JP2009542380A - 機械的・磁気的な結合構造 - Google Patents

機械的・磁気的な結合構造 Download PDF

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Abstract

結合モジュール1,2のそれぞれ1つを取付可能な2つの部材を結合するための機械的・磁気的な結合構造において、前記結合モジュールは次の構成要件を有しており、すなわち、
ロック装置を有しており、該ロック装置は、
前記結合モジュールの一方に配置された少なくとも1つのばねロック部材9と、
他方の前記結合モジュールに配置された、前記結合モジュールを形状接合によりロックするための可動の制動片5とを備えており、
および磁石・接片構造を有しており、該磁石・接片構造は、
前記結合モジュールの一方に配置された少なくとも1つの磁石4と、
他方の前記結合モジュールに配置された少なくとも1つの接片8とを備えている。

Description

本発明は、特にカバン、リュックサック、およびこれに匹敵する対象物で使用される閉止部のために適している機械的・磁気的な結合構造、すなわち磁力支援式の機械的なロック部に関するものであり、上述の列挙は本発明の適用分野を限定しようとするものではない。
このような種類の結合構造は、基本的に2つの主要グループに分類することができる。多くの場合形状接合と摩擦接合で作用する構成部品の組み合わせによって開閉機構が構成された、機械的な結合構造が存在している。ロック状態を維持するためにばねがしばしば利用され、その結果、開閉はばね力に抗して行わなくてはならない。このような種類の結合構造は専門界では周知であるので、IPCA44Bの下位分類内容に基づく従来技術を挙げておくにとどめる。
結合構造のもう1つの主要グループは、結合を維持しておくために磁力が利用される、磁気的に作用する結合構造である。このような結合構造も、他ならぬカバンその他の入れ物の閉止のために専門界では十分に周知であるので、ここでもIPCE05Cの下位分類内容を挙げておくにとどめる。
さらに、これら両方の主要グループの間の複合型も知られている。このような複合型では、機械的な結合と磁気的な結合構造のそれぞれ異なる特性を的確に組み合わせることによって、結合構造に対する特別な要求事項を満たそうと試みられるのが通常である。
以下においては、本発明の利点のより良い理解のために、まず機械的な結合構造と磁気的な結合構造のいくつかの主要特性について検討することにする。
形状接合による機械的なロック部は、引張、圧縮、またはせん断などの荷重がロック部にかかったときに負荷をうける機械的な構成部品を有しているのが通常である。このような構成部品の機械的な抵抗力の大きさが、結合構造の安定性を定義する。たとえばカバンの閉止部の場合、非常に安価な鉄製部品やプラスチック部品が使用されるので、この機械的な結合構造は安価に製造可能である。
このような機械的な結合構造は、原理上、閉じ合わせるときにロックばね力を手で克服しなくてはらないという特性を有している。したがって、いくつかのケースでは結合構造の取扱がさほど快適ではないため、磁気的な結合構造が援用される。磁気的な結合構造は、磁力に基づいて自ら互いに引き合うからである。
手で開閉をするときに感じられる力のことを、以下においては感触と呼ぶ。他ならぬ手で操作される閉止部では、感触が人間の手の力に適合していなくてはならない。
結合が開くのを防ぐために磁力が直接的に利用される磁気結合では、磁石およびこれに付属する接片が、保持力に応じて設計されていなくてはならない。保持力や感触に特別な要求事項が課されていないとき、このような結合は実用に適している。
しかしながら特定のケースでは、閉止部は安全余裕をもって設計されていなくてはならない。それは、たとえば安全余裕の要求事項を満たすためである。このことは、たとえば登山者用のリュックサックなどで要求される場合がある。このようなリュックサックは、たとえば墜落時に発生する場合がある、通常の保持力の数倍の力で閉止部が負荷されたときでも開いてはならない。その意味で、このような種類の要求事項が課される閉止部は、機械的な閉止部として構成される。機械的な構造によって、多大な付加コストなしに、高い安全余裕係数をも具体化可能だからである。その意味で、このような結合構造は大衆市場に広く浸透している。
さらに従来技術より、機械的なロック部に加えてさらに磁石が使用される、さまざまな機械的な結合構造が知られている。ただし磁石は、機械的なロック部を閉止状態のときに閉じ合わせる役目を果たすにすぎない。その場合、機械的なばねのばね力の代わりとして磁力が利用される。このような構造は快適な感触を有しておらず、多くの場合に比較的簡単に閉じることができるが、開くのが困難になる。
次のような要求事項については、いかなる結合構造も従来技術からは知られていない:
a.ロックが機械的に行われる。
b.結合構造が主荷重方向へ自ら引き合う。
c.結合構造を容易に開くことができ、すなわち良好な感触を有している。
したがって本発明の課題は、上記の3つの要求事項aからcをすべて同時に満たす結合構造を提供することにある。
この課題は、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造によって解決される。この結合構造は2つの結合モジュールを有しており、結合モジュールのそれぞれ1つを取付可能である2つの部材を結合する役目を果たす。
この結合構造は次のような特徴を有している:
結合モジュールの一方に配置された少なくとも1つのばねロック部材と、他方の結合モジュールに配置された、各結合モジュールを形状接合によりロックするための可動の制動片とを備えるロック装置。ばねロック部材は、結合構造を閉じるときに制動片に向かって押されるように構成されている。ばねロック部材、制動片、およびばねロック部材と制動片の相互に接触する面区域は、ロック部材と制動片が相対的に接近運動したときに、ばねロック部材が設計的に規定される方向へ偏向して制動片にスナップ嵌めされるように構成されている。「ばね」という用語を用いているのは、「ばね作用のある」特性を表現するためにすぎないことは当業者には自明である。したがって、弾性的な材料が用いられるあらゆる実施形態がこれに該当する。さらに、「ばね作用のある」特性または「弾性的な」特性を制動片に割り当てることもできることは明らかであり、その場合、ばね作用または弾性による制動片の偏向は、開放をするための制動片の変位と同一ではない。
制動片とロック部材は、実際に発生する荷重または生じる可能性のある荷重に応じて、機械的強度が十分であるように構成されている。
さらに制動片は可動であり、それにより制動片は、ばねロック部材が制動片と係合している係合位置から、ばねロック部材が制動片と係合していない非係合位置へと可動である。このような特徴の組み合わせについて、以下に詳しく説明する:
結合構造が嵌め合わされているときは、形状接合による結合が成立している。形状接合を解消するためには、制動片がばねロック部材と係合しなくなる方向へと可動の制動片を動かし、すなわち、制動片を係合位置から非係合位置へ動かす。
制動片がたとえばロッドであり、ばねロック部材が、閉じるときにロッドに向かって押圧されるフック頭部を有しているとき、ばねロック部材は偏向し、次いでスナップ嵌めされ、このときフック頭部がロッドの後側でフック止めされ、すなわち係合位置にくる。
さらに別の特徴として、制動片は、以下において隙間と呼ぶ切欠きを有している。フック頭部と隙間が向かい合うように、制動片がばねロック部材に対して相対的に変位すると、形状接合による結合は成立しなくなる。というのも隙間は、フック頭部が隙間のなかでは保持されないように寸法決めされているからである。制動片の端部も上に説明した隙間の作用を有していることは、当業者には自明であり、すなわち制動片が存在しなくなれば、一例として述べたフック頭部も保持され得なくなる。さらに、このような変位を回動または傾動によって行えることも当業者には自明である。
さらに結合構造は磁石・接片構造を有しており、結合モジュールの一方に磁石が配置されており、他方の結合モジュールに接片が配置されている。接片と磁石の間の磁力は、閉止プロセスのときに各結合モジュールが事前設定された最低間隔から互いに引き合うようになり、それによってばねロック部材が制動片に向かって進み、ついにはスナップ嵌めで係合するような大きさに選択されている。換言すると磁石と接片は、ばねロック部材のばね力が克服されるように設計されている。ここで磁石・接片構造は、単一の磁石と単一の接片だけで構成されていなくてもよいことは当業者には自明である。したがって以下において磁石・接片構造とは、少なくとも互いに引き合う磁石と接片のあらゆる種類の組み合わせを意味するものとし、このとき接片は強磁性材料でできているか、または磁石であってもよいことは当業者には周知である。特定の磁石・接片構造は互いに引き合うばかりでなく、2つの同名の磁極が向き合ったときには反発することもできる。別段の追加条件が適用されるのではないとき、磁石が接片に対して動くか、それとも接片が磁石に対して動くかは問題ではない。磁石と接片の作用関係は、2つの引き合う磁石の作用関係と同じであることも明らかである。
各結合モジュールが結合されているときは、機械的なロックと磁気的な吸引が成立している。ただし強調されるべきは、磁気的な吸引は、結合の主荷重力の主要ではない部分を占めているにすぎないことである。磁石・接片構造は、ほぼ、自動的な結合の閉止のためだけに利用される。
磁石を接片から離すときに、冒頭に述べた快適な感触が生じるようにするために、磁石を備える結合モジュール1と接片を備える結合モジュール2を、各モジュールを手で容易に離せるようにするために磁力が十分に弱くなる程度まで、互いに側方へ変位させる。このことは、磁石に向かい合う接片面が十分に小さくなったときに該当する。磁石と接片の間の変位は、回動または旋回であってもよいことは明らかである。
可動の磁石は制動片と連結されており、すなわち磁石とともに制動片も移動し、このとき「連結されている」という用語は、制動片が磁石と固定的に結合されていなくてはならないことを意味するだけではない。連結とは、ばねを介しての結合も意味している。連行体が制動片を変位させるが、この連行体はが必ずしも制動片に当接していない場合、すなわちクリアランスが存在している場合にも、連結が成立する。こうした事実関係については、実施例の記述のなかでさらに詳しく説明する。
以下、本発明の主要な特性をまとめておく:
磁石が接片から十分に遠くまで変位しており、それによって接片と磁石の間の磁気的な吸引力が十分に弱くなっているときは、同時に、ばねロック部材が制動片の隙間のなかにあり、すなわち非係合位置にある。この位置のとき、結合装置は機械的にロック解除されるばかりでなく磁気的にも外れている。機械的なロック解除をするとき、ばねロック部材を動かす必要はなく、すなわちばねロック部材のばね力は閉じるときにだけ磁力によって克服され、開くときにはばね力はゼロである。なぜなら、ばねロック部材は偏向されないからである。
したがって、この結合構造が格別に柔らかい開放感触を有していることが理解できる。というのも開放をするには、磁石と接片を横に変位させることによって磁力を弱め、もしくは完全に解消するだけでよいからである。その一方で、この結合構造は結合状態のときには機械的な結合構造と同じように安定している。
結合構造を閉止するときには、制動片と隙間の間で、および接片と磁石の間で上に説明した位置が生じていてはならないことは明らかであり、すなわち、閉止をするとき制動片とばねロック部材は、スナップ嵌めが成立することができるように向き合っていなくてはならない。その一方で、閉止をするときには磁石と接片も、スナップ嵌めプロセスを行えるようにするためにばねロック部材のばね力を克服するために、磁石と接片の間の磁力が十分に強くなる位置で向かい合っていなくてはならない。換言すると、結合構造の結合前にはロック構造と磁石・接片構造は、引き合いとスナップ嵌めを可能にする初期位置にそれぞれあるように配慮されなくてはならない。ロック構造および磁石・接片構造の機能部材のこのような復帰は、復帰手段によって引き起される。機械的な構成部品を、1つの位置から第2の位置へどのように移すことが可能であるかは、当業者には周知である。そのためには力を構成部品に作用させるだけでよい。本発明では、結合構造を開放したときに初期応力をかけられる復帰ばねの力が利用されるのが好ましい。このような復帰ばねは、開放をするときに動く機能部材を再びその初期位置へ押しもどす程度に強いだけでよいことは当業者には自明である。そのためには非常にわずかな力しか必要ないので、弱い復帰ばねしか必要なく、それによって冒頭に述べた柔らかく快適な感触が維持される。
あるいは復帰を磁気的に行うこともできる。このような現象は当業者には十分に周知であるので、多くの可能性のうち1つについてだけ説明する。接片と磁石が互いに付着しているとき、接片を磁石から押し離すことによって、この付着結合を解消することができる。磁石と接片の引き合う面が同じ広さであるとき、接片と磁石が互いに側方に押し離されれば、吸引をする面区域は狭くなる。押し離しをするときは復帰力が克服されなくてはならない。というのも、磁石と接片は磁力によって初期位置に保たれるからである。互いに吸引をする面の間の摩擦が小さくなるほど、復帰力は大きくなる。当業者には周知のこのような現象は、磁石と接片が特定の形状および/または磁化を有しているとき、いっそう強化することができる。たとえば、三角形の接片面が適切に磁化されれば、同じく三角形の磁石面に合わせてアライメントされることは明らかである。
請求項2に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は複数のロック部材を有しており、または複数のロック区域を備える1つのロック部材を有している。この本発明の発展例により、たとえば作用する力をいっそう良好に配分することが可能である。
