JPH10333605A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH10333605A
JPH10333605A JP9156025A JP15602597A JPH10333605A JP H10333605 A JPH10333605 A JP H10333605A JP 9156025 A JP9156025 A JP 9156025A JP 15602597 A JP15602597 A JP 15602597A JP H10333605 A JPH10333605 A JP H10333605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能な表示機能を損なうことなく、イメー
ジセンサ機能を備えた表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル13の前透明基板15の
後面に画素領域の列に沿って、各画素に対応する光セン
サ12が形成されている。光センサ12は、交差する検
出電極18と共通電極20との間に光電変換層19が介
在されてなる。また、光センサ12は、液晶表示パネル
13のブラックマスクとなるように形成されている。こ
のため、光センサ12は、表示状態において画素の表示
を妨げることなく、イメージ認識状態では、画素から原
稿に照射される光を有効に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置に関
し、さらに詳しくはイメージ認識機能を備えた表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】表示
装置としては、液晶ディスプレイ、CRTディスプレ
イ、エレクトロルミネッセンス(以下、ELという)デ
ィスプレイなどの種々の表示装置が知られている。これ
ら表示装置では、文字、図形、画像などの表示品質、表
示情報量、使い易さなどの向上が望まれている。このた
め、これらの表示装置においては、表示の高精細化が進
んでいる。また、従来のイメージセンサは、一般に、被
認識体(以下、原稿という)に光を照射してその反射光
を、CCD(charge coupled device)などでなる光セ
ンサが検出してイメージ認識を行うものであり、データ
の読み込みや複写などの用途に用いられている。
【0003】上記したように、表示装置では表示性能の
向上を図るために高精細化が進んでおり、このような表
示装置にイメージセンサを組み込むことは、構造が複雑
となり、このため高価なものになると考えられている。
また、表示装置とイメージセンサとの複合化を図ろうと
すると、イメージセンサの配置領域を要するため高性能
な表示を行うことが困難になるという問題が発生する。
さらに、表示装置とイメージセンサとの駆動制御が複雑
となるという問題がある。
【0004】この発明が解決しようとする第1の課題
は、高性能な表示機能を損なうことなく、イメージセン
サ機能を備えた表示装置を実現するには、どのような手
段を講じればよいかという点にある。また、第2の課題
は、高性能でかつ駆動が容易なイメージセンサ機能を表
示装置に付加するには、どのような手段を講じればよい
かという点にある。さらに、第3の課題は、単純な構造
で低廉な価格で製造できる、イメージセンサ機能を備え
た表示装置を実現するには、どのような手段を講じれば
よいかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ディスプレイのそれぞれの画素の近傍に、当該画素に対
応する光センサが配置されていることを特徴としてい
る。請求項1記載の発明においては、ディスプレイの表
面に原稿を載置した場合に、画素から出射され且つ原稿
面で反射した光を、この画素の近傍に配置された光セン
サで検知することができる。光センサでは、原稿からの
反射光量によって原稿面の状態を検出することができ
る。ディスプレイの表示領域の画素毎に光センサで反射
光を検出し、各アドレスでの光情報を集約することによ
り、ディスプレイ上に載置された原稿面のイメージを得
ることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、前記光センサは、
受光量に応じてキャリアを発生する光電変換層が、一対
の電極で挟まれてなることを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、前記ディスプレイ
は、液晶表示パネルと、その後方に配置されたバックラ
イトシステムと、からなることを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明は、前記液晶表示パネ
ルは、対をなす前透明基板および後透明基板が対向する
ように配置され、前記前透明基板の後面側に前液晶駆動
電極が形成され、前記後透明基板の前面側に後液晶駆動
電極が形成され、前記前透明基板における画素領域どう
しの間に前記光センサが形成されたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項5記載の発明は、前記後液晶駆動電
極は、各画素領域ごとに形成された画素電極であり、前
記各画素電極の近傍には当該画素電極に接続されたスイ
ッチング素子が形成されていることを特徴としている。
【0010】請求項6記載の発明は、前記光センサは、
前記前透明基板の後面側に設けられると共に、前記光電
変換層の前側に透明電極が形成され、当該光電変換層の
後側に不透明電極が形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項7記載の発明は、前記液晶表示パネ
ルの表示領域を所定方向に横切って列をなす画素に対応
して形成された列をなす前記光センサは、前記一対の電
極のうちの一方が共通の選択電極であり、前記列方向と
交差する方向に並ぶ前記光センサの前記一対の電極のう
ちの他方が共通の検出電極であることを特徴としてい
る。
【0012】請求項8記載の発明は、前記選択電極の前
記列方向の一方の端部には前記光電変換層を介してオン
電位電極が接続されると共に、前記選択電極の前記列方
向の他方の端部には前記光電変換層を介してオフ電位電
極が接続されていることを特徴としている。請求項10
記載の発明においては、選択電極の一方の端部の光電変
換層へ画素から出射された光が入射し、かつ他方の端部
の光電変換層へ画素から光が出射されないようにすれ
ば、選択電極の一方の端部の光電変換層のみが導通可能
状態となる。このため、選択電極はオン電位電極と導通
してオン電位となる。逆に、選択電極の他方の端部の光
電変換層へ光入射があり、一方の端部の光電変換層へ光
入射がないようにすれば、選択電極はオフ電位電極と導
通してオフ電位となる。このように、光センサの列選択
は、ディスプレイ側の画素のオン・オフを制御するだけ
で可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る表示装置の
詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。 (実施形態1)図1は、本発明を液晶表示パネルを用い
た表示装置に適用した実施形態1の要部平面図である。
図2は図1のA−A断面図である。図中11は表示装置
を示している。この表示装置11は、光センサ12を備
