JP2009078902A - 剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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武史 高山
Mitsunobu Yoshida
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Abstract


【課題】 ガラス基板などの基材に貼り付けられている偏光板などの樹脂層の一部をガラス基板に残留させることなく、簡単に剥離することができる剥離装置および剥離方法を提供する。
【解決手段】 制御部は、切断カッタ21を液晶パネル9の偏光板92とガラス基板91との境界部に位置づけ、偏光板92の切断を開始する。制御部は、剥離工具11の先端部11aが、切断カッタ21によって短冊状に切断された偏光板92とガラス基板91との境界部に近づくと、先端部11aをガラス基板91の一表面に当接させて移動させ、短冊状に切断された偏光板92を剥離する。剥離された偏光板先端部が突起部11bに到達すると、先端部11aをガラス基板91の一表面から、偏光板92の厚さ以下の高さだけ離反させ、以後この状態で、剥離工具11を偏光板92の他端まで移動させ、短冊状に切断された偏光板92をガラス基板91から剥離する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基材から樹脂層などを剥離する剥離装置および剥離方法に関し、より詳細には、携帯電話機あるいはモバイル機器に用いられる表示装置を構成する液晶パネルに貼り付けられた偏光板を剥離する剥離装置および剥離方法に関する。
携帯電話機あるいはモバイル機器などに用いられる表示装置には、たとえば液晶パネルが用いられる。液晶パネルは、カラーフィルタが形成されたガラス基板とTFT(Thin
Film Transistor)回路との間に液晶材料を封入し、ガラス基板に偏光板などの光学フィルムを貼り付け、バックライトを組み込み、FPCで接続することによって構成される。
図8は、液晶パネル190の構造を模式的に示す図である。液晶パネル190は、ガラス基板191に偏光板192が貼り付けられて構成されている。図8に示した液晶パネル190は、2層のガラス基板191の露出している2つの面に偏光板192がそれぞれ貼り付けられる。偏光板192の面の大きさは、ガラス基板191の面の大きさよりも、小さいサイズになっている。
液晶パネルに表示する情報量を増やすためには、画面のサイズを大きくする必要がある。しかし、液晶パネルが組み込まれる携帯電話機あるいはモバイル機器などは、携帯性をよくする必要があるためにその大きさに制限があり、液晶パネルの外形のサイズも無制限に大きくすることはできない。そこで、液晶パネルの外形のサイズに対して、画面として使用する領域をできる限り大きくしている。
携帯電話機あるいはモバイル機器などの筐体には、液晶パネルの画面が見えるように、開口部が設けられている。液晶パネルの画面を少しでも大きくするためには、開口部と画面との位置合わせの精度を高く、さらに、偏光板を液晶パネルのガラス基板に貼り付ける位置の精度も高くする必要がある。
液晶パネルは、大きな板状のマザーガラスから、液晶パネルの大きさに対応するガラス基板を切り出した後、切り出したガラス基板に偏光板を貼り付けられる。偏光板のサイズのばらつき、および偏光板の基板への貼り付け位置のばらつきが重なるので、結果として、ガラス基板に対する偏光板の位置精度が、±0.3mm程度ずれる。したがって、携帯電話機あるいはモバイル機器などの筐体の開口部に対しても、偏光板の位置がずれることになり、設計仕様を満たすことができない不良品の割合が高くなる。
ガラス基板に対する偏光板の貼り付け位置を改善するために、ガラス基板を切り出す前のマザーガラスに大きな偏光板を貼り付けた後、偏光板が貼り付けられたマザーガラスからガラス基板を切り出し、切り出したガラス基板に貼り付けられている偏光板のうち不要な偏光板を剥離することが行われる。この場合、切り出しおよび剥離は、加工装置の加工精度によって位置精度が決まるので、ガラス基板に対する偏光板の位置精度のずれを±0.1mm以下に抑えることができる。
第1の従来の技術として、画像形成装置の定着装置に用いられるシート剥離装置がある。このシート剥離装置は、定着ローラに巻き付くシート材を定着ローラから剥離する剥離爪を有する。剥離爪は、シート材を剥離するために定着ローラの表面に接触しているが、シート材の先端部を定着ローラから剥離した後、定着ローラの表面の磨耗を低減するために、定着ローラの表面から離間する(たとえば特許文献1参照)。
第1の従来の技術は、シート材の先端部が定着ローラから剥離した後、定着ローラの表面から剥離爪を離間させるが、シート材は定着ローラの表面に吸着しているだけであり、剥離爪は、シート材の先端部を剥離すれば、その役目を終了する。したがって、定着ローラから離間した剥離爪は、定着ローラからシート材を剥離する機能しか果せず、図8に示した偏光板192の剥離に適用しても、ガラス基板191に貼り付けられている偏光板192を剥離することはできない。
