JP2010004021A - 半導体集積回路の保護回路及びその駆動方法 - Google Patents

半導体集積回路の保護回路及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 保護素子に過電流が流れることを防止するとともに、ラッチアップを防止する。
【解決手段】 半導体集積回路へ印加されるサージを検知するサージ検知回路14と、サージを吸収する保護素子15と、を有し、保護素子は、半導体集積回路へ信号を入力する信号端子と電源電圧を印加する電源端子との間に配置され、電源電圧が半導体集積回路が正常動作する電圧未満であるときに、サージ検知回路は、サージを検知しない場合に保護素子を電流制限状態とし、電源電圧が半導体集積回路が正常動作する電圧未満であるときに、サージ検知回路は、サージを検知した場合に保護素子を電流非制限状態とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の保護回路及びその駆動方法に係わり、特に半導体集積回路または複数の半導体集積回路からなるシステムをサージから保護する保護回路及びその駆動方法に関する。
従来、半導体集積回路の保護回路として、例えば、特許文献1に示されるPN接合ダイオードを利用したもの、及び特許文献2に示されるMOSFETのスナップバック特性を利用したものが知られている。
特開平05−021714号公報 特開2000−058666号公報
現在、さまざまな分野において環境保護の問題があり、CO2削減が必要となっている。このため、電気、電子機器においてはできるだけ消費電力を抑えるための技術が要求されている。現在の電気、電子機器は複数の半導体集積回路(以下ICとする)を搭載しており、上記観点から使用しないICの電源は印加せずにシステムの消費電力を抑えるという手法がとられる場合がある。
多くの場合は、システムを管理する制御系ICは動作しており、必要に応じて他のICに電源を供給する。この制御系ICをIC2とし、他のICをIC1とする。
図7に2つのICである、IC1、IC2に異なる電源電圧を印加する場合の従来のシステム接続を示す。図7ではIC1の保護回路として、PN接合ダイオードを用いた例を示している。
IC1とIC2の電源が別々のシステムで制御されている場合に、各々のシステムの電源電圧の立ち上がりタイミングが一致せず、どちらか一方が先に立ち上がった状態になる場合がある。例えば、IC1の電源電圧Vcc1が印加されず接地電位(GND)であり、IC2の電源電圧Vcc2が既に印加されておりIC2のバッファー出力がハイレベル、即ち電源電圧Vcc2を出力する場合である。この時、IC1の保護ダイオードD1に電源電圧Vcc2が印加される。即ち数V以上の電圧が保護ダイオードD1の順方向に印加され、数アンペアの電流が保護ダイオードD1に流れ、保護ダイオードD1が熱的に破壊する可能性がある。保護ダイオードD1が破壊すると、システムそのものが動作しなくなる。
図8にIC1の保護回路にMOSFETを用いたシステム接続例を示す。この場合も、保護PMOSFETのバックゲートとドレインとの間には寄生のPNダイオードD1が存在するため、同様の現象がおこる。更には、大電流が流れることにより、CMOSプロセスに存在するPNPN構造がラッチアップを引き起こすことも考えられる。
これら保護素子に過電流が流れることを防止することと、ラッチアップ防止のために、従来は以下のような対策を施していた。
(1).各ICへ印加する電源シーケンス制御を行う
(2).電源電圧以上の電圧が印加されうる端子に、直列抵抗を挿入する
しかしながら、(1)の対策ではシステムコスト増の要因となり、(2)の対策では高速のインターフェースに用いることが出来ないという課題がある。
本発明は上記課題を解消するとともに、電源シーケンスに影響されない静電気保護能力を有する保護回路を提供するとともに、システムの低消費電力化を可能にすることを目的とする。
本発明の半導体集積回路の保護回路は、半導体集積回路をサージから保護する保護回路において、
前記保護回路は、前記半導体集積回路へ印加されるサージを検知するサージ検知回路と、前記サージを吸収する保護素子と、を有し、
前記保護素子は、前記半導体集積回路へ信号を入力する信号端子と電源電圧を印加する電源端子との間に配置され、
前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージ検知回路がサージを検知しない場合に前記保護素子を電流制限状態とし、