える液晶表示パネル13とその後方に配置されたバック
ライトシステム14とから構成されている。液晶表示パ
ネル13は、対向して対をなす、例えばガラスでなる前
透明基板15と後透明基板16との間に、液晶17が封
止されて大略構成されている。また、バックライトシス
テム14は、図示を省略するが、光源、導光板、反射板
などから構成され直線型又は液晶表示パネル13の周縁
に沿った形状の光源からの光を液晶表示パネル13の表
示面と略同一形状の導光板で拡散するように設定されて
いる。なお、本実施形態は、前偏光板と後偏光板とを用
いる液晶モードに本発明を適用した例である。
【0014】まず、光センサの構成を簡単に説明する。
前透明基板15の後面には、画素領域pどうしの間の位
置に透明なITOでなる検出電極18が、図1に示すよ
うに表示領域のx方向(図中矢印で示す)に沿って形成
されている。なお、各検出電極18は、液晶表示パネル
13の表示領域にx方向に並ぶ画素列どうしの間を通
り、かつx方向に並ぶ画素どうしの間に沿ってy方向
(図中矢印で示す)の一方の向きに略画素幅寸法だけ突
出する突出部18Aを有するようにパターン形成されて
いる。この結果、複数の検出電極18は、表示領域のそ
れぞれの画素を囲むようになっている。なお、隣接する
検出電極18どうしは、接触しなように設定されてい
る。すなわち、突出部18Aの先端は、隣の検出電極1
8と接触しないようになっている。また、検出電極18
は、例えばアモルファスシリコンをはじめとする無機光
半導体材料や周知の有機光半導体材料などでなる光電変
換層19で覆われている。この光電変換層19のパター
ンは、図1に示すように、表示領域のそれぞれの画素を
囲むように、格子状に形成されている。すなわち、全検
出電極18を一体的に覆うように形成されている。さら
に、光電変換層19の後面には、光電変換層19と同一
のパターンで、例えばアルミニウムのような不透明な電
極材料でなる共通電極20が形成されている。このよう
に光電変換層19を検出電極18と共通電極20とで挟
むことにより、光センサ12が構成されている。上記し
たように光センサ12は前透明基板15側に形成されて
いるが、光センサ12の検出電極18のライン端子は、
例えば異方性電導シール材を介して、図3に示すように
後透明基板16側に取り出している。図3の後透明基板
16の平面説明図において、29は図中y方向に列をな
す画素に対応するTFT25〜25のそれぞれのゲート
に共通に接続されるゲートラインの端子を配置したゲー
ト端子部を、30は図中x方向に列をなす画素に対応す
るTFT25〜25のそれぞれのドレイン(またはソー
ス)に共通に接続されるドレインライン(またはソース
ライン)の端子を配置したドレイン(またはソース)端
子部を、31は光センサ12の検出電極18の取り出し
端子が配置されたセンサ信号線端子部を、32は前液晶
駆動電極(コモン電極)22から取り出された前液晶駆
動電極端子部を示している。
【0015】さらに、前透明基板15の後面には、各画
素領域pに対応する領域にそれぞれカラーフィルタ層2
1が形成されている。なお、図示しないが、カラーフィ
ルタ層21は、R、G、Bが所定の色配列で配置されて
いる。また、カラーフィルタ層21および共通電極20
の後面には、ITOでなる前液晶駆動電極22が、表示
領域全域に亙って形成されている。すなわち、前液晶駆
動電極22は共通電極20と電気的に接続している。さ
らに、前液晶駆動電極22の後面には、前配向膜23が
表示領域全域に亙って形成されている。
【0016】一方、後透明基板16の前面には、各画素
領域pに対応するように、ITOで画素電極24が形成
されている。また、各画素電極24の近傍には、それぞ
れ画素電極24に接続された薄膜トランジスタ(以下、
TFTという)25が形成されている。なお、図示しな
いが、後透明基板16の前面には、これらTFT26に
接続されるゲートラインやドレインラインなどが形成さ
れている。さらに、これら画素電極24やTFT25な
どが形成された後透明基板16の前面には、表示領域全
域を覆うように、後配向膜26が形成されている。
【0017】上記した前透明基板15側の前配向膜23
と後透明基板16側の後配向膜26とを対向させると共
に、両透明基板の表示領域を囲むように配置された、図
示しないシール材を介して両透明基板を貼り合わせ、両
透明基板とシール材とで形成される空隙内に液晶17を
封止して液晶表示セルが構成されている。なお、前透明
基板15の前面には前偏光板27が配置され、後透明基
板16の後面には後偏光板28が配置されている。この
ように液晶表示セルに前偏光板27と後偏光板28とが
付加されて液晶表示パネル13が構成されている。そし
て、液晶表示パネル13の後方にバックライトシステム
14を配置することにより、表示装置11が構成されて
いる。
【0018】上記した構成の表示装置11で表示を行う
には、従来の液晶表示装置と同様に前液晶駆動電極22
と選択した画素電極24との間に駆動電圧を印加するこ
とにより、液晶を駆動して光の透過を制御すればよい。
【0019】次に、図4および図5を用いて、この表示
装置11の表示領域S上に原稿Gを載置して、この原稿
Gに描かれたイメージの認識を行う場合について説明す
る。まず、図4(a)に示すように、表示領域Sにおけ
る図中y方向に並ぶ画素Pの1列のみから光が出射され
るように表示制御を行う。これは、図3に示したゲート
端子部29とドレイン端子部30とに実装されたドライ
バICにより所定の画素列のみが輝線となるように制御
すればよい。このとき、他の全ての画素はバックライト
システム14からの光を透過させない状態、すなわち光
遮断状態となるようにする。これは、液晶表示パネルの
光シャッタとしての機能を利用している。図4(a)に
おいて斜線で示す部分Kは、y方向に列をなす、点灯し
た画素Pによって形成された輝線を示している。なお、
このような輝線Kを構成する各画素Pにおける輝度は同
一の輝度に設定する。このように表示領域Sにおいて、
y方向に横切る所定の輝線Kを形成した状態で、この輝
線Kを構成するそれぞれの画素Pの近傍に形成された光
センサ12で原稿Gからの反射光の検出を行う。図中y
方向に並ぶ光センサ12は、それぞれ検出電極18が異
なりそれぞれ独立しているため、輝線を構成する各画素
毎に検出を行うことができる。図5は、図4(a)の輝
線Kが形成された画素部分を図中x方向に切った断面を
示している。図5に示すように、輝線Kを形成すべき画
素領域の画素電極24と前液晶駆動電極22との間に所
定の電圧(0Vでも良い)が印加され、この領域の液晶
17のみが変調されてバックライトシステム14からの
光を原稿G側に透過させる。このため、原稿Gに光が照
射され、原稿Gから反射した光が、画素領域の近傍に形
成された光センサ12の光電変換層19に入射する。こ
れらの光センサ12においては、それぞれのセンサ領域
の光電変換層19に、原稿Gの被認識面の状態に応じた
反射光量に応じた量のキャリアが発生する。このキャリ
ア発生量に応じて共通電極20と検出電極18との間を
流れる電流もしくは共通電極20の印加電圧によりキャ
リア発生量に応じて供給される検出電極18の電位を測
定することにより、イメージ検出が可能となる。
【0020】このため、図4(a)に示すように輝線K
を矢印xの方向に逐次移動させ、その都度輝線Kに対応
した光センサ12で反射光の検出を行うことで、原稿G
の表示領域Sに載置された原稿Gのイメージ認識が可能
