータ、38 回転軸、40 車軸、42 車輪、44,46 インバータ、48 コンバータ、50 バッテリ、52,54 平滑コンデンサ、55 電圧センサ、56 電力ライン、58 接地ライン、60 モータECU、62 SOCセンサ、64 バッテリECU、66 ハイブリッドECU、68 車速センサ、70 アクセル開度センサ、72 温度センサ、MG1,MG2 三相交流モータ。

Claims (5)

  1. 直流電圧を交流電圧に変換して車輪駆動トルクを出力可能な三相交流モータに印加する電圧変換手段と、三相交流モータのステータの三相コイルに流れる交流電流を検出する電流検出手段と、三相交流モータのロータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記三相コイルのうち特定相のコイルの温度を検出するコイル温度検出手段と、ユーザ要求トルクに応じて電圧変換装置から出力される交流電圧を制御する制御手段と、を備える車両駆動用モータの制御装置であって、
    制御手段は、ユーザ要求トルクおよび回転数に基いてモータロック状態であると判定されたとき、三相交流モータのトルクを一旦低下させて復帰させる第1トルク低減制御を実行し、この第1トルク低減制御を実行したとき前記特定相コイル以外の他相コイルに流れる交流電流の位相が電流値ゼロを含む所定範囲に滞留する又は繰り返し戻ってくる場合には、三相交流モータの出力トルクを第1トルク低減制御よりも低い所定トルクまで低下させる第2トルク低減制御を実行することを特徴とする車両駆動用モータの制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両駆動用モータの制御装置において、
    制御手段は、第1トルク低減制御の連続実行回数が所定値に達したときに第2トルク低減制御に移行することを特徴とする車両駆動用モータの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両駆動用モータの制御装置において、
    第2トルク低減制御における所定トルクは、モータロック状態での連続可能最大トルクであることを特徴とする車両駆動用モータの制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1に記載の車両駆動用モータの制御装置において、
    第2トルク低減制御は、ユーザ操作によるトルク要求があったとき、または、モータ回転数が閾値以上になったときに解除されることを特徴とする車両駆動用モータの制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両駆動用モータの制御装置において、
    第1トルク低減制御ではモータ回転数が第1閾値以上になったときにモータトルクを低下から増加に転換し、第2トルク低減制御ではモータ回転数が第1閾値よりも小さい第2閾値以上になったときに解除されることを特徴とする車両駆動用モータの制御装置。
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