JP2009108147A - フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物 - Google Patents

フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】
難燃性を有する硬化物を与えるエポキシ樹脂、そのエポキシ樹脂の原料となるフェノール樹脂、および該エポキシ樹脂を含有するエポキシ樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】
メシチレン−ホルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、トルエン−ホルムアルデヒド樹脂、ナフタレン−ホルムアルデヒド樹脂などの芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂にナフトールおよびフェノールの混合物を反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂を、さらにエピハロヒドリンと反応させることにより得られるエポキシ樹脂。
【選択図】なし

Description

本発明は難燃性に優れた硬化物を与えるエポキシ樹脂、およびその原料として有用なフェノール樹脂に関する。
エポキシ樹脂は種々の硬化剤とともに硬化させることにより、一般的に機械的性質、耐水性、耐薬品性、耐熱性、電気的性質などに優れた硬化物となり、接着剤、塗料、積層板、成型材料、注型材料、レジストなどの幅広い分野に利用されている。
近年、電気電子部品の難燃剤としてハロゲン系エポキシ樹脂と三酸化アンチモンが多用されているが、これらを使用した製品はその廃棄後の不適切な処理により、ダイオキシン等の有害物質の発生に寄与することが指摘されている。上記の問題を解決する方法の一つとして、リン原子を骨格に有するエポキシ樹脂が提案されている。特に、通常のリン酸エステルタイプの化合物を使用しなくても、樹脂骨格を選ぶことで従来のエポキシ樹脂に比べ難燃性に優れたものが開発されてきている。現在、特に一般に「ハロゲンフリー、リンフリー」と呼ばれる難燃性が求められており、難燃剤を使用せずに難燃性を発現するような樹脂骨格の探索がなされている。
この要求を満たすエポキシ樹脂としては、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とフェノールを反応させてフェノール変性芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂を製造し、この水酸基をエピクロルヒドリンとを反応させてグリシジルエーテル化して得られるエポキシ樹脂が挙げられている(特許文献1)が、充分な難燃性を示しておらず、更なる特性の向上が期待されている。また、特許文献2には芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に反応させるフェノール類に各種フェノール類が利用可能である旨が記載されているが、具体的に本発明の構成及び効果は開示していない。
特開2005−171188号公報 特開2005−179448号公報
本発明は難燃性に優れた硬化物を与えるエポキシ樹脂を提供することを目的とする。
本発明者らは前記したような実状に鑑み、鋭意検討した結果、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂にナフトール等を反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂を、エピハロヒドリンと反応させることで得られるエポキシ樹脂がこれらの要求を満たすものであることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明の要旨構成は次のとおりである。
(1)芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂。
(2)上記(1)に記載のフェノール樹脂をエピハロヒドリンと反応させることによって得られるエポキシ樹脂。
(3)上記(1)または(2)に記載のエポキシ樹脂、および硬化剤を含有するエポキシ樹脂組成物。
(4)上記(3)に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
(5)芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させることを特徴とするノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
(6)芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させ得られたノボラック型フェノール樹脂をエピハロヒドリンと反応させることを特徴とするエポキシ樹脂の製造方法。
本発明のエポキシ樹脂は難燃性に優れた硬化物を与える樹脂である。したがって、本発明のエポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂組成物は電気・電子材料、成型材料、注型材料、積層材料、塗料、接着剤、レジスト用途、などの広範囲の用途に有用である。
本発明のフェノール樹脂は、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とフェノール類の混合物を反応させて得られる。反応は、通常、触媒の存在下に前記混合物加熱撹拌して行う。
芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂としては、メシチレン、キシレン、トルエン、ベンゼン、ナフタレン、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、その他の各種芳香族炭化水素の単独もしくは複数の化合物とアルデヒド類を反応させ得られる樹脂が挙げられ、具体的にはメシチレン−ホルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、トルエン−ホルムアルデヒド樹脂、ナフタレン−ホルムアルデヒド樹脂などが例示される。これらを単独または2種類以上組み合わせて使用することができる。
次に本発明にフェノール樹脂を得る反応において、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂と反応させるナフトール及び他のフェノール化合物に関して説明する。
使用できるナフトールとしては、1−ナフトールまたは2−ナフトールが挙げられる。使用する際は単独でも、混合物でも良いが、2−ナフトール単独の使用が好ましい。ナフトールの使用量は芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂100gに対して通常0.01〜1.35モル、好ましくは0.05〜1.35モルである。
前記他のフェノール化合物としては特に限定されないが、例えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール等のクレゾール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノール等のキシレノール、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール等のエチルフェノール、イソプロピルフェノール、ブチルフェノール、p−tert−ブチルフェノール等のブチルフェノール、p−tert−アミルフェノール、p−オクチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−クミルフェノール等のアルキルフェノール、フルオロフェノール、クロロフェノール、ブロモフェノール、ヨードフェノール等のハロゲン化フェノール、p−フェニルフェノール、アミノフェノール、ニトロフェノール、ジニトロフェノール、トリニトロフェノール等の1価フェノール置換体、レゾルシン、アルキルレゾルシン、ピロガロール、カテコール、アルキルカテコール、ハイドロキノン、アルキルハイドロキノン、フロログルシン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ジヒドロキシナフタリン等の多価フェノール化合物などが挙げられる。これらを単独または2種類以上組み合わせて使用することができる。
これら他のフェノール化合物の使用量は芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂100gに対して通常0.01〜6.5モル、好ましくは0.1〜3.5モルである。
反応の際に、ナフトールおよび他のフェノール化合物は同時に反応させても良いが、過剰フェノール類を留去する工程を簡便にするため、まずナフトールを全量反応させた後に、さらに他のフェノール化合物を反応させることもできる。
触媒としては酸性触媒が好ましい。例えば塩酸、硫酸、硝酸のような無機酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、シュウ酸のような有機酸が挙げられる。これらは単独、もしくは複数使用することもできる。触媒の使用量は芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂の使用量に対して通常0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%である。
反応は無溶媒で行なってもよく、溶液中で行なってもよい。溶媒を用いる際は特に指定はないが、例えばトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノンなどが挙げられる。反応温度は通常20〜180℃、好ましくは20〜120℃である。反応時間は通常1分〜24時間、好ましくは5分〜12時間である。
このようにして得られたノボラック型フェノール樹脂とエピハロヒドリンとを反応させ、エポキシ化することにより本発明のエポキシ樹脂が得られる。
本発明のエポキシ樹脂を得る反応において、エピハロヒドリンとしてはエピクロルヒドリン、α-メチルエピクロルヒドリン、γ-メチルエピクロルヒドリン、エピブロモヒドリン等が使用でき、本発明においては工業的に入手が容易なエピクロルヒドリンが好ましい。エピハロヒドリンの使用量は前述のノボラック型フェノール樹脂の水酸基1モルに対し通常2〜20モル、好ましくは4〜10モルである。
上記反応において使用できるアルカリ金属水酸化物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられ、固形物を利用してもよく、その水溶液を使用してもよい。水溶液を使用する場合は該アルカリ金属水酸化物の水溶液を連続的に反応系内に添加すると共に減圧下、または常圧下連続的に水及びエピハロヒドリンを留出させ、更に分液して水を除去し、エピハロヒドリンを反応系内に連続的に戻す方法でもよい。アルカリ金属水酸化物の使用量はノボラック型フェノール樹脂の水酸基1モルに対して通常0.9〜3.0モルであり、好ましくは1.0〜2.5モル、より好ましくは1.1〜2.0モルである。
反応を促進するためにテトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩を触媒として添加することが好ましい。4級アンモニウム塩の使用量としてはノボラック型フェノール樹脂の水酸基1モルに対し通常0.1〜15gであり、好ましくは0.2〜10gである。
