JPH11122703A - 電気自動車の過負荷防止装置 - Google Patents

電気自動車の過負荷防止装置

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JPH11122703A
JPH11122703A JP9274736A JP27473697A JPH11122703A JP H11122703 A JPH11122703 A JP H11122703A JP 9274736 A JP9274736 A JP 9274736A JP 27473697 A JP27473697 A JP 27473697A JP H11122703 A JPH11122703 A JP H11122703A
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value
motor
torque
temperature
switching element
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Yasuro Matsunaga
康郎 松永
Noribumi Isachi
則文 伊佐地
Hiroshi Katada
寛 片田
Toshisada Mitsui
利貞 三井
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターロック時に出力トルクを急に低下さ
せずにインバーターの過負荷を防止する。 【解決手段】 スイッチング素子温度検出値に基づいて
各スイッチング素子の接合部温度を推定するとともに、
予め設定された接合部温度に対するトルク制限値のマッ
プから、通電中のスイッチング素子の接合部温度推定値
に応じたトルク制限値を演算する。そして、モーター回
転速度検出値が所定値よりも小さく、且つ、スイッチン
グ素子温度検出値または接合部温度推定値が所定値を超
えた時に、トルク制限値によりトルク指令値を制限し、
制限後のトルク指令値に応じて各スイッチング素子の電
流を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車の過負荷
防止装置に関し、特にモーターロック時または超低回転
速度時におけるインバーターの過負荷を防止するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インバーターから交流電力を走行用モー
ターに供給して駆動する電気自動車では、図6に示すよ
うに通常回転時はインバーターの各スイッチング素子に
交流電流i1が流れる。しかし、モーターロック時また
は超低回転速度時には特定の素子に直流電流i2が流
れ、その素子の熱損失が急激に増加する。
【0003】図7はモーターの通常の回転状態と停止状
態におけるスイッチング素子のケース温度と接合部温度
を示す。モーターが通常の回転状態にある場合は、各ス
イッチング素子にほぼ同一の電流が流れ、複数のスイッ
チング素子で熱損失が均等に分担されるので、素子ケー
ス温度Tcおよび接合部温度Tjは実線で示すように低
い値を示す。またこの時、素子間のケース温度差も小さ
い。ところが、モーターがロックされて停止状態または
超低回転速度状態にある場合には、特定の素子に直流電
流が流れるので、その素子のケース温度Tc’と接合部
温度Tj’が急激に上昇し、素子間のケース温度差も急
激に増加する。
【0004】モーターロック時または超低回転速度時に
駆動回路のスイッチング素子の接合部温度が許容値を超
えないようにするために、スイッチング素子のケース温
度を検出し、ケース温度がしきい値を超えたらインバー
ターの出力電流を低減する電気自動車の過負荷防止装置
が知られている。
【0005】また、モーターロック時または超低回転速
度時の駆動回路の過負荷を防止するために、モーターの
ロック状態を検出し、ロック状態が検出されると出力電
流を制限する電気自動車の過負荷防止装置が知られてい
る(例えば、特開平8−191503号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の過負荷防止装置では、6個のスイッチング素子
の中の最大のケース温度に基づいてインバーターの出力
電流を低減するので、インバーターのすべてのスイッチ
ング素子の出力電流が同時に制限され、モーターの出力
