JP2009284131A - 表示装置およびテレビジョン装置 - Google Patents

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    • F16M11/2021Undercarriages with or without wheels comprising means allowing pivoting adjustment around a horizontal axis

Abstract

【課題】表示画面部の回動動作にがたつきが生じるのを抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】この液晶テレビジョン(表示装置)100は、テレビ映像を表示するディスプレイ本体10と、ディスプレイ本体10を垂直面300に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に回動可能に支持する表示画面支持部材81と、表示画面支持部材81を垂直面300に対して所定の角度前後方向に回動させる垂直旋回駆動部50(ステッピングモータ52)とを備える。そして、垂直旋回駆動部50により表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側に回動された状態および垂直面300に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gが垂直面300よりも後方側に位置するように構成されている。
【選択図】図7

Description

この発明は、表示装置およびテレビジョン装置に関し、特に、表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材を備えた表示装置およびテレビジョン装置に関する。
従来、液晶テレビなどの表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材を備えた表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、スタンドベースから略垂直に延びる支柱と、支柱の一方端に設けられた支柱連結部に回動支持部を介して回動可能に接続された表示部本体とを備えた平面表示装置が開示されている。この特許文献1に記載の平面表示装置では、支柱連結部と表示部本体の背面に設けられた回動支持部とが、コイル状の動作力アシストばねと同軸状に配置された回動軸を介して接続されている。また、動作力アシストばねは、一方端が支柱連結部に固定されるとともに、他方端が表示部本体の回動支持部に固定されている。したがって、ユーザが表示部本体を前後方向に回動する際に、表示部本体の重心が回動軸の上方を前後に移動する場合でも、動作力アシストばねが、自己の弾性力を利用して表示部本体の重心移動に起因した回動時の抵抗を軽減するように構成されている。これにより、ユーザは、表示部本体の重心移動に起因した回動時の抵抗が軽減された状態で、表示部本体を前後方向に傾けることが可能に構成されている。
特開2004−312188号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の平面表示装置では、ユーザが表示部本体を前後方向に回動する際に、表示部本体の荷重(重心)が回動軸の上方を表示部本体の前面側と背面側との間を横切りながら移動するために、表示部本体の荷重が回動軸の上方を横切る直前から直後にかけて、表示部本体の重心位置が表示部本体の前面側から背面側、または、背面側から前面側に切り換わる状態が存在すると考えられる。このため、上記特許文献1に開示された平面表示装置の構成を、駆動源(電動モータ)および複数のギア部材などを介して表示部本体を前後方向に回動する旋回機構を備えた表示装置に適用した場合、表示部本体の重心位置が表示部本体の前面側と背面側との間で切り換わる位置を通過する際に、複数のギア部材の噛合い部に付加される表示画面部の荷重に起因する負荷の方向も切り換わる。このように負荷の方向が切り換わると、複数のギア部材間に介在するバックラッシュ(互いに噛合するギア同志に設けられた隙間)に起因して、表示画面部の回動動作にがたつきが生じやすいという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、表示画面部の回動動作にがたつきが生じるのを抑制することが可能な表示装置およびテレビジョン装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による表示装置は、表示画面部と、表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材と、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させる駆動源とを備え、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている。
この発明の第1の局面による表示装置では、上記のように、表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心を、垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成することによって、表示画面部の回動動作に伴って表示画面部の重心が回動中心を通る垂直面を挟んで前方側と後方側との間を移動する場合と異なり、表示画面部の重心は、上記垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に常に存在する。したがって、たとえば、駆動源(電動モータなど)および複数のギア部材などを介して表示画面部を前後方向に回動させる場合、複数のギア部材の噛合い部に付加される表示画面部の荷重に起因する負荷は、表示画面部の回動方向に応じて常に同じ方向に加えられる。すなわち、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態で駆動されるので、表示画面部の回動範囲の略全域にわたって原動側ギアから従動側ギアへの動力伝達に連続性を持たせることができる。この結果、駆動源や複数のギア部材を介して表示画面部を前後方向に回動する場合であっても、表示部本体の回動動作にがたつきが生じるのを抑制することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して後方側に回動された状態から垂直面に対して前方側へ回動される状態において、表示画面部の重心が、表示画面支持部材の回動中心を通る垂直面を横切らないことによって、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている。このように構成すれば、容易に、表示画面部の重心を垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に確実に存在させることができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、複数のギア部材をさらに備え、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置することにより、複数のギア部材の噛合い部に同じ方向の表示画面部の荷重に起因する負荷が働くように構成されている。このように構成すれば、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態で駆動されるので、容易にがたつきが発生するのを抑制することができる。また、表示画面部が垂直面に対して傾いた状態で静止されている場合であっても、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態が維持されるので、表示画面部は、がたつきを生じることなく前方側または後方側に傾いた姿勢を安定して維持することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、表示画面支持部材の垂直面に対する後方側の回動角度は、表示画面支持部材の垂直面に対する前方側の回動角度よりも大きく、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心が垂直面よりも後方側に位置するように構成されている。このように構成すれば、表示画面部の重心の移動範囲は、表示画面部の回動角度(回動範囲)のより大きな後方側に常に存在するので、表示画面部が回動する後方側の略全域に加えて、表示画面部を垂直面を超えて前方側に回動させる際も、表示画面部をがたつきなく滑らかに回動させることが可能となる。この結果、表示画面部の回動角度を精度よく調整することができる。
