JP2016019359A - 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置 - Google Patents

永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016019359A
JP2016019359A JP2014140452A JP2014140452A JP2016019359A JP 2016019359 A JP2016019359 A JP 2016019359A JP 2014140452 A JP2014140452 A JP 2014140452A JP 2014140452 A JP2014140452 A JP 2014140452A JP 2016019359 A JP2016019359 A JP 2016019359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
primary resistance
theta
motor
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014140452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6313145B2 (ja
Inventor
建峰 陳
Kenho Chin
建峰 陳
幸樹 北岡
Koju Kitaoka
幸樹 北岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Schneider Inverter Corp
Original Assignee
Toshiba Schneider Inverter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Schneider Inverter Corp filed Critical Toshiba Schneider Inverter Corp
Priority to JP2014140452A priority Critical patent/JP6313145B2/ja
Publication of JP2016019359A publication Critical patent/JP2016019359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6313145B2 publication Critical patent/JP6313145B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】モータの回転を極力抑制しつつ一次抵抗を同定できる永久磁石型モータの一次抵抗同定方法を提供する。
【解決手段】実施形態の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法によれば、モータの初期位相を検出すると、その初期位相に応じて、モータの位相を、インバータ回路を構成する上下アームの一方側の1相と他方側の2相とにそれぞれ流れる電流が、何れもゼロ付近となることを回避する状態に調整してから一次抵抗を同定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、永久磁石型モータの一次抵抗同定方法、及び前記方法を実行するインバータ装置に関する。
モータの一次抵抗をチューニング(同定)するには、所定の位相で直流制動を行う場合のように、ベクトル制御におけるD軸電流指令だけを与えて指令電圧をモータに印加して、電流制御による出力電圧を安定させる。その状態で、出力電圧指令と検出電流値とに基づき一次抵抗をチューニングする。誘導モータの場合は、位相を0度に固定して、例えばU相に流した電流をV,W相にそれぞれ1/2ずつ流すようにする。このようにチューニングすることで、各相に流れる電流が安定するので、一次抵抗のチューニング結果をバラつきなく得ることができる。
一方、永久磁石型モータの場合、所定の位相(例えば、電気角0度)で直流電流を印加すると、その時のロータ位置によってはモータが回転してしまい、安定した電流、電圧情報が得られず、一次抵抗を正しくチューニングできない。永久磁石型モータの初期位相を検出し、検出した位置に基づき直流電流を印加すると、モータを回転させずに一次抵抗をチューニングできるが、ロータ位置によってはある相に流れる電流が小さく、ゼロになるケースもある。
この場合、インバータ側でハードウェアにより電流符号に応じた電圧ドロップ補正(スイッチング素子の導通端子間電圧の補正)を行っていると、ある相の電流が小さい場合、前記補正に誤差が生じる。また、電流が小さくなると電流の検出誤差も生じ、永久磁石型モータの一次抵抗のチューニング結果にも影響が及ぶ。つまり、永久磁石型モータの初期位置によって、一次抵抗のチューニング結果にバラつきが発生する可能性がある。
特開2008−182881号公報
特許文献1には、主に永久磁石型モータの定数(一次抵抗、D軸及びQ軸インダクタンス)のチューニング方法が記載されているが、一次抵抗をチューニングする前に、ロータの初期位相を推定することなく、ロータを所定の位置に引き込んでからチューニングしている。このような方法では、最初にモータが大きく回転する可能性が避けられない。
そこで、モータの回転を極力抑制しつつ一次抵抗を同定できる永久磁石型モータの一次抵抗同定方法、及びその方法を実行するインバータ装置を提供する。
本実施形態の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法によれば、モータの初期位相を検出すると、その初期位相に応じて、モータの位相を、インバータ回路を構成する上下アームの一方側の1相と他方側の2相とにそれぞれ流れる電流が、何れもゼロ付近となることを回避する状態に調整してから一次抵抗を同定する。