また、エポキシ化の際に、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の非プロトン性極性溶媒などを添加して反応を行うことが反応進行上好ましい。
上記アルコール類を使用する場合、その使用量はエピハロヒドリンの使用量に対し通常2〜50重量%、好ましくは4〜20重量%である。また非プロトン性極性溶媒を用いる場合はエピハロヒドリンの使用量に対し通常5〜100重量%、好ましくは10〜80重量%である。
反応温度は通常30〜90℃であり、好ましくは35〜80℃である。反応時間は通常0.5〜10時間であり、好ましくは1〜8時間である。
反応終了後、反応物を水洗後、または水洗無しに加熱減圧下でエピハロヒドリンや溶媒等を除去する。また更に加水分解性ハロゲンの少ないエポキシ樹脂とするために、回収したエポキシ樹脂をトルエン、メチルイソブチルケトンなどの溶剤に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて反応を行ない、閉環を確実なものにすることも出来る。この場合アルカリ金属水酸化物の使用量は前述のノボラック型フェノール樹脂の水酸基1モルに対して通常0.01〜0.3モル、好ましくは0.05〜0.2モルである。反応温度は通常50〜120℃、反応時間は通常0.5〜2時間である。
反応終了後、生成した塩を濾過、水洗などにより除去し、更に加熱減圧下溶剤を留去することにより本発明のエポキシ樹脂が得られる。
得られた本発明のエポキシ樹脂は下記する本発明のエポキシ樹脂組成物としての用途の他、各種樹脂原料、例えばエポキシアクリレートおよびその誘導体、オキサゾリドン系化合物、環状カーボネート化合物等の原料として使用できる。
以下、本発明のエポキシ樹脂組成物について記載する。
本発明のエポキシ樹脂組成物は本発明のエポキシ樹脂及び硬化剤を必須成分として含有する。本発明のエポキシ樹脂組成物において本発明のエポキシ樹脂は単独でまたは他のエポキシ樹脂と併用して使用することが出来る。併用する場合、本発明のエポキシ樹脂の全エポキシ樹脂中に占める割合は30重量%以上が好ましく、特に40重量%以上が好ましい。ただし、本発明のエポキシ樹脂をエポキシ樹脂組成物の改質剤として使用する場合は、全エポキシ樹脂中で1〜30重量%となる割合で添加する。
本発明のエポキシ樹脂と併用できる他のエポキシ樹脂としては、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂などが挙げられる。具体的には、ビスフェノールA、ビスフェノールS、チオジフェノール、フルオレンビスフェノール、テルペンジフェノール、4,4’−ビフェノール、2,2’−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオール、ハイドロキノン、レゾルシン、ナフタレンジオール、トリス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、フェノール類(フェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール、アルキル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、ジシクロペンタジエン、フルフラール、4,4’−ビス(クロルメチル)−1,1’−ビフェニル、4,4’−ビス(メトキシメチル)−1,1’−ビフェニル、1,4−ビス(クロロメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メトキシメチル)ベンゼン等との重縮合物及びこれらの変性物、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類またはアルコール類等から誘導されるグリシジルエーテル化物、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルアミン系エポキシ樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹脂等の固形または液状エポキシ樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本発明のエポキシ樹脂組成物が含有できる硬化剤としては、例えばアミン系化合物、酸無水物系化合物、アミド系化合物、フェノール系化合物、カルボン酸系化合物などが挙げられる。使用できる硬化剤の具体例としては、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロンジアミン、ジシアンジアミド、リノレン酸の2量体とエチレンジアミンより合成されるポリアミド樹脂、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、フルオレンビスフェノール、テルペンジフェノール、4,4’−ビフェノール、2,2’−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオール、ハイドロキノン、レゾルシン、ナフタレンジオール、トリス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、フェノール類(フェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール、アルキル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、ジシクロペンタジエン、フルフラール、4,4’−ビス(クロロメチル)−1,1’−ビフェニル、4,4’−ビス(メトキシメチル)−1,1’−ビフェニル、1,4’−ビス(クロロメチル)ベンゼン、1,4’−ビス(メトキシメチル)ベンゼン等との重縮合物及びこれらの変性物、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類、イミダゾール、トリフルオロボラン−アミン錯体、グアニジン誘導体、テルペンとフェノール類の縮合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本発明のエポキシ樹脂組成物において硬化剤の使用量は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して0.7〜1.2当量が好ましい。エポキシ基1当量に対して、0.7当量に満たない場合、あるいは1.2当量を超える場合、いずれも硬化が不完全となり良好な硬化物性が得られない恐れがある。
