JP2009079633A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニュートラル制御中にあって、エンジンのアイドル振動に起因する車輌振動の低減を図ることが可能な自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】発進時に係合される第1クラッチ、2速段にあって第1クラッチと共に係合されるブレーキ、3速段にあって第1クラッチと共に係合される第2クラッチが備えられた自動変速機3にあって、ニュートラル制御を行う際に、特に平坦路であることが判定された場合、該ブレーキによってヒルホールドを行うことなく、第2クラッチにより3速段の状態にする。ニュートラル制御中にブレーキによって変速機構の回転部品が変速機ケースに対して固定されることがなく、エンジンのアイドル振動が変速機構から伝達されることが防止される。また、自動変速機構5の変速比が高くなるので、アイドル振動の増幅が小さくなり、駆動車輪に伝達される振動が緩和される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輌等に搭載される自動変速機の制御装置に係り、詳しくは、走行レンジにおける車輌の停止時に、発進時に係合される第1クラッチの油圧を低下させ、伝達トルクを低下させるニュートラル制御を行う自動変速機の制御装置に関する。
近年、車輌の燃費向上やアイドル振動の低減を行うため、例えば走行レンジにあってフットブレーキにより強制的に停車された状態にあって、発進時に係合させる入力クラッチ(例えばクラッチC−1)の油圧を低下させてスリップさせ、伝達トルクを低下させて略々ニュートラルの状態に制御する、いわゆるニュートラル制御を行うものが提案されている(特許文献1参照)。
また、このように停車状態においてニュートラル制御を行うと、例えば停車した場所が登坂路である場合、クリープ力が駆動車輪に伝達されないため、シフトポジションがドライブ(D)レンジであるにも拘らず、車輌が後退してしまう虞がある。そのため、特許文献1のもののように、ニュートラル制御中には2速段用のブレーキ(2−4速ブレーキバンド)を係合させ、1速段用のワンウェイクラッチと協働して駆動車輪の逆転回転を防止する、いわゆるヒルホールドを行って、ニュートラル制御中の意図しない車輌の後退を防止している。
特開2001−165307号公報
しかしながら、上記特許文献1のようにヒルホールドを行うために2速段用のブレーキを係合することは、変速機構の回転部品を変速機ケースに対して固定することになり、エンジンのアイドル振動が変速機構及びブレーキを介して変速機ケースに伝達され、停車中の車輌振動低減の妨げになるという問題がある。
また、ニュートラル制御中(インニュートラル制御中)は、入力クラッチをスリップさせてニュートラルに近い状態にするものの、該入力クラッチを完全に解放してしまうと、ニュートラル制御の終了時にドライバのアクセル操作に対して係合が遅れて係合ショックが生じる虞があるため、僅かに係合する状態に維持する必要がある。そのため、上述のように2速段用のブレーキを係合すると、変速機構が比較的低速段である2速段の状態となり、エンジンのアイドル振動がそのギヤ比により大幅にトルク増幅された形で駆動車輪に伝達されるため、同じく停車中の車輌振動低減の妨げになるという問題がある。
そこで本発明は、ニュートラル制御中にあって、エンジンのアイドル振動に起因する車輌振動の低減を図ることが可能な自動変速機の制御装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図8参照)、発進時に係合される第1クラッチ(C−1)、低速段(例えば2速段)にあって該第1クラッチ(C−1)と共に係合されるブレーキ(B−1)、該低速段よりも変速比が高い中速段(例えば3速段)にあって該第1クラッチ(C−1)と共に係合される第2クラッチ(C−3)、を少なくとも有する複数の摩擦係合要素(例えばC−1,C−2,C−3,B−1,B−2,F−1)と、
前記複数の摩擦係合要素の係合状態に基づき入力部材(10)と出力部材(11)との間の伝達経路を形成することで、複数の変速段(例えば前進6速段及び後進1速段)を達成する変速機構(5)と、
前記複数の摩擦係合要素のそれぞれの油圧サーボに供給する油圧を調圧制御する油圧制御装置(6)と、を備えた自動変速機(3)であって、
走行レンジ(例えばDレンジ)における車輌の停止時に、前記油圧制御装置(6)によって前記第1クラッチ(C−1)の油圧(PC1)を低下させ、該第1クラッチ(C−1)をスリップ状態にして前記入力部材(10)と前記出力部材(11)との間の伝達トルクを低下させるニュートラル制御を行うニュートラル制御手段(25)を備えた自動変速機の制御装置(1)において、
前記ニュートラル制御手段(25)は、前記ニュートラル制御時に、前記第2クラッチ(C−3)の油圧(PC3)を上昇させて係合し、前記中速段(例えば3速段)の状態を形成する中速段ニュートラル制御手段(27)を有する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1及び図5)、路面勾配を判定する路面勾配判定手段(21)を備え、
前記中速段ニュートラル制御手段(27)は、前記路面勾配が所定勾配未満である際に、前記中速段(例えば3速段)の状態を形成してなる、
ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1、図5、及び図8)、前記ニュートラル制御手段(25)は、前記ニュートラル制御時に、前記ブレーキ(B−1)の油圧(PB1)を上昇させて係合し、前記低速段(例えば2速段)の状態を形成すると共に、ヒルホールドの状態を形成する低速段ニュートラル制御手段(28)を有し、
前記低速段ニュートラル制御手段(28)は、前記路面勾配が所定勾配以上である際に、前記低速段(例えば2速段)かつ前記ヒルホールドの状態を形成してなる、
ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1及び図5参照)、前記自動変速機(3)内の油温を検出する油温検出手段(44)を備え、
