JP2000083383A - 負荷駆動装置の過熱保護装置 - Google Patents

負荷駆動装置の過熱保護装置

Info

Publication number
JP2000083383A
JP2000083383A JP10249959A JP24995998A JP2000083383A JP 2000083383 A JP2000083383 A JP 2000083383A JP 10249959 A JP10249959 A JP 10249959A JP 24995998 A JP24995998 A JP 24995998A JP 2000083383 A JP2000083383 A JP 2000083383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
protection device
current
overheat protection
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10249959A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Funabashi
憲治 舩橋
Satoru Kodama
悟 兒玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10249959A priority Critical patent/JP2000083383A/ja
Publication of JP2000083383A publication Critical patent/JP2000083383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】出力性能の低下を抑止しつつ素子安全性を向上
可能な負荷駆動装置の過熱保護装置を提供すること。 【解決手段】半導体スイッチング素子近傍の温度センサ
から検出した温度変化速度(T1−T2)/tが上昇方
向に大きい場合120)に、この半導体スイッチング素
子に通電する電流の減少速度を増加させる(S122)
ので、温度センサの温度検出遅延にもかかわらず半導体
スイッチング素子の温度を所定の許容温度以下に良好に
規制することができる。特に、検出温度が高くかつ温度
変化速度が大きい場合に大きな減少速度で、好ましくは
最大の減少速度で電流を所定の小電流レベルまで減少さ
せるので、温度センサの温度検出遅延にもかかわらず半
導体スイッチング素子の温度を所定の許容温度以下に更
に一層良好に規制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷駆動装置の過
熱保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ制御用インバータ回路などに用い
られる半導体スイッチング素子は大電流通電により温度
が上昇して接合が破壊される可能性があり、通電電流を
予め決められた一定の電流制限値以下に制限して用いら
る。特開平4−295278号公報は、インバータ回路
近傍に設けた温度センサによりインバータ回路の素子温
度を検出し、それが許容温度以上となる場合にインバー
タ回路の出力周波数を低下させ、その主要な発熱素子
(パワースィッチング素子)の電力損失すなわち発熱量
を減らすインバータ装置を提案している。この制御によ
る各部状態変化を図6のタイミングチャートに示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報のインバータ装置をたとえば車両空調用モータ駆
動などに用いる場合、走行風すなわち車両走行時の空気
流で空冷するのが好適であるが、この場合、走行状態か
らアイドル状態となると冷却性能が急激に低下して素子
温度が急上昇を招くので、インバータ回路の出力周波数
を急激に低下する必要が生じる。
【0004】しかし、インバータ回路のパワースィッチ
ング素子から温度センサまでの放熱経路には伝熱抵抗と
熱容量とに基づく熱伝達の遅れが存在するため、インバ
ータ回路の出力周波数減少すなわちパワースィッチング
素子の発熱量の削減が遅れ、過渡的にその温度が目標よ
り上昇してしまうという問題がある。また、上記した温
度センサの温度検出の遅延はそれによるインバータ回路
の出力周波数制御にハンチングを発生させて、空調吹き
出し温度の周期変動など不快感を生じてしまう。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、出力性能の低下を抑止しつつ素子安全性を向上可
能な負荷駆動装置の過熱保護装置を提供することを、そ
の解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の負荷駆動
装置の過熱保護装置では、半導体スイッチング素子近傍
の温度センサから検出した温度変化速度が上昇方向に大
きい場合にこの半導体スイッチング素子に通電する電流
の減少速度を増加させるので、温度センサの温度検出遅
延にもかかわらず半導体スイッチング素子の温度を所定
の許容温度以下に良好に規制することができる。
【0007】請求項2記載の構成によれば請求項1又は
2記載の負荷駆動装置の過熱保護装置において更に、検
