JP2023001912A - スクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法 - Google Patents

スクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023001912A
JP2023001912A JP2022098795A JP2022098795A JP2023001912A JP 2023001912 A JP2023001912 A JP 2023001912A JP 2022098795 A JP2022098795 A JP 2022098795A JP 2022098795 A JP2022098795 A JP 2022098795A JP 2023001912 A JP2023001912 A JP 2023001912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
film
substrate
movement
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022098795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7369826B2 (ja
Inventor
林英菘
Ying Sung Lin
林俊良
jun liang Lin
許家銘
Chia-Ming Hsu
李元印
Yuan Yin Li
呂俊賢
Jyun Hsien Lu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C Sun Manufacturing Ltd
Original Assignee
C Sun Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by C Sun Manufacturing Ltd filed Critical C Sun Manufacturing Ltd
Publication of JP2023001912A publication Critical patent/JP2023001912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7369826B2 publication Critical patent/JP7369826B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】スクレーパーを用いてフィルムの隅を持ち上げる方式が基板表面に傷を付け易いという問題を有利に解決することができる、スクレーパー機構を提供する。【解決手段】フィルム剥取機において、スクレーパー機構は、スクレーパー220と、移動補助部230と、を含む。スクレーパー220は、延伸方向Dに沿って端部にテーパー部221を形成する。移動補助部230は、スクレーパー220の近隣に設けられ、スクレーパー220の延伸方向Dに実質的に平行である中心軸Aを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、スクレーパー機構に関し、特に、フィルム剥取機のスクレーパー機構、及びこのスクレーパー機構を用いてフィルム端部を持ち上げる方法に関する。
半導体または電子部品の産業において、ほこりの付着を防ぎ、静電防護または空気との接触阻止を達成するために、一部のプロセスにおいて基板上にフィルム(例えばマイラー膜)を貼り付ける必要がある。現在では、自動化機械を採用して基板上のフィルムを剥ぎ取るのが一般的である。一部の製品はフィルムの厚みが非常に薄くて、粘着性が比較的に高いため、直接にフィルムを剥げば、糊残りが容易に発生し、ひいては基板表面上の電子部品が損なわれる。従って、このような特性を有する製品については、フィルムの隅を持ち上げてから、フィルム全体の剥取を行う。
現在、業界において、一般的にフィルムの隅の持ち上げに用いる工具にはローレット駒とスクレーパーがある。粘着性が比較的に高いフィルムに対して、ローレット駒を用いて隅を持ち上げることは、あまり効果が無い。スクレーパーを用いてフィルムの隅を持ち上げる方式は、大部分の製品のニーズを満たすことができるが、スクレーパーが基板表面に傷を付け易いという問題がある。
本発明は、現在、スクレーパーを用いてフィルムの隅を持ち上げる方式が基板表面に傷を付け易いという問題を有利に解決することができる、スクレーパー機構を提供する。
本発明に開示されたスクレーパー機構は、スクレーパーと、少なくとも1つの移動補助部とを含む。スクレーパーが、延伸方向に沿って端部にテーパー部を形成する。移動補助部はスクレーパーの近隣に設けられる。
本発明に開示された別のフィルム剥取機は、基板担持台と、スクレーパー機構とを含み、かつスクレーパー機構が基板担持台に対応して設けられる。スクレーパー機構は、担持台と、スクレーパーと、少なくとも1つの移動補助部とを含む。スクレーパーは担持台に設けられる。移動補助部は、担持台に設けられ、スクレーパーの近隣にあり、かつ担持台は、スクレーパーと移動補助部を連動して移動させることが可能である。
