JP4530075B2 - 表示画面旋回装置およびテレビジョン装置 - Google Patents

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Description

この発明は、表示画面旋回装置およびテレビジョン装置に関し、特に、表示画面部を支持する表示画面支持部材を備えた表示画面旋回装置およびテレビジョン装置に関する。
従来、液晶テレビなどの表示画面部を支持する表示画面支持部材を備えた表示画面旋回装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1に開示されている平面ディスプレイのヒンジ装置(表示画面旋回装置)は、平面ディスプレイ(表示画面部)の下方を支持する傾動支持プレート(表示画面支持部材)と、傾動支持プレートの下方に設けられ、傾動支持プレートの傾動(垂直面に対して所定の角度前後方向に回動すること)を伝える水平枢軸と、水平枢軸の両端近傍にそれぞれ一対設けられ、水平枢軸と傾動支持プレートとに固定された連結部材と、水平枢軸の両端部に設けられ、水平枢軸から伝えられた傾動の傾動位置を保持する複数枚の摩擦板とを含む前後方向傾動機構を備える。さらに、平面ディスプレイのヒンジ装置は、上面に水平枢軸が設けられた回動プレートと、回動プレートの下方に固定され、回動プレートを水平面内で左右方向に回動させる作動歯車と、作動歯車と噛合する小歯車を介して作動歯車の回動位置を保持する複数の摩擦板とを含む水平方向回動機構を備える。この特許文献1に記載の平面ディスプレイのヒンジ装置では、手動によって平面ディスプレイを前後方向に傾動させると、傾動支持プレートを介して傾動支持プレートを固定している連結部材が傾動し、連結部材が固定されている水平枢軸によって摩擦板に傾動が伝えられることにより、傾動支持プレートの傾動位置が保持される。また、手動によって平面ディスプレイを水平面内で左右方向に回動させると、回動プレートを介して回動プレートに固定されている作動歯車が水平面内で回動し、作動歯車と噛合する小歯車を介して複数の摩擦板に回動が伝えられることにより、回動プレートの回動位置が保持される。これにより、平面ディスプレイが前後方向に傾動可能であるとともに左右方向に回動可能であり、かつ、平面ディスプレイの前後方向の傾動状態および左右方向の回動状態が保持されるように構成されている。
また、上記特許文献2に開示されている平面ディスプレイのヒンジ装置(表示画面旋回装置)は、平面ディスプレイ(表示画面部)を支持する傾動支持プレート(表示画面支持部材)と、電動モータからなる駆動部と、傾動支持プレートの下方に、かつ、傾動支持プレートの中心から離れた位置に設けられ、駆動部からの駆動力によって上下運動するように構成されたネジと、ネジの上部に設けられ、傾動支持プレートを下方から支持する昇降駒とを含む前後方向傾動機構を備える。さらに、平面ディスプレイのヒンジ装置は、電動モータからなる駆動部と、上面に前後方向傾動機構が設けられた回動プレートと、回動プレートの下方に固定され、駆動部からの駆動力によって回動プレートを左右方向に回動させる歯車とを含む水平方向回動機構を備える。この特許文献2に記載の平面ディスプレイのヒンジ装置では、電動モータによってネジを上下運動させることによって、昇降駒を介して傾動支持プレートを前後方向に傾動させるように構成されているとともに、電動モータによって歯車を左右方向に回動させることによって、回動プレートを左右方向に回動させるように構成されている。
また、上記特許文献3には、駆動部と、突出部を有し、駆動力が伝達されるディスク部材と、突出部がはめ込まれる溝部を有し、ディスク部材に駆動力を伝達するリング部材とを備える回動装置が開示されている。この特許文献3に記載の回動装置では、駆動部からの駆動力により、ディスク部材を水平面内で回転させることができるように構成されるとともに、手動により力が加えられた場合には、突出部が溝部内でスリップすることにより、ディスク部材を水平面内で回動させることができるように構成されている。また、この特許文献3に記載の回動装置には、回動装置を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるような機構は開示されていない。
特開2007−334112号公報 特開2007−293245号公報 特開2007−295476号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の平面ディスプレイのヒンジ装置では、連結部材に平面ディスプレイの重量が加えられるため、連結部材と水平枢軸または傾動支持プレートとの固定部に負荷が掛かるという不都合がある。このため、傾動支持プレートを垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるための連結部材が破損しやすいという問題点があると考えられる。
また、上記特許文献2に記載の平面ディスプレイのヒンジ装置では、ネジおよび傾動駒を垂直上方に移動させることにより、傾動支持プレートに下方からの押圧力を加えて前後方向に回動させる必要があるため、平面ディスプレイの垂直下方に働く重量の影響が大きいという不都合がある。このため、傾動支持プレートを垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるために、大きな力が必要となるという問題点がある。また、ネジおよび傾動駒が上下方向に移動する際に、平面ディスプレイによる垂直下方に働く重量が実質的にネジおよび傾動駒に集中するという不都合がある。このため、傾動支持プレートを垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるためのネジおよび傾動駒が破損しやすいという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載の回動装置では、水平面内においてのみディスク部材を回動させることができるように構成されているため、回動装置の上部に設けられる表示画面部などを垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させることはできないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるための部品の破損を抑制するとともに、大きな力を必要とせずに表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動することが可能な表示画面旋回装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による表示画面旋回装置は、第1ギアが設けられ、表示画面部を支持する表示画面支持部材と、水平面内で回動可能に構成され、表示画面支持部材を支持する旋回板と、旋回板に固定され、表示画面支持部材を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する垂直支持部材と、第1ギアと噛合する第2ギアが設けられ、旋回板の水平面内の回動角度に拘わらず、所定の方向に直線移動可能なラックプレートとを備え、第2ギアは、ラックプレートに対して水平面内で回動可能に設けられており、ラックプレートが水平面内で所定の方向に直線移動されることに伴って第2ギアが所定の方向に移動されることにより、第2ギアに噛合された第1ギアが移動されることによって、表示画面支持部材が垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成されている。