前記路面勾配判定手段(21)は、前記油温検出手段(44)により検出される油温が低油温であると判断した場合、前記路面勾配の判定を中止し、
前記低速段ニュートラル制御手段(28)は、前記路面勾配の判定が中止された際に、前記低速段(例えば2速段)かつ前記ヒルホールドの状態を形成してなる、
ことを特徴とする請求項3記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図1参照)、前記路面勾配判定手段(21)は、エンジン出力と前記出力部材(11)の回転状態とから走行抵抗を算出し、該走行抵抗に基づき前記路面勾配を判定してなる、
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図1及び図8参照)、フットブレーキの踏力を検出するブレーキ踏力検出手段(22,42)と、
前記走行レンジであって、前記フットブレーキの踏力が所定値(Bp)以上であることを判断し、かつ前記車輌の停止状態を判断した際に、前記ニュートラル制御手段(25)による前記ニュートラル制御の実行開始を判断するニュートラル制御開始判断手段(23)と、
前記走行レンジであって、前記フットブレーキの踏力が所定値(Bp)以下となったことを判断した際に、前記ニュートラル制御手段(25)による前記ニュートラル制御の実行終了を判断するニュートラル制御終了判断手段(24)と、を備える、
ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項7に係る本発明は(例えば図1参照)、前記所定値(Bp)は、前記路面勾配判定手段(21)により判定された路面勾配に基づき変更される、
ことを特徴とする請求項6記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
請求項8に係る本発明は(例えば図8参照)、前記中速段ニュートラル制御手段(27)は、前記第2クラッチ(C−3)の油圧(PC3)を上昇させて係合する際、直ちに係合圧以上に上昇してなる、
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の自動変速機の制御装置(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、走行レンジにおける車輌の停止時に、油圧制御装置によって車輌の発進時に係合される第1クラッチの油圧を低下させ、該第1クラッチをスリップ状態にして入力部材と出力部材との間の伝達トルクを低下させるニュートラル制御にあって、中速段ニュートラル制御手段が、第2クラッチの油圧を上昇させて係合し、中速段の状態を形成するので、ニュートラル制御中に変速機構の回転部品が変速機ケースに対して固定されることがなく、エンジンのアイドル振動が変速機構を介して変速機ケースに伝達されることを防止することができ、ニュートラル制御中の車輌振動の低減を図ることができる。また、変速機構が低速段よりも変速比が高い中速段の状態にされるので、アイドル振動がギヤ比に応じて増幅されて駆動車輪に伝達されることを緩和することができ、ニュートラル制御中の車輌振動の低減を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、中速段ニュートラル制御手段が、路面勾配が所定勾配未満である際に中速段の状態を形成するので、ヒルホールドの状態とならない中速段のニュートラル制御は路面勾配が所定勾配未満である際にだけ行われ、これにより、ニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退を防止することができる。
請求項3に係る本発明によると、低速段ニュートラル制御手段が、路面勾配が所定勾配以上である際に、低速段かつヒルホールドの状態を形成するので、路面勾配が所定勾配以上である際にはヒルホールドの状態が形成され、ニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退を防止することができる。
請求項4に係る本発明によると、路面勾配判定手段は、油温検出手段により検出される油温が低油温であると判断した場合、路面勾配の判定を中止し、低速段ニュートラル制御手段は、路面勾配の判定が中止された際に、低速段かつヒルホールドの状態を形成するので、低油温時にあって油の粘性が高く、変速機構の回転抵抗が大きいことに起因する路面勾配の誤判定を招くことなく、その誤判定によってニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退が生じてしまうことを防止することができる。
請求項5に係る本発明によると、路面勾配判定手段は、エンジン出力と出力部材の回転状態とから走行抵抗を算出することができ、その走行抵抗に基づき路面勾配を判定することができる。
請求項6に係る本発明によると、ニュートラル制御開始判断手段が、走行レンジであって、フットブレーキの踏力が所定値以上であることを判断し、かつ車輌の停止状態を判断した際に、ニュートラル制御手段によるニュートラル制御の実行開始を判断し、ニュートラル制御終了判断手段が、フットブレーキの踏力が所定値以下となったことを判断した際に、ニュートラル制御手段によるニュートラル制御の実行終了を判断するので、例えばドライバがクリープ力による走行にあって減速コントロールを行っているのではなく、車輌停止の意図があることを確実に判定してニュートラル制御を実行することができる。
請求項7に係る本発明によると、上記フットブレーキの踏力に関する所定値が、路面勾配判定手段により判定された路面勾配に基づき変更されるので、路面勾配に応じてニュートラル制御の開始・終了のタイミングを変更することができ、特に路面勾配が大きくなるほどニュートラル制御の終了を早くすることによって、駆動車輪へのトルク伝達開始が早くなって、ドライバの意図しない車輌の後退が生じてしまうことを防止することができる。