本発明に開示された更に別の基板に貼り付いているフィルムの端部を持ち上げる方法は、フィルムが貼り付けられる基板を前記フィルム剥取機の基板担持台上に置くこと、スクレーパー機構の移動補助部が基板又はフィルム上にもたれること、スクレーパー機構の担持台を駆動し、スクレーパーを、基板とフィルムの間に、又は2つのそのフィルムの間に差し込むように、基板に対して相対移動させ、フィルムの端部を持ち上げること、を含む。
本発明に開示された更に別のスクレーパー機構は、担持台と、スクレーパーと、少なくとも1つの移動補助部とを含む。担持台は、メインボディと、サブボディとを含み、かつサブボディは移動できるようにメインボディに設けられる。スクレーパーはサブボディに設けられる。移動補助部は、メインボディに設けられ、かつスクレーパーの近隣に設けられる。
本発明に開示されたスクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法によれば、フィルム剥取機は、スクレーパー機構を含み、かつスクレーパー機構は、スクレーパーの近隣に設けられる移動補助部を含む。なお、本発明に開示されたフィルム端部を持ち上げる方法によれば、まず、スクレーパー機構の移動補助部を基板又はフィルム上にもたれさせ、次いで、スクレーパーと移動補助部を移動させて、基板とフィルムの間に差し込み、フィルムの端部を持ち上げる。これにより、移動補助部が基板又はフィルムにもたれることで、スクレーパーの高さを維持し、スクレーパーのテーパー部を基板とフィルムが粘着されている境目に位置合わせできる。よって、スクレーパーを差し込む際に、フィルムと基板が傷つけられることを避けることが可能である。
以上の本開示内容に係る説明および以下の実施形態の説明は、本発明の精神と原理を実証および解釈するために用いられ、本発明の特許出願の範囲のさらなる解釈を提供する。
本発明の実施例によるフィルム剥取機の模式図である。 図1におけるスクレーパー機構を模式的に示す斜視図である。 図2におけるスクレーパー機構を模式的に示す正面図である。 図1のフィルム剥取機を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図1のフィルム剥取機を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図1のフィルム剥取機を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図1のフィルム剥取機を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 本発明の別の実施例によるスクレーパー機構の模式図である。 図8におけるスクレーパー機構を模式的に示す正面図である。 図8のスクレーパー機構を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図8のスクレーパー機構を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図8のスクレーパー機構を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。 図8のスクレーパー機構を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。
以下、実施形態で本発明の詳細な特徴および利点について詳細に説明する。その内容はあらゆる当業者が発明の技術内容を理解し、これに基づいて実施するに足るものであり、且つ本明細書で開示する内容、特許請求の範囲、図面によれば、あらゆる当業者は本発明に係る目的及び利点を容易に理解できる。以下の実施例は、本発明の観点についてさらに詳細に説明するが、いかなる観点によっても本発明の範囲を限定するものではない。
まず、図1を参照すると、図1は本発明の実施例によるフィルム剥取機の模式図である。本実施例において、フィルム剥取機1が基板担持台10と、スクレーパー機構20と、フィルム剥取装置30とを含む。
基板担持台10は、特に限定されないが、例えば、基板を担持するために用いられる金属製のステージであって、表面に真空吸着孔が形成されている。基板担持台10の真空吸着孔により基板をしっかり吸着できる。
スクレーパー機構20は基板担持台10に対応して設けられ、かつスクレーパー機構20は担持台210と、スクレーパー220と、移動補助部230とを含む。本実施例において、スクレーパー機構20はロボットアーム(図示せず)の上に取り付けられ、かつ平常的に基板担持台10の上方に位置する。スクレーパー220と移動補助部230が担持台210に設けられ、かつ移動補助部230がスクレーパー220の近隣に設けられる。さらには、スクレーパー220が担持台210に固定され、かつ移動補助部230が担持台210に枢着される。本実施例のスクレーパー機構20は2つの移動補助部230を含むが、移動補助部230の数は本発明を限定するものではない。
