JP2009132037A - 液滴噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体貯留容器と2つの液滴噴射ヘッドを直列的に接続してチューブ長さを短くするとともに、ノズルの高さ位置が異なる2つの液滴噴射ヘッドの両方においてノズルのメニスカスが同時にブレイクするのを防止できる、液滴噴射装置を提供すること。
【解決手段】プリンタ1は、第1ノズルを有する第1ヘッド2と、第1ノズルよりも上方に位置する第2ノズルを有する第2ヘッド3と、第1ノズル及び第2ノズルよりもさらに下方に位置するインクカートリッジ4とを備えている。そして、第1ヘッド2はインクカートリッジ4とチューブ11で直接接続されており、第2ヘッド3は、第1ヘッド2とチューブ12で接続されることにより、第1ヘッド2を介してインクカートリッジ4と接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴噴射装置に関し、特に、液滴を噴射するノズルの高さ位置が互いに異なる2つの液滴噴射ヘッドを備えたものに関する。
印刷用紙等の記録媒体に画像や文字等を記録するインクジェットプリンタは、一般的に、インクの液滴を噴射するノズルを有するインクジェットヘッド(液滴噴射ヘッド)と、インクジェットヘッドで使用されるインクを貯留するインクカートリッジ(液体貯留容器)を備えている。インクジェットヘッドとインクカートリッジは、通常、樹脂製のチューブで連結されており、このチューブを介して、インクカートリッジに貯留されているインクがインクジェットヘッドに供給される。
ところで、近年、記録速度の向上や、記録媒体の両面同時印刷などを可能にすることを目的として、同種類(同色)のインクを噴射する複数のインクジェットヘッドをプリンタに設けることが検討されている。ここで、複数のインクジェットヘッドにそれぞれ対応する複数のインクカートリッジを設けるとなると、インクカートリッジの数が増えてしまうことから、コストがかさむとともにプリンタが大型化してしまう。この観点から、1つのインクカートリッジから複数のインクジェットヘッドに同時にインクを供給可能に構成されていることが好ましい。
特許文献1には、2つのインク供給口が設けられたインクカートリッジが開示されている。そして、このインクカートリッジの2つのインク供給口が、2本の供給管(チューブ)によって2つのインクジェットヘッドと並列的に接続されることで、1つのインクカートリッジから2つのインクジェットヘッドへ同色のインクを供給することが可能になる。
特開平10−95129号公報
ところで、1つのインクカートリッジと2以上の複数のインクジェットヘッドとが、複数のチューブによって個別に(並列的に)接続される場合には、チューブの合計長さが長くなってしまい、コストアップにつながる。また、チューブが樹脂製であって多少の通気性を有する場合には、チューブ内のインクが少しずつ乾燥して粘度が高くなる(増粘)、あるいは、逆に、外部からチューブ内に気泡が侵入するという問題が生じる。ここで、チューブの合計長さが長いほど、チューブ内で増粘するインクの量、あるいは、チューブ内に侵入する気泡の量は多くなる。そのため、このような増粘インクや気泡を含むインクがインクジェットヘッドに供給されることによって、ノズルに噴射不良が生じやすくなってしまう。そこで、本願発明者らは、チューブの合計長さを短くするために、1つのインクカートリッジと2以上のインクジェットヘッドを直列的に接続することについて検討した。
しかし、記録媒体の両面にそれぞれ画像等を印刷する、両面同時印刷が可能なプリンタなど、2つのインクジェットヘッドの間で、液滴を噴射するノズルの高さ(液滴噴射面の高さ)が異なっている場合には、これら2つのインクジェットヘッドが直列的に接続されると、次のような問題が生じる虞がある。
通常、インクを噴射していない待機状態にあるときには、ノズル内にインクの表面張力によってメニスカスが形成されることで、ヘッド内のインク圧力と大気圧とのバランスが保たれている。しかし、直列接続された2つのインクジェットヘッドのうち、液滴噴射面が高い方のインクジェットヘッドにおいて、外乱等の何らかの要因によってノズル内のメニスカスがブレイクした場合には、このヘッド内のインクに大気圧が直接作用し、このヘッドとチューブを介して接続された、液滴噴射面が低い方のヘッドへ向けてインクが逆流する。そのため、この低い位置にあるヘッド内のインク圧力が上昇して、ノズル内のメニスカスがブレイクし、その結果、両方のインクジェットヘッドから多量のインクが漏れ出してしまうことになる。
本発明の目的は、液体貯留容器と2つの液滴噴射ヘッドを直列的に接続してチューブ長さを短くすることが可能であり、さらに、ノズルの高さ位置が異なる2つの液滴噴射ヘッドの両方でノズルのメニスカスが同時にブレイクするのを防止できる、液滴噴射装置を提供することである。
第1の発明の液滴噴射装置は、液滴を噴射する第1ノズルを有する第1液滴噴射ヘッドと、同じく液滴を噴射するノズルであって、前記第1ノズルよりも上方に位置する第2ノズルを有する、第2液滴噴射ヘッドと、前記第1液滴噴射ヘッドの第1ノズル及び前記第2液滴噴射ヘッドの第2ノズルよりもさらに下方に位置するとともに、前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドに液体を供給する液体貯留容器とを備え、
前記第1液滴噴射ヘッドは、前記液体貯留容器とチューブで直接接続され、
