JP2009174423A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射弁の構造が複雑化するのを抑制しつつ、フィルタが取り付けられる部材の形状精度の低下の抑制およびフィルタの設計の自由度の向上を図る。
【解決手段】燃料噴射弁1は、燃料が流通する収納部4を有するケーシング3と、弁座7aと、弁座7aに離着座可能な弁部材9と、弁部材9を弁座に離着座させる駆動部Zと、を備える。弁部材9および駆動部Zの少なくともいずれかに、燃料を濾過するフィルタ21がインサート成形によって設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料を濾過するフィルタを備える燃料噴射弁に関する。
従来、燃料をフィルタによって濾過し、その濾過した燃料を噴射する燃料噴射弁がある。このようなフィルタとして、フィルタ専用のフィルタ支持部材によって保持されたフィルタや、弁部材に溶接されたフィルタ(特許文献1参照)、深絞り形成されたスリーブの一端部に複数の孔が形成されることで構成されたフィルタ、即ちスリーブの一部を構成しているフィルタ(特許文献2参照)が知られている。
このような燃料噴射弁では、燃料中の異物がフィルタによって除去される。これにより、閉弁の際に弁部材と弁座との間に異物が入り込むことによって発生する燃料漏れの防止や、燃料噴射孔が異物で詰ることの防止などが図られている。
特開平5−10221号公報 特表2004−518864号公報
しかしながら、フィルタをフィルタ支持部材によって保持する構造では、フィルタ専用のフィルタ支持部材を設けなければならず、燃料噴射弁の部品点数が増加して燃料噴射弁の構造が複雑化するという問題がある。また、フィルタが弁部材に溶接された構造では、溶接時に溶接の熱で弁部材が変形してしまい弁部材の形状精度が低下してしまうという問題がある。また、深絞り形成されたスリーブの一部をフィルタが構成している構造では、フィルタの材質や厚さがスリーブの材質や厚さによって決定されてしまうため、フィルタの設計の自由度が低いという問題がある。
そこで、本発明は、燃料噴射弁の構造が複雑化するのを抑制しつつ、フィルタが取り付けられる部材の形状精度の低下の抑制およびフィルタの設計の自由度の向上を図ることを目的とする。
請求項1に記載の発明の燃料噴射弁は、燃料が流通する収納部を有するケーシングと、前記収納部に設けられた弁座と、前記収納部内に配置され、前記弁座に離着座可能な弁部材と、前記収納部内に配置された内側構成部材を有し、前記弁部材を前記弁座に離着座させる駆動部と、前記弁部材と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射部と、を備え、前記弁部材および前記内側構成部材の少なくともいずれかに、前記収納部内の燃料をろ過するフィルタがインサート成形によって設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記弁部材および前記内側構成部材のうち前記フィルタが設けられている部材は、金属粉末射出成形によって成形されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の燃料噴射弁において、前記駆動部は、一端部が前記弁部材に接続され、前記弁部材を閉弁方向に付勢して前記弁部材を着座させる付勢部材と、前記付勢部材の他端部を支持する支持部材と、磁力を発生させて前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁部材を離座させる電磁コイルと、離座した前記弁部材の離座方向への移動を規制して前記弁部材を位置決めする位置決め部材と、を有し、前記支持部材および前記位置決め部材は、前記内側構成部材であり、前記弁部材、前記支持部材および前記位置決め部材の少なくともいずれかに、前記フィルタがインサート成形によって設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の燃料噴射弁において、前記フィルタは、前記位置決め部材に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の燃料噴射弁において、前記フィルタは、前記支持部材に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁において、前記フィルタは、前記弁部材に設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記弁部材および前記内側構成部材のうち前記フィルタが設けられている部材は、樹脂製であることを特徴とする。
本発明によれば、弁部材および駆動部の内側構成部材の少なくともいずれかに、フィルタがインサート成形によって設けられていることにより、フィルタ専用のフィルタ支持部材が不要であるので、燃料噴射弁の構造の複雑化を抑制することができる。本発明によれば、弁部材および駆動部の内側構成部材の少なくともいずれかに、フィルタがインサート成形によって設けられていることにより、フィルタが取り付けられる部材は、フィルタの取り付けとともに成形されるので、該部材の成形後に該部材にフィルタ取付のための加工を施さなくて良く、したがって、フィルタが設けられる部材の形状精度の低下を抑制することができる。本発明によれば、弁部材および駆動部の内側構成部材の少なくともいずれかに、フィルタがインサート成形によって設けられていることにより、フィルタの素材や厚さをフィルタが設けられる部材と同じにする必要がないので、フィルタの設計自由度の向上を図ることができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。本実施形態は、内燃機関に用いられる燃料噴射弁への適用例である。図1は、本実施形態にかかる内燃機関に取り付けられた状態の燃料噴射弁を示す断面図、図2は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)、図3は、本実施形態に設けられるコア筒を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図1に示すように、燃料噴射弁1は、燃料配管101に設けられたボス部102に接続され、燃料配管101内を流れる燃料を内燃機関103内(吸気ポート103aやシリンダ103b内等)に噴射するものである。
