JP5261224B2 - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用自動変速機の制御装置に係り、特にニュートラル制御が解除されたときの制御に関するものである。
走行ポジションにおいて例えばフットブレーキがオン状態であり車速が零である等の所定のニュートラル制御条件が成立した場合に、エンジンから駆動輪までの間の動力伝達経路に介設された係合装置をスリップ状態乃至解放状態として、その動力伝達経路を動力伝達抑制状態とすることにより、エンジンのアイドリング負荷を抑制するニュートラル制御が可能な車両用自動変速機が知られている。
例えば、特許文献1に記載された自動変速機の制御装置がその一例である。この特許文献1には、ニュートラル制御からの復帰時にアクセル操作が為された場合、タービン回転速度の変化率を増加補正することにより、エンジンの吹きが発生する前に係合側係合装置を係合状態とする技術が開示されている。
特開2000−304127号公報 特開2000−304128号公報 特開平11−230327号公報
ところで、特許文献1のように、ニュートラル制御からの復帰時に油圧補正によって速やかな係合を実施することで、ショックを低減する技術は複数開示されているが、いずれもニュートラル制御復帰時にアクセル操作されるタイミングによらず補正方法が一律であるため、安定的にショックを低減することが困難であった。すなわち、ニュートラル制御復帰時において、アクセル操作された時点での係合側係合装置の係合状態や自動変速機の変速進行度には当然にバラツキがあるが、従来の制御方法では、上記バラツキを考慮せず一律に油圧補正を実施しているため、アクセル操作のタイミングによってはニュートラル制御からの復帰時にショックが発生する可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、エンジンから駆動輪までの間の動力伝達経路に介設された係合装置をスリップ状態乃至解放状態としてエンジンのアイドリング負荷を抑制するニュートラル制御が可能な車両用自動変速機の制御装置において、上記ニュートラル制御からの復帰時にアクセル操作が為されるに際して、そのアクセル操作のタイミングに拘わらずショックを安定的に低減することができる車両用自動変速機の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)走行ポジションにおいて所定のニュートラル制御条件が成立した場合にエンジンから駆動輪までの間の動力伝達経路に介設された係合装置をスリップ状態乃至解放状態としてその動力伝達経路を動力伝達抑制状態とすることによりエンジンのアイドリング負荷を抑制するニュートラル制御手段と、(b)ニュートラル制御状態からブレーキペダルのオフ操作に基づいてそのニュートラル制御の解除が判断されると、前記係合装置を係合させるようにトルク伝達容量を増加させるニュートラル解除時制御手段と、(c)そのニュートラル解除時制御手段の実行中にアクセルペダルの踏み込み操作が実施されると、前記係合装置の係合油圧を所定時間だけアクセル開度によらない一定油圧で保持する油圧保持手段とを備え、(d)前記係合油圧が一定油圧で保持される所定時間は、アクセルペダル踏み込み開始時点から、タービン吹き回転速度が予め設定された所定値となった時点までの時間であることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用自動変速機の制御装置において、(a)前記アクセルペダルが踏み込み開始時からのアクセルペダルの踏み込み量に基づく運転者の要求駆動力を記憶する駆動力記憶手段と、(b)前記油圧保持手段によって前記係合装置の係合油圧が一定油圧で保持された後、前記駆動力記憶手段に記憶されている前記要求駆動力を出力する駆動力再現手段とを、さらに含むことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明の要旨とするところは、請求項1または2の車両用自動変速機の制御装置において、前記係合装置の一定油圧は、アクセルペダルが踏み込まれた時点での油圧であることを特徴とする。
また、請求項にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至のいずれか1つの車両用自動変速機の制御装置において、前記係合油圧の油圧補正量は、アクセル開度が増加するに従って増加することを特徴とする。
請求項1にかかる発明の車両用自動変速機の制御装置によれば、ブレーキペダルのオフ操作に基づいてニュートラル制御が解除されて係合装置のトルク伝達容量増加中にアクセルペダルの踏み込み操作が実施されると、係合装置の係合油圧が所定時間だけアクセル開度によらない一定油圧で保持されるため、係合装置の係合状態、自動変速機の変速進行度をアクセルペダルの踏み込みタイミングに拘わらず一定にすることができる。したがって、アクセルペダルの踏み込みタイミングに拘わらず、同様の係合状態、変速進行度でその後の係合装置の油圧制御を実施することができるため、制御の安定性が向上し、ニュートラル制御からの復帰時のショックを安定的に低減することができる。ここで、前記係合油圧が一定油圧で保持される所定時間は、アクセルペダル踏み込み開始時点から、タービン吹き回転速度が予め設定された所定値となった時点までの時間であるため、係合油圧が一定油圧で保持される前記所定時間の開始時点および終了時点を容易に判断することができる。また、タービン吹き回転速度に基づいて、予め設定されている係合状態、変速進行度になった時点を判断することができる。
また、請求項2にかかる発明の車両用自動変速機の制御装置によれば、アクセルペダルの踏み込み開始時点からのアクセルペダルの踏み込み量に基づく運転者の要求駆動力を記憶し、前記油圧保持手段によって前記係合装置の係合油圧が一定油圧で保持された後、前記駆動力記憶手段に記憶されている前記要求駆動力が再現されるため、係合油圧が所定時間だけ一定油圧で保持された後、運転者の要求駆動力と同じ駆動力が出力される。したがって、運転者の意図する駆動力と実際の駆動力とのズレを防止することができ、上記駆動力のズレに伴って運転者に違和感を与えることを防止することができる。