出温度が高くかつ温度変化速度が大きい場合に電流の減
少速度を増大させるので、温度センサの温度検出遅延に
もかかわらず半導体スイッチング素子の温度を所定の許
容温度以下に更に良好に規制することができる。請求項
3記載の構成によれば請求項1又は2記載の負荷駆動装
置の過熱保護装置において更に、検出温度が高くかつ温
度変化速度が大きい場合に大きな減少速度で、好ましく
は最大の減少速度で電流を所定の小電流レベルまで減少
させるので、温度センサの温度検出遅延にもかかわらず
半導体スイッチング素子の温度を所定の許容温度以下に
更に一層良好に規制することができる。
【0008】すなわち、この構成によれば温度上昇速度
により素子発熱の急増可能性を認識し、更に現在の素子
温度からこの素子の最高許容温度までの温度上昇マージ
ンと上記可能性とから、素子電流をある避難レベルまで
緊急発熱削減する必要があるかどうかを判別し、必要が
ある場合のみこの絶対的な緊急発熱削減を強制実行する
ので、必要な場合にのみ通電削減による素子保護を確実
に実施できる。
【0009】請求項4記載の構成によれば請求項1乃至
3のいずれか記載の負荷駆動装置の過熱保護装置におい
て更に、温度変化速度が減少方向に大きい場合に電流の
増加速度を増加させるので、請求項1乃至3のいずれか
記載の構成により減少した負荷への出力を半導体スイッ
チング素子の安全性を損なうことなく回復することがで
きる。
【0010】請求項5記載の構成によれば請求項1乃至
4のいずれか記載の負荷駆動装置の過熱保護装置におい
て更に、負荷をなす車両空調用モータの回転周波数を制
御して前記電流の変化率又はその変化速度を制御する。
車両空調用モータでは、その回転周波数を制御して電流
の変化率又はその変化速度を変更しても、空調システム
の熱的応答性は緩慢であるので、空調フィーリングの急
激な変化を招くことなく、素子の発熱低下による熱的保
護を行うことができる。
【0011】請求項6記載の構成によれば請求項3及び
5記載の負荷駆動装置の過熱保護装置において更に、こ
の小電流レベルは、車両のアイドル時に必要な空調能力
を確保可能な最小値に設定される。このようにすれば、
車両空調フィーリングの低下を抑止しつつ過熱保護を行
うことができる。
【0012】
【発明を実施するための態様】以下、本発明の好適な態
様を以下の実施例に基づいて説明する。
【0013】
【実施例1】本発明の負荷駆動装置の過熱保護装置を車
両用空調装置の圧縮機駆動モータに適用した一実施例を
図1を参照して以下に説明する。 (構成)この車両用空調装置は、図示しない車載バッテ
リから入力される直流電力を断続して三相交流電力を形
成し、空調装置のコンプレッサ駆動用モータMに供給す
る三相インバータ回路2と、三相インバータ回路2に制
御電圧を印加するゲートコントローラ3と、入力信号に
基づいてゲートコントローラ3を制御する空調モータ制
御用コントローラ4と、温度センサ5とからなる。温度
センサ5は、図2に示すように、三相インバータ回路2
の半導体スイッチング素子を構成するIGBT20に近
接して同じ金属ケース6上に固定されている。61は金
属ケース6の反実装面に設けられて冷却風により冷却さ
れる冷却フィンである。
【0014】三相インバータ回路2は、従来のものとま
ったく同じ回路構成を有し、合計6個のIGBT及びこ
れらIGBTと逆並列接続されたダイオード(図示せ
ず)とからなり、3つのIGBTが上アームを構成し、
残る3つのIGBTが下アームを構成する。ただし、図
2では1つのIGBTだけを図示する。各IGBT20
は、図示省略するがヒートシンクをなす金属ブロック上
にIGBTチップをマウントした構造を有しており、金
属ブロックの底面は金属ケース6の上面に絶縁フィルム
を介して固定されている。
【0015】なお、温度センサ5は、IGBTチップと
ともに上記金属ブロック上にマウントされてもよく、ま
たはIGBTチップに集積されてもよい。 (動作)空調モータ制御用コントローラ13の制御動作
を図4を参照して説明する。まず、温度センサ5から素
子近傍の温度を読み込み(S100)、それを今回値T
1として記憶する(S102)。次に、空調装置のコン
トローラ(図示せず)からモータMの目標回転数指令値
を読み込む(S104)。なお、空調装置のコントロー
ラは温度設定器(図示せず)から読み込んだ要求室温と
室温センサ(図示せず)から読み込んだ室温との差すな
わち空調熱負荷に基づいて上記目標回転数指令値を決定
する。
【0016】次に、S100での温度読み込みから所定
時間t秒経過したかどうかを判定し(S106)、経過
していなければS124へ進み、経過していれば記憶す
る今回値T1を前回値T2として記憶し(S108)、
再度、温度センサ5から素子近傍の温度を読み込み(S
110)、それを今回値T1として記憶する(S11
2)。
【0017】次に、今回値T1が周波数制御によりIG
BT20の保護が必要な温度範囲内にあるかどうかを判
定し(S114)、なければS124にジャンプして、
S104で設定された目標回転数指令値でモータMを駆
動させる。なお、ここでいうIGBT20の保護が必要
な温度範囲内とはIGBT20の最高許容温度直下の所
定の高温運転領域であり、通電制御に際して十分な注意
を要する領域を意味するものとするが、その他、外部温