前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージ検知回路がサージを検知した場合に前記保護素子を電流非制限状態とすることを特徴とする。
本発明の保護回路の駆動方法は、半導体集積回路へ信号を入力する信号端子と電源電圧を印加する電源端子との間に配置される、前記半導体集積回路へ印加されるサージを吸収する保護素子を有する保護回路の駆動方法において、
前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージを検知しない場合に前記保護素子を電流制限状態とし、前記サージを検知した場合に前記保護素子を電流非制限状態とすることを特徴とする。
本願において、「サージ」とは、静電気による過渡的な過電圧や過電流を意味し、DC的な過電圧、過電流は含まない。サージには、例えば、静電気試験における、人体からの静電気放電を想定したヒューマンボディーモデル、機器からの放電を想定したマシンモデルなどがある。
本発明を複数のIC且つ複数の電源の用いられるシステムに適用した場合には、複雑な電源のシーケンス制御を行うことなく、また、電流制限のための抵抗を挿入する必要も無いため高速動作を阻害することも無く、サージに対する保護能力を保つことが可能となる。
本発明に係わる半導体集積回路の保護回路の一実施形態のブロック構成図である。 本発明に係わる第1の実施例の半導体集積回路の保護回路の回路構成図である。 上記実施例における半導体集積回路の保護回路の電流経路を示す回路構成図である。 上記実施例における半導体集積回路の保護回路の電流経路を示す回路構成図である。 上記実施例における半導体集積回路の保護回路の電流経路を示す回路構成図である。 本発明に係わる半導体集積回路の保護回路の第2の実施例のブロック構成図である。 従来の半導体集積回路の保護回路の一例を示すシステム接続図である。 従来例の半導体集積回路の保護回路の他の例を示すシステム接続図である。 本発明の半導体集積回路の保護回路を用いたシステム概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1に本発明に係わる半導体集積回路の保護回路の一実施形態のブロック構成図を示す。
図1において、10は電源(電源電圧Vcc)に接続される電源パッド(電源端子となる)、12はシステムの最低基準電圧(ここではGND)に設定されるGNDパッド、11はサージ検知回路14に接続されるパッド(信号端子となる)である。
電源電圧検知回路13は電源パッド10とGNDパッド12との間に繋がるとともに、内部回路(半導体集積回路となる)に静電気が印加された時等に発生するサージを検知するサージ検知回路14に電源電圧検知信号を出力する。
サージ検知回路14は信号端子であるパッド(PAD)11に繋がるとともに、電源側保護素子15にサージ検知信号を出力する。電源側保護素子15は電源パッド10とパッド11との間に配置され、接地側保護素子16はパット10とGNDパッドとの間に配置される。電源側保護素子15と接地側保護素子16は内部回路(半導体集積回路となる)に印加されるサージを吸収して内部回路を保護する。
図2に本発明に係わる第1の実施例の半導体集積回路の保護回路の回路構成図を示す。図2において、10は電源(電源電圧Vcc)に接続される電源パッド、12はシステムの最低基準電圧(ここではGND)に設定されるGNDパッド、11はサージ検知回路14に接続されるパッドである。また、R1,R2,R3,R4は抵抗、C1は容量、M1,M2,M4はNMOSトランジスタ、M3はPMOSトランジスタである。
電源電圧検知回路13は抵抗R1、抵抗R2、NMOSトランジスタM1で構成され、サージを検知するサージ検知回路は容量C1、抵抗R3、NMOSトランジスタM2で構成される。PMOSトランジスタM3と抵抗R4は電源側保護素子となる。また、NMOSトランジスタM4と抵抗R5は接地電位のGND側保護素子となる。
電源電圧検知回路13を構成する抵抗R1の一端は電源パッド10に接続され、他端は、一端がGNDパッド12へ接続された抵抗R2の他端と、NMOSトランジスタM1のゲート電極とに接続される。NMOSトランジスタM1のソース電極とバックゲート電極はGNDへ接続される。後述するように、電源パッド10の電圧(電源電圧)は抵抗R1、R2で抵抗分割され、抵抗分割された電圧がNMOSトランジスタのゲートに印加される。抵抗R1、R2の抵抗比と、NMOSトランジスタM1の閾値電圧とで、NMOSトランジスタM1のオンする電圧が規定される。そして、NMOSトランジスタM1がオンすることで半導体集積回路が正常動作する電圧以上であることが検知される。
