JP5165356B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関し、例えば5Vトレラント端子に対応した静電保護回路に適用して有効な技術に関するものである。
電源端子に設けられた静電気放電(ESD;Electro Static Discharge)保護回路にMOSFETを用いた例として、特開2005−064374号公報、特開2006−121007号公報がある。特開2005−064374号公報のESD保護回路では、電源端子と接地電位との間にMOSFETを設け、サージが加わるとMOSFETの基板電位を上昇させて、かかるMOSFETをオンにして電源端子の正電荷を放電させる。特開2006−121007号公報のESD保護回路では、CR遅延回路とインバータ回路とを用いてサージが加わるとMOSFETの基板電位を一時的に上昇させて、かかるMOSFETをオンにして電源端子の正電荷を放電させる。
特開2005−064374号公報 特開2006−121007号公報
上記特許文献1、特許文献2は、上記電源端子に供給される電源電圧に対応した耐圧を持つMOSFETを用いて上記ESD保護回路を構成するものである。これにより、電源端子に定格電圧以上の加速電圧が供給されるバーイン等でESD保護回路のMOSFETが破壊されることはない。
USB(Universal Serial Bus) に使用される特殊端子(5Vトレラント端子)を有する半導体集積回路装置では、通常動作の電源電圧が3.3Vであるのに対し、入力レベルを5Vまで保証している。このため、標準入出力回路(I/O)と同様のESD保護回路方式をとることが出来ない。例えば、上記3.3Vで動作するMOSFETは、バーンイン時の過大電圧に対応した5V程度の耐圧を持つよう形成される。このような耐圧を持つMOSFETを用い、前記特許文献1や2に示されているESD保護回路を構成すると、バーンイン時には7V以上の高電圧が入力されるので上記5V程度の耐圧を持つMOSFETが破壊してしまうという問題を有する。このため、上記5Vトレラント端子に設けられるESD保護回路には、上記高電圧での7V以上の耐圧を保証した高耐圧MOSFETが用いられることなる。したがって、5Vトレラント端子を有する半導体集積回路装置において、最小でも2種類の耐圧を持つMOSFETを形成しなければならない。
本願発明者等においては、上記USB回路を上記3.3Vで動作するMOSFETをカスコード(又はカスケード)接続した回路を用いて必要な耐圧を確保することを考えた。これに伴いESD回路においても、上記と同様に上記3.3Vで動作するMOSFETを図24のようにカスケード接続して必要な耐圧を確保することを考えた。図25の等価素子構造図に示されているように、電源端子VPADに入力されたサージがある電圧以上になるとMOSFETMN1の寄生バイポーラが動作し、続いてMOSFETMN2の寄生バイポーラが動作し、最終的には両方のバイポーラ大電流にてサージを接地端子VSSに流すようにするものである。
ESD保護回路は内部回路の保護のために、内部回路より先に保護回路がオンし、ESDサージをグランド(VSS)に流す必要がある。図24のESD保護回路のように、MOSFETMN1およびMN2のウェルをグランドに固定した場合、カスコードNMOSの寄生バイポーラ動作電圧は、図26の特性図に示したようにN拡散(ソース,ドレイン)とウェルの接合耐圧で決まる。より早く確実にESDサージを逃がすことがESD耐性向上につながるため、カスコードNMOS(MN1,MN2)をより低い電圧でオンさせることが課題となる。また、通常動作時のカスコードNMOSによるリークは最小限に抑えて保護回路自身の誤動作も避ける必要がある。
この発明の目的は、簡単な構造でESD耐性の向上を実現した半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の他の目的は、5Vトレラント端子を有し、ESD耐性と通常動作時でのリーク電流の低減及び誤動作を防止した半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願における実施例の1つは下記の通りである。半導体集積回路装置は、第1回路、第2回路及び静電保護回路を有する。第1回路は、第1電源電圧に対応した第1耐圧を持つMOSFETを用いて構成される。第2回路は、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされて構成される。静電保護回路は、第2電源電圧が供給される第2電源電圧端子と回路の接地電位点との間に設けられ、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされた静電保護MOSFETと、上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧に応答して上記保護MOSFETのバックゲートを一時的に上記接地電位よりも高い電位とする電圧供給回路とを有する。
入力電圧と負荷変動に対する応答性の改善と高効率化を実現することができる。