前記第2液滴噴射ヘッドは、前記第1液滴噴射ヘッドとチューブで接続されることにより、前記第1液滴噴射ヘッドを介して前記液体貯留容器と接続されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、第2液滴噴射ヘッドが、第1液滴噴射ヘッドを介して液体貯留容器に接続されている。言い換えれば、液体貯留容器と第1、第2液滴噴射ヘッドが直列的に接続されている。従って、液体貯留容器と2つの液滴噴射ヘッドがそれぞれ(並列的に)2本のチューブで接続される場合と比べて、チューブの合計長さを短くすることができる。そのため、チューブにかかるコストを低減することができるし、また、チューブ内における液体の増粘やチューブ内への気泡の侵入を抑制することもできる。
さらに、液体貯留容器と直列接続される2つの液滴噴射ヘッドのうち、液滴を噴射するノズルの位置が低い方のヘッドである第1液滴噴射ヘッドが、液体貯留容器側に位置している。さらに、液体貯留容器は、この第1液滴噴射ヘッドのノズル(第1ノズル)の位置よりもさらに下方に位置している。この構成であっても、ノズル位置の高い第2液滴噴射ヘッドにおいてノズルのメニスカスがブレイクした場合には、この第2液滴噴射ヘッド内の液体は逆流して、ノズル位置の低い第1液滴噴射ヘッドに流れ込む。しかし、第2液滴噴射ヘッドから第1液滴噴射ヘッドに流れ込んだ液体は、さらに、第1液滴噴射ヘッドよりも低い位置にある液体貯留容器に逃されるため、第1液滴噴射ヘッドの第1ノズル内の液体に大きな圧力が作用することはなく、この第1ノズルにおけるメニスカスのブレイクが防止される。
第2の発明の液滴噴射装置は、前記第1の発明において、前記液体貯留容器は、前記第1液滴噴射ヘッドの一端部と接続され、前記第2液滴噴射ヘッドは、前記第1液滴噴射ヘッドの他端部と接続されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、液体貯留容器から第1液滴噴射ヘッドの一端部に液体が供給されるとともに、第1液滴噴射ヘッドの他端部から第2液滴噴射ヘッドに液体が供給される。そのため、気泡が第1液滴噴射ヘッド内に滞留しにくくなる。
第3の発明の液滴噴射装置は、前記第1又は第2の発明において、前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドは、共に、所定の一方向に沿って配置された多数のノズルからなるノズル列を有し、且つ、所定位置に位置決め固定された状態で液滴を噴射する、固定ラインヘッドであることを特徴とするものである。
チューブ内における液体の増粘や気泡の侵入に起因して、あるノズルに噴射不良が生じたときに、所定の走査方向に沿って往復移動しながら液滴を噴射する、いわゆるシリアル型のヘッドであれば、ヘッドの走査速度や噴射不良が生じていない他のノズルの噴射タイミングを制御することで、噴射不良が生じているノズルを補完することは可能である。また、シリアルヘッドのノズルの数は比較的少ないため、噴射不良を解消するためにノズルから増粘液体や気泡を排出するパージを行ったとしても、そのパージの際にノズルから排出される液体の量は少なくて済む。
しかし、所定位置に位置決め固定された状態でノズルから液滴を噴射する固定ラインヘッドにおいては、ヘッドが移動しないために、噴射不良が生じているノズルを、他の正常なノズルで補完することはできず、噴射不良を解消するためにはノズルからのパージを行う必要がある。しかし、一般的に、固定ラインヘッドはシリアルヘッドに比べてノズルの数が格段に多いことから、噴射不良を解消するためにパージを行ったときに、排出される液体の量はシリアルヘッドに比べて非常に多くなる。このように、固定ラインヘッドは、シリアルヘッドに比べて、液体増粘や気泡混入が生じたときの影響が大きいと言える。そのため、固定ライン型の液滴噴射ヘッドを有する構成に対して、チューブの合計長さを短くして液体増粘や気泡侵入を抑制できる、本発明を適用することは非常に有効である。
第4の発明の液滴噴射装置は、前記第1〜第3の何れかの発明において、前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドの間において、液滴が噴射される対象である被噴射体を搬送する搬送手段を備え、
前記第1液滴噴射ヘッドの前記第1ノズルと、前記第2液滴噴射ヘッドの前記第2ノズルは、前記搬送手段により搬送される前記被噴射体の両面にそれぞれ液滴を噴射することを特徴とするものである。
第1液滴噴射ヘッドの第1ノズルと、第2液滴噴射ヘッドの第2ノズルが、上下方向に関して異なる位置にあることから、搬送手段により2つのヘッドの間を搬送される被噴射体の両面に、第1ノズルと第2ノズルからそれぞれ液滴を噴射させることが可能となる。
本発明によれば、液体貯留容器と2つのヘッドが直列的に接続されることにより、液体貯留容器と2つのヘッドがそれぞれ(並列的に)2本のチューブで接続される場合と比べて、チューブの合計長さを短くすることができる。そのため、チューブにかかるコストを低減することができるし、また、チューブ内における液体の増粘やチューブ内への気泡の侵入を抑制することもできる。
これに加えて、第1液滴噴射ヘッドに比べてノズルが上方に位置している第2液滴噴射ヘッドにおいて、ノズル内のメニスカスがブレイクした場合に、この第2液滴噴射ヘッドから逆流した液体を液体貯留容器に逃すことができるため、第1液滴噴射ヘッドの第1ノズル内の液体に大きな圧力が作用することがなく、第1ノズルにおけるメニスカスのブレイクが防止される。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、印刷用紙の両面に画像等を同時に印刷することが可能な、両面同時印刷対応型のプリンタに本発明を適用した一例である。
