JP2009167870A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2009167870A
JP2009167870A JP2008005835A JP2008005835A JP2009167870A JP 2009167870 A JP2009167870 A JP 2009167870A JP 2008005835 A JP2008005835 A JP 2008005835A JP 2008005835 A JP2008005835 A JP 2008005835A JP 2009167870 A JP2009167870 A JP 2009167870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
valve
press
fuel injection
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008005835A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutake Ishii
伸威 石井
Nobuaki Kobayashi
信章 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008005835A priority Critical patent/JP2009167870A/ja
Publication of JP2009167870A publication Critical patent/JP2009167870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】燃料噴射弁において、良好な応答性の確保および組み立て易さの向上を、より容易に実現できるようにする。
【解決手段】燃料噴射弁1は、内部を燃料が流通する筒体3と、弁座7aが形成され筒体3に固定された弁座部材7と、磁性を有し筒体3内に圧入された圧入部材5と、弁座7aと圧入部材5との間に位置した状態で筒体3に摺動可能に収容された弁体9と、弁体9を閉弁方向に付勢して着座させる付勢部材12と、弁体9を圧入部材5に向けて移動させる磁力を発生させて弁体9を離座させる電磁コイル15と、を備える。筒体3は、弁体9が摺動する摺動部3dおよび圧入部材5が圧入される圧入部3cを含み内径が略一定である組付筒部3bを有し、この組付筒部3bの内周面3eのうち摺動部3dおよび圧入部3cを含む領域に、ホーニング加工が施されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁式の燃料噴射弁に関する。
従来、燃料噴射弁として、深絞り加工によって成形され内部を燃料が流通する筒体と、筒体内に配置された弁座と、磁性を有し筒体内に圧入された圧入部材であるコア筒と、磁性を有し弁座とコア筒との間で筒体に摺動可能に収容された弁体と、弁体を閉弁方向に付勢するコイルバネと、磁力を発生させて弁体を駆動する電磁コイルと、を備えた、電磁式の燃料噴射弁がある(例えば、特許文献1,2参照)。
この燃料噴射弁では、電磁コイルが通電されると、コア筒、弁体等によって閉磁路が形成され、これにより、弁体にコア筒に近接する方向の磁力が作用し、弁体が筒体に対して摺動しながら離座し開弁する。離座した弁体は、コア筒によって離座方向への移動が規制され所定の開弁位置に位置決めされる。
このような燃料噴射弁には、筒体における弁体が摺動する摺動部にホーニング加工が施されるとともに、筒体におけるコア筒が圧入される圧入部にブラッシング加工が施されているものがある。これにより、弁体が筒体に対してスムーズに摺動でき燃料噴射弁の良好な応答性が確保されるとともに、製造時の筒体への弁体の圧入をし易くしている。
特開2003−293895号公報 特開2002−357167号公報
しかしながら、ブラッシング加工では、筒体の圧入部の面性状の向上を図るのに限界があり、筒体へのコア筒の更なる組み付け易さの向上を図るのが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、燃料噴射弁において、良好な応答性の確保および組み立て易さの向上を、より容易に実現できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、内部を燃料が流通する筒体と、弁座が形成され前記筒体に固定された弁座部材と、磁性を有し、前記筒体内に圧入され前記弁座に対して離間した位置に位置する圧入部材と、磁性を有し、前記弁座と前記圧入部材との間に位置した状態で前記筒体に摺動可能に収容され前記弁座に離着座可能な弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢して着座させる付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁体を前記圧入部材に向けて移動させる磁力を発生させて、前記弁体を離座させる電磁コイルと、前記弁体と