JP3206346B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦締結要素を選択的
に締結することにより変速段が決定される自動変速機を
制御する自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
に締結することにより変速段が決定される自動変速機を
制御する自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、クラッチやレバー等の複
数の摩擦締結要素を選択的に油圧により締結させて所定
の変速段を選択し、締結させる摩擦締結要素を切り換え
ることにより他の変速段への変速を行うようにしてい
る。
数の摩擦締結要素を選択的に油圧により締結させて所定
の変速段を選択し、締結させる摩擦締結要素を切り換え
ることにより他の変速段への変速を行うようにしてい
る。
【0003】このような自動変速機を変速する自動変速
機の変速制御装置としてこれまで種々のものが提案され
ており、例えば、特開昭58-77960号公報に記載された自
動変速機の変速制御装置では、エンジンブレーキ不要時
に締結摩擦要素制御圧を低圧にすることによりコースト
力を遮断することが提案されている。
機の変速制御装置としてこれまで種々のものが提案され
ており、例えば、特開昭58-77960号公報に記載された自
動変速機の変速制御装置では、エンジンブレーキ不要時
に締結摩擦要素制御圧を低圧にすることによりコースト
力を遮断することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭58-77960号公報に記載された自動変速機の変速制御
装置では、摩擦締結要素の引きずりによりコースト力が
伝達され、エンジンブレーキ不要時にもエンジンブレー
キがかかる不都合がある。
開昭58-77960号公報に記載された自動変速機の変速制御
装置では、摩擦締結要素の引きずりによりコースト力が
伝達され、エンジンブレーキ不要時にもエンジンブレー
キがかかる不都合がある。
【0005】本発明の目的は、エンジンブレーキ不要時
にエンジンブレーキがかからない自動変速機の変速制御
装置を提供することである。
にエンジンブレーキがかからない自動変速機の変速制御
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1の
自動変速機の変速制御装置は、摩擦締結要素を選択的に
締結することにより複数の変速段が決定される自動変速
機を制御する制御手段を備える自動変速機の変速制御装
置において、アクセルペダルの解放を判断する第1判断
手段と、中間変速段であることを判断する第2判断手段
とを設け、前記制御手段は、前記第1判断手段によりア
クセルペダルの解放が判断されると共に、第2判断手段
により中間変速段であることが判断された場合、摩擦締
結要素に供給している油圧を、締結状態から油圧を低減
して摩擦締結要素が滑り始める締結要素すべり臨界圧に
保持するように制御すると共に、アクセル操作とは独立
してエンジントルクアップすることを特徴とするもので
ある。
自動変速機の変速制御装置は、摩擦締結要素を選択的に
締結することにより複数の変速段が決定される自動変速
機を制御する制御手段を備える自動変速機の変速制御装
置において、アクセルペダルの解放を判断する第1判断
手段と、中間変速段であることを判断する第2判断手段
とを設け、前記制御手段は、前記第1判断手段によりア
クセルペダルの解放が判断されると共に、第2判断手段
により中間変速段であることが判断された場合、摩擦締
結要素に供給している油圧を、締結状態から油圧を低減
して摩擦締結要素が滑り始める締結要素すべり臨界圧に
保持するように制御すると共に、アクセル操作とは独立
してエンジントルクアップすることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明による請求項1の自動変速機の変速制御
装置では、図1の概念図に示すように、制御手段は、第
1判断手段によりアクセルペダルの解放が判断されると
共に、第2判断手段により中間変速段であることが判断
された場合、摩擦締結要素に供給している油圧を、締結
状態から油圧を低減して摩擦締結要素が滑り始める締結
要素すべり臨界圧に保持するように制御すると共に、ア
クセル操作とは独立してエンジントルクアップする。し
たがって、アクセルペダル解放時すなわちエンジンブレ
ーキ不要時にエンジンブレーキを低減させることができ
る。
装置では、図1の概念図に示すように、制御手段は、第
1判断手段によりアクセルペダルの解放が判断されると
共に、第2判断手段により中間変速段であることが判断
された場合、摩擦締結要素に供給している油圧を、締結
状態から油圧を低減して摩擦締結要素が滑り始める締結
要素すべり臨界圧に保持するように制御すると共に、ア
クセル操作とは独立してエンジントルクアップする。し
たがって、アクセルペダル解放時すなわちエンジンブレ
ーキ不要時にエンジンブレーキを低減させることができ
る。
【0008】
【実施例】本発明による自動変速機の変速制御装置の実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
による自動変速機の変速制御装置の実施例の構成を示す
図である。自動変速機21は、本願出願人が既に開発使
用中のもので、同出願人が昭和62年3月に発行した