図1は、本実施形態のプリンタ1の概略側面図、図2は、図1のプリンタ1の正面図(用紙搬送方向下流側(図1の左側)から見た図)である。尚、図2においては、図1に示されている拍車ローラ15の図示は省略されている。
図1、図2に示すように、本実施形態のプリンタ1(液滴噴射装置)は、4つの第1ヘッド2a〜2d(第1液滴噴射ヘッド)と、4つの第1ヘッド2よりも上方に配置された4つの第2ヘッド3a〜3d(第2液滴噴射ヘッド)と、4種類のインクをそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ4a〜4d(液体貯留容器)と、第1ヘッド2と第2ヘッド3の間の用紙搬送経路8(図1に一点鎖線で示す)に沿って印刷用紙P(被噴射体)を搬送する用紙搬送機構5(搬送手段)と、第1ヘッド2及び第2ヘッド3のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構6と、プリンタ1の全体制御を司る制御装置7(図12参照)等を備えている。
第1ヘッド2と第2ヘッド3は、それぞれ、固定ライン型のヘッドである。即ち、第1ヘッド2と第2ヘッド3は、印刷用紙Pの搬送方向と直交する用紙幅方向(主走査方向:図1の紙面垂直方向、図2の左右方向)に沿って配列された多数のノズル55(第1ノズル55a及び第2ノズル55b:図9、図10参照)からなるノズル列を有し、所定位置に位置決め固定された状態でノズル55から液滴を噴射するように構成されている。また、4つの第1ヘッド2a〜2d及び4つの第2ヘッド3a〜3dは、それぞれ、用紙搬送方向(副走査方向:図1の左右方向)に並べて配置されている。また、4つの第1ヘッド2a〜2d及び4つの第2ヘッド3a〜3dは、イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラックの4色のインクをそれぞれノズル55から噴射する。
第1ヘッド2は、その上面が、ノズル55(第1ノズル55a)の噴射口が配置された液滴噴射面となっている。一方、第2ヘッド3は、その下面が、ノズル55(第2ノズル55b)の噴射口が配置された液滴噴射面となっている。これにより、第1ヘッド2と第2ヘッド3は、それぞれ、第1ノズル55aと第2ノズル55bから、両ヘッド間の用紙搬送経路8において搬送される印刷用紙Pの両面にそれぞれ液滴を噴射して、印刷用紙Pの両面に画像等を同時に印刷することが可能となっている。
4つのインクカートリッジ4a〜4dには、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラックの4色のインクが貯留されており、これら4つのインクカートリッジ4a〜4dは、それぞれホルダ10に着脱可能に装着される。また、ホルダ10は、プリンタ本体の底面1aに固定的に設けられており、4つの第1ヘッド2及び4つの第2ヘッド3よりも下方に配置されている。つまり、このホルダ10に装着された状態では、インクカートリッジ4は、常に、第1ヘッド2の上面(液滴噴射面)に配置された第1ノズル55aの噴射口、及び、第2ヘッド3の下面(液滴噴射面)に配置された第2ノズル55bの噴射口よりも、下方の位置にある。
また、4つのインクカートリッジ4a〜4dと、それよりも上側に位置している4つの第1ヘッド2a〜2dが、合成樹脂材料等からなる4本の可撓性チューブ11a〜11dでそれぞれ直接接続されている。また、4つの第1ヘッド2a〜2dと、この第1ヘッド2a〜2dよりも上側の第2ヘッド3a〜3dとが、やはり合成樹脂材料等からなる4本の可撓性チューブ12a〜12dで接続されている。つまり、上側の第2ヘッド3は、下側の第1ヘッド2を介して(経由して)、インクカートリッジ4と接続されている。さらに、言い換えれば、ある1種類のインクを貯留するインクカートリッジ4と、そのインクを使用する第1ヘッド2及び第2ヘッド3が、インクカートリッジ4、第1ヘッド2、第2ヘッド3の順番で、下から順に直列的に接続されている。
用紙搬送機構5は、給紙ローラ13と、メインローラ14と、拍車ローラ15と、これらのローラ13,14,15をそれぞれ駆動する駆動モータ82,83,84(図12参照)等を備えており、用紙搬送経路8に沿って印刷用紙Pを搬送する。即ち、給紙ローラ13によって、積み重ねられた印刷用紙Pの中から1枚を取り出し、取り出された印刷用紙Pをメインローラ14と押えローラ16との協働によって第1ヘッド2と第2ヘッド3との間に搬送し、さらに、第1ヘッド2と第2ヘッド3により両面に画像等が印刷された後の印刷用紙Pを拍車ローラ15によって排出するように構成されている。
メンテナンス機構6は、第1ヘッド2及び第2ヘッド3の液滴噴射性能を回復させるために、ノズル55から増粘インクや気泡、あるいは、塵等をインクとともに排出させる、吸引パージを行うことが可能に構成されている。図3は、メンテナンス機構6による吸引パージ実行中におけるプリンタ1の状態を示す図である。図2、図3に示すように、メンテナンス機構6は、第1ヘッド2に対応する第1キャップ17と、第2ヘッド3に対応する第2キャップ18と、第1キャップ17と第2キャップ18にそれぞれ接続された吸引ポンプ19等を備えている。
第1キャップ17と第2キャップ18は、共に用紙幅方向(主走査方向)に長尺な形状を有する。第1ヘッド2と第2ヘッド3の吸引パージを行わないときには、図2に示すように、第1キャップ17と第2キャップ18は、用紙搬送経路8よりも用紙幅方向(主走査方向)外側の領域において待機している。
