JP2009085317A - 自動変速制御装置 - Google Patents

自動変速制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009085317A
JP2009085317A JP2007254874A JP2007254874A JP2009085317A JP 2009085317 A JP2009085317 A JP 2009085317A JP 2007254874 A JP2007254874 A JP 2007254874A JP 2007254874 A JP2007254874 A JP 2007254874A JP 2009085317 A JP2009085317 A JP 2009085317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
state
detection
automatic transmission
shift mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007254874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4735630B2 (ja
Inventor
Ichiro Kitaori
一郎 北折
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007254874A priority Critical patent/JP4735630B2/ja
Priority to US12/235,051 priority patent/US8175778B2/en
Priority to DE102008048645.0A priority patent/DE102008048645B4/de
Publication of JP2009085317A publication Critical patent/JP2009085317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4735630B2 publication Critical patent/JP4735630B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】シフトレバー操作していないにも係わらず、自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされることによるドライバビリティ悪化を防止する。
【解決手段】T-ECUの初期化直後から初期化後待機期間の間は初期化後処理フラグFdv=on状態である(S102でNO)。この期間にメモリに保持されていた変速段とし(S122)、自動変速モードとする(S124)。初期化後待機期間後は(S102でYES)、シフトレバーによる選択操作が生じない限り(S114でNO)、自動変速モードを継続し、シフトレバーによる選択操作が生じた場合に(S114でYES)、以後、変速モードの切り替えを可能としている(S116,S106〜S112)。このためT-ECUの初期化がなされたとしても、ステップS106,S108にて変速段を低速側に変更することはない。こうして課題が達成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、選択された変速モードに基づいて自動変速機の変速状態を制御すると共に、自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わった場合に変速段又はシフトレンジを低速側に変更する自動変速制御装置に関する。
ドライバーのシフトレバー操作により、自動変速機の変速モードがドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」に変化した場合に、1速又は2速分変速段を低下させる制御が知られている(例えば特許文献1参照)。この変速段低下によりドライバーが期待するアクティブな走行感を与えることができるとするものである。
特許3017501号公報(第4頁、図8)
しかしこのような変速制御を実行している自動変速制御装置において、電源電圧低下、CPUの過大な処理負荷発生などを原因として、電源投入直後と同様に初期化処理が実行されてしまう場合がある。
このような場合には自動変速制御装置内において保持されていたマニュアルレンジ「M」(手動変速モード)のデータが初期化により消失して、一時的にドライブレンジ「D」(自動変速モード)と同等のメモリ内容となる。その後、直ちに自動変速制御装置はシフトレバーの状態を確認することでマニュアルレンジ「M」であることを検出することとなる。この状況は、ドライバーのシフトレバー操作により、自動変速機の変速モードがドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」に変化した場合と同じとなる。このため、その時の変速段よりも1速又は2速分変速段を低下させる処理が行われてしまう。すなわちシフトレバー操作がされていないにも係わらず、走行中に意図しないダウンシフトが生じて円滑な車両走行が阻害されるおそれがある。
このようなドライバビリティ上の問題は、自動変速制御装置の初期化ばかりでなく、電源電圧低下によるシフトレバー側のマニュアルレンジ「M」検出スイッチからの出力信号の一時的な消失によっても、同様な問題が生じる。
本発明は、ドライバーがシフトレバー操作していないにも係わらず、自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされることによるドライバビリティ悪化を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の自動変速制御装置は、自動変速モードと手動変速モードとを含む変速モード群から選択された変速モードに基づいて自動変速機の変速状態を制御すると共に、自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わった場合に変速段又はシフトレンジを低速側に変更する自動変速制御装置において、現在の変速段の状態データを電源電圧低下に係わらず保持する状態保持手段と、前記変速モード群の選択状態を検出する選択状態検出手段と、前記選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことを判定する検出復帰判定手段と、前記検出復帰判定手段により復帰したことが判定された後の待機期間内は、自動変速機の変速状態を前記状態保持手段にて保持されている変速段に設定して、自動変速モードによる変速制御とし、前記待機期間後は前記変速モード群に対する選択操作が生じない限り自動変速モードを継続する復帰時調節手段とを備えたことを特徴とする。
復帰時調節手段は、選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことが判定された後の待機期間内に、まず自動変速機の変速状態を状態保持手段にて保持されている変速段に設定する。このことにより電子制御回路の初期化や変速モード検出信号出力回路の異常からの復帰時においても初期化前や異常前の変速段に戻される。更に復帰時調節手段は、復帰判定後の待機期間内は自動変速モードによる変速制御とし、この待機期間後は変速モード群に対する選択操作が生じない限り自動変速モードを継続している。
