JP3688227B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンとモーターの両方またはいずれか一方を車両の走行駆動源とするハイブリッド車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石式同期モーターをインバーターで可変速駆動する場合に、モーターのロック運転が行われるとインバーターのスイッチング素子に直流電流が流れ、かつ特定相のスイッチング素子に電流が集中するため、スイッチング素子の温度が急激に上昇する。
【0003】
この問題を解決するために、モーターのトルク指令値と回転速度とに基づいてモーターがロック運転状態にあるかどうかを判定し、ロック運転状態にあるときはインバーターのスイッチング素子のジャンクション(接合部)温度を推定し、推定温度がスイッチング素子の許容ジャンクション温度以下になるようにモーターの出力トルクを制限することによって、インバーターのスイッチング素子の過熱を防止するようにした電気自動車の過負荷防止装置が知られている(例えば特開平11−215687号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の電気自動車の過負荷防止装置を、エンジンとモーターの両方またはいずれか一方を車両の走行駆動源とするハイブリッド車両に適用した場合に、インバーターのスイッチング素子の過熱を防止するためにモーターの出力トルクを制限した分だけエンジンの出力トルクを増やせば、車両の駆動力を一定に保つことができる。
【0005】
しかし、エンジンが停止してモーターの駆動力だけで走行しているときにモーターのロック運転状態が発生すると、エンジンを始動してエンジントルクでモータートルク低減分を補うまでに時間がかかり、その間は車両の駆動力が一時的に低下してしまうという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、モーターのロック運転状態が検知されてエンジンを始動するときの車両駆動トルクの低下を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態の構成を示す図1および図2に対応づけて本発明を説明すると、
(1) 請求項1の発明は、エンジン3とモーター2の両方またはいずれか一方により車両を走行駆動するハイブリッド車両の制御装置に適用される。
そして、モーター2の回転速度を検出する速度検出手段21,22と、スイッチング素子を用いてモーター2に交流電力を供給する電力変換手段7と、スイッチング素子のジャンクション温度を演算する演算手段9と、モーター2の回転速度とトルク指令値とに基づいて、モーター2がロック状態にあるか否かを判定する第1の判定手段9と、第1の判定手段9によりロック状態にあると判定されると、モーター2の回転速度検出値の現在までの変化に基づいて、エンジン3の始動開始からトルクを出力できる状態になるまでの時間(エンジン始動時間)経過後のモーター2の回転速度とを推定する推定手段9と、エンジン始動時間経過後のモーター回転速度推定値に基づいて、エンジン始動時間経過後にモーター2がロック状態を脱するか否かを判定する第2の判定手段9と、第1の判定手段9によりロック状態にあると判定されたときに、第2の判定手段9によりエンジン始動時間経過後もロック状態を脱しないと判定されると、エンジン3を始動する制御手段5,9,10とを備える。
(2) 請求項2のハイブリッド車両の制御装置は、推定手段9によって、第1の判定手段9によりロック状態にあると判定されると、モーター2の回転速度検出値とスイッチング素子のジャンクション温度演算値との現在までの変化に基づいて、エンジン始動時間経過後のモーター2の回転速度とスイッチング素子のジャンクション温度とを推定し、
エンジン始動時間経過後のジャンクション温度推定値に基づいて、モーター2のトルク制限の要否を判定する第3の判定手段9を備え、
制御手段5,9,10によって、第1の判定手段9によりロック状態にあると判定されたときに、第2の判定手段9によりエンジン始動時間経過後もロック状態を脱しないと判定され、且つ、第3の判定手段9によりモーター2のトルク制限が必要と判定されると、エンジン3を始動する。
(3) 請求項のハイブリッド車両の制御装置は、エンジン3の冷却水温度を検出する冷却水温検出手段と、エンジンの冷却水温度によりエンジン始動時間Δtを補正する補正手段9とを備える。
(4) 請求項のハイブリッド車両の制御装置は、外気温度を検出する外気温検出手段と、外気温度によりエンジン始動時間Δtを補正する補正手段9とを備える。
