JP2006057464A - 自動二輪車用エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】手間のかかる組み付け作業を不要にできるとともに、部品コストを低減できる自動二輪車用エンジンを提供する。
【解決手段】気筒軸線CがVバンクをなすように形成された前側,後側シリンダブロック2,3を一体化したクランクアッパケース6を備えた自動二輪車用エンジンにおいて、上記クランクアッパケース6のVバンク底部6aにクランク軸4方向に延びる冷却通路6bが一体形成され、該冷却通路6bは各シリンダボア2a,3aの周囲に形成された冷却ジャケット35に連通している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車用エンジンに関し、詳細にはシリンダブロック及びシリンダヘッドに形成された冷却ジャケットに冷却水を供給するための冷却構造に関する。
例えば、特許文献1に記載されたV型4気筒エンジンの冷却装置は、前,後シリンダブロックのVバンク谷部に、冷却水ポンプに分配管を介して連通接続された冷却水受渡し溜部を配置固定し、該受渡し溜部と前,後シリンダブロックに形成された冷却ジャケットの入口通路とを連通させた構造を採用している。
上記冷却装置では、冷却水ポンプによりラジエータの冷却水を吸い込んで各入口通路から前,後シリンダブロックの冷却ジャケットに供給し、ここから前,後シリンダヘッドの冷却ジャケットに流し、各シリンダヘッドの出口通路から上記ラジエータに戻すようにしている。
特公昭62−44089号公報
しかしながら、上記従来の冷却装置では、別部品の受渡し溜部を狭いVバンク内の谷部に配置し、該受渡し溜部をシール部材を介在させて前,後シリンダブロックの入口通路に連通させつつ固定するという組み付け作業となる。このため作業性が低いとともに、部品コストが上昇するという問題がある。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなれれたもので、手間のかかる組み付け作業を不要にできるとともに、部品コストを低減できる自動二輪車用エンジンを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、気筒がVバンクをなすように形成されたシリンダブロックとクランク軸が配置されたクランクケースのシリンダボア側部分とを一体化したクランクアッパケースを備え、該クランクアッパケースのVバンク底部にクランク軸方向に延びる冷却通路が一体形成され、該冷却通路は上記各気筒の周囲に形成された冷却ジャケットに連通していることを特徴とする自動二輪車用エンジンである。
請求項2の発明は、請求項1において、上記気筒は、上記シリンダブロックの、カム軸駆動用チェンが配置されたチェン室のカム軸方向両側に配置されており、該シリンダブロックに搭載されたシリンダヘッドに各気筒毎の冷却水出口が、上記チェン室と各気筒用吸気ポートとの間に位置するよう形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2において、上記各気筒用冷却水出口の外部接続面は、上記各吸気ポートの外部接続面より気筒軸線側寄りに位置していることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れかにおいて、冷却水ポンプにより冷却水をエンジン側冷却ジャケットとラジエータとの間で循環させるようにした冷却装置を備え、上記ラジエータのエレメントより上流側から分岐するように分岐通路が形成され、該分岐通路によりオイルクーラに冷却水が供給されることを特徴としている。
請求項1の発明にかかるエンジンによれば、クランクアッパケースのVバンク底部には各冷却ジャケットに連通する冷却通路が一体形成されている。これにより別部品による組み付け作業及びシール部材を不要にでき、部品コストを低減できる。
請求項2の発明では、シリンダヘッドには各気筒用冷却水出口が形成され、該冷却水出口はチェン室と各気筒用吸気ポートとの間に配置されている。このように、各気筒毎に冷却水出口を形成したので、各冷却水出口,ひいてはこれに接続される冷却水ホースを小径にすることができ、エンジン回りの限られたスペースに容易に配索することができる。自動二輪車用エンジンはそれ自体が外観部品であることから、上記冷却水ホースを目立たないように配索することによって外観の向上を図ることができる。