このことにより、電子制御回路の初期化や変速モード検出信号出力回路の異常からの復帰が生じることで自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わったと判定されたとしても、変速段又はシフトレンジを低速側に変更する変速制御が実行されることはない。このためドライバーがシフトレバー操作していない場合に、電子制御回路の初期化や変速モード検出信号出力回路の異常からの復帰が生じてもドライバビリティが悪化することはない。
請求項2に記載の自動変速制御装置は、自動変速モードと手動変速モードとを含む変速モード群から選択された変速モードに基づいて自動変速機の変速状態を制御すると共に、自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わった場合に変速段又はシフトレンジを低速側に変更する自動変速制御装置において、現在の変速段又はシフトレンジの状態データを電源電圧低下に係わらず保持する状態保持手段と、前記変速モード群の選択状態を検出する選択状態検出手段と、前記選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことを判定する検出復帰判定手段と、前記検出復帰判定手段により復帰したことが判定された後の待機期間内に前記選択状態検出手段にて手動変速モードが検出された場合は、自動変速機の変速状態を前記状態保持手段にて保持されている変速段又はシフトレンジに設定して、手動変速モードによる変速制御とする復帰時調節手段とを備えたことを特徴とする。
復帰時調節手段は、選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことが判定され、更にこの復帰判定後の待機期間内に手動変速モードが検出されると、まず自動変速機の変速状態を状態保持手段にて保持されている変速段又はシフトレンジに設定する。このことにより、電子制御回路の初期化や変速モード検出信号出力回路の異常からの復帰時においても、手動変速モードが変速段ホールド型である場合には初期化前や異常前の変速段に戻され、レンジホールド型である場合には初期化前や異常前のシフトレンジに戻される。そして更に復帰時調節手段は手動変速モードによる変速制御としている。すなわち変速段又はシフトレンジを低速側に変更することなく、手動変速モードによる変速制御としている。
このためドライバーがシフトレバー操作していない場合に、電子制御回路の初期化や変速モード検出信号出力回路の異常からの復帰が生じてもドライバビリティが悪化することはない。
請求項3に記載の自動変速制御装置では、請求項1又は2において、前記検出復帰判定手段は、前記自動変速制御を実行する電子制御回路が初期化された直後の状態である場合を、前記選択状態検出手段による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したと判定することを特徴とする。
このことにより電子制御回路が初期化されたことに起因してドライバーがシフトレバー操作していない場合に自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされたとしても、ドライバビリティが悪化することはない。
請求項4に記載の自動変速制御装置では、請求項3において、前記待機期間は、前記電子制御回路が初期化されてから前記選択状態検出手段の検出状態を十分に認識できるまでの期間に対応して設定されていることを特徴とする。
このように待機時間を設定することにより、電子制御回路が初期化されたことに起因してドライバーがシフトレバー操作していないのに自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされる可能性のある状況を的確に捉えることができる。このことにより復帰時調節手段が上述したごとく機能することでドライバビリティの悪化を防止できる。
請求項5に記載の自動変速制御装置では、請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、電源投入時を含む電源電圧低下からの復帰により生じたものであることを特徴とする。
このような電源投入時を含む電源電圧低下からの復帰により生じた電子制御回路の初期化に対して、シフトレバー操作していないのに自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされる可能性のある状況を的確に捉えることができ、ドライバビリティの悪化を防止できる。
請求項6に記載の自動変速制御装置では、請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、前記電子制御回路における過負荷により生じたものであることを特徴とする。
このような過負荷により生じた電子制御回路の初期化に対して、シフトレバー操作していないのに自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされる可能性のある状況を的確に捉えることができ、ドライバビリティの悪化を防止できる。
請求項7に記載の自動変速制御装置では、請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、前記電子制御回路自身の指令により生じたものであることを特徴とする。
このような電子制御回路自身の指令により生じた電子制御回路の初期化に対して、シフトレバー操作していないのに自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされる可能性のある状況を的確に捉えることができ、ドライバビリティの悪化を防止できる。
請求項8に記載の自動変速制御装置では、請求項1において、前記検出復帰判定手段は、前記変速モード群の選択状態に対する検出信号出力回路が異常から復帰して信号出力を開始した直後の状態である場合を、前記選択状態検出手段による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したと判定することを特徴とする。
このことにより検出信号出力回路が異常から復帰して信号出力を開始したことに起因してドライバーがシフトレバー操作していない場合に自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされたとしても、ドライバビリティが悪化することはない。
[実施の形態1]
図1は自動変速機2及び自動変速制御装置(以下、T−ECUと称する)4の概略構成を表すブロック図である。自動変速機2は、内燃機関であるガソリンエンジン(以下、エンジンと略す)6の出力をトルクコンバータ8を介して入力し、変速後に駆動系側に出力している。この自動変速機2はギヤ部10と油圧制御部12とを備えて構成されている。このギヤ部10は、遊星ギヤ式のギヤトレーンと共に、油圧クラッチ、油圧ブレーキ等の複数の摩擦係合要素とを備えている。これら摩擦係合要素の作動組み合わせが切り換えられることで、ギヤトレーンの作動連結状態が、駐車状態、後退状態、中立状態、前進状態の内のいずれかに切り換えられる。前進状態においては、作動連結する変速段が、5速、すなわち1st、2nd、3rd、4th及び5thの内から選択される。油圧制御部12は、外部から入力する制御信号に基づいて作動する複数の電磁ソレノイドを備え、各電磁ソレノイドの作動状態によって油圧クラッチ及び油圧ブレーキの作動状態を切り換える。そして制御信号に基づいてギヤ部10の作動状態を、駐車状態、後退状態、中立状態、前進状態の内のいずれかに切り換えている。