請求項3に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、可動の磁石の運動方向にクリアランスを有する連結装置を有しており、それにより制動片はストッパによって、このクリアランスが消尽されたときに初めて磁石の方向に引き寄せられる。この実施形態の利点は、接片からの磁石の変位距離が、間隙がばねロック部材と向かい合うまでに制動片が変位しなくてはならない距離より大きくてよいという点にある。この実施形態により、接片からの磁石の変位距離が、設計上の周辺条件により、制動片が動く距離よりも大きくなくてはならない結合構造を構成することができる。
請求項4に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、磁石と制動片の運動方向に沿ってばね力が延びる連結ばねを連結装置として有している。この実施形態の利点は、このような構成要件の組み合わせによって、荷重のもとで結合構造が開くのを防ぐ安全余裕が創出されるという点にある。このばねは、機械的なロック装置が無荷重の状態のとき、磁石が変位すると連結装置を介して制動片も一緒に引っ張られるように設計されている。荷重状態では、ばねロック部材と制動片の間の摩擦力がばね力よりも大きく、すなわち、機械的なロックを開放することなく、磁石をたとえば手で変位させることができる。この状態で機械的なロックが外されると、ばねは制動片を開放方向へ牽引または押圧し、それによって結合部をただちに開くことができる。
請求項5に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、可動の磁石の運動方向にクリアランスを有する連結装置を有しており、それにより制動片はストッパによって、このクリアランスが消尽されたときに初めて磁石の方向へ引っ張られる。さらに、制動片の運動方向に沿ってばね力が延びる、制動片のための復帰引張ばねが設けられている。磁石が接片から変位していき、連結装置のクリアランスが消尽されると、復帰ばねが伸長される。結合が解消されると、磁石と接片は向かい合い位置になって引き合い、それと同時に制動片はその初期位置へ引き戻される。
請求項6に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、可動の磁石の運動方向にクリアランスを有する連結装置を有しており、それにより制動片はストッパによって、このクリアランスが消尽されたときに初めて磁石の方向へ引っ張られる。さらに、制動片の運動方向に沿ってばね力が延びる、制動片のための復帰圧縮ばねが設けられている。磁石が接片から変位していき、連結装置のクリアランスが消尽されると、復帰ばねが圧縮される。結合が解消されると、磁石と接片は向かい合う位置となって引き合い、それと同時に制動片はその初期位置へ押し戻される。
従属請求項3から6により当業者には明白であるように、ストッパ、連行体、およびばねが用いられるこの種の組み合わせはまだ多数あるが、これらはすべて同一の発明思想に下位区分されるものであり、したがって、当業者は技術上の周辺条件に応じて適切な組み合わせを選択することができ、そのために発明的行為を必要とすることはない。特に、引張ばねと圧縮ばねを組み合わせることができる。
請求項7に記載された本発明の好ましい発展例では、両方の結合モジュールのうちの一方に可動に支承された磁石または接片を動かすために、手または足で操作される操作装置が設けられている。
請求項8に記載された本発明の好ましい発展例では、結合モジュールのうちの一方に、手によって他方の結合モジュールの上へ載置可能である、手で把持可能な物体が設けられている。本発明のこの実施形態は、たとえば自転車ライトを自転車のハンドルと結合するのに適している。このケースでは接片は物体と直接一体的に結合されている。
請求項9に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は一方の結合モジュールに少なくとも1つの磁石を有するとともに、他方の結合モジュールに少なくとも1つの強磁性の接片、または吸引をする極性を与えられた磁石を有している。このような構成は、低コストな結合が必要とされる場合に好ましい。
請求項10に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は一方の結合モジュールに2つの強磁性の伝導板を備える磁石を有するとともに、他方の結合モジュールに強磁性の接片を有しており、伝導板は強磁性の接片と磁気的な作用関係にあり、磁石が接片に接触しないように配置されている。このような構成は、頑丈な結合が必要とされる場合に好ましい。というのもこの磁石・接片構造では、磁石表面と接片の表面との機械的な接触が行われず、それにより、たとえば変位が繰り返されたときなど、たとえば砂のような異物が間にはさまっていても、敏感な磁石表面の損傷が回避されるからである。
請求項11に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は一方の結合モジュールに1つの強磁性の伝導板を備える1つの磁石を有するとともに、他方の結合モジュールに強磁性の接片を有しており、磁石と伝導板は強磁性の接片と磁気的な作用関係にあるように配置されている。このような構成は磁力を格別に良好に活用したい場合に好ましく、このことは、磁気伝導板に磁束線が束ねられることによって実現される。
請求項12に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は各々の結合モジュールに強磁性の伝導板を備える磁石を有しており、各伝導板は閉止位置のときに吸引をするように向かい合う。このような構成は、閉止状態のときに高い吸引力での頑丈な結合が必要とされる場合や、開放をするときに少なくとも若干の反発が望まれる場合に好ましい。
請求項13に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、結合の閉止位置では両方とも吸引位置にあり開放位置では両方とも反発位置にある、向かい合う少なくともそれぞれ2つの磁石を有している。このような構成は、閉止状態では高い吸引力を有し、開放をするときには高い反発力を有する結合が必要とされる場合に好ましい。
請求項14に記載された本発明の好ましい発展例では、磁石・接片構造は、閉止状態では磁石が接片と向かい合う位置にあり、開放状態では反発をする磁極が与えられた磁石が向かい合うように、各々の結合モジュールに磁石と強磁性の接片とが配置された磁石機構を有している。このような構成は、閉止状態では高い吸引力を有し、開放をするときには小さい反発力を有する低コストな結合が場合に好ましい。
次に、実施例およびこれに付属する図面を用いて、本発明について詳しく説明する。