また各気筒用冷却水出口はチェン室と吸気ポートとの間に配置されているので、各冷却水出口が互いに近接して位置することとなり、各冷却水ホースを容易に束ねた状態で、あるいは出口直後にて合流させて配索することができ、外観をスッキリさせることができる。
請求項3の発明では、冷却水出口の外部接続面は各吸気ポートの外部接続面より気筒軸線側寄りに位置しているので、冷却水出口の冷却水ホースとの接続部が吸気ポートにより隠れて外部から見えにくくなり、冷却水ホースの接続部が外方に露出することによる外観の悪化を防止できる。
請求項4の発明では、ラジエータのエレメントより上流側に分岐通路を形成し、該分岐通路によりオイルクーラに冷却水が供給されるようにしたので、分岐通路側の流路抵抗がエレメント側の抵抗より小さくなり、分岐通路側に冷却水を確実に分流させることができ、冷却水をオイルクーラに確実に供給することができる。その結果、オイルクーラに冷却水を供給するための専用の冷却水ポンプ等を不要にでき、コストの上昇を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態による自動二輪車用エンジンを説明するための図であり、図1は冷却装置を備えたエンジンの側面図、図2はエンジンの一部断面側面図、図3はエンジンのシリンダヘッドの平面図、図4は冷却装置の冷却経路図である。
図において、1は自動二輪車に搭載された水冷式4サイクルV型4気筒エンジンである。このエンジン1は、気筒軸線C,CがVバンクをなすように形成された前側,後側シリンダブロック2,3と、クランク軸4が収容配置されたクランクケース5のシリンダボア側部分とを一体化したクランクアッパケース6を備えている。
上記クランクアッパケース6の下合面にはクランクロアケース7が結合され、さらに該クランクロアケース7の底部にはオイルパン12が接続されている。また上記前側,後側シリンダブロック2,3の上合面にはそれぞれ前側,後側シリンダヘッド8,9が結合されている。さらにまた各シリンダヘッド8,9の上合面にはヘッドカバー10,11が装着されている。
上記前側,後側シリンダブロック2,3にはそれぞれ一対のシリンダボア (気筒) 2a,3aが形成されている。各シリンダボア2a,3a内にはそれぞれピストン15が摺動自在に挿入配置されており、該ピストン15はコンロッド16を介して上記クランク軸4に連結されている。
上記前側,後側シリンダヘッド8,9の下合面には各シリンダボア2a,3aに対向するよう燃焼凹部8a,9aが凹設されており、各燃焼凹部8a,9aには点火プラグ17が挿入配置されている。各燃焼凹部8a,9aには吸気弁開口8b,9b及び排気弁開口8c,9cが形成され、各開口にはそれぞれ吸気弁18,排気弁19が開閉可能に、かつ閉方向に常時付勢されて配設されている。
上記前側,後側シリンダヘッド8,9の上合面には、各吸気弁18,18を開閉駆動する吸気カム軸20,20及び各排気弁19,19を開閉駆動する排気カム軸21,21がクランク軸4と平行に配置されており、各吸気カム軸20はVバンク内側に、排気カム軸21はVバンク外側に位置するように配置されている。
上記吸気,排気カム軸20,21の軸方向中央部には吸気,排気カムギヤ22,23が装着されて互いに噛合しており、また吸気カム軸20には吸気カムギヤ22に隣接するように吸気カムスプロケット22aが装着され、該吸気カムスプロケット22aはタイミングチェン24により上記クランク軸4のクランクスプロケット(不図示)に連結されている。
上記タイミングチェン24は、クランクアッパケース6,シリンダヘッド8,9及びヘッドカバー10,11に形成されたチェン室24a内に収容されている。このチェン室24aのカム軸方向両側にそれぞれシリンダボア2a,2a及び3a,3aが位置している。
上記前側,後側シリンダヘッド8,9の排気弁開口8c,9cは排気ポート8e,9eによりVバンク外側に導出されている。この各排気ポート8e,9eには不図示の前,後排気管が接続されており、各排気管は車両後方に延びてマフラに接続されている。