ドライバーが操作することにより変速モード群から変速モードを選択するためのシフト装置14は、自動変速機2の作動状態を、駐車状態、後退状態、中立状態及び前進状態のいずれから選択するためのシフトレバー16を備えている。シフト装置14は、図2に示すように、P(駐車)位置、R(後退)位置、N(中立)位置、D(ドライブレンジ)位置、M(マニュアルレンジ)位置のシフト位置を備えたシフトゲートを備え、ドライバーが操作するシフトレバー16によって各シフト位置が選択される。
シフトアップスイッチ18がステアリングホイール20の左部に設けられ、シフトダウンスイッチ22がステアリングホイール20の右部に設けられている。このことによりドライバーはステアリング操作しながらシフトアップスイッチ18及びシフトダウンスイッチ22を操作することができる。シフト装置14によってM位置が選択されている状態では、ドライバーが意図的にシフトアップスイッチ18を操作することにより、変速段を1段高い変速段に切り換えるシフトアップ操作が可能である。同様にドライバーが意図的にシフトダウンスイッチ22を操作することにより、変速段を1段低い変速段に切り換えるシフトダウン操作が可能である。
自動変速機2には、車速Vを検出する車速センサ24が設けられ、シフト装置14には、シフト位置SPを検出するシフト位置センサ26が設けられている。エンジン6には、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサ28が設けられている。エンジン6の燃焼室に空気を供給する吸気管30にはスロットルバルブ32が配置されて、このスロットル開度TAを検出するスロットル開度センサ34が設けられている。そしてスロットルバルブ32の上流側には吸気量GAを検出する吸気量センサ36が設けられている。アクセルペダル38には、アクセル開度ACCPを検出するアクセル開度センサ40が設けられている。
T−ECU4は、シフトアップスイッチ18、シフトダウンスイッチ22、スロットル開度センサ34、車速センサ24、シフト位置センサ26からそれぞれの検出信号を入力し、自動変速機2の油圧制御部12に作動状態を指令する制御信号を出力し、ギヤ部10の作動状態を切り換える。すなわちT−ECU4は、シフト位置SPがP位置のときにはギヤ部10を駐車状態とし、R位置のときには後退状態とし、N位置のときには中立状態とする。
シフト位置SPがD位置のときにはT−ECU4は自動変速モードとなる。すなわち1st〜5thの全変速段から、その時の車両運転状態に応じて適切な燃費及び動力が得られる変速段を随時選択し、その変速段となるようギヤ部10の作動状態を切り換える自動変速制御を行う。この自動変速制御では、車速V及びスロットル開度TAに基づいて車両運転状態(エンジン負荷、運転者の要求トルク等)を判定し、その時の車両運転状態に対して予め設定されている変速段を選択する。
シフト位置SPがM位置のときにはT−ECU4は手動変速モードとなり、シフトアップスイッチ18によるシフトアップ操作SU、あるいはシフトダウンスイッチ22によるシフトダウン操作SDに基づき、その時に設定している変速段を1つずつ切り換える。すなわちシフトアップ操作SUが生じる度に変速段を第5速(5th)を限度として一段ずつ高くし、シフトダウン操作SDが生じる度に変速段を第1速(1st)を限度として一段ずつ低くする。
尚、シフトアップ操作SU及びシフトダウン操作SDにより変速段を一段ずつ切り換えるのは、変速段ホールドタイプの制御であるが、次のようにレンジホールドタイプの制御としても良い。すなわちシフトアップ操作SU及びシフトダウン操作SDが生じる毎にシフトレンジを変化させる。シフトレンジとしては、5レンジ、4レンジ、3レンジ、2レンジ及びLレンジの5つとして、シフトアップ操作SUが生じる毎にレンジを高くし、シフトダウン操作SDが生じる毎にレンジを低くする。尚、5レンジでは1st〜5thにて、4レンジでは1st〜4thにて、3レンジでは1st〜3rdにて、2レンジでは1st,2ndにて自動変速され、Lレンジは1stのみが使用可能である。
T−ECU4には、ダッシュボードに設けられた変速状態表示装置42が接続されている。T−ECU4は、この変速状態表示装置42に設けられたDランプ42a、Mランプ42bなどのランプの点灯・消灯にてドライバーに変速状態を報知している。
T−ECU4は、現在の変速段をフラッシュメモリやバックアップRAM等のメモリ、すなわち電源電圧低下に係わらず状態データを保持するメモリに記憶している。このためT−ECU4が電源オフとされたときや電源電圧がT−ECU4の最低動作電圧よりも低下した場合にも、直前の変速段を記憶している。したがって再度、T−ECU4が起動したときにはこの変速段保持値を参照できる。
次にT−ECU4にて実行される変速モード設定処理のフローチャートを図3に示す。本処理は、例えば5〜50msにて設定された一定の時間間隔で割り込み実行される処理であり、シフト位置センサ26によるシフトレバー16の操作状態検出内容に応じて変速モードを設定する処理である。
変速モード設定処理(図3)が実行されると、まず初期化後処理フラグFdvがoffか否かが判定される(S102)。この初期化後処理フラグFdvは、図4に示す初期化後処理フラグFdv設定処理によりon、offが設定されるフラグである。
ここで初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)について説明する。本処理も一定時間間隔(例えば5〜50ms)で割り込み実行される処理である。初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)が開始されると、まずT−ECU4の初期化直後か否かを判定する(S152)。T−ECU4は、電源投入時を含む電源電圧低下からの復帰により起動を開始した場合や過負荷が生じた後に、あるいはT−ECU4自身の指令にて、作業メモリ領域を初期化するが、ステップS152では、T−ECU4が、この初期化を実行した直後、すなわち初期化後での最初の処理か否かを判定する。初期化直後であれば(S152でYES)、初期化後処理フラグFdvにonを設定し(S154)、初期化後待機期間カウンタCiniをクリアして(S156)、一旦本処理を出る。
次の制御周期では、初期化直後ではないので(S152でNO)、次に初期化後待機期間カウンタCiniが、予め設定されている初期化後待機期間を表す基準値Adv(ここでは1〜2sに相当する値)より小さいか否かを判定する(S158)。この基準値Advは、T−ECU4が初期化されてからシフト位置センサ26の検出状態を十分に認識できるまでの期間に対応して設定されている。
当初は、Cini<Advであることから(S158でYES)、次に初期化後待機期間カウンタCiniをインクリメントして(S160)、一旦本処理を出る。
以後、Cini<Advである限り(S158でYES)、初期化後待機期間カウンタCiniをインクリメントする処理(S160)が継続する。
そして初期化後待機期間カウンタCiniのインクリメント継続により、Cini=Advとなると(S158でNO)、初期化後処理フラグFdvにoffが設定され(S162)、一旦本処理を出る。すなわち初期化直後のタイミングからCini=Advとなるタイミングまで、Fdv=onの状態が継続したことになる。
