JP2000257625A - 回転体駆動装置およびこれを使用した画像形成装置 - Google Patents

回転体駆動装置およびこれを使用した画像形成装置

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JP2000257625A
JP2000257625A JP11064051A JP6405199A JP2000257625A JP 2000257625 A JP2000257625 A JP 2000257625A JP 11064051 A JP11064051 A JP 11064051A JP 6405199 A JP6405199 A JP 6405199A JP 2000257625 A JP2000257625 A JP 2000257625A
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rotation speed
speed
rotating body
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Takahiro Tsujimoto
隆浩 辻本
Akira Takasu
亮 高須
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムにおける高周波成分および低周
波成分の回転むらを解消し、高品位の画像が得られる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータ34Cの回転を遊星ローラ減
速機35で減速したうえで感光体ドラム31Cに伝達
し、感光体ドラム31Cを回転させる。そして、感光体
ドラム31Cのシャフト311Cに設置した速度検出器
28Cから出力される回転速度情報に基づいて、回転制
御部50は、駆動モータ34Cの回転速度を調整し、感
光体ドラム31Cの回転速度が一定に近くなるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はモータの回転速度を
減速させた上で、当該モータの動力により回転体を駆動
する回転駆動装置、および、回転体として感光体ドラム
が適用された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、回転体については、回転速度
に高い安定性が求められる場合が多い。例えば複写機等
の感光体ドラムは、一定方向に回転されながら、その回
転軸方向(主走査方向)に一定の書き込み周期でレーザ
光による露光を受けることにより、静電潜像が形成され
るので、回転速度が不安定である(回転むらがある)
と、走査ラインの間隔に疎密が生じ仕上がり画像の質が
低下してしまう。したがって、その回転速度に高い安定
性が要求される。
【0003】発生する回転むらには、感光体ドラムの偏
心などに起因して1回転を周期として発生する回転むら
や、モータ軸と負荷軸とのねじれなどによって発生する
低周波成分の回転むらと、歯車やタイミングベルトなど
のかみ合いによって発生する高周波数成分の回転むらな
どがある。感光体ドラム回転速度の安定性を高めるため
の技術としては、従来、歯車やタイミングベルトの代わ
りに遊星ローラを採用した減速機を用いることで、高周
波数成分の回転むらを解消するものが知られている(例
えば、特開平4-245261号公報、特開平5-53381号公報お
よび特開平5-180290号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊星ロ
ーラ減速機を用いる回転駆動装置によれば、減速機とし
てギヤ装置を利用した場合に歯車のかみ合いによって発
生する高周波成分の回転むらを解消することができる
が、その一方で、低周波成分の回転むらについては、遊
星ローラのすべりの発生などにより、むしろ大きくなる
こともありうる。この問題は、画像形成装置の感光体ド
ラムに限らず、回転速度の安定が求められる回転駆動装
置において、減速機として遊星ローラ減速機を用いる場
合には、共通して起る問題である。
【0005】本発明は、上記の課題に鑑み、遊星ローラ
減速機を用いて回転させられる回転体における低周波数
成分の回転むらを解消して、回転体回転速度の安定性の
高い回転体駆動装置と、この回転駆動装置を用いて感光
体ドラムを安定した速度で回転させることで、高品位の
画像を実現することのできる画像形成装置とを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転体駆動装置は、回転体の回転駆動源で
あるモータと、前記モータの回転速度を減速させたうえ
で前記回転体の回転軸に、当該モータの動力を伝達する
遊星ローラ付き減速機と、前記回転体の回転速度を検出
する速度検出器と、前記速度検出器の検出結果に基づい