トルクが急激に低下して乗員に違和感を与える。また、
上述した後者の過負荷防止装置でも、モーターロック時
にインバーターのすべてのスイッチング素子の出力電流
を制限するので、モーターの出力トルクが急に低下す
る。
【0007】図8は、従来の過負荷防止装置によるモー
ターロック時の出力トルクの変化を示す。ここで、Tr
maxは、インバーターからモーターに最大電流を流した
時のモーターの最大出力トルクである。また、Tr0
は、モーターロック時にインバーターの特定のスイッチ
ング素子からモーターへ、素子が連続的に許容できる最
大電流(直流電流)を流した時のモーターの出力トルク
であり、以下では連続可能トルクと呼ぶ。モーターがロ
ックされ、インバーターの特定のスイッチング素子に最
大電流が流れると、そのスイッチング素子の接合部温度
Tjは急激に上昇し、時刻t1で許容最大値Tj4に達
する。時刻t1から出力トルクを連続可能トルクTr0
に制限することによって接合部温度Tjも低下するが、
モーターロック時の出力トルクの低下が急激であるた
め、乗員に違和感を与える。
【0008】本発明の目的は、モーターロック時に出力
トルクを急に低下させずにインバーターの過負荷を防止
する電気自動車の過負荷防止装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、複数のスイッチング素子に
よりバッテリーの直流電力を交流電力に変換してモータ
ーを駆動するインバーターと、トルク指令値に応じて各
スイッチング素子の電流を制御する電流制御手段とを備
えた電気自動車の過負荷防止装置に適用される。そし
て、スイッチング素子の発熱温度を検出する温度検出手
段と、フィン温度検出値に基づいて各スイッチング素子
の接合部温度を推定する温度推定手段と、予め設定され
た接合部温度に対するトルク制限値のマップから、通電
中のスイッチング素子の接合部温度推定値に応じたトル
ク制限値を演算するトルク制限値演算手段と、モーター
の回転速度を検出する回転速度検出手段と、回転速度検
出値が所定値よりも小さく、且つ、温度検出手段または
温度推定手段の出力が所定値を超えた時に、トルク制限
値によりトルク指令値を制限する指令値制限手段とを備
える。素子温度検出値に基づいて各スイッチング素子の
接合部温度を推定するとともに、予め設定された接合部
温度に対するトルク制限値のマップから、通電中のスイ
ッチング素子の接合部温度推定値に応じたトルク制限値
を演算する。そして、モーター回転速度検出値が所定値
よりも小さく、且つ、スイッチング素子温度検出値また
は接合部温度推定値が所定値を超えた時に、トルク制限
値によりトルク指令値を制限し、制限後のトルク指令値
に応じて各スイッチング素子の電流を制御する。 (2) 請求項2の電気自動車の過負荷防止装置は、ト
ルク指令値の所定値を、スイッチング素子が連続的に許
容できる最大直流電流を流した時のモーターの出力トル
クとしたものである。 (3) 請求項3の電気自動車の過負荷防止装置は、回
転速度の所定値にヒステリシスを持たせるようにしたも
のである。
【0010】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、例えば車両が道路上
の突起物を乗り越えるような場合に、モーターがロック
状態または超低回転速度状態になっても、モーターの出
力トルクの低下が緩やかになり、従来のようにモーター
の出力トルクが急激に低下して乗員に違和感を与えるよ
うなことがない。 (2) 請求項2の発明によれば、モーターがロック状
態または超低回転速度状態にあるか否かの判定を、モー
ターの回転速度が所定値未満という条件の他に、スイッ
チング素子が連続的に許容できる最大直流電流を流した
時のモーターの出力トルクよりもトルク指令値が大きい
ことを条件としたので、正確な判定が可能となる。 (3) 請求項3の発明によれば、モーターがロック状
態または超低回転速度状態にあるか否かの判定を行なう
ごとに判定結果が切り換わるチャタリングを防止でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は一実施の形態の構成を示す
図である。バッテリー1はインバーターリレー2および
DCリンクコンデンサ3を介してインバーター主回路4
に直流電力を供給し、インバーター主回路4は直流電力