また、請求項にかかる発明の車両用自動変速機の制御装置によれば、前記係合装置の一定油圧は、アクセルペダルが踏み込まれた時点での油圧であるため、係合油圧がそのときの油圧で一定に保持されることとなる。これに従って、係合装置の係合が進行し、係合装置を予め設定されている係合状態とすることができる。
また、請求項にかかる発明の車両用自動変速機の制御装置によれば、前記係合油圧の油圧補正量は、アクセル開度が増加するに従って増加するため、運転者の要求駆動力に応じた油圧が適宜出力される。
本発明が適用された車両用動力伝達装置の一部である車両用自動変速 機の骨子図である。 図1の自動変速機において、複数の変速段を成立させる際の摩擦係合要素すなわち摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表である。 図1の自動変速機などを制御するために車両に設けられた制御系統の要部およびエンジンから駆動輪までの動力伝達系の概略構成を説明するブロック線図である。 図3の油圧制御回路のうちクラッチおよびブレーキの各油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)の作動を制御するリニアソレノイドバルブに関する回路図である。 電子制御装置による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 車速およびアクセル開度を変数として予め記憶された関係から実際の車速およびアクセル開度に基づいて変速判断を行うための変速線図である。 アクセル開度と油圧補正量との関係を示す図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわちニュートラル解除制御中にアクセルペダルが踏み込まれたとき、その踏み込みタイミングに拘わらずショックを低減する作動制御を説明するためのフローチャートである。 ニュートラル解除制御時にアクセルペダルが踏み込まれるに際して、その踏み込みタイミングに拘わらずショックを低減する制御作動を説明するためのタイムチャートである。
ここで、好適には、前記ニュートラル制御が解除される所定の条件とは、ニュートラル制御中にフットブレーキがオンからオフに切り換えられる動作に相当する。このようにすれば、上記動作が為されると、ニュートラル制御の解除が判断され、係合装置のトルク伝達容量を増加させる制御が開始される。
また、好適には、前記タービン吹き回転速度とは、タービン軸の回転速度と、前記係合装置を介してタービン軸と連結される駆動輪側の回転軸との、回転速度差に相当する。このようにすれば、上記に基づいて算出されるタービン吹き回転速度に基づいて、係合装置の係合状態および自動変速機の変速進行度を判断することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された車両用動力伝達装置の一部である車両用自動変速機10(以下、自動変速機10)の骨子図である。図2は複数の変速段を成立させる際の摩擦係合要素すなわち摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表である。この自動変速機10は、車両の左右方向(横置き)に搭載するFF車両に好適に用いられるものであって、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース26内において、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、ダブルピニオン型の第2遊星歯車装置16およびシングルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体としてラビニヨ型に構成されている第2変速部20とを共通の軸心C上に有し、入力軸22の回転を変速して出力回転部材24から出力する。この入力軸22は入力部材に相当するものであり、本実施例では走行用の動力源であるエンジン30によって回転駆動される流体式伝動装置としてのトルクコンバータ32のタービン軸である。また、出力回転部材24は自動変速機10の出力部材に相当するものであり、図3に示す差動歯車装置40に動力を伝達するためにそのデフドリブンギヤ(大径歯車)42と噛み合う出力歯車すなわちデフドライブギヤとして機能している。エンジン30の出力は、トルクコンバータ32、自動変速機10、差動歯車装置40、および一対の車軸44を介して一対の駆動輪46へ伝達されるようになっている(図3参照)。なお、この自動変速機10やトルクコンバータ32は中心線(軸心)Cに対して略対称的に構成されており、図1の骨子図においてはその中心線Cの下半分が省略されている。
トルクコンバータ32は、エンジン30の動力を流体を介することなく入力軸22に直接伝達するロックアップ機構としてのロックアップクラッチ34を備えている。このロックアップクラッチ34は、係合側油室36内の油圧と解放側油室38内の油圧との差圧ΔPにより摩擦係合させられる油圧式摩擦クラッチであり、それが完全係合(ロックアップオン)させられることにより、エンジン30の動力が入力軸22に直接伝達される。また、所定のスリップ状態で係合するように差圧ΔPすなわちトルク容量がフィードバック制御されることにより、車両の駆動(パワーオン)時には例えば50rpm程度の所定のスリップ量でタービン軸(入力軸22)をエンジン30の出力回転部材に対して追従回転させる一方、車両の非駆動(パワーオフ)時には例えば−50rpm程度の所定のスリップ量でエンジン30の出力回転部材をタービン軸に対して追従回転させられる。
