JP2010009584A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイナミックレンジを確保すると共に、画像品質を向上する。
【解決手段】フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応して設けられたレンズを光量調整部210が含み、光量調整部210は、そのレンズの焦点位置を、そのフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対して変化させることによって、受光領域JSaへ入射する光の量を調整する。
【選択図】図9

Description

本発明は、表示装置に関する。特に、本発明は、複数の画素が画素領域に配置されている表示パネルを含み、画素領域において画像を表示する表示装置であって、光を受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子を、その表示パネルが具備する表示装置に関する。
液晶表示装置,有機EL表示装置などの表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった利点を有する。
このような表示装置において、液晶表示装置は、一対の基板の間に液晶層が封入された液晶パネルを、表示パネルとして有している。液晶パネルは、たとえば、透過型であって、液晶パネルの背面に設けられたバックライトなどの照明装置が出射した照明光を、その液晶パネルが変調して透過させる。そして、その変調した照明光によって画像の表示が、液晶パネルの正面にて実施される。
この液晶パネルは、たとえば、アクティブマトリクス方式であり、画素スイッチング素子として機能する薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が複数形成されているTFTアレイ基板を有する。そして、このTFTアレイ基板に対面するように対向基板が対向しており、TFTアレイ基板および対向基板の間には、液晶層が設けられている。このアクティブマトリクス方式の液晶パネルにおいては、画素スイッチング素子が画素電極に電位を入力することによって、液晶層に印加する電圧を可変し、その画素を透過する光の透過率を制御して、その光を変調させる。
上記のような液晶パネルにおいては、上記の画素スイッチング素子として機能するTFTの他に、光を受光して受光データを得るフォトセンサ素子が画素領域に内蔵されたものが提案されている(たとえば、特許文献1,特許文献2参照)。
上記の液晶パネルは、内蔵するフォトセンサ素子を位置センサ素子として利用することで、ユーザーインターフェイスとしての機能が実現できる(たとえば、特許文献1,特許文献2参照)。このため、このタイプの液晶パネルは、I/Oタッチパネル(Integrated−Optical touch panel)と呼ばれている。この液晶パネルにおいては、液晶パネルの前面に、別途、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルを設置する必要がなくなる。したがって、装置の小型化および薄型化を、容易に実現できる。また、さらに、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルを設置した場合には、そのタッチパネルによって画素領域において透過する光が減少する場合や、その光が干渉される場合があるため、表示画像の品質が低下することを防止できる。
このような液晶パネルにおいては、たとえば、液晶パネルの前面側に触れられたユーザーの指やタッチペンなどの被検知体にて反射された光を、その位置センサ素子として内蔵されたフォトセンサ素子が受光する。その後、そのフォトセンサ素子によって得られた受光データに基づいて、その被検知体が接触した位置を特定し、その特定された位置に対応する操作が、液晶表示装置自身や、その液晶表示装置に接続された他の電子機器において実施される。
特開2006−127212号公報 特開2007−128497号公報
しかしながら、光の強度が大きい環境下においてフォトセンサ素子が光を受光した際には、その受光データ値がダイナミックレンジを超えて、センサ出力の飽和が生ずる場合がある。このため、被検知体の位置を的確に検出することが困難な場合がある。
特に、室外の環境下においては、外光強度が1〜10万ルクス以上になることもあり、室内の人工的な照明の環境下と比較して、光の強度が大きいため、この不具合の発生が顕在化する場合がある。
また、フォトセンサ素子において受光する光の量が少ないために、受光データのS/N比が低下し、被検知体の位置を的確に検出することが困難な場合がある。
この不具合を改善するために、複数のダイナミックレンジを有する複数種類のフォトセンサ素子を、液晶パネル中に内蔵させ、段階的にダイナミックレンジを確保することが考えられる。しかし、多数のフォトセンサ素子が設置される結果、液晶パネルを透過する光透過率が低下し、表示品位が劣化する場合がある。
したがって、本発明は、フォトセンサ素子のダイナミックレンジを確保すること等を実現し、画像品質を向上可能な表示装置を提供する。
本発明の表示装置は、光を受光領域にて受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子が設けられている表示パネルと、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を調整する光量調整部と、前記光量調整部の動作を制御する制御部とを有し、前記光量調整部は、前記フォトセンサ素子の受光領域に対応して設けられたレンズを含み、当該レンズの焦点位置を、当該フォトセンサ素子の受光領域に対して変化させることによって、前記受光領域へ入射する光の量を調整する。
好適には、前記制御部は、前記フォトセンサ素子によって生成された受光データに基づいて、前記光量調整部の動作を制御する。
好適には、前記レンズは、前記受光領域よりも大きい。
好適には、前記光量調整部は、前記レンズが液晶レンズであり、当該液晶レンズを構成する液晶に電圧を印加し、当該液晶の液晶分子の配向方向を変化させ、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整する。
好適には、前記液晶レンズは、フレネルレンズである。
好適には、前記表示パネルは、第1基板と、前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層とを含む液晶パネルであり、前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、前記液晶レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する。
好適には、前記表示パネルは、第1基板と、前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層とを含む液晶パネルであり、前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、前記液晶レンズは、前記液晶層において前記受光領域に対応する部分の液晶に電圧を印加することによって、当該液晶レンズの焦点距離が変化するように構成されており、前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する。
好適には、前記表示パネルは、前記第1基板と前記第2基板との間にて前記受光領域に対応する部分を囲うように設けられた遮光壁を有する。
好適には、前記光量調整部は、前記レンズが液体レンズであり、当該液体レンズに電圧を印加し、当該液体レンズの焦点距離を変化させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整する。
好適には、前記表示パネルは、第1基板と、前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層とを含む液晶パネルであり、前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、前記液体レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する。
好適には、前記光量調整部は、前記表示パネルの面方向において前記レンズの焦点位置が移動するように前記レンズを移動させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整するレンズ移動部を含む。
好適には、前記制御部は、前記フォトセンサ素子によって生成された受光データが基準値以上である場合には、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量が少なくなるように、前記光量調整部の動作を調整する。
好適には、前記表示パネルの一方の面の側に位置する被検知体の位置を検出する位置検出部を含み、前記表示パネルは、前記一方の面の側にて画像を表示するように構成されており、前記フォトセンサ素子は、前記表示パネルにて画像が表示される画素領域に複数が配置されると共に、前記表示パネルの一方の面の側から他方の面の側に向かう光を受光するように構成されており、前記位置検出部は、前記画素領域に配置された複数のフォトセンサ素子によって生成された受光データに基づいて、前記被検知体の位置を検出する。
好適には、前記制御部は、前記フォトセンサ素子に光を受光させる撮像動作と、前記表示パネルにて画像を表示させる表示動作とを、互いに時分割して実行するように制御する。
本発明においては、フォトセンサ素子の受光領域に対応して設けられたレンズを光量調整部が含み、光量調整部は、そのレンズの焦点位置を、そのフォトセンサ素子の受光領域に対して変化させることによって、受光領域へ入射する光の量を調整する。
本発明の表示装置は、入射光を受光領域にて受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子が設けられている表示パネルと、前記表示パネルにおいて前記入射光が入射する面上に配置された偏光板と、前記受光領域へ入射光を集光する液晶レンズとを有し、前記偏光板は、前記液晶レンズの屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように配置されている。
好適には、前記表示パネルは、第1基板と、前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層とを含む液晶パネルであり、前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、前記液晶レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、前記液晶レンズと前記偏光板とを、順次、透過して入射する入射光を、前記フォトセンサ素子が受光領域にて受光する。
好適には、前記液晶レンズは、紫外線硬化性液晶または熱硬化性液晶が硬化されることによって形成されており、焦点距離が固定されている。
好適には、前記表示パネルは、第1基板と、前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層とを含む液晶パネルであり、前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、前記液晶レンズは、前記液晶層において前記受光領域に対応する部分の液晶に電圧を印加することで形成され、前記偏光板と前記液晶レンズとを、順次、透過して入射する入射光を、前記フォトセンサ素子が受光領域にて受光する。
本発明においては、液晶レンズの屈折率差分布の方向に偏光板の透過軸が沿うように、偏光板を配置する。これにより、偏光板を透過した偏光光が、液晶レンズによって集光されて、フォトセンサ素子の受光領域にて受光される。
本発明によれば、フォトセンサ素子のダイナミックレンジを確保すること等を実現し、画像品質を向上可能な表示装置を提供することができる。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置の要部構成を模式的に示す図である。 図2は、本発明にかかる実施形態1において、液晶パネルの要部を示す断面図である。 図3は、本発明にかかる実施形態1において、液晶パネルの要部を示す平面図である。 図4は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図5は、本発明にかかる実施形態1において、画素スイッチング素子の要部を示す断面図である。 図6は、本発明にかかる実施形態1において、フォトセンサ素子の要部を示す断面図である。 図7は、本発明にかかる実施形態1において、第2の透明電極を示す平面図である。 図8は、本発明にかかる実施形態1において、被検知体の位置を検出する際の動作を示すフロー図である。 図9は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置にてフォトセンサ素子32が受光データを生成する際の様子を示す断面図である。 図10は、本発明にかかる実施形態1において、液晶層に形成される液晶レンズと、第2の偏光板の透過軸との関係を示す上面図である。 図11は、本発明にかかる実施形態1において、第2の透明電極の変形例を示す平面図である。 図12は、本発明にかかる実施形態2において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図13は、本発明にかかる実施形態2において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図14は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図15は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図16は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図17は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図18は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図19は、本発明にかかる実施形態3において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図20は、本発明にかかる実施形態2において、第2の透明電極にて、フォトセンサ素子の受光領域に対応する領域を含むセンサ領域に形成された部分を示す図である。 図21は、本発明にかかる実施形態4において、液晶表示装置の要部構成を模式的に示す図である。 図22は、本発明にかかる実施形態4において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図23は、本発明にかかる実施形態4において、第2の透明電極を示す平面図である。 図24は、本発明にかかる実施形態4において、液晶層にてセンサ領域に対応する部分を液晶レンズとして機能させた際に様子を示す断面図である。 図25は、本発明にかかる実施形態5において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図26は、本発明にかかる実施形態5において、第2の透明電極を示す平面図である。 図27は、本発明にかかる実施形態5において、液晶層にてセンサ領域に対応する部分を液晶レンズとして機能させた際に様子を示す断面図である。 図28は、本発明にかかる実施形態6において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図29は、本発明にかかる実施形態7において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図30は、本発明にかかる実施形態8において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図31は、本発明にかかる実施形態8において、下部電極と上部電極との間に電圧を印加した際の様子を示す断面図である。 図32は、本発明にかかる実施形態9において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図33は、本発明にかかる実施形態9において、水平移動素子がガラス基板を移動させた際の様子を示す断面図である。 図34は、本発明にかかる実施形態10において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図35は、本発明にかかる実施形態10において、液晶層にてセンサ領域に対応する部分を液晶レンズとして機能させた際に様子を示す断面図である。 図36は、本発明にかかる実施形態11において、液晶表示装置の要部構成を模式的に示す図である。 図37は、本発明にかかる実施形態11において、液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図38は、本発明にかかる実施形態11において、レンズユニットを製造する工程を示す図である。 図39は、本発明にかかる実施形態において、赤外光線が反射された反射光を、フォトセンサ素子が受光する場合の要部を示す図である。 図40は、本発明にかかる実施形態において、赤外光線が反射された反射光を、フォトセンサ素子が受光する場合の要部を示す図である。 図41は、本発明にかかる実施形態において、画素スイッチング素子の構成の変形形態を示す断面図である。 図42は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器を示す図である。 図43は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器を示す図である。 図44は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器を示す図である。 図45は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器を示す図である。 図46は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器を示す図である。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