この第1の局面による表示画面旋回装置では、上記のように、ラックプレートが水平面内で直線移動されることに伴って第2ギアが移動されることにより、第2ギアに噛合された第1ギアが移動されることによって、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成することによって、ラックプレートを水平面内で直線移動させることにより、表示画面支持部材を前後方向に回動させることによって、ラックプレートを垂直上方に移動させることにより、表示画面支持部材に下方からの押圧力を加えて前後方向に回動させる場合と比べて、表示画面部の垂直下方に働く重量の影響を少なくすることができるので、大きな力を必要とせずに表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動することができる。また、ギア部材を用いることにより、ギアの複数の歯に力が分散されるので、表示画面部の垂直下方に働く重量が実質的に一点に集中するように構成される上下方向に移動するように設けられたネジ部材や、平面ディスプレイの重量による負荷が固定部に加えられるように構成される連結部材を用いる場合に比べて、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるための部品の破損を抑制することができる。
上記第1の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、第2ギアは、ラックプレートに対して水平面内で回動可能に設けられている。このように構成すれば、表示画面支持部材が水平面内で所定の角度回動した状態であっても、第1ギアと第2ギアとを噛合させることができるので、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させることができる。
この場合、好ましくは、第1ギアは、表示画面支持部材に対して回動しないように固定されており、第2ギアは、表示画面支持部材が水平面内で回動するのに伴って、第1ギアを介して水平面内で回動するように構成されている。このように構成すれば、第2ギアを回動させるために別途部材を必要としないので、部品点数の増加を抑制することができる。
上記第2ギアが表示画面支持部材の水平面内での回動に伴って回動する表示画面旋回装置において、好ましくは、表示画面支持部材が水平面内で回動されることに伴って、第1ギアおよび第2ギアが回動されることにより、ラックプレートの移動方向と、第1ギアと第2ギアとの噛合方向とが異なっている状態において、ラックプレートが水平面内で直線移動されることに伴って第2ギアが移動される場合に、第2ギアに噛合された第1ギアは、第2ギアの移動に伴って噛合方向に移動可能で、かつ、噛合方向と垂直な方向に第2ギアに対してスライド移動可能なように構成されている。このように構成すれば、ラックプレートの移動方向と、第1ギアと第2ギアとの噛合方向とが異なっている状態においても、ラックプレートが移動した際に、第1ギアが第1ギアの噛合方向と垂直な方向に第2ギアに対してスライド移動することにより、第1ギアと第2ギアとの噛合は維持される。これにより、ラックプレートの移動方向と、第1ギアと第2ギアとの噛合方向とが異なっている状態においても、ラックプレートの直線移動によって、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させることができる。
上記第1の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、第1ギアの歯面は、側面から見て、第2ギアに向かって凸形状で、かつ、円弧状の形状を有するように形成されているとともに、第2ギアは、平坦面状に形成された複数の歯先を有するラックギアである。このように構成すれば、第2ギアが設けられているラックプレートが水平面内で直線移動することにより、第2ギアの歯面が水平面内で直線移動する。これにより、第2ギアに噛合され、第2ギアに向かって凸形状で、かつ、円弧状の歯面を有する第1ギアは、第2ギアの直線移動に伴って回動するように移動されるので、第1ギアが設けられている表示画面支持部材を、垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させることができる。
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置は、テレビ映像を表示する表示画面部と、第1ギアが設けられ、表示画面部を支持する表示画面支持部材と、水平面内で回動可能に構成され、表示画面支持部材を支持する旋回板と、旋回板に固定され、表示画面支持部材を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する垂直支持部材と、第1ギアと噛合する第2ギアが設けられ、旋回板の水平面内の回動角度に拘わらず、所定の方向に直線移動可能なラックプレートとを備え、第2ギアは、ラックプレートに対して水平面内で回動可能に設けられており、ラックプレートが水平面内で所定の方向に直線移動されることに伴って第2ギアが所定の方向に移動されることにより、第2ギアに噛合された第1ギアが移動されることによって、表示画面支持部材が垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成されている。
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置では、上記のように、ラックプレートが水平面内で直線移動されることに伴って第2ギアが移動されることにより、第2ギアに噛合された第1ギアが移動されることによって、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成することによって、ラックプレートを水平面内で直線移動することにより、表示画面支持部材を前後方向に回動させることによって、ラックプレートを垂直上方に移動させることにより、表示画面支持部材に下方からの押圧力を加えて前後方向に回動させる場合と比べて、表示画面部の垂直下方に働く重量の影響を少なくすることができるので、大きな力を必要とせずに表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動することができる。また、ギア部材を用いることにより、ギアの複数の歯に力が分散されるので、表示画面部の垂直下方に働く重量が実質的に一点に集中するように構成される上下方向に移動するように設けられたネジ部材や、平面ディスプレイの重量による負荷が固定部に加えられるように構成される連結部材を用いる場合に比べて、表示画面支持部材を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるための部品の破損を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの分解斜視図である。図3〜図8は、図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の詳細構造を示した図である。まず、図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態による表示画面旋回装置20の構造について説明する。なお、本実施形態では、テレビジョン装置の一例である液晶テレビジョン100を支持する表示画面旋回装置20に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による表示画面旋回装置20は、図1に示すように、表示画面支持機構80によって支持されている液晶テレビジョン100のディスプレイ本体10を水平面内で左右方向(矢印A方向およびB方向)に所定の角度旋回させることを可能とするために設けられているとともに、垂直面に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に所定の角度傾けることを可能とするために設けられている。なお、ディスプレイ本体10は、本発明の「表示画面部」の一例である。
また、表示画面旋回装置20は、図3に示すように、表示画面支持機構80(図2参照)によって支持されているディスプレイ本体10(図2参照)を水平面内で左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回させるための台座部30と、台座部30に配置された後述する旋回板31を左右方向に旋回させるとともに旋回板31の旋回角度を制御する水平旋回駆動部40と、表示画面支持機構80によって支持されているディスプレイ本体10を垂直面に対して前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に所定の角度だけ旋回させるとともに表示画面支持機構80の旋回角度を制御する垂直旋回駆動部50とから構成されている。
