JP2003322071A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2003322071A
JP2003322071A JP2002126660A JP2002126660A JP2003322071A JP 2003322071 A JP2003322071 A JP 2003322071A JP 2002126660 A JP2002126660 A JP 2002126660A JP 2002126660 A JP2002126660 A JP 2002126660A JP 2003322071 A JP2003322071 A JP 2003322071A
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filter
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Junichi Arai
淳一 新井
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料通路内で発生した異物を捕集することに
より、燃料噴射弁としての動作性能を向上し、信頼性を
高める。 【解決手段】 弁体8を構成するアンカ部9内のばね支
持段部9Eに板状フィルタ18を設け、板状フィルタ1
8により弁体8中を通油孔9Dに向け流れる燃料中の異
物を捕集する構成としている。従って、燃料通路3内で
切粉、摩耗粉等の異物が発生した場合でも、この異物を
含んだ燃料が弁体8内を流れるときに板状フィルタ18
は異物を捕集することができる。これにより、異物が弁
座部材6と弁体8との間に挟まったり、ノズルプレート
7のノズル孔7Aを詰まらせたりするような事態を防止
することができる。また、板状フィルタ18は、アンカ
部9に設けられた既存のばね支持段部9Eを利用して簡
単に取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等に燃料を噴射するのに好適に用いられる燃料噴
射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車用エンジン等に用
いられる燃料噴射弁は、弁ケーシング内に弁体が変位可
能に設けられている。そして、燃料噴射弁は、電磁コイ
ル等からなるアクチュエータによって弁体を変位させ、
燃料通路を開弁することにより、該燃料通路に供給され
る燃料をエンジンの吸気管内等に向けて噴射するもので
ある。このような構成を有する従来技術による燃料噴射
弁は、例えば特開2000−8990号公報等によって
知られている。
【0003】そして、上述した従来技術による燃料噴射
弁は、磁性材料により筒状に形成され、内部が燃料通路
となった磁性筒体と、磁性材料によって筒状に形成さ
れ、該磁性筒体内に挿嵌して設けられたコア筒と、該コ
ア筒よりも下流側に位置して前記磁性筒体内に設けら
れ、燃料が流通する弁座を有する弁座部材と、前記コア
筒と該弁座部材との間に位置して前記磁性筒体内に変位
可能に設けられ、該弁座部材の弁座に離着座する弁体
と、前記コア筒と該弁体との間に設けられ、該弁体を閉
弁方向に付勢する弁ばねと、前記磁性筒体の外周側に設
けられ、通電されたときに該弁ばねに抗して前記弁体を
弁座部材の弁座から離座させる電磁コイルとによって大
略構成されている。
【0004】また、磁性筒体には、コア筒よりも上流側
となる流入側に位置して燃料フィルタを設けることによ
り、該燃料フィルタによって燃料通路に流入する燃料中
の異物を捕集し、燃料を清浄化するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による燃料噴射弁は、燃料通路の流入側に燃料フ
ィルタを設けることにより、該燃料通路に流入する燃料
中の異物を燃料フィルタで捕集することができる。一
方、燃料噴射弁(燃料通路)内には、当該燃料噴射弁を
組立てるときに切粉が発生したり、弁体等が摺動動作す
ることによって摩耗粉が発生したりする。
【0006】しかし、燃料通路の流入側に設けた燃料フ
ィルタは、燃料をエンジンに向けて供給する燃料供給配
管から燃料通路に侵入しようとする異物を捕らえるもの
であるから、燃料噴射弁の内部で発生した異物は捕集す
ることができない。このため、異物が弁体と弁座部材と
の間に挟まるような事態を生じる虞があり、燃料噴射弁
の動作性能、信頼性が低下するという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、燃料通路内で発生した
異物を捕集することができ、動作性能、信頼性を向上す