説明は、下記の手順で行う。
1.実施形態1(外付けの液晶レンズの場合)
2.実施形態2(外付けの液晶レンズの場合)
3.実施形態3(外付けの液晶レンズの場合)
4.実施形態4(液晶レンズが内蔵の場合)
5.実施形態5(液晶レンズが内蔵の場合)
6.実施形態6(液晶レンズが内蔵の場合)
7.実施形態7(液晶レンズが内蔵の場合)
8.実施形態8(外付けの液体レンズの場合)
9.実施形態9(外付けの凸レンズの場合)
10.実施形態10(液晶レンズ内蔵にて遮光壁203Sが設置されている場合
11.実施形態11(外付けの液晶レンズが焦点固定型の場合>
12.その他
<1.実施形態1(外付けの液晶レンズの場合)>
(A)液晶表示装置の全体構成
図1は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置100の要部構成を模式的に示す図である。
本実施形態の液晶表示装置100は、図1に示すように、液晶パネル200と、光量調整部210と、バックライト300と、データ処理部400とを有する。各部について順次説明する。
(A1)液晶パネル200の概略
液晶パネル200について説明する。
液晶パネル200は、図1に示すように、一方の面に第1偏光板206が対面して配置されており、他方の面に第2偏光板207が対面して配置されている。そして、その一方の面の側においては、第1偏光板206を介して対面するように、バックライト300が配置されている。
図2は、本発明にかかる実施形態1において、液晶パネル200の要部を示す断面図である。また、図3は、本発明にかかる実施形態1において、液晶パネル200の要部を示す平面図である。
液晶パネル200は、アクティブマトリクス方式であり、図2に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202と液晶層203とを有する。
この液晶パネル200は、図2に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202とが、互いに間隔を隔てるよう対面している。そして、そのTFTアレイ基板201と対向基板202との間に挟まれるように、液晶層203が設けられている。
本実施形態において、液晶パネル200は、透過型である。このため、液晶パネル200は、図2に示すように、バックライト300から出射された照明光Rが、TFTアレイ基板201において対向基板202に対面する面とは反対側の裏面に、第1偏光板206を介して照射される。そして、液晶パネル200において、この照明光Rは、正面へ透過して第2偏光板207を介して出射される。
この液晶パネル200は、図3に示すように、画素領域PAが設けられている。
液晶パネル200において画素領域PAには、図3に示すように、複数の画素Pが水平方向xと垂直方向yとのそれぞれにマトリクス状に並ぶように配置されている。この画素領域PAにおいては、図2に示すように、液晶パネル200の背面側に照射された照明光Rを変調し、その変調した照明光Rが正面側へ透過することによって、画像が表示される。
詳細については後述するが、画素領域PAにおいて画素Pは、画素スイッチング素子として機能するTFT(図示無し)を含み、その画素スイッチング素子であるTFTが画素Pをスイッチング制御することによって、その照明光Rを変調する。そして、その変調された照明光Rが、正面側に出射し、画素領域PAにおいて画像が表示される。ここでは、たとえば、カラー画像が表示される。
また、本実施形態においては、液晶パネル200は、いわゆるI/Oタッチパネルとして構成されており、画素Pにおいては、位置センサ素子として機能するフォトセンサ素子(図示無し)が設けられている。詳細については後述するが、このフォトセンサ素子は、たとえば、フォトダイオードであり、図2に示すように、液晶パネル200において正面側から入射する入射光Hを受光領域にて受光し、光電変換することによって、受光データを生成する。つまり、対向基板202の側からTFTアレイ基板201の側へ向かう反射光を受光して、受光データを生成する。たとえば、フォトセンサ素子は、液晶パネル200の正面側にユーザーの指やタッチペンなどの被検知体が接触または近接した際に、その被検知体によって反射される光を受光して、受光データを生成する。
また、液晶パネル200は、図3に示すように、画素領域PAの周辺を囲うように、周辺領域CAが設けられている。
液晶パネル200において周辺領域CAには、図3に示すように、表示用垂直駆動回路11と、表示用水平駆動回路12と、センサ用垂直駆動回路13と、センサ用水平駆動回路14とが形成されている。たとえば、上記の画素スイッチング素子として機能するTFT(図示無し)と、位置センサ素子として機能するフォトセンサ素子(図示無し)と同様にして形成された半導体素子によって、この各回路が構成されている。
そして、表示用垂直駆動回路11および表示用水平駆動回路12は、画素領域PAにおいて画素Pに対応するように画素スイッチング素子として設けられたTFTを駆動し、画像表示を実行する。そして、センサ用垂直駆動回路13およびセンサ用水平駆動回路14は、画素領域PAにおいて画素Pに対応するように位置センサ素子として設けられたフォトセンサ素子(図示無し)を駆動し、受光データを収集する。
具体的には、表示用垂直駆動回路11は、図3に示すように、垂直方向yに延在している。そして、表示用垂直駆動回路11は、垂直方向yにおいて複数の画素Pに対応するように画素スイッチング素子として形成された各TFT(図示無し)のゲート電極に、接続されている。そして、表示用垂直駆動回路11は、供給される制御信号に基づいて、その垂直方向yに並ぶ複数のTFTに、走査信号を、順次、供給する。ここでは、水平方向xに並ぶ複数の画素Pに対応して形成された複数のTFTのそれぞれにゲート線(図示無し)が接続され、そのゲート線が垂直方向yに並ぶ複数の画素Pに対応するように複数形成されている。このため、表示用垂直駆動回路11は、この複数のゲート線に、順次、走査信号を供給する。
表示用水平駆動回路12は、図3に示すように、水平方向xに延在している。そして、表示用水平駆動回路12は、水平方向xにおいて複数の画素Pに対応するように画素スイッチング素子として形成された各TFT(図示無し)のソース電極に接続されている。そして、表示用水平駆動回路12は、供給される制御信号に基づいて、その垂直方向yに並ぶ複数のTFTに、データ信号を、順次、供給する。ここでは、垂直方向yに並ぶ複数の画素Pに対応して形成された複数のTFTのそれぞれに信号線(図示無し)が接続され、その信号線が水平方向xに並ぶ複数の画素Pに対応するように複数形成されている。このため、表示用水平駆動回路12は、この複数の信号線に、順次、映像データ信号を供給する。
センサ用垂直駆動回路13は、図3に示すように、垂直方向yに延在している。そして、センサ用垂直駆動回路13は、垂直方向yにおいて複数の画素Pに対応するように位置センサ素子として形成された各フォトセンサ素子(図示無し)に接続されている。そして、センサ用垂直駆動回路13は、供給される制御信号に基づいて、その垂直方向yに並ぶ複数のフォトセンサ素子において、受光データを読み出すフォトセンサ素子を選択する。ここでは、水平方向xに並ぶ複数の画素Pに対応して形成された複数のフォトセンサ素子のそれぞれに、ゲート線(図示無し)が接続され、そのゲート線が垂直方向yに並ぶ複数の画素Pに対応するように複数形成されている。このため、センサ用垂直駆動回路13は、その複数のゲート線を順次選択するように走査信号を供給する。
センサ用水平駆動回路14は、図3に示すように、水平方向xに延在している。そして、センサ用水平駆動回路14は、水平方向xにおいて複数の画素Pに対応するように位置センサ素子として形成された各フォトセンサ素子(図示無し)に接続されている。そして、センサ用水平駆動回路14は、供給される制御信号に基づいて、その垂直方向yに並ぶ複数のフォトセンサ素子から受光データを、順次、読み出す。ここでは、垂直方向yに並ぶ複数の画素Pに対応して形成された複数のフォトセンサ素子のそれぞれに、信号読み出し線(図示無し)が接続され、その信号読み出し線が水平方向xに並ぶ複数の画素Pに対応するように複数形成されている。このため、センサ用水平駆動回路14は、その複数の信号読み出し線を介してフォトセンサ素子から、順次、受光データを読み出した後、位置検出部402へ出力する。
(A2)光量調整部210の概略
光量調整部210について説明する。
光量調整部210は、図1に示すように、液晶パネル200の正面に対面しており、その液晶パネル200の正面側において、画素領域PAに入射する入射光Hの量を調整する。
詳細については後述するが、光量調整部210は、レンズを含み、そのレンズの焦点位置を、フォトセンサ素子が光を受光して受光データを生成する受光領域に対して変化させることによって、そのフォトセンサ素子へ入射する光の量を調整する。
(A3)バックライト300の概略
バックライト300について説明する。
バックライト300は、図1に示すように、液晶パネル200の背面に対面するように、液晶パネル200の背面側に設けられており、その液晶パネル200の画素領域PAに照明光Rを出射する。
ここでは、バックライト300は、図1に示すように、光源301と、その光源301から照射された光を拡散することよって面状の光に変換する導光板302とを有しており、液晶パネル200の画素領域PAの全面に平面光を照明光Rとして照射する。
本実施形態においては、バックライト300の光源301は、導光板302の一方の端部に設けられ、可視光線を出射する。具体的には、光源301は、白色LEDであり、白色の可視光線を照射面から照射する。そして、光源301から照射された白色の可視光線が、導光板302において拡散され、平面光として、導光板302の一方の面から液晶パネル200の背面に照射される。
(A4)データ処理部400の概略
データ処理部400について説明する。
データ処理部400は、図1に示すように、制御部401と、位置検出部402とを有する。データ処理部400は、コンピュータを含み、プログラムによってコンピュータが各部として動作するように構成されている。
データ処理部400の制御部401は、液晶パネル200と光量調整部210とバックライト300との動作を制御するように構成されている。
ここでは、制御部401は、液晶パネル200に制御信号を供給することによって、液晶パネル200に複数設けられた画素スイッチング素子(図示無し)の動作を制御する。たとえば、制御部401は、線順次駆動を実行させる。
また、制御部401は、バックライト300に制御信号を供給することによって、バックライト300の動作を制御し、バックライト300から照明光Rを照射する。このように、制御部401は、液晶パネル200とバックライト300との動作を制御することによって、液晶パネル200の画素領域PAに画像を表示する。つまり、制御部401は、画素領域PAにおいて画像を表示させる表示動作を実行する。
また、制御部401は、液晶パネル200に制御信号を供給することによって、液晶パネル200において位置センサ素子として複数設けられたフォトセンサ素子(図示無し)の動作を制御し、そのフォトセンサ素子から受光データを収集する。たとえば、制御部401は、線順次駆動を実行させて、受光データを収集する。つまり、制御部401は、フォトセンサ素子に光を受光させる撮像動作を実行する。
本実施形態においては、制御部401は、このフォトセンサ素子に光を受光させる撮像動作と、液晶パネル200の画素領域PAにおいて画像を表示させる表示動作とを、互いに時分割して実行するように制御する。すなわち、制御部401は、撮像動作と表示動作とのそれぞれを、互いに異なる時点において実行する。
この他に、制御部401は、光量調整部210に制御信号を供給することによって、光量調整部210の動作を制御する。本実施形態においては、制御部401は、フォトセンサ素子によって生成された受光データに基づいて、この光量調整部210の動作を制御する。
具体的には、制御部401は、フォトセンサ素子によって生成された受光データの値が基準値以上である場合には、そのフォトセンサ素子へ入射する入射光Hの量が少なくなるように、光量調整部210の動作を調整する。つまり、制御部401は、フォトセンサ素子によって生成された受光データの値と、予め設定された基準値とを比較処理し、受光データの値が基準値以上である場合には、上記のように制御を実施する。たとえば、フォトセンサ素子によって生成された受光データの値がダイナミックレンジの上限値である場合には、そのフォトセンサ素子へ入射する入射光Hの量が少なくなるように、光量調整部210の動作を調整する。
データ処理部400の位置検出部402は、液晶パネル200の正面側において、画素領域PAにユーザーの指やタッチペンなどの被検知体が接触または近接した位置を検出する。ここでは、位置検出部402は、液晶パネル200に複数設けられたフォトセンサ素子(図示無し)から収集した受光データに基づいて、この位置検出を実施する。たとえば、位置検出部402は、受光データの信号強度が基準値よりも大きい座標位置を、被検知体が画素領域PAにおいて接触した座標位置として検出する。
(B)液晶表示装置の詳細な構成
図4は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置100の要部を拡大して示す断面図である。図4においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
液晶表示装置100は、図4に示すように、液晶パネル200を含み、液晶パネル200は、TFTアレイ基板201と、対向基板202と、液晶層203とを有する。この液晶パネル200においては、図4に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202とが間隔を隔てられて貼り合わされており、そのTFTアレイ基板201と対向基板202との間の間隔に、液晶層203が設けられている。
そして、液晶パネル200においては、一方の面に第1偏光板206が対面して配置されており、他方の面に第2偏光板207が対面して配置されている。液晶パネル200は、たとえば、TN(TN:Twisted Nematic)型であり、第1偏光板206と第2偏光板207とのそれぞれは、たとえば、ノーマリ・ホワイト方式に対応するように、透過軸が交差されて配置されている。
具体的には、第1の偏光板206は、図4に示すように、TFTアレイ基板201において対向基板202に対面している側に対して反対側の面上に配置されている。この第1の偏光板206は、透過軸が、たとえば、y方向に沿うように配置されている。
一方で、第2の偏光板207は、図4に示すように、対向基板202においてTFTアレイ基板201に対面している側に対して反対側の面上に配置されている。この第2の偏光板206は、透過軸が、たとえば、x方向に沿うように配置されている。
詳細については後述するが、第2の偏光板207は、光量調整部210に設けられる液晶レンズ(図示なし)の屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように設けられている。
(B1)TFTアレイ基板201について
液晶パネル200のTFTアレイ基板201について説明する。
TFTアレイ基板201は、図4に示すように、ガラス基板201gを含む。ガラス基板201gは、光を透過する絶縁体の基板であり、ガラスにより形成されている。そして、このガラス基板201gにて対向基板202に対面する側の面には、図4に示すように、画素スイッチング素子31と、フォトセンサ素子32と、画素電極62aと、透明電極62cとが形成されている。
TFTアレイ基板201に設けられた各部について順次説明する。
TFTアレイ基板201において画素スイッチング素子31は、図4に示すように、画素領域PAの表示領域TAに形成されている。
図5は、本発明にかかる実施形態1において、画素スイッチング素子31の要部を示す断面図である。
図5に示すように、画素スイッチング素子31は、ゲート電極45と、ゲート絶縁膜46gと、半導体層48とを含み、LDD(Lightly Doped Drain)構造のボトムゲート型TFTとして形成されている。たとえば、画素スイッチング素子31は、Nチャネル型のTFTとして形成されている。
具体的には、画素スイッチング素子31において、ゲート電極45は、モリブデン(Mo)などの金属材料を用いて形成されている。ここでは、図5に示すように、ゲート電極45は、ガラス基板201gの面において、ゲート絶縁膜46gを介して、半導体層48のチャネル領域48Cに対面するように設けられている。そして、このゲート電極45は、走査線(図示無し)に電気的に接続されている。
