JP2010008924A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置のダウンタイムを増やすことなく、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑え、しかも、制御手段にかかる演算負荷を軽減する。
【解決手段】変動パターン把握処理で検出対象とする速度変動の周波数帯域よりも、残留パターン把握処理で検出対象とする残留速度変動の周波数帯域を狭くし、且つ、残留パターン把握処理で把握した残留速度変動パターンに基づいて、残留速度変動をも低減し得るパターンになるように速度制御パターンを補正する制御パターン補正処理を実施するように、制御部100を構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、感光体や中間転写体などの像担持体を駆動源によって回転駆動しながら、次のような工程を実施する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。即ち、像担持体の周面上の可視像を転写体に転写する工程、あるいは、像担持体の周面に対して別の像担持体上の可視像を転写する工程である。
この種の画像形成装置においては、感光体や中間転写体などの像担持体を回転駆動しながら、像担持体の周面上の可視像を転写体に転写したり、像担持体の周面に対して別の像担持体の可視像を転写したりする。像担持体に対しては、像担持体と一体となって回転する駆動受け入れギヤや、原動側のモータギヤなとの駆動伝達系の部材を介して回転駆動力が伝達される。それら駆動伝達系の部材が偏心していたり、微妙に歪んでいたりすると、回転駆動される像担持体には周期的な速度変動が発生する。例えば、像担持体と一体となって回転する駆動受け入れギヤが偏心している場合には、次のような周期的な速度変動が発生する。即ち、駆動受け入れギヤにおいて、偏心によって回転軸からギヤ歯先までの距離が最も長くなっている最大径箇所が原動側ギヤに噛み合うと、像担持体の線速が1回転あたりで最も遅くなる。これに対し、偏心によって回転軸からギヤ歯先までの距離が最も短くなっている最小径箇所が原動ギヤに噛み合うと、像担持体の線速が1回転あたりで最も速くなる。駆動受け入れギヤにおける最大径箇所と最小径箇所とは、回転軸を基準にして互いに180°の点対称の位置にあるので、像担持体の線速にはギヤ1周あたりで1周期分のサインカーブを描くような変動特性が現れる。
可視像を転写する工程において、像担持体に周期的な速度変動が起こると、転写後の可視像にスジ状の濃度ムラが発生してしまう。このスジ状の濃度ムラは、像担持体の周期的な速度変動によって可視像中のドットピッチが不均一になることによるものである。複数の像担持体にそれぞれ形成した互いに異なる色の可視像を転写体に重ね合わせて転写して他色画像を得るいわゆるタンデム方式の画像形成装置では、そのドットピッチの不均一化によって画質を大きく劣化させてしまう。各色の可視像のドットピッチが不均一になって各色のドットに微妙な重ね合わせズレが発生すると、それが色ズレとして容易に視認されてしまうからである。
特許文献1に記載の画像形成装置は、このような色ズレの発生を抑えるために、像担持体を駆動する駆動モータの駆動速度をフィードフォワード制御するようになっている。具体的には、この画像形成装置は、装置の電源がONされた直後に、駆動モータのフィードフォワード制御に用いる速度制御パターンを構築するための専用のモード(以下、制御データ構築モードという)を起動する。この制御データ構築モードでは、まず、駆動モータを等速で駆動しながら、像担持体の回転軸に取り付けられたロータリーエンコーダーからの出力に基づいて、像担持体の1回転あたりにおける周期的な速度変動のパターンを把握する。そして、そのパターンに基づいて、像担持体の周期的な速度変動を打ち消し得る駆動モータの速度制御パターンを構築する。その後、ユーザーからのプリント命令を受けてプリントジョブを行う際には、制御データ構築モードで構築しておいた速度制御パターンに基づいて駆動モータの駆動速度を微調整することで、像担持体を安定した速度で回転駆動させることが可能になる。これにより、転写工程中における像担持体の速度変動を抑えることで、色ズレの発生を抑えることができる。
しかしながら、制御データ構築モードにおいて検出した速度変動パターンが、その後、何らかの原因によって大きく変化すると、フィードフォワード制御に用いる速度制御パターンが実情にそぐわなくなってしまう。現に、本発明者らは、装置構成によって原因や発生量が異なるが、多量の連続プリントを実施すると、速度変動パターンが電源ON時のときから大きく変化してしまうことを実験によって確認している。電源ONの後にも、制御データ構築モードを定期的に立ち上げて速度制御パターンを適宜更新していけば、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑えることは可能である。しかしながら、この場合、駆動モータを等速で駆動する制御データ構築モードの実行中には、ユーザーからのプリント命令を受け付けることができないことから、装置のダウンタイムを増加させてしまう。
一方、特許文献2には、プリントジョブ中において、像担持体の残留速度変動を検出した結果に基づいて、速度制御パターンを像担持体の周回毎に更新する画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、駆動モータの駆動速度を速度制御パターンに従ってフィードフォワード制御を行ってもなお残ってしまう像担持体の残留速度変動を、ロータリーエンコーダーからの出力に基づいて検出する。そして、検出した残留速度変動をも低減し得る新たな速度制御パターンを構築する処理を、像担持体の周回毎に実施する。かかる構成によれば、装置のダウンタイムを増加させることなく、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑えることができる。
特開平9−182488号公報 特開2003−186368号公報
しかしながら、この画像形成装置では、特許文献1に記載の画像形成装置に比べて、制御手段として高価なものを用いる必要がある。具体的には、像担持体に発生する周期的な速度変動は、像担持体1回転あたりに1周期の割合で出現する1次変動成分だけではない。2周期の割合で出現する2次変動成分や、3次変動成分なども出現する。また、モータギヤなどの小径ギヤの回転などに起因する数十次などといった高次の変動成分も混在している。更には、ギヤの歯の噛み合いに起因する百次を超える超高次の変動成分も混在している。速度変動を精度良く低減するためには、超高次の変動成分を除去した上で、低次や高次の変動成分を精度良く検出する必要がある。特許文献1に記載の画像形成装置のように、プリントジョブ以外のときに、専用の制御データ構築モードを立ち上げて速度変動を検出するものにおいては、高次の変動成分まで検出したとしても、演算負荷はそれほど大きくならない。ところが、特許文献2に記載の画像形成装置のように、プリントジョブと並行して残留速度変動を検出するものでは、高次の変動成分を検出する処理と、プリントジョブのための処理とが相まって、演算負荷が非常に大きくなってしまうのである。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような画像形成装置を提供することである。