移動補助部230の中心軸は、スクレーパー220の延伸方向と実質的に交差していない。図1におけるスクレーパー機構の模式図である、図2をともに参照すると、スクレーパー220は、延伸方向Dに沿って端部にテーパー部221を形成し、かつ移動補助部230の中心軸Aは、スクレーパー220の延伸方向Dに実質的に平行である。テーパー部221において、スクレーパー220の厚みが端部へ向けて徐々に低減している。本実施例では、移動補助部230がロールであり、かつ中心軸Aがロールの回転軸であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。他の実施例では、移動補助部は、低摩擦係数の材質や自己潤滑性良好な材質を用いて作成した素子であってよく、例えば、テフロン板、ポリアセタール(POM)の突起、などが挙げられる。
フィルム剥取装置30は、基板担持台10に対応して設けられる。図1と図2に示されるフィルム剥取装置30は、テープ移動補助部を含むことが例示されるが、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施例では、フィルム剥取装置30は吸盤やグリッパを含めてもよい。
図2におけるスクレーパー機構を模式的に示す正面図である、図3を参照して、本実施例では、垂直方向H上において、スクレーパー220のテーパー部221が移動補助部230の底部と同一の平面にある。なお、垂直方向H上において、2つの移動補助部230が同じ高さに設けられ、かつスクレーパー220のテーパー部221が2つの移動補助部230の間に位置する。一部の実施例では、垂直方向上において、スクレーパーのテーパー部を移動補助部の底部よりわずかに低いものとすることができる。
以下、フィルム剥取機が基板上からフィルムを剥取する過程について説明する。図1のフィルム剥取機を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である図4乃至図7をともに参照すると、図4に示すように、表面にフィルム41が貼り付けられた基板40は、フィルム剥取機の基板担持台10上に置かれる。基板40は、特に限定されないが、例えば、印刷回路板、シリコンウェハまたはガラス基板であり、かつフィルム41は、特に限定されないが、例えば、ABF膜、接着フィルムまたはポリエステル(PET)フィルムである。フィルム41は、単層膜(すなわち、単層のフィルム)または複数層膜構造(すなわち、複数の膜を積層するもの、例えば、マイラー(Mylar)膜層とABF膜層の積層)であり得る。
基板40を基板担持台10上に置いてから、スクレーパー機構20の移動補助部230を基板40上にもたれさせる(当てる)。図5に示すように、スクレーパー機構20の担持台210は、モーター(図示せず)または手動で駆動することにより、スクレーパー220と移動補助部230とをともに連動して移動させ、基板40の上表面に接近させることができる。さらには、基板40の上表面は、フィルム41に覆われる中央領域40a、及びフィルム41に覆われない端部領域40bに分けられ、かつスクレーパー機構20の移動補助部230は、基板40の上表面の端部領域40bにもたれさせることができる。移動補助部230が基板40の上表面にもたれる際に、スクレーパー220のテーパー部221は、基板40とフィルム41が粘着されている境目にぴったりと(正確に)位置合わせされ得る。
スクレーパー機構20の移動補助部230が基板40にもたれてから、スクレーパー機構20の担持台210を駆動し、フィルム41の端部と基板40とを分離するように基板40に対して相対移動させる。図6に示すように、担持台210は、移動補助部230の中心軸に直交する方向に沿って移動し、さらには、フィルム41の端部に沿って移動する。担持台210が基板40と基板担持台10に対して相対移動する際に、スクレーパー機構20の移動補助部230は基板40の上表面に転がり、スクレーパー220が基板40とフィルム41の間に差し込まれる。スクレーパー220の差し込みにより、フィルム41の端部と基板40とを分離し、すなわち、フィルム41の他の部分が基板40の上表面に貼り付いているまま、フィルム41の端部の一部が剥取される。
続いて、フィルム剥取装置30を用いて基板上からフィルムを完全に剥取する。図7に示すように、フィルム剥取装置30(テープロール)は、基板40と分離した一部のフィルム41を粘着し、フィルム剥取装置30は基板40に対して相対移動し、フィルム剥取装置30の移動方向に沿ってフィルム41を連動して基板40から連続的に分離する。基板40と分離した一部のフィルム41は、フィルム剥取装置30の力点として剥取作業の開始位置となり得る。これは、剥取作業を更に素早く完了させ、フィルム剥取の品質を向上させることに寄与する。フィルム剥取装置30が吸盤を含む実施例では、基板40と分離した一部のフィルム41を吸盤により吸着できる。フィルム剥取装置30がグリッパを含む実施例では、基板40と分離した一部のフィルム41の片隅部をグリッパにより挟むことができる。
本実施例は、図1のフィルム剥取機1を用いてフィルム41と基板40とを分離することを開示するが、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施例では、フィルム41が複数層膜構造を含む場合に、フィルム剥取機1を用いて複数層膜構造における2つのフィルム層を分離できる。つまり、スクレーパー220は、フィルム41における2つのフィルム層の間に差し込み、スクレーパー220の差し込みにより、2つのフィルム層を分離できる。