自動変速機10は、第1変速部14および第2変速部20の各回転要素(サンギヤS1〜S3、キャリアCA1〜CA3、リングギヤR1〜R3)のうちのいずれかの連結状態の組み合わせに応じて第1変速段「1st」〜第6変速段「6th」の6つの前進変速段(前進ギヤ段)が成立させられるとともに、後進変速段「R」の後進変速段(後進ギヤ段)が成立させられる。図2に示すように、例えば前進ギヤ段では、クラッチC1とブレーキB2との係合により第1速ギヤ段が、クラッチC1とブレーキB1との係合により第2速ギヤ段が、クラッチC1とブレーキB3との係合により第3速ギヤ段が、クラッチC1とクラッチC2との係合により第4速ギヤ段が、クラッチC2とブレーキB3との係合により第5速ギヤ段が、クラッチC2とブレーキB1との係合により第6速ギヤ段が、それぞれ成立させられるようになっている。また、ブレーキB2とブレーキB3との係合により後進ギヤ段が成立させられ、クラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3のいずれも解放されることによりニュートラル状態となるように構成されている。
図2の作動表は、上記各変速段とクラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめたものであり、「○」は係合、「◎」はエンジンブレーキ時のみ係合を表している。特に、第1変速段「1st」を成立させるブレーキB2には並列に一方向クラッチF1が設けられているため、発進時(加速時)にはクラッチC1のみを係合させ、エンジンブレーキを作用させるときにはクラッチC1とブレーキB2とを係合させる。よって、第1変速段が成立させられている車両停止時にこのクラッチC1をスリップ状態乃至解放状態とすることにより、エンジン30のアイドリング負荷を抑制する所謂ニュートラル制御を実施することができる。また、各変速段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比(=サンギヤの歯数/リ
ングギヤの歯数)ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
上記クラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合要素(油圧式摩擦係合装置)であり、油圧制御回路50(図3参照)のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5の励磁、非励磁や電流制御により、係合、解放状態が切り換えられるとともに係合、解放時の過渡油圧などが制御される。
図3は、図1の自動変速機10などを制御するために車両に設けられた制御系統の要部およびエンジン30から駆動輪46までの動力伝達系の概略構成を説明するブロック線図である。
図3において、電子制御装置100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン30の出力制御や自動変速機10の変速制御やロックアップクラッチ34のオンオフ制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用やリニアソレノイドバルブSL1〜SL5を制御する変速制御用や油圧制御回路50のリニアソレノイドバルブSLUおよびソレノイドバルブSLを制御するロックアップクラッチ制御用等に分けて構成される。
例えば、電子制御装置100には、アクセル開度センサ54により検出されたアクセルペダル52の操作量であるアクセル開度Accを表すアクセル開度信号、エンジン回転速度センサ56により検出されたエンジン30の回転速度であるエンジン回転速度Nを表す信号、冷却水温センサ58により検出されたエンジン30の冷却水温Tを表す信号、吸入空気量センサ60により検出されたエンジン30の吸入空気量Qを表す信号、吸入空気温度センサ62により検出された吸入空気の温度Tを表す信号、スロットル弁開度センサ64により検出された電子スロットル弁の開度θTHを表すスロットル開度信号、車速センサ66により検出された出力回転部材24の回転速度NOUTすなわち車速Vに対応する車速信号、ブレーキスイッチ70により検出された常用ブレーキであるフットブレーキの作動中(踏込操作中)を示すフットブレーキペダル68の操作(オン)BONを表す信号、レバーポジションセンサ74により検出されたシフトレバー72のレバーポジション(操作位置、シフトポジション)PSHを表す信号、タービン回転速度センサ76により検出されたタービン回転速度N(=入力軸22の回転速度NIN)を表す信号、AT油温センサ78により検出された油圧制御回路50内の作動油の温度であるAT油温TOIL表す信号などがそれぞれ供給される。
また、電子制御装置100からは、電子スロットル弁の開度θTHを操作するスロットルアクチュエータへの駆動信号、エンジン30の点火時期を指令する点火信号、エンジン30の吸気管または筒内に燃料を供給し或いは停止する燃料噴射装置によるエンジン30への燃料供給量を制御する燃料供給量信号、シフトインジケータを作動させるためのレバーポジションPSH表示信号、自動変速機10のギヤ段を切り換えるために油圧制御回路50内のシフト弁を駆動するシフトソレノイドを制御する信号およびライン圧を制御するリニヤソレノイド弁を駆動するための指令信号、ロックアップクラッチ34の係合、解放、スリップ量を制御するリニヤソレノイド弁を駆動するための指令信号などがそれぞれ出力される。
また、シフトレバー72は例えば運転席の近傍に配設され、図3に示すように、5つのレバーポジション「P」、「R」、「N」、「D」、または「S」へ手動操作されるようになっている。
「P」ポジション(レンジ)は自動変速機10内の動力伝達経路を解放しすなわち自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態(中立状態)とし且つメカニカルパーキング機構によって機械的に出力回転部材24の回転を阻止(ロック)するための駐車ポジション(位置)であり、「R」ポジションは自動変速機10の出力回転部材24の回転方向を逆回転とするための後進走行ポジション(位置)であり、「N」ポジションは自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態とするための中立ポジション(位置)であり、「D」ポジションは自動変速機10の変速を許容する変速範囲(Dレンジ)で第1ギヤ段「1st」〜第6ギヤ段「6th」の総ての前進ギヤ段を用いて自動変速制御を実行させる前進走行ポジション(位置)であり、「S」ポジションはギヤ段の変化範囲を制限する複数種類の変速レンジすなわち高車速側のギヤ段が異なる複数種類の変速レンジを切り換えることにより手動変速が可能な前進走行ポジション(位置)である。
