JP2007182015A - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個別液室の側壁の変形の発生を抑制し、クロストークによる吐出量ばらつきを無くす液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液滴の吐出口2とこれに連通する個別液室3を備えた液体吐出ヘッドである。個別液室2を構成する側壁の複数の壁面が、個別液室3の内側に向かって凸形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を吐出する吐出口とこれに連通する個別液室を備え、この個別液室の一部を構成する振動板に、時間とともに推移する変位を与えることにより液滴を吐出する液体吐出ヘッド及び該ヘッドを用いた液体吐出装置に関する。
本発明は、紙、布、革、不織布、OHP等に印刷する機器や、基板、板材、固体物等に液体を付着させるパターニング装置や塗装装置等に適用可能である。
従来において、高密度のドット印刷に対応させるために多数のインク圧力室が密集配列できるインクジェットプリンタヘッドの発明がなされている。
特許文献1には、インクに噴射圧力を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータに対向するインク圧力室とを備えたキャビティープレートを有するインクジェットプリンタヘッドが開示されている。具体的には、前記キャビティープレートに設けられたインク圧力室は一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形に形成されている。当該平行四辺形の圧力室の一方の鋭角部にインク供給口が形成され、他方の鋭角部にノズルが形成されている。当該平行四辺形の圧力室は3列以上あって、第1と第2の圧力室列は、ノズル側の鋭角部を互いに他の列の圧力室間に入り込ませて配置され、第3の圧力室列は、ノズル側の鋭角部を第1または第2の圧力室列の供給口側の鋭角部間に入り込ませて配置されている。
ところが、本発明者が鋭意検討した中で、上記特許文献1に開示されたヘッドに不具合があることを見出した。詳細には、圧力室(以下、本明細書では個別液室と称す)を形成したプレートの厚み(個別液室の高さ)が各個別液室との間に位置する隔壁の厚みに比べて厚くなると、クロストークが発生することを見出した。つまり、個別液室の高さが、隣り合う個別液室の間にある側壁の厚みに比べて厚く(個別液室の高さが高く)なると、クロストークが発生する。
すなわち、個別液室を膨張させるようにアクチュエータが挙動した際に個別液室内の液体を通して隔壁が変形される。その結果、吐出状態に無い隣接の個別液室C0の容積を収縮させてしまい、メニスカスの隆起を、ひいては振動させてしまう。このようなタイミングのときに前記個別液室C0に吐出信号が投入された場合、基準量からずれた量の液体が吐出されて高精細な画像の形成に悪影響を及ぼした。
特許第3666386号公報
本発明の目的は、圧力室を密集配置させながらもクロストークによる画像劣化をなくす液体吐出ヘッドを提供することである。
上記目的を達成するために本発明の液体吐出ヘッドは、液滴を吐出する吐出口が形成されたオリフィスプレートと、前記オリフィスプレートに対向する位置に配置され、液滴を吐出するエネルギー発生素子と、前記オリフィスプレートと前記エネルギー発生素子との間に形成される側壁と、によって構成される個別液室を有し、前記個別液室は、前記吐出口および共通液室に連通し、かつ前記吐出口毎に設けられた液体吐出ヘッドにおいて、前記側壁の複数の壁面が、前記個別液室の内側に向かって凸形状であることを特徴とする。
また、本発明の液体吐出装置は、上述の液体吐出ヘッドと、前記エネルギー発生素子を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、圧力室を密集配置させながらもクロストークによる画像劣化をなくすことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図6は、本発明の液体吐出ヘッドが適用可能な液体吐出装置の斜視図である。記録装置に挿入された被記録媒体Pは、送りローラ109,110によって液体吐出ヘッドユニット100の記録可能領域へ搬送される。液体吐出ヘッドユニット100は、2つのガイド軸107,102によって、それらの延在方向(主走査方向)に沿って移動可能にガイドされており、記録領域を往復走査する。液体吐出ヘッドユニット100の走査方向が主走査方向であり、被記録媒体Pの搬送方向Bが副走査方向となる。液体吐出ヘッドユニット100には、複数色のインク液滴を吐出する複数の液体吐出ヘッドと、それぞれの液体吐出ヘッドにインクを供給するためのインクタンク101B,101C,101M,101Yが搭載されている。この例の液体吐出装置における複数色のインクは、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色である。