図1には、この発明に係るESD保護回路の一実施例の回路図が示されている。この実施例のESD保護回路が搭載される半導体集積回路装置は、特に制限されないが、図示しない内部回路は、3.3V程度の電源電圧で動作する。これに対応して使用するMOSFETは、上記3.3Vに対応した耐圧、例えば5V程度の耐圧を持つようにされる。このような半導体集積回路装置には、前記USBインターフェイス回路が搭載される。
上記USBの5Vトレラント端子のような電源端子VPADと回路の接地電位又は接地電位端子VSSとの間には、静電保護MOSFETとしてカスコード(直列)接続のMOSFETMN1,MN2が設けられる。このようなカスコード接続によって実質的な耐圧を10V程度まで高くすることができ、バーンイン時での約7V以上の高電圧の入力に対しても、これらのMOSFETMN1,MN2が破壊してしまうことはない。
これらMOSFETMN1,MN2は、NチャネルMOSFETにより構成されて共通のウェル領域に形成される。これらMOSFETMN1,MN2のウェル領域、つまりバックゲートは、ESD耐性の向上を実現するために、次の電圧供給回路によって形成された電圧が供給される。上記静電保護MOSFETMN1,MN2は、電源端子VPADにサージ電圧が発生した場合、かかるサージ電圧を放電させるサージ電流IPADを速やかに流して放電させるようにして、かかる電源端子VPADに接続される半導体集積回路装置に形成された図示しない他のMOSFET等の破壊を防止する。このような静電破壊防止のために、上記MOSFETMN1,MN2は、上記電源端子VPADの直近に配置される。
上記電圧供給回路は、以下の回路により構成される。分圧抵抗R3とR4は、上記電源端子VPADに発生するサージ電圧を分圧する。この分圧電圧は、いわゆる人体モデル(HBM)での上記電源端子VPADに発生するサージ電圧(約10V程度)を約3V程度となるように分圧する。特に制限されないが、これらの抵抗R3,R4は、ポリシリコン抵抗により構成される。上記分圧電圧が形成される回路ノードN1の電圧は、PチャネルMOSFETMP1とNチャネルMOSFETMN3からなるCMOSインバータ回路の動作電圧とされるとともに、抵抗R1とキャパシタC1による時定数回路に供給される。上記抵抗R1も、上記同様にポリシリコン抵抗により構成される。上記キャパシタC1は、MOS容量により構成される。上記抵抗R1とキャパシタC1の接続点N2からは、上記回路ノードN1の電圧変化の遅延信号(積分信号)が形成される。
上記CMOSインバータ回路(MP1,MN3)の出力端子(回路ノードN3)は、上記静電保護MOSFETMN1,MN2のバックゲート(ウェル領域)に接続されて、バックゲートの制御電圧とされる。また、特に制限されないが、上記回路ノードN3と回路の接地電位VSSとの間には、プルダウン抵抗R2が設けられる。特に制限されないが、この抵抗R2は、NチャネルMOSFETを形成するために形成されるP型ウェル領域で構成された拡散抵抗により構成される。
図2には、図1のESD保護回路の動作の一例を説明するための波形図が示されている。電源端子VPADにESDサージが入力されると、それに追従して回路ノードN1の電圧も急峻に立ち上がる。CMOSインバータ(MP1,MN3)は、上記回路ノードN1の立ち上がりに応じて動作状態にされる。しかしながち、CMOSインバータの入力電圧(ノードN2)は、抵抗R1とキャパシタC1の時定数により遅延した電位変化(遅延電圧)となる。その結果、この電圧差ΔVgsは、PチャネルMOSFETMP1のゲート,ソース間電圧となり、PチャネルMOSFETMP1をオン状態にする。これにより、インバータ回路の出力電圧(N3)は、上記回路ノードN1の立ち上がりに対応して高い電位になる。
もしも、回路ノードN1がハイレベルのままとすると、上記時定数回路の出力信号が上記回路ノードN1に向けて上昇するので電圧差ΔVgsが小さくなり、PチャネルMOSFETMP1がオフ状態に、NチャネルMOSFETMN3がオン状態になる。この結果、上記インバータ回路の出力電圧N3(ウェル電位)が一時的にハイレベルになる。一方、上記のようにNチャネルMOSFETのウェル電位が上昇すると、等価的にソースに対してバックゲートが高くなり、しきい値電圧を等価的に小さくしてオン状態にする。このようなMOSFETMN1,MN2に電流が流れると、寄生バイポーラトランジスタがオン状態となりサージ電流IPADを流す。このようなサージ電流IPADは、上記電源端子VPADのサージ電圧を放電させるので、実際には上記回路ノードN1も同図に点線で示したように低下させる。同図では省略されているが、回路ノードN1も最終的には放電される。
図3には、この発明に係るESD保護回路の電圧−電流特性図が示されている。本発明のESD保護回路ではカスコードNチャネルMOSFETMN1,MN2の寄生バイポーラ動作を、前記図26の接合耐圧に依存した動作電圧点Aよりも低い電圧Bで早く動作させることが可能となる。Vhは、ホールド電圧であり、上記バイポーラトランジスタがオンを維持するのに必要な電圧であり、MOSFETMN1,MN2のゲート長(Lg)により調整可能となる。つまり、ホールド電圧Vhは、通常動作時やバーイン等のような加速試験動作時での上記電源端子VPADによってESD保護回路が動作してしまうことがない大きな電圧で、内部回路素子が破壊してしまうようなサージ電圧よりも小さな電圧で上記ESD保護回路が確実に動作するような小さな電圧の間に設定する必要がある。したがって、上記のようなMOSFETMN1,MN2のゲート長(Lg)で上記ホールド電圧Vhを調整できることは好都合となる。