以後は、T−ECU4の初期化が再度生じない限り(S152でNO)、ステップS158にてもNOと判定されて、初期化後処理フラグFdv=off(S162)が継続することになる。こうしてT−ECU4の初期化毎に上述した処理を繰り返し、初期化直後のタイミングからCini=Aとなるタイミングまで、Fdv=onの状態が継続することになる。
尚、T−ECU4の初期化時にステップS154,S156と同じ処理が実行されるように初期化処理自体が設定されていれば、初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)は、ステップS158〜S162のみの構成とすることができる。
変速モード設定処理(図3)の説明に戻り、Fdv=offであった場合には(S102でYES)、次にドライブレンジ継続フラグFconがoffか否かを判定する(S104)。ここでFcon=offであるとすると(S104でYES)、次に、シフト位置センサ26の検出が前回の制御周期ではドライブレンジ「D」であり今回の制御周期ではマニュアルレンジ「M」になっているか否かを検出する(S106)。ここでドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変速モードの変化が無ければ(S106でNO)、シフト位置センサ26により検出されているシフトレバー16により選択された変速モードが実際にT−ECU4が自動変速機2に対して実行する変速モードとして設定される(S112)。
したがってFdv=off、Fcon=offであって、ドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変化が無ければ、ドライバーにより操作されるシフトレバー16の位置に対応した変速制御が実行されることになる。
Fdv=off、Fcon=offであって、ドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変化が有った場合には(S106でYES)、次に現在の変速段から1段分のシフトダウン、すなわち低速側に変速段を変化させる(S108)。このシフトダウン処理はドライバーが期待するアクティブな走行感を与えるためである。尚、レンジホールドタイプの場合はシフトレンジを1つダウンすることになる。又、現在1stあるいはLレンジの場合にはシフトダウンできないので、その状態を維持することになる。
次に変速モードをマニュアルレンジ「M」として(S110)、本処理を一旦出る。
このようにT−ECU4が初期化されない限りはFdv=offが継続するので、上述したごとくの処理を継続することになる。
次にT−ECU4が、電源投入時を含む電源電圧低下からの復帰により起動を開始して初期化を実行した場合、過負荷後に初期化を実行した場合、あるいはT−ECU4自身の指令により初期化を実行した場合について説明する。この場合には、初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)により、初期化直後のタイミングからCini=Aとなるタイミングまで、Fdv=onの状態が継続することになる。
したがって変速モード設定処理(図3)では、まずFdv=onであることから(S102でNO)、次にドライブレンジ継続フラグFconがoffか否かを判定する(S118)。当初は初期設定にてFcon=offであることから(S118でYES)、次にT−ECU4のフラッシュメモリやバックアップRAM等に保持されていた変速段保持データを、現在の変速段として設定する(S122)。そして変速モードをドライブレンジ「D」に設定する(S124)。
この場合、シフトレバー16がD位置以外の位置、例えばM位置にあったとしても、変速制御がドライブレンジ「D」となったことによりDランプ42aが点灯することから、ドライバーにはドライブレンジ「D」であることが認識される。
そしてドライブレンジ継続フラグFconにonを設定して(S126)、一旦本処理を出る。
次の制御周期では、初期化後処理フラグFdv=onが継続しているが(S102でNO)、ドライブレンジ継続フラグFcon=onであるので(S118でNO)、このまま本処理を一旦出る。すなわち初期化後処理フラグFdvがonとなった最初にステップS122,S124にて設定された変速段及び変速モード(ドライブレンジ「D」)にて変速制御が実行される状態が継続する。
そして初期化後待機期間を経過するとFdv=offとなることから(S102でYES)、次にFcon=offか否かを判定する(S104)。ここではFcon=onであることから(S104でNO)、シフトレバー16の操作が有ったか否かを判定する(S114)。
ドライバーがシフトレバー16を操作していなければ(S114でNO)、このまま本処理を出る。すなわち初期化後待機期間の経過後もステップS124に設定したドライブレンジ「D」の変速モードが継続することになる。
そして初期化後待機期間の経過後において(S102でYES)、シフトレバー16の操作が一旦生じれば(S114でYES)、ドライブレンジ継続フラグFconがoffに戻され(S116)、前述した通常時の処理(ステップS106〜S112)が実行されることになる。次以降の制御周期についてもFdv=off(S102でYES)、Fcon=off(S104でYES)であることから、前述した通常時の処理(ステップS106〜S112)が実行されることになる。
上述した構成において、請求項との関係は、シフト位置センサ26が選択状態検出手段に、T−ECU4が状態保持手段、検出復帰判定手段及び復帰時調節手段に相当する。T−ECU4において現在の変速段をフラッシュメモリやバックアップRAM等のメモリに保持する処理が状態保持手段としての処理に相当する。初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)のステップS152が検出復帰判定手段としての処理に相当する。初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)のステップS154〜S162及び変速モード設定処理(図3)のステップS102,S104,S114〜S126が復帰時調節手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)では、シフト位置センサ26による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰した状態として、T−ECU4の初期化直後の状態を検出している(S152)。T−ECU4の初期化直後の状態が検出されると(S152でYES)、初期化後待機期間の間は、初期化後処理フラグFdv=on状態を継続させている(S154〜S162)。
変速モード設定処理(図3)側では、この初期化後待機期間内に、まず自動変速機2を、メモリに保持されていた変速段に設定する(S122)。このことにより自動変速機2は初期化前の変速段に戻される。
更に、復帰判定後の初期化後待機期間内は自動変速モード(ドライブレンジ「D」)による変速制御とし(S124)、初期化後待機期間後はシフトレバー16による選択操作が生じない限り(S114でNO)、自動変速モードを継続している。シフトレバー16による選択操作が生じた場合に(S114でYES)、以後、変速モードの切り換えを可能としている(S116,S106〜S112)。