となる。図4(b)は図4(a)に示した左側の輝線K
に対応する断面説明図であり、図4(c)は図4(a)
に示した右側に移動した輝線Kの断面説明図である。光
センサ12は検出電極18からイメージに応じた電圧又
は電流からなるデータ信号をセンサ信号線端子部31を
介して図4(d)に示すようにメモリに入力する。マト
リクス状に配置された各光センサ12は、図4(e)に
示すように原稿に対し左右もしくは上下が逆に読みと
る。このためメモリに入力されたデータを反転回路で反
転し、反転したデータを電圧生成回路に入力し、電圧生
成回路は、液晶表示パネル13がこのデータに応じた表
示、すなわち原稿と同じイメージを表示するように、前
液晶駆動電極22、画素電極24間に印加される電圧を
適宜生成し液晶表示パネル13に印加し、表示を行う。
本実施形態では、輝線Kを表示領域Sのx方向の左縁側
から右縁側に向けてスキャンを行いながら光センサ12
で光検出を行うことで原稿G全面のイメージ認識が可能
となる。このため、表示装置11に接続した印刷装置を
用いて、光センサ12で得られたデータに基づいて、認
識したイメージを印刷すれば、この表示装置11をコピ
ー用のイメージセンサとして用いることができる。ま
た、上記のようにして光センサ12で得られたデータに
基づいて認識されたイメージを、この表示装置11の表
示領域で表示することも可能である。
【0021】本実施形態に係る表示装置11において
は、図1に示したように、画素領域の周囲を共通電極2
0と光電変換層19が囲むように形成され、かつ少なく
とも共通電極20が遮光性を備えているため、これら共
通電極20と光電変換層19との積層体が遮光膜として
の機能を有する。このため、別途遮光膜を形成する工程
を要しないという、製造上の利点を有する。また、本実
施形態においては、イメージ認識を行う場合に図4に示
したように輝線Kを順次画素列をスキャンするように設
定したが、この場合、カラーフィルタ層21の色の違い
による光出射量を加味して光センサ12から得られたデ
ータを補正するように設定しても勿論よい。さらに、同
色のカラーフィルタ層21を備えたy方向の画素列毎に
スキャンするように設定して、これらで得られたデータ
を合成してイメージ認識を行うようにしても勿論よい。
【0022】次に、本実施形態に係る表示装置11を用
いて表示およびイメージ認識を行う場合の改良例を図6
および図7を用いて説明する。まず、図6(a)は、本
実施形態の表示装置11で表示を行う場合に、拡散板3
3を前面に配置した状態を示している。このように、表
示領域の前面に拡散板33を配置すると、視野角を広く
することができる。なお、拡散板33を配置した状態で
イメージ認識を行うと反射光も拡散してしまうため、こ
の場合には図6(b)に示すように拡散板33を配置し
ない状態で原稿Gのイメージ認識を行えば光拡散の少な
い良好な検出を行うことができる。
【0023】図7(a)は、本実施形態の表示装置11
で表示を行う場合を示している。図7(b)はイメージ
認識を行う場合に、光ファイバを束ねて光透過軸に垂直
方向に板状に切って形成した光ファイバパネル34を表
示領域に配置した状態を示している。なお、この光ファ
イバパネル34を構成する光ファイバの1本の断面は略
画面領域の形状および面積と同等となるように設定され
ている。このため、同図(b)に示すように、画素を抜
けたバックライトシステム14からの光は、原稿Gで反
射してこの画素の近傍に位置する光センサ12のみに入
射するため、イメージの解像度を向上することができ
る。
【0024】(実施形態2)図8および図9は、本発明
に係る表示装置の実施形態2を示している。図8は要部
平面図であり、図9は図8のB−B断面図である。な
お、本実施形態の表示装置は、上記した実施形態1と同
様に前液晶駆動電極22が、光センサ12の一対の電極
のうちの一方の電極を兼ねた構成を有するものである。
また、前偏光板27と後偏光板28とを用いた液晶モー
ドである点やバックライトシステム14を備える点など
も上記した実施形態1と同様である。
【0025】まず、本実施形態の表示装置11の前透明
基板15側の構成を説明する。図9に示すように、前透
明基板15の後面には、画素領域pに対応するように、
カラーフィルタ層21を所定の色配列となるように配置
・形成されている。なお、カラーフィルタ層21の側壁
は、テーパ状の斜面となるように形成されている。これ
らカラーフィルタ層21が形成された前透明基板15の
後面側には、これらカラーフィルタ層21を覆うように
ITOでなる前液晶駆動電極22が表示領域全域に亙っ
て形成されている。この前液晶駆動電極22の後面の凹
部、すなわちカラーフィルタ層21どうしの間の領域に
は、有機光半導体材料でなる光電変換層19が図8に示
すようなパターンに形成されている。また、この光電変
換層19の後面には、遮光性を有するメタル材料でなる
検出電極18が積層されている。これら光電変換層19
と検出電極18とは、重なり合うように同一のパターン
に形成されている。すなわち、図8に示すように、光電
変換層19と検出電極18とは、図中x方向に沿って表
示領域を横断するように図中x方向に並ぶそれぞれの画
素の列に沿って形成されている。また、光電変換層19
と検出電極18には、x方向に並ぶ画素どうしの間をy
方向に略画素幅寸法だけ突出する突出部19A、18A
が同一のパターンで積層するように形成されている。な
お、突出部19A、18Aと、これらに隣接する光電変
換層19および検出電極18とは、図8に示すように、
互いに接触しないように形成されている。このため、隣
接する検出電極18どうしは、互いに電気的に独立が保
たれている。また、検出電極18は、前液晶駆動電極2
2と接触しないように、前液晶駆動電極22の後面に形
成された凹部の幅よりも狭い幅寸法に設定されている。
このようにして、それぞれの画素領域を略囲むように光
センサ12が形成されている。そして、前液晶駆動電極
22およびこれら光電変換層19、検出電極18を覆う
ように、前配向膜23が表示領域全域に亙って形成され
ている。
【0026】次に、後透明基板16側の構成について説
明する。図9に示すように、後透明基板16の前面に
は、各画素領域pに対応するように、ITOでなる画素
電極24が形成されている。また、各画素電極24の近
傍には、それぞれ画素電極24に接続されたTFT25
が形成されている。なお、図示しないが、後透明基板1
6の前面には、これらTFT25に接続されるゲートラ
イン、ドレインラインや、補助容量電極などが形成され
ている。特に、補助容量電極を、図8に示す検出電極1
8とこれに隣接する検出電極18の突出部18Aとの間
を通るように形成すれば、バックライトシステム14か
らの光がこの部分から漏れ出るのを防止できる。このよ
うに構成することにより、検出電極18と補助容量電極
とが、ブラックマスクとして機能する。さらに、これら
画素電極24やTFT25などが形成された後透明基板
16の前面には、表示領域全域を覆うように、後配向膜
26が形成されている。
【0027】上記した前透明基板15側の前配向膜23
と後透明基板16側の後配向膜26とは、対向して配置
され、両透明基板の表示領域を囲むように配置された、
図示しないシール材を介して両透明基板が貼り合わされ
ている。そして、両透明基板とシール材とで形成される
空隙内には、液晶17が封入されて液晶表示セルが構成