「RE4R01A型オートマチックトランスミッション
整備要領書」(A26107)に詳細に記載されている
ものと同一の自動変速機とする。この自動変速機21は
トルクコンバータ22のを介してエンジン23の回転を
入力され、選択変速段に応じたギヤ比で入力回転を変速
して出力軸24に伝達し、この出力軸24から図示しな
い車両の駆動車輪を回転する。
施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
による自動変速機の変速制御装置の実施例の構成を示す
図である。自動変速機21は、本願出願人が既に開発使
用中のもので、同出願人が昭和62年3月に発行した
「RE4R01A型オートマチックトランスミッション
整備要領書」(A26107)に詳細に記載されている
ものと同一の自動変速機とする。この自動変速機21は
トルクコンバータ22のを介してエンジン23の回転を
入力され、選択変速段に応じたギヤ比で入力回転を変速
して出力軸24に伝達し、この出力軸24から図示しな
い車両の駆動車輪を回転する。
【0009】ここで自動変速機21は、コントロールバ
ルブ25内におけるシフトソレノイド26,27のオン
オフの組合せに応じて対応する摩擦要素を選択的に油圧
作動(締結)させることにより選択変速段を決定し、シ
フトソレノイド26,27のオンオフを切り替えること
により他の変速段への変速を行うものとする。なお、自
動変速機2の変速を含む全ての作動はエンジン23によ
って駆動されるオイルポンプからの作動油をもとに行わ
れ、この作動油は、コントロールバルブ25内における
ライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL に応じた
ライン圧に調圧する。また、コントロールバルブ25内
のアキュムレータ背圧ソレノイド29は上記文献に記載
された現在の自動変速機に存在しないものであるが、個
々の摩擦要素に関連するアキュムレータの背圧を調圧可
能にするよう設けられたもので、このアキュムレータ背
圧は、上記ライン圧とともに個々の摩擦要素の締結進行
速度を決定する。またアキュムレータ背圧ソレノイド2
9は、アキュムレータ背圧を駆動デューティDA に応じ
た値に自由に調圧するものとする。
ルブ25内におけるシフトソレノイド26,27のオン
オフの組合せに応じて対応する摩擦要素を選択的に油圧
作動(締結)させることにより選択変速段を決定し、シ
フトソレノイド26,27のオンオフを切り替えること
により他の変速段への変速を行うものとする。なお、自
動変速機2の変速を含む全ての作動はエンジン23によ
って駆動されるオイルポンプからの作動油をもとに行わ
れ、この作動油は、コントロールバルブ25内における
ライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL に応じた
ライン圧に調圧する。また、コントロールバルブ25内
のアキュムレータ背圧ソレノイド29は上記文献に記載
された現在の自動変速機に存在しないものであるが、個
々の摩擦要素に関連するアキュムレータの背圧を調圧可
能にするよう設けられたもので、このアキュムレータ背
圧は、上記ライン圧とともに個々の摩擦要素の締結進行
速度を決定する。またアキュムレータ背圧ソレノイド2
9は、アキュムレータ背圧を駆動デューティDA に応じ
た値に自由に調圧するものとする。
【0010】シフトソレノイド26,27のオンオフ及
びライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL 並びに
アキュムレータ背圧ソレノイド29の駆動デューティD
A はそれぞれ、ATCU30によりこれらを制御する。
ATCU30には、エンジン23のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ31からの信号と、
エンジン23のアクセルペダルを釈放したアイドル運転
を検出するアイドルスイッチ32からの信号(Idle sw
)と、エンジン始動用のセルモータをオンオフするセ
ルモータスイッチ33からの信号と、エンジン回転数N
eを検出するエンジン回転センサ34からの信号と、ト
ルクコンバータ出力回転数(タービン回転数)Ntを検
出するタービン回転センサ35からの信号と、変速機出
力回転数Noを検出する変速機出力回転センサ36から
の信号と、外気温T3 を検出する外気温センサ37から
の信号と、自動変速機作動油温Tatf を検出する変速機
油温センサ38からの信号をそれぞれ入力する。
びライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL 並びに
アキュムレータ背圧ソレノイド29の駆動デューティD
A はそれぞれ、ATCU30によりこれらを制御する。
ATCU30には、エンジン23のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ31からの信号と、
エンジン23のアクセルペダルを釈放したアイドル運転
を検出するアイドルスイッチ32からの信号(Idle sw
)と、エンジン始動用のセルモータをオンオフするセ
ルモータスイッチ33からの信号と、エンジン回転数N
eを検出するエンジン回転センサ34からの信号と、ト
ルクコンバータ出力回転数(タービン回転数)Ntを検
出するタービン回転センサ35からの信号と、変速機出
力回転数Noを検出する変速機出力回転センサ36から
の信号と、外気温T3 を検出する外気温センサ37から