また、台座部30は、図3〜図5に示すように、表示画面支持機構80(図5参照)が取り付けられる板金製の旋回板31と、内部に複数の鋼球32(図5参照)を所定の間隔で配置するとともに、鋼球32(図5参照)を回転可能に保持する樹脂製のガイド部材33(図5参照)と、板金製のベース部材34と、旋回板31をベース部材34上で回動可能に支持する金属製の支持部材(図示せず)と、後述するギア45およびギア55の回動軸が回動可能に挿入されるとともに、垂直旋回駆動部50のラックプレート60が水平面内で往復移動可能に挿入される樹脂製のボス部材35と、ボス部材35に挿入されるラックプレート60の抜止用リング部材36とから構成されている。
また、台座部30の旋回板31は、図5および図6に示すように、上面31aに設けられた4つのネジ取付孔31bと、上面31aの中心部(旋回板31の回動中心点近傍)に設けられた孔31cとを含んでいる。また、図3に示すように、旋回板31は、ベース部材34の実質的に中央部に配置されるとともに、水平面内を回動可能なように配置されている。また、旋回板31を円形状に取り囲むようにベース部材34に設けられた複数の支持部材(図示せず)が、旋回板31の外周面31d(図5参照)と、ガイド部材33(図5参照)の外周面33a(図5参照)とに面接触することによって、旋回板31は水平面内を回動可能に保持されている。
また、垂直旋回駆動部50は、図3および図5に示すように、複数のギア部材からなる伝達ギア部51と、伝達ギア部51の駆動源となるステッピングモータ52と、台座部30の旋回板31上に取り付けられた表示画面支持機構80に回動可能に設けられた、後述する表示画面支持部材81を垂直面に対して前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動させるためのラックプレート60とから構成されている。
また、ラックプレート60は、図5に示すように、板金製のプレート部材61と、樹脂製のラックギア62および63とから構成されている。なお、ラックギア63は、本発明の「第2ギア」の一例である。また、ラックプレート60は、ラックプレート60の上面および下面の略全面が、水平面状になるように配置されている。また、ラックギア62は、図5に示すように、1つのネジ90によってプレート部材61の下面側に取り付けられている。また、ラックギア62は、図3に示すように、後述するギア55の小径ギア部55bに対して水平方向に噛合するように構成されている。
また、プレート部材61は、図5に示すように、プレート部材61の長手方向の両端部近傍に、プレート部材61の長手方向に沿って延びる長孔61aおよび61bがそれぞれ形成されるとともに、プレート部材61の実質的に中央部に、ラックギア63の突出部63aが挿入される円状の挿入孔61cが形成されている。さらに、プレート部材61は、2つの位置決め孔61dと、ネジ取付孔61eとを有している。
また、ラックギア62は、図5に示すように、長手方向の一方側面部に沿ってギア部62aが形成されるとともに、2つのボス62bおよび1つのネジ挿入孔62cが形成されている。したがって、図5に示すように、ラックギア62のボス62bをプレート部材61の位置決め孔61dにはめ込むとともに、ネジ90をラックギア62のネジ挿入孔62cを介してプレート部材61のネジ取付孔61eに締め込むことによって、ラックギア62をプレート部材61に下方から取り付けることが可能なように構成されている。
ここで、本実施形態では、ラックギア63は、図5に示すように、プレート部材61に配置される裏面63cの反対側である表面の全面に、複数の歯先を有する歯面63bが、平坦面状に形成されている。また、ラックギア63の裏面63cの実質的に中央部には、プレート部材61の挿入孔61cに挿入可能なリング状の突出部63a(図8参照)が形成されている。これにより、プレート部材61の挿入孔61cに突出部63aを挿入した状態において、歯面63bは水平面状(平坦面状)になるように構成されているとともに、プレート部材61に対して矢印H1方向および矢印H2方向(図3参照)に回動可能なように構成されている。
また、本実施形態では、図3および図4に示すように、ラックプレート60が、プレート部材61の長孔61aおよび61bを介してベース部材34に設けられた一対のボス部材35にそれぞれ挿入された際に、ラックプレート60は、矢印P方向および矢印Q方向に直線状に往復移動可能なように構成されている。したがって、ラックプレート60は、ステッピングモータ52の正逆回転が伝達ギア部51を介してラックギア62まで伝達されることによって、旋回板31上を矢印P方向および矢印Q方向に直線状に往復移動することが可能なように構成されている。
また、表示画面支持機構80は、図5に示すように、台座部30の旋回板31のネジ取付孔31bに4つのネジ90によって固定されている。これにより、台座部30の旋回板31が水平面上を回動するのに伴って、水平面内で回動可能なように構成されているとともに、ディスプレイ本体10を表示画面旋回装置20の垂直面に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に所定の角度だけ傾斜させた状態で支持することが可能なように構成されている。
また、表示画面支持機構80は、図6に示すように、板金製の表示画面支持部材81と、板金製の一対の垂直支持部材82と、板金製の板状の支持軸83と、板金製の抜止部材84と、板金製の圧接板85および86と、ラックプレート60のラックギア63と噛合するように配置された、樹脂製の回動ギア87とから構成されている。なお、回動ギア87は、本発明の「第1ギア」の一例である。また、表示画面支持部材81は、一対の垂直支持部材82に所定のトルク以上で回動可能となるように取り付けられている。
また、表示画面支持部材81は、図6に示すように、上方向(矢印Z1方向)に延びるように一対設けられたディスプレイ本体取付部81aと、矢印Y方向の両側面に設けられた一対の回動部81bとを一体的に含んでいる。また、表示画面支持部材81の一対のディスプレイ本体取付部81aには、それぞれネジ挿入孔81cが形成されている。また、表示画面支持部材81の一対の回動部81bは、ディスプレイ本体取付部81aの両側端部から、それぞれ、ディスプレイ本体取付部81aの表面に対して垂直方向(矢印X方向)に延びるように設けられている。また、図6および図7に示すように、一対の回動部81bの回動中心部近傍には、ぞれぞれ、扇形状の穴部81dが形成されている。また、図6に示すように、表示画面支持部材81には、ディスプレイ本体取付部81aから下方向(矢印Z2方向)に延びるように設けられた胴部81eが一体的に形成されている。
また、図6に示すように、胴部81eの下端には、胴部81eに対して垂直方向(矢印X方向)に突出する下面部81fが形成されている。この下面部81fは、胴部81eと一体的に形成されている。また、下面部81fの中央部には、回動ギア87と表示画面支持部材81とを固定するためのネジ90が挿入されるネジ挿入孔81gが形成されている。さらに、ネジ挿入孔81gを挟むように矢印X方向に沿って、一対のボス挿入孔81hが形成されている。この一対のボス挿入孔81hには、回動ギア87の後述する一対のボス87bがそれぞれ挿入されるように構成されている。
ここで、本実施形態では、回動ギア87は、図4に示すように、ラックプレート60のラックギア63の上方から噛合するように配置されているとともに、図5に示すように、表示画面支持部材81の下面部81fの略中心に配置されている。さらに、ラックギア63と回動ギア87とは、旋回板31および表示画面支持部材81の左右方向(図6の矢印G1方向および矢印G2方向)の回動中心線上に位置している。また、回動ギア87の上面87aには、表示画面支持部材81の一対のボス挿入孔81hに挿入される一対のボス87bが形成されている。また、一対のボス87bの間の中央部には、ネジ孔87cが形成されている。このネジ孔87cは、表示画面支持部材81のネジ挿入孔81gと対応するように形成されている。
