JP2009072379A - 冷凍麺調理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手で攪拌することなく解凍麺を水洗いすること、もしくは、冷凍麺を冷すことができ、これにより、作業者の手を荒らすことなく、迅速に作業を進めることができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができる装置を提供することである。
【解決手段】所定量の水66を蓄えた上方開口の水槽57と、この水槽57内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段59と、解凍された解凍麺61を保持して前記噴流発生手段59の上部に出し入れ自在に設置される麺籠26とにより解凍麺水洗い機55または解凍麺冷し機を構成した冷凍麺調理装置である。
【選択図】図17
【解決手段】所定量の水66を蓄えた上方開口の水槽57と、この水槽57内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段59と、解凍された解凍麺61を保持して前記噴流発生手段59の上部に出し入れ自在に設置される麺籠26とにより解凍麺水洗い機55または解凍麺冷し機を構成した冷凍麺調理装置である。
【選択図】図17
Description
本発明は、冷凍麺を用いて調理するレストラン等での業務使用に適した冷凍麺調理機に関する。
うどん、そば、スパゲティー等の麺類を一旦茹でた後に急速冷凍した冷凍麺は、業務用としても急速な普及を遂げている。図1には、うどんの場合における冷凍麺1の一例を示す。これらの冷凍麺1は、1食分ずつ小形の弁当箱状の直方体に形成されており、その外形寸法は、縦150mm、横120mm、高さ25mmであり、重量は、200g前後となっている。他の冷凍スパゲティーや冷凍そばなどの場合も、概ねこのような寸法である。このように形成された冷凍麺1をレストラン等で解凍する方式の一つとして熱湯により解凍する方式がある。この熱湯により解凍する方式に基づく装置の一例を図2、図3に示す。図2に示すものは、冷凍麺1の解凍調理機2であり、特許文献1に記載されているものである。この解凍調理機2は、湯槽3の内部に図3に示す複数個の麺籠4を収納保持できる構造を有し、湯槽3に導入された水5をヒータ6で加熱し、沸騰させる。ヒータ6の上方位置には噴流吐出孔7を有する噴流集中板8が配置されている。このような解凍調理機2は、ヒータ6を発熱させることによって湯槽3に導入された水5を加熱して沸騰させ、噴流集中板8の下方で発生した気泡を噴流吐出孔7から熱渦噴流として吐出させ、麺籠4に収納した冷凍麺1に噴射させる。これにより、麺籠4に収納された冷凍麺1が加熱され、解凍される。
熱湯により解凍する前述の方式における課題について説明する。まず、第一の課題について説明する。図3に例示する従来の麺籠4は、同図に示すように、例えば直径が130mmで深さが150mmである。そして、底部が丸くなっているため、底部に近付くほど直径が狭くなる。これに対して、冷凍麺1は、前述のように、長さ150mm、幅120mm、厚さ25mm程度の寸法を有しているものが多い。このような寸法関係からして、図3に例示する従来の麺籠4に冷凍麺1を収納した場合、冷凍麺1の上部が麺籠4に入りきらないことが多い。このため、図2に例示するように、一例ではあるが、冷凍麺1の上部1/3程度は、水5が沸騰した茹で湯につからない状態で解凍調理が始まることになる。この状態で解凍調理が始まると、噴流吐出孔7から吐出する熱渦噴流は冷凍麺1の下部に集中するため、冷凍麺1の下部から徐々に解凍が進み、冷凍麺1の全部が茹で湯に浸かるまでには20〜30秒程度かそれ以上かかる。その後、冷凍麺1が完全に解凍されて調理が完了するまでには、更に60〜90秒程度かかる。概ね、解凍調理の完了までに2〜3分程度必要となる。
ついで、熱湯により解凍する前述の方式における第二の課題について説明する。図2に示す解凍調理機2は、ヒータ6によって加熱した水5を沸騰させ、噴出吐出孔7から麺籠4の中央底部に向かって噴出する熱湯噴流によって麺籠4の中の冷凍麺1を解凍するものであるが、その解凍の速さは沸騰噴流が強いほど早く、沸騰噴流が弱いと解凍時間は長くかかる。例えば、冷凍麺1を湯槽3の水5の中に沈めた時に、冷凍麺1の持つ氷の潜熱によって水5の温度が低下し、95℃位になると沸騰噴流がなくなってヒータ6による加熱で再び沸騰噴流が立ち上がる。この沸騰噴流が立ち上がるまで数分間かかり、その分、解凍時間が長くかかるということになる。このような沸騰噴流が一時的に中断する時間を少なくするためには、ヒータ6に加える電力を大きくしなければならず、ヒータ6にいつも大きな電力を加えておくことは電力料金が多くかかり、かつ、水5の沸騰による蒸発量も多くなり、その結果、水の消費量も大きく、しかも、調理室内にも湯気が立ち上がり、作業環境を著しく悪化させることになる。このような環境をよくするためには、大きな空調装置と換気装置とを設置しなければならなかった。