即ち、装置のダウンタイムを増やすことなく、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑え、しかも、制御手段にかかる演算負荷を軽減することができる画像形成装置である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、自らの回転する周面に可視像を担持する像担持体と、該像担持体を回転駆動するための駆動力を発揮する駆動源と、該像担持体の回転角速度又は回転角変位を検知する回転検知手段とを備えるとともに、ユーザーからの命令に基づくプリントジョブを実行しない状態で該駆動源を駆動しながら、該回転検知手段からの出力に基づいて該像担持体の速度変動を検出して、該像担持体の整数回転あたりにおける速度変動パターンを把握する変動パターン把握処理と、該速度変動パターンに基づいて、該像担持体の周期的な速度変動を低減する該駆動源の速度制御パターンを構築する制御パターン構築処理と、少なくとも、該像担持体の周面上の可視像を転写体に転写する工程、あるいは、該像担持体の周面に対して別の像担持体上の可視像を転写する工程、である転写工程の実施中に、該駆動源の駆動速度を該速度制御パターンに従って微調整する速度微調整処理と、該速度微調整処理を実施しているにもかかわらず、像担持体に残ってしまう残留速度変動を検出して、該像担持体の整数回転あたりにおける残留速度変動パターンを把握する残留パターン把握処理とを実施する制御手段を備える画像形成装置において、上記変動パターン把握処理で検出対象とする速度変動の周波数帯域よりも、上記残留パターン把握処理で検出対象とする残留速度変動の周波数帯域を狭くし、且つ、該残留パターン把握処理で把握した残留速度変動パターンに基づいて、該残留速度変動をも低減し得るパターンになるように上記速度制御パターンを補正する制御パターン補正処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記速度微調整処理にて、上記回転検知手段からの出力に基づいて、上記像担持体の各周回でそれぞれ上記像担持体の各周回における基準タイミングを把握し、把握結果に基づいて上記駆動源の駆動速度を微調整するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記像担持体について各周回でそれぞれ所定の回転角度になったタイミングを基準タイミングとして検知する基準タイミング検知手段を設けるとともに、上記速度微調整処理にて、該基準タイミング検知手段からの出力に基づいて上記駆動源の駆動速度を微調整するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、上記残留パターン把握処理にて、上記像担持体の1回転あたりにおける1次の残留速度変動、及び2次の残留速度変動を検出するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、上記制御パターン補正処理を実施した後の経過時間に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、上記制御パターン補正処理を実施した後のプリント出力枚数に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、上記制御パターン補正処理を実施した後の環境変動量に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、上記残留速度変動パターンの振幅に基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
これらの発明においては、転写工程を実施しているプリントジョブ中に、像担持体に残ってしまう残留速度変動のパターンを残留パターン把握処理によって把握し、その結果に基づいて速度制御パターンを補正することで、速度制御パターンを定期的に更新する。これにより、装置のダウンタイムを増やすことなく、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑えることができる。
また、次に説明する理由により、プリントジョブ中に残留パターン把握処理を実施する制御手段の演算負荷を軽減することができる。即ち、本発明者らは、電源ON時における速度変動パターン(以下、当初変動パターンという)が、その後、連続プリントの実施などによってどのように変化していくのかを実験によって調べた。すると、電源ON時から大きく変化するのは、当初変動パターンに含まれる様々な周期の変動成分のうち、1次や2次などの低次の変動成分であり、高次の変動成分は殆ど変化しないことがわかった。つまり、低次から高次までの広い周波数帯域のうち、特定の狭い周波数帯域の変動成分だけが主に変化するのである。このため、電源ON時などの特定のタイミングで速度変動を低次から高次までの広い周波数帯域で検出すれば、その後は、より狭い特定の周波数帯域だけで速度変動の変化を把握するだけで、速度制御パターンを適切に更新していくことが可能である。そこで、本発明においては、ユーザーからの命令に基づくプリントジョブを実行しない状態で制御パターン構築処理を実施して像担持体の速度変動パターンを把握する。このときは、プリントジョブを実行していないので、速度変動を低次から高次までの広い周波数帯域に渡って検出したとしても、制御手段に大きな演算負荷をかけることがない。その後、プリントジョブ中などに、残留速度変動を検出する際には、低次などといった特に変化が生じ易い帯域に合わせて、検出対象となる周波数帯域を制御パターン構築処理のときよりも狭くすることで、制御手段の演算負荷を軽減することができる。
よって、本発明においては、装置のダウンタイムを増やすことなく、速度制御パターンの不適切化による色ズレの悪化を抑え、しかも、制御手段にかかる演算負荷を軽減することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成する複写機の実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部1と、白紙供給装置400と、原稿搬送読取ユニット500とを備えている。原稿搬送読取ユニット500は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ502と、これに支持される原稿搬送装置たるADF501とを有している。
白紙供給装置400は、ペーパーバンク401内に多段に配設された2つの給紙カセット402、給紙カセットから記録紙を送り出す送出ローラ403、送り出された記録紙を分離して給紙路404に供給する分離ローラ405等を有している。また、プリンタ部1の給紙路37に記録紙を搬送する複数の搬送ローラ406等も有している。そして、給紙カセット内の記録紙をプリンタ部1内の給紙路37内に給紙する。
図2は、プリンタ部1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。プリンタ部1は、K,Y,M,C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着ユニット60等を備えている。また、これらの他、先に図1に示した光書込装置2、カール除去ローラ群34、排紙ローラ対35、スイッチバック装置36、給紙路37等も備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン用の仕様であることを示している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、図2に示したように、それぞれ、潜像担持体たる感光体と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部1本体に対して着脱可能になっている。ブラック用のプロセスユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をブラックトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の1次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15なども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその移動方向に沿って並べるように対向配設したいわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。