を交流電力に変換して走行用モーター5に印加する。イ
ンバーター主回路4は、スイッチング素子であるIGB
T T1〜T6とダイオードD1〜D6から構成され、
これらのスイッチング素子は冷却用フィン(不図示)上
に取り付けられている。なお、この実施の形態では走行
用モーター5に同期電動機を用いた例を示すが、誘導電
動機を用いてもよい。また、この実施の形態ではスイッ
チング素子にIGBTを用いた例を示すが、パワートラ
ンジスターやサイリスタなどのスイッチング素子を用い
てもよい。
【0012】サーミスタ6はスイッチング素子冷却用フ
ィンの温度Tsを検出する検出器であり、電流センサー
7〜9はインバーター主回路4の出力電流Iu、Iv、
Iwを検出する検出器である。また、磁極センサー10
は同期モーター5の磁極位置θを検出する検出器であ
り、回転センサー11はモーター5の回転速度Neを検
出する検出器である。
【0013】モーターコントローラー12は、マイクロ
コンピュータとその周辺部品から構成され、車両制御コ
ントローラー(不図示)からのトルク指令値Tr*にし
たがってモーター5の三相電流Iu、Iv、Iwを制御
するとともに、後述する制御プログラムを実行してモー
ターロック時のトルク制限を行なう。
【0014】この実施の形態では、モーターがロック状
態または超低回転速度状態にある時に、インバーター主
回路4の各スイッチング素子の接合部温度を推定し、各
スイッチング素子ごとにその接合部温度に応じてモータ
ートルク指令値Tr*を制限し、制限処理後のトルク指
令値Tr*に応じた出力電流となるように各スイッチン
グ素子の電流を制御する。
【0015】まず、モーターがロック状態または超低回
転速度状態にあるか否かをモーター回転速度Neとトル
ク指令値Tr*に基づいて判定する。モーター回転速度
|Ne|が所定値Ne1よりも小さく、且つ、トルク指
令値|Tr*|が上述した連続可能トルクTr0より大
きい場合は、モーターがロック状態または超低回転速度
状態であると判定する。ここで、連続可能トルクTr0
とは、上述したように、モーターロック時にインバータ
ー主回路の1個のスイッチング素子からモーターへ、素
子が連続的に許容できる最大電流(直流電流)を流した
時のモーターの出力トルクである。
【0016】次に、スイッチング素子の接合部温度の推
定演算について説明する。まず、上述した判定条件に基
づいてモーターがロック状態または超低回転速度状態に
あると判定された時点の、各スイッチング素子ごとの冷
却用フィン温度Tfと接合部温度Tjの初期値Tfo、
Tjoを次式により求める。
【数1】Tfo=Ts+K1, Tjo=Tfo+K2 ここで、K1、K2は定数であり、各スイッチング素子
に対して最適値を設定する。
【0017】次に、モーターがロック状態または超低回
転速度状態に入ってからの経過時間をΔtとして、ロッ
ク状態または超低回転速度状態における各スイッチング
素子ごとのフィン温度と接合部温度の推定値Tfs、T
jsを次式により求める。
【数2】Tfs[n]=(Ts−K3・I−Tfs[n-1])・
Δt/K4+Tfs[n-1], Tjs[n]=(Tfs[n]−K5・I−Tjs[n-1])・Δt
/K6+Tjs[n-1] ここで、Iは三相出力電流Iu,Iv,Iwである。ま
た、K3〜K6は定数であり、各スイッチング素子に対
して最適値を設定する。なお、記号[n]は今回の演算値
を表わし、[n-1]は前回の演算値を表わす。モーターが
ロック状態または超低回転速度状態に入った直後の演算
では、Tfs[n-1]に初期値Tfoを、Tjs[n-1]に初期
値Tjoをそれぞれ設定する。
【0018】図4は、予め設定された接合部温度に対す
るトルク制限値のマップである。このマップから通電中
のスイッチング素子の接合部温度推定値Tjsに応じた
トルク制限値Tr’を表引き演算し、トルク指令値Tr
*を制限値Tr’以下に制限する。そして、制限処理後
のトルク指令Tr*に応じて通電中のスイッチング素子
を電流制御する。
【0019】図2、図3は、モーターロック時のトルク
制限処理を示すフローチャートである。これらのフロー
チャートにより、一実施の形態の動作を説明する。モー
ターコントローラー12は、所定の時間間隔でこの制御
プログラムを実行する。ステップ1において、モーター
回転速度|Ne|が所定値Ne1よりも小さいか否かを