このような従来技術の欠点をなくすために考案された茹で装置が特許文献2に記載されている。その内容は、図4及び図5に示すものであり、湯槽9の中の水10は、図示しない温度調節器と電気ヒータ11によって約96℃であるように制御しておき、噴流モータ12によって駆動される槽内の羽根車13の回転によって圧力発生室14に熱湯圧力を発生させ、この熱湯圧力を湯槽底面と一体に形成された噴流集中板15に導入し、麺籠16の中央底部に向かって噴出する噴出穴17より噴き上げることによって急速に、かつ、最小のエネルギーをもって麺類を茹でようとするものである。これにより、熱エネルギーの消耗量を必要最小限にすることができ、しかも、蒸気発生量を激減することができるため、室内の空調費用を減少させることができるとともに、環境を良好に維持することができるものである。
しかしながら、特許文献2に記載されたものにおいても、麺籠16の形状は図3に示した麺籠4と同様なものを使用しているため、熱湯により解凍する方式における第一の課題、すなわち、冷凍麺1の上端が最初は湯中に浸されないことによる解凍に必要な時間が長いという欠点をなくすことはできない。
一方、冷凍麺1は、解凍後すぐに食器に盛り付けてお客に供されるものではない。うどん、そば、ラーメン、スパゲティーなどからなる冷凍麺1は、前述のような手段により解凍されてからぬめりをとるために水洗いをし、かつ、冷やしてから盛り付けてお客に供するものが多い。たとえば、うどん、そば等は、熱いうちに盛り付けてお客に供されるものが50%位であり、残りの50%は冷たくして供される。また、季節的に暑い季節においては、ラーメンやスパゲティーと云えども冷製ラーメン、冷製スパゲティーとして供される割合が高くなってきている。
このように冷凍麺1を解凍して使用するメニューの内、半分以上は解凍後に冷たくするという作業が必要となる。そのために、従来は、図6に示すように、水洗い槽18と冷し槽19とを並べて水洗い作業と冷し作業とを行っている。すなわち、水洗い槽18と冷し槽19とは、上方に開口した槽であり、それぞれの上方には給水栓20,21が配設されて水22が供給される。また、前記冷し槽19には角氷等の氷23が投入され、かつ、背面にはオーバーフロー口24が形成されている。そして、解凍されることにより柔らかくなっている解凍麺25を保持する麺籠4を片手で持って水洗い槽18に入れ、解凍麺25を浮かせながら他方の自由な手で麺籠4の中を攪拌して「水洗い」と解凍麺25の表面の「ぬめり」を洗うとともに、水温近くまで解凍麺25の温度を下げるようにすることを一々行う作業を必要としている。さらに、水洗い槽18に隣接された冷し槽19には、氷23が入れられてその内部の水22の温度は5℃位に維持されている(場合によっては、冷凍機で冷す)。水洗い槽18で水洗いされた解凍麺25は、麺籠4に入れられたまま冷し槽19に移され、5℃位まで冷すという作業が行われている。このとき、水洗い槽18で行っていたように、冷し槽19においても手で解凍麺25を攪拌して冷し作用を促進することが一般的に行われている。そのため、作業者の手が荒れるとか、冷えるなどの弊害があり、さらに、衛生上の問題もある。
さらに、水洗い槽18と冷し槽19との大きさについてみると、仮に、それぞれの水洗い槽18と冷し槽19との間口が60cmあるとした場合には、両者で1.2mとなり、作業者は1作業毎に水洗い槽18と冷し槽19との間を往復しなければならず、その動線が長いという問題もある。また、水洗い槽18の水22の汚れ具合を見ながら給水栓20からの注水量を加減する必要があり、作業者によって水22の使用量がばらつき、場合によっては必要以上に水使用量が多く、経費の増加にもつながっている。冷し槽19の作業も人手に頼っているため、作業員による冷しの程度のばらつきが生じ、氷23の補給も作業員によるばらつきが生じる。そのため、水洗いと冷しとの作業は、自動化が要望されている。
本発明は、解凍麺の水洗い若しくは冷しの作業を手作業によらずに半自動化してスピーデイに処理することができる冷凍麺調理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とにより解凍麺水洗い機または解凍麺冷し機を構成したものである。