上記前側,後側シリンダヘッド8,9の吸気弁開口8b,9bは吸気ポート8d,9dによりVバンク内側に導出されている。この各吸気ポート8d,9dにはスロットルボディ25,25が軸線を略垂直に向けて接続されており、各スロットルボディ25には共通のエアクリーナ(不図示)が接続されている。
上記スロットルボディ25の下流側には吸気通路面積を変化させるメインスロットル弁26が、これの上流側にはサブスロットル弁27がそれぞれ配設されている。また各スロットルボディ25のメインスロットル弁26の下流側には燃料噴射弁28,28が装着されており、各燃料噴射弁28の噴射口28aは吸気弁18の弁板の裏面に向けて燃料を噴射するように配置されている。
上記クランクロアケース7の底部に接続されたオイルパン12内には潤滑油が充填されている。この潤滑油は不図示のオイルポンプにより加圧されて一部がクランク軸潤滑系,カム軸潤滑系に供給され、残りが変速機潤滑系に供給される。各潤滑系に供給された潤滑油はクランクロアケース7の底部に落下してオイルパン12内に戻される。
上記クランクロアケース7の前壁7aにはオイルクーラ30を介在させてオイルフィルタ31が着脱可能に装着されている。このオイルフィルタ31は、上記各潤滑系に供給された潤滑油をオイルエレメントで濾過して上記オイルポンプに戻すようになっている。
また上記オイルクーラ30は、図示していないが、オイルフィルタ31に流入する潤滑油及びオイルフィルタ31から流出する潤滑油を冷却するための水冷ジャケット(不図示)を有している。上記オイルクーラ30には水冷ジャケットに連通する冷却水入口30a及び出口30bが形成されている。
上記エンジン1は冷却水を冷却ジャケットとラジエータとの間で循環させる冷却装置を備えており、該冷却装置は以下の構造を有している。
上記前側,後側シリンダブロック2,3には、上死点に位置するピストン15の外周部を囲むようにシリンダ側冷却ジャケット35,35が形成されている。また前側,後側シリンダヘッド8,9には、燃焼凹部8c,9cの外周部を囲むように燃焼側冷却ジャケット36,36が形成され、また点火プラグの17の電極部17aの外周部を囲むように電極側冷却ジャケット37,37が形成されている。また前側,後側シリンダヘッド8,9の吸気ポート8d,9dの上流側部分には吸気ポート側冷却ジャケット38が形成されている。これらの冷却ジャケット35,36,37,38は互いに連通路39により連通されており、冷却水は各冷却ジャケット35,36,37,38を該符号の順に流れる。
上記冷却装置は、クランク軸4によりエンジン運転中は常時回転駆動される冷却水ポンプ40と、上記各冷却ジャケット35〜38に供給された冷却水を冷却するラジエータ41とを備えている。
上記冷却水ポンプ40は、車両正面から見て、クランクケース5のクランク軸方向左側壁に配置されており、不図示のポンプギヤ等を介してクランク軸4により駆動される。上記冷却水ポンプ40には、ラジエータ41から冷却水を吸い込む吸込口40aと、該吸い込んだ冷却水を加圧して吐出する吐出口40bとが形成されている。
上記ラジエータ41は、エンジン1の前方の走行風が直接当たる部位に配置されており、クロスフロー式の上側ラジエータ42と下側ラジエータ43とを備えている。
上側ラジエータ42は、上下方向に延びる直方体状の左,右タンク本体42a,42bと、該左,右タンク本体42a,42bを略水平に延びる多数本の放熱エレメント42cで連通接続した概略構造を有している。
下側ラジエータ43は、上側ラジエータ42より冷却水容量が小さく設定されており、上下方向に延びる直方体状の左,右タンク本体43a,43bと、該左,右タンク本体43a,43bを略水平に延びる多数本の放熱エレメント43cで連通接続した概略構造を有している。この放熱エレメント43cの車両後側には電動式冷却ファン44が配置されている。
上記上側ラジエータ42の左タンク本体42aの下流端と下側ラジエータ43の左タンク本体43aの上流端とは左連通ホース45により接続され、右タンク本体42bの下流端と下側ラジエータ43の右タンク本体43bの上流端とは右連通ホース46により接続されている。
上記上側ラジエータ42の右タンク本体42bの上流端には冷却水流入ホース47が接続されており、該冷却水流入ホース47の上流端にはサーモスタット48が接続されている。このサーモスタット48は冷却水の温度が設定値に達すると弁が開き、これによりエンジン側の冷却水がラジエータ41側に流れるようになっている。また上記冷却水流入ホース47には冷却水を注入するラジエータキャップ47aが着脱可能に装着され、該ラジエータキャップ47aにはリザーバホース47bが接続されている。