この「S」ポジションにおいては、シフトレバー72の操作毎に変速範囲をアップ側にシフトさせるためのレバーポジションPSHとしての「+」ポジション、シフトレバー72の操作毎に変速範囲をダウン側にシフトさせるためのレバーポジションPSHとしての「−」ポジションが備えられている。例えば、「S」ポジションにおいては、「6」レンジ〜「L」レンジの何れかがシフトレバー72の「+」ポジション或いは「−」ポジションへの操作に応じて変更される。また、「S」ポジションにおける「L」レンジは第1ギヤ段「1st」にてブレーキB2を係合させて一層エンジンブレーキ効果が得られるためのエンジンブレーキレンジでもある。
上記「D」ポジションは自動変速機10の変速可能な例えば図2に示すような第1速ギヤ段乃至第6速ギヤ段の範囲で自動変速制御が実行される制御様式である自動変速モードを選択するレバーポジションでもあり、「S」ポジションは自動変速機10の各変速レンジの最高速側ギヤ段を超えない範囲で自動変速制御が実行されると共にシフトレバー72の手動操作により変更された変速レンジ(すなわち最高速側ギヤ段)に基づいて手動変速制御が実行される制御様式である手動変速モードを選択するレバーポジションでもある。
図4は、油圧制御回路50のうちクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の各油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)AC1、AC2、AB1、AB2、AB3の作動を制御するリニアソレノイドバルブSL1〜SL5に関する回路図である。
図4において、各油圧アクチュエータAC1、AC2、AB1、AB2、AB3には、ライン油圧PLがそれぞれリニアソレノイドバルブSL1〜SL5により電子制御装置100からの指令信号に応じた係合油圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3に調圧されてそれぞれ直接的に供給されるようになっている。このライン油圧PLは、エンジン30により回転駆動される機械式のオイルポンプ28(図1参照)から発生する油圧を元圧として図示しない例えばリリーフ型調圧弁(レギュレータバルブ)によって、アクセル開度或いはスロットル開度で表されるエンジン負荷等に応じた値に調圧されるようになっている。
リニアソレノイドバルブSL1〜SL5は、基本的には何れも同じ構成で、電子制御装置100により独立に励磁、非励磁され、各油圧アクチュエータAC1、AC2、AB1、AB2、AB3の油圧が独立に調圧制御されてクラッチC1〜C4、ブレーキB1、B2の係合圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3が制御される。そして、自動変速機10は、例えば図2の係合作動表に示すように予め定められた係合装置が係合されることによって各変速段が成立させられる。また、自動変速機10の変速制御においては、例えば変速に関与するクラッチCやブレーキBの解放と係合とが同時に制御される所謂クラッチ・ツウ・クラッチ変速が実行される。例えば、図2の係合作動表に示すように3速→4速のアップシフトでは、ブレーキB3が解放されると共にクラッチC2が係合され、変速ショックを抑制するようにブレーキB3の解放過渡油圧とクラッチC2の係合過渡油圧とが適切に制御される。
図5は、電子制御装置100による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図5において、エンジン出力制御手段102は、スロットル制御のためにスロットルアクチュエータにより電子スロットル弁を開閉制御する他、燃料噴射制御のために燃料噴射装置による燃料噴射を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置による点火時期を制御するなどしてエンジン30の出力制御を実行する。例えば、エンジン出力制御手段102は、予め記憶された関係からアクセル開度信号Accに基づいてスロットルアクチュエータを駆動し、アクセル開度Accが増加するほどスロットル弁開度θTHを増加させるようにスロットル制御を実行する。
変速制御手段104は、例えば図6に示すような車速Vおよびアクセル開度Accを変数として予め記憶された関係(マップ、変速線図)から実際の車速Vおよびアクセル開度Accに基づいて変速判断を行い、自動変速機10の変速を実行すべきか否かを判断し、例えば自動変速機10の変速すべき変速段を判断し、その判断した変速段が得られるように自動変速機10の自動変速制御を実行する。このとき、変速制御手段104は、例えば図2に示す係合表に従って変速段が達成されるように、自動変速機10の変速に関与する油圧式摩擦係合装置を係合および/または解放させる指令(変速出力、油圧指令)を油圧制御回路50へ出力する。
油圧制御回路50は、その指令に従って、自動変速機10の変速が実行されるように油圧制御回路50内のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5を作動させて、その変速に関与する油圧式摩擦係合装置の油圧アクチュエータAC1、AC2、AB1、AB2、AB3を作動させる。