(5) 請求項のハイブリッド車両の制御装置は、エンジン3に連結されてエンジン3を始動するエンジン始動用モーター1を備え、制御手段9は、エンジン始動時間Δt経過後のジャンクション温度推定値と、モーターのトルク制限を開始するジャンクション温度との差に応じて、エンジン始動用モーター1のエンジン始動時の出力トルクを増加する。
(6) 請求項のハイブリッド車両の制御装置は、車両の前輪と後輪の内、エンジン3が一方を駆動し、モーター2が他方を駆動するようにしたものである。
【0008】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の効果】
(1) 請求項1および2の発明によれば、モーターがロック状態にあってトルク制限が必要となる時点ではエンジンが始動を完了しており、直ちにトルクを発生することができる。したがって、モーターのトルク制限にともなって不足する車両駆動トルクをエンジントルクで直ちに補うことができ、モーターがロック状態になったときの車両駆動トルクの低下を防止することができる。
(2) 請求項の発明によれば、エンジン冷却水温度に応じた正確なエンジン始動時間を求めることができ、その結果、エンジン始動時間経過後のスイッチング素子のジャンクション温度推定値とエンジン回転速度推定値を正確に求めることができる。したがって、モーターがロック状態になったときの車両駆動トルクの変動を最少限に抑制することができる。
(3) 請求項の発明によれば、外気温に応じた正確なエンジン始動時間を求めることができ、その結果、エンジン始動時間経過後のスイッチング素子のジャンクション温度推定値とエンジン回転速度推定値を正確に求めることができる。したがって、モーターがロック状態になったときの車両駆動トルクの変動を最少限に抑制することができる。
(4) 請求項の発明によれば、エンジンの始動時間を早めることができ、モーターのトルク制限開始時刻にエンジンのトルク出力が遅れるのを防止することができる。
(5) 請求項の発明によれば、車両の前輪と後輪の内、エンジンが一方を駆動し、モーターが他方を駆動する方式のハイブリッド車両にも本願発明を適用することができ、請求項1の上記効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に一実施の形態のハイブリッド車両の構成を示す。このハイブリッド車両は、2台のモーター1,2とエンジン3を装備しており、モーター1または2とエンジン3の両方またはいずれか一方により車両を走行駆動する。モーター1はエンジン3と連結されており、主としてエンジン3を始動するために用いられるが、必要に応じてエンジン始動時のトルク不足を補うために用いられる。モーター1には誘導電動機または同期電動機を用いることができる。モーター2は走行駆動力を発生する同期電動機である。エンジン3はトランスミッション4を介して駆動輪を駆動し、モーター2は直接、駆動輪を駆動する。
【0011】
エンジンコントローラー5はエンジン3のスロットル制御、燃料噴射制御、点火制御などを行い、エンジン3のトルクと回転速度を制御する。インバーター6と7はぞれぞれ、スイッチング素子を用いてバッテリー(不図示)の直流電力を3相交流電力に変換し、モーター1と2へ供給する。モーターコントローラー8はインバーター6を制御してモーター1のトルクを制御し、モーターコントローラー9はインバーター7を制御してモーター2のトルクを制御する。
【0012】
車両コントローラー10は、エンジンコントローラー5とモーターコントローラー8を制御してエンジン3の始動と停止を行うとともに、エンジンコントローラー5へエンジントルク指令値Tengを送り、モーターコントローラー8へモーター1のトルク指令値Tm1を送る。また、モーターコントローラー8を制御してエンジン始動時のエンジントルクの遅れを補償する。車両コントローラー10はまた、モーターコントローラー9へモーター2のトルク指令値Tm2を送るとともに、モーターコントローラー9からモーターロック運転にともなうモーター2のトルク制限後のトルク指令値Trefとエンジン始動要求を受け取る。
【0013】
図2は、モーター2を駆動制御するモーターコントローラー9とインバーター7の詳細を示す。高効率電流テーブル部(ベクトル制御部)11は、トルク指令値Tref、モーター電気角周波数ωおよびバッテリー電圧VBに基づいて、高効率電流テーブルから2相直流であるモーター2へのd、q軸電流指令値id、iqを算出する。電流制御部12は、d、q軸の実電流id、iqを電流指令値id、iqに一致させるためのd、q軸電圧指令値vd、vqを決定する。2相3相変換部13は、d、q軸電圧指令値vd、vqを磁極位置補正値θbに基づいて3相交流電圧指令値vu、vv、vwに変換する。
【0014】
