JP2009071943A - 多相交流モータ駆動装置 - Google Patents

多相交流モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009071943A
JP2009071943A JP2007236126A JP2007236126A JP2009071943A JP 2009071943 A JP2009071943 A JP 2009071943A JP 2007236126 A JP2007236126 A JP 2007236126A JP 2007236126 A JP2007236126 A JP 2007236126A JP 2009071943 A JP2009071943 A JP 2009071943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
current
motor
inverter circuit
current detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007236126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5014034B2 (ja
Inventor
Keita Gunji
敬太 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2007236126A priority Critical patent/JP5014034B2/ja
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to EP08159431A priority patent/EP2037566B1/en
Priority to AT08159431T priority patent/ATE498937T1/de
Priority to DE602008004961T priority patent/DE602008004961D1/de
Priority to AT08159428T priority patent/ATE499740T1/de
Priority to DE602008005074T priority patent/DE602008005074D1/de
Priority to EP08159428A priority patent/EP2037565B1/en
Priority to CN2008101282828A priority patent/CN101388633B/zh
Priority to US12/206,260 priority patent/US8013564B2/en
Publication of JP2009071943A publication Critical patent/JP2009071943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5014034B2 publication Critical patent/JP5014034B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/0487Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting motor faults

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

【課題】故障の有無を誤判定することがない多相交流モータ駆動装置を提供する。
【解決手段】インバータ回路3と、インバータ回路3の各相の下アームにそれぞれ設けられ、モータ4の相電流を検出する電流検出抵抗Ru、Rv、Rwと、インバータ回路3のスイッチング素子Q1〜Q6のON/OFF動作を制御する制御部1およびPWM回路2とを備えた多相交流モータ駆動装置において、インバータ回路3とモータ4との間に接続されたリレーK1〜K3がONで、かつ各相の下アームのスイッチング素子Q2、Q4、Q6が全てOFFの場合に、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwで検出された電流値に基づく故障有無の判定を行なわないようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、多相交流モータをインバータ回路により駆動する多相交流モータ駆動装置に関し、特に、各相の電流値の検出結果に基づいて故障の有無を判定する多相交流モータ駆動装置に関する。
車両の電動パワーステアリング装置においては、ハンドルの操舵トルクに応じた操舵補助力をステアリング機構に与えるために、3相ブラシレスモータなどの交流モータが設けられる。モータ駆動部は、指令値に応じたデューティ比を持つPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するPWM回路と、このPWM回路から出力されるPWM信号のデューティ比に応じてON/OFFする上下一対のスイッチング素子が各相ごとに設けられたインバータ回路とを備える。インバータ回路は、スイッチング素子のON/OFF動作に基づき、上記デューティ比に応じた各相の電圧を出力し、この電圧によりモータを駆動する。モータの各相の電流は、スイッチング素子と直列に接続された電流検出抵抗により検出され、この検出値がモータに実際に流れる電流の値となる。