また、画素スイッチング素子31において、ゲート絶縁膜46gは、図5に示すように、たとえば、ゲート電極45を被覆するように形成されている。ここでは、ゲート絶縁膜46gは、たとえば、シリコン窒化膜(図示無し)とシリコン酸化膜(図示無し)とが、順次、ガラス基板201gの側から積層されることによって形成される。
また、画素スイッチング素子31において、半導体層48は、たとえば、ポリシリコンで形成されている。この半導体層48においては、図5に示すように、ゲート電極45に対応するようにチャネル領域48Cが形成されると共に、そのチャネル領域48Cを挟むように一対のソース・ドレイン領域48A,48Bが形成されている。この一対のソース・ドレイン領域48A,48Bは、チャネル領域48Cを挟むように一対の低濃度不純物領域48AL,48BLが形成されている。そして、さらに、その低濃度不純物領域48AL,48BLよりも不純物の濃度が高い一対の高濃度不純物領域48AH,48BHが、その一対の低濃度不純物領域48AL,48BLを挟むように形成されている。そして、図5に示すように、半導体層48は、層間絶縁膜Szによって被覆されている。たとえば、シリコン窒化膜,シリコン酸化膜などによって、層間絶縁膜Szが形成されている。
そして、画素スイッチング素子31において、ソース電極53とドレイン電極54とのそれぞれは、アルミニウムなどの導電材料を用いて形成されている。たとえば、ソース電極53は、層間絶縁膜Szを貫通するコンタクトホールに導電材料が埋め込まれ、パターン加工されることで、一方のソース・ドレイン領域48Aに電気的に接続するように設けられている。そして、同様に、ドレイン電極54は、層間絶縁膜Szを貫通するコンタクトホールに導電材料が埋め込まれ、パターン加工されることで、他方のソース・ドレイン領域48Bに電気的に接続するように設けられている。
この画素スイッチング素子31は、図4に示すように、層間絶縁膜60aによって被覆されており、図示を省略しているが、図5に示したソース電極53は、その層間絶縁膜60aに設けられたデータ線S1に電気的に接続されている。また、図4に示すように、そのデータ線S1を被覆するように層間絶縁膜60a上に平坦化膜60bが設けられており、図示を省略しているが、図5に示したドレイン電極54は、その平坦化膜60b上に設けられた画素電極62aに電気的に接続されている。
TFTアレイ基板201においてフォトセンサ素子32は、図4に示すように、画素領域PAのセンサ領域SAに形成されている。
図6は、本発明にかかる実施形態1において、フォトセンサ素子32の要部を示す断面図である。
フォトセンサ素子32は、たとえば、フォトダイオードであって、図6に示すように、金属反射層43と、半導体層47とを含む。そして、フォトセンサ素子32は、入射する光を受光し、光電変換することによって、受光データを生成し、読み出される。たとえば、逆方向バイアスが印加されることによって、光電流が受光データとして読み出されるように構成されている。
具体的には、フォトセンサ素子32において、金属反射層43は、ゲート電極45と同様に、たとえば、モリブデン(Mo)などの金属材料を用いて形成されている。この金属反射層43は、図6に示すように、ガラス基板201gの面において、絶縁膜46sを介して、半導体層47のi層47iに対面するように設けられている。そして、ガラス基板201gにおいて金属反射層43が設けられた面の反対側の面の側から半導体層47に入射する照明光を反射することによって遮光する。
また、フォトセンサ素子32において、半導体層47は、図6に示すように、ガラス基板201gの面に形成されている。この半導体層47は、たとえば、多結晶シリコンで形成されており、画素スイッチング素子31の半導体層48と同じ半導体薄膜がパターン加工されることで形成される。
この半導体層47は、p層47pとn層47nとi層47iとを含み、フォトセンサ素子32がPIN構造になるように構成されており、入射する入射光Hを受光して光電変換することによって電荷を生成する。つまり、半導体層47は、光電変換層として形成されている。ここでは、p層47pは、p型不純物が高濃度にドープされることによって形成され、n層47nは、n型不純物が高濃度にドープされることによって形成され、i層47iは、高抵抗であって、p層47pとn層47nとの間に介在している。
この半導体層47は、n層47nとi層47iとp層47pとのそれぞれが、順次、ガラス基板201gにおいて、その面方向xyに沿って並ぶように設けられている。
具体的には、半導体層47において、i層47iは、絶縁膜46sを介して金属反射層43に対面するように設けられている。そして、n層47nとp層47pとのそれぞれは、ガラス基板201gの面方向xyにおいて、i層47iを挟むように設けられている。つまり、光電変換が行われる半導体層47が、液晶パネル200の面方向xyにおいて電流が流れるラテラル型構造になるように、このフォトセンサ素子32が構成されている。
そして、フォトセンサ素子32において、第1電極51は、n層47nに接続するように設けられている。ここでは、第1電極51は、n層47nがi層47iに対応する部分からガラス基板201gの面方向xyに延在しており、その延在した部分の表面に形成されている。たとえば、この第1電極51は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。
そして、フォトセンサ素子32において、第2電極52は、p層47pに電気的に接続するように設けられている。ここでは、第2電極52は、p層47pがi層47iに対応する部分からガラス基板201gの面方向xyに延在しており、その延在した部分の表面に形成されている。たとえば、この第2電極52は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。
この第1電極51と第2電極52とのそれぞれは、半導体層47を被覆するように層間絶縁膜Szを形成後、n層47nとp層47pとの表面が露出するようにコンタクトホールを設けた後に、導電材料をコンタクトホールに埋め込んで形成される。たとえば、金属材料などの導電材料をコンタクトホールに埋め込んだ後に、パターン加工することで形成される。
そして、フォトセンサ素子32は、図4に示すように、層間絶縁膜60aによって被覆されており、その層間絶縁膜60aに設けられた駆動配線HDによってフォトセンサ素子32が駆動される。そして、その層間絶縁膜60aに設けられたデータ線S2を介して、そのフォトセンサ素子32において光電変換されて生成された受光データが読み出される。
また、TFTアレイ基板201において画素電極62aは、図4に示すように、平坦化膜60b上において、表示領域TAに対応するように形成されており、画素スイッチング素子31のドレイン電極54に接続されている。画素電極62aは、いわゆる透明電極であって、たとえば、ITOを用いて形成されている。そして、画素電極62aは、バックライト300によって照明された光を変調するように、図4に示した対向基板202に設けた対向電極23との間において、液晶層203に電圧を印加する。
また、TFTアレイ基板201において透明電極62cは、図4に示すように、平坦化膜60b上において、センサ領域RAに対応するように形成されている。透明電極62cは、画素電極62aと同様に、たとえば、ITOを用いて形成されている。この透明電極62cは、画素電極62aと異なり、画素スイッチング素子31に電気的に接続されておらず、画素電極62aとは独立に設けられている。
(B2)対向基板202について
液晶パネル200の対向基板202について説明する。
対向基板202は、TFTアレイ基板201の場合と同様に、光を透過する絶縁体のガラス基板202gを有しており、図3に示すように、TFTアレイ基板201に対して間隔を隔てるよう対面している。そして、対向基板202においては、図3に示すように、カラーフィルタ層21と、対向電極23とがガラス基板202gに形成されている。
この対向基板202においてカラーフィルタ層21は、図4に示すように、画素領域PAの表示領域TAであって、対向基板202にてTFTアレイ基板201に対面する側の面に形成されている。カラーフィルタ層21は、バックライト300から出射された照明光Rが着色されて、TFTアレイ基板201の側から対向基板202の側へ透過するように構成されている。ここでは、図4に示すように、カラーフィルタ層21は、たとえば、赤フィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとを1組として画素Pごとに設けられている。そして、TFTアレイ基板201においては、この赤フィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとのそれぞれに対応するように、上述した画素スイッチング素子31と画素電極62aとのそれぞれが設けられている。
そして、対向基板202において対向電極23は、図3に示すように、対向基板202にてTFTアレイ基板201に対面する側の面に形成されている。対向電極23は、いわゆる透明電極であって、たとえば、ITOを用いて形成されている。ここでは、図3に示すように、カラーフィルタ層21を被覆するように、平坦化膜22が設けられており、その平坦化膜22の上に、対向電極23が共通電極として機能するようにベタ状に全面に設けられている。
(B3)液晶層203について
液晶パネル200の液晶層203について説明する。
液晶層203は、図4に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202との間にて挟持されている。たとえば、液晶層203は、TFTアレイ基板201と対向基板202との間において、スペーサ(図示なし)により所定の距離が保持された間隔に、封入されている。そして、液晶層203は、TFTアレイ基板201および対向基板202に形成された液晶配向膜(図示なし)によって配向されている。
(C)光量調整部210の詳細構成
液晶表示装置100は、図4に示すように、光量調整部210を含む。光量調整部210は、パネル状であり、液晶パネル200の正面側において、液晶パネル200に対面するように配置されている。
この光量調整部210は、図4に示すように、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212と液晶層213とを有し、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とが間隔を隔てられて貼り合わされている。そして、光量調整部210は、その第1のガラス基板211と第2のガラス基板212との間の間隔に、液晶層213が設けられている。
ここでは、光量調整部210においては、液晶パネル200の側から、順次、第1のガラス基板211と、液晶層213と、第2のガラス基板212とが並ぶように配置されている。光量調整部210は、フォトセンサ素子32のi層47iへ入射する光の量を調整するように構成されている。
詳細については後述するが、この光量調整部210は、液晶層213においてセンサ領域RAに対応する部分の液晶が、液晶レンズとして機能するように構成されている。そして、その液晶レンズを構成する液晶に電圧を印加し、その液晶の液晶分子の配向方向を変化させることによって、液晶レンズの焦点距離を変化させることにより、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する光の量を調整する。
光量調整部210の各部について順次説明する。
光量調整部210において、第1のガラス基板211は、光を透過する絶縁体の基板であって、ガラスにより形成されている。そして、第1のガラス基板211は、液晶パネル200の対向基板202の側において対向基板202に対面するように配置されている。そして、図4に示すように、第1のガラス基板211においては、対向基板202に対面する面とは反対側の面であって、第2のガラス基板212に対面する側の面に、第1の透明電極62dが形成されている。
この第1のガラス基板211にて、第1の透明電極62dは、たとえば、ITOを用いて形成されており、光を透過する。ここでは、第1の透明電極62dは、図4に示すように、第1のガラス基板211にて第2のガラス基板212に対面する側の面の全面をベタ状に被覆するように形成されている。
光量調整部210において、第2のガラス基板212は、光を透過する絶縁体の基板であって、ガラスにより形成されている。そして、第2のガラス基板212は、第1のガラス基板211および液晶層203を介して、液晶パネル200の対向基板202に対面するように配置されている。そして、図4に示すように、第2のガラス基板212においては、第1のガラス基板211に対面する側の面に、第2の透明電極62eが形成されている。
この第2のガラス基板212にて、第2の透明電極62eは、たとえば、ITOを用いて形成されており、光を透過する。
図7は、本発明にかかる実施形態1において、第2の透明電極62eを示す平面図である。
図7に示すように、第2のガラス基板212の第2の透明電極62dは、第2のガラス基板212にて第1のガラス基板211に対面する側の面を被覆するように形成されている。そして、第2の透明電極62dは、センサ領域SAにおいては、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分に開口TKが設けられている。本実施形態においては、第2の透明電極62eの開口TKは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの面積よりも大きい面積であって、円形になるように形成されている。
光量調整部210において、液晶層213は、図4に示すように、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212との間にて挟持されている。たとえば、液晶層213は、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212との間において、スペーサ(図示なし)により所定の距離が保持された間隔に封入されている。そして、液晶層213は、第1のガラス基板211および第2のガラス基板212に形成された液晶配向膜(図示なし)によって配向されている。たとえば、液晶層213は、誘電率異方性Δε>0の液晶材料を用いて形成されており、図4に示すように、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とが対面する面の方向に液晶分子の長軸方向が沿うように、水平配向されている。
(D)動作
上記の液晶表示装置100において、人体の指などの被検知体が液晶パネル200の正面側に接触もしくは移動された際に、その被検知体の位置を検出する際の動作について説明する。
図8は、本発明にかかる実施形態1において、被検知体の位置を検出する際の動作を示すフロー図である。
まず、図8に示すように、受光データの取得を実施する(S11)。
ここでは、液晶パネル200においてセンサ領域RAに設けられたフォトセンサ素子32が、入射光Hを受光することによって、受光データを生成する。
図9は、本発明にかかる実施形態1において、液晶表示装置100にてフォトセンサ素子32が受光データを生成する際の様子を示す断面図である。
本実施形態では、図9に示すように、光量調整部210において、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間の液晶層213に電圧を印加し、液晶層213においてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズLNとして機能させた状態にする。つまり、光量調整部210において、屈折率分布型レンズである液晶レンズLNを形成する。ここでは、その光量調整部210における液晶レンズLNの焦点を、たとえば、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの中心に合わせた状態にする。
具体的には、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間に電位差を生じさせる。このようにすることで、第2の透明電極62eの開口TKの中央部分においては、液晶分子が回転せずに配向方向が維持されて位相差が大きい状態であるが、その開口TKの中央部から端部へ向かうに伴って液晶分子の回転が大きくなり、位相差が小さい状態になる。
屈折率分布型レンズである液晶レンズLNは、偏光依存性を有している。このため、本実施形態において、図9に示すように、液晶レンズLNにおける屈折率差分布の方向が、x方向に沿っている場合には、液晶レンズLNに入射した入射光Hは、x方向に振動している偏光光として、第2の偏光板207へ透過する。
第2の偏光板207は、図9に示すように、透過軸が、x方向に沿うように配置されている。このため、本実施形態は、上記したように、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
そして、上記のように、液晶パネル200の正面側からフォトセンサ素子32に集光された入射光Hを、フォトセンサ素子32が受光領域JSaにおいて受光し、光電変換することによって、受光データを生成する。
図10は、本発明にかかる実施形態1において、液晶層213に形成される液晶レンズLNと、第2の偏光板207の関係を示す上面図である。
図10に示すように、液晶レンズLNは、屈折率差分布の方向KDが、x方向に沿っている部分を含む。また、第2の偏光板207は、図10に示すように、透過軸TJが、x方向に沿っている。このように、液晶レンズLNにおける屈折率差分布の方向KDと、第2の偏光板207の透過軸TJの方向とが、互いに一致している部分を含む。よって、液晶レンズによって偏光光として透過した入射光H(可視光線)が、第2の偏光板207を透過する。しがたって、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。なお、図10において、液晶レンズLNにおける屈折率差分布の方向KDと、第2の偏光板207の透過軸TJの方向とが、一致していない場合には、液晶レンズLNを透過した光は、集光されないで、受光領域JSaへ入射して、受光データが生成される。