上述したインバーター7は、3相交流電圧指令値vu、vv、vwに基づいてバッテリー電圧をIGBTなどのスイッチング素子によりスイッチングし、3相交流電圧に変換してモーター2に印加する。また、電圧センサー14によりバッテリー15から入力される直流電圧(DCリンク電圧)VBを検出する。3相2相変換部16は、電流センサー17〜19により検出した3相交流実電流iu、iv、iwを磁極位置θaに基づいて2相直流実電流id、iqに変換する。
【0015】
磁極位置検出部20は、モーター2に直結されたパルスジェネレーター21からのパルス信号に基づいてモーター2の磁極位置θaを検出する。また、モーター回転数検出部22は、パルスジェネレーター21からのパルス信号に基づいてモーター2の回転速度Nと電気角周波数ω(=p・N(pはモーター2の極対数))を検出する。温度検出部23は、インバーター7のスイッチング素子と冷却用フィンとの間に設置されたサーミスタ25(図3参照)によってスイッチング素子の温度を検出する。
【0016】
ロック保護制御部24は、モーター2の回転速度Nと車両コントローラー10からのトルク指令値Tm2に基づいてモーター2のロック状態を検知し、ロック状態のときは3相交流実電流iu、iv、iwに基づいてインバーター各相u,v,w,x,y,z(図3参照)のスイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxを推定する。なお、非ロック状態のときはサーミスタ25により検出した温度Tsをスイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxとする。これらの各相のスイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxの推定値または検出値の中で最も高い値に基づいて、図4に示すテーブルからモーター2のトルク指令値の制限率α[%]を決定する。
【0017】
図4に示すように、ジャンクション温度Tjmaxが予め設定したしきい値T1以下ではトルク指令制限率αを100%とし、しきい値T1を超えたらジャンクション温度Tjmaxの増加に応じてトルク指令制限率αを低減し、ジャンクション温度Tjmaxが予め設定したしきい値T2を超えたらトルク指令制限率αを0とする。次に、ジャンクション温度Tjmaxに応じて決定したトルク指令制限率αに基づいて次式によりトルク制限後のトルク指令Trefを求め、車両コントローラー10へ送る。
【数1】
Tref=α・Tm2
【0018】
ジャンクション温度Tjmaxの上昇にともなうトルク制限後のトルク指令値Trefを受信した車両コントローラー10は、トルク制限前のモーター2のトルク指令値Tm2とトルク制限後のトルク指令値Trefとの差分ΔT
【数2】
ΔT=Tm2−Tref
をエンジン3のトルクTengに加算する。つまり、図5に示すように、モーター2のトルク制限にともなって減少したトルクをエンジン3のトルクを増やして補う。これにより、インバータースイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxの上昇にともなうモータートルク制限時の車両駆動トルクの低下を防止できる。
【0019】
ところが、エンジン3が停止している場合は、エンジン始動後にエンジントルクを供給可能となるので、図6に示すように、モーター2のトルク制限を検知してからエンジン3を始動したのでは、車両駆動トルクの低下を防止することはできない。したがって、エンジン3の始動時間Δtを考慮してスイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxとモーター2の回転速度Nを推定し、車両駆動トルクの低下を防止する。
【0020】
図7は、一実施の形態のロック保護制御プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、一実施の形態の動作を説明する。モーターコントローラー9は所定時間ごとにこのロック保護制御プログラムを実行する。
【0021】
ステップ1において、モーター2がロック運転状態にあるか否かを判定する。図8に示すように、モーター2の回転速度N[rpm]が予め設定した値N1以下で、かつトルク指令値Tm2[Nm]が予め設定した値Tlo以上の”ロック領域”にある場合に、モーター2がロック運転状態にあると判定する。ここで、N1およびTloはモーター2のロック運転状態を判定するための判定基準値である。モーター2がロック運転状態にないと判定された場合はステップ12へ進み、サーミスタ25の検出温度をスイッチング素子のジャンクションTjmaxとし、ステップ10へ進む。
【0022】
一方、モーター2がロック運転状態にあると判定された場合はステップ2へ進み、現在のインバーター各相のスイッチング素子のジャンクション温度Tjsを推定する。スイッチング素子のジャンクション温度をセンサーで実際に検出することはできないので、演算により推定する。まず、各相のスイッチング素子の冷却用フィン温度Tfsの初期値Tf0と、ジャンクション温度Tjsの初期値Tj0を次式により求める。