このため手動変速モードでの走行中に、電源電圧低下からの復帰、過負荷、自身の指令による初期化などによりT−ECU4の初期化がなされたとしても、ステップS106,S108にて示した変速段(レンジホールドタイプの場合はシフトレンジ)を低速側に変更する変速制御が実行されることはない。このためドライバーがシフトレバー16を操作していない場合、T−ECU4の初期化により自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされたとしても、ドライバビリティが悪化することはない。
[実施の形態2]
本実施の形態では、前記変速モード設定処理として図3の代わりに図5の処理を実行する。これ以外の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1,2,4も参照して説明する。
変速モード設定処理(図5)について説明する。本処理も前記図3と同様に一定時間の時間間隔で割り込み実行される処理である。本処理が開始されると、まず初期化後処理フラグFdvがoffか否かが判定される(S202)。この処理は前記図3のステップS102と同じである。Fdv=offであった場合には(S202でYES)、次にシフト位置センサ26の検出が前回の制御周期ではドライブレンジ「D」であり、今回の制御周期ではマニュアルレンジ「M」になっているか否かを検出する(S204)。ここでドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変速モードの変化が無ければ(S204でNO)、シフト位置センサ26により検出されているシフトレバー16により選択された変速モードが実際にT−ECU4が自動変速機2に対して実行する変速モードとして設定される(S210)。
したがってFdv=offであって、ドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変化が無ければ、ドライバーにより操作されるシフトレバー16の位置に対応した変速制御が実行されることになる。
Fdv=offであって、ドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」への変化が有った場合には(S204でYES)、次に現在の変速段から1段分のシフトダウン、すなわち低速側に変速段を変化させる(S206)。尚、レンジホールドタイプの場合はシフトレンジを1つダウンすることになる。又、現在1stあるいはLレンジの場合にはシフトダウンできないので、その状態を維持することになる。
そして変速モードをマニュアルレンジ「M」とし(S208)、本処理を一旦出る。
T−ECU4の初期化がされない限りは、Fdv=offが継続するので、上述した処理が継続することになる。
次に、T−ECU4が、前記実施の形態1にて説明したごとくの初期化を実行した場合について説明する。この場合には、初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)により、初期化直後のタイミングからCini=Aとなるタイミングまで、Fdv=onの状態が継続することになる。
したがって変速モード設定処理(図5)では、まず当初はFdv=onであることから(S202でNO)、次にシフト位置センサ26の検出値に基づいてシフトレバー16がM位置にあるか否かを判定する(S212)。ここでM位置でなければ(S212でNO)、前述したごとくシフトレバー16により選択された変速モードが、実際にT−ECU4が自動変速機2に対して実行する変速モードとして設定される(S210)。以後、ステップS212にてNOとされる判定が継続する限り、ステップS210の処理が継続する。
Fdv=onとなった当初からシフトレバー16がM位置にある場合、あるいは初期化後待機期間(0≦Cini<Adv)内にてシフトレバー16がM位置であると認識された場合には(S212でYES)、次のように処理される。
すなわちT−ECU4のフラッシュメモリやバックアップRAM等に保持されていた変速段保持データを、現在の変速段として設定する(S214)。尚、レンジホールドタイプの場合は、T−ECU4はシフトレンジを保持しており、この保持されていたシフトレンジ保持データを、現在のシフトレンジとして設定する。
そして変速モードをマニュアルレンジ「M」に設定して(S208)、本処理を一旦出る。このようにFdv=onである場合(S202でNO)には、Fdv=offである場合(S202でYES)とは異なり、前回ドライブレンジ「D」で今回マニュアルレンジ「M」となったとしても、現在の変速段から1段シフトダウンする処理(S206)はなされない。レンジホールドタイプの場合はシフトレンジを1つダウンする処理はなされない。
そして初期化後待機期間を経過してFdv=offとなると(S202でYES)、前述した通常時の処理(ステップS204〜S210)が実行されることになる。
上述した構成において、請求項との関係は、シフト位置センサ26が選択状態検出手段に、T−ECU4が状態保持手段、検出復帰判定手段及び復帰時調節手段に相当する。T−ECU4において現在の変速段又はシフトレンジをフラッシュメモリやバックアップRAM等のメモリに保持する処理が状態保持手段としての処理に相当する。初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)のステップS152が検出復帰判定手段としての処理に相当する。初期化後処理フラグFdv設定処理(図4)のステップS154〜S162及び変速モード設定処理(図5)のステップS202,S212,S214,S208が復帰時調節手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).T−ECU4の初期化時であることに起因して、実際には手動変速モードの操作状態が継続しているにも係わらず、マニュアルレンジ「M」が検出されたためにドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」に選択が切り替わったと判定されることがある。しかし、このような場合には変速段は保持されていた変速段(又はシフトレンジ)に設定する(S214)と共に、シフトダウンせずにマニュアルレンジ「M」による変速制御としている。このためT−ECU4の初期化に起因してドライブレンジ「D」からマニュアルレンジ「M」に選択が切り替わったと判定されても、変速段(又はシフトレンジ)は低速側に変更されることはない。
このためドライバーがシフトレバー16の操作していない場合に、T−ECU4の初期化により自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされたとしても、ドライバビリティが悪化することはない。
[実施の形態3]
本実施の形態では、前記図4に示した初期化後処理フラグFdv設定処理のステップS152の処理を、T−ECU4の初期化直後である条件とシフト位置センサ26が異常から復帰して信号出力を開始した直後である条件との論理和条件とする。
すなわちT−ECU4の初期化直後である場合にステップS152ではYESと判定されるが、これ以外に、シフト位置センサ26の異常から復帰して信号出力を開始した直後である場合にもステップS152ではYESと判定されることになる。
シフト位置センサ26の異常からの復帰時に信号出力を開始した直後の状態とは、例えばシフト位置センサ26内に設けられたM位置を検出するスイッチ部の出力信号が、接触不良や電圧供給不良などの原因で出力停止している状態から回復して信号出力が立ち上がった場合などである。この場合の特徴的な電圧立ち上がり(例えば立ち上がりが緩慢である状態)を検出することにより、シフト位置センサ26が異常から復帰して信号出力を開始した直後の状態であることを判定できる。