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射部と、を備える燃料噴射弁において、前記筒体は、前記弁体が摺動する摺動部および前記圧入部材が圧入される圧入部を含み内径が略一定である組付筒部を有し、前記組付筒部の内周面のうち前記摺動部および前記圧入部を含む領域に、ホーニング加工が施されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記組付筒部における前記ホーニング加工が施された領域の縁部に、バリ取り加工が施されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の燃料噴射弁において、前記筒体は、深絞り加工により成形されたことを特徴とする。
本発明によれば、筒体における弁体が摺動する摺動部にホーニング加工が施されていることにより、摺動部の良好な面性状を得ることができるので、筒体に対して弁体が良好に摺動することができ、燃料噴射弁の良好な応答性を確保することができる。また、筒体における圧入部材が圧入される圧入部にホーニング加工が施されていることにより、圧入部の良好な面性状を得ることができるので、筒体への圧入部材の圧入を比較的容易に行なうことができ、燃料噴射弁の組み立て易さの向上を図ることができる。また、摺動部および圧入部が、内径が略一定である組付筒部に含まれていることにより、摺動部および圧入部にホーニング加工を施すにあたっては、単一のホーニング加工装置で、摺動部および圧入部の両方を一つの工程で加工することができるので、摺動部および圧入部を別々に加工しなければならい構造に比べて、ホーニング加工に掛かる手間の増大を抑制することができる。即ち、本発明によれば、燃料噴射弁において、良好な応答性の確保および組み立て易さの向上を、より容易に実現することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、内燃機関に用いられる燃料噴射弁への適用例である。図1は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を示す縦断面図、図2は、本実施形態かかる燃料噴射弁の下流部分を示す縦断面図、図3は、本実施形態にかかる磁性筒体を示す縦断面図、図4は、本実施形態にかかるノズルプレートを示す底面図である。
燃料噴射弁1は、燃料配管に設けられたボス部(いずれも図示せず)に接続され、燃料配管内を流れる燃料を内燃機関内(吸気ポートやシリンダ内等)に噴射するものである。
図1に示すように、燃料噴射弁1は、本体部として、弁ボディ2や、筒体である磁性筒体3、圧入部材であるコア筒5、ヨーク13、樹脂カバー16等を含んで構成されている。
磁性筒体3は、段差を有する薄肉の磁性を有する円筒状の金属管として形成されている。図1ないし図3に示すように、本実施形態では、磁性筒体3の軸方向の一端側には大径部3aが、また他端側には組付筒部であり大径部3aより小径の小径部3bが、それぞれ形成されており、大径部3aの端部が燃料配管のボス部内に挿入された状態で、磁性筒体3が燃料配管に接続されるようになっている。大径部3aおよび小径部3bは、それぞれ内径が略一定となっている。この磁性筒体3内には、燃料が流通する燃料通路4が設けられている。
図1および図2に示すように、磁性筒体3(大径部3a)の入口側の外周面には、磁性筒体3と燃料配管のボス部との間の液密を確保するOリング18が外装されている。
また、磁性筒体3の入口側(上流側)の開口部には、フィルタ21が装着される。フィルタ21は、磁性筒体3の大径部3a内に圧入される筒状の芯金21aと、磁性筒体3よりも軟質な樹脂材料、例えばナイロン、フッ素樹脂等を用いて芯金21aと一体に形成(射出成形)されたフレーム21bと、当該フレーム21bに取り付けられて燃料を透過させるメッシュ21cとによって大略構成されている。
磁性筒体3の小径部3b内には、コア筒5が圧入されている。小径部3bのうちコア筒5が圧入される部分である圧入部3cは、小径部3bにおけるコア筒5の圧入開始地点から、コア筒5の圧入が完了した地点までを含むものである(図3参照)。コア筒5は、後述する弁体9のアンカ部10、ヨーク13、連結コア14、電磁コイル15とともに磁気回路を構成する。また、コア筒5は、弁体9を所定の開弁位置に位置決めする。コア筒5の先端面は、弁体9を構成するアンカ部10の端面に閉弁時に小さな隙間δをもって対面する。
コア筒5は、図1および図2に示すように、円筒状に形成されており、その内部に円筒状のアジャスタ筒19が嵌挿されている。アジャスタ筒19は、後述するコイルバネ12を抑えている。コア筒5の内部には、アジャスタ筒19の内部を経由するコア筒内燃料通路4aが貫通形成されている。このコア筒内燃料通路4aは、燃料通路4の一部を構成している。
磁性筒体3の下流側端部には、筒状の弁座部材7が固定されている。この弁座部材7には、弁体9の弁部11を着座させるとともに開弁時には当該弁部11を取り囲んで環状の燃料流路を形成する弁座7aが設けられている。また、弁座部材7には、弁座7aと弁体9との間を通過した燃料が流通する出口7bが形成されている。本実施形態では、小径部3b内に圧入した磁性筒体3の外周側を当該小径部3bに全周に亘って溶接(例えば、レレーザ溶接)することで、弁座部材7が当該磁性筒体3の端部に固定されている。