つぎに、図8に示すように、受光データが基準値の範囲か否かを判断する(S21)。
ここでは、フォトセンサ素子32によって生成された受光データの値が基準値以上であるか、否かを、制御部401が判断する。
本実施形態においては、たとえば、フォトセンサ素子32によって生成された受光データの値がダイナミックレンジの上限値である場合には、基準値の範囲外であると判断し、その上限値でない場合には、基準値の範囲内であると、制御部401が判断する。
そして、図8に示すように、受光データが基準値の範囲である場合(Yes)には、位置の検出を実施する(S51)。本ステップの詳細内容については、後述する。
一方で、図8に示すように、受光データが基準値の範囲でない場合(No)には、光量の調整を実施する(S31)。
ここでは、制御部401が光量調整部210に制御信号を供給することによって、光量調整部210の動作を制御する。
本実施形態においては、制御部401は、フォトセンサ素子32へ入射する入射光Hの量が少なくなるように、光量調整部210の動作を調整する。
たとえば、図4に示したように、光量調整部210において、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間にて電位差分布を無くした状態になるように、制御部401が調整をする。これにより、液晶パネル200の正面側から入射する入射光Hを集光させずに、フォトセンサ素子32に入射光Hを入射させる。
つまり、その光量調整部210における液晶レンズの焦点をフォトセンサ素子32の受光領域JSaに合わせない状態にして、液晶パネル200の正面側からフォトセンサ素子32に入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる。
なお、受光データに基づいて、液晶レンズの焦点距離を複数段階において変化させてもよい。たとえば、受光データの値と、その受光データが取得された際に液晶層213に印加する電圧の値とを関連付けたルックアップテーブルを、記憶媒体に記憶させておく。そして、制御部401は、上記にて得た受光データの値に対応する電圧値を、このルックアップテーブルから抽出後、その抽出した電圧値で液晶層213に電圧を印加するように、制御を実施する。
つぎに、図8に示すように、受光データの取得を実施する(S41)。
ここでは、液晶パネル200においてセンサ領域RAに設けられたフォトセンサ素子32が、入射光Hを受光することによって、受光データを生成する。
本実施形態においては、上記したように、光量調整部210において、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間にて電位差分布を無くし、液晶パネル200の正面側から入射する入射光Hを集光させない状態にする。そして、この状態において、フォトセンサ素子32が入射光Hを受光領域JSaにて受光し、受光データを生成する。
つぎに、図8に示すように、位置の検出を実施する(S51)。
ここでは、上記のようにして液晶パネル200に複数設けられたフォトセンサ素子32から収集した受光データに基づいて、データ処理部400の位置検出部402が、液晶パネル200の正面側にて、画素領域PAに被検知体が接触または近接した位置を検出する。たとえば、受光データの信号強度が基準値よりも大きい座標位置を、被検知体が画素領域PAにおいて接触した座標位置として検出する。
つぎに、図8に示すように、画像表示を実施する(S61)。
ここでは、光量調整部210において、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間にて電位差分布を無くし、液晶パネル200の正面側から入射する入射光Hを集光させない状態において、画像表示を実施する。
このように、受光データを収集する撮像時と、画像を表示する画像表示時とを時分割で実施することで、本実施形態は、より効率的に光の集光を実施することができる。
(E)まとめ
以上のように、本実施形態においては、入射光Hを受光領域JSaにて受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子32が、液晶パネル200にて画像が表示される画素領域PAに設けられている。そして、そのフォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する光の量を調整する光量調整部210が、液晶パネル200に対面するように配置されており、その光量調整部210の動作を制御部401が制御する。ここでは、制御部401は、フォトセンサ素子32によって生成された受光データに基づいて、その光量調整部210の動作を制御する。具体的には、光量調整部210は、液晶レンズを含み、その液晶レンズを構成する液晶に電圧を印加し、その液晶分子の配向方向を変化させ、液晶レンズの焦点距離を変化させることによって、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する光の量を調整する。たとえば、フォトセンサ素子32によって生成された受光データの値がダイナミックレンジの上限値である場合には、フォトセンサ素子32へ入射する入射光Hの量が少なくなるように、光量調整部210が調整する。
したがって、本実施形態は、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。また、本実施形態においては、ダイナミックレンジの確保のために、複数種類のフォトセンサ素子32を設ける必要がないので、光透過率の低下が生じない。このため、本実施形態は、画像品質を向上することができる。
また、本実施形態においては、図7に示したように、第2の透明電極62eの開口TKを、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの面積よりも大きい面積になるように形成している。本実施形態では、このようにすることによって、液晶レンズのサイズが、センサ領域RAにおいて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaよりも大きくなるように設けられている。つまり、本実施形態においては、フォトセンサ素子32において活性な領域よりも液晶レンズサイズが大きい。このため、本実施形態は、効果的に集光できる効果がある。
また、本実施形態においては、表面での屈折を利用しない屈折率分布型レンズである液晶レンズを用いて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射光Hを集光する。表面での屈折を利用する球面レンズ等のレンズを用いた場合には、その表面で入射光が規則的に反射して視認性が低下する場合があるが、本実施形態では、表面がフラットな液晶レンズを用いているので、この不具合の発生を抑制することができる。さらに、液晶レンズは、偏光依存性を有しているので、偏光光である表示光に悪影響を及ぼさず、液晶パネルにおける画像品質の悪化を防止することができる。
(F)その他
なお、本実施形態においては、第2の透明電極62eの開口TKを、円形に形成する場合について説明したが、これに限定されない。
図11は、本発明にかかる実施形態1において、第2の透明電極62eの変形例を示す平面図である。
図11に示すように、第2の透明電極62eの開口TKを、矩形形状に形成してもよい。この場合は、上記の液晶レンズをシリンドリカルレンズとして機能させることができる。この場合において、液晶レンズにおける屈折率差分布の方向がx方向に沿う場合には、上記と同様に、第2の偏光板207の透過軸をx方向に沿うように配置する。このようにすることで、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
<2.実施形態2(外付けの液晶レンズの場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態2について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図12は、本発明にかかる実施形態2において、液晶表示装置100bの要部を拡大して示す断面図である。図12においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図12に示すように、本実施形態は、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2が、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
図12に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、実施形態1の場合と同様に、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面を被覆するように形成されている。
しかし、ここでは、センサ領域SAにてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分については、実施形態1と異なり、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efが、互いに間隔を隔てて形成されている。
図13は、本発明にかかる実施形態2において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図13において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図13(a)に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efにおいては、中心に円状の透明電極62eaが設けられている。そして、その周囲において複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efが、円を描くように形成されている。この複数の円を描くように形成された透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efは、中心の円状の透明電極62eaの周囲において、その中心から周囲へ広がるに伴って、順次、半径が大きくなるように形成されている。本実施形態においては、その円を描く線幅が、中心から周囲へ向かうに伴って、順次、狭くなるように形成されている。
そして、図13(a)に示すように、上記の複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efにおいては、複数の配線Had,Hbe,Hcfが接続されている。
ここでは、図13(a)に示すように、中心の透明電極62eaと、中心から周囲に向かって4番目に形成された透明電極62edとを電気的に接続するように、配線Hadが形成されている。そして、中心から周囲に向かって2番目に形成された透明電極62ebと、5番目に形成された透明電極62eeとを電気的に接続するように、配線Hbeが形成されている。そして、中心から周囲に向かって3番目に形成された透明電極62ecと、6番目に形成された透明電極62efとを電気的に接続するように、配線Hcfが形成されている。
これらの配線Had,Hbe,Hcfは、図12においては、図示を省略しているが、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面に設けられている。そして、これらの配線Had,Hbe,Hcfは、層間絶縁膜(図示なし)によって被覆され、その層間絶縁膜上に、第2の透明電極62e_2が形成されている。なお、図13(a)においては、複数の配線Had,Hbe,Hcfを直線で示し、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efに接続するコンタクトを点で示している。
この第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efは、以下の数式(1),(2)の関係を満足するように、形成されている。このようにすることで、本実施形態では、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213を、フレネルレンズの液晶レンズとして機能させることができる。
Figure 2010009584
Figure 2010009584
なお、上記の数式(1),(2)において、rは、フレネルゾーンであり、λは、入射する光の波長であり、fは、液晶レンズの焦点距離、Mは、フレネルゾーン数、Lは、各フレネルゾーンの分割数である。
本実施形態においては、図13(a)に示すように、M=2,L=3とした場合について示している。そして、rが、円の中心から、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efの外側の端部までの距離に対応するように、各部が形成されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図13(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図13(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reが発生する。
具体的には、図13(b)において第1の電圧分布V1として示すように、液晶層213に電圧を印加することで、図13(c)において示す第1の位相差分布Re1を得ることができる。また、図13(b)において第2の電圧分布V2として示すように、液晶層213に電圧を印加することで、図13(c)において第2の位相差分布Re2を得ることができる。よって、第1の電圧分布V1での電圧印加と、第2の電圧分布V2での電圧印加とを同時に実施することによって、図13(c)において放物線状の点線で示すように、凸状のレンズとして機能させることができる。
(B)まとめ
このため、本実施形態においては、光量調整部210bは、電圧に応じて焦点距離を変動可能なフレネルレンズとして機能することができるので、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。なお、フォトセンサ素子32においてダイナミックレンジを超えた場合は、レンズとしての機能を発現させないように調整を行う。たとえば、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efにおいて、内側から4番目の透明電極62dと5番目の透明電極62eとを同電位にする。
したがって、本実施形態は、実施形態1と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
(C)その他
なお、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分のパターンについては、上記に限定されない。
図14は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図14において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図14(a)に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、複数の透明電極62ea〜62epが、中心から、順次、互いに間隔を隔てて形成されている。この複数の透明電極62ea〜62epにおいては、中心に円状の透明電極62eaが設けられており、その周囲において複数の透明電極62eb〜62epが、円を描くように形成されている。この複数の円を描くように形成された透明電極62eb〜62epのそれぞれは、中心の円状の透明電極62eaの周囲において、その中心から周囲へ広がるに伴って、順次、半径が大きくなっている。そして、その円を描く線幅が、微小な幅であって、互いに同じになるように形成されている。
そして、この複数の透明電極62ea〜62epのそれぞれに対して独立に配線Ha〜Hpが電気的に接続されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea〜62epと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図14(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図14(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reが発生する。
ここでは、上記の図13に示した例の場合と同様に電圧Vの印加を実施する。
