JP2006093598A - 半導体集積回路 - Google Patents

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永 浩 之 吉
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Abstract

【課題】 それぞれ電源線が分離された複数の回路を有し、回路間に信号伝搬経路が配置された半導体集積回路においてESD耐性を向上させる。
【解決手段】 第1および第2の電源線と、第1および第2の基準電位線と、前記第1および第2の電源線および前記第1および第2の基準電位線に接続された第1および第2の回路と、第1および第2の回路を接続する信号線と、前記第1の電源線と前記信号線との間に接続され前記第1の電源線および信号線間に過電圧が印加された場合に、前記過電圧の印加方向に応じて前記第1の電源線および前記信号線間に電流を流す保護素子と、前記第2の電源線と前記信号線との間に接続され前記信号線および前記第2の電源線間に過電圧が印加された場合に、前記過電圧の印加方向に応じて前記第2の電源線および前記信号線間に電流を流す保護素子とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ESD(Electro Static Discharge)保護回路を有する半導体集積回路に関する。
集積回路は年々微細化が進み、それに伴いトランジスタ等の半導体素子の静電破壊電圧が低下し、静電破壊保護回路(ESD保護回路)が重要になっている。特にゲート絶縁膜の膜厚が1nm程度のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)薄膜素子では絶縁膜破壊電圧は4V程度しかない。
集積回路は大規模集積回路(LSI)化も進み、集積回路外部から供給される電源および信号のための端子は1000個を超えるものもある。集積回路のESD(Electro Static Discharge:静電気放電)に対する耐性を確保するには集積回路のすべての端子間で適切なESD保護がなされている必要がある。しかし端子数が多いほどESD耐性を確保するのは困難である。例えば4角形のLSIチップの相対する辺に置かれた端子間や対角に配置されたパッド間にESD電圧が印加される場合は、問題が起きやすい。それはパッド間が遠いため、配線が長く、配線抵抗が大きくなることが一因で、このような場合にはESD耐性は近接したパッド間の場合に比較して低いものとなる。
LSIの内部回路は動作機能により電源電圧が異なる場合がある。また同じ動作電圧の回路であっても、アナログ回路などはデジタル回路からの電源配線を経由したノイズの回り込みを避けるために、電源線や、基準電位線が分離される場合も多い。電源が分離された回路間はESD耐性という観点では極めて弱く、ESD保護ネットワーク設計上の課題が多い。
電源線が分離された回路間は通常完全に分離することはなく、複数ある基準電位線のうち1つを主たるESD放電パスとして使用し、複数の基準電位線間は接続される。基準電位線間はノイズを避けるために互いに逆方向のダイオードを並列接続した、双方向ダイオードで接続が行われる場合もある。
電源線が分離された回路間でも互いに信号線で接続されている場合が多い。この信号線へ信号を出力する回路部分、あるいはこの信号線から信号が入力される回路部分をここでは信号境界部と呼ぶことにする。この信号境界部を介して、回路間で信号の転送が行われる。信号境界部は信号の入出力部に相当し、種々の回路の場合が考えられ、例えばインバータによるバッファ回路がある。
しかし、従来においては、LSI内部において、それぞれ電源線が分離された複数の回路に関し、各回路が互いに信号線で接続されている場合は、各回路が互いに信号線で接続されていない場合に比べて、ESD耐性が著しく弱くなる問題があった。
特開2000−269432公報
本発明は、それぞれ電源線が分離された複数の回路を有し、回路間に信号伝搬経路が配置された半導体集積回路においてESD耐性を向上させることを目的する。
本発明の一態様としての半導体集積回路は、第1および第2の電源電圧を供給するための第1および第2の電源端子と、前記第1および第2の電源端子に接続された第1および第2の電源線と、第1および第2の基準電位を供給するための第1および第2の基準電位端子と、前記第1および第2の基準電位端子に接続された第1および第2の基準電位線と、前記第1の電源線に接続された第1の内部回路電源端子と、前記第1の基準電位線に接続された第1の内部回路基準電位端子と、生成した信号を出力する信号出力端子とを有し、通常動作時に前記第1の電源電圧を受けて動作する第1の回路と、前記第2の電源線に接続された第2の内部回路電源端子と、前記第2の基準電位線に接続された第2の内部回路基準電位端子と、前記第1の回路によって生成された信号を入力する信号入力端子とを有し、通常動作時に前記第2の電源電圧を受けて動作する第2の回路と、前記信号出力端子と前記信号入力端子とを接続する信