の信号と、自動変速機作動油温Tatf を検出する変速機
油温センサ38からの信号をそれぞれ入力する。
【0011】変速機コントローラ30はこれらの入力情
報に基づき、図3〜6の制御プログラムを実行して自動
変速機21を変速制御し、これにより本発明の目的を達
成するようにする。
報に基づき、図3〜6の制御プログラムを実行して自動
変速機21を変速制御し、これにより本発明の目的を達
成するようにする。
【0012】図3は、実施例の制御のフローチャートで
ある。ステップ1101において、アイドルスイッチ3
2(図2)からアイドル運転の信号(Idle sw )を、エ
ンジン回転センサ34(図2)からエンジン回転数Ne
を、タービン回転センサ35(図2)からタービン回転
数Ntを、自動変速機21(図2)から変速段gpをそ
れぞれ検出する。
ある。ステップ1101において、アイドルスイッチ3
2(図2)からアイドル運転の信号(Idle sw )を、エ
ンジン回転センサ34(図2)からエンジン回転数Ne
を、タービン回転センサ35(図2)からタービン回転
数Ntを、自動変速機21(図2)から変速段gpをそ
れぞれ検出する。
【0013】次に、ステップ1102において、アイド
ルスイッチ33(図2)がオンされているか否か判断す
る。オンされていないと判断された場合、ステップ11
03において、締結要素側を制御圧を高圧に制御してこ
の制御ルーチンを終了する。
ルスイッチ33(図2)がオンされているか否か判断す
る。オンされていないと判断された場合、ステップ11
03において、締結要素側を制御圧を高圧に制御してこ
の制御ルーチンを終了する。
【0014】ステップ1102において、アイドルスイ
ッチ33(図2)がオンされていると判断された場合、
ステップ1104において、変速段gpが2又は3であ
るか否か判断する。変速段gpが2又は3でないと判断
された場合、ステップ1103において、締結要素側を
制御圧を高圧に制御してこの制御ルーチンを終了する。
ッチ33(図2)がオンされていると判断された場合、
ステップ1104において、変速段gpが2又は3であ
るか否か判断する。変速段gpが2又は3でないと判断
された場合、ステップ1103において、締結要素側を
制御圧を高圧に制御してこの制御ルーチンを終了する。
【0015】ステップ1104において、変速段gpが
2又は3であると判断された場合、ステップ1105に
おいて、ソレノイド弁及び減圧弁を用いて締結要素への
供給油圧を締結摩擦要素すべり臨界圧(RTN)にする
ように制御する。
2又は3であると判断された場合、ステップ1105に
おいて、ソレノイド弁及び減圧弁を用いて締結要素への
供給油圧を締結摩擦要素すべり臨界圧(RTN)にする
ように制御する。
【0016】次に、ステップ1106において、エンジ
ン回転数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であ
るか否か判断する。0以下でないと判断された場合、ス
テップ1103において、締結要素側を制御圧を高圧に
制御してこの制御ルーチンを終了する。
ン回転数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であ
るか否か判断する。0以下でないと判断された場合、ス
テップ1103において、締結要素側を制御圧を高圧に
制御してこの制御ルーチンを終了する。
【0017】ステップ1106において、エンジン回転
数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であると判
断された場合、ステップ1107においてエンジントル
クアップ制御を行い、この制御ルーチンを終了する。
数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であると判
断された場合、ステップ1107においてエンジントル
クアップ制御を行い、この制御ルーチンを終了する。
【0018】図4は実施例のエンジントルクアップ制御
をAACバルブの通路の開閉により行った場合のフロー
チャートである。この制御ルーチンはステップ1107
(図3)において行われるものであり、例えば10ms
ecごとに実行される。
をAACバルブの通路の開閉により行った場合のフロー
チャートである。この制御ルーチンはステップ1107
(図3)において行われるものであり、例えば10ms
ecごとに実行される。
【0019】ステップ1201において、エンジン回転
センサ34(図2)からエンジン回転数Neを、タービ
ン回転センサ35(図2)からタービン回転数Ntをそ
れぞれ検出する。
センサ34(図2)からエンジン回転数Neを、タービ
ン回転センサ35(図2)からタービン回転数Ntをそ
れぞれ検出する。
【0020】次に、ステップ1202においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1203に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1203に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
【0021】ステップ1203において、差Δが0以下
でないと判断された場合、ステップ1204においてA
ACバルブを閉鎖して燃料噴射を行わないように制御
し、この制御ルーチンを終了する。
でないと判断された場合、ステップ1204においてA