図15は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図15において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図15(a)に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、図14に示した第2の透明電極62e_2と同様に形成されている。つまり、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、複数の透明電極62ea〜62epが、中心から、順次、互いに間隔を隔てて形成されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea〜62epと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図14(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図14(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reが発生する。よって、光量調整部210bは、電圧に応じて焦点距離を変動可能なフレネルレンズとして機能することができるため、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。
図16は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図16において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図16(a)に示すように、第2の透明電極62e_2は、複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,62ed1,62ed2,62ee1,62ee2,62ef1,62ef2が、間隔を隔てて形成されている。この第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,・・・,62ef1,62ef2においては、中心にストライプ状に延在した透明電極62eaが設けられている。そして、この中心の透明電極62eaを両端において挟むように、複数の透明電極62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,62ed1,62ed2,62ee1,62ee2,62ef1,62ef2がストライプ状に延在して形成されている。この複数の透明電極62eb1,62eb2,62ec1,・・・,62ef1,62ef2は、中心の透明電極62eaの両端において、その中心から外側へ向かう伴って、順次、線幅が、狭くなるように形成されている。
そして、図16(a)に示すように、上記の複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,・・・,62ef1,62ef2においては、複数の配線Had1,Had2,Hbe1,Hbe2,Hcf1,Hcf2が接続されている。
ここでは、図16に示すように、中心の透明電極62eaと、中心から外側に向かって4番目に形成された透明電極62ed1,62ed2とのそれぞれを電気的に接続するように、配線Had1,Had2がそれぞれに形成されている。そして、中心から外側に向かって2番目に形成された透明電極62eb2,62ed2と、5番目に形成された透明電極62ee1,62ee2とのそれぞれを、電気的に接続するように、配線Hbe1,Hbe2がそれぞれに形成されている。そして、中心から外側に向かって3番目に形成された透明電極62ec1,62ec2と、6番目に形成された透明電極62ef1,62ef2とを電気的に接続するように、配線Hcf1,Hcf2がそれぞれに形成されている。これらの配線Had1,Had2,Hbe1,Hbe2,Hcf1,Hcf2は、図12においては、図示を省略しているが、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面に設けられている。そして、これらの配線Had1,Had2,Hbe1,Hbe2,Hcf1,Hcf2は、層間絶縁膜(図示なし)によって被覆され、その層間絶縁膜上に、第2の透明電極62e_2が形成されている。
第2の透明電極62e_2を構成する各透明電極62ea,62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,62ed1,62ed2,62ee1,62ee2,62ef1,62ef2は、上述した数式(1),(2)の関係を満足するように形成されている。このようにすることで、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213を、フレネルレンズの液晶レンズとして機能させることができる。
本実施形態においては、図16(a)に示すように、M=2,L=3とした場合について示している。そして、rが、中心軸から、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efの外側の端部までの距離に対応するように、各部が形成されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図16(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図16(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reを発生させる。
ここでは、上記の図13に示した例の場合と同様に電圧Vの印加を実施する。
図16に示した例においては、シリンドリカルなレンズとして液晶レンズを機能させることが可能であり、フォトセンサ素子32において受光が行われる受光領域JSaの面積を大きくすることができる利点を有する。
図17は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図17において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図17(a)に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,・・・,62eo1,62eo2が、中心から、順次、互いに間隔を隔てて形成されている。この複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,・・・,62eo1,62eo2においては、中心にストライプ状に延在した透明電極62eaが設けられている。そして、この中心の透明電極62eaを両端において挟むように、複数の透明電極62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,・・・,62eo1,62eo2がストライプ状に延在して形成されている。この複数のストライプ状に形成された透明電極62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,・・・,62eo1,62eo2は、中心の透明電極62eaの両端において、線幅が、微小な幅であって、互いに同じになるように形成されている。
そして、図17(a)に示すように、上記の複数の透明電極62ea,62eb1,62eb2,62ec1,62ec2,・・・,62eo1,62eo2においては、複数の配線Ha,Hb,Hc,・・・,Hoが接続されている。
ここでは、図17に示すように、中心の透明電極62eaに、配線Haが形成されている。そして、その中心の透明電極62eaから外側に向かって1番目に形成された透明電極62b1,62b2の両者を電気的に接続するように、配線Hbが形成されている。そして、その中心の透明電極62eaから外側に向かって2番目に形成された透明電極62c1,62c2の両者を電気的に接続するように、配線Hcが形成されている。そして、同様にして、各配線Hd,・・・,Hoが形成されている。そして、これらの配線Ha,Hb,Hc,・・・,Hoは、層間絶縁膜(図示なし)によって被覆され、その層間絶縁膜上に、第2の透明電極62e_2が形成されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea〜62epと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図17(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図17(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reを発生させる。
ここでは、上記の図16に示した例の場合と同様に電圧Vの印加を実施する。
図18は、本発明にかかる実施形態2の変形例において、第2の透明電極62e_2にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図18において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_2と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_2に関連付けて示している。
図18(a)に示すように、光量調整部210bの第2の透明電極62e_2は、図17に示した第2の透明電極62e_2と同様に形成されている。
そして、第2の透明電極62e_2を構成する複数の透明電極62ea〜62epと、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図18(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図18(c)に示すように、その液晶層213において位相差Reを発生させる。
なお、上記した本実施形態においては、液晶層213は、Δεが正負のいずれについて使用可能である。しかし、反転駆動させる場合には、Δε<0の方が、印加電圧に対して生ずる位相差の範囲が大きくなるため、より好適である。
<3.実施形態3(外付けの液晶レンズの場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態3について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図19は、本発明にかかる実施形態3において、液晶表示装置100cの要部を拡大して示す断面図である。図19においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図19に示すように、本実施形態は、光量調整部210cの第2の透明電極62e_3が、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
図19に示すように、光量調整部210の第2の透明電極62e_3は、実施形態1の場合と同様に、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面を被覆するように形成されている。
しかし、本実施形態においては、図19に示すように、センサ領域SAにてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分には、実施形態1と異なり、底部62etと、側壁部62esとが形成されている。
図20は、本発明にかかる実施形態2において、第2の透明電極62e_3にて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含むセンサ領域SAに形成された部分を示す図である。
図20において、(a)は、平面図である。また、(b)は、第2の透明電極62e_3と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に印加する電圧Vの分布を、第2の透明電極62e_3に関連付けて示している。そして、(c)は、(b)に示すように、第2の透明電極62e_3と第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に電圧Vを印加した際に、液晶層213において得られる位相差Reの分布を、第2の透明電極62e_3に関連付けて示している。
図20(a)に示すように、第2の透明電極62e_3を構成する底部62etは、円盤状に形成されている。ここでは、底部62etは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの中心を、中心にするように円盤として形成されている。
そして、側壁部62esは、図20(a)に示すように、その底部62etの周囲にて円を描いて囲うように設けられており、図19に示すように、底部62etの面から突き出るように形成されている。
そして、図19および図20(a)に示すように、底部62etにおいては、配線Htが接続されている。ここでは、底部62etの中心部分で接続されている。また、側壁部62esにおいては、配線Hsが接続されている。そして、これらの配線Ht,Hsは、図19に示すように、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面に設けられており、層間絶縁膜Szによって被覆され、その層間絶縁膜Sz上に、上記の第2の透明電極62eが形成されている。
そして、第2の透明電極62e_3と、第1の透明電極62dとの間に挟んでいる液晶層213に、図20(b)に示すように、電圧Vを印加する。これにより、図20(c)に示すように、その液晶層213において、位相差Reが発生する。
具体的には、第2の透明電極62e_3を構成する底部62etの中心部分と、その周辺の側壁部62esとの間に電位差が生ずるような電位を印加する。つまり、シート抵抗の分布を利用して、液晶層213に電圧を印加する。ここでは、底部62etの中心において位相差Reが2πになるように、電圧を印加する。
このため、光量調整部210cは、電圧に応じて焦点距離を変動可能なレンズとして機能することができるため、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。
(B)まとめ
したがって、本実施形態は、実施形態1と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
<4.実施形態4(液晶レンズが内蔵の場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態4について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図21は、本発明にかかる実施形態4において、液晶表示装置100dの要部構成を模式的に示す図である。
また、図22は、本発明にかかる実施形態4において、液晶表示装置100dの要部を拡大して示す断面図である。図22においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。また、図22においては、第1の偏光板206と第2の偏光板207との透過軸方向を表示している。
図21に示すように、本実施形態は、光量調整部210dが液晶パネル200dの外側に設置されておらず、図22に示すように、液晶パネル200dの内部に設置されている。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
本実施形態の光量調整部210dは、図22に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202との間に挟んでいる液晶層203において、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する部分が液晶レンズ(図示なし)として機能するように構成されている。つまり、光量調整部210dは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する部分の液晶に電圧を印加して、液晶レンズの焦点距離が変化するように構成されている。
光量調整部210dは、図22に示すように、第1の透明電極62d_4と、第2の透明電極62e_4とが、センサ領域RAに形成されている。
光量調整部210dにおいて、第1の透明電極62d_4は、図22に示すように、TFTアレイ基板201にて対向基板202に対面する側の面に設けられている。ここでは、第1の透明電極62d_4は、平坦化膜60b上において、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する部分の面を被覆するように形成されている。たとえば、第1の透明電極62d_4は、画素電極62aと同様に、ITOを用いて形成されており、光を透過する。
また、光量調整部210dにおいて、第2の透明電極62e_4は、対向基板202にてTFTアレイ基板201に対面する側の面を被覆するように形成されている。この第2の透明電極62e_4は、第1の透明電極62dと同様に、たとえば、ITOを用いて形成されており、光を透過する。ここでは、第2の透明電極62e_4は、平坦化膜22上において、センサ領域RAに対応するように形成されている。
そして、第1の偏光板206は、図22に示すように、透過軸が、たとえば、y方向に沿うように配置されている。また、第2の偏光板207は、透過軸が、たとえば、x方向に沿うように配置されている。第2の偏光板207は、実施形態1の場合と同様に、光量調整部210dに設けられた液晶レンズの屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように設けられている。
図23は、本発明にかかる実施形態4において、第2の透明電極62e_4を示す平面図である。
図23に示すように、第2の透明電極62e_4は、センサ領域SAにおいて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分に開口TKが設けられている。本実施形態においては、第2の透明電極62e_4の開口TKは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの面積よりも大きい面積であって、円形になるように形成されている。また、第2の透明電極62e_4は、対向電極23から間隔を隔てて形成されている。