号線と、前記第1および第2の基準電位線同士を接続する基準電位線接続部と、前記第1の電源線と前記第1の基準電位線との間に前記第1の回路と並列に接続され、前記第1の回路の非動作時において前記第1の内部回路電源端子および前記第1の内部回路基準電位端子間に前記第1の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第1の電源線から第1の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第1の回路の静電破壊を防止する第1の保護素子と、前記第2の電源線と前記第2の基準電位線との間に前記第2の回路と並列に接続され、前記第2の回路の非動作時において前記第2の内部回路電源端子および前記第2の内部回路基準電位端子間に前記第2の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第2の電源線から第2の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第2の回路の静電破壊を防止する第2の保護素子と、前記第1の電源線と前記信号線との間に接続され、前記第1の回路の非動作時において前記第1の内部回路電源端子および前記信号出力端子間に前記第1の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第1の電源線から前記信号線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第1の回路の静電破壊を防止する第3の保護素子と、前記第2の電源線と前記信号線との間に接続され、前記第2の回路の非動作時において前記信号入力端子および前記第2の内部回路電源端子間に前記第2の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第2の電源線から前記信号線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第2の回路の静電破壊を防止する第4の保護素子と、を備える。
本発明により、それぞれ電源線が分離された複数の回路を有し、回路間に信号伝搬経路が配置された半導体集積回路においてESD耐性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態としての半導体集積回路の構成例を示すブロック図である。
図1の半導体集積回路は、大別して、回路1および回路2と、本発明の大きな特徴の1つであるESD保護素子9およびESD保護素子10とを備える。
回路1は、回路要素として、内部回路13、信号境界部15、ESD保護素子7、電源パッド3、基準電位パッド5、電源配線抵抗21、基準電位線配線抵抗23、電源線17および基準電位線19を有する。
電源パッド3と基準電位パッド5との間にはESD保護素子7が接続されている。電源パッド3と、内部回路13および信号境界部15との間には電源線配線抵抗21が接続されている。また、基準電位パッド5と、内部回路13および信号境界部15との間には基準電位線配線抵抗23が接続されている。
一般に内部回路13は多数の素子を含む回路で構成されている。電源線配線抵抗21および基準電位線配線抵抗23も同様に多数の抵抗素子で構成されるが、ここでは説明を簡単化するためにそれぞれ1つの抵抗で表してある。
内部回路13は、内部回路電源端子42、内部回路基準電位端子44および内部回路信号端子46を有し、内部回路信号端子46は、後段の信号境界部15における信号境界部信号端子50に接続されている。
ここで内部回路信号端子46は、半導体集積回路外部(例えば他のチップ)との入出力を行うものではなく、集積回路内部での信号の入出力を行うためのものである。半導体集積回路外部との入出力を行う信号端子は、図1の説明には現れないので、図示を省略している。
内部回路13における内部回路電源端子42、内部回路基準電位端子44および内部回路信号端子46はここではそれぞれ1つずつしか描かれていないが、実際の集積回路では通常それぞれの端子は複数あり、本実施例はこれを含む。ここでは簡単のためにそれぞれ1つの端子で表している。
内部回路電源端子42は電源線17に接続され、内部回路基準電位端子44は基準電位線19に接続されている。
信号境界部15は信号境界部信号端子50、他の電源系の回路へ接続される信号境界部信号端子51、信号境界部電源端子48および信号境界部基準電位端子54を有している。信号境界部15は例えばインバータを含む。信号境界部15がインバータを含む場合、プルアップPMOSトランジスタのソースが信号境界部電源端子48に接続され、ドレインがプルダウンNMOSトランジスタのドレインに接続され、プルダウンNMOSトランジスタのソースが信号境界部基準電位端子54に接続される。両トランジスタのゲートが信号境界部信号端子50に共通に接続され、出力が信号境界部信号端子51に接続される。