されている。なお、前透明基板15の前面には前偏光板
27が配置され、後透明基板16の後面には後偏光板2
8が配置されている。このように液晶表示セルに前偏光
板27と後偏光板28とが付加されて液晶表示パネル1
3が構成されている。そして、液晶表示パネル16の後
方にバックライトシステム14を配置することにより、
表示装置11が構成されている。
【0028】本実施形態の表示装置11では、有機光半
導体材料で光電変換層19を形成したことにより、前液
晶駆動電極22の後面の凹部へ光電変換層19を容易に
埋め込むことができる。
【0029】上記した表示装置11で表示を行うには、
周知の通り、前液晶駆動電極22と、選択した画素電極
24と、の間に駆動電圧を印加して駆動することによ
り、光の透過を制御すればよい。また、本実施形態にお
いてイメージ認識を行うには、上記した実施形態1と同
様の操作を行えばよい。なお、本実施形態においは、イ
メージ認識に際して、遮光性を有する検出電極18から
イメージデータに応じた信号を得ることは言うまでもな
い。特に、本実施形態においては、光電変換層19の側
面をテーパ状に前液晶駆動電極22が覆う構成となって
いるため、透明な前液晶駆動電極22が原稿からの反射
光を集光するレンズ効果を期待することができる。な
お、本実施形態においても上記した実施形態1と同様
に、拡散板33や光ファイバパネル34を用いることも
可能である。
【0030】(実施形態3)図10は、本発明に係る表
示装置の実施形態3を示す要部平面図である。本実施形
態は、上記した実施形態2において光電変換層19が画
素を囲むように格子状に形成したものである。本実施形
態における他の構成、および作用・動作は、上記した実
施形態2と同様であるのでその説明を省略する。なお、
本実施形態においても上記した実施形態1と同様に、拡
散板33や光ファイバパネル34を用いることも可能で
ある。
【0031】(実施形態4)図11〜図15は、本発明
に係る表示装置の実施形態4を示している。図11は要
部平面図、図12は図11のC−C断面図、図13は平
面説明図、図14はオン電位制御部の断面図、図15は
図11のD−D断面図である。本実施形態は、光センサ
の列を選択する操作を画素から出射される光により制御
可能としたものである。以下、本実施形態に係る表示装
置の構成を図面を用いて詳細に説明する。図中41は、
本実施形態の表示装置を示している。この表示装置41
は、図12に示すように、液晶表示パネル42とその後
方に配置されたバックライトシステム43とから構成さ
れている。
【0032】本実施形態の表示装置41は、図11に示
すように、表示領域Sと、この表示領域Sの図中y方向
の一方の外側にx方向に並ぶ画素列に沿って配置され
た、オン電位制御部47と、y方向の他方の外側にx方
向に並ぶ画素列に沿って配置された、オフ電位制御部4
8と、を備えている。なお、同図中pは画素領域を示し
ている。液晶表示パネル42は、図12に示すように相
対向する前透明基板44と後透明基板45とを有してい
る。前透明基板44の後面には、図11中y方向のそれ
ぞれ画素列に沿うように、オン電位制御部47からオフ
電位制御部48に亙って、ITOでなる共通電極46が
帯状に形成されている。なお、この共通電極46の幅寸
法は、後記する画素電極59の幅寸法と同程度に設定さ
れている。また、図15に示すように、共通電極46ど
うしの間の段差は、絶縁膜55で埋め込まれている。本
実施形態の表示装置41においては、表示領域Sがイメ
ージ認識を行う領域となる。
【0033】前透明基板44側に形成されるオン電位制
御部47の構成について説明する。前透明基板44の後
面に形成された全部の共通電極46のy方向の一端側の
後面には、x方向に沿って、無機光半導体材料でなる光
電変換層49が形成されている。本実施形態では、光電
変換層49を図11に示すようなパターンに形成してい
る。すなわち、光電変換層49は、それぞれの画素の三
方を囲むように略コ字形状をなし、図中x方向に連続す
るように形成されている。この光電変換層49の後面に
は、光電変換層49と同一のパターンでオン電位電極5
0が積層されている。このオン電位電極50は、遮光性
を有するメタル材料で形成され、後記する光センサ54
をオン状態にするオン電位が印加される。このようにし
て、オン電位制御部47が構成されている。以上、オン
電位制御部47の構成について説明したが、オフ電位制
御部48の構成も略同様である。ただし、オフ電位制御
部48におけるオフ電位電極51は、オン電位電極50
と同様に遮光性のメタル材料で形成されるが、後記する
光センサ54をオフ状態にするオフ電位(グランド電
位)が印加される点でオン電位電極50と異なる。
【0034】次に、前透明基板44側の表示領域Sの構
成について説明する。上記したように前透明基板44の
後面には、複数の共通電極46が形成されている。この
ように共通電極46〜46およびこれら電極間に埋め込
まれた絶縁膜55の後面には、図11に示すように、x
方向に並ぶ画素のそれぞれの列に沿って光電変換層49
が連続に形成されている。そして、それぞれの画素列に
おける画素どうしの間には、光電変換層49の突出部4
9Aが所定方向(図中y方向上向き)に突出するように
形成されている。この光電変換層49は、上記したオン
電位制御部47およびオフ電位制御部48の光電変換層
49と同一材料膜をパターニングすることにより、同時
に形成されたものである。また、光電変換層49(突出
部49Aを含む)の後面には、光電変換層49と同一の
パターンの検出電極52が積層されている。この検出電
極52は、上記したオン電位電極50およびオフ電位電
極51と同一材料膜をパターニングすることにより、同
時に形成されたものである。これら共通電極46と光電
変換層49と検出電極52とが重なる部分が、光センサ
54を構成している。さらに、検出電極52および、オ
ン電位制御部47並びにオフ電位制御部48の後面に
は、絶縁膜53が積層されている。さらに、各画素領域
pには、所定のカラーフィルタ層56が配置・形成され
ている。このカラーフィルタ層56は、図示しないが所
定の色配列で配置されている。
【0035】また、上記した構造において、オン電位制
御部47、オフ電位制御部48および表示領域Sの全域
に亙って、ITOでなる前液晶駆動電極57が形成され
ている。この前液晶駆動電極57は、絶縁膜53が介在
されているため、オン電位電極50、オフ電位電極51
および検出電極52に対して電気的に独立している。ま
た、図12に示すように、前液晶駆動電極57の後面に
は、全面に亙って前配向膜58が形成されている。
【0036】一方、後透明基板45の前面には、各画素
領域pに対応するように、ITOで画素電極59が形成
されている。また、各画素電極59の近傍には、それぞ
れ画素電極59に接続された薄膜トランジスタ(以下、
TFTという)60が形成されている。なお、図示しな
いが、後透明基板45の前面には、これらTFT60に
接続されるゲートラインやドレインラインなども形成さ
れている。さらに、これら画素電極59やTFT60な
どが形成された後透明基板45の前面には、表示領域S
およびオン電位制御部47、オフ電位制御部48の全域
と対応する領域を覆うように、後配向膜61が形成され
ている。
【0037】上記した前透明基板44側の前配向膜58
と後透明基板45側の後配向膜61とを対向させると共
に、両透明基板の表示領域Sおよびオン電位制御部47