そして、液晶層203は、たとえば、誘電率異方性Δε>0の液晶材料を用いて形成されており、図22に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202とが対面する面の方向に液晶分子の長軸方向が沿うように、水平配向されている。
上記の光量調整部210dにおいて、液晶層203にてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズとして機能させる際には、実施形態1と同様に、第1の透明電極62dと第2の透明電極62e_4との間において、液晶層203に電圧を印加する。
図24は、本発明にかかる実施形態4において、液晶層203にてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズLNとして機能させた際に様子を示す断面図である。
図24に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62e_4との間に電位差分布を生じさせた場合には、第2の透明電極62e_4の開口TKの中央部分では、液晶分子が回転せずに配向方向が維持されて位相差が大きい状態となる。しかしながら、この場合には、その開口TKの中央部から端部へ向かうに伴って、液晶分子の回転が大きくなり、位相差が小さい状態になる。その液晶レンズにおける屈折率差分布の方向がx方向に沿っている場合には、液晶レンズに入射した入射光は、x方向に振動している偏光として第2の偏光板207へ透過する。第2の偏光板207は、透過軸がx方向に沿うように配置されている。このため、本実施形態は、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
そして、上記のように、液晶パネル200dの正面側からフォトセンサ素子32に集光された入射光Hを、フォトセンサ素子32が受光領域JSaにおいて受光し、光電変換することによって、受光データが生成される。
(B)まとめ
以上のように、本実施形態においては、光量調整部210dが液晶パネル200dの内部に設置されている。
したがって、本実施形態は、実施形態1と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができると共に、液晶パネル200dの液晶層203を液晶レンズLNとして機能させることができるので、製造効率を向上させることができる。また、光量調整部210dを液晶パネル200dに外付けする際には、正確にアライメントをすることが困難であるが、本実施形態は、アライメント精度が高く、光量調整のバラツキの発生を抑制可能である。
なお、本実施形態においては、開口TKが設けられた第2の透明電極62e_4を対向基板202に設ける場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、開口TKが設けられた第2の透明電極62e_4をTFTアレイ基板201に設け、開口TKが設けられていない第1の透明電極62dを対向基板202に設けても、同様な効果を得ることができる。
<5.実施形態5(液晶レンズが内蔵の場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態5について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図25は、本発明にかかる実施形態5において、液晶表示装置100eの要部を拡大して示す断面図である。図25においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図25に示すように、本実施形態は、光量調整部210eを構成する第1の透明電極62d_5と、第2の透明電極62e_5との位置が、実施形態4と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態4と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
光量調整部210eにおいて、第1の透明電極62d_5は、図25に示すように、対向基板202にてTFTアレイ基板201に対面する側の面に設けられている。ここでは、第1の透明電極62d_5は、平坦化膜22上において、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する部分の面を被覆するように形成されている。たとえば、第1の透明電極62d_5は、対向電極23と同様に、ITOを用いて形成されており、光を透過する。
また、光量調整部210eにおいて、第2の透明電極62e_5は、TFTアレイ基板201にて対向基板202に対面する側の面を被覆するように形成されている。この第2の透明電極62e_5は、第1の透明電極62d_5と同様に、たとえば、ITOを用いて形成されており、光を透過する。ここでは、第2の透明電極62e_5は、平坦化膜60b上において、センサ領域RAに対応するように形成されている。
図26は、本発明にかかる実施形態5において、第2の透明電極62e_5を示す平面図である。
図26に示すように、第2の透明電極62e_5は、センサ領域SAにおいて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分に開口TKが設けられている。本実施形態においては、第2の透明電極62e_5の開口TKは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの面積よりも大きい面積であって、円形になるように形成されている。また、第2の透明電極62e_5は、画素電極62aから間隔を隔てて形成されている。
上記の光量調整部210eにおいて、液晶層203にてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズとして機能させる際には、実施形態4と同様に、第1の透明電極62d_5と第2の透明電極62e_5との間において、液晶層203に電圧を印加する。
図27は、本発明にかかる実施形態5において、液晶層203にてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズとして機能させた際に様子を示す断面図である。
図27に示すように、第1の透明電極62d_5と第2の透明電極62e_5との間に電位差分布を生じさせた場合は、実施形態4と同様に、第2の透明電極62e_5の開口TKの中央部分は、液晶分子が回転せずに配向方向が維持されて位相差が大きい状態である。しかしながら、この場合には、その開口TKの中央部から端部へ向かうに伴って、液晶分子の回転が大きくなり、位相差が小さい状態になる。このため、本実施形態は、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
そして、上記のように、液晶パネル200eの正面側からフォトセンサ素子32に集光された入射光Hを、フォトセンサ素子32が受光領域JSaにおいて受光し、光電変換することによって、受光データが生成される。
(B)まとめ
以上のように、本実施形態においては、実施形態4と同様に、光量調整部210eが液晶パネル200eの内部に設置されている。
したがって、本実施形態は、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができると共に、液晶パネル200eの液晶層203を液晶レンズLNとして機能させることができるので、製造効率を向上させることができる。また、本実施形態は、実施形態4の場合と比較して、TFTアレイ基板201と対向基板202との重ね合わせにズレが生じる影響を受けにくいので、アライメント精度が高く、光量調整のバラツキの発生を抑制可能である。
<6.実施形態6(液晶レンズが内蔵の場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態6について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図28は、本発明にかかる実施形態6において、液晶表示装置100fの要部を拡大して示す断面図である。図28においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図28に示すように、本実施形態は、液晶パネル200fにおいて、光量調整部210fの第2の透明電極62eが実施形態5と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態5と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
図28に示すように、光量調整部210fの第2の透明電極62e_6は、実施形態5の場合と同様に、TFTアレイ基板201において対向基板202に対面する側の面を被覆するように形成されている。
しかし、図28に示すように、センサ領域SAにてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分では、実施形態5と異なり、複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efが、互いに間を隔てて形成されている。
具体的には、実施形態2において図13に示した場合と同様に、光量調整部210fの第2の透明電極62e_6は、中心に円状の透明電極62eaが設けられている。そして、その周囲において複数の透明電極62ea,62eb,62ec,62ed,62ee,62efが、円を描くように形成されている。
このため、光量調整部210fは、電圧に応じて焦点距離を変動可能なフレネルレンズとして機能することができるため、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。
(B)まとめ
したがって、本実施形態は、実施形態5と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
<7.実施形態7(液晶レンズが内蔵の場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態7について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図29は、本発明にかかる実施形態7において、液晶表示装置100gの要部を拡大して示す断面図である。図29においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図29に示すように、本実施形態は、液晶パネル200gにおいて、光量調整部210gの第1の透明電極62d_7を対向基板202に形成すると共に、光量調整部210gの第2の透明電極62e_7をTFTアレイ基板201に形成している。そして、第2の透明電極62e_7を、実施形態5とは異なる形態で形成している。この点を除き、本実施形態は、実施形態5と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
図29に示すように、光量調整部210gの第2の透明電極62e_7は、対向基板202においてTFTアレイ基板201に対面する側の面において、センサ領域SAにてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域を含む部分に形成されている。
そして、本実施形態においては、図29に示すように、光量調整部210gの第2の透明電極62e_7は、実施形態5と異なり、底部62etと、側壁部62esとが形成されている。
具体的には、実施形態3において図20に示した場合と同様に、光量調整部210gの第2の透明電極62e_7を構成する底部62etは、円形状に形成されている。ここでは、底部62etは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaの中心を、中心にするように円形状に形成されている。
そして、側壁部62esは、図20に示した場合と同様に、その底部62etの周囲を囲うように設けられており、図19に示した場合と同様に、底部62etの面から突き出るように形成されている。
このため、光量調整部210gは、電圧に応じて焦点距離を変動可能なフレネルレンズとして機能することができるため、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。
(B)まとめ
したがって、本実施形態は、実施形態5と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
<8.実施形態8(外付けの液体レンズの場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態8について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図30は、本発明にかかる実施形態8において、液晶表示装置100hの要部を拡大して示す断面図である。図30においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図30に示すように、本実施形態は、光量調整部210hが、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
光量調整部210hは、図30に示すように、実施形態1と同様に、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とが、間隔を隔てて対面するように配置されている。
しかし、本実施形態においては、実施形態1と異なり、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212との間には、液体レンズ部213Lが設けられている。
液体レンズ部213Lは、図30に示すように、下部電極62kと、上部電極62jとを有しており、下部電極62kと上部電極62jとによって形成された収容空間に無極性液体213oと極性液体213wとが収容されている。
下部電極62kは、図30に示すように、第1のガラス基板211において第2のガラス基板212に対面する側の面に設けられている。
ここでは、下部電極62kは、センサ領域RAにおいてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域の周囲を囲うように形成されている。たとえば、円を描くように設けられている。たとえば、この下部電極62kは、アルミニウムなどの導電材料によって形成されている。そして、下部電極62kの表面には、絶縁膜62kzが形成されている。たとえば、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂を用いて、この絶縁膜62kzが形成されている。
上部電極62jは、図30に示すように、第2のガラス基板212において第1のガラス基板211に対面する側の面に設けられている。
ここでは、上部電極62jは、下部電極62kと同様に、センサ領域RAにおいてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域の周囲を囲うように形成されている。たとえば、円を描くように設けられている。たとえば、この上部電極62jは、アルミニウムなどの導電材料によって形成されている。
無極性液体213oは、図30に示すように、下部電極62kと上部電極62jとによって形成された収容空間において、極性液体213wと共に収容されている。無極性液体213oは、たとえば、シリコンオイルなどが用いられる。
極性液体213wは、図30に示すように、下部電極62kと上部電極62jとによって形成された収容空間において、無極性液体213oと共に収容されている。極性液体213wは、たとえば、塩化ナトリウムなどの電解質が溶解された水溶液などが用いられる。この極性液体213wは、無極性液体213oと分離しており、両者の間に界面が形成されている。
上記のような液体レンズ部213Lにおいては、下部電極62kと上部電極62jとの間に電圧が印加されて、無極性液体213oと極性液体213wとの間の界面の形状が変化される。これにより、液体レンズ部213Lにおいては、無極性液体213oと極性液体213wとに入射する入射光Hを集光する焦点位置を変化可能なように構成されている。
本実施形態においては、下部電極62kと上部電極62jとの間に印加される電圧を制御部401が制御することによって、無極性液体213oと極性液体213wとに入射する入射光Hを集光する焦点位置が変化される。
図31は、本発明にかかる実施形態8において、下部電極62kと上部電極62jとの間に電圧を印加した際の様子を示す断面図である。
図31に示すように、下部電極62kと上部電極62jとの間に電圧を印加することによって、無極性液体213oと極性液体213wとの間の界面の形状が変化する。そして、図31に示すように、無極性液体213oと極性液体213wとに入射する入射光Hを集光する焦点位置を、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに合わせることができる。
このため、光量調整部210hは、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射させる光量を変化させることができる。
(B)まとめ