サージ検知回路14を構成する容量C1の一端は、パッド11と、PMOSトランジスタM3のドレイン電極、及びNMOSトランジスタM4のドレイン電極に接続される。PMOSトランジスタM3のソース電極は電源パッド10に接続され、NMOSトランジスタM4のソース電極はGNDパッド12に接続される。容量C1の他端は、一端が電源パッド10に接続された抵抗R3の他端、NMOSトランジスタM2のゲート電極、及び電源電圧検知回路13の出力であるNMOSトランジスタM1のドレイン電極に接続される。
NMOSトランジスタM2のドレイン電極は電源パッド10に接続され、NMOSトランジスタM2のバックゲート電極はGNDパッド12に接続される。また、NMOSトランジスタM2のソース電極は、一端が電源パッド10に接続された抵抗R4の他端、PMOSトランジスタM3のゲート電極、及びPMOSトランジスタM3のバックゲート電極に接続される。
上記の接続関係において、想定されるパッド10、11への電圧入力状態を以下の4つの場合について説明する。
(1)基板実装時における電源非印加時状態
図2において、GNDパッド12はシステムの接地電位とされ、電源パッド10は電源へ接続される。電源パッド10へは、内部回路と保護回路を有するICを駆動する電源から電源電圧が供給される。パッド(PAD)11は図7と同様に、別電源で駆動される他のICと接続される。
電源電圧が非印加の時、電源パッド10はGNDレベルにある。この時、パッド11に他のICからDC電圧が印加されると、図3に示すようにPMOSトランジスタM3のドレインーバックゲート間に構成される寄生ダイオードD1に電流が流れる。この電流は抵抗R4を経て流れるため、電流値は抵抗R4により制限され素子を損傷しない。このとき、PMOSトランジスタM3以外のMOSトランジスタは電流を流さない状態にあり、PMOSトランジスタM3のソース、ドレイン間にも殆ど電流が流れない。即ち、抵抗R4とPMOSトランジスタM3からなる保護素子は電流制限状態となる。
(2)基板実装時における電源印加時状態
電源パッド10への電源電圧(Vcc)印加時は、NMOSトランジスタM1のゲート電位Vgm1は、
Vgm1=Vcc×R2/(R1+R2)
となる。ゲート電位Vgm1をNMOSトランジスタM1の閾値電圧以上に設定することで、NMOSトランジスタM1はONし、NMOSトランジスタM2のゲート電位はGNDレベルとなる。このため、NMOSトランジスタM2はOFFし、PMOSトランジスタM3は、ゲート電極が抵抗R4を介して電源パッド10(電源電圧Vcc)に接続される。電源パッド10が電源電圧(Vcc)に設定されているので、パッド11に他のICの電源電圧が印加されても、PMOSトランジスタM3の寄生ダイオード、抵抗R4を介した電流はほとんど流れない。また、PMOSトランジスタM3のデート電極は電源電位(Vcc)、NMOSトランジスタM4のゲート電極はGND電位に設定されるので、PMOSトランジスタM3とNMOSトランジスタM4には電流が流れない。即ち、抵抗R4とPMOSトランジスタM3からなる保護素子は電流制限状態にある。
(3)静電気試験時における対Vcc正サージ印加時の状態
静電気試験は、2端子試験であり、対Vcc(対電源パッド)で行なう場合、電源パッド10はGND電位(0V)に設定され、GNDパッド12はオープンである。電源パッド10の電位に対して正のサージがパッド11に印加されると、容量C1を通してNMOSトランジスタM2のゲート電極に電源パッド10に対して正のサージが加わる。そして、ゲート電極に正のサージが加わることで、NMOSトランジスタM2が動作し、PMOSトランジスタM3のゲート電位をGNDに引き下げ、PMOSトランジスタM3を導通状態にする。
サージ電流は、図4に示すように、2つの経路に分流する。1つの経路はPMOS トランジスタ M3を通して電源パッド10(電位は0V)へ至る経路である。他の経路はPMOSトランジスタ M3の寄生ダイオードD1からNMOSトランジスタM2または抵抗R4を通して電源パッド10(電位は0V)へ至る経路である。即ち、抵抗R4とPMOSトランジスタM3からなる保護素子は電流非制限状態となり、静電気等により発生する電流を上記経路で流す。