並びにオフ電位制御部48を囲むように配置された、図
示しないシール材を介して両透明基板を貼り合わせ、両
透明基板とシール材とで形成される空隙内に液晶62を
封止して液晶表示セルが構成されている。また、前透明
基板44の前面には前偏光板63が配置され、後透明基
板45の後面には後偏光板64が配置されている。さら
に、前偏光板63の前面におけるオン電位制御部47お
よびオフ電位制御部48に対応する領域には、図11に
示すように、後方から入射する光を反射する反射板65
が配置されている。このように構成された液晶表示パネ
ル42の後方にバックライトシステム43を配置するこ
とにより、表示装置41が構成されている。
【0038】以上、本実施形態4に係る表示装置41の
構成について説明した。この表示装置41を用いて通常
の表示を行う場合は、表示領域Sの画素を制御するもの
であり、従来の液晶表示装置と同様の液晶駆動方式を用
いればよい。
【0039】次に、この表示装置41を用いてイメージ
認識を行う場合について説明する。本実施形態において
は、図13に示すように表示領域Sにおけるy方向に列
をなす第n列の画素がそれぞれ輝点となり、かつ他の列
の表示領域Sにおける画素が暗点となるように液晶駆動
制御を行う。このとき、この第n列の一端側に設けられ
たオン電位制御部47の画素も輝点となるようにする。
このオン電位制御部47における他の列の画素は暗点と
なるように制御する。そして、この第n列の他端側に設
けられたオフ電位制御部48の画素は暗点となり、かつ
オフ電位制御部48の他の列の画素は輝点となるように
液晶駆動制御する。図13において、斜線を付した画素
は暗点を示し、白地の画素は輝点を示している。このよ
うに表示領域S内で輝点となる画素列は、輝線Kを構成
する。このとき、第n列の一端側のオン電位制御部47
の画素は輝点であるため、図14に示すように、バック
ライトシステム43の光は液晶表示パネル42を通過し
て反射板65に至り、この反射板65で反射されてオン
電位制御部47の光電変換層49に入射して光電変換層
49内にキャリアを発生する。すると、光電変換層49
が導電性を示し、オン電位電極50と共通電極46とが
光電変換層49を介して導通して共通電極46にオン電
位が印加される。他の列の画素では、オフ電位制御部4
8の画素は輝点となりオン電位制御部50の画素は暗点
となるので、オフ電位電極51に対応した光電変換層4
9が導電性を示し、光センスにもかかわらず変位しない
オフ電圧、すなわちグランド電圧が共通電極46に印加
される。このため、他の列の画素では、液晶の暗点に加
え、共通電極46が接地されているので漏れ電流を抑制
することができる。第n列の共通電極46にオン電位が
印加されると、図11に示すように図中y方向に並ぶ光
センサ54がオン状態となり、光検出が可能となる。こ
のように光検出が可能となる光センサ54は、輝線Kを
構成するそれぞれの画素に対応したものである。このた
め、各輝点に対応した光センサ54では、例えば図15
に示すように、原稿Gの表面状態に応じた反射光を受
け、この反射光の量に比例した光電流が、共通電極46
と検出電極52との間に流れる。この電流量或いは電位
を検出電極52からデータとして取り出すことにより、
各表示領域Sにおける画素に対応した原稿Gの領域での
表面状態を列毎に光センスすることができる。なお、上
記した説明は、1本の輝線Kについてのデータを得る場
合についての説明であるが、この輝線Kを例えば図13
に示す太い矢印の方向(x方向)に漸次移動(スキャ
ン)させることにより、表面領域Sの全域に亙ってイメ
ージ認識を行うことが可能となる。
【0040】上記したように、本実施形態においては、
光センサ52の列選択に関する制御を、オン電位制御部
47とオフ電位制御部48に対応する液晶表示パネル4
2の液晶62の配向状態を制御して、光による制御を可
能としている。このため、本実施形態では、光センサ5
4の列選択に関する制御回路を別途必要としないため、
構成を簡単にするという利点がある。また、本実施形態
の表示装置41においては、光センサ54の後方側の検
出電極52、並びに、オン電位制御47およびオフ電位
制御48の後方側のオン電位電極50やオフ電位電極5
1が、遮光性を有する電極材料でなるため、バックライ
トシステム43からの光を直接、光検出する不都合が生
じるのを防止できる。
【0041】本実施形態においては、イメージセンサと
して動作している輝線K上の光センサ54の共通電極4
6のみがオン電位になり、光センサ54のこの部分での
み原稿Gからの反射光に比例した光電流が流れる。ま
た、所定の輝線Kを構成する画素に対応した光センサ5
4以外は、オン状態とならない(共通電極46にオン電
位が印加されず、この共通電位46にオフ電位が印加さ
れる)ため、選択された画素列以外の画素での光検出は
一切行われない。上記したように、これら光検出を行わ
ない光センサ54の共通電極46はオフ電位となるた
め、発生する暗電流は非常に小さく、共通電極46がオ
ン電位である場合に比べて少なくとも数桁以上低減させ
ることができる。これは、光による光電変換層49の光
電流値(抵抗値)が例えば液晶表示パネルであるとコン
トラストに比例して2桁程度制御できるので、共通電極
46の電位を同様に2桁制御できることから、光電変換
層の半導体特性によっては、暗電流をほぼ0にする(2
桁以上低減させる)ことができることによる。これで、
暗電流(雑音信号)の少なくとも2桁以上の低減が実現
でき、暗電流による雑音レベルが信号レベルより少なく
とも2+2=4桁以上小さくなる。したがって、信号線
方向(図中y方向)に1000画素集積しても暗電流か
らくる雑音レベルは最高でも信号レベルより1桁以上低
くなり、2次元イメージセンサの分解能を画素数で10
0〜1000以上にすることができる。実際には、輝線
K以外の部分の光センサ54へも原稿Gが載せられて暗
状態となっているにも拘わらず幾分かの光が入射してい
る。しかし、本実施形態では、輝線K以外の部分の光セ
ンサ54の共通電極46はオフ電位が印加されているた
め、暗電流が流れることがなく、光センサ54でのSN
比を大きくするこができる。このため、暗電流による雑
音が影響することがないため、表示領域の画素数(光セ
ンサ54の数)を多くしてもイメージ認識の解像度を低
下させることがないという利点がある。
【0042】(実施形態5)図16は、本発明に係る表
示装置の実施形態5を示す要部平面図である。本実施形
態は、上記した実施形態4において、表示領域Sとオン
電位制御部47とオフ電位制御部48との光電変換層4
9を一体的に連続するようなパターン(図16を参照)
に形成したものである。なお、本実施形態における他の
構成は、上記した実施形態4と同様であるので、その説
明を省略する。本実施形態においては、光電変換層49
が画素を格子状に囲む構成であるため、遮光膜としての
機能が向上するという利点がある。なお、本実施形態に
おける他の作用・動作は、上記した実施形態4と同様で
あるので説明を省略する。
【0043】(実施形態6)図17および図18は、本
発明に係る表示装置の実施形態6を示している。図17
は表示装置の要部平面図、図18は図17のE−E断面
図である。なお、上記した実施形態4および実施形態5
は、共通電極46が透明なITOでなる電極であった
が、本実施形態では、共通電極が遮光性を有する例えば
メタル材料でなるものである。なお、本実施形態におけ