請求項2記載の発明は、所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる解凍麺水洗い機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷槽タンクとよりなる解凍麺冷し機と、
より構成した冷凍麺調理装置である。
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷槽タンクとよりなる解凍麺冷し機と、
より構成した冷凍麺調理装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の冷凍麺調理装置において、解凍麺水洗い機と解凍麺冷し機とを一体に形成した。
請求項4記載の発明は、所定量の湯を蓄えた上方開口の湯槽と、この湯槽内の湯を加熱する加熱手段と、前記湯槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、弁当箱状の直方体形状の冷凍麺に合わせて上方開口の箱形状で底面は網板構造に形成されて前記冷凍麺を入れた状態で前記湯槽内の前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる冷凍麺解凍調理機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる解凍麺水洗い機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷槽タンクとよりなる解凍麺冷し機と、
より構成した冷凍麺調理装置である。
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる解凍麺水洗い機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷槽タンクとよりなる解凍麺冷し機と、
より構成した冷凍麺調理装置である。
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の冷凍麺調理装置において、冷凍麺解凍調理機の噴流発生手段と解凍麺水洗い機の噴流発生手段とには、上向きの噴流を発生させる複数個の噴流噴出穴を有する所定長さの直管状の噴流導管が設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の冷凍麺調理装置において、噴流導管の複数の噴流噴出穴の口径をそれぞれ異ならせて上向きの噴流の強さを変えることにより麺籠に保持されている冷凍麺又は解凍麺に回転力を付与する麺回転手段を形成したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の冷凍麺調理装置において、噴流導管に三個の噴流噴出穴を形成し、中央の噴流噴出穴の口径を最も大きく設定し、この中央の噴流噴出穴の両側に位置する二個の噴流噴出穴の口径を異なるものとしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明は、所定量の水を蓄えた上方開口の水槽内において、噴流発生手段により上向きの噴流を発生させ、かつ、解凍麺は麺籠に入った状態で噴流発生手段の上部に出し入れ自在に配設されるので、手で攪拌することなく噴流により解凍麺を水洗いすること、もしくは、冷凍麺を冷すことができ、これにより、作業者の手を荒らすことなく、迅速に作業を進めることができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができるものである。
請求項2記載の発明は、解凍麺水洗い機で解凍麺の水洗いを行なった後に、解凍麺の冷却を簡単に行うことができ、特に、手で攪拌することなく解凍麺の水洗いと冷却とを行うことができ、これにより、作業者の手を荒らすことなく、迅速に作業を進めることができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができるものである。
請求項3記載の発明は、解凍麺水洗い機と氷温水供給機とを一体的に並設することにより、解凍された解凍麺の水洗い及びその冷しを簡単に行うことができ、特に、手で攪拌することなく解凍麺を水洗い及び冷すことができ、これにより、作業者の手を荒らすことなく、迅速に作業を進めることができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができるものである。