また、第1ヘッド2と第2ヘッド3は、共に、液滴を噴射する位置(図2の位置)と、この液滴噴射位置よりも用紙搬送経路8から上下に離れたメンテナンス位置(図3の位置)とにわたって、図示しないヘッド昇降機構によって駆動されるようになっている。そして、第1ヘッド2及び第2ヘッド3の吸引パージを行う際には、第1ヘッド2と第2ヘッド3が、それぞれ、ヘッド昇降機構によって液滴噴射位置からメンテナンス位置へ駆動された後、図3に示すように、第1キャップ17と第2キャップ18が、図示しないキャップ駆動機構によって図2の待機位置から、用紙搬送経路8の位置まで駆動される。これにより、第1キャップ17により第1ヘッド2の液滴噴射面である上面が覆われるとともに、第2キャップ18により第2ヘッド3の液滴噴射面である下面が覆われる。
第1キャップ17と第2キャップ18は、2本のチューブ21,22によって切換ユニット20とそれぞれ接続され、さらに、切換ユニット20は吸引ポンプ19に接続されている。そして、切換ユニット20により、吸引ポンプ19の接続先が第1キャップ17と第2キャップ18との間で切り換えられるようになっている。従って、吸引ポンプ19が第1キャップ17と接続されている場合には、吸引ポンプ19により第1ヘッド2のノズル(第1ノズル55a)からインクが吸引されて、第1ヘッド2の吸引パージが行われる。一方、吸引ポンプ19が第2キャップ18と接続されている場合には、吸引ポンプ19により第2ヘッド3のノズル(第2ノズル55b)からインクが吸引されて、第2ヘッド3の吸引パージが行われる。
次に、第1ヘッド2と第2ヘッド3の具体的な構造について詳細に説明する。尚、4つの第1ヘッド2a〜2dの構造は全て同一であり、また、4つの第2ヘッド3a〜3dの構造も全て同一であるため、以下では、1つの第1ヘッド2と1つの第2ヘッド3についてそれぞれ説明する。図4は第1ヘッド2の正面図、図5は図4の第1ヘッド2の鉛直断面図、図6は第2ヘッド3の正面図、図7は図6の第2ヘッド3の鉛直断面図である。
図4、図5に示すように、第1ヘッド2は、インク導入部32aとインク導出部33aとを有する第1リザーバユニット30aと、この第1リザーバユニット30aの上面に接合されるとともにノズル55(第1ノズル55a:図9、図10参照)を有するヘッド本体31aとで構成されている。一方、図6、図7に示すように、第2ヘッド3は、インク導入部32bを有する第2リザーバユニット30bと、この第2リザーバユニット30bの下面に接合されるとともにノズル55(第2ノズル55a:図9、図10参照)を有するヘッド本体31bとで構成されている。
第1リザーバユニット30aと第2リザーバユニット30bは、インク導出部33aの有無によって構造が少し異なっている。一方、第1ヘッド2のヘッド本体31aと第2ヘッド3のヘッド本体31bは、上下の向きは逆になっているものの、構造自体は同一のものである。
まず、第1リザーバユニット30aと第2リザーバユニット30bについて説明する。図4、図5に示すように、第1ヘッド2の第1リザーバユニット30aは、用紙幅方向(主走査方向)に長尺な4枚のプレート34a〜37aの積層体である。一番下のプレート34aの長手方向両端部には、インク導入部32aとインク導出部33aとが設けられている。インク導入部32aはチューブ11(図1〜図3参照)を介してインクカートリッジ4と接続される。また、インク導出部33aはチューブ12(図1〜図3参照)を介して第2ヘッド3と接続される。
図5に示すように、プレート34aにはインク導入部32aとインク導出部33aにそれぞれ連通する貫通孔40a,41aが形成されている。また、下から2枚目のプレート35aには、貫通孔40aを介してインク導入部32aに連なり、インク中の塵や気泡等を取り除くためのフィルタ42が収容されたフィルタ収容空間43aと、貫通孔41aを介してインク導出部33aに連なり、ハーフエッチングで形成された凹部とこの凹部に連なる孔とで構成されたインク導出路44が形成されている。また、下から3枚目のプレート36aには、その長手方向(主走査方向)に関してほぼ全域に延在するインクリザーバ45aが形成されている。このインクリザーバ45aは、すぐ下のプレート35aに形成されたフィルタ収容空間43aとインク導出路44の両方と連通している。さらに、一番上のプレート37aには、インクリザーバ45aとヘッド本体31aとを連通させる複数のインク供給孔46aが形成されている。
従って、インクカートリッジ4からチューブ11を介して第1ヘッド2に供給されたインクは、インク導入部32aから貫通孔40a及びフィルタ収容空間43aを介してインクリザーバ45aに導入される。そして、インクリザーバ45a内のインクは、複数のインク供給孔46aからヘッド本体31aへ供給される。その一方で、インクリザーバ45a内のインクの一部が、インク導出路44を介して、インク導出部33aから第2ヘッド3へ向けて導出される。
尚、インクカートリッジ4からインクが供給されるインク導入部32aと、第2ヘッド3へインクを供給するためのインク導出部33aが、第1ヘッド2の第1リザーバユニット30aの長手方向両端部にそれぞれ設けられていることから、第1ヘッド2の一端部に供給されたインクは、第1ヘッド2の他端部から第2ヘッド3に供給される。そのため、インク中に混入している気泡が第1ヘッド2内に滞留しにくくなる。
