JP2010001768A - エンジンのオイルフィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ取り付けベースを利用してオイルクーラを構成して,オイルフィルタを改造する必要がなく,またオイルクーラ専用の取り付け部をエンジンに形成する必要もない,低コストなエンジンのオイルフィルタ装置を提供する。
【解決手段】エンジンEの一側面にフィルタ取り付けベース63を接合し,このフィルタ取り付けベース63に,オイルポンプ43からエンジンEに供給する潤滑オイル濾過するオイルフィルタ61を取り付けてなる,エンジンのオイルフィルタ装置において,フィルタ取り付けベース63に,エンジンEとオイルフィルタ61との間で授受される潤滑オイルを冷却するオイルクーラ60を一体に形成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は,エンジンの一側面にフィルタ取り付けベースを接合し,このフィルタ取り付けベースに,オイルポンプからエンジンに供給する潤滑オイル濾過するオイルフィルタを取り付けてなる,エンジンのオイルフィルタ装置に関し,特にオイルクーラ付きのオイルフィルタ装置に関する。
エンジンの一側面にフィルタ取り付けベースを介してオイルフィルタを取り付けてなるエンジンのオイルフィルタ装置は,例えば特許文献1に開示されているように,既に知られている。
また,エンジンに,潤滑オイルを冷却するオイルクーラを備えるものには,オイルクーラをオイルフィルタに内蔵させるもの(特許文献2参照)と,エンジンにオイルクーラを単独で取り付けるものとが知られている。
特開2007−270691号公報 特開2007−270691号公報
ところで,オイルフィルタにオイルクーラを内蔵させるものでは,構造が複雑なオイルフィルタ自体の構造を大幅に変更する必要があり,大幅なコストアップを余儀なくされる。またエンジンにオイルクーラを単独で取り付けるものでは,エンジンに,オイルクーラ専用の取り付け部を形成しなければならず,レイアウト上の制約が大きい。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,フィルタ取り付けベースを利用してオイルクーラを構成して,オイルフィルタを改造する必要がなく,またオイルクーラ専用の取り付け部をエンジンに形成する必要もない,低コストなエンジンのオイルフィルタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,エンジンの一側面にフィルタ取り付けベースを接合し,このフィルタ取り付けベースに,オイルポンプからエンジンに供給する潤滑オイル濾過するオイルフィルタを取り付けてなる,エンジンのオイルフィルタ装置において,前記フィルタ取り付けベースに,エンジンと前記オイルフィルタとの間で授受される潤滑オイルを冷却するオイルクーラを一体に形成したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記フィルタ取り付けベースに,その一側方に突出するように一体に形成されるクーラタワーと,このクーラタワー内に,エンジン及びオイルフィルタ間で授受されるオイルが通過するように設けられる屈曲油路と,該クーラタワーの外周に突設される多数の放熱フィンとで前記オイルクーラを構成したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1又は2の特徴に加えて,前記オイルフィルタ及びオイルクーラを,前記フィルタ取り付けベース周りに放射状に配置したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,フィルタ取り付けベースに,オイルを冷却するオイルクーラを一体に形成したことで,オイルフィルタは,従来一般のものがそのまゝ使用可能であり,またエンジンには,オイルフィルタ専用の取り付け部を設ける必要もなく,エンジンの潤滑オイルを冷却することができ,したがってオイルクーラを低コストで提供することができる。
本発明の第2の特徴によれば,オイルがクーラタワーの比較的長い屈曲油路を通過する間に,それを放熱フィンの放熱作用により効果的に冷却することができる。
本発明の第3の特徴によれば,フィルタ取り付けベース,オイルフィルタ及びオイルクーラの組立体をコンパクトに構成することができ,この組立体をエンジンの一側面に沿ってコンパクトに設置することができる。
本発明の実施例の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明のオイルフィルタ装置を備える空冷式汎用V型汎用エンジンの,冷却ファンを取り除いた状態で示す正面図(図3の1−1線断面図),図2は同汎用エンジンの要部縦断正面図(図3の2−2線断面図),図3は図1の3−3線断面図,図4は図1の4−4線断面図,図5は図4の5−5線断面図である。
