JPH11230327A - 車両の駆動制御装置 - Google Patents

車両の駆動制御装置

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JPH11230327A
JPH11230327A JP3937198A JP3937198A JPH11230327A JP H11230327 A JPH11230327 A JP H11230327A JP 3937198 A JP3937198 A JP 3937198A JP 3937198 A JP3937198 A JP 3937198A JP H11230327 A JPH11230327 A JP H11230327A
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JP
Japan
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clutch
detecting means
oil pressure
accelerator
control
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JP3937198A
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Inventor
Yoshiharu Saito
吉晴 斎藤
Yoshiichi Nemoto
芳一 根本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の発進の要求レベルに応じて、ニュー
トラル制御から脱する際のクラッチの係合速度をコント
ロールし、運転者の発進操作に対する追従性の向上を図
る。 【解決手段】 前進走行レンジとされているときであっ
ても、所定の条件が成立したときにニュートラル制御を
実行する車両の駆動制御装置において、ブレーキの作動
状態を検出するブレーキ作動状態検出手段2と、アクセ
ルの踏み込み開度を検出するアクセル開度検出手段3
と、ブレーキ作動状態検出手段の信号及びアクセル開度
検出手段の信号に基づき、ブレーキの作動が解除された
ときにクラッチの油圧を立ち上げると共に、アクセルペ
ダルの操作量が大きいほど前記油圧の立ち上げ速度を大
きくするクラッチ油圧制御手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の条件が成立
したときにクリープを防止するべく自動変速機をニュー
トラル状態に移行させ、発進操作が行われたときにニュ
ートラル状態を解除して発進動作に移行する車両の駆動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の駆動制御装置の例が特開平4−
290671号公報に記載れている。同公報に記載の装
置では、所定の条件が成立したときにニュートラル状態
に移行し、所定の条件が不成立のときにニュートラル制
御を解除する。そして、ニュートラル制御の解除の際
に、条件不成立の原因が緩発進の要求か急発進の要求か
を判断し、緩発進の要求の場合には、クラッチの係合圧
をなまし制御により徐々に高めてゆっくり係合させ、急
発進の要求の場合には、なまし制御を中止して、速い速
度でクラッチの係合を完了させる。これにより、緩発進
のときの係合ショックを緩和し、急発進のときの応答性
向上を図れるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置では、急発進と緩発進の2段階に分けてクラッチの
係合圧を制御するようにしているだけであり、ちょっと
でもアクセルを踏み込むと、アイドル接点がOFFとな
って急発進と判断され、即座にクラッチが完全係合され
る。従って、運転者の意図はそれほど急発進を欲しない
場合でも、アクセルをちょっとでも踏むと、即座にクラ
ッチが完全係合されてしまい、運転者の操作に対する追
従性(ドライバビリティ)が悪く感じられる可能性があ
った。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、運転者の発
進の要求レベルに応じて、ニュートラル制御から脱する
際のクラッチの係合速度をコントロールすることで、運
転者の発進操作に対する追従性の向上を図れるようにし
た車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自動