図6、図7に示すように、第2ヘッド3の第2リザーバユニット30bは、第1リザーバユニット30aと同様、用紙幅方向(主走査方向)に長尺な4枚のプレート34b〜37bの積層体である。但し、この第2リザーバユニット30bは、外部(第1ヘッド2の第1リザーバユニット30a)からインクを導入するだけであり、導入したインクの一部をさらに外部へ導出する必要はないことから、第1リザーバユニット30aとは多少構造が異なっている。
第2リザーバユニット30bの一番上のプレート34bには、その長手方向一端部にインク導出部33bのみが設けられている。このインク導入部32bは、チューブ12(図1〜図3参照)を介して、前述した第1リザーバユニット30aのインク導出部33a(図4、図5参照)と接続される。尚、第1リザーバユニット30aのインク導出部33aと、第2リザーバユニット30bのインク導入部32bは、それらの長手方向(主走査方向)に関して同じ側の端部に設けられている。そのため、図2に示すように、第1ヘッド2(第1リザーバユニット30a)と第2ヘッド3(第2リザーバユニット30b)を接続するためのチューブ12の長さを最小限に抑えることができる。
図7に示すように、第2リザーバユニット30bの内部構造は、インク導出路44(図5参照)が設けられていない点を除いて、第1リザーバユニット30aと同じである。従って、第1ヘッド2の第1リザーバユニット30aからチューブ12を介して第2ヘッド3に供給されたインクは、インク導入部32bから貫通孔40b及びフィルタ収容空間43bを介してインクリザーバ45bに導入される。さらに、インクリザーバ45b内のインクは、複数のインク供給孔46bからヘッド本体31bへ供給される。
次に、ヘッド本体31について説明する。但し、第1ヘッド2のヘッド本体31aと第2ヘッド3のヘッド本体31bの構造は同一であるので、以下では1つのヘッド本体31について説明する。図8は、ヘッド本体31の平面図である。図9は、図8の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。なお、図9では説明の都合上、アクチュエータユニット51の下方にあって破線で描くべき圧力室56、アパーチャ57及びノズル55を実線で描いている。図10は、図9に示すX-X線に沿った部分断面図である。図11(a)はアクチュエータユニット51の拡大断面図であり、図11(b)は、図11(a)に示されている個別電極73の平面図である。
図8に示すように、ヘッド本体31は、ノズル55や圧力室56を含むインク流路が形成された流路ユニット50と、この流路ユニット50の表面50a(図8の紙面手前側の面)に固定されて、圧力室56内のインクに圧力を付与する4つのアクチュエータユニット51を含んでいる。
流路ユニット50は、リザーバユニット30(30a,30b)とほぼ同じ平面形状を有する直方体形状に形成されている。流路ユニット50の一表面50a(図8の紙面手前側の面)には、リザーバユニット30の複数のインク供給孔46(図5,図7参照)に対応した、複数(本実施形態では10個)のインク供給口52が開口している。流路ユニット50の内部には、インク供給口52に連通するマニホールド流路53及びマニホールド流路53から分岐した副マニホールド流路54が形成されている。また、流路ユニット50の表面50aと反対側の面(図8の紙面向こう側の面)は、図9及び図10に示すように多数のノズル55が、主走査方向と主走査方向に交差する方向の2方向に沿ってマトリクス状に配列された、液滴噴射面となっている。また、圧力室56も、流路ユニット50におけるアクチュエータユニット51の固定面においてノズル55と同様マトリクス状に多数配列されている。
図10に示すように、流路ユニット50は、図中上から順に、キャビティプレート60、ベースプレート61、アパーチャプレート62、サプライプレート63、マニホールドプレート64、65、66、カバープレート67、及び、ノズルプレート68、という9枚のステンレス鋼等の金属プレートから構成されている。
キャビティプレート60には、インク供給口52(図8参照)に対応する貫通孔、及び、圧力室56に対応する略菱形の貫通孔が多数形成されている。ベースプレート61には、各圧力室56について圧力室56とアパーチャ57との連絡孔及び圧力室56とノズル55との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口52とマニホールド流路53との連絡孔(図示せず)が形成されている。
アパーチャプレート62には、各圧力室56についてアパーチャ57となる貫通孔及び圧力室56とノズル55との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口52とマニホールド流路53との連絡孔(図示せず)が形成されている。サプライプレート63には、各圧力室56についてアパーチャ57と副マニホールド流路54との連絡孔及び圧力室56とノズル55との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口52とマニホールド流路53との連絡孔(図示せず)が形成されている。
マニホールドプレート64、65、66には、各圧力室56について圧力室56とノズル55との連絡孔、及び、積層時に互いに連結してマニホールド流路53及び副マニホールド流路54となる貫通孔が形成されている。カバープレート67には、各圧力室56について圧力室56とノズル55との連絡孔が形成されている。ノズルプレート68には、各圧力室56についてノズル55(第1ヘッド2においては第1ノズル55a、第2ヘッド3においては第2ノズル55b)に対応する孔が形成されている。