請求項8に係る本発明によると、例えば最低速段の状態から第1クラッチの解放(インニュートラル制御)が進行している状態の途中で第2クラッチが係合すると、第1クラッチの解放中に最低速段から中速段への変速が行われることによって、第1クラッチのトルク分担が変化し、該第1クラッチの係合状態が変化することによるトルク変動のショックが生じてしまうが、中速段ニュートラル制御手段が、第2クラッチの油圧を上昇させて係合する際に直ちに係合圧以上に上昇するので、中速段に変速された状態から第1クラッチの解放制御を行うことができ、上記ショックが生じることを防止することができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図8に沿って説明する。
まず、本発明を適用し得る自動変速機3の概略構成について図2に沿って説明する。図2に示すように、例えばFFタイプ(フロントエンジン、フロントドライブ)の車両に用いて好適な自動変速機3は、エンジン2(図1参照)に接続し得る自動変速機の入力軸8を有しており、該入力軸8の軸方向を中心としてトルクコンバータ4と、自動変速機構(変速機構)5とを備えている。
上記トルクコンバータ4は、自動変速機3の入力軸8に接続されたポンプインペラ4aと、作動流体を介して該ポンプインペラ4aの回転が伝達されるタービンランナ4bとを有しており、該タービンランナ4bは、上記入力軸8と同軸上に配設された上記自動変速機構5の入力軸(入力部材)10に接続されている。また、該トルクコンバータ4には、ロックアップクラッチ7が備えられており、該ロックアップクラッチ7が油圧制御装置6(図1参照)の油圧制御によって係合されると、上記自動変速機3の入力軸8の回転が自動変速機構5の入力軸10に直接伝達される。
上記自動変速機構5には、入力軸10上において、プラネタリギヤSPと、プラネタリギヤユニットPUとが備えられている。上記プラネタリギヤSPは、サンギヤS1、キャリヤCR1、及びリングギヤR1を備えており、該キャリヤCR1に、サンギヤS1及びリングギヤR1に噛合するピニオンP1を有している、いわゆるシングルピニオンプラネタリギヤである。
また、該プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素としてサンギヤS2、サンギヤS3、キャリヤCR2、及びリングギヤR2を有し、該キャリヤCR2に、サンギヤS2及びリングギヤR2に噛合するロングピニオンPLと、サンギヤS3に噛合するショートピニオンPSとを互いに噛合する形で有している、いわゆるラビニヨ型プラネタリギヤである。
上記プラネタリギヤSPのサンギヤS1は、不図示のミッションケースに一体的に固定されている不図示のボス部に接続されて回転が固定されている。また、上記リングギヤR1は、上記入力軸10の回転と同回転(以下「入力回転」という。)になっている。更に上記キャリヤCR1は、該固定されたサンギヤS1と該入力回転するリングギヤR1とにより、入力回転が減速された減速回転になると共に、(第1)クラッチC−1及び(第2)クラッチC−3に接続されている。
上記プラネタリギヤユニットPUのサンギヤS2は、バンドブレーキからなるブレーキB−1に接続されてミッションケースに対して固定自在となっていると共に、上記クラッチC−3に接続され、該クラッチC−3を介して上記キャリヤCR1の減速回転が入力自在となっている。また、上記サンギヤS3は、クラッチC−1に接続されており、上記キャリヤCR1の減速回転が入力自在となっている。
更に、上記キャリヤCR2は、入力軸10の回転が入力されるクラッチC−2に接続され、該クラッチC−2を介して入力回転が入力自在となっており、また、ワンウェイクラッチF−1及びブレーキB−2に接続されて、該ワンウェイクラッチF−1を介してミッションケースに対して一方向の回転が規制されると共に、該ブレーキB−2を介して回転が固定自在となっている。そして、上記リングギヤR2は、カウンタギヤ(出力部材)11に接続されており、該カウンタギヤ11は、不図示のカウンタシャフト、ディファレンシャル装置を介して駆動車輪に接続されている。
つづいて、上記構成に基づき、自動変速機構5の作用について図2、図3及び図4に沿って説明する。なお、図4に示す速度線図において、縦軸方向はそれぞれの回転要素(各ギヤ)の回転数を示しており、横軸方向はそれら回転要素のギヤ比に対応して示している。また、該速度線図のプラネタリギヤSPの部分において、縦軸は、図4中左方側から順に、サンギヤS1、キャリヤCR1、リングギヤR1に対応している。更に、該速度線図のプラネタリギヤユニットPUの部分において、縦軸は、図4中右方側から順に、サンギヤS3、リングギヤR2、キャリヤCR2、サンギヤS2に対応している。
例えばD(ドライブ)レンジであって、前進1速段(1ST)では、図3に示すように、クラッチC−1及びワンウェイクラッチF−1が係合される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、キャリヤCR2の回転が一方向(正転回転方向)に規制されて、つまりキャリヤCR2の逆転回転が防止されて固定された状態になる。すると、サンギヤS3に入力された減速回転が、固定されたキャリヤCR2を介してリングギヤR2に出力され、前進1速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
なお、エンジンブレーキ時(コースト時)には、ブレーキB−2を係止してキャリヤCR2を固定し、該キャリヤCR2の正転回転を防止する形で、上記前進1速段の状態を維持する。また、該前進1速段では、ワンウェイクラッチF−1によりキャリヤCR2の逆転回転を防止し、かつ正転回転を可能にするので、例えば非走行レンジから走行レンジに切換えた際の前進1速段の達成を、ワンウェイクラッチF−1の自動係合により滑らかに行うことができる。
前進2速段(2ND)では、図3に示すように、クラッチC−1が係合され、ブレーキB−1が係止される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、ブレーキB−1の係止によりサンギヤS2の回転が固定される。すると、キャリヤCR2がサンギヤS3よりも低回転の減速回転となり、該サンギヤS3に入力された減速回転が該キャリヤCR2を介してリングギヤR2に出力され、前進2速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