ACバルブを閉鎖して燃料噴射を行わないように制御
し、この制御ルーチンを終了する。
【0022】ステップ1203において、差Δが0以下
であると判断された場合、ステップ1205においてA
ACバルブを開放して燃料噴射を行うように制御し、こ
の制御ルーチンを終了する。
であると判断された場合、ステップ1205においてA
ACバルブを開放して燃料噴射を行うように制御し、こ
の制御ルーチンを終了する。
【0023】図5は実施例のエンジントルクアップ制御
を電子制御スロットルの制御により行った場合のフロー
チャートである。この制御ルーチンもステップ1107
(図3)において行われるものであり、例えば10ms
ecごとに実行される。
を電子制御スロットルの制御により行った場合のフロー
チャートである。この制御ルーチンもステップ1107
(図3)において行われるものであり、例えば10ms
ecごとに実行される。
【0024】ステップ1301において、エンジン回転
センサ34(図2)からエンジン回転数Neを、タービ
ン回転センサ35(図2)からタービン回転数Ntをそ
れぞれ検出する。
センサ34(図2)からエンジン回転数Neを、タービ
ン回転センサ35(図2)からタービン回転数Ntをそ
れぞれ検出する。
【0025】次に、ステップ1302においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1303に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1303に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
【0026】ステップ1303において、差Δが0以下
でないと判断された場合、ステップ1304において電
子制御スロットルの制御を行わないように制御し、この
制御ルーチンを終了する。
でないと判断された場合、ステップ1304において電
子制御スロットルの制御を行わないように制御し、この
制御ルーチンを終了する。
【0027】ステップ1303において、差Δが0以下
であると判断された場合、ステップ1305において電
子制御スロットルの制御を行い、この制御ルーチンを終
了する。
であると判断された場合、ステップ1305において電
子制御スロットルの制御を行い、この制御ルーチンを終
了する。
【0028】図6は実施例における電子制御スロットル
の制御のフローチャートである。この制御ルーチンはス
テップ1305(図5)において行われるものであり、
例えば10msecごとに実行される。
の制御のフローチャートである。この制御ルーチンはス
テップ1305(図5)において行われるものであり、
例えば10msecごとに実行される。
【0029】ステップ1401において、エンジン回転
数Neとタービン回転数Ntとの差e1 として前のルー
チンで計算した差eを、前回値e2 として前のルーチン
で記憶された差e1 を、前々回値e3 として前のルーチ
ンで記憶された前回値e2 をそれぞれ記憶する。
数Neとタービン回転数Ntとの差e1 として前のルー
チンで計算した差eを、前回値e2 として前のルーチン
で記憶された差e1 を、前々回値e3 として前のルーチ
ンで記憶された前回値e2 をそれぞれ記憶する。
【0030】次に、ステップ1402においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差eを計算した後
ステップ1403に進み、次のステップ1404でスロ
ットル開度TVOに加算する値ΔTVOを計算する。デ
ルタTVOは、上記フィードバックゲイン比例分Kp 、
フィードバックゲイン積分分Ki 及びフィードバックゲ
イン微分分Kd を用いると、
回転数Neとタービン回転数Ntとの差eを計算した後
ステップ1403に進み、次のステップ1404でスロ
ットル開度TVOに加算する値ΔTVOを計算する。デ
ルタTVOは、上記フィードバックゲイン比例分Kp 、
フィードバックゲイン積分分Ki 及びフィードバックゲ
イン微分分Kd を用いると、
【数1】 ΔTVO=Kp ( e1-e)+Ki (2e1-e1-e2 )+Kd (e0-e) により計算することができる。なお、e0 を直前の今回
の制御ルーチンで求めたエンジン回転数Neとタービン
回転数Ntとの差とする。
の制御ルーチンで求めたエンジン回転数Neとタービン
回転数Ntとの差とする。
【0031】次に、ステップ1404において、スロッ
トル開度TVOにΔTVOを加算した後ステップ140
5に進み、ステップ1404で計算されたスロットル開
度TVOの値が0より小さいか否か判断する。スロット
ル開度TVOの値が0より小さいと判断された場合、ス
テップ1406においてステップ1404で計算したス
ロットル開度TVOが最低値であると判断し、この制御
ルーチンを終了する。
トル開度TVOにΔTVOを加算した後ステップ140
5に進み、ステップ1404で計算されたスロットル開
度TVOの値が0より小さいか否か判断する。スロット
ル開度TVOの値が0より小さいと判断された場合、ス
テップ1406においてステップ1404で計算したス
ロットル開度TVOが最低値であると判断し、この制御
ルーチンを終了する。
【0032】スロットル開度TVOの値が0より大きい
と判断された場合、ステップ1406をスキップしてこ
の制御ルーチンを終了する。
と判断された場合、ステップ1406をスキップしてこ
