JP3833184B2 - 平面表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面表示装置に関し、特に表示画面を傾けるための回動機構を有する平面表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省スペース化と省電力化に優れた液晶表示装置などの平面表示装置の開発が盛んになってきている。平面表示装置において、表示画面が上方及び下方に向くように回動させることができる回動機構を有する装置が存在する。以下、このような回動機構を有する従来の平面表示装置について説明する。
【0003】
図3は、平面表示装置(具体的には液晶テレビ)を側方から見た概略構成図である。図3に示すように、回動機構を有する平面表示装置1は、表示画面7aを有する表示部本体2と、平面表示装置1を床やラックの上に配置する際に床やラックと接触し平面表示装置1を支える土台となるスタンドベース3と、スタンドベース3と表示部本体2とを連接して配置され表示部本体2をスタンドベース3より所定の高さだけ高い位置に保つ支柱4とを備えている。本明細書においては、これらスタンドベース3と、支柱4と、支柱連結部9と、を合わせて、スタンドと称することがある。
【0004】
表示部本体2において、表示画面7a及びその背面7bが他の面に比べて非常に大きい面積を有する略直方体の形状を有している。表示画面7aへの表示方式としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ等の、CRT(Cathord Ray Tube)と比較して非常に薄いタイプの表示方式を用いた表示装置が使用される。
【0005】
表示部本体2の例えば背面7bに、支柱4と表示部本体2とを連接する連接部5が設けられている。連接部5は、平面表示装置1を水平面上に置いた場合に、これと平行な水平面に含まれる軸を回動軸として表示部本体2を回動させるための機構を有する回動支持部8と、支柱4と連接部5とを連接するための支柱連結部9と、を備えている。また、表示部本体2の連接部5が配置された面と同一の面であり、かつ、スタンドベース3が配置された側とは相対する側(以下、本明細書においては当該側を上側とし、上側とは反対の側を下側として記載する場合がある。)には、回動支持部8の水平軸周りに表示部本体2を回動させる際に使用者が力を加えやすいように、把手6が設けられている。把手6は、例えば円柱状の形態を有しており、その上端部6aが握りやすい形状に加工されている。
【0006】
上記構成を有する平面表示装置1は、把手6の上端部6aを握って回動支持部8を軸として表示部2を回動させることにより、表示部2を鉛直よりも下方を向くように、或いは、鉛直よりも上方向くように傾けることができる。この場合の回動可能な角度の範囲は特に限定はされないが、一般には、表示画面7aが鉛直線を含む位置を中心として、上方向又は下方向にそれぞれ10°程度傾けることが可能になっている。上記平面表示装置においては、使用状況に応じて見やすいように表示画面を傾けることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の平面表示装置によれば、表示画面7aを傾けることは可能であるが、表示画面7aが下方を向くように傾ける場合と、上方を向くように傾ける場合とでは、使用者が傾ける動作を行うために必要な力が異なる。すなわち、平面表示装置1においては、表示部本体2の重心Cが回動軸よりも表示画面7a側であって、かつ、回動軸よりも鉛直方向上方に存在する場合が多いため、表示画面7aが下方を向くように傾ける際には、表示部本体2の重量Wが表示画面7aを傾ける動作をアシストする方向に働く(実トルクとしてはW×Lで表され、Lは回動軸と重心Cとの間の距離である)のに対し、表示画面7aが上方を向くように傾ける際には、表示部本体2の重量Wがその傾ける動作に逆らう方向に作用する。
【0008】
このように、表示部本体2を傾ける動作に必要な力がその方向によって異なることは、使用者にとって非常に使い勝手が悪い。このような問題は、表示部本体2が大きいほど顕著になり、近年の平面表示装置の大型化に伴いその問題はさらに深刻になっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、表示画面を備えた平面状の表示部本体と、該表示部本体を前記表示画面が上方に向く方向及び下方に向く方向に回動するための回動軸とを備えた平面表示装置において、前記表示部本体を回動させる動作をアシストする回動動作アシスト手段を備えたことを特徴とする。かかる構成とすることによって、平面表示装置の表示画面が上方に向く方向に回動させるのに必要な力を少なくすることができる。したがって、表示画面の回動方向による回動力の違いを解消することが可能である。
【0010】
上記平面表示装置において、さらに、前記回動動作アシスト手段によるアシスト力を調整するアシスト力調整手段を設けることも可能である。アシスト力の調整することにより、回動部と表示部本体との重心の位置が変更されるように設置した場合にも対応可能である。