第2の従来の技術であるワーク分断装置は、接着層によってガラス基板に接着された偏光板を帯状に分断する樹脂カッタホイールと、樹脂カッタホイールの移動方向後方に配置され、樹脂カッタホイールとともに移動しながら、偏光板をガラス基板から剥離するスクレイパとが設けられる。スクレイパは、先端部分が移動方向に向かって斜めに突出するくさび型形状である。スクレイパの先端部分は、接着層とガラス基板との間に挿入され、所定の圧力でガラス基板に当接されて移動しながら、偏光板をガラス基板から剥離する(たとえば特許文献2参照)。
第3の従来の技術である剥離装置は、突当て部材、エアノズルおよびチャック手段を備える。突当て部材は、被保護部材の表面に貼られた保護シートの端部に対して、位置移動可能に設けられ、保護シートの上からその先端部を押し付けるとともに、押し付けた状態で保護シートの内側に移動することによって、保護シートの端部と被保護部材との間に部分的に剥離された箇所を作る。エアノズルは、保護シートの部分的に剥離された端部箇所と被保護部材との間にエアを吹き付け、かつ部分的に剥離された端部箇所をめくり起こすことが可能な位置に配置される。チャック手段は、保護シートの部分的に剥離される端部に対し、位置移動可能に設けられ、保護シートのめくり起こされた端部箇所を挟み込んで挟持し、その挟持状態で位置移動して保護シートを引き剥がす(たとえば特許文献3参照)。
特開平2−286541号公報 特開2003−335536号公報 特開平9−309664号公報
図9は、従来の技術による剥離工具111の例を示す図である。剥離工具111は、第2の従来の技術に用いられるスクレイパと同様のスクレイパである。図9(a)は、剥離工具111の外観を示し、先端部111aがくさび型状になっている。図9(b)は、偏光板192を剥離している状態を示している。剥離工具111の先端部111aは、ガラス基板191に当接し、ガラス基板191の表面に平行な方向に移動しながら、偏光板192を剥離する。
剥離工具111の先端部111aが所定の圧力でガラス基板に当接されるので、偏光板192をガラス基板191から剥離するときに、偏光板192に、偏光板192を剥離する力と偏光板192をガラス基板191に押し付ける力とが働き、偏光板192あるいは偏光板192の接着剤の一部がガラス基板191に残留するという問題がある。
図10は、従来の技術による剥離工具120の例を示す図である。剥離工具120は、第3の従来の技術に用いられるチャック手段と同様のチャック手段である。剥離工具120は、ピッキング爪121によって、めくり起こされた偏光板192の先端部192aを挟み、偏光板192をガラス基板191から引き剥がす。ガラス基板191に当接するスクレイパを用いないので、ガラス基板に偏光板192あるいは接着剤の一部が残ることはない。しかしながら、ピッキング爪121を含む剥離工具120の構造が複雑であり、装置が大型化し、コスト高および小型の基板に対応することができないという問題がある。
本発明の目的は、ガラス基板などの基材に貼り付けられている偏光板などの樹脂層の一部をガラス基板に残留させることなく、簡単に剥離することができる剥離装置および剥離方法を提供することである。
本発明は、基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離する剥離装置であって、
先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離部と、
露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、剥離部の先端部を露出した基材の一表面に当接させる当接手段と、
前記境界部から、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入して、剥離部によって樹脂層を剥離させる移動手段と、
剥離部が移動手段によって予め定める距離移動された後、基材の一表面に当接されている剥離部の先端部を、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる離反手段とを含むことを特徴とする剥離装置である。
また本発明は、前記予め定める高さは、前記樹脂層の厚さ以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記剥離部は、先端部よりも基端部寄りに、先端部のくさび型形状を形成する2つの面のうち、基材の一表面に臨む面とは異なる面に連なり、凸状の曲面を有する突起部が形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記剥離部が配置される位置よりも、前記移動手段が剥離部を移動させる移動方向の前方に配置され、前記樹脂層を厚み方向で、かつ短冊状に切断する切断部をさらに含み、
前記剥離部の先端部における前記予め定める仮想一平面に垂直な方向の幅は、切断部によって短冊状に切断される樹脂層の幅以下に選ばれ、
前記移動手段は、切断部を前記剥離部とともに移動させることを特徴とする。
また本発明は、基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離する剥離方法であって、