なお、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、同図においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。同図に示すように、プロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。なお、現像装置6として、二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用してもよい。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクターブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ12は、ドクターブレード14との対向位置からスリーブの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ13表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクターブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。
ドラムクリーニング装置15としては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡されたトナーを現像装置15に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置23によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置23としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK,Y,M,Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の1次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら1次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の1次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と2次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの2次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ31には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、2次転写ニップに2次転写電界が形成されている。
この2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録紙を中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録紙に一括2次転写され、記録紙の白色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着ユニット60へと搬送される。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、2次転写ニップで記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置32によって掻き取り除去される。
定着ユニット60に搬送された記録紙は、定着ユニット60内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着ユニット60から送り出される。そして、図1に示したカール除去ローラ群34によって形成されるニップと、排紙ローラ対35によって形成されるニップとを経由した後、機外へと排出される。
紙搬送ユニット22および定着ユニット60の下には、スイッチバック装置36が配設されている。これにより、片面に対する画像定着処理を終えた記録紙が、切換爪で記録紙の進路を記録紙反転装置側に切り換えられ、そこで反転されて再び2次転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ上に排紙される。
プリンタ部1の上に固定されたスキャナ502は、原稿MSの画像を読み取るための読取手段として、固定読取部503と、移動読取部504とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する固定読取部503は、原稿MSに接触するようにスキャナ502のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF501によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSを走査する。
一方、移動読取部504は、原稿MSに接触するようにスキャナ502のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下であって、固定読取部503の図中右側方に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサで受光する。これにより、光学系を移動させながら、原稿を走査する。
プリンタ部1内には、シート状の記録部材である記録紙Pを搬送するための搬送路が形成されている。そして、プリンタ部1内では、上述した光書込装置2と、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cと、転写ユニット24との組合せにより、搬送路内を搬送される記録部材たる記録紙Pにトナー像を形成するトナー像形成手段が構成されている。上述した給紙路37は、この搬送路の一部であり、白紙供給装置400から受け取った記録紙Pを、これに対するトナー像形成位置である2次転写ニップの直前まで搬送するための記録前経路となっている。そして、2次転写ニップ以降が、トナー像形成後の記録紙Pを搬送するための記録後経路となっている。この記録後経路は、2次転写ニップと、紙搬送ベルト29の上部張架面と、定着ユニット60内と、カール除去ローラ群34によるニップと、レジストローラ対35によるニップとを順に辿る経路である。
図4は、実施形態に係る複写機の電気回路の要部を示すブロック図である。同図において、制御部100は、プリンタ部(図1の1)全体の制御を司るものであり、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)101、情報記憶手段たるRAM(Random Access Memory)102、情報記憶手段たるROM(Read Only Memory)103等を具備している。そして、情報記憶手段に記憶されているプログラム等に基づいて、各種の処理を実行する。制御部には、I/Oユニット110を介して様々な機器やセンサが接続されている。同図においては、便宜上、I/Oユニット110に接続される様々な機器のうち、K,Y,C,M用の感光体駆動系40K,Y,C,Mだけを示している。
K,Y,C,M用の感光体駆動系40K,Y,C,Mの構成は、互いに同様になっている。K用の感光体駆動系40Kを例にすると、これは、次のような構成になっている。即ち、図示しない支持板によって回転自在に支持されるドラム状の感光体4Kの回転軸には、カップリング47Kを介して、感光体回転軸と一体となって回転する駆動軸41Kが感光体4Kと同一軸線上に並ぶように接続されている。感光体4Kは、カップリング47Kの箇所で複写機本体側と分離されて、上述したプロセスユニットの形態で複写機本体から取り外される。複写機本体側に残る駆動軸41Kには、感光体ギヤ42Kが固定されており、これには駆動モータ49Kのモータギヤ48Kが噛み合っている。駆動モータ49Kの駆動によってモータギヤ48Kが回転すると、その回転駆動力が、感光体ギヤ42Kと一体になって回転する駆動軸41Kと、カップリング47Kとを介して感光体4Kに伝達される。これにより、感光体4Kが回転駆動される。駆動モータ49Kとしては、ブラシレスDCモータやステッピングモータからなるものが採用されている。