すなわちシフトレバー16をM位置に入れた場合にはM位置を検出するスイッチ部の出力信号は急峻に立ち上がるが、例えば接触不良や電圧供給不良状態が解消された場合の立ち上がりは緩慢な電圧信号の立ち上がりとなることから、シフト位置センサ26の異常から復帰が判定できる。
他の構成や請求項との関係は、前記実施の形態1あるいは前記実施の形態2にて示したごとくである。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).各実施の形態の効果を生じる。
更に、シフト位置センサ26の検出異常からの復帰時、すなわちシフト位置センサ26による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことにより、ドライバーの操作なしに自動変速モードから手動変速モードへの操作がされたものと見なされることがある。しかしこのように見なされたとしても、変速段(又はシフトレンジ)は低速側に変更されることはない。このためドライバビリティが悪化することはない。
[その他の実施の形態]
(a).前記各実施の形態においては自動変速機として遊星ギヤ式のオートマチックトランスミッション(AT)を採用していたが、マニュアルモードを有するものであれば、無段変速機(CVT)やHV(ハイブリッド)トランスミッションでも良く、T−ECU4にて変速制御が可能な他の変速機でも良い。
(b).図3のステップS108及び図5のステップS206では1段のシフトダウンであったが、これ以上のシフトダウン、例えば2段分のシフトダウンを実行しても良い。尚、現在1st,2ndあるいはLレンジ,2レンジの場合には2段分のシフトダウンはできないので、その状態を維持することになる。
実施の形態1の自動変速機及びT−ECUの概略構成を表すブロック図。 実施の形態1のシフトゲート構成図。 実施の形態1のT−ECUが実行する変速モード設定処理のフローチャート。 同じく初期化後処理フラグFdv設定処理のフローチャート。 実施の形態2のT−ECUが実行する変速モード設定処理のフローチャート。
符号の説明
2…自動変速機、4…T−ECU、6…エンジン、8…トルクコンバータ、10…ギヤ部、12…油圧制御部、14…シフト装置、16…シフトレバー、18…シフトアップスイッチ、20…ステアリングホイール、22…シフトダウンスイッチ、24…車速センサ、26…シフト位置センサ、28…エンジン回転数センサ、30…吸気管、32…スロットルバルブ、34…スロットル開度センサ、36…吸気量センサ、38…アクセルペダル、40…アクセル開度センサ、42…変速状態表示装置、42a…Dランプ、42b…Mランプ。

Claims (8)

  1. 自動変速モードと手動変速モードとを含む変速モード群から選択された変速モードに基づいて自動変速機の変速状態を制御すると共に、自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わった場合に変速段又はシフトレンジを低速側に変更する自動変速制御装置において、
    現在の変速段の状態データを電源電圧低下に係わらず保持する状態保持手段と、
    前記変速モード群の選択状態を検出する選択状態検出手段と、
    前記選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことを判定する検出復帰判定手段と、
    前記検出復帰判定手段により復帰したことが判定された後の待機期間内は、自動変速機の変速状態を前記状態保持手段にて保持されている変速段に設定して、自動変速モードによる変速制御とし、前記待機期間後は前記変速モード群に対する選択操作が生じない限り自動変速モードを継続する復帰時調節手段と、
    を備えたことを特徴とする自動変速制御装置。
  2. 自動変速モードと手動変速モードとを含む変速モード群から選択された変速モードに基づいて自動変速機の変速状態を制御すると共に、自動変速モードから手動変速モードに選択が切り替わった場合に変速段又はシフトレンジを低速側に変更する自動変速制御装置において、
    現在の変速段又はシフトレンジの状態データを電源電圧低下に係わらず保持する状態保持手段と、
    前記変速モード群の選択状態を検出する選択状態検出手段と、
    前記選択状態検出手段による変速モード選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したことを判定する検出復帰判定手段と、
    前記検出復帰判定手段により復帰したことが判定された後の待機期間内に前記選択状態検出手段にて手動変速モードが検出された場合は、自動変速機の変速状態を前記状態保持手段にて保持されている変速段又はシフトレンジに設定して、手動変速モードによる変速制御とする復帰時調節手段と、
    を備えたことを特徴とする自動変速制御装置。
  3. 請求項1又は2において、前記検出復帰判定手段は、前記自動変速制御を実行する電子制御回路が初期化された直後の状態である場合を、前記選択状態検出手段による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したと判定することを特徴とする自動変速制御装置。
  4. 請求項3において、前記待機期間は、前記電子制御回路が初期化されてから前記選択状態検出手段の検出状態を十分に認識できるまでの期間に対応して設定されていることを特徴とする自動変速制御装置。
  5. 請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、電源投入時を含む電源電圧低下からの復帰により生じたものであることを特徴とする自動変速制御装置。
  6. 請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、前記電子制御回路における過負荷により生じたものであることを特徴とする自動変速制御装置。
  7. 請求項3又は4において、前記電子制御回路の初期化は、前記電子制御回路自身の指令により生じたものであることを特徴とする自動変速制御装置。
  8. 請求項1において、前記検出復帰判定手段は、前記変速モード群の選択状態に対する検出信号出力回路が異常から復帰して信号出力を開始した直後の状態である場合を、前記選択状態検出手段による選択状態の検出が認識できない状態から認識できる状態に復帰したと判定することを特徴とする自動変速制御装置。
JP2007254874A 2007-09-28 2007-09-28 自動変速制御装置 Expired - Fee Related JP4735630B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254874A JP4735630B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 自動変速制御装置
US12/235,051 US8175778B2 (en) 2007-09-28 2008-09-22 Control apparatus and control method for automatic transmission