請求項4記載の発明は、冷凍麺解凍調理機と解凍麺水洗い機と解凍麺冷し機とを並設することにより、冷凍麺の解凍と解凍された解凍麺の水洗い及びその冷しを簡単に行うことができ、特に、手で攪拌することなく解凍麺を水洗い及び冷すことができ、これにより、作業者の手を荒らすことなく、迅速に作業を進めることができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができるものである。
請求項5記載の発明は、噴流発生手段が上向きの噴流を発生させる複数個の噴流噴出穴を有する所定長さの直管状の噴流導管が設けられているため、麺籠内の冷凍麺の解凍や解凍された解凍麺の攪拌や水洗いされた解凍麺の冷しとのいずれかの作業を効率よく行うことができるものである。
請求項6記載の発明は、噴流導管の複数の噴流噴出穴の口径をそれぞれ異ならせて上向きの噴流の強さを変えることにより麺籠に保持されている冷凍麺又は解凍麺に回転力を付与する麺回転手段を形成したので、冷凍麺の解凍や解凍麺の水洗いやその冷しの作業を迅速に行うことができ、しかも、きわめて衛生的な処理を行うことができるものである。
請求項7記載の発明は、冷凍麺調理装置の噴流導管に三個の噴流噴出穴を形成し、中央の噴流噴出穴の口径を最も大きく設定し、この中央の噴流噴出穴の両側に位置する二個の噴流噴出穴の口径を異なるものとしたので、冷凍麺若しくは解凍麺の網籠内での回転運動を効率よく行わせることができ、これにより、解凍、水洗い、冷し等の動作を迅速かつ効率よく行うことができるものである。
本発明の実施の態様を図7乃至図19に基づいて説明する。現在、広く業務用として、又は、家庭用として量産されている冷凍麺1の形状は、図1に示した寸法で弁当箱状に形成されているものであることは既に述べた。このような冷凍麺1を図4に示すような丸型の麺籠8に入れて解凍する場合は、前述のように、冷凍麺1の2/3が茹で湯に浸漬され、1/3が露出しているため、たとえ下から熱湯噴流を噴き上げたとしても解凍調理するまでに余分な時間がかかるという欠点があった。このような欠点は、広く使われている茹で麺を茹でるための丸型の麺籠8を冷凍麺1に流用したことに起因している。そこで、本実施の態様においては、図7及び図8に示すように冷凍麺専用の形状の新規な麺籠26を採用した。この麺籠26は、冷凍うどんや冷凍スパゲティーが余裕をもって入る大きさ、すなわち、縦165mm、横45mm、高さ140mmの上方開口の箱形状のものであり、両側面には多数のパンチング穴27が開けられており、底面には網板構造により形成された底板28が着脱自在に取り付けられており、一側には側方に突出する把手29が設けられている。また、前記把手29の反対側の面には、後述するリフト装置に引っ掛けるための引掛フック30が形成されている。また、前記麺籠26の底面には前記底板28を受ける三本の支持ワイヤ52が所定間隔で固定されており、かつ、前記麺籠26の一方の側面には前記底板28を係止する係止片53が設けられており、また、他方の側面には、前記底板28を弾撥的に保持する弾性板による係止バネ54が設けられている。そのため、麺籠26に取り付けられている底板28は、解凍された麺をどんぶり等に移すために麺籠26を逆さにしても外れることはないが、清掃等の必要に応じて係止バネ54を変形させることにより取り外すことができるものである。
図7及び図8には、麺籠26が図示されているが、このような麺籠26には弁当箱状に冷凍された冷凍麺1が縦に立てて入れられるものとする。そのため、解凍湯槽の湯の入っている深さが120mm程度であればすっぽりと浸漬されることとなり、全体が均等に解凍されることから従来のように解凍時間が余分にかかるということはなくなる。さらに、麺籠26の横幅は45mmでしかないので、四個の麺籠26を50mm間隔で並べた場合でも解凍湯槽の幅は、220mm位となってきわめてコンパクトな冷凍麺解凍槽となる可能性を持っている。従来の丸型の麺籠4を使った場合であって4個の麺籠4を並べようとすると、1個の麺籠4の直径が130mmであることから、図9に示すように150mmの間隔として必要な湯槽13の幅は、650mmにもなる。仮に、二つの麺籠4しか用いないとしても、湯槽13の必要幅は350mmとなる。そのため、本実施の態様で使用する麺籠26の場合には、従来の麺籠4を用いる場合に比べて略半分の必要スペースでよいことになる。