本実施形態では、燃料噴射弁1は、内燃機関103に形成された挿入口103cに挿嵌されて内燃機関103に取り付けられている。燃料噴射弁1から噴射された燃料は、吸気弁103dが開弁状態のときに、内燃機関103のエンジンブロック103eに形成されたシリンダ103b内に供給されるようになっている。
図2に示すように、燃料噴射弁1は、本体部として、弁ボディ2や、ケーシングとしての磁性筒体3、コア筒5、ヨーク13、樹脂カバー16等を含んで構成されている。
磁性筒体3は、例えば、磁性を有するステンレス材料等の素材に深絞り加工等のプレス加工を施すことにより、段差を有する薄肉の金属管として形成されており、燃料が流通する収納部4が内部に形成されている。本実施形態では、磁性筒体3の軸方向の一端側には大径部3aが、また他端側にはより小径の小径部3bが、それぞれ形成されており、大径部3aの端部が燃料配管101のボス部102内に挿入された状態で、磁性筒体3が燃料配管101に接続されるようになっている。
磁性筒体3(大径部3a)の入口側の外周面には、磁性筒体3と燃料配管101のボス部102との間の液密を確保するOリング18が外装されている。
磁性筒体3の収納部4内には、位置決め部材であるコア筒5が嵌挿されている。コア筒5は、後述する弁部材9のアンカ部10、ヨーク13と共に電磁コイル15による閉磁路を形成する。コア筒5は、弁部材9を所定の開弁位置に位置決めするものである。本実施形態では、コア筒5は、磁性筒体3の小径部3b内に圧入して取付けられ、その先端面は弁部材9を構成するアンカ部10の端面に閉弁時に小さな隙間δをもって対面する構成となっている。
コア筒5は、図2および図3に示すように、円筒状に形成されており、その内部に支持部材である円筒状のアジャスタ筒19が嵌挿されている。コア筒5の内部には、アジャスタ筒19の内部を経由する燃料通路20aが貫通形成されている。また、コア筒5には、燃料通路20aの入口に位置したフィルタ21が設けられている。このコア筒5は、金属粉末射出成形(MIM:メタル・インジェクション・モールド)され、且つインサート部材としてのフィルタ21がインサート成形されて、形成されている。
フィルタ21は、シート状の金属メッシュであり、その周縁部がコア筒5内に埋まっている。このフィルタ21は、燃料通路20aを通過する収納部4内の燃料を濾過する。
図2に示すように、磁性筒体3の収納部4の下流側端部には、筒状の弁座部材7が配設される。この弁座部材7には、弁部材9の弁部11を着座させるとともに開弁時には当該弁部11を取り囲んで環状の燃料流路を形成する弁座7aが設けられている。即ち、収納部4に弁座7aが設けられている。また、弁座部材7には、弁座7aと弁部材9との間を通過した燃料が流通する出口7bが形成されている。本実施形態では、小径部3b内に圧入した磁性筒体3の外周側を当該小径部3bに全周に亘って溶接することで、弁座部材7が当該磁性筒体3の端部に固定されている。
弁座部材7の先端面の出口7bを覆う位置には、噴射部であるノズルプレート8が例えば溶接によって固定されており、このノズルプレート8に設けられた噴射孔(図示せず)から所定の位置あるいは方向に燃料を噴出できるようになっている。
また、磁性筒体3(小径部3b)の収納部4内には、コア筒5と弁座部材7との間に、弁座7aに離着座可能に軸方向に変位可能である弁部材9が収容されている。本実施形態では、弁部材9は、磁性金属材料により軸方向に延びる段付筒状に形成されたアンカ部10と、アンカ部10の先端部に固着されて弁座部材7の弁座7aに離着座する球状の弁部11と、を備えている。アンカ部10の上部には、凹部10aが形成されている一方、アンカ部10の下部の側面には、開口窓部9aが形成されている。そして、アンカ部10の内部には、凹部10aを始点として開口窓部9aに至る燃料通路20bが形成されている。弁部材9の周囲には、背圧室6が形成されており、この背圧室6に開口窓部9aが連通している。
この弁部材9に閉弁方向の付勢力を与える付勢部材として、コイルばね12が収納部4内に配設されている。コイルばね12の一端部である下端部は、弁部材9のアンカ部10における凹部10aに挿入されて弁部材9に接続されている一方、コイルばね12の他端部である上端部は、アジャスタ筒19の下端部に当接しており、アジャスタ筒19によって支持されている。このコイルばね12は、軸方向に伸びる方向に弾性力を発生させる。すなわち、このコイルばね12は圧縮バネとして用いられ、弁部材9に対し、コア筒5から離間する方向、すなわち閉弁方向に付勢力を作用させ、弁部材9を着座させる。
磁性筒体3の外周側には、段付筒状に形成されたヨーク13が設けられている。本実施形態では、ヨーク13は、磁性筒体3の小径部3bの外周側に圧入して固着されている。また、ヨーク13と磁性筒体3の小径部3bとの間は、連結コア14が設けられている。本実施形態では、連結コア14は、小径部3bの外周側を取り囲む略C字状の磁性体として形成されている。
そして、磁性筒体3とヨーク13との間には、電磁コイル15が設けられている。電磁コイル15は、磁力を発生させてコイルばね12の付勢力に抗して弁部材9を離座させるものである。本実施形態では、電磁コイル15は、樹脂材料により形成された筒状のコイルボビン15aと、該コイルボビン15aに巻装されたコイル15bとを備えており、コイルボビン15aが磁性筒体3の小径部3bに外装されている。電磁コイル15は、コネクタ17のピンPおよび樹脂カバー16内に形成される導電経路を介して通電される。電磁コイル15は、コア筒5とアジャスタ筒19とコイルバネ12とともに、弁部材9を弁座7aに離着座させる駆動部Zを構成している。ここで、この駆動部Zにおいて、コア筒5とコイルバネ12とアジャスタ筒19とは、収納部4内に配置された内側構成部材である。
樹脂カバー16は、磁性筒体3の外周側に設けられている。この樹脂カバー16は、例えば、磁性筒体3の外周側に、ヨーク13や、連結コア14、電磁コイル15等を組付けた状態で、射出成形することによって形成することができる。樹脂カバー16とコネクタ17は一体成形されている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1において、弁部材9にはコイルばね12から閉弁方向の付勢力が作用しており、電磁コイル15が通電されない状態では、弁部11が弁座7aに着座した状態が維持される(閉弁状態)。このとき、アンカ部10とコア筒5との間には、軸方向の隙間δが形成される。