図6の変速線図において、実線はアップシフトが判断されるための変速線(アップシフト線)であり、破線はダウンシフトが判断されるための変速線(ダウンシフト線)である。また、この図6の変速線図における変速線は、実際のアクセル開度Acc(%)を示す横線上において実際の車速Vが線を横切ったか否かすなわち変速線上の変速を実行すべき値(変速点車速)VSを越えたか否かを判断するためのものであり、この値VSすなわち変速点車速の連なりとして予め記憶されていることにもなる。
ニュートラル制御条件判定手段106は、シフトレバー72の走行ポジションにおいて所定のニュートラル制御条件が成立するか否かを判定する。この所定のニュートラル制御条件は、例えば車両が停止中であってアクセルペダル52が踏み込まれておらず、フットブレーキペダル68が踏まれていることなどである。より具体的には、ニュートラル制御条件判定手段106は、例えばレバーポジションPSHが「D」ポジションであるときに、車速Vが所定の停止判定値以下であり且つブレーキスイッチ70がオンBONである場合に、ニュートラル制御条件が成立したと判定する。
また、このニュートラル制御条件判定手段106は、後述するニュートラル制御手段108によるニュートラル制御中に前記所定のニュートラル制御条件が成立するか否かを判定することにより、そのニュートラル制御を解除(終了)するか否かを逐次判定する、すなわちニュートラル制御からの復帰を開始するか否かを逐次判定するニュートラル制御解除判定手段でもある。具体的には、ニュートラル制御条件判定手段106は、ニュートラル制御中に、ブレーキスイッチ70がオンBONでなくなった場合に、ニュートラル制御の解除開始を判定する。
ニュートラル制御手段108は、前記ニュートラル制御条件判定手段106により例えばシフトレバー72の「D」ポジションにおいて前記所定のニュートラル制御条件が成立したと判定されたときは、第1速ギヤ段を達成するための係合装置であるクラッチC1をスリップ状態乃至解放状態とするニュートラル指令を前記変速制御手段104に出力して自動変速機10を含む動力伝達経路を動力伝達抑制状態乃至動力伝達遮断状態とするニュートラル制御を実行する。変速制御手段104は、そのニュートラル指令に従って、クラッチC1をスリップ状態乃至解放状態とするように予め定められた所定のパターンに従ってクラッチC1の係合圧を低下させる制御信号を油圧制御回路50に出力する。自動変速機10内の動力伝達が抑制乃至遮断(解放)されることにより、トルクコンバータ32が略一体回転するようになってエンジン30のアイドリング負荷が抑制され、燃費やNVH(騒音・振動・乗り心地)性能が向上する。
このように、このニュートラル制御では、クラッチC1が例えば解放(わずかにスリップ係合するような係合直前状態)させられることにより、自動変速機10内の動力伝達経路が実質的に解放状態とされつつ、クラッチC1の半係合から係合への切換によって直ちに発進可能な発進待機状態とされる。
ニュートラル解除時制御手段114は、ニュートラル制御中に前記ニュートラル制御条件判定手段106によりニュートラル制御の解除開始が判定されたとき、自動変速機10を含む動力伝達経路を動力伝達可能状態とするように、第1速ギヤ段の係合側係合装置であるクラッチC1のトルク伝達容量を増加させて係合させるニュートラル制御解除指令を変速制御手段104に出力する。なお、クラッチC1が、本発明の係合装置に相当する。
ところで、ニュートラル解除時制御手段114の実行時において、運転者によるアクセルペダル52の踏み込み操作が適宜実施される。このとき、ニュートラル解除時制御手段114は、速やかに駆動力を出力するため、アクセルペダル52の踏み込み量すなわちアクセル開度Accに応じて、クラッチC1の係合油圧PC1を増加させる油圧補正を実行する。ここで、運転者がアクセルペダル52を踏み込むタイミングは様々であるが、その時に実施される油圧補正は、アクセル開度Accに基づいて一律に設定されているため、アクセルペダル52が踏み込まれるタイミングによってはショックが発生する可能性があった。
具体的には、ニュートラル解除時制御手段114が実施されると、クラッチC1の係合油圧PC1の油圧制御が実行されるが、そのときのアクセルペダル52の踏み込まれるタイミングが異なると、クラッチC1の係合状態および自動変速機10の変速進行度αが異なる状態で油圧補正が開始される。例えば、ニュートラル解除時制御手段114開始直後にアクセルペダル52が踏み込まれる場合、クラッチC1は係合初期段階であり、クラッチC1のトルク伝達容量が略零の状態から油圧補正が開始されることとなる。一方、ニュートラル解除時制御手段114開始から所定の時間経過後にアクセルペダル52が踏み込まれると、クラッチC1は所定のトルク伝達容量を有した状態から油圧補正が開始されることとなる。
しかしながら、上記のようにクラッチC1の係合状態および自動変速機10の変速進行度αが異なる状態であっても、一律にアクセル開度Accに応じて同様の油圧補正が実施されるため、制御の安定性が低くなりショックが発生する可能性があった。これに対して、油圧保持手段116は、ニュートラル解除時制御手段114の実行中にアクセルペダル52が踏み込まれると、クラッチC1の係合油圧PC1を所定時間だけ一定油圧で保持することで、クラッチC1の係合状態および自動変速機10の変速進行度αを安定化させる。以下、本発明の要部である油圧保持手段116を中心に説明する。
図5に戻り、アクセル操作判定手段118は、アクセルペダル52の操作量(アクセル開度Acc)を検出するアクセル開度センサ54のアクセル開度信号に基づいて、ニュートラル解除時制御手段114の実行中にアクセルペダル52の踏み込みが為された時点を判定する。
変速進行度判断手段120は、クラッチC1の係合状態を検出し、上記係合状態に基づいて、自動変速機10が変速初期や変速終期にあるか否か、或いは予め設定されている所定の変速進行度αに達したか否かを判断する。なお、クラッチC1の係合状態は、言い換えれば、自動変速機10の第1速ギヤ段への変速状態と同様であることから、クラッチC1の係合状態に基づいて自動変速機10の変速進行度αを判断することができる。