駆動モータ49Kから感光体4Kに至るまでの駆動伝達経路における減速機構の減速比は、感光体4Kの目標回転速度とモータ特性との関係などに基づいて適宜決定される。本複写機においては、減速比を1:20に設定している。この減速比を実現している減速機構は、モータギヤ48Kと感光体ギヤ42Kとの噛み合いだけからなる1段減速機構になっている。このようなシンプルな1段減速機構により、省部品点数化が図られるとともに、歯の噛み合いやギヤ偏心に起因する感光体42Kの周期的な速度変動要因の減少が図られている。また、1段減速機構では、必然的に感光体ギヤ42Kが感光体4Kよりも大径な大型のギヤとなるため、ギヤの単一ピッチ誤差を小さくして、副走査方向の印字濃度ムラ(バンディング)の影響を少なくすることもできる。なお、ギヤの歯の噛み合いに起因する超高次の速度変動成分を低減する狙いから、駆動軸41K、あるいは感光体4Kの回転軸にフライホイールを固定するとよい。
駆動軸41Kには、回転検知手段としてのロータリーエンコーダー43Kが固定されており、このロータリーエンコーダー43Kからの出力は、回転速度検出回路46Kと、I/Oユニット110とを介して制御部100に入力される。ロータリーエンコーダー43Kとしては、次のような公知の光学エンコーダーからなるものを採用している。ガラスやプラスチック等の透明部材からなる円盤の同心円上に一定間隔で付されたコードマークを具備するコードホイール44Kと、コードホイール44Kのコードマークを光学的に検知する回転センサ45Kとを有する光学エンコーダーである。ロータリーエンコーダー43Kは、2つの回転センサ45Kにより、コードホイール44K上のコードマークを180[°]位相ずれした位置でそれぞれ検知する。コードホイール44Kが駆動軸41Kに対して偏心して取り付けられたとしても、それら2つの回転センサ45Kの検出データを平均化することで、駆動軸41Kの回転角速度を高精度に検知することが可能である。なお、光学エンコーダーに代えて、磁性体からなる円盤の同心円上に付された磁気マークを、磁気ヘッドで検出する磁気エンコーダーを採用していもよい。また、公知のタコジェネレータでもよい。
回転速度検出回路46Kは、ロータリーエンコーダー43Kからの出力される検知信号の時間間隔に基づいて、駆動軸41Kの回転角速度を求めて、制御部100に出力する。
K感光体駆動系40Kは、これまで説明したものの他に、モータコントローラ50Kやモータ駆動回路51Kなども有している。モータコントローラ50Kは、駆動モータ49Kの駆動速度の平均値が制御部100から送られてきた目標速度に合わせるように、モータ駆動回路51Kへの駆動信号を調整する。駆動モータ49Kのモータ軸に固定された図示しない回転検出器からの回転信号Saと、フィードフォワード制御の目標速度とを比較して、その差に基づいて駆動信号を調整する。前述の回転検出器としては、モータ内蔵型の速度センサ、例えばプリントコイル式の周波数発電機(FG)を用いることができる。周波数発電機としては、内蔵型エンコーダー、例えばMRセンサを用いて安価に構成できる。
駆動モータ49Kとして、DCブラシレスモータを採用した場合には、コントローラ50Kに対して、次のような処理を行わせればよい。即ち、回転信号Saに基づくモータ回転速度と、制御部100からI/Oユニットを介して送られてくる目標速度とを比較し、モータ回転速度をフィードフォワード制御の目標速度に一致させるように、駆動信号(PWM信号)を生成して駆動回路へ出力する。このような処理については、公知のPLL制御回路系を用いて実行させることができる。制御部100から送られているフィードフォワード制御数値に応じて周波数変調したパルス信号を出力するのである。PLL制御回路は、このパルス信号と、回転信号Saのパルス信号の位相や周波数とを比較してモータ駆動信号を調整する。
モータ駆動回路51Kは、モータコントローラ50Kから送られてくる駆動信号(PWM信号)をアンドゲートによって相切替信号と合成した後、駆動電流のチョッピングを施して、駆動モータ49Kの回転速度を制御するための駆動電流を出力する。DCブラシレスモータからなる駆動モータ49Kは、U、V、Wの3相スター結線されたコイルとロータとを有する。さらに、ロータの位置検出部として、ロータの磁極を検知する3個のホール素子を有し、それらの出力端子がモータ駆動回路51Kに接続されている。モータ駆動回路51Kは、ホール素子が発生するロータ位置信号に基づいてロータの位置を特定して相切替信号を生成する。この相切替信号は、モータ駆動回路51Kの各トランジスタをオンオフ制御することで励磁する相を順次切り替えて、ロータを回転させる。
一方、駆動モータ49Kとして、ステッピングモータを採用した場合には、コントローラ50Kに対して、次のような処理を行わせればよい。即ち、制御部100からI/Oユニット110を介して送られてくる目標速度を示す駆動制御値に基づいて、モータ駆動回路51Kに出力するモータクロックを生成する。そして、モータ駆動回路51Kに対して、モータクロックに応じた駆動電流を駆動モータ49Kに出力させる。このとき、ステッピングモータからの回転信号Saを検出しながら、過度な駆動負荷や過度な加速を要求したことによるモータ脱調をきたすおそれがあるか否かを判定する。そして、モータ脱調のおそれがある場合には、モータクロック周波数を調整して脱調の発生を回避する。脱調を回避する必要がなく、駆動制御値に応じた周波数のモータクロックをそのまま出力することが可能な場合には、モータコントローラ50Kを用いずに、制御部100からモータクロックを発信させるようにしてもよい。ステッピングモータには、モータクロックに追従して回転する特長があるからである。
回転速度検出回路46Kは、ロータリーエンコーダー43Kの2つの回転センサ45Kからの出力信号に基づいて、それぞれ駆動軸41Kの回転速度を演算しながら、両演算結果を平均化した後に、図示しない記憶回路に一時的に記憶する処理を所定の周期で実施する。このようにして一時記憶されるデータは、I/Oユニット110及びデータバス104を介して、CPU101及びRAM102にロードされ、フィードフォワード制御のための速度制御パターンを構築するためのデータとしてCPU101に利用される。なお、ROM103内には、速度制御パターンを演算するための各種の係数やプログラムが格納してある。制御部100は、アドレスバス105によって、ROMアドレス、RAMアドレス、各種入出力機器などの指定を行っている。
CPU101は、回転速度検出回路46Kの出力信号パルスのカウント数に基づいて、感光体4Kの回転位相を把握する。そして、感光体4Kの回転速度が既定速度に達したことを検知すると、感光体4Kの回転位相に応じて、RAM102内に格納されている感光体4Kの速度制御パターンのデータ列から、その回転位相に対応するデータを読み込んで、モータコントローラ50Kに目標速度として出力する。なお、駆動モータ49Kの回転数が感光体1回転あたりの整数倍であれば、回転速度検出回路46Kの出力信号パルスに代えて、回転信号Saに基づいて感光体4Kの回転位相を把握させることも可能である。
図4においては、K,Y,C,M用の4つの感光体駆動系のうち、K感光体駆動系40Kについてのみ、内部構成を詳細に示しているが、他の感光体駆動系(40Y,C,M)も、Kと同様の内部構成を具備している。
次に、実施形態に係る複写機の特徴的な構成について説明する。