先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離部の先端部を、露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、露出した基材の一表面に当接させる当接ステップと、
当接ステップで先端部が基材の一表面に当接された剥離部を、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入し、予め定める距離移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる第1の剥離ステップと、
第1の剥離ステップで剥離部を予め定める距離移動させた後、基材の一表面に当接している剥離部の先端部を、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる離反ステップと、
離反ステップで先端部が予め定める高さだけ離反された剥離部を前記挿入する方向に移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる第2の剥離ステップとを含むことを特徴とする剥離方法である。
本発明によれば、基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離するにあたって、先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成される剥離部は、その基底部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される。
そして、当接手段によって、露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、剥離部の先端部が、露出した基材の一表面に当接され、移動手段によって、前記境界部から、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入して、剥離部によって樹脂層が剥離され、離反手段によって、剥離部が移動手段によって予め定める距離移動された後、基材の一表面に当接されている剥離部の先端部が、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反される。
したがって、剥離部たとえば剥離工具の先端部が基材たとえばガラス基板の表面に押し付けられることがないので、樹脂層たとえば偏光板および偏光板をガラス基板に接着する接着剤の一部がガラス基板に残留させることなく、簡単に偏光板を剥離することができる。
また本発明によれば、基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離するにあたって、当接ステップで、先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離部の先端部を、露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、露出した基材の一表面に当接させる。
第1の剥離ステップで、当接ステップで先端部が基材の一表面に当接された剥離部を、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入し、予め定める距離移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる。離反ステップで、第1の剥離ステップで剥離部を予め定める距離移動させた後、基材の一表面に当接している剥離部の先端部を、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる。そして、第2の剥離ステップで、離反ステップで先端部が予め定める高さだけ離反された剥離部を前記挿入する方向に移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる。
したがって、本発明に係る剥離方法を適用すれば、剥離部たとえば剥離工具の先端部が基材たとえばガラス基板の表面に押し付けられることがないので、樹脂層たとえば偏光板および偏光板をガラス基板に接着する接着剤の一部がガラス基板に残留することなく、簡単に偏光板を剥離することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である剥離装置1を構成する剥離ユニット10の構成を示す図である。剥離ユニット10は、剥離工具11、回転軸12、リンク支点13、上下駆動部14、剥離工具ベース15、エアシリンダ16および剥離工具走査ベース17を含んで構成される。
液晶パネル9は、厚み方向の両面、すなわち液晶を挟む2層の基材であるガラス基板91がそれぞれ露出している厚み方向の表面に、樹脂層である偏光板92がそれぞれ貼り付けられる。偏光板92のガラス基板91に臨む面の大きさが、ガラス基板91の厚み方向の偏光板92に臨む面の大きさよりも、小さいサイズになっており、ガラス基板91の一表面の外周縁から予め定める幅だけ、ガラス基板91が露出している。ガラス基板91の偏光板92が貼り付けられる表面は、平面に形成されている。