信号境界部15における信号境界部電源端子48、信号境界部基準電位端子54、信号境界部信号端子50および信号境界部信号端子51はここではそれぞれ1つづつしか描かれていないが、実際の集積回路では通常それぞれの端子は複数あり、本発明はこれを含む。ここでは簡単のためそれぞれ1端子ずつで表している。
信号境界部電源端子48は電源線17に接続され、信号境界部基準電位端子54は基準電位線19に接続されている。
回路2の構成は回路1と同様である。
すなわち、電源パッド4と基準電位パッド6との間にはESD保護素子8が接続されている。電源パッド4と、内部回路14および信号境界部16との間には電源線配線抵抗22が接続されている。また、基準電位パッド6と、内部回路14および信号境界部16との間には基準電位線配線抵抗24が接続されている。
内部回路14は、内部回路電源端子43、内部回路基準電位端子45および内部回路信号端子47を有し、内部回路信号端子47は、信号境界部16における信号境界部信号端子52に接続されている。
内部回路電源端子43は電源線18に接続され、内部回路基準電位端子45は基準電位線20に接続されている。
信号境界部16は信号境界部信号端子52、他の電源系の回路へ接続される信号境界部信号端子53、信号境界部電源端子49および信号境界部基準電位端子55を有している。信号境界部16は例えばインバータを含む。信号境界部16がインバータを含む場合、プルアップPMOSトランジスタのソースが信号境界部電源端子49に接続され、ドレインがプルダウンNMOSトランジスタのドレインに接続され、プルダウンNMOSトランジスタのソースが信号境界部基準電位端子55に接続される。両トランジスタのゲートが共通に信号境界部信号端子53に接続され、出力が信号境界部信号端子52に接続される。
信号境界部電源端子49は電源線18に接続され、信号境界部基準電位端子55は基準電位線20に接続されている。
回路1における信号境界部15の信号境界部信号端子51と、回路2における信号境界部16の信号境界部信号端子53とは信号線56によって接続されている。ここで信号線56は、実際の集積回路では通常複数あり、本発明はこれを含む。ここでは、簡単のため1つのみを描いている。
信号線56と、回路1における電源線17との間にはESD保護素子9が接続されており、信号線56と回路2における電源線18との間にはESD保護素子10が接続されている。
図1にはESD保護素子9とESD保護素子10との2つのESD保護素子のみが描かれているが、信号線56が複数ある場合には、各信号線に対してESD保護素子9およびESD保護素子10に相当するESD保護素子がそれぞれ追加される。ここでESD保護素子9およびESD保護素子10としては双方向にESD放電を行う能力を有するものを用いる必要がある。
ESD保護素子9およびESD保護素子10としては、例えば各々、1以上のダイオードを逆並列接続したもの、またはこの逆並列接続をさらに直列接続したものを用いることができる。この他、ゲートとソースとボディとが共通に接続された第1の端子と、ドレインに接続された第2の端子とを有するMOSトランジスタを用いることもできる。
以下、このような半導体集積回路において、電源パッド3と電源パッド4との間にESD電圧が印加された場合について説明する。電圧が印加される場合としては、例えば半導体集積回路装置の単独あるいは実装基板に搭載した状態において、ハンドリンクや運搬時に発生する静電気による過電圧が電源パッド3と電源パッド4との間に印加される場合がある。
ESD電圧が電源パッド3および電源パッド4間に印加されて内部回路13に通常動作電圧より高い過電圧が印加されると、ESD保護素子7およびESD保護素子8がオン状態となる。すると電源パッド3、ESD保護素子7、基準電位線配線抵抗23、基準電位線配線抵抗24およびESD保護素子8を経路として電源パッド4までESD電流が流れる。但し、電源パッド3および電源パッド4間に印加されるESD電圧の極性が逆の場合は、これと逆の電流経路となる。
一方、信号線56を経由するESD放電経路も存在する。これは電源パッド3から電源線配線抵抗21、ESD保護素子9、信号線56、ESD保護素子10、電源線配線抵抗22を経て電源パッド4に至る経路である。但し、上述と同様に、電源パッド3および電源パッド4間に印加される電圧の極性が逆の場合は、これと逆の電流経路となる。
ここで信号境界部15および信号境界部16が破壊する条件について考える。
前提として、信号線56を経由するESD電流は無視できるくらい小さく(基準電位線19がESD電流の主経路となるようにESD保護素子7、8、9、10のオン電圧とオン抵抗の値、および各抵抗21〜24の値が設計される)、したがって、電源線配線抵抗21および電源線配線抵抗22での電圧降下は無視できるとする。
信号境界部15の信号境界部信号端子51がハイレベルの出力状態となり、信号境界部電源端子48と同じ電位になっているとする。より詳しくは、例えば信号境界部15はインバータを含むとする。インバータの状態はフローティング状態と考えられ、このためノイズによりあらゆる状態があり得るが、ここでは、出力がハイレベルの状態を想定する。この状態はESDに対して最も弱い状態となる。この結果、信号線56の電位は電源パッド3と同電位となる。
