JPH02225875A - トルクコンバータのスリップ制御装置 - Google Patents
トルクコンバータのスリップ制御装置Info
- Publication number
- JPH02225875A JPH02225875A JP1211972A JP21197289A JPH02225875A JP H02225875 A JPH02225875 A JP H02225875A JP 1211972 A JP1211972 A JP 1211972A JP 21197289 A JP21197289 A JP 21197289A JP H02225875 A JPH02225875 A JP H02225875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- engine
- condition
- clutch
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 35
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 39
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 32
- 239000000446 fuel Substances 0.000 abstract description 20
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 67
- 230000008569 process Effects 0.000 description 67
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 55
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 40
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 8
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N benzyl N-[2-hydroxy-4-(3-oxomorpholin-4-yl)phenyl]carbamate Chemical compound OC1=C(NC(=O)OCC2=CC=CC=C2)C=CC(=C1)N1CCOCC1=O FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
- F16H2061/145—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means for controlling slip, e.g. approaching target slip value
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ポンプインペラー等の入力要素とタービンラ
ンナー等の出力要素とを相対回転可能な状態で係合させ
るロックアツプクラッチが設けられたトルクコンバータ
において、入力要素もしくは出力要素に対するロックア
ツプクラッチのスリップ状態を制御する、トルクコンバ
ータのスリップ制御装置に関する。
ンナー等の出力要素とを相対回転可能な状態で係合させ
るロックアツプクラッチが設けられたトルクコンバータ
において、入力要素もしくは出力要素に対するロックア
ツプクラッチのスリップ状態を制御する、トルクコンバ
ータのスリップ制御装置に関する。
(従来の技術)
車両に搭載される自動変速機に備えられるトルクコンバ
ータとして、ポンプインペラー、タービンランナー及び
ステータに加えて、ロックアツプクラッチが設けられた
ものが知られている。トルクコンバータに設けられるロ
ックアンプクラッチは、通常、タービンランナーに対し
てその軸方向に移動可能とされ、かつ、それと共に回転
するようにされる。斯かるロックアツプクラッチは、そ
れに供給される作動油圧に応してポンプインペラーに接
続された人力部に摩擦係合して、ポンプインペラーとタ
ービンランナーとを直結状態にする締結状態と、ポンプ
インペラーに接続された入力部から離隔した位置をとっ
て、ポンプインペラーとタービンランナーとを非保合状
態にする解放状態とを選択的にとるようにされる。この
ようなロックアツプクラッチが設けられたトルクコンバ
ータにおいては、一般に、エンジンのトルク変動が車輪
に伝達されて車両の乗心地等が悪化し易いものとなる車
速か比較的低いときには、ロックアツプクラッチが解放
状態にされて、トルク増大作用の機能及びトルク変動吸
収機能を果たすコンバータ状態をとるようにされ、また
、エンジンのトルク変動が蒸捏問題とならない車速か比
較的高いときには、ロックアツプクラッチが締結状態に
されて、ロックアツプクラッチのポンプインペラーに接
続された人力部、もしくは、タービンランナーに対する
スリップが生じることによるエネルギー損失を低減する
ロックアツプ状態をとるようにされる。
ータとして、ポンプインペラー、タービンランナー及び
ステータに加えて、ロックアツプクラッチが設けられた
ものが知られている。トルクコンバータに設けられるロ
ックアンプクラッチは、通常、タービンランナーに対し
てその軸方向に移動可能とされ、かつ、それと共に回転
するようにされる。斯かるロックアツプクラッチは、そ
れに供給される作動油圧に応してポンプインペラーに接
続された人力部に摩擦係合して、ポンプインペラーとタ
ービンランナーとを直結状態にする締結状態と、ポンプ
インペラーに接続された入力部から離隔した位置をとっ
て、ポンプインペラーとタービンランナーとを非保合状
態にする解放状態とを選択的にとるようにされる。この
ようなロックアツプクラッチが設けられたトルクコンバ
ータにおいては、一般に、エンジンのトルク変動が車輪
に伝達されて車両の乗心地等が悪化し易いものとなる車
速か比較的低いときには、ロックアツプクラッチが解放
状態にされて、トルク増大作用の機能及びトルク変動吸
収機能を果たすコンバータ状態をとるようにされ、また
、エンジンのトルク変動が蒸捏問題とならない車速か比
較的高いときには、ロックアツプクラッチが締結状態に
されて、ロックアツプクラッチのポンプインペラーに接
続された人力部、もしくは、タービンランナーに対する
スリップが生じることによるエネルギー損失を低減する
ロックアツプ状態をとるようにされる。
しかしながら、このようにコンバータ状態とロックアツ
プ状態とを選択的にとるようにされたトルクコンバータ
にあっては、コンバータ状態をとるときには、エネルギ
ー損失が増大することは避けられず、また、ロックアツ
プ状態をとるときには、エンジンのトルク変動が車輪に
直接伝達されて車体に振動が発生する虞がある。さらに
、トルクコンバータがロックアツプ状態にされているも
とて変速機構において変速動作が行われる場合には、車
輪に伝達されるトルクが大きく変動して、所謂、変速シ
ョックが生じる虞があり、一方、トルクコンバータがコ
ンバータ状態にされているもとて変速機構において変速
動作が行われる場合には、トルクコンバータがトルク増
大作用の機能を果たすので変速ショックが生じることが
避けられないことに加えて、変速動作終了直後にロック
アツプクラッチが締結状態にされたとき、比較的大なる
変速ショックが生じる虞がある。それゆえ、例えば、特
開昭60−116929号公報、あるいは、特開昭60
−14653号公報にも示される如く、トルクコンバー
タが備えられた車両において、エンジンの負荷状態及び
/又は車両の走行状態等が所定の制御条件を満たすとき
、あるいは、変速動作が行われるとき、エネルギー損失
を低減させるとともに車体振動を抑制すべく、あるいは
、大なる変速ショックが生じないようにすべく、ポンプ
インペラ・−とタービンランナーとの間に所定の回転数
差を生じさせるようにロックアツプクラッチに供給され
る作動油圧を調整する制御を行うスリップ制御装置が提
案されている。
プ状態とを選択的にとるようにされたトルクコンバータ
にあっては、コンバータ状態をとるときには、エネルギ
ー損失が増大することは避けられず、また、ロックアツ
プ状態をとるときには、エンジンのトルク変動が車輪に
直接伝達されて車体に振動が発生する虞がある。さらに
、トルクコンバータがロックアツプ状態にされているも
とて変速機構において変速動作が行われる場合には、車
輪に伝達されるトルクが大きく変動して、所謂、変速シ
ョックが生じる虞があり、一方、トルクコンバータがコ
ンバータ状態にされているもとて変速機構において変速
動作が行われる場合には、トルクコンバータがトルク増
大作用の機能を果たすので変速ショックが生じることが
避けられないことに加えて、変速動作終了直後にロック
アツプクラッチが締結状態にされたとき、比較的大なる
変速ショックが生じる虞がある。それゆえ、例えば、特
開昭60−116929号公報、あるいは、特開昭60
−14653号公報にも示される如く、トルクコンバー
タが備えられた車両において、エンジンの負荷状態及び
/又は車両の走行状態等が所定の制御条件を満たすとき
、あるいは、変速動作が行われるとき、エネルギー損失
を低減させるとともに車体振動を抑制すべく、あるいは
、大なる変速ショックが生じないようにすべく、ポンプ
インペラ・−とタービンランナーとの間に所定の回転数
差を生じさせるようにロックアツプクラッチに供給され
る作動油圧を調整する制御を行うスリップ制御装置が提
案されている。
(発明が解決しようとする課題)
上述の如くに、エンジンの負荷状態及び/又は車両の走
行状態が所定の条件を満たすとき、あるいは、変速機構
において変速動作が行われるとき、トルクコンバータに
おけるポンプインペラーとタービンランナーとの間に所
定の回転数差を生じさせるようにロックアツプクラッチ
に供給される作動油圧を調整する制御を行うようにされ
た従来のスリップ制御装置にあっては、変速機構たおい
て変速動作が行われるとき、ロックアツプクラッチに供
給される作動油圧がエンジンが減速状態にあるか否かに
関わりなく一定の値に調整するようにされている。
行状態が所定の条件を満たすとき、あるいは、変速機構
において変速動作が行われるとき、トルクコンバータに
おけるポンプインペラーとタービンランナーとの間に所
定の回転数差を生じさせるようにロックアツプクラッチ
に供給される作動油圧を調整する制御を行うようにされ
た従来のスリップ制御装置にあっては、変速機構たおい
て変速動作が行われるとき、ロックアツプクラッチに供
給される作動油圧がエンジンが減速状態にあるか否かに
関わりなく一定の値に調整するようにされている。
しかしながら、変速機構において変速動作、特に、シフ
トダウン動作がエンジンが減速状態にあるときに行われ
る場合と、エンジンが減速状態にない場合に行われる場
合とでは、車両に要求される特性が異なる。即ち、車両
においては、−aに、エンジンが減速状態にあって、エ
ンジン回転数が所定の値、例えば、1000 (rpm
)以上である場合には、エンジンに対する燃料供給を停
止する、所謂、減速燃料カットが行われ、エンジン回転
数が上述の所定の値未満に低下したとき、燃料供給を再
開する、所謂、燃料復帰が行われるようにされている。
トダウン動作がエンジンが減速状態にあるときに行われ
る場合と、エンジンが減速状態にない場合に行われる場
合とでは、車両に要求される特性が異なる。即ち、車両
においては、−aに、エンジンが減速状態にあって、エ
ンジン回転数が所定の値、例えば、1000 (rpm
)以上である場合には、エンジンに対する燃料供給を停
止する、所謂、減速燃料カットが行われ、エンジン回転
数が上述の所定の値未満に低下したとき、燃料供給を再
開する、所謂、燃料復帰が行われるようにされている。
それゆえ、エンジンが減速状態にあるもとで変速機構に
おいてシフトダウン動作が行われるときには、エンジン
ブレーキの効き具合が増大せしめられるとともに、エン
ジン回転数が低下することを抑制して減速燃料カットが
行われる期間を長くすることによって、燃費の向上が図
られることが要求されるのに対し、エンジンが減速状態
にないもとて変速機構においてシフトダウン動作が行わ
れるときには、車両に加速性が要求されることが多いの
で、エンジン回転数が迅速に上昇せしめられることが要
求される。
おいてシフトダウン動作が行われるときには、エンジン
ブレーキの効き具合が増大せしめられるとともに、エン
ジン回転数が低下することを抑制して減速燃料カットが
行われる期間を長くすることによって、燃費の向上が図
られることが要求されるのに対し、エンジンが減速状態
にないもとて変速機構においてシフトダウン動作が行わ