なお、この前進2速段の状態から詳しくは後述するニュートラル制御によってクラッチC−1が解放(スリップ状態に)された場合は、キャリヤCR2の逆転回転を阻止するワンウェイクラッチF−1によって、リングギヤR2の正転回転が許容されると共に逆転回転が阻止され、車輌の後退(駆動車輪の逆転回転)が防止される、いわゆるヒルホールドの状態となる。
前進3速段(3TH)では、図3に示すように、クラッチC−1及びクラッチC−3が係合される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、クラッチC−3の係合によりキャリヤCR1の減速回転がサンギヤS2に入力される。つまり、サンギヤS2及びサンギヤS3にキャリヤCR1の減速回転が入力されるため、プラネタリギヤユニットPUが減速回転の直結状態となり、そのまま減速回転がリングギヤR2に出力され、前進3速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
前進4速段(4TH)では、図3に示すように、クラッチC−1及びクラッチC−2が係合される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−1を介してサンギヤS3に入力される。また、クラッチC−2に係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。すると、該サンギヤS3に入力された減速回転とキャリヤCR2に入力された入力回転とにより、上記前進3速段より高い減速回転となってリングギヤR2に出力され、前進4速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
前進5速段(5TH)では、図3に示すように、クラッチC−2及びクラッチC−3が係合される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−3を介してサンギヤS2に入力される。また、クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。すると、該サンギヤS2に入力された減速回転とキャリヤCR2に入力された入力回転とにより、入力回転より僅かに高い増速回転となってリングギヤR2に出力され、前進5速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
前進6速段(6TH)では、図3に示すように、クラッチC−2が係合され、ブレーキB−1が係止される。すると、図2及び図4に示すように、クラッチC−2の係合によりキャリヤCR2に入力回転が入力される。また、ブレーキB−1の係止によりサンギヤS2の回転が固定される。すると、固定されたサンギヤS2によりキャリヤCR2の入力回転が上記前進5速段より高い増速回転となってリングギヤR2に出力され、前進6速段としての正転回転がカウンタギヤ11から出力される。
後進1速段(REV)では、図3に示すように、クラッチC−3が係合され、ブレーキB−2が係止される。すると、図2及び図4に示すように、固定されたサンギヤS1と入力回転であるリングギヤR1によって減速回転するキャリヤCR1の回転が、クラッチC−3を介してサンギヤS2に入力される。また、ブレーキB−2の係止によりキャリヤCR2の回転が固定される。すると、サンギヤS2に入力された減速回転が、固定されたキャリヤCR2を介してリングギヤR2に出力され、後進1速段としての逆転回転がカウンタギヤ11から出力される。
なお、例えばP(パーキング)レンジ及びN(ニュートラル)レンジでは、クラッチC−1、クラッチC−2、及びクラッチC−3、が解放される。すると、キャリヤCR1とサンギヤS2及びサンギヤS3との間、即ちプラネタリギヤSPとプラネタリギヤユニットPUとの間が切断状態となり、かつ、入力軸10(中間軸71)とキャリヤCR2との間が切断状態となる。これにより、入力軸10とプラネタリギヤユニットPUとの間の動力伝達が切断状態となり、つまり入力軸10とカウンタギヤ11との動力伝達が切断状態となる。
つづいて、本発明に係る自動変速機の制御装置1について、図1、図5乃至図8に沿って説明する。
図1に示すように、本自動変速機の制御装置1は、制御部(ECU)20を有しており、該制御部20には、路面勾配判定手段21と、ブレーキ踏力検出手段22と、ニュートラル制御開始判断手段23(以下、「ニュートラル制御」を「N制御」ともいう)と、N制御終了判断手段24と、N制御選択手段26、3速段N制御手段(中速段ニュートラル制御手段)27、及び2速段N制御手段(低速段ニュートラル制御手段)28を有するN制御手段25と、変速制御手段30と、変速マップmapとが備えられて構成されている。
また、該制御部20には、不図示のアクセルペダルの角度を検出するアクセル開度センサ41と、不図示のブレーキペダル(フットブレーキ)の角度を検出するブレーキセンサ(ブレーキ踏力検出手段)42と、駆動車輪に連動するカウンタギヤ11の回転数を検出することで車輌の車速を検出する出力回転数センサ43と、上記自動変速機3内の油温を検出する油温センサ(油温検出手段)44と、不図示のシフトレバーの選択位置を検出するシフトポジションセンサ45とが接続されて各種の信号が入力されており、更に、エンジン2に接続されて、エンジン2がアイドル状態となったことを示すアイドル信号と、エンジン2の出力トルクの値であるエンジントルク信号とが入力されている。なお、出力回転数センサ43は、車軸の回転数を検出する代わりに、カウンタシャフト(不図示)の回転数を検出するものや上記カウンタギヤ11(リングギヤR2)の回転を検出するものであってもよく、その場合は、ディファレンシャルギヤ装置のギヤ比やカウンタシャフトのギヤ比等に基づき車輌の車速を演算することができる。
上記変速制御手段30は、アクセル開度センサ41により検出されるアクセル開度と、出力回転数センサ43により検出する車速とに基づき変速マップmapを参照し、上述の前進1速段〜前進6速段を選択判断すると共に、油圧制御装置6のソレノイドバルブ等を電子制御して、その選択された変速段となるように上記クラッチC−1,C−2,C−3,B−1,B−2の係合・解放状態を制御する。