(4)静電気試験時における対Vcc負サージ印加時の状態
電源パッド10(電位は0V)に対して負のサージがパッド11に印加されると、NMOSトランジスタM2は非動作状態となり、PMOSトランジスタM3のドレイン電位に負のサージが印加される。そして、ドレイン電極に負のサージが加わることで、PMOSトランジスタM3のドレインーバックゲート間でブレークダウンすることになる。このブレークダウンにより、PMOSトランジスタM3はスナップバック特性を示し、ソース、バックゲート、ドレインからなる寄生PNPトランジスタが動作する。そして、図5に示すように、電流は電源パッド10からパッド11へ流れる。即ち、抵抗R4とPMOSトランジスタM3からなる保護素子は電流非制限状態となり、静電気等により発生する電流を上記経路で流す。
図9は、異なる電源をもつICにより構成されるシステムに、実施例1を適用した場合の概略図である。
既に実装状態にある場合、ESDサージはIC1の入力に印加されることは無く、IC2の電源が先に立ち上がった時の直流的な電流経路を制限することが必要である。この場合の動作は、IC2の電源Vcc2が先に立上りIC1の電源Vcc1がGND電位にあるときに、IC2の出力電圧がHレベルにあるときに問題となる。動作は上述の「(1) 基板実装時における電源非印加時状態」と同じであり、このときの本発明の動作説明図は図3となる。
本発明によれば、電源電圧が前記半導体集積回路が正常動作する電圧未満であるときにサージが検出されない場合には電流制限状態として電流経路を高インピーダンス状態とする。電源電圧が前記半導体集積回路が正常動作する電圧未満であるときに、サージが検出された場合は電流非制限状態として低インピーダンス状態とする。こうすることで、保護素子に流れる電流を制御することができる。
図6に本発明に係わる半導体集積回路の保護回路の第2の実施例のブロック構成図を示す。
図6において、電源電圧検知回路13は抵抗R6、抵抗R7、PMOSトランジスタM5で構成される。PMOSトランジスタM5のバックゲートは電源パッド10に接続される。本実施例の電源電圧検知回路13と第1の実施例との違いは、電源電圧検知回路13を構成するMOSトランジスタがPMOSトランジスタとなっていることである。
サージ検知回路14は容量C2、抵抗R9、NMOSトランジスタM6で構成される。本実施例では、サージ検知回路がパッド11とGNDパッド12の間に設けられている。PMOSトランジスタM7と抵抗R10は電源側保護素子となる、NMOSトランジスタM8と抵抗R11はGND側保護素子となる。PMOSトランジスタM7のバックゲートは、ゲートには接続されず抵抗R10を介して電源パッド10へ接続されているが、実施例1と同様に、PMOSトランジスタM7のゲート電極へ接続することも可能である。
本実施例の保護回路の動作は、実施例1と同様であり、以下のようになる。
(1)基板実装時における電源無印加時の状態
図2を用いて説明したと実施例1と同様に、PMOSトランジスタM7の寄生ダイオードにより、保護素子は電流制限状態となる。
(2)基板実装時における電源印加時の状態
電源パッド10への電源電圧(Vcc)印加時は、PMOSトランジスタM5のゲート電位Vgm5は、
Vgm5=Vcc×R7/(R6+R7)
となる。ゲート電位Vgm5をPMOSトランジスタM5の閾値電圧以上に設定することで、NMOSトランジスタM5はONし、NMOSトランジスタM6のゲート電位はGNDレベルとなる。このため、NMOSトランジスタM6はOFFする。したがって、第1の実施例と同様に、PMOSトランジスタM7とNMOSトランジスタM8には電流が流れない。また、PMOSトランジスタM7の寄生ダイオード、抵抗R10を介した電流はほとんど流れない。即ち、抵抗R10とPMOSトランジスタM7からなる保護素子は電流制限状態となる。
(3)静電気試験時における対Vcc正サージ印加時の状態
静電気試験は、2端子試験であり、対Vcc(対電源パッド)で行なう場合、電源パッド10はGND電位に設定され、GNDパッド12はオープンである。
電源パッド10の電位に対して正のサージがパッド11に印加されると、容量C2を通してNMOSトランジスタM6のゲートに電源パッド10に対して正のサージが加わる。そして、ゲートに正のサージが加わることで、NMOSトランジスタM6が動作し、PMOSトランジスタM7のゲート電位をGNDに引き下げ、PMOSトランジスタM7を動作状態にする。