れるときには、車両に加速性が要求されることが多いの
で、エンジン回転数が迅速に上昇せしめられることが要
求される。
従って、エンジンが減速状態にあるもとで変速機構にお
いて変速動作が行われるときと、エンジンが減速状態に
ないもとて変速機構において変速動作が行われるときと
で、ロックアツプクラッチに供給される作動油圧を異な
るものとして上述の要求に沿うようにすることが望まれ
るが、従来においては、このような考察に基づいてロッ
クアツプクラッチに供給される作動油圧の制御を行うよ
うにされたトルクコンバータのスリップ制御装置は見当
たらない。
いて変速動作が行われるときと、エンジンが減速状態に
ないもとて変速機構において変速動作が行われるときと
で、ロックアツプクラッチに供給される作動油圧を異な
るものとして上述の要求に沿うようにすることが望まれ
るが、従来においては、このような考察に基づいてロッ
クアツプクラッチに供給される作動油圧の制御を行うよ
うにされたトルクコンバータのスリップ制御装置は見当
たらない。
斯かる点に鑑み、本発明は、変速機構において特定の変
速動作が行われるとき、トルクコンバータにおけるポン
プインペラーを含む入力要素とタービンランナーを含む
出力要素とを相対回転可能な状態で係合させるロックア
ツプクラッチに供給される作動油圧が、エンジンが減速
状態にある場合と、減速状態にない場合とでは、異なる
ように調整されて、ロックアラフリラッチの動作状態を
車両に要求される特性が得られるものとすることができ
るようにされたトルクコンバータのスリップ制御装置を
提供することを目的とする。
速動作が行われるとき、トルクコンバータにおけるポン
プインペラーを含む入力要素とタービンランナーを含む
出力要素とを相対回転可能な状態で係合させるロックア
ツプクラッチに供給される作動油圧が、エンジンが減速
状態にある場合と、減速状態にない場合とでは、異なる
ように調整されて、ロックアラフリラッチの動作状態を
車両に要求される特性が得られるものとすることができ
るようにされたトルクコンバータのスリップ制御装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上述の目的を達成すべく、本発明に係るトルクコンバー
タのスリップ制御装置は、第1図にその基本構成が示さ
れる如く、入力要素、出力要素、及び、入力要素と出力
要素とを相対回転可能な状態で係合させるロックアツプ
クラッチを有するトルクコンバータにおける出力要素に
接続された変速機構の変速動作を検出する変速検出手段
と、トルクコンバータにおける入力要素に接続されたエ
ンジンの減速状態を検出する減速検出手段と、ロックア
ツプクラッチに、入力要素と出力要素とを係合させる動
作をとらせるための作動油圧を供給する油圧供給手段と
、油圧制御手段とを備えて構成され、油圧制御手段が、
油圧供給手段に、減速検出手段による減速状態の検出が
なされ、かつ、変速検出手段により特定の変速動作が検
出される状態と、減速検出手段によるエンジンの減速状
態の検出はなされないが、変速検出手段により特定の変
速動作が検出される状態とで、異なる作動油圧をロック
アツプクラッチに供給する動作を行わせるものとされる
。
タのスリップ制御装置は、第1図にその基本構成が示さ
れる如く、入力要素、出力要素、及び、入力要素と出力
要素とを相対回転可能な状態で係合させるロックアツプ
クラッチを有するトルクコンバータにおける出力要素に
接続された変速機構の変速動作を検出する変速検出手段
と、トルクコンバータにおける入力要素に接続されたエ
ンジンの減速状態を検出する減速検出手段と、ロックア
ツプクラッチに、入力要素と出力要素とを係合させる動
作をとらせるための作動油圧を供給する油圧供給手段と
、油圧制御手段とを備えて構成され、油圧制御手段が、
油圧供給手段に、減速検出手段による減速状態の検出が
なされ、かつ、変速検出手段により特定の変速動作が検
出される状態と、減速検出手段によるエンジンの減速状
態の検出はなされないが、変速検出手段により特定の変
速動作が検出される状態とで、異なる作動油圧をロック
アツプクラッチに供給する動作を行わせるものとされる
。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は本発明に係るトルクコンバータのスリップ制御
装置の一例を、それが適用された車両のパワープラント
とともに示す。
装置の一例を、それが適用された車両のパワープラント
とともに示す。
第2図に示されるパワープラントは、エンジン本体10
と自動変速機20とから成っており、エンジン本体IO
は、例えば、4つの気筒を有し、4つの気筒の夫々には
、スロットル弁14が配設された吸気通路16からの吸
入空気と吸気通路16に配された燃料噴射弁から噴射さ
れる燃料とで形成される混合気が供給され、混合気は、
各気筒において点火系の作動によって燃焼せしめられて
排気通路に排出される。そして、斯かる混合気の燃焼に
よって得られるエンジン本体100発生トルクが、自動
変速機20を含んで構成される動力伝達経路を介して車
輪に伝達される。
と自動変速機20とから成っており、エンジン本体IO
は、例えば、4つの気筒を有し、4つの気筒の夫々には
、スロットル弁14が配設された吸気通路16からの吸
入空気と吸気通路16に配された燃料噴射弁から噴射さ
れる燃料とで形成される混合気が供給され、混合気は、
各気筒において点火系の作動によって燃焼せしめられて
排気通路に排出される。そして、斯かる混合気の燃焼に
よって得られるエンジン本体100発生トルクが、自動
変速機20を含んで構成される動力伝達経路を介して車
輪に伝達される。
なお、エンジン本体10においては、回転数が所定の値
以上の値をとるもとで、スロットル弁14が全閉状態と
される減速状態にあっては、所謂、減速燃料カットが行
われ、その後、回転数が所定の値未満に低下したときに
は、所謂、燃料復帰が行われるようにされる。
以上の値をとるもとで、スロットル弁14が全閉状態と
される減速状態にあっては、所謂、減速燃料カットが行
われ、その後、回転数が所定の値未満に低下したときに
は、所謂、燃料復帰が行われるようにされる。
自動変速機20は、トルクコンバータ24と、多段歯車
式の変速機構26と、それらの制御に用いられる作動油
圧を形成して供給する、変速制?11用ソレノイド弁1
〜5.ロックアツプ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソ
レノイド弁7が備えられた油圧回路部30とを有するも
のとされる。
式の変速機構26と、それらの制御に用いられる作動油
圧を形成して供給する、変速制?11用ソレノイド弁1
〜5.ロックアツプ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソ
レノイド弁7が備えられた油圧回路部30とを有するも
のとされる。
トルクコンバータ24は、第3図において、油圧回路部
30におけるトルクコンバータ24の動作制御Iに関与
する部分を伴って詳細に示される如く、エンジン本体I
Oにおける出力部10aによって回転駆動されるドライ
ブプレート32と、ドライブプレート32に接続されそ
れと共に回転するポンプインペラー34と、エンジン本
体lOからのトルクがポンプインペラー34を介して伝
達されるタービンランナー36と、ポンプインペラー3
4とタービンランナー36との間に配されたステータ3
5と、ステータ35とトルクコンバータ24における固
定部分との間に配されたワンウェイクラッチ38とを備
え、さらに、ドライブプレート32とタービンランナー
36との間に配設され、タービンハブ39にスプライン
嵌合せしめられたトーションダンパ23及びトーション
ダンパ23にコイルスプリング23aを介して連結され
たロックアラフリラッチ22を備えるものとされる。ロ
ックアツプクラッチ22は、その全体がドライブプレー
ト32に対して近接及び離隔するものとされ、かつ、タ
ービンランナー36と共に回転するようにされている。
30におけるトルクコンバータ24の動作制御Iに関与
する部分を伴って詳細に示される如く、エンジン本体I
Oにおける出力部10aによって回転駆動されるドライ
ブプレート32と、ドライブプレート32に接続されそ
れと共に回転するポンプインペラー34と、エンジン本
体lOからのトルクがポンプインペラー34を介して伝
達されるタービンランナー36と、ポンプインペラー3
4とタービンランナー36との間に配されたステータ3
5と、ステータ35とトルクコンバータ24における固
定部分との間に配されたワンウェイクラッチ38とを備
え、さらに、ドライブプレート32とタービンランナー
36との間に配設され、タービンハブ39にスプライン
嵌合せしめられたトーションダンパ23及びトーション
ダンパ23にコイルスプリング23aを介して連結され
たロックアラフリラッチ22を備えるものとされる。ロ
ックアツプクラッチ22は、その全体がドライブプレー
ト32に対して近接及び離隔するものとされ、かつ、タ
ービンランナー36と共に回転するようにされている。
トルクコンバータ24におけるドライブプレート32と
タービンランナー36との間には、ロックアツプクラッ
チ22が介在せしめられることにより背圧室43及び内
圧室44が形成されていて、背圧室43には、油圧回路
部30から油路42を通じて、ロックアツプクラッチ2
2をドライブプレート32から離隔させる方向に押圧す
る油圧が供給され、また、内圧室44には、油圧回路部
30から油路41を通じて、ロックアツプクラッチ22
をドライブプレート32に近接される方向に押圧する油
圧が供給される。そして、ロックアツプクラッチ22は
、内圧室44内の油圧の値が背圧室43内の油圧の値よ
り所定の値以上高いときには、第3図において右方に押
動されてドライブプレート32に摩擦係合せしめられ、
ポンプインペラー34とタービンランナー36とを係合
状態にする締結状態をとり、また、内圧室44内の油圧
の値が背圧室43内の油圧の値より所定の値以上低いと
きには、第3図において左方に押動されてドライブプレ
ート32との摩擦係合状態が解除せしめられ、ポンプイ
ンペラー34とタービンランナー36とを非係合状態に
する解放状態をとるものとされる。さらに、ロックアツ
プクラッチ22は、内圧室44内の油圧と背圧室43内
の油圧との差圧が所定の範囲内にあるときには、ポンプ
インペラー34とタービンランナー36とを相対回転可
能な状態で係合させることになる、ドライブプレート3
2に対するスリップ係合状態をとるものとされて、その
差圧が大である程ドライブ、プレート32に対する摩擦
係合力を強めるようにされる。なお、内圧室44は、逆
止弁46が配された油路47を通じてオイルクーラ48
に接続されている。
タービンランナー36との間には、ロックアツプクラッ
チ22が介在せしめられることにより背圧室43及び内
圧室44が形成されていて、背圧室43には、油圧回路
部30から油路42を通じて、ロックアツプクラッチ2
2をドライブプレート32から離隔させる方向に押圧す
る油圧が供給され、また、内圧室44には、油圧回路部
30から油路41を通じて、ロックアツプクラッチ22
をドライブプレート32に近接される方向に押圧する油
圧が供給される。そして、ロックアツプクラッチ22は
、内圧室44内の油圧の値が背圧室43内の油圧の値よ
り所定の値以上高いときには、第3図において右方に押
動されてドライブプレート32に摩擦係合せしめられ、
ポンプインペラー34とタービンランナー36とを係合
状態にする締結状態をとり、また、内圧室44内の油圧
の値が背圧室43内の油圧の値より所定の値以上低いと
きには、第3図において左方に押動されてドライブプレ
ート32との摩擦係合状態が解除せしめられ、ポンプイ
ンペラー34とタービンランナー36とを非係合状態に
する解放状態をとるものとされる。さらに、ロックアツ
プクラッチ22は、内圧室44内の油圧と背圧室43内
の油圧との差圧が所定の範囲内にあるときには、ポンプ
インペラー34とタービンランナー36とを相対回転可
能な状態で係合させることになる、ドライブプレート3
2に対するスリップ係合状態をとるものとされて、その
差圧が大である程ドライブ、プレート32に対する摩擦
係合力を強めるようにされる。なお、内圧室44は、逆
止弁46が配された油路47を通じてオイルクーラ48
に接続されている。
油圧回路部30におけるトルクコンバータ24の動作制
御に関与する部分には、ロックアツプシフト弁51.
ロックアツプ調圧弁52.ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6及び調圧用ソレノイド弁7が備えられている。
御に関与する部分には、ロックアツプシフト弁51.