後掲の特許文献1〜3には、インバータ回路を用いた多相交流モータ駆動装置が記載されている。特許文献1の装置では、電源とモータの間の印加電圧および抵抗値に基づいてインバータ回路に流れる推定電流値を演算し、実電流検出手段で検出された実電流値と推定電流値とを比較することにより、各相に流れる電流の値の異常を検出するようにしている。特許文献2の装置では、3相交流モータの各相の電流値の和がゼロであることを利用して、検出した各相の電流値の和がゼロではない場合に異常と判定するようにしている。特許文献3の装置では、インバータ回路の上下のスイッチング素子が共にOFFとなるデッドタイム期間に、スイッチング素子に並列接続された還流ダイオードを通して流れる相電流を検出することで、サンプリング期間を長くして精度の高いモータ制御を行うようにしている。
特開2005−143153号公報 特開平6−253585号公報 特開2007−189825号公報
上記のようなインバータ回路を用いたモータ駆動装置においては、モータの各相の電流の和がゼロであることが知られているので、特許文献2のように各相の電流を検出してそれらの和がゼロか否かを判定することで、モータ駆動装置またはモータの故障の有無を判定することができる。
しかしながら、一方で、インバータ回路の全てのスイッチング素子がOFFの状態、すなわちモータ駆動装置がモータを駆動していないときに、外力によりモータが回転すると、モータに誘起電圧が発生し、これに起因してインバータ回路に電流が流れる。この結果、電流検出抵抗が検出した各相の電流値の和がゼロにならず、故障が発生したと誤判定してしまう場合がある。これを、図9で具体的に説明する。
図9は、上記特許文献3の図1に示されたモータ駆動装置である。モータ駆動装置は、制御部1、PWM回路2、インバータ回路3、サンプルホールド回路5u〜5w、直流増幅回路6u〜6wを備えている。インバータ回路3は各相に対応して設けられた上下一対のアームを備え、各アームは、スイッチング素子Q1〜Q6と、これらに並列に接続された還流ダイオードD1〜D6とから構成される。スイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートには、PWM回路2からPWM信号が個別に与えられ、スイッチング素子Q1〜Q6は、PWM信号のONの区間ではON状態、PWM信号のOFFの区間ではOFF状態となる。このようなスイッチング素子Q1〜Q6のON/OFF動作によって、各相の上下アームの接続点a、c、eから、モータ駆動用のU相電圧、V相電圧、W相電圧が取り出され、3相交流モータ4に供給される。
Ru、Rv、Rwは、モータ4の相電流を検出する電流検出抵抗であり、各抵抗Ru〜Rwの両端に生じる電圧(b、d、f点の電位)は、各サンプルホールド回路5u〜5wに入力される。サンプルホールド回路5u〜5wは、スイッチSu〜Sw、コンデンサCu〜Cw、差動アンプAu〜Awを備えている。サンプルホールドされた電圧は、直流増幅回路6u〜6wで増幅されて、相電流Iu〜Iwとして出力される。制御部1は、トルク値、車速値、相電流検出値が入力され、指令電圧、サンプリング信号を出力する。指令電圧Vu〜VwはPWM回路2へ与えられ、サンプリング信号SPu〜SPwはサンプルホールド回路5u〜5wへ与えられる。
図9の回路において、インバータ回路3によりモータ4が駆動されていない場合は、スイッチング素子Q1〜Q6はOFF状態にある。この状態で、モータ4に外力が加わると、この外力によってモータ4が回転し、モータ4の巻線4u〜4wに誘起電圧が発生する。そして、この誘起電圧に起因して、図中に破線で示したような電流が、矢印の向きでインバータ回路3に流れる。この結果、電流検出抵抗Rv、Rwに、本来流れるはずのない電流が流れることになり、サンプルホールド回路5v、5wと直流増幅回路6v、6wを介して、モータ4のV相電流IvとW相電流Iwが検出される。このため、各相の電流値の和Iu+Iv+Iwがゼロにならず、制御部1は故障が発生したと判定する。しかるに、電流の和がゼロにならないのは、モータ4に外力が加わって誘起電圧が発生したためであり、モータ4や駆動回路に異常があるわけではないので、上記の判定は誤判定である。
なお、スイッチング素子Q1〜Q6が全てOFFとなる場合としては、インバータ回路3が起動を開始する場合や、インバータ回路3の駆動中にPWM信号を全てLowにする場合などが挙げられる。前者は、例えば、車のイグニッションスイッチが投入されて初期診断動作が行われている間、全てのスイッチング素子Q1〜Q6がOFFしているような場合である。後者は、インバータ回路3の動作中にスイッチング素子Q1〜Q6の印加電圧が所定値を超えたときに、素子の破壊を防ぐためにPWM信号を全てLowにした結果、全てのスイッチング素子Q1〜Q6がOFFとなるような場合である。
また、例えば、インバータ回路3の動作中に、モータ4に回生制動をかける場合、最大の力で制動を加えるためには、上側のスイッチング素子Q1、Q3、Q5を全てONにし、下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6を全てOFFにするが、このように下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6だけが全てOFFの場合にも、モータ4に外力が加わると、発生した誘起電圧に起因して電流検出抵抗に電流が流れるので、上述した誤判定の問題が生じる。