ついで、本実施の態様における冷凍麺解凍調理機31を図10乃至図14に基づいて説明する。まず、支持脚32で支持された箱型の外枠33内には、上方開口の湯槽34が形成されており、この湯槽34の下方には、加熱手段として作用する電気ヒータ35が設置されている。また、前記湯槽34の一側壁には、噴流発生手段の一部を構成する噴流発生箱36が取り付けられている。この噴流発生箱36の中央部には、水平方向に開口する噴流吸込口37が形成されている。前記噴流発生箱36の下方には、A、B、Cと表示した噴流噴出穴38を備えた複数本の噴流導管39が水平状態で並設されている。これらの噴流噴出穴38の内、Bなる噴流噴出穴38の直径が最も大きく、Cがこれに次ぎ、Aなる噴流噴出穴38がもっとも小さく開口している。このような噴流導管39の上方には、それぞれの噴流導管39に対応して図7、図8に示す麺籠26が着脱自在に取り付けられている。また、前記湯槽34の一側面外側には、噴流モータ40が取り付けられ、この噴流モータ40により駆動される噴流インペラ41が前記噴流発生箱36の内部に位置して設けられている。このように、噴流発生箱36と噴流導管39と噴流モータ40により駆動される噴流インペラ41とにより噴流発生手段が構成されている。さらに、前記外枠33の内面には、操作釦42を外面に突出させた電気制御部43が取り付けられている。
しかして、噴流発生箱36の外側側面に取り付けられた噴流モータ40によって駆動される噴流インペラ41は、湯槽34内の湯を噴流吸込口37から取り込み、噴流発生箱36の内部に噴流圧力を発生させることにより噴流発生箱36の下部に連結して取り付けられた4本の噴流導管39に加圧分流させて上向きに開けられたA、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38から上向きの噴流を噴出する。各々の噴流導管39の上には、少しの間隔をおいて長四角形状に形成された麺籠26に投入された冷凍麺1が位置してA、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38から噴出する噴流を受けることになるが、Bの噴流噴出穴38の直径が一番大きいため、最も強い熱湯噴流が冷凍麺1の中央部に吹き付けられて解凍し難い中央部から急速に解凍が進む。同時に、A、Cと表示した二個の噴流噴出穴38からも熱湯噴流が噴き上がり、15秒位で解凍される。特に、穴径の大きさがB>C>Aに形成されているため、麺籠26の内部においては、二重線矢印で示すような熱湯の流れが発生し、解凍された麺もぐるぐると回転し始めて均一解凍が進行することとなる。このように複数の噴流噴出穴38の穴径を異なるものとして各噴流噴出穴38からの冷凍麺1に対する噴流エネルギーを変えることにより冷凍麺1の中心部の解凍を促進するとともにその冷凍麺1を麺籠26内で回転させる麺回転手段が構成されている。
また、湯槽34の背面には、タイマーにより麺籠26を上下動させるリフト装置44が設けられている。そのため、湯槽34にリフトダウンしていた麺籠26は、リフト装置44の昇降モータ45の働きで湯槽34から引き上げられて解凍調理を完了する。この解凍調理の時間は、わずかに25秒くらいのものであり、他のいかなる方式による解凍調理よりも早く、1/2以下の時間で十分に解凍調理ができるものである。図11では、解凍調理の終わった麺籠26がタイマーリフトによって湯槽34から引き上げられた状態を示しているものであり、引き上げられた麺籠26の下方1/3位の容積に解凍調理された「うどん」などの麺が冷凍状態の形を留めずに溜まっている。この状態でリフト装置44から麺籠26の引掛フック30を外し、どんぶり等に解凍調理された麺を移し変えるものである。
A、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38から上向きの噴流を噴出することにより、麺籠26内において、二重線矢印で示すような熱湯の流れが発生し、解凍された麺もぐるぐると回転し始めて均一解凍が進行することは、先に述べたが、この作用の詳細を以下に述べる。A、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38の具体的な大きさの比率は、B:C:A=4:2:1位の割合で開けられており、Bと表示した噴流噴出穴38の噴流は、前述のように、冷凍麺1で一番融け難い中央部に向けて噴出している。Cと表示した噴流噴出穴38の噴流は、次にその量が多いため、冷凍麺1を溶かすとともに、溶けかかった冷凍麺1の先の方を浮かせて図11の二重線矢印で示すような熱湯の流れを生成する。一方、Aと表示した噴流噴出穴38の噴流は、溶けた冷凍麺1の一部が麺籠26の手前の隅に貯まらないように作用し、溶けた冷凍麺1が円滑に回転するように助ける働きをしている。