一方、上記路面勾配判定手段21は、特に車輌の走行中にあって、上記エンジントルク信号と上記出力回転数センサ43の検出によるカウンタギヤの回転状態(回転加速度)とに基づき、車輌の走行抵抗を演算し、例えば予め計測した平坦路における当該車輌の走行抵抗と比較して、路面の勾配を随時算出する。また、該路面勾配判定手段21は、油温センサ44により検出される自動変速機3内の油温が低油温(例えば15度未満)である場合は、油の粘性が高く、自動変速機3における内部抵抗が大きくて上記走行抵抗の算出結果の信頼性が低いため、路面勾配の判定を中止し、勾配の誤判定を防止する。
また、上記ブレーキ踏力検出手段22は、上記ブレーキセンサ42により検出されるブレーキペダルの角度(踏み込み量)から、ブレーキ踏力の値を検出する。なお、本実施の形態においては、ブレーキペダルが踏み込まれると車輪のブレーキによって走行抵抗が変化するため、走行中に随時行っている上記路面勾配判定手段21による路面勾配の判定を中断して、ブレーキ踏み込み前の最終の値を現在の路面勾配の値として保持するが、ブレーキが踏み込まれた状態にあっても、走行抵抗をブレーキ踏力に応じて補正しつつ路面勾配を判定するようにしてもよい。
ついで、本発明に係るニュートラル制御を図1及び図5乃至図8に沿って説明する。例えばイグニッション(エンジン)がONされると、本自動変速機の制御装置1による制御が開始され(S1)、上記N制御開始判断手段23によりN制御の開始条件が成立したか否かを判断する(S2)。
例えば信号待ちによる停車のように、シフトポジションを走行レンジのままフットブレーキを踏み込んで停車すると、該N制御開始判断手段23は、
(1)シフトポジションセンサ45からの信号に基づき走行レンジ(Dレンジ又はRレンジ)であること
(2)アイドル信号がONであること
(3)出力回転数センサ43の検出に基づき車速が0である(停車中である)こと
(4)ブレーキ踏力検出手段22により検出されるブレーキ踏力が所定値Bp以上であること
の条件を全て満たしたとして(S2のYES)、N制御の開始を判断し(図8中の時点t1)、N制御手段25に対して指令する。
これを受けて、N制御手段25のN制御選択手段26は、坂路条件及び油温条件が成立したか否かを判定し(S3)、成立している場合には詳しくは後述する3速段N制御手段27による3速段N制御を選択し(S3のYES、S4)、成立していない場合には2速段N制御手段28による2速段N制御を選択する(S3のNO、S5)。
即ち、路面勾配判定手段21により判定された路面勾配が所定勾配以上(例えば15%勾配以上)である場合や、油温が低油温であって(15度未満であり)路面勾配判定手段21による勾配判定が中止されている場合には、つまり坂路に停車している場合、或いは路面勾配が正確に判定できないために坂路に停車している可能性がある場合であって、ニュートラル制御中にドライバが意図しない車輌の後退が生じる虞があるので、上記坂路条件及び油温条件が成立していないとして(S3のNO)、ステップS5に進み、2速段N制御を行う。
この2速段N制御にあっては、2速段N制御手段28により、クラッチC−1の油圧制御とブレーキB−1の油圧制御を行って、クラッチC−1をスリップさせて略々ニュートラル状態にすると共に、ブレーキB−1を係合(係止)して上述した2速段の状態におけるニュートラル制御を行う。
詳細には、まず、図8に示すように、時点t1からクラッチC−1の油圧PC1を低下させるリリース制御を開始すると共に、ブレーキB−1の油圧PB1を上昇するスタンバイ圧出力制御を開始し、該ブレーキB−1のブレーキバンドの緩みを係合直前まで締めるガタ詰め動作を行う。次に、時点t2において、ブレーキB−1の油圧PB1のアプライ制御を行って該油圧PB1を上昇していき、該ブレーキB−1を係合させる。また、この間、クラッチC−1のリリース制御が進行して該クラッチC−1がスリップを開始し、入力軸10の回転数はトルクコンバータ4を介してエンジン2のアイドル回転に引き摺られる形で上昇していく。
ついで、時点t3において、クラッチC−1の油圧PC1が、該クラッチC−1が解放直前(ないし係合直前)の状態となる圧まで低下すると、クラッチC−1のインニュートラル制御が開始され、例えばクラッチC−1の油圧PC1を細かく段階的に上昇し、入力軸10に微小回転変化が生じたら該油圧PC1を下降させることを繰り返すことによって、解放直前(ないし係合直前)のニュートラル状態を維持する。なお、インニュートラル制御中にあっては、クラッチC−1がスリップして略々ニュートラルの状態となるので、入力軸10の回転は時点t4までにエンジン2のアイドル回転数近くまで上昇する。
この2速段N制御が開始された後(時点t1後)は、図5に示すように、N制御終了判断手段24により随時2速段N制御の終了条件を判断しており、即ち、
(a)ブレーキ踏力検出手段22により検出されるブレーキ踏力が所定値Bp未満になったこと
(b)出力回転数センサ43の検出に基づき車速が0でなくなった(発進した)こと
(c)アイドル信号がOFFになったこと
(d)変速制御手段30により変速判断が行われたこと
のいずれかの条件が成立するか否かを判断し(S6)、いずれも成立していない場合は(S6のNO)、引き続きこの2速段N制御を継続する(S7)。また、これらの条件のうち1つでも成立した場合(S6のYES)、N制御終了判断手段24は、2速段N制御手段28に指令し、2速段N制御の終了制御を開始させて、N制御を終了する(S8)。
また、上記ブレーキ踏力の所定値Bpは、路面勾配判定手段21により判定された路面勾配に基づき、勾配が大きいほど大きな値となるように変更され、つまり該所定値Bpは、路面勾配により車輌が受ける力(重力により前後方向に移動される力)をフットブレーキにより受け止めることができる値、言い換えると、これ以上ブレーキ踏力が小さくなると車輌が移動を開始してしまう虞がある値に設定される。