先ず,図1及び図2において,空冷式汎用V型汎用エンジンEのエンジン本体1は,クランクケース2の上部に,左右V字状に並ぶ第1バンクB1及び第2バンクB2を連設して構成され,クランクケース2の底部には据え付けフランジ2aが形成される。第1及び第2バンクB1,B2は,両バンクB1,B2間の夾角αが90°となるように配置される。
第1及び第2バンクB1,B2は,それぞれシリンダボア3aを有してクランクケース2にボルト結合されるシリンダブロック3と,シリンダボア3aに連なる燃焼室4aを有してシリンダブロック3に一体に連設されるシリンダヘッド4とで構成され,そのシリンダヘッド4の端面には,ヘッドカバー5がボルト結合される。各バンクB1,B2は鋳造により一体成形されるもので,それぞれの外面には多数の空冷用フィン6,6…が一体に突設される。
図3及び図4に示すように,クランクケース2は,その前後両端壁でクランク軸7の前後一対のジャーナル部7a,7bを支承しており,このクランク軸7のクランクピン7pに,第1及び第2バンクB1,B2のシリンダボア3aに嵌装されるピストン8がコンロッド9を介して連接される。
クランクケース2の前面側に突出するクランク軸7の一端部にはフライホイール10と共に冷却ファン6が固着され,この冷却ファン6が吸引した外気を冷却風として各バンクB1,B2周り及び後述の気化器21周りに誘導するシュラウド12がエンジン本体1の前面に取り付けられる。即ち,シュラウド12は,エンジン本体1前面との間に冷却風通路13を画成するもので,その冷却風通路13を通して上記冷却風を各バンクB1,B2及び気化器14の周りに供給するようになっている。
以後,上記冷却風通路13側のエンジン本体1の一端壁を前端壁1f,それと反対側の他端壁を後端壁1rということにし,その後端壁1r側で,クランク軸7の出力側端部を支持するクランクケース2の軸受壁2aは,クランクケース2の主要部とは別体に形成され,その主要部に複数のボルト18により着脱可能に結合される。
再び,図1及び図2において,第1及び第2バンクB1,B2のシリンダヘッド4,4には,それぞれ燃焼室4aに開口する吸気及び排気ポート15,16が形成されており,その吸気ポート15の上流端は,シリンダヘッド4の前面側に開口する。これら第1及び第2バンクB1,B2の吸気ポート15,15は,対応するシリンダヘッド4,4に固着される吸気管17,17を介して,前記谷部20の中央部に配置される二連式気化器21の吸気道22,22に連通される。
次に,図2及び図3において,第1及び第2バンクB1,B2の各シリンダヘッド 4には,吸気ポート15及び排気ポート16をそれぞれ開閉する吸気及び排気弁23,24が各シリンダヘッド4に取り付けられ,これら吸気及び排気弁23,24には,これらを閉弁方向に付勢する弁ばね25,26が装着される。また各シリンダヘッド4には燃焼室4aに電極を臨ませる点火プラグ27が螺着される。
第1及び第2バンクB1,B2の各吸気及び排気弁23,24を開閉する動弁装置30が,クランクケース2から各バンクB1,B2のシリンダヘッド4に亙り設けられる。この動弁装置30は,クランク軸7の直上でそれと平行にクランクケース2の前後両端壁で支承されるカム軸31を備え,このカム軸31は,クランク軸7から不図示の調時伝動装置を介して1/2の減速比で駆動される。このカム軸31は吸気及び排気カムを一体に備えており,その吸気及び排気カムは,クランクケース2に軸支されるカムフォロワ32を介して各バンクB1,B2の吸気及び排気プッシュロッド33,34に,さらに各シリンダヘッド4に軸支される吸気及び排気ロッカアーム35,36を介して各吸気及び排気弁23,24へと連接される。前記吸気及び排気プッシュロッド33,34は,対応するバンクB1,B2の谷部11側の側面に沿って配設される管状のロッドカバー37に収容される。
以上により動弁装置30が構成され,この動弁装置30は,弁ばね25,26との協働により,各バンクB1,B2のピストン8の吸気及び排気行程に応じて吸気及び排気弁23,24を開閉する。
各バンクB1,B2において,吸気及び排気ロッカアーム35,36は,各シリンダヘッド4及びヘッドカバー5間に画成される動弁室40に収容され,この動弁室40は,前記ロッドカバー37の中空部を通してクランクケース2内と連通される。
さて,この汎用エンジンEの潤滑系について,図1及び図3〜図5を参照しながら説明する。
図1及び図3において,クランクケース2の底部は,潤滑用オイル42を貯留するオイル溜め41になっており,そのオイル42は,クランク軸7により駆動されるオイルポンプ43により,オイルストレーナ44を通して汲み上げられ,そしてオイルクーラ60,オイルフィルタ61へと圧送される。
図4に示すように,クランクケース2の前記軸受壁2aの半径方向側の外側面には,ベース取り付け面62が形成されており,このベース取り付け面62にフィルタ取り付けベース63が複数のボルト64によりシール部材65を介して着脱可能に接合される。またこのフィルタ取り付けベース63には,前記ベース取り付け面62とは略直角をなしてエンジンEの前側,即ち冷却ファン11側を向くフィルタ取り付け面66が形成され,このフィルタ取り付け面66に円筒状のオイルフィルタ61がシール部材68を介して着脱可能に取り付けられる。このオイルフィルタ61の,フィルタ取り付け面66への取り付けは,オイルフィルタ61の中心部から突出した中空の取り付けねじ軸69を,フィルタ取り付け面に開口する取り付けねじ孔70に螺合,緊締することにより行われる。こうして,円筒状のオイルフィルタ61は,頭部をエンジンEの前方に向けて配置される。