剥離部である剥離工具11は、先端部11aの予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状であり、先端部11aよりも基端部寄りに、くさび型形状を形成する2つの面のうち、ガラス基板91に臨む面S1とは異なる面S2に連なり、凸状の曲面を有する突起部11bが形成される。前記2つの面の角度は、鋭角に選ばれ、好ましくは、17度程度に選ばれる。
剥離工具11は、回転軸12によって回転自在に支持され、先端部11aがガラス基板91の一表面に対して、前記先端部11aの面(ガラス基板91に臨む面とは異なる面)が、予め定める角度、たとえば22度の角度で傾斜して配置され、回転軸12に対して先端部11aの反対側にある他端がリンク支点13に軸着される。
剥離工具11の突起部11bは、耐摩耗性、摺動特性に優れた材料を用いて形成する。たとえば炭素工具鋼、合金工具鋼、ダイス鋼、高速度鋼、超硬合金あるいはセラミックス等の耐摩耗性材料を使用し、さらに焼入れ処理、浸炭処理、窒化処理、ショットピーニング処理、TiN(窒化チタン)あるいはクロム等のメッキ処理、DLC(ダイアモンドライクカーボン)等の熱処理あるいは表面処理、セラミック等の溶射処理などの処理のうちのいずれかの処理または複数の処理を施して、耐摩耗性および摺動特性を優れたものにした材料を用いることが望ましい。
リンク支点13は、上下駆動部14に支持され、上下駆動部14によって、偏光板92の厚さ方向に対して上下に移動する。リンク支点13が上下することによって、剥離工具11の先端部11aは、回転軸12を中心にして回転し、ガラス基板91の一表面に当接あるいはガラス基板91の一表面から離反する。先端部11aがガラス基板91の一表面から離反する高さは、偏光板92の厚み以下の高さである。回転軸12、リンク支点13および上下駆動部14は、離反手段である。
回転軸12および上下駆動部14は、剥離工具ベース15に支持される。剥離工具ベース15は、エアシリンダ16に結合され、エアシリンダ16によって、剥離工具11をガラス基板91の一表面に近づける方向あるいは離れる方向に移動自在である。当接手段であるエアシリンダ16は、剥離工具走査ベース17に固定され、剥離工具ベース15を移動させることによって、剥離工具11の先端部11aを所定の圧力でガラス基板91の一表面に当接させることができる。剥離工具走査ベース17は、ガラス基板91の一表面と平行に移動可能に構成される。
図2は、剥離工具11がガラス基板91に当接した状態で偏光板92を剥離する例を示す図である。図2(a)は、偏光板92とガラス基板91との境界部で、剥離工具11の先端部11aをガラス基板91の一表面に当接させた状態を示している。この状態から、剥離工具走査ベース17がガラス基板91の一表面と平行な方向に移動を開始すると、剥離工具11もその方向に移動する。図2(b)は、剥離工具11の先端部11aが、偏光板92の偏光板先端部92aを剥離した状態を示している。剥離工具11によって剥離された偏光板先端部92aは、剥離工具11の突起部11bに到達している。
図3は、剥離工具11がガラス基板91から離反した状態で偏光板92を剥離する例を示す図である。図3(a)は、剥離工具11の先端部11aがガラス基板91から予め定める高さ、たとえば偏光板92の厚さ以下の高さだけ離反した状態を示している。偏光板先端部92aが剥離工具11の突起部11bに到達すると、剥離工具11の先端部11aは、上下駆動部14がリンク支点13を下げることによって、ガラス基板91の一表面から離反し、予め定める高さまで上昇する。
図3(b)は、剥離工具11がガラス基板91の一表面と平行に移動し、偏光板92をさらに剥離している状態を示している。剥離した偏光板92は、突起部11bに接触し、突起部11bによって、偏光板92をガラス基板91から剥離する力が偏光板92に与えられる。突起部11bによって偏光板92に力を与えることによって、偏光板92がガラス基板91から剥離する。突起部11bが偏光板92と接触して押し上げるので、剥離工具11の先端部11aは、偏光板92に接触することなく、ガラス基板91の一表面から離れた状態で移動する。このように突起部11bの前記面S2(ガラス基板91に臨む面S1とは異なる面)を含む仮想一平面からの突出量は、突起部11bに偏光板92が当接した状態で、先端部11aが偏光板92に接触しないように選ばれている。
図4は、剥離工具11の突起部11bによって偏光板92に作用する力を示す図である。剥離工具11の突起部11bが、ガラス基板91の一表面と平行に移動したとき、突起部11bによって偏光板92に作用する力を示す。突起部11bによって偏光板92に作用する力Fは、ガラス基板91の一表面と平行で、剥離工具11が進む方向の力Fyと、ガラス基板91の一表面と垂直で、その一表面から離れる方向の力Fzとを合成した力である。突起部11bによって偏光板92に作用する力Fを、偏光板92とガラス基板91との接着力Pより大きくすることによって、偏光板92をガラス基板91から剥離することができる。
このように、予め定める高さは、偏光板92の厚さ以下であるので、剥離工具11の先端部11aの高さが偏光板92の厚みを超えることがなく、偏光板92を分断することなく剥離することができる。