一方、電磁コイル15が通電されると、コア筒5、アンカ部10、およびヨーク13等によって閉磁路が形成され、これにより、アンカ部10にはコア筒5に近接する方向の磁力が作用する。ここで、この磁力(吸着力)は、コイルばね12の付勢力より大きくなるように設定してあるため、電磁コイル15が通電されると、弁部材9がコア筒5に引き寄せられて離座方向へ移動し、弁部11が弁座7aから離座する(開弁状態)。そして、されに離座方向へ移動する弁部材9は、コア筒5に当接して、コア筒5によって離座方向への移動が規制され所定の開弁位置に位置決めされる。
この開弁状態において、燃料は、磁性筒体3の収納部4を流下し、コア筒5内の燃料通路20aを流通する。この際、燃料は、フィルタ21を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ21によって取り除かれる。燃料通路20aを通過した燃料は、弁部材9内の燃料通路20bを流通し開口窓部9aから背圧室6に流入する。そして、燃料は、背圧室6から、弁部11と弁座7aとの間に形成される隙間および出口7bを経由して、ノズルプレート8の噴射孔から噴射される。
このように燃料噴射弁1を流通する燃料がフィルタ21によって濾過されるので、閉弁の際に弁部材9と弁座7aとの間に異物が入り込むことが防止され、それらの間から燃料漏れが発生することが防止される。また、ノズルプレート8の燃料噴射孔が異物で詰ることが防止される。
以上の本実施形態によれば、コア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられていることにより、フィルタ専用のフィルタ支持部材が不要であるので、燃料噴射弁1の構造の複雑化を抑制することができる。また、本実施形態によれば、コア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられていることにより、フィルタ21が取り付けられる部材であるコア筒5はフィルタ21の取り付けとともに成形されるので、コア筒5の成形後にコア筒5にフィルタ21取付のための加工を施さなくて良く、したがって、コア筒5の形状精度の低下を抑制することができる。また、本実施形態によれば、コア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられていることにより、フィルタ21の素材や厚さをフィルタ21が設けられる部材であるコア筒5と同じにする必要がないので、フィルタ21の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過するフィルタ21が一つだけであるので、フィルタ21が複数設けられる場合に比べて燃料噴射弁1の構造が簡素となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図4ないし図7を参照して説明する。図4は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)、図5は、本実施形態にかかる弁部材を示す斜視図、図6は、本実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図、図7は、本実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Aは、第1の実施形態にかかる燃料噴射弁1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図4および図5に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Aは、弁部材9のアンカ部10にフィルタ22,23が設けられている一方、コア筒5には第1の実施形態で説明したフィルタ21が設けられていない点が第1の実施形態の燃料噴射弁1に対して異なる。
アンカ部10においては、凹部10aの下端部にフィルタ22が設けられるとともに、各開口窓部9aにフィルタ23が設けられている。アンカ部10は、金属粉末射出成形され、且つインサート部材としてのフィルタ22,23がインサート成形されて、形成されている。
フィルタ22,23は、シート状の金属メッシュであり、その周縁部がアンカ部10内に埋まっている。フィルタ21,23は、燃料通路20bを通過する収納部4内の燃料を濾過する。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Aにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20bを流通する際に、フィルタ22,23を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ22,23によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、アンカ部10にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられていることにより、第1の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Aの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ22,23が取り付けられる部材であるアンカ部10の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ22,23の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ22,23が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