本発明のエポキシ樹脂組成物においては、硬化促進剤を使用しても差し支えない。使用できる硬化促進剤の具体例としては2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等の第3級アミン類、トリフェニルホスフィン等のホスフィン類、オクチル酸スズ等の金属化合物等が挙げられる。硬化促進剤を用いる場合は、エポキシ樹脂100重量部に対して0.1〜5.0重量部が必要に応じ用いられる。
さらに本発明のエポキシ樹脂組成物には、必要に応じてバインダー樹脂を配合することも出来る。バインダー樹脂としてはブチラール系樹脂、アセタール系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ−ナイロン系樹脂、NBR−フェノール系樹脂、エポキシ−NBR系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。バインダー樹脂の配合量は、硬化物の難燃性、耐熱性を損なわない範囲であることが好ましく、組成物中の樹脂成分100重量部に対して通常0.05〜50重量部、好ましくは0.05〜20重量部が必要に応じて用いられる。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、必要に応じて無機充填剤を添加することができる。無機充填剤としては、結晶シリカ、溶融シリカ、アルミナ、ジルコン、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、ジルコニア、フォステライト、ステアタイト、スピネル、チタニア、タルク等の粉体またはこれらを球形化したビーズ等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。これら無機充填剤は、本発明のエポキシ樹脂組成物中において0〜95重量%を占める量が用いられるが、難燃性、機械性強度から特に50重量%以上が好ましく、70重量%以上が特に好ましい。更に本発明のエポキシ樹脂組成物には、シランカップリング剤、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の離型剤、顔料等の種々の配合剤、各種熱硬化性樹脂を添加することができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、各成分を均一に混合することにより得られる。本発明のエポキシ樹脂組成物は従来知られている方法と同様の方法で容易にその硬化物とすることができる。例えば本発明のエポキシ樹脂と硬化剤並びに必要により硬化促進剤、無機充填材及び配合剤とを必要に応じて押出機、ニーダ、ロール等を用いて均一になるまで充分に混合してエポキシ樹脂組成物を得、そのエポキシ樹脂組成物を溶融後注型あるいはトランスファー成型機などを用いて成型し、さらに80〜200℃で2〜10時間加熱することにより本発明の硬化物を得ることができる。
また本発明のエポキシ樹脂組成物をトルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の溶剤に溶解させ、エポキシ樹脂組成物ワニスとし、ガラス繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アルミナ繊維、紙などの基材に含浸させて加熱乾燥して得たプリプレグを熱プレス成形することにより、本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物とすることができる。この際の溶剤は、本発明のエポキシ樹脂組成物と該溶剤の混合物中で通常10〜70重量%、好ましくは15〜70重量%を占める量を用いる。
また本発明のエポキシ樹脂をフィルム型組成物の改質剤、具体的にはB−ステージにおける柔軟性等を向上させる場合に用いることができる。このようなフィルム型の樹脂組成物を得る場合は、ワニスとした本発明のエポキシ樹脂組成物を剥離フィルム上に塗布し加熱下で溶剤を除去する。このシート状接着剤は多層基板などにおける層間絶縁層として使用することが出来る。
本発明のエポキシ樹脂硬化物の用途のうち、接着剤としては、土木用、建築用、自動車用、一般事務用、医療用の接着剤の他、電子材料用の接着剤が挙げられる。これらのうち電子材料用の接着剤としては、ビルドアップ基板等の多層基板の層間接着剤、ダイボンディング剤、アンダーフィル等の半導体用接着剤、BGA補強用アンダーフィル、異方性導電性フィルム(ACF)、異方性導電性ペースト(ACP)等の実装用接着剤等が挙げられる。