図8と図9を参照すると、図8は本発明の別の実施例によるスクレーパー機構の模式図であり、図9は図8におけるスクレーパー機構を模式的に示す正面図である。本実施例では、フィルム剥取機のスクレーパー機構20Aは、担持台210Aと、スクレーパー220と、移動補助部230とを含む。担持台210Aは、メインボディ211と、サブボディ212とを含み、かつサブボディ212は移動できるようにメインボディ211に設けられる。
スクレーパー220はサブボディ212に設けられ、移動補助部230はメインボディ211に設けられ、かつ移動補助部230がスクレーパー220の近隣に設けられる。さらには、スクレーパー220はサブボディ212に固定され、かつ移動補助部230がメインボディ211に枢着される。本実施例のスクレーパー機構20Aは2つの移動補助部230を含むが、移動補助部230の数は本発明を限定するものではない。なお、本実施例のメインボディ211は、底部から延伸する凹部213を有する。サブボディ212が移動できるように凹部213内に設けられ、かつ凹部213は2つの移動補助部230の間に介在する。
移動補助部230の中心軸は、スクレーパー220の延伸方向と実質的に交差していない。スクレーパー220は、延伸方向Dに沿って端部にテーパー部221を形成し、かつ移動補助部230の中心軸Aは、スクレーパー220の延伸方向Dに実質的に平行である。テーパー部221において、スクレーパー220の厚みが端部へ向けて徐々に低減している。本実施例では、移動補助部230が担持台210Aに枢着するロールであり、かつ中心軸Aがロールの回転軸であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。他の実施例では、移動補助部は、低摩擦係数の材料や自己潤滑性良好な材質を用いて作成する素子であってよく、例えば、テフロン板、ポリアセタール(POM)の突起、などが挙げられる。なお、垂直方向H上において、スクレーパー220のテーパー部221が移動補助部230の底部よりわずかに低いが、他の実施例では、スクレーパーのテーパー部は、移動補助部230の底部と同じ水平高さに位置してよい。
図10乃至図13は図8のスクレーパー機構を用いて基板上からフィルムを剥取する模式図である。図10と図11に示すように、基板40が基板担持台上に置かれてから、モーター(図示せず)または手動操作により、担持台210Aのメインボディ211が下がるように駆動し、スクレーパー機構20Aの移動補助部230を基板40に粘着するフィルム41の上表面にもたれさせる。移動補助部230がフィルム41の上表面にもたれる際に、スクレーパー220は、基板40とフィルム41が粘着されている境目にぴったりと(正確に)位置を合され得る。
図12に示すように、担持台210Aのサブボディ212は、中心軸に平行する方向に沿って(またはスクレーパー220の延伸方向に沿って)メインボディ211に対して相対移動する。サブボディ212は、スクレーパー220を連動して基板40とフィルム41に近付くように移動し、スクレーパー220を基板40とフィルム41の間に差し込む。続いて、図13に示すように、担持台210Aのメインボディ211は、移動補助部230の中心軸に直交する方向に沿ってフィルム41上に移動し、さらには、フィルム41の端部に沿って移動する。図13は、担持台210Aが図12の位置からフィルム41の隅へ移動することを示す。担持台210Aが基板40に対して相対移動する際に、スクレーパー機構20Aの移動補助部230がフィルム41の上表面に転がり、スクレーパー220が基板40とフィルム41の間に差し込まれる。スクレーパー220の差し込みにより、フィルム41端部と基板40とを分離し、すなわち、フィルム41の他の部分が基板40の上表面に貼り付いているまま、フィルム41の端部の一部が剥取される。
本実施例は、図8のスクレーパー機構20Aを用いてフィルム41端部を基板40から持ち上げることを開示するが、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施例では、フィルム41が複数層膜構造を含む場合に、スクレーパー機構20Aを用いて複数層膜構造における2つのフィルム層を分離できる。つまり、スクレーパー220は、フィルム41における2つのフィルム層の間に差し込まれ、スクレーパー220の差し込みにより、2つのフィルム層を分離できる。
上記をまとめ、本発明に開示されたスクレーパー機構、及びフィルム剥取機によれば、フィルム剥取機は、スクレーパー機構を含む。特に、スクレーパー機構は、スクレーパーの近隣に設けられる移動補助部を含む。なお、本発明に開示されたフィルム端部を持ち上げる方法によれば、まず、スクレーパー機構の移動補助部を基板又はフィルム上にもたれさせ、次いで、スクレーパーと移動補助部を移動させて、基板とフィルム、または2つのフィルム層の間に差し込み、フィルムの端部と基板またはフィルム層とを分離する。移動補助部の中心軸は、スクレーパーがフィルム端部を持ち上げるときの移動方向に対して実質的に直交するので、移動補助部は基板上を転がることができる。これにより、移動補助部が基板又はフィルムにもたれることで、スクレーパーが垂直方向上における高さを維持し、スクレーパーのテーパー部(または刃)は、基板とフィルムが粘着されている境目に位置合わせされる。よって、スクレーパーを差し込む際に、フィルムと基板が傷つけられることを避けることが可能である。
