JP2007214420A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気サージによる内部回路破壊を効果的に防止することができる静電気放電保護回路を備えた半導体集積回路を提供する。
【解決手段】外部接続用パッド1と被保護回路2との間に接続された静電気放電保護回路3は、外部接続用パッドと接地線との間に挿入され、互いに直列に接続された第1のNMOSトランジスタQN1および第2のNMOSトランジスタQN2と、第1のゲート電位制御回路4および第2のゲート電位制御回路5を備える。第1のゲート電位制御回路4は、第1のNMOSトランジスタのゲートに接続され、容量素子Cを有し、通常動作時にそのゲートの電位を電源線と同電位に設定し、静電気サージ発生時にそのゲートの電位を実質的に接地レベルとする。第2のゲート電位制御回路5は、第2のNMOSトランジスタのゲートに接続され、通常動作時にそのゲートの電位を接地レベルにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電気放電保護回路を備えた半導体集積回路に関するものである。
図9は、従来の技術における静電気放電保護回路を備えた半導体集積回路の構成を示す回路図である。図9において、1は外部接続用パッド、2は被保護回路、3は外部接続用パッド1と被保護回路2との間に接続された静電気放電保護回路である。被保護回路2は、入力回路、出力回路または入出力回路のうち少なくともいずれか1つを有するものである。静電気放電保護回路3は、外部接続用パッド1から侵入する静電気サージに対して被保護回路2を損傷から保護するものであり、外部接続用パッド1に接続された第1のNMOSトランジスタQN1と接地線GNDに接続された第2のNMOSトランジスタQN2との直列回路と、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートに接続された第1のゲート電位制御回路4と、第2のNMOSトランジスタQN2のゲートに接続された第2のゲート電位制御回路5とから構成されている。
第1のゲート電位制御回路4は、抵抗素子R3と容量素子Cを有し、電源線VDDに一端が接続された抵抗素子R3の他端が容量素子Cの一端と第1のNMOSトランジスタQN1のゲートに接続され、容量素子Cの他端が接地線GNDに接続されている。第2のゲート電位制御回路5は、第2のNMOSトランジスタQN2のゲートを接地線GNDに接続するものである。
ここで、第1のゲート電位制御回路4がなく、その代わりに第1のNMOSトランジスタQN1のゲートが電源線に直接接続されている旧来の回路構成を考える。また、被保護回路2が入力回路であるとして、電源電圧VDDが3.3V、通常動作時の被保護回路(入力回路)2に入力される電圧を5.0Vとする。このとき、第1のNMOSトランジスタQN1はオンになり、第2のNMOSトランジスタQN2はオフになっている。そのため、入力された電流は接地に流れることなく被保護回路(入力回路)2に入力される。
次に、外部接続用パッド1から高電圧の静電気サージが入力された場合の動作を説明する。第1のNMOSトランジスタQN1のドレイン、基板、第2のNMOSトランジスタQN2のソースはそれぞれN型、P型、N型の不純物を含んでいるので、一定以上の電圧がドレインに印加された時には、NPN型バイポーラトランジスタとして機能し、サージ電流は接地へ逃がされる(第2のNMOSトランジスタQN2をオンにする)。この結果、被保護回路(入力回路)2は、静電気サージの影響を免れる。なお、静電気サージの電圧が負の場合は、基板(P型)、NMOSトランジスタQN1のドレイン(N型)の順方向ダイオードを介してサージ電流が逃げる。
しかし、静電気サージが入力された場合には、外部接続用パッド1とNMOSトランジスタQN1のゲートとの間の寄生のカップリング容量によってNMOSトランジスタQN1のゲート電位が上昇すると、フローティングノードN3の電位も上昇する。その結果、NMOSトランジスタQN1のドレイン近傍の電位勾配が緩くなり、パイポーラトランジスタがオンするために必要な外部接続用パッド1の電位は上昇し、NMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧が上がる。
そこで、この対策として、NMOSトランジスタQN1のゲートに抵抗素子R3と容量素子Cを接続した第1のゲート電位制御回路4を設けている。静電気サージが入力されている間、抵抗素子R3と容量素子Cの時定数によって、NMOSトランジスタQN1のゲート電位が持ち上がるのを抑制する。これにより、NMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げ、被保護回路2が破壊されるのを抑制し、静電気サージに対する保護能力を向上させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−264233号公報(第6−8頁、第1図) 特開2002−141467号公報(第4−5頁、第3図)
しかしながら、図9の従来の半導体集積回路では、被保護回路2が入力回路でなく、出力回路または入出力回路である場合、サージに対する保護能力が低下するという課題があった。
すなわち、被保護回路2が出力回路または入出力回路である場合、被保護回路2は電源電圧VDD(例えば3.3V)を出力する必要があるため、破線で示すように、ソースが電源線に接続され、ドレインが外部接続用パッド1に接続された出力用のPMOSトランジスタQP2を持つ。接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1から高電圧の静電気サージが入力された場合には、サージ電流は、第1のNMOSトランジスタQN1、第2のNMOSトランジスタQN2を通って接地線GNDに流れ、被保護回路2を保護する。同時に、PMOSトランジスタQP2を介して電源線VDDにもサージ電流が流れ、電源線VDDをチャージする。したがって、NMOSトランジスタQN1のゲートに抵抗素子R3を介して接続されている電源線VDDが外部接続用パッド1と同電位まで上がり、NMOSトランジスタQN1のゲート電位が徐々に持ち上がってしまい、NMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧が上がり、静電気サージに対する保護能力が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、従来技術が持っていた課題を解決し、被保護回路が出力回路または入出力回路の場合でも、静電気サージに対する保護能力を向上させた半導体集積回路を提供することを目的としている。