弁座部材7の先端面の出口7bを覆う位置には、噴射部であるノズルプレート8が例えば溶接によって固定されている。この溶接は、例えばレーザ溶接による少なくとも1回の全周溶接である。ノズルプレート8には、図4に示すように、複数の噴射孔8aが形成されており、ノズルプレート8は、噴射孔8aから所定の位置あるいは方向に燃料を噴出できるようになっている。
また、図1および図2に示すように、磁性筒体3の小径部3b内には、コア筒5と弁座部材7との間に、弁座7aに離着座可能に軸方向に変位可能である弁体9が、摺動可能に収容されている。ここで、磁性筒体3の小径部3bのうち弁体9が摺動する部分は、摺動部3dとされている(図3参照)。
弁体9は、磁性金属材料により軸方向に延びる段付筒状に形成されたアンカ部10と、アンカ部10の先端部に固着されて弁座部材7の弁座7aに離着座する球状の弁部11と、を備えている。アンカ部10の上部には、凹部10aが形成されている一方、アンカ部10の下部の側面には、開口窓部9aが形成されている。そして、アンカ部10の内部には、凹部10aを始点として開口窓部9aに至るアンカ部内燃料通路4bが形成されている。このアンカ部内燃料通路4bは、燃料通路4の一部を構成している。弁体9の周囲には、背圧室6が形成されており、この背圧室6に開口窓部9aが連通している。背圧室6は、アンカ部内燃料通路4bから流入した燃料を溜めておく機能を有する。
また、磁性筒体3内には、弁体9に閉弁方向の付勢力を与える付勢部材として、コイルバネ12が配設されている。コイルバネ12の一端部(下端部)は、弁体9のアンカ部10における凹部10aに挿入されて弁体9に接続されている一方、コイルバネ12の他端部(上端部)は、アジャスタ筒19の下端部に当接しており、アジャスタ筒19によって支持されている。このコイルバネ12は、軸方向に伸びる方向に弾性力を発生させる。すなわち、このコイルバネ12は圧縮バネとして用いられ、弁体9に対し、コア筒5から離間する方向、すなわち閉弁方向に付勢力を作用させ、弁体9を着座させる。
このように、磁性筒体3には、コア筒5、弁座部材7、弁体9、コイルバネ12等が収容されている。そして、この磁性筒体3の小径部3bの内周面3eには、摺動部3dおよび圧入部3cを含む領域3fに、ホーニング加工が施されている。本実施形態では、領域3fは、小径部3bの内周面3e全域であり、即ち、小径部3bの内周面3e全域にホーニング加工が施されている。
この磁性筒体3の外周側には、段付筒状に形成されたヨーク13が設けられている。本実施形態では、ヨーク13は、磁性筒体3の小径部3bの外周側に圧入して固着されている。一方、ヨーク13と小径部3bとは、全周レーザ溶接にて固定されている。また、ヨーク13と磁性筒体3の小径部3bとの間は、磁気回路を構成する連結コア14が設けられている。本実施形態では、連結コア14は、小径部3bの外周側を取り囲む略C字状の磁性体として形成されている。
そして、磁性筒体3とヨーク13との間には、電磁コイル15が設けられている。電磁コイル15は、コイルバネ12の付勢力に抗して弁体9をコア筒5に向けて移動させる磁力を発生させて、弁体9を離座させるものである。本実施形態では、電磁コイル15は、樹脂材料により形成された筒状のコイルボビン15aと、該コイルボビン15aに巻装されたコイル15bとを備えており、コイルボビン15aが磁性筒体3の小径部3bに外装されている。電磁コイル15は、コネクタ17のピン20および樹脂カバー16内に形成される導電経路を介して通電される。
電磁コイル15の内側に位置する磁性筒体3の外周面には、凹部3jが形成されている。この凹部3jは、コア筒5とアンカ部10との相互の対向端部(コア筒5の下端部、アンカ部10の上端部)を囲繞するように、磁性筒体3の軸心周りに環状に形成されている。この凹部3jによって、電磁コイル15によって磁気回路に発生する磁気がコア筒5とアンカ部10との相互の対向端部により多く作用することとなる。
樹脂カバー16は、磁性筒体3の外周側に設けられている。この樹脂カバー16は、例えば、磁性筒体3の外周側に、ヨーク13や、連結コア14、電磁コイル15等を組付けた状態で、射出成形することによって形成することができる。樹脂カバー16とコネクタ17は一体成形されている。
また、磁性筒体3の先端部には、プロテクタ22が取り付けられている。プロテクタ22は、例えば樹脂によって形成されている。このプロテクタ22は、燃料配管のボス部への燃料噴射弁1の取付時等に磁性筒体3の先端部を保護するものである。
以上の構成を備える燃料噴射弁1において、弁体9にはコイルバネ12から閉弁方向の付勢力が作用しており、電磁コイル15が通電されない状態では、弁部11が弁座7aに着座した状態が維持される(閉弁状態)。このとき、アンカ部10とコア筒5との間には、軸方向の隙間δが形成される。