【数3】
Tf0=Ts+K1,
TJ0=Tf0+K2
上式において、K1、K2は定数であり、各スイッチング素子に対して最適値を設定する。
【0023】
次に、現在の各相スイッチング素子の冷却用フィン温度Tfsとジャンクション温度Tjsを、次式により求める。
【数4】
Tfs[n]=(Ts−K3・I−Tfs[n-1])・ts/K4+Tfs[n-1],
Tjs[n]=(Tfs[n]−K5・I−Tjs[n-1])・ts/K6+Tjs[n-1]
上式において、Iは3相出力電流iu、iv、iwである。また、K3〜K6は定数であり、各相スイッチング素子に対して最適値を設定する。記号[n]は今回の演算値を表し、記号[n-1]は前回の演算値を表す。さらに、tsはサンプリング時間である。モーター2がロック運転状態に入った直後の演算では、Tfs[n-1]に初期値Tf0を設定し、Tjs[n-1]に初期値Tj0をそれぞれ設定する。そして、各相スイッチング素子のジャンクション温度演算値Tjsの中で最も高い温度を選択し、それをジャンクション温度演算値Tjmaxとする。
【0024】
ステップ3ではエンジン3が停止しているか否かを判定する。エンジン3がすでに運転状態にあるときは、モーター2のトルク制限が行われても直ちにエンジントルクを増加してモーター2のトルク低減分を補償することができるので、ステップ10へ進む。一方、エンジン3が停止しているときはステップ4へ進み、始動要求から実際にエンジン3が起動してトルクが出力可能になるまでの始動時間Δt(図9参照)を求める。エンジンの始動時間Δtはエンジン冷却水温度や外気温度により変化するので、例えば図10に示すようにエンジン冷却水温度に対するエンジン始動時間を予め計測しておき、マップ化して記憶しておく。なお、図示を省略するが、外気温度に対するエンジン始動時間についても同様である。
【0025】
次に、ステップ5において、エンジン始動時間Δt経過後のジャンクション温度Tjmaxとモーター回転速度Nを推定する。図11にその推定方法を示す。過去の時刻t1から現在の時刻t2までのジャンクション温度Tjmaxとモーター回転速度Nとの変化に基づいて、時刻t2からエンジン始動時間Δt経過後の時刻t3におけるジャンクション温度Tjmax(t3)とモーター回転速度N(t3)とを次式により推定する。
【数5】
Tjmax(t3)={Tjmax(t2)−Tjmax(t1)}・Δt/(t2−t1)
+Tjmax(t2),
N(t3)={N(t2)−N(t1)}・Δt/(t2−t1)+N(t2)
【0026】
ステップ6で、エンジン始動時間Δt経過後の時刻t3におけるモーター回転速度推定値N(t3)が上述したロック状態の判定基準値N1を超えているか否か、つまりロック状態を脱しているかどうかを確認する。N(t3)がN1を超えてロック状態を脱しているときはステップ10へ進み、N(t3)がN1以下でロック状態を脱していないときはステップ7へ進む。
【0027】
続くステップ7では、エンジン始動時間Δt経過後の時刻t3におけるジャンクション温度推定値Tjmax(t3)が図4に示すトルク制限開始温度T1を超えるかどうか、つまりエンジン始動時間Δt経過後のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)がモーター2のトルクを制限しなければならない温度を超えるかどうかを確認する。ジャンクション温度推定値Tjmax(t3)がトルク制限開始温度T1を超える場合はモーター2のトルクを制限するためにステップ8へ進み、超えない場合はステップ10へ進む。
【0028】
エンジン始動時間Δt経過後のスイッチング素子のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)がトルク制限開始温度T1を大きく上まわった場合には、エンジン3のトルク出力がモーター2のトルク制限開始時間よりも遅れる可能性がある。ステップ8で、ジャンクション温度推定値Tjmax(t3)とトルク制限開始温度T1との差に応じてモーター1によるエンジン始動トルクを上乗せする。上乗せ分のトルクΔTm1は、エンジン始動時間Δt経過後のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)とトルク制限開始温度T1との差に応じて、次式により決定する。
【数6】
ΔTm1=A・(Tjmax(t3)−T1)
ここで、Aは定数である。そして、ステップ9で車両コントローラー10へエンジン3の始動要求を出力するとともに、モーターコントローラー8へ上乗せ分トルクΔTm1を出力する。