判断し、所定値Ne1より小さければステップ2へ進
み、そうでなければステップ6へ進む。回転速度が所定
値Ne1以上の時はモーター5がロック状態でないと判
断し、ステップ6でモーター回転速度|Ne|が所定値
Ne2(>Ne1)以上かどうかを判断する。回転速度
が所定値Ne2以上の時はステップ7へ進み、モーター
ロック状態を示すロックフラグをクリヤする。この実施
の形態では、モーターロック状態の判定基準回転速度に
ヒステリシスを設け、判定結果が激しく切り換わるチャ
タリングを防止する。
【0020】モーター回転速度|Ne|が所定値Ne1
より小さい時は、ステップ2でトルク指令値|Tr*
が連続可能トルクTr0より大きいか否かを判断する。
トルク指令値|Tr*|が連続可能トルクTr0以下の
時は、ステップ8でその状態が所定時間継続されたかど
うかを確認する。連続可能トルクTr0以下の状態が所
定時間以上継続された場合はステップ9へ進み、特定の
スイッチング素子にトルク指令値Tr*に応じた電流を
連続して流しても、そのスイッチング素子の接合温度T
jが許容最大値まで上昇することはないので、ロックフ
ラグをクリヤする。
【0021】モーター回転速度|Ne|が所定値Ne1
より小さく、且つトルク指令値|Tr*|が連続可能ト
ルクTr1より大きい時は、モーター5がロック状態ま
たは超低回転速度状態にあると判断してステップ3へ進
み、ロックフラグがクリヤされているかどうかを確認す
る。ロックフラグがクリヤされていればステップ4へ進
み、上述したようにモーターがロック状態または超低回
転速度状態に入った時点の、各スイッチング素子ごとの
冷却用フィン温度初期値Tfoと接合部温度初期値Tjo
を求める。続くステップ4Aで、モーター5がロック状
態または超低回転速度状態になってからの経過時間Δt
の計時を開始する。ステップ5ではロックフラグをセッ
トする。
【0022】ステップ11において、ロックフラグがセ
ットされているか否かを確認し、セットされていればス
テップ12以降のモーターロック時または超低回転速度
時のトルク制限処理を行ない、ロックフラグがクリヤさ
れていれば処理を終了する。ステップ12では、上述し
たようにロック状態または超低回転速度状態における各
スイッチング素子ごとのフィン温度推定値Tfsと接合
部温度推定値Tjsを求める。ステップ13で、磁極位
置θを検出し、磁極位置θに基づいて通電しているスイ
ッチング素子を特定する。続くステップ14で、予め設
定された接合部温度に対するトルク制限値のマップ(図
4参照)から、通電中のスイッチング素子の接合部温度
推定値Tjsに応じたトルク制限値Tr’を表引き演算
する。ステップ15においてトルク指令値Tr*を制限
値Tr’以下に制限し、ステップ16でトルク制限後の
指令値Tr*に応じた出力電流となるように通電中のス
イッチング素子の電流を制御する。
【0023】図5は、この実施の形態によるモーターロ
ック時の出力トルクの変化を示す。モーターロック後の
時刻t11までは最大トルクTrmaxが出力され、時刻
t11から接合部温度Tjに応じたトルク制限がかか
る。その結果、出力トルクが低下し始める。出力トルク
の低下によりモーター5の通電相、すなわち通電スイッ
チング素子が隣の相の素子に移るため、新しく通電相に
なったスイッチング素子のトルク制限値が演算される。
新たに通電相になったスイッチング素子は今まで通電し
ていなかったので、接合部温度が低く、したがってトル
ク制限値が高い。つまり、図示するように時刻t12か
ら出力トルクが増加する。上述したように、従来は、時
刻t12から出力トルクが破線に沿って低下し、急激に
トルクが低下していた。時刻t13でふたたび現在通電
中のスイッチング素子の接合部温度が上昇し、接合部温
度に応じたトルク制限がかかって出力トルクが低下す
る。このように、各スイッチング素子ごとにその接合部
温度に応じてトルク指令値が制限されるので、モーター
ロック時に急に出力トルクが低下するようなことがな
く、乗員が違和感を感じることはない。
【0024】以上の一実施の形態の構成において、イン
バーター主回路4がインバーターを、モーターコントロ
ーラー12が電流制御手段、温度推定手段、トルク制限
値演算手段および指令値制限手段を、サーミスタ6が温
度検出手段を、回転センサー11が回転速度検出手段を
それぞれ構成する。