また、本実施形態では、図6および図8に示すように、回動ギア87の下面87dには、回動ギア87の歯が全面にわたって形成されている。回動ギア87の歯面は、側方から見て、下方(図6の矢印Z2方向)に配置されているラックギア63に向かって凸形状で、かつ、円弧状の形状を有するように形成されている。これにより、ラックギア63と回動ギア87とは、水平面内において、ラックギア63と回動ギア87との噛合方向である矢印S方向および矢印T方向(図8参照)と垂直な方向に、回動ギア87はスライド移動可能なように構成されている。また、図5に示すように、回動ギア87の上面87aは、ネジ90によって表示画面支持部材81の下面部81fに固定されている。これにより、回動ギア87は、表示画面支持部材81に対して固定されるので、表示画面支持部材81の水平面内での回動が、回動ギア87を介して、回動ギア87と噛合しているラックギア63に伝えられるように構成されている。
また、扇形状の穴部81dは、図6および図7に示すように、板状の支持軸83を挿入するために設けられている。また、扇形状の穴部81dは、図7に示すように、円心側の根元部81iが上側に位置するように配置されているとともに、円心側の根元部81iが支持軸83の上面と当接される。これにより、扇形状の穴部81dの根元部81iが表示画面支持部材81を介してディスプレイ本体10の垂直荷重を受けるように構成されている。また、表示画面支持部材81は、板状の支持軸83に支持された扇形状の穴部81dの根元部81iを中心にして、支持軸83に対して扇形状の角度範囲で回動可能に構成されている。すなわち、板状の支持軸83は、表示画面支持部材81の回動軸として機能する。これにより、表示画面支持部材81は、ディスプレイ本体10を表示画面旋回装置20の垂直面に対して前後方向(矢印C方向およびD方向)に回動可能とするように構成されている。
また、一対の垂直支持部材82は、図6に示すように、それぞれ、旋回板取付部82aと、回動部取付部82bとを含んでいる。また、垂直支持部材82の旋回板取付部82aには、それぞれ一対のネジ取付孔82cが形成されている。また、垂直支持部材82の回動部取付部82bは、旋回板取付部82aの一方端部から旋回板取付部82aの表面に対して垂直方向の上方(矢印Z1方向)に延びるように設けられている。
また、垂直支持部材82の回動部取付部82bには、扇形状の穴部82dが形成されている。また、扇形状の穴部82dは、板状の支持軸83を挿入するために形成されている。また、扇形状の穴部82dは、図7に示すように、円心側の根元部82eが下側に位置するように配置されているとともに、支持軸83の下面と当接される。これにより、扇形状の穴部82dの根元部82eが、表示画面支持部材81および支持軸83を介してディスプレイ本体10の垂直荷重を受けるように構成されている。つまり、本実施形態では、表示画面支持部材81の穴部81dの根元部81iと、垂直支持部材82の穴部82dの根元部82eとによってディスプレイ本体10の垂直荷重を受けるように構成されている。また、支持軸83は、扇形状の穴部82dの根元部82eを中心にして、垂直支持部材82に対して扇形状の角度範囲で回動可能に構成されている。
また、板金製の板状の支持軸83は、図6に示すように、一対の当接部83aと、長方形状の穴部83bとを含んでいる。支持軸83の一対の当接部83aは、支持軸83の長手方向に延びる両側面の後端部に突出するように設けられている。この当接部83aは、図5に示すように、表示画面支持部材81側の圧接板86と当接させるために設けられている。また、支持軸83の長方形状の穴部83bは、図6に示すように、抜止部材84を挿入するために設けられている。
また、圧接板85および86には、図6に示すように、支持軸83を挿入するための長方形の穴部85aおよび86aがそれぞれ設けられている。さらに、抜止部材84は、圧接板86の穴部86a、表示画面支持部材81の穴部81d、垂直支持部材82の穴部82dおよび圧接板85の穴部85aに挿入される支持軸83の挿入状態を保つために設けられている。この抜止部材84は、支持軸83が挿入された状態において、圧接板85側で支持軸83の穴部83bに挿入されるように形成されている。
また、伝達ギア部51は、図3に示すように、樹脂製のギア53と、トルクリミッタ70と、樹脂製のギア54と、樹脂製のギア55とが樹脂製のギアボックス56の内部に配置されるように構成されている。また、図3および図5に示すように、樹脂製のギア53は、大径ギア部53aと、小径ギア部53bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製のギア54は、大径ギア部54aと、小径ギア部54bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製のギア55は、大径ギア部55aと、小径ギア部55bとを一体的に含んでいる。
また、図3および図5に示すように、ステッピングモータ52の回転軸には、樹脂製のウォームギア57が圧入されている。また、ウォームギア57は、ギア53の大径ギア部53aに対して回転軸が直交するように噛合されている。したがって、ステッピングモータ52によって発生した駆動力は、ウォームギア57を介してギア53へと伝達される一方、ギア53側およびギア53以降のギア群によって発生した駆動力は、ウォームギア57およびステッピングモータ52を回転させることができないように構成されている。つまり、ウォームギア57によってステッピングモータ52側が発生する駆動力のみが、伝達ギア部51へと伝達されるように構成されている。
また、図3および図5に示すように、ギア53の小径ギア部53bは、トルクリミッタ70の原動側ギア72に噛合されている。また、トルクリミッタ70の従動側ギア71は、ギア54の大径ギア部54aに噛合されているとともに、ギア54の小径ギア部54bは、ギア55の大径ギア部55aに噛合されている。また、ギア55の小径ギア部55bは、ラックギア62のギア部62aに水平に噛合されている。したがって、ステッピングモータ52の駆動力が、ウォームギア57、ギア53、トルクリミッタ70、ギア54、ギア55およびラックギア62を介してラックプレート60へと伝達されるように構成されている。
また、水平旋回駆動部40は、図3および図5に示すように、台座部30上の旋回板31を水平面内で左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に回動させるための伝達ギア部41と、伝達ギア部41の駆動源となるステッピングモータ42とから構成されている。また、水平旋回駆動部40は、図3および図4に示すように、台座部30の内部に配置されるように構成されている。また、伝達ギア部41は、図3に示すように、樹脂製のギア43と、トルクリミッタ75と、樹脂製のギア44と、樹脂製のギア45とが樹脂製のギアボックス46に配置されるように構成されている。
また、図3および図5に示すように、ステッピングモータ42の回転軸には、樹脂製のウォームギア47が圧入されている。また、ギア43は、大径ギア部43aと、小径ギア部43bとを一体的に含んでいる。また、ギア44は、大径ギア部44aと、小径ギア部44bとを一体的に含んでいる。さらに、ギア45は、大径ギア部45aと、小径ギア部45bとを一体的に含んでいる。また、樹脂製の旋回ギア部材48が、4つのネジ90によって台座部30の旋回板31の上面31aに固定されている。
また、図3および図5に示すように、ウォームギア47は、ギア43の大径ギア部43aに対して回転軸が直交するように噛合されているとともに、ギア43の小径ギア部43bは、トルクリミッタ75の原動側ギア77に噛合されている。また、トルクリミッタ75の従動側ギア76は、ギア44の大径ギア部44aに噛合されているとともに、ギア44の小径ギア部44bは、ギア45の大径ギア部45aに噛合されている。また、ギア45の小径ギア部45bは、旋回ギア部材48の旋回ギア部48aに噛合されている。したがって、ステッピングモータ42の駆動力が、ウォームギア47、ギア43、トルクリミッタ75、ギア44、ギア45および旋回ギア部材48を介して旋回板31へと伝達されるように構成されている。