本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の原理図である。 本発明の特別な利用ケースである。 第1の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第1の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第2の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第2の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第3の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第3の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第4の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第4の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 第4の特別な連結装置を備える本発明の原理図である。 本発明を第1の特別な実施例で示す図である。 本発明を第1の特別な実施例で示す図である。 本発明を第1の特別な実施例で示す図である。 本発明を第1の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な実施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。 本発明を別の特別な施例で示す図である。
図1aから図1eの原理図を用いて本発明の一般的な機能について説明する。図1fは特殊機能を示している。
符号1および2は、図の理解しやすさを高めるために分離線3で分けられている、結合されるべき結合モジュールを表している。つまり両方の結合モジュールは分離されており、すなわち相互に間隔をおいている。
結合モジュール1は、磁石4と、隙間6を有する制動片5とで構成されている。制動片5は連結装置7を介して磁石4と結合されている。
結合モジュール2は、強磁性の接片8と、ロック片9aおよびばね区域9bを有するばねロック部材9とで構成されている。可動の結合モジュール2が、定置の結合モジュール1に向かって矢印方向Aへ近づくと、図1bに示す位置が実現される。
この位置のときロック片9aは、面取りされていてよい係合面9cによって、制動片5に当接する。磁石4および8の間の磁力Fにより、ばね作用で保持されるロック片9aは制動片5の下縁に押し付けられる。磁力Fとばね区域9bのばね定数とは、ばね区域9bが矢印方向へ弾性復帰し、それによって図1cに示す位置が実現されるように設定されている。
この中間位置のとき、ロック片9aは矢印方向へ戻るように摺動する。ロック片が制動片5の上縁に達すると、ばね区域9bは、ロック片9aを図1dに示す矢印方向へと押しやる。
この位置のとき、磁石面と接片面は接触しており、もしくはすぐ近傍にあり、ロック片9aは制動片5の上面に位置しており、すなわちロック部はスナップ式に閉止されている。したがって、結合モジュール2を矢印方向Bへ引っ張るのはもはや不可能である。ロック部がそれを妨げるからである。
磁力は結合の強度にとって主要な影響を及ぼさないことを強調しておく。
結合モジュール1および2を互いに外す様子が図1eに示されている。そのためには、磁石4を矢印方向Cに接片8から側方へ押し離す。それによって次の2つの機能が実行される:
a.ばねロック部材9は、ロック片9aが隙間6と向かい合い、それによってロックが解消される程度まで変位し、すなわち隙間は、ロック片9aが保持されなくなる程度の大きさである。
b.磁石4の側方への変位によって磁力Fの大幅な減衰が起こり、それにより接片は磁石で吸引されなくなり、もしくは弱く吸引されるだけとなる。
これら2つの機能は、感触的に快適な柔らかい開閉を惹起する。少なくとも大幅に弱められた磁力Fにより、普通ならばマグネット閉止について典型的である唐突な分離が起こらないからである。
結合モジュールの分離後に、あとでまた説明する適当な方策により、磁石・接片構造は図1aに示す初期位置へ再び復帰し、このとき留意すべきは、磁石特性によってすでに自動的な復帰が行われることである。復帰の程度は複数の要因に左右され、磁石と接片の間の摩擦が主要な要因であることは、当業者には周知である。
次に連結装置7について説明する。連結装置7は、磁石4と制動片5との間の剛性の高い結合部または弾性的な結合部である。ただし連結装置7は部分的に固定的である緩やかな結合部であってもよく、すなわちクリアランスを有する結合部であってよい。
まず、連結装置7は剛性の高い結合部であるものと想定する。この場合、磁石4、連結装置、および制動片5を1つの統合された物体としてみなすことができる。したがって、変位力Fvの力作用点を自由に選択可能である。図1eでは、変位力Fvは磁石4に作用している。
連結装置7が引張ばねであるとき、力作用点は自由に選択可能ではなくなり、すなわち変位力Fvの力作用点は、図1eに示すように、磁石4のところで選択されなくてはならない。
図1fには、図1eとの関連で以下に説明する、本発明の特別な一般的実施形態が示されている。連結装置7は引張ばねである。図1eを見るとわかるように、磁石4の変位にともなって制動片5の変位も行われている。図1fでは、結合された結合モジュール1および2が方向Bの引張応力のもとにあり、すなわち、制動片5とばねロック部材のロック片9aは互いに押し合わされている。相上下して位置する面区域のこのような面押圧により、磁石が変位する方向へ制動片が引張ばねによって引っ張られることが防止される。このように、磁石だけが変位可能であるので、荷重のもとで開放されることがない安全余裕ロックが成立している。摩擦力のほうが引張ばねのばね力よりも大きいので、制動片はブロックされている。
最後に、図1b2と図1c2についてさらに説明する。制動片5がばね区域5aによって矢印方向へばね作用により逸れることができれば、ばね区域9bの機能を制動片5に担わせることもできることは当業者には自明である。複合型も同様に可能であり、すなわち、ばね区域9bとばね区域5aが両方とも設けられていてもよい。このように、図1b2および図1c2は、図1b1および図1c1と同じ機能段階を示している。
連結装置についての以上の実施形態は、固定的な連結装置と弾性的な連結装置に関わるものであった。連結装置がクリアランスを有する結合部であるとき、機能は図1では説明することができない。そのため以下の図面を使用する。
図2a〜bは特別な連結装置7を示している。本発明の一般的な機能についてはすでに図1のところで説明したので、以下においては、すべての機能段階を図面に示すことはしていない。図2aは閉止された結合構造を示しており、すなわち、この機能段階2aは図1dの機能段階に対応している。