【0011】
尚、この回動動作アシスト手段の補助力は、表示部本体の回動方向と関係なく一定な力で使用者が回動できるようにすること望ましいが、完全に一定である必要はない。表示画面が下方を向くように傾ける時の方が、使用者の動作が手前に引く動作になるため力が加えやすいことを考慮すれば、表示部が上方を向くように回動する時の方がむしろ小さな力で回動できるようにアシスト手段の補助力を調整すると、更に良好な使用感を使用者に提供し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る平面表示装置の回動機構について、図1(a)から図1(c)及び図2を参照して説明する。尚、回動機構以外の構成に関しては、上記平面表示装置1と同じ構成で良いため、図3及び図3に付された符号とを参照して説明を行う。図1(a)は、本発明の一実施の形態による平面表示装置の回動機構の構成例を示す図であって、平面表示装置1に用いられる回動支持部8を示す正面図である。図1(b)は、図1(a)の側面図である。図1(c)は、回動軸の構成例を示す図である。図2は、図1(a)から図1(b)までの斜視図である。
【0013】
本実施の形態による平面表示装置に設けられる回動支持部8は、取り付けブラケット10と、回動軸11と、ワッシャ群12と、動作力アシストばね13と、を含んで構成されている。以下、各構成について説明した後に、構成相互の関係について説明する。
【0014】
(取り付けブラケット)
取り付けブラケット10は、表示部本体2の背面7bと面接触するように取り付ける面である表示部本体取付面18と、この表示部本体取付面18の一辺から表示部本体取付面18に対して垂直に立ち上がる回動軸取付辺19と、を有している。表示部本体取付面18には、取付孔20が数箇所(図1(a)においては4個所)配置されており、これを用いて表示部本体2に取り付けブラケット10を固定することが可能である。回動軸取付辺19の一側には回動軸11を挿入する回動軸挿入孔Hが設けられた略円板状の平板14bが設けられており、平板14bには、動作力アシストばね13の取付けブラケット側取付け部13c(後述する)を挿入するばね挿入孔25が回動軸挿入孔Hとは独立して設けられている。さらに、平板14bには、表示部本体取付面18と平行に延びる突出片14aが、例えば上下1枚ずつ設けられている。この突出片14aは、スタンド側に設けられるストッパ9a(図4参照)の切欠き9bに嵌めあわされ、突出片14aが切欠き9bの両端部9cのいずれか一方に当接することにより、回動軸の回動角が所定の範囲に規制されることになる。
【0015】
(ストッパ)
ストッパ9aは、図4に示されるように、中心部に回動軸11の一方端11aが圧入される貫通孔9dと、該貫通孔9dを挟んで対向配置された切欠き9b、9bと、スタンドにストッパ9aを取り付けるための一対の取付孔9eが備えられている。スタンド4には取付孔9eと対応する位置に固定孔(不図示)が設けられており、取付孔9eと固定孔の位置を合わせてネジ締めすることにより、ストッパ9aがスタンドに固定される。貫通孔9dは、回動軸11の一方端11aと形状及び大きさが同等に形成されており、回動軸11を貫通孔9dに圧入することにより、回動軸11は貫通孔9dにカシメ固定される。切欠き9b、9bは、その両端部が所定の角度離間した切欠きであり、回動支持部8を組み上げた状態で突出片14aが、切欠き9b、9bの間に配置される。
【0016】
(回動軸)
回動軸11は、その軸方向断面が図1(c)のように構成されており、回動軸Aの方向の一方から、動作力アシストばね13の回動軸側固定部13aを挿入可能な大きさを有する溝21と、その溝21の他方側に動作力アシストばね13の内径よりもやや小さい外径を有するばね配置部22と、動作力アシストばね13の内径よりもやや大きい外径を有するワッシャ受部23と、ワッシャ群12が外装される軸部24と、が配置されている。また、溝21の他方側端部は、ばね配置部22の一方側より動作力アシストばね13の直径程度の深さに配置される。
【0017】
(ワッシャ群)
上記回動軸11は、ワッシャ群12を所定の順序で嵌め合わされて、回動軸挿入孔Hに挿入される。ワッシャ群12の配置順序は次のとおりである。すなわち、ワッシャ受け部23の他方側端面から、軸部24の他方側端部に向かって順に、ウェーブワッシャ12a、平ワッシャ40a、回動軸取付片19、平ワッシャ40b、平ワッシャ12b、ウェーブワッシャ12c、平ワッシャ12d、カシメ受けワッシャ12eの順である。これらのワッシャ類が、平板14bに対して互いに近づく方向に向けて押し付けられることにより発生する平ワッシャ40a及び平ワッシャ40bと平板14bとの当接面等における摩擦力を利用して、把持部6を介して摩擦力に打ち勝つある値以上のトルクが生じた場合にのみ、回動軸11に対して、取り付けブラケット10(従って表示部本体2)が回動するように構成されている。
【0018】