一方、信号境界部16の信号境界部電源端子49の電位は電源パッド4と同電位である。
したがって信号境界部信号端子53および信号境界部電源端子49間にはESD電圧がかかることになる。
信号境界部信号端子53および信号境界部電源端子49間にはESD保護素子10が接続されており、このESD保護素子10が絶縁膜破壊電圧以下でクランプされれば、信号境界部16は保護される。ESD保護素子10にてESDに対してクランプが行われる場合、ESD保護素子10にはESD電流が流れる。このESD電流が小さい範囲では信号境界部15側における電流経路は信号境界部電源端子48から信号境界部信号端子51となる。
ここでESD電流が大きくなり、ESD電流が信号境界部15の素子の許容電流を超えると、もはや信号境界部電源端子48と信号境界部信号端子51は同電位ではなくなり(信号境界部15は微少寸法のトランジスタで構成されることが多く通常、電流駆動能力は低い)、電位差が生じる。ESD電圧が高くなれば、この電位差も大きくなる。
しかし、破壊電圧に達する前にESD保護素子9およびESD保護素子10がオン状態になりクランプするので、信号境界部15および信号境界部16は保護される。つまり信号境界部15あるいは信号境界部16が破壊されるのは、ESD保護素子9およびESD保護素子10のいずれかのクランプ電圧が絶縁膜破壊電圧(例えば保護すべき信号境界部15および信号境界部16を構成するトランジスタにおけるゲート絶縁膜の絶縁破壊電圧)を超える場合である。
ESD保護素子9およびESD保護素子10が同じ素子で構成されていれば、それぞれのクランプ電圧は等しい。回路1および回路2が同じ電源電圧で動作し、同じ絶縁膜破壊電圧の素子で構成されている場合には、信号境界部を経由する場合の破壊電圧(電源パッド3および電源パッド4間に印加される電圧)は絶縁膜破壊電圧の2倍となる。
一方、回路1は、ESD保護素子7のクランプ電圧と基準電位線配線抵抗23による電圧降下との和、すなわち電源線17と基準電位線19との電位差が回路1の絶縁膜破壊電圧を超えなければ破壊しない(基準電位線配線抵抗23を流れる電流は電源線配線抵抗21よりも十分に大きいので電源線配線抵抗21の電圧降下は無視する)。回路2についても同様で、ESD保護素子8のクランプ電圧と基準電位線配線抵抗24による電圧降下との和、すなわち電源線18と基準電位線20との電位差が回路2の絶縁膜破壊電圧を超えなければ破壊しない(基準電位線配線抵抗24を流れる電流は電源線配線抵抗22よりも十分に大きいので電源線配線抵抗22の電圧降下は無視する)。つまり基準電位線の放電経路に着目した場合、電源パッド3と電源パッド4との間には最大で絶縁膜破壊電圧の2倍までが許容される。
本発明者が本発明をなす以前に実施していた回路では図1の回路においてESD保護素子9およびESD保護素子10が無く、電源パッド3および電源パッド4間の電圧が絶縁膜破壊電圧に達すると、信号境界部15または信号境界部16が破壊する問題があった(例えば信号境界部15がインバータでプルアップPMOSトランジスタがオン状態の場合、電源バッド3および電源パッド4間の電圧が信号境界部信号端子53および信号境界部電源端子16にかかる)。これに対し、本実施の形態によれば、ESD保護素子9およびESD保護素子10を電源線17、18と信号線56との間に設けたことで、ESD印加電圧の耐量を最大で2倍に拡大できたことになる。
ここでESD保護素子7およびESD保護素子8のクランプ電圧は通常は印加電圧の極性によって異なる。
例えばESD保護素子としてggNMOS(Gate grounded NMOS)トランジスタを用いた場合、ドレインに正電圧が印加される場合には、スナップバック特性が示されると共に、PN接合の逆方向ブレークダウン電圧とチャネル抵抗による電圧降下とでクランプ電圧が決まる。一方、ドレインに負電圧が印加される場合にはPN接合の順方向特性が示される。
このように、ESD保護素子のクランプ電圧が印加電圧の極性によって異なる場合において、電源パッド間にESD電圧が印加された場合、一方のESD保護素子は逆方向特性、他方のESD保護素子は順方向特性でクランプされるため、同時に同じ極性で動作することはない。よって、この場合、ESD保護素子による保護限界は絶縁膜破壊電圧の2倍にはならない。
ここで、信号境界部のクランプに用いるESD保護素子は、電源パッドおよび基準電位パッド間に用いるESD保護素子に比べて、小さなサイズの素子を用いることができる。以下、これについてもう少し詳細に説明する。