上記のように特殊端子( 5Vトレラント端子)のESD保護回路として、VPAD端子とグランド配線VSS間に、3.3V耐圧のNチャネルMOSFET (MN1,MN2)を2段積みしたカスコードNMOSを端子(VPAD)直近に直列に接続する。さらに、分圧抵抗R3,R4による内部生成の3.3V電源線(ノードN1)とVSS間に抵抗R1と容量C1を直列に接続し、その抵抗R1と容量C1の間に入力が接続されたCMOSインバータ(MP1,MN3)を上記ノードN1とVSSに設け、そのCMOSインバータの出力をカスコードNMOS(MN1,MN2)のウェル(ノードN3)が受けるようにする。上記CR時定数は、通常動作の信号では動作せず、ESDサージにのみ動作するよう決定される。さらに、カスコードNMOS(MN2)のVSS側ゲートは通常動作のとき不安定にならないようグランドVSSに固定される。MOSFETMN1のゲートは、特に制限されないが、上記内部ノードN1(3.3V電源線)に接続される。
この実施例のESD保護回路は、通常動作時オフ状態にある。端子VPADにESDサージが入力されると、CMOSインバータ回路のPチャネルMOSFETMP1のソース側電圧(ノードN1)の電位はサージに追従して変化するが、CMOSインバータ回路の入力側は、抵抗R1と容量C1の時定数により遅延した電位変化となるため、このCMOSインバータ回路の出力を受けるカスコードNMOS(MN1,MN2)のウェル電位(ノードN3)が所定期間変化し、寄生バイポーラがオンしてサージ電流IPADを接地電位VSSに流す。このようにして本発明のESD保護回路ではカスコードNMOS(MN1,MN2)の寄生バイポーラ動作を、従来の接合耐圧に依存した動作電圧点Aより早く動作(低い動作電圧点B)させることが可能となる。
保護回路のESDサージ放電を高速化することで、ESDサージに対する製品のESD耐性を向上させることができる。放電能力も向上するため保護回路の面積低減が可能となり、つまりは半導体集積回路の面積低減、コスト低減への効果も得られる。またバイポーラ動作電圧が高いと、生成されたホットキャリアが酸化膜劣化へと導かれ、微小リーク不良に繋がる例がある。そのためにも、より低い電圧(動作電圧点B)でバイポーラ動作できることは、微小リーク不良対策としても有効となる。
さらに、本発明では5Vトレラント端子のESD保護素子として、既存のデバイスを用いESD耐性を向上できることが特徴となる。他、耐性向上の対策として、従来の保護回路方式でデバイスへのインプラ追加(ESD用素子を新しく生成し、デバイス自身のESD耐性をあげる)も考えられるが、マスク枚数が増加しコストアップへと繋がる。また今後外Fab展開をしていく中、プロセスを特殊化することは危険である。そのため、本発明のように既存の素子を用いた対策を講じることは、コスト面かつ、プロセスに拠らずどこででも作れる仕様としても有効な技術となる。
図4には、この発明に係るESD保護回路の一実施例の素子レイアウト図が示されている。同図には、前記図1に示した回路素子のうち上から順に時定数回路を構成する抵抗R1、CMOSインバータ回路を構成するPチャネルMOSFETMP1、NチャネルMOSFETMN3、プルダウン抵抗R2、時定数回路を構成する容量C1、及びカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が例示的に示されている。同図のように端子VPAD−VSS間にカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が端子直近に直列に配置される。抵抗R1は、ポリシリコン抵抗で構成され、容量C1はMOS容量で構成される。抵抗R2は、NチャネルMOSFETを形成するPウェルで構成された拡散抵抗(ウェル抵抗)で構成される。
図5には、上記図4の切断線X−Yに対応したMOSFETMN1,MN2の概略素子構造断面図が示されている。P型基板Psubに形成されタP型ウェルPWにMOSFETMN1とMN2が直列に配置される。例えば、両側のMOSFETMN1,MN2を除いた、MOSFETMN2のソースを中央にして左右にドレインを配置し、かかるドレインをMOSFETMN1のソースと共用してMOSFETMN1を2つ配置する。上記MOSFETMN1のドレインを中央にして左右にソースを配置し、かかるソースをMOSFETMN2のドレインと共用してMOSFETMN2を2つ配置する。このような2つのMOSFETMN1,MN2の組み合わせにより効率よくカスコード接続のMOSFETMN1とMN2が配置される。そして、上記NチャネルMOSFETMN2のソースは、上記接地電位VSSに接続され、MOSFETMN1のドレインは端子VPADに接続される。また、PウェルPWは、ノードN3に接続される。同図では、MOSFETMN1,MN2のゲートGに対する接続は省略されている。
