JPH05276313A - 画像読取表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

画像読取表示装置及びその駆動方法

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JPH05276313A
JPH05276313A JP4100182A JP10018292A JPH05276313A JP H05276313 A JPH05276313 A JP H05276313A JP 4100182 A JP4100182 A JP 4100182A JP 10018292 A JP10018292 A JP 10018292A JP H05276313 A JPH05276313 A JP H05276313A
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JP
Japan
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liquid crystal
substrate
transparent electrode
light
photoelectric conversion
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JP4100182A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Shiratsuki
好之 白附
Yoshinori Yamaguchi
義紀 山口
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源を移動させるような駆動系を必要としな
い2次元イメージセンサを内蔵した液晶ディスプレイを
有し、透過型の原稿ではなく普通の原稿が読み取れる小
型・薄型の大面積の画像読取表示装置及びその駆動方法
を提供する。 【構成】 透明電極8,9がそれぞれ形成された液晶セ
ル基板1と液晶セル基板2との間に光電変換膜6と配向
板10と強誘電性液晶7とが設けられた液晶表示基板
と、面発光素子4と光入射窓5が形成された遮光層11
とが設けられた光源基板とを有する画像読取表示装置
で、強誘電性液晶7と光電変換膜6の性質を組み合わせ
て画像読み取りを行う画像読取表示装置の駆動方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の情報
関連機器のディスプレイ装置と画像入力イメージセンサ
装置とを備えた画像読取表示装置に係り、特にディスプ
レイ機能を有し、光源移動の駆動系が不要な小型で大面
積の普通原稿を読み取ることができる画像読取表示装置
及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、情報関連機器の中で画像入出力装
置は広範囲に使用されている。画像出力装置の一つであ
るディスプレイには、CRT(陰極線管:Cathode-Ray
Tube)、LCD(液晶表示:Liquid Crystal Displa
y)、ELD(電界発光表示:Electroluminescent Disp
lay)、PDP(プラズマ表示:Plasma Display Pane
l)等の色々な方式がある。その中でもLCDは、低消
費電力やカラー化対応などの優れた点が多く、時計や電
卓などの小型のものから最近ではラップトップコンピュ
ータなどの10インチサイズの大型のものまで幅広く応
用されている。
【0003】一方、画像入力装置の一つであるイメージ
センサにはCCD(Charge CoupledDevice)やアモルフ
ァスシリコン等の光電変換膜を用いたイメージセンサが
ある。CCDは、シリコンウエハー上に作りこまれるの
で小型のイメージセンサとしてカメラを中心に広く用い
られている。他方、アモルファスシリコン等の光電変換
膜を用いたイメージセンサは、蒸着やスパッタなどの技
術で大面積な基板に作製できるので主にファクシミリ等
の原稿読み取り用のイメージセンサに用いられている。
【0004】このディスプレイとイメージセンサを組み
合わせたものとして、例えば、特開平1−106467
号公報に記載されたイメージセンサがある。このイメー
ジセンサは、同一の絶縁基板上に光電変換素子列から成
る画像読取素子と複数の画素の画像表示素子とを形成
し、このそれぞれの素子を同一の半導体材料と同一の導
電材料で構成したもので、低価格で小型にできるもので
ある。
【0005】また、固体撮像素子上にLCDを付けたも
のとして、特開昭59−19369号公報に記載された
固体ディスプレイ装置がある。この固体ディスプレイ装
置は、非破壊読み出し型固体撮像素子と同一の半導体基
板上に電気信号により光学的特性が変化する媒体を配す