保護素子サイズが小さいと放電できる電流許容量は少なくなり、オン時の端子間抵抗(オン抵抗)も大きい。通常、基準電位線はESD電流の主要な放電経路とされるため、基準電位線配線抵抗23および基準電位線配線抵抗24はそれぞれ対応する電源線配線抵抗21および電源線配線抵抗22よりも低い。このため、信号線56を経る放電経路の抵抗は基準電位線を経る放電経路の抵抗に比べて大きくなる。ESDの放電経路は、この2経路のみであり、各放電経路の合成抵抗にしたがって電流が分流する。概算で、ESD保護素子9およびESD保護素子10のサイズをESD保護素子7およびESD保護素子8の100分の1にしたとすれば、放電抵抗は100倍異なることになる。したがって、信号線56を経由する放電電流は、基準電位線を経由する放電電流に比べて100分の1となる。このように通常、基準電位線をESD電流の主要な放電経路とすることから他方の放電経路上のESD保護素子はそのサイズが小さくとも問題ない。これにより回路サイズの上昇を可及的に抑えることができる。
図2は、本発明の実施の形態としての半導体集積回路の別の構成例を示すブロック図である。
図2では、図1に示す回路に対して、回路1側において信号線56と基準電位線19との間にESD保護素子11が接続され、回路2側において信号線56と基準電位線20との間にESD保護素子12が接続されている。ESD保護素子11およびESD保護素子12としては双方向にESDの放電能力を有するものを用いる必要がある。
ESD保護素子11およびESD保護素子12は、基準電位パッド5と電源パッド4との間にESD電圧が印加された場合、および電源パッド3と基準電位パッド6との間にESD電圧が印加された場合において、信号境界部15および信号境界部16の保護に有効である。また、デバイス帯電モデル(CDM:Charged Device Model)によるサージ電圧に対しても効果がある。CDMによるサージ電圧では、試験されるチップすべてのESD保護素子をESD電流が流れるためである。
図3は、図1の半導体集積回路の具体例を示したブロック図である。
電源パッド3と基準電位パッド5との間にはESD保護素子としてggNMOS(gate-grounded NMOS)トランジスタ31が接続されている。また、電源パッド4と基準電位パッド6との間にはESD保護素子としてggNMOSトランジスタ32が接続されている。ggNMOSトランジスタは、NMOSトランジスタにおけるゲート、ソース、ボディが互いに接続されたものであり、ドレインに正電圧が印加された場合にはスナップバック特性を示し、ドレインに負電圧が印加された場合にはPN接合ダイオードの順方向特性を示す。
電源線17と信号線56との間にはESD保護素子として、ダイオードを3段直列に接続したダイオード列を互いに逆方向に並列接続した双方向ダイオードチェーン33が接続されている。また、信号線56と電源線18との間にはESD保護素子として、ダイオードを3段直列に接続したダイオード列を互いに逆方向に並列接続した双方向ダイオードチェーン34が接続されている。ここで双方向ダイオードチェーン33および双方向ダイオードチェーン34の段数(本例では3段)は、保護対象とされる回路1および回路2に用いられる素子の動作電圧および絶縁膜破壊電圧と、電源パッドおよび基準電位パッド間に接続されたESD保護素子のトリガ電圧およびクランプ電圧とを勘案して設計される。
また、電源線17および基準電位線19間に信号境界部としてインバータ29が接続されている。インバータ29は、プルアップPMOSトランジスタ25とプルダウンNMOSトランジスタ27とを含む。プルアップPMOSトランジスタ25およびプルダウンNMOSトランジスタ27のゲートは内部回路信号端子46に接続され、両トランジスタのドレインは信号線56に接続されている。プルアップPMOSトランジスタ25のソースは電源線17に接続され、プルダウンNMOSトランジスタ27のソースは基準電位線19に接続されている。
内部回路電源線18および基準電位線20間に信号境界部としてインバータ30が接続されている。インバータ30は、プルアップPMOSトランジスタ26とプルダウンNMOSトランジスタ28とを含む。プルアップPMOSトランジスタ26およびプルダウンNMOSトランジスタ28のゲートは信号線56に接続され、両トランジスタのドレインは内部回路信号端子47に接続されている。プルアップPMOSトランジスタ26のソースは電源線18に接続され、プルダウンNMOSトランジスタ28のソースは基準電位線20に接続されている。
また、図1と異なり、図3においては、基準電位線間のノイズを避けるため、回路1と回路2とでそれぞれの基準電位線が分離され、双方向ダイオード対37および双方向ダイオード対38を介して、第3の基準電位線41に接続されている。この第3の基準電位線41が放電経路として用いられる。第3の基準電位線41は基準電位パッド39および基準電位パッド40に接続されている。このように基準電位線41をESDの放電経路とする場合には双方向ダイオード対137および双方向ダイオード対38の順方向特性による電圧降下があるため、ESD耐量は低くなる。
ここで、回路1および回路2が共に薄膜素子で構成されている場合などは、予め定められたESD規格を適用しようとすると、本発明者が本発明をなす以前に実施していた上記回路例では基準電位線配線抵抗23および基準電位線配線抵抗24は限りなく0Ωに近い値が要求され、基準電位線配線抵抗23および基準電位線配線抵抗24の設計上のマージンは少ない。しかし本実施の形態によれば、電源パッド3と電源パッド4との間のクランプ電圧値を以前よりも高くできるため、基準電位線配線抵抗23および基準電位線配線抵抗24に対する要求が緩和され、設計上のマージンが広くなる。