ることができるようにした燃料噴射弁を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による
と、コア筒と弁座部材との間に位置して磁性筒体内に変
位可能に設けられた弁体は、内部が燃料の流通する油通
路となると共に上流側の端部が前記コア筒と対向する筒
状のアンカ部と、該アンカ部の下流側の端部に設けられ
前記弁座部材の弁座に離着座する弁部とにより構成し、
前記弁体のアンカ部内には、油通路を流通する燃料中の
異物を捕集する燃料フィルタを設けている。
【0009】これにより、燃料通路内で発生した異物
は、燃料がアンカ部内の油通路を流通するときに弁体内
の燃料フィルタによって捕らえることができるから、異
物が弁座部材の弁座と弁体の弁部との間に挟まるような
事態を防止することができ、燃料噴射弁としての動作性
能を向上し、燃料噴射弁に対する信頼性を高めることが
できる。
【0010】また、請求項2の発明によると、燃料フィ
ルタは、アンカ部内に弁ばねを支持するために設けらら
れたばね支持部に設ける構成としているから、既存のば
ね支持部を利用して燃料フィルタを取付けることがで
き、取付構造を簡略化することができる。
【0011】また、請求項3の発明によると、アンカ部
内の油通路の内周面に沿って燃料フィルタを設ける構成
としているから、アンカ部内の油通路のスペースを利用
して燃料フィルタを取付けることができ、取付構造を簡
略化することができる。
【0012】さらに、請求項4の発明によると、磁性筒
体には、コア筒よりも上流側に位置して該燃料通路に流
入する燃料中の異物を捕集する流入側の燃料フィルタを
設けることにより、燃料をエンジンに向けて供給する燃
料供給配管から燃料通路に流入する燃料中の異物を流入
側の燃料フィルタで捕集することができ、弁体内に設け
た燃料フィルタと2段階で異物を除去して燃料を清浄化
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
燃料噴射弁を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0014】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施の形態を示している。1は燃料噴射弁の外殻をなす弁
ケーシングで、該弁ケーシング1は、後述の磁性筒体
2、ヨーク13、樹脂カバー16等を含んで構成されて
いる。
【0015】2は弁ケーシング1の本体部分を構成する
段付き筒状の磁性筒体で、該磁性筒体2は、例えば磁性
を有するステンレス材料等を用いて段付き形状をなす薄
肉な金属パイプとして形成されている。ここで、磁性筒
体2は、その軸方向の一側(図1中の上側)部位が大径
な大径部2Aとなり、軸方向の中間部位が該大径部2A
よりも小径な中径部2Bとなり、軸方向の他側(図1中
の下側)部位が該中径部2Bよりも小径な小径部2Cと
なる段付の段付筒体として形成されている。また、大径
部2Aの一端部には拡径してフランジ部2Dが形成され
ている。
【0016】3は磁性筒体2内に設けられた燃料通路
で、該燃料通路3は、燃料をエンジンに向けて供給する
燃料供給配管(図示せず)から燃料が流通するものであ
る。そして、燃料通路3は、磁性筒体2の大径部2Aの
一端が流入口となり、この流入口から弁座部材6の位置
まで軸方向に延びている。
【0017】また、4は磁性筒体2内のコア筒5よりも
上流側、即ち大径部2Aの流入口側に圧入手段により挿
嵌された流入側の燃料フィルタで、該燃料フィルタ4
は、燃料供給配管から燃料通路3に供給される燃料中の
異物(塵埃、金属粉等)を捕集し、燃料を清浄化するも
のである。
【0018】5は磁性筒体2の内側に設けられ、例えば
磁性金属材料等により段付筒状に形成されたコア筒で、
該コア筒5は、磁性筒体2の中径部2Bに圧入して固定
され、これにより、弁体8の開弁位置を規定している。
【0019】6はコア筒5の下流側に位置して磁性筒体
2の小径部2C内に設けられた筒状の弁座部材で、該弁
座部材6には、図2に示す如く、燃料通路3内の燃料を
外部に噴射する噴射口6Aと、該噴射口6Aを取囲んで
燃料が流通する弁座6Bとが設けられている。また、弁
座部材6の先端面には、複数のノズル孔7Aが穿設され
たノズルプレート7が噴射口6Aを覆う位置に固着され
ている。
【0020】8はコア筒5と弁座部材6との間に位置し
て磁性筒体2の小径部2C内に軸方向に変位可能に収容
された弁体で、該弁体8は、例えば磁性金属材料等によ
り軸方向に延びる段付筒状に形成され、上流側の端部が
コア筒5と対向するアンカ部9と、該アンカ部9の下流
側の端部に固着され、弁座部材6の弁座6Bに離着座す