図12に示すものは、噴流導管39と麺籠26との長手方向の関係位置を示したもので、噴流導管39から噴出するA、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴39からの噴流はいずれも麺籠26の中央に噴き上げられて急速に冷凍面1を解凍すると共に、溶けた麺が麺籠26の中でぐるぐる回転して解凍ムラを防ぐという働きをしているものである。また、麺籠26の側面にあけられたパンチング穴27は、噴き上げられた噴流が麺籠26の上からあふれずに側面のパンチング穴27から流れて新しい水流が麺を回転させるのに役立つものである。これらの関係位置とその構造は、図13の構造斜視図からも理解することができる。
このように形成された解凍調理機27が必要とする床面積は、図10に示すように、全体の幅寸法が380mmであり、本体の奥行寸法が420mmであり、この本体の背面に取り付けられるリフト装置の奥行寸法が80mmである。そのため、全体として必要な床面積は、380mm×500(420+80)mmである。
なお、図13に基づいて、構造上の特徴について追加説明を行う。まず、湯槽34の中央部分に位置させて給水管46とオーバーフロー栓47とが設けられている。これらの給水管46とオーバーフロー栓47とは、当然のことながら、湯槽34内に水を補給すること、過剰な水は排水することを行うものである。また、前記湯槽34の下方には、湯槽内34の水位が所定水位を超えて低下したときに、その水位低下を検出して電気ヒータ35への通電を遮断するヒータ空炊き防止用フロートスイッチ48が設けられている。また、前記湯槽34の上方中央部には、センター板49が設けられている。なお、図13においては、樹脂製の把手29に代えてワイヤーにより形成した把手29を備えた麺籠26を使用している状態を示している。
また、図14に示すように、噴流発生箱36と四本の噴流導管39と噴流モータ40とはそれぞれ着脱自在に結合されてユニット化されて噴流発生ユニット50を構成しているものであるが、このような噴流発生ユニット50は、図13に示すように、着脱用ネジ51により湯槽34の内壁部分に取り付けられている。この着脱用ネジ51を緩めて外すことにより掃除が容易にできるものである。
次に、図15乃至図19に基づいて解凍麺水洗い機55と解凍麺冷し機56とを説明する。まず、図15及び図16に示すものは、正面から見て右側に解凍麺水洗い機55を位置させ、左側に解凍麺冷し機56を位置させて両者をコンパクトに一体に形成したものである。これらの解凍麺水洗い機55と解凍麺冷し機56のそれぞれの具体的構造は、その目的によって部分的に相違はあるものの基本的には図10乃至図14に示した冷凍麺解凍調理機31と同様なものである。そのため、前述の冷凍麺解凍調理機31と同一部分に相当する部分は同一符号を用いて説明する。まず、図15乃至図19に基づいて解凍麺水洗い機55と解凍麺冷し機56においては、冷凍麺解凍調理機31で用いていた湯槽34に代えて水槽57、58が用いられている。すなわち、水槽57は解凍麺水洗い機55専用のものであり、水槽58は解凍麺冷し機56専用のものであり、それぞれ独立している。これらの水槽57、58内には、図18に示す噴流発生器59が設けられている。すなわち、この噴流発生器59は、噴流発生箱36とA、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38を備えて水平に突き出た直管状の二本の噴流導管39とが設けられている。また、噴流モータ40とこの噴流モータ40により駆動される噴流インペラ41も設けられており、前記噴流発生箱36には、噴流吸込口37が形成されている。
そこで、図17には解凍麺水洗い機55が示されているが、解凍された直後の解凍麺61を保持する麺籠26を水槽57内に挿入すると、この麺籠26が棒磁石62を備えたばね蝶番63を押し、水槽57の外面に取り付けられた磁力感応スイッチ64に近接する。このとき、麺籠26は、スペーサボス65により位置決めされている。磁力感応スイッチ64が閉じると、リレー回路を経て噴流モータ40を回し、噴流をA、B、Cと表示した三個の噴流噴出穴38から噴き上げ、麺籠26内の解凍麺61を浮遊回動させて水洗いし、ヌメリをとり解凍麺61の温度を水温まで下げるという働きをする。この間、3秒位であって水66に3秒位沈めた後、すぐに引き上げて水洗いを終る。水槽57への出し入れは、手で麺籠26の把手29を持ったまま出し入れするようにしてある。