JP2009168215A - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦係合要素の係合開始圧を精度よく学習する。
【解決手段】ECUは、低負荷走行状態であって(S100にてYES)、変速中でないと(S102にてNO)、係合中の摩擦係合要素に対する油圧指令値を低下するステップ(S104)と、滑りが発生すると(S106にてYES)、油圧指令値を通常値まで増加するステップ(S108)と、変速定数を更新するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載され、摩擦係合要素が係合することにより複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成される自動変速機の制御に関し、特に、車両の低負荷走行中に摩擦係合要素の係合開始圧を推定する技術に関する。
従来より、油圧により作動するクラッチやブレーキ等の複数の摩擦係合要素を係合状態にする組み合わせにより、所望の変速段を形成する自動変速機が周知である。この自動変速機においては、アクセル開度(アクセルペダルの踏込み量)や車速に応じて変速が行なわれる。
このような自動変速機として、たとえば、特開平8−291858号公報(特許文献1)は、クラッチ・ツウ・クラッチ変速のイナーシャ相開始後のエンジン吹き上がりを効果的に防止する自動変速機の制御装置を開示する。この自動変速機の制御装置は、所定の変速段を設定するために第1の摩擦係合装置を係合しかつ第2の摩擦係合装置を解放する変速を実行する自動変速機の制御装置において、変速の実行中であることを検出するクラッチ・ツウ・クラッチ変速検出手段と、変速におけるイナーシャ相の開始を判定するイナーシャ相判定手段と、変速のイナーシャ相中でのスロットル開度の増大を検出する出力増大検出手段と、この出力増大検出手段がイナーシャ相中でのスロットル開度の増大を検出した場合に第1の摩擦係合装置のみの係合圧を増大させる昇圧手段とを備えていることを特徴とする。
上述した公報に開示された自動変速機の制御装置によると、摩擦係合装置のトルク容量の不足によるエンジンの吹き上がりを防止できるとともに変速を促進でき、変速の遅れのない円滑な変速が可能になる。
特開平8−291858号公報
ところで、変速段の形成時に係合される摩擦係合要素が係合を開始する前の待機状態においては、応答性向上のために入力側の摩擦部材と出力側の摩擦部材の距離を可能な限り小さくすることが望ましい。一方、係合の応答性の向上のために、摩擦部材間の距離を過度に小さくすると、係合を開始してしまい、引き摺りトルクが発生する可能性がある。したがって、応答性の向上と引き摺りトルクの発生の抑制とを両立させるために、摩擦部材間の距離を適切に保つ必要がある。そのため、摩擦係合要素の係合を開始する油圧(以下、係合開始圧と記載する)を精度よく学習する必要がある。
しかしながら、変速時のタービン回転数やエンジン回転数の変動の度合に応じて係合開始圧に対応する油圧指令値の学習を行なうようにすると、指令値を上げるべきか下げるべきかの判断はできるがどれだけ変化させればよいかを精度よく推定できないという問題がある。
上述した公報に開示された自動変速機の制御装置においては、上述のような係合開始圧の学習精度について何ら考慮されていないため、このような問題を解決することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、摩擦係合要素の係合開始圧を精度よく学習する車両の制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、油圧回路に出力された指令値に基づいて供給される油圧を用いて摩擦係合要素が係合状態および解放状態のうちのいずれかの状態になることにより複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成される自動変速機を搭載する車両の制御装置である。この制御装置は、車両の走行状態に関連する物理量を検出するための検出手段と、検出された物理量に基づいて、車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定するための判定手段と、摩擦係合要素が係合状態であるときに、車両の走行状態が低負荷走行状態であると摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するための解放制御手段と、摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定するための滑り判定手段と、摩擦係合要素に滑りが発生すると摩擦係合要素の係合の度合を上昇するように油圧を制御するための係合制御手段と、滑りが発生したときの指令値に基づいて、摩擦係合要素の係合開始圧を推定するための手段とを含む。第13の発明に係る車両の制御方法は、第1の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、車両の走行状態が低負荷走行状態であるときに係合状態の摩擦係合要素の係合の度合を低下して、滑りが発生したときの油圧を基に指令値を算出した方が回転変化を見て理想の回転変化となる油圧を推定するよりも精度高く係合開始圧を学習することができる。そのため、滑りが発生したときの指令値に基づいて応答性の向上と引き摺りトルクの発生の抑制とを両立するように摩擦部材間の距離を適切に保つことができる。また、摩擦係合要素の係合前後の指令値を精度よく学習することができるため、変速ショックの発生を抑制することができる。したがって、摩擦係合要素の係合開始圧を精度よく学習する車両の制御装置および制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、車両には、自動変速機に連結される内燃機関が搭載される。検出手段は、内燃機関に対する出力上昇の要求の度合を検出するための手段を含む。判定手段は、出力上昇の要求がないと車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するための手段を含む。第14の発明に係る車両の制御方法は、第2の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第2の発明によると、たとえば、出力上昇の要求の度合がゼロであることを検出することにより、車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定することができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、車両には、自動変速機に連結される内燃機関が搭載される。検出手段は、内燃機関の出力上昇の要求の度合を検出するための手段と、車両の速度を検出するための手段とを含む。判定手段は、検出された出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、検出された車両の速度の変化量が予め定められた変化量以下であると車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するための手段を含む。第15の発明に係る車両の制御方法は、第3の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第3の発明によると、出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、車両の速度の変化量が予め定められた変化量以下であることを検出することにより、車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定することができる。
第4の発明に係る車両の制御装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、自動変速機の変速状態を検出するための手段をさらに含む。解放制御手段は、車両の走行状態が低負荷走行状態であることに加えて、検出された変速状態に基づいて自動変速機が変速中でないと、摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するための手段を含む。第16の発明に係る車両の制御方法は、第4の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第4の発明によると、自動変速機の変速状態についての条件を追加することができる。
第5の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、解放制御手段は、係合の度合が連続して低下するように油圧を制御するための手段を含む。第17の発明に係る車両の制御方法は、第5の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第5の発明によると、係合の度合が連続して低下するように油圧を制御することにより、係合の度合を滑りが発生する付近の度合まで速やかに低下させることができる。そのため、学習の進行速度を速めることができる。
第6の発明に係る車両の制御装置においては、第5の発明の構成に加えて、解放制御手段は、係合の度合が線形に低下するように油圧を制御するための手段を含む。第18の発明に係る車両の制御方法は、第6の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第6の発明によると、係合の度合が線形に低下するように油圧を制御することにより、係合の度合を滑りが発生する付近の度合まで速やかに低下させることができる。そのため、学習の進行速度を速めることができる。
第7の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、解放制御手段は、係合の度合が段階的に低下するように油圧を制御するための手段を含む。第19の発明に係る車両の制御方法は、第7の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第7の発明によると、係合の度合が段階的に低下するように油圧を制御することにより、たとえば、低下開始初期の低下の度合を大きくし、その後低下の度合を小さくすることにより、係合の度合を滑りが発生する付近の度合まで速やかに低下させることができる。そのため、学習の進行速度を速めることができる。
第8の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、滑り判定手段は、形成された変速段に対応する変速比が変化すると摩擦係合要素に滑りが発生したことを判定するための手段を含む。第20の発明に係る車両の制御方法は、第8の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第8の発明によると、車両の走行状態が低負荷走行状態であって、自動変速機が変速中でないと形成された変速段に対応する変速比は、一定値を維持する。そのため、変速比が変化した場合には、摩擦係合要素において滑りが発生したことを判定することができる。
第9の発明に係る車両の制御装置においては、第8の発明の構成に加えて、自動変速機は、駆動源の出力軸に連結される流体継手と、流体継手の出力軸に連結される変速機構とを含む。制御装置は、流体継手の出力軸の回転数を検出するための手段と、変速機構の出力軸の回転数を検出するための手段とをさらに含む。滑り判定手段は、検出された流体継手の出力軸の回転数と検出された変速機構の出力軸の回転数とに基づいて摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定するための手段を含む。第21の発明に係る車両の制御方法は、第9の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第9の発明によると、流体継手の出力軸の回転数と変速機構の出力軸の回転数とに基づいて変速比の変化を検出することができるため、摩擦係合要素において滑りが発生したことを精度よく判定することができる。
第10の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜9のいずれかの発明の構成に加えて、係合制御手段は、低下前の度合になるまで予め定められた変化率で係合の度合が上昇するように油圧を制御するための手段を含む。第22の発明に係る車両の制御方法は、第10の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第10の発明によると、低下前の度合になるまで予め定められた変化率で係合の度合が上昇することにより、摩擦係合要素の係合状態を速やかに低下前の状態にすることができる。そのため、車両の走行状態の変動に対応して摩擦係合要素の係合状態を適切に維持することができる。
第11の発明に係る車両の制御装置は、第1〜10のいずれかの発明の構成に加えて、推定された係合開始圧に基づいて変速時の指令値の出力の態様を更新するための更新手段をさらに含む。第23の発明に係る車両の制御方法は、第11の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第11の発明によると、推定された係合開始圧に基づいて変速時の指令値の出力の態様を更新することにより、摩擦係合要素の係合時の応答性の向上が図れ、かつ、摩擦係合要素の係合待機中に引き摺りトルクが発生することを抑制することができる。
第12の発明に係る車両の制御装置においては、第11の発明の構成に加えて、更新手段は、自動変速機の変速時において、摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値と、摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値とのうちの少なくともいずれか一方を更新するための手段を含む。第24の発明に係る車両の制御方法は、第12の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第12の発明によると、自動変速機の変速時において、摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値と、摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値とのうちの少なくともいずれか一方を更新することにより、摩擦係合要素の係合時の応答性の向上が図れ、摩擦係合要素の係合待機中の引き摺りトルクの発生および変速ショックを抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。本発明に係る車両の制御装置は、ECU8000により実現される。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
オートマチックトランスミッション2000は、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するトルクコンバータ3200を介してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を介して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、車速センサ8002と、シフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024とがハーネスなどを介在させて接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト6000の回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。ECU8000は、受信したドライブシャフト6000の回転数に基づいて車両の速度を演算する。シフトレバー8004の位置は、ポジションスイッチ8006により検出され、検出結果を表す信号がECU8000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション2000の変速段が自動で形成される。また、運転者の操作に応じて、運転者が任意の変速段を選択できるマニュアルシフトモードを選択できるように構成してもよい。
アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。ストロークセンサ8014は、ブレーキペダル8012のストローク量を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量(エンジン1000の出力)が調整される。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数(以下、タービン回転数ともいう)NTを検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。なお、エンジン1000の出力軸は、トルクコンバータ3200の入力軸に接続され、トルクコンバータ3200の出力軸は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸に接続されるため、エンジン1000の出力軸の回転数は、トルクコンバータ3200の入力軸の回転数と同じ回転数となる。また、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数は、トルクコンバータ3200の出力軸の回転数と同じ回転数である。
ECU8000は、車速センサ8002、ポジションスイッチ8006、アクセル開度センサ8010、ストロークセンサ8014、スロットル開度センサ8018、エンジン回転数センサ8020、入力軸回転数センサ8022、出力軸回転数センサ8024などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
本実施の形態において、ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションに位置することにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速段の変速段のうちのいずれかの変速段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速段のうちのいずれかの変速段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に駆動力を伝達し得る。
シフトレバー8004がN(ニュートラル)ポジションであることにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにN(ニュートラル)レンジが選択された場合、ニュートラル状態(動力伝達遮断状態)になるように、オートマチックトランスミッション2000が制御される。
図2を参照して、オートマチックトランスミッション2000内に設けられたプラネタリギヤユニット3000について説明する。プラネタリギヤユニット3000により変速機構が実現される。プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200の出力軸に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を介して連結される。
B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、B3ブレーキ3630、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650は、入力側の摩擦部材と、出力側の摩擦部材と、摩擦部材に押圧力を付与するピストンと、油圧をピストンに付与する油圧室とから構成される摩擦係合要素であって、入力側の摩擦部材および出力側の摩擦部材は、たとえば、入力側および出力側にそれぞれ複数の摩擦部材を有する多板クラッチにより構成される。
図3に、各変速段と、各クラッチ要素および各ブレーキ要素の作動状態との関係を表した作動表を示す。この作動表に示された組み合わせで各ブレーキ要素および各クラッチ要素を作動させることにより、1速〜6速の前進側の変速段と、後進側の変速段とが形成される。
図3に示すように、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段の全ての変速段において係合される。すなわち、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段における入力クラッチであるといえる。C2クラッチ3650は、5速段および6速段において係合される。すなわち、C2クラッチ3650は、5速段および6速段における入力クラッチであるといえる。
なお、本実施の形態においては、2つの入力クラッチを有する自動変速機に本発明を適用する場合について説明するが、特に2つに限定されるものではなく、1つ以上の入力クラッチを有する自動変速機であればよい。
図4を参照して、油圧回路4000の要部について説明する。なお、油圧回路4000は、以下に説明するものに限られない。
油圧回路4000は、オイルポンプ4004と、プライマリレギュレータバルブ4006と、マニュアルバルブ4100と、ソレノイドモジュレータバルブ4200と、SL1リニアソレノイド(以下、SL(1)と記載する)4210と、SL2リニアソレノイド(以下、SL(2)と記載する)4220と、SL3リニアソレノイド(以下、SL(3)と記載する)4230と、SL4リニアソレノイド(以下、SL(4)と記載する)4240と、SLTリニアソレノイド(以下、SLTと記載する)4300と、B2コントロールバルブ4500とを含む。
オイルポンプ4004は、エンジン1000のクランクシャフトに連結されている。クランクシャフトが回転することにより、オイルポンプ4004が駆動し、油圧を発生する。オイルポンプ4004で発生した油圧は、プライマリレギュレータバルブ4006により調圧され、ライン圧が生成される。
プライマリレギュレータバルブ4006は、SLT4300により調圧されたスロットル圧をパイロット圧として作動する。ライン圧は、ライン圧油路4010を介してマニュアルバルブ4100およびSL(4)4240に供給される。
マニュアルバルブ4100は、ドレンポート4105を含む。ドレンポート4105から、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の油圧が排出される。マニュアルバルブ4100のスプールがDポジションにある場合、ライン圧油路4010とDレンジ圧油路4102とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102に油圧が供給される。このとき、Rレンジ圧油路4104とドレンポート4105とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104のRレンジ圧がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがRポジションにある場合、ライン圧油路4010とRレンジ圧油路4104とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104に油圧が供給される。このとき、Dレンジ圧油路4102とドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102内の作動油がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがNポジションにある場合、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の両方と、ドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102内の作動油およびRレンジ圧油路4104内の作動油がドレンポート4105から排出される。
Dレンジ圧油路4102に供給された油圧は、SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230および油路4106を経由して、最終的には、B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650に供給される。Rレンジ圧油路4104に供給された油圧は、最終的には、B2ブレーキ3620に供給される。
ソレノイドモジュレータバルブ4200は、ライン圧を元圧とし、SLT4300に供給する油圧(ソレノイドモジュレータ圧)を一定の圧力に調圧する。
SL(1)4210は、C1クラッチ3640に供給される油圧を調圧する。SL(2)4220は、C2クラッチ3650に供給される油圧を調圧する。SL(3)4230は、B1ブレーキ3610に供給される油圧を調圧する。SL(4)4240は、B3ブレーキ3630に供給される油圧を調圧する。SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230、SL(4)4240、およびSLT4300は、ECU8000から送信される制御信号により制御される。
SLT4300は、アクセル開度センサ8010により検出されたアクセル開度に基づいたECU8000からの制御信号に応じて、ソレノイドモジュレータ圧を調圧し、スロットル圧を生成する。スロットル圧は、SLT油路4302を介して、プライマリレギュレータバルブ4006に供給される。スロットル圧は、プライマリレギュレータバルブ4006のパイロット圧として利用される。
B2コントロールバルブ4500は、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104のいずれか一方からの油圧を選択的に、B2ブレーキ3620に供給する。B2コントロールバルブ4500に、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104が接続されている。B2コントロールバルブ4500は、SLソレノイドバルブ(図示せず)およびSLUソレノイドバルブ(図示せず)から供給された油圧とスプリングの付勢力とにより制御される。
SLソレノイドバルブがオフで、SLUソレノイドバルブがオンの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において左側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、SLUソレノイドバルブから供給された油圧をパイロット圧として、Dレンジ圧を調圧した油圧が供給される。
SLソレノイドバルブがオンで、SLUソレノイドバルブがオフの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において右側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、Rレンジ圧が供給される。
以上のような自動変速機が搭載される車両において、本発明は、ECU8000が、以下のように動作する点に特徴を有する。すなわち、ECU8000は、車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定する。ECU8000は、オートマチックトランスミッション2000の摩擦係合要素が係合状態であるときに、車両の走行状態が低負荷走行状態であると摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御する。さらに、ECU8000は、摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定する。ECU8000は、滑りが発生したことを判定すると、摩擦係合要素の係合の度合が上昇するように油圧を制御する。そして、ECU8000は、滑りが発生したときの油圧指令値に基づいて、摩擦係合要素の係合開始圧を推定する。なお、ECU8000は、車両の走行履歴(たとえば、走行距離あるいは走行時間)に応じて係合開始圧の推定を行なうようにしてもよい。すなわち、ECU8000は、予め定められた走行距離毎あるいは予め定められた走行時間毎に係合開始圧を推定するようにしてもよい。
図5に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の機能ブロック図を示す。
ECU8000は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)300と、演算処理部400と、記憶部500と、出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する)600とを含む。
入力I/F300は、車速センサ8002からの車速信号と、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度信号と、スロットル開度センサ8018からのスロットル開度信号と、エンジン回転数センサ8020からのエンジン回転数信号と、入力軸回転数センサ8022からのタービン回転数信号と、出力軸回転数センサ8024からの出力軸回転数信号とを受信して、演算処理部400に送信する。
演算処理部400は、低負荷走行判定部402と、変速判定部404と、解放制御部406と、滑り判定部408と、係合制御部410と、変速定数更新部412とを含む。
低負荷走行判定部402は、車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定する。本実施の形態において、低負荷走行判定部402は、エンジン1000の出力上昇の要求がないと車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定する。出力上昇の要求の有無は、たとえば、アクセル開度および/またはスロットル開度に基づいて判定される。
なお、低負荷走行判定部402は、エンジン1000の出力上昇の要求がない状態が予め定められた時間継続したときに車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するようにしてもよい。
また、低負荷走行判定部402は、エンジン1000の出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、車両の速度の変化量が予め定められた量以下であると車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定する。
なお、低負荷走行判定部402は、エンジン1000の出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、車両の速度の変化量が予め定められた量以下の状態が予め定められた時間継続したときに車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するようにしてもよい。
また、低負荷走行判定部402は、たとえば、車両の走行状態が低負荷走行状態であると判定すると低負荷走行判定フラグをオンするようにしてもよい。
変速判定部404は、オートマチックトランスミッション2000が変速中であるか否かを判定する。具体的には、変速判定部404は、スロットル開度と出力軸回転数NOと記憶部500に予め記憶される変速線図とに基づいて設定される変速段が現在の変速段と異なるとオートマチックトランスミッション2000が変速中であることを判定する。
変速線図は、たとえば、スロットル開度と出力軸回転数NOとに対応したする線図であって、各変速段に対応したアップシフト線およびダウンシフト線が予め設定される。なお、変速線図は、スロットル開度またはアクセル開度と出力軸回転数NOまたは車両の速度とに対応する線図であればよい。また、変速判定部404は、たとえば、変速中であることを判定すると、変速判定フラグをオンするようにしてもよい。
解放制御部406は、車両の走行状態が低負荷走行状態であって、かつ、変速中でないと判定されると、学習の対象とする摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧制御信号を生成して、出力I/F600を経由して油圧回路4000に送信する。
学習の対象とする摩擦係合要素は、オートマチックトランスミッション2000に設けられる摩擦係合要素であって、複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成されているときに係合されている摩擦係合要素であれば、特に限定されるものではない。本実施の形態においては、学習の対象とする摩擦係合要素は、B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、B3ブレーキ3630、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650のうちの少なくともいずれか係合状態となる摩擦係合要素である。学習の対象となる摩擦係合要素は、現在形成されている変速段において係合状態となる摩擦係合要素である。たとえば、現在形成されている変速段が4速段であるとすると、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650が係合状態となるため、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650のうちのいずれかが係合開始圧の学習の対象となる。
解放制御部406は、摩擦係合要素の係合の度合が連続して低下するように油圧を制御する。本実施の形態において、解放制御部406は、たとえば、摩擦係合要素の係合の度合が予め定められた変化率で線形に低下するように油圧を制御する。より具体的には、解放制御部406は、係合開始圧の学習の対象となる摩擦係合要素に対する油圧の指令値が予め定められた変化率で線形に低下するように油圧制御信号を生成し、出力I/F600を経由して油圧回路4000に送信する。本実施の形態において、油圧の指令値が高いほど摩擦係合要素に供給される油圧が高くなる(すなわち、係合の度合が高くなる)ものとする。
なお、解放制御部406は、摩擦係合要素の係合の度合が段階的に低下するように油圧を制御するようにしてもよい。たとえば、解放制御部406は、複数の段階に分けてステップ的に係合の度合を低下するようにしてもよいし、段階毎に変化率が異なるようにして係合の度合を低下するようにしてもよい。すなわち、解放制御部406は、摩擦係合要素の係合の度合の低下を開始する初期においては、低下の度合を大きくし、その後低下の度合を小さくするようにしてもよい。このようにすると、摩擦係合要素の係合の度合を滑りが発生する付近の度合まで速やかに低下させることができる。そのため、学習の進行速度を速めることができる。
なお、解放制御部406は、たとえば、低負荷走行判定フラグがオンであって、変速判定フラグがオフであると、学習の対象となる摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するようにしてもよい。
滑り判定部408は、学習の対象となる摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定する。具体的には、滑り判定部408は、形成された変速段に対応する変速比に変化が生じると摩擦係合要素に滑りが発生したことを判定する。
滑り判定部408は、トルクコンバータ3200の出力軸の回転数(タービン回転数NT)とプラネタリギヤユニット3000の出力軸の回転数(出力軸回転数NO)とに基づいて摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定する。
たとえば、滑り判定部408は、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づいて算出される変速比と現在形成されている変速段に対応する変速比との差が予め定められた値以上になると滑りが発生したことを判定するようにしてもよい。あるいは、滑り判定部408は、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づいて算出される変速比と前回計算において算出された変速比との差が予め定められた値以上になると滑りが発生したことを判定するようにしてもよい。あるいは、滑り判定部408は、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づいて算出される変速比と学習の対象となる摩擦係合要素の係合の度合を低下する前に算出された変速比との差が予め定められた値以上になると滑りが発生したことを判定するようにしてもよい。
あるいは、滑り判定部408は、たとえば、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づいて学習の対象となる摩擦係合要素における滑り量を直接的に算出するようにしてもよい。
たとえば、学習の対象となる摩擦係合要素がC1クラッチ3640である場合を想定する。滑り判定部408は、タービン回転数NTから算出されるC1クラッチ3640の入力側の回転数と、出力軸回転数NOおよびギヤ比から算出されるC1クラッチ3640の出力側の回転数との差によりC1クラッチ3640における滑り量を算出するようにしてもよい。
なお、滑り判定部408は、学習の対象となる摩擦係合要素に滑りが発生すると滑り判定フラグをオンし、滑りが発生しないと滑り判定フラグをオフするようにしてもよい。
係合制御部408は、学習の対象となる摩擦係合要素に滑りが発生すると、低下していた摩擦係合要素の係合の度合を上昇するように制御する。すなわち、係合制御部408は、学習の対象となる摩擦係合要素に対する油圧の指令値が線形に上昇するように油圧制御信号を生成し、出力I/F600を経由して油圧回路4000に送信する。なお、油圧指令値の上昇の態様は、特に線形に上昇することに限定されるものではなく、連続して上昇するようにしてもよいし、段階的に上昇するようにしてもよく、少なくともエンジン回転数およびタービン回転数に急激な変動が生じないように上昇される。
さらに、係合制御部408は、低下前の度合になるまで摩擦係合要素の係合の度合を上昇するように油圧を制御する。これにより、学習終了後に車両の走行状態の変動に対応して摩擦係合要素の係合状態を適切に維持することができる。なお、係合制御部408は、たとえば、滑り判定フラグがオンされると低下前の度合になるまで学習の対象となる摩擦係合要素の係合の度合が上昇するように油圧を制御するようにしてもよい。
変速定数更新部410は、滑りが発生した時点における摩擦係合要素に対する油圧の指令値に基づいて変速定数を更新する。変速定数は、少なくとも、自動変速機の変速時において、摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値と、摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値とを含む。なお、上記指令値に加えて、摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値から摩擦係合要素の発生しなくなるときの指令値に移行するときの指令値の変化率および移行時間のうちの少なくともいずれか一つを更新するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、低負荷走行判定部402と、変速判定部404と、解放制御部406と、滑り判定部408と、係合制御部410と、変速定数更新部412とは、いずれも演算処理部400であるCPU(Central Processing Unit)が記憶部500に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部500には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部400からデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図6を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU8000は、車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定する。低負荷走行状態であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100に戻される。
S102にて、ECU8000は、オートマチックトランスミッション2000の変速状態が変速中であるか否かを判定する。変速中であると(S102にてYES)、処理はS100に戻される。もしそうでないと(S102にてNO)、処理はS104に移される。
S104にて、ECU8000は、学習の対象となる、係合中の摩擦係合要素に対する油圧指令値を低下する。S106にて、ECU8000は、学習の対象となる摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定する。滑りが発生すると(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS104に戻される。
S108にて、ECU8000は、学習の対象となる摩擦係合要素に対する指令値を低下前の通常値になるまで増加する。S110にて、ECU8000は、変速定数を更新する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の動作について図7を用いて説明する。
図7に示すように、たとえば、スロットル開度が予め定められた開度以下であって車両が略一定の速度で走行している場合を想定する。また、以下の説明においては、学習の対象となる摩擦係合要素がC1クラッチ3640であるとして説明する。C1クラッチ3640に供給される油圧を制御するSL(1)4210に対する指令値としてP(0)が出力されて、C1クラッチ3640は、完全に係合した状態となる。このとき、タービン回転数NTは、NT(0)で維持され、出力軸回転数NOは、NO(0)で維持されているとする。
このような場合において、車両の走行状態が低負荷走行状態であると判定されると(S100にてYES)、変速中ではないため(S102にてNO)、時間T(0)において、C1クラッチ3640に供給される油圧を制御するSL(1)4210に対する指令値が予め定められた変化率で線形に低下される。指令値の低下によりC1クラッチ3640の係合の度合が低下する。
時間T(1)において、SL(1)4210に対する指令値がP(1)まで低下したときにC1クラッチ3640の駆動側のクラッチプレートと被駆動側のクラッチプレートとの間で滑りが発生すると、エンジン1000の出力軸に連結されたタービン回転数NTはNT(0)から上昇を開始するとともに、エンジン1000からの動力の伝達の度合が低下するため、走行抵抗(ころがり抵抗や空気抵抗等)により出力軸回転数NOは、NO(0)から低下を開始する。
時間T(2)において、指令値がP(2)になるとタービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づく変速比と、現在形成されている変速段に対応する変速比との差が予め定められた値以上になり、滑りの発生が判定されて(S106にてYES)、SL(1)4210に対する指令値がP(2)から低下前の値P(0)と同じ値になるまで上昇する(S108)。SL(1)4210に対する指令値の上昇とともにC1クラッチ3640の係合の度合が上昇するため、エンジン1000からの駆動輪への動力の伝達の度合が上昇する。
時間T(3)において、SL(1)4210に対する指令値が低下前と同じ値になると、C1クラッチ3640が完全に係合状態となる。そのため、タービン回転数NTがNT(0)まで低下し、出力軸回転数NOの回転数がNO(0)まで上昇し、変化前と略同じ回転数となる。
そして、滑りが発生した時点における指令値P(2)に基づいて変速定数が更新される(S110)。
たとえば、図8に示すように、C1クラッチ3640の係合制御時において、初期制御と待機制御とスイープ制御と終了時制御とが順に実行される場合を想定する。
時間T’(0)において、ECU8000は、初期制御を実行する。すなわち、ECU8000は、予め定められた時間が経過する時間T’(1)まで、SL(1)4210に対して予め定められた指令値P’(0)を出力する。
時間T’(1)において、ECU8000は、待機圧制御を実行する。すなわち、ECU8000は、予め定められた時間が経過する時間T’(2)まで、C1クラッチ3640の係合が開始される前の状態となる予め定められた指令値P’(3)を出力する。
時間T’(2)において、ECU8000は、スイープ制御を実行する。すなわち、ECU8000は、予め定められた指令値P’(3)から、摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値と予め定められた指令値P’(1)になるまで予め定められた変化率で増加するように指令値を増加して出力する。
時間T’(3)以降において、ECU8000は、タービン回転数NTが変速後の変速段に対応する回転数と同期する時点(時間T’(4))において指令値を増加する。
滑りが発生した時点における指令値P’(2)が算出されると、指令値P’(2)に基づいて図8のA点に示される、C1クラッチ3640の係合が開始される前の状態となる予め定められた指令値P’(3)と、図8のB点に示される、C1クラッチ3640の滑りが発生しなくなるときの指令値P’(1)とが更新される。
たとえば、指令値P’(3)は、指令値P’(2)から予め定められた値を減算した値であってもよいし、予め定められた係数(<1.0)を乗じた値であってもよい。また、指令値P’(1)は、指令値P’(2)に予め定められた値を加算した値であってもよいし、予め定められた係数(>1.0)を乗じた値であってもよい。
なお、C1クラッチ3640の係合が開始される前の状態となる予め定められた指令値P’(3)と、C1クラッチ3640の滑りが発生しなくなるときの指令値P’(1)とのうちの少なくともいずれか一方が更新されればよい。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両の制御装置によると、車両の走行状態が低負荷走行状態であるときに、学習の対象となる、係合中の摩擦係合要素の係合の度合を低下して、滑りが発生したときの指令値を算出するようにすると、係合開始圧そのものを測れるため、回転数の変化から最適圧を推定するよりも精度高く係合開始圧を学習することができる。そのため、滑りが発生したときの指令値に基づいて応答性の向上と引き摺りトルクの発生の抑制とを両立するように摩擦部材間の距離を適切に保つことができる。また、摩擦係合要素の係合前後の指令値を精度よく学習することができるため、変速ショックの発生を抑制することができる。したがって、摩擦係合要素の係合開始圧を精度よく学習する車両の制御装置および制御方法を提供することができる。
さらに、推定された係合開始圧に基づいて変速時の指令値の出力の態様を更新することにより、摩擦係合要素の係合時の応答性の向上が図れ、摩擦係合要素の係合待機中の引き摺りトルクの発生および変速ショックの発生を抑制することができる。
なお、本発明は、車両の速度を予め設定された速度で維持する定速制御を実行するクルーズコントロールシステムが搭載される車両に適用されるようにしてもよい。この場合、ECUは、定速制御が実行中であれば、車両が低負荷走行状態であることを判定するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る車両の制御装置であるECUにより制御されるパワートレーンを示す概略構成図である。 オートマチックトランスミッションにおけるギヤトレーンを示すスケルトン図である。 オートマチックトランスミッションの作動表を示す図である。 オートマチックトランスミッションにおける油圧回路の要部を示す図である。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるECUの機能ブロック図である。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。 係合制御時における油圧指令値の変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
300 入力I/F、400 演算処理部、402 低負荷走行判定部、404 変速判定部、406 クラッチ制御部、408 滑り判定部、410 変速定数更新部、500 記憶部、600 出力I/F、1000 エンジン、2000 オートマチックトランスミッション、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、3660 ワンウェイクラッチF、4000 油圧回路、4004 オイルポンプ、4006 プライマリレギュレータバルブ、4100 マニュアルバルブ、4200 ソレノイドモジュレータバルブ、4210 SL1リニアソレノイド、4220 SL2リニアソレノイド、4230 SL3リニアソレノイド、4240 SL4リニアソレノイド、4300 SLTリニアソレノイド、4500 B2コントロールバルブ、5000 ディファレンシャルギヤ、6000 ドライブシャフト、7000 前輪、8000 ECU、8002 車速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ。

Claims (24)

  1. 油圧回路に出力された指令値に基づいて供給される油圧を用いて摩擦係合要素が係合状態および解放状態のうちのいずれかの状態になることにより複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成される自動変速機を搭載する車両の制御装置であって、
    前記車両の走行状態に関連する物理量を検出するための検出手段と、
    前記検出された物理量に基づいて、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定するための判定手段と、
    前記摩擦係合要素が係合状態であるときに、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であると前記摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するための解放制御手段と、
    前記摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定するための滑り判定手段と、
    前記摩擦係合要素に滑りが発生すると前記摩擦係合要素の係合の度合を上昇するように油圧を制御するための係合制御手段と、
    前記滑りが発生したときの指令値に基づいて、前記摩擦係合要素の係合開始圧を推定するための手段とを含む、車両の制御装置。
  2. 前記車両には、前記自動変速機に連結される内燃機関が搭載され、
    前記検出手段は、前記内燃機関に対する出力上昇の要求の度合を検出するための手段を含み、
    前記判定手段は、前記出力上昇の要求がないと前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記車両には、前記自動変速機に連結される内燃機関が搭載され、
    前記検出手段は、
    前記内燃機関の出力上昇の要求の度合を検出するための手段と、
    前記車両の速度を検出するための手段とを含み、
    前記判定手段は、前記検出された出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、前記検出された車両の速度の変化量が予め定められた変化量以下であると前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記自動変速機の変速状態を検出するための手段をさらに含み、
    前記解放制御手段は、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることに加えて、前記検出された変速状態に基づいて前記自動変速機が変速中でないと、前記摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  5. 前記解放制御手段は、前記係合の度合が連続して低下するように前記油圧を制御するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 前記解放制御手段は、前記係合の度合が線形に低下するように前記油圧を制御するための手段を含む、請求項5に記載の車両の制御装置。
  7. 前記解放制御手段は、前記係合の度合が段階的に低下するように前記油圧を制御するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  8. 前記滑り判定手段は、形成された変速段に対応する変速比が変化すると前記摩擦係合要素に滑りが発生したことを判定するための手段を含む、請求項1〜7のいずれかに記載の車両の制御装置。
  9. 前記自動変速機は、駆動源の出力軸に連結される流体継手と、前記流体継手の出力軸に連結される変速機構とを含み、
    前記制御装置は、
    前記流体継手の出力軸の回転数を検出するための手段と、
    前記変速機構の出力軸の回転数を検出するための手段とをさらに含み、
    前記滑り判定手段は、前記検出された流体継手の出力軸の回転数と前記検出された変速機構の出力軸の回転数とに基づいて前記摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定するための手段を含む、請求項8に記載の車両の制御装置。
  10. 前記係合制御手段は、低下前の度合になるまで予め定められた変化率で前記係合の度合が上昇するように前記油圧を制御するための手段を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の車両の制御装置。
  11. 前記制御装置は、前記推定された係合開始圧に基づいて変速時の指令値の出力の態様を更新するための更新手段をさらに含む、請求項1〜10のいずれかに記載の車両の制御装置。
  12. 前記更新手段は、前記自動変速機の変速時において、前記摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値と、前記摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値とのうちの少なくともいずれか一方を更新するための手段を含む、請求項11に記載の車両の制御装置。
  13. 油圧回路に出力された指令値に基づいて供給される油圧を用いて摩擦係合要素が係合状態および解放状態のうちのいずれかの状態になることにより複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成される自動変速機を搭載する車両の制御方法であって、
    前記車両の走行状態に関連する物理量を検出する検出ステップと、
    前記検出された物理量に基づいて、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記摩擦係合要素が係合状態であるときに、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であると前記摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御する解放制御ステップと、
    前記摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定する滑り判定ステップと、
    前記摩擦係合要素に滑りが発生すると前記摩擦係合要素の係合の度合を上昇するように油圧を制御する係合制御ステップと、
    前記滑りが発生したときの指令値に基づいて、前記摩擦係合要素の係合開始圧を推定するステップとを含む、車両の制御方法。
  14. 前記車両には、前記自動変速機に連結される内燃機関が搭載され、
    前記検出ステップは、前記内燃機関に対する出力上昇の要求の度合を検出するステップを含み、
    前記判定ステップは、前記出力上昇の要求がないと前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するステップを含む、請求項13に記載の車両の制御方法。
  15. 前記車両には、前記自動変速機に連結される内燃機関が搭載され、
    前記検出ステップは、
    前記内燃機関の出力上昇の要求の度合を検出するステップと、
    前記車両の速度を検出するステップとを含み、
    前記判定ステップは、前記検出された出力上昇の要求の度合が予め定められた度合以下であって、かつ、前記検出された車両の速度の変化量が予め定められた変化量以下であると前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることを判定するステップを含む、請求項13に記載の車両の制御方法。
  16. 前記制御方法は、前記自動変速機の変速状態を検出するステップをさらに含み、
    前記解放制御ステップは、前記車両の走行状態が低負荷走行状態であることに加えて、前記検出された変速状態に基づいて前記自動変速機が変速中でないと、前記摩擦係合要素の係合の度合を低下するように油圧を制御するステップを含む、請求項13〜15のいずれかに記載の車両の制御方法。
  17. 前記解放制御ステップは、前記係合の度合が連続して低下するように前記油圧を制御するステップを含む、請求項13〜16のいずれかに記載の車両の制御方法。
  18. 前記解放制御ステップは、前記係合の度合が線形に低下するように前記油圧を制御するステップを含む、請求項17に記載の車両の制御方法。
  19. 前記解放制御ステップは、前記係合の度合が段階的に低下するように前記油圧を制御するステップを含む、請求項13〜16のいずれかに記載の車両の制御方法。
  20. 前記滑り判定ステップは、形成された変速段に対応する変速比が変化すると前記摩擦係合要素に滑りが発生したことを判定するステップを含む、請求項13〜19のいずれかに記載の車両の制御方法。
  21. 前記自動変速機は、駆動源の出力軸に連結される流体継手と、前記流体継手の出力軸に連結される変速機構とを含み、
    前記制御方法は、
    前記流体継手の出力軸の回転数を検出するステップと、
    前記変速機構の出力軸の回転数を検出するステップとをさらに含み、
    前記滑り判定ステップは、前記検出された流体継手の出力軸の回転数と前記検出された変速機構の出力軸の回転数とに基づいて前記摩擦係合要素に滑りが発生したか否かを判定するステップを含む、請求項20に記載の車両の制御方法。
  22. 前記係合制御ステップは、低下前の度合になるまで予め定められた変化率で前記係合の度合が上昇するように前記油圧を制御するステップを含む、請求項13〜21のいずれかに記載の車両の制御方法。
  23. 前記制御方法は、前記推定された係合開始圧に基づいて変速時の指令値の出力の態様を更新する更新ステップをさらに含む、請求項13〜22のいずれかに記載の車両の制御方法。
  24. 前記更新ステップは、前記自動変速機の変速時において、前記摩擦係合要素の係合開始前の状態で待機するときの指令値と、前記摩擦係合要素の滑りが発生しなくなるときの指令値とのうちの少なくともいずれか一方を更新するステップを含む、請求項23に記載の車両の制御方法。
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JP2018204749A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

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