変速機のシフトレンジが走行レンジとされているときで
あっても、所定の条件が成立したときに、自動変速機を
ニュートラル状態にするニュートラル制御を実行し、前
記所定の条件が不成立になったときに、ニュートラル制
御から脱する車両の駆動制御装置において、前記ニュー
トラル制御中にブレーキの作動状態を検出するブレーキ
作動状態検出手段と、アクセルの踏み込み開度を検出す
るアクセル開度検出手段と、前記ブレーキ作動状態検出
手段の信号及びアクセル開度検出手段の信号に基づき、
ブレーキの作動が解除されたときにクラッチの油圧を立
ち上げると共に、アクセルペダルの操作量が大きいほど
前記油圧の立ち上げ速度を大きくするクラッチ油圧制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0006】一般に、同じ発進操作をする場合(アクセ
ルを踏み込む場合)でも、本当に急発進したい場合と、
クリープよりもやや速い速度でゆっくりと緩発進したい
場合と、その中間レベルで発進したい場合などがある。
つまり、発進の要求にもレベルがある。この点、従来の
ものは、発進の要求レベルの違いに全く対応できないも
のであったが、本発明の装置では、アクセルの踏み込み
量に応じて、発進クラッチの係合速度に変化を持たせる
ようにしている。従って、アクセルの踏み込み量が小さ
いときは、ゆっくりとクラッチを係合させることがで
き、アクセルの踏み込み量が大きくなるほど、速くクラ
ッチを係合させることができ、運転者の要求に追従した
制御を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態の車両の駆
動制御装置の概略構成を示すブロック図である。この装
置はニュートラル制御への移行条件を判断する条件成立
判定手段1を有している。条件成立判定手段1には、ブ
レーキ作動状態検出手段(この例ではブレーキスイッ
チ)2の信号、アクセル開度検出手段3の信号の他に、
シフトレンジ信号、車速信号、エンジン冷却水温度信
号、自動変速機油温信号等が入力されており、条件成立
判定手段1は、それらの条件入力に応じて、ニュートラ
ル制御を実行すべきか否か、あるいは、ニュートラル制
御を実行している場合は、条件の不成立によりニュート
ラル制御を解除すべきか否かを判定する。
【0008】条件成立判定手段1が条件成立と判定した
場合は、ニュートラル制御(N制御)実行手段4を介し
てクラッチ油圧制御手段6に、ニュートラル状態を形成
するための指令を送り、自動変速機7のクラッチを解放
する。条件不成立と判定した場合は、ニュートラル制御
解除手段5を介してクラッチ油圧制御手段6に、ニュー
トラル状態へ移行しない指令信号、あるいは、既にニュ
ートラル状態にある場合はニュートラル状態を解除する
信号、つまりクラッチを係合するための指令信号を送
り、クラッチを係合させる。このニュートラル制御を脱
するためのクラッチ油圧の制御の際に、発進操作が行わ
れたことを条件(この場合はブレーキOFFが条件)と
してニュートラル状態を解除する場合には、アクセル開
度検出手段3からのアクセル開度に応じてクラッチの油
圧を変化させ、アクセル開度が大きいほど、クラッチ油
圧の立ち上げ速度を速くするように制御する。
【0009】ここで、実施形態の車両における駆動力伝
達系の構成を簡単に説明する。この駆動力伝達系は、図
2に示すように平行2軸タイプのものであり、エンジン
の駆動力は、トルクコンバータTC及びロックアップク
ラッチLを介して変速機入力軸Xへ伝達され、この変速
機入力軸XからクラッチCを介して変速機出力軸Yへ伝
達される。なお、図中符号Ttはタービントルク、To
utは出力トルク、Noutは出力軸回転数、符号iは
ギヤ比を表している。
【0010】次に、前記条件成立手段1、ニュートラル
制御実行手段4、ニュートラル制御解除手段5、クラッ
チ油圧制御手段6等による処理の内容を、図3〜図5の
フローチャート、図6のタイムチャート、図7の特性
図、図8の図表を参照しながら説明する。
【0011】図3のメインルーチンの処理では、前進走
行レンジ、ブレーキON、アクセル全閉の条件が成立
し、しかも、その他の条件(ニュートラル制御を行って
よい条件、例えば、エンジンの冷却水の温度や自動変速
機の油温が所定値以下のとき)が成立している場合(ス
テップS11、12、13、14が全てYESの場合)
に、ニュートラル制御を実行する(ステップS15)。
ニュートラル制御を実行しているときに、ブレーキがO