本発明による半導体集積回路は、
外部接続用パッドと被保護回路との間に静電気放電保護回路が接続されており、
前記静電気放電保護回路は、
前記外部接続用パッドと接地線との間に挿入され、互いに直列に接続された第1のNチャンネル型MOSトランジスタおよび第2のNチャンネル型MOSトランジスタと、
前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、通常動作時に前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を電源線と同電位に設定し、静電気サージ発生時に前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を実質的に接地レベルとする第1のゲート電位制御回路と、
前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、通常動作時に前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を接地レベルにし、静電気サージ発生時に前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタをオンする第2のゲート電位制御回路とを備えたものである。
前記被保護回路は、単に入力回路だけでなく、出力回路または入出力回路を持つものである場合もある。すなわち、上記構成において、前記被保護回路の出力回路または入出力回路は、前記外部接続用パッドに接続された第3のNチャンネル型MOSトランジスタおよび接地された第4のNチャンネル型MOSトランジスタの直列回路を有し、前記第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートは前記第1のゲート電位制御回路の出力端子に接続され、前記第4のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートは出力信号制御回路に接続され、前記外部接続用パッドに対して接地電位を出力するように構成されているという態様がある。
通常動作時において、第1のNMOSトランジスタはそのゲート電位が電源線電位であるのでオン状態であるが、第2のNMOSトランジスタはそのゲート電位が接地レベルであるのでオフ状態である。したがって、入力信号の電位が電源線電位より高い場合でも、入力電流は接地に流れることはなく、その入力信号の入力を許容することになる。
静電気サージが外部接続用パッドに印加されると、外部接続用パッドとゲートとの間の寄生のカップリング容量によってゲート電位が上昇した両NMOSトランジスタがオンし、サージ電流を接地へ逃がすので、被保護回路である入力回路は静電気サージから保護される。このとき、被保護回路が出力回路または入出力回路の場合、被保護回路は出力用のPMOSトランジスタを有することから、静電気サージが印加されたときはPMOSトランジスタを介して電源線にサージ電流が流れ込んで電源線をチャージし、第1のNMOSトランジスタのゲート電位を持ち上げようとする。これは、第1のNMOSトランジスタのブレークダウン電圧の上昇をもたらす。しかし、本発明の場合、被保護回路が出力回路または入出力回路でも、第1のゲート電位制御回路は静電気サージが印加されている状態において、第1のNMOSトランジスタのゲート電位を接地レベルに制御するので、第1のNMOSトランジスタのブレークダウン電圧を下げることができ、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
上記の構成において、前記第1のゲート電位制御回路は、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを電源線に接続し、かつ容量素子を介して接地線に接続する構成とされているという態様がある。
また、上記の構成において、前記容量素子は、ゲートが前記電源線に接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
また、上記の構成において、前記容量素子は、ゲートが前記接地線に接続され、ソースおよびドレインが前記電源線に接続されたPチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
また、上記の構成において、前記容量素子は、ドレインが前記電源線に接続され、ソースおよびゲートが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
また、上記の構成において、前記容量素子は、その容量値が、静電気サージ発生時に、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位をほぼ接地レベルにするように設定されているという態様がある。
また、上記の構成において、前記第1のゲート電位制御回路は、電源線と接地線との間に接続された抵抗素子と容量素子との直列回路と、前記抵抗素子と前記容量素子との接続ノードに入力端子が接続され出力端子が前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたバッファとを備えているという態様がある。そして、この態様において、前記容量素子は、ゲートが前記バッファの入力端子に接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