図4は本実施の形態による効果を確認するための回路シミュレーションを行うための回路である。この回路は図2に示す回路の具体例である。
図4の回路では、図2におけるESD保護素子7およびESD保護素子8として、ダイオードトリガサイリスタ(DTSCR)57aおよびダイオードトリガサイリスタ57bを用いている。また、図2における信号境界部15および信号境界部16として、図3と同様に、インバータ29およびインバータ30を用いている。また、図2におけるESD保護素子9〜12として、ダイオードを3段に直列に接続したダイオード列を互いに逆方向に並列接続した双方向ダイオードチェーン33〜36を用いている。但し、ESD保護素子の種類は重要ではなく、他の保護素子でも同様の効果が期待できる。
以下、図4の回路を用いて、人体モデル(HBM:Human Body Model)によるサージ電圧が印加される場合をシミュレーションする。
ESD電圧の印加は前述した最もESD耐量が厳しくなる条件(インバータ29におけるPMOSトランジスタ25がオン)での電源パッド3および電源パッド4間の電圧印加とした。内部回路13および内部回路14はシミュレーション上特に重要でないので、内部回路13における電源端子42と、内部回路14における信号端子47、電源端子43および基準電位端子45とはいずれもオープンとした。内部回路14における内部回路基準電位端子44と信号端子46とはインバータ29をハイレベルの状態で動作させるために短絡した(図示せず)。上述したように、この状態が、ESD耐量が最も低くなる状態である。
図5は、図4の回路を用いて、ESD電圧としてHBMサージ5000Vを仮定して、回路シミュレーションした結果を示すグラフである。
横軸は時刻であり、縦軸は電圧である。
ESD電圧印加時の電源パッド3および電源パッド4間の電圧は30ns付近で6Vをわずかに上回っているのに対して、ESD保護素子33の両端電圧すなわち電源線17および信号線56間の電圧、並びにESD保護素子10の両端電圧すなわち信号線56および電源線18間の電圧は3.0V以下と、電源パッド3および電源パッド4間の電圧の半分程度であることがわかる。なお、図5のグラフにおいて、電源線17および信号線56間の電圧を示す曲線、および信号線56および電源線18間の電圧を示す曲線は重なっている。
また、内部回路13における電源端子42および基準電位端子44間の電圧は、3.6V程度であり、内部回路14における電源端子43および基準電位端子45間の電圧は、2.4V程度である。
本発明者が本発明をなす以前に実施していた半導体集積回路の構成(例えば図4において双方向ダイオードチェーン33〜36が無い構成)では、仮に内部回路の破壊電圧を4Vとした場合、電源パッド3および電源パッド4間の電圧(6V近く)が直接、例えば回路2におけるインバータ30にかかるため、破壊を免れない。しかし本実施の形態によれば、内部回路13、内部回路14、信号境界部29および信号境界部30のいずれでも4V以下に抑制でき、破壊を免れることができる。
以上では図4の回路による効果を、HBMによるESD電圧が印加された場合を例に説明したが、この他、上述したデバイス帯電モデル(CDM:Charged Device Model)によりESD電圧が印加された場合に対しても、同様の効果が期待できる。
CDMによるサージ電圧は他の試験規格であるHBM、マシンモデル(MM:Machine Model)に比べてサージ発生時間は短く、パルス幅1ns前後であるが、サージ電流は大きく、数アンペアから20A程度に達することもある。CDMはその短いパルス特性のため、ESD保護素子には高速応答特性が要求されるという特徴がある。またHBM、MMではデバイス外部に帯電体があり、そこからサージ電圧が印加されるが、これに対してCDMではデバイス自身が帯電しサージ電圧の発生源となるという特徴もある。以前からの集積回路に設けられるESD保護素子(例えば図1のESD保護素子7、8)は、集積回路の外部と接続される電源端子、基準電位端子および信号端子等に接続されて、外部からのESD電圧印加を遮断するように動作するが、デバイス内部から電圧が発生するCDMでは必ずしも十分なESD保護が実現できなかった。これに対し、本実施の形態によれば、集積回路内部において、電源端子および基準電位端子間のESD保護素子を経由する経路に加えて、さらに別の放電経路を設けたため、CDMに対して効果的な保護を行うことが可能である。
図6は、図1の半導体集積回路を含む集積回路チップ74の概略図である。
集積回路チップ内は大きく3つの回路、すなわち回路1、回路2および回路67で構成されている。
各回路1、2、67の電源は分離されており、各回路1、2、67付近に、チップ外周部において、四角形の電源パッド3、電源パッド4および電源パッド58が配置されている。