る、表示領域S、オン電位制御部47、およびオフ電位
制御部48の配置は、上記した実施形態4と同様であ
る。
【0044】前透明基板44の後面には、図17および
図18に示すように、透明なITOでなるオン電位電極
50と、複数の検出電極52、およびオフ電位電極51
が、それぞれ、オン電位制御部47、表示領域S、オフ
電位制御部48に形成されている。さらに、これらオン
電位電極50、検出電極52、およびオフ電位電極51
に重なるとともに、各画素を囲む格子状の光電変換層4
9が、後面側に積層されている。さらに、光電変換層4
9の後面側には、遮光性を有するメタル材料でなる共通
電極46が、図中y方向に沿って形成されている。この
共通電極46は、各画素列に沿ってそれぞれ形成された
ものであり、互いに電気的に独立するように設定されて
いる。本実施形態における他の構成は、上記した実施形
態4と同様であるため、その説明を省略する。なお、図
18においては、後透明基板45の前面側に、ゲートラ
イン66、ゲート絶縁膜67、層間絶縁膜68、パッシ
ベーション膜69などを示している。
【0045】本実施形態における作用・動作は、上記し
た実施形態4と略同様であるのでその説明を省略する。
また、本実施形態における効果も上記した実施形態4お
よび実施形態5と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0046】(実施形態7)図19は、本発明に係る表
示装置の実施形態7を示す要部平面図である。本実施形
態は、上記した実施形態5の改良例である。図19に示
すように、検出電極52どうしの最も近接している部
分、すなわち検出電極52と隣接する検出電極52の突
出部52Aの間の部分が、光センサ54として機能しな
いように、共通電極46に切欠き46Aを形成したもの
である。このように形成したことにより、図中y方向に
隣接する光センサ54どうしの間にノイズとなる電流が
発生するのを抑制することができる。このような構造と
することにより、この切欠き部分での共通電極46と検
出電極52との間の電流は発生しなくなる。このため、
光センサ54のy方向の分解能を向上することができ
る。なお、本実施形態における他の構成、作用・動作並
びに効果は、上記した実施形態4および実施形態5と同
様であるためその説明を省略する。
【0047】(実施形態8)図20および図21は、本
発明に係る表示装置の実施形態8を示している。図20
は表示装置の要部平面図、図21は図20のF−F断面
説明図である。本実施形態における表示領域Sの構成
は、上記した実施形態5と同様である。そこで、本実施
形態においては、図21に示すオン電位制御部47を主
に説明する。なお、オフ電位制御部48については、オ
ン電位制御部47と同様な構成であるため、その説明を
省略する。
【0048】本実施形態の前透明基板44の後面のオン
電位制御部47を形成する領域には、図20および図2
1に示すように、x方向に沿ってオン電位電極50が形
成されている。また、オン電位電極50の後面側および
側方を覆うように光電変換層49が、x方向に沿って形
成されている。さらに、光電変換層49の後面には、y
方向に沿って形成されているそれぞれの共通電極46に
電気的に接続された、ITOでなる透明接続板70が積
層されている。この透明接続板70は、共通電極46と
略同一の幅であり、この共通電極46に隣接する他の共
通電極46と接触しないように設定されている。さら
に、前透明基板44の前面に配置された前偏光板63の
オン電位制御部47に対応する領域の前面には、液晶を
通過して出射されるバックライトシステム43からの光
を吸収する光吸収板71が配置されている。上記したよ
うにオフ電位制御部48の構成も、このオン電位制御部
47と同様であるが、オフ電位電極51には検出電極5
2と同一の電位であるオフ電位が印加されている。な
お、他の構成は、上記した実施形態4および実施形態5
と同様の構成である。
【0049】本実施形態においては、オン電位電極50
の後面に光電変換層49を介して透明接続板70が積層
されているため、このオン電位制御部47に対応する画
素から光(図中矢印で示す)の入射があると、この光が
直接透明接続板70を通過して光電変換層49へ入射し
てキャリアを光電変換層49内に発生させることができ
る。このため、光電変換層49が反射光に頼らずに確実
にスイッチングされるという利点がある。なお、この光
が前偏光板63を通過しても光吸収板71が光吸収を行
うため、この光が前方に漏れ出ることはない。以上、オ
ン電位制御部47の動作について説明したが、オフ電位
制御部48においても同様の動作を行うことができる。
なお、本実施形態における他の構成は、説明を省略す
る。
【0050】(実施形態9)図22および図23は、本
発明に係る表示装置の実施形態9を示している。図22
は表示装置の要部平面図、図23は図22のG−G断面
説明図である。本実施形態は、上記した実施形態8の改
良例であるため、実施形態8と異なる構成のみを説明す
る。本実施形態では、オン電位電極50と光電変換層4
9と透明接続板70との積層部分に、図22に示すよう
な複数のスリット73を形成したものである。なお、オ
フ電位制御部48においても同様の構成である。このよ
うな構成としたことにより、図23に示すように液晶側
から入射した光がスリット73が形成された光電変換層
49に直接入射することができるため、より確実にオン
電位制御を行うことが可能となる。
【0051】(実施形態10)図24および図25は、
本発明に係る表示装置の実施形態10を示している。図
24は表示装置の要部平面図、図25は図24のH−H
断面説明図である。本実施形態は、上記した実施形態9
の改良例であり、共通電極46が遮光性を有するメタル
材料でなり、検出電極52が透明なITOでなる。ま
た、光電変換層49がオン電位制御部47のものとオフ
電位制御部48のもとが、表示領域Sの光電変換層49
と一体的に連続して形成されたものである。オン、オフ
電位制御部47、48に形成されたスリット73は、上
記した実施形態9と同様である。本実施形態の他の構成
は、上記した実施形態9と同様である。本実施形態にお
いても、オン・オフ制御を行う光がスリット73を介し
て光電変換層49に直接入射できるため、確実なスイッ
チングを行うことができる。また、遮光性を有するメタ
ル材料でなる共通電極46がオン・オフ制御部47、4
8の近傍まで延びているため、制御部側の画素からの光
による誤検出を防止することができる。
【0052】以上、実施形態1〜実施形態10までを説
明したが、これらの実施形態においては、各種の変更が
可能である。例えば、上記した各実施形態では、一対の
偏光板を備えた液晶モードの液晶表示パネルを本発明に
適用したが、周知の各種液晶表示モードのパネルを適用
することが可能である。また、液晶駆動方式がアクティ
ブ駆動方式のものについて説明したが、単純マトリクス
方式や、MIMをスイッチング素子として用いたものな
ど各種の変更が可能である。また、光センサの形状も様
々な形状に形成することができるため、上記した各実施
形態の形状のものに限定されるものではない。さらに、
上記した実施形態1〜実施形態10では、液晶表示パネ
ルにカラーフィルタ層を用いた構成としたが、本発明
は、例えば楕円偏光を利用したECB液晶モードのよう
なカラーフィルタ層を必要としない液晶表示パネルにも
勿論適用可能である。