ロックアツプ調圧弁52.ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6及び調圧用ソレノイド弁7が備えられている。
ロックアツプシフト弁51は、ランド部56a及び56
bが設けられた第1のスプール56と、受圧面積がラン
ド部56a及び56bと等しいものとされたランド部5
7a及び57b、それらより受圧面積が大なるものとさ
れたランド部57cが設けられた第2のスプール57と
、第1のスプール56を第3図において右方に付勢する
スプリング58と、第1のスプール56及び第2のスプ
ール57により開閉されるボートa、b、c、d、e、
f、g及びhと、3つのドレインボートとを有している
。また、ロックアツプ調圧弁52は、ランド部60a、
60b及び60cが設けられたスプール60と、スプー
ル60を第3図において右方に付勢するスプリング62
と、スプール60により開閉されるボートi、j、に、
l、m及びnと、2つのドレインボートとを有している
。そして、ロックアツプシフト弁51においては、ボー
トaが、調圧用ソレノイド弁7が配された油路63及び
一定圧形成部50を介してオイルポンプ45に、ボート
dが、油路65及び一定圧形成部50を介してオイルポ
ンプ45に、ボー+−hが、ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6が配された油路69を介してオイルポンプ45
に、ボートbが油路64を介してロックアツプ調圧弁5
2におけるボートj及びkに、ボー t−cが油路42
を介して背圧室43に、ボートe及びfが、夫々、油路
66及び油路67を介してオイルクーラ48に、ボート
gが油路68を介してレギュレータ弁49に、夫々、接
続されている。一方、ロックアツプ調圧弁52において
は、ボートiが油路71を介してスロットル弁14の開
度が小である程低い値をとるスロットル圧を形成するス
ロットル圧形成部61に、ボー)A及びmが、夫々、油
路72及び73を介してレギュレータ弁49に、ボー)
nが油路74を介して油路63における調圧用ソレノイ
ド弁7が配された部分より下流側に、夫々、接続されて
いる。そして、スロットル圧形成部61はレギュレータ
弁49に、また、レギュレータ弁49及び一定圧形成部
50はオイルポンプ45に接続されている。さらに、各
油路63,65,66.69.71及び74の各所定位
置にはオリフィスが設けられている。
bが設けられた第1のスプール56と、受圧面積がラン
ド部56a及び56bと等しいものとされたランド部5
7a及び57b、それらより受圧面積が大なるものとさ
れたランド部57cが設けられた第2のスプール57と
、第1のスプール56を第3図において右方に付勢する
スプリング58と、第1のスプール56及び第2のスプ
ール57により開閉されるボートa、b、c、d、e、
f、g及びhと、3つのドレインボートとを有している
。また、ロックアツプ調圧弁52は、ランド部60a、
60b及び60cが設けられたスプール60と、スプー
ル60を第3図において右方に付勢するスプリング62
と、スプール60により開閉されるボートi、j、に、
l、m及びnと、2つのドレインボートとを有している
。そして、ロックアツプシフト弁51においては、ボー
トaが、調圧用ソレノイド弁7が配された油路63及び
一定圧形成部50を介してオイルポンプ45に、ボート
dが、油路65及び一定圧形成部50を介してオイルポ
ンプ45に、ボー+−hが、ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6が配された油路69を介してオイルポンプ45
に、ボートbが油路64を介してロックアツプ調圧弁5
2におけるボートj及びkに、ボー t−cが油路42
を介して背圧室43に、ボートe及びfが、夫々、油路
66及び油路67を介してオイルクーラ48に、ボート
gが油路68を介してレギュレータ弁49に、夫々、接
続されている。一方、ロックアツプ調圧弁52において
は、ボートiが油路71を介してスロットル弁14の開
度が小である程低い値をとるスロットル圧を形成するス
ロットル圧形成部61に、ボー)A及びmが、夫々、油
路72及び73を介してレギュレータ弁49に、ボー)
nが油路74を介して油路63における調圧用ソレノイ
ド弁7が配された部分より下流側に、夫々、接続されて
いる。そして、スロットル圧形成部61はレギュレータ
弁49に、また、レギュレータ弁49及び一定圧形成部
50はオイルポンプ45に接続されている。さらに、各
油路63,65,66.69.71及び74の各所定位
置にはオリフィスが設けられている。
変速機構26においては、前進4段後退1段を得るため
の遊星歯車部及びクラッチあるいはブレーキ等の各種の
摩擦係合要素が備えられており、それら各種の摩擦係合
要素には、作動油圧あるいは解除油圧が、油圧回路部3
0内に設けられた種々の制御弁もしくはシフト弁を介し
て適宜選択的に供給される。それにより、各摩擦係合要
素が締結状態もしくは解放状態をとるようにされて、P
レンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレン
ジ)、Nレンジにュートラルレンジ)、及び、フォワー
ドレンジを構成するDレンジ(ドライブレンジ)、2レ
ンジ及びルンジの各レンジと、フォワードレンジにおけ
るl速〜4速の変速段とを得ることができる。
の遊星歯車部及びクラッチあるいはブレーキ等の各種の
摩擦係合要素が備えられており、それら各種の摩擦係合
要素には、作動油圧あるいは解除油圧が、油圧回路部3
0内に設けられた種々の制御弁もしくはシフト弁を介し
て適宜選択的に供給される。それにより、各摩擦係合要
素が締結状態もしくは解放状態をとるようにされて、P
レンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレン
ジ)、Nレンジにュートラルレンジ)、及び、フォワー
ドレンジを構成するDレンジ(ドライブレンジ)、2レ
ンジ及びルンジの各レンジと、フォワードレンジにおけ
るl速〜4速の変速段とを得ることができる。
また、上述の構成に加えて、第2図に示される如く、油
圧回路部30の動作制御を行うべく、油圧回路部30に
内蔵された変速制御用ソレノイド弁1〜5.ロックアツ
プ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソレノイド弁7に、
駆動信号Ca、Cb。
圧回路部30の動作制御を行うべく、油圧回路部30に
内蔵された変速制御用ソレノイド弁1〜5.ロックアツ
プ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソレノイド弁7に、
駆動信号Ca、Cb。
Cc Cd、Ce、Cf及びCgを夫々供給するコン
トロールユニット100が備えられている。
トロールユニット100が備えられている。
コントロールユニット100には、スロットル弁14の
開度を検出するスロットル開度センサ81から得られる
検出信号Stと、車速を検出する車速センサ82から得
られる検出信号Svと、シフトレバ−の操作位置を検出
するシフトポジションセンサ83から得られる検出信号
Ssと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セン
サ84から得られる検出信号Snと、タービンランナー
36の回転数を検出するタービン回転数センサ85から
得られる検出信号Smと、アクセルペダルの踏込量を検
出するアクセルセンサ86から得られる検出信号Saと
、自動変速機20に供給される作動油の温度を検出する
油温センサ87から得られる検出信号Suと、ブレーキ
ペダルの踏込量を検出するブレーキセンサ88から得ら
れる検出信号sbとが供給されるとともに、自動変速機
20の制御に必要な他の検出信号Sxも供給される。
開度を検出するスロットル開度センサ81から得られる
検出信号Stと、車速を検出する車速センサ82から得
られる検出信号Svと、シフトレバ−の操作位置を検出
するシフトポジションセンサ83から得られる検出信号
Ssと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セン
サ84から得られる検出信号Snと、タービンランナー
36の回転数を検出するタービン回転数センサ85から
得られる検出信号Smと、アクセルペダルの踏込量を検
出するアクセルセンサ86から得られる検出信号Saと
、自動変速機20に供給される作動油の温度を検出する
油温センサ87から得られる検出信号Suと、ブレーキ
ペダルの踏込量を検出するブレーキセンサ88から得ら
れる検出信号sbとが供給されるとともに、自動変速機
20の制御に必要な他の検出信号Sxも供給される。
コントロールユニット100は、上述の各種の検出信号
に基づいて自動変速機2oにおける変速制御及びロック
アラフリラッチ22の動作制御を行うものとされる。
に基づいて自動変速機2oにおける変速制御及びロック
アラフリラッチ22の動作制御を行うものとされる。
コントロールユニット100による、自動変速機20の
変速制御及びロックアツプクラッチ22の動作副扉が行
われるにあたっては、コントロールユニy)100の内
蔵メモリにマツプ化されて記憶されている、縦軸にスロ
ットル弁14の開度Thがとられ横軸に車速Vがとられ
てあられされる第4図に示される如くのシフトパターン
における、変速線Ua、Ub、Uc、LJd、、Ue及
びUfと、検出信号Stがあられすスロットル弁14の
開度及び検出信号Svがあられす車速とが照合されて、
シフトアップ条件もしくはシフトダウン条件が成立した
か否かが判断され、また、ロックアツプ作動mLg及び
Li、及び、ロックアツプ解除線Lh及びLjと、検出
信号SLがあられすスロットル弁14の開度及び検出信
号Svがあられす車速とが照合されて、ロックアツプ作
動条件もしくはロックアツプ解除条件が成立したか否か
が判断される。さらに、スリップ制御実行線Rj及びス
リップ制御解除線Rkと、検出信号Stがあられすスロ
ットル弁140開度及び検出信号SVがあられす車速と
が照合されて、それらスロットル弁14の開度と車速と
が、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ制御
が行われるべき領域にあるか否かが判断される。
変速制御及びロックアツプクラッチ22の動作副扉が行
われるにあたっては、コントロールユニy)100の内
蔵メモリにマツプ化されて記憶されている、縦軸にスロ
ットル弁14の開度Thがとられ横軸に車速Vがとられ
てあられされる第4図に示される如くのシフトパターン
における、変速線Ua、Ub、Uc、LJd、、Ue及
びUfと、検出信号Stがあられすスロットル弁14の
開度及び検出信号Svがあられす車速とが照合されて、
シフトアップ条件もしくはシフトダウン条件が成立した
か否かが判断され、また、ロックアツプ作動mLg及び
Li、及び、ロックアツプ解除線Lh及びLjと、検出
信号SLがあられすスロットル弁14の開度及び検出信
号Svがあられす車速とが照合されて、ロックアツプ作
動条件もしくはロックアツプ解除条件が成立したか否か
が判断される。さらに、スリップ制御実行線Rj及びス
リップ制御解除線Rkと、検出信号Stがあられすスロ
ットル弁140開度及び検出信号SVがあられす車速と
が照合されて、それらスロットル弁14の開度と車速と
が、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ制御
が行われるべき領域にあるか否かが判断される。
なお、第4図において示される変速線Ua、Ub及びU
cは、夫々、1速から2速へ、2速から3速へ、3速か
ら4速へのシフトアップに、また、変速線Ud、Ue及
びurは、夫々、2速から1速へ、3速から2速へ、4
速から3速へのシフトダウンに関するものであり、また
、ロックアツプ作動線Lg及びLiは、夫々、3速及び
4速でのロックアツプの作動に、ロックアツプ解除線L
h及びLiは、夫々、3速及び4速でのロックアンプの
解除に関するものであり、さらに、スリップ制御実行線
Rjは、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ
制御を開始する判断に用いられ、スリップ制御解除線R
kは、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ制
御が開始された後において斯かる制御を解除する判断に
用いられるものである。
cは、夫々、1速から2速へ、2速から3速へ、3速か
ら4速へのシフトアップに、また、変速線Ud、Ue及
びurは、夫々、2速から1速へ、3速から2速へ、4
速から3速へのシフトダウンに関するものであり、また
、ロックアツプ作動線Lg及びLiは、夫々、3速及び
4速でのロックアツプの作動に、ロックアツプ解除線L
h及びLiは、夫々、3速及び4速でのロックアンプの
解除に関するものであり、さらに、スリップ制御実行線
Rjは、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ
制御を開始する判断に用いられ、スリップ制御解除線R
kは、ロックアツプクラッチ22についてのスリップ制
御が開始された後において斯かる制御を解除する判断に
用いられるものである。
そして、コントロールユニット100・は、シフトアッ
プ条件もしくはシフトダウン条件が成立したことが検知
される場合には、変速機構26における変速段を切換え
るべく駆動信号Ca、Cb。
プ条件もしくはシフトダウン条件が成立したことが検知
される場合には、変速機構26における変速段を切換え
るべく駆動信号Ca、Cb。
Cc、Cd及びCeを選択的に送出し、自動変速機20
における変速制御を行う。
における変速制御を行う。
また、コントロールユニット100は、ロックアツプ作
動条件及び後述されるスリップ制御条件の何れもが成立
していないことが検知される場合には、駆動信号Cfの
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6への供給を停止する
とともに、駆動信号Cgの調圧用ソレノイド弁7への供
給を停止する。
動条件及び後述されるスリップ制御条件の何れもが成立
していないことが検知される場合には、駆動信号Cfの
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6への供給を停止する
とともに、駆動信号Cgの調圧用ソレノイド弁7への供
給を停止する。
それにより、ロックアツプ制御用ソレノイド弁6が閉状
態とされて、油路69を通じてロックアツプシフト弁5
1におけるボートhにオイルポンプ45からの油圧が低
下せしめられることなく供給されるとともに、調圧用ソ
レノイド弁7が閉状態とされて、油路63を通じてロッ
クアツプシフト弁51におけるボートa、及び、油路7
4を通じてロックアツプ調圧弁52におけるボー)nに
、夫々、一定圧形成部50からの油圧が供給される。
態とされて、油路69を通じてロックアツプシフト弁5
1におけるボートhにオイルポンプ45からの油圧が低
下せしめられることなく供給されるとともに、調圧用ソ
レノイド弁7が閉状態とされて、油路63を通じてロッ
クアツプシフト弁51におけるボートa、及び、油路7
4を通じてロックアツプ調圧弁52におけるボー)nに
、夫々、一定圧形成部50からの油圧が供給される。
その結果、ロックアツプシフト弁51におけるランド部
57cが他のランド部56a、56b、57a及び57
bに比してその受圧面積が大とされているため、第1及
び第2のスプール56及び57がスプリング58の付勢
力に抗する方向に移動せしめられて、第3図において実
線で示される如くの第1の位置をとり、また、スロット
ル圧形成部61からロックアツプ調圧弁52におけるボ
ートiに供給される油圧に比してロックアツプ調圧弁5
2におけるボートnに供給される油圧の方が高いので、
スプール60がスプリング62の付勢力に抗する方向に
移動せしめられて、第3図において実線で示される如く
の第1の位置をとる。それにより、ロックアンプシフト
弁51におけるボーlbとボートCとが連通ずるととも
に、ロックアツプ調圧弁52におけるボートにとボート
!とが連通し、レギュレータ弁49により調圧された油
圧がそのまま油路72.油路64及び油路42を通じて
背圧室43に供給されるとともに、ロックアツプシフト
弁51におけるボートeとボートrとが連通ずるので、
内圧室44内の油圧が油路41及び67を通じてオイル
クーラ48に排出される。従って、斯かる場合には、ロ
ックアツプクラッチ22がドライブプレート32から離
隔せしめられて解放状態におかれ、トルクコンバータ2
4が流体を介して動力伝達を行うコンバータ状態をとる
ものとされる。
57cが他のランド部56a、56b、57a及び57
bに比してその受圧面積が大とされているため、第1及
び第2のスプール56及び57がスプリング58の付勢
力に抗する方向に移動せしめられて、第3図において実
線で示される如くの第1の位置をとり、また、スロット
ル圧形成部61からロックアツプ調圧弁52におけるボ
ートiに供給される油圧に比してロックアツプ調圧弁5
2におけるボートnに供給される油圧の方が高いので、
スプール60がスプリング62の付勢力に抗する方向に
移動せしめられて、第3図において実線で示される如く
の第1の位置をとる。それにより、ロックアンプシフト
弁51におけるボーlbとボートCとが連通ずるととも
に、ロックアツプ調圧弁52におけるボートにとボート
!とが連通し、レギュレータ弁49により調圧された油
圧がそのまま油路72.油路64及び油路42を通じて
背圧室43に供給されるとともに、ロックアツプシフト
弁51におけるボートeとボートrとが連通ずるので、
内圧室44内の油圧が油路41及び67を通じてオイル
クーラ48に排出される。従って、斯かる場合には、ロ
ックアツプクラッチ22がドライブプレート32から離
隔せしめられて解放状態におかれ、トルクコンバータ2
4が流体を介して動力伝達を行うコンバータ状態をとる
ものとされる。
さらに、コントロールユニット100は、ロックアツプ
作動条件が成立していることが検知される場合には、駆
動信号Cfをロックアツプ制御用ソレノイド弁6に供給
するとともに、駆動信号Cgの調圧用ソレノイド弁7へ
の供給を停止する。
作動条件が成立していることが検知される場合には、駆
動信号Cfをロックアツプ制御用ソレノイド弁6に供給
するとともに、駆動信号Cgの調圧用ソレノイド弁7へ
の供給を停止する。
それにより、ロックアツプ制御用ソレノイド弁6が開状
態とされて、ロックアツプシフト弁51におけるボート
hに供給される油圧が低下せしめられるとともに、調圧
用ソレノイド弁7が閉状態とされて、ロックアツプシフ
ト弁51におけるボートa及びロックアツプ調圧弁52
におけるボートnに油圧が供給される。その結果、口・
ンクア・ノブシフト弁51における第1及び第2のスプ
ール56及び57がスプリング58の付勢力に従う方向
に移動せしめられて、第3図において一点鎖線で示され
る如くの第2の位置をとり、また、口・ツクアップ調圧
弁52におけるスプール60がスプリング62の付勢力
に抗する方向に移動せしめられて、第1の位置をとる。
態とされて、ロックアツプシフト弁51におけるボート
hに供給される油圧が低下せしめられるとともに、調圧
用ソレノイド弁7が閉状態とされて、ロックアツプシフ
ト弁51におけるボートa及びロックアツプ調圧弁52
におけるボートnに油圧が供給される。その結果、口・
ンクア・ノブシフト弁51における第1及び第2のスプ
ール56及び57がスプリング58の付勢力に従う方向
に移動せしめられて、第3図において一点鎖線で示され
る如くの第2の位置をとり、また、口・ツクアップ調圧
弁52におけるスプール60がスプリング62の付勢力
に抗する方向に移動せしめられて、第1の位置をとる。
それにより、口・ンクアツブシフト弁51におけるボー
トgとボートeとが連迫するとともに、ロックアツプ調
圧弁52におけるボートにとボートfとが連通し、レギ
ュレータ弁49により調圧された油圧が油路68及び4
1を通じて内圧室44に供給され、背圧室43内の油圧
が油路42を通じてランド部56bによって開閉される
ドレインボートからオイルノぐンに排出される。従って
、斯かる場合には、口・ンクア・ノブクラッチ22がド
ライブプレート32に押し付けられて締結状態におかれ
、トルクコンバータ24がポンプインペラー34とター
ビンランナー36とが保合状態とされるロックアンプ状
態をとるものとされる。
トgとボートeとが連迫するとともに、ロックアツプ調
圧弁52におけるボートにとボートfとが連通し、レギ
ュレータ弁49により調圧された油圧が油路68及び4
1を通じて内圧室44に供給され、背圧室43内の油圧
が油路42を通じてランド部56bによって開閉される
ドレインボートからオイルノぐンに排出される。従って
、斯かる場合には、口・ンクア・ノブクラッチ22がド
ライブプレート32に押し付けられて締結状態におかれ
、トルクコンバータ24がポンプインペラー34とター
ビンランナー36とが保合状態とされるロックアンプ状
態をとるものとされる。
そして、コントロールユニット100は、検出信号St
及びSvがあられすスロットル弁14の開度及び車速が
、第4図に示される如くのシフトパターンにおけるスリ
ップ制御実行線Rj及びスリップ制御解除線Rkで規定
される領域にあることが検知されるとともに、例えば、
検出信号Suがあられす作動油の温度が所定の範囲内に
あり、かつ、ロックアツプ作動条件が成立していないこ
とが検知されて、定常スリップ制御条件が成立した場合
、検出信号S【及びSvがあられすスリ・ントル弁14
の開度及び車速に基づいてシフトアップ条件が成立した
ことが検知されて、変速スリ・ノブ制御条件が成立した
場合、及び、検出信号Sn及びStに基づいて、エンジ
ン回転数が所定の値以上の値をとるもとで、スロットル
弁14が全閉状態にされる減速状態にあることが検知さ
れて、減速スリップ制御条件が成立した場合の夫々にお
いて、トルクコンバータ24における口・ンクア・ノブ
クラッチ2iについてのスリ・ンブ制御を行うべく、駆
動信号Cfをロツクア・ノブ制御用ソレノイド弁6に供
給するとともに、20%以上の所定の値に設定されたデ
ユーティを有する駆動信号Cgを形成して、それを調圧
用ソレノイド弁7に供給する。
及びSvがあられすスロットル弁14の開度及び車速が
、第4図に示される如くのシフトパターンにおけるスリ
ップ制御実行線Rj及びスリップ制御解除線Rkで規定
される領域にあることが検知されるとともに、例えば、
検出信号Suがあられす作動油の温度が所定の範囲内に
あり、かつ、ロックアツプ作動条件が成立していないこ
とが検知されて、定常スリップ制御条件が成立した場合
、検出信号S【及びSvがあられすスリ・ントル弁14
の開度及び車速に基づいてシフトアップ条件が成立した
ことが検知されて、変速スリ・ノブ制御条件が成立した
場合、及び、検出信号Sn及びStに基づいて、エンジ
ン回転数が所定の値以上の値をとるもとで、スロットル
弁14が全閉状態にされる減速状態にあることが検知さ
れて、減速スリップ制御条件が成立した場合の夫々にお
いて、トルクコンバータ24における口・ンクア・ノブ
クラッチ2iについてのスリ・ンブ制御を行うべく、駆
動信号Cfをロツクア・ノブ制御用ソレノイド弁6に供
給するとともに、20%以上の所定の値に設定されたデ
ユーティを有する駆動信号Cgを形成して、それを調圧
用ソレノイド弁7に供給する。
斯かるもとでは、オイルポンプ45から一定圧形成部5
0及び油路65を通して口・ンクアツブシフト弁51に
おけるボートdに供給される油圧により、ロックアツプ
シフト弁51における第1のスプール56が、第3図に
おいて実線で示される如(の第1の位置をとるとともに
、第2のスプール57が、第3図において一点鎖線で示
される如くの第2の位置をとり、また、ロックアツプ調
圧弁52におけるスプール60が、ポー日に供給される
油圧と、ボートnに供給される駆動信号Cgのデユーテ
ィが大なる程低い値をとる油圧との差圧に応じた距離だ
け、第3図において実線で示される如くの第1の位置か
ら右方に移動せしめられて、ボート1の実効開口面積が
縮小される。その結果、内圧室44には、レギュレータ
弁49により調圧された油圧が油路68を通じてそのま
ま供給されるのに対し、背圧室43には、レギュレータ
弁49により調圧された油圧がロックアツプ調圧弁52
により駆動パルス信号Cgのデユーティに応じて減圧さ
れて供給されることになるので、ロックアツプクラッチ
22は、ドライブプレート32に対して、内圧室44に
供給される油圧から背圧室43に供給される油圧を減じ
て得られる差圧ΔPに応じた回転数差ΔNをポンプイン
ペラー34とタービンランナー36との間に生じさせる
、スリップ係合状態をとるものとされる。
0及び油路65を通して口・ンクアツブシフト弁51に
おけるボートdに供給される油圧により、ロックアツプ
シフト弁51における第1のスプール56が、第3図に
おいて実線で示される如(の第1の位置をとるとともに
、第2のスプール57が、第3図において一点鎖線で示
される如くの第2の位置をとり、また、ロックアツプ調
圧弁52におけるスプール60が、ポー日に供給される
油圧と、ボートnに供給される駆動信号Cgのデユーテ
ィが大なる程低い値をとる油圧との差圧に応じた距離だ
け、第3図において実線で示される如くの第1の位置か
ら右方に移動せしめられて、ボート1の実効開口面積が
縮小される。その結果、内圧室44には、レギュレータ
弁49により調圧された油圧が油路68を通じてそのま
ま供給されるのに対し、背圧室43には、レギュレータ
弁49により調圧された油圧がロックアツプ調圧弁52
により駆動パルス信号Cgのデユーティに応じて減圧さ
れて供給されることになるので、ロックアツプクラッチ
22は、ドライブプレート32に対して、内圧室44に
供給される油圧から背圧室43に供給される油圧を減じ
て得られる差圧ΔPに応じた回転数差ΔNをポンプイン
ペラー34とタービンランナー36との間に生じさせる
、スリップ係合状態をとるものとされる。
斯かる場合、内圧室44に供給される油圧から背圧室4
3に供給される油圧を滅じて得られる差圧ΔPは、ロッ
クアツプ調圧弁52におけるボートlに供給されるスロ
ットル圧をPt、 ロックアツプ調圧弁52における
ボートnに供給されるデユーティ制御圧をPd、スプリ
ング62の付勢力をFaとすれば、式:ΔP=C+(P
t−P d) +−Fa/Cz(但し、C4及びCt
は定数)であられされる。従って、差圧ΔPは、スロッ
トル圧PLとデユーティ制御圧Pdとにより規定される
。
3に供給される油圧を滅じて得られる差圧ΔPは、ロッ
クアツプ調圧弁52におけるボートlに供給されるスロ
ットル圧をPt、 ロックアツプ調圧弁52における
ボートnに供給されるデユーティ制御圧をPd、スプリ
ング62の付勢力をFaとすれば、式:ΔP=C+(P
t−P d) +−Fa/Cz(但し、C4及びCt
は定数)であられされる。従って、差圧ΔPは、スロッ
トル圧PLとデユーティ制御圧Pdとにより規定される
。
斯かる場合、スロットル圧Ptは、スロットル弁I4の
開度Thに対して、例えば、第5図に示される如くの特
性を有するように形成され、また、デユーティ制御圧P
dは、駆動信号Cgのデユーティdに対して、例えば、
第6図に示される如くの特性を有するように形成される
。それゆえ、差圧ΔPは、20%、50%及び80%と
された駆動信号Cgのデユーティdをパラメータとして
あられされた第7図に示される如くに、スロットル弁1
4の開度Thが大とされる程大なる値をとるとともに、
駆動信号Cgのデユーティdが大である程大なる値をと
るようにされる。
開度Thに対して、例えば、第5図に示される如くの特
性を有するように形成され、また、デユーティ制御圧P
dは、駆動信号Cgのデユーティdに対して、例えば、
第6図に示される如くの特性を有するように形成される
。それゆえ、差圧ΔPは、20%、50%及び80%と
された駆動信号Cgのデユーティdをパラメータとして
あられされた第7図に示される如くに、スロットル弁1
4の開度Thが大とされる程大なる値をとるとともに、
駆動信号Cgのデユーティdが大である程大なる値をと
るようにされる。
また、ロックアツプクラッチ22がドライブプレート3
2に摩擦係合せしめられたもとにおける、ロックアツプ
クラッチ22を介してポンプインペラー34からタービ
ンランナー36に伝達され得る最大トルク(以下、伝達
可能トルクと称す)TSは、ロックアツプクラッチ22
の摩擦係数及び有効半径を夫々μ及びrとし、ロックア
ツプクラッチ22とドライブプレート32との係合面積
をAとすれば、式:Ts=ΔP・μ・r・Aであられす
ことができ、斯かる式から明らかな如く、伝達可能トル
クTsは差圧ΔPが大とされる程大なる値をとるものと
される。そして、ドライブプレート32に伝達されるエ
ンジンの発生トルクTeに等しいものとされるトルクコ
ンバータ24の人力トルクTiが伝達可能トルクTsよ
り大とされる場合には、ポンプインペラー34とタービ
ンランナー36との間に回転数差ΔNが生しることにな
る。その場合、入力トルクTiと回転数差ΔNとの関係
は、作動油の温度が、例えば、90’Cであるもとて1
kg/c4. 2 kg/ci、 3 kg/eイ
及び4kg / cJとされた差圧ΔPをパラメータと
してあられされた第8図に示される如くのものとなる。
2に摩擦係合せしめられたもとにおける、ロックアツプ
クラッチ22を介してポンプインペラー34からタービ
ンランナー36に伝達され得る最大トルク(以下、伝達
可能トルクと称す)TSは、ロックアツプクラッチ22
の摩擦係数及び有効半径を夫々μ及びrとし、ロックア
ツプクラッチ22とドライブプレート32との係合面積
をAとすれば、式:Ts=ΔP・μ・r・Aであられす
ことができ、斯かる式から明らかな如く、伝達可能トル
クTsは差圧ΔPが大とされる程大なる値をとるものと
される。そして、ドライブプレート32に伝達されるエ
ンジンの発生トルクTeに等しいものとされるトルクコ
ンバータ24の人力トルクTiが伝達可能トルクTsよ
り大とされる場合には、ポンプインペラー34とタービ
ンランナー36との間に回転数差ΔNが生しることにな
る。その場合、入力トルクTiと回転数差ΔNとの関係
は、作動油の温度が、例えば、90’Cであるもとて1
kg/c4. 2 kg/ci、 3 kg/eイ
及び4kg / cJとされた差圧ΔPをパラメータと
してあられされた第8図に示される如くのものとなる。
斯かることからして、トルクコンバータ24におけるロ
ックアツプクラッチ22についてのスリップ制御が行わ
れるにあたっては、先ず、変速スリップ制御条件が成立
していないもとて定常スリップ制御条件が成立したこと
が検知される場合には、エンジンの発生トルクTeO値
が、スリ・ントル弁14の開度とエンジン回転数とに基
づいて設定される。なお、エンジンの発生トルクTeO
値は、予めスロットル弁14の開度及びエンジン回転数
に応じて求められ、例えば、横軸にエンジン回転数Ne
がとられ、曲線a1〜aaで示されるスロットル弁14
の開度をパラメータとしてあられされた第9図に示され
る如くのものとなる。第9図において曲線a、〜a6は
、夫hスリットル弁14の開度が全開に対してl/8
、2/8 、3/8 。
ックアツプクラッチ22についてのスリップ制御が行わ
れるにあたっては、先ず、変速スリップ制御条件が成立
していないもとて定常スリップ制御条件が成立したこと
が検知される場合には、エンジンの発生トルクTeO値
が、スリ・ントル弁14の開度とエンジン回転数とに基
づいて設定される。なお、エンジンの発生トルクTeO
値は、予めスロットル弁14の開度及びエンジン回転数
に応じて求められ、例えば、横軸にエンジン回転数Ne
がとられ、曲線a1〜aaで示されるスロットル弁14
の開度をパラメータとしてあられされた第9図に示され
る如くのものとなる。第9図において曲線a、〜a6は
、夫hスリットル弁14の開度が全開に対してl/8
、2/8 、3/8 。
4/8 、5/8及び6/8とされた場合を示す。そし
て、このようにして求められたエンジンの発生トルクT
eの値カ、コントロールユニット100に内蔵されたメ
モリに予めマツプ化されて記憶されており、エンジンの
発生トルクTeの値の設定にあたっては、定常スリップ
制御時におけるスロットル弁14の開度の値及びエンジ
ン回転数の値の夫々に対応するエンジンの発生トルクT
eの値が読み出されるようにされる。
て、このようにして求められたエンジンの発生トルクT
eの値カ、コントロールユニット100に内蔵されたメ
モリに予めマツプ化されて記憶されており、エンジンの
発生トルクTeの値の設定にあたっては、定常スリップ
制御時におけるスロットル弁14の開度の値及びエンジ
ン回転数の値の夫々に対応するエンジンの発生トルクT
eの値が読み出されるようにされる。
このようにして設定されたエンジンの発生トルクTeO
値に、作動油の温度が90゛Cである場合には1に設定
されて、90゛Cより高い程大なる値に設定され、90
℃より低い程小なる値に設定される補正係数Kが乗じら
れることにより、伝達トルクTrの値が設定される。そ
して、このようにして得られた伝達トルクTrの値に対
応して、トルクコンバータ24におけるポンプインペラ
ー34とタービンランナー36との間に、トルクコンバ
ータ24におけるエネルギー損失の低減とエンジンが発
生するトルク変動の吸収とが共に図られることになる所
定の回転数差ΔN、例えば、80(rpn+)を生じさ
せるように、差圧ΔPの値が、第8図に示される如くの
、入力トルクTiと回転数差ΔNと差圧ΔPとの関係が
書き込まれたマツプから読み出されて設定される。なお
、回転数差ΔNの値は、エンジンの運転状態や車両の走
行状態等に応じて適宜変更される。
値に、作動油の温度が90゛Cである場合には1に設定
されて、90゛Cより高い程大なる値に設定され、90
℃より低い程小なる値に設定される補正係数Kが乗じら
れることにより、伝達トルクTrの値が設定される。そ
して、このようにして得られた伝達トルクTrの値に対
応して、トルクコンバータ24におけるポンプインペラ
ー34とタービンランナー36との間に、トルクコンバ
ータ24におけるエネルギー損失の低減とエンジンが発
生するトルク変動の吸収とが共に図られることになる所
定の回転数差ΔN、例えば、80(rpn+)を生じさ
せるように、差圧ΔPの値が、第8図に示される如くの
、入力トルクTiと回転数差ΔNと差圧ΔPとの関係が
書き込まれたマツプから読み出されて設定される。なお
、回転数差ΔNの値は、エンジンの運転状態や車両の走
行状態等に応じて適宜変更される。
斯かる設定された差圧ΔPを生じさせる駆動信号Cgの
デユーティdの値は、第7図に示される如くの、差圧Δ
Pとデユーティdとの関係が書き込まれたマツプから読
み出されて設定される。そして、コントロールユニット
100は、設定された差圧へPに対応したデユーティd
を有する駆動信号C&を形成して、それを調圧用ソレノ
イド弁7に供給する定常スリップ制御を行う。
デユーティdの値は、第7図に示される如くの、差圧Δ
Pとデユーティdとの関係が書き込まれたマツプから読
み出されて設定される。そして、コントロールユニット
100は、設定された差圧へPに対応したデユーティd
を有する駆動信号C&を形成して、それを調圧用ソレノ
イド弁7に供給する定常スリップ制御を行う。
なお、デユーティdの値が設定されるにあたっては、そ
のときマツプから読み出された値とそのとき設定されて
いるデユーティdの値との差ΔYが過大である場合には
、斯かるマツプから読み出された値が新たなデユーティ
dの値として設定されると、差圧ΔPの変化が大となっ
て車体振動が生じる虞があるので、差ΔYが予め設定さ
れた上限値もしくは下限値を越える場合には、デユーテ
ィdの値は、そのとき設定されているデユーティdの値
に上限値を加算したもの、もしくは、そのとき設定され
ているデユーティdの値から下限値を減算したものに設
定される。
のときマツプから読み出された値とそのとき設定されて
いるデユーティdの値との差ΔYが過大である場合には
、斯かるマツプから読み出された値が新たなデユーティ
dの値として設定されると、差圧ΔPの変化が大となっ
て車体振動が生じる虞があるので、差ΔYが予め設定さ
れた上限値もしくは下限値を越える場合には、デユーテ
ィdの値は、そのとき設定されているデユーティdの値
に上限値を加算したもの、もしくは、そのとき設定され
ているデユーティdの値から下限値を減算したものに設
定される。
このように、定常スリップ制御時においては、差圧ΔP
がトルクコンバータ24の入力トルクTiに応じて設定
されるので、ポンプインペラー34とタービンランナー
36との間に、エンジンの運転状態に適合したものとさ
れ、しかも、トルクコンバータ24におけるエネルギー
損失の低減とエンジンが発生するトルク変動の吸収とが
共に図られるものとされた回転数差ΔNを迅速に生じさ
せることができる。それにより、車両における燃費の向
上を図ることができるとともに、車体振動を抑制するこ
とができる。
がトルクコンバータ24の入力トルクTiに応じて設定
されるので、ポンプインペラー34とタービンランナー
36との間に、エンジンの運転状態に適合したものとさ
れ、しかも、トルクコンバータ24におけるエネルギー
損失の低減とエンジンが発生するトルク変動の吸収とが
共に図られるものとされた回転数差ΔNを迅速に生じさ
せることができる。それにより、車両における燃費の向
上を図ることができるとともに、車体振動を抑制するこ
とができる。
また、コントロールユニット100Li速スリツプ制御
条件が成立したことが検知されたとき、その直前におい
てロックアツプクラッチ22がスリップ係合状態におか
れていた場合には、駆動信号Cgのデユーティdの値を
そのとき既に設定されている値に設定して、設定された
デユーティdを有する駆動信号Cgを調圧用ソレノイド
弁7に供給する変速スリップ制御を行う。一方、変速ス
リップ制御条件が成立したことが検知されたとき、その
直前においてロックアツプクラッチ22がスリップ係合
状態におかれていない場合、従って、ロックアツプクラ
ッチ22が締結状態もしくは解放状態にされていた場合
には、定常スリップ制御条件が成立したときと同様にし
て、トルクコンバータ24の入力トルクTiに基づいて
、ポンプインペラー34とタービンランナー36との間
に所定の回転数差ΔNを生じさせる差圧ΔPを設定し、
その差圧ΔPが得られるデユーティdを設定して、設定
されたデユーティdを有する駆動信号Cgを調圧用ソレ
ノイド弁7に供給する変速スリップ制御を、変速動作が
完了するまで行う。なお、変速動作の完了時点は、例え
ば、検出信号Stがあられすタービン回転数の値が、エ
ンジン回転数と変速後にとられるべき変速段における変
速比とに基づいて算出される変速完了時点におけるター
ビン回転数の予測値に一致する時点とされる。
条件が成立したことが検知されたとき、その直前におい
てロックアツプクラッチ22がスリップ係合状態におか
れていた場合には、駆動信号Cgのデユーティdの値を
そのとき既に設定されている値に設定して、設定された
デユーティdを有する駆動信号Cgを調圧用ソレノイド
弁7に供給する変速スリップ制御を行う。一方、変速ス
リップ制御条件が成立したことが検知されたとき、その
直前においてロックアツプクラッチ22がスリップ係合
状態におかれていない場合、従って、ロックアツプクラ
ッチ22が締結状態もしくは解放状態にされていた場合
には、定常スリップ制御条件が成立したときと同様にし
て、トルクコンバータ24の入力トルクTiに基づいて
、ポンプインペラー34とタービンランナー36との間
に所定の回転数差ΔNを生じさせる差圧ΔPを設定し、
その差圧ΔPが得られるデユーティdを設定して、設定
されたデユーティdを有する駆動信号Cgを調圧用ソレ
ノイド弁7に供給する変速スリップ制御を、変速動作が
完了するまで行う。なお、変速動作の完了時点は、例え
ば、検出信号Stがあられすタービン回転数の値が、エ
ンジン回転数と変速後にとられるべき変速段における変
速比とに基づいて算出される変速完了時点におけるター
ビン回転数の予測値に一致する時点とされる。
このように、変速スリップ制御時においては、差圧ΔP
が変速スリップ制御開始時点におけるトルクコンバータ
24の入力トルクTiに応じて設定されるので、ポンプ
インペラー34とタービンランナー36との間に、エン
ジンの運転状態に適合したものとされ、しかも、エンジ
ンが発生するトルク変動の吸収が図られるものとされた
回転数差ΔNを迅速に生じさせることができる。それに
より、車両に大なる変速ショックが生じることを抑制す
ることができる。
が変速スリップ制御開始時点におけるトルクコンバータ
24の入力トルクTiに応じて設定されるので、ポンプ
インペラー34とタービンランナー36との間に、エン
ジンの運転状態に適合したものとされ、しかも、エンジ
ンが発生するトルク変動の吸収が図られるものとされた
回転数差ΔNを迅速に生じさせることができる。それに
より、車両に大なる変速ショックが生じることを抑制す
ることができる。
なお、コントロールユニット100は、シフ]・ダウン
条件が成立したことが検知された場合には、エンジンが
減速状態にあるときを除き、ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6及び調圧用ソレノイド弁7の夫々への駆動信号
Cf及びCgの供給を停止する。それにより、ロックア
ツプクラッチ22は解放状態にされる。
条件が成立したことが検知された場合には、エンジンが
減速状態にあるときを除き、ロックアツプ制御用ソレノ
イド弁6及び調圧用ソレノイド弁7の夫々への駆動信号
Cf及びCgの供給を停止する。それにより、ロックア
ツプクラッチ22は解放状態にされる。
サラに、コントロールユニット100は、ロックアツプ
作動条件が成立していないもとで減速スリップ制御条件
が成立したことが検知された場合には、エンジンが車輪
からトルクが伝達される状態にあるので、予め実験等に
より求められて、内蔵メモリにエンジン回転数に応じて
記憶された、車輪からエンジンに伝達されるトルク(以
下、抵抗トルクという)Te’のうちの、そのときのエ
ンジン回転数に対応するものを読み出す。なお、抵抗ト
ルクTe’ は、例えば、エンジン回転数の二乗に比例
して増加する特性を存するものとされる。そして、読み
出された抵抗トルクTe”の値に補正係数Kを乗じるこ
とにより伝達トルクTr゛の値を算出し、その算出され
た伝達トルクTr゛に基づいて、ポンプインペラー34
とタービンランナー36との間に、車体振動が抑制され
、かつ、エンジンブレーキの効き具合が増大されること
になる予め定められた所定の回転数差ΔNを生じさせる
差圧ΔPを求め、その差圧ΔPが得られるデユーティd
を設定して、設定されたデユーティdを有する駆動信号
Cgを調圧用ソレノイド弁7に供給する減速スリップ制
御を行う。
作動条件が成立していないもとで減速スリップ制御条件
が成立したことが検知された場合には、エンジンが車輪
からトルクが伝達される状態にあるので、予め実験等に
より求められて、内蔵メモリにエンジン回転数に応じて
記憶された、車輪からエンジンに伝達されるトルク(以
下、抵抗トルクという)Te’のうちの、そのときのエ
ンジン回転数に対応するものを読み出す。なお、抵抗ト
ルクTe’ は、例えば、エンジン回転数の二乗に比例
して増加する特性を存するものとされる。そして、読み
出された抵抗トルクTe”の値に補正係数Kを乗じるこ
とにより伝達トルクTr゛の値を算出し、その算出され
た伝達トルクTr゛に基づいて、ポンプインペラー34
とタービンランナー36との間に、車体振動が抑制され
、かつ、エンジンブレーキの効き具合が増大されること
になる予め定められた所定の回転数差ΔNを生じさせる
差圧ΔPを求め、その差圧ΔPが得られるデユーティd
を設定して、設定されたデユーティdを有する駆動信号
Cgを調圧用ソレノイド弁7に供給する減速スリップ制
御を行う。
また、コントロールユニット100は、減速スリップ制
御条件が成立しているもとてシフトアップ条件が成立し
たことが検知された場合には、変速スリップ制御を行い
、また、3速から2速への、及び、2速から1速へのシ
フトダウン条件が成立したことが検知された場合には、
ロックアンプ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソレノイ
ド弁7への駆動信号Cf及びCgの供給を停止する。そ
れにより、ロックアツプクラッチ22が解放状態におか
れる。
御条件が成立しているもとてシフトアップ条件が成立し
たことが検知された場合には、変速スリップ制御を行い
、また、3速から2速への、及び、2速から1速へのシ
フトダウン条件が成立したことが検知された場合には、
ロックアンプ制御用ソレノイド弁6及び調圧用ソレノイ
ド弁7への駆動信号Cf及びCgの供給を停止する。そ
れにより、ロックアツプクラッチ22が解放状態におか
れる。
さらに、コントロールユニットlOOは、減速スリップ
制御条件が成立しているもとで、ブレーキペダルが踏み
込まれていることが検知されるときには、第5図に示さ
れるシフトパターンにおける4速から3速へのシフトダ
ウン条件を規定する変速線Ufのスロットル弁14の開
度Thが零のときにおける車速■の値を高車速側に移行
させて、4−3シフトダウン条件を変更し、斯かるちと
で、4速から3速へのシフトダウン条件が成立したこと
が検知された場合には、上述のシフトアップ条件が成立
した場合と同様に変速スリップ制御を行う、それにより
、ロックアツプクラッチ22が一定のスリップ係合状態
におかれる。なお、このように3速から2速への、及び
、2速から1速へのシフトダウン条件が成立した場合と
、4速がら3速へのシフトダウン条件が成立した場合と
で、ロックアツプクラッチ22の動作状態が異なるよう
に制御が行われるのは、減速スリップ制御条件が成立し
ているもとで、3速から2速への、及び、2速からl速
へのシフトダウン動作が行われるときは、車速か極めて
低い値をとるものとされているので、エンジン回転数の
値が燃料復帰が行われる値より低下したものとなり、エ
ンジンが燃料カットが行われない状態にあるのに対して
、4速から3速へのシフトダウン動作が行われるときに
は、エンジン回転数の値が燃料復帰が行われるときの値
より大なるものなり、エンジンが燃料カットが行われる
状態にあるからである。
制御条件が成立しているもとで、ブレーキペダルが踏み
込まれていることが検知されるときには、第5図に示さ
れるシフトパターンにおける4速から3速へのシフトダ
ウン条件を規定する変速線Ufのスロットル弁14の開
度Thが零のときにおける車速■の値を高車速側に移行
させて、4−3シフトダウン条件を変更し、斯かるちと
で、4速から3速へのシフトダウン条件が成立したこと
が検知された場合には、上述のシフトアップ条件が成立
した場合と同様に変速スリップ制御を行う、それにより
、ロックアツプクラッチ22が一定のスリップ係合状態
におかれる。なお、このように3速から2速への、及び
、2速から1速へのシフトダウン条件が成立した場合と
、4速がら3速へのシフトダウン条件が成立した場合と
で、ロックアツプクラッチ22の動作状態が異なるよう
に制御が行われるのは、減速スリップ制御条件が成立し
ているもとで、3速から2速への、及び、2速からl速
へのシフトダウン動作が行われるときは、車速か極めて
低い値をとるものとされているので、エンジン回転数の
値が燃料復帰が行われる値より低下したものとなり、エ
ンジンが燃料カットが行われない状態にあるのに対して
、4速から3速へのシフトダウン動作が行われるときに
は、エンジン回転数の値が燃料復帰が行われるときの値
より大なるものなり、エンジンが燃料カットが行われる
状態にあるからである。
このように、減速スリップ制御時においては、差圧ΔP
がエンジンの運転状態及び車両の走行状態に応じて設定
されるので、ポンプインペラー34とタービンランナー
36との間に、エンジンの運転状態に適合した回転数差
ΔNを迅速に生じさせることができる。それにより、ト
ルクコンバータ24におけるトルク変動の吸収が効果的
に図られて車体振動を抑制することができるとともに、
エンジンブレーキの効き具合を向上させることができる
。
がエンジンの運転状態及び車両の走行状態に応じて設定
されるので、ポンプインペラー34とタービンランナー
36との間に、エンジンの運転状態に適合した回転数差
ΔNを迅速に生じさせることができる。それにより、ト
ルクコンバータ24におけるトルク変動の吸収が効果的
に図られて車体振動を抑制することができるとともに、
エンジンブレーキの効き具合を向上させることができる
。
さらに、減速スリップ制御条件が成立し、がっ、ブレー
キペダルが踏み込まれていることが検知されたもとでは
、4−3シフトダウン条件が変更されることにより、変
速機構26が3速におかれる期間が長くなるので、エン
ジン回転数の低下が抑制されて減速燃料カットが行われ
る期間が長くなり、しかも、4−3シフトダウン条件が
変更されたもとで、4速から3速へのシフトダウン条件
が成立した場合には、変速スリップ制御が行われてロッ
クアツプクラッチ22がスリップ係合状態にされること
により、ロックアツプクラッチ22が解放状態にされて
いる場合に比してエンジンブレーキの効き具合が増大せ
しめられるとともに、エンジン回転数の低下が抑制され
るので、減速燃料カットが行われる期間が長くなり、そ
の結果、燃費の向上を図ることもできる。
キペダルが踏み込まれていることが検知されたもとでは
、4−3シフトダウン条件が変更されることにより、変
速機構26が3速におかれる期間が長くなるので、エン
ジン回転数の低下が抑制されて減速燃料カットが行われ
る期間が長くなり、しかも、4−3シフトダウン条件が
変更されたもとで、4速から3速へのシフトダウン条件
が成立した場合には、変速スリップ制御が行われてロッ
クアツプクラッチ22がスリップ係合状態にされること
により、ロックアツプクラッチ22が解放状態にされて
いる場合に比してエンジンブレーキの効き具合が増大せ
しめられるとともに、エンジン回転数の低下が抑制され
るので、減速燃料カットが行われる期間が長くなり、そ
の結果、燃費の向上を図ることもできる。
一方、減速スリップ制御条件が成立していないもとで、
4速から3速へのシフトダウン条件が成立した場合には
、ロックアツプクラッチ22が解放状態におかれること
になり、それゆえ、ロックアツプクラッチ22がスリッ
プ係合状態におかれている場合に比してエンジン回転数
が迅速に上昇せしめられることになって、車両の加速性
の向上が図られることになる。
4速から3速へのシフトダウン条件が成立した場合には
、ロックアツプクラッチ22が解放状態におかれること
になり、それゆえ、ロックアツプクラッチ22がスリッ
プ係合状態におかれている場合に比してエンジン回転数
が迅速に上昇せしめられることになって、車両の加速性
の向上が図られることになる。
このように、エンジンが減速状態にあるもとて変速機構
において特定の変速動作が行われた場合と、エンジンが
減速状態にないもとて変速機構において特定の変速動作
が行われた場合とで、ロックアツプクラッチ22の動作
状態が異なるようにされることにより、ロックアツプク
ラッチ22の動作状態を車両の走行状態に適合したもの
とすることができる。
において特定の変速動作が行われた場合と、エンジンが
減速状態にないもとて変速機構において特定の変速動作
が行われた場合とで、ロックアツプクラッチ22の動作
状態が異なるようにされることにより、ロックアツプク
ラッチ22の動作状態を車両の走行状態に適合したもの
とすることができる。
上述の如くの制御を行うコントロールユニット100は
、マイクロコンピュータが用いられて構成されるが、斯
かる場合におけるマイクロコンピュータが実行するロッ
クアツプクラッチ22についての動作制御を行うに際し
てのプログラムの一例を、第10図〜第13図のフロー
チャートを参照して説明する。
、マイクロコンピュータが用いられて構成されるが、斯
かる場合におけるマイクロコンピュータが実行するロッ
クアツプクラッチ22についての動作制御を行うに際し
てのプログラムの一例を、第10図〜第13図のフロー
チャートを参照して説明する。
第10図のフローチャートで示されるメインプログラム
においては、スタート後、プロセスlO1において各種
検出信号を取り込み、デイシジョン103において、定
常スリップ制御条件が成立したか否かを判断し、定常ス
リップ制御条件が成立したと判断された場合には、デイ
シジョン104に進み、変速機構26における変速動作
が行われているか否かを判断する。そして、デイシジョ
ン104において、変速動作が行われていないと判断さ
れた場合には、デイシジョン105において、ロックア
ツプ作動条件が成立したか否かを判断し、ロックアツプ
作動条件が成立していないと判断された場合には、プロ
セス!、 06において、後述される第11図に示され
る如くの定常スリップ制御用プログラムを実行して元に
戻る。
においては、スタート後、プロセスlO1において各種
検出信号を取り込み、デイシジョン103において、定
常スリップ制御条件が成立したか否かを判断し、定常ス
リップ制御条件が成立したと判断された場合には、デイ
シジョン104に進み、変速機構26における変速動作
が行われているか否かを判断する。そして、デイシジョ
ン104において、変速動作が行われていないと判断さ
れた場合には、デイシジョン105において、ロックア
ツプ作動条件が成立したか否かを判断し、ロックアツプ
作動条件が成立していないと判断された場合には、プロ
セス!、 06において、後述される第11図に示され
る如くの定常スリップ制御用プログラムを実行して元に
戻る。
また、デイシジョン104において、変速動作が行われ
ていると判断された場合には、デイシジョン107にお
いて、変速動作がシフトアップ動作であるか否かを判断
し、シフトアップ動作であると判断された場合には、プ
ロセス109において、後述される第12図に示される
如(の変速スリップ制御用プログラムを実行して元に戻
る。
ていると判断された場合には、デイシジョン107にお
いて、変速動作がシフトアップ動作であるか否かを判断
し、シフトアップ動作であると判断された場合には、プ
ロセス109において、後述される第12図に示される
如(の変速スリップ制御用プログラムを実行して元に戻
る。
一方、デイシジョン103において、定常スリップ制御
条件が成立していないと判断された場合には、デイシジ
ョン110において、減速スリップ制御条件が成立した
か否かを判断し、減速スリップ制御条件が設立していな
いと判断された場合には、デイシジョン112に進み、
デイシジョン112において、変速動作が行われている
か否かを判断し、変速動作が行われていないと判断され
た場合には、続くデイシジョン113において、ロック
アツプ作動条件が成立したか否かを判断する。そして、
デイシジョン113において、ロックアツプ作動条件が
成立していないと判断された場合には、プロセス115
において、ロック・アップ制御用ソレノイド弁6への駆
動信号Cfの供給を停止してプロセス116に進み、プ
ロセス116において、調圧用ソレノイド弁7への駆動
信号Cgの供給を停止して元に戻る。
条件が成立していないと判断された場合には、デイシジ
ョン110において、減速スリップ制御条件が成立した
か否かを判断し、減速スリップ制御条件が設立していな
いと判断された場合には、デイシジョン112に進み、
デイシジョン112において、変速動作が行われている
か否かを判断し、変速動作が行われていないと判断され
た場合には、続くデイシジョン113において、ロック
アツプ作動条件が成立したか否かを判断する。そして、
デイシジョン113において、ロックアツプ作動条件が
成立していないと判断された場合には、プロセス115
において、ロック・アップ制御用ソレノイド弁6への駆
動信号Cfの供給を停止してプロセス116に進み、プ
ロセス116において、調圧用ソレノイド弁7への駆動
信号Cgの供給を停止して元に戻る。
一方、デイシジヨン113において、ロックアツプ作動
条件が成立していると判断された場合には、プロセス1
17において、ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に駆
動信号Crを供給し、続くプロセス11Bにおいて、調
圧用ソレノイド弁7への駆動信号Cgの供給を停止して
元に戻る。また、デイシジョン105において、ロック
アツプ作動条件が成立していると判断された場合には、
プロセス117及び118を上述と同様に実行して元に
戻る。さらに、デイシジョン112において変速動作が
行われていると判断された場合には、デイシジョン10
7に進み、デイシジョン107において、変速動作がシ
フトアップ動作であると判断された場合には、上述と同
様にプロセス109を実行して元に戻り、また、デイシ
ジョン107において、変速動作がシフトアップ動作で
ないと判断された場合には、プロセス115及びプロセ
ス116を上述と同様に順次実行して元に戻る。
条件が成立していると判断された場合には、プロセス1
17において、ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に駆
動信号Crを供給し、続くプロセス11Bにおいて、調
圧用ソレノイド弁7への駆動信号Cgの供給を停止して
元に戻る。また、デイシジョン105において、ロック
アツプ作動条件が成立していると判断された場合には、
プロセス117及び118を上述と同様に実行して元に
戻る。さらに、デイシジョン112において変速動作が
行われていると判断された場合には、デイシジョン10
7に進み、デイシジョン107において、変速動作がシ
フトアップ動作であると判断された場合には、上述と同
様にプロセス109を実行して元に戻り、また、デイシ
ジョン107において、変速動作がシフトアップ動作で
ないと判断された場合には、プロセス115及びプロセ
ス116を上述と同様に順次実行して元に戻る。
さらに、デイシジョン110において、減速スリップ制
御条件が成立したと判断された場合には、デイシジョン
120において、ブレーキペダルが踏み込まれているか
否かを判断し、ブレーキペダルが踏み込まれていると判
断された場合には、プロセス121において、第5図に
示されるシフトパターンにおける変速線Ufのスロット
ル弁14の開度Thが零のときにおける車速Vの値を高
車速側に移行させて4−3シフトダウン条件の変更を行
い、続くデイシジョン122において、変速動作が行わ
れているか否かを判断する。そして、デイシジョン12
2において、変速動作が行われていないと判断された場
合には、プロセス124において、後述される第13図
に示される如くの減速スリップ制御用プログラムを実行
して元に戻る。また、デイシジョン122において変速
動作が行われていると判断された場合には、デイシジョ
ン123において変速動作が4〜3シフトダウン動作で
あるか否かを判断し、4〜3シフトダウン動作であると
判断された場合には、プロセス1O9を実行して元に戻
る。また、デイシジョン123において、変速動作が4
−3シフトダウン動作でないと判断された場合には、デ
イシジョン107に進み、デイシジョン107以隣の各
ステップを上述と同様に順次実行して元に戻る。一方、
デイシジョン120において、ブレーキペダルが踏み込
まれていないと判断された場合には、プロセス121を
経由することなくデイシジョン122に進み、デイシジ
ョン122以降の各ステップを上述と同様に順次実行し
て元に戻る。
御条件が成立したと判断された場合には、デイシジョン
120において、ブレーキペダルが踏み込まれているか
否かを判断し、ブレーキペダルが踏み込まれていると判
断された場合には、プロセス121において、第5図に
示されるシフトパターンにおける変速線Ufのスロット
ル弁14の開度Thが零のときにおける車速Vの値を高
車速側に移行させて4−3シフトダウン条件の変更を行
い、続くデイシジョン122において、変速動作が行わ
れているか否かを判断する。そして、デイシジョン12
2において、変速動作が行われていないと判断された場
合には、プロセス124において、後述される第13図
に示される如くの減速スリップ制御用プログラムを実行
して元に戻る。また、デイシジョン122において変速
動作が行われていると判断された場合には、デイシジョ
ン123において変速動作が4〜3シフトダウン動作で
あるか否かを判断し、4〜3シフトダウン動作であると
判断された場合には、プロセス1O9を実行して元に戻
る。また、デイシジョン123において、変速動作が4
−3シフトダウン動作でないと判断された場合には、デ
イシジョン107に進み、デイシジョン107以隣の各
ステップを上述と同様に順次実行して元に戻る。一方、
デイシジョン120において、ブレーキペダルが踏み込
まれていないと判断された場合には、プロセス121を
経由することなくデイシジョン122に進み、デイシジ
ョン122以降の各ステップを上述と同様に順次実行し
て元に戻る。
第11図に示される定常スリップ制御用プログラムにお
いては、スタート後、プロセス126において、スロッ
トル弁14の開度とエンジン回転数とをマツプに照合し
て対応するエンジンの発止トルクTeを読み出すことに
よりエンジンの発生トルクTeの設定を行い、続くプロ
セス127において、検出信号Suがあられす作動油の
温度に基づいて補正係数Kを設定し、プロセス1.28
において、伝達トルクTrを、式:Tr=TeXKによ
り設定してプロセス129に進む。プロセス!29にお
いては、伝達トルクTrに基づいて所定の回転数差ΔN
が得られる差圧ΔPを設定してプロセス130に進み、
プロセス130において、差圧ΔPを生じさせるデユー
ティdの値yn(nは正整数)を設定する。そして、プ
ロセス131において、値ynから先回設定された値y
7〜Iを減じて差ΔYを算出し、デイシジョン132に
おいて、差ΔYが零より大であるか否かを判断し、差Δ
Yが零より大であると判断された場合には、デイシジョ
ン133において、差ΔYが上限値を定める値CIより
大であるか否かを判断し、差ΔYが値C1より大である
と判断された場合には、プロセス134において、Il
l’In−tに値C1を加算してデユーティdを設定し
てプロセス135に進む。プロセス135においては、
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に駆動信号Cfを供
給し、続くプロセス136において、プロセス134で
設定されたデユーティdを有する駆動信号Cgを形成し
てそれを調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプログラ
ムを終了する。また、デイシジョン133において、差
ΔYが値CIより大でないと判断された場合には、プロ
セス137においてデユーティdを値ynをとるものと
し、続くプロセス135及び136を上述と同様に実行
してこのプログラムを終了する。
いては、スタート後、プロセス126において、スロッ
トル弁14の開度とエンジン回転数とをマツプに照合し
て対応するエンジンの発止トルクTeを読み出すことに
よりエンジンの発生トルクTeの設定を行い、続くプロ
セス127において、検出信号Suがあられす作動油の
温度に基づいて補正係数Kを設定し、プロセス1.28
において、伝達トルクTrを、式:Tr=TeXKによ
り設定してプロセス129に進む。プロセス!29にお
いては、伝達トルクTrに基づいて所定の回転数差ΔN
が得られる差圧ΔPを設定してプロセス130に進み、
プロセス130において、差圧ΔPを生じさせるデユー
ティdの値yn(nは正整数)を設定する。そして、プ
ロセス131において、値ynから先回設定された値y
7〜Iを減じて差ΔYを算出し、デイシジョン132に
おいて、差ΔYが零より大であるか否かを判断し、差Δ
Yが零より大であると判断された場合には、デイシジョ
ン133において、差ΔYが上限値を定める値CIより
大であるか否かを判断し、差ΔYが値C1より大である
と判断された場合には、プロセス134において、Il
l’In−tに値C1を加算してデユーティdを設定し
てプロセス135に進む。プロセス135においては、
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に駆動信号Cfを供
給し、続くプロセス136において、プロセス134で
設定されたデユーティdを有する駆動信号Cgを形成し
てそれを調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプログラ
ムを終了する。また、デイシジョン133において、差
ΔYが値CIより大でないと判断された場合には、プロ
セス137においてデユーティdを値ynをとるものと
し、続くプロセス135及び136を上述と同様に実行
してこのプログラムを終了する。
一方、デイシジョン132において差△Yが零より大で
ないと判断された場合には、デイシジョン138におい
て、差ΔYの絶対値1ΔY1が下限値を定める値C2よ
り大であるか否かを判断し、差ΔYの絶対値1ΔY1が
値C2より大でないと判断された場合には、プロセス1
37以降のプロセスを上述と同様に実行してこのプログ
ラムを終了し、デイシジョン138において絶対値lΔ
Yが値C2より大であると判断された場合には、プロセ
ス139において、デユーティdを値ynから値C2を
減じて得られる値に設定し、プロセス135及び136
を上述と同様に実行してこのプログラムを終了する。
ないと判断された場合には、デイシジョン138におい
て、差ΔYの絶対値1ΔY1が下限値を定める値C2よ
り大であるか否かを判断し、差ΔYの絶対値1ΔY1が
値C2より大でないと判断された場合には、プロセス1
37以降のプロセスを上述と同様に実行してこのプログ
ラムを終了し、デイシジョン138において絶対値lΔ
Yが値C2より大であると判断された場合には、プロセ
ス139において、デユーティdを値ynから値C2を
減じて得られる値に設定し、プロセス135及び136
を上述と同様に実行してこのプログラムを終了する。
第12図に示される変速スリップ制御用プログラムにお
いては、スタート後、デイシジョンI41において、変
速制御開始時点が否かを判断し、変速制御開始時点であ
ると判断された場合には、デイシジョン142において
、ロックアツプクラッチ22がスリップ係合状態である
が否がを判断し、スリップ係合状態であると判断された
場合には、プロセス143に進み、プロセス143にお
イテ、デユーティdを先回設定された値’In−+ に
設定し、プロセス144において、〔コックアップ制御
用ソレノイド弁6に駆動信号cfを供給してプロセス1
45に進む。プロセス145においては、プロセス14
3で設定されたデユーティdを有する駆動信号Cgを形
成し、それを調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプロ
グラムを終了する。
いては、スタート後、デイシジョンI41において、変
速制御開始時点が否かを判断し、変速制御開始時点であ
ると判断された場合には、デイシジョン142において
、ロックアツプクラッチ22がスリップ係合状態である
が否がを判断し、スリップ係合状態であると判断された
場合には、プロセス143に進み、プロセス143にお
イテ、デユーティdを先回設定された値’In−+ に
設定し、プロセス144において、〔コックアップ制御
用ソレノイド弁6に駆動信号cfを供給してプロセス1
45に進む。プロセス145においては、プロセス14
3で設定されたデユーティdを有する駆動信号Cgを形
成し、それを調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプロ
グラムを終了する。
また、デイシジョン141において、変速制御開始時点
でないと判断された場合には、プロセス144及び14
5を実行してこのプログラムを終了する。
でないと判断された場合には、プロセス144及び14
5を実行してこのプログラムを終了する。
一方、デイシジョン142において、ロックアツプクラ
ッチ22がスリップ係合状態でないと判断された場合に
は、プロセス146〜プロセス149を、第11図に示
されるプログラムのプロセス126〜128の場合と同
様に実行して、プロセス150に進む、プロセス150
においては、差圧ΔPを生じさせる値ynを求め、プロ
セスI52においてデユーティdを値ynに設定し、プ
ロセス152において、ロックアツプ制御用ソレノイド
弁6に駆動信号Crを供給して、続くプロセス153に
おいて、プロセス151で設定されたデユーティdを有
する駆動信号Cgを調圧用ソレノイド弁7に供給してこ
のブIコグラムを終了する。なお、斯かる変速スリング
制御用プログラムにおいて、差圧ΔPの値は、第11図
で示される定常スリップ制御用プログラムの場合と同様
にして求められるが、定常スリップ制御用プログラムに
おいて求められる差圧ΔPの値より小なるものとされる
。
ッチ22がスリップ係合状態でないと判断された場合に
は、プロセス146〜プロセス149を、第11図に示
されるプログラムのプロセス126〜128の場合と同
様に実行して、プロセス150に進む、プロセス150
においては、差圧ΔPを生じさせる値ynを求め、プロ
セスI52においてデユーティdを値ynに設定し、プ
ロセス152において、ロックアツプ制御用ソレノイド
弁6に駆動信号Crを供給して、続くプロセス153に
おいて、プロセス151で設定されたデユーティdを有
する駆動信号Cgを調圧用ソレノイド弁7に供給してこ
のブIコグラムを終了する。なお、斯かる変速スリング
制御用プログラムにおいて、差圧ΔPの値は、第11図
で示される定常スリップ制御用プログラムの場合と同様
にして求められるが、定常スリップ制御用プログラムに
おいて求められる差圧ΔPの値より小なるものとされる
。
第13図のフローチャートで示される減速スリップ制御
用プログラムにおいては、スタート後、プロセス160
において抵抗トルクTe’を設定し、プロセス161に
おいて補正係数Kを設定して、続くプロセス162にお
いて、伝達トルクTr゛を抵抗トルクTe’に補正係数
Kを乗じることにより設定する。続くプロセス163に
おいては、伝達トルクTr’に応じた差圧ΔPを設定し
、プロセス164において差圧へPを生じさせる値yn
を設定し、プロセス165においてデユーティdを値y
nに設定し、プロセス166において、駆動信号Cfを
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に供給してプロセス
167、に進む。プロセス167においては、プロセス
165で設定されたデユーティdを有する駆動信号Cg
を調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプログラムを終
了する。
用プログラムにおいては、スタート後、プロセス160
において抵抗トルクTe’を設定し、プロセス161に
おいて補正係数Kを設定して、続くプロセス162にお
いて、伝達トルクTr゛を抵抗トルクTe’に補正係数
Kを乗じることにより設定する。続くプロセス163に
おいては、伝達トルクTr’に応じた差圧ΔPを設定し
、プロセス164において差圧へPを生じさせる値yn
を設定し、プロセス165においてデユーティdを値y
nに設定し、プロセス166において、駆動信号Cfを
ロックアツプ制御用ソレノイド弁6に供給してプロセス
167、に進む。プロセス167においては、プロセス
165で設定されたデユーティdを有する駆動信号Cg
を調圧用ソレノイド弁7に供給してこのプログラムを終
了する。
(発明の効果)
以上の説明から明らかな如く、本発明に係るトルクコン
バータのスリップ制御装置によれば、エンジンが減速状
態にあるもとて変速機構において変速動作が行われた場
合と、エンジンが減速状態にないもとて変速機構におい
て変速動作が行われた場合とで、ロックアツプクラッチ
に供給される作動油圧が異なるように調整されるので、
ロックアツプクラッチの動作状態を車両の走行状態に適
合したものとすることができ、それにより、車両におけ
るエンジンブレーキの効き具合、加速性。
バータのスリップ制御装置によれば、エンジンが減速状
態にあるもとて変速機構において変速動作が行われた場
合と、エンジンが減速状態にないもとて変速機構におい
て変速動作が行われた場合とで、ロックアツプクラッチ
に供給される作動油圧が異なるように調整されるので、
ロックアツプクラッチの動作状態を車両の走行状態に適
合したものとすることができ、それにより、車両におけ
るエンジンブレーキの効き具合、加速性。
燃費等を向上させることができるとともに、車体振動を
抑制することができる。
抑制することができる。
第1図は本発明に係るトルクコンバータのスリップ制御
装置を特許請求の範囲に対応して示す基本構成図、第2
図は本発明に係るトルクコンバータのスリップ制御装置
の一例を、それが適用された車両のパワープラントとと
もに示す概略構成図、第3図は第2図に示される例の主
要部を示す概略構成図、第4図〜第9図は第2図に示さ
れる例の動作説明に供される特性図、第10図〜第13
図は第2図に示される例におけるコントロールユニット
にマイクロコンピュータが用いられた場合における、斯
かるマイクロコンピュータが実行するプログラムの一例
を示すフローチャートである。 図中、6はロックアツプ制御用ソレノイド弁、7は調圧
用ソレノイド弁、10はエンジン本体、14はスロット
ル弁、20は自動変速機、22ばロックアツプクラッチ
、24はトルクコンバータ、26は変速機構、30は油
圧回路部、34はポンプインペラー、36はタービンラ
ンナー、43は背圧室、44は内圧室、45はオイルポ
ンプ、49はレギュレータ弁、51はロックアツプシフ
ト弁、52はロックアツプ調圧弁、81はスロットル開
度センサ、82は車速センサ、88はブレーキセンサ、
100はコントロールユニットである。 第2図 第8図
装置を特許請求の範囲に対応して示す基本構成図、第2
図は本発明に係るトルクコンバータのスリップ制御装置
の一例を、それが適用された車両のパワープラントとと
もに示す概略構成図、第3図は第2図に示される例の主
要部を示す概略構成図、第4図〜第9図は第2図に示さ
れる例の動作説明に供される特性図、第10図〜第13
図は第2図に示される例におけるコントロールユニット
にマイクロコンピュータが用いられた場合における、斯
かるマイクロコンピュータが実行するプログラムの一例
を示すフローチャートである。 図中、6はロックアツプ制御用ソレノイド弁、7は調圧
用ソレノイド弁、10はエンジン本体、14はスロット
ル弁、20は自動変速機、22ばロックアツプクラッチ
、24はトルクコンバータ、26は変速機構、30は油
圧回路部、34はポンプインペラー、36はタービンラ
ンナー、43は背圧室、44は内圧室、45はオイルポ
ンプ、49はレギュレータ弁、51はロックアツプシフ
ト弁、52はロックアツプ調圧弁、81はスロットル開
度センサ、82は車速センサ、88はブレーキセンサ、
100はコントロールユニットである。 第2図 第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 入力要素、出力要素、及び、該入力要素と出力要素とを
相対回転可能な状態で係合させるロックアップクラッチ
を有するトルクコンバータにおける上記出力要素に接続
された変速機構の変速動作を検出する変速検出手段と、 上記トルクコンバータにおける上記入力要素に接続され
たエンジンの減速状態を検出する減速検出手段と、 上記ロックアップクラッチに、上記入力要素と出力要素
とを係合させる動作をとらせるための作動油圧を供給す
る油圧供給手段と、 上記油圧供給手段に、上記減速検出手段による上記エン
ジンの減速状態の検出がなされ、かつ、上記変速検出手
段により特定の変速動作が検出される状態と、上記減速
検出手段による上記エンジンの減速状態の検出はなされ
ないが、上記変速検出手段により上記特定の変速動作が
検出される状態とで、異なる作動油圧を上記ロックアッ
プクラッチに供給する動作を行わせる油圧制御手段と、
を具備して構成されるトルクコンバータのスリップ制御
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1211972A JPH02225875A (ja) | 1988-11-04 | 1989-08-17 | トルクコンバータのスリップ制御装置 |
US07/432,214 US5010990A (en) | 1988-11-04 | 1989-11-06 | Slip control system for lockup torque converter |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27860888 | 1988-11-04 | ||
JP63-278608 | 1988-11-04 | ||
JP1211972A JPH02225875A (ja) | 1988-11-04 | 1989-08-17 | トルクコンバータのスリップ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02225875A true JPH02225875A (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=26518935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1211972A Pending JPH02225875A (ja) | 1988-11-04 | 1989-08-17 | トルクコンバータのスリップ制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5010990A (ja) |
JP (1) | JPH02225875A (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE58901710D1 (de) * | 1988-07-30 | 1992-07-23 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren und einrichtung zur steuerung einer kupplung. |
JP2685288B2 (ja) * | 1989-05-10 | 1997-12-03 | マツダ株式会社 | 流体継手のスリップ制御装置 |
JP2825289B2 (ja) * | 1989-10-16 | 1998-11-18 | マツダ株式会社 | 流体継手のスリップ制御装置 |
JP2663675B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1997-10-15 | 日産自動車株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
JP2663674B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1997-10-15 | 日産自動車株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
JP2663673B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1997-10-15 | 日産自動車株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
EP0452887B1 (en) * | 1990-04-18 | 1995-08-16 | Mazda Motor Corporation | Control system for torque converter |
JP2653249B2 (ja) * | 1990-12-28 | 1997-09-17 | トヨタ自動車株式会社 | ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備えた車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 |
US5383379A (en) * | 1991-06-07 | 1995-01-24 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hydraulic pressure control for automatic transmission |
JPH0530610U (ja) * | 1991-10-02 | 1993-04-23 | 日本電子機器株式会社 | 車両用自動変速機の制御装置 |
JP3076439B2 (ja) * | 1992-01-28 | 2000-08-14 | ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
US5251734A (en) * | 1992-05-08 | 1993-10-12 | Chrysler Corporation | Hydraulic controls for lock-up clutch of a torque converter assembly |
US5305663A (en) * | 1992-08-10 | 1994-04-26 | Ford Motor Company | Automatic transmission control system |
JP3262904B2 (ja) * | 1993-07-09 | 2002-03-04 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機 |
JP2864963B2 (ja) * | 1993-10-06 | 1999-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置 |
US5507372A (en) * | 1994-06-13 | 1996-04-16 | Eaton Corporation | Torque converter slip rate-based torque converter lock-up strategy |
DE4424945C2 (de) * | 1994-07-14 | 1997-03-20 | Ford Werke Ag | Pulsweitenmoduliertes Magnetventil zum Steuern von hydrodynamischen Drehmomentwandlern automatischer Schaltgetriebe |
JP3644996B2 (ja) * | 1995-01-31 | 2005-05-11 | 本田技研工業株式会社 | 油圧作動式変速機の制御装置 |
JP3191631B2 (ja) * | 1995-08-09 | 2001-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用直結クラッチのスリップ制御装置 |
US6077188A (en) * | 1997-12-01 | 2000-06-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Lock-up control method of automatic transmission |
US7604566B2 (en) * | 2007-03-02 | 2009-10-20 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method of controlling a torque converter lockup clutch |
DE102008002141B4 (de) * | 2008-06-02 | 2019-05-23 | Zf Friedrichshafen Ag | Hydraulische Schaltungsanordnung zum Betrieb eines hydrodynamischen Drehmomentwandlers |
JP5261224B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2013-08-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用自動変速機の制御装置 |
US9428193B2 (en) * | 2014-05-21 | 2016-08-30 | Ford Global Technologies, Llc | Method for preventing wheel spin on stopped vehicles |
CN111473068B (zh) * | 2019-01-24 | 2022-03-15 | 联合汽车电子有限公司 | 液力变矩器中闭锁离合器的闭锁压力控制方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597863A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-17 | 日空工業株式会社 | 野菜等食品の水ゼツトポンプ式真空冷却方法の改良 |
JPS639771A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | Aisin Warner Ltd | ロツクアツプクラツチ付自動変速機 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4577737A (en) * | 1982-08-02 | 1986-03-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Lock-up torque converter and method for controlling clutch slip in lock-up torque converter |
US4570770A (en) * | 1983-10-31 | 1986-02-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmissions for vehicles |
JPS60241569A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-30 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
JPS60256675A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-18 | Nissan Motor Co Ltd | ロツクアツプ式自動変速機 |
JPS61206868A (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-13 | Nissan Motor Co Ltd | トルクコンバ−タのスリツプ制御装置 |
JPS62124355A (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両用変速機における流体トルクコンバ−タ用クラツチの制御方法 |
JPS62127566A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-09 | Nissan Motor Co Ltd | ロツクアツプトルクコンバ−タのスリツプ制御装置 |
US4957194A (en) * | 1987-09-08 | 1990-09-18 | Mazda Motor Corporation | Torque converter slip control device |
JP2719786B2 (ja) * | 1988-02-15 | 1998-02-25 | マツダ株式会社 | トルクコンバータのスリップ制御装置 |
-
1989
- 1989-08-17 JP JP1211972A patent/JPH02225875A/ja active Pending
- 1989-11-06 US US07/432,214 patent/US5010990A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597863A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-17 | 日空工業株式会社 | 野菜等食品の水ゼツトポンプ式真空冷却方法の改良 |
JPS639771A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | Aisin Warner Ltd | ロツクアツプクラツチ付自動変速機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5010990A (en) | 1991-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02225875A (ja) | トルクコンバータのスリップ制御装置 | |
US20030203790A1 (en) | Vehicle drive control apparatus and method | |
JPH0579554A (ja) | 車両用無段変速機の制御装置 | |
US6761664B2 (en) | Shift control device and shift control method for vehicular automatic transmission | |
US8498789B2 (en) | Control apparatus and control method for drive source | |
JP2685288B2 (ja) | 流体継手のスリップ制御装置 | |
JP3402080B2 (ja) | 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置 | |
JP2815159B2 (ja) | トルクコンバータのスリツプ制御装置 | |
JPH09144866A (ja) | 過給機を有する車両の油圧制御装置 | |
JP2780448B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP3152095B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
JP2924475B2 (ja) | 自動変速機を備えた車両の制御装置 | |
JP6579053B2 (ja) | 車両用動力伝達装置の制御装置 | |
JP3584555B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
JP3451802B2 (ja) | 車両用直結クラッチのスリップ制御装置 | |
JPH02125171A (ja) | トルクコンバータのスリツプ制御装置 | |
JP2818889B2 (ja) | 流体継手のスリップ制御装置 | |
JPH07293685A (ja) | 流体継手用クラッチの制御装置 | |
JP2019078385A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JPH04331868A (ja) | 車両用直結クラッチ付流体式伝動装置のスリップ制御装置 | |
JPH0332939A (ja) | 自動変速機の変速ショック低減装置 | |
JP7505647B2 (ja) | 車両の制御方法及び車両の制御装置 | |
JPH0337476A (ja) | 流体継手のスリップ制御装置 | |
JP2866398B2 (ja) | 流体継手のスリップ制御装置 | |
JP2809715B2 (ja) | 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 |