電源線および基準電位線はリング状になっていることから通常は電源リングと呼ばれる。電源リングは3つの電源に対応して3つに分断されている。電源線は、それぞれ電源線17、電源線18および電源線59に分断されている。基準電位線は基準電位線19、基準電位線20および基準電位線60に分断され、電源線17、18、59と平行に電源線の外側に配置されている。
基準電位パッドは図面の簡略化のため図示していない。また電源パッドおよび基準電位パッド間に接続されるESD保護素子(例えば図1におけるESD保護素子7、8)は通常電源リングの下側(紙面に垂直な方向)に配置されるが、図面の簡略化のため、図示を省略している。
図6において、回路1における信号境界部15(1)は、回路2における信号境界部16(1)と信号線56(1)で接続されている。信号線56(1)は、ESD保護素子9(1)を介して電源線17に接続されると共にESD保護素子10(1)を介して電源線18に接続され、これにより信号境界部のESDからの保護が行われる。
回路2における信号境界部15(2)は、回路67における信号境界部16(2)と信号線56(2)で接続されている。信号線56(2)はESD保護素子9(2)を介して電源線18に接続されると共に、ESD保護素子10(2)を介して電源線59に接続され、これにより信号境界部のESDからの保護が行われる。
回路67は回路1に対し2箇所において接続されている。
一方は回路67における信号境界部15(3)と回路1における信号境界部16(3)とが、信号線56(3)によって接続されている。信号線56(3)はESD保護素子9(3)を介して電源線59に接続されると共に、ESD保護素子10(3)を介して電源線17と接続されている。
他方は回路67における信号境界部15(4)と回路1における信号境界部16(4)とが信号線56(4)によって接続されている。信号線56(4)はESD保護素子9(4)を介して電源線59と接続されると共に、ESD保護素子10(4)を介して電源線17と接続されている。
このように図6に示すチップでは、本発明の大きな特徴の1つとなるESD保護素子9(1)〜9(4)、10(1)〜10(4)が、チップ内部に設けられることになる(以前からのESD保護素子(図6において図示せず)は、上述したようにチップの外周付近の電源リングの下側に設けられる)。通常、チップ内部に大きなサイズのESD保護素子を用いることは困難であるが、前述のように本実施の形態ではESD保護素子のサイズは小さくて良いため、チップサイズを可及的に小さく抑えつつESD耐量の大きな向上を図ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、互いに電源線が分離され信号伝搬経路(信号線)を有する回路間において、一方の電源線と信号線の間、および他方の電源線と信号線の間にそれぞれ双方向に通電可能なESD保護素子を設けたことにより、ESD耐性の大幅な向上が実現できる。
また、本実施の形態によれば新たに設けるESD保護素子のサイズは小さくてよいため、チップサイズ増大や、配線総数の増加なども少なく、よってチップ単価の上昇も可及的に防止できる。
本発明の実施の形態としての半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 発明の実施の形態としての半導体集積回路の他の構成を示すブロック図である。 図1の半導体集積回路の具体例を示したブロック図である。 本実施の形態による効果を確認するためのシミュレーションを行うための回路の構成を示すブロック図である。 4の回路を用いてシミュレーションした結果を示すグラフである。 図1の半導体集積回路を含む集積回路チップの概略図である。
符号の説明
1、2、67 回路
3、4、58 電源パッド
5、6、39、40 基準電位パッド
7〜12 ESD保護素子
13、14 内部回路
15、16 信号境界部
17、18、59 電源線
19、20、41、60 基準電位線
21、22 電源線配線抵抗
23、24 基準電位線配線抵抗
25、26 プルアップPMOSFET
27、28 プルダウンNMOSFET
29、30 インバータ
31、32 ggNMOSトランジスタ
33〜36 双方向ダイオードチェーン
37、38 双方向ダイオード対
42、43 内部回路電源端子
44、45 内部回路基準電位端子
46、47 内部回路信号端子
48、49 信号境界部電源端子
50〜53 信号境界部信号端子
54、55 信号境界部基準電位端子
56 信号線
57 ダイオードトリガサイリスタ
74 集積回路チップ

Claims (5)

  1. 第1および第2の電源電圧を供給するための第1および第2の電源端子と、
    前記第1および第2の電源端子に接続された第1および第2の電源線と、
    第1および第2の基準電位を供給するための第1および第2の基準電位端子と、
    前記第1および第2の基準電位端子に接続された第1および第2の基準電位線と、