第1実施形態であり、一次抵抗をチューニングする処理手順を示すフローチャート 電気角1周期について、シフト目標とする位相を示す図 電気角0°の場合に、U,V,W各相に流れる電流をモデル的に示す図 図3の場合に対応して実際に観測される各相電流を示す図 インバータシステムの構成を示す機能ブロック図 ロータ位置を電気角1周期に亘り変化させた場合に、各位置でチューニングした1次抵抗R1の値を正規化してモデル的に示す図 電気角330°の場合に、実際に観測される各相電流を示す図 第2実施形態であり、電気角1周期について、シフト目標とする位相を示す図 一次抵抗をチューニングする処理手順を示すフローチャート
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図7を参照して説明する。図5は、インバータシステムの構成を示す機能ブロック図である。電圧演算部1には、図示しない上位の制御装置であるマイクロコンピュータ等からD軸電流指令idrefとQ軸電流指令iqrefとが入力され、座標変換部2からはD軸電流idとQ軸電流iqとが入力されている。電圧演算部1は、各軸電流指令値と各軸電流との差分について例えばPI制御演算を行い、D軸電圧指令vdrefとQ軸電圧指令vqrefとを決定し、座標変換部3に入力する。
座標変換部2及び3には、位相シフト部4より位相指令Theta_R1が入力され、座標変換部3は、D軸電圧指令vdref及びQ軸電圧指令vqrefを位相指令Theta_R1に応じて3相電圧指令vu、vv、vwに変換し、インバータ回路5に入力する。インバータ回路5の直流入力端子には直流電圧Vdcが与えられており、インバータ回路5の各相(U,V,W)出力端子は、永久磁石型モータ6(PMモータ;以下、単にモータ6と称す)の図示しない各相固定子巻線にそれぞれ接続されている。
また、インバータ回路5のU相、W相出力端子とモータ6のそれぞれ対応する固定子巻線との間には電流センサ7u、7wが配置されており、これらの電流センサ7u、7wが検出した相電流iu、iwは、座標変換部2及び初期位相推定部8に入力されている。座標変換部2は、相電流iu、iwから残り1相の電流ivを求めると、それら3相の電流を直交2軸電流に変換し、更にDQ軸電流に変換して出力する。
初期位相推定部8には、直流電圧Vdcも入力されており、初期位相推定部8は、各入力パラメータに基づいてモータ6の初期状態の位相(電気角)である初期位相Theta_Estを推定し、位相シフト部4に入力する。位相シフト部4は、初期位相Theta_Estに応じて位相指令Theta_R1を決定すると、座標変換部2及び3に入力する。
R1演算部9には、D軸電流指令idref、D軸電圧指令vdref及びD軸電流idが入力されており、R1演算部9は、それらのパラメータに基づいてモータ6の1次抵抗R1を演算してチューニングし、その演算結果を外部に出力する。尚、図5に示す構成において、インバータ回路5及びモータ6を除いた部分は、マイクロコンピュータのソフトウェアによって実現される機能である。また、図5に示す構成において、モータ6を除いた部分がインバータ装置10である。
次に、本実施形態の作用について説明する。図6は、モータ6のロータ位置を電気角1周期に亘り変化させた場合に、各位置でチューニングした1次抵抗R1の値を正規化してモデル的に示したものである。尚、電気角0度はU相に合わせている。この図に示すように、電気角30°、90°、150°、210°、270°、330°において、1次抵抗R1の値が正規化値「1」に対して大きく低下している。
この原因は、電気角が上記の各値をとった場合に、インバータ回路5を介してモータ6の各相巻線に電流を通電すると、U、V、Wの何れか1相には電流が殆ど流れない状態となるからである。例えば、上アームのU相から流入した電流はほぼ下アームのV相に流れて、W相には殆ど流れない。この状態に対応する電気角330°のケースを図7に示す。この時、W相下アームのスイッチング素子(例えばIGBTなど)又は並列に接続される還流ダイオードには極僅かの電流(ゼロ付近の値)が流れるが、その僅かな電流の変動に応じてスイッチング素子の両端に発生する電圧は、非飽和領域において大きく変動する。一般に、1次抵抗R1をチューニングする際には、スイッチング素子の両端電圧を用いるため、上記の電圧変動が1次抵抗R1のチューニングに対する誤差要因となる。
尚、上記のようなIGBTのコレクタ電流−導通電圧特性については、例えば特開2010−154726号公報の図5、明細書の段落[0052]〜[0063]に関連する記載がある。例えば上記公報の「数13」式の電圧VCEは、コレクタ電流Iがゼロ付近では実際は低い値であるにもかかわらず、切片値V1Cよりも大きな値として近似される。これにより、1次抵抗R1の補正の精度が低下する。
そこで、本実施形態では、1次抵抗R1のチューニングを行う前に、何れか1相に流れる電流の値がゼロ付近になることを回避するため(つまり、スイッチング素子の両端電圧の近似値と実際値との差が大きくなる領域を回避するため)、ロータ位置を、U、V、Wの各相に電流が確実に流れる電気角に予め調整する。図2において、電気角0°、60°、90°、120°、180°、240°、300°は、インバータ回路5における上下アームの一方で1相に流れる電流量を「1」とすると、他方で2相に流れる電流量の比がそれぞれ「0.5」となる理想的な角度である。
電気角0°のケースを図3及び図4に示す。このケースでは、上アームのU相から中性点に流入した電流(電流比1)が、下アームのV,W相にそれぞれ電流比0.5に等分されて中性点より流出する。この状態で、1次抵抗R1のチューニングを行うようにする。図1に示すように、先ず、初期位相推定部8がモータ6の初期位相を推定することで(S1)、初期位相Theta_Estを取得する(S2)。尚、ここで行う初期位相の推定処理は周知技術であり、例えば特表2011−526479号公報や、米国特許第6498452号、同第7067977号明細書等に開示されている手法を用いる。