本発明者らは、実施形態に係る複写機と同様の試験機を用いて、連続プリント動作時における感光体の残留速度変動の動向を調べる試験を行った。具体的には、まず、連続プリント動作に先立って、駆動モータ49Kを等速で駆動してK用の感光体40Kを複数回転させながら、回転速度検出回路46KにK用の感光体40Kの回転速度を所定周期で演算、記憶させた。そして、そのデータに基づいて、感光体4Kの1回転あたりの速度変動パターンを把握した後、その速度変動パターンを打ち消すような駆動モータ49Kの速度制御パターンを構築する処理を、制御部100に実行させた。その後、モノクロのテスト画像を連続プリントする連続プリント動作を実行させ、その際、予め構築しておいた前述の速度制御パターンに基づいて駆動モータ49Kの駆動をフィードフォワード制御した。そして、連続プリント動作中には、回転速度検出回路46Kによる回転速度の算出、記憶データをRAM102に順次ロードしていった。連続プリント動作を終えると、RAM102内のデータに基づいて、フィードフォワード制御していても感光体4Kに残ってしまう残留速度変動量を求めた。この残留速度変動量については、複数の周波数の残留速度変動成分についてそれぞれ個別に求めた。すると、ある特定の周波数の残留速度変動成分では、出力枚数の増加に伴って残留速度変動量が増加したが、殆どの周波数帯域では、残留速度変動量に経時的な変化が認められなかった。
図5は、実験によって求めた様々な周波数の残留速度変動のうち、4種類について、連続プリント動作中における経時変化を示すグラフである。図示のように、1.5[Hz]の周期で発生する残留速度変動は、その変動量が連続プリント動作時間の経過とともに大きく上昇していく。1.5[Hz]は、感光体4Kの1回転周期に相当する。つまり、感光体4Kの1回転あたりに対する1次の残留速度変動は、その量が連続プリント動作中に大きく変化していく。また、3[Hz]の周期で発生する残留速度変動は、1.5[Hz]の残留速度変動よりもかなり小さいながらも、変動量がプリント動作時間の経過とともに少しずつ上昇していく。つまり、感光体4Kの1回転あたりに対する2次の残留速度変動も、少しずつではあるが、変動量が連続プリント動作中に上昇していく。これらに対し、4.5[Hz]や30[Hz]の残留速度変動は、連続プリント動作中に出力枚数が増加していっても、殆ど変化していない。同図には示していないが、5〜30[Hz]や、30[Hz]以上の周波数帯域においても、残留速度変動量は殆ど変化しなかった。
この試験結果から、感光体4Kの速度変動は、特定の周期の変動成分だけに経時変化が現れることがわかった。様々な周期の中でも、特に、1次や2次といった低次の変動成分で経時変化が認められるが、より大きな演算負荷となる高次の速度変動では経時変化が認められない。このことは、制御手段の演算負荷を低減する上で非常に有利である。プリントジョブ中には、それほど演算負荷がかからない低次の残留変動だけ検出して、速度制御パターンを補正すればよいからである。具体的には、図6は、駆動モータ49Kを等速で駆動させたときに検出される感光体4Kの速度変動の一例を示すグラフである。駆動モータ49Kを等速で駆動させたときに検出される感光体4Kの速度変動は、図示のように、全体としては感光体4Kの1回転あたりに1周期分のサインカーブを描くような特性になる。グラフの線がギザギザに細かく波打っているのは、小径のモータギヤの偏心に起因する高次の速度変動成分が含まれているからである。理解を容易にするために、この高次の速度変動成分を除去してみると、速度変動のグラフは、図7のG1で示すように、滑らかな曲線となる。この滑らかな曲線G1は、図中G2で示す1次変動成分と、図中G3で示す2次変動成分とが合成されたものである。1次変動成分の方か2次変動成分よりもかなり大きいため、両成分の合成波(以下、低次変動成分波形という)は図示のように全体としては1周期分のサインカーブ状になる。試験機においては、この低次変動成分波形が連続プリント動作時に経時的に変化していくのに対し、図6のグラフで細かいギザギザを形成している高次変動成分波形には経時変化が認められないのである。このため、高次変動成分波形を低次変動成分波形とともに電源ON時などに1度だけ検出してしまえば、その後は、フィードフォワード中に残ってしまう低次変動成分波形だけを検出し、その結果に基づいて速度制御パターンを補正すればよい。
例えば、連続プリント動作を開始した直後においては、電源ON時に構築しておいた速度制御パターンを用いたフィードフォワード制御でも、図8に示すように、残留速度変動を非常に小さくすることができる。高次の速度変動にも対応させて速度制御パターンを構築しているので、図6との比較からわかるように、高周波数で発生する微妙な波打ちの波高も大幅に低減できている。連続プリント動作の継続に伴って、感光体4Kの速度変動パターンが電源ONの状態から徐々に変化していくと、電源ON時に構築しておいた速度制御パターンが徐々に実情に見合わなくなっていく。そして、やがて、図9に示すように、残留速度変動の振幅がプリント開始初期のときよりも大きくなる。ここで注目すべき点は、図示の残留速度変動のグラフは、低次変動成分波形の振幅が図8よりも大きくなっているものの、高次変動成分波形(細かいギザギザ)の波高は図8と同じになっていることである。これは、残留速度変動のうち、高次の変動成分については、連続プリントが継続して行われたとしても、電源ON時に構築した速度変動パターンで十分に対応できていることを示している。
なお、感光体の速度変動成分のうち、1次や2次の速度変動成分だけが連続プリント時間の経過に伴って変化していく理由は、次のように考えられる。即ち、クリーニングブレード(16)の感光体表面に対する接触圧が連続プリント時間の経過に伴って変化していくことで、感光体の回転軌道を微妙に変化させていくからだと考えられる。また、ファーブラシ(17)の感光体表面への潤滑剤の塗布ムラが長期に渡って同じ分布で発生することで、やがて感光体の速度変動がその塗布ムラに従ったものに徐々に変化していくことも、原因の1つとして考えられる。
図10は、制御手段によって実施される電源ON時処理ルーチンを示すフローチャートである。複写機の図示しない電源がONされると、制御手段はまず初めにこの電源ON時処理ルーチンを実行してから、ユーザーからのプリント命令を受け付ける。このルーチンでは、まず、フラグAについてONになっているか否かを判定する(ステップ1:以下、ステップをSと記す)。このフラグAは、電源がOFFされた時点で直ちにOFFされるようになっている。また、電源ON時処理ルーチンが実行されるとONされるようになっている。よって、S1の工程で、フラグAがONになっていれば(S1でY)、電源ON後に既に電源ON時処理ルーチンを実行したことになる。よって、この場合、一連の制御フローを直ちに終了する。これに対し、フラグAがONになっていなければ(S1でN)、一連の制御フローが引き続き実行される。そして、各色についてそれぞれ、駆動モータを等速で駆動しながら感光体の回転速度を計測する(S2)。具体的には、CPU101が、各色のモータコントローラ(Kであれば50K)に対して、所定時間だけ駆動モータを等速で駆動させるための指令を出力する。また、同時に、各色の回転速度検出回路(Kであれば46K)に対して、感光体の回転速度を所定の周期で算出して結果を順次記憶させるための指令を出力する。電源ON時処理ルーチンの実施時間はできるだけ短いことが望ましいので、各色について感光体3回転分ほどの回転速度データをサンプリングするようになっている。但し、駆動モータを等速で駆動しないで回転速度データをサンプリングする方法もある。駆動モータを所定の制御パターンで駆動して、演算、記憶した感光体の1周あたりの回転速度データから、駆動モータの所定の制御パターンに起因した速度変動分を減算することで、駆動モータを等速で駆動した場合と同等のデータを得ることが可能である。