    前記第1の電源線に接続された第1の内部回路電源端子と、前記第1の基準電位線に接続された第1の内部回路基準電位端子と、生成した信号を出力する信号出力端子とを有し、通常動作時に前記第1の電源電圧を受けて動作する第1の回路と、
    前記第2の電源線に接続された第2の内部回路電源端子と、前記第2の基準電位線に接続された第2の内部回路基準電位端子と、前記第1の回路によって生成された信号を入力する信号入力端子とを有し、通常動作時に前記第2の電源電圧を受けて動作する第2の回路と、
    前記信号出力端子と前記信号入力端子とを接続する信号線と、
    前記第1および第2の基準電位線同士を接続する基準電位線接続部と、
    前記第1の電源線と前記第1の基準電位線との間に前記第1の回路と並列に接続され、前記第1の回路の非動作時において前記第1の内部回路電源端子および前記第1の内部回路基準電位端子間に前記第1の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第1の電源線から第1の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第1の回路の静電破壊を防止する第1の保護素子と、
    前記第2の電源線と前記第2の基準電位線との間に前記第2の回路と並列に接続され、前記第2の回路の非動作時において前記第2の内部回路電源端子および前記第2の内部回路基準電位端子間に前記第2の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第2の電源線から第2の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第2の回路の静電破壊を防止する第2の保護素子と、
    前記第1の電源線と前記信号線との間に接続され、前記第1の回路の非動作時において前記第1の内部回路電源端子および前記信号出力端子間に前記第1の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第1の電源線から前記信号線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第1の回路の静電破壊を防止する第3の保護素子と、
    前記第2の電源線と前記信号線との間に接続され、前記第2の回路の非動作時において前記信号入力端子および前記第2の内部回路電源端子間に前記第2の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記第2の電源線から前記信号線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第2の回路の静電破壊を防止する第4の保護素子と、
    を備えた半導体集積回路。
  2. 前記信号線と前記第1の基準電位線との間に接続され、前記信号出力端子および前記第1の内部回路基準電位端子間に前記第1の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧の印加方向に応じて前記信号線から前記第1の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第1の回路の静電破壊を防止する第5の保護素子と、
    前記信号線と前記第2の基準電位線との間に接続され、前記信号入力端子および前記第2の内部回路基準電位端子間に前記第2の電源電圧よりも高い過電圧が印加された場合にオンして、前記過電圧が印加された方向に応じて前記信号線から前記第2の基準電位線へまたはその逆へ電流を流すことにより前記第2の回路の静電破壊を防止する第6の保護素子と、
    を備えた請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第3の保護素子および前記第4の保護素子は、各々、1以上のダイオードを逆並列接続したもの、またはダイオードを逆並列接続したものを複数段直列に接続したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記第3の保護素子および前記第4の保護素子は、各々、MOSトランジスタを含み、ゲートとソースとボディとに共通に接続された第1の端子と、ドレインに接続された第2の端子とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1の回路は、その出力部として、一端が前記第1の電源線に接続され他端が前記第1の基準電位線に接続され出力が前記信号線に接続された第1のインバータを有し、
    前記第2の回路は、その入力部として、一端が前記第2の電源線に接続され他端が前記第2の基準電位線に接続され入力が前記信号線に接続された第2のインバータを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集積回路。
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