一方、電磁コイル15が通電されると、コア筒5、アンカ部10、ヨーク13および連結コア14等によって閉磁路が形成され、これにより、アンカ部10にはコア筒5に近接する方向の磁力が作用する。ここで、この磁力(吸着力)は、コイルバネ12の付勢力より大きくなるように設定してあるため、電磁コイル15が通電されると、弁体9がコア筒5に引き寄せられて離座方向へ移動し、弁部11が弁座7aから離座する(開弁状態)。そして、されに離座方向へ移動する弁体9は、コア筒5に当接して、コア筒5によって離座方向への移動が規制され所定の開弁位置に位置決めされる。ここで、磁性筒体3の外周面に形成された凹部3jによって、電磁コイル15により磁気回路に発生する磁気がコア筒5とアンカ部10との相互の対向端部により多く作用するので、これにより、アンカ部10を有する弁体9の開閉速度が高まり、燃料噴射弁1の応答速度が向上する。
開弁状態において、燃料は、燃料通路4を流下する。詳しくは、燃料通路4に流入した燃料は、コア筒5内のコア筒内燃料通路4a、アンカ部内燃料通路4bを流通し、開口窓部9aから背圧室6に流入する。そして、燃料は、背圧室6から、弁部11と弁座7aとの間に形成される隙間および出口7bを経由して、ノズルプレート8の噴射孔8aから噴射される。
次に、磁性筒体3の製造方法および磁性筒体3へのコア筒5の組み付け方法について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態にかかる燃料噴射弁1の製造工程を示し、(a)は、磁性筒体3に対するホーニング加工工程、(b)は、磁性筒体3に対するブラッシング加工工程、(c)は、磁性筒体3へのコア筒5の組み付け工程を示している。
磁性筒体3は、磁性を有するステンレス材料等の金属素材に深絞り加工を施した後、内周面3eに仕上げ加工を施すことにより製造される。
磁性筒体3の内周面3eに対する仕上げ加工としては、まず、図5(a)に示すように、ホーニング加工装置100を磁性筒体3に大径部3a側から挿入し、磁性筒体3の小径部3bの内周面3e全域に対してホーニング加工(研磨加工)を施す。そして、ホーニング加工の終了に際して、ホーニング加工装置100を磁性筒体3に大径部3a側から抜き出す。このとき、小径部3bの縁部である上縁部3gには、ホーニング加工によるバリ3k(図5(b)参照)が発生する。そこで、ホーニング加工後に、図5(b)に示すように、小径部3bの上縁部3gに対して周知のブラッシング加工装置200によって、バリ取り加工であるブラッシング加工を施しバリ3kを除去する。本実施形態では、小径部3bの上縁部3gおよびその近傍を含む範囲3hにブラッシング加工を施す。
このようにして製造した磁性筒体3に、図5(c)に示すように、大径部3a側からコア筒5を圧入する。このように圧入することにより、コア筒5を圧入する際に、コア筒5が摺動部3dを通らないので、摺動部3dの変形が防止される。
以上説明した本実施形態によれば、磁性筒体3における弁体9が摺動する摺動部3dにホーニング加工が施されていることにより、摺動部3dの良好な面性状(高真円度)を得ることができるので、磁性筒体3に対して弁体9が良好に摺動することができ、燃料噴射弁1の良好な応答性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、磁性筒体3におけるコア筒5が圧入される圧入部3cにホーニング加工が施されていることにより、圧入部3cの良好な面性状(高真円度)を得ることができるので、磁性筒体3へのコア筒5の圧入を比較的容易に行なうことができ、燃料噴射弁1の組み立て易さの向上を図ることができる。また、このように、圧入部3cの良好な面性状(高真円度)を得ることができるので、磁性筒体3に対してコア筒5を圧入する際に磁性筒体3およびコア筒5の異常な変形の発生を防止でき、よって、磁性筒体3に対するコア筒5の組み付け信頼性を向上することができる。
また、このように摺動部3dおよび圧入部3cがホーニング加工されていることにより、摺動部3dおよび圧入部3cの面性状が良好に仕上げられるので、磁性筒体3の深絞り加工を高精度で行なわなくてもよく、その分、深絞り加工のコストを下げることができる。
また、本実施形態によれば、摺動部3dおよび圧入部3cが、内径が略一定である小径部3bに含まれていることにより、摺動部3dおよび圧入部3cにホーニング加工を施すにあたっては、単一のホーニング加工装置100で、摺動部3dおよび圧入部3cの両方を一つの工程で加工することができるので、摺動部3dおよび圧入部3cの内径が異なりそれらに対して別々にホーニング加工をしなければならい場合に比べて、ホーニング加工に掛かる手間の増大を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、磁性筒体3の小径部3bにおけるホーニング加工が施された領域3fの上縁部3gに、バリ取り加工であるブラッシング加工が施されていることにより、磁性筒体3の内周面3eがより滑らかな状態となっている。