サージ電流は、実施例1と同様に、2つの経路に分流する。1つの経路はPMOSトランジスタ M7を通して電源パッド10(電位は0V)へ至る経路である。他の経路はPMOSトランジスタ M7の寄生ダイオードから抵抗R10を通して電源パッド10(電位は0V)へ至る経路である。即ち、抵抗R10とPMOSトランジスタM7からなる保護素子は電流非制限状態となる。
(4)静電気試験時における対Vcc負サージ印加時の状態
電源パッド10(電位は0V)に対して負のサージがパッド11に印加されると、PMOSトランジスタM7のドレイン電位に負のサージが印加される。そして、ドレイン電極に負のサージが加わることで、PMOSトランジスタM7のドレインーバックゲート間でブレークダウンすることになる。このブレークダウンにより、PMOSトランジスタM7はスナップバック特性を示し、ソース、バックゲート、ドレインからなる寄生PNPトランジスタが動作する。そして、電流は電源パッド10からパッド11へ流れることになる。即ち、抵抗R10とPMOSトランジスタM7からなる保護素子は電流非制限状態となる。
本発明の保護回路は、パーソナルコンピュータに接続されるプリンター等の、他の情報機器や電子機器に接続される電子機器の半導体集積回路の保護回路に用いることができる。
M1,M2,M4,M8 NMOSトランジスタ
M3,M5,M6,M7 PMOSトランジスタ
R1,R2,R3,R4,R5,R7,R8,R9,R10,R11 抵抗
C1,C2 容量
Vcc 電源
GND 接地電位

Claims (5)

  1. 半導体集積回路をサージから保護する保護回路において、
    前記保護回路は、前記半導体集積回路へ印加されるサージを検知するサージ検知回路と、前記サージを吸収する保護素子と、を有し、
    前記保護素子は、前記半導体集積回路へ信号を入力する信号端子と電源電圧を印加する電源端子との間に配置され、
    前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージ検知回路がサージを検知しない場合に前記保護素子を電流制限状態とし、
    前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージ検知回路がサージを検知した場合に前記保護素子を電流非制限状態とすることを特徴とする半導体集積回路の保護回路。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路の保護回路において、
    前記半導体集積回路へ印加する前記電源電圧を検知する電源電圧検知回路を有し、
    前記電源電圧検知回路が、前記電源電圧が前記半導体集積回路が正常動作する電圧以上であることを検知した場合に、前記電源電圧検知回路は、前記サージ検知回路に電源電圧検知信号を出力し、前記サージ検知回路を非検知状態とするとともに、前記サージ検知回路は前記保護素子を電流制限状態とすることを特徴とする半導体集積回路の保護回路。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体集積回路の保護回路において、
    前記保護素子は、前記信号端子にドレインが接続され、前記電源端子にソースが接続されたPMOSトランジスタを備え、
    前記PMOSトランジスタは、ゲートと、バックゲートとが共通接続され、前記ゲートと、前記サージ検知回路の出力と、一端を前記電源端子に接続した抵抗の他端とが接続されたことを特徴とする半導体集積回路の保護回路。
  4. 第1の半導体集積回路と、
    前記第1の半導体集積回路からの信号を受ける第2の半導体集積回路と、を有し、
    前記第2の半導体集積回路は、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体集積回路の保護回路を含むことを特徴とするシステム。
  5. 半導体集積回路へ信号を入力する信号端子と電源電圧を印加する電源端子との間に配置される、前記半導体集積回路へ印加されるサージを吸収する保護素子を有する保護回路の駆動方法において、
    前記電源電圧が非印加であるときに、前記サージを検知しない場合に前記保護素子を電流制限状態とし、前記サージを検知した場合に前記保護素子を電流非制限状態とすることを特徴とする保護回路の駆動方法。
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