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置は、テレビ映像を表示する表示画面部と、表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材と、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させる駆動源とを備え、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている。
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置では、上記のように、表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心を、垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成することによって、表示画面部の回動動作に伴って表示画面部の重心が回動中心を通る垂直面を挟んで前方側と後方側との間を移動する場合と異なり、表示画面部の重心は、上記垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に常に存在する。したがって、たとえば、駆動源(電動モータなど)および複数のギア部材などを介して表示画面部を前後方向に回動させる場合、複数のギア部材の噛合い部に付加される表示画面部の荷重に起因する負荷は、表示画面部の回動方向に応じて常に同じ方向に加えられる。すなわち、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態で駆動されるので、表示画面部の回動範囲の略全域にわたって原動側ギアから従動側ギアへの動力伝達に連続性を持たせることができる。この結果、駆動源や複数のギア部材を介して表示画面部を前後方向に回動する場合であっても、表示部本体の回動動作にがたつきが生じるのを抑制することができる。
上記第2の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して後方側に回動された状態から垂直面に対して前方側へ回動される状態において、表示画面部の重心が、表示画面支持部材の回動中心を通る垂直面を横切らないことによって、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている。このように構成すれば、容易に、表示画面部の重心を垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に確実に存在させることができる。
上記第2の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、複数のギア部材をさらに備え、駆動源により表示画面支持部材が垂直面に対して前方側に回動された状態および垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、表示画面部の重心が垂直面よりも前方側または後方側のいずれか一方側に位置することにより、複数のギア部材の噛合い部に同じ方向の表示画面部の負荷に起因する負荷が働くように構成されている。このように構成すれば、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態で駆動されるので、容易にがたつきが発生するのを抑制することができる。また、表示画面部が垂直面に対して傾いた状態で静止されている場合であっても、複数のギア部材は、回転方向に噛合する歯面同志が常に当接した状態が維持されるので、表示画面部は、がたつきを生じることなく前方側または後方側に傾いた姿勢を安定して維持することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンの分解斜視図である。図3〜図12は、図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を示した図である。まず、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態による液晶テレビジョン100の構造について説明する。なお、本実施形態では、テレビジョン装置(表示装置)の一例である液晶テレビジョン100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による液晶テレビジョン100は、図1に示すように、ディスプレイ本体10と、ディスプレイ本体10を水平面内で左右方向(矢印A方向およびB方向)に所定の角度だけ旋回させるとともに、垂直面に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に所定の角度だけ回動させることが可能な表示画面旋回装置20とを備えている。なお、ディスプレイ本体10は、本発明の「表示画面部」の一例である。
また、ディスプレイ本体10は、図2に示すように、樹脂製のフロントキャビネット11と、金属製のシャーシ12に液晶パネル13a(図4参照)が内蔵された液晶モジュール13と、樹脂製のリアキャビネット14とから構成されている。また、ディスプレイ本体10には、内部の下方に配置されるとともに、ネジ90(4個)により液晶モジュール13およびフロントキャビネット11に跨るように板金製のブラケット部材15が設けられている。これにより、ディスプレイ本体10は、図2に示すように、表示画面旋回装置20を構成する表示画面支持部材81(詳細は後述する)のネジ挿入孔81cを介して、ブラケット部材15のネジ取付孔15a(2箇所)にネジ90が締め付けられることにより、表示画面支持部材81に固定されている。
また、表示画面旋回装置20は、図3に示すように、ディスプレイ本体10(図1参照)を支持する表示画面支持機構80と、ディスプレイ本体10を左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回させるともに前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動させる機能を有する台座部30とを含んでいる。また、台座部30は、台座部30に配置された旋回板31を左右方向に旋回させてディスプレイ本体10の向きを調整する水平旋回駆動部40と、ディスプレイ本体10(図1参照)を垂直面に対して前後方向に所定の角度だけ回動させてディスプレイ本体10の傾きを調整する垂直旋回駆動部50とから構成されている。
また、表示画面支持機構80は、図4および図5に示すように、板金製の表示画面支持部材81と、板金製の一対の垂直支持部材82と、後述するラックプレート60に設けられたラックギア63(図4参照)と噛合するように配置された樹脂製の回動ギア83とを含んでいる。なお、ラックギア63および回動ギア83は、それぞれ、本発明の「ギア部材」の一例である。また、表示画面支持部材81は、ラックプレート60を介して所定のトルクが加えられた場合に、前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動可能となるように一対の垂直支持部材82に組み付けられている。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、垂直旋回駆動部50によってラックプレート60が矢印P方向に移動された場合、図4に示すように、ラックプレート60と一体的に移動するラックギア63(破線)と噛合する回動ギア83(破線)を介して、表示画面支持部材81に固定されたディスプレイ本体10が、垂直面300(2点鎖線)から後方(C方向)に約10°の範囲で回動されるように構成されている。その際、図6に示すように、液晶テレビジョン100は、ディスプレイ本体10の重心Gが、ディスプレイ本体10の後方(C方向)への回動角度に関係なく、垂直面300(2点鎖線)よりも後方側(C方向側)に位置するように構成されている。したがって、ラックギア63と回動ギア83との噛合い部(歯面63bと歯面83eとが接触する部分)には、常に同じ方向(略S方向)の、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が働くように構成されている。これにより、回動ギア83は、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が加わる歯面83e側をラックギア63の歯面63bと隙間なく噛合した状態を維持しながら矢印C方向に回動される。なお、垂直旋回駆動部50は、本発明の「駆動源」の一例である。