本発明は上述のように前記の実施例で開示したが、それらは本発明を限定するものではない。本発明の精神と範囲に逸脱せずに行われた変更と修正は、本発明の特許保護の範囲に属する。本発明が定義した保護範囲については、添付の特許出願の範囲を参照できる。
1 フィルム剥取機
10 基板担持台
20、20A スクレーパー機構
210、210A 担持台
211 メインボディ
212 サブボディ
220 スクレーパー
221 テーパー部
230 移動補助部
231 底部
30 フィルム剥取装置
40 基板
40a 中央領域
40b 端部領域
41 フィルム
A 中心軸
D 延伸方向
H 垂直方向

Claims (24)

  1. 延伸方向に沿って端部にテーパー部を形成するスクレーパーと、
    前記スクレーパーの近隣に設けられる少なくとも1つの移動補助部と、を含む、フィルム剥取機のスクレーパー機構。
  2. 前記少なくとも1つの移動補助部の中心軸が、前記スクレーパーの延伸方向と実質的に交差していない、請求項1に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  3. 前記少なくとも1つの移動補助部の前記中心軸が、前記スクレーパーの前記延伸方向と実質的に平行である、請求項2に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  4. 担持台をさらに含み、前記スクレーパーと前記少なくとも1つの移動補助部が、前記担持台に設けられ、かつ前記担持台が前記スクレーパーと前記少なくとも1つの移動補助部を連動して移動させることが可能である、請求項1に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  5. 垂直方向上において、前記スクレーパーの前記テーパー部が、前記少なくとも1つの移動補助部の底部と同一の平面にある、請求項1に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  6. 前記少なくとも1つの移動補助部の数が2個であり、前記垂直方向上において、前記2つの移動補助部が同一の高さに設けられ、かつ前記スクレーパーの前記テーパー部が、前記2つの移動補助部の間に位置する、請求項5に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  7. 垂直方向上において、前記スクレーパーの前記テーパー部が、前記少なくとも1つの移動補助部の底部より低い、請求項1に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  8. 基板担持台と、
    前記基板担持台に対応して設けられる、スクレーパー機構と、を含み、前記スクレーパー機構が、
    担持台と、
    前記担持台に設けられる、スクレーパーと、
    前記担持台に設けられ、前記スクレーパーの近隣にある、少なくとも1つの移動補助部と、を含み、かつ前記担持台が前記スクレーパーと前記少なくとも1つの移動補助部を連動して移動させることが可能である、
    フィルム剥取機。
  9. 前記スクレーパーが延伸方向に沿って端部にテーパー部を形成し、かつ前記少なくとも1つの移動補助部の中心軸が、前記スクレーパーの前記延伸方向と実質的に交差していない、請求項8に記載のフィルム剥取機。
  10. 前記少なくとも1つの移動補助部の前記中心軸が、前記スクレーパーの前記延伸方向と実質的に平行である、請求項9に記載のフィルム剥取機。
  11. 垂直方向上において、前記スクレーパーの前記テーパー部が、前記少なくとも1つの移動補助部の底部と同一の平面にある、請求項9に記載のフィルム剥取機。
  12. 垂直方向上において、前記スクレーパーの前記テーパー部が、前記少なくとも1つの移動補助部の底部より低い、請求項9に記載のフィルム剥取機。
  13. 請求項8に記載のフィルム剥取機を用いて、基板に貼り付いているフィルムの端部を持ち上げる方法であって、
    前記フィルムが貼り付けられる前記基板を前記基板担持台上に置くこと、
    前記スクレーパー機構の前記少なくとも1つの移動補助部が前記基板又は前記フィルム上にもたれること、
    前記スクレーパー機構の前記担持台を駆動し、前記スクレーパーを、前記基板と前記フィルムの間に、又は2つの前記フィルムの間に差し込むように、前記基板に対して相対移動させ、前記フィルムの前記端部を持ち上げること、を含む、
    基板に貼り付いているフィルムの端部を持ち上げる方法。
  14. 前記担持台が前記基板に対して移動するときに、前記少なくとも1つの移動補助部が前記基板上を転がる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記担持台が前記基板に対して移動するときに、前記少なくとも1つの移動補助部が前記フィルム上を転がる、請求項13に記載の方法。