なお、本実施形態では、アンカ部10の凹部10aの下端部にフィルタ22がインサート成形されるとともに、アンカ部10の開口窓部9aにもフィルタ23がインサート成形された場合を例示したが、これに限るものではない。例えば、本実施形態の第1の変形例として図6に示すように、一方のフィルタ23のみがインサート成形されていても良いし、あるいは、本実施形態の第2の変形例として図7に示すように、他方のフィルタ22のみがインサート成形されていても良い。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図8および図9を参照して説明する。図8は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)、図9は、本実施形態にかかるアジャスタ筒を示す斜視図である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Bは、第1の実施形態にかかる燃料噴射弁1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図8および図9に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Bは、アジャスタ筒19の上流側端部および下流側端部の各開口部にフィルタ24,25が設けられている一方、コア筒5には第1の実施形態で説明したフィルタ21が設けられていない点が第1の実施形態の燃料噴射弁1に対して異なる。
アジャスタ筒19は、金属粉末射出成形され、且つインサート部材としてのフィルタ24,25がインサート成形されて、形成されている。
フィルタ24,25は、シート状の金属メッシュであり、その周縁部がアジャスタ筒19内に埋まっている。フィルタ24,25は、燃料通路20aを通過する収納部4内の燃料を濾過する。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Bにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20aを流通する際に、フィルタ24,25を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ24,25によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、アジャスタ筒19にフィルタ24,25がインサート成形によって設けられていることにより、第1の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Bの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ24,25が取り付けられる部材であるアジャスタ筒19の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ24,25の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ24,25が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図10を参照して説明する。図10は、本発明の第4の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Cは、第1および第2の実施形態にかかる燃料噴射弁1,1Aと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Cは、第1の実施形態と同じくコア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられているとともに、第2の実施形態と同じく弁部材9のアンカ部10にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Cにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20aを流通する際にフィルタ21を通過し、燃料通路20bを流通する際に、フィルタ22,23を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ21,22,23によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、コア筒5、アンカ部10にフィルタ21,22,23がインサート成形によって設けられていることにより、第1および第2の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Cの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ21,22,23が取り付けられる部材であるコア筒5、アンカ部10の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ21,22,23の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ21,22,23が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について図11および図12を参照して説明する。図11は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)、図12は、本実施形態にかかるコア筒およびアジャスタ筒を示す斜視図である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Dは、第1および第3の実施形態にかかる燃料噴射弁1,1Bと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図11および図12に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Dは、第1の実施形態と同じくコア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられているとともに、第3の実施形態と同じくアジャスタ筒19にフィルタ24,25がインサート成形によって設けられている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Dにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20aを流通する際にフィルタ21,24,25を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ21,24,25によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、コア筒5、アジャスタ筒19にフィルタ21,24,25がインサート成形によって設けられていることにより、第1および第3の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Dの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ21,24,25が取り付けられる部材であるコア筒5、アジャスタ筒19の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ21,22,23の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ21,24,25が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について図13を参照して説明する。