これらプレート60〜68が互いに位置合わせされた状態で積層されることによって、流路ユニット50内に、マニホールド流路53及び副マニホールド流路54と、副マニホールド流路54の出口から圧力室56を経てノズル55に至る多数の個別インク流路58が形成される。
従って、リザーバユニット30(30a,30b)からインク供給口52を介して流路ユニット50内に供給されたインクは、マニホールド流路53から副マニホールド流路54に分配される。さらに、副マニホールド流路54内のインクは、多数の個別インク流路58にそれぞれ流れ込み、各個別インク流路58において、絞り流路として機能するアパーチャ57及び圧力室56を介してノズル55(第1ノズル55a、又は、第2ノズル55b)に至る。
次に、アクチュエータユニット51について説明する。図8に示すように、4つのアクチュエータユニット51は、それぞれ台形の平面形状を有し、インク供給口52を避けるよう千鳥状に配置されている。さらに、各アクチュエータユニット51の平行対向辺は流路ユニット50の長手方向に沿っており、隣接するアクチュエータユニット51の斜辺同士は流路ユニット50の幅方向(副走査方向)に関して互いにオーバーラップしている。
図11(a)に示すように、アクチュエータユニット51は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる3枚の圧電シート70、71、72から構成されている。最上層の圧電シート70上における圧力室56に対向する位置には、個別電極73が形成されている。最上層の圧電シート70とその下側の圧電シート71との間にはシート全面に形成された共通電極75が介在している。図11(b)に示すように、個別電極73は、圧力室56と相似な略菱形の平面形状を有する。略菱形の個別電極73における鋭角部の一方は延出され、その先端には個別電極73と電気的に接続された円形のランド74が設けられている。
共通電極75はすべての圧力室56に対応する領域において等しくグランド電位に保たれている。一方、個別電極73は、選択的に電位を制御することができるよう、各ランド74とドライバIC76(図12参照)の各端子とが図示しないFPC(Flexible Printed Circuit)を介して接続されている。
ここで、アクチュエータユニット51の駆動方法について述べる。圧電シート70はその厚み方向に分極されており、個別電極73を共通電極75と異なる電位にして圧電シート70に対してその分極方向に電界を印加すると、圧電シート70における電界印加部分が圧電効果により歪む活性部として働く。また、図11(a)に示すように、圧電シート70〜72は圧力室56を区画するキャビティプレート60の表面に固定されている。そのため、圧電シート70における電界印加部分とその下方の圧電シート71、72との間で平面方向への歪みに差が生じると、圧電シート70〜72全体が圧力室56側へ凸になるように変形(ユニモルフ変形)する。これにより圧力室56内のインクに圧力(噴射エネルギー)が付与され、ノズル55からインク滴が噴射される。
次に、プリンタ1の電気的構成について、制御装置7を中心に、図12のブロック図を参照して説明する。図12に示される制御装置7は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、プリンタ1の全体動作を制御する為の各種プログラムやデータ等が格納されたROM(Read Only Memory)と、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備えている。
また、図12に示すように、制御装置7は、印刷用紙Pへの印刷を制御する印刷制御部80と、第1ノズル55a及び第2ノズル55bの吐出性能回復のためのメンテナンス処理を実行させるメンテナンス制御部81を備えている。尚、印刷制御部80及びメンテナンス制御部81の機能は、ROMに記憶された各種制御プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。
印刷制御部80は、PC等の入力装置90から入力されたデータに基づいて、第1ヘッド2及び第2ヘッド3のドライバIC76や、用紙搬送機構5に含まれる、印刷用紙Pを搬送するローラ13,14,15をそれぞれ制御する駆動モータ82,83,84等を制御して、印刷用紙Pへの画像等の印刷を行わせる。
メンテナンス制御部81は、第1キャップ17及び第2キャップ18(図2、図3参照)を駆動するキャップ駆動機構(図示省略)や、吸引ポンプ19等を制御して、第1ヘッド2及び第2ヘッド3の複数のノズル55a,55bからキャップ部材17,18を介してインクを吸引排出させる(吸引パージ)。ここで、メンテナンス制御部81は、第1ヘッド2と第2ヘッド3の両方について吸引パージを行わせることもできるが、何れか一方のヘッドについてのみ吸引パージを行わせることも可能となっている。このように、一方のヘッドについてのみ吸引パージを行い、他方のヘッドについては吸引パージを行わないケースとしては、例えば、一方のヘッドのノズル55にのみ噴射不良が生じている場合や、一方のヘッドにより印刷用紙Pの片面のみに印刷を行うため、他方のヘッドはしばらく使用しない場合などが考えられる。