  16. 前記担持台が前記フィルムの前記端部に沿って移動する、請求項13に記載の方法。
  17. メインボディ、及びサブボディを含み、前記サブボディが、移動できるように前記メインボディに設けられる、担持台と、
    前記サブボディに設けられる、スクレーパーと、
    前記メインボディに設けられ、かつ前記スクレーパーの近隣に設けられる、少なくとも1つの移動補助部と、を含む、
    フィルム剥取機のスクレーパー機構。
  18. 前記少なくとも1つの移動補助部の中心軸が、前記スクレーパーの延伸方向と実質的に交差していない、請求項17に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  19. 前記少なくとも1つの移動補助部の前記中心軸が、実質的に、前記スクレーパーの前記延伸方向と平行である、請求項18に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  20. 前記サブボディが前記少なくとも1つの移動補助部の前記中心軸と実質的に平行である方向に沿って前記メインボディに対して移動可能である、請求項18に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  21. 前記メインボディが底部から延伸する凹部を有し、かつ前記サブボディが前記凹部内に設けられる、請求項17に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  22. 前記少なくとも1つの移動補助部の数が2個であり、かつ前記メインボディの前記凹部が前記2つの移動補助部の間に介在する、請求項21に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  23. 前記スクレーパーが延伸方向に沿って端部にテーパー部を形成し、垂直方向上において、前記スクレーパーの前記テーパー部が前記少なくとも1つの移動補助部の底部より低い、請求項17に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
  24. 前記少なくとも1つの移動補助部が回転できるように前記担持台の前記メインボディに設けられる、請求項17に記載のフィルム剥取機のスクレーパー機構。
JP2022098795A 2021-06-21 2022-06-20 スクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法 Active JP7369826B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW110122558 2021-06-21
TW110122558A TWI789791B (zh) 2021-06-21 2021-06-21 刮刀機構、剝膜機以及將膜料邊緣掀離的方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023001912A true JP2023001912A (ja) 2023-01-06
JP7369826B2 JP7369826B2 (ja) 2023-10-26

Family

ID=84688738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022098795A Active JP7369826B2 (ja) 2021-06-21 2022-06-20 スクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7369826B2 (ja)
TW (1) TWI789791B (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01105253A (ja) * 1987-10-17 1989-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 剥離装置
JP2000086080A (ja) * 1998-09-03 2000-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd カバーフィルム剥離用引起し装置
JP2003335536A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Sharp Corp ワーク分断方法および装置ならびにワーク分断方法を用いた液晶表示パネルの製造方法
JP2004001959A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Ricoh Co Ltd 部品剥離方法および装置
JP2009078902A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sharp Corp 剥離装置および剥離方法