【0053】また、上記した各実施形態では、ディスプ
レイとして液晶表示パネルを本発明に適用して説明した
が、EL表示素子やプラズマディスプレイに代表される
ような自発光表示素子などに本発明を適用することも勿
論可能である。
【0054】さらに、上記した実施形態1〜実施形態1
0においては、イメージ認識を行う際に、原稿側に向け
て光照射を行う画素(輝点)が連続して列(輝線)をな
すようにし、この輝線に沿って形成された光センサで光
検出を行ったが、図26に示すように、y方向に並ぶ画
素列において所定間隔毎の画素を輝点にさせてこれら輝
点に対応した光センサで光検出を行い、この輝点をこの
列内でy方向に逐次移動させて逐次輝点に対応した光セ
ンサで光検出を行ってもよい。この列での輝点の移動が
終了して列内のすべての画素での光検出が終了した後
に、図中太い矢印で示す方向に隣接する画素列に移動し
て同様の操作を繰り返していくことで表示領域全域の光
検出が可能となる。このような方式でイメージ認識を行
うと、輝点と輝点との距離が確保できるため、他の輝点
から照射される光の反射光の影響を受けずに光検出を行
うことができ、認識イメージの解像度を向上させること
ができる。
【0055】(実施形態11)図27は、この発明に係
る表示装置の実施形態11を示すものであり、ディスプ
レイ表面に密着させるイメージセンサパネルを示す平面
説明図である。また、図28はイメージセンサパネルに
おける図27のI−I断面図である。なお、本実施形態
では、ディスプレイとして液晶表示パネルを適用したも
のである。図27に示すように、表示装置41は、液晶
表示パネル42の表示領域の表面に、透明センサ基板7
5にマトリクス状に多数の光センサ74が形成されたイ
メージセンサパネル76が、配置されて構成されてい
る。
【0056】液晶表示パネル42は、上記した実施形態
1〜実施形態10のよう光センサを備えたものではな
く、周知の液晶セル構造を有するものである。イメージ
センサパネル76は、図28に示すように、透明センサ
基板75上に、遮光性を有するメタル材料でなる複数の
検出電極77が、互いに平行をなすように、表示領域全
域に亙って形成されている。この検出電極77は、図2
7に示すx方向に沿って形成され、1本の検出電極77
の幅寸法は、液晶表示パネル42の1画素領域の幅の例
えば1/10程度に設定され、複数本の検出電極77が
互いに接触しないように間隔を隔てて1画素領域内を通
るように形成されている。また、この検出電極77を覆
うように光電変換層78が形成され、この光電変換層7
8および透明センサ基板75上を、図27中y方向に沿
って互いに平行をなすように、透明なITOでなる複数
の共通電極79が表示領域全域に亙って形成されてい
る。この共通電極79の幅寸法は、検出電極77と同程
度に設定されており、液晶表示パネル42の1画素領域
内に複数本が通るように形成されている。検出電極77
と共通電極79とが光電変換層78を介して交差する部
分は、光センサ74を構成している。このため、液晶表
示パネル42の1画素領域内には、光センサ74が複数
が配置された構造となっている。また、共通電極79が
形成された透明センサ基板75上の全域にオーバーコー
ト膜80が平坦に形成されている。このような構成のイ
メージセンサパネル76を、液晶表示パネル42の表示
領域に対応するように配置することにより、本実施形態
の表示装置41が構成されている。
【0057】本実施形態の表示装置41を用いて通常の
表示を行う場合、イメージセンサパネル76を取り外し
て表示を行う。なお、イメージセンサパネル76を載置
した状態でも表示を行うことは可能である。
【0058】次に、本実施形態の表示装置41を用いて
イメージ認識を行う場合は、イメージセンサパネル76
を液晶表示パネル42の表示領域S上に載置した状態で
行う。図27は、イメージ認識を行っている状態を示し
ている。同図に示すように、液晶表示パネル42のy方
向に所定の列をなす画素から光照射するように液晶駆動
制御を行う。すなわち、この画素列を同図に示すように
輝線Kにする。この輝線Kは、当然ながら画素列と同一
の幅であり、この輝線Kとなる領域内に細かい光センサ
74が列をなす画素数よりも多く配置されている。そし
て、この輝線Kを維持したまま、輝線Kの領域内の共通
電極79の1本のみにオン電位を印加して、輝線Kの領
域内の他の共通電極79にはオフ電位を印加する。この
状態で、検出電極77から光電流信号を取り出す。次
に、この輝線Kの領域内の他の共通電極79から1本を
選びこれにオン電位を印加し、かつ他の共通電極79に
オフ電位を印加し、この状態で検出電極77から光電流
信号を取り出す。このような操作を繰り返して、輝線K
の領域内の全ての光センサ74での検出を終了させる。
続いて、輝線Kを図27に示すように太い矢印の方向に
逐次スキャンし、各輝線K毎に上記した操作を繰り返し
て、表示領域上の全ての光センサ74での光検出を行
う。このようにして、表示領域上に置いた原稿のイメー
ジ認識を行うことができる。
【0059】本実施形態では、光センサ74を液晶表示
パネル42の画素よりもファインピッチに配置すること
ができるため、分解能の高いイメージ認識を行うことが
でき、認識イメージの解像度を向上させることできる。
【0060】(実施形態12)図29は、上記した実施
形態11の変形例である実施形態12を示す断面図であ
る。同図に示すように、本実施形態では検出電極77に
交差するように光電変換層78を形成し、この光電変換
層78の上に共通電極79を形成した構成である。本実
施形態の他の構成は、上記した実施形態11と同様であ
るため説明を省略する。なお、光電変換層78が光透過
性の高い材料である場合は、光電変換層78をイメージ
検出領域全域に亙って形成してもよい。
【0061】(実施形態13)図30は、上記した実施
形態11の変形例である実施形態13を示す断面図であ
る。同図に示すように、本実施形態では検出電極77上
に沿って光電変換層78を形成し、前面を絶縁膜81で
覆い、光センサ74を形成すべき位置の絶縁膜81を開
口させ、露出した光電変換層78と接続するように、I
TOでなる共通電極79をパターン形成したものであ
る。本実施形態の他の構成は、上記した実施形態11と
同様である。
【0062】(実施形態14)図31および図32は、
上記した実施形態11の変形例である実施形態14を示
す断面図である。本実施形態は、透明センサ基板75が
樹脂フィルムでなり、この透明センサ基板7の後面に共
通電極79を形成し、この共通電極79の後面に光電変
換層78を形成し、この光電変換層78を介して共通電
極79と交差するように検出電極77を形成したもので
ある。なお、本実施形態における光電変換層78は、有
機光半導体材料で形成されている。このような構成のイ
メージセンサパネル76は、樹脂フィルムで透明センサ
基板75を形成したことにより、非常に薄い膜厚に形成
できるという利点がある。そして、図32に示すよう
に、このイメージセンサパネル76を液晶表示パネル4
2の表示領域上に透明接着剤80を介して接着し、液晶
表示パネル42の後方にバックライトシステム43を配
置することにより、本実施形態の表示装置41が構成さ
れている。本実施形態では、透明センサ基板75の厚さ
をより薄くできるため、原稿と光センサ74との距離を
縮めることができる、認識イメージの解像度を向上し
て、鮮明なイメージ認識を行うことが可能となる。な