る球状の弁部10とによって構成されている。
【0021】また、アンカ部9は、燃料通路3の上流側
に位置してコア筒5側に吸着される大径な吸着部9A
と、該吸着部9Aから下流側に延び、その端部に前記弁
部10が固着された小径な軸部9Bと、前記吸着部9A
内と該軸部9B内とに亘って形成された油通路9Cと、
該油通路9Cに連通して前記軸部9Bに穿設された通油
孔9Dと、前記吸着部9Aと軸部9Bとの間の内周側に
形成されたばね支持部としてのばね支持段部9Eとによ
って大略構成されている。
【0022】ここで、前記ばね支持段部9Eは、油通路
9Dの途中を縮径することにより環状の段差部として形
成され、後述の弁ばね11を支持するものである。ま
た、ばね支持段部9Eには、後述の板状フィルタ18も
圧入して設けられている。
【0023】さらに、弁体8は、常時は弁部10が後述
する弁ばね11の付勢力によって弁座部材6の弁座6B
に着座した状態に保持され、このときにはアンカ部9と
コア筒5との間には、軸方向の隙間Sが形成されてい
る。
【0024】11は磁性筒体2内に設けられた弁ばね
で、該弁ばね11は、コア筒5の内周側に圧入等の手段
により一体的に固定された筒状のばね受12と弁体8の
アンカ部9のばね支持段部9Eとの間に圧縮状態で配設
され、該弁体8を閉弁方向に常時付勢している。
【0025】13は磁性筒体2の外周側に設けられたヨ
ークで、該ヨーク13は、例えば磁性金属材料等からな
り、後述する電磁コイル15の外周側を覆う拡径筒部1
3Aと、磁性筒体2の小径部2Cの外周側に圧入される
縮径筒部13Bとから段付筒体として構成されている。
また、14はヨーク13の拡径筒部13Aと磁性筒体2
の中径部2Bとの間に設けられた連結コアで、該連結コ
ア14は、磁性材料等からなり、中径部2Bを取囲むよ
うに略C字状に形成されている。
【0026】15は磁性筒体2とヨーク13の拡径筒部
13Aとの間に設けられた電磁コイルで、該電磁コイル
15は、後述のコネクタ17を用いて給電されることに
より、磁性筒体2の小径部2C、コア筒5、弁体8のア
ンカ部9、ヨーク13、連結コア14を通じて閉磁路H
(図2中に点線で図示)を形成し、コア筒5によりアン
カ部9の吸着部9Aを弁ばね11の付勢力に抗して磁気
的に吸着し、弁部10を弁座部材6の弁座6Bから離座
させる。
【0027】16は磁性筒体2の大径部2Aの外周側に
設けられ、弁ケーシング1の一部をなす樹脂カバーで、
該樹脂カバー16は、磁性筒体2の外周側にヨーク1
3、連結コア14、電磁コイル15等を組付けた状態
で、射出成形等の手段を用いて形成されている。また、
樹脂カバー16には、電磁コイル15に給電するコネク
タ17が一体に成形されている。
【0028】18は弁体8のアンカ部9内に設けられた
燃料フィルタとしての板状フィルタで、該板状フィルタ
18は、通油孔9Dに向け弁体8内を流通する燃料中の
異物を捕集し、清浄化した燃料をエンジン側に供給する
もので、アンカ部9の油通路9Cの途中を隔てるように
ばね支持段部9Eに圧入して取付けられている。
【0029】そして、板状フィルタ18は、図3、図4
に示す如く、金属材料または樹脂材料から網目状の円板
として形成された網板18Aと、該網板18Aの外周側
を囲むように設けられた枠体18Bとによって構成され
ている。ここで、前記枠体18Bは、真鍮、アルミニウ
ム等の軟質な金属材料を網板18Aの中心に向けて開口
する断面C字状の環状体として形成し、その開口に網板
18Aの外周側を噛み込むことにより板状フィルタ18
を形成している。
【0030】本実施の形態による燃料噴射弁は、上述の
如き構成を有するもので、次に、燃料噴射弁の作動につ
いて説明する。
【0031】まず、コネクタ17から電磁コイル15に
給電すると、図2に示すように閉磁路Hが形成され、こ
の閉磁路Hは弁体8のアンカ部9とコア筒5との間の隙
間Sを通過する。この結果、弁体8は、コア筒5によっ
て磁気的に吸着され、弁ばね11に抗して軸方向に変位
し、その弁部10が弁座部材6の弁座6Bから離座して
開弁する。これにより、燃料供給配管から燃料通路3内
に供給される燃料は、コア筒5、弁体8のアンカ部9に
形成された油通路9C、通油孔9Dを通って噴射口6A
からエンジンの吸気管等に向けて噴射される。
【0032】一方、電磁コイル15への給電を停止する
と、弁体8は弁ばね11の付勢力によって弁部10を弁
座部材6の弁座6Bに着座させ、噴射口6Aを閉塞(閉
弁)する。
【0033】ここで、燃料供給配管から燃料噴射弁に供
給される燃料は、まず流入側の燃料フィルタ4を通って
燃料通路3内に流入するから、該燃料フィルタ4は燃料