て前記モータの回転速度を調整することで前記回転体の
回転速度を制御する制御手段と、を備えることを特徴と
する。そのため、低周波成分の回転むらも高周波成分回
転むらも発生せず、回転体回転速度の安定性が高い回転
駆動装置を提供することができる。
【0007】また、回転する感光体ドラム上に静電潜像
を形成する画像形成装置について、前記感光体ドラムを
前記回転体とし、前記感光体ドラムを上記の回転体駆動
装置を用いて回転駆動させることとすれば、感光体ドラ
ムの回転むらを原因とした画質の劣化が生じることのな
い画像形成装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態)以下、本発明に係
る回転駆動装置の一例として、タンデム型のデジタルカ
ラー複写機(以下、単に「複写機」という)を例にとっ
て説明する。 (1)複写機全体の構成 図1は、本実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す
断面図である。
【0009】複写機1は、いわゆるタンデム型複写機と
いわれるものであり、筐体10最下部に挿抜自在にセッ
トされた給紙カセット11から排紙トレイ13に至るま
でまでの筐体下側空間に水平に架設された搬送ベルト1
4上に、長手方向に沿って作像ユニット30C、30
M、30Y、30K(以下、作像ユニット30C〜30
Kと記す)が列設されている。そして、給紙カセット1
1から繰り出され搬送ベルト14によって搬送される記
録シートに、作像ユニット30C〜30Kがそれぞれシ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブ
ラック(K)の各再現色のトナー画像を重ね合わせて転
写し、カラーの再現画像を形成するものである。なお、
これ以降、参照番号にC、M、Y、Kの添え字を付す場
合は、それぞれ再現色のうちのシアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックの画像データ処理に関連することを示
す。
【0010】さらに、上記構成以外に、筐体10の上部
にはイメージリーダ部15があり、スキャナやリニアフ
ルカラーセンサ(CCDセンサ)を用いて原稿を光学的
に読み取って光電変換し、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3成分の電気信号に変換した上で画像処理部1
6に送出する。画像処理部16は、赤(R)、緑
(G)、青(B)各色成分の電気信号(画像データ)に
補正処理を施して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)およびブラック(K)の各再現色の階調デ
ータに変換した上でメモリにいったん格納した後、メモ
リから各再現色ごとに読み出し、レーザダイオード駆動
信号に変換して作像ユニット30C〜30Kの上方に設
けられた光ユニット40C、40M、40Y、40K
(以下、光ユニット40C〜40Kと記す)に出力す
る。
【0011】光ユニット40C〜40Kは、画像処理部
16から出力されてくるレーザダイオード駆動信号(画
像データ)に応じて変調駆動しながらレーザ光を射出
し、射出したレーザ光によって、それぞれ作像ユニット
30C〜30Kにおける感光体ドラム31C、31M、
31Y、31K(以下、感光体ドラム31C〜31Kと
記す)の表面を主走査方向に露光走査して静電潜像を形
成する。いずれも同じ構成なので、ここでは光ユニット
40Cを例にとって説明する。
【0012】光ユニット40Cは、レーザーダイオード
41C、ポリゴンミラー42C、f−θレンズ(図示せ
ず)、折り返しミラー(図示せず)などから成る。レー
ザーダイオード41Cは、制御部30から出力されてく
るレーザダイオード駆動信号に応じて変調駆動され、レ
ーザ光を射出する。射出されたレーザ光は、図外のモー
タによって回転駆動されるポリゴンミラー42Cに反射
された後、f−θレンズを経て折り返しミラーで反射さ
れ、感光体ドラム31Cの表面を主走査方向に露光走査
して静電潜像を形成する。
【0013】作像ユニット30C〜30Kは、それぞれ
感光体ドラム31C〜31K表面に生成された静電潜像
を現像器が供給するトナーで現像した後、レジストセン
サー32C〜32Kで搬送ベルト14上の記録紙位置を
確認し、転写チャージャ17C〜17Kを用いて記録紙
上の所定位置にC、M、Y、K各色のトナー像を転写す
る。
【0014】トナー像を転写された記録紙は、さらに搬
送ベルト14上を搬送され、定着装置26を経て排紙ト
レイ13に排出される。 (2)感光体ドラム回転のための構成 上記の構成によってカラー再現画像を形成する複写機1
は、感光体ドラム31C〜31K上に各再現色の潜像を
原稿画像に忠実に形成するために、感光体ドラム31C