また、本実施形態では、図3に示すように、垂直旋回駆動部50によってラックプレート60が矢印Q方向に移動された場合、図4に示すように、ラックプレート60と一体的に移動するラックギア63(外形を破線で示す)と噛合する回動ギア83(外形を破線で示す)を介して、ディスプレイ本体10が、垂直面から前方(矢印D方向)に約2.5°の範囲で回動されるように構成されている。その際、図7に示すように、液晶テレビジョン100は、ディスプレイ本体10の重心Gが、ディスプレイ本体10の前方(矢印D方向)への回動角度に関係なく、垂直面300(2点鎖線)よりも後方側(矢印C方向側)に位置するように構成されている。したがって、この場合も、ラックギア63と回動ギア83との噛合い部(歯面63bと歯面83eとが接触する部分)には、常に同じ方向(略T方向)の、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が働くように構成されている。この場合も、回動ギア83は、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が加わる歯面83e側をラックギア63の歯面63bと隙間なく噛合した状態を維持しながら矢印D方向に回動される。
また、本実施形態では、ディスプレイ本体10が図6に示された状態(C方向に傾いた状態)から図7に示された状態(D方向に傾いた状態)まで矢印D方向に連続的に回動された状態においても、ディスプレイ本体10の重心Gは、常に、垂直面300よりも後方側(矢印C方向側)の所定の範囲を移動するように構成されている。すなわち、図7に示すように、ディスプレイ本体10の重心Gが、表示画面支持部材81の回動中心を通る垂直面300を矢印D方向に横切らずに、位置P1(破線)から位置P2(黒丸)の間を矢印U1方向に移動するように構成されている。これにより、ディスプレイ本体10が回動中であっても、重心Gは、常に垂直面300よりも後方側(矢印C方向側)に位置するように構成されている。なお、図7において、位置P1(破線)は、ディスプレイ本体10が図6に示された状態における重心Gの位置を示している。
また、本実施形態では、ディスプレイ本体10が図7に示された状態(D方向に傾いた状態)から図6に示された状態(C方向に傾いた状態)まで矢印C方向に連続的に回動された状態においても、ディスプレイ本体10の重心Gは、常に、垂直面300よりも後方側(矢印C方向側)の所定の範囲を移動するように構成されている。すなわち、図7に示すように、ディスプレイ本体10の重心Gが、表示画面支持部材81の回動中心を通る垂直面300を矢印C方向に横切らずに、位置P2(黒丸)から位置P1(破線)の間を矢印U2方向に移動するように構成されている。
また、表示画面支持部材81は、図8に示すように、上方向(矢印Z1方向)に延びる一対のディスプレイ本体取付部81aと、表示画面支持部材81の矢印Y1方向およびY2方向のそれぞれの側面に設けられた回動部81bとを一体的に有している。また、一対のディスプレイ本体取付部81aには、ネジ挿入孔81cがそれぞれ形成されている。
また、表示画面支持部材81の一対の回動部81bは、図8および図9に示すように、ディスプレイ本体取付部81aの両側端部から、それぞれ、ディスプレイ本体取付部81aと略直交する方向(矢印X1方向およびX2方向)に延びるように設けられている。また、回動部81bは、矢印Y1方向に厚みt1(図8参照)を有している。また、図9に示すように、一対の回動部81bの矢印X1方向側には、矢印X2方向に向かって凹形状を有する切り欠き部81dがそれぞれ形成されている。また、一対の回動部81bの矢印X2方向側には、矢印X2方向に向かって凸形状を有する突出片81eがそれぞれ形成されている。
また、図8および図9に示すように、一対の回動部81bには、回動部81bの回動中心部近傍に位置するように扇形状の穴部81fがそれぞれ形成されている。穴部81fは、後述する垂直支持部材82の支持軸82d(図8参照)が挿入されるように構成されている。また、穴部81fは、図9に示すように、扇形状の円心側の根元部81gが上方向(矢印Z1方向)に位置するように形成されるとともに、根元部81gが支持軸82dの後述する上面82f(図4参照)と当接されるように構成されている。これにより、図4に示すように、支持軸82dの上面82fが、穴部81fの根元部81gを介してディスプレイ本体10(図2参照)の荷重W(図6参照)を支持するように構成されている。また、表示画面支持部材81は、平板状の支持軸82dに支持された穴部81fの根元部81gを回動中心として、支持軸82dに対して扇形状の角度範囲内で回動可能に構成されている。本実施形態では、図4に示すように、表示画面支持部材81は、垂直面300(2点鎖線)に対して矢印C方向(後ろ方向)に約10°および矢印D方向(前方向)に約2.5°の範囲内で回動されるように構成されている。
また、図8および図9に示すように、表示画面支持部材81には、ディスプレイ本体取付部81aから下方向(矢印Z2方向)に延びる胴部81hが一体的に形成されている。なお、図9に示すように、ディスプレイ本体取付部81aおよび胴部81hは、略同一平面状に形成されるともに、根元部81gを通る垂直面300(2点鎖線)よりも矢印X1方向に所定の距離だけずれた位置に形成されている。
また、胴部81hの下端には、胴部81hに対して略直交する方向(矢印X1方向およびX2方向)に延びるように下面部81iが形成されている。また、図8に示すように、下面部81iの略中央部には、回動ギア83を表示画面支持部材81に固定するネジ90が挿入されるネジ挿入孔81jが形成されている。また、ネジ挿入孔81jを挟むように一対のボス挿入孔81kがそれぞれ形成されている。この一対のボス挿入孔81kには、回動ギア83の後述する一対のボス83bが挿入されるように構成されている。
また、一対の垂直支持部材82は、図5に示すように、各々の支持軸82dがそれぞれ表示画面支持部材81の内側から外側に向かって穴部81fに挿入された状態で、旋回板31の上面に固定されている。また、一対の垂直支持部材82は、図8に示すように、鏡像対称に形成されている。したがって、以下では、表示画面支持部材81の矢印Y2方向側の回動部81b(図面手前側)に取り付けられる垂直支持部材82の構造について説明する。
この垂直支持部材82は、図8および図10に示すように、旋回板取付部82aと、回動部取付部82bとを一体的に有している。また、旋回板取付部82aには、図8に示すように、垂直支持部材82を旋回板31に固定するためのネジ取付孔82c(2箇所)が形成されている。また、回動部取付部82bは、旋回板取付部82aの矢印Y2側の端部から旋回板取付部82aに対して上方向(矢印Z1方向)に延びるように形成されている。また、回動部取付部82bは、矢印Y1方向に厚みt2(図8参照)を有している。
また、図10に示すように、回動部取付部82bの上部は、半円形状を有している。また、回動部取付部82bの上部の半円の中心近傍から上下方向(矢印Z1方向およびZ2方向)に延びる中心線400(1点鎖線)上に配置されるように、板金の切り起こし加工により支持軸82dが形成されている。この支持軸82dは、図8に示すように、矢印Y2方向に延びるとともに、上下方向に長い平板形状を有している。また、支持軸82dが切り起こされた部分には、穴部82e(図10参照)が形成されている。これにより、図4に示すように、支持軸82dが表示画面支持部材81の穴部81fに挿入された状態で、表示画面支持部材81は、支持軸82dを回動軸としながら一対の垂直支持部材82に対して前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動されるように構成されている。