さらに、剥離工具11は、先端部11aよりも基端部寄りに、先端部11aのくさび型形状を形成する2つの面のうち,ガラス基板91の一表面に臨む面とは異なる面に連なり、凸状の曲面を有する突起部11bが形成されるので、突起部11bによって偏光板92を押し上げることができ、先端部11aが偏光板92と接触することを回避し、先端部11aの磨耗を抑えることができる。
図5は、切断カッタ21を含めた剥離ユニット10の構成を示す図である。剥離ユニット10は、図1に示していない切断カッタ21、切断カッタベース22および切断カッタ用エアシリンダ23を含んでいる。
切断部である切断カッタ21は、平行に配置された2つの切断カッタ21a,21bによって構成され、剥離工具11の移動方向前方に配置され、切断カッタベース22に固定される。切断カッタ21は、図5に示したような平刃でもよいし、回転刃でもよい。切断カッタベース22は、切断カッタ用エアシリンダ23に結合され、切断カッタ用エアシリンダ23によって、切断カッタ21をガラス基板91の一表面に近づける方向あるいは離れる方向に移動自在である。切断カッタ用エアシリンダ23は、剥離工具走査ベース17に固定され、切断カッタベース22を移動させることによって、切断カッタ21を所定の圧力で偏光板92に押圧する。剥離工具走査ベース17がガラス基板91の一表面と平行に移動すると、2つの切断カッタ21a,21bは、偏光板92を短冊状に切断しながら移動する。
このように、剥離工具11が配置される位置よりも、後述するX軸ユニット35およびY軸ユニット36が剥離工具11を移動させる移動方向の前方に配置される切断カッタ21によって、偏光板92が厚み方向で、かつ短冊状に切断され、剥離工具11の先端部11aにおける前記予め定める仮想一平面に垂直な方向の幅は、切断カッタ21によって短冊状に切断される偏光板92の幅以下に選ばれ、X軸ユニット35およびY軸ユニット36によって、切断カッタ21が剥離工具11とともに移動されるので、偏光板92を短冊状に剥離することができる。
図6は、剥離装置1の構成を示す図である。剥離装置1は、剥離ユニット10、吸着ステージ31、回転ステージ32、ステージベース33、ステージ架台34、X軸ユニット35、Y軸ユニット36、図示しない制御部および図示しない操作部を含んで構成される。X軸ユニット35およびY軸ユニット36は、移動手段である。
吸着ステージ31は、液晶パネル9を吸着して支持する。回転ステージ32は、吸着ステージ31を回転自在に支持し、ステージベース33に設置される。ステージベース33は、床に設置されるステージ架台34によって支持される。X軸ユニット35は、複数の剥離ユニット10を、それぞれ独立にX軸方向に移動自在に支持する。Y軸ユニットは、X軸ユニット35をY軸方向に移動自在に支持する。
図示しない制御部は、たとえばプログラムおよびデータを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されるプログラムを実行する中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)とを含んで構成される。CPUは、記憶装置に記憶されるプログラムを実行することによって、剥離ユニット10、吸着ステージ31、回転ステージ32、X軸ユニット35およびY軸ユニット36を制御する。
制御部は、図示しない操作部によって、偏光板92の剥離開始が指示されると、X軸ユニット35およびY軸ユニット36によって、複数の剥離ユニット10を移動し、さらに、剥離ユニット10の切断カッタ用エアシリンダ23によって切断カッタ21を移動して、切断カッタ21を液晶パネル9の偏光板92とガラス基板91との境界部に位置づける。このとき、複数の剥離ユニット10は、所定の間隔に配置される。
次に、制御部は、Y軸ユニット36によってX軸ユニット35をX軸方向に移動し、各剥離ユニット10の2つの切断カッタ21a,21bによって、平行して偏光板92を短冊状に切断する。
このとき、切断カッタ21の移動方向後方に配置される剥離工具11も同時に移動する。制御部は、剥離工具11の先端部11aが、切断カッタ21によって短冊状に切断された偏光板92とガラス基板91との境界部に近づくと、上下駆動部14およびエアシリンダ16によって、先端部11aをガラス基板91の一表面に当接させる。制御部は、剥離工具11によって、短冊状に切断された偏光板92の剥離を開始し、剥離された偏光板先端部が剥離工具11の突起部11bに到達するまで偏光板92を剥離する。
剥離された偏光板先端部が剥離工具11の突起部11bに到達すると、上下駆動部14を駆動して、剥離工具11の先端部11aをガラス基板91の一表面から、偏光板92の厚さ以下の高さだけ離反させる。以後この状態で、剥離工具11を偏光板92の他端まで移動させ、短冊状に切断された偏光板92をガラス基板91から剥離する。
制御部は、偏光板92をX軸方向に剥離し終わると、切断カッタ21および剥離工具11を、それぞれ切断カッタ用エアシリンダ23およびエアシリンダ16によって、Z軸方向に上昇させて、液晶パネル9から離す。そして、Y軸ユニット36によって、X軸ユニット35をX軸の反対方向に移動して、複数の剥離ユニット10を元の位置に戻すとともに、回転ステージ32を90度回転させる。