度が高いにもかかわらず熱負荷が大きく高出力運転が必
要であるといったゾーンをこのIGBT20の保護が必
要な温度範囲内と判定してもよい。
【0018】一方、今回値T1が周波数制御によりIG
BTの保護が必要な温度範囲内にあれば、S104で設
定された目標回転数指令値とは無関係に、以下、S11
6〜S122のステップによる回転数制御を行う。ま
ず、今回値T1がこの温度範囲の4つのゾーン(範囲)
のどれに入るかを判定し(S116)、温度変化速度T
vを次式に基づいて算出する(S118)。
【0019】温度変化速度Tv=(T1−T2)/t 次に、この温度変化速度Tvが、予め設定した5つのゾ
ーン(範囲)のどれに入るかを判定し(S120)、S
116及びS120のよるゾーン判定に基づいて予め記
憶するマップから今回のモータMの回転数(駆動周波
数)の変化速度を選択する(S122)。
【0020】次に、S122で選択された駆動周波数
(回転数)の変化速度にてモータMの回転数を変更する
ようにゲートコントローラ3に指令する(S124)。
なお、S106からS124へ直接ジャンプする場合に
は、前回のルーチンにおけるS114でYESと判定し
ていればS122で選択されたモータMの回転数変化速
度でその回転数変化が実施され、前回のルーチンにおけ
るS114でNOと判定していればS104で選択され
たモータMの目標回転数指令値に追従するようにモータ
Mの回転数が制御される。
【0021】(マップの説明)次に、本実施例の要部で
あるこのモータMの回転数(駆動周波数)の変化速度の
選択(S122)について、以下に詳細に説明する。コ
ントローラ4のメモリに格納されている上記マップは、
図4に示すように、温度T1及び温度変化速度Tvによ
り合計20のゾーンに分割され、あらかじめ設定された
5つのモータMの回転数変化速度Vのうちの一つが各ゾ
ーンごとにそれぞれ設定されている。
【0022】回転数変化速度値としては、V0、V1、
V2、0、V3、V4の5つが設定されている。V0、
V1、V2は、回転数増加方向(正方向)への回転数変
化速度Vであって、V0>V1>V2とされている。回
転数変化速度値V3、V4は、回転数減少方向(負方
向)への回転数変化速度V(すなわち負値)であって、
V3>V4とされている。回転数変化速度値V4の絶対
値lV4lは、他の回転数変化速度値V0、V1、V
2、V3より大きく、ブラシレスDCモータであるモー
タMのロータの同期を維持しつつ追従可能な最大値に設
定されている。 (A)素子急保護モード このマップでは、図4に示すように、 1.検出温度T1が最も高い場合(D)又は少し高い場
合(C)で、かつ、温度変化速度Tvが上昇方向に最も
大きい場合(UH)又は少し大きい場合(UL)、 2.検出温度T1が中間温度値よりも少し低い(B)に
もかかわらず温度変化速度Tvが上昇方向に最も大きい
場合(UH)、 3.温度変化速度Tvが小さい(Z)にもかかわらず検
出温度T1が最も高い場合(D)、において、回転数変
化速度Vを最大減少速度V4で低い回転数値3000r
pmまで強制的に低下させる。なお、このモータMの最
高回転数は9000rpmである。
【0023】このようにすれば、良好に素子(IGB
T)保護を行うことができる。以下、更に説明する。ま
ず、検出温度T1が最も高い場合(D)又は少し高い場
合(C)で、かつ、温度変化速度Tvが上昇方向に最も
大きい場合(UH)又は少し大きい場合(UL)には、
たとえば車両が急停止するなどの理由により冷却条件が
急に悪化して素子温度がこれから急激に上昇する可能性
を含んでいる。これは上述するように温度センサ5によ
る検出遅れが存在するためである。それに対し、素子温
度自体も高温となっているのでこれからの素子の温度上
昇許容度合いが小さい。
【0024】そこで、この場合には、とにかく装置が許
す最大の回転数減少速度で回転数をある低いレベルまで
一度低下させる。これにより、車両が急にアイドル状態
となった場合などでも素子がその最高許容温度範囲を超
えることを防止することができる。これにより、従来に
おける大きな問題であった温度センサの検出遅れにより
その後回転数を十分低下するまでの過渡期間において大
きな素子発熱が生じてしまい、過渡的に素子温度が大き
く上昇してしまうという現象を良好に抑止することがで
き、冷却条件が急変する車両空調用モータの駆動装置な
どにおいて優れた素子保護効果を奏することができる。
【0025】次に、検出温度T1が中間温度値よりも少
し低い(B)にもかかわらず温度変化速度Tvが上昇方
向に最も大きい場合(UH)には、車両が急停止するな
どの理由により冷却条件が急に悪化して素子温度がこれ
から急激に上昇する可能性が強く懸念される。そこでこ
の場合も上記と同様にして素子がその最高許容温度範囲
を超えることを防止する。
【0026】次に、温度変化速度Tvが小さい(Z)に
もかかわらず検出温度T1が最も高い場合(D)には、
素子温度がこれから急激に上昇する可能性は小さいもの
の、もしそうであると素子温度が高くこれ以後の素子温
度上昇余力が小さいので、早目に素子温度低下を図るこ
とが得策である。そこでこの場合も上記と同様にして素
子がその最高許容温度範囲を超えることを防止する。
【0027】なお、冷却条件の急な悪化により素子(I