(動作力アシストばね)
動作力アシストばね13は、その一方より他方に向かって、回動軸11に自身を取り付けるための回動軸側取付け部13aと、動作力をアシストする付勢力を発生するばね部13bと、取付けブラケット10に自身を取り付ける取付けブラケット側取付け部13cと、を有している。回動軸取付け部13aは、回動軸11の半径よりも長い程度の長さを有する直線状の形状を有し、前述した通りに回動軸11の溝21に挿入されて、取付けブラケット10を回動する動作力が働いたときに回動軸11から抜けないようにする働きを有する。
【0019】
ばね部13bは、少なくとも回動軸11の外周を一周する程度の周長を有して形成されており、ばね部13bに対して全く力が加わっていない定常位置においては、表示部本体2の表示画面7aが上方に向く方向に最も傾いた状態になるようにされている。さらに、取付けブラケット側取付け部13cは、少なくともワッシャ受部23の一方側端面から回動軸取付辺19(平板14b)の他方側端面から突出する程度の長さを有しており、動作力が加わった場合に端部がばね挿入孔25から抜けない程度に形成されている。以上のような構成を有する平面表示装置において、使用者が表示画面7aを所望の方向に傾ける際に、以下に説明するように動作力のアシストを行う。
【0020】
すなわち、表示画面2が上方に向く方向に最も傾いた状態においては、動作力アシストばね13には全く力がかからないようになっている。この位置にある表示部本体2を表示画面7aが下方を向く方向に傾けようとすると、動作力アシストばね13が定常状態より縮む方向に動作するため弾性エネルギが貯えられる。この際、動作力アシストばね13の付勢力は、使用者が把持部6を介して平面表示装置1に加えた力に対して逆らう方向に働くため、使用者が表示部本体2を回動させるのに必要な力は、動作力アシストばね13が設けられていない場合と比べて大きくなる。しかし、表示画面7aが下方を向く方向に表示部本体2を傾けようとする動作を行う場合には、表示部本体2の重量が動作をアシストする方向に加わるため、さほど、使用者は負担なく表示部本体2を回動させることができる。
【0021】
次に表示画面7aが上方を向く方向に傾けて最も上方を向いた状態にしようとする場合には、動作力アシストばね13が貯えていた弾性エネルギに基づく付勢力が、その動作をアシストする方向に作用する。従って、表示画面7aが上方に向く方向に表示部本体2を傾ける作業を非常に容易なものとなる。
【0022】
以上より、従来の構成では、表示画面7aが下方を向く方向に傾けるときよりも、表示画面7aが上方を向く方向に傾ける際には、表示部本体2の重心位置と回動軸の距離及び表示部本体2の重量から決定されるトルクの分だけ大きな力が必要であったが、このような不均一性を是正し、なるべく均一な動作力により回動動作させることができる平面表示装置を構成することができる。
次に、上記実施の形態の変形例による平面表示装置について説明する。
【0023】
(第1変形例)
表示部本体2を傾ける向きに依存せずに動作力が一定になる平面表示装置にするために、表示部本体2の重心位置と回動軸の距離及び表示部本体2の重量から決定されるトルクと同等の付勢力を発生する動作力アシストばね13を使用する。このように構成することにより、動作力がより一定な状態で回動する平面表示装置を構成することができる。
【0024】
(第2変形例)
上記の実施の形態による平面表示装置においては、表示画面7aが最も上方を向くように配置される場合を動作力アシストばね13の定常位置として記載した。これは、表示部本体2の重心が回動軸11より表示画面7a側にあり、かつ、表示画面7aが最も上方を向く状態の場合であっても、重心が回動軸11の鉛直上方を越えないように形成されていることを前提としている。従って、上記の前提が異なると、動作力アシストばね13の定常位置も異なることになる。
【0025】
例えば、表示部本体2の重心がその回動動作中に回動軸11の鉛直上方を通過する場合は、上記重心が回動軸11の鉛直上方にある時を動作力アシストばね13の定常位置として設計する。このように設計することにより、上記の場合に一定な動作力で回動する平面表示装置を構成することができる。
【0026】
(第3変形例)
表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方よりも表示画面7側とは相対する側にある場合には、ばねの定常位置をそれに合わせて変化させる必要がある。すなわち、表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方よりも表示画面7側とは相対する側にあって、かつ、回動動作により表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方を越えない場合には、表示画面7aが最も下方を向くときを、動作力アシストばね13の定常位置に設定する。
【0027】