このようにして各色の感光体の回転速度データを計測したら、次に、CPU101が各色についてそれぞれ、S3〜S8の工程を行う。具体的には、回転速度検出回路から回転速度データを読み込んで(S3)、FIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)処理を施しながら(S4)、結果をRAM102に記憶させていく。FIRフィルタ処理は、回転速度データに含まれる超高周波の変動成分を除去するための処理であり、これにより、感光体1回転たりに50次を超える変動成分が除去される。FIRフィルタ処理に代えて、IIRフィルタ(Infinite Impulse Response Filter)を用いてもよいが、直線位相特性となる点や波形変形が少ない点から、FIRフィルタ処理の方が優れている。FIRフィルタ処理のように、直線位相特性となるフィルタ処理では、演算実施による位相遅れの補正を簡単なシフト処理(保存先番号のシフトや読込タイミングのシフトなど)で行うことが可能である。
図11は、実施形態に係る複写機の制御部100によって実施されるフィルタ処理の周波数特性を示すグラフである。このグラフにおける縦軸のGainは、検出される速度変動成分の振幅をどの程度透過させるのかを示している。Gainが1である周波数では、速度変動成分がそのままの振幅で次工程に出力される。また、Gainが0である周波数では、速度変動成分が完全に遮断される。実施形態に係る複写機における感光体の回転周波数は1.5[Hz]であり、駆動モータの回転周波数は30[Hz]である。そこで、制御部100は、図示のように、電源ON時処理ルーチンで実施するFIRフィルタ処理として、50[Hz]までの速度変動成分については、100[%]の振幅で透過させる処理を実施するようになっている。70[Hz]を超える超高周波のノイズ成分については、完全に遮断するようになっている。本例では、70Hzまでの変動成分を検出する50次のFIRフィルタ処理を採用している。このようなFIRフィルタ処理を実施すると、演算処理を実施している最中に25データ分に相当する位相遅れが生じるため、FIRフィルタ処理後のデータに対してメモリ先をシフトして格納するなどの処理を施して、位相補正を行っている。
FIRフィルタ処理を終えたら、次に、RAM102内に格納したデータに対して周平均処理を施す(S5)。この周平均処理により、FIRフィルタを透過した速度変動成分のうち、感光体の1周期に同期しない周波数の速度変動成分を低減する。電源ON時処理ルーチンでは、プリントジョブ時とは異なり、最小限の部材だけを駆動している状態であるので、検出されるノイズ成分は比較的少ない。但し、全く検出されないわけではなく、不定期に突発的に発生するノイズ成分もあるので、感光体を1回転させるだけではなく、3〜5回転させ、1回転あたりの各時点における速度を、その間の平均としてそれぞれ求めるのである。
周平均処理を終えたら、次に、感光体1回転あたりの各時点における平均速度データのそれぞれに基づいて、感光体1回転あたりの速度変動パターンを解析する(S6)。具体的は、まず、1回転あたりの各時点における平均速度データから、予め設定された目標速度を減じて、各時点の速度変動量を算出する。各時点における速度変動量のデータを1回転分並べたものが、速度変動パターンのデータである。なお、目標速度は、出力モード(カラー、モノクロ、画質優先、速度優先など)に応じて異なる値が設定される。
これまで説明してきたS2からS6までの工程が、本発明における変動パターン把握処理である。具体的には、ユーザーからの命令に基づくプリントジョブを実行しない状態で駆動源たる駆動モータを等速で駆動しながら、回転検知手段たる回転速度検出回路からの出力に基づいて感光体の速度変動を検出して、感光体の整数回転(1回転)あたりにおける速度変動パターンを把握する処理である。
速度変動パターンを解析したら、次に、それに基づいて速度制御パターンを構築する(S7)。具体的には、速度変動パターンの波形を反転させた反転パターンを生成する。この反転パターンは、速度変動パターンとの重畳により、速度変動パターンの波形を完全に打ち消すことができる。つまり、速度変動パターンの波形を水平方向に延びる直線にすることができる。反転パターンを生成したら、その反転パターンの波形の各時点における値(以下、反転値という)に対応するモータ制御値を算出する。例えば、駆動モータとして、モータ駆動回路(Kであれば51K)へのモータクロックを400パルス入力すると1回転する1−2相励磁型のステッピングモータを用いたとする。また、駆動モータから感光体までの減速比が1/20に設定されているとする。この場合、駆動モータに対してモータクロックを8000パルス入力すると、感光体が1回転する。その8000個のパルスのデータをそれぞれ上述した反転値に基づいて算出してモータ制御値とする。それら8000個のモータ制御値が速度制御パターンのデータである。このようにS7で実行される処理が、速度変動パターンに基づいて、感光体の周期的な速度変動を低減する駆動モータの速度制御パターンを構築する制御パターン構築処理である。
制御パターン構築処理を終えたら、8000個のモータ制御値をRAM102に記憶する(S8)。RAM102内には、8000個のモータ制御値からなる速度制御パターンのデータを格納する領域が2つ用意されており、その一方の格納する。最後に、フラグAをONにして一連の制御フローを終了する。
図12は、制御手段によって実施される制御パターン補正時ルーチンの制御フローを示すフローチャートである。この制御パターン補正時ルーチンは、プリントジョブ中における所定のタイミングで開始される。この制御パターン補正時ルーチンにおいて、CPU101は、各色のモータコントローラ(Kであれば50K)に対して、それぞれRAM102内に格納されている速度制御パターンのデータに基づいて駆動指令を出力する。また、同時に、各色の回転速度検出回路に対して、感光体の回転速度を所定の周期で算出して結果を順次記憶させるための指令を出力する。これにより、各色についてそれぞれ(モノクロモードではKのみ)、駆動モータの駆動速度を速度制御パターンのデータに基づいて微調整している状態で、感光体の速度を計測する(S11)。そして、回転速度検出回路から回転速度データを順次読み込んで(S12)、LP(Low pass)フィルタ処理を施しながら(S13)、RAM102内に記憶させていく。このLPフィルタ処理では、電源ON時処理ルーチンにおけるFIRフィルタ処理とは異なり、低次の変動成分だけを透過させる。具体的には、LPフィルタ処理では、先に図11に示したように、10[Hz]を超える帯域の変動成分を殆ど透過させない。これに対し、感光体の1回転周期である1.5[Hz]の変動成分、即ち、感光体の1回転に対する1次の変動成分については、その95[%]ほどを透過させる。また、感光体の1回転に対する2次の変動成分(3Hz)については、その80[%]ほどを透過させる。このような、低次の変動成分だけを検出するLPフィルタ処理では、超高次の速度変動成分を完全に除去した上で、70[Hz]という高次の変動成分を高精度に検出している50次のFIRフィルタ処理とは異なり、演算負荷を非常に軽くすることができる。つまり、50次を超える超高次成分を除去して低周波成分を透過させるのが目的のLPフィルタ処理では、図11のFIRフィルタ処理のような急峻な周波数特性は必要なく、図11のLPフィルタ処理のような緩やかな周波数特性で良いため、フィルタ処理での演算負荷は非常に軽くなる。
LPフィルタ処理を終えたら、次に、RAM102内に格納したデータに対して周平均処理を施す(S14)。プリントジョブ中には、速度データに多くのノイズ成分が含まれるため、電源ON時処理ルーチンにおける周平均処理よりも多くの周回で1回転あたりの各時点における速度を平均する。例えば、10回転くらいである。