図13は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、第2および第3の実施形態にかかる燃料噴射弁1A,1Bと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁1Eは、第2の実施形態と同じく弁部材9のアンカ部10にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられているとともに、第3の実施形態と同じくアジャスタ筒19にフィルタ24,25がインサート成形によって設けられている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Eにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20aを流通する際にフィルタ24,25を通過し、燃料通路20bを流通する際にフィルタ22,23を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ22〜25によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、アンカ部10、アジャスタ筒19にフィルタ22〜25がインサート成形によって設けられていることにより、第2および第3の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Dの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ22〜25が取り付けられる部材であるアンカ部10、アジャスタ筒19の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ22〜25の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ22〜25が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態について図14を参照して説明する。図14は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、第1ないし第3の実施形態にかかる燃料噴射弁1,1A,1Bと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる燃料噴射弁1Fは、第1の実施形態と同じくコア筒5にフィルタ21がインサート成形によって設けられ、第2の実施形態と同じく弁部材9のアンカ部10にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられ、第3の実施形態と同じくアジャスタ筒19にフィルタ24,25がインサート成形によって設けられている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1Fにおいて、開弁時に、磁性筒体3の収納部4を流下する燃料は、燃料通路20aを流通する際にフィルタ21,24,25を通過し、燃料通路20bを流通する際に、フィルタ22,23を通過する。これによって、燃料中の異物がフィルタ21〜25によって取り除かれる。
以上の本実施形態によれば、コア筒5、アンカ部10、アジャスタ筒19にフィルタ21〜25がインサート成形によって設けられていることにより、第1ないし第3の実施形態と同様に、燃料噴射弁1Fの構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ21〜25が取り付けられる部材であるコア筒5、アンカ部10、アジャスタ筒19の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ21〜25の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料を濾過する複数のフィルタ21〜25が設けられているので、フィルタが単一の場合に比べて、燃料中の異物をより確実に取り除くことができる。
[第8の実施形態]
次に、本発明の第8の実施形態について図15ないし図20を参照して説明する。図15は、本実施形態にかかる弁部材を概略的に示す斜視図、図16は、本実施形態にかかる弁部材を概略的に示す分解斜視図、図17は、本実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図、図18は、本実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す分解斜視図、図19は、本実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図、図20は、本実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す分解斜視図である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、第2の実施形態にかかる燃料噴射弁1Aと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図15および図16に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、弁部材9が第2の実施形態に対して異なる。
本実施形態の弁部材9は、アンカ部10、弁部11およびこれらアンカ部10と弁部11とを連結したパイプ部26を備えており、アンカ部10、弁部11およびパイプ部26が相互に別部品となっている。即ち、弁部材9は、3つの構成部品を備えて構成されている。