このように構成すれば、静電気サージが印加されている状態において、バッファがスイッチングするまで、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを接地レベルにすることができる。したがって、被保護回路が出力回路または入出力回路でも、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのブレークダウン電圧が下がり、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
また、上記の構成において、前記第1のゲート電位制御回路は、前記外部接続用パッドと前記接地線との間に接続された容量素子と抵抗素子との直列回路と、前記容量素子と前記抵抗素子との接続ノードに入力端子が接続され出力端子が前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとを備えているという態様がある。そして、この態様において、前記容量素子は、ゲートが前記インバータの入力端子に接続され、ソースおよびドレインが前記外部接続用パッドに接続されたPチャネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
このように構成すれば、静電気サージが印加されている状態において、インバータがスイッチングするまで、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを接地レベルにすることができる。したがって、被保護回路が出力回路または入出力回路でも、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのブレークダウン電圧が下がり、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
また、上記の構成において、前記第1のゲート電位制御回路は、前記外部接続用パッドと前記接地線との間に接続された容量素子と抵抗素子との直列回路と、前記容量素子と前記抵抗素子との接続ノードにゲートが接続されソースが前記電源線に接続されドレインが前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたPチャンネル型MOSトランジスタとを備えているという態様がある。そして、この態様において、前記容量素子は、ゲートが前記Pチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、ソースおよびドレインが前記外部接続用パッドの接続されたPチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
このように構成すれば、静電気サージが印加されている状態において、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを電源線から切り離すことができる。したがって、被保護回路が出力回路または入出力回路でも、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのブレークダウン電圧が下がり、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
上記のように構成され、前記バッファまたは前記インバータまたは前記Pチャンネル型MOSトランジスタを備える半導体集積回路において、前記第1のゲート電位制御回路は、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートと前記接地線との間にさらに容量素子が接続されているという態様がある。そして、この態様において、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートと前記接地線との間に接続された前記容量素子は、ゲートが前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されているという態様がある。
このように構成すれば、Nチャンネル型MOSトランジスタのゲートと接地線との間に接続された容量素子の存在により、静電気サージが印加されたとき、外部接続用パッドとNチャンネル型MOSトランジスタのゲートとの間のカップリング容量でそのゲートの電位が持ち上がるのを抑制し、より確実に接地レベルにできる。その結果として、Nチャンネル型MOSトランジスタのブレークダウン電圧が下がり、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
また、上記の構成において、前記被保護回路における前記出力回路または入出力回路は、さらに、前記第3のNチャンネル型MOSトランジスタのドレインと前記電源線との間に接続されたPチャンネル型MOSトランジスタと、静電気サージ発生時に、前記Pチャンネル型MOSトランジスタを前記第1のゲート電位制御回路の出力電圧でオフする出力信号制御回路とを備えているという態様がある。
このように構成すれば、静電気サージが印加されたとき、第1または第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを接地レベルにするとともに、Pチャンネル型MOSトランジスタがオフ状態となり、電源線へサージ電流が流れて電源線をチャージする動作を抑制し、より確実に接地レベルにできる。
また、上記の構成において、前記第1のゲート電位制御回路は、LSIチップのトランジスタ配置領域以外の空きスペースに配置可能に構成されているという態様がある。このように構成すれば、被保護回路1個につき、第1のゲート電位制御回路を1個配置する必要がなくなり、LSIチップ面積を削減することができる。