〜31Kの回転速度を制御する構成を有している。その
構成を、感光体ドラム31Cを例にとって以下に説明す
る。
【0015】図2は、感光体ドラム31Cと、これを回
転駆動させるための構成とを、光ユニット40Cととも
に示す図である。感光体ドラム31Cの回転駆動は、遊
星ローラ減速機付き駆動モータ33Cによって行われ
る。遊星ローラ減速機付き駆動モータ33Cは、駆動モ
ータ34Cと遊星ローラ減速機35Cとから成る。
【0016】駆動モータ34Cはステッピングモータで
ある。駆動モータ34Cの回転速度は、回転制御部50
(図4)から駆動モータ34Cに入力される駆動パルス
によって可変に制御される。なお、回転制御部50は、
感光体ドラム31C〜31Kの全ての回転制御を行うも
のであり、その詳細は後述する。駆動モータ34Cの回
転は、モータシャフト341によって、遊星ローラ付き
減速機35に伝えられる。
【0017】遊星ローラ減速機35Cは、公知の減速機
であって、基本的には、太陽ローラ、太陽ローラ周面に
接触し回転する遊星ローラ、遊星ローラを回転可能に支
持するキャリアとから成る構成である。太陽ローラが回
転すると、遊星ローラは太陽ローラの回転を摩擦駆動で
キャリアに伝達して、キャリアを回転させる。太陽ロー
ラ、遊星ローラ、キャリアの3要素の配置と各ローラ周
長とを調整することで、所望の減速比(増速比)を得る
ことができる。また、回転の伝達はローラ周面の接触に
よるので、動力伝達が滑らかに行われ、減速ギアなど歯
車を使った場合の高周波成分の振動が発生しない。ただ
し、ローラ同士の接触面ですべりが発生するおそれがあ
り、その場合には、低周波成分の回転むらが大きくな
る。
【0018】図3の断面図により、本実施の形態におけ
る遊星ローラ減速機35Cの構成を具体的に示す(同図
(a)は図2の一点鎖線A−Aにおける断面図であり、
同図(b)は、同図(a)に示すB−B矢視方向の断面
図である)。太陽ローラに相当するモータシャフト34
1Cの周囲には、遊星ローラ352C、353C、35
4Cが配置されている。これら遊星ローラ352C〜3
54Cは、それぞれ、キャリア355Cの一端面から突
設された軸体3521C、3531C、3541Cに軸
支され、周面がハウジング357Cに内接している。駆
動モータ34Cが回転すると、遊星ローラ352C〜3
54Cは、ハウジング357Cの内周面に案内されなが
らモータシャフト341C周囲を転動回転し、遊星ロー
ラ352C〜354Cを軸支しているキャリア355C
をモータシャフト341Cよりも低い速度で回転させ
る。遊星ローラ352C〜354Cは、金属製の軸心の
周面を弾性部材で被覆して形成されている。弾性部材に
よってすべりが生じにくくしてあるが、完全にすべりを
なくすことはできない。キャリア355Cの一端面に
は、キャリア355Cの回転を伝達するための出力軸3
56Cが設けられている。なお、モータシャフト341
C、遊星ローラ352C〜354C、キャリア355C
は、ネジ3581C、3582C、3583Cによって
接合されたハウジング357C、358C内に収納され
ており、ハウジング357Cは図示しない支持部材によ
って複写機1内部に固定されている。
【0019】再び図2を参照して、キャリア355Cの
出力軸356Cは、カップリング27Cによって感光体
ドラム31Cの回転軸311Cに連結されており、これ
によって、駆動モータ34Cからの駆動によって最終的
に感光体ドラム30Cが回転駆動させられる。回転速度
検出器28Cは、感光体ドラム31Cのシャフト311
Cにおいて、感光体ドラム31本体をはさんで遊星ロー
ラ減速機付き駆動モータ33と反対側の端に設置された
パルスエンコーダであって、回転制御部50に対し、シ
ャフト311Cの回転速度(感光体ドラム31Cの回転
速度)に応じた周波数のパルス(以下、「ドラム回転速
度パルス」という)を出力する。 (3)回転制御部50の構成 図4は、回転制御部50の構成を示すブロック図であ
る。
【0020】図4に示す通り、回転制御部50は、CP
U51、パルス発生部52C〜52K、ドライバーユニ
ット53C〜53K、RAM58、ROM59から成
る。さらに、図4に示す通り、CPU51には回転制御
部50外の構成も接続されている。複写機1全体の動作
を総括的に制御するメイン制御部61、感光体ドラム3
1C〜31Kの回転速度を検知する回転速度検出器28
C〜28Kなどである。また、メイン制御部61は、前
記光ユニット40C〜40Kを制御する光ユニット制御
部400やイメージリーダ部15、画像処理部16が接
続されている。
【0021】以下、回転制御部50の各構成部について
説明するが、再現色ごとに複数あるC、M、Y、Kの添
え字付き参照番号を付した構成部は、それぞれが同じ動
作をするので、シアン(添え字C)の場合を例に説明す
る。パルス発生部52Cは、CPU51から出力されて