次に、位相シフト部4が、チューニングに理想的な電気角0°/60°/90°/120°/180°/240°/300°のうち、初期位相Theta_Estに最も近いものをTheta_R1として選択する(S3)。条件式で示すと下記のようになる。
IF Theta_Est≦30° Then Theta_R1=0°
ELSE IF 30° <Theta_Est≦90° Then Theta_R1=60°
ELSE IF 90° <Theta_Est≦150° Then Theta_R1=120°
ELSE IF 150°<Theta_Est≦210° Then Theta_R1=180°
ELSE IF 210°<Theta_Est≦270° Then Theta_R1=240°
ELSE IF 270°<Theta_Est≦330° Then Theta_R1=300°
ELSE IF 330°<Theta_Est Then Theta_R1=0°
そして、選択した位相Theta_R1を、位相指令として座標変換部2及び3に出力する(S4)。これにより、電気角がTheta_R1に定まるので、この状態で1次抵抗R1のチューニングを実施する(S5)。それから、チューニング結果に基づき1次抵抗R1を演算すると、その演算結果を保存する(S6)。保存した1次抵抗R1の値は、例えばモータ6を駆動制御する際のベクトル制御演算等のパラメータとして使用される。
また、ステップS5における1次抵抗R1のチューニング方法も周知技術であり、例えば特開昭60−183953号公報や、特開平6−59000号公報等に開示されている手法を用いれば良い。これにより、U、V、Wの何れか一相に電流比1の電流が流れ、他の2相にそれぞれ電流比0.5の電流が流れた状態で1次抵抗R1のチューニングを行うことができるので、何れかの相に流れる電流がほぼ「0」になること状態を回避でき、一次抵抗のチューニング値のバラつきが改善される。
上記のケースでは、初期位相推定値に対してシフトする目標となる位相が0°/60°/120°/180°/240°/300°のうちに何れかに最も近い位相となるので、シフト位相幅の最大値が30°となる。これにより、チューニング時にモータ6を極力回転させないようにして、1次抵抗R1の値が確実に高い精度で得られるようになる。
以上のように本実施形態によれば、インバータ装置10は、モータ6の初期位相Theta_Estを検出すると、その初期位相Theta_Estに応じて、モータ6の位相を、インバータ回路5を構成する上下アームの一方側の1相と他方側の2相とにそれぞれ流れる電流が、何れもゼロ付近となることを回避する状態に調整してから一次抵抗をチューニングする。具体的には、初期位相Theta_Estに応じて、上下アームの一方に流れる1相の電流量を「1」とすると、他方に流れる2相の電流量の比がそれぞれ「0.5」となる特定位相0°、60°、120°、180°、240°、300°の何れかにシフトさせる。したがって、U、V、Wの各相に電流が確実に流れる状態で1次抵抗R1をチューニングできるようになり、チューニング精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
図8及び図9は第2実施形態を示すものであり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態では、初期位相Theta_Estの値に応じて位相シフトを行う条件を限定する。第1実施形態においてシフトする目標となる位相0°/60°/120°/180°/240°/300°は、1次抵抗R1をチューニングするに当たり理想的な電気角(以下、目標位相と称す)である。図6に示すように、30°/90°/150°/210°/270°/330°の付近では、一次抵抗R1のチューニング値が大きく低下しているが、それ以外の領域では誤差が小さい。したがって、初期位相Theta_Estが目標位相の近傍の値であれば、位相シフトを行う必要性は低いと言える。
そこで、第2実施形態では、図8に示すように、初期位相Theta_Estの値が、目標位相の何れかについて±αの範囲内にある場合は位相シフトを行わない。そして、何れかの相に流れる電流がゼロになる位相(以下、回避位相と称する)30°/90°/150°/210°/270°/330°の何れかについて±βの範囲内にある場合にだけ位相シフトを行う。ここでα、βは、
0°<α<30°、0°<β<30°、α+β=30°
となる条件で適宜設定する。
図9に示すフローチャートは、第1実施形態のステップS3をステップS11〜S13に置き換えたものである。ステップS11では、初期位相Theta_Estの値がシフトさせる範囲内にあるか、つまり何れかの回避位相について±β未満の範囲内にあるか否かを判断する。そして、前記範囲内にあれば(YES)、位相指令Theta_R1を、初期位相Theta_Estに最も近い「目標位相」±αに設定する(S12)。
一方、ステップS11において、初期位相Theta_Estの値が前記範囲内に無ければ(NO)位相シフトは行わず、位相指令Theta_R1を初期位相Theta_Estに設定する(S13)。以上の処理を条件式で示すと、下記のようになる。
IF 0° +α<Theta_Est≦30° Then Theta_R1=0° +α
ELSE IF 30° <Theta_Est<60° −α Then Theta_R1=60° −α
ELSE IF 60° +α<Theta_Est≦90° Then Theta_R1=60° +α