また、図10に示すように、回動部取付部82bの矢印X1方向の側面に、板金の曲げ加工によりフック部82gが形成されている。具体的には、図11に示すように、フック部82gは、回動部取付部82bの矢印X1方向の側面(図10参照)から支持軸82dと同じ矢印Y2方向に延びるように形成されている。ここで、フック部82gの係止部分と回動部取付部82bとの間隔L1は、表示画面支持部材81の回動部81bの厚みt1よりも若干大きい。さらに、フック部82gには、上方(矢印Z1方向)に延びた後に、図10に示すように、矢印X2方向に延びる係止部82hが形成されている。これにより、図11に示すように、フック部82gと回動部取付部82bとの間に、隙間82iが形成される。この隙間82iは、図5に示すように、表示画面支持部材81の穴部81fに支持軸82dを挿入した状態において、表示画面支持部材81を回動可能に挟み込むように構成されている。これにより、支持軸82dが穴部81fから矢印Y1方向に離脱するのが抑制されるので、垂直支持部材82が表示画面支持部材81から離脱するのが抑制されるように構成されている。
また、図10に示すように、回動部取付部82bの矢印X2方向の側面に、板金の曲げ加工によりフック部82jが形成されている。また、図12に示すように、フック部82jには、回動部取付部82bの矢印X2方向の側面(図10参照)から支持軸82dと同じ矢印Y2方向に延びる当接部82kが形成されている。ここで、フック部82jの係止部分と回動部取付部82bとの間隔L2は、表示画面支持部材81の回動部81bの厚みt1よりも若干大きい。さらに、フック部82jには、当接部82kの回動部取付部82bと反対側(矢印Y2方向側)に上方(矢印Z1方向)に延びる係止部82lが形成されている。
ここで、表示画面支持部材81の穴部81fに支持軸82dを挿入した状態において、表示画面支持部材81が垂直面に対して矢印D方向(図4参照)に所定の角度(約2.5°)回動した際に、表示画面支持部材81の突出片81eが当接部82kに当接するように構成されている。また、係止部82lは、図5に示すように、表示画面支持部材81の穴部81fに支持軸82dを挿入した状態において、表示画面支持部材81を回動可能に挟み込むように構成されている。これにより、支持軸82dが穴部81fから矢印Y1方向に離脱するのが抑制されるので、垂直支持部材82が表示画面支持部材81から離脱するのが抑制されるように構成されている。
また、図10に示すように、回動部取付部82bの矢印Y2方向側(図8参照)の面には、支持軸82dの略中心を中心としたリング状の突出部82mが形成されている。この突出部82mは、図8に示すように、表示画面支持部材81の穴部81fに回動部取付部82bの支持軸82dを挿入した状態において、表示画面支持部材81が前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動した際に、表示画面支持部材81の回動部81bの矢印Y1方向側の面と当接する。これにより、表示画面支持部材81の回動部81bと回動部取付部82bとの接触面積が小さくなるので、回動部81bと回動部取付部82bとの間に働く摩擦力が軽減されるように構成されている。
また、回動ギア83は、図5に示すように、表示画面支持部材81の下面部81iの略中心に配置されることにより、ラックプレート60の上方からラックギア63と噛合するように構成されている。また、ラックギア63と回動ギア83とは、旋回板31および表示画面支持部材81の左右方向(図8の矢印H1方向およびH2方向)の回動中心線上に配置されている。また、図8に示すように、回動ギア83の上面83aには、表示画面支持部材81の一対のボス挿入孔81kに挿入される一対のボス83bが形成されている。また、一対のボス83b間の略中央部には、ネジ90が挿入されるネジ孔83cが形成されている。このネジ孔83cは、表示画面支持部材81のネジ挿入孔81jと対応するように形成されている。
また、図8に示すように、回動ギア83の下面83dには、側方から見て、下方に向かって凸形状を有し、かつ、円弧状の形状を有する複数の歯面が形成されている。これにより、水平面内において、ラックギア63と回動ギア83との噛合方向である矢印S方向およびT方向(図3参照)と略垂直な方向に、回動ギア83はラックギア63に対してスライド可能であるように構成されている。また、図5に示すように、回動ギア83は、ネジ90により表示画面支持部材81の下面部81iに固定されているので、表示画面支持部材81の水平面内における回動が、回動ギア83と噛合するラックギア63に伝えられるように構成されている。
また、台座部30は、図4および図5に示すように、表示画面支持機構80が取り付けられる板金製の旋回板31と、内部に複数の鋼球32を所定の間隔で配置するとともに鋼球32を回転可能に保持する樹脂製のガイド部材33と、板金製のベース部材34と、旋回板31をベース部材34上で回動可能に支持する金属製の支持部材(図示せず)と、後述するギア45およびギア55の回動軸が回動可能に挿入されるとともに、垂直旋回駆動部50のラックプレート60が水平面内で往復動可能に挿入される樹脂製のボス部材35と、ボス部材35に挿入されるラックプレート60の抜止用リング部材36とから構成されている。
また、台座部30の旋回板31は、図5および図8に示すように、上面31aに設けられた4つのネジ取付孔31bと、上面31aの中心部(旋回板31の回動中心点近傍)に設けられた孔31cとを含んでいる。また、図3に示すように、旋回板31は、ベース部材34の略中央部に配置されるとともに、水平面内を回動可能なように配置されている。また、図5に示すように、旋回板31を円形状に取り囲むようにベース部材34に設けられた複数の支持部材(図示せず)が、旋回板31の外周面31dと、ガイド部材33の外周面33aとに面接触することによって、旋回板31は水平面内を回動可能に保持されている。
また、垂直旋回駆動部50は、図3および図5に示すように、複数のギア部材からなる伝達ギア部51と、伝達ギア部51の駆動源となるステッピングモータ52と、台座部30の旋回板31上に取り付けられた表示画面支持機構80に回動可能に設けられた表示画面支持部材81を垂直面に対して前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動させるためのラックプレート60とから構成されている。なお、ステッピングモータ52は、本発明の「駆動源」の一例である。
また、伝達ギア部51は、図3に示すように、樹脂製のギア53と、トルクリミッタ70と、樹脂製のギア54とが樹脂製のギアボックス56の内部に配置されるとともに、ギアボックス56の外部に樹脂製のギア55が配置されるように構成されている。また、樹脂製のギア53は、大径ギア部53aと、小径ギア部53bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製のギア54は、大径ギア部54aと、小径ギア部54bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製のギア55は、大径ギア部55aと、小径ギア部55bとを一体的に含んでいる。
また、図3および図5に示すように、ステッピングモータ52の回転軸には、樹脂製のウォームギア57が圧入されている。また、ウォームギア57は、ギア53の大径ギア部53aに対して回転軸が略直交するように噛合されている。したがって、ステッピングモータ52によって発生した駆動力は、ウォームギア57を介してギア53へと伝達される一方、ギア53側およびギア53以降のギア列によって発生した駆動力は、ウォームギア57およびステッピングモータ52を回転させることができないように構成されている。これにより、ウォームギア57によってステッピングモータ52側が発生する駆動力のみが、伝達ギア部51へと伝達されるように構成されている。
また、図3に示すように、ギア53の小径ギア部53bは、トルクリミッタ70の原動側ギア72に噛合されている。また、トルクリミッタ70の従動側ギア71は、ギア54の大径ギア部54aに噛合されているとともに、ギア54の小径ギア部54bは、ギア55の大径ギア部55aに噛合されている。また、ギア55の小径ギア部55bは、ラックギア62のギア部62aに水平に噛合されている。したがって、ステッピングモータ52の駆動力が、ウォームギア57、ギア53、トルクリミッタ70、ギア54、ギア55およびラックギア62を介してラックプレート60へと伝達されるように構成されている。なお、ギア53〜55およびウォームギア57は、それぞれ、本発明の「ギア部材」の一例である。