変速進行度判断手段120は、上記クラッチC1の係合状態を、トルクコンバータ32のタービン吹き回転速度ΔNに基づいて判断する。タービン吹き回転速度ΔNは、タービン回転速度Nすなわちタービン軸として機能する入力軸22の回転速度NINと、クラッチC1の駆動輪側(下流側)に位置する回転部材(本実施例では図1よりサンギヤS3)の回転速度NS3との、回転速度差で定義される。すなわち、タービン吹き回転速度ΔNは、タービン回転速度Nと、クラッチC1によってそのタービン軸(入力軸22)と連結される回転部材との、回転速度差で定義される。ここで、タービン回転速度Nは、タービン回転速度センサ76によって直接検出される。また、クラッチC1の駆動輪側の回転部材の回転速度NS3は、車速センサ66によって検出される自動変速機10の出力回転部材24の回転速度NOUTと自動変速機10の第1速ギヤ段の変速比ρ1STとの積(=NOUT×ρ1ST)で算出される。したがって、タービン吹き回転速度ΔN(=N−NS3)は、タービン回転速度Nおよび出力回転部材24の回転速度NOUTを検出することで逐次算出される。そして、タービン吹き回転速度ΔNに基づいて、自動変速機10の変速進行度αが判断される。
例えば、自動変速機10の変速初期においては、ブレーキオフ操作直後であって車速Vが零ないし略零であることから、出力回転部材24の回転速度NOUTが零ないし略零となる。したがって、NS3は零ないし略零となることから、タービン吹き回転速度ΔNは、タービン回転速度Nと同値ないし略同値となる。上記より、変速進行度判断手段120は、タービン吹き回転速度ΔNがタービン回転速度Nと略等しくなると、自動変速機10が変速初期の状態にあると判断する。
また、自動変速機10の変速終期においては、クラッチC1の伝達トルク容量が大きくなることから、タービン回転速度Nと、クラッチC1を介して連結される回転部材(サンギヤS3)の回転速度NS3が略等しくなる。したがって、タービン吹き回転速度ΔNは低下して略零となる。上記より、変速進行度判断手段120は、例えばタービン吹き回転速度ΔNが予め設定されている所定の回転速度以下となると、自動変速機10が変速終期の状態にあると判断する。
また、自動変速機10の所定の変速進行度αも同様に、タービン吹き回転速度ΔNを検出し、その値が所定の値となるとき、変速進行度判断手段120は、自動変速機10が所定の変速進行度αに達したものと判断する。なお、タービン吹き回転速度ΔNに応じてクラッチC1の係合状態は変化することから、自動変速機10の変速進行度αも同様に、タービン吹き回転速度ΔNに基づいて、判断することができる。
油圧保持手段116は、アクセル操作判定手段118によってニュートラル解除制御中にアクセルペダル52の踏み込みが判断され、且つ、変速進行度判断手段120によって自動変速機10の変速進行度αが変速初期および変速終期でないと判断されると実施される。油圧保持手段116は、ニュートラル解除時制御手段114の実行中にアクセルペダル52が踏み込まれると、クラッチC1の係合油圧PC1を所定時間Δtだけ一定油圧で保持する制御を実行する。
油圧保持手段116は、アクセルペダル52の踏み込みが検出されると、そのアクセルペダル踏み込み開始時での係合油圧PC1で所定時間Δtだけ油圧を一定に保持させる指令をニュートラル解除時制御手段114を介して変速制御手段104に出力する。このように係合油圧PC1が所定時間Δtだけ一定圧で保持されることで、クラッチC1の係合状態、自動変速機10の変速進行度αが運転者のアクセルペダル踏み込みタイミングに拘わらず一定の状態になり、制御の安定性が向上することとなる。
具体的には、油圧保持手段116は、自動変速機10の変速進行度αが予め設定されている所定の目標変速進行度α1となるまで係合油圧PC1を一定に保持する。ここで、上記目標変速度α1は、予め実験的に設定されるものであり、クラッチC1が所定のトルク伝達容量を有する状態に設定されている。したがって、アクセルペダル52の踏み込みのタイミングに拘わらず、自動変速機10が目標変速度α1となるまでクラッチC1の係合油圧PC1が一定に保持される。なお、自動変速機10が目標変速度α1に到達したか否かは、タービン吹き回転速度ΔNが、目標変速進行度α1に対応する予め求められた回転速度に到達したか否かに基づいて判断される。
また、係合油圧PC1が一定に保持される所定時間Δtは、アクセルペダル52の踏み込み開始時点から変速進行度αが予め設定された目標変速進行度α1になる時点までの間であるため、その時のアクセル踏み込みタイミングや一定油圧の値等に応じて逐次変化する。例えば、ニュートラル制御解除後、速やかにアクセルペダル52が踏み込まれると、自動変速機10の変速進行度αが目標変速進行度α1になるまで時間がかかるため、係合油圧PC1が一定に保持される所定時間Δtが長くなる。一方、ニュートラル制御解除後、遅れてアクセルペダル52が踏み込まれると、自動変速機10の変速進行度αが既に進んでいるため、所定時間Δtが短くなる。
そして、自動変速機10の変速進行度αが目標変速進行度α1に到達すると、再びニュートラル解除時制御手段114によるクラッチC1の係合油圧PC1の油圧制御が開始される。
ここで、上述したように、アクセルペダル52踏み込まれた時点でクラッチC1の係合油圧PC1が一定に保持されて、自動変速機10の変速進行度αが目標変速進行度α1になった時点で係合油圧PC1の油圧補正が再開されるが、目標変速進行度α1到達時でのアクセルペダル52の操作量すなわちアクセル開度Accに基づいて係合油圧PC1が決定されると、運転者の意図する駆動状態と実際の駆動状態とにズレが生じる。これを防ぐため、駆動力記憶手段122は、アクセルペダル踏み込み時からの運転者の要求駆動力を記憶し、係合油圧PC1が一定に保持された後、駆動力再現手段124は、駆動力記憶手段122のよって記憶されている運転者の要求駆動力を再現させ、その要求駆動力に基づいてクラッチC1の係合油圧PC1を決定する。例えば図7に示すように、アクセル開度Accと油圧補正量との関係が予め設定されており、上記に基づいて係合油圧PC1の油圧補正が実施される。また、図7に示すように、アクセル開度Accが増加するに従って、油圧補正量が増加するように設定されている。