図6には、上記カスコード接続MOSFETの他の一実施例のレイアウト図が示され、図7にはその切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図が示されている。この実施例では、前記説明したようなカスコード接続MOSFETMN1,MN2が形成されるP型ウェルPWは、深い深さのN型ウェルDNWに形成される。つまり、上記P型ウェルPWは、上記DNWに形成れることによりP型基板Psubと分離される。カスコード接続MOSFETMN1,MN2のウェルPWと基板領域PsubをDNWで分離することにより、ウェルPWに入力されたバイアス(ノードN3)が基板領域Psubに逃げることなくグランド配線側VSSへ順方向電流として流れるため、カスコードNMOS(MN1,MN2)の寄生バイポーラを確実に低電圧動作できる。
図8には、上記カスコード接続MOSFETの他の一実施例のレイアウト図が示され、図9にはその切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図が示されている。この実施例では、前記説明したようなカスコード接続MOSFETMN1,MN2が形成されるP型ウェルPWは、P型基板Psubと絶縁膜SiO2で分離されるSOI構造とされる。そして、ゲート間のN拡散層をP型拡散層に変更してPウェルPWを共通化するものである。つまり、NチャネルMOSFETMN2のソースとNチャネルMOSFETMN1のドレインはN型拡散層としており、相互接続点とされるソース,ドレイン接続を行う拡散層として前記実施例のようなN型ではなく、P型拡散層としてノードN3に接続してP型ウェルPWを共通化するものである。
SOIデバイスで前記のようにカスコードNMOS(MN1,MN2)接続のゲート間にP拡散層を形成し、ここにウェルバイアスを入力する。SOIデバイスでは、基板に埋め込みシリコン酸化膜SiO2が形成されているため、ウェルPWはトランジスタ(MOSFET)ごとの分離になってしまい、ウェル共通であるバルクと同様のカスコードNMOSを形成しウェルバイアスを行ったとしても同じバイアス効果は得られない。そこで、ゲート間の拡散層をN型からP型に変えることで2つのMOSFETMN1,MN2のウェルPWを共通化することができ、前記のようなバルク同様のカスコードNMOSウェルバイアス効果を得ることができる。
図10には、この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の回路図が示されている。この実施例のESD保護回路が搭載される半導体集積回路装置は、特に制限されないが、図示しない内部回路が1.8V程度の低電圧で動作する。これに対応して使用するMOSFETは、上記1.8Vに対応した耐圧、例えば3V程度の耐圧を持つようにされる。このような半導体集積回路装置には、前記USBインターフェイス回路が搭載される。
上記USBの5Vトレラント端子のような電源端子VPADと回路の接地電位又は接地電位端子VSSとの間には、静電保護MOSFETとしてカスコード接続のMOSFETMN11−MN13,MN2が設けられる。このようなカスコード接続によって実質的な耐圧を10V以上に高くすることができるので、バーンイン時での約7V以上の高電圧の入力に対しても、これらのMOSFETMN11−MN13,MN2が破壊してしまうことはない。
これらMOSFETMN11−MN13,MN2は、NチャネルMOSFETにより構成されて共通のウェル領域に形成される。これらMOSFETMN11−MN13,MN2のウェル領域、つまりバックゲートは、ESD耐性の向上を実現するために、前記図1の実施例と同様な電圧供給回路によって形成された電圧が供給される。抵抗R3,R4は、ノードN1の電圧が1.8V程度になるようにサージ電圧を分圧する。他の構成は、前記図1の実施例と同様である。この実施例では、1.8Vのような低電圧で動作するNチャネルMOSFETを多段積みすることで、3.3Vデバイス使用時と同様に、ESDサージをより高速にVSSへ流すことが出来る。3.3Vデバイスだけでなく、既存デバイスを多段積みすることで5Vトレラント端子のESD保護回路を形成することが可能となる。
図11には、図10のカスコード接続MOSFETの一実施例のレイアウト図が示され、図12にはその切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図が示されている。前記図5と同様にP型基板Psubに形成されタP型ウェルPWにMOSFETMN11−MN13とMN2が直列に配置される。中央部に配置されるMOSFETMN11−MN13は、MOSFETMN11のドレインを中央にして左右に2つの直列MOSFETMN12−13が配置される。右端にはMOSFETMN11のドレインが配置され、左側に向かうようMOSFETMN12,MN13が配置され、左端にはMOSFETMN11のドレインが配置され、右側に向かうようMOSFETMN12,MN13が配置される。そして、これらのMOSFETMN11−MN13の間にMOSFETMN2が配置される。このような2つのMOSFETMN11−MN13,MN2の組み合わせにより効率よくカスコード接続のMOSFETMN11−MN13とMN2が配置される。上記NチャネルMOSFETMN2のソースは、上記接地電位VSSに接続され、MOSFETMN11のドレインは端子VPADに接続される。また、PウェルPWは、ノードN3に接続される。同図では、MOSFETMN11−MN13,MN2のゲートGに対する接続は省略されている。