【0029】
エンジン始動要求と上乗せ分トルクΔTm1を受信した車両コントローラー10は、エンジン始動指令をエンジンコントローラー5へ送ってエンジン3の始動時のスロットル制御、燃料噴射制御および点火制御を行わせるとともに、モーター1のトルク指令Tm1に上乗せ分ΔTm1を加算してモーターコントローラー8へ送り、エンジン3を始動するためにモーター1を駆動する。
【0030】
ステップ10において、予め設定した図4に示すジャンクション温度Tjmaxに対するトルク指令制限率αのマップから、エンジン始動時間Δt経過後のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)に対応するトルク指令制限率αを表引き演算する。そして、トルク指令制限率αに基づいて上記数式1により制限後のトルク指令値Trefを算出する。ステップ11で車両コントローラー10へトルク制限後のトルク指令値Trefを出力する。
【0031】
トルク制限後のトルク指令値Trefを受信した車両コントローラー10は、上記数式2によりトルク制限前のモーター2のトルク指令値Tm2とトルク制限後のトルク指令値Trefとの差分ΔTを求め、エンジン3のトルク指令値Tengに加算してエンジンコントローラー5へ送る。上述したステップ9の処理を終了した時点ですでにエンジン3は始動されており、エンジントルクを出力できる状態にあるから、エンジン3はトルク指令値Tm2に等しいトルクを出力し、トルク制限が実施されるモーター2のトルク出力不足分を補って車両駆動トルクを一定に保つ。
【0032】
以上説明したようにこの実施の形態によれば、エンジン始動時間Δt経過後の近未来のモーター2の回転速度N(t3)とスイッチング素子のジャンクション温度Tjmax(t3)とを常に推定し、これらの推定値に基づいてエンジン始動時間Δt経過後にモーター2がロック状態にあって、且つ、モーター2のトルク制限が必要と判定されると、直ちにエンジン3を始動するようにしたので、モーター2がロック状態にあってトルク制限が必要となる時点ではエンジン3が始動を完了しており、直ちにトルクを発生することができる。したがって、モーター2のトルク制限にともなって不足する車両駆動トルクをエンジントルクで直ちに補うことができ、モーター2がロック状態になったときの車両駆動トルクの低下を防止することができる。
【0033】
また、エンジン始動時間はエンジン冷却水温度あるいは外気温により変化し、特に低温時には始動時間が長くなる。この実施の形態では、例えば図10に示すようにエンジン冷却水温度や外気温に対してエンジン始動時間Δtを補正し、エンジン冷却水温度や外気温に応じた正確なエンジン始動時間Δtを求めているので、エンジン始動時間Δt後のスイッチング素子のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)とモーター回転速度推定値N(t3)を正確に求めることができ、エンジン始動時の車両駆動トルクの変動を最少限に抑制することができる。
【0034】
さらに、エンジン始動時間Δt後のスイッチング素子のジャンクション温度推定値Tjmax(t3)がトルク制限開始温度T1を大きく上まわった場合には、エンジン3のトルク出力がモーター2のトルク制限開始時間よりも遅れる可能性がある。この実施の形態では、ジャンクション温度推定値Tjmax(t3)とトルク制限開始温度T1との差に応じてモーター1によるエンジン始動トルクを上乗せする。これにより、エンジン3の始動時間を早めることができ、モーター2のトルク制限開始時刻にエンジン3のトルク出力が遅れるのを防止することができる。
【0035】
本願発明は、車両の前輪と後輪の内、エンジンが一方を駆動し、モーターが他方を駆動する方式のハイブリッド車両にも適用することができ、モーターのロック運転状態を検知してエンジンを始動するときの、車両駆動トルクの低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のハイブリッド車両の構成を示す図である。
【図2】 走行駆動源として用いられるモーターのコントローラーとインバーターの詳細を示す図である。
【図3】 インバーターのパワー部の詳細を示す図である。
【図4】 スイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxに対するトルク指令制限率αを示す図である。
【図5】 エンジン始動時のエンジントルク、モータートルクおよび車両駆動トルクの関係を示す図である。
【図6】 モーターのトルク制限を検知してからエンジンを始動した場合の、エンジントルク、モータートルクおよび車両駆動トルクの関係を示す図である。
【図7】 一実施の形態のロック保護制御プログラムを示すフローチャートである。