GBT)温度の急上昇が生じる場合における温度センサ
の温度上昇速度は、最初緩やかでその後上昇率が増大す
る特性となるので、上記制御モードはこれにマッチング
している。 (B)素子緩保護モード このマップでは、図4に示すように、 4.検出温度T1が最も低い場合(D)には、温度変化
速度Tvが上昇方向に最も大きい場合(UH)又は少し
大きい場合(UL)であっても、回転数変化速度Vを最
大減少速度V4より小さい回転数変化(減少)速度V3
で緩やかに低下させる。
【0028】すなわち、この場合には、たとえ車両が急
停止するなどの理由により冷却条件が急に悪化して素子
温度がこれから急激に上昇したとしても、まだ素子は十
分な温度上昇マージンを残しており、上記素子急保護モ
ードを採用しなくても素子保護ができるためである。こ
のようにすれば素子保護を図りつつ、空調フィーリング
の悪化を防止することができる。 (C)回転数回復モード 図4に示すマップにおける回転数変化速度がVO、V
1、V2とされるゾーンでは、回転数変化速度Vがこれ
らの設定回転数変化速度で増加される。
【0029】すなわち、上記した素子急保護モードや素
子緩保護モードでモータMの回転数が低下すれば、その
後、IGBT(素子)20の温度が低下する。この低下
により回転数(空調出力)向上が可能となるので、回転
数変化速度Vをその増加方向に増加させる。この時、検
出温度変化速度が低下方向に大きいほど、検出温度が低
いほど、回転数変化速度Vを増加方向へ大きく増大させ
る。
【0030】これにより素子安全性を確保しつつレスポ
ンスよく回転数を回復することができる。 (D)回転数安定モード 図4に示すマップにおける回転数変化速度が0とされる
これらのゾーンでは、回転数を変化させない。これらの
ゾーンは素子が高温範囲にある場合における好ましいゾ
ーンであり、回転数をこれらのゾーンに収束させること
により、素子安全性を確保しつつ高出力運転が実現す
る。
【0031】上記説明した本実施例のモータMの周波数
制御によれば、図4に示すように、保護が必要な温度範
囲で、検出した素子近傍温度高く、かつ、その上昇速度
が大きい場合に回転数(平均電流)の減少速度を増加さ
せ、素子近傍温度が低く、かつ、その下降速度が大きい
場合に電流の増加速度を強力に一定電流レベルまで低下
させる。
【0032】なお、この一定電流レベル(本発明でいう
小電流レベル)は、車両のアイドル時に必要な空調能力
を確保可能な最小値に設定とすることが好適である。こ
のようにすれば、車両空調フィーリングの低下を抑止し
つつ過熱保護を行うことができる。本実施例によるモー
タMの回転数制御の一例を図5に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の負荷駆動装置の過熱保護装置の一実
施例を示すブロック回路図である。
【図2】 図1に示す負荷駆動装置の過熱保護装置の一
部拡大断面図である。
【図3】 コントローラ4の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 検出温度と検出温度の変化率と回転数変化速
度との関係を示すマップである。
【図5】 実施例1の回転数制御を行う場合の各部状態
の変化を示すタイミングチャートである。
【図6】 従来の回転数制御を行う場合の各部状態の変
化を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2は三相インバータ回路(負荷駆動回路)、4は空調モ
ータ制御用コントローラ(電流制御手段)、5は温度セ
ンサ(温度検出手段)、20はIGBT(半導体スイッ
チング素子)、S118は温度変化速度算出手段、S1
22は電流制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA05 AA06 AA17 BB06 CA01 CB00 CC03 DA05 DB01 DC08 FA13 HA03 HA04 HA05 5H740 AA03 BA11 BB10 MM08 PP02 PP06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力断続用の半導体スイッチング素子を有
    して負荷を駆動する駆動回路と、 前記半導体スイッチング素子の温度に関する情報を検出
    する温度検出手段と、 前記情報に基づいて検出された前記素子の検出温度に基
    づいて前記半導体スイッチング素子の通電電流を制御し
    て前記半導体スイッチング素子の温度を所定の許容温度
    以下に規制する電流制御手段と、 を備える負荷駆動装置の過熱保護装置において、 前記検出温度の変化速度を算出する温度変化速度算出手
    段を備え、 前記電流制御手段は、前記温度変化速度が上昇方向に大
    きい場合に前記電流の減少速度を増加させて前記半導体
    スイッチング素子の温度を所定の許容温度以下に制限す
    ることを特徴とする負荷駆動装置の過熱保護装置。
  2. 【請求項2】請求項12記載の負荷駆動装置の過熱保護
    装置において、 前記電流制御手段は、前記検出温度が高くかつ前記温度
    変化速度が大きい場合に前記電流の減少速度を増大させ