本発明によれば、被保護回路が出力回路または入出力回路でも、静電気サージが印加されている状態において、第1のゲート電位制御回路は第1のNMOSトランジスタのゲート電位を接地レベルに制御するので、静電気サージの印加時の第1のNMOSトランジスタのブレークダウン電圧を下げることができ、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
以下、本発明にかかわる半導体集積回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の半導体集積回路の構成を示す回路図である。この半導体集積回路は、外部接続用パッド1と、外部接続用パッド1に接続された入力回路、出力回路または入出力回路のうち少なくとも1つを持った被保護回路2と、外部接続用パッド1と被保護回路2との間に接続された静電気放電保護回路3とを備えている。静電気放電保護回路3は、外部接続用パッド1に接続された第1のNMOSトランジスタQN1と接地線GNDに接続された第2のNMOSトランジスタQN2が直列に接続され、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには第1のゲート電位制御回路4が接続され、第2のNMOSトランジスタQN2のゲートには第2のゲート電位制御回路5が接続されている。第1のゲート電位制御回路4は、電源線VDDと接地線GNDとの間に接続された容量素子Cを有し、容量素子Cと電源線VDDとの接続ノードN2が第1のNMOSトランジスタQN1のゲートに接続されている。第2のゲート電位制御回路5は、第2のNMOSトランジスタQN2のゲートを接地線GNDに接続するものである。
図2は容量素子Cの具体例を示す。図2(a)に示す容量素子C1は、NMOSトランジスタのゲートを電源線VDDに接続し、ドレイン・ソースを接地線GNDに接続したものである。図2(b)に示す容量素子C2は、PMOSトランジスタのゲートを接地線GNDに接続し、ドレイン・ソースを電源線VDDに接続したものである。図2(c)に示す容量素子C3は、NMOSトランジスタのドレインを電源線VDDに接続し、ゲート・ソースを接地線GNDに接続したものである。
ここで、容量素子Cの容量値は、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートの電位が限りなく接地レベルに近くなるように設定する。
図3は被保護回路2が入力回路2aと出力回路2bからなる入出力回路で構成されている場合の回路構成を示している。電源線と接地線の間にPMOSトランジスタQPと第3のNMOSトランジスタQN3と第4のNMOSトランジスタQN4からなる直列回路が接続されている。PMOSトランジスタQPのゲートとNMOSトランジスタQN3,QN4のゲートが出力信号制御回路6からの制御信号S1,S2で制御されるようになっている。通常動作時は、NMOSトランジスタQN3はオン状態である。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時においては、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには、VDD(3.3V)が印加されているので、外部接続用パッド1に5Vの入力信号が印加されても、第1のNMOSトランジスタQN1のドレイン・ゲート間の電圧は1.7V以上になることはない。また、第1のNMOSトランジスタQN1の閾値電圧をVthnとして、第1のNMOSトランジスタQN1によって内部ノードN3の電圧は(VDD−Vthn)にクランプされるので、第2のNMOSトランジスタQN2のドレイン・ゲート間の電圧は、電源電圧VDD以下となる。第2のNMOSトランジスタQN2はオフ状態であり、入力された電流は接地に流れることなく被保護回路(入力回路)2に入力される。
また、被保護回路2が外部接続用パッド1に対して“H”レベルを出力するときは、制御信号S1,S2を“L”レベルにして、PMOSトランジスタQPをオンにするとともにNMOSトランジスタQN4をオフにする。また、被保護回路2が外部接続用パッド1に対して“L”レベルを出力するときは、制御信号S1,S2を“H”レベルにして、PMOSトランジスタQPをオフにするとともにNMOSトランジスタQN4をオンにする。
一方、接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1に静電気サージが印加されると、第2のNMOSトランジスタQN2はオンし、サージ電流は外部接続用パッド1から第1のNMOSトランジスタQN1、第2のNMOSトランジスタQN2を通って接地線GNDへ流れ、被保護回路2を保護する。
被保護回路2の出力回路においては、静電気サージが印加されている状態において、電源電圧VDDレベルを出力するPMOSトランジスタQPを介して電源線VDDをチャージしにいき、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位が電源線VDDと同電圧レベルまで持ち上がろうとする。しかし、静電気サージが印加されている状態において、容量素子Cによって第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにしている。第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにすることにより、第1のNMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げることができ、被保護回路2の出力回路の場合でも、静電気サージから被保護回路2を保護し、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。なお、静電気サージの印加時には、NMOSトランジスタQN3はオフとなる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2の半導体集積回路の構成を示す回路図である。