ELSE IF 90° <Theta_Est<120°−α Then Theta_R1=120°−α
ELSE IF 120°+α<Theta_Est≦150° Then Theta_R1=120°+α
ELSE IF 150° <Theta_Est<180°−α Then Theta_R1=180°−α
ELSE IF 180°+α<Theta_Est≦210° Then Theta_R1=180°+α
ELSE IF 210° <Theta_Est<240°−α Then Theta_R1=240°−α
ELSE IF 240°+α<Theta_Est≦270° Then Theta_R1=240°+α
ELSE IF 270° <Theta_Est<300°−α Then Theta_R1=300°−α
ELSE IF 300°+α<Theta_Est≦330° Then Theta_R1=300°+α
ELSE IF 330° <Theta_Est<360°−α Then Theta_R1=360°−α
ELSE Theta_R1=Theta_Est
例えばα=10°に設定すると、初期位相推定値が140°であれば位相指令Theta_R1は130°となり、初期位相推定値が160°であれば位相指令Theta_R1は170°となる。
以上のように第2実施形態によれば、電気角0°、60°、120°、180°、240°、300°を特定位相とすると、初期位相Theta_Estが、前記6つの特定位相の何れかを基準とする±αの範囲内であれば、モータ6の位相をシフトさせずに一次抵抗R1を同定する。また、初期位相Theta_Estが、前記6つの特定位相の何れかを基準とする±αの範囲外(6つの回避位相±βの範囲内)であれば、モータ6の位相を、前記6つの±αの範囲のうち最も近い位相にシフトさせてから一次抵抗R1をチューニングする。したがって、チューニングを実行する前にモータ6を回転させる範囲が第1実施形態よりも小さくなり、回転を抑制することができる。また、位相シフト領域内であれば位相シフトさせるが、そのシフト量は第1実施形態よりも小さくなるので、一次抵抗値R1をチューニングする前にモータを回転させる量も最低限にすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
第2実施形態では、シフト目標とする位相を、6つの特定位相についてαを同じ値としたが、必ずしも全て同じ値にする必要はない。例えば、特定位相ごとにαの値を変えたり、複数の特定位相をまとめてグルーピングし、各グループについてαの値を変えたりしても良い。
図面中、5はインバータ回路、6は永久磁石型モータ、9はR1演算部、10はインバータ装置を示す。

Claims (6)

  1. インバータ回路を介して駆動される3相永久磁石型モータの一次抵抗を同定する方法において、
    前記モータの初期状態の位相(初期位相と称す)を検出すると、
    前記初期位相に応じて、前記モータの位相を、前記インバータ回路を構成する上下アームの一方側の1相と他方側の2相とにそれぞれ流れる電流が、何れもゼロ付近となることを回避する状態に調整してから、前記一次抵抗を同定することを特徴とする永久磁石型モータの一次抵抗同定方法。
  2. 前記初期位相に応じて、前記上下アームの一方に流れる1相の電流量を「1」とすると、他方に流れる2相の電流量の比がそれぞれ「0.5」となる特定位相にシフトさせることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法。
  3. 前記特定位相を、3相のうち何れか1相の位相が0°に一致する条件で、
    0°、60°、120°、180°、240°、300°の何れかとすることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法。
  4. 電気角0°、60°、120°、180°、240°、300°を特定位相とすると、
    前記初期位相が、前記6つの特定位相の何れかを基準として±α(α<30°)の範囲内であれば、前記モータの位相をシフトさせずに前記一次抵抗を同定することを特徴とする請求項1記載の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法。
  5. 前記初期位相が、前記6つの特定位相の何れかを基準とする±αの範囲外であれば、前記モータの位相を、前記6つの範囲のうち最も近い範囲内にシフトさせて、前記一次抵抗を同定することを特徴とする請求項4記載の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法。
  6. 前記インバータ回路を備え、請求項1から5の何れか一項に記載の永久磁石型モータの一次抵抗同定方法を実行することを特徴とするインバータ装置。
JP2014140452A 2014-07-08 2014-07-08 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置 Active JP6313145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140452A JP6313145B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140452A JP6313145B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016019359A true JP2016019359A (ja) 2016-02-01