また、伝達ギア部51および41の中に組み込まれているトルクリミッタ70および75は、ステッピングモータ52および42の駆動力が所定のトルク値以下の場合に、ステッピングモータ52および42の駆動力を伝達ギア部51および41に伝達するとともに、ステッピングモータ52および42の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52および42の駆動力を伝達ギア部51および41に伝達させないような機能を有するように構成されている。
また、図1および図2に示すように、ディスプレイ本体10は、樹脂製のフロントキャビネット11と、樹脂製のリアキャビネット12とを含む。また、ディスプレイ本体10は、表示画面支持部材81のネジ挿入孔81c(図2参照)を介して、リアキャビネット12のネジ取付孔(図示せず)にネジ90が締め付けられることにより、表示画面支持部材81に取り付けられている。また、リアキャビネット12には、表示画面支持部材81を覆い隠して配置するための切欠部12aが一体的に設けられている。また、リアキャビネット12の外周部には、複数のネジ挿入孔12bが設けられ、ネジ91によってフロントキャビネット11に取り付けられるように構成されている。
また、表示画面旋回装置20には、図4に示すように、樹脂製のカバー部材21が、台座部30のベース部材34の下面側から挿入されたネジ(図示せず)によってベース部材34に取り付けられている。また、図1および図4に示すように、樹脂製のカバー部材22が上方から台座部30を覆うとともに、台座部30の旋回板31と一体的に水平方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回することが可能なように旋回板31の上面31aにネジ(図示せず)によって取り付けられている。また、図2および図4に示すように、樹脂製のカバー部材22には、表示画面支持機構80(表示画面支持部材81)を前後方向(図1の矢印C方向およびD方向)に回動可能に配置するための切欠部22aが設けられている。
図9〜図20は、図1に示した本発明の本実施形態による表示画面旋回装置の垂直方向および水平方向の旋回動作を説明するための図である。次に、図1、図3、図4および図9〜図20を参照して、本実施形態による表示画面旋回装置20の前後方向および左右方向の旋回動作について説明する。
なお、図4に示すように、表示画面旋回装置20が表示画面支持機構80を垂直面に対して前後方向(矢印C方向および矢印D方向)に回動させた場合、ディスプレイ本体10は、上向き方向および下向き方向に回動されるので、以降の動作説明では、前後方向を上向きおよび下向き方向として記述する。
まず、表示画面旋回装置20の上向きおよび下向き方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)の旋回動作について説明する。
図3に示すように、表示画面支持部材81が台座部30上の旋回板31に対して垂直であるとともに正面を向いた状態(旋回ギア部材48の旋回ギア部48aの中央部がギア45の小径ギア部45bと噛合しているとともに、ラックギア63と回動ギア87との噛合方向である矢印S方向および矢印T方向と、ラックプレート60のプレート部材61が直線移動する方向である矢印P方向および矢印Q方向とが一致している状態)から、ユーザが付属リモコン(図示せず)の上方向チルトボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を上向き方向(図1の矢印C方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信される。この信号に基づいて、表示画面旋回装置20のステッピングモータ52が駆動される。具体的には、図3に示すように、ステッピングモータ52が駆動するのに伴って、ステッピングモータ52に取り付けられたウォームギア57が回転するとともに、ギア53を介してトルクリミッタ70の原動側ギア72が矢印E1方向に回転する。そして、トルクリミッタ70の従動側ギア71が同じく矢印E1方向に回転するとともに、ギア54を介してギア55が矢印E2方向に回転する。これにより、ギア55の矢印E2方向への回転に伴い、ギア55に対して水平方向に噛合するラックギア62とともにラックプレート60のプレート部材61が矢印P方向に移動する。
ここで、本実施形態では、プレート部材61が矢印P方向に移動することにより、プレート部材61の挿入孔61cに突出部63aが挿入されているラックギア63も、プレート部材61に伴って矢印S方向に移動される。これにより、ラックギア63が矢印S方向に移動されると、図9に示すように、ラックギア63と噛合している回動ギア87が、噛合状態を維持したまま、矢印C方向に回動される。この結果、図10に示すように、表示画面支持部材81は、上向き方向(矢印C方向)へ旋回される。
その際、表示画面支持部材81の扇状の穴部81dの根元部81iと支持軸83の上面とが当接しながら、表示画面支持部材81と支持軸83とが、一体的に垂直支持部材82の扇状の穴部82dの根元部82eを回動中心として、矢印C方向に回動する。そして、ステッピングモータ52(図3参照)の駆動に伴って、ディスプレイ本体10が取り付けられた表示画面支持部材81が所定の旋回速度で矢印C方向への旋回を継続する。
そして、表示画面支持部材81が、ユーザが所望する角度まで矢印C方向に旋回された場合、ユーザは付属リモコン(図示せず)の上方向チルトボタン(図示せず)の押圧を解除することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を上向き方向(矢印C方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されなくなる。したがって、ステッピングモータ52の駆動が停止される。これにより、表示画面支持部材81は、矢印C方向への旋回を停止するとともに静止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の上向き方向(矢印C方向)への旋回動作がユーザによって継続されている状態において、図10に示すように、ラックプレート60が矢印P方向にスライドされるとともに、プレート部材61の長孔61aおよび61bの内側面の一方端部がボス部材35の側面にそれぞれ当接することによって、ラックプレート60は、矢印P方向へのスライドが規制される。この際、表示画面支持部材81は所定の旋回角度に到達される。したがって、ディスプレイ本体10は、矢印C方向への旋回を停止するとともに静止される。この際、ステッピングモータ52(図3参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ52の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52の駆動力は伝達ギア部51に伝達されない。このため、ラックプレート60の矢印P方向への移動(スライド)が停止した場合には、ステッピングモータ52の駆動に関係なく回転が停止される。
また、図3に示すように、表示画面支持部材81が台座部30上の旋回板31に対して垂直であるとともに正面を向いた状態から、ユーザが付属リモコン(図示せず)の下方向チルトボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を下向き方向(図1の矢印D方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されるとともに、表示画面旋回装置20のステッピングモータ52が駆動される。そして、ステッピングモータ52に取り付けられたウォームギア57が回転するとともに、ギア53を介してトルクリミッタ70の原動側ギア72が矢印F1方向に回転する。そして、トルクリミッタ70の従動側ギア71が矢印F1方向に回転するとともに、ギア54を介してギア55が矢印F2方向に回転する。そして、ラックギア62とともにラックプレート60が矢印Q方向に移動される。