また、本実施形態では、ブラッシング加工は、ホーニング加工により発生するバリ3kを除去することができる範囲で行なえばよいので、従来のように圧入部3c全体にブラッシング加工を施す場合に比べて、ブラッシング加工を施すべき範囲を小さくすることができ、よって、ブラッシング加工装置200のブラシの寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態では、筒体である磁性筒体3は、深絞り加工により成形されていることにより、比較的容易に磁性筒体3を製造することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の一実施形態にかかる燃料噴射弁を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態かかる燃料噴射弁の下流部分を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる磁性筒体を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかるノズルプレートを示す底面図である。 本発明の一実施形態にかかる燃料噴射弁の製造工程を示し、(a)は、磁性筒体に対するホーニング加工工程、(b)は、磁性筒体に対するブラッシング加工工程、(c)は、磁性筒体へのコア筒の組み付け工程を示している。
符号の説明
1 燃料噴射弁
3 磁性筒体(筒体)
3b 小径部(組付筒部)
3c 圧入部
3d 摺動部
3f 領域
5 コア筒(圧入部材)
7a 弁座
8 ノズルプレート(噴射部)
9 弁体
12 コイルバネ(付勢部材)
15 電磁コイル

Claims (3)

  1. 内部を燃料が流通する筒体と、
    弁座が形成され前記筒体に固定された弁座部材と、
    磁性を有し、前記筒体内に圧入され前記弁座に対して離間した位置に位置する圧入部材と、
    磁性を有し、前記弁座と前記圧入部材との間に位置した状態で前記筒体に摺動可能に収容され前記弁座に離着座可能な弁体と、
    前記弁体を閉弁方向に付勢して着座させる付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁体を前記圧入部材に向けて移動させる磁力を発生させて、前記弁体を離座させる電磁コイルと、
    前記弁体と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射部と、
    を備える燃料噴射弁において、
    前記筒体は、前記弁体が摺動する摺動部および前記圧入部材が圧入される圧入部を含み内径が略一定である組付筒部を有し、
    前記組付筒部の内周面のうち前記摺動部および前記圧入部を含む領域に、ホーニング加工が施されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記組付筒部における前記ホーニング加工が施された領域の縁部に、バリ取り加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記筒体は、深絞り加工により成形されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
JP2008005835A 2008-01-15 2008-01-15 燃料噴射弁 Pending JP2009167870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005835A JP2009167870A (ja) 2008-01-15 2008-01-15 燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005835A JP2009167870A (ja) 2008-01-15 2008-01-15 燃料噴射弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009167870A true JP2009167870A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40969334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008005835A Pending JP2009167870A (ja) 2008-01-15 2008-01-15 燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009167870A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169706A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2014169707A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Denso Corp 燃料噴射弁