【0025】なお、上述した実施の形態ではサーミスタ
によりスイッチング素子冷却用フィンの温度を検出し、
フィン温度に基づいてスイッチング素子の接合部温度を
推定する例を示したが、スイッチング素子のケース温度
を検出し、ケース温度に基づいてスイッチング素子の接
合部温度を推定するようにしてもよい。また、フィン温
度またはケース温度を検出するためのセンサーはサーミ
スタに限定されない。さらに、上述した実施の形態で
は、1個のサーミスタによりフィン温度を検出する例を
示したが、各スイッチング素子ごとにフィン温度または
ケース温度を検出するセンサーを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 一実施の形態のモーターロック時または超低
回転速度時のトルク制限処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】 図2に続く、一実施の形態のモーターロック
時または超低回転速度時のトルク制限処理を示すフロー
チャートである。
【図4】 接合部温度に対するトルク制限値のマップを
示す図である。
【図5】 一実施の形態の出力トルク制御結果を示す図
である。
【図6】 モーターロック時のスイッチング素子に流れ
る電流を説明する図である。
【図7】 モーターの通常の回転状態と停止状態におけ
るスイッチング素子のケース温度と接合部温度を示す図
である。
【図8】 従来の過負荷防止装置によるモーターロック
時または超低回転速度時の出力トルクの変化を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 バッテリー 2 インバーターリレー 3 DCリンクコンデンサ 4 インバーター主回路 5 モーター 6 サーミスタ 7,8,9 電流センサー 10 磁極センサー 11 回転センサー 12 モーターコントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片田 寛 茨城県ひたちなか市高場2520番地 株式会 社日立製作所内 (72)発明者 三井 利貞 茨城県ひたちなか市高場2520番地 株式会 社日立製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング素子によりバッテリ
    ーの直流電力を交流電力に変換してモーターを駆動する
    インバーターと、 トルク指令値に応じて各スイッチング素子の電流を制御
    する電流制御手段とを備えた電気自動車の過負荷防止装
    置において、 スイッチング素子の発熱温度を検出する温度検出手段
    と、 前記フィン温度検出値に基づいて各スイッチング素子の
    接合部温度を推定する温度推定手段と、 予め設定された接合部温度に対するトルク制限値のマッ
    プから、前記通電中のスイッチング素子の前記接合部温
    度推定値に応じたトルク制限値を演算するトルク制限値
    演算手段と、 モーターの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記回転速度検出値が所定値よりも小さく、且つ、前記
    温度検出手段または前記温度推定手段の出力が所定値を
    超えた時に、前記トルク制限値により前記トルク指令値
    を制限する指令値制限手段とを備えることを特徴とする
    電気自動車の過負荷防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気自動車の過負荷防
    止装置において、 前記トルク指令値の所定値は、スイッチング素子が連続
    的に許容できる最大直流電流を流した時のモーターの出
    力トルクであることを特徴とする電気自動車の過負荷防
    止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電気自
    動車の過負荷防止装置において、 前記回転速度の所定値にヒステリシスを持たせることを
    特徴とする電気自動車の過負荷防止装置。
JP9274736A 1997-10-07 1997-10-07 電気自動車の過負荷防止装置 Pending JPH11122703A (ja)

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