JP6313145B2 JP6313145B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=55234225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014140452A Active JP6313145B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6313145B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020110315A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 三菱電機株式会社 モータ駆動装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189089A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Jtekt Corp モータ制御装置および電動パワーステアリング装置
JP2010011546A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Toyota Motor Corp 車両駆動用モータの制御装置
US20130197761A1 (en) * 2008-01-16 2013-08-01 Jtekt Corporation Motor control device and electric power steering device
JP2014128122A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Aisin Aw Co Ltd 回転電機制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130197761A1 (en) * 2008-01-16 2013-08-01 Jtekt Corporation Motor control device and electric power steering device
JP2009189089A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Jtekt Corp モータ制御装置および電動パワーステアリング装置
JP2010011546A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Toyota Motor Corp 車両駆動用モータの制御装置
JP2014128122A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Aisin Aw Co Ltd 回転電機制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020110315A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 三菱電機株式会社 モータ駆動装置
JPWO2020110315A1 (ja) * 2018-11-30 2021-06-10 三菱電機株式会社 モータ駆動装置
JP7145968B2 (ja) 2018-11-30 2022-10-03 三菱電機株式会社 モータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6313145B2 (ja) 2018-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6367332B2 (ja) インバータ制御装置及びモータ駆動システム
US9531307B2 (en) Motor control method and motor control apparatus
JP5958477B2 (ja) インバータ装置
JP5573714B2 (ja) 回転機の制御装置
JP5697036B2 (ja) モータ制御装置
JP5314103B2 (ja) 永久磁石同期電動機駆動装置
JP6241460B2 (ja) 電動機の制御装置
JP6396869B2 (ja) モータ制御装置
JP5316551B2 (ja) 回転機の制御装置
JP2015109777A (ja) モータ制御装置
JP6425898B2 (ja) インバータ制御装置及びその方法
JP6407175B2 (ja) 電力変換器制御装置
WO2017154185A1 (ja) 脱調検出装置及び脱調検出方法
JP6313145B2 (ja) 永久磁石型モータの一次抵抗同定方法及びインバータ装置
JP6358834B2 (ja) ベクトル制御装置、それを組み込んだインバータ及びそれを組み込んだインバータとモータとのセット装置
JP2014217113A (ja) モータ駆動装置
JP2018121421A (ja) 同期モータの制御装置
JP6493135B2 (ja) 車載用電動圧縮機
JP6361540B2 (ja) 回転電機の制御装置
JP2013192396A (ja) モータ駆動装置
JP7225617B2 (ja) モータ制御装置
CN111742485B (zh) 电动机控制装置
JP6015647B2 (ja) 電動機駆動装置の制御装置及び電動機駆動システム
US20210104967A1 (en) Motor control module, motor control device, motor control system, and motor control method
JP5846195B2 (ja) 電動機駆動装置の制御装置および電動機駆動システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6313145

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250