る構成で、カメラ等の小型化を図るものである。
【0006】また、熱書き込み型の液晶パネルで表示及
び画像読み取りを行うものとして、特開昭63−926
8号公報に記載されたイメージ入力装置がある。このイ
メージ入力装置は、原稿載置部の下方に配置され、液晶
及び光吸収剤が封入された液晶パネルと、この液晶パネ
ルの上下面にマトリクス状に配置された電極とを備え、
光源により原稿載置部上に載置された原稿からの光を液
晶パネル上に投影して原稿に書かれた画像情報を液晶パ
ネルに液晶の相変化として記憶させると共に、電極によ
って液晶パネルに記憶された画像情報を電気的に読み出
すようにしたもので、入力したデータを画像として確認
することができ、入力手数及び所要時間が節減できるも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平1−106467号公報記載のイメージセン
サでは、基板の大きさが大きくなり、また画像読取りの
ための光源を別に付加して駆動させることが必要になる
ため、小型化に限界があるとの問題点があった。
【0008】また、上記従来の特開昭59−19369
号公報記載の固体ディスプレイ装置では、カメラのよう
な小型の装置のためのものであるため、原稿を読み取る
ような大面積の読取装置には応用できないとの問題点が
あった。
【0009】更に、上記従来の特開昭63−9268号
公報記載のイメージ入力装置では、原稿が透過するもの
に限定されるため、普通の紙等の原稿を読み取ることが
できず、操作性が悪いとの問題点があった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、光源を移動させるような駆動系を必要としない二次
元イメージセンサを内蔵した液晶ディスプレイを有し、
透過型の原稿ではなく普通の原稿が読み取れる薄くて大
面積の画像読取表示装置及びその駆動方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、画像読取表示装置
において、複数の帯状の透明電極上に光電変換膜が形成
された第1の基板と前記複数の帯状の透明電極と交差す
るよう複数の帯状の透明電極が形成された第2の基板と
を有し、前記第1の基板の透明電極と前記第2の基板の
透明電極との間に強誘電性液晶を封入して形成された液
晶表示基板と、前記第1の基板の透明電極と前記第2の
基板の透明電極の交差部分に対応する位置に開口部が形
成された遮光層と、面発光の発光素子とを設けた光源基
板とを有することを特徴としている。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取表示装置の
駆動方法において、第1の基板の透明電極と第2の基板
の透明電極とに電圧を印加して強誘電性液晶を分極さ
せ、発光素子を発光させて読取対象物に光を照射し、前
記読取対象物からの反射光が開口部から入射すると入射
した部分の光電変換膜の抵抗が小さくなって前記入射部
分の前記強誘電性液晶が分極反転し、前記第1の基板の
透明電極と前記第2の基板の透明電極とに電圧を順次印
加して一方向に前記強誘電性液晶を分極させ、前記分極
時に流れる分極反転電流を検出することを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、帯状の透明電極
がそれぞれ形成された第1の基板と第2の基板との間に
光電変換膜と強誘電性液晶が設けられた液晶表示基板
と、発光素子と透明電極の交差部に対応する位置に開口
部が形成された遮光層とを設けた光源基板とを有する画
像読取表示装置としているので、光源移動の駆動系を必
要とせず、小型・薄型とすることができ、更に大面積の
普通の原稿を読み取ることができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、強誘電性液
晶を一方向に分極させ、開口部から反射光が入射した箇
所の光電変換膜の抵抗を小さくしてその箇所の強誘電性
液晶を分極反転させ、そして第1の基板の透明電極と第
2の基板の透明電極に順次電圧を印加して強誘電性液晶
を一方向に分極させ、分極時の反転電流を検出する請求
項1記載の画像読取表示装置の駆動方法としているの
で、光源移動の駆動系を必要とせず、小型・薄型とする
ことができ、更に大面積の普通の原稿を読み取ることが
できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る画像読取
表示装置の概略の構成を示す斜視図であり、図2は、本
実施例の画像読取表示装置の断面説明図である。
【0016】本実施例の画像読取表示装置は、ガラス等
の液晶セル基板1と液晶セル基板2との間に透明電極8
と、光電変換膜6と、配向膜10と、強誘電性液晶7