図13には、この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、前記図1のカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2に代わりに3.3VのNPNラテラルバイポーラトランジスタT1が用いられる。このトランジスタT1は、端子VPADとグランド配線間VSSに3.3V耐圧のNPNラテラルバイポーラトランジスタを端子直近に接続し、図1と同様な電圧供給回路のCMOSインバータ回路(MP1,MN3)の出力電圧をNPNラテラルバイポーラトランジスタT1のベースに入力している。
図14には、図13のNPNラテラルバイポーラトランジスタT1の一実施例のレイアウト図が示され、図15にはその切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図が示されている。3.3VのNPNラテラルバイポーラトランジスタT1は、3.3VのNチャネルMOSFETのゲートを形成しないことで形成できる。ゲートがないため、カスコード接続する必要はない。バイポーラトランジスタT1のベースを前記のような電圧供給回路でバイアスすることで、3.3VカスコードNMOS使用時と同様に、ESDサージをより高速にVSSへ流すことが出来る。
図16には、この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、電圧供給回路にける時定数回路の抵抗R1がポリシリコン抵抗からMOS抵抗に変更される。複数のPチャネルMOSFETが直列接続されて抵抗R1を構成する。同図には、複数のPチャネルMOSFETのうち2つのPチャネルMOSFETMP2と,MP3が代表として例示的に示されている。これらのMOSFETMP2,MP3は、抵抗R7を通してゲートに接地電位VSSが与えられることにより、電源投入状態では定常的にオン状態にされて抵抗素子として動作する。
この実施例では、PチャネルMOSFETMP2とMP3のゲートにはプルダウン用のポリシリコン抵抗R7が設けられ、MOS容量C1のゲート側にはポリシリコン抵抗R8、CMOSインバータ回路(MP1,MN3)のゲートには保護ポリシリコン抵抗R9がそれぞれ設けられる。同様に、カスコード接続のNチャネルMOSFETMN1のゲートにもポリシリコン抵抗R6が設けられる。この高抵抗R6を介した内部生成3.3V電源配線とグランド配線VSS間に、上記時定数回路(R1,C1)及びCMOSインバータ回路(MP1,MN3)を接続し、前記図1の実施例と同様にCMOSインバータ回路の出力を端子とグランド配線間に接続したカスコードNMOS(MN1,MN2 9のウェルに入力する。
図17には、この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の素子レイアウト図が示されている。同図には、前記図16に示した回路素子のうち上から順に時定数回路を構成する抵抗R1としてのPチャネルMOSFETMP2,3、プルダウンポリシリコン抵抗R7、CMOSインバータ回路を構成するPチャネルMOSFETMP1、NチャネルMOSFETMN3、プルダウン拡散抵抗R2、時定数回路を構成する容量C1、ポリシリコン抵抗R8及びカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が例示的に示されている。同図のように端子VPAD−VSS間にカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が端子直近に直列に配置される。この実施例のように、時定数回路を構成する抵抗R1を前記図1のようなポリシリコン抵抗から図16のようなPMOS抵抗へ変更することで、同抵抗値を得るための面積を低減できる。また、PMOS抵抗を用いることにより、ポリシリコン抵抗を用いる場合に比べてプロセスバラツキが小さいので、動作の安定性又は回路設計が容易となる。
図18には、この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、ESD保護回路として、前記同様に端子VPADとグランド配線VSS間にカスコードNMOS(MN1,MN2)を端子直近に直列に接続し、さらに同じ端子−グランド配線間にPチャネルMOSFETMP4とPM1を2段積みにしたCMOSインバータ回路を設ける。このCMOSインバータ回路の出力をカスコードNMOS(MN1,MN2)のウェルに入力する。CMOSインバータ回路の電源側のPチャネルMOSFETMP4のゲートには、端子VPADとグランド配線VSS間に接続した時定数回路を構成する抵抗R1とカスコード接続の容量C11,C12の接続点の電位(ノードN2’)が供給される。カスコード接続のPチャネルMOSFETMP1とNチャネルMOSFETMN3のゲートには、ゲート保護ポリシリコン抵抗R9を介して、前記のようなポリシリコン抵抗R3とR4の分圧回路で形成されたノードN1の内部生成の3.3V程度のような電圧が入力される。また、上記CMOSインバータ回路(MP1とMN3)の出力は、抵抗R2を介してグランド配線VSSにも接続されている。
