JPH0320054B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0320054B2 JPH0320054B2 JP14743986A JP14743986A JPH0320054B2 JP H0320054 B2 JPH0320054 B2 JP H0320054B2 JP 14743986 A JP14743986 A JP 14743986A JP 14743986 A JP14743986 A JP 14743986A JP H0320054 B2 JPH0320054 B2 JP H0320054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- sliding members
- locking device
- female
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、雄部材と雌部材とから成る係止装置
に関し、特に鞄や筆箱の蓋の係止あるいは靴の締
帯の係止等に用いられる係止装置に関するもので
ある。
に関し、特に鞄や筆箱の蓋の係止あるいは靴の締
帯の係止等に用いられる係止装置に関するもので
ある。
従来、靴の締帯等に用いられる、雄部材と雌部
材とから成る係止装置としては、永久磁石の吸着
力によるもの、および永久磁石の吸着力と機械的
係止力とを組合せたもの(実願昭59−198988号)
が存する。
材とから成る係止装置としては、永久磁石の吸着
力によるもの、および永久磁石の吸着力と機械的
係止力とを組合せたもの(実願昭59−198988号)
が存する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
永久磁石の吸着力によるものは、その吸着力の
強度に限界がある為、大きな係止力が要求される
箇所には用いることができなかつた。また、実願
昭59−198988号に係る考案は、機械的係止力を併
用している為、大きな係止力が得られるが、構造
が複雑である欠点があつた。
強度に限界がある為、大きな係止力が要求される
箇所には用いることができなかつた。また、実願
昭59−198988号に係る考案は、機械的係止力を併
用している為、大きな係止力が得られるが、構造
が複雑である欠点があつた。
本発明の係止装置は、雄部材と雌部材とからな
つており、雄部材は、基部と、この基部に設けら
れた、先部が先端に向つて小径となつており、後
部が基部に向つて小径となつている係合突起とか
らなつており、雌部材は、少なくとも一方が永久
磁石を有し、それぞれ向い合う一側に、接合させ
たときに前記係止突起と係合可能な合せ孔を形成
する切欠部を有する強磁性体からなる突出片を有
する一対の摺動部材と、上記一対の突出片が接離
可能なように上記一対の摺動部材を摺動可能に収
容し、上面に上記合せ孔と対応する開口を有する
枠体とから構成されている。
つており、雄部材は、基部と、この基部に設けら
れた、先部が先端に向つて小径となつており、後
部が基部に向つて小径となつている係合突起とか
らなつており、雌部材は、少なくとも一方が永久
磁石を有し、それぞれ向い合う一側に、接合させ
たときに前記係止突起と係合可能な合せ孔を形成
する切欠部を有する強磁性体からなる突出片を有
する一対の摺動部材と、上記一対の突出片が接離
可能なように上記一対の摺動部材を摺動可能に収
容し、上面に上記合せ孔と対応する開口を有する
枠体とから構成されている。
雄部材の係合突起を、雌部材の上面の開口を介
して合せ孔に挿入すると、摺動部材に設けられた
永久磁石の吸着力により一対の突出片が接合し、
合せ孔と係合突起とが機械的に係合される。
して合せ孔に挿入すると、摺動部材に設けられた
永久磁石の吸着力により一対の突出片が接合し、
合せ孔と係合突起とが機械的に係合される。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。係止装置は雄部材1と雌部材2とからなつ
ている。雌部材1は強磁性体である鉄製で形成さ
れており、円板状の基部3と係合突起4とからな
つている。係合突起4は基部3の略中央部に一体
に設けられ、この先部には先端に向つて小径とな
る第1テーパ4aが形成され、後部には基部3に
向つて小径となる第2テーパ4bが形成されてい
る。
する。係止装置は雄部材1と雌部材2とからなつ
ている。雌部材1は強磁性体である鉄製で形成さ
れており、円板状の基部3と係合突起4とからな
つている。係合突起4は基部3の略中央部に一体
に設けられ、この先部には先端に向つて小径とな
る第1テーパ4aが形成され、後部には基部3に
向つて小径となる第2テーパ4bが形成されてい
る。
雌部材2は一対の摺動部材5a,5bと枠体9
とからなつている。摺動部材5a,5bは突出片
7a,7bと永久磁石6a,6bとで形成されて
いる。突出片7a,7bは強磁性体である鉄製で
形成されており、永久磁石6a,6bの底面から
側面に沿い、その先端部は永久磁石6a,6bの
上面と水平になるように形成され、永久磁石6
a,6bを一体に固着している。突出片7a,7
bの先端には切欠部8a,8bが形成されてお
り、この両端が接合されると切欠部8a,8bに
より合せ孔8が形成される。この合せ孔8は係合
突起4の最大径よりも小さく形成されている。永
久磁石6a,6bは突出片7a,7bが異なる極
性となるように配設されており、突出片7a,7