制御部は、回転ステージ32を90度回転させることによって液晶パネル9を90度回転し、再度切断カッタ21および剥離工具11によって、先に偏光板92を剥離した方向に対して直角の方向に、偏光板92を短冊状に剥離する。さらに、液晶パネル9を裏返して、他の面の偏光板92についても短冊状に剥離する。
このように、ガラス基板91の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけガラス基板91の一表面を露出させて、ガラス基板91の一表面に接着された偏光板92を剥離するにあたって、先端部11aの予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成される剥離工具11は、その基底部から先端部11aに向かう方向が,ガラス基板91の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される。
そして、エアシリンダ16によって、露出したガラス基板91の一表面と偏光板92との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、剥離工具11の先端部11aが、露出したガラス基板91の一表面に当接される。X軸ユニット35およびY軸ユニット36によって、前記境界部から、ガラス基板91の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、ガラス基板91と偏光板92との間に先端部11aを挿入して、剥離工具11によって偏光板92が剥離される。回転軸12、リンク支点13および上下駆動部14によって、剥離工具11がX軸ユニット35およびY軸ユニット36によって予め定める距離移動された後、ガラス基板91の一表面に当接されている剥離工具11の先端部11aが、ガラス基板91の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反される。
したがって、剥離工具11の先端部11aがガラス基板91の表面に押し付けられることがないので、偏光板92および偏光板92をガラス基板91に接着する接着剤の一部がガラス基板91に残留させることなく、簡単に偏光板92を剥離することができる。
図7は、剥離装置1の図示しない制御部が行う剥離処理の処理手順を示すフローチャートである。図示しない操作部によって偏光板92の剥離開始が指示されると、ステップA1に移る。
ステップA1では、切断カッタ21を液晶パネル9の偏光板92とガラス基板91との境界部に位置づけ、偏光板92の切断を開始する。当接ステップであるステップA2では、剥離工具11の先端部11aが、切断カッタ21によって短冊状に切断された偏光板92とガラス基板91との境界部に近づくと、先端部11aをガラス基板91の一表面に当接させる。第1の剥離ステップであるステップA3では、偏光板先端部が剥離工具11の突起部11bに到達するまで偏光板92を剥離する。
離反ステップであるステップA4では、剥離された偏光板先端部が剥離工具11の突起部11bに到達すると、剥離工具11の先端部11aをガラス基板91の一表面から、予め定める高さ、たとえば偏光板92の厚さ以下の高さだけ離反させる。第2の剥離ステップであるステップA5では、剥離工具11を偏光板92の他端まで移動させ、短冊状に切断された偏光板92をガラス基板91から剥離し、剥離処理を終了する。偏光板92を他の方向にも剥離する場合は、剥離する方向が所定の方向になるように回転ステージ32を回転させた後、剥離処理を繰り返す。
このように、ガラス基板91の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけガラス基板91の一表面を露出させて、ガラス基板91の一表面に接着された偏光板92を剥離するにあたって、図7に示したステップA2で、先端部11aの予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部11aに向かう方向が,ガラス基板91の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離工具11の先端部11aを、露出したガラス基板91の一表面と偏光板92との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、露出したガラス基板91の一表面に当接させる。
図7に示したステップA3で、図7に示したステップA2で先端部11aがガラス基板91の一表面に当接された剥離工具11を、ガラス基板91の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、ガラス基板91と偏光板92との間に先端部11aを挿入し、予め定める距離移動させて、剥離工具11によって偏光板92を剥離させる。図7に示したステップA4で、図7に示したステップA3で剥離工具11を予め定める距離移動させた後、ガラス基板91の一表面に当接している剥離工具11の先端部11aを、ガラス基板91の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる。そして、図7に示したステップA5で、図7に示したステップA4で先端部11aが予め定める高さだけ離反された剥離工具11を前記挿入する方向に移動させて、剥離工具11によって偏光板92を剥離させる。