このように、タイマー装置で制御されるリフト装置44で自動化されている前述の冷凍麺解凍調理機31の場合とは異なり、あえて手作業により行うようにした理由は、リフト装置44の場合はモータ駆動による上下運動で片道2秒位かかるものであり、往復で4秒かかるという時間を短縮するためである。とくに、前述のように、手動で行う場合には、リフト装置44に引っ掛け、さらに、取り外す手間を考えると、手で3秒間くらい水槽57に沈める方が簡単で早いというメリットがあるためである。ただし、噴流モータ40は麺籠26が挿入されている間だけ動作し、無駄な動作をしないように配慮してある。麺籠26を検出する磁気感応スイッチ64は、水槽58への給水を制御するタイマーと連動して1回毎に、例えば、100ccの水66を給水するようにしておいて、水槽58の水66の汚れを防ぐとともに、無駄な水の消費をしないよう節水効果を高めるものでもある。従来、大きな水槽に水を出しっぱなしにして手で揉み洗いしていた作業に比べてその効果は非常に大きなものである。
解凍麺水洗い機55で水洗いした解凍麺61は、角型の麺籠26ごと引き上げられる。既に解凍麺61は水洗いされており、また、ヌメリも取れており、解凍直後の解凍麺61の温度は約80℃以上あったのであるが、水洗い工程で常温の水66に浸漬されて噴流で浮遊回動するうちに常温の水66とほぼ同温度まで低下している。この状態で「冷製そば」、「冷しうどん」、「冷しラーメン」、「冷製スパゲティー」等をつくるには、さらに冷たく冷して「しめる」ことをしなければならない。従来では図6の左側の氷23を浮かせた冷し槽19、又は、冷し槽19の水を冷凍機などで5℃〜10℃に冷した水の中で丸ざる、または、丸てぼかごごと冷し槽19に漬け、手で解凍麺25を攪拌することで行ってきた。この作業は衛生的でなく、作業者の手の荒れや労働環境的に悪い作業とされ、さらに、作業者によっては水や氷の消費が大きく、経費の発生と省エネに悪効果をもたらしていた。
本実施の態様においては、解凍麺61を「冷してしめる」ことを、解凍→水洗い→冷す‥‥という一連の作業として捕らえ、解凍した解凍麺61を長四角形状の網籠26に入れたままの状態で前述の解凍麺水洗い機55の水槽57と隔壁一枚で仕切られて隣接した水槽58を一体化し、その構造も解凍麺水洗い機55と殆ど同じ構造により解凍麺冷し機56を構成した。この解凍麺冷し機56の構造を図19に基づいて説明する。基本的には図17及び図18に示したものと同様な構造であり、やはり、噴流発生器59、噴流噴出穴38を備えた噴流導管39を有し、麺籠26を入れると棒磁石62を押すため、磁力感応スイッチ64が閉じ、噴流モータ40が起動し、麺籠26を持ち上げると噴流モータ40は止まる。かくすることによって、水槽58に5℃〜10℃の水66が入っていた場合は、麺籠26を浸漬して3秒位で解凍麺61の温度は5℃〜10℃に低下し、「冷してしめる」工程は終了する。後は、どんぶりやお皿に冷えた解凍麺61を麺籠26から移して盛り付けることになる。
この水槽58の水66は、5℃〜10℃の間に保っておかなければ十分な冷し効果が得られない。そのためには、水槽58の背面に15kg〜20kgの角氷67が蓄えられる外側を断熱した氷槽タンク68が装着されている。この氷槽タンク68の中に、大抵の飲食店に設置されている角氷67の製氷機から、あらかじめ角氷67を一杯に入れておくこととし、水槽58の水66の温度が10℃より上がったと温度センサー69により検出された場合には、リレー箱70に接続された電磁弁71が開いて水道に接続された給水接続口72を有する給水立ち上がり管73の上端から給水される。このようにして給水されると、角氷67で冷された水66が氷温水オーバーフロー口74より吐出されて水槽58に流れ出て水槽58の水66の温度を自動的に5℃〜10℃に保つことができ、作業者は冷水温度を気にすることなく均一な冷し作業をすることが可能となる。このように、特別な製氷機や冷却装置を使うことなしに、既に店舗に設置されている製氷機を利用することで初期設備費を軽減できるとともに設置スペースを必要としないというメリットがある。
このように、解凍麺水洗い機55の水槽57と解凍麺冷し機56の水槽58とは、2槽とも同じ大きさで同じ構造であり、両者の中央は隔壁仕切板75一枚で仕切られている。そして、この隔壁仕切板75は、その上部にオーバーフロー口となる溝76が切られていて解凍麺水洗い機55の水槽57の方に流れ出て水槽57の水温が上昇するのを和らげるのに役立つ。また、解凍麺水洗い機55の水槽57と解凍麺冷し機56の水槽58との両者の背面全体、すなわち、横幅一杯に、断熱材77で覆われた氷槽タンク68が取り付けられており、氷槽タンク68の容積を大きく保つために役立っている。