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08183039A (ja) * 1994-12-14 1996-07-16 Renshun Shu 複製型使用のポリ塩化ビニルエマルジョン飾物製造方法
JPH09140423A (ja) * 1995-11-22 1997-06-03 Suzuki Kako:Kk 飾り体の製法
JP2003119301A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Nitto Denko Corp 粘着テープ用支持体および粘着テープ
JP2003221462A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 可塑剤およびそれを含む樹脂組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08183039A (ja) * 1994-12-14 1996-07-16 Renshun Shu 複製型使用のポリ塩化ビニルエマルジョン飾物製造方法
JPH09140423A (ja) * 1995-11-22 1997-06-03 Suzuki Kako:Kk 飾り体の製法
JP2003119301A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Nitto Denko Corp 粘着テープ用支持体および粘着テープ
JP2003221462A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 可塑剤およびそれを含む樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169706A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2014169707A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Denso Corp 燃料噴射弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2570648A1 (en) Electromagnetic fuel-injection valve
JP2007218205A (ja) 電磁燃料噴射弁及びその組立て方法
JP2013104340A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2010014088A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP5819213B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP4453745B2 (ja) 燃料噴射弁
JP4577654B2 (ja) 電磁駆動装置およびこれを用いた燃料噴射弁
JP5321473B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6339389B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2009167870A (ja) 燃料噴射弁
JP2005233178A (ja) 燃料噴射弁
JP2006242046A (ja) 燃料噴射弁
JP2009174423A (ja) 燃料噴射弁
JP4219911B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2009013917A (ja) 燃料噴射弁
JP2006258074A (ja) 燃料噴射弁
JP4767795B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2009108805A (ja) 燃料噴射弁
JP4669852B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2002081356A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP6188143B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6797615B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2007032342A (ja) 燃料噴射弁
JP2011196202A (ja) 燃料噴射弁
JP2009174475A (ja) 燃料噴射弁およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090925

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20090925

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110803