bは互いに引き合う様になつている。枠体9は箱
型の本体9aと底板9bとからなり、共に非磁性
体で形成されている。本体9aの上面略中央には
係合突起4を出没させるための開口10が穿設さ
れており、下面には摺動部材5a,5bを収納す
るための開放部11が形成され、さらに側面下部
には底板9bを挾持する差込溝12が形成されて
いる。底板9hは、これの上面に摺動部材5a,
5bを摺動自在とすると共に、摺動部材5a,5
bの開放部11からの飛出しを防止している。枠
体9は摺動部材5a,5bを摺動可能に収納する
ものであり、この摺動可能な範囲は係合突起4を
合せ孔8に挿入する際の摺動部材5a,5bが押
し拡げられて摺動する範囲が定められている。
とからなつている。摺動部材5a,5bは突出片
7a,7bと永久磁石6a,6bとで形成されて
いる。突出片7a,7bは強磁性体である鉄製で
形成されており、永久磁石6a,6bの底面から
側面に沿い、その先端部は永久磁石6a,6bの
上面と水平になるように形成され、永久磁石6
a,6bを一体に固着している。突出片7a,7
bの先端には切欠部8a,8bが形成されてお
り、この両端が接合されると切欠部8a,8bに
より合せ孔8が形成される。この合せ孔8は係合
突起4の最大径よりも小さく形成されている。永
久磁石6a,6bは突出片7a,7bが異なる極
性となるように配設されており、突出片7a,7
bは互いに引き合う様になつている。枠体9は箱
型の本体9aと底板9bとからなり、共に非磁性
体で形成されている。本体9aの上面略中央には
係合突起4を出没させるための開口10が穿設さ
れており、下面には摺動部材5a,5bを収納す
るための開放部11が形成され、さらに側面下部
には底板9bを挾持する差込溝12が形成されて
いる。底板9hは、これの上面に摺動部材5a,
5bを摺動自在とすると共に、摺動部材5a,5
bの開放部11からの飛出しを防止している。枠
体9は摺動部材5a,5bを摺動可能に収納する
ものであり、この摺動可能な範囲は係合突起4を
合せ孔8に挿入する際の摺動部材5a,5bが押
し拡げられて摺動する範囲が定められている。
従つて、雄部材1の係合突起4を雌部材2の上
面の開口10を介して合せ孔8に挿入すると、係
合突起4の第1テーパ4aにより、摺動部材5
a,5b間をこれら相互の吸着力に抗して押し開
き、係合突起4の最大径の部分が合せ孔8を通過
すると摺動部材5a,5b間が吸着力により閉じ
られ、係合突起4と合せ孔8とが機械的に係合さ
れる。また、係合を解除するには、係合突起4を
引き抜けば良く、引き抜く際、係合突起4の第2
テーパ4bが前述したのと同様に摺動部材5a,
5b間を押し開き、係合突起4の最大径の部分が
合せ孔8を通過すると摺動部材5a,5b間が吸
着力により閉じられる。
面の開口10を介して合せ孔8に挿入すると、係
合突起4の第1テーパ4aにより、摺動部材5
a,5b間をこれら相互の吸着力に抗して押し開
き、係合突起4の最大径の部分が合せ孔8を通過
すると摺動部材5a,5b間が吸着力により閉じ
られ、係合突起4と合せ孔8とが機械的に係合さ
れる。また、係合を解除するには、係合突起4を
引き抜けば良く、引き抜く際、係合突起4の第2
テーパ4bが前述したのと同様に摺動部材5a,
5b間を押し開き、係合突起4の最大径の部分が
合せ孔8を通過すると摺動部材5a,5b間が吸
着力により閉じられる。
本実施例では雄部材を強磁性体で形成したが、
プラスチツク等の非磁性体で形成しても同様の機
能を有する。また、係合突起4の先端にテーパ4
aを形成したが、半球体状の先端にしても良い。
さらに、一対の摺動部材5a,5bに異なる極性
の永久磁石6a,6bを配設し、突出片7a,7
bに異なる極性を持たせて相互に引き合う様にし
たが、一方の駆動部材の突出片のみに特性を持た
せ、他方の突出片を強磁性体のみとしても、引き
合う力が弱くなるだけ機能は同じである。また、
枠体9の開口10を円孔としたが、第2図の様
に、長孔にしても良い。さらに、一対の摺動部材
5a,5bに異なる極性の永久磁石を配設した
が、同じ極性の永久磁石を配設しても良い。この
場合第3図の様に、強磁性体である突出片7a,
7bで永久磁石6a,6bを囲んでコアを形成
し、この突出片7a,7bの上部先端に切欠部8
a,8bを形成する。突出片7a,7bは極性が
同じであるため、この一対の摺動部材5a,5b
を枠体9内に収納した際、互いに反発し合つてい
るが、強磁性体の係合突起4を枠体9内に開口1
0から挿入すると、両摺動部材5a,5bは係合
突起4に引き寄せられ、係合突起4と合せ孔8と
が係合する。
プラスチツク等の非磁性体で形成しても同様の機
能を有する。また、係合突起4の先端にテーパ4
aを形成したが、半球体状の先端にしても良い。
さらに、一対の摺動部材5a,5bに異なる極性
の永久磁石6a,6bを配設し、突出片7a,7
bに異なる極性を持たせて相互に引き合う様にし
たが、一方の駆動部材の突出片のみに特性を持た
せ、他方の突出片を強磁性体のみとしても、引き
合う力が弱くなるだけ機能は同じである。また、
枠体9の開口10を円孔としたが、第2図の様
に、長孔にしても良い。さらに、一対の摺動部材
5a,5bに異なる極性の永久磁石を配設した
が、同じ極性の永久磁石を配設しても良い。この
場合第3図の様に、強磁性体である突出片7a,
7bで永久磁石6a,6bを囲んでコアを形成
し、この突出片7a,7bの上部先端に切欠部8