詳しくは、本実施形態では、第2の実施形態のアンカ部10の下部が、アンカ部10から分離してパイプ部26となっている。したがって、本実施形態では、アンカ部10の凹部10aの下端部は開口している。そして、パイプ部26は、その側面に開口窓部9aを有する。
パイプ部26は、樹脂製であって、上下方向に延在しており、その上端開口部26aにアンカ部10が連結される一方、下端開口部26bに弁部11が連結されている。下端開口部26bは、弁部11の上端部によって閉塞されている。そして、弁部材9には、アンカ部10の凹部10aを始点としてパイプ部26の上端開口部26aを経由して開口窓部9aに至る燃料通路20bが形成されている。
パイプ部26の上端開口部26aに、フィルタ22が設けられているとともに、各開口窓部9aにフィルタ23が設けられており、これらフィルタ21,23が、燃料通路20bを通過する燃料を濾過する。かかる構造のパイプ部26は、樹脂モールド成形で形成されるとともに、フィルタ22,23がインサート成形されている。ここで、本実施形態では、フィルタ22,23の材質は、金属又は樹脂である。
アンカ部10は、磁性金属製であり、弁部11は、金属製である。アンカ部10、弁部11およびパイプ部26の連結は、例えば、パイプ部26へのフィルタ21,23のインサート成形と同時に、パイプ部26にアンカ部10および弁部11をインサート成形することでなされる。また、別の手段として、アンカ部10の凹部10aにパイプ部26の上端部を圧入するとともに、パイプ部26の下端部に弁部11の上端部を圧入することで、アンカ部10、弁部11およびパイプ部26を連結しても良い。
以上の本実施形態によれば、パイプ部26にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられていることにより、第2の実施形態と同様に、燃料噴射弁の構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ22,23が取り付けられる部材であるパイプ部26の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ22,23の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、パイプ部26が樹脂モールド成形によって形成されるので、パイプ部26にインサート成形されるフィルタ22,23の材質は、金属又は樹脂のどちらであってもインサート成形に対応可能である。
なお、本実施形態では、パイプ部26の上端開口部26aにフィルタ22がインサート成形されるとともに、開口窓部9aにもフィルタ23がインサート成形された場合を例示したが、これに限るものではない。例えば、本実施形態の第1の変形例として図17および図18に示すように、一方のフィルタ23のみがインサート成形されていても良いし、あるいは、本実施形態の第2の変形例として図19および図20に示すように、他方のフィルタ22のみがインサート成形されていても良い。
[第9の実施形態]
次に、本発明の第9の実施形態について図21ないし図26を参照して説明する。図21は、本実施形態にかかる弁部材を概略的に示す斜視図、図22は、本実施形態にかかる弁部材を概略的に示す分解斜視図、図23は、本実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図、図24は、本実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す分解斜視図、図25は、本実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図、図26は、本実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す分解斜視図である。なお、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、第8の実施形態にかかる燃料噴射弁と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図21および図22に示すように、本実施形態にかかる燃料噴射弁は、弁部材9が第8の実施形態に対して異なる。
本実施形態の弁部材9は、アンカ部10、弁部11およびこれらアンカ部10と弁部11とを連結したパイプ部26を備えている点は第8の実施形態と同様であるが、弁部11およびパイプ部26が樹脂によって一体に形成されて樹脂一体成形品である下流側部材27を構成していて、この下流側部材27とアンカ部10とが相互に別部品となっている点が、第8の実施形態に対して異なる。即ち、本実施形態の弁部材9は、2つの構成部品を備えて構成されている。
そして、パイプ部26の上端開口部26aに、フィルタ22が設けられているとともに、各開口窓部9aにフィルタ23が設けられており、これらフィルタ21,23が、燃料通路20bを通過する燃料を濾過する。かかる構造のパイプ部26を有する下流側部材27は、樹脂モールド成形で形成されるとともに、フィルタ22,23がインサート成形されている。ここで、本実施形態では、フィルタ22,23の材質は、金属又は樹脂である。
アンカ部10は、磁性金属製である。アンカ部10および下流側部材27の連結は、例えば、下流側部材27へのフィルタ21,23のインサート成形と同時に、下流側部材27のパイプ部26にアンカ部10をインサート成形することでなされる。また、別の手段として、アンカ部10の凹部10aにパイプ部26の上端部を圧入することで、アンカ部10および下流側部材27を連結しても良い。
以上の本実施形態によれば、下流側部材27にフィルタ22,23がインサート成形によって設けられていることにより、第8の実施形態と同様に、燃料噴射弁の構造の複雑化を抑制することができ、また、フィルタ22,23が取り付けられる部材である下流側部材27の形状精度の低下を抑制することができ、また、フィルタ22,23の設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、下流側部材27が樹脂モールド成形によって形成されるので、下流側部材27にインサート成形されるフィルタ22,23の材質は、金属又は樹脂のどちらであってもインサート成形に対応可能である。