以上のように、本実施形態においては、光量調整部210は、液体レンズを含み、当該液体レンズに電圧を印加し、その液体レンズの焦点距離を変化させることによって、フォトセンサ素子32へ入射する入射光Hの量を調整する。ここでは、光量調整部210は、液晶パネル200の正面側から背面側へ向かい、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する光量を、この液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する。
したがって、本実施形態は、実施形態1と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
<9.実施形態9(外付けの凸レンズの場合)>
以下より、本発明にかかる実施形態9について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図32は、本発明にかかる実施形態9において、液晶表示装置100iの要部を拡大して示す断面図である。図32においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図32に示すように、本実施形態は、光量調整部210iが、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
光量調整部210iは、図32に示すように、ガラス基板211gと、レンズ213Laと、水平移動素子214とを有する。
光量調整部210iの各部について順次説明する。
光量調整部210iにおいて、ガラス基板211gは、光を透過する絶縁体の基板であって、ガラスにより形成されており、液晶パネル200の対向基板202の側において対向基板202に対面するように配置されている。そして、図32に示すように、第1のガラス基板211においては、対向基板202に対面する面とは反対側の面に、レンズ213Laが形成されている。
光量調整部210iにおいて、レンズ213Laは、たとえば、ガラスからなる凸レンズであり、図32に示すように、第1のガラス基板211において、対向基板202に対面する面とは反対側の面に形成されている。
ここでは、レンズ213Laは、センサ領域RAに対応するように形成されている。レンズ231Laは、表面で入射光を屈折することによって、センサ領域RAに設けられたフォトセンサ素子32に入射光Hを集光する。
光量調整部210iにおいて、水平移動素子214は、たとえば、圧電素子によって構成されている、水平移動素子214は、図32に示すように、ガラス基板211gの一方の側面に設けられており、ガラス基板211gを移動させる。
ここでは、水平移動素子214は、液晶パネル200とガラス基板211gとが対面する面に沿うように、液晶パネル200に対するガラス基板211gの位置を変化させる。これにより、レンズ213Laの焦点位置が移動させるため、フォトセンサ素子32へ入射する入射光Hの量が調整できる。
本実施形態においては、水平移動素子214は、制御部401から出力される制御信号に基づいて、ガラス基板211gの移動動作を実行する。
図33は、本発明にかかる実施形態9において、水平移動素子214がガラス基板211gを移動させた際の様子を示す断面図である。
図33に示すように、水平移動素子214は、レンズ213Laの焦点位置を受光領域JSaから離すように、ガラス基板211gを移動させる。たとえば、フォトセンサ素子32によって生成された受光データの値がダイナミックレンジの上限値である場合には、フォトセンサ素子32の受光領域JSaに入射する入射光Hの量が少なくするために、上記のように、ガラス基板211gを移動させる。
(B)まとめ
したがって、本実施形態は、実施形態1と同様に、フォトセンサ素子32のダイナミックレンジを確保することができる。
<10.実施形態10(液晶レンズ内蔵にて遮光壁203Sが設置されている場合>
以下より、本発明にかかる実施形態10について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図34は、本発明にかかる実施形態10において、液晶表示装置100jの要部を拡大して示す断面図である。図34においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
図34に示すように、本実施形態は、液晶パネル200jにおいて、光量調整部210jの第1の透明電極62d_10をTFTアレイ基板201に形成している。これと共に、光量調整部210jの第2の透明電極62e_10を対向基板202に形成している。また、遮光壁203Sを設けている。この点を除き、本実施形態は、実施形態6と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
第1の透明電極62d_10と第2の透明電極62e_10とのそれぞれは、位置が異なることを除いて、実施形態6の第1の透明電極,第2の透明電極と同様に形成されている。
遮光壁203Sは、図34に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202との間に設けられている。ここでは、遮光壁203Sは、センサ領域RAにおいてフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域の周囲を囲うように形成されている。たとえば、円を描くように設けられている。たとえば、この遮光壁203Sは、黒色顔料が含有された樹脂材料によって形成されている。そして、この遮光壁203Sにおいては、その内部に液晶を収容している。たとえば、ODF(One Drop Fill)によって、液晶が収容されており、実施形態6と同様に、液晶レンズとして機能される。
図35は、本発明にかかる実施形態10において、液晶層203にてセンサ領域RAに対応する部分を液晶レンズとして機能させた際に様子を示す断面図である。
図35に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとの間に電位差を生じさせることによって、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
(B)まとめ
以上のように、本実施形態においては、遮光壁203Sがフォトセンサ素子32の受光領域JSaに対応する領域の周囲を囲うように形成されている。このため、隣接する他の画素Pから入射する光が、フォトセンサ素子32に入射することを防止可能であるので、高いS/N比の受光データを得ることができる。
<11.実施形態11(外付けの液晶レンズが焦点固定型の場合>
以下より、本発明にかかる実施形態11について説明する。
(A)液晶表示装置の構成など
図36は、本発明にかかる実施形態11において、液晶表示装置100kの要部構成を模式的に示す図である。
本実施形態の液晶表示装置100kは、図36に示すように、光量調整部に代わって、レンズユニット500が配置されている。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については説明を省略する。
図37は、本発明にかかる実施形態11において、液晶表示装置100kの要部を拡大して示す断面図である。図37においては、画素領域PAに設けられた画素Pに対応する部分について示している。
レンズユニット500は、図37に示すように、液晶層213kが、実施形態1の光量調整部と異なる。この点を除き、レンズユニット500は、実施形態1の光量調整部と同様であるので、重複する個所については、適宜、説明を省略する。
レンズユニット500において、液晶層213kは、図37に示すように、焦点距離が固定された液晶レンズLNを含む。液晶レンズLNは、たとえば、紫外線硬化性液晶が硬化されることによって形成されている。この他に、液晶レンズLNは、熱硬化性液晶が硬化されることによって形成される。
このため、本実施形態において被検知体の位置を検出する際は、実施形態1のように、液晶レンズLNの焦点位置を調整する動作は実施しない。
図37に示すように、焦点固定型の液晶レンズLNが、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光する。
液晶レンズLNは、偏光依存性を有しているので、図37に示すように、液晶レンズLNにおける屈折率差分布の方向が、x方向に沿っている場合には、入射光Hは、x方向に振動している偏光として第2の偏光板207へ透過する。
第2の偏光板207は、図37に示すように、透過軸が、x方向に沿うように配置されている。このため、本実施形態は、上記したように、入射光Hをフォトセンサ素子32の受光領域JSaに集光させることができる。
そして、上記のように、液晶パネル200の正面側からフォトセンサ素子32に集光された入射光Hを、フォトセンサ素子32が受光領域JSaにおいて受光し、光電変換することによって、受光データを生成する。
図38は、本発明にかかる実施形態11において、レンズユニット500を製造する工程を示す図である。
まず、図38(a)に示すように、第1のガラス基板211の一方の面に第1の透明電極62dを形成する。ここでは、第1のガラス基板211の一方の面の全面をベタ状に被覆するように、第1の透明電極62dを形成する。
また、図38(a)に示すように、第2のガラス基板212の一方の面に、第2の透明電極62eを形成する。ここでは、第2のガラス基板212の一方の面の全面をベタ状に被覆するように、第2の透明電極62eを形成後、実施形態1において図7に示したように、開口TKを設ける。
そして、図38(a)に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとが互いに間を隔てて対面するように、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とを対面させて貼り合わせる。ここでは、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とを対面させる面に、液晶配向膜(図示なし)を設けた後に、外周をシールして両者を貼り合わせる。
その後、図38(a)に示すように、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212との間に、液晶材料を封入することで、液晶層213kを設ける。たとえば、紫外線硬化型のネマッチック液晶材料(Δn=0.11,λ=589nm)を封入する。これにより、第1のガラス基板211と第2のガラス基板212とが対面する面の方向に液晶分子の長軸方向が沿うように、液晶層213kが水平配向される。
つぎに、図38(b)に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとに電圧を印加することで、液晶層213kの液晶分子の配向方向を変動させる。ここでは、図38(b)に示すように、液晶分子を弓なり状に配向させる。このとき、液晶に配合されている紫外線硬化性モノマー(RM82)も、液晶分子と同様の配向になる。
つぎに、図38(c)に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとに電圧を印加した状態を保持して、紫外線UVを液晶層213kに照射する。これにより、液晶中に分散している紫外線硬化性モノマーがポリマー化するので、液晶分子が弓なり状に配向した状態で硬化し、焦点固定型の液晶レンズLNが形成される。
つぎに、図38(d)に示すように、第1の透明電極62dと第2の透明電極62eとへの電圧印加を停止する。この状態においても、液晶層213kが硬化しているので、液晶分子が弓なり状に配向した状態で保持される。
(B)まとめ
以上のように、本実施形態においては、表面での屈折を利用しない屈折率分布型レンズである液晶レンズLNを用いて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射光Hを集光する。表面での屈折を利用する球面レンズ等のレンズを用いた場合には、その表面で入射光が規則的に反射して視認性が低下する場合があるが、本実施形態では、表面がフラットな液晶レンズを用いているので、この不具合の発生を抑制することができる。さらに、液晶レンズは、偏光依存性を有しているので、偏光光である表示光に悪影響を及ぼさず、液晶パネルにおける画像品質の悪化を防止することができる。
また、本実施形態では、液晶レンズLNが焦点固定型であるので、焦点可変型と比較して、消費電力を低下可能であり、モジュールの形態を簡略化することができる。
<12.その他>
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、適宜、各実施形態の発明特定事項を組み合わせる等、種々の変形形態を採用することができる。
(A)レンズの大きさについて
上記の実施形態においては、センサ領域RAにて液晶レンズを形成する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、図12において示した第2の透明電極62eを、センサ領域SAだけでなく、表示領域TAまで広げて形成してもよい。この場合には、上記の実施形態と同様に、撮像と表示とを時分割して実施し、より効率的に光の集光を実施可能であって、より多くの光を受光領域JSaへ集光可能である。このため、高いS/N比で撮像を実施できる。
また、本実施形態においては、撮像と表示とを時分割して実施する場合について説明したが、これに限定されない。同時に実施する場合においても、適用可能である。
(B)赤外光線等を受光する場合について
上記の実施形態においては、バックライトが可視光線を照明光として照射する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、赤外光線などの非可視光線を含むように照明光を照射してもよい。そして、たとえば、被検知体によって、その赤外光線が反射された反射光を、フォトセンサ素子32が受光し、受光データを生成するように構成していても良い。この場合においては、画素領域において黒表示を実施する場合であっても、赤外光線がフォトセンサ素子へ入射可能であるので、より好適に、位置検出を実施することができる。また、外光による影響が少なくなるので、受光データのSN比を向上させることができ、位置検出を好適に実施することができる。
図39と図40は、本発明にかかる実施形態において、赤外光線を含む反射光をフォトセンサ素子32が受光する様子を示す図である。
ここで、図39は、実施形態1等のように、液晶レンズLNが液晶パネル200に外付けされた場合を示す断面図である。一方で、図40は、実施形態4等のように、液晶レンズLNが液晶パネル200に内蔵された場合を示す断面図である。
図39と図40とに示すように、バックライト310は、可視光線VRと共に、赤外光線IRを含むように、照明光Rを液晶パネル200,200dの背面へ照射する。図示を省略しているが、バックライト310は、可視光源(図示なし)と赤外光源(図示なし)との両者を、光源として含む。たとえば、可視光源として、白色LEDを含み、白色光である可視光線VRを照射する。また、たとえば、赤外光源として、赤外線LEDを含み、赤外光線IRを照射する。たとえば、中心波長が850nmである赤外光線IRを照射する。
そして、図39と図40とに示すように、各光源から照射された可視光線VRと赤外光線IRとが、バックライト310を構成する導光板において拡散され、平面光として、液晶パネル200,200dの背面に照射されて上面側へ透過する。
その後、図39と図40とに示すように、その可視光線VRと赤外光線IRとが、液晶パネル200,200dの上面に近接した被検知体(図示なし)によって反射される。そして、その反射された光が、入射光Hとして、液晶パネル200の上面へ入射する。この入射光Hは、ランダム偏光として入射する。
図39に示すように、液晶レンズLNが液晶パネル200に外付けされた場合には、実施形態1の場合と異なり、第2の偏光板207の透過軸がy方向に沿うように、第2の偏光板206を配置することが好適である。つまり、光量調整部210に設けられた液晶レンズLNの屈折率差分布の方向であるx方向に対して直交するy方向に、第2の偏光板206の透過軸が沿うようにすることが好適である。液晶レンズLNが焦点固定型の場合においても、上記のように、第2の偏光板206を配置することが好適である。そして、図39に示すように、第1の偏光板206については、透過軸がx方向に沿うように配置する。
この場合においては、図39に示すように、入射光Hは、液晶レンズLNによって、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ集光される。
ここでは、図39に示すように、集光された入射光Hのうち、赤外光線IRが第2の偏光板207を透過してフォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する。一般的に、偏光板は、近赤外線よりも長波長側の光を吸収せずに透過する性質があるからである。
一方で、集光された入射光Hのうち、可視光線VRは、第2の偏光板207で多くが吸収されて遮光される。
よって、赤外光線が選択的にフォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射可能であるので、より好適に、位置検出を実施することができる。また、上述したように、外光による影響が少なくなるので、受光データのSN比を向上させることができ、位置検出を好適に実施することができる。
さらに、上記のような偏光板の性質を利用することによって、表示のための可視光に影響を及ぼすことなく、赤外光線を、より広い面積の液晶レンズによって集光することで、受光データを高感度で得ることができる。
これに対して、図40に示すように、液晶レンズLNが液晶パネル200dに内蔵された場合は、実施形態1の場合と同様に、第2の偏光板207の透過軸がx方向に沿うように、第2の偏光板207を配置する。そして、図40に示すように、第1の偏光板206については、透過軸がy方向に沿うように配置する。