と、透明電極9が設けられ、液晶セル基板2の下側に面
発光素子4が形成された光源基板3が配置される構成と
なっている。
【0017】具体的には、ガラス等の光源基板3上にエ
レクトロミネッセンス(電界発光)を利用したEL発光
素子から成る面発光素子4が形成され、面発光素子4か
ら発光される光を光源基板3の下側に置かれた原稿に照
射するために面発光素子4上面にアルミニウム(Al)
等から成る遮光層11が形成され、そして原稿からの反
射光を入射させる光入射窓5がフォトリソエッチングに
より形成されている。
【0018】更に、遮光層11上部にはガラス等の液晶
セル基板2が配置され、液晶セル基板2上にはストライ
プ状(帯状)に酸化インジウム・スズ(ITO)等から
成る透明電極8が形成され、透明電極8を覆うようにア
モルファスシリコン(a−Si)等の光電変換膜6とポ
リイミド等による配向膜10が順次積層され、配向膜1
0上に透明電極9がストライプ状(帯状)に内側に形成
された液晶セル基板1が強誘電性液晶7を介して形成さ
れている。つまり、液晶セル基板1と液晶セル基板2と
の間には強誘電性液晶7が封入された状態となってお
り、この強誘電性液晶7によって液晶表示セルを形成し
ている。
【0019】尚、遮光層11は、面発光素子4からの光
が直接光電変換膜6に入射しないように遮光する役割を
有しているが、更に面発光素子4を駆動するためのアル
ミ電極ともなっている。また、配向膜10は、形成時に
予め一定方向に配向させた膜のことであり、この配向膜
10に従って封入した強誘電性液晶7の分極状態を残留
させることができるものである。強誘電性液晶7は、特
定の強い電圧が印加されると一定範囲で分極状態が維持
される液晶膜のことである。この強誘電性液晶について
は、具体的に、特開昭64−4721号公報の「アクテ
イブデバイス」に記載されている。
【0020】また、液晶セル基板1に形成されたストラ
イプ状の透明電極9と液晶セル基板2に形成されたスト
ライプ状の透明電極8とは直向するようになっており、
この透明電極8,9に電圧を印加して光電変換膜6に入
射した光の光量に対応した電圧値を読み取るようになっ
ている。そして、透明電極8と透明電極9が交差してい
る位置に光入射窓5の位置が対応するように設けられて
いる。
【0021】本実施例の画像読取表示装置では、面発光
素子4からの光が光源基板3の下部に配置された読取対
象物(図示せず)に照射され、その反射光が光入射窓5
を通って光電変換膜6に入射されようになっている。こ
こで、面発光素子4のアルミ電極が形成された部分が遮
光層11としての機能を持ち、アルミ電極が形成されて
いない部分が光入射窓5としての機能を持つものであ
る。
【0022】次に、本実施例の画像読取表示装置の表示
動作について図3の断面説明図を使って説明する。表示
動作は、透明電極8と透明電極9に接続された駆動装置
(図示せず)により、選択的に透明電極8と透明電極9
の間に電圧を印加することにより行われる。これは、い
わゆる単純マトリックスタイプの液晶ディスプレイの表
示方法と同じものである。
【0023】つまり、本実施例の画像読取表示装置で
は、光電変換膜6を介在させた状態で強誘電性液晶7を
駆動させる。この場合、光電変換膜が存在しない時に比
べて大きな駆動電圧を必要とするが、面発光素子4から
の反射光を光入射窓5から全面に入射させるように白地
の反射板12を配置することで、光電変換膜6に光を入
射させて光電変換膜6の抵抗値を小さくして駆動電圧を
下げることが可能である。
【0024】次に、本実施例の画像読取表示装置として
の読取動作を図4〜図8の断面説明図を使って説明す
る。図4に示すように、先ず面発光素子4を発光させる
前に、リセット動作として、液晶表示セルの全画素に対
して表示動作の場合と同様に、透明電極8と透明電極9
の間に電圧を印加して液晶分子の向きを一方向に揃え
る。図4の場合は、透明電極9側が正電圧なので上方向
に分極するようになる。
【0025】次に、図5に示すように、液晶表示セルの
全画素に対して透明電極8と透明電極9の間に図4の場
合とは逆の極性の電圧を印加する。つまり、透明電極8
側を正電圧とするものである。この場合の電圧値は、表
示動作の電圧値よりは低い値で、光電変換膜6に光が入
射して光電変換膜6の抵抗値が小さくなった時のみに強
誘電性液晶7が分極反転する電圧値とするようにする。
【0026】すなわち、光電変換膜6に光が入射しない
場合は、強誘電性液晶7にかかる電圧は分極反転するだ
けの電圧値とならず、強誘電性液晶7が分極反転しな
い。また、光電変換膜6に光が入射した場合は、光電変
換作用により光電変換膜6に光電流が流れて光電変換膜
6の抵抗値が小さくなり、結果的には、強誘電性液晶7
にかかる電圧を実効的に増やすことができて強誘電性液
晶7を分極反転させるものである。