くる周波数値に対応した周期を有するモータ駆動パルス
を発生させてドライバーユニット53Cに出力し、ドラ
イバーユニット53Cは、このモータ駆動パルスに応じ
た回転速度でモータ34Cを回転駆動させる。つまり、
パルス発生部52が発生させるモータ駆動パルスの周期
によって、モータ34の回転速度も変化する。モータ駆
動パルスの周期を短くするとモータの回転速度は上が
り、逆にモータ駆動パルス周期を長くすると回転速度は
下がる。
【0022】CPU51は、ROM59に格納されたプ
ログラムに従ってモータ34Cの回転速度の調整を行
い、感光体ドラム31Cを所望の回転速度で回転させ
る。以下、CPU51による処理の内容について、フロ
ーチャートに従って説明する。図5は、モータ34Cの
回転速度調整のためにCPU51が行う処理の流れを示
すフローチャートである。
【0023】CPU51は、操作者から複写実行の指示
があった時点でメイン制御部61から指示を受けて起動
し、ROM59から読み出した初期周波数値をパルス発
生部52Cに出力して、初期周波数値に応じたモータ駆
動パルスを発生させ、モータ34Cを回転させる(S5
01)。モータ34Cが回転を始めると、回転速度検出
器28CからCPU51に、シャフト311の回転速度
(感光体ドラム31の回転速度)を示す回転速度パルス
が送信されてくる(S502)。
【0024】CPU51は、内蔵するタイマをもとに一
定時間間隔で(S503:Yes)、回転速度パルスの周波
数を検出し、その値が予めROM59に格納されている
適正範囲内に収まっているかチェックする(S50
4)。この適正範囲は、感光体ドラム31Cが所望の回
転速度で回転した場合に、回転速度検出器28Cが出力
することが期待される回転速度パルスの周波数を基準と
し、その上下に所定の許容幅を持たせたものである。こ
の許容幅は、回転むらによる疎密や色ずれが目に見えな
い程度に収まるような値に設定されている。回転速度パ
ルスの周波数値が適正範囲の上限を越えた場合、CPU
51は、感光体ドラム31Cの実際の回転速度が所望の
速度よりも速くなっていると判断する。一方、回転速度
パルスの周波数値が適正範囲の下限を下回った場合、C
PU51は、感光体ドラム31Cの回転速度が所望の速
度よりも遅くなっていると判断する。
【0025】感光体ドラムの回転速度が所望の速度より
も速くなっていると判断した場合(S505)、CPU
51は、ドライバーユニット53Cに指示してモータ3
4C駆動のための通電をOFFにさせることで、モータ
34Cの回転速度を落とさせる(S507)。逆に回転
速度が所望の速度よりも遅くなっていると判断した場合
(S505)、CPU51は、ドライバーユニット53
Cに指示してモータ34C駆動のための通電をONにさ
せることで、モータ34Cの回転速度を上げさせる(S
506)。
【0026】CPU51は、以上の処理(ステップS5
03〜S507)を、メイン制御部61から感光体ドラ
ム31Cの停止指示を受けるまで繰り返す(S508:Y
es)。以上の説明から明らかな通り、本実施の形態の複
写機1においては、遊星ローラ付き減速機35によって
高周波数成分の回転むらを低減できるとともに、遊星ロ
ーラ付き減速機35の採用によって増大する低周波成分
の回転むらについては、回転速度検出器28を用いて駆
動モータ34の回転速度をフィードバック制御すること
によって低減できる。フィードバック制御は高周波成分
の回転むらよりも低周波成分の回転むらへの対策に適し
たものなので、高周波数成分の回転むらに対しては遊星
ローラ付き減速機35、低周波成分の回転むらに対して
は駆動モータ34のフィードバック制御と、回転むらの
性質ごとに対策を使い分けることで、高周波数成分、低
周波成分のいずれの回転むらも、効果的に低減すること
ができる。その結果、感光体ドラム31C〜31Kの定
速性を確保でき、各色画像とも副走査方向の疎密むらが
なくなるので、色ずれののないカラー画像を形成でき
る。
【0027】なお、本実施の形態においては、図3に示
したように、回転速度検出器28Cの設置位置は、感光
体ドラム31Cのシャフト311C上、感光体ドラム3
1本体をはさんで遊星ローラ減速機付き駆動モータ33
と反対側の端であるが、回転速度検出器28C〜28K
の設置位置はこれに限定されない。図6は、図2に示し
たのとは別の、回転速度検出器設置位置の例を示す図で
ある。なお、ここでも、シアン(添え字C)の場合を例
に説明している。
【0028】図6(a)では、回転速度検出器71は感
光体ドラム31Cのシャフト311C上、カップリング
27Cと感光体ドラム31C本体との間に設置されてい
る。図6(b)の場合、回転速度検出器72は、遊星ロ
ーラ減速機付き駆動モータ33の一部となっており、感
光体ドラム31Cのシャフト311Cでなく、遊星ロー
ラ減速機35Cの出力軸356Cに設置されている。た