本実施の形態における第1のゲート電位制御回路4は、抵抗素子R1と容量素子C1とバッファBとを有し、電源線VDDと接地線GNDとの間に抵抗素子R1と容量素子Cの直列回路が接続され、抵抗素子R1と容量素子Cとの接続ノードN5にバッファBの入力端子が接続され、バッファBの出力端子が第1のNMOSトランジスタQN1のゲートに接続されている。その他の構成については実施の形態1の場合の図1と同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには、抵抗素子R1およびバッファBを介して、VDD(3.3V)が印加されている。したがって、外部接続用パッド1に5Vの入力信号が印加されても、第1のNMOSトランジスタQN1のドレイン・ゲート間の電圧は1.7V以上になることはない。また、第1のNMOSトランジスタQN1によって内部ノードN3の電圧は(VDD−Vthn)にクランプされる。したがって、第2のNMOSトランジスタQN2のドレイン・ゲート間の電圧は、電源電圧VDD以下となる。第2のNMOSトランジスタQN2はオフ状態であり、入力された電流は接地に流れることなく被保護回路(入力回路)2に入力される。
一方、接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1に静電気サージが印加されると、第2のNMOSトランジスタQN2はオンし、サージ電流は外部接続用パッド1から第1のNMOSトランジスタQN1、第2のNMOSトランジスタQN2を通って接地線GNDへ流れ、被保護回路2を保護する。
被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合、静電気サージが印加されている状態において、出力回路または入出力回路の電源電圧VDDレベルを出力するPMOSトランジスタ(図示せず)を介して電源線VDDをチャージしにいく。このとき、バッファBの入力端子は、容量素子C1と抵抗素子R1の存在により徐々に電源電圧VDDまで立ち上がっていく。バッファBが接地レベルから電源電圧VDDレベルにスイッチングするまで、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルに保つことができる。したがって、バッファBがスイッチングするまでの時間を静電気サージの印加時間に設定しておけば、静電気サージが印加されている状態において、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにできる。
第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにすることにより、第1のNMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げることができ、被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合でも、静電気サージから被保護回路2を保護し、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3の半導体集積回路の構成を示す回路図である。本実施の形態における第1のゲート電位制御回路4は、図4の構成に加えて、バッファBの出力端子と接地線GNDとの間に容量素子C1′を接続した構成となっている。この容量素子C1′は図1(a)のタイプを採用している。その他の構成については実施の形態2の場合の図4と同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作は、実施の形態2と同じである。また、接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1に静電気サージが印加された場合の動作も、基本的には実施の形態2と同じ動作となる。
本実施の形態においては、容量素子C1′が追加されていることにより、次の効果が発揮される。静電気サージが印加されている状態において、外部接続用パッド1と第1のNMOSトランジスタQN1のゲートのカップリングに起因して第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位が持ち上がるのを、容量素子C1′が抑制する。その結果、実施の形態2の場合に比べて、より確実に第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルに保つことができる。これにより、第1のNMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げる効果が確実化され、被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合に対して、静電気サージに対する保護能力をさらに向上させることができる。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4の半導体集積回路の構成を示す回路図である。本実施の形態における第1のゲート電位制御回路4は、容量素子C2′と抵抗素子R2とインバータInとを有し、外部接続用パッド1と接地線GNDとの間に容量素子C2′と抵抗素子R2の直列回路が接続され、容量素子C2′と抵抗素子R2との接続ノードN6にインバータInの入力端子が接続され、インバータInの出力端子が第1のNMOSトランジスタQN1のゲートに接続されている。さらに、インバータInの出力端子と接地線GNDとの間に容量素子C1′を接続した構成となっている。その他の構成については実施の形態2の場合の図4と同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには、抵抗素子R2およびインバータInを介して、VDD(3.3V)が印加されている。したがって、外部接続用パッド1に5Vの入力信号が印加されても、第1のNMOSトランジスタQN1のドレイン・ゲート間の電圧は1.7V以上になることはない。また、第1のNMOSトランジスタQN1によって内部ノードN3の電圧は(VDD−Vthn)にクランプされる。したがって、第2のNMOSトランジスタQN2のドレイン・ゲート間の電圧は、電源電圧VDD以下となる。第2のNMOSトランジスタQN2はオフ状態であり、入力された電流は接地に流れることなく被保護回路(入力回路)2に入力される。