中の異物を捕集して清浄な燃料だけを燃料通路3側に供
給することができる。
【0034】また、燃料噴射弁(燃料通路3)内には、
当該燃料噴射弁を組立てるときに切粉が発生したり、弁
体8等が磁性筒体2内で摺動動作することによって摩耗
粉が発生したりする。そして、燃料通路3内で発生した
切粉、摩耗粉等の異物は、弁座部材6の弁座6Bと弁体
8の弁部10との間に挟まったり、ノズルプレート7の
ノズル孔7Aを詰まらせたりする。
【0035】しかし、切粉、摩耗粉等の異物を含んだ燃
料は、弁体8内を流れるときに、アンカ部9の油通路9
Cに設けられた板状フィルタ18を通過するから、該板
状フィルタ18は、燃料中の異物を捕集することがで
き、清浄な燃料だけを弁座部材6、ノズルプレート7側
に供給することができる。
【0036】かくして、本実施の形態によれば、弁体8
を構成するアンカ部9のばね支持段部9Eに、油通路9
Cを通油孔9Dに向け流通する燃料中の異物を捕集する
板状フィルタ18を設ける構成としているから、燃料通
路3内で発生した異物は、燃料が弁体8内を流通すると
きに板状フィルタ18により捕らえることができる。
【0037】この結果、異物が弁座部材6の弁座6Bと
弁体8の弁部10との間に挟まったり、ノズルプレート
7のノズル孔7Aを詰まらせたりするような事態を防止
することができるから、燃料噴射弁としての動作性能を
向上し、燃料噴射弁に対する信頼性を高めることができ
る。
【0038】また、弁体8のアンカ部9に設けられた既
存のばね支持段部9Eを利用して板状フィルタ18を取
付けることができ、取付構造を簡略化することができ
る。
【0039】さらに、弁ケーシング1を構成する磁性筒
体2には、燃料通路3の流入口に流入側の燃料フィルタ
4を設けているから、燃料供給配管から燃料通路3に流
入する燃料中の異物を燃料フィルタ4で捕らえることが
でき、弁体8内に設けた板状フィルタ18と2段階で異
物を捕集して燃料をより一層清浄化することができる。
【0040】次に、図5および図6は本発明の第2の実
施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、燃料フ
ィルタは弁体を構成するアンカ部内の油通路の内周面に
沿って設ける構成としたことにある。なお、本実施の形
態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0041】21は第1の実施の形態による板状フィル
タ18に代えて弁体8内に設けられた燃料フィルタとし
ての筒状フィルタで、該筒状フィルタ21は、通油孔9
Dに向け弁体8内を流通する燃料中の異物を捕集するも
ので、通油孔9Dを内側から覆うように油通路9Cの内
周面に沿って挿着されている。そして、筒状フィルタ2
1は、図6に示す如く、金属材料または樹脂材料から網
目状に形成されたシートを円筒状に丸め、当接部を溶
着、接着等の手段で固着することにより形成されてい
る。
【0042】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態に
よれば、網目状のシートを円筒状に丸めるだけで筒状フ
ィルタ21を簡単に形成することができ、製造コストの
低減を図ることができる。
【0043】なお、第1の実施の形態では、板状フィル
タ18は、金属材料または樹脂材料から網目状の円板と
して形成された網板18Aの外周側に軟質な金属材料か
らなる枠体18Bを取付ける構成とした場合を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれに限らず、例えば枠体18
Bを樹脂材料を用いて形成してもよい。また、網板18
Aが強度を有している場合には枠体18Bを廃止する構
成としてもよい。
【0044】また、第1の実施の形態では、弁体8を構
成するアンカ部9の油通路9Cの途中を縮径してばね支
持段部9Eを形成し、該ばね支持段部9Eに当接して板
状フィルタ18を設けた場合を例に挙げて説明した。し
かし、本発明はこれに限るものではなく、例えばアンカ
部9の内周側に周方向の凹溝を形成し、該凹溝にC字状
の止め輪を取付けることにより、ばね支持部を設ける構
成としてもよい。
【0045】また、第1の実施の形態では、燃料フィル
タとして円板状に形成された板状フィルタ18を用いた
場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば図7
に示す第1の変形例のように、有底筒状の網筒31A
と、該網筒31Aの開口側を拡径したフランジ部31B
とからなる有底筒状フィルタ31を設け、該有底筒状フ
ィルタ31をアンカ部9のばね支持段部9Eに設ける構