一方,図3及び図5に示すように,フィルタ取り付けベース63には,オイルフィルタ61とは異なる方向に延出するようにクーラタワー74が一体に形成され,このクーラタワーには,その内部にU字状に屈曲した屈曲油路75が設けられ,またその外周面には,屈曲油路75を取り巻く多数の放熱フィン76が一体に形成される。
屈曲油路75は,互いに平行な2本の直線75a,75bと,これら直線路75a,75bの一端部同士を接続する中間路75cとからU字状に構成され,その両直線75a,75b間を貫通する通風孔77がクーラタワー74に設けられ,前記放熱フィン76は,この通風孔77の内周面まで延びている。これら放熱フィン76は,前記冷却ファン11から圧送される冷却風の流れの方向と平行に配置される。
而して,上記クーラタワー74,屈曲油路75及び放熱フィン76により,オイルクーラ60が構成される。このオイルクーラ60と前記オイルフィルタ61とは,フィルタ取り付けベース63周りに放射状に配置される(図3参照)。
フィルタ取り付けベース63には,屈曲油路75の一方の直線路75aに連なると共に前記軸受壁2aのベース取り付け面62に向かって開口する入口ポート80が設けられ,この入口ポート80は,前記ベース取り付け面62に開口するエンジン潤滑油路の出口ポート81と重なって連通するようになっている。またフィルタ取り付けベース63には,屈曲油路75の他方の直線路75bに連通すると共に前記フィルタ取り付け面66に開口する環状油路82設けられ,この環状油路82の一箇所にオイルフィルタ61の入口ポート83が重なって連通するようになっている。この入口ポート83に流入したオイルは,オイルフィルタ61内部のフィルタエレメント84により濾過されて前記取り付けねじ軸69の中空部から,フィルタ取り付けベース63のねじ孔70へと流れ移るようになっている。したがって,取り付けねじ軸69の中空部は,オイルフィルタ61の出口ポート85になっている。
さらにフィルタ取り付けベース63には,前記ねじ孔70に連通すると共に前記ベース取り付け面62に向かって開口する出口ポート86が設けられ,この出口ポート86は,前記ベース取り付け面62に開口するエンジン潤滑油路の入口ポート87と重なって連通するようになっている。
図4において,クランクケース2には,前記オイルポンプ43の吐出ポートから前記出口ポート81に至る吐出油路45と,前記入口ポート87から,クランク軸7の前側のジャーナル部7aを囲繞する第1環状溝48に至る第1分岐油路46と,同入口ポート87から,クランク軸7の後側のジャーナル部7bを囲繞する第2環状溝49を囲繞する第2分岐油路47とが設けられる。
図3及び図4において,前記冷却風通路13に面するエンジン本体1の前端壁1fには,前記第1環状油路48から,第1及び第2バンクB1,B2の各動弁室40に達する左右一対の供給油路51,51(図3にはその一方のみを示す。)が形成され,この供給油路51の動弁室40への開口部には,動弁室40内の動弁装置30にオイルを噴射するジェット52が設けられる。このジェット52の内径は,供給油路51の内径より充分小径に設定される。
一方,エンジン本体1の後端壁1rには,第1及び第2バンクB1,B2の各動弁室40の下部をクランクケース2のオイル溜め41に戻す左右一対の戻し油路53,53(図3にその一方のみを示す。)が設けられる。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンEの運転中,クランク軸7により駆動されるオイルポンプ43は,オイル溜め41のオイル42をオイルストレーナ44を通して汲み上げ,吐出油路45及び出口ポート81を通して,フィルタ取り付けベース63の入口ポート80へと圧送する。入口ポート80に圧送されたオイルは,クーラタワー74に向かい,その長い屈曲油路75を通過する間に,放熱フィン76の冷却風に対する放熱作用により効果的に冷却される。
こうして冷却されたオイルは,フィルタ取り付けベース63の環状油路82からオイルフィルタ61の入口ポート83へと移り,前述のようにフィルタエレメント84で濾過された後,オイルフィルタ61のフィルタ出口ポート85,フィルタ取り付けベース63のねじ孔70及び出口ポート86を経てクランクケース2の入口ポート87へと供給される。こうして,オイルポンプ43から吐出されたオイルは,冷却され,そして濾過された後,エンジンEに供給される。
クランクケース2の入口ポート87に流入したオイルは,第1及び第2分岐油路46,47に分流して第1及び第2環状溝48,49にそれぞれ供給され,クランク軸7の前後のジャーナル部7a,7bを潤滑する。またその一方のジャーナル部7aを潤滑したオイルは,クランク軸7内の油孔50を通してクランクピン7pに供給され,その周囲を潤滑する。