の制御ルーチンを終了する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による請求
項1の自動変速機の変速制御装置によれば、第1判断手
段によりアクセルペダルの解放が判断されると共に、第
2判断手段により中間変速段であることが判断された場
合、エンジンブレーキが不要であると判断され、不要な
エンジンブレーキがかからないように制御することがで
きる。
項1の自動変速機の変速制御装置によれば、第1判断手
段によりアクセルペダルの解放が判断されると共に、第
2判断手段により中間変速段であることが判断された場
合、エンジンブレーキが不要であると判断され、不要な
エンジンブレーキがかからないように制御することがで
きる。
【図1】 本発明による請求項1の自動変速機の変速制
御装置を示す概念図である。
御装置を示す概念図である。
【図2】 本発明による自動変速機の変速制御装置の実
施例の構成を示す図である。
施例の構成を示す図である。
【図3】 実施例の制御のフローチャートである。
【図4】 実施例のエンジントルクアップ制御をAAC
通路の開閉により行った場合のフローチャートである。
通路の開閉により行った場合のフローチャートである。
【図5】 実施例のエンジントルクアップ制御を電子制
御スロットルの制御により行った場合のフローチャート
である。
御スロットルの制御により行った場合のフローチャート
である。
【図6】 実施例における電子制御スロットルの制御の
フローチャートである。
フローチャートである。
【符号の説明】 21 自動変速機 22,T/C トルクコンバータ 23 エンジン 25 コントロールバルブ 26,27 シフトソレノイド 28 ラインソレノイド 29 アキュムレータ背圧ソレノイド 32 アイドルスイッチ 33 セルモータスイッチ 37 外気温センサ B/B バンドブレーキ FWD/C フォワードクラッチ H/C ハイクラッチ LR/B ローアンドリバースクラッチ R/C リバースクラッチ Ne エンジン回転数 No 出力軸回転数 Nt タービン回転数 TVO スロットル開度 Tat AT油温 DA ,DL 駆動デューティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // F16H 59:22 59:68 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/00 B60K 41/04 - 41/06 F02D 29/00 F16H 59/00 - 61/02
Claims (1)
- 【請求項1】 摩擦締結要素を選択的に締結することに
より複数の変速段が決定される自動変速機を制御する制
御手段を備える自動変速機の変速制御装置において、 アクセルペダルの解放を判断する第1判断手段と、 中間変速段であることを判断する第2判断手段とを設
け、 前記制御手段は、前記第1判断手段によりアクセルペダ
ルの解放が判断されると共に、第2判断手段により中間
変速段であることが判断された場合、摩擦締結要素に供
給している油圧を、締結状態から油圧を低減して摩擦締
結要素が滑り始める締結要素すべり臨界圧に保持するよ
うに制御すると共に、アクセル操作とは独立してエンジ
ントルクアップすることを特徴とする自動変速機の変速
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32209294A JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32209294A JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08175229A JPH08175229A (ja) | 1996-07-09 |
JP3206346B2 true JP3206346B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18139832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32209294A Expired - Fee Related JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206346B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10154773B1 (en) | 2017-11-02 | 2018-12-18 | Chinh Duy Pham | Adhesive cleaning system |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4165591B2 (ja) | 2006-08-10 | 2008-10-15 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
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1994
- 1994-12-26 JP JP32209294A patent/JP3206346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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