液体吐出ヘッドユニット100が移動可能な領域の右端の下部には、回復系ユニット112が配備されており、非記録動作時に各液体吐出ヘッドの吐出口部のキャッピングや回復処理を行なう。
本例の場合、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色インク(Bk,C,M,Y)のインクタンクが全て独立に交換可能な構成となっている。液体吐出ヘッドユニット100には、Bkのインク液滴,Cのインク液滴,Mのインク液滴,Yのインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド群が搭載される。さらに、Bk用インクタンク101B、C用インクタンク101C、M用インクタンク101M、Y用インクタンク101Yが搭載される。各インクタンクは液体吐出ヘッド群と接続され、液体吐出ヘッド群の吐出口に連通するノズル流路内にインクを供給する。この例以外にも例えば、各色用のインクタンクを任意の組み合わせで一体構造としてもよい。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1を参照して説明する。図1は複数配置された個別液室3の平面図を示す。ここでいう個別液室の平面形状とは、オリフィスプレートが形成される面と平行に個別液室を切断した時の形状を示す。図2は吐出口2と後方絞り8の中心を通る断面図であり、図1中の一点鎖線A−A位置での断面図である。
この例の液体吐出ヘッドは各個別液室3に対応して設けられたエネルギー発生素子5として、該個別液室を膨張、収縮させて個別液室の容積を変化させる圧電素子9とこの上に積層された振動板4とが配置されている。また、エネルギー発生素子5を制御する制御手段として、記録情報に対応する駆動電圧を印加することで吐出口2から液滴を吐出させる記録方式を採用している。これに電力を供給するための電極配線(不図示)が設けられている。圧電素子9に吐出信号を投入すると、振動板4が膨張し、吐出口2から液滴が吐出される。吐出口2は、オリフィスプレート1に形成されている。オリフィスプレート1は、エネルギー発生素子5の設置面に対し個別液室3を形成する基体6を介して対向している。基体6には、吐出口2と個別液室3を連通するオリフィス連通口7と、後方絞り8が形成されている。また、後方絞り8は不図示の共通液室へ接続される部位である。この共通液室にはヘッド外部からインクなどの液体が供給される。図1では、共通液室へと繋がる部分である後方絞り8が3箇所示されているが、少なくとも1箇所で構わない。本明細書における側壁10とは、個別液室を構成する壁のうち、エネルギー発生素子5が形成されている壁と、該エネルギー発生素子に対向する壁とを、除いた壁を示す。つまり、オリフィスプレート1とエネルギー発生素子5との間に形成され、個別液室を囲んでいる壁のことである。
作製した液体吐出ヘッド(共通液室は不図示)では、吐出口2および後方絞り8ともに丸穴とした。吐出口2の半径は5〜15μmで種々作製した。
図3〜5に個別液室の平面形状の模式図を示す。各個別液室3の平面形状は、四角形の4辺(図3a中に破線で示す)に対して内側に凸に入り込んだ曲線または折れ線で閉じられた形状と、4箇所の尖った部分に丸形状を重ねた形状である。もちろん、n角形に対して内側に入り込んだ曲線または折れ線で閉じられた形状と、n箇所の尖った部分に丸みを追加工した形状であっても構わない(本形状を公知の加工法によって一括で形成しても構わない)。また、丸み部形状を多角形や任意形状にしても構わない。
このように、四角形に対して内側に凸に入り込んだ曲線または折れ線で閉じられた形状(アーチ形状)にすることで、個別液室内圧による外側への変形(図3a中の太矢印)を抑制する効果を高めることができる。