さらに,前側の第1環状溝48に供給されたオイルの一部は,第1及び第2バンクB1,B2の各供給油路51へと供給され,そしてジェット52から動弁室40に噴射される。こうして動弁室40に噴射されたオイルはミスト状になって,動弁室40内の吸気及び排気弁23,24及び動弁装置30の各部を良好に潤滑することができる。
しかも,各バンクB1,B2の供給油路51は,冷却風通路13に面するエンジン本体1の前端壁1fに形成されるので,冷却ファン6から圧送される冷却風により前端壁1fと共に効果的に冷却される。したがって,ジェット52からのオイル噴射による圧力降下も手伝って,動弁室40において適温のオイルミストを生成できて,吸気及び排気弁23,24及び動弁装置30の潤滑のみならず,それらの冷却をも効果的に行うことができる。
動弁装置30で潤滑を終え,液化したオイルは,動弁室40の底部に溜まり,戻し油路53を流下して,クランクケース2内のオイル溜め41に戻る。以上により,汎用エンジンEの耐久性が向上し,長時間の過酷な定置運転が可能となる。
また供給油路51と戻し油路53とを,エンジン本体1の前端壁1f及び後端壁1rに振り分けて形成したので,供給油路51及び戻し油路53の形成による前端壁1f及び後端壁1rの強度低下を極力防ぐことができる。
ところで,このようなエンジンEの潤滑系において,クランクケース2の軸受壁2aに接合されるフィルタ取り付けベース63にオイルフィルタ61を取り付け,前記フィルタ取り付けベース63に,エンジンEの潤滑オイルを冷却するオイルクーラ60を一体に形成したので,オイルフィルタ61は,従来一般のものがそのまゝ使用可能であり,またエンジン本体1に,オイルフィルタ専用の取り付け部を設ける必要もなく,エンジンEの潤滑オイルを冷却することができ,したがってオイルクーラ60を低コストで提供することができる。
また,その際,オイルフィルタ61とオイルクーラ60とを,フィルタ取り付けベース63周りに放射状に配置したので,フィルタ取り付けベース63,オイルフィルタ61及びオイルクーラ60の組立体をコンパクトに構成することができ,この組立体をエンジンEの一側面に沿ってコンパクトに設置することができる。
また,クランクケース2の一部をなすが,クランクケース2の主要部とは別体の軸受壁2aに,フィルタ取り付けベース63を接合するためのベース取り付け面62を形成したので,比較的小部品の軸受壁2aでのベース取り付け面62の加工を容易に行うことができる。
以上,本発明の実施例を詳述したが,本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。例えば,本発明は,単気筒又は並列多気筒汎用エンジンへの適用も可能である。
本発明のオイルフィルタ装置を備える空冷式汎用V型汎用エンジンの,冷却ファンを取り除いた状態で示す正面図(図3の1−1線断面図)。 同汎用エンジンの要部縦断正面図(図3の2−2線断面図)。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図 図4の5−5線断面図。
符号の説明
E・・・・・エンジン
43・・・・オイルポンプ
60・・・・オイルクーラ
61・・・・オイルフィルタ
62・・・・ベース取り付け面
63・・・・フィルタ取り付けベース
66・・・・フィルタ取り付け面
74・・・・クーラタワー
75・・・・屈曲油路
76・・・・放熱フィン

Claims (3)

  1. エンジン(E)の一側面にフィルタ取り付けベース(63)を接合し,このフィルタ取り付けベース(63)に,オイルポンプ(43)からエンジン(E)に供給する潤滑オイル濾過するオイルフィルタ(61)を取り付けてなる,エンジンのオイルフィルタ装置において,
    前記フィルタ取り付けベース(63)に,エンジン(E)と前記オイルフィルタ(61)との間で授受される潤滑オイルを冷却するオイルクーラ(60)を一体に形成したことを特徴とする,エンジンのオイルフィルタ装置。
  2. 請求項1記載のエンジンのオイルフィルタ装置において,
    前記フィルタ取り付けベース(63)に,その一側方に突出するように一体に形成されるクーラタワー(74)と,このクーラタワー(74)内に,エンジン(E)及びオイルフィルタ(61)間で授受されるオイルが通過するように設けられる屈曲油路(75)と,該クーラタワー(74)の外周に突設される多数の放熱フィン(76)とで前記オイルクーラ(60)を構成したことを特徴とする,エンジンのオイルフィルタ装置。
  3. 請求項1又は2記載のエンジンのオイルフィルタ装置において,
    前記オイルフィルタ(61)及びオイルクーラ(60)を,前記フィルタ取り付けベース(63)周りに放射状に配置したことを特徴とする,エンジンのオイルフィルタ装置。
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