【0027】図5に示すような電圧を印加している状態
で、読取対象物である、例えば、原稿13を光源基板3
の下面側に密着させ、面発光素子4を発光させる。面発
光素子4から照射された光は原稿13の面の画像情報、
すなわち白黒情報によって反射、吸収され、反射光のみ
が光入射窓5を通過して光電変換膜6に入射する。する
と、光が入射した光電変換膜6部分(白情報の画素)に
対応する位置の強誘電性液晶7が分極反転する。
【0028】そして、次に画像情報を読み取るために、
図6に示すように、液晶表示セルの全画素に対して、三
角波電界を順次印加する。つまり、透明電極8と透明電
極9との間に三角波電圧を印加する。この時の電圧値は
表示装置の場合と同様に強誘電性液晶7を強制的に分極
反転させるだけの値にする。一般に強誘電性液晶が分極
反転するときには反転電流が流れることが知られてお
り、この反転電流を検出することで画像情報を読み取る
ようにするものである。
【0029】すなわち、図5で白情報の場合にその位置
に対応する強誘電性液晶7が反転分極し、当該画素が図
6の三角波電界による反転電圧の印加で再度分極反転
し、この時の反転電流を検出することで白情報の画素を
検出する。また、図5で黒情報の場合にその位置に対応
する強誘電性液晶7が反転分極せず、当該画素が図6の
反転電圧の印加でも分極反転することはなく、反転電流
が流れず、反転電流が検出されないことで黒情報の画素
と判断されることになる。
【0030】反転電流を検出するための等価回路図、つ
まり、画像情報を出力する等価回路図を図7に示す。本
実施例の画像読取表示装置は、マトリックス状に形成さ
れた縦横の透明電極8,9の一端に駆動回路部15a,
15bが接続し、他端には出力側の電流/電圧(I/
V)変換器13と、三角波電圧を与える三角波発生器1
4とが接続している。また、液晶セル画素12は光電変
換膜6、配向膜10、強誘電性液晶7を透明電極8,9
で挟んだ構成となっており、コンデンサCと抵抗Rが並
列につながったものとして表すことができる。
【0031】この液晶セル画素12に三角波の電圧Vを
印加した時に流れる電流Iは、コンデンサCへの流入電
荷による寄与電流Ic、分極反転による寄与電流Ip、
イオン電導による寄与電流Iiにより、 I=Ic+Ip+Ii =CdV/dt+dP/dt+V/R と書ける。
【0032】三角波電圧の一周期と電流の関係を図8の
信号波形図に示す。ここでは、電流Ipは分極反転電圧
でピークを持つような山形の電流である。図8(a)
は、三角波の印加電圧Vの電圧波形を示すものであり、
図8(b)は、(a)の三角波電圧の山谷で強誘電性液
晶7が反転した場合の液晶セル画素12のコンデンサC
での電流Icの波形を示すものであり、図8(c)は、
電流Ipと電流Icとを合成した電流波形を示すもので
あり、図8(d)は、更に(c)の電流波形に電流Ii
を合成した電流波形を示すものである。いずれも横方向
は時間を示している。
【0033】図8(d)の電流波形を検出するために、
図7に示すように三角波発生器14とI/V変換器13
を用い、三角波発生器14ではパルス状の三角波を発生
させ、順次透明電極に印加し、他方の透明電極に持続さ
れたI/V変換器で図8(d)の電流を電圧信号として
取り出すものである。
【0034】本実施例の画像読取表示装置では、液晶セ
ルが単純マトリックスタイプの構成なので電圧信号読み
取り時のクロストークを防止するために、駆動されてい
ない透明電極は接地するような構成をとるようになって
いる。
【0035】また、三角波電圧の印加の仕方は正負どち
らのパルス状の三角波でも構わない。一般的に、白情報
でその対応する位置の強誘電性液晶7が反転分極してい
る場合は、これを反転分極させる方向から電圧を印加し
た場合に、一周期の三角波電圧で二つの分極反転電流が
流れることになる。一方、黒情報でその対応する位置の
強誘電性液晶7が反転分極していない場合は、一周期の
三角波電圧で最初の半周期では分極反転電流が流れず、
後の半周期のところだけが流れることになる。
【0036】上記とは逆の電圧の印加の仕方では、白情
報の場合が一つの分極反転電流が流れ、黒情報の場合が
二つの分極反転電流が流れることになる。
【0037】更に、本実施例においては、三角波電圧印
加の例について説明したが、三角波電圧だけではなく、
のこぎり波電圧を印加した場合でも分極反転電流を読み
取ることが可能である。
【0038】本実施例の画像読取表示装置によれば、従
来の単純マトリックス型の液晶ディスプレイに光電変換
膜6と面発光素子4を付加し、一体化させることで、表
示を行わせることができ、しかも光源を移動させる駆動
系を必要としない小型・薄型にすることができる効果が
あり、透過型でなく普通の大面積の原稿の画像を読み取
ることができる効果がある。