この実施例では、時定数回路に直列にサージ電圧が印加されるので、容量C1の高耐圧化のために、前記カスコード接続のMOSFETMP4,MP1と同様に2つのMOS容量C11とC12がカスコード接続されて電圧をそれぞれが分担して高耐圧化を実現している。この実施例では、端子VPADにESDサージが入力されると、CMOSインバータ回路のPチャネルMOSFETMP4のソース電圧は、サージ電圧に追従して変化し、ゲートに供給される電圧(ノードN2‘)は抵抗R1と容量(C11,C12)の時定数により遅延した電位変化となり、前記図1のMOSFETMP1の場合と同様にMOSFETMP4が所定期間オン状態を維持する。
上記CMOSインバータ回路を構成するPチャネルMOSFETMP1は、MOSFETMP4を介してソースに上記サージ電圧が供給され、ゲートがノードN1の上記内部生成の3.3V程度にされるのでオン状態になる。また、上記ノードN1の上記内部生成の3.3VによりNチャネルMOSFETMN3もオン状態となり、MOSFETMP4とMP1及びNチャネルMOSFETMN3のそれぞれのオン抵抗による分圧回路が構成されて、上記PチャネルMOSFETMP4が時定数回路でオンしている期間だけ、ノードN3を上記分圧回路による中間電位に持ち上げるようにする。これにより、カスコードNMOS(MN1,MN2)のウェル電位が所定期間変化し、寄生バイポーラがオンしてサージをVSSに流す。
図19には、この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の素子レイアウト図が示されている。同図には、前記図18に示した回路素子のうち上から順に時定数回路を構成するポリシリコン抵抗R1、カスコード接続のPチャネルMOSFETMP1、MP4、NチャネルMOSFETMN3、ポリシリコン抵抗R3、プルダウン拡散抵抗R2、時定数回路を構成する容量C11,C12、カスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が例示的に示されている。同図のように端子VPAD−VSS間にカスコード接続のNチャネルMOSFETMN1,MN2が端子直近に直列に配置される。この実施例のように、時定数回路をCMOSインバータ回路のゲート制御に代えて、動作電圧制御に用いても同様な動作を行わせることができる。
図20には、この発明が適用される半導体集積回路装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例は、半導体基板上における各回路ブロックの幾何学的配置に合わせて、各回路ブロックが示されている。この実施例は、音楽データを扱う機器等に用いられるマイクロコンピュータ(システムLSI)に向けられている。この実施例の半導体集積回路装置には、2つのマイクロプロセッサCPU1,CPU2、ユーザー論理が組み込まれた論理回路(Logic)、アナログ/デジタル変換(A/D)及びデジタル/アナログ変換(D/A)、クロックパルス生成回路CPGM、リアルタイムクロックRTC、パワーマネージャPMG、メモリRAM等に加えて、USBインターフェイス回路が設けられる。このUSBインターフェイス回路の端子VbusとGNDが、前記図1等の端子VPADとVSSに接続される。
図21には、この発明に用いられるMOSFETの一実施例の概略断面図が示されている。図21(A)は、3.3Vで動作するNチャネルMOSFETの例であり、ゲート絶縁膜の膜厚は、約6.8nmに形成される。図21(B)は、1.8Vで動作するNチャネルMOSFETの例であり、ゲート絶縁膜の膜厚は、約2nmに形成される。図1等のESD回路では、図21(A)に示したようなMOSFETが用いて構成される。USBインターフェイス回路は、端子D+、D−に対応した信号処理を行う回路も、上記図21(A)に示したようなMOSFETで構成され、電源側にダイオード接続のPチャネルMOSFETが設けられることによりこれら信号処理回路を構成するMOSFETの耐圧確保が行われる。
図10のESD回路では、図21(B)に示したようなMOSFETが用いて構成される。USBインターフェイス回路は、端子D+、D−に対応した信号処理を行う回路も、上記図21(B)に示したようなMOSFETで構成され、電源側にダイオード接続のPチャネルMOSFETが図10のように多段接続されてこれら信号処理回路を構成するMOSFETの耐圧確保が行われる。
半導体集積回路装置として、内部回路が3.3V系回路と1.8V系回路の2つが存在するときには、上記図21(A)(B)に示した2種類のMOSFETが用いられる。特に制限されないが、USBインターフェイス回路は、より耐圧が高い上記図21(A)に示したMOSFETで構成される。