お、本実施形態では、イメージセンサパネル76と液晶
表示パネル42との接着に接着剤を用いたが、例えばU
V硬化樹脂やオーバーコート材などを用いることも勿論
可能である。
【0063】上記した実施形態11〜実施形態14にお
いても、ディスプレイとしてEL表示素子やプラズマ表
示素子などの自発光素子を適用することができる。以
上、本発明の各実施形態について説明したが、構成の要
旨に付随する各種の変更が可能である。バックライトシ
ステム14は、直線型又は液晶表示パネル13の周縁に
沿った形状の光源からの光を液晶表示パネル13の表示
面と略同一形状の導光板で拡散しているものであるが、
導光板は光源に近い箇所と遠い箇所で出射する光の量が
異なるので、均一な面発光をすることが困難なため、微
量な光の量の違いを検出するセンサには不適であるが、
液晶表示パネル13の表示面と略同一形状に発光領域を
有する有機EL素子をバックライトとして用いれば、よ
り微細な階調センスを行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、高性能な表示機能を損なうことなく、イメ
ージセンサ機能を備えた表示装置を実現するという効果
がある。また、本発明によれば、表示装置において、光
検出の性能がよく、駆動操作が容易なイメージセンサ機
能を実現するという効果を奏する。さらに、本発明によ
れば、単純な構造で低廉な価格で製造できる、イメージ
センサ機能を備えた表示装置を実現する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の実施形態1を示す要部
平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】実施形態1に係る表示装置の後透明基板の平面
説明図。
【図4】(a)は実施形態1におけるイメージ認識を行
う場合を示す表示領域の平面説明図、(b)および
(c)はイメージ認識状態を示す断面説明図、(d)及
び(e)は、イメージ認識に基づいて液晶表示パネルが
表示を行うことを示す説明。
【図5】実施形態1に係る表示装置の断面図。
【図6】(a)は実施形態1において拡散板を用いた表
示形態を示す断面説明図、(b)はイメージ認識状態を
示す断面説明図。
【図7】(a)は実施形態1における表示状態を示す断
面説明図、(b)はイメージ認識状態を示す断面説明
図。
【図8】本発明に係る表示装置の実施形態2を示す要部
平面図。
【図9】図8のB−B断面図。
【図10】本発明に係る表示装置の実施形態3を示す要
部平面図。
【図11】本発明に係る表示装置の実施形態4を示す要
部平面図。
【図12】図11のC−C断面図。
【図13】実施形態4における光センサのオン・オフ電
位制御を説明する平面図。
【図14】実施形態4におけるオン電位制御部の作用を
示す断面図。
【図15】図11のD−D断面図。
【図16】本発明に係る表示装置の実施形態5を示す要
部平面図。
【図17】本発明に係る表示装置の実施形態6を示す要
部平面図。
【図18】図17のE−E断面図。
【図19】本発明に係る表示装置の実施形態7を示す要
部平面図。
【図20】本発明に係る表示装置の実施形態8を示す要
部平面図。
【図21】図20のF−F断面説明図。
【図22】本発明に係る表示装置の実施形態9を示す要
部平面図。
【図23】図22のG−G断面説明図。
【図24】本発明に係る表示装置の実施形態10を示す
要部平面図。
【図25】図24のH−H断面説明図。
【図26】本発明に係る他のイメージ認識方式を示す平
面説明図。
【図27】本発明の実施形態11を示す平面説明図。
【図28】図27のI−I断面説明図。
【図29】本発明の実施形態12を示す断面説明図。
【図30】本発明の実施形態13を示す断面説明図。
【図31】本発明の実施形態14を示す断面説明図。
【図32】実施形態14に係る表示装置を示す断面説明
図。
【符号の説明】
k 輝点 p 画素領域 K 輝線 S 表示領域 G 原稿 11 表示装置 12 光センサ 13 液晶表示パネル 14 バックライトシステム 17 液晶 18 検出電極 19 光電変換層 20 共通電極 22 前液晶駆動電極 24 画素電極 41 表示装置 42 液晶表示パネル 43 バックライトシステム 46 共通電極 47 オン電位制御部 48 オフ電位制御部 49 光電変換層 50 オン電位電極 51 オフ電位電極 52 検出電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/335 H01L 27/14 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイのそれぞれの画素の近傍
    に、当該画素に対応する光センサが配置されていること
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光センサは、受光量に応じてキャリ
    アを発生する光電変換層が、一対の電極で挟まれてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイは、液晶表示パネル
    と、その後方に配置されたバックライトシステムと、か
    らなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記液晶表示パネルは、対をなす前透明
    基板および後透明基板が対向するように配置され、前記
    前透明基板の後面側に前液晶駆動電極が形成され、前記
    後透明基板の前面側に後液晶駆動電極が形成され、前記
    前透明基板における画素領域どうしの間に前記光センサ
    が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記後液晶駆動電極は、各画素領域ごと
    に形成された画素電極であり、前記各画素電極の近傍に
    は当該画素電極に接続されたスイッチング素子が形成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記光センサは、前記前透明基板の後面
    側に設けられると共に、前記光電変換層の前側に透明電
    極が形成され、当該光電変換層の後側に不透明電極が形
    成されていることを特徴とする請求項4または請求項5
    に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記液晶表示パネルの表示領域を所定方
    向に横切って列をなす画素に対応して形成された列をな
    す前記光センサは、前記一対の電極のうちの一方が共通
    の選択電極であり、前記列方向と交差する方向に並ぶ前
    記光センサの前記一対の電極のうちの他方が共通の検出
    電極であることを特徴とする請求項3〜請求項6のいず
    れかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記選択電極の前記列方向の一方の端部
    には前記光電変換層を介してオン電位電極が接続される
    と共に、前記選択電極の前記列方向の他方の端部には前
    記光電変換層を介してオフ電位電極が接続されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の表示装置。
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