また、表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方よりも表示画面7側とは相対する側にあって、かつ、その回動動作により表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方を越えるとき場合には、表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方に位置するときを動作力アシストばね13の定常位置とする。このようにすることにより、動作力アシストばね13の付勢力により、使用者はほぼ均一な力で表示部本体2を回動させることができる。
【0028】
(変形例4)
回動軸11の鉛直上方に表示部本体2の重心がある場合について説明する。このような場合には、表示画面7aが下方を向くように傾ける際も、上方に向くように傾ける際も、同じだけの力を必要とように思われるが、実際には、表示部本体2が傾くと、表示部本体2の重心は回動軸11の鉛直上方から表示部本体2が傾いた方向に移動することになるため、例えば、回動軸11の鉛直上方に重心がある場合を基点として、表示画面7aが下方に向く方向に表示部本体2を傾ける場合には、表示部本体2の重心がその傾く方向に移動していき、回動動作をアシストする力を発生させる。
【0029】
そして、一度、表示画面7aが下方に向く方向に表示部本体2を傾けた後に、再び、回動軸11の鉛直上方に表示部本体2の重心が配置される位置にまで戻そうとすると、表示部本体2の重さが抵抗になるために大きい動作力が必要となる。
【0030】
従って、このような場合でも、表示部本体2の重心が回動軸11の鉛直上方になる場合を、動作力アシストばね13の定常位置とし、ばねの付勢力を利用することにより回動方向に拘らず動作力の均一化を図ることができる。
【0031】
以上、本実施の形態に沿って説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば、変形例1に記載した技術は、変形例2、変形例3及び変形例4にも適用可能である。
【0032】
また、上記平面表示装置1において、さらに、回動動作アシスト手段によるアシスト力を調整するアシスト力調整手段を設けることも可能である。アシスト力調整手段としては、例えば、バネ配置部22に、互いに交差する複数の溝21を設けておき、いずれの溝21内に動作力アシストバネ13の回動軸側取り付け部13aを取り付けるかにより、バネの付勢力を変更する手段としても良いし、或いは、ばね挿入孔25を複数設けておき、動作力アシストばね13の取付けブラケット側取付け部13cをいずれのばね挿入孔25に挿入するかにより付勢力を調整することも可能である。上記構成によりアシスト力を調整することにより、回動部と表示部本体との重心の位置が変更されるように設置した場合にも対応可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、平面表示装置の表示部本体2を回動軸を軸心として、表示画面7が上方を向く方向或いは下方を向く方向に回動動作させる際に、その回動に必要な動作力の均一化をはかることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施の形態による動作力アシスト機構の構成例を示す側面図であり、図1(b)は正面図であり、図1(c)は、動力アシスト機構のうち回動軸の構成を示す図である。
【図2】図1の動作力アシスト機構の構成を示す斜視図である。
【図3】回動機能を有する一般的な平面表示装置の側面図であり、本実施の形態による平面表示装置の側面図を兼ねる図である。
【図4】スタンド側に設けられるストッパの構成を示す図であり。ストッパの切欠きと取り付けブラケット側の突出片との位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1…平面表示装置、2…表示部本体、3…スタンドベース、4…支柱、5…連接部、6…把手、6…上端部、7…表示画面、7b…背面、8…回動支持部、9…支柱連結部、9a…ストッパ、9b…切欠き、9c…両端部、9d…貫通孔、9e…取り付け孔、10…取り付けブラケット、11…回動軸、12…ワッシャ群、13…動作力アシストバネ、13a…回動軸側固定部、13b…ばね部、13c…取付けブラケット側取付け部、14a…突出片、14b…平板、19…回動軸取付辺。
Claims (10)
- 表示画面を備えた平面状の表示部本体と、
略鉛直方向に直立するスタンド部と、
該表示部本体と前記スタンド部とを直接接続する回動支持部であって、鉛直方向に対して前記表示画面が上方に向く方向及び下方に向く方向に前記表示部本体を回動するための回動軸を備えた回動支持部と、を有し、