また、本発明のエポキシ樹脂は接着剤としても利用することができる。接着剤としては、土木用、建築用、自動車用、一般事務用、医療用の接着剤の他、電子材料用の接着剤が挙げられる。これらのうち電子材料用の接着剤としては、ビルドアップ基板等の多層基板の層間接着剤、ダイボンディング剤、アンダーフィル等の半導体用接着剤、BGA補強用アンダーフィル、異方性導電性フィルム(ACF)、異方性導電性ペースト(ACP)、非導電性フィルム(NCF)等の実装用接着剤等が挙げられる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、以下において部は特に断わりのない限り重量部である。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらキシレンホルムアルデヒド樹脂(フドー株式会社製、ニカノールG)90部とナフトール15部とをパラトルエンスルホン酸0.09部を触媒とし、120度で8時間撹拌し、反応させた。GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)により反応を追跡し、反応が終了していることを確認し、フェノール225部を加え、さらに120度で8時間反応させた。GPCにより反応が終了していることを確認し、中和剤としてトリポリリン酸ナトリウム2部を加え、加熱しつつ減圧し、未反応の余剰フェノールを留去させた。その後、メチルイソブチルケトン180部に溶解させ、水洗した後再び減圧蒸留をし、メチルイソブチルケトンを留去し、本発明のノボラック型フェノール樹脂140部を得た。得られたフェノール樹脂のOH当量は287g/eq、軟化点は72.7℃である。
実施例2
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに窒素パージを施しながら、実施例1で得たノボラック型フェノール樹脂100部、エピクロルヒドリン129部、メタノール7.5部を加え、撹拌下、75℃にまで昇温し、溶解し、フレーク状の水酸化ナトリウム14.3部を90分かけて分割添加した後、75℃のまま1.25時間、反応を行なった。反応終了後水洗を行ない、油層からロータリーエバポレーターを用いて130℃で減圧下、過剰のエピクロルヒドリン等の溶剤を留去した。残留物にメチルイソブチルケトン220部を加え溶解し、70℃にまで昇温した。撹拌下で30重量%の水酸化ナトリウム水溶液3部を加え、1時間反応を行なった後、洗浄水が中性になるまで水洗を行ない、得られた溶液を、ロータリーエバポレーターを用いて180℃で減圧下にメチルイソブチルケトン等を留去することにより本発明のエポキシ樹脂A120部を得た。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は343g/eq、軟化点は62.1℃である。
比較例1
実施例1において、ノボラック型フェノール樹脂の合成時に用いるフェノール類をフェノール180部、2−ナフトール0部に変更する以外は同様の方法で得られたフェノール樹脂(OH当量は214g/eq、軟化点は60.7℃)を使用し、実施例2と同様にして比較用のエポキシ樹脂の合成を行なった。得られたエポキシ樹脂Bのエポキシ当量は270g/eq、軟化点は52.5℃である。
実施例3、比較例2
実施例2で得られたエポキシ樹脂A、比較例1で得られたエポキシ樹脂Bを、硬化剤としてフェノールノボラック(明和化成株式会社製 H−1 水酸基当量105g/eq)、TPP(トリフェニルホスフィン 北興化学工業株式会社製)、無機充填剤として溶融シリカMSR−2212(株式会社龍森製)、ワックスとしてカルナバ1号(株式会社セラリカNODA製)、カップリング剤としてKBM−303(信越化学工業株式会社製)を表1に示す割合(重量部)で配合した。組成物を調製後、トランスファー成型(175℃、60秒)により樹脂成型体を得、これをさらに160℃で2時間、さらに180℃で8時間かけて硬化させた。
表1
実施例3 比較例2
エポキシ樹脂A 100
エポキシ樹脂B 100
フェノールノボラック 30.5 38.9
TPP 1.0 1.0
MSR−2212 667 709
カルナバ1号 2.4 2.6
KBM−303 2.7 2.8
このようにして得られた硬化物の難燃性を測定した結果を表2に示す。尚、難燃性試験はUL−94に準拠して、厚み0.8mmの試験片についてトータル燃焼時間(自己消化するまでの時間)を測定した。
表2
実施例3 比較例2
(厚み0.8mm)
トータル燃焼時間(秒) 33(V−0) 60(V−1)
本発明のエポキシ樹脂の硬化物は比較用のエポキシ樹脂と比較して、表2に示したように燃焼時間の短い難燃性に優れた硬化物を与えることがわかる。しがって、本発明のエポキシ樹脂組成物はこの特性を生かすことにより、電気・電子材料分野、特に半導体封止、基板に有用である。

Claims (6)

  1. 芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂。
  2. 請求項1に記載のフェノール樹脂をエピハロヒドリンと反応させることによって得られるエポキシ樹脂。
  3. 請求項1または2に記載のエポキシ樹脂、および硬化剤を含有するエポキシ樹脂組成物。
  4. 請求項3に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
  5. 芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させることを特徴とするノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
  6. 芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂に少なくともナフトール及び他のフェノール化合物を含むフェノール類を反応させ得られたノボラック型フェノール樹脂をエピハロヒドリンと反応させることを特徴とするエポキシ樹脂の製造方法。
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