【図8】 モーターのロック状態を判定するための回転速度Nとトルク指令Tm2のマップを示す図である。
【図9】 エンジン始動時間を示す図である。
【図10】 エンジン冷却水温度に対するエンジン始動時間の特性を示す図である。
【図11】 エンジン始動時間Δt後のスイッチング素子のジャンクション温度Tjmaxと回転速度Nの推定方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 モーター
3 エンジン
4 トランスミッション
5 エンジンコントローラー
6,7 インバーター
8,9 モーターコントローラー
10 車両コントローラー
11 高効率電流テーブル(ベクトル制御)部
12 電流制御部
13 2相3相変換部
14 電圧センサー
15 バッテリー
16 3相2相変換部
17〜19 電流センサー
20 磁極位置検出部
21 パルスジェネレーター
22 モーター回転数検出部
23 温度検出部
24 ロック保護制御部
25 サーミスタ

Claims (6)

  1. エンジンとモーターの両方またはいずれか一方により車両を走行駆動するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記モーターの回転速度を検出する速度検出手段と、
    スイッチング素子を用いて前記モーターに交流電力を供給する電力変換手段と、
    前記スイッチング素子のジャンクション温度を演算する演算手段と、
    前記モーターの回転速度とトルク指令値とに基づいて、前記モーターがロック状態にあるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段によりロック状態にあると判定されると、前記モーターの回転速度検出値の現在までの変化に基づいて、前記エンジンの始動開始からトルクを出力できる状態になるまでの時間(以下、エンジン始動時間と云う)経過後の前記モーターの回転速度を推定する推定手段と、
    前記エンジン始動時間経過後のモーター回転速度推定値に基づいて、前記エンジン始動時間経過後に前記モーターがロック状態を脱するか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段によりロック状態にあると判定されたときに、前記第2の判定手段により前記エンジン始動時間経過後もロック状態を脱しないと判定されると、前記エンジンを始動する制御手段とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記推定手段は、前記第1の判定手段によりロック状態にあると判定されると、前記モーターの回転速度検出値と前記スイッチング素子のジャンクション温度演算値との現在までの変化に基づいて、前記エンジン始動時間経過後の前記モーターの回転速度と前記スイッチング素子のジャンクション温度とを推定し、
    前記エンジン始動時間経過後のジャンクション温度推定値に基づいて、前記モーターのトルク制限の要否を判定する第3の判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1の判定手段によりロック状態にあると判定されたときに、前記第2の判定手段により前記エンジン始動時間経過後もロック状態を脱しないと判定され、且つ、前記第3の判定手段により前記モーターのトルク制限が必要と判定されると、前記エンジンを始動することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温検出手段と、
    前記エンジンの冷却水温度により前記エンジン始動時間を補正する補正手段とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    外気温度を検出する外気温検出手段と、
    外気温度により前記エンジン始動時間を補正する補正手段とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンに連結されて前記エンジンを始動するエンジン始動用モーターを備え、
    前記制御手段は、前記エンジン始動時間経過後のジャンクション温度推定値と、前記モーターのトルク制限を開始するジャンクション温度との差に応じて、前記エンジン始動用モーターのエンジン始動時の出力トルクを増加することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    車両の前輪と後輪の内、前記エンジンが一方を駆動し、前記モーターが他方を駆動する ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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