    ることを特徴とする負荷駆動装置の過熱保護装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の負荷駆動装置の過熱
    保護装置において、 前記電流制御手段は、前記検出温度が高くかつ前記温度
    変化速度が大きい場合に前記電流の減少速度を増大さ
    せ、かつ、所定の小電流レベルまで前記電流を減少させ
    ることを特徴とする負荷駆動装置の過熱保護装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載の負荷駆動
    装置の過熱保護装置において、 前記電流制御手段は、前記温度変化速度が減少方向に大
    きい場合に前記電流の増加速度を増加させることを特徴
    とする負荷駆動装置の過熱保護装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の負荷駆
    動装置の過熱保護装置において、 前記電流制御手段は、前記負荷をなす車両空調用モータ
    の回転周波数を制御して前記電流を制御することを特徴
    とする負荷駆動装置の過熱保護装置。
  6. 【請求項6】請求項3及び5記載の負荷駆動装置の過熱
    保護装置において、 前記小電流レベルは、車両のアイドル時に必要な空調能
    力を確保可能な最小値に設定されることを特徴とする負
    荷駆動装置の過熱保護装置。
JP10249959A 1998-09-03 1998-09-03 負荷駆動装置の過熱保護装置 Pending JP2000083383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249959A JP2000083383A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 負荷駆動装置の過熱保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249959A JP2000083383A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 負荷駆動装置の過熱保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000083383A true JP2000083383A (ja) 2000-03-21

Family

ID=17200742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10249959A Pending JP2000083383A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 負荷駆動装置の過熱保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000083383A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503998A (ja) * 2000-06-09 2004-02-05 インターナショナル・レクチファイヤー・コーポレーション パワースイッチング装置の温度をフィードバックしてモータドライブのトルクを動的に制御する方法
US7164248B2 (en) 2003-05-12 2007-01-16 Denso Corporation Electric motor drive apparatus and motor-driven power steering system
JP2010193695A (ja) * 2009-01-22 2010-09-02 Fuji Electric Systems Co Ltd 電力変換装置およびそのファン故障検出方法
WO2012042899A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 パナソニック株式会社 電動コンプレッサ
JP2013048499A (ja) * 2011-08-27 2013-03-07 Denso Corp 回転機の制御装置
CN109413767A (zh) * 2017-08-16 2019-03-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电加热装置及其igbt过热保护方法
CN110556793A (zh) * 2019-08-28 2019-12-10 北京索德电气工业有限公司 实时igbt过载保护方法
CN114688007A (zh) * 2022-03-23 2022-07-01 浙江宜格企业管理集团有限公司 一种美容仪器空气压缩机过热保护控制方法及系统及设备
CN117411389A (zh) * 2023-12-14 2024-01-16 珠海格力电器股份有限公司 一种直流电机过热保护方法及直流电机

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503998A (ja) * 2000-06-09 2004-02-05 インターナショナル・レクチファイヤー・コーポレーション パワースイッチング装置の温度をフィードバックしてモータドライブのトルクを動的に制御する方法