磁石4は連結装置7を介して制動片5と結合されている。連結装置7は、開放をするときの磁石の運動方向に沿ってクリアランス7dを有している。図2を見るとわかるように、制動片5と堅固に結合された連結係合片7cが、連結切欠き7bに係合する。連結切欠き7bは連結係合片7cよりも長いので、連結クリアランス7dが生じる。図2aでは、連結係合片7cは連結切欠き7bの左側端部に当接している。磁石4が矢印方向へ変位すると、連結係合片7cが連結切欠き7bの右側端部に当接するまで、すなわち、制動片が動くことなく連結クリアランス7dが通過されるまで、連結切欠き7bを備える連結プレート7aも同じくこの方向へ動く。磁石がさらに変位すると制動片5も一緒に引っ張られ、それにより、図1eで見たように、ロック片9aが隙間6と向かい合うようになり、その中ではロック片9aがもはや保持されなくなる。このようにして結合構造が開放される。形状接合によるロックが解消されるばかりでなく、磁石4と接片8の間の吸引力も弱まっており、もしくは大幅に弱まっているからである。それによって結合構造を手で開放するとき、感触的に快適な開放挙動が生じる。適当な方策により、図2aに示す初期位置への復帰が行われる。
クリアランスを備えるこのような連結装置の利点は、磁石4の変位の区間が特別に長いのに対して、同時に制動片の変位の区間が短くてよいことによって、特別に柔らかい触感が生じるように磁石・接片構造を構成することができるという点にある。このことは、たとえば均等な閉止を実現するために、複数の細いばねロック部材が、複数の隙間と同時に重なり合うべき閉止部のために有利に適用することができる。
図3a〜bは別の特別な連結装置7を示している。一般的な機能についてはすでに図1のところで説明しており、クリアランスを有する連結器の特別な作用については図2のところで説明している。図3では、連結切欠き7bがはるかに長くなっている。これに加えて制動片5に、磁石4が変位したときに連結クリアランス7dが消尽されると伸長する復帰ばね10が連結されている。連結構造が開放された後、すなわちロック解除の後、制動片復帰ばね10aが制動片5を再び引き戻す。
クリアランスを有するこのような連結装置の利点は、磁気的な復帰に左右されない非常に信頼度の高い閉止位置への復帰であり、たとえば安全ベルトの閉止部などに適用される。
図4a〜bは、別の特別な連結装置7を示している。一般的な機能についてはすでに図1のところで説明しており、クリアランスを有する連結器の特別な作用については図2のところで説明している。これに加えて磁石4に、磁石4が変位したときに圧縮される磁石復帰ばね10bが連結されている。連結構造が開放された後、すなわちロック解除の後、連結クリアランス7dが消尽されると、磁石復帰ばね10bが連結装置7およびこれに伴なう制動片5を介して磁石を再び押し戻す。
クリアランスを有するこのような連結装置の利点は、各モジュールが接近するときに磁石が常に最大の吸引位置にあり、したがって格別に効率的に引き合うことにある。このような連結装置は、できる限り少ししか近づけずにすまされるべきである、アクセスをしにくい閉止部に適用される。
図5a〜cは、さらに別の特別な連結装置7を示している。一般的な機能についてはすでに図1のところで説明しており、クリアランスを有する連結器の特別な作用については図2のところで説明している。この結合構造は、すでに図1fで説明したように、荷重のもとで開かないようにする安全性機能に関わるものである。図5aは荷重のもとで閉止された結合構造を示しており、すなわち、ロック片9aは矢印方向で制動片5に押圧されている。制動片5と磁石4の間には、磁石・制動片連結ばね10cが配置されている。図5bに示すように磁石4が矢印方向に変位すると、磁石・制動片連結ばね10cが伸長し、それに対して制動片5は、ロック片9aによってその位置のまま保持される。矢印方向Bの力Fがなくなると、磁石・制動片連結ばね10cは制動片5を左方に向かって引っ張り、それによってロック片9aはもはや係合しなくなる。制動片5の右方への復帰は、連結切欠き7bの左側端部区域を介して行われる。
このようなクリアランスを有する連結装置の利点は、上述したような荷重のもとでの開放が妨げられることにあり、登山者やヨット用品の閉止部で、荷重のかかるベルト、ロープ、ザイルなどの確実な結合のために適用される。
次に、図1から図5に示す原理図について特別な実施例で説明する。これらの特別な実施例では、該当する特別な実施例が図1から図5のうちどの原理図に依拠しているのかを可能な限り明記している。
磁石と制動片およびその他の部材の運動が、直線運動に限定されるものでないことは当業者には自明である。しかしながら直線運動は説明のためにもっとも適しているので、図1から図5に示す本発明の原理図の説明については直線運動が選択されている。連結装置の配置とその構成に関しては、図示している態様を組み合わせただけでも数多くの態様があることも当業者には自明であり、したがって当業者は、自ら発明的行為を行うことなしに、必要性に応じて適切な組み合わせまたは改変を行うことができる。
以下の2つの特別な実施例では、磁石の運動は直線的である。
図6はカバンまたはランドセルのための閉止部を示している。図6aは、主要な構成要素の斜視図を示している。この閉止部は、カバンに取り付けられた結合モジュール1および2で構成されている。原則として、この取付はさまざまな仕方で行うことができ、たとえば縫いつけ、接着、リベット留め、ねじ止めなどによって行うことができる。このような種類の製品をどのように取り付けるかは当業者には自明なので、取付方法の種類については、以下の実施形態においては詳しくは説明しない。結合モジュール1は、長手方向に延びる楔形の差込区域11を備えるプラグとして構成されている。差込区域11には、隙間6を備える定置の制動片5が構成されている。ばねロック部材9は別個に図示されており、ばねロック部材収容穴12へ矢印方向に挿入される。磁石は以下の図面に示されている。
図6bは2つの断面A−Aの断面図を示しており、これらの図面より、両方の結合モジュールがどのようにロックされるかが明らかである。断面図A−A−1では、ばねロック部材9が制動片5の上に載っている。これは図1bの機能段階に相当する。断面図A−A−2では、ばねロック部材9はすでに後ろへ曲がっている。これは図1cの機能段階に相当する。
縦断面図B−Bには、磁石および強磁性材料からなる接片の位置を見ることができる。接片8も同じく磁石であってよいことは当業者には自明である。磁石と接片の位置は、図示した断面図B−Bで両方の結合モジュールが互いに引き合うように当業者によって決めることができ、すなわち、互いに吸引しあう2つの磁石が向かい合っているか、または、磁石と接片が向かい合っていなくてはならない。たとえば磁石4aおよび4bに、同じく接片磁石8aおよび8bが吸引をするように向かい合っているとき、磁石4と接片磁石8は同名でない極性を与えられている。磁石4と接片磁石8が互いに変位すると、2つの同名の磁極が向かい合ってこれらの磁極が反発を引き起すが、これについては結合モジュールの分離のところで説明する。