駆動力記憶手段122は、運転者の要求駆動力をアクセルペダル52の操作量であるアクセル開度Accに基づいて、アクセルペダル52踏み込み開始時から自動変速機10の変速進行度αが目標変速進行度α1になるまで逐次記憶する。そして、変速進行度αが目標変速進行度α1になると、上記記憶された要求駆動力(アクセル開度Acc)に基づいて、エンジン出力および係合油圧PC1を制御する。したがって、運転者の希望する要求駆動力がズレなく出力される。なお、上記要求駆動力は、係合油圧PC1が所定時間Δtだけ一定圧で保持された後に出力されることから駆動力の発生に遅れが生じるが、実際の所定時間Δtは極めて短い時間であるため、その遅れによって運転者が違和感を感じることはない。
図8は、電子制御装置100の制御作動の要部すなわちニュートラル解除制御中にアクセルペダル52が踏み込まれたとき、その踏み込みタイミングの差異に拘わらずショックを低減する作動制御を説明するためのフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、ニュートラル制御条件判定手段106に対応するステップSA1(以下、ステップを省略)において、ブレーキペダル68がオフ操作されることにより、ニュートラル制御からの復帰制御すなわちニュートラル解除制御が実施される。次いで、アクセル操作判定手段118に対応するSA2において、アクセルペダル52がオン操作(踏み込まれた)された否かが判定される。SA2が否定されると、再びSA2に戻り、アクセルペダル52がオン操作されるまで繰り返し同様の判定が実施される。そして、アクセルペダル52がオン操作されてSA2が肯定されると、変速進行度判断手段120に対応するSA3において、自動変速機10の変速進行度が変速初期の状態にあるか否かが判定される。SA3が肯定されると、SA7において、変速初期の状態を基準とするエンジン出力制御および係合油圧PC1の油圧制御(油圧補正)が実施される。一方、SA3が否定されると、変速進行度判断手段120に対応するSA4において、自動変速機10の変速進行度が変速終期の状態にあるか否かが判定される。SA4が肯定されると、SA7において、自動変速機10の変速状態が十分に進んだことから、上記状態を基準とするエンジン出力制御および係合油圧PC1の油圧制御(油圧補正)が実施される。
一方、SA4が否定されると、油圧保持手段116に対応するSA5において、クラッチC1の係合油圧PC1が一定油圧で保持される。なお、一定油圧は、アクセルペダル52が踏み込まれた時点での係合油圧PC1とされる。そして、変速進行度判断手段120に対応するSA6において、自動変速機10の変速進行度αが予め設定されている目標変速進行度α1に到達したか否かが判定される。SA6が否定されると、SA5に戻って係合油圧PC1の保持が維持される。したがって、変速進行度αが目標変速進行度α1になるまでの間、係合油圧PC1が一定に保持される。そして、SA6が肯定される、すなわち変速進行度αが目標変速進行度α1に到達すると、駆動力記憶手段122および駆動力再現手段124に対応するSA6において、アクセルペダル踏み込み時からの運転者の要求駆動力が再現される。これより、運転者の意図する要求駆動力が出力されることとなる。
図8は、ニュートラル解除制御時にアクセルペダル52が踏み込まれるに際して、その踏み込みのタイミングに拘わらずショックを安定的に低減することができる制御作動を説明するためのタイムチャートである。
ニュートラル制御が実行されている状態で、t1時点においてブレーキペダル68がオフ操作(ブレーキSWオフ)されると、ニュートラル解除時制御手段114によるニュートラル解除制御が開始される。具体的には、t1時点において、実線に示すように第1速ギヤ段を成立させる係合側係合装置であるクラッチC1の係合油圧PC1(指令油圧)が急激引き上げられることで、クラッチC1のクリアランスを詰める所謂ファーストフィルが実施される。そして、t1時点〜t2時点において係合油圧PC1が一定に保持された後、漸増される。これに従い、クラッチC1の係合進行(変速進行)に伴ってクラッチC1のトルク伝達容量が増加するので、タービン吹き回転速度ΔNが、低下することとなる。そして、t2時点において、破線に示すようにアクセルペダル52が踏み込まれる(アクセルオン操作)と、t2時点〜t3時点において、漸増されているクラッチC1の係合油圧PC1が油圧保持手段116によってt2時点での油圧で保持される。これに伴い、クラッチC1の係合状態および自動変速機10の変速進行度αがアクセルペダル52の踏み込みのタイミングに拘わらず、t3時点において一定の状態にさせられる。なお、t2時点〜t3時点では、アクセル踏み込みに伴って、タービン吹き回転速度ΔNが上昇する。
そして、t3時点において予め設定されている所定の係合状態および目標変速進行度α1に到達すると、実線で示すように、駆動力記憶手段122によって記憶されているt2時点からの要求駆動力が再現される。そして、駆動力記憶手段122に記憶されている要求駆動力に基づいて、t3時点以降のクラッチC1の係合油圧PC1が決定され、その油圧となるように制御される。なお、図9においては、t3時点のクラッチC1の係合油圧PC1が、実線に示すようにステップ状に引き上げられているが、上記係合油圧PC1は要求駆動力に応じて適宜変化する。上記より、t3時点において運転者の要求駆動力が出力されるので、運転者の意図する要求駆動力と実際の要求駆動力とのズレが防止される。
上述のように、本実施例によれば、ニュートラル制御が解除されてクラッチC1(係合装置)のトルク伝達容量増加中にアクセルペダル52の踏み込み操作が実施されると、クラッチC1の係合油圧PC1が所定時間Δtだけ一定油圧で保持されるため、クラッチC1の係合状態、自動変速機10の変速進行度αをアクセルペダル52の踏み込みタイミングに拘わらず一定にすることができる。したがって、アクセルペダル52の踏み込みタイミングに拘わらず、同様の係合状態、変速進行度でその後のクラッチC1の油圧制御(油圧補正)を実施することができるため、制御の安定性が向上し、ニュートラル制御からの復帰時のショックを安定的に低減することができる。