a,8bを形成する。突出片7a,7bは極性が
同じであるため、この一対の摺動部材5a,5b
を枠体9内に収納した際、互いに反発し合つてい
るが、強磁性体の係合突起4を枠体9内に開口1
0から挿入すると、両摺動部材5a,5bは係合
突起4に引き寄せられ、係合突起4と合せ孔8と
が係合する。
本発明は、雄部材と雌部材との着脱が容易で、
かつ構造が簡単な係止装置を提供できるという効
果がある。
かつ構造が簡単な係止装置を提供できるという効
果がある。
第1図は本発明に係る係止装置の分解斜視図、
第2図、第3図は他の実施例を示す要部拡大斜視
図である。 1……雄部材、2……雌部材、3……基部、4
……係合突起、5a,5b……摺動部材、6a,
6b……永久磁石、7a,7b……突出片、8
a,8b……切欠部、9……枠体、9a……本
体、9b……底板、10……開口。
第2図、第3図は他の実施例を示す要部拡大斜視
図である。 1……雄部材、2……雌部材、3……基部、4
……係合突起、5a,5b……摺動部材、6a,
6b……永久磁石、7a,7b……突出片、8
a,8b……切欠部、9……枠体、9a……本
体、9b……底板、10……開口。
Claims (1)
- 1 雄部材と雌部材とからなる係止装置におい
て、雄部材は、基部と、この基部に設けられた、
先部が先端に向つて小径となつており、後部が基
部に向つて小径となつている係合突起とからなつ
ており、雌部材は、少なくとも一方が永久磁石を
有し、それぞれ向い合う一側に、接合させたとき
に前記係止突起と係合可能な合せ孔を形成する切
欠部を有する強磁性体からなる突出片を有する一
対の摺動部材と、上記一対の突出片が接離可能な
ように上記一対の摺動部材を摺動可能に収容し、
上面に上記合せ孔と対応する開口を有する枠体と
からなることを特徴とする係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14743986A JPS633403A (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14743986A JPS633403A (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 係止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS633403A JPS633403A (ja) | 1988-01-08 |
JPH0320054B2 true JPH0320054B2 (ja) | 1991-03-18 |
Family
ID=15430361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14743986A Granted JPS633403A (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS633403A (ja) |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP14743986A patent/JPS633403A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS633403A (ja) | 1988-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5630258A (en) | Magnetic buckle | |
US5377392A (en) | Magnetic fastening device | |
US5125134A (en) | Magnetic fastener | |
US2648884A (en) | Magnetic clasp | |
US5868445A (en) | Magnetic slide lock assembly | |
US4989299A (en) | Fastener means utilizing attraction of permanent magnet | |
US5253394A (en) | Magnetic fastener | |
US5199138A (en) | Magnetic fastener | |
JP2901016B2 (ja) | 磁気留め具 | |
US5572772A (en) | Magnetic fastener | |
JPH0320054B2 (ja) | ||
JPH0638818A (ja) | 留め具 | |
JP2822262B2 (ja) | 止 具 | |
JPH0314983B2 (ja) | ||
JPH0750971Y2 (ja) | バッグ等の留具 | |
JPS6193606A (ja) | 永久磁石を使用した止具 | |
JPH07155215A (ja) | 磁石式係止具 | |
JPS62155810A (ja) | バンド用止具 | |
JPS62152404A (ja) | バツグ類の止金具 | |
JPS61216307A (ja) | 係合具 | |
JPS6145364B2 (ja) | ||
JPS6132804B2 (ja) | ||
JPS6343602A (ja) | 係止装置 | |
JPH07197724A (ja) | 留め具 | |
JPH0410801B2 (ja) |