以上のような構成を有する本実施形態のプリンタ1によれば、次のような効果が得られる。図1、図2に示すように、第2ヘッド3は、ノズル55(液滴噴射面)の位置が低い第1ヘッド2を介して、インクカートリッジ4と接続されており、第2ヘッド3には第1ヘッド2を経由してインクが供給される。このように、1つのインクカートリッジ4と2つのヘッド2,3が直列的に接続される場合には、1つのインクカートリッジ4と2つのヘッド2,3がそれぞれ別々のチューブで接続される場合(並列接続)に比べて、チューブの合計長さ(チューブ11とチューブ12の総長)を短くすることができる。そのため、チューブにかかるコストを低減することができるし、また、チューブ内におけるインクの増粘やチューブ内への気泡の侵入を抑制することもできる。
また、本実施形態の第1ヘッド2と第2ヘッド3は、共に、一方向(主走査方向)に沿って配置された多数のノズル55からなるノズル列を有し、且つ、所定位置に位置決め固定された状態でインクの液滴を噴射する、固定ラインヘッドである。このような固定ラインヘッドは、用紙幅方向に沿って往復移動しながら液滴を噴射するシリアル型のヘッドに比べて、チューブ内におけるインクの増粘や気泡の混入が生じたときの影響が大きい。
即ち、用紙幅方向に移動できるシリアル型のヘッドと違って、固定ラインヘッドにおいては、チューブ内におけるインクの増粘や気泡の侵入等によって、一部のノズル55に噴射不良が生じたときには、噴射不良が生じているノズル55を他の正常なノズル55で補完することは不可能である。そのため、ノズル55の噴射不良を解消するには、メンテナンス機構6に吸引パージを行わせることになるが、シリアル型ヘッドに比べてノズル55の数が格段に多いことから、吸引パージ時にノズル55から排出されるインクの量は非常に多くなる。従って、固定ラインヘッドを有するプリンタ1において、チューブの合計長さを短くしてインク増粘や気泡混入を抑制することは、吸引パージ時に排出されるインク量を減らすことができるという点で大きな意義がある。
ところで、ノズル55(液滴噴射面)の高さ位置が異なる2つのヘッド2,3が直列的に接続されていると、外乱等の何らかの要因によって、ノズル位置が高い第2ヘッド3において、第2ノズル55b内のメニスカスがブレイクしたときには、第2ヘッド3内のインクに大気圧が作用し、第2ヘッド3からチューブ12を介してノズル位置が低い第1ヘッド2へインクが逆流する。
しかし、本実施形態のプリンタ1においては、ノズル位置が低い第1ヘッド2が、インクカートリッジ4側(インク供給方向上流側)に位置しており、さらに、インクカートリッジ4は、この第1ヘッド2の第1ノズル55aよりもさらに低い位置にある。そのため、第2ヘッド3から第1ヘッド2へ逆流してきたインクは、図5に示す、第1リザーバユニット30aのインクリザーバ45aを通過し、インク導入部32aからインクカートリッジ4へ逃される。従って、第1ヘッド2の第1ノズル55a内のインクに大きな圧力が作用せず、この第1ノズル55aにおけるメニスカスのブレイクが防止される。つまり、第1ヘッド2と第2ヘッド3の両方から多量のインクが漏れ出してしまうことがない。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、ホルダ10に着脱可能に装着されるインクカートリッジ4と第1ヘッド2がチューブ11で接続されていた(図1参照)が、図13に示すプリンタ1Aのように、着脱可能なインクカートリッジ4と第1ヘッド2との間であって、第1ヘッド2の上面(第1ノズル55aが配置された液滴噴射面)よりも低い位置に、4つのサブタンク91(バッファタンク)がそれぞれ配置されていてもよい(変更形態1)。サブタンク91は、チューブ92によりインクカートリッジ4に接続されるとともに、チューブ11により第1ヘッド2と接続され、インクカートリッジ4から供給されたインクを一旦貯留してから第1ヘッド2へ供給する。この場合、サブタンク91が、第1ヘッド2と第2ヘッド3に供給するインクを貯留する、本発明の液体貯留容器に相当する。
尚、図13では、サブタンク91とインクカートリッジ4が同じ高さ位置(プリンタ本体の底面1a)に配置されているが、インクカートリッジ4がサブタンク91よりも低い位置に配置されてもよい。さらに、インクカートリッジ4がサブタンク91よりも高い位置に配置されてもよいが、その場合に、インクカートリッジ4とサブタンク91の間で常にインクの行き来ができるようになっており、インクカートリッジ4の水頭圧が常時サブタンク91に作用していると、第2ヘッド3から逆流したインクがサブタンク91へ逃されにくくなる。
そこで、インクカートリッジ4をサブタンク91よりも高い位置に配置する場合には、待機状態ではインクカートリッジ4とサブタンク91との間のインクの流れは途絶えているためにインクカートリッジ4の水頭圧がサブタンク91に作用せず、サブタンク91内のインク量が少なくなったときにのみ、インクカートリッジ4からサブタンク91へインクが供給されるような構成であることが好ましい。このような構成としては、例えば、本願出願人が、特開2005−103758号公報において提案している、インクカートリッジとバッファタンクの構成を採用することができる。
2]前記実施形態のプリンタ1は、用紙搬送経路8を挟んで両側に配置された第1ヘッド2と第2ヘッド3により、印刷用紙Pの両面に同時印刷可能に構成されたものであるが、本発明を片面印刷用のプリンタに適用することも可能である(変更形態2)。
即ち、図14に示すように、変更形態2のプリンタ1Bにおいては、メインローラ14や拍車ローラ15により搬送される印刷用紙Pの用紙搬送経路8が、搬送方向下流側ほど下方に向かうように傾斜している。そして、この傾斜した用紙搬送経路8の上側に、第1ヘッド2と第2ヘッド3が、下から順に配置されている。尚、このプリンタ1Bでは、第1ヘッド2の下面、及び、第2ヘッド3の下面が、ノズル55が配置された液滴噴射面となっている。