上記上側ラジエータ42の左タンク本体42aの下流端部には冷却水供給ホース50が接続されており、該冷却水供給ホース50は冷却水ポンプ40の吸込口40aに接続されている。
また下側ラジエータ43の右タンク本体43bの中途部にはオイル冷却ホース(分岐通路)51が接続されており、該オイル冷却ホース51は上記オイルクーラ30の冷却水入口30aに接続されている。またオイルクーラ30の冷却水出口30bには冷却水排出ホース52が接続され、該排出ホース52は上記冷却水供給ホース50の冷却水ポンプ40近傍に接続されている。
そして上記クランクアッパケース6の前側,後側シリンダブロック2,3のVバンク底部6aにはクランク軸4と平行に延びる冷却通路6bが一体形成されている。この冷却通路6bは、Vバンク底部6aと前側,後側シリンダブロック2,3の冷却ジャケット35の下端部間に架け渡して形成された隔壁6cとで囲まれた空間により構成されており、横断面概ね三角形状をなしている。
上記冷却通路6bのクランク軸方向右側端面は閉塞されており、左側端面はクランクアッパケース6から外方に開口している。この冷却通路6bの左側端面開口には接続部材55を介して上記冷却水ポンプ40の吐出口40bが接続されている。
上記冷却通路6bと各冷却ジャケット35とは供給孔6eにより連通されている。これにより冷却水ポンプ40により加圧された冷却水は冷却通路6bから各気筒ごとの冷却ジャケット35に均等に供給される。
上記前側,後側シリンダヘッド8,9には各気筒毎の冷却水出口8g,8g,9g,9gが一体形成されている。この前側の冷却水出口8g,8gは、タイミングチェン24が収容されたチェン室24aと吸気ポート8d,8dとの間に位置するように配置されている。同様に後側の冷却水出口9g,9gはチェン室24aと吸気ポート9d,9dとの間に位置するよう配置されている。
上記各冷却水出口8g,9gの外部接続面8g′,9g′は、上記吸気ポート8d,9dの外部接続面8d′,9d′より気筒軸線C寄りに位置している(図1参照)。
上記各冷却水出口8g,9gにはそれぞれ冷却水ホース57の一端が接続されており、各冷却水ホース57の他端は上記サーモスタット48に接続されている。詳細には上記冷却ホースの一端は冷却水出口8g,9g内にシール部材を介在させて挿入され、冷却水出口8g,9gに隣接させて形成されたボス部8h,9hにボルト締めされ、抜け止めがされている。上記各冷却水ホース57は冷却水出口8g,9gから前側ヘッドカバー10の上方に配置された上記サーモスタット48に向かってVバンク上方に配索されている。
エンジン1の始動とともに冷却水ポンプ40が回転駆動され、冷却水が冷却通路6cから各気筒ごとの冷却ジャケット35に供給され、各冷却ジャケット35から下流側の冷却ジャケット36,37,38に順次供給され、この間にエンジン1を冷却し、各気筒用冷却水出口8g,9gから排出される。
冷却水温度が設定値に達するとサーモスタット48が開き、各気筒用冷却水出口8g,9gから排出された冷却水は上側ラジエータ42の右タンク本体42bに流入する。この右タンク本体42bに流入した冷却水は各エレメント42cを通る際に走行風により冷却され、左タンク本体42aに流れるとともに、残りが下側ラジエータ43の右タンク本体43bに流入する。この右タンク本体43bに流入した冷却水は各エレメント43cを通る際に冷却ファン44により冷却され、左タンク本体43aに流れる。冷却された冷却水は、冷却水ポンプ40により吸引されて再度エンジン1に供給され、このようにして冷却水はエンジン1と上側,下側ラジエータ42,43との間で循環する。
また下側ラジエータ43の右タンク本体43bに流入した冷却水の一部はオイルクーラ30に供給され、ここで潤滑油を冷却した後、上記冷却水ポンプ40により吸引される。
このように本実施形態によれば、クランクアッパケース6の前側,後側シリンダブロック2,3のVバンク底部6aには各気筒ごとに形成された冷却ジャケット35に連通する冷却通路6bが一体形成されている。これにより従来の別部品による組み付け作業及びシール部材を不要にでき、部品コストを低減できる。また、冷却通路6bはVバンク底部6aのデッドスペースを利用しているので横断面積を大きくすることができ、4つの気筒の冷却ジャケット35に冷却水を均等に供給することができる。