図6cは図6bと同じ図面を示しているが、断面A−Aを見ると、ばねロック部材9が制動片5とロックされている様子が明らかにわかる。したがって結合が閉止されている。付言しておくと、ばねロック部材9は支持領域13で全面的に支持されており、結合構造に荷重がかかったとき、ほぼ押圧だけを受けるように付勢され、それによって結合構造の非常に高い安定性が生じる。
図6dは、結合モジュール2が左方に向かって変位した開放段階を示している。すなわちばねロック部材9が隙間6に位置しており、そのためもはや係合していない。それと同時に、モジュール2の変位によって磁石・接片構造4/8も変位している。この図6dでは、磁石の後方に磁気伝導板が配置されている様子が示されている。この磁気伝導板は、本例では、後方から外に出ていく磁界の短絡によって磁力の利用度を向上させる役目を果たしており、たとえばクレジットカードなどのカバンの中身を望ましくない磁界から遮蔽する。
図7は、同じくカバン、ランドセル、これに類似する用途のための閉止部を示している。この閉止部も直線的な変位によって開放される。図6に示す実施形態とは異なり、形状接合を惹起するロック部材はいわゆるクランプ閉止部として構成されており、その機能について以下に説明する:
結合モジュール1には隙間6を有する制動片5が配置されており、このことについて以下の図面を用いて詳しく説明する。結合モジュール2にはばねロック部材9が含まれている。図7aは平面B−Bの断面図を示しており、その位置は図7bに示されている。制動片5は、ウェブの面取りされた肉厚部である。その下に、ばねロック部材9aの同じく面取りされて施工されたロック片が、適合する窪みへ形状接合して位置している。ばねロック部材9は、傾斜面Yの上で結合モジュール2に載っている。そして荷重のもとでは、傾斜面Y、ロック片9a、および制動片5の幾何学形状が適切であれば、荷重のもとで自動的に強化されるクランプによる形状接合が実現される。
図7cは、結合モジュール1の変位が完了した後の閉止部を、平面B−Bの断面図として示している。ばねロック部材9は隙間6に位置しており、したがってもはや係合していない。それと同時にモジュール2の変位によって、磁石・接片構造4/8も変位している。
図7dは、開放が完了した後の閉止部を示している。図7eは平面D−Dの断面図を示しており、磁石・接片構造の位置と極性を見ることができる。この実施形態では4a,8aおよび4a,4bは、閉止方向で交互に吸引をする2組の磁石であり、これらの磁石は変位をしたとき、図7fに見られるように部分的に反発をするように向かい合って、閉止部の開放をサポートする。
この実施形態でも、後方で発生する磁界の短絡による磁力の改善された活用に役立つとともに、たとえばクレジットカードに害を与えないために、カバンの中身に対する磁石または接片4,8の遮蔽に役立つ磁気伝導板が同じく設けられている。図7gは、ばねロック部材を斜視図として示している。ロック片9aは、ばね区域9bを介して一体的に結合されている。図7hは、ウェブの上に配置された制動片5および隙間6とともに結合モジュール1を示している。図7iは、ばねロック部材9のための切欠きを備える結合モジュール2を示している。図7kは、結合モジュール1および2をロック部材9とともに斜視図として示している。
図8は、同じくカバン、ランドセル、またはこれらに類似する用途のための閉止部を示している。この閉止部では、両方の結合モジュール1および2は互いに直線的に変位するのではなく、互いに同心的に回動する。この回動は、手で動かすことができる操作装置によって行われる。相互に回動可能な磁石・接片構造は、吸引位置から開放位置へ旋回可能である。磁石が強磁性の接片と向かい合う位置にきているかどうかに応じて、または、反対の極性の磁石と向かい合う位置にきているかどうかに応じて、吸引力が単に弱められるか、または、各結合モジュールを互いに押し離す反発力が生成される。
図8aには、隙間6と操作装置とを有する円形の制動片5が示されている。さらに2つのばねロック部材9a,9bが設けられている。ロック部の作用は、図8bから見てとることができる。断面A−A−1は、ばねロック部材9a,9bが制動片5に当接している様子を示している。断面A−A−2は、磁力がばねロック部材のばね力を克服しており、それによって磁石と接片が互いに密着しており、ばねロック部材9a,9bが制動片5とロックされている様子を示している。ロック解除は図8cから見てとることができる。断面A−Aには、ばねロック部材9a,9bがもはや制動片5とロックされておらず、円形の制動片の隙間6に入っている様子を見ることができる。したがって、形状接合による結合は解消されている。この位置は、操作装置の旋回によって得られたものである。それと同時に磁石と接片も互いに旋回し、それによって磁気的な保持力が弱められている。反発するように向かい合う2つの磁石が存在している場合、閉止部は勢いよく開く。
図9は、ランドセル用として構想された、特別に柔らかい感触を有する閉止部を示している。機械的な構造は、以前の実施形態と部分的にのみ類似している。この実施形態でも、開放をするために磁石を接片に対して回動させる。図9aは個々の構成部品を分解図として示している。以前の実施形態とは異なり、新たな種類のばねロック部材9が使用される。このばねロック部材9はリング状であり、リングがばね区域9bを形成している。向かい合う位置で2つのロック片9a1および9a2がリングと結合されており、すなわち、ばねロック部材9は一体的に構成されている。ロック片9a1および9a2には、図1に示す面取り9cと同一である面取り9cがそれぞれある。図9bは、断面図A−A−1として、向かい合う位置にありロックされていない状態で両方の閉止半体を示している。制動片5がまだ面取り9cに接触していない様子が見られる。磁力によって閉止半体が再び引き寄せられ、それによって制動片5はロック片9a1および9a2を面取りを介して互いに押し離し、その結果、断面図A−A−2に示すように閉止部がスナップ嵌めされる。この構造の特別なところは、ばね区域9bが非常に柔らかいばねであるという点にある。それに応じて、ロックをするために強い磁力は必要ない。閉止部が矢印方向に引っ張られると、ロック片9a1および9a2にはせん断の荷重しかかからない。ロック片が十分に厚ければ、耐荷重性が高く、それにもかかわらず非常に容易に閉じられるロックが成立する。図9cには、ロック片9a1および9a2がそれぞれの隙間に位置するロック解除された状態が、断面図A−Aとして示されている。この位置は、操作装置の旋回によって得られたものである。それと同時に磁石と接片も互いに旋回し、それによって磁気的な保持力が弱められている。反発をするように向かい合う2つの磁石が存在している場合、閉止部は勢いよく開く。図9dは、リング状のばねロック部材9の変形例を示している。リングばねの同様の曲げ柔軟性を、図9に示す2つの半円形をした個別ばねによっても実現することができる。これらのばねの組付けが図9eに示されている。これとの対照で、図9fは単一のリング状のばねロック部材を示しており、また、図9gは組み付けられたリング状のばねロック部材を示している。