FF(ブレーキ解放)となった場合は、前進の要求が発
生したと判断し、ニュートラル制御を解除してインギヤ
制御16を実行する。
【0012】図3のインギヤ制御のサブルーチンでは、
まず、ステップS21でエンゲージフラグENGAGE
(前進クラッチが係合した状態で立つフラグ)をチェッ
クする。ニュートラル制御から脱出する最初の処理で
は、この判断はNO(今までニュートラル状態にあった
から当然エンゲージフラグENGAGEは0である)と
なるからステップS22に進み、ここでクラッチ油圧の
算出値QONを演算するサブルーチンに進む。このサブ
ルーチンの内容は後述する。
【0013】ステップS22の処理が終了したら、ステ
ップS23にて、トルクコンバータ滑り率ETR(トル
クコンバータ出力回転数/トルクコンバータ入力回転
数)が最大値に近い値にあるか否かを「ETR>ETR
A−DETRBST」で判断する。ここで、ETRAは
平均値のサンプリング値、DETRBSTは許容範囲を
定める値である。この判断がNOの場合はステップS2
4に進み、実際のクラッチ油圧指令値QATに算出値Q
ONをセットする。また、ステップS21でエンゲージ
が成立(フラグENGAGE)したと判断した場合は、
ステップS25にて、シフトレンジに応じた適切なクラ
ッチ油圧指令値QATをセットする。
【0014】この場合は、ライン圧をクラッチ油圧指令
値QATにセットする。また、ステップS23の判断が
YESの場合はニュートラル制御の解除処理の初期段階
であるから、ステップS26にてクラッチ油圧指令値Q
ATに、「QON+QIBST」をセットする。ただ
し、QIBSTは急いで昇圧するためのブースト圧であ
る。
【0015】図5のクラッチ油圧算出値QONの演算サ
ブルーチンの内容を説明する。この制御では、ニュート
ラル状態から前進クラッチの完全係合までを5つの段階
に分けている。そして、それぞれの段階にステータスS
INQ=0、1、2、3、4を付けている。ステータス
と各段階の対応関係は図6の特性図に示す。
【0016】ステップS31では、ステータスSINQ
=0か否かを判断する。ニュートラル制御中の場合は、
最初はステータスSINQ=0であるから、判断がYE
SとなってステップS32に進み、ここでステータスS
INQを「1」とする。そして、ステップS33で、準
備時間を計測するタイマtmQINSをセットする。準
備時間は100ms程度である。次に、ステップS34
で、クラッチ油圧算出値QONとして、ニュートラル制
御中に学習した学習値QATGをセットする。学習値Q
ATGは、ニュートラル制御中に、クラッチが締結容量
を持つ手前のぎりぎりの値を学習して得た値である。
【0017】この学習値は実験的に求めることができ
る。たとえば、クラッチの入力側の回転数と、出力側の
回転数を計測しながら、クラッチ油圧をゼロから徐々に
上げていく。クラッチを介してのトルク伝達がなけれ
ば、クラッチ油圧がゼロのときと変わらない回転数比と
なり、少しでもトルク伝達容量を持つと回転数比が変化
することになり、この時点でのクラッチ油圧を学習し、
記憶して、所定値として設定している。ただし、いくら
かマージンをとって、回転変化が起こる少し手前のクラ
ッチ油圧を学習している。これは、個々のクラッチのば
らつきや、作動オイルの粘性(オイルの温度に依存す
る)による影響を考慮した場合、確実にトルク伝達容量
がゼロであるクラッチ油圧に設定しておく必要があるか
らである。
【0018】ステップS34の処理を終えたらエンドと
なる。次の回の処理では、ステップS31の判断がNO
となるので、ステップS35に進み、ステータスSIN
Q=1か否かを判断する。前回の処理のときに、ステッ
プS32においてステータスSINQを「1」にセット
してあるので、今回のステップS35の判断はYESと
なり、ステップS36に進む。ここでタイマtmQIN
Sをチェックし、タイムアップしていない間はステップ
S37に進み、クラッチ油圧の算出値QONを演算す
る。この場合、QONは「QATG+QIPS+QIP
TH」として求める。ただし、QATGは学習値、QI
PSはインギヤ制御ゆえの加算項、QIPTHはアクセ
ル開度(スロットル開度TH)に応じた加算項である。
【0019】タイマtmQINSがタイムアップする
と、ステップS31、35を経てステップS36に進ん
だ際にステップS36の判断がYESとなるので、ステ
ップS38に進み、ここでステータスSINQを「2」