また、ラックプレート60は、図5に示すように、板金製のプレート部材61と、樹脂製のラックギア62および63とから構成されている。また、ラックギア62は、ネジ90によってプレート部材61の下面側に取り付けられている。なお、ラックギア62は、それぞれ、本発明の「ギア部材」の一例である。
また、プレート部材61は、図5に示すように、プレート部材61の長手方向の両端部近傍に、プレート部材61の長手方向に沿って延びる長孔61aおよび61bがそれぞれ形成されているとともに、プレート部材61の略中央部に、後述するラックギア63の突出部63aが回動可能に挿入される円形状の挿入孔61cが形成されている。これにより、ラックギア63は、表示画面支持部材81の水平面内における回動に伴う回動ギア83の回動と連動しながらプレート部材61上を回動するように構成されている。また、プレート部材61は、2つの位置決め孔61dとネジ取付孔61eとを有している。
また、ラックギア62は、図5に示すように、長手方向の矢印Y1方向の側面部に沿ってギア部62aが形成されるとともに、2つのボス62bおよび1つのネジ挿入孔62cが形成されている。したがって、ラックギア62のボス62bをプレート部材61の位置決め孔61dに嵌め込むとともに、ネジ90をラックギア62のネジ挿入孔62cを介してプレート部材61のネジ取付孔61eに締め込むことによって、ラックギア62がプレート部材61に下方から取り付けられるように構成されている。
また、ラックギア63は、図5に示すように、矢印Z1方向側の表面に、複数の歯先を有する歯面63bが平坦面状に形成されている。また、ラックギア63の矢印Z2方向側の裏面63cの略中央部には、プレート部材61の挿入孔61cに挿入可能な円柱状の突出部63aが形成されている。これにより、プレート部材61の挿入孔61cに突出部63aを挿入した状態において、ラックギア63は、表示画面支持部材81の水平面内における回動に伴う回動ギア83の回動と連動しながらプレート部材61上を矢印H1方向およびH2方向(図3参照)に回動することが可能に構成されている。
また、図3および図4に示すように、ラックプレート60が、プレート部材61の長孔61aおよび61bを介して一対のボス部材35にそれぞれ挿入された際に、ラックプレート60は、矢印P方向およびQ方向に沿って往復移動されるように構成されている。したがって、ラックプレート60は、ステッピングモータ52の正逆回転が伝達ギア部51を介してラックギア62まで伝達されることによって、旋回板31上を矢印P方向およびQ方向に直線状に往復移動されるように構成されている。
また、水平旋回駆動部40は、図3および図5に示すように、台座部30上の旋回板31を水平面内で左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回させるための伝達ギア部41と、伝達ギア部41の駆動源となるステッピングモータ42とから構成されている。また、水平旋回駆動部40は、図3に示すように、台座部30の内部に配置されるように構成されている。また、伝達ギア部41は、樹脂製のギア43と、トルクリミッタ75と、樹脂製のギア44とが樹脂製のギアボックス46の内部に配置されるとともに、ギアボックス46の外部に樹脂製のギア45が配置されるように構成されている。
また、図3および図5に示すように、ステッピングモータ42の回転軸には、樹脂製のウォームギア47が圧入されている。また、図3に示すように、ギア43は、大径ギア部43aと、小径ギア部43bとを一体的に含んでいる。また、ギア44は、大径ギア部44aと、小径ギア部44bとを一体的に含んでいる。さらに、ギア45は、大径ギア部45aと、小径ギア部45bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製の旋回ギア部材48が、4つのネジ90によって台座部30の旋回板31の上面31aに固定されている。
また、ウォームギア47は、ギア43の大径ギア部43aに対して回転軸が略直交するように噛合されているとともに、ギア43の小径ギア部43bは、トルクリミッタ75の原動側ギア77に噛合されている。また、トルクリミッタ75の従動側ギア76は、ギア44の大径ギア部44aに噛合されているとともに、ギア44の小径ギア部44bは、ギア45の大径ギア部45aに噛合されている。また、ギア45の小径ギア部45bは、旋回ギア部材48の旋回ギア部48aに噛合されている。したがって、ステッピングモータ42の駆動力が、ウォームギア47、ギア43、トルクリミッタ75、ギア44、ギア45および旋回ギア部材48を介して旋回板31へと伝達されるように構成されている。
また、伝達ギア部51および41の中に組み込まれているトルクリミッタ70および75は、ステッピングモータ52および42の駆動力が所定のトルク値以下の場合に、ステッピングモータ52および42の駆動力を伝達ギア部51および41に伝達するとともに、ステッピングモータ52および42の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52および42の駆動力を伝達ギア部51および41に伝達させないような機能を有するように構成されている。
また、図2に示すように、ディスプレイ本体10のリアキャビネット14には、表示画面支持部材81を覆い隠して配置するための切欠部14aが一体的に設けられている。また、リアキャビネット14の外周部には、複数のネジ挿入孔14bが設けられ、リアキャビネット14はネジ91(7個)によってフロントキャビネット11に取り付けられるように構成されている。
また、表示画面旋回装置20には、図4に示すように、樹脂製のカバー部材21が、台座部30のベース部材34の下面側から挿入されたネジ(図示せず)によってベース部材34に取り付けられている。また、図1および図4に示すように、樹脂製のカバー部材22が上方から台座部30を覆うとともに、台座部30の旋回板31と一体的に水平方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回することが可能なように旋回板31の上面31aにネジ(図示せず)によって取り付けられている。また、図2および図4に示すように、樹脂製のカバー部材22には、表示画面支持部材81を前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動可能に配置するための切欠部22aが設けられている。
図13は、図1に示した本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの水平方向の旋回動作を説明するための図である。次に、図1、図3〜図7および図13を参照して、本発明の一実施形態による液晶テレビジョン100のディスプレイ本体10の前後方向および左右方向の旋回動作について説明する。
なお、図4に示すように、表示画面旋回装置20が表示画面支持機構80を垂直面300に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に回動させた場合、図1に示すディスプレイ本体10は、上向き方向および下向き方向に回動される。したがって、以降の動作説明では、前後方向を、上向き方向および下向き方向と記載して説明を行う。
まず、表示画面旋回装置20によるディスプレイ本体10の上向き方向および下向き方向(図1の矢印C方向およびD方向)の回動動作について説明する。
ユーザが付属リモコン(図示せず)の上方向チルトボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を上向き方向(図1の矢印C方向)に回動させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信される。この信号に基づいて、表示画面旋回装置20の垂直旋回駆動部50が駆動される。具体的には、図3に示すように、垂直旋回駆動部50のステッピングモータ52が駆動するのに伴って、ステッピングモータ52に取り付けられたウォームギア57が回転するとともに、ギア53を介してトルクリミッタ70の原動側ギア72が矢印E1方向に回転する。そして、トルクリミッタ70の従動側ギア71が同じく矢印E1方向に回転するとともに、ギア54を介してギア55が矢印E2方向に回転する。これにより、ギア55の矢印E2方向への回転に伴い、ギア55に対して水平方向に噛合するラックギア62とともにラックプレート60が矢印P方向に移動する。