図10は、同じくランドセルに利用することができる、図9に対して改変された閉止部を示している。図10aは、個々の構成部品を分解図として示している。以前の実施形態とは異なり、新たな種類のばねロック部材が使用される。図10bは第1の実施形態の斜視図を示している。ばねロック部材の2つのロック片が、2つの波形の板ばねを介して、相互に結合されている。これらの板ばねの間には、フォーク形をして案内部が構成されている。ロック片の端部区域は面取りされている。この実施形態および次の実施形態は非常に曲げ剛性が高い。図10cも類似の実施形態を示しているが、そのばね力は、同じばね材料が用いられていれば、図10bに示す実施形態の場合よりも強い。図10dはさらに別の類似する実施形態を示しており、この場合、フォーク形をしたばねが楔状の対応部材によって拡張される。図10eは閉止部の横断面を示しており、および特に、閉止部中央で磁石・接片システムの下に配置されたばねロック部材の位置と配置を示している。それにより閉止部を小型に構成することができる。結合モジュールが組み合わされると、リング状の制動片5のエッジ部が、ばねロック部材9のロック片9aの傾斜した面に押圧され、それによって圧縮され、その結果、図10fに示すように制動片がロック片とロックされる。回転ノブを介して制動片を回動させると、制動片の2つの隙間がロック片と向かい合う位置になり、それによってロックが解消される。図10gは、閉止部の断面図および切断面の位置を示している。図10hは、ばねロック部材が配置された結合モジュールの斜視図を、上から見た図と下から見た図で示しており、下から見た図には、2つの波形のばねを備えるばねロック部材を見ることができる。図10iには、隙間6を備える回動可能な制動片が配置された結合モジュールの2つの斜視図が示されている。
図11は、図11aから図11cを見ると明らかなように、結合モジュールに可動に支承された別個のばねジョーとしてばねロック部材9が施工された、本発明のさらに別の実施形態を示している。図11dは組立状態を示している。押圧の荷重をうけるロック片は格別に安定的である。
図12は、リュックサックやカバンにアイスピッケルやハイキング用の杖を取り付ける固定部として、あるいは、結合モジュール1の挿入部に取り付けらる、リュックサックに縫い付けられたストラップ等と関連するその他の閉止用途のための固定部として適用するためのクランプ閉止部を示している。この閉止部は図7と同様に、自動的に強くなっていくクランプ式の形状接合を有しているが、ここでは磁石・接片構造は回動するように変位する。図12aは、隆起部状の制動片5a,5bがロック部材9と形状接合している閉止状態を示している。構造や機能は、図12bから図12eから見て取ることができる。
図13はホース継手を示しており、その利点は、磁力によって自動的に引き合い、それによって良好に封止をするという点にある。基本的な設計的構造は、図13aから図13hに見て取ることができる。
図14は、同じ本発明の原理に基く連結部を示しているが、ここでは隙間6が4つ構成されている。制動片は、磁石を介してストッパによりクリアランスをもって連結される。回動可能な閉止部2で複数組の磁石が使用されるとき、開放をするための開放角は90°−180°でなくてはならず、好ましくは120°である。より良い保持のために4つのばねロック部材が用いられるとき、開放角は隙間を変位させるために90°−x=でなくてはならず、好ましくは約60°である。図示した実施形態では、磁石と制動片の運動は、間接的な連結部を介して、約60°のクリアランスをもって連結されており、それにより閉止位置と開放位置が同期している。さらにこの実施形態は、制動片のばね作用のある施工形態、および制動片とばねの弾性変形の一例である。構造は図14aから図14cに見て取ることができる。
図15は、これまでは直線的および回動的に構成されていた運動方向の別の形態が具体化された傾動バックルを示している。基本的な構造と機能は図15aから図15dに見て取ることができ、図15bからdは閉じられていない位置、閉じられた位置、および、磁石/接片磁石システムが相互に旋回し、それによって反発をする極性となる開放プロセスを示している。それと同時に、制動片の間隙を介してバックルがロック解除される。
図16a〜fは特にカバン用の閉止部を示しており、結合モジュール1は縁部領域に取り付けられ、閉止部は、前側の縁部を傾けながら持ち上げることによって開かれる。
図15に示すように、磁石・接片システムは相互に旋回する。より良好な案内をするために、両方の結合モジュールの支承部が軸30と受け部31a,bに設けられている。この軸受部は、受け部が旋回後にはじめて軸を解放するように構成されているのが好ましい。
図17a〜fは、ロックばね9cの湾曲部分がハウジングへのプラグの差込時に挿入補助部としての役目を果たし、敏感でばね作用のあるロック片9aが保護された状態で内部に位置し、ロック部材が荷重のもとで好ましくはハウジング内部に支持されて形状接合が強化されることによって、ばね9bおよびロック片9aを備えるばねロック部材が好ましく改良された、図15に類似する傾動バックルのさらに別の実施例を示している。
各々の運動形態で、すなわち回動式、傾動式、または摺動式に、結合モジュールが全体として相互に変位するか、または操作装置を介して相互に変位することによって、すなわち磁石または接片が結合モジュールで可動に支承されていることによって、本発明の上記以外の実施形態も可能であることは当業者には自明である。
さまざまな実施形態で図示している請求項1に記載の本発明の用途について、以下にまとめておく:
閉止段階と開放段階は1回のサイクルで次のように進行する:
閉止:
段階1:接近中には、すなわち磁力の作用範囲内では、側方での最大の吸引によって閉止半体が閉止位置へ動こうとする。
段階2:閉止位置での最大の吸引による磁力が、係止による閉止を克服する。
開放:
段階3:磁石と接片の側方への変位によって磁力が弱められる。
段階4:上記の変位とともに、係止による閉止部が閉止プロセスとは異なる仕方で開放され、すなわち係止部材を曲げて開くのではなく、係止による閉止部は側方の変位によって係合が外され、すなわち、係止部材を曲げて開くための力は必要ない。
上述したサイクルでは次のような力が作用する:
段階1:磁力が相互かつ側方で作用する。
段階2:磁力が短い経路区間で係止力を克服する。
段階3:操作者は変位力によって、比較的長い経路区間での磁力の克服を徐々に惹起し、このことは快適な感触につながる。
段階4:側方への変位によって、力コストをかけることなく係止が解放される。
1 結合モジュール
2 結合モジュール
3 分離線
4 磁石
5 制動片
6 隙間
7 連結装置
7a 連結プレート
7b 連結切欠き
7c 連結係合片
7d 連結クリアランス
8 接片、接片磁石
9 ばねロック部材
9a ばねロック部材のロック片
9b ばねロック部材のばね区域
10a 制動片復帰ばね
10b 磁石復帰ばね
10c 磁石・制動片連結ばね

Claims (14)