DE102008048645.0A DE102008048645B4 (de) 2007-09-28 2008-09-24 Steuervorrichtung und Steuerverfahren für ein Automatikgetriebe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254874A JP4735630B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 自動変速制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009085317A true JP2009085317A (ja) 2009-04-23
JP4735630B2 JP4735630B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=40490455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254874A Expired - Fee Related JP4735630B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 自動変速制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8175778B2 (ja)
JP (1) JP4735630B2 (ja)
DE (1) DE102008048645B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4823762B2 (ja) * 2006-05-23 2011-11-24 富士重工業株式会社 車両の出力制御装置
JP5169930B2 (ja) * 2009-03-23 2013-03-27 トヨタ自動車株式会社 車両用シフト制御装置
JP5375253B2 (ja) * 2009-03-26 2013-12-25 トヨタ自動車株式会社 車両用シフト制御装置
US20110213532A1 (en) * 2010-03-01 2011-09-01 Blair Ricky E Method and system for controlling a two-speed transfer case
JP5316697B2 (ja) * 2010-03-15 2013-10-16 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP5337137B2 (ja) * 2010-12-06 2013-11-06 富士重工業株式会社 車両の変速制御装置
DE102016203763A1 (de) * 2016-03-08 2017-09-14 Deere & Company Verfahren und Anordnung zur Steuerung von Fahrzuständen eines Nutzfahrzeugs

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086799B2 (ja) * 1987-06-20 1996-01-29 富士通株式会社 自動車変速機用電子制御装置、及び方法
JPH08193652A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Mitsubishi Motors Corp 手動変速モード付自動変速機の変速制御装置
JPH11180182A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Hitachi Ltd 自動車の走行制御装置
JP3017501B2 (ja) * 1999-06-24 2000-03-13 マツダ株式会社 自動変速機の制御装置
JP2006336840A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Denso Corp シフトレンジ切替装置
JP2007298083A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mitsubishi Electric Corp 変速機制御装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US82132A (en) * 1868-09-15 Joseph s
JPS5836560A (ja) * 1981-08-27 1983-03-03 日本ゼオン株式会社 血液ポンプ
US4561055A (en) * 1982-12-06 1985-12-24 Deere & Company Transmission controller
JPS59183158A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 Aisin Warner Ltd 車両用自動変速機の制御装置
JPS601449A (ja) * 1983-06-16 1985-01-07 Mitsubishi Electric Corp 車輛用自動変速機の制御装置
US4929895A (en) 1989-03-22 1990-05-29 Impact Systems, Inc. Thickness gauge for moving sheet material with inner and outer flexibly mounted bearings
JP2538765B2 (ja) 1994-06-22 1996-10-02 日本電気情報サービス株式会社 ジョブ間情報通信方式およびジョブ間情報通信方法
US5680308A (en) 1995-05-01 1997-10-21 Borg-Warner Automotive, Inc. Automobile transfer case system and control circuit therefor
US5591102A (en) * 1995-06-07 1997-01-07 Cummins Engine Company, Inc. Apparatus and method for controlling a manual-automatic transmission after a power reset
US5609548A (en) * 1995-06-07 1997-03-11 Cummins Engine Company, Inc. Apparatus and method for commanding a gear after an aborted shift attempt in controlling a manual-automatic transmission
DE69729812T2 (de) * 1996-09-25 2005-02-03 Honda Giken Kogyo K.K. Steuergerät für hydraulisch gesteuertes Fahrzeuggetriebe
US6205390B1 (en) * 1999-04-01 2001-03-20 Daimlerchrysler Corporation Shift lever position logic
US6658339B1 (en) * 1999-11-26 2003-12-02 Eaton Corporation Driver-programmable driving mode system for automatic transmissions