だし、図6(b)の位置の場合、出力軸356Cと感光
体ドラム31Cのシャフト311Cとの接続部分(カッ
プリング27C)において軸ねじれなどによる速度むら
が発生した場合、これを検知することができない。よっ
て、図6(b)の位置に回転速度検出器72を設置する
場合は、出力軸356Cおよびシャフト311Cの軸径
を太くするなどして、両者の軸ねじれによる速度むらの
発生を防止するための対策が必要となる。
【0029】また、本実施の形態はディジタル方式のタ
ンデム型カラー複写機を例にとって説明したが、これ以
外にも、感光体ドラムなどの回転体を回転駆動するため
の駆動装置およびこうした駆動装置を利用した画像形成
装置すべてに適用可能である。なお、本実施の形態にお
いては、回転体(感光体ドラム)の回転速度を検出する
ために、回転速度パルスの周波数を用いているが、周波
数及び位相を用いることとすれば、さらに精度の高い制
御が可能となる。
【0030】そして、本実施の形態は回転体の駆動源と
してパルスモータを用いる場合について説明したが、他
のタイプのモータを用いる場合にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転体駆動装置は、回転体の回転駆動源であるモータ
の回転速度を減速したうえで回転体の回転軸に伝達する
遊星ローラ付き減速機を備え、回転体の回転速度を検出
し、検出結果に基づいてモータの回転速度をフィードバ
ック制御するので、高周波数成分の回転むらを解消する
ために遊星ローラ減速機を介して回転させられる回転体
において、低周波数成分の回転むらをも解消して、回転
速度を安定させることができる。
【0032】また、この回転駆動装置を用いて感光体ド
ラムを回転させる画像形成装置であれば、感光体ドラム
の回転むらが原因となる疎密や色ずれのない高品質の画
像を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す
断面図である。
【図2】本実施の形態において感光体ドラムを回転駆動
させるための構成を示す図である。
【図3】本実施の形態における遊星ローラ減速機35C
の断面図である
【図4】本実施の形態における回転制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図5】本実施の形態において回転制御部のCPUがモ
ータの回転速度調整のために行う動作の流れを示すフロ
ーチャート図である。
【図6】本実施の形態に示した以外の、回転速度検出器
の設置位置の例を示す図である
【符号の説明】
1 複写機 27C カップリング 28C 回転速度検出器 30C〜K 作像ユニット 31C〜K 感光体ドラム 311C シャフト 33C 遊星ローラ減速機付き駆動モータ 34C 駆動モータ 341C モータシャフト 35C 遊星ローラ減速機 352C〜354C 遊星ローラ 355C キャリア 356C 出力軸
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA17 ED02 EE03 EE04 2H071 CA02 CA05 3J103 AA90 FA30 GA02 GA57

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転駆動源であるモータと、 前記モータの回転速度を減速させたうえで前記回転体の
    回転軸に、当該モータの動力を伝達する遊星ローラ付き
    減速機と、 前記回転体の回転速度を検出する速度検出器と、 前記速度検出器の検出結果に基づいて前記モータの回転
    速度を調整することで前記回転体の回転速度を制御する
    制御手段と、 を備えることを特徴とする回転体駆動装置。
  2. 【請求項2】 回転する感光体ドラム上に静電潜像を形
    成する画像形成装置であって、 前記感光体ドラムを前記回転体とし、請求項1に記載の
    回転体駆動装置を用いて前記感光体ドラムを回転駆動さ
    せることを特徴とする画像形成装置。
JP11064051A 1999-03-10 1999-03-10 回転体駆動装置およびこれを使用した画像形成装置 Pending JP2000257625A (ja)

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US10/885,703 US6975053B2 (en) 1999-03-10 2004-07-08 Rotator driving device, image forming apparatus using the rotator driving device, and method of driving rotator

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