例えば図8に示す時点t5において、ドライバがフットブレーキの踏み込みを緩め、ブレーキ踏力が上述の所定値Bp未満となると、上記N制御終了判断手段24により2速段N制御の終了条件が判断され、それを受けて2速段N制御手段28は、クラッチC−1の油圧PC1を上昇させるアプライ制御を開始して、該クラッチC−1の再係合を開始すると共に、ブレーキB−1の油圧PB1を降下させる。そして、入力軸10の回転変化に応じてブレーキB−1の油圧PB1をスイープダウンさせる回転変化待機制御を開始し、つまりクラッチC−1が係合されていくに連れてブレーキB−1が解放されていくように制御することで、車輌の後退の防止力として、ブレーキB−1によるヒルホールド力からクラッチC−1によるクリープ力に移行していく。
その後、時点t6に進むと、クラッチC−1の係合が所定の進行度合い以上進行しているとして、ブレーキB−1の油圧PB1を0にするためのスイープ制御に移り、時点t7において、ブレーキB−1の解放を終了させると共にクラッチC−1の再係合を完了し、これによって車輌が発進される。
以上のような2速段ニュートラル制御の状態にあっては、上述したようにワンウェイクラッチF−1と協働してブレーキB−1によるヒルホールド状態となるため、例えば車輌が登坂路(勾配15%以上)に停車中にあってドライバがフットブレーキを解放したとしても、クラッチC−1が再係合するまでブレーキB−1の係合が維持されて車輌が後退することはなく、ドライバが意図しない後退を防止することができる。
次に、本発明の要部となる3速段N制御について説明する。上記ステップS3において、上述した油温センサ44により検出される油温が低油温でなく(15度以上であり)、上述したように路面勾配判定手段21による勾配判定が中止されてなく、かつ路面勾配判定手段21により判定された路面勾配が所定勾配未満(例えば15%勾配未満)である場合には、つまり略々平坦路に停車している場合であって、ニュートラル制御中に車輌が路面勾配によって前後進する虞がなく、特にドライバが意図しない車輌の後退が生じる虞がないので、上記坂路条件及び油温条件が成立したとして(S3のYES)、ステップS4に進み、3速段N制御を行う。
この3速段N制御にあっては、3速段N制御手段27により、クラッチC−1の油圧制御とクラッチC−3の油圧制御を行って、クラッチC−1をスリップさせて略々ニュートラル状態にすると共に、クラッチC−3を係合して上述した3速段の状態におけるニュートラル制御を行う。
詳細には、まず、図7及び図8に示すように、N制御の開始が判断された時点t1からクラッチC−3の油圧PC3を係合圧まで上昇させるアプライ制御を開始し(S22)、該クラッチC−3を直ちに係合状態にする。また、一方で、図6及び図8に示すように、クラッチC−1の油圧PC1を低下させるリリース制御を開始し(S12)、入力軸11の回転数変化が所定の進行状態になる等のインニュートラル制御移行条件が成立するまで(S13のNO)、リリース制御を継続する。なお、この間、N制御終了判断手段24は、上記(a)〜(d)の条件のいずれかが成立したか否かを判断しており(図6のS14、図7のS22)、成立した場合は後述する3速段N制御の終了制御(図6のS17、図7のS24)に移行する。
このように、N制御の開始判断後、直ちにクラッチC−3を係合しても、車輌が停車中であって、駆動車輪(カウンタギヤ)が回転していないので、係合ショックが生じることはない。また、直ちにクラッチC−3を係合することで、自動変速機構5が1速段の状態から3速段の状態にされるため、トルク伝達経路が変更される。これにより、クラッチC−1のリリース制御の終了間際ないしインニュートラル制御中にトルク伝達経路が変更されて、クラッチC−1のトルク分担が変更されてしまうことが防止される。具体的には、クラッチC−1のトルク分担が大きいままリリース制御が行われ、途中でトルク分担が小さくなって該クラッチC−1が一旦完全に解放された後、インニュートラル制御のため(スリップ状態を維持するため)に油圧PC1の上昇が必要となって、該クラッチC−1をスリップ状態に再係合することによる係合ショックが生じることを防止することができる。
その後、例えば時点t3において上記インニュートラル制御移行条件が成立すると(S13のYES)、図6及び図8に示すように、クラッチC−1のインニュートラル制御が開始される(S15)。この3速段の状態による3速段N制御にあっては、ブレーキB−1やブレーキB2を用いることなく、クラッチのみ係合した状態であるので、変速機ケース9に対して各回転部品(プラネタリギヤSP及びプラネタリギヤユニットPUや、それらの間の回転伝達部材)が固定されることはなく、エンジン2からトルクコンバータ4、入力軸10等を介して伝達されるアイドル振動が、ブレーキを介して変速機ケース9に伝達されることはないので、該変速機ケース9から車体等に伝達されるアイドル振動を低減することができる。
また、自動変速機構5が3速段の状態にされているため、上述した2速段の状態よりも駆動車輪に対する減速比が小さく、つまりトルク増幅比が小さくなる。そのため、スリップ状態にあるとはいえ、僅かに係合しているクラッチC−1を介して駆動車輪まで伝達されるエンジン2からのアイドル振動(トルク振動)の増幅比が小さくなり、つまり駆動車輪に伝達されるアイドル振動を緩和することができる。
一方、上記インニュートラル制御の間も、N制御終了判断手段24は、上記(a)〜(d)の条件のいずれかが成立したか否かを判断しており(図6のS16、図7のS22)、例えば図8に示す時点t5において、ドライバがフットブレーキの踏み込みを緩め、ブレーキ踏力が上述の所定値Bp未満となると、上記N制御終了判断手段24により3速段N制御の終了条件が判断され、それを受けて3速段N制御手段27は、図6に示すように、クラッチC−1の油圧PC1を上昇させるアプライ制御を開始して(S17)、該クラッチC−1の再係合を開始すると共に、図7に示すように、クラッチC−3の油圧PC3を降下させて、入力軸10の回転変化に応じてクラッチC−3の油圧PC3をスイープダウンさせる回転変化待機制御を開始し(S24)、つまりクラッチC−1が係合されていくに連れてクラッチC−3が解放されていくように制御する。
なお、上述したようにブレーキ踏力の所定値Bpは、路面勾配判定手段21により判定された路面勾配に基づき、勾配が大きいほど大きな値となるように変更されるので、2速段N制御時のようなヒルホールド機能は得られないが、フットブレーキが緩むことによって車輌が移動(後退)してしまう前にクラッチC−1の再係合によるクリープ力が得られるので、例えば勾配15%未満の緩い坂路にあったとしても、ドライバが意図しない車輌の後退が生じることはない。