US7164248B2 (en) 2003-05-12 2007-01-16 Denso Corporation Electric motor drive apparatus and motor-driven power steering system
JP2010193695A (ja) * 2009-01-22 2010-09-02 Fuji Electric Systems Co Ltd 電力変換装置およびそのファン故障検出方法
JP5899502B2 (ja) * 2010-10-01 2016-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動コンプレッサ
WO2012042899A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 パナソニック株式会社 電動コンプレッサ
CN103140681A (zh) * 2010-10-01 2013-06-05 松下电器产业株式会社 电动压缩机
JPWO2012042899A1 (ja) * 2010-10-01 2014-02-06 パナソニック株式会社 電動コンプレッサ
US9018879B2 (en) 2010-10-01 2015-04-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric compressor
JP2013048499A (ja) * 2011-08-27 2013-03-07 Denso Corp 回転機の制御装置
CN109413767A (zh) * 2017-08-16 2019-03-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电加热装置及其igbt过热保护方法
CN109413767B (zh) * 2017-08-16 2021-01-26 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电加热装置及其igbt过热保护方法
CN110556793A (zh) * 2019-08-28 2019-12-10 北京索德电气工业有限公司 实时igbt过载保护方法
CN110556793B (zh) * 2019-08-28 2022-04-12 北京索德电气工业有限公司 实时igbt过载保护方法
CN114688007A (zh) * 2022-03-23 2022-07-01 浙江宜格企业管理集团有限公司 一种美容仪器空气压缩机过热保护控制方法及系统及设备
CN117411389A (zh) * 2023-12-14 2024-01-16 珠海格力电器股份有限公司 一种直流电机过热保护方法及直流电机
CN117411389B (zh) * 2023-12-14 2024-05-31 珠海格力电器股份有限公司 一种直流电机过热保护方法及直流电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4093678B2 (ja) 電動機制御装置
JP4792712B2 (ja) 電源の冷却装置
JP2012200042A (ja) インバータ制御装置及び冷凍空調装置
JPH11122703A (ja) 電気自動車の過負荷防止装置
JP2001169407A (ja) 電気自動車の制御装置
JP2001345688A (ja) 半導体スイッチング素子駆動回路
JP2000083383A (ja) 負荷駆動装置の過熱保護装置
JPH05115106A (ja) 電気自動車の制御装置
JP3102355B2 (ja) 自動車用冷却システムに用いられる電動ファン装置
JPH07143615A (ja) 電気車の電力変換手段の冷却装置
JP2017184518A (ja) 車両駆動モータ用インバータの冷却装置
JP2000032768A (ja) 負荷駆動装置の過熱保護装置
JP2006025493A (ja) 電力変換装置およびその電流制限方法
JP2760226B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3430907B2 (ja) インバータ熱保護装置及び導電性発熱体の熱保護方法
JP7544129B2 (ja) スイッチング素子駆動方法、及びスイッチング素子駆動装置
JPH05252606A (ja) 電気自動車用回生制動装置
JPS62251418A (ja) 車両用電動フアン制御装置
JP3661007B2 (ja) 室外ファンの制御装置
JP4294112B2 (ja) 室外ファンの制御装置
JPH06327294A (ja) 多ロータモータ駆動用インバータ装置
JPH083381B2 (ja) 空気調和機の周波数制御装置
US9581348B2 (en) Method of controlling the temperature of a controller of an electric compressor for an air conditioner in a vehicle
JPH0833104A (ja) 電気自動車用電力変換装置の冷却方法
JP2002318026A (ja) 冷凍車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311