周平均処理を終えたら、次に、残留変動検出処理を行う(S15)具体的には、感光体1回転に対する1次及び2次の速度変動成分の振幅と位相とを検出する。検出する方法としては、全時点における速度データの平均値をゼロとして、変動値のゼロクロス又はピーク値から、その変動成分の振幅と位相とを検出する方法が挙げられる。但し、この方法では、検出結果がノイズの影響を大きく受けるため、誤差が大きく実用的でない。そこで、本複写機では、速度データから感光体の回転周期で発生している変動成分の振幅と位相とを直交検波によるデータ処理(直交検波処理)で算出する方法を採用している。直交検波処理とは、通信分野の復調回路に用いられている公知の信号解析技術である。
図13は、直交検波処理の内容を示すブロック図である。本複写機では、各時点における速度データが入力信号140として用いられる。発振器141は、検出したい周波数成分、ここでは、感光体の回転周期の周波数で、第1乗算器143aと90°位相シフト器142とに出力する。第1乗算器143aは、入力信号140と発振器141から出力された発振周波数の信号とを乗算し、第2乗算器143bは、入力信号140と90°位相シフト器142から出力された信号とを乗算する。乗算器143a,143bによって、入力信号140を感光体の同相成分(I成分)の信号と直交成分(Q成分)の信号に分離しており、第1乗算器143aからの出力がI成分であり、第2乗算器143bからの出力がQ成分である。第1LPF146aは、第1乗算器143aで乗算された信号について低周波帯域の信号のみを通過させる。本複写機においては、発振周期の整数倍周期分のデータ、即ち、感光体の1回転分の速度データを平滑化するローパスフィルタを用いる。第2LPF146bも同様である。振幅演算部144は、2つの入力(I成分とQ成分)に対応する振幅a(t)を算出する。また、位相演算部145は、2つの入力に対応する位相b(t)を算出する。このa(t)とb(t)とが、感光体の周期変動成分の振幅、及び任意の基準タイミングからの位相角である。なお、感光体1回転に対する2次の変動成分や駆動モータ回転周期の変動成分の振幅及び位相を検出したい場合には、発振周期を2次成分やモータ回転周期に設定して同様の処理を行えばよい。このようにして速度データの変動成分の振幅及び位相の算出を、直交検波処理によって行うことで、変動値のゼロクロスやピーク検知による方法に比べて、振幅及び位相を高精度に算出することが可能である。このようにして周期変動成分の振幅及び位相を算出する方法としては、フーリエ変換解析(FFT解析)を実行して所望の周波数成分値から算出する方法があるが、直交検波処理の方が大幅に演算負荷が小さく、本複写機のように画像出力動作中に実行するには適切な処理である。
直交検波処理によって各周期成分の振幅及び位相を算出したら、感光体1回転分の各時点における残留速度変動値を算出する。なお、LPフィルタ処理の周波数特性から、LPフィルタ処理による各周期成分の減衰(平滑化)と位相遅れとを算出しておき、残留速度変動値の減衰と位相遅れとを補正する。これにより、感光体1周分における1次及び2次の変動成分を含んだ残留速度変動パターンが得られる。
このようにして残留変動検出処理を終えたら、次に、制御パターン補正処理を実施する(S16)。この制御パターン補正処理では、まず、残留速度変動パターンの波形を反転させた反転パターンを生成する。そして、その反転パターンの波形の各時点における反転値に対応するモータ制御値を算出する。次いで、算出していた各時点におけるモータ制御値を、それまで使用していた速度変動パターンの各時点におけるモータ制御値に加算することで、速度変動パターンを補正する。
制御パターン補正処理を終えると、次に、速度制御パターンのデータを更新する(S17)。具体的は、上述したように、RAM102内には、各色についてそれぞれ8000個のモータ制御値からなる速度制御パターンのデータを格納する領域が2つ用意されている。電源がONされて電源ON時処理ルーチンが実行された直後は、各色についてそれぞれ、それら2つの領域のうち、一方の領域(以下、第1領域という)だけに、初期の速度制御パターンのデータが格納されている。電源ON時処理ルーチンの後、初めに図12の制御パターン補正時ルーチンが実行されるときには、各色の駆動モータがその初期の速度制御パターンに基づいて駆動される。そして、補正後の速度制御パターンのデータがもう一方の領域(以下、第2領域という)に記憶される。その後、初期の速度制御パターンを利用した駆動制御の1周期終了タイミングが到来すると、駆動モータの駆動速度の微調整に用いる速度制御パターンのデータを、それまで使用していた初期データから、もう第2領域に新たに領域に記憶したものに変更する。そして、次回の制御パターン補正時ルーチンでは、第2領域に格納されている新たな速度制御パターンに従って駆動モータを駆動しながら、補正後の速度制御パターンを第1領域に上書きし、1周期終了タイミングが到来した時点で、使用する速度制御パターンを第2領域のものから第1領域のものに切り替える。
図12に示した制御パターン補正時ルーチンについては、プリントジョブ中における感光体の周回毎に実施してもよいが、そうすると、速度制御パターンの補正によって速度変動を却って大きくしてしまう周回を発生させるおそれがでてくる。具体的には、残留速度変動は、プリントジョブ中の出力枚数の増加に伴って、少しずつ増加していくので、感光体の互いに連続する2つの周回の間で残留速度変動が急激に大きくなることはない。このため、周回毎に速度制御パターンを更新するメリットはそれほどない。むしろ、ある周回でユーザーの操作による衝撃などが加えられたなどの突発的な要因によって残留速度変動が突発的に大きくなった場合に、それを検知した結果に基づいて次の周回の速度制御をしてしまうため、次の周回では却って残留変動を大きくしてしまう。これに対し、適度な時間間隔をおいて制御パターン補正時ルーチンを実行する場合には、例えば10周回など、適度な周回の残留変動を平均した結果に基づいて速度制御パターンを補正することが可能になる。よって、ある周回で突発的な要因による速度変動を検知したとしても、その速度変動の影響をほぼ取り除いて速度制御パターンを適切に補正することができる。
そこで、本複写機においては、制御パターン補正処理を実施した後の経過時間が所定時間(例えば5分)を超えたことに基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、制御手段を構成している。これにより、連続プリント動作中においては、所定時間経過毎に制御パターン補正処理が実行される。また、プリントジョブを停止した状態でプリント命令の受信を比較的長時間にわたって待機した後、プリントジョブを開始するときには、ジョブ開始後すぐに制御パターン補正処理が実行される。
先に示した図4において、制御手段の一部を構成する回転速度検出回路46Kは、回転検知手段としてのロータリーエンコーダー43Kからの出力に基づいて、感光体4Kの各周回における基準タイミングを把握して、CPU101に対してタイミング信号を出力するようになっている。具体的には、感光体4Kが1回転する間にロータリーエンコーダー43Kから出力されるパルス数は各周回で一定である。つまり、ロータリーエンコーダー43Kから出力されるパルス数が所定数になった時点で、感光体4Kがちょうど1回転したことになる。回転速度検出回路46Kは、感光体4Kの駆動開始時にロータリーエンコーダー43Kからの初めのパルスを受信した時点を基準タイミングとする。そして、以降、感光体4Kが1回転する毎の初めのパルスを受信した時点を基準タイミングとして、それぞれの基準タイミングでCPU101に対してタイミング信号を出力する。CPU101は、回転速度検出回路46Kから送られてくるタイミング信号と、自らが解析した残留速度変動パターンの波形とに基づいて、各周回の各時点における速度制御パターンの読み込みモータ制御値を特定する。かかる構成では、感光体4Kが所定の回転角度になったタイミングを基準タイミングとして検知する基準タイミング検知手段を設けることなく、各周回の各時点における速度制御パターンの読み込みモータ制御値を特定することができる。
次に、実施形態に係る複写機の各変形例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各変形例に係る複写機の構成は、実施形態と同様である。