また、第1ヘッド2は、2つのヘッド2,3の下面(ノズルが配置された液滴噴射面)よりも下方に配置されたインクカートリッジ4と、チューブ11を介して接続されている。さらに、第1ヘッド2と第2ヘッド3もチューブ12を介して接続されている。つまり、上側の第2ヘッド3は、下側の第1ヘッド2を介して、インクカートリッジ4に接続されている。
このプリンタ1Bにおいては、用紙搬送方向に沿って配置された2つのヘッド2,3からそれぞれ液滴が噴射されることによって、搬送される印刷用紙Pの上面にのみ画像等が印刷される。このような片面印刷用のプリンタ1Bであっても、インクカートリッジ4と、ノズル55の高さ位置が異なる2つのヘッド2,3とを直列的に接続することによって、チューブ11,12の合計長さを短くすることが可能である。また、上方に位置する第2ヘッド3においてノズル55bのメニスカスがブレイクしたときに、第2ヘッド3から第1ヘッド2へ逆流してくるインクは、さらに、第1ヘッド2からインクカートリッジ4へ逃されるため、第1ヘッド2の第1ノズル55aにおけるメニスカスのブレイクが防止される。
3]前記実施形態では、ノズル位置の異なる2つのヘッドの両方が固定ラインヘッドであったが、2つのヘッドのうちの一方、又は、両方が、一方向に往復移動しながら印刷用紙に対して液滴を噴射するシリアル型のヘッドである場合でも、本発明を適用することによって同様の効果が得られる。
4]前記実施形態では、1つのインクカートリッジに2つのヘッドが直列的に接続されていたが、ノズルの高さ位置が互いに異なる3以上の複数のヘッドが、1つのインクカートリッジと直列的に接続されてもよい。尚、この場合、ノズルの高さ位置が低いヘッドほど、インクカートリッジ側(インク供給方向上流側)に位置するように、複数のヘッドが直列接続される。
以上説明した実施形態は、本発明を、記録用紙にインクを噴射して画像等を記録するインクジェット式のプリンタに適用したものであるが、本発明の適用対象は、このようなプリンタに限られない。即ち、インク以外の様々な種類の液体をその用途に応じて対象に噴射する、種々の液滴噴射装置に本発明を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側面図である。 図1のプリンタの正面図である。 吸引パージ時のプリンタの正面図である。 第1ヘッドの正面図である。 図4の第1ヘッドの鉛直断面図である。 第2ヘッドの正面図である。 図6の第1ヘッドの鉛直断面図である。 ヘッド本体の平面図である。 図8の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図9に示すX-X線に沿った部分断面図である。 (a)はアクチュエータユニットの拡大断面図であり、(b)は(a)に示されている個別電極の平面図である。 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 変更形態1に係るプリンタの概略構成を示す側面図である。 変更形態2に係るプリンタの概略構成を示す側面図である。
符号の説明
1,1A,1B プリンタ
2 第1ヘッド
3 第2ヘッド
4 インクカートリッジ
5 用紙搬送機構
6 メンテナンス機構
11,12 チューブ
55a 第1ノズル
55b 第2ノズル
91 サブタンク

Claims (4)

  1. 液滴を噴射する第1ノズルを有する第1液滴噴射ヘッドと、
    同じく液滴を噴射するノズルであって、前記第1ノズルよりも上方に位置する第2ノズルを有する、第2液滴噴射ヘッドと、
    前記第1液滴噴射ヘッドの第1ノズル及び前記第2液滴噴射ヘッドの第2ノズルよりもさらに下方に位置するとともに、前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドに液体を供給する液体貯留容器とを備え、
    前記第1液滴噴射ヘッドは、前記液体貯留容器とチューブで直接接続され、
    前記第2液滴噴射ヘッドは、前記第1液滴噴射ヘッドとチューブで接続されることにより、前記第1液滴噴射ヘッドを介して前記液体貯留容器と接続されていることを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 前記液体貯留容器は、前記第1液滴噴射ヘッドの一端部と接続され、
    前記第2液滴噴射ヘッドは、前記第1液滴噴射ヘッドの他端部と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドは、共に、所定の一方向に沿って配置された多数のノズルからなるノズル列を有し、且つ、所定位置に位置決め固定された状態で液滴を噴射する、固定ラインヘッドであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記第1液滴噴射ヘッドと前記第2液滴噴射ヘッドの間において、液滴が噴射される対象である被噴射体を搬送する搬送手段を備え、
    前記第1液滴噴射ヘッドの前記第1ノズルと、前記第2液滴噴射ヘッドの前記第2ノズルは、前記搬送手段により搬送される前記被噴射体の両面にそれぞれ液滴を噴射することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液滴噴射装置。
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