本実施形態では、前側,後側シリンダヘッド8,9には各気筒ごとの冷却水出口8g,9gが形成されており、該冷却水出口8g,9gはタイミングチェン24を収容するチェン室24aと各吸気ポート8d,9dとの間に配置されている。このように各気筒毎に冷却水出口を設けているので、各冷却水出口8g,9gひいてはこれに接続される冷却水ホース57を小径にすることができ、エンジン回りの限られたスペースに容易に配索することができる。特に、自動二輪車に搭載されるエンジン1はそれ自体が外観部品であることから、上記冷却水ホース57を目立たないように配索することによって外観の向上を図ることができる。
また各冷却水出口8g,9gはチェン室24aと吸気ポート8d,9dとの間に配置されているので、各冷却水出口8g,9gが互いに近接して位置することとなり、各冷却水ホース57を容易に束ねた状態で配索することができ、外観をスッキリさせることができる。
本実施形態では、上記各冷却水出口8g,9gの外部接続面8g′,9g′は各吸気ポート8d,9dの外部接続面8d′,9d′より気筒軸線C寄りに位置しているので、冷却水出口8g,9gの冷却水ホース57との接続部が吸気ポート8d,9dにより隠れて見えにくくなり、外観の悪化を防止できる。
本実施形態では、下側ラジエータ43のエレメント43cより上流側の右タンク本体43bにオイル冷却ホース51を接続しているので、該オイル冷却ホース51側の流路抵抗がエレメント側の抵抗より低いことから、オイル冷却ホース51側に冷却水を確実に分流させることができ、オイルクーラ30に冷却水を十分に供給できる。その結果、オイルクーラ30に冷却水を供給するための別個独立の冷却水ポンプ等を不要にでき、コストの上昇を抑制できる。
本発明の一実施形態による冷却装置を備えた自動二輪車用エンジンの側面図である。 上記エンジンの一部断面側面図である。 上記エンジンのシリンダヘッドの平面図である。 上記冷却装置の冷却経路図である。
符号の説明
1 エンジン
2,3 シリンダブロック
2a,3a シリンダボア
4 クランク軸
5 クランクケース
6 クランクアッパケース
6a Vバンク底部
6b 冷却通路
8,9 シリンダヘッド
8d,9d 吸気ポート
8g,9g 冷却水出口
24a チェン室
30 オイルクーラ
35〜38 冷却ジャケット
40 冷却水ポンプ
41 ラジエータ
51 オイル冷却ホース(分岐通路)
C 気筒軸線

Claims (4)

  1. 気筒がVバンクをなすように形成されたシリンダブロックとクランク軸が配置されたクランクケースのシリンダボア側部分とを一体化したクランクアッパケースを備え、該クランクアッパケースのVバンク底部にクランク軸方向に延びる冷却通路が一体形成され、該冷却通路は上記各気筒の周囲に形成された冷却ジャケットに連通していることを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  2. 請求項1において、上記気筒は、上記シリンダブロックの、カム軸駆動用チェンが配置されたチェン室のカム軸方向両側に配置されており、該シリンダブロックに搭載されたシリンダヘッドに各気筒毎の冷却水出口が、上記チェン室と各気筒用吸気ポートとの間に位置するよう形成されていることを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  3. 請求項2において、上記各気筒用冷却水出口の外部接続面は、上記各吸気ポートの外部接続面より気筒軸線側寄りに位置していることを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  4. 請求項1ないし3の何れかにおいて、冷却水ポンプにより冷却水をエンジン側冷却ジャケットとラジエータとの間で循環させるようにした冷却装置を備え、上記ラジエータのエレメントより上流側から分岐するように分岐通路が形成され、該分岐通路によりオイルクーラに冷却水が供給されることを特徴とする自動二輪車用エンジン。
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