[第1変形例]
第1変形例に係る複写機においては、K,Y,C,M用の感光体4K,Y,C,Mについてそれぞれ、各周回で所定の回転角度になったタイミングを基準タイミングとして検知する基準タイミング検知手段を設けている。かかる基準タイミング検知手段としては、コードホイールが所定の回転角度まで回転する度にそれを検知してタイミング信号を出力するタイプのロータリーエンコーダーを例示することができる。感光体ギヤ42Kの所定位置に付した目印を所定の回転位置で検知するセンサなどでもよい。CPU101は、各色についてそれぞれ、基準タイミング検知手段からの出力に基づいて、感光体の各周回の各時点における速度制御パターンの読み込みモータ制御値を特定する。
かかる構成においては、ロータリーエンコーダーからのパルス数をカウントするというカウント処理を行うことなく、感光体の各周回の各時点における速度制御パターンの読み込みモータ制御値を特定することができる。
[第2変形例]
第2変形例に係る複写機の制御手段は、制御パターン補正処理を実施した後のプリント出力枚数が所定枚数に達したこと(あるいは超えたこと)に基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するようになっている。かかる構成では、プリント出力枚数に基づいて、先行する制御パターン補正処理と、次回の制御パターン補正処理との間に適切な時間間隔をあけることができる。
[第3変形例]
第3変形例に係る複写機の制御手段は、制御パターン補正処理を実施した後の環境変動量が所定量に達したことに基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するようになっている。環境変動量としては、機内温度センサによる温度検知結果に基づく機内温度変動量を採用している。かかる構成では、機内温度変動量に基づいて、先行する制御パターン補正処理と、次回の制御パターン補正処理との間に適切な時間間隔をあけることができる。
[第4変形例]
第4変形例に係る複写機の制御手段は、残留速度変動パターンの振幅が所定値に達したことに基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するようになっている。かかる構成では、残留速度変動パターンの振幅に基づいて、先行する制御パターン補正処理と、次回の制御パターン補正処理との間に適切な時間間隔をあけることができる。
これまで、各色の感光体に形成した各色トナー像を中間転写ベルトに重ね合わせて転写する複写機について説明したが、各色トナー像をベルト部材などの表面移動体の表面に保持している記録部材に重ね合わせて転写する方式の画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機におけるプリンタ部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同プリンタ部におけるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機の電気回路の要部を示すブロック図。 連続プリント動作中における残留速度変動量の経時変化を示すグラフ。 駆動モータを等速で駆動させたときに検出される感光体の速度変動の一例を示すグラフ。 図6の波形から高次の変動成分を取り除いた平滑化波形と、その平滑化波形に含まれる1次成分波形及び2次成分波形とを示すグラフ。 電源ON後の初めのプリントジョブにおける残留速度変動を示すグラフ。 連続プリントジョブで多くの出力を行った後の残留速度変動を示すグラフ。 制御手段によって実施される電源ON時処理ルーチンを示すフローチャート。 フィルタ処理の周波数特性を示すグラフ。 制御手段によって実施される制御パターン補正時ルーチンの制御フローを示すフローチャート。 直交検波処理の内容を示すブロック図。
符号の説明
4K,Y,C,M:感光体(像担持体)
43K:ロータリーエンコーダー(回転検知手段)
46K:回転速度検出回路(制御手段の一部)
49K:駆動モータ(駆動源)
50K:モータコントローラ(制御手段の一部)
51K:モータ駆動回路(制御手段の一部)
100:制御部(制御手段の一部)

Claims (8)

  1. 自らの回転する周面に可視像を担持する像担持体と、該像担持体を回転駆動するための駆動力を発揮する駆動源と、該像担持体の回転角速度又は回転角変位を検知する回転検知手段とを備えるとともに、
    ユーザーからの命令に基づくプリントジョブを実行しない状態で該駆動源を駆動しながら、該回転検知手段からの出力に基づいて該像担持体の速度変動を検出して、該像担持体の整数回転あたりにおける速度変動パターンを把握する変動パターン把握処理と、
    該速度変動パターンに基づいて、該像担持体の周期的な速度変動を低減する該駆動源の速度制御パターンを構築する制御パターン構築処理と、
    少なくとも、該像担持体の周面上の可視像を転写体に転写する工程、あるいは、該像担持体の周面に対して別の像担持体上の可視像を転写する工程、である転写工程の実施中に、該駆動源の駆動速度を該速度制御パターンに従って微調整する速度微調整処理と、
    該速度微調整処理を実施しているにもかかわらず、像担持体に残ってしまう残留速度変動を検出して、該像担持体の整数回転あたりにおける残留速度変動パターンを把握する残留パターン把握処理とを実施する制御手段を備える画像形成装置において、
    上記変動パターン把握処理で検出対象とする速度変動の周波数帯域よりも、上記残留パターン把握処理で検出対象とする残留速度変動の周波数帯域を狭くし、且つ、該残留パターン把握処理で把握した残留速度変動パターンに基づいて、該残留速度変動をも低減し得るパターンになるように上記速度制御パターンを補正する制御パターン補正処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記速度微調整処理にて、上記回転検知手段からの出力に基づいて、上記像担持体の各周回でそれぞれ上記像担持体の各周回における基準タイミングを把握し、把握結果に基づいて上記駆動源の駆動速度を微調整するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記像担持体について各周回でそれぞれ所定の回転角度になったタイミングを基準タイミングとして検知する基準タイミング検知手段を設けるとともに、
    上記速度微調整処理にて、該基準タイミング検知手段からの出力に基づいて上記駆動源の駆動速度を微調整するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、
    上記残留パターン把握処理にて、上記像担持体の1回転あたりにおける1次の残留速度変動、及び2次の残留速度変動を検出するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    上記制御パターン補正処理を実施した後の経過時間に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    上記制御パターン補正処理を実施した後のプリント出力枚数に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    上記制御パターン補正処理を実施した後の環境変動量に基づいて、次回の上記制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    上記残留速度変動パターンの振幅に基づいて、次回の制御パターン補正処理の実施タイミングを決定するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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