なお、本実施形態では、パイプ部26の上端開口部26aにフィルタ22がインサート成形されるとともに、開口窓部9aにもフィルタ23がインサート成形された場合を例示したが、これに限るものではない。例えば、本実施形態の第1の変形例として図23および図24に示すように、一方のフィルタ23のみがインサート成形されていても良いし、あるいは、本実施形態の第2の変形例として図25および図26に示すように、他方のフィルタ22のみがインサート成形されていても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる内燃機関に取り付けられた状態の燃料噴射弁を示す断面図。 本発明の第1の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)。 本発明の第1の実施形態かかるコア筒を示す図で、(a)は、斜視図、(b)は、断面図。 本発明の第2の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)。 本発明の第2の実施形態にかかる弁部材を概略的に示す斜視図。 本発明の第2の実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図。 本発明の第3の実施形態にかかるアジャスタ筒を示す斜視図。 本発明の第4の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)。 本発明の第5の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)。 本発明の第5の実施形態にかかるコア筒およびアジャスタ筒を示す斜視図。 本発明の第6の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図)。 本発明の第7の実施形態にかかる燃料噴射弁を概略的に示す断面図(軸方向に沿った断面図) 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材を概略的に示す斜視図。 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材を概略的に示す分解斜視図。 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図。 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す分解斜視図。 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図。 本発明の第8の実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す分解斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材を概略的に示す斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材を概略的に示す分解斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材の第1の変形例を示す分解斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す斜視図。 本発明の第9の実施形態にかかる弁部材の第2の変形例を示す分解斜視図。
符号の説明
1,1A〜1F 燃料噴射弁
3 磁性筒体(ケーシング)
4 収納部
5 コア筒(位置決め部材,内側構成部材)
7a 弁座
8 噴射部(ノズルプレート)
9 弁部材(内側構成部材)
12 コイルばね(付勢部材、内側構成部材)
15 電磁コイル
19 アジャスタ筒(支持部材)
21〜25 フィルタ
Z 駆動部

Claims (7)

  1. 燃料が流通する収納部を有するケーシングと、
    前記収納部に設けられた弁座と、
    前記収納部内に配置され、前記弁座に離着座可能な弁部材と、
    前記収納部内に配置された内側構成部材を有し、前記弁部材を前記弁座に離着座させる駆動部と、
    前記弁部材と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射部と、
    を備え、
    前記弁部材および前記内側構成部材の少なくともいずれかに、前記収納部内の燃料をろ過するフィルタがインサート成形によって設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記弁部材および前記内側構成部材のうち前記フィルタが設けられている部材は、金属粉末射出成形によって成形されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記駆動部は、
    一端部が前記弁部材に接続され、前記弁部材を閉弁方向に付勢して前記弁部材を着座させる付勢部材と、
    前記付勢部材の他端部を支持する支持部材と、
    磁力を発生させて前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁部材を離座させる電磁コイルと、
    離座した前記弁部材の離座方向への移動を規制して前記弁部材を位置決めする位置決め部材と、
    を有し、
    前記支持部材および前記位置決め部材は、前記内側構成部材であり、
    前記弁部材、前記支持部材および前記位置決め部材の少なくともいずれかに、前記フィルタがインサート成形によって設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記フィルタは、前記位置決め部材に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記フィルタは、前記支持部材に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記フィルタは、前記弁部材に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記弁部材および前記内側構成部材のうち前記フィルタが設けられている部材は、樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
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