  1. 結合モジュール1,2のそれぞれ1つを取付可能な2つの部材を結合するための機械的・磁気的な結合構造において、前記結合モジュールは次の構成要件を有しており、すなわち、
    ロック装置を有しており、該ロック装置は、
    前記結合モジュールの一方に配置された少なくとも1つのばねロック部材9と、
    他方の前記結合モジュールに配置された、前記結合モジュールを形状接合によりロックするための可動の制動片5とを備えており、
    および磁石・接片構造を有しており、該磁石・接片構造は、
    前記結合モジュールの一方に配置された少なくとも1つの磁石4と、
    他方の前記結合モジュールに配置された少なくとも1つの接片8とを備えており、
    前記ロック装置と前記磁石・接片構造は次の構成要件によって作用接続されており、すなわち、
    a.前記磁石4と前記接片8は互いに側方へ変位可能であり、前記磁石と前記接片とが相互に遠くへ変位するほど磁力の減衰が生じるように構成されており、
    b.前記磁石4または前記接片8は連結装置7を介して前記制動片5と結合されており、それによって前記磁石4と前記接片8の間での側方への変位時に前記制動片は、
    前記ばねロック部材9が前記制動片5と係合している係合位置から、
    前記ばねロック部材9がもはや前記制動片5と係合していない非係合位置へと可動であり、
    c.前記磁力は、
    閉止プロセスのときは前記結合モジュールが事前設定された最低間隔から引き合うようになり、それによって前記ばねロック部材9が係合してスナップ嵌めされるまで前記制動片5に向かって進むように設計されており、かつ、
    開放プロセスのときは前記制動片5と前記ばねロック部材9との間の非係合位置への到達後に前記磁力が前記モジュールを分離するのに十分に弱くなるように設計されており、
    d.前記ばねロック部材を前記制動片と係合させることが可能な初期位置へと前記制動片5を少なくとも復帰させるための復帰手段が設けられている、機械的・磁気的な結合構造。
  2. 複数のロック部材が設けられており、または、複数のロック区域を備える1つのロック部材が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  3. 前記連結装置は可動の前記磁石の運動方向にクリアランスを有しており、それによって前記制動片はストッパにより、前記クリアランスが消尽されたときに初めて前記磁石の方向へ引っ張られることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  4. 前記連結装置は、前記磁石および前記制動片の運動方向に沿ってばね力が延びる連結ばねであり、前記ばね力と、前記制動片呼び前記ばねロック部材の間の摩擦力とは、前記結合装置に荷重がかかったとき摩擦力がばね力よりも大きくなるように設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  5. 前記連結装置は可動の前記磁石の運動方向にクリアランスを有しており、それによって前記制動片はストッパにより、前記クリアランスが消尽されたときに初めて前記磁石の方向へ引っ張られ、前記磁石と前記制動片の運動方向に沿って復帰ばね力が延びる復帰ばねが設けられており、それによって前記制動片は前記結合構造が開放された後にその初期位置へ引き戻されることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  6. 前記連結装置は可動の前記磁石の運動方向にクリアランスを有しており、それによって前記制動片はストッパにより、前記クリアランスが消尽されたときに初めて前記磁石の方向へ引っ張られ、前記磁石と前記制動片の運動方向に沿って復帰ばね力が延びる復帰ばねが設けられており、それによって前記制動片は前記結合構造が開放された後にその初期位置へ押し戻されることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  7. 手または足によって可動の操作装置が設けられており、該操作装置は、前記磁石が接片に対して相対的に可動であり、可動部分が両方の前記結合モジュールのうちの一方で可動に支承されるように、前記磁石・接片構造と結合されていることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  8. 前記結合モジュールのうちの一方は、他方の前記結合モジュールへ載置可能であり、取外しのために前記磁石と前記接片の間で相対運動が引き起こされるように可動な物体であることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  9. 前記磁石・接片構造は前記結合モジュールの一方には少なくとも1つの磁石を有するとともに、他方の前記結合モジュールには少なくとも
    a.1つの強磁性の接片または
    b.吸引をするように極性を与えられた1つの磁石を有していることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  10. 前記磁石・接片構造は前記結合モジュールの一方には2つの強磁性の伝導板を備える1つの磁石を有するとともに、他方の前記結合モジュールには強磁性の接片を有しており、前記伝導板は強磁性の前記接片と磁気的な作用関係にあるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  11. 前記磁石・接片構造は前記結合モジュールの一方には1つの強磁性の伝導板を備える1つの磁石を有するとともに、他方の前記結合モジュールには強磁性の接片を有しており、前記磁石と前記伝導板は強磁性の前記接片と磁気的な作用関係にあるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  12. 前記磁石・接片構造は各々の前記結合モジュールの一方に強磁性の伝導板を備える磁石を有しており、前記伝導板は互いに吸引をするように向かい合っており、機械的に接触させることが可能であることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  13. 前記磁石・接片構造は少なくともそれぞれ2つの向かい合う磁石を備える磁石構造を有しており、前記磁石は結合が閉止位置にあるときには吸引位置にあり、開放位置にあるときには反発位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
  14. 前記磁石・接片構造は、閉止状態のときには前記磁石が前記接片と向かい合い、開放状態のときには反発をする極性を与えられた磁石が向かい合うように、各々の前記結合モジュールに1つの磁石と1つの強磁性の接片が配置された磁石構造を有していることを特徴とする、請求項1に記載の機械的・磁気的な結合構造。
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