図22には、この発明を説明するためのHBM試験等価回路図が示されている。等価回路は、測定装置(システムLSI)に対する人体モデルとしての容量C00を100pFとし、抵抗Rを1.5Ωとし、インダクタンスL00,L01を実装機より抽出された値とし、数nsで2000Vに立ち上がるパルスを印加する。
図23には、図1のESD回路のシミュレーション波形図が示されている。図23(A)は、電圧波形であり、(B)は電流波形である。上記のような人体モデルによる入力波形(HMB2000V)が入力されると、半導体集積回路装置の内部では、図23(A)のように端子VPADには約12V程度の電圧が発生する。上記分圧回路R3,R4は、これを分圧して内部ノードN1(内部電源ライン)に約3.3V程度の電圧を発生させる。そして、前記のような時定数回路とCMOSインバータ回路の出力(ノードN3)により、カスコード接続NMOS(MN1,MN2)のウェル電位を制御する。これにより、図23(B)に示したように、ピーク電流として1.3A程度のサージ電流IPADが流れて内部回路素子を破壊から防止する。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、ESD回路を構成する各回路素子のレイアウトは種々の実施形態を採ることができる。カスコード接続のMOSFETのうち、端子VPAD側のMOSFETのゲートは、前記のようなノードN1(内部電源ライン)に接続させるもの他、他の適当な電圧を供給するものであってもよい。抵抗R2は、省略してもよい。あるいはカスコード接続MN1,MN2のウェル寄生抵抗を用いるものとしてもよい。
この発明は、5Vトレラント端子を有し、ESD耐性と通常動作時でのリーク電流の低減を防止した半導体集積回路装置として広く利用することができる。
この発明に係るESD保護回路の一実施例の回路図である。 図1のESD保護回路の動作の一例を説明するための波形図である。 この発明に係るESD保護回路の電圧−電流特性図である。 この発明に係るESD保護回路の一実施例の素子レイアウト図である。 図4の切断線X−Yに対応したMOSFETMN1,MN2の概略素子構造断面図である。 図1のカスコード接続MOSFETの他の一実施例のレイアウト図である。 図6の切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図である。 図1のカスコード接続MOSFETの他の一実施例のレイアウト図である。 図8の切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図である。 この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の回路図である。 図10のカスコード接続MOSFETの一実施例のレイアウト図である。 図11の切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図である。 この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図である。 図13のNPNラテラルバイポーラトランジスタT1の一実施例のレイアウト図である。 図14の切断線X−Yに対応した概略素子構造断面図である。 この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図である。 この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の素子レイアウト図である。 この発明に係るESD保護回路の更に他の一実施例の回路図である。 この発明に係るESD保護回路の他の一実施例の素子レイアウト図である。 この発明が適用される半導体集積回路装置の一実施例の概略ブロック図である。 この発明に用いられるMOSFETの一実施例の概略断面図である。 この発明を説明するためのHBM試験等価回路図である。 図1のESD回路の人体モデルによるシミュレーション波形図である。 本願発明者等において検討されたESD保護回路の回路図である。 図24のESD保護回路の等価素子構造図である。 図24のESD保護回路の電圧−電流特性図である。
符号の説明
MN1,MN11〜MN13,MN3…NチャネルMOSFET、MP1〜MP4…PチャネルMOSFET、R1〜R9…抵抗、C1,C11, C12…容量、Psub…P型基板、PW…P型ウェル、N1〜N3…回路ノード、T1…ラテラルバイポーラトランジスタ、CPU1,2…マイクロプロセッサ、Logic…ユーザー論理、A/D…アナログ/デジタル変換回路、D/A…デジタル/アナログ変換回路、CPGM…クロックパルス生成回路CPGM、RTC…リアルタイムクロック、PMG…パワーマネージャ、RAM…メモリ、USB…USBインターフェイス回路。

Claims (9)

  1. 第1電源電圧で動作を行う第1回路と、
    上記第1電源電圧よりも大きな第2電源電圧以下で動作が可能にされた第2回路と、
    上記第2電源電圧に対応した静電保護回路とを有し、
    上記第1回路は、上記第1電源電圧に対応した第1耐圧を持つMOSFETを用いて構成され、
    上記第2回路は、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされて構成され、