US20190160801A1 (en) * 2017-11-30 2019-05-30 Kinsus Interconnect Technology Corp. Film-peeling apparatus

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5104473A (en) * 1990-10-03 1992-04-14 Eastman Kodak Company Apparatus and method for removing a release sheet from a workpiece
US10293391B2 (en) * 2015-03-31 2019-05-21 Nucor Corporation Coil sampling stand and method of taking coil samples
CN210556053U (zh) * 2019-06-14 2020-05-19 江苏吉鑫风能科技股份有限公司 一种剥膜装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01105253A (ja) * 1987-10-17 1989-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 剥離装置
JP2000086080A (ja) * 1998-09-03 2000-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd カバーフィルム剥離用引起し装置
JP2003335536A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Sharp Corp ワーク分断方法および装置ならびにワーク分断方法を用いた液晶表示パネルの製造方法
JP2004001959A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Ricoh Co Ltd 部品剥離方法および装置
JP2009078902A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sharp Corp 剥離装置および剥離方法
US20190160801A1 (en) * 2017-11-30 2019-05-30 Kinsus Interconnect Technology Corp. Film-peeling apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP7369826B2 (ja) 2023-10-26
TW202300342A (zh) 2023-01-01
TWI789791B (zh) 2023-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4524241B2 (ja) 薄板状フィルムの貼付装置および貼付方法
CN108973101B (zh) 一种高精度全自动贴膜设备
CN109867159B (zh) 离型膜剥离方法以及离型膜剥离装置
TWI417987B (zh) 黏著帶貼附方法及利用該方法的黏著帶貼附裝置
US20100252205A1 (en) Device for thin die detachment and pick-up
KR20080052431A (ko) 기판 접합 방법 및 이를 이용한 장치
TW202028011A (zh) 剝離裝置
US8226796B2 (en) Flanged collet for die pick-up tool
JP2023001912A (ja) スクレーパー機構、フィルム剥取機、及びフィルム端部を持ち上げる方法
JP3813434B2 (ja) 基板剥離装置および基板剥離方法
WO2020003516A1 (ja) 剥離装置及び剥離方法
CN109264123B (zh) 板材的保持装置
JPH08292433A (ja) 粘着フィルム剥離方法及び装置
CN115579305A (zh) 刮刀机构、剥膜机以及将膜料边缘掀离的方法
JP4369298B2 (ja) ダイピックアップ装置及びダイピックアップ方法
JP2019186399A (ja) 粘着テープ剥離方法および粘着テープ剥離装置
KR101915572B1 (ko) 피시비용 분리코어 박리장치
JP2007246244A (ja) ガラス板引き上げ装置
JP3610941B2 (ja) 電子部品実装装置
KR20220139713A (ko) 반도체 인쇄회로기판의 보호필름 자동박리기 및 자동박리방법
TWI840676B (zh) 剝膜機及剝膜方法
JP2003276091A (ja) フィルム貼り合わせ方法及びフィルム貼合機
JP6631785B2 (ja) ガラスフィルム積層体の製造方法及び製造装置
CN213783728U (zh) 一种覆盖膜卷起分离装置
CN220509974U (zh) 晶圆胶膜移除装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7369826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150