ここで、本実施形態では、プレート部材61が矢印Q方向に移動することにより、プレート部材61の挿入孔61cに突出部63aが挿入されているラックギア63も、プレート部材61に伴って矢印T方向に移動される。これにより、ラックプレート60のラックギア63が矢印T方向に移動されると、図11に示すように、ラックギア63と噛合している回動ギア87が、噛合状態を維持したまま、矢印D方向に回動される。この結果、図12に示すように、表示画面支持部材81は、所定の回転速度で下向き方向(矢印D方向)へ旋回される。
その際、表示画面支持部材81の扇状の穴部81dの根元部81iと支持軸83の上面とが当接しながら、表示画面支持部材81と支持軸83とが一体的に垂直支持部材82の扇状の穴部82dの根元部82eを回動中心として、矢印D方向に回動する。
そして、ディスプレイ本体10(図1参照)が、ユーザが所望する角度まで矢印D方向に旋回された場合、ユーザは付属リモコン(図示せず)の下方向チルトボタン(図示せず)の押圧を解除することによって、ディスプレイ本体10を下向き方向(矢印D方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されなくなり、ステッピングモータ52の駆動が停止される。これにより、表示画面支持部材81は、矢印D方向への旋回を停止するとともに静止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の下向き方向(矢印D方向)への旋回動作がユーザによって継続されている状態において、図12に示すように、矢印Q方向にスライドされたラックプレート60が、プレート部材61の長孔61aおよび61bの内側面の他方端部がボス部材35の側面にそれぞれ当接されることによって、ラックプレート60は、矢印Q方向へのスライドが規制される。したがって、ディスプレイ本体10は、矢印D方向への旋回を停止するとともに静止される。この際、ステッピングモータ52(図3参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ52の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ52の駆動力は伝達ギア部51に伝達されない。このため、ラックプレート60の矢印Q方向への移動(スライド)が停止した場合には、ステッピングモータ52の駆動に関係なく回転が停止される。
次に、表示画面旋回装置20の水平面内における左右方向の旋回動作について説明する。
まず、図4に示すように、表示画面支持部材81が台座部30上の旋回板31に対して垂直であるとともに正面を向いた状態から、ユーザが付属リモコン(図示せず)の水平ターンボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を左方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されるとともに、表示画面旋回装置20のステッピングモータ42が駆動される。具体的には、図13に示すように、ステッピングモータ42が駆動するのに伴って、ステッピングモータ42に取り付けられたウォームギア47が回転するとともに、ギア43を介してトルクリミッタ75の原動側ギア77が矢印E3方向に回転する。そして、トルクリミッタ75の従動側ギア76が矢印E3方向に回転するとともに、ギア44およびギア45を介して、旋回ギア部材48が矢印E4向に回転する。これにより、表示画面支持部材81が取り付けられた台座部30上の旋回板31が矢印G1方向に旋回するので、ディスプレイ本体10は、左方向(図1の矢印A方向)へ所定の回転速度で旋回される。
その際、表示画面支持部材81に固定されている回動ギア87も、図13に示すように、表示画面支持部材81の旋回に伴って矢印H1方向に回動される。この際、図14に示すように、回動ギア87と噛合するように配置されているラックギア63も、噛合を保ったまま回動ギア87の回動に伴って回動される。また、ラックギア63と回動ギア87とは、図13に示すように、旋回板31および表示画面支持部材81の左右方向(矢印G1方向および矢印G2方向)の回動中心線上に位置しているので、ラックギア63は、旋回板31の旋回動作に伴って突出部63aを中心として矢印H1方向に回動するが、初期位置から移動しない。したがって、ラックギア63が初期位置から移動しないので、ラックギア63が設けられているラックプレート60において、ラックギア63が移動した場合に行われる矢印P方向および矢印Q方向への直線的な移動(スライド移動)は行われない。これにより、ディスプレイ本体10の左方向の旋回時に、ディスプレイ本体10が上向きおよび下向き方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に旋回することを抑制することが可能となる。
そして、ディスプレイ本体10(図1参照)が、ユーザが所望する角度まで旋回された場合、ユーザは付属リモコン(図示せず)の水平ターンボタン(図示せず)の押圧を解除することによって、ディスプレイ本体10を左方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されなくなり、ステッピングモータ42の駆動が停止される。これにより、台座部30は、図13および図15に示すように、矢印G1方向への旋回を停止するとともに静止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の左方向(図1の矢印A方向)への旋回動作がユーザによって継続されている状態において、台座部30の旋回角度が最大(本実施形態では30度)となった場合は、旋回板31は台座部30の内部に設けられたストッパ部材(図示せず)に当接することによって、左方向(図1の矢印A方向)への旋回動作が規制される。したがって、台座部30は、矢印G1方向への旋回を停止するとともに静止される。この際、ステッピングモータ42(図13参照)は駆動を継続しているが、ステッピングモータ42の駆動力が所定のトルク値以上となった場合は、ステッピングモータ42の駆動力を伝達ギア部41(図13参照)に伝達されない。このため、旋回板31がストッパ部材(図示せず)に当接した場合には、ステッピングモータ42の駆動に関係なく回転が停止される。
なお、上記の旋回動作は、台座部30を図3および図13に示す矢印G1方向に旋回させる際について説明したが、矢印G1方向とは反対の矢印G2方向へ旋回板31を旋回させる旋回動作の際も、水平旋回駆動部40によって上記と同様の旋回動作が行われる。このため、旋回板31が矢印G2方向へ旋回されることによって、ディスプレイ本体10(図1参照)は右方向(図1の矢印B方向)に旋回されることが可能である。
次に、図13および図15に示すように、台座部30上に垂直に載置されたディスプレイ本体10が左方向(図1の矢印A方向)に所定の角度だけ旋回された状態で、さらに、ディスプレイ本体10(図1参照)が下向き方向(図1の矢印D方向)に旋回される場合の旋回動作について説明する。
まず、図13および図15に示すように、ユーザによって台座部30上の旋回板31が左方向(矢印G1方向)に所定の角度旋回されるとともにその位置で旋回動作が停止された状態(ラックギア63と回動ギア87との噛合方向である矢印S方向および矢印T方向と、ラックプレート60のプレート部材61が直線移動する方向である矢印P方向および矢印Q方向とが一致していない状態)において、付属リモコン(図示せず)の下方向チルトボタン(図示せず)を押圧することによって、上述と同様に、垂直旋回駆動部50(図13参照)が駆動を開始する。つまり、ラックプレート60は、図13に示した位置から図16に示すように、矢印Q方向に移動(スライド)を開始する。