その後、図8に示す時点t6に進むと、クラッチC−1の係合が所定の進行度合い以上進行しているとして、図7に示すように、クラッチC−3の油圧PC3を0にするためのスイープ制御に移り(S25)、時点t7において、クラッチC−3の解放を終了させると共にクラッチC−1の再係合を完了して(図6のS18、図7のS26、図5のS8)、これにより車輌が発進される。
以上説明したように本発明に係る自動変速機の制御装置1によると、走行レンジにおける車輌の停止時に、油圧制御装置6によって車輌の発進時に係合されるクラッチC−1の油圧PC1を低下させ、該クラッチC−1をスリップ状態にして入力軸10とカウンタギヤ11との間の伝達トルクを低下させるニュートラル制御にあって、3速段N制御手段27が、クラッチC−3の油圧PC3を上昇させて係合し、3速段の状態を形成するので、ブレーキB−1,B2等によってニュートラル制御中に自動変速機構5の回転部品が変速機ケース9に対して固定されることがなく、エンジンのアイドル振動が自動変速機構5を介して変速機ケース9に伝達されることを防止することができ、ニュートラル制御中の車輌振動の低減を図ることができる。また、自動変速機構5が2速段よりも変速比が高い3速段の状態にされるので、アイドル振動がギヤ比に応じて増幅されて駆動車輪に伝達されることを緩和することができ、ニュートラル制御中の車輌振動の低減を図ることができる。
また、3速段N制御手段27が、路面勾配が所定勾配未満である際に3速段の状態を形成するので、ヒルホールドの状態とならない3速段N制御は路面勾配が所定勾配未満である際にだけ行われ、これにより、ニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退を防止することができる。
更に、2速段N制御手段28が、路面勾配が所定勾配以上である際に、2速段であってヒルホールドの状態を形成するので、路面勾配が所定勾配以上である際にはヒルホールドの状態が形成され、ニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退を防止することができる。
また、路面勾配判定手段21は、油温センサ44により検出される油温が低油温であると判断した場合、路面勾配の判定を中止し、2速段N制御手段28は、路面勾配の判定が中止された際に、2速段であってヒルホールドの状態を形成するので、低油温時にあって油の粘性が高く、自動変速機構5の回転抵抗が大きいことに起因する路面勾配の誤判定を招くことなく、その誤判定によってニュートラル制御におけるドライバの意図しない車輌の後退が生じてしまうことを防止することができる。
また、N制御開始判断手段23が、走行レンジであって、フットブレーキの踏力が所定値Bp以上であることを判断し、かつ車輌の停止状態(車速0)を判断した際に、N制御手段25によるニュートラル制御の実行開始を判断し、N制御終了判断手段24が、フットブレーキの踏力が所定値Bp以下となったことを判断した際に、N制御手段25によるニュートラル制御の実行終了を判断するので、例えばドライバがクリープ力による走行にあって減速コントロールを行っているのではなく、車輌停止の意図があることを確実に判定してニュートラル制御を実行することができる。
更に、上記フットブレーキの踏力に関する所定値Bpが、路面勾配判定手段21により判定された路面勾配に基づき変更されるので、路面勾配に応じてニュートラル制御の開始・終了のタイミングを変更することができ、特に路面勾配が大きくなるほどニュートラル制御の終了を早くすることによって、駆動車輪へのトルク伝達開始が早くなって、ドライバの意図しない車輌の後退が生じてしまうことを防止することができる。
また、例えば1速段の状態からクラッチC−1の解放(インニュートラル制御)が進行している状態の途中でクラッチC−3が係合すると、クラッチC−1の解放中に1速段から3速段への変速が行われることによって、クラッチC−1のトルク分担が変化し、該クラッチC−1の係合状態が変化する(一旦解放されて再係合する)ことによるトルク変動のショックが生じてしまう虞があるが、3速段N制御手段27が、クラッチC−3の油圧PC3を上昇させて係合する際に直ちに係合圧以上に上昇するので、3速段に変速された状態からクラッチC−1の解放制御を行うことができ、上記ショックが生じることを防止することができる。
なお、以上説明した本実施の形態においては、クラッチC−1をスリップ制御すると共にクラッチC−3を係合して3速段の状態にするものを説明したが、クラッチC−3の代わりにクラッチC−2を係合して4速段の状態にするものであっても、同様に本発明を適用することができる。また、本実施の形態においては、前進6速段を達成し得る自動変速機について説明したが、これに限らず、多段変速を達成する自動変速機であって、発進時に係合するクラッチC−1と同時に係合して中速段以上の変速段を達成するクラッチを有するものであれば、本発明を適用し得る。
また、本実施の形態にあっては、路面勾配が所定勾配以上である際、或いは路面勾配の判定が困難である際に、ヒルホールド機能を達成する変速段(2速段)の状態でニュートラル制御を行うものを説明したが、これに限らず、ドライバの意図しない後退が生じる虞がある際には、ニュートラル制御自体を行わないように構成することもできる。この際は、制御部に、第2クラッチを係合制御する中速段ニュートラル制御手段だけを備えていれば足りることは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、路面勾配を走行抵抗より判定するものについて説明したが、これに限らず、例えば傾斜計等を用いてもよく、つまり路面勾配を判定することができれば、どのようなものであってもよい。
更に、本実施の形態においては、路面勾配が所定勾配未満の際に、ヒルホールドを行わないクラッチだけの係合によるニュートラル制御を行っているが、例えばフットブレーキやサイドブレーキ等を制御してヒルホールドを行うことが可能な車輌にあっては、路面勾配とは無関係に、全てのニュートラル制御においてクラッチだけの係合によるニュートラル制御を用いることができる。