    上記静電保護回路は、
    上記第2電源電圧が供給される第2電源電圧端子と回路の接地電位点との間に設けられ、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされた静電保護MOSFET
    上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧に応答して上記保護MOSFETのバックゲートを一時的に上記接地電位よりも高い電位とする電圧供給回路とを有し、
    上記電圧供給回路は、
    上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧が供給される電源供給線と回路の接地電位との間に設けられ、上記第1耐圧に対応した分圧電圧を形成する分圧回路と、
    上記分圧電圧を入力とするCR時定数回路と、
    上記分圧回路の分圧電圧を受けて動作し、上記CR時定数回路の出力電圧がゲートに供給されたCMOSインバータ回路とを有し、
    上記CMOSインバータ回路の出力信号が上記静電保護MOSFETのバックゲートに供給される半導体集積回路装置。
  2. 請求項において、
    上記CMOSインバータ回路の出力端子と回路の接地電位との間には、プルダウン抵抗手段が設けられた半導体集積回路装置。
  3. 請求項において、
    上記静電保護MOSFETは、P型半導体基板とは電気的に分離され、回路の接地電位にバイアスされたP型ウェル領域に形成されたNチャネルMOSFETであり、
    上記プルダウン抵抗手段は、上記P型ウェル領域における寄生抵抗で構成された半導体集積回路装置。
  4. 請求項において、
    上記静電保護MOSFETは、SOI半導体基板に形成された2つのNチャネルMOSFETの相互接続を行う拡散層がP型拡散層で構成された半導体集積回路装置。
  5. 請求項又はにおいて、
    上記第1電源電圧よりも小さな第3電源電圧で動作し、上記第1回路を介して外部端子との間で信号の授受を行う第3回路を更に有し、
    上記第3回路は、上記第3電源電圧に対応した第2耐圧を持つMOSFETで構成される半導体集積回路装置。
  6. 請求項において、
    上記第1電源電圧が供給される第1電源電圧端子には、上記第1耐圧のMOSFETで構成された1つのMOSFETを用いた静電気保護回路を有し、
    上記第3電源電圧が供給される第3電源電圧端子には、上記第1耐圧又は第2耐圧のMOSFETで構成された1つのMOSFETを用いた静電気保護回路を有する半導体集積回路装置。
  7. 請求項において、
    上記分圧回路は、ポリシリコン抵抗素子で構成される半導体集積回路装置。
  8. 請求項において、
    上記CR時定数回路は、ゲートに回路の接地電位が供給された1ないし複数のPチャネルMOSFETで構成された抵抗回路と、MOSFETのゲート容量で構成された容量素子からなる半導体集積回路装置。
  9. 第1電源電圧で動作を行う第1回路と、
    上記第1電源電圧よりも大きな第2電源電圧以下で動作が可能にされた第2回路と、
    上記第2電源電圧に対応した静電保護回路とを有し、
    上記第1回路は、上記第1電源電圧に対応した第1耐圧を持つMOSFETを用いて構成され、
    上記第2回路は、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされて構成され、
    上記静電保護回路は、
    上記第2電源電圧が供給される第2電源電圧端子と回路の接地電位点との間に設けられ、上記第1耐圧を持つMOSFETがカスコード接続されて、上記第2電源電圧に対応した耐圧を持つようにされた静電保護MOSFET
    上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧に応答して上記保護MOSFETのバックゲートを一時的に上記接地電位よりも高い電位とする電圧供給回路とを有し、
    上記電圧供給回路は、
    上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧が供給される電源供給線と回路の接地電位との間に設けられたCR時定数回路と、
    上記第2電源電圧端子からの静電気により発生した電圧が供給される電源供給線と回路の接地電位との間に設けられた分圧回路と、
    上記電源供給端子にカスケード接続された第1と第2PチャネルMOSFET及びNチャネルMOSFETからなる反転増幅回路とを有し、
    上記電源供給線側の第1PチャネルMOSFETのゲートには、上記CR時定数回路の出力電圧が供給され、上記第2PチャネルMOSFET及びNチャネルMOSFETのゲートに上記分圧回路の分圧電圧が供給され、
    上記第2PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETのドレインが接続された出力端子の出力信号が上記静電保護MOSFETのバックゲートに供給される半導体集積回路装置。
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