したがって、本発明に係る剥離方法を適用すれば、剥離工具11の先端部11aがガラス基板91の表面に押し付けられることがないので、偏光板92および偏光板92をガラス基板91に接着する接着剤の一部がガラス基板91に残留させることなく、簡単に偏光板92を剥離することができる。
本発明の実施の一形態である剥離装置1を構成する剥離ユニット10の構成を示す図である。 剥離工具11がガラス基板91に当接した状態で偏光板92を剥離する例を示す図である。 剥離工具11がガラス基板91から離反した状態で偏光板92を剥離する例を示す図である。 剥離工具11の突起部11bによって偏光板92に作用する力を示す図である。 切断カッタ21を含めた剥離ユニット10の構成を示す図である。 剥離装置1の構成を示す図である。 剥離装置1の図示しない制御部が行う剥離処理の処理手順を示すフローチャートである。 液晶パネル190の構造を模式的に示す図である。 従来の技術による剥離工具111の例を示す図である。 従来の技術による剥離工具120の例を示す図である。
符号の説明
1 剥離装置
9,190 液晶パネル
10 剥離ユニット
11,111,120 剥離工具
12 回転軸
13 リンク支点
14 上下駆動部
15 剥離工具ベース
16 エアシリンダ
17 剥離工具走査ベース
21 切断カッタ
22 切断カッタベース
23 切断カッタ用エアシリンダ
31 吸着ステージ
32 回転ステージ
33 ステージベース
34 ステージ架台
35 X軸ユニット
36 Y軸ユニット
91,191 ガラス基板
92,192 偏光板
121 ピッキング爪

Claims (5)

  1. 基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離する剥離装置であって、
    先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離部と、
    露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、剥離部の先端部を露出した基材の一表面に当接させる当接手段と、
    前記境界部から、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入して、剥離部によって樹脂層を剥離させる移動手段と、
    剥離部が移動手段によって予め定める距離移動された後、基材の一表面に当接されている剥離部の先端部を、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる離反手段とを含むことを特徴とする剥離装置。
  2. 前記予め定める高さは、前記樹脂層の厚さ以下であることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
  3. 前記剥離部は、先端部よりも基端部寄りに、先端部のくさび型形状を形成する2つの面のうち、基材の一表面に臨む面とは異なる面に連なり、凸状の曲面を有する突起部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の剥離装置。
  4. 前記剥離部が配置される位置よりも、前記移動手段が剥離部を移動させる移動方向の前方に配置され、前記樹脂層を厚み方向で、かつ短冊状に切断する切断部をさらに含み、
    前記剥離部の先端部における前記予め定める仮想一平面に垂直な方向の幅は、切断部によって短冊状に切断される樹脂層の幅以下に選ばれ、
    前記移動手段は、切断部を前記剥離部とともに移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の剥離装置。
  5. 基材の一表面の外周部の少なくとも一部において外周縁から予め定める幅だけ基材の一表面を露出させて、基材の一表面に接着された樹脂層を剥離する剥離方法であって、
    先端部の予め定める仮想一平面上における外形がくさび型形状に形成され、その基端部から先端部に向かう方向が、基材の一表面に対して予め定める角度で傾斜するように配置される剥離部の先端部を、露出した基材の一表面と樹脂層との境界部で、前記予め定める仮想一平面が基材の一表面に垂直となるように、露出した基材の一表面に当接させる当接ステップと、
    当接ステップで先端部が基材の一表面に当接された剥離部を、基材の一表面に平行な直線方向で、かつ前記予め定める仮想一平面に沿って移動させ、基材と樹脂層との間に前記先端部を挿入し、予め定める距離移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる第1の剥離ステップと、
    第1の剥離ステップで剥離部を予め定める距離移動させた後、基材の一表面に当接している剥離部の先端部を、基材の一表面からこの一表面に垂直な方向に予め定める高さだけ離反させる離反ステップと、
    離反ステップで先端部が予め定める高さだけ離反された剥離部を前記挿入する方向に移動させて、剥離部によって樹脂層を剥離させる第2の剥離ステップとを含むことを特徴とする剥離方法。
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