なお、解凍麺水洗い機55の水槽57と解凍麺冷し機56の水槽58とには、図示しない温度センサーが取り付けられており、常に各水槽57,58の温度をデジタル表示できるようになっている。また、解凍麺水洗い機55の水槽57と解凍麺冷し機56の水槽58とには、図示しない水抜き排水栓が設けられ、その排水栓の把手は水面よりも上にあって手を水で汚さずに排水することができる。さらに、解凍麺水洗い機55の水槽57と解凍麺冷し機56の水槽58とには、図示しないオーバーフロー排水栓が取り付けられていて、使用中はオーバーフロー排水栓の上面より余分の水は排水され、図17の水面の水位を保つようになっていて、オーバーフロー排水栓を上に引き抜くと水槽57、58の水は全部排水されるようになっている。
このように、解凍後の「水洗い」と「冷し」の機能をコンパクトに一体化し、また、前述の冷凍麺解凍調理機31と構造的に共通性を保ち、大きさも間口・奥行とも冷凍麺解凍調理機31と同じくコンパクトにし、かつ、同じ構造の噴流装置を使用することによって解凍後の処理時間を短縮し、作業者の動線が従来の数分の一となる。しかも、要所々々に自動化装置を使用することにより、誰が作業してもほぼ均一な仕上がりを期待することができ、食材等に手で触ることもなく、衛生的であり、光熱費、上下水道代とも従来のほぼ半分以下にすることができるものである。
26 麺籠
55 解凍麺水洗い機
57 水槽
59 噴流発生手段
61 解凍麺
55 解凍麺水洗い機
57 水槽
59 噴流発生手段
61 解凍麺
Claims (7)
- 所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とにより解凍麺水洗い機または解凍麺冷し機を構成したことを特徴とする冷凍麺調理装置。
- 所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる解凍麺水洗い機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷温水供給機とよりなる解凍麺冷し機と、
より構成したことを特徴とする冷凍麺調理装置。 - 解凍麺水洗い機と解凍麺冷し機とを一体に形成したことを特徴とする請求項2記載の冷凍麺調理装置。
- 所定量の湯を蓄えた上方開口の湯槽と、この湯槽内の湯を加熱する加熱手段と、前記湯槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、弁当箱状の直方体形状の冷凍麺に合わせて上方開口の箱形状で底面は網板構造に形成されて前記冷凍麺を入れた状態で前記湯槽内の前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる冷凍麺解凍調理機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、解凍された解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠とよりなる解凍麺水洗い機と、
所定量の水を蓄えた上方開口の水槽と、この水槽内に設けられて上向きの噴流を発生させる噴流発生手段と、前記解凍麺水洗い機で水洗いされた解凍麺を保持して前記噴流発生手段の上部に出し入れ自在に設置される麺籠と、水道に接続された給水接続口と角氷を投入する角氷投入口と前記解凍麺水洗い機の前記水槽に氷温水を供給する氷温水供給口とを有する氷温水供給機とよりなる解凍麺冷し機と、
より構成したことを特徴とする冷凍麺調理装置。 - 冷凍麺解凍調理機の噴流発生手段と解凍麺水洗い機の噴流発生手段とには、上向きの噴流を発生させる複数個の噴流噴出穴を有する所定長さの直管状の噴流導管が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の冷凍麺調理装置。
- 噴流導管の複数の噴流噴出穴の口径をそれぞれ異ならせて上向きの噴流の強さを変えることにより麺籠に保持されている冷凍麺又は解凍麺に回転力を付与する麺回転手段を形成したことを特徴とする請求項5記載の冷凍麺調理装置。
- 噴流導管に三個の噴流噴出穴を形成し、中央の噴流噴出穴の口径を最も大きく設定し、この中央の噴流噴出穴の両側に位置する二個の噴流噴出穴の口径を異なるものとしたことを特徴とする請求項5記載の冷凍麺調理装置。
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