ここで、図6に示すように、ラックプレート60が矢印P方向に移動することにより、ラックギア63も矢印S方向に移動される。これにより、ラックギア63と噛合する回動ギア83が、噛合状態を維持したまま矢印C方向に回動される。この結果、表示画面支持部材81は、所定の速度で上向き方向(矢印C方向)へ回動される。その際、表示画面支持部材81の扇状の穴部81fの根元部81gと垂直支持部材82の支持軸82dの上面82fとが当接しながら、表示画面支持部材81は、支持軸82dの上面82fを回動中心として回動する。
ここで、本実施形態では、図6に示すように、ディスプレイ本体10は、上向き方向(矢印C方向)への回動角度に関係なく、ディスプレイ本体10の重心Gが支持軸82dを通る垂直面300よりも後方側(矢印C方向側)に位置した状態で上向き方向に回動される。したがって、ラックギア63と回動ギア83との噛合い部(歯面63bと歯面83eとの接触部分)には、常に同じ方向(略S方向)の、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が連続的に働いている。
そして、ディスプレイ本体10(図1参照)が、ユーザが所望する角度まで矢印C方向に回動された場合、ユーザは付属リモコン(図示せず)の上方向チルトボタン(図示せず)の押圧を停止することによって、ステッピングモータ52の駆動が停止される。これにより、表示画面支持部材81は、矢印C方向への回動が停止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の上向き方向(矢印C方向)への回動が継続されている状態において、図6に示すように、矢印P方向に移動されたラックプレート60が、プレート部材61の長孔61aおよび61bの内側面の一方端部がボス部材35の側面にそれぞれ当接することによって、ラックプレート60は、矢印P方向への移動が規制される。これにより、ディスプレイ本体10は、矢印C方向への回動が停止される。この際、表示画面支持部材81は所定の旋回角度(垂直面300から約10°)に到達される。なお、この旋回角度が、ディスプレイ本体10を支持する表示画面支持部材81の垂直面300に対する矢印C方向への回動範囲の限界値となる。
また、図6に示すように、表示画面支持部材81が垂直面300から矢印C方向へ約10°回動された状態では、表示画面支持部材81の回動部81bの切り欠き部81dが、垂直支持部材82のフック部82gの係止部82hと対応する位置には位置しておらず、フック部82gの係止部82hは、回動部81bの切り欠き部81dから離脱できない。この場合、矢印Y1方向側および矢印Y2方向側に設けられている垂直支持部材82のフック部82jの係止部82kによって、回動部81bの突出片81eは、矢印Y1方向および矢印Y2方向(図5参照)への移動が規制される。これにより、表示画面支持部材81の矢印C方向への回動範囲において、表示画面支持部材81の一対の垂直支持部材82への係止状態は保持される。
この際、ステッピングモータ52(図3参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ52の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52の駆動力はトルクリミッタ70によって伝達ギア部51に伝達されない。これにより、ラックプレート60の矢印P方向への移動が停止した場合には、ステッピングモータ52の駆動状態に関係なくギア54およびギア55の回転が停止される。
また、ユーザが付属リモコンの下方向チルトボタンを押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を下向き方向(図1の矢印D方向)に回動させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部に送信されるとともに、表示画面旋回装置20の垂直旋回駆動部50が駆動される。そして、ステッピングモータ52に取り付けられたウォームギア57が回転するとともに、図3に示すように、ギア53を介してトルクリミッタ70の原動側ギア72が矢印F1方向に回転する。そして、トルクリミッタ70の従動側ギア71が矢印F1方向に回転するとともに、ギア54を介してギア55が矢印F2方向に回転する。そして、ラックギア62とともにラックプレート60が矢印Q方向に移動される。
ここで、図7に示すように、ラックプレート60が矢印Q方向に移動することにより、ラックギア63も矢印T方向に移動される。これにより、ラックギア63と噛合する回動ギア83が、噛合状態を維持したまま矢印D方向に回動される。この結果、表示画面支持部材81は、所定の速度で下向き方向(矢印D方向)へ回動される。その際、表示画面支持部材81の扇状の穴部81fの根元部81gと垂直支持部材82の支持軸82dの上面82fとが当接しながら、表示画面支持部材81は、支持軸82dの上面82fを回動中心として回動する。
ここで、本実施形態では、図7に示すように、ディスプレイ本体10は、下向き方向(矢印D方向)への回動角度に関係なく、ディスプレイ本体10の重心Gが支持軸82dを通る垂直面300よりも後方側(矢印C方向側)に位置した状態で下向き方向に回動される。したがって、ラックギア63と回動ギア83との噛合い部(歯面63bと歯面83eとの接触部分)には、常に同じ方向(略T方向)の、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が連続的に働いている。
そして、ディスプレイ本体10(図1参照)が、ユーザが所望する角度まで矢印D方向に回動された場合、ユーザは付属リモコンの下方向チルトボタンの押圧を停止することによって、ステッピングモータ52の駆動が停止される。これにより、表示画面支持部材81は、矢印D方向への回動が停止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の下向き方向(矢印D方向)への回動が継続されている状態において、図7に示すように、矢印Q方向に移動されたラックプレート60が、プレート部材61の長孔61aおよび61bの内側面の他方端部がボス部材35の側面にそれぞれ当接することによって、ラックプレート60は、矢印Q方向への移動が規制される。これにより、ディスプレイ本体10は、矢印D方向への回動が停止される。この際、表示画面支持部材81は所定の旋回角度(垂直面300から約2.5°)に到達される。なお、この旋回角度が、ディスプレイ本体10を支持する表示画面支持部材81の垂直面300に対する矢印D方向への回動範囲の限界値となる。
また、図7に示すように、表示画面支持部材81が垂直面から矢印D方向へ約2.5°回動された状態では、表示画面支持部材81の回動部81bの切り欠き部81dが、垂直支持部材82のフック部82gの係止部82hと対応する位置には位置しておらず、フック部82gの係止部82hは、回動部81bの切り欠き部81dから離脱できない。この場合、矢印Y1方向側および矢印Y2方向側に設けられている垂直支持部材82のフック部82jの係止部82kによって、回動部81bの突出片81eは、矢印Y1方向および矢印Y2方向(図5参照)への移動が規制される。これにより、表示画面支持部材81の矢印D方向への回動範囲において、表示画面支持部材81の一対の垂直支持部材82への係止状態は保持される。
この際、ステッピングモータ52(図3参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ52の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52の駆動力はトルクリミッタ70によって伝達ギア部51に伝達されない。このため、ラックプレート60の矢印Q方向への移動が停止した場合には、ステッピングモータ52の駆動状態に関係なくギア54およびギア55の回転が停止される。
次に、表示画面旋回装置20によるディスプレイ本体10の水平面内における左右方向の旋回動作について説明する。
まず、ユーザが付属リモコン(図示せず)の水平ターンボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を左方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されるとともに、表示画面旋回装置20の水平旋回駆動部40が駆動される。具体的には、図3に示すように、水平旋回駆動部40のステッピングモータ42が駆動するのに伴って、ステッピングモータ42に取り付けられたウォームギア47が回転するとともに、ギア43を介してトルクリミッタ75の原動側ギア77が矢印E3方向に回転する。そして、トルクリミッタ75の従動側ギア76が矢印E3方向に回転するとともに、ギア44およびギア45を介して、旋回ギア部材48が矢印E4方向に回転する。これにより、表示画面支持部材81が取り付けられた台座部30上の旋回板31が矢印H1方向に旋回するので、図13に示すように、ディスプレイ本体10は、左方向(図1の矢印A方向)へ所定の速度で旋回される。その際、表示画面支持部材81に固定されている回動ギア83も、表示画面支持部材81の旋回に伴って矢印H1方向に回動される。この際、回動ギア83と噛合するように配置されているラックギア63(図4参照)も、噛合状態を保ったまま回動ギア83の回動に伴って回動される。
そして、ディスプレイ本体10(図1参照)が、ユーザが所望する角度まで旋回された場合、ユーザは付属リモコンの水平ターンボタンの押圧を停止することによって、ディスプレイ本体10を左方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されなくなり、ステッピングモータ42の駆動が停止される。これにより、旋回板31は、図13に示すように、矢印H1方向への旋回が停止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の左方向(図1の矢印A方向)への旋回動作がユーザによって継続されている状態において、台座部30の旋回角度が最大(本実施形態では約30°)となった場合は、旋回板31は台座部30の内部に設けられたストッパ部材(図示せず)に当接することによって、左方向(図1の矢印A方向)への旋回動作が規制される。したがって、旋回板31は、矢印H1方向への旋回が停止される。この際、ステッピングモータ42(図3参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ42の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ42の駆動力はトルクリミッタ75によって伝達ギア部41に伝達されない。これにより、旋回板31がストッパ部材(図示せず)に当接した場合には、ステッピングモータ42の駆動に関係なくギア44およびギア45の回転が停止される。
なお、上記の旋回動作は、旋回板31を図3に示す矢印H1方向に旋回させる際について説明したが、矢印H1方向とは反対の矢印H2方向へ旋回板31を旋回させる旋回動作についても、水平旋回駆動部40によって上記と同様の動作が行われる。したがって、旋回板31が矢印H2方向へ旋回されることによって、ディスプレイ本体10(図1参照)は右方向(図1の矢印B方向)に旋回される。
本実施形態では、上記のように、表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側(矢印D方向)に回動された状態(図7参照)および垂直面300に対して後方側(矢印C方向)に回動された状態(図6参照)の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gを、垂直面300よりも後方側に位置するように構成することによって、ディスプレイ本体10の回動動作に伴ってディスプレイ本体10の重心Gが回動中心を通る垂直面300を挟んで前方側と後方側との間を移動する場合と異なり、ディスプレイ本体10の重心Gは、垂直面300よりも常に後方側に存在する。したがって、垂直旋回駆動部50を用いてディスプレイ本体10を前後方向に回動させる場合、複数のギア部材の噛合い部に付加されるディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷は、ディスプレイ本体10の回動方向に応じて常に同じ方向に加えられる。すなわち、表示画面支持部材81の回動ギア83は、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が加わる歯面83e側をラックギア63の歯面63bと隙間なく噛合した状態を維持しながら前後方向に回動されるので、ディスプレイ本体10の回動範囲の略全域にわたって原動側ギア(ラックギア63)から従動側ギア(回動ギア83)への動力伝達に連続性を持たせることができる。また、原動側ギアと従動側ギアとの噛合状態は、上記ラックギア63と回動ギア83との噛合のみならず、ステッピングモータ52を起点とした垂直旋回駆動部50の伝達ギア部51を構成する各ギア間の噛合状態にも、上述と同様の作用がもたらされる。この結果、複数のギアからなる垂直旋回駆動部50を介してディスプレイ本体10を前後方向に回動する場合であっても、ディスプレイ本体10の回動動作にがたつきが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、垂直旋回駆動部50により表示画面支持部材81が垂直面300に対して後方側(矢印C方向)に回動された状態から垂直面300に対して前方側(矢印D方向)へ回動される状態(ディスプレイ本体10が図6の状態から図7の状態に回動される動作)において、ディスプレイ本体10の重心Gが、表示画面支持部材81の回動中心(根元部81g)を通る垂直面300を横切らないことにより、ディスプレイ本体10の重心Gを垂直面300よりも後方側に位置するように構成することによって、容易に、ディスプレイ本体10の重心Gの位置P1およびP2(図7参照)を、共に、垂直面300よりも後方側に確実に存在させることができる。
また、本実施形態では、垂直旋回駆動部50により表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側(矢印D方向)に回動された状態(図7参照)および垂直面300に対して後方側(矢印C方向)に回動された状態(図6参照)の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gが垂直面300よりも後方側に位置することにより、複数のギア部材の噛合い部に、同じ方向のディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が働くように構成することによって、容易にがたつきが発生するのを抑制することができる。また、ディスプレイ本体10が垂直面300に対して傾いた状態で静止されている場合であっても、回動ギア83は、ディスプレイ本体10の荷重Wに起因する負荷が加わる歯面83e側をラックギア63の歯面63bと隙間なく噛合しているので、ディスプレイ本体10は、がたつきを生じることなく前方側または後方側に傾いた姿勢を安定して維持することができる。
また、本実施形態では、表示画面支持部材81の垂直面300に対する後方側の回動角度(約10°まで)を、表示画面支持部材81の垂直面300に対する前方側の回動角度(約2.5°まで)よりも大きく構成するとともに、垂直旋回駆動部50により表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側に回動された状態および垂直面300に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gを、垂直面300よりも後方側に位置するように構成することによって、ディスプレイ本体10の重心Gの移動範囲(図7に示す位置P1からP2までの範囲)は、ディスプレイ本体10の回動範囲のより大きな後方側に常に存在するので、ディスプレイ本体10が回動する後方側の略全域に加えて、ディスプレイ本体10を垂直面300を超えて前方側に回動させる際も、ディスプレイ本体10をがたつきなく滑らかに回動させることが可能となる。この結果、ディスプレイ本体10の回動角度を垂直旋回駆動部50により精度よく調整することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、テレビジョン装置(表示装置)の一例としての液晶テレビジョンに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らず、有機ELパネルなどの液晶パネル以外の表示画面部を有するテレビジョン装置に本発明を適用してもよいし、テレビジョン装置以外の表示装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側および後方側に回動された状態の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gを、垂直面300よりも後方側に位置するように構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、表示画面支持部材81が垂直面300に対して前方側および後方側に回動された状態の両方の状態において、ディスプレイ本体10の重心Gを、垂直面300よりも前方側に位置するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、表示画面支持部材81の垂直面300に対する後方側の回動角度(約10°)を、表示画面支持部材81の垂直面300に対する前方側の回動角度(約2.5°)よりも大きく構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、表示画面支持部材81の後方側の回動角度よりも前方側の回動角度を大きく構成してもよいし、後方側の回動角度と前方側の回動角度とを略等しく構成してもよい。
また、上記実施形態では、ラックプレート60の水平方向の移動に伴うラックギア63の直線運動を表示画面支持部材81に設けられた円弧状の回動ギア83の回転運動に変換してディスプレイ本体10を前後方向(上下方向)に回動するように構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、回転軸を有し、互いに回転する複数のギア列を用いてディスプレイ本体10を前後方向(上下方向)に回動するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、台座部30の上方にディスプレイ本体10を回動可能に載置して液晶テレビジョン100を構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、表示画面旋回装置を備えた台座部の下方に表示画面部が回動可能に懸架された表示装置やテレビジョン装置などに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、水平旋回駆動部40および垂直旋回駆動部50の駆動源としてステッピングモータ42および52をそれぞれ設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、1つの駆動源によって水平旋回駆動部および垂直旋回駆動部の両方を駆動させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンの分解斜視図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を説明するための分解斜視図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面旋回装置の詳細構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョンを構成する表示画面支持機構および旋回板の詳細構造を示した分解斜視図である。 図8に示した表示画面支持部材を矢印Y2方向から見た側面図である。 図8に示した垂直支持部材を矢印Y2方向から見た正面図である。 図10に示した垂直支持部材を矢印X1方向から見た側面図である。 図10に示した垂直支持部材を矢印X2方向から見た側面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの水平方向の旋回動作を説明するための図である。
符号の説明
10 ディスプレイ本体(表示画面部)
50 垂直旋回駆動部(駆動源)
52 ステッピングモータ(駆動源)
53、54、55 ギア(ギア部材)
57 ウォームギア(ギア部材)
62、63 ラックギア(ギア部材)
81 表示画面支持部材
83 回動ギア(ギア部材)
100 液晶テレビジョン(テレビジョン装置)
300 垂直面

Claims (7)

  1. 表示画面部と、
    前記表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材と、
    前記表示画面支持部材を前記垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させる駆動源とを備え、
    前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前方側に回動された状態および前記垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている、表示装置。
  2. 前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前記後方側に回動された状態から前記垂直面に対して前記前方側へ回動される状態において、前記表示画面部の重心が、前記表示画面支持部材の回動中心を通る垂直面を横切らないことによって、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 複数のギア部材をさらに備え、
    前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前方側に回動された状態および前記垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置することにより、前記複数のギア部材の噛合い部に同じ方向の前記表示画面部の荷重に起因する負荷が働くように構成されている、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記表示画面支持部材の前記垂直面に対する前記後方側の回動角度は、前記表示画面支持部材の前記垂直面に対する前記前方側の回動角度よりも大きく、前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前方側に回動された状態および前記垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記後方側に位置するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. テレビ映像を表示する表示画面部と、
    前記表示画面部を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する表示画面支持部材と、
    前記表示画面支持部材を前記垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させる駆動源とを備え、
    前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前方側に回動された状態および前記垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている、テレビジョン装置。
  6. 前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前記後方側に回動された状態から前記垂直面に対して前記前方側へ回動される状態において、前記表示画面部の重心が、前記表示画面支持部材の回動中心を通る垂直面を横切らないことによって、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置するように構成されている、請求項5に記載のテレビジョン装置。
  7. 複数のギア部材をさらに備え、
    前記駆動源により前記表示画面支持部材が前記垂直面に対して前方側に回動された状態および前記垂直面に対して後方側に回動された状態の両方の状態において、前記表示画面部の重心が前記垂直面よりも前記前方側または前記後方側のいずれか一方側に位置することにより、前記複数のギア部材の噛合い部に同じ方向の前記表示画面部の荷重に起因する負荷が働くように構成されている、請求項5または6に記載のテレビジョン装置。
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