成としてもよい。
【0046】一方、第2の実施の形態では、筒状フィル
タ21は、金属材料または樹脂材料から網目状に形成さ
れたシートを円筒状に丸めて形成した場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、例えば図8に示す
第2の変形例の如く、筒状フィルタ41を、金属材料ま
たは樹脂材料から網目状の円筒として形成された網筒4
1Aと、この網筒41Aを補強するために軸方向の端部
等に設けられ、金属材料または樹脂材料からなる枠体4
1Bとによって構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される燃料噴
射弁を示す縦断面図である。
【図2】燃料噴射弁の下流側を拡大して示す部分拡大縦
断面図である。
【図3】板状フィルタを単体で拡大して示す拡大縦断面
図である。
【図4】図3に示す板状フィルタの平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による筒状フィルタ
が設けられた燃料噴射弁の下流側を拡大して示す部分拡
大縦断面図である。
【図6】筒状フィルタを単体で拡大して示す外観斜視図
である。
【図7】本発明の第1の変形例による有底筒状フィルタ
を単体で拡大して示す外観斜視図である。
【図8】本発明の第2の変形例による筒状フィルタを単
体で拡大して示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2 磁性筒体 3 燃料通路 4 流入側の燃料フィルタ 5 コア筒 6 弁座部材 6B 弁座 8 弁体 9 アンカ部 9A 吸着部 9B 軸部 9C 油通路 9D 通油孔 9E ばね支持段部(ばね支持部) 10 弁部 11 弁ばね 15 電磁コイル 18 板状フィルタ(燃料フィルタ) 21,41 筒状フィルタ(燃料フィルタ) 31 有底筒状フィルタ(燃料フィルタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/16 F02M 69/00 320Q

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料により筒状に形成され内部が燃
    料通路となった磁性筒体と、磁性材料によって筒状に形
    成され該磁性筒体内に挿嵌して設けられたコア筒と、該
    コア筒よりも下流側に位置して前記磁性筒体内に設けら
    れ燃料が流通する弁座を有する弁座部材と、前記コア筒
    と該弁座部材との間に位置して前記磁性筒体内に変位可
    能に設けられ該弁座部材の弁座に離着座する弁体と、前
    記コア筒と該弁体との間に設けられ該弁体を閉弁方向に
    付勢する弁ばねと、前記磁性筒体の外周側に設けられ通
    電されたときに該弁ばねに抗して前記弁体を弁座部材の
    弁座から離座させる電磁コイルとを備えてなる燃料噴射
    弁において、 前記弁体は、内部が燃料の流通する油通路となると共に
    上流側の端部が前記コア筒と対向する筒状のアンカ部
    と、該アンカ部の下流側の端部に設けられ前記弁座部材
    の弁座に離着座する弁部とにより構成し、 前記弁体のアンカ部内には、油通路を流通する燃料中の
    異物を捕集する燃料フィルタを設けたことを特徴とする
    燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体を構成するアンカ部内の油通路
    の途中に位置して前記弁ばねを支持するばね支持部を設
    け、前記燃料フィルタは前記ばね支持部に設ける構成と
    してなる請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記燃料フィルタは前記弁体を構成する
    アンカ部内の油通路の内周面に沿って設ける構成として
    なる請求項1に記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記磁性筒体には、前記コア筒よりも上
    流側に位置して該燃料通路に流入する燃料中の異物を捕
    集する流入側の燃料フィルタを設けてなる請求項1,2
    または3に記載の燃料噴射弁。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009008255A1 (ja) * 2007-07-06 2009-01-15 Bosch Corporation 燃料噴射弁
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