一方、比較例として、個別液室3の平面形状を前述した四角形とすると図3bとなる。図4は、図3aの形状と図3bの形状とを重ね合わせた状態で複数の個別液室3を配列した図である。この図から以下のことが明らかとなる。すなわち、図3bに示すような個別液室(破線で四角形の輪郭を示す)の間隔を詰めて、仮に隔壁の厚みがゼロになるように配置しても、図3aに示した個別液室ならば充分な隔壁厚が確保できることがわかる。吐出口2を同じ密度で同じ位置に配置しようとする場合、図3bに示した個別液室(破線で四角形の輪郭を示す)では不可能であっても、図3aに示した個別液室ならば実現できるという大きな差が出る。
また図1に示した個別液室3によれば、後方絞り8を複数箇所(3箇所)に分散させて設けているので、充分な液体供給という観点から考えても各々の後方絞り8の断面積を小さくできるので、個別液室を密集させるのに効果的である。
シアンインク(密度1.0×103kg/m3,粘性3.0×10-3Pa・s,表面張力3.5×10-2N/m)を用いて吐出を行ったところ、液滴は安定に吐出でき、一回の副走査にて600dpi(1インチ当り600ドット)の記録ができた。
また、図7に示すように各個別液室23から吐出口22へ接続する位置関係を変更した液体吐出ヘッドも作製したところ、液滴は安定に吐出でき、一回の副走査にて600dpi記録ができた。なお、吐出口22と連通する個別液室23は図2の断面形状と同様である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図5を参照して説明する。図5は個別液室13の平面図である。本実施形態は図1に示した個別液室3の平面形状を変えたものである。
各個別液室13の平面形状は、四角形の4辺(図5中に破線で示す)に対して、内側に凸に入り込んだ曲線または折れ線で閉じられた形状であり、実施形態1のように個別液室の4箇所の尖った部分に丸形状を重ねた形状を持たない。もちろん、n角形に対して内側に入り込んだ曲線または折れ線で閉じられた形状であっても構わない。
本形状では、実施形態1に比べて加工工程を少なくできる。
液滴は安定に吐出でき、一回の副走査にて600dpi記録ができた。
上述のように各実施形態の液体吐出ヘッドでは、図1及び図2等から分かるように、個別液室を構成する壁面のうち振動板でなく、かつ該振動板に対向する個別液室壁面でない複数の壁面(本例では4面)を、個別液室内側に向かって凸形状にした。このため、個別液室内圧による個別液室外側への変形を抑制する効果を高めることができ、クロストークを防止して画質劣化を防ぐことができる。
本発明の液体吐出ヘッドの実施形態1における個別液室の配置を説明する平面図である。 実施形態1の液体吐出ヘッドにおける個別液室の断面図である。 実施形態1における個別液室の平面図 比較例における個別液室の平面図 本発明の実施形態1における個別液室と比較例における個別液室との差を説明する図である。 本発明の実施形態2における個別液室と比較例における個別液室とを重ねた図である。 本発明に適用可能な液体吐出装置の概略斜視図である。 本発明による液体吐出ヘッドユニットの平面図である。
符号の説明
1 オリフィスプレート
2、12、22 吐出口
3、13、23 個別液室
4 振動板
5 エネルギー発生素子
9 圧電素子
10 側壁

Claims (5)

  1. 液滴を吐出する吐出口が形成されたオリフィスプレートと、前記オリフィスプレートに対向する位置に配置され、液滴を吐出するためのエネルギー発生素子と、前記オリフィスプレートと前記エネルギー発生素子との間に形成される側壁と、によって構成される個別液室を有し、前記個別液室は、前記吐出口および共通液室に連通し、かつ前記吐出口毎に設けられた液体吐出ヘッドにおいて、
    前記側壁の複数の壁面が、前記個別液室の内側に向かって凸形状であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記凸形状の各側壁の交差する部分のうち1つは前記吐出口へ連通し、かつ他の少なくとも1つは前記共通液室へ連通していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記凸形状の各側壁の交差する部分が、丸みをおびた丸み部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記エネルギー発生素子は、振動板と、圧電素子と、を含むこと特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドと、前記エネルギー発生素子を制御する制御手段と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
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