一方、接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1に静電気サージが印加されると、第2のNMOSトランジスタQN2はオンし、サージ電流は外部接続用パッド1から第1のNMOSトランジスタQN1、第2のNMOSトランジスタQN2を通って接地線GNDへ流れ、被保護回路2を保護する。
被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合、静電気サージが印加されている状態において、インバータInの入力端子は、容量素子C2′と抵抗素子R2の存在により外部接続用パッド1の電位レベルから徐々に接地レベルまで立ち下がっていく。インバータInが接地レベルから電源電圧VDDレベルにスイッチングするまで、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルに保つことができる。したがって、インバータInがスイッチングするまでの時間を静電気サージの印加時間に設定しておけば、静電気サージが印加されている状態において、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにできる。
第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにすることにより、第1のNMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げることができ、被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合でも、静電気サージから被保護回路2を保護し、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
また、容量素子C1′の効果は、実施の形態3の場合と同様である。
(実施の形態5)
図7は本発明の実施の形態5の半導体集積回路の構成を示す回路図である。本実施の形態における第1のゲート電位制御回路4は、容量素子C2′と抵抗素子R2とPMOSトランジスタQP1と容量素子C1′とを有し、外部接続用パッド1と接地線GNDとの間に容量素子C2′と抵抗素子R2の直列回路が接続されている。また、電源線VDDと接地線GNDとの間にPMOSトランジスタQP1と容量素子C1′の直列回路が接続されている。容量素子C2′と抵抗素子R2との接続ノードN6にPMOSトランジスタQP1のゲートが接続され、PMOSトランジスタQP1と容量素子C1′との接続ノードN2に第1のNMOSトランジスタQN1のゲートが接続されている。その他の構成については実施の形態1の場合の図1と同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには、オン状態にあるPMOSトランジスタQP1を介してVDD(3.3V)が印加されているので、外部接続用パッド1に5Vの入力信号が印加されても、第1のNMOSトランジスタQN1のドレイン・ゲート間の電圧は1.7V以上になることはない。また、第1のNMOSトランジスタQN1によって内部ノードN3の電圧は(VDD−Vthn)にクランプされる。したがって、第2のNMOSトランジスタQN2のドレイン・ゲート間の電圧は、電源電圧VDD以下となる。第2のNMOSトランジスタQN2はオフ状態であり、入力された電流は接地に流れることなく被保護回路(入力回路)2に入力される。
一方、接地線GNDを基準にして外部接続用パッド1に静電気サージが印加されると、第2のNMOSトランジスタQN2はオンし、サージ電流は外部接続用パッド1から第1のNMOSトランジスタQN1、第2のNMOSトランジスタQN2を通って接地線GNDへ流れ、被保護回路2を保護する。
静電気サージが印加されている状態において、PMOSトランジスタQP1のゲート電位は、容量素子C2′と抵抗素子R2の存在により外部接続用パッド1の電位レベルから徐々に接地レベルまで立ち下がっていく。その結果として、静電気サージが印加されている状態において、PMOSトランジスタQP1はオフ状態となり、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位は電源線VDDから切り離され、接地レベルに近くなる。
以上のようにして、PMOSトランジスタQP1がオンするまで、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルに保つことができる。したがって、PMOSトランジスタQP1がオンするまでの時間を静電気サージの印加時間に設定しておけば、静電気サージが印加されている状態において、第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルに近くできる。
第1のNMOSトランジスタQN1のゲート電位を接地レベルにすることにより、第1のNMOSトランジスタQN1のブレークダウン電圧を下げることができ、被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合でも、静電気サージから被保護回路2を保護し、静電気サージに対する保護能力を向上させることができる。
また、容量素子C1′の効果は、実施の形態3と同じである。
なお、上記の実施の形態1〜5において、第1のゲート電位制御回路4は、被保護回路2が出力回路または入出力回路の場合、被保護回路2の接地レベルを出力するNMOSトランジスタのゲート電位も同じく制御する。また、第1のゲート電位制御回路4は、LSIチップのトランジスタ配置領域以外の空きスペースに配置してもよい。これにより、被保護回路2の1つごとに第1のゲート電位制御回路4を1つ配置する必要がなくなり、LSIチップ面積を削減することができる。