また、本実施の形態においては、車輌の停車中を判定するために、出力回転数センサ43を用いるものを説明したが、特に3速段N制御のように変速機構の回転部品が変速ケースに対して自由回転状態となる場合は、回転数センサに誤判定が生じる虞があるので、例えばABS等の車輪回転数センサを用いるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、3速段N制御にあって、開始直後にクラッチC−3の油圧PC3を係合圧まで上昇することでクラッチC−1のトルク分担変化が生じないようにしているが、このトルク分担変化の発生を確実に防止するため、クラッチC−3の係合タイミングからクラッチC−1の解放タイミングを学習して、確実にクラッチC−3の係合後にクラッチC−1を解放するようにしてもよい。
本発明に係る自動変速機の制御装置を示すブロック図。 本発明を適用し得る自動変速機構を示すスケルトン図。 本自動変速機構の係合表。 本自動変速機構の速度線図。 本発明に係るニュートラル制御を示すフローチャート。 3速段ニュートラル制御におけるクラッチC−1の制御を示すフローチャート。 3速段ニュートラル制御におけるクラッチC−3の制御を示すフローチャート。 本発明に係るニュートラル制御を示すタイムチャート。
符号の説明
1 自動変速機の制御装置
3 自動変速機
5 変速機構(自動変速機構)
6 油圧制御装置
10 入力部材(入力軸)
11 出力部材(カウンタギヤ)
21 路面勾配判定手段
22 ブレーキ踏力検出手段
23 ニュートラル制御開始判断手段
24 ニュートラル制御終了判断手段
25 ニュートラル制御手段
27 中速段ニュートラル制御手段(3速段N制御手段)
28 低速段ニュートラル制御手段(2速段N制御手段)
42 ブレーキ踏力検出手段(ブレーキセンサ)
44 油温検出手段(油温センサ)
C−1 第1クラッチ
C−3 第2クラッチ
B−1 ブレーキ
PC1 第1クラッチの油圧
PC3 第2クラッチの油圧
PB1 ブレーキの油圧
Bp 所定値

Claims (8)

  1. 発進時に係合される第1クラッチ、低速段にあって該第1クラッチと共に係合されるブレーキ、該低速段よりも変速比が高い中速段にあって該第1クラッチと共に係合される第2クラッチ、を少なくとも有する複数の摩擦係合要素と、
    前記複数の摩擦係合要素の係合状態に基づき入力部材と出力部材との間の伝達経路を形成することで、複数の変速段を達成する変速機構と、
    前記複数の摩擦係合要素のそれぞれの油圧サーボに供給する油圧を調圧制御する油圧制御装置と、を備えた自動変速機であって、
    走行レンジにおける車輌の停止時に、前記油圧制御装置によって前記第1クラッチの油圧を低下させ、該第1クラッチをスリップ状態にして前記入力部材と前記出力部材との間の伝達トルクを低下させるニュートラル制御を行うニュートラル制御手段を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記ニュートラル制御手段は、前記ニュートラル制御時に、前記第2クラッチの油圧を上昇させて係合し、前記中速段の状態を形成する中速段ニュートラル制御手段を有する、
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 路面勾配を判定する路面勾配判定手段を備え、
    前記中速段ニュートラル制御手段は、前記路面勾配が所定勾配未満である際に、前記中速段の状態を形成してなる、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記ニュートラル制御手段は、前記ニュートラル制御時に、前記ブレーキの油圧を上昇させて係合し、前記低速段の状態を形成すると共に、ヒルホールドの状態を形成する低速段ニュートラル制御手段を有し、
    前記低速段ニュートラル制御手段は、前記路面勾配が所定勾配以上である際に、前記低速段かつ前記ヒルホールドの状態を形成してなる、
    ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記自動変速機内の油温を検出する油温検出手段を備え、
    前記路面勾配判定手段は、前記油温検出手段により検出される油温が低油温であると判断した場合、前記路面勾配の判定を中止し、
    前記低速段ニュートラル制御手段は、前記路面勾配の判定が中止された際に、前記低速段かつ前記ヒルホールドの状態を形成してなる、
    ことを特徴とする請求項3記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記路面勾配判定手段は、エンジン出力と前記出力部材の回転状態とから走行抵抗を算出し、該走行抵抗に基づき前記路面勾配を判定してなる、
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか記載の自動変速機の制御装置。
  6. フットブレーキの踏力を検出するブレーキ踏力検出手段と、
    前記走行レンジであって、前記フットブレーキの踏力が所定値以上であることを判断し、かつ前記車輌の停止状態を判断した際に、前記ニュートラル制御手段による前記ニュートラル制御の実行開始を判断するニュートラル制御開始判断手段と、
    前記走行レンジであって、前記フットブレーキの踏力が所定値以下となったことを判断した際に、前記ニュートラル制御手段による前記ニュートラル制御の実行終了を判断するニュートラル制御終了判断手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記所定値は、前記路面勾配判定手段により判定された路面勾配に基づき変更される、
    ことを特徴とする請求項6記載の自動変速機の制御装置。
  8. 前記中速段ニュートラル制御手段は、前記第2クラッチの油圧を上昇させて係合する際、直ちに係合圧以上に上昇してなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の自動変速機の制御装置。
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