この場合においては、入射光Hに含まれる可視光線VRと赤外光線IRとのそれぞれは、図40に示すように、第2の偏光板207を透過して、液晶レンズLNへ入射する。ここでは、可視光線VRは、偏光光として、第2の偏光板207を透過し、液晶レンズLNへ入射する。
そして、その入射光Hに含まれる可視光線VRと赤外光線IRとのそれぞれが、液晶レンズLNによって、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ集光される。
図示を省略しているが、上記のほかに、液晶レンズLNが液晶パネル200dに内蔵された場合は、実施形態1の場合と異なり、第2の偏光板207の透過軸がy方向に沿うように、第2の偏光板207を配置してもよい。そして、この場合には、第1の偏光板206の透過軸がx方向に沿うように、第1の偏光板206を配置する。
この場合には、第2の偏光板207において偏光光として透過した可視光線VRは、その偏光方向が液晶レンズLNの屈折率差分布の方向と異なっているので、液晶レンズLNによって集光されずに、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する。そして、第2の偏光板207を透過した赤外光線IRは、液晶レンズLNの屈折率差分布の方向の成分を含むので、液晶レンズLNによって集光されて、フォトセンサ素子32の受光領域JSaへ入射する。
よって、液晶レンズLNが液晶パネル200dに内蔵されている場合においても、上述した効果を得ることができる。
(D)画素スイッチング素子について
上記の実施形態においては、画素スイッチング素子31を、ボトムゲート型の薄膜トランジスタとして構成する場合について説明したが、これに限定されない。
図41は、本発明にかかる実施形態において、画素スイッチング素子31の構成の変形形態を示す断面図である。
図41に示すように、たとえば、トップゲート型のTFTを、画素スイッチング素子31として形成してもよい。また、この他に、デュアルゲート構造になるように形成してもよい。
(E)フォトセンサ素子の構成について
上記の実施形態においては、複数の画素Pに対応するように複数のフォトセンサ素子32を設ける場合について示したが、これに限定されない。たとえば、複数の画素Pに対して1つのフォトセンサ素子32を設けてもよく、逆に、1つの画素Pに対して複数のフォトセンサ素子32を設けてもよい。
また、本実施形態においては、フォトセンサ素子32について、PIN型のフォトダイオードを設けた場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、i層に不純物がドーピングされた構造のフォトダイオードを、フォトセンサ素子32として形成しても同様な効果を奏することができる。さらに、フォトトランジスタをフォトセンサ素子32として設けても良い。
(F)その他
また、IPS(In−Plane−Swiching)、FFS(Field Fringe Switching)方式など、さまざまな方式の液晶パネルに適用可能である。さらに、有機EL表示素子、電子ペーパーなどの他の表示装置においても、適用可能である。
また、フォトセンサ素子32への光の量を調整する際においては、フォトセンサ素子32によって予め得た受光データに基づいて、そのレンズの焦点位置を変更する場合に限らない。たとえば、撮像モードの際には、ある一定の距離が離れた物体を撮像する場合には、その位置に対応して一定の焦点距離に調整するように構成してもよい。
また、撮像モードの際には、カメラのオートフォーカスのように、受光データに基づいて、レンズの焦点位置を変更し、焦点距離を調整するように構成してもよい。
また、フォトセンサ素子32については、画像表示が実施される画素領域以外の領域に設けてもよい。たとえば、画素領域の周囲において、フォトセンサ素子32を額縁状に配置し、そのフォトセンサ素子32に対応するように、光量調整部210を構成するレンズを設けても良い。
また、本実施形態の液晶表示装置100等は、さまざまな電子機器の部品として適用することができる。
図42から図46は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置100を適用した電子機器を示す図である。
図42に示すように、テレビジョン放送を受信し表示するテレビにおいて、その受信した画像を表示画面に表示すると共に、オペレータの操作指令が入力される表示装置として液晶表示装置100を適用することができる。
また、図43に示すように、デジタルスチルカメラにおいて、その撮像画像などの画像を表示画面に表示すると共に、オペレータの操作指令が入力される表示装置として液晶表示装置100を適用することができる。
また、図44に示すように、ノート型パーソナルコンピュータにおいて、操作画像などを表示画面に表示すると共に、オペレータの操作指令が入力される表示装置として液晶表示装置100を適用することができる。
また、図45に示すように、携帯電話端末において、操作画像などを表示画面に表示すると共に、オペレータの操作指令が入力される表示装置として液晶表示装置100を適用することができる。
また、図46に示すように、ビデオカメラにおいて、操作画像などを表示画面に表示すると共に、オペレータの操作指令が入力される表示装置として液晶表示装置100を適用することができる。
なお、上記の実施形態において、液晶表示装置100,100b〜100kは、本発明における表示装置の一例である。また、上記の実施形態において、液晶パネル200,200d〜jは、本発明における表示パネル,液晶パネルの一例である。また、上記の実施形態において、TFTアレイ基板201は、本発明における第1基板の一例である。また、上記の実施形態において、対向基板202は、本発明における第2基板の一例である。また、上記の実施形態において、液晶層203は、本発明における液晶層の一例である。また、上記の実施形態において、遮光壁203Sは、本発明における遮光壁の一例である。また、上記の実施形態において、光量調整部210は、本発明における光量調整部の一例である。また、上記の実施形態において、位置検出部402は、本発明における位置検出部の一例である。また、上記の実施形態において、フォトセンサ素子32は、本発明におけるフォトセンサ素子の一例である。また、上記の実施形態において、受光領域JSaは、本発明における受光領域の一例である。また、上記の実施形態において、画素領域PAは、本発明における画素領域の一例である。
11:表示用垂直駆動回路、12:表示用水平駆動回路、13:センサ用垂直駆動回路、14:センサ用水平駆動回路、21:カラーフィルタ層、21B:青フィルタ層、21G:緑フィルタ層、21R:赤フィルタ層、22:平坦化膜、23:対向電極、31:画素スイッチング素子、32:フォトセンサ素子(フォトセンサ素子)、43:金属反射層、45:ゲート電極、46g:ゲート絶縁膜、46s:絶縁膜、47:半導体層、47i:i層、47n:n層、47p:p層、48:半導体層、48A:ソース・ドレイン領域、48B:ソース・ドレイン領域、48C:チャネル領域、51:第1電極、52:第2電極、53:ソース電極、54:ドレイン電極、60a:層間絶縁膜、60b:平坦化膜、62a:画素電極、62c:透明電極、62d:第1の透明電極、62d:第2の透明電極、62e:第2の透明電極、62es:側壁部、62et:底部、62j:上部電極、62k:下部電極、62kz:絶縁膜、100,100b〜100k:液晶表示装置、200,200d〜j:液晶パネル(表示パネル,液晶パネル)、201:TFTアレイ基板(第1基板)、201g:ガラス基板、202:対向基板(第2基板)、202g:ガラス基板、203:液晶層(液晶層)、203S:遮光壁(遮光壁)、206:第1偏光板、207:第2偏光板、210,210b〜j:光量調整部(光量調整部)、211:第1のガラス基板、212:第2のガラス基板、213,213k:液晶層、213L:液体レンズ部、213La:レンズ、213o:無極性液体、213w:極性液体、214:水平移動素子、300,310:バックライト、301:光源、302:導光板、400:データ処理部、401:制御部(制御部)、402:位置検出部(位置検出部)、CA:周辺領域、P:画素、PA:画素領域(画素領域)、RA:センサ領域、SA:センサ領域、Sz:層間絶縁膜、TA:表示領域、TK:開口

Claims (20)

  1. 光を受光領域にて受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子が設けられている表示パネルと、
    前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を調整する光量調整部と、
    前記光量調整部の動作を制御する制御部と
    を有し、
    前記光量調整部は、前記フォトセンサ素子の受光領域に対応して設けられたレンズを含み、当該レンズの焦点位置を、当該フォトセンサ素子の受光領域に対して変化させることによって、前記受光領域へ入射する光の量を調整する
    表示装置。
  2. 前記制御部は、前記フォトセンサ素子によって生成された受光データに基づいて、前記光量調整部の動作を制御する、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記レンズは、前記受光領域よりも大きい、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記光量調整部は、前記レンズが液晶レンズであり、当該液晶レンズを構成する液晶に電圧を印加し、当該液晶の液晶分子の配向方向を変化させ、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整する、
    請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記液晶レンズは、フレネルレンズである、
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層と
    を含む液晶パネルであり、
    前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、
    前記液晶レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、
    前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する、
    請求項4または5に記載の表示装置。
  7. 前記第2基板において前記第1基板に対面している側に対して反対側の面上に配置された偏光板
    を有し、
    前記偏光板は、前記液晶レンズの屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように設けられており、
    前記フォトセンサ素子は、可視光線を含む入射光を前記受光領域で受光して受光データを生成する、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層と
    を含む液晶パネルであり、
    前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、
    前記液晶レンズは、前記液晶層において前記受光領域に対応する部分の液晶に電圧を印加することによって、当該液晶レンズの焦点距離が変化するように構成されており、
    前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液晶レンズの焦点距離を変化させることによって調整する、
    請求項4または5に記載の表示装置。
  9. 前記第2基板において前記第1基板に対面している側に対して反対側の面上に配置された偏光板
    を有し、
    前記偏光板は、前記液晶レンズの屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように設けられており、
    前記フォトセンサ素子は、可視光線を含む入射光を前記受光領域で受光して受光データを生成する、
    請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記表示パネルは、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて前記受光領域に対応する部分を囲うように設けられた遮光壁
    を有する、
    請求項8に記載の表示装置。
  11. 前記光量調整部は、前記レンズが液体レンズであり、当該液体レンズに電圧を印加し、当該液体レンズの焦点距離を変化させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整する、
    請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  12. 前記表示パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層と
    を含む液晶パネルであり、
    前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、
    前記液体レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、
    前記光量調整部は、前記第1基板の側から前記第2基板の側へ向かい、前記フォトセンサ素子の受光領域へ入射する光の量を、前記液体レンズの焦点距離を変化させることによって調整する、
    請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記光量調整部は、
    前記表示パネルの面方向において前記レンズの焦点位置が移動するように前記レンズを移動させることによって、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量を調整するレンズ移動部
    を含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  14. 前記制御部は、前記フォトセンサ素子によって生成された受光データが基準値以上である場合には、前記フォトセンサ素子へ入射する光の量が少なくなるように、前記光量調整部の動作を調整する、
    請求項1から13のいずれかに記載の表示装置。
  15. 前記表示パネルの一方の面の側に位置する被検知体の位置を検出する位置検出部
    を含み、
    前記表示パネルは、前記一方の面の側にて画像を表示するように構成されており、
    前記フォトセンサ素子は、前記表示パネルにて画像が表示される画素領域に複数が配置されると共に、前記表示パネルの一方の面の側から他方の面の側に向かう光を受光するように構成されており、
    前記位置検出部は、前記画素領域に配置された複数のフォトセンサ素子によって生成された受光データに基づいて、前記被検知体の位置を検出する、
    請求項1から14のいずれかに記載の表示装置。
  16. 前記制御部は、前記フォトセンサ素子に光を受光させる撮像動作と、前記表示パネルにて画像を表示させる表示動作とを、互いに時分割して実行するように制御する、
    請求項1から15のいずれかに記載の表示装置。
  17. 入射光を受光領域にて受光することによって受光データを生成するフォトセンサ素子が設けられている表示パネルと、
    前記表示パネルにおいて前記入射光が入射する面上に配置された偏光板と、
    前記受光領域へ入射光を集光する液晶レンズと
    を有し、
    前記偏光板は、前記液晶レンズの屈折率差分布の方向に、透過軸が沿うように配置されている
    表示装置。
  18. 前記表示パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層と
    を含む液晶パネルであり、
    前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、
    前記液晶レンズは、前記第2基板にて前記第1基板に対面している側に対して反対側の面にて、前記受光領域に対応する部分に設けられており、
    前記液晶レンズと前記偏光板とを、順次、透過して入射する入射光を、前記フォトセンサ素子が受光領域にて受光する、
    請求項17に記載の表示装置。
  19. 前記液晶レンズは、紫外線硬化性液晶または熱硬化性液晶が硬化されることによって形成されており、焦点距離が固定されている、
    請求項18に記載の表示装置。
  20. 前記表示パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板から間隔を隔てて対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、液晶分子が配向されている液晶層と
    を含む液晶パネルであり、
    前記フォトセンサ素子は、前記第1基板にて前記第2基板に対面している側の面に設けられており、
    前記液晶レンズは、前記液晶層において前記受光領域に対応する部分の液晶に電圧を印加することで形成され、
    前記偏光板と前記液晶レンズとを、順次、透過して入射する入射光を、前記フォトセンサ素子が受光領域にて受光する、
    請求項17に記載の表示装置。
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