(実施の形態6)
図8は本発明の実施の形態6の半導体集積回路の構成を示す回路図である。外部接続用パッド1と、外部接続用パッド1に接続された入力回路と出力回路を持った被保護回路2と、外部接続用パッド1と被保護回路2との間に接続された静電気放電保護回路3を有している。静電気放電保護回路3は、外部接続用パッド1に接続された第1のNMOSトランジスタQN1と接地線GNDに接続された第2のNMOSトランジスタQN2が直列に接続されている。さらに、第1のNMOSトランジスタQN1のゲートには第1のゲート電位制御回路4が接続され、第2のNMOSトランジスタQN2のゲートには第2のゲート電位制御回路5が接続されている。さらに、チップ内部信号入力端子INと、ハイインピーダンス出力信号制御端子NOEをもつ出力信号制御回路6を有している。
被保護回路2は、入力回路2aと、PMOSトランジスタQP、第3のNMOSトランジスタQN3、第4のNMOSトランジスタQN4からなる出力回路2bを備えている。外部接続用パッド1に接続された第3のNMOSトランジスタQN3と接地線GNDに接続された第4のNMOSトランジスタQN4が直列に接続され、第3のNMOSトランジスタQN3のゲートは第1のゲート電位制御回路4における出力ノードN2に接続され、第4のNMOSトランジスタQN4のゲートは出力信号制御回路6に接続されていて、接地レベルを出力する。PMOSトランジスタQPは、外部接続用パッド1と電源線VDDの間に接続され、ゲートには出力信号制御回路6が接続されている。ハイインピーダンス出力信号制御端子NOEと第1のNMOSトランジスタQN1と第3のNMOSトランジスタQN3のゲート電位が入力されるNAND回路7とを有する。
次に、上記のように構成された本実施の形態の半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時、サージ印加時とも静電気放電保護回路3の動作は実施の形態1〜5と同じである。異なる点は、静電気サージが印加されたとき、第1のNMOSトランジスタQN1と第3のNMOSトランジスタQN3のゲート電位を接地レベルにするとともに、PMOSトランジスタQPがオフ状態となり、電源線VDDへサージ電流が流れて電源線VDDをチャージする動作を抑制し、より確実に接地レベルにできる。
このとき、第1のゲート電位制御回路4は実施の形態1〜5のいずれでもよい。さらに、第1のゲート電位制御回路4は、LSIチップのトランジスタ配置領域以外の空きスペースに配置してもよい。これにより、被保護回路2が1個につき、第1のゲート電位制御回路4を1個配置する必要がなくなり、LSIチップ面積を削減することができる。
本発明の半導体集積回路は、トレラント構成の静電気放電保護回路を有し、高耐圧なインターフェイス等として有用である。
本発明の実施の形態1における半導体集積回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態1の容量素子の具体例を示す半導体集積回路の回路図 本発明の実施の形態1における半導体集積回路の詳しい構成を示す回路図 本発明の実施の形態2における半導体集積回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態3における半導体集積回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態4における半導体集積回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態5における半導体集積回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態6における半導体集積回路の構成を示す回路図 従来の技術における半導体集積回路の構成を示す回路図
符号の説明
1 外部接続用パッド
2被保護回路
2a 入力回路
2b 出力回路
3 静電気放電保護回路
4 第1のゲート電位制御回路
5 第2のゲート電位制御回路
6 出力信号制御回路
B バッファ
C,C1,C1′,C2,C2′,C3 容量素子
In インバータ
QN1 第1のNMOSトランジスタ
QN2 第2のNMOSトランジスタ
QN3 第3のNMOSトランジスタ
QN4 第4のNMOSトランジスタ
R1,R2,R3 抵抗素子
QP,QP1 PMOSトランジスタ

Claims (17)

  1. 外部接続用パッドと被保護回路との間に静電気放電保護回路が接続されており、
    前記静電気放電保護回路は、
    前記外部接続用パッドと接地線との間に挿入され、互いに直列に接続された第1のNチャンネル型MOSトランジスタおよび第2のNチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、通常動作時に前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を電源線と同電位に設定し、静電気サージ発生時に前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を実質的に接地レベルとする第1のゲート電位制御回路と、
    前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、通常動作時に前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位を接地レベルにし、静電気サージ発生時に前記第2のNチャンネル型MOSトランジスタをオンする第2のゲート電位制御回路とを備えた半導体集積回路。
  2. 前記被保護回路の出力回路または入出力回路は、