とし、ステップS45に進む。ステップS45では、ク
ラッチ油圧の算出値QONを演算する。この場合、QO
Nは「QAT+QIDnm+QIDTH」として求め
る。ただし、QATは現在のクラッチ油圧指令値、QI
DnmはΔ項のベース値(ステータスSINQの値に応
じて変わる)、QIDTHはアクセル開度(スロットル
開度TH)に応じた加算Δ項である。
【0020】次の回の処理では、ステップS31、35
の判断がNOとなり、ステップS39の判断がYESと
なるので、ステップS40に進む。ステップS40で
は、自動変速機の入力回転数NmがNm<NMIN1
(ただし、NMIN1は第1の移行しきい値)であるか
否かを判断する。ここでの判断がNOの場合は直接ステ
ップS45に進み、YESの場合はステップS41にて
ステータスSINQを「3」としてからステップS45
に進む。
【0021】次の回の処理では、ステップS31、3
5、39の判断がNOとなり、ステップS42の判断が
YESとなるので、ステップS43に進む。ステップS
43では、Nm<NMIN2(ただし、NMIN2は第
2の移行しきい値)であるか否かを判断する。ここでの
判断がNOの場合は直接ステップS45に進み、YES
の場合はステップS44にてステータスSINQを
「4」としてからステップS45に進む。
【0022】次の回の処理では、ステップS31、3
5、39、42の判断がNOとなるので、直接ステップ
S45に進む。ステップS45では、先に説明したよう
に、アクセル開度に応じてクラッチ油圧の算出値QON
を演算する。
【0023】次に上記の制御を行った場合のタイムチャ
ートについて説明する。ここでは、図6に示すNレンジ
(ニュートラルレンジ)からD4レンジ(1速から4速
まで変速可能なレンジ)にシフトした場合のインギヤ制
御時のタイムチャートを代用する(ニュートラル制御か
ら脱する場合もほとんど同じであるから)。また、図7
の特性図、図8の図表も併せて参照する。
【0024】ニュートラル制御から脱する指令が発せら
れると、N→D4のシフト時と同様に、インギヤフラグ
INGEARが1になり、エンゲージフラグENGAG
Eが0になる。そして、インギヤ制御のステータスSI
NQ=1の段階に進む。この段階は、タイマtmQIN
S(約100ms程度)がカウントアップするまでの区
間として定められている。この区間では、クラッチ油圧
算出値QONを、「QON=QATG+QIPS+QI
PTH」として求める。
【0025】QIPSを加算する理由は次の通りであ
る。即ち、学習値QATGが前記のようにいくらかマー
ジンを取った値であることから、QATGのおよそ2〜
3割のクラッチ油圧を一段階目として加算しても、クラ
ッチの係合によるショックが発生しないことが予め実験
的に求められている。そこで、クラッチ係合完了までの
時間を短くするためにも、一段階目(P項)として、Q
IPSを加算して、クラッチ油圧を高めているのであ
る。
【0026】タイマtmQINSのセット時間が経過す
ると、ステータスSINQ=2の段階になる。この段階
では、クラッチ油圧算出値QONを、「QON=QAT
+QID1+QIDTH」として求める。ただし、この
場合のQATは前回のQONの値である。そして、Nm
<NMIN1(またはトルクコンバータ滑り率ETR<
ETRIN1)になった時点、ステータスSINQ=3
の段階に移行する。
【0027】この段階では、クラッチ油圧算出値QON
を、「QON=QAT+QID2+QIDTH」として
求める。そして、Nm<NMIN2(またはトルクコン
バータ滑り率ETR<ETRIN2)になった時点で、
ステータスSINQ=4の段階に移行する。なお、NM
IN1は約350rpm、NMIN2は約100rpm
程度とされている。
【0028】前記QID1、QID3は、徐々にクラッ
チ油圧を上げていくための単位時間当たりの増加分、つ
まり傾き(D項)である。クラッチ係合の初期段階の傾
きQID1)は、係合時のショックを防止するため小さ
く、クラッチがトルクを伝達し始めた段階の傾き(QI
D3)は、いくらか大きめに設定している。クラッチを
介してトルクをほぼ全て伝達できるようになるまでその
値は継続し、それ以降は、クラッチ係合状態を保つのに
十分な油圧(ライン圧)が導入される。中間領域の傾き
QID2としては、QID1よりも小さい値(D項)を
設定している。この領域は、クラッチ油圧の増加に対す
るクラッチのトルク伝達系の実際の状態変化(回転数の