前記回動支持部に設けられ、前記表示部本体を回動させる動作をアシストする回動動作アシスト手段であって、前記表示部本体が回動可能な角度範囲内において、前記表示部本体の重心が前記回動軸の表示画面配置側に存在する場合に前記表示画面を上方に向ける方向に回動させる動作をアシストし、前記表示部本体の重心が前記回動軸の表示画面配置側とは相対する側に存在する場合に前記表示画面を下方に向く方向に回動させる動作をアシストする回動動作アシスト手段を備えたことを特徴とする平面表示装置。 - 前記回動動作アシスト手段は、前記表示部本体の重心が前記回動軸の鉛直上方に位置する場合を定常位置として、前記表示部本体の回動動作をアシストする方向に前記表示部本体を付勢する弾性体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の平面表示装置。
- さらに、前記弾性体の弾性力を調整することにより、前記回動動作アシスト手段によるアシスト力を調整するアシスト力調整手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の平面表示装置。
- 前記表示部本体の重心が前記回動軸の鉛直上方に位置する場合を定常位置として前記表示画面が上方に向く方向の回動動作と下方に向く方向の回動動作とに必要な力が一定になる方向に前記表示部本体の回動動作をアシストする弾性体が前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の平面表示装置。
- 前記表示画面が上方を向く方向に最も傾いた状態においては、前記回動動作アシスト手段によるアシストが働かないように構成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の平面表示装置。
- 表示画面を備えた平面状の表示部本体と、
略鉛直方向に直立するスタンド部と、
該表示部本体と前記スタンド部とを直接接続する回動支持部であって、鉛直方向に対して前記表示画面が上方に向く方向及び下方に向く方向に前記表示部本体を回動するための回動軸を備えた回動支持部と、を有し、
該回動支持部は、前記表示部本体の背面と面接触するように取り付ける面である表示部本体取付面と、該表示部本体取付面の一辺から該表示部本体取付面に対して垂直に立ち上がる回動軸取付辺と、を有し、該回動軸取付辺の一側には前記回動軸を挿入する回動軸挿入孔が設けられた略円板状の平板が設けられており、該平板には、動作力をアシストする動作力アシストばねの取付けブラケット側取り付け部を挿入するばね挿入孔が前記回動軸挿入孔とは独立して設けられており、さらに、前記平板には、前記表示部本体取付面と平行に延びる突出片がスタンド側に設けられるストッパの切欠き部に嵌めあわされ、前記突出片が前記切欠きの両端部のいずれか一方に当接することにより、回動軸の回動角が所定の範囲に規制されるように配置されていることを特徴とする平面表示装置。 - 前記ストッパは、その中心部に前記回動軸の一方端が圧入される貫通孔と、該貫通孔を挟んで対向配置された第1及び第2の切欠きと、前記スタンドにストッパを取り付けるための一対の取付孔と、が備えられ、前記スタンドには前記取付孔と対応する位置に固定孔が設けられており、前記取付孔と前記固定孔の位置を合わせてネジ締めすることにより、 前記ストッパがスタンドに固定され、前記貫通孔は、前記回動軸の一方端と形状及び大きさが同等に形成されており、前記回動軸を前記貫通孔に圧入することにより、前記回動軸は前記貫通孔にカシメ固定され、前記第1及び第2の切欠きは、その両端部が所定の角度離間した切欠きであり、前記回動支持部を組み上げた状態で前記突出片が、前記第1及び第2の切欠きの間に配置されることを特徴とする請求項6に記載の平面表示装置。
- 前記回動軸は、その軸方向断面が、前記動作力アシストばねの前記回動軸側を該回動軸の方向の一方側から挿入可能な大きさを有する溝部と、該溝部の他方側に前記動作力アシストばねの内径よりもやや小さい外径を有するばね配置部と、動作力アシストばねの内径よりもやや大きい外径を有するワッシャ受部と、ワッシャ群が外装される軸部と、が配置されており、前記溝部の他方側端部は、ばねの配置されている部分の一方側より前記動作力アシストばねの直径程度の深さに配置されることを特徴とする請求項7に記載の平面表示装置。
- 前記動作力アシストばねは、その一方より他方に向かって、前記回動軸に自身を取り付けるための回動軸側取付け部と、動作力をアシストする付勢力を発生するばね部と、前記取付けブラケットに自身を取り付ける取付けブラケット側取付け部と、を有しており、前記回動軸取付け部は、前記回動軸の半径よりも長い直線状の形状を有し、前記回動軸の前記溝部に挿入されて、前記取付けブラケットを回動する動作力が働いたときに前記回動軸から抜けないように配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の平面表示装置。
- 前記ばね部は、少なくとも前記回動軸の外周を一周する程度の周長を有して形成されており、前記ばね部に対して全く力が加わっていない定常位置においては、前記表示部本体の前記表示画面が上方に向く方向に最も傾いた状態になるように配置されていることを特徴とする請求項9に記載の平面表示装置。
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