ここで、本実施形態では、ラックプレート60の矢印Q方向への移動に伴って、ラックギア63も同様にラックギア63と回動ギア87との噛合方向(矢印S方向および矢印T方向)と異なる方向である矢印Q方向に移動される。ここで、回動ギア87は、ラックギア63と回動ギア87との噛合方向(矢印S方向および矢印T方向)と垂直な方向(矢印I方向および矢印J方向)に、ラックギア63上をスライド移動することができるように構成されているので、図17に示すように、ラックプレート60のラックギア63に噛合された回動ギア87は、矢印I方向にスライドしながら矢印D方向に回動される。これにより、回動ギア87が固定されている表示画面支持部材81は、下向き方向(矢印D方向)へ旋回される。
その後の旋回動作は、前述のディスプレイ本体10(図1参照)が左右方向(図1の矢印A方向および矢印B方向)に旋回していない状態からディスプレイ本体10が下向き方向(図1の矢印D方向)に旋回される場合と同様である。
また、図19に示すように、ディスプレイ本体10(図1参照)が左方向(図1の矢印A方向)に所定の角度だけ旋回された状態からディスプレイ本体10が上向き方向(図1の矢印C方向)に旋回される場合も、図20に示すように、ラックギア63に噛合された回動ギア87が、矢印J方向にスライドしながら矢印C方向に回動されることによって、上記ディスプレイ本体10が左方向(図1の矢印A方向)に所定の角度だけ旋回された状態からディスプレイ本体10が下向き方向(図1の矢印D方向)に旋回する動作と同様である。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)が右方向(図1の矢印B方向)に所定の角度だけ旋回された状態から、ディスプレイ本体10が上向きおよび下向き方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に旋回される場合も、上記ディスプレイ本体10が左方向(図1の矢印A方向)に所定の角度だけ旋回された状態からディスプレイ本体10が上向き方向(図1の矢印C方向)に旋回する動作と同様である。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)が上向きおよび下向き方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に所定の角度だけ旋回された状態からディスプレイ本体10が左右方向(図1の矢印A方向および矢印B方向)される場合も、ラックギア63と回動ギア87との噛合が保たれたまま、上記左右方向の旋回動作と同様の動作が行われる。
本実施形態では、上記のように、ラックプレート60が水平面内で矢印P方向および矢印Q方向(図3参照)に直線移動されることに伴ってラックギア63が移動されることにより、ラックギア63に噛合された回動ギア87が移動されることによって、表示画面支持部材81を垂直面に対して所定の角度前後方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に回動するように構成することによって、ラックプレート60を水平面内で矢印P方向および矢印Q方向に直線移動させることにより、表示画面支持部材81を前後方向に回動させることによって、ラックプレート60を垂直上方に移動させることにより、表示画面支持部材81に下方からの押圧力を加えて前後方向に回動させる場合と比べて、ディスプレイ本体10の垂直下方に働く重量の影響を少なくすることができるので、大きな力を必要とせずに表示画面支持部材81を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動することができる。また、ギア部材であるラックギア63および回動ギア87を用いることにより、ギアの複数の歯に力が分散されるので、ディスプレイ本体10の垂直下方に働く重量が実質的に一点に集中するように構成される上下方向に移動するように設けられたネジ部材や、ディスプレイ本体10の重量による負荷が固定部に加えられるように構成される連結部材を用いる場合に比べて、表示画面支持部材81を垂直面に対して所定の角度前後方向に回動させるための部品の破損を抑制することができる。
また、本実施形態では、ラックギア63を、ラックプレート60に対して水平面内で矢印H1方向および矢印H2方向(図3参照)に回動可能に設けることによって、表示画面支持部材81が水平面内で所定の角度回動した状態であっても、回動ギア87とラックギア63とを噛合させることができるので、表示画面支持部材81を垂直面に対して所定の角度前後方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に回動させることができる。
また、本実施形態では、回動ギア87を、表示画面支持部材81に対して回動しないように固定するとともに、ラックギア63を、表示画面支持部材81が水平面内で矢印G1方向および矢印G2方向(図3参照)に回動するのに伴って、回動ギア87を介して水平面内で矢印H1方向および矢印H2方向(図3参照)に回動するように構成することによって、ラックギア63を矢印H1方向および矢印H2方向に回動するために別途部材を必要としないので、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、表示画面支持部材81が水平面内で矢印G1方向および矢印G2方向(図3参照)に回動されることに伴って、回動ギア87およびラックギア63が矢印H1方向および矢印H2方向(図3参照)に回動されることにより、ラックプレート60の移動方向(図3の矢印P方向および矢印Q方向)と、回動ギア87とラックギア63との噛合方向(図3の矢印S方向および矢印T方向)とが異なっている状態において、ラックプレート60が水平面内で矢印P方向および矢印Q方向に直線移動されることに伴ってラックギア63が移動される場合に、ラックギア63に噛合された回動ギア87を、ラックギア63の移動に伴って噛合方向に移動可能で、かつ、噛合方向と垂直な方向(図14の矢印I方向および矢印J方向)にラックギア63に対してスライド移動可能なように構成することによって、ラックプレート60の移動方向と、回動ギア87とラックギア63との噛合方向とが異なっている状態においても、ラックプレート60が移動した際に、回動ギア87が噛合方向と垂直な方向にラックギア63に対してスライド移動することにより、回動ギア87とラックギア63との噛合は維持される。これにより、ラックプレート60の移動方向と、回動ギア87とラックギア63との噛合方向とが異なっている状態においても、ラックプレート60の直線移動によって、表示画面支持部材81を垂直面に対して所定の角度前後方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に回動させることができる。
また、本実施形態では、回動ギア87の下面(歯面)87dを、側面から見て、ラックギア63に向かって凸形状で、かつ、円弧状の形状を有するように形成するとともに、ラックギア63を、歯面63bに平坦面状に形成された複数の歯先を有するように構成することによって、ラックギア63が設けられているラックプレート60が水平面内で矢印P方向および矢印Q方向(図3参照)に直線移動することにより、ラックギア63の歯面63bが水平面内で直線移動する。これにより、ラックギア63に噛合され、ラックギア63に向かって凸形状で、かつ、円弧状の下面(歯面)87dを有する回動ギア87は、ラックギア63の直線移動に伴って回動するように移動されるので、回動ギア87が設けられている表示画面支持部材81を、垂直面に対して所定の角度前後方向(図1の矢印C方向および矢印D方向)に回動させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、テレビジョン装置の一例としての液晶テレビジョン100に表示画面旋回装置20を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、有機ELパネルなどの液晶パネル以外のディスプレイ本体(表示パネル)を有するテレビジョン装置に表示画面旋回装置を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、略円弧状の歯面を有する回動ギア87を表示画面支持部材81の下面に配置するとともに、平坦面状の歯面を有するラックギア63を、ラックプレート60の上面に配置する例を示したが、本発明はこれに限らず、平坦面状の歯面を有する第2ギアを、表示画面支持部材の下面に配置するとともに、第2ギアに向かって凸形状で、かつ、略円弧状の歯面を有する第1ギアをラックプレートの上面に配置するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ラックプレート60を水平面内で矢印P方向および矢印Q方向(図3参照)に直線移動させるために、ラックギア62をギア55の小径ギア部55bを噛合させることによって、回転運動を直線移動に変換するように構成している例を示したが、本発明はこれに限らず、ソレノイドなどの直線移動可能なものをラックプレートに取り付けることによって、ラックプレートを水平面内で直線移動可能なように構成してもよい。