FR2804737B1 (fr) 2000-02-07 2002-05-03 Renault Procede de pilotage des changements de rapports d'une boite de vitesses automatique
AU2001240432A1 (en) * 2000-02-15 2001-08-27 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Method for detecting the actuating position of an actuator of an automated mechanical transmission
DE10009770B4 (de) * 2000-03-01 2004-11-18 Voith Turbo Gmbh & Co. Kg Elektronische Steuervorrichtung für ein Kraftfahrzeug und Datensicherungsverfahren hierfür
KR100411056B1 (ko) 2000-12-27 2003-12-18 현대자동차주식회사 자동차 변속기의 출력축 회전속도 검출센서의 고장 진단방법
DE10312397A1 (de) 2002-03-21 2003-11-06 Luk Lamellen & Kupplungsbau Verfahren, Vorrichtung und deren Verwendung zum Betrieb eines Kraftfahrzeuge insbesondere zur Ansteuerung eines automatisierten Schaltgetriebes
JP3716837B2 (ja) * 2003-02-18 2005-11-16 日産自動車株式会社 シフトバイワイヤ式自動変速機のレンジ選択装置
JP3912344B2 (ja) * 2003-07-29 2007-05-09 日産自動車株式会社 マニュアルモード付き自動変速機の制御装置
US20050126322A1 (en) * 2003-12-10 2005-06-16 Denso Corporation Automatic transmission control system with shift lever position sensor
JP4188359B2 (ja) * 2005-10-31 2008-11-26 本田技研工業株式会社 自動変速機の変速制御装置
JP4432984B2 (ja) * 2007-03-06 2010-03-17 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086799B2 (ja) * 1987-06-20 1996-01-29 富士通株式会社 自動車変速機用電子制御装置、及び方法
JPH08193652A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Mitsubishi Motors Corp 手動変速モード付自動変速機の変速制御装置
JPH11180182A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Hitachi Ltd 自動車の走行制御装置
JP3017501B2 (ja) * 1999-06-24 2000-03-13 マツダ株式会社 自動変速機の制御装置
JP2006336840A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Denso Corp シフトレンジ切替装置
JP2007298083A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mitsubishi Electric Corp 変速機制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4735630B2 (ja) 2011-07-27
DE102008048645B4 (de) 2014-02-13
DE102008048645A1 (de) 2009-04-30
US8175778B2 (en) 2012-05-08
US20090088935A1 (en) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661823B2 (ja) エンジン制御装置
JP4735630B2 (ja) 自動変速制御装置
JP4155287B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
US7900533B2 (en) Control device for automatic transmission
JP4687164B2 (ja) 変速機の制御装置
US8180537B2 (en) Engine control apparatus
JP2008069829A (ja) 自動変速機の異常判定装置
JP2009103170A (ja) 車載有段自動変速機の変速制御装置
WO1996041978A1 (fr) Procede de commande de changements de vitesses destine a une transmission automatique
JP2007146906A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4811121B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP2001304384A (ja) 自動変速機の変速制御装置
US6726596B2 (en) Engine control method responsive to transmission range changing
KR100411121B1 (ko) 자동 변속기의 변속 쇼크 제어장치 및 방법
JP6213721B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP5087270B2 (ja) エンジン制御装置
JP4244879B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP4882676B2 (ja) 車両の制御装置、制御方法、その方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2020204340A (ja) 車両の制御装置
JPH1054454A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5010932B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP4881642B2 (ja) 車両の変速制御装置
JP2000055187A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2001099307A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH06323418A (ja) 自動変速機の油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4735630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees