JP2002372142A - 変速機の制御装置 - Google Patents

変速機の制御装置

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JP2002372142A
JP2002372142A JP2001177713A JP2001177713A JP2002372142A JP 2002372142 A JP2002372142 A JP 2002372142A JP 2001177713 A JP2001177713 A JP 2001177713A JP 2001177713 A JP2001177713 A JP 2001177713A JP 2002372142 A JP2002372142 A JP 2002372142A
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JP
Japan
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side clutch
clutch
engagement
release
timing
Prior art date
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JP2001177713A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Hibino
良一 日比野
Hiroyuki Nishizawa
博幸 西澤
Masataka Osawa
正敬 大澤
Katsumi Kono
克己 河野
Noriki Asahara
則己 浅原
Takaaki Tokura
隆明 戸倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ切り換えを適切に行う。 【解決手段】 制御部20は、クラッチ切り換えタイミ
ングに至った場合には、係合側クラッチ伝達トルクモデ
ル記憶部22、開放側クラッチ完全ドレインモデル記憶
部24におけるモデルを利用して係合側クラッチの係合
に対する最適な開放側クラッチの油圧ドレインの指令の
タイミングを設定し、完全ドレインタイミングを設定す
る。また、実際の切り換えタイミングから学習を行い、
学習ゲイン記憶部26の学習ゲインに応じて最適タイミ
ングを学習補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力軸の回転に応
じたタービン回転を複数のクラッチにより変速比の異な
る出力系へ伝達する変速機の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の変速機として、自
動変速機が広く利用されている。この自動変速機では、
エンジンの駆動軸(入力軸)を入力としてトルクコンバ
ータのタービンを回転させ、このタービンの回転を複数
のクラッチを介し、所定の変速ギアを介し出力軸に伝達
する。そして、複数のクラッチのうちどのクラッチを接
続するかで、変速比を切り換えている。通常は、入力軸
回転数及びアクセル踏み込み量に応じて、クラッチの接
続を切り換え、変速比を切り換えている。
【0003】ここで、この変速比の切り換えの際には、
それまで動力を伝達してた開放側クラッチを開放し、選
択された他の係合側クラッチを係合させなければならな
い。一方、これらクラッチは油圧で駆動され、瞬時に開
放、係合がなされる訳ではない。そして、開放側クラッ
チの開放タイミングに比べ、係合側クラッチの係合が遅
いと、開放側クラッチが開放されたときに係合側クラッ
チの伝達トルクが入力トルクに対して十分小さくなりタ
ービン回転数が吹き上がってしまう。一方、係合側クラ
ッチの係合タイミングが早いと、開放側クラッチが開放
されたときの係合側クラッチを介する伝達トルクが大き
くなりタービン回転数が落ち込むことになる。これによ
って、クラッチ切り換え時にショックが発生する。
【0004】従って、開放側クラッチ伝達トルク容量
と、係合側クラッチ伝達トルク容量の和が入力軸トルク
より下回ることなく、かつ係合側クラッチの伝達トルク
が入力軸トルクに一致するときに開放側クラッチの伝達
トルクが0になるようなクラッチ切り換えタイミングを
制御することが望まれる。
【0005】特開平11−336887号公報では、開
放側クラッチの油圧を下げていき、入力軸トルクに等し
くなったときに、タービン回転速度が吹き上がることを
利用して、開放側伝達トルク容量を(1)式によりモデ
ル化する。
【0006】 Tin=A1*k1*PCL1(t) (1) ここで,A1:固有値(定数)、k1:誤差を表す不確
定な定数、PCL1(t):油圧指令値であり、この
(1)式より不確定な定数k1は、(2)式で表され
る。
【0007】 k1=Tin/(A1*PCL1(t)) (2) このようにして、不確定な定数k1が求まるため、油圧
指令値と開放側クラッチの伝達トルクとの関係が決定さ
れる。そこで、これを利用して、最適な油圧指令値を決
定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図1に示すよ
うに、係合側クラッチがトルク伝達を始めている時に、
タービン回転速度が吹いた場合には、開放側伝達トルク
と、入力軸トルクは等しくなく、(1)式からk1を求
めることは出来ない。
【0009】また、この手法では、求められるパラメー
タは(1)式の定数「k1」のみであり、油圧特性PC
L1(t)自体を求めることは出来ない。すなわち、油
圧応答特性変動やむだ時間変動などの時間的に変化する
特性変動に対しては、補償出来ないという問題があっ
た。
【0010】係合側クラッチについて、(1)式のPC
L1(t)は、指令値に対応した油圧力が得られるダイ
レクト油圧制御系が対象であり,アキュームレータを使
用するタイプに適用するためには,まず図2に示すよう
に、係合側クラッチについては油圧の変化パターンを予
め与えておく方法が考えられる。しかし,図3に示すよ
うに、アキュームの特性を(1)式のk1のみので変更
で全ての特性を合わせ込みするのは困難である。従来法
が対応可能な変動は、ゲイン変動のみだからである。
【0011】また、開放側クラッチでは、図4に示すよ
うに、完全ドレン時刻の予測可能なモデルが必要となる
が、これも(1)式のk1のみを用いて補正するのは困
難である。すなわち、この予測は、時間的な変化が主で
あり、k1によって対応することはできないからであ
る。
【0012】このように、上記従来手法では、タービン
吹き上げ時の入力軸トルクから、開放側クラッチの係数
k1を求めるが、この係数k1だけでは実際のクラッチ
における油圧応答特性を十分表すことができないという
問題があった。
【0013】また、係合側クラッチの係合タイミングが
早いと、係合側クラッチの伝達トルクの影響が入るた
め、k1を求められないという問題があった。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、変速時におけるクラッチ切り換えタイミングを適
切に制御できる変速機の制御装置及びその方法を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力軸の回転
に応じたタービン回転を複数のクラッチの切替により変
速比の異なる出力系へ伝達する変速機の制御装置であっ
て、係合側クラッチの係合タイミングに対し、開放側ク
ラッチの開放タイミングを相対的に早めてタービン回転
数を吹き上がらせてから係合側クラッチを係合させた時
の係合側クラッチの伝達トルク特性についてのモデル
と、開放側クラッチの開放指令から開放までの時間の関
係についてのモデルを記憶するモデル記憶部と、クラッ
チの入力軸トルクと開放側クラッチ開放時における係合
側クラッチの伝達モデルにおける伝達トルクが一致する
ように開放側クラッチの開放指令のタイミングを調整す
る調整手段と、を有することを特徴とする。
【0016】このように、アキュムレータを使用する場
合に、タービンを吹き上がらせたときの特性は、係合側
クラッチの伝達特性を無視することができる。そこで、
係合側のクラッチの伝達トルク特性を正確に反映したモ
デルを構築することができる。従って、このモデルを利
用して正確なクラッチ切り換えタイミング制御を行うこ
とができる。
【0017】また、前記開放側クラッチは、アキュムレ
ータを使用する油圧系により駆動され、前記係合側クラ
ッチの伝達トルクモデルは、油圧が直線的に変化するこ
とに基づいて作成されていることが好適である。これに
よって、モデルを容易に構築でき、また正確なものにで
きる。
【0018】また、所定のタイミングで、タービン回転
数を吹き上がらせ、そのときの特性によって、前記係合
側クラッチの伝達トルク特性についてのモデルを補正す
ることが好適である。これによって、常に正確なモデル
による制御が行える。
【0019】また、実際の切り換え時の伝達特性を測定
し、測定結果に基づいて、前記調整手段における開放側
クラッチの開放指令のタイミングを学習補正することが
好適である。このような補正により、より正確な制御を
行うことができる。
【0020】また、本発明は、入力軸の回転に応じたタ
ービン回転を複数のクラッチにより変速比の異なる出力
系へ伝達する変速機の制御方法であって、前記複数のク
ラッチのうちの動力伝達をしていた開放側クラッチの開
放タイミングをその後係合する係合側クラッチの係合タ
イミングに対し相対的に早めてタービン回転数を吹き上
がらせ、その後係合側クラッチを係合させそのときの動
力伝達特性を調べ、得られた動力伝達特性を用いて、開
放側クラッチの開放タイミングと係合側クラッチの係合
タイミングとの関係を制御することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0022】「基本的な考え方」まず、本発明の基本的
な考え方について説明する。
【0023】(ステップ1)トルクコンバータ(以下ト
ルコンという)のタービンは、入力軸トルクとクラッチ
の伝達トルクによってその回転数が変化する。従って、
タービンの慣性質量(イナーシャ)をIt、タービンの
回転数変化Nt/dtとした場合に、It・dNt/d
t=(入力軸トルク)−(クラッチの伝達トルク)で、
表される。ここで、クラッチの伝達軸トルクは、係合側
クラッチの伝達トルクと、開放側クラッチ伝達トルクの
和である。
【0024】また、入力軸トルクは、トルコンのトルク
比をt(e)、容量係数をC(e)、エンジン回転数を
Neとした場合に、t(e)・C(e)・Ne2で表さ
れる。なお、eは、トルコンにおける速度比(Nt/N
e:タービン回転数Nt/エンジン回転数Ne)であ
る。
【0025】一方、開放側クラッチの完全ドレイン以降
は、イナーシャ相にはいるため、開放側クラッチの伝達
トルクはの影響はなくなる。そこで、係合側クラッチ伝
達トルクは、t(e)・C(e)・Ne2−It・Nt
/dtで表される。
【0026】従って、このイナーシャ相の特性を見るこ
とで、係合側クラッチの伝達トルクをモデル化すること
ができる。特に、本実施形態では、クラッチ制御の油圧
系にアキュムレータが備えられている。このアキュムレ
ータが備えられた油圧系では、アキュムレータが動作し
ている際には、油圧は直線的に変化する。従って、上述
のようにして得られた係合側クラッチの伝達トルクを直
線で近似できる。
【0027】一方、入力軸トルクは、上述のようにし
て、t(e)・C(e)・Ne2から求められる。な
お、入力軸トルクは、変速比切り換え前の入力軸トルク
の推定値であるTt、Tthdから決定してもよい。こ
こで、Ttはスロットル開度、エンジン回転数などから
求めたそのときの出力トルクの推定値であり、Tthd
は、変速指令を出力した時のトルクの推定値である。
【0028】また、開放側クラッチについては、完全ド
レインのタイミングが分かればよい。そこで、指令時間
Stと完全ドレイン時刻の関係をモデル化する。すなわ
ち、完全ドレインの指令から何秒後に完全ドレインとな
るかという関係についてモデル化しておく。これは、予
め実験で求めておくか、オンラインで(学習を実行しな
がら)求めてこれを記憶しておく。
【0029】このようにして、入力軸トルク、開放側ク
ラッチの完全ドレインタイミング、係合側クラッチの伝
達トルクが求められる。そこで、入力軸トルクと、開放
側クラッチの完全ドレインタイミングにおける係合側ク
ラッチの伝達トルクが一致するように、開放側クラッチ
の完全ドレイン指令の出力タイミングを調整する。これ
によって、ショックの生じない変速比切替を達成するこ
とができる。
【0030】(ステップ2)また、最適タイミングから
のずれを検出して、学習補正する。この補正は、ステッ
プ1のモデルから求められる最適タイミング時の伝達ト
ルク特性と、実際(タイアップあるいは吹き時)の推定
トルク特性との差を用いて行う。すなわち、タイアップ
時には、タービン回転数の急激な落ち込みが発生するた
め、そのタイミングを検出し、一方吹き時には、タービ
ン回転数の吹きが発生するためその吹きの状態を学習し
て最適タイミングを学習補正する。なお、この学習補正
についてゲインについても安定する条件を求め、これを
利用する。
【0031】「全体処理」全体処理のフローチャートを
図5に示す。係合側クラッチ伝達モデルの同定は、ター
ビンの吹き状態を発生させ、開放側クラッチ伝達トルク
の影響をなくした状態で行う。従って、図に示すよう
に、まず大ドレイン(完全ドレイン)への切り換え(す
なわち、開放指令)タイミングを一定値ずつ吹きに変更
する(S11)。そして、吹きかどうかを判定する(S
12)。吹きでなかった場合には、S11に戻り、さら
にタイミングをずらす。
【0032】そして、S12において、YESであった
場合に、伝達トルクモデルを同定するとともに、学習ゲ
インを計算する(S13)。
【0033】また、開放側クラッチにおける指令から完
全ドレインタイミングについての学習は、係合側クラッ
チ伝達モデルの係合側伝達トルクの最大勾配と、実際の
最大勾配の差にS13において計算したゲインK1を乗
算して得られた値を前回の指令タイミングに加算するこ
とによって行う(S14)。
【0034】さらに、イナーシャ相の初期油圧の学習
は、油圧モデルより計算したゲインK2とイナーシャ相
中のタービン回転数変化ΔNtに基づいて背圧を変更す
ることによって行う(S15)。すなわち、イナーシャ
相中におけるタービン回転数の変化とその目標値の差に
対し、ゲインK2を乗算した値を初期油圧(アキュムレ
ータの背圧)として学習する。
【0035】以下、これらについて個別に説明する。
【0036】「係合側伝達トルクモデルの同定」本実施
形態のトルク伝達系をモデル化すると、図6に示すよう
なものである。このように、エンジンの回転(回転数N
e)は、トルコンに入力されタービンが回転数Ntで回
転する。このタービンの回転は、クラッチTc3または
Tc4を介し、出力軸に伝達される。出力の回転数はN
oである。なお、TC3は3速用クラッチ、TC4は4
速用クラッチである。
【0037】上述のように、トルコンのタービンは、入
力軸トルクとクラッチの伝達トルクによってその回転数
が変化し、その時の運動は、 It・dNt/dt=(入力軸トルク)−(クラッチの
伝達トルク) で表される。
【0038】ここで、入力軸トルクは、トルコンのトル
ク比をt(e)、容量係数をC(e)、エンジン回転数
をNeとした場合に、t(e)・C(e)・Ne2で表
される。なお、eは、トルコンにおける速度比(Nt/
Ne:タービン回転数Nt/エンジン回転数Ne)であ
る。
【0039】ここで、クラッチの伝達トルクは、係合側
クラッチの伝達トルクと、開放側クラッチ伝達トルクの
和であり、タービンの吹きが発生する開放側クラッチの
完全ドレイン以降は、イナーシャ相にはいるため、開放
側クラッチの伝達トルクの影響はなくなる。
【0040】そこで、イナーシャ相における係合側クラ
ッチ伝達トルクは、 (係合側クラッチ伝達トルク)=t(e)・C(e)・
Ne2−It・Nt/dt で表される。
【0041】従って、このイナーシャ相の特性を見るこ
とで、係合側クラッチの伝達トルクをモデル化すること
ができる。
【0042】特に、本実施形態では、クラッチ制御の油
圧系にアキュムレータが備えられている。このアキュム
レータが備えられた油圧系では、アキュムレータが動作
している際には、油圧は直線的に変化する。従って、上
述のようにして得られた係合側クラッチの伝達トルクを
直線で近似できる。
【0043】なお、図7に示されているように、2つの
直線にモデル化できる。
【0044】すなわち、係合側クラッチ伝達トルク=a
1・t+b1(イナーシャ相)=a2・t+b2という
モデルにおける係数a1,a2,b1,b2を求めるこ
とができる。なお、図8に示すように、直線への近似
は、最小自乗法を用いればよい。
【0045】ここで、アキュムレータは、背圧(スロッ
トル圧)が調整可能であり、スロットルデューティによ
って背圧が調整される。すなわち、スロットルデューテ
ィによってアキュムレータ背圧が調整され、これによっ
て係合側クラッチ伝達トルクが変わる(シフトする)。
そこで、係合側クラッチの伝達トルクモデルはスロット
ルデューティによって変化するものになる。
【0046】「最適タイミングの学習」上述のようにし
て、イナーシャ相における係合側クラッチの伝達トルク
を求めることで、開放側クラッチ及び係合側クラッチの
最適タイミングにおける制御が行える。さらに、タイア
ップ時及び吹き時における特性を検出しておけば、最適
タイミングからずれたときのゲインを適切に制御するこ
とができる。そこで、タイアップ時及び吹き時における
特性を学習する。
【0047】まず、開放側クラッチ伝達トルクを考慮す
ると、係合側クラッチ伝達トルクは、次のように表され
る。
【0048】(係合側クラッチ伝達トルク)=t(e)
・C(e)・Ne2−It・Nt/dt+(開放側クラ
ッチ伝達トルク) このため、タイアップ時には、上式に示すように開放側
クラッチ伝達トルクの影響で、上述のイナーシャ相にお
ける係合側クラッチ伝達トルクの式から計算される係合
側クラッチ伝達トルクは図9に示すように、変化が急に
なる。そこで、この係合側クラッチ伝達トルクと、係合
側クラッチ伝達トルクモデル式から計算される係合側ク
ラッチ伝達トルクのそれぞれの勾配(クラッチ伝達トル
クの時間微分)を比較し、その差を学習する。
【0049】一方、吹き時には、開放側クラッチ伝達ト
ルクが早期に減少するため、図10に示すように、上述
のイナーシャ相における係合側クラッチ伝達トルクの式
から導出した係合側クラッチ伝達トルクが一旦減少す
る。この係合側クラッチ伝達トルクの減少時の負の傾き
の大きさを学習する。
【0050】「学習ゲインK1の計算」開放側クラッチ
の開放タイミングについては、次式により学習補正す
る。
【0051】St(k)=St(k−1)+K1×(Δ
Tr−ΔTmax) ここで、St:開放側クラッチの大ドレインタイミング
指令(開放指令)、K1:開放側クラッチの大ドレイン
タイミング学習ゲイン、ΔTr:クラッチ伝達トルクの
最大勾配の目標値、ΔTmax:クラッチ伝達トルクの
最大勾配の実際値であり、学習未実行時には、ΔTma
x=G×St(Gはスカラー値)の関係があるとする。
【0052】この場合、この学習をブロックで表すと、
図11のように表される。これを離散時間伝達関数で表
現すれば、次式で表される。
【0053】ΔTmax={G・K1z/(z2+(G
・K1−1)z)}・ΔTr そして、この学習が安定(収束)するためには、0<K
1<2/Gであることが必要である。さらに、学習時に
オーバーシュートさせないためには、0<K1<1/G
の関係を満たす必要がある。
【0054】「Gの導出」ΔTmax=G×StのGを
求めるためには、以下の2つの関係を求める必要があ
る。ただし、上述の安定な学習ゲインを求めることが目
的であるので、厳密である必要はない。しかし、ばらつ
きの上限値はおおよそ把握して、Gを決定する必要があ
る。
【0055】(i)St→完全ドレイン時刻のゲイン:
G1 まず、開放側クラッチの大ドレイン(完全ドレイン)時
刻と完全ドレインタイミング指令St(指令時間)につ
いてのゲインG1を求める。すなわち、図12の直線
(モデル)の傾きを求める。これは、学習適用前に実験
に求めておくかオンラインで、学習しながら求める。
【0056】(ii)完全ドレイン時刻→ΔTmaxの
ゲイン:G2 タイアップ時のクラッチ伝達トルク、クラッチ伝達トル
クの時間微分、タービン回転数Ntは、図13に示すよ
うになる。すなわち、ΔTmaxは、係合側クラッチ伝
達モデルから求めた勾配と上述のイナーシャ相における
係合側クラッチ伝達トルクの式から求めた係合側クラッ
チ伝達トルクの最大勾配の差であり、Δtは、モデルか
ら求めたイナーシャ相開始の最適時刻toptと、実際
のイナーシャ相開始時刻の差である。そこで、ゲインG
2は、G2=ΔTmax/Δtで求められる。
【0057】一方、吹き時におけるΔTmaxも、図1
4に示すように、上述のイナーシャ相における係合側ク
ラッチ伝達トルクの式を、最適時かつイナーシャ相以前
において適用導出した係合側クラッチ伝達トルクの最大
勾配と上述のイナーシャ相における係合側クラッチ伝達
トルクの式から求めた係合側クラッチ伝達トルクの最大
勾配の差で求められる。ただし、この場合、上述のイナ
ーシャ相における係合側クラッチ伝達トルクの式から導
出した係合側クラッチ伝達トルクの最大勾配は負であ
る。また、Δtは、モデルから求めた最適時刻topt
と、係合側クラッチ伝達トルクが上昇し始める時刻の差
である。しかし、係合側クラッチ伝達トルクが上昇し始
める時刻は正確な検出が困難である。一方、タービンの
吹き開始時刻は容易に検出できるため、吹き開始時刻と
toptの1/2の時刻で近似する。そして、この場合
のゲインG2もG2=ΔTmax/Δtで求められる。
【0058】(iii)そして、ゲインGは、G=G1
×G2で求められる。
【0059】このようにしてGが求められるため、この
ゲインGを用いて、学習ゲインK1を決定し、St
(k)=St(k−1)+K1×(ΔTr−ΔTma
x)により学習補正する。
【0060】「学習ゲインK2の計算」学習ゲインK2
は、次式に従って、学習補正する。
【0061】Sltduty=Sltduty+K2×
(ΔNt−ΔNtr) ここで、Sltduty:係合クラッチ油圧指令値、K
2:係合側クラッチ油圧指令値の学習ゲイン、ΔNt
r:タービン回転速度の目標値、ΔNt:変速50%時
におけるタービン回転速度の変化率である。
【0062】そして、ΔNt=H×Sltdutyの関
係が、学習未実行時にあるとする。ここで、Hは、スカ
ラー値である。
【0063】学習ゲインK1の場合と同様に、学習をブ
ロックで表すと図15のようになる。従って、これを離
散時間伝達関数表現で表すと、次のようになる。
【0064】ΔNt={H・K2z/(z2+(H・K
2−1)z)}・Sltduty このため、学習が安定である(収束する)ためには、0
<K2<2/Hを満足する必要がある。さらに、学習時
にオーバーシュートさせないためには、0<K2<1/
Hを満足する必要がある。
【0065】「Hの導出」ΔNt=H×Sltduty
のHを求めるためには、以下の2つの関係を求める必要
がある。ただし、上述の安定な学習ゲインを求めること
が目的であるので、厳密である必要はない。しかし、ば
らつきの上限値をおおよそ把握して、Hを決定する必要
がある。
【0066】(i)Sltduty→係合側伝達トルク
のゲイン:H1 モデルBとして、T2^=a2・t+b2を考える。こ
こで、T2^:推定係合クラッチ伝達トルク、t:変速
指令からの時間、a2,b2は、係数である。なお、図
16に示されるように、Sltduty:係合クラッチ
油圧指令値によって、係数a2、b2が変化する。
【0067】オンラインで、図に示されるモデルBを求
めることで、H1は、伝達トルクの勾配a2として求め
られる。
【0068】(ii)係合側の伝達トルク→ΔNtのゲ
イン:H2 次の式により、予め伝達トルクに対するΔNtのゲイン
を運転条件毎に求めておくことが可能である。しかし、
ここでは安定な学習ゲインK2を導出するのが目的であ
るので、H2の上限値だけを求める。
【0069】ΔNt=dNt/dt={t(e)・C
(e)・Ne2−(係合側クラッチ伝達トルク)}/I
t これより、H2は、各条件についての、(ΔNtについ
ての(係合側クラッチ伝達トルク)による偏微分)の最
大値で表される。
【0070】(iii)そして、ゲインHは、H1×H
2で求められる。
【0071】「目標値の設定」係合側伝達トルクのモデ
ル化を行えるのは、吹き〜最適タイミング時の時だけで
あるので、モデル化の機会を増やすために、次式に示す
ように、目標値を最適タイミングの値からわずかずつ吹
き側へドリフトさせて定期的に吹きを起こさせる。
【0072】 ΔTr(k)=ΔTr(k−1)−ΔTr_hosei ここで、ΔTr(1):クラッチ伝達トルクの最大勾配
の基本となる目標値、ΔTr_hosei:吹き側へわ
ずかずつドリフトさせるときのステップ、k:変速回数
で、吹きが起きたときにk=1にリセットする。
【0073】このようにして、図5のS11及びS12
における上述したタービンの吹き状態を発生することが
でき、これによって伝達トルクモデルの同定が行える。
【0074】「その他の学習補正方式」上述の実施形態
では、伝達トルクの勾配に基づいて学習補正を実施し
た。本実施形態では、最適な完全ドレインタイミングt
optと実際の完全ドレインタイミングtdとの差に基
づいて学習補正を行う。
【0075】「係合側クラッチ伝達トルクモデルの同
定」まず、図17に示すように、大ドレインへの切り換
えタイミングを一定値吹き側に設定する。そして、吹き
がどうかを判定し、吹きであれば、係合側クラッチ伝達
トルクモデルを同定する。また、学習ゲインを計算す
る。これらは、上述の図5と同一である。
【0076】「開放側クラッチ伝達モデルの同定」開放
側クラッチの伝達モデルは、図18に示すように、完全
ドレイン指令のタイミング指令Stと、実際の完全ドレ
インタイミングtdとの関係をモデル化する。これは、
上述の場合と同様である。
【0077】「学習モード」学習モードでは、図19に
示すように、最適タイミングとのずれがあるかを判定
し、あれば最適完全ドレインタイミングtoptと実際
の完全ドレインタイミングの差を学習する。
【0078】一方、最適タイミングとのずれがなけれ
ば、次に係合側のモデルとのずれがあるかを判定する。
そして、ずれがあれば、係合側モデルを修正する。
【0079】さらに、係合側モデルとのずれがなければ
推定入力軸トルクとのずれがあるかを判定する。そし
て、ずれがあれば、推定入力軸トルクを修正する。この
判定においてもずれがなければ処理を終了する。
【0080】このような学習処理によって、開放側クラ
ッチの完全ドレイン指令タイミングの調整、係合側モデ
ルの修正、入力軸トルクの推定の修正を行うことができ
る。
【0081】以上のように、本実施形態によれば、ター
ビンを吹きの状態として、イナーシャ相における係合側
モデルを構築する。特に、クラッチ駆動用にアキュムレ
ータがある油圧系を使用することで、油圧の変化(伝達
トルク)を直線で近似する。従って、係合側モデルを直
線で構築することができる。
【0082】また、開放側クラッチについては、指令か
ら完全ドレインまでの時間のみモデル化する。このモデ
ルは、単純なモデルであり、油圧系の特性により容易に
推定できる。
【0083】一方、入力軸トルクについては、従来と同
様に、トルコンの特性値などから推定する。
【0084】これによって、開放側完全ドレイン時にお
ける推定入力トルクを係合側伝達トルクと一致させるよ
うに開放側完全ドレインタイミングを調整することがで
きる。
【0085】また、最適タイミングからのずれを、係合
側伝達トルクの最大勾配及び最適時刻と最適完全ドレイ
ン時刻のずれなどによって定量的に把握し、これに応じ
て学習することで、適切な学習補正をすることができ
る。
【0086】「装置構成」次に装置構成を図20に基づ
いて説明する。油圧ポンプ10は、高圧ポンプであっ
て、各種の油圧機器に操作用のオイルを供給する。バル
ブ12は、油圧の供給制御用であり、この例では上述し
たクラッチの1つへの油圧を制御する。また、クラッチ
への油圧配管14には、アキュムレータ16が取り付け
られている。このアキュムレータ16は、油圧配管14
における油圧を調整するものであり、このアキュムレー
タ16により上述したように油圧配管14内の油圧の変
化が直線的になる。また、アキュムレータの背圧の調整
によって、油圧変化時の特性が変化する。
【0087】本実施形態では、エンジン回転数Ne、タ
ービン回転数Ntが制御部20に供給される。また、こ
の制御部20は、変速比切り換えタイミングを回転数及
びアクセル踏み込み量などその他の情報により認識す
る。そして、この変速比切り換えタイミングに至った場
合には、係合側クラッチ伝達トルクモデル記憶部22、
開放側クラッチ完全ドレインモデル記憶部24における
モデルを利用して係合側クラッチの係合に対する最適な
開放側クラッチの油圧ドレインの指令のタイミングを設
定し、完全ドレインタイミングを設定する。
【0088】さらに、上述のようにして、学習ゲインな
どが学習ゲイン記憶部26に記憶されており、タイミン
グにずれを生じた場合には、制御部20が学習ゲインを
利用して油圧切り換えタイミングの学習補正する。
【0089】なお、制御部20による演算結果に従い、
油圧制御部28がバルブの制御などを行い、実際の油圧
の制御を行う。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タービンを吹き上がらせたときの特性は、開放側クラッ
チの伝達特性を無視することができる。そこで、係合側
のクラッチの伝達トルク特性を正確に反映したモデルを
構築することができる。従って、このモデルを利用して
正確なクラッチ切り換えタイミング制御を行うことがで
きる。
【0091】また、前記開放側クラッチにアキュムレー
タを使用する油圧系を利用することにより、係合側クラ
ッチの伝達トルクモデルを、油圧が直線的に変化するこ
とに基づいて作成することができる。
【0092】また、所定のタイミングで、タービン回転
数を吹き上がらせ、モデルを補正することで、常に正確
なモデルによる制御が行える。
【0093】また、実際の切り換え時の伝達特性を測定
し、測定結果に基づいて、前記調整手段における開放側
クラッチの開放指令のタイミングを学習補正すること
で、より正確な制御を行うことができる。
【0094】
【符号の説明】
10 油圧ポンプ、16 アキュムレータ、20 制御
部、22 係合側クラッチ伝達トルクモデル記憶部、2
4 開放側クラッチ完全ドレインモデル記憶部、26
学習ゲイン記憶部、28 油圧制御部。
【図面の簡単な説明】
【図1】 係合側クラッチ伝達トルクの影響を示す図で
ある。
【図2】 アキュムレータ使用タイプの係合側油圧応答
を示す図である。
【図3】 同定可能なパターンを示す図である。
【図4】 アキュムレータ使用タイプの開放側油圧応答
を示す図である。
【図5】 全体処理を示すフローチャートである。
【図6】 変速機のトルク伝達を示す図である。
【図7】 係合側クラッチ伝達トルクのモデルを示す図
である。
【図8】 係合側クラッチ伝達トルクのモデルの傾き算
出を説明する図である。
【図9】 タイアップ時の学習を示す図である。
【図10】 吹き時の学習を示す図である。
【図11】 開放側クラッチの学習の動作を示すブロッ
ク図である。
【図12】 Stと完全ドレイン時間の関係を示す図で
ある。
【図13】 タイアップ時の学習ゲインG2を示す図で
ある。
【図14】 吹き時の学習ゲインG2を示す図である。
【図15】 係合側クラッチの学習動作を示すブロック
図である。
【図16】 係合側クラッチ伝達トルクのモデルを示す
図である。
【図17】 係合側クラッチ伝達トルクモデルの同定を
示すフローチャートである。
【図18】 開放側クラッチ伝達トルクモデルの同定を
示すフローチャートである。
【図19】 学習モードを説明するフローチャートであ
る。
【図20】 制御装置の構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 博幸 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 大澤 正敬 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 河野 克己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 浅原 則己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 戸倉 隆明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA01 MA12 NA01 NB01 PA02 PA55 QA33C RA13 RA18 SA10 SA14 SA15 SB33 TA11 VA07W VA32W VA33Z VA34Z VA39Z VA40Z VA42Z VA56Z VA76W VC01Z VC03Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸の回転に応じたタービン回転を複
    数のクラッチの切替により変速比の異なる出力系へ伝達
    する変速機の制御装置であって、 係合側クラッチの係合タイミングに対し開放側クラッチ
    の開放タイミングを相対的に早めて、タービン回転数を
    吹き上がらせてから係合側クラッチを係合させた時の係
    合側クラッチの伝達トルク特性についてのモデルと、開
    放側クラッチの開放指令から開放までの時間の関係につ
    いてのモデルを記憶するモデル記憶部と、 クラッチの入力軸トルクと開放側クラッチ開放時におけ
    る係合側クラッチの伝達モデルにおける伝達トルクが一
    致するように開放側クラッチの開放指令のタイミングを
    調整する調整手段と、 を有することを特徴とする変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記開放側クラッチは、アキュムレータを使用する油圧
    系により駆動され、前記係合側クラッチの伝達トルクモ
    デルは、油圧が直線的に変化することに基づいて作成さ
    れている変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 所定のタイミングで、タービン回転数を吹き上がらせ、
    そのときの特性によって、前記係合側クラッチの伝達ト
    ルク特性についてのモデルを補正する変速機の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装
    置において、 実際の切り換え時の伝達特性を測定し、測定結果に基づ
    いて、前記調整手段における開放側クラッチの開放指令
    のタイミングを学習補正する変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 入力軸の回転に応じたタービン回転を複
    数のクラッチにより変速比の異なる出力系へ伝達する変
    速機の制御方法であって、 前記複数のクラッチのうちの動力伝達をしていた開放側
    クラッチの開放タイミングをその後係合する係合クラッ
    チの係合タイミングに対し相対的に早めてタービン回転
    数を吹き上がらせ、その後係合側クラッチを係合させそ
    のときの動力伝達特性を調べ、得られた動力伝達特性を
    用いて、開放側クラッチの開放タイミングと係合側クラ
    ッチの係合タイミングとの関係を制御する変速機の制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009041084A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 Aisin Aw Co., Ltd. 自動変速機の制御装置
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