また、上記実施形態では、水平旋回駆動部40および垂直旋回駆動部50の駆動源としてステッピングモータ42および52をそれぞれ設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、1つの駆動源によって水平旋回駆動部および垂直旋回駆動部の両方を駆動させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの分解斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の構成を説明するための平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の構成を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の詳細構造を説明するための分解斜視図である。 本発明の一実施形態による表示画面支持機構および旋回板の詳細構造を説明するための分解斜視図である。 本発明の一実施形態による表示画面支持部材と垂直支持部材とを支持軸により組み付けた図である。 本発明の一実施形態によるラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。 本発明の一実施形態によるラックギアを矢印S方向に移動させた場合のラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の上向き方向(矢印C方向)の旋回動作を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるラックギアを矢印T方向に移動させた場合のラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の下向き方向(矢印D方向)の旋回動作を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の左方向(矢印A方向)の旋回動作を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させた場合のラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置の左方向(矢印A方向)の旋回動作を説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させた場合の表示画面旋回装置の下向き方向(矢印D方向)の旋回動作を説明するための平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による、表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させるとともに下向き方向(矢印D方向)に旋回させた場合の、ラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させた場合の表示画面旋回装置の下向き方向(矢印D方向)の旋回動作を説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させた場合の表示画面旋回装置の上向き方向(矢印C方向)の旋回動作を説明するための平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による、表示画面旋回装置を左方向(矢印A方向)に旋回させるとともに上向き方向(矢印C方向)に旋回させた場合の、ラックギアと回動ギアとの噛合を示した図である。
符号の説明
10 ディスプレイ本体(表示画面部)
20 表示画面旋回装置
60 ラックプレート
63 ラックギア(第2ギア)
81 表示画面支持部材
87 回動ギア(第1ギア)
100 液晶テレビジョン(テレビジョン装置)

Claims (5)

  1. 第1ギアが設けられ、表示画面部を支持する表示画面支持部材と、
    水平面内で回動可能に構成され、前記表示画面支持部材を支持する旋回板と、
    前記旋回板に固定され、前記表示画面支持部材を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する垂直支持部材と、
    前記第1ギアと噛合する第2ギアが設けられ、前記旋回板の水平面内の回動角度に拘わらず、所定の方向に直線移動可能なラックプレートとを備え、
    前記第2ギアは、前記ラックプレートに対して水平面内で回動可能に設けられており、
    前記ラックプレートが水平面内で前記所定の方向に直線移動されることに伴って前記第2ギアが前記所定の方向に移動されることにより、前記第2ギアに噛合された前記第1ギアが移動されることによって、前記表示画面支持部材が垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成されている、表示画面旋回装置
  2. 前記第1ギアは、前記表示画面支持部材に対して回動しないように固定されており、
    前記第2ギアは、前記表示画面支持部材が水平面内で回動するのに伴って、前記第1ギアを介して水平面内で回動するように構成されている、請求項に記載の表示画面旋回装置。
  3. 前記表示画面支持部材が水平面内で回動されることに伴って、前記第1ギアおよび前記第2ギアが回動されることにより、前記ラックプレートの移動方向と、前記第1ギアと前記第2ギアとの噛合方向とが異なっている状態において、前記ラックプレートが水平面内で直線移動されることに伴って前記第2ギアが移動される場合に、前記第2ギアに噛合された前記第1ギアは、前記第2ギアの移動に伴って前記噛合方向に移動可能で、かつ、前記噛合方向と垂直な方向に前記第2ギアに対してスライド移動可能なように構成されている、請求項に記載の表示画面旋回装置。
  4. 前記第1ギアの歯面は、側面から見て、前記第2ギアに向かって凸形状で、かつ、円弧状の形状を有するように形成されているとともに、前記第2ギアは、平坦面状に形成された複数の歯先を有するラックギアである、請求項1〜のいずれか1項に記載の表示画面旋回装置。
  5. テレビ映像を表示する表示画面部と、
    第1ギアが設けられ、前記表示画面部を支持する表示画面支持部材と、
    水平面内で回動可能に構成され、前記表示画面支持部材を支持する旋回板と、
    前記旋回板に固定され、前記表示画面支持部材を垂直面に対して前後方向に回動可能に支持する垂直支持部材と、
    前記第1ギアと噛合する第2ギアが設けられ、前記旋回板の水平面内の回動角度に拘わらず、所定の方向に直線移動可能なラックプレートとを備え、
    前記第2ギアは、前記ラックプレートに対して水平面内で回動可能に設けられており、
    前記ラックプレートが水平面内で前記所定の方向に直線移動されることに伴って前記第2ギアが前記所定の方向に移動されることにより、前記第2ギアに噛合された前記第1ギアが移動されることによって、前記表示画面支持部材が垂直面に対して所定の角度前後方向に回動されるように構成されている、テレビジョン装置。
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