【0039】また、本実施例の画像読取表示装置の駆動
方法によれば、強誘電性液晶7の性質と光電変換膜6の
性質を組み合わせることにより、光源移動の駆動系を必
要とせず、小型・薄型にできる効果があり、更に透明電
極8,9を使っての画像情報の読み取りを容易にできる
効果がある。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、帯状の透
明電極がそれぞれ形成された第1の基板と第2の基板と
の間に光電変換膜と強誘電性液晶が設けられた液晶表示
基板と、発光素子と透明電極の交差部に対応する位置に
開口部が形成された遮光層とを設けた光源基板とを有す
る画像読取表示装置としているので、光源移動の駆動系
を必要とせず、小型・薄型とすることができる効果があ
り、更に大面積の普通の原稿を読み取ることができる効
果がある。
【0041】請求項2記載の発明によれば、強誘電性液
晶を一方向に分極させ、開口部から反射光が入射した箇
所の光電変換膜の抵抗を小さくしてその箇所の強誘電性
液晶を分極反転させ、そして第1の基板の透明電極と第
2の基板の透明電極に順次電圧を印加して強誘電性液晶
を一方向に分極させ、分極時の反転電流を検出する請求
項1記載の画像読取表示装置の駆動方法としているの
で、光源移動の駆動系を必要とせず、小型・薄型とする
ことができる効果があり、更に大面積の普通の原稿を読
み取ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像読取表示装置の
概略の構成を示す斜視図である。
【図2】 本実施例の画像読取表示装置の断面説明図で
ある。
【図3】 表示動作を説明するための断面説明図であ
る。
【図4】 最初の読取動作を説明するための断面説明図
である。
【図5】 次の読取動作を説明するための断面説明図で
ある。
【図6】 最後の読取動作を説明するための断面説明図
である。
【図7】 読取動作を説明するための等価回路図であ
る。
【図8】 読取動作を説明するための信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1…液晶セル基板、 2…液晶セル基板、 3…光源基
板 、 4…面発光素子、 5…光入射窓、 6…光電
変換膜、 7…強誘電性液晶、 8…透明電極、 9…
透明電極、 10…配向膜、 11…遮光層、 12…
液晶セル画素、13…電流/電圧変換器、 14…三角
波発生器、 15…駆動回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/133 560 7820−2K 1/1335 530 7811−2K 1/135 7348−2K H01L 27/146 H04N 1/00 D 7046−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の帯状の透明電極上に光電変換膜が
    形成された第1の基板と前記複数の帯状の透明電極と交
    差するよう複数の帯状の透明電極が形成された第2の基
    板とを有し、前記第1の基板の透明電極と前記第2の基
    板の透明電極との間に強誘電性液晶を封入して形成され
    た液晶表示基板と、前記第1の基板の透明電極と前記第
    2の基板の透明電極の交差部分に対応する位置に開口部
    が形成された遮光層と、面発光の発光素子とを設けた光
    源基板とを有することを特徴とする画像読取表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の基板の透明電極と第2の基板の透
    明電極とに電圧を印加して強誘電性液晶を分極させ、発
    光素子を発光させて読取対象物に光を照射し、前記読取
    対象物からの反射光が開口部から入射すると入射した部
    分の光電変換膜の抵抗が小さくなって前記入射部分の前
    記強誘電性液晶が分極反転し、前記第1の基板の透明電
    極と前記第2の基板の透明電極とに電圧を順次印加して
    一方向に前記強誘電性液晶を分極させ、前記分極時に流
    れる分極反転電流を検出することを特徴とする請求項1
    記載の画像読取表示装置の駆動方法。
JP4100182A 1992-03-27 1992-03-27 画像読取表示装置及びその駆動方法 Pending JPH05276313A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06309450A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像入力装置及び画像入出力装置及びその制御方法
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