変化)の安定を待っている領域である。
【0029】この段階では、クラッチ油圧算出値QON
を、「QON=QAT+QID3+QIDTH」として
求める。そして、クラッチがエンゲージしてエンゲージ
フラグENGAGE=1になったら、ステータスSIN
Q=4の段階を終えて、ステータスSNIQ=0となっ
て、クラッチ油圧を、シフトレンジに応じたライン圧に
設定し完全係合に至る。
【0030】ここでは、アクセル開度(スロットル開
度)に応じた加算項QIPTH、加算Δ項QIDTH
を、図7に示すように、アクセル開度(スロットル開度
TH)が大きくなるほど大きくなるように設定してい
る。
【0031】従って、ブレーキOFFだけでアクセルを
踏み込んでいないときには、クラッチ油圧が徐々にゆっ
くりと高められることで、クラッチの係合がショックを
生じないようにゆっくりと行われる。そして、クリープ
走行する。また、ブレーキOFFとした上でアクセルを
踏み込むと、その踏み込み量に応じてクラッチの立上が
り速度が速くなるので、アクセルを踏み込めば踏み込む
ほど、急速に係合が行われて、急発進できるようにな
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ブレーキ作動状態検出手段の信号及びアクセル
開度検出手段の信号に基づき、ブレーキの作動が解除さ
れたときにクラッチの油圧を立ち上げると共に、アクセ
ルペダルの操作量が大きいほど前記油圧の立ち上げ速度
を大きくするクラッチ油圧制御手段を備えたので、ニュ
ートラル制御中に発進操作したときに、運転者の意図に
応じて、クラッチの係合速度をコントロールすることが
でき、操作に対する追従性を改善することができる。即
ち、アクセルの踏み込み量が小さいときは、クラッチを
ゆっくり係合させて、係合ショックを生じないように
し、アクセルの踏み込み量が大きいときは、運転者の急
発進の要求レベルが大きいとして、急速にクラッチの完
全係合を図り急発進を可能とし、応答性を改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】 同実施形態の車両における駆動力伝達系の概
略構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施形態の制御内容を示すフローチ
ャートである。
【図4】 図3のフローチャートの中のインギヤ制御の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 図4のフローチャートの中のQON算出のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施形態の制御内容の説明に用いる
タイムチャートである。
【図7】 本発明の実施形態の制御で用いるクラッチ油
圧の加算項のアクセル開度(スロットル開度TH)に対
する変化を示す特性図である。
【図8】 図7の特性図で行われている内容を表にして
示す図である。
【符号の説明】
2 ブレーキ作動状態検出手段 3 アクセル開度検出手段 4 ニュートラル制御実行手段 5 ニュートラル制御解除手段 6 クラッチ油圧制御手段 7 自動変速機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のシフトレンジが走行レンジ
    とされているときであっても、所定の条件が成立したと
    きに、自動変速機をニュートラル状態にするニュートラ
    ル制御を実行し、前記所定の条件が不成立になったとき
    に、ニュートラル制御から脱する車両の駆動制御装置に
    おいて、 前記ニュートラル制御中にブレーキの作動状態を検出す
    るブレーキ作動状態検出手段と、 アクセルの踏み込み開度を検出するアクセル開度検出手
    段と、 前記ブレーキ作動状態検出手段の信号及びアクセル開度
    検出手段の信号に基づき、ブレーキの作動が解除された
    ときにクラッチの油圧を立ち上げると共に、アクセルペ
    ダルの操作量が大きいほど前記油圧の立ち上げ速度を大
    きくするクラッチ油圧制御手段とを備えることを特徴と
    する車両の駆動制御装置。
JP3937198A 1998-02-20 1998-02-20 車両の駆動制御装置 Pending JPH11230327A (ja)

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