また、本実施例によれば、アクセルペダル52の踏み込み開始時点からのアクセルペダル52の踏み込み量に基づく運転者の要求駆動力を記憶し、前記油圧保持手段116によってクラッチC1の係合油圧PC1が一定油圧で保持された後、駆動力記憶手段122に記憶されている要求駆動力が再現されるため、係合油圧PC1が所定時間Δtだけ一定油圧で保持された後、運転者の要求駆動力と同じ駆動力が出力される。したがって、運転者の意図する駆動力と実際の駆動力とのズレを防止することができ、上記駆動力のズレに伴って運転者に違和感を与えることを防止することができる。
また、本実施例によれば、係合油圧PC1が一定油圧で保持される所定時間Δtは、アクセルペダル踏み込み開始時点から、タービン吹き回転速度ΔNが予め設定された所定値となった時点までの時間であるため、係合油圧PC1が一定油圧で保持される所定時間Δtの開始時点および終了時点を容易に判断することができる。また、タービン吹き回転速度ΔNに基づいて、予め設定されている係合状態、変速進行度になった時点を判断することができる。
また、本実施例によれば、クラッチC1の一定油圧は、アクセルペダル52が踏み込まれた時点での油圧であるため、係合油圧PC1がそのときの油圧で一定に保持されることとなる。これに従って、クラッチC1置の係合が進行し、クラッチC1を予め設定されている係合状態とすることができる。
また、本実施例によれば、クラッチC1の油圧補正量は、アクセル開度Accが増加するに従って増加するため、運転者の要求駆動力に応じた油圧が適宜出力される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、油圧保持手段116によって保持される油圧は、アクセルペダル踏み込み時の油圧に設定さているが、必ずしもそのときの油圧に限定されず、例えば予め実験的に設定されている一定油圧や変速進行度αに応じて設定される一定油圧などであっても構わない。例えば、変速進行度αが低い時点では、一定油圧を高く設定して、目標変速進行度α1となる所定時間が短くなるように設定しても構わない。
また、前述の実施例では、自動変速機10が前進6速、後進1速の変速が可能な変速機であったが、自動変速機の変速段数や内部構造は特に前述した自動変速機10に限定されるものではない。すなわち、ニュートラル制御が実施可能であり、且つ、ニュートラル制御が解除される際に、所定の係合装置を係合させる構成であれば、本発明を適用することができる。また、ベルト式無段変速機(CVT)などの無段変速機であっても本発明を適用することができる。なお、例えばベルト式無段変速機の場合、前後進切換装置を制御する係合装置において、本発明が適用されることとなる。
また、前述の実施例では、クラッチC1が係合装置として機能するものであったが、必ずしもクラッチC1が係合装置として機能するものとは限らず、自動変速機の内部構造に応じて適宜変更される。
また、前述の実施例では、タービン吹き回転速度ΔNを算出する際に、出力軸回転速度NOUTとギヤ比に基づいて、クラッチC1の駆動輪側の回転速度が算出されているが、回転速度センサを設けて直接的に回転速度を検出しても構わない。
また、前述の実施例のアクセル開度Accと油圧補正量との関係は、一例であり。車両の形状等に基づいて適宜変更される。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:自動変速機
30:エンジン
46:駆動輪
52:アクセルペダル
108:ニュートラル制御手段
114:ニュートラル解除時制御手段
116:油圧保持手段
122:駆動力記憶手段
124:駆動力再現手段
C1:クラッチ(係合装置)
C1:係合油圧
ΔN:タービン吹き回転速度
Δt:所定時間

Claims (4)

  1. 走行ポジションにおいて所定のニュートラル制御条件が成立した場合にエンジンから駆動輪までの間の動力伝達経路に介設された係合装置をスリップ状態乃至解放状態として該動力伝達経路を動力伝達抑制状態とすることによりエンジンのアイドリング負荷を抑制するニュートラル制御手段と、
    ニュートラル制御状態からブレーキペダルのオフ操作に基づいて該ニュートラル制御の解除が判断されると、前記係合装置を係合させるようにトルク伝達容量を増加させるニュートラル解除時制御手段と、
    該ニュートラル解除時制御手段の実行中にアクセルペダルの踏み込み操作が実施されると、前記係合装置の係合油圧を所定時間だけアクセル開度によらない一定油圧で保持する油圧保持手段とを備え、
    前記係合油圧が一定油圧で保持される所定時間は、アクセルペダル踏み込み開始時点から、タービン吹き回転速度が予め設定された所定値となった時点までの時間である
    ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  2. 前記アクセルペダルが踏み込み開始時からのアクセルペダルの踏み込み量に基づく運転者の要求駆動力を記憶する駆動力記憶手段と、
    前記油圧保持手段によって前記係合装置の係合油圧が一定油圧で保持された後、前記駆動力記憶手段に記憶されている前記要求駆動力を出力する駆動力再現手段とを、さらに含むことを特徴とする請求項1の車両用自動変速機の制御装置。
  3. 前記係合装置の一定油圧は、アクセルペダルが踏み込まれた時点での油圧であることを特徴とする請求項1または2の車両用自動変速機の制御装置。
  4. 前記係合油圧の油圧補正量は、アクセル開度が増加するに従って増加することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つの車両用自動変速機の制御装置。
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