    前記外部接続用パッドに接続された第3のNチャンネル型MOSトランジスタおよび接地された第4のNチャンネル型MOSトランジスタの直列回路を有し、前記第3のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートは前記第1のゲート電位制御回路の出力端子に接続され、前記第4のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートは出力信号制御回路に接続され、前記外部接続用パッドに対して接地電位を出力するように構成されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1のゲート電位制御回路は、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートを電源線に接続し、かつ容量素子を介して接地線に接続する構成とされている請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記容量素子は、ゲートが前記電源線に接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記容量素子は、ゲートが前記接地線に接続され、ソースおよびドレインが前記電源線に接続されたPチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項3に記載の半導体集積回路。
  6. 前記容量素子は、ドレインが前記電源線に接続され、ソースおよびゲートが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項3に記載の半導体集積回路。
  7. 前記容量素子は、その容量値が、静電気サージ発生時に、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートの電位をほぼ接地レベルにするように設定されている請求項3から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 前記第1のゲート電位制御回路は、電源線と接地線との間に接続された抵抗素子と容量素子との直列回路と、前記抵抗素子と前記容量素子との接続ノードに入力端子が接続され出力端子が前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたバッファとを備えている請求項1から請求項7までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. 前記容量素子は、ゲートが前記バッファの入力端子に接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 前記第1のゲート電位制御回路は、前記外部接続用パッドと前記接地線との間に接続された容量素子と抵抗素子との直列回路と、前記容量素子と前記抵抗素子との接続ノードに入力端子が接続され出力端子が前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとを備えている請求項1から請求項7までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  11. 前記容量素子は、ゲートが前記インバータの入力端子に接続され、ソースおよびドレインが前記外部接続用パッドに接続されたPチャネル型MOSトランジスタで構成されている請求項10に記載の半導体集積回路。
  12. 前記第1のゲート電位制御回路は、前記外部接続用パッドと前記接地線との間に接続された容量素子と抵抗素子との直列回路と、前記容量素子と前記抵抗素子との接続ノードにゲートが接続されソースが前記電源線に接続されドレインが前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続されたPチャンネル型MOSトランジスタとを備えている請求項1から請求項7までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  13. 前記容量素子は、ゲートが前記Pチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、ソースおよびドレインが前記外部接続用パッドの接続されたPチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項12に記載の半導体集積回路。
  14. 前記第1のゲート電位制御回路は、前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートと前記接地線との間にさらに容量素子が接続されている請求項8から請求項13までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  15. 前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートと前記接地線との間に接続された前記容量素子は、ゲートが前記第1のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに接続され、ソースおよびドレインが前記接地線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタで構成されている請求項14に記載の半導体集積回路。
  16. 前記被保護回路における前記出力回路または入出力回路は、さらに、
    前記第3のNチャンネル型MOSトランジスタのドレインと前記電源線との間に接続されたPチャンネル型MOSトランジスタと、
    静電気サージ発生時に、前記Pチャンネル型MOSトランジスタを前記第1のゲート電位制御回路の出力電圧でオフする出力信号制御回路とを備えている請求項1から請求項15までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  17. 前記第1のゲート電位制御回路は、LSIチップのトランジスタ配置領域以外の空きスペースに配置可能に構成されている請求項1から請求項16までのいずれかに記載の半導体集積回路。
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