このように、従来の装置にあっては、インバータ回路の少なくとも下側のスイッチング素子が全てOFFである状態、すなわちモータの相電流を正常に検出できない状態の下で、モータに誘起電圧が発生すると、故障ではないのに誤って故障と判定してしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、故障の有無を誤判定することがない多相交流モータ駆動装置を提供することにある。
本発明の前提となる多相交流モータ駆動装置は、モータを駆動するインバータ回路と、モータの相電流を検出する電流検出手段と、インバータ回路のスイッチング素子を制御する制御手段と、故障有無の判定を行なう第1の判定手段とを備えている。インバータ回路は、多相交流モータ駆動用のスイッチング素子と当該素子に並列接続された還流ダイオードとを有するアームが、モータの各相ごとに上下一対設けられ、各相の上下アームの接続点からモータ駆動用の電圧が取り出されるように構成される。電流検出手段は、インバータ回路の各相の下アームにそれぞれ設けられ、モータの相電流を検出する。制御手段は、インバータ回路の各スイッチング素子のON/OFF動作を制御する。第1の判定手段は、電流検出手段が検出した電流値に基づいて、故障有無の判定を行なう。
本発明では、上記のような多相交流モータ駆動装置において、多相交流モータで発生した誘起電圧に起因して電流検出手段に電流が流れる可能性があるか否かを判定する第2の判定手段を設ける。そして、第2の判定手段が電流の流れる可能性があることを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合は、第1の判定手段は故障有無の判定を行なわない。一方、第2の判定手段が電流の流れる可能性がないことを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合は、第1の判定手段は故障有無の判定を行う。
このようにすると、各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFの状態で、外力によりモータに誘起電圧が発生してインバータ回路に電流が流れ、この電流が電流検出手段で検出されても、検出した電流値に基づく故障診断が行われないので、故障が発生したと誤判定するおそれはなくなり、装置の信頼性を高めることができる。
第2の判定手段により電流の流れる可能性を判定するにあたっては、いくつかの方法が考えられる。例えば、インバータ回路と多相交流モータとの間に接続されている開閉スイッチがONの場合に、電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定することができる。
また、多相交流モータの回転速度を検出する回転速度検出手段が所定値以上の回転速度を検出した場合に、電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定するようにしてもよい。
あるいは、多相交流モータの端子電圧を検出する端子電圧検出手段が所定値以上の端子電圧を検出した場合に、電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定するようにしてもよい。
第1の判定手段による故障判定方法として、典型的には、電流検出手段で検出した各相の電流値の和がゼロであるか否かに基づいて、故障の有無を判定する方法が挙げられる。この場合は、各相の電流値の和がゼロであれば故障が発生していないと判定し、各相の電流値の和がゼロでなければ故障が発生したと判定する。
本発明は、電流検出手段で検出した各相の電流値を、あらかじめ設定されたオフセット電流値で補正するようにした多相交流モータ駆動装置においても有用である。この場合は、電流検出手段に流れる各相のオフセット電流の電流値を記憶する記憶手段が設けられる。そして、電流の流れる可能性があることが判定された場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合は、記憶手段にオフセット電流値を記憶せず、電流の流れる可能性がないことが判定された場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合は、記憶手段にオフセット電流値を記憶する。
このようにすると、モータの誘起電圧による誤ったオフセット電流値が記憶手段に記憶されることがなく、検出電流のオフセット補正を正確に行うことができるので、故障有無の誤判定を回避することが可能となる。
本発明によれば、モータの誘起電圧によりインバータ回路に電流が流れた場合でも、故障が発生したと誤判定するおそれがなく、装置の信頼性を高めることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。図1では、図9と同一部分に同一符号を付してある。1はCPUやメモリから構成される制御部、2は制御部1からの指令電圧Vu〜Vwに基づいて所定のデューティ比を持ったPWM信号を出力する公知のPWM回路、3はPWM回路2からのPWM信号に基づいてモータ駆動用の3相電圧(U相電圧、V相電圧、W相電圧)を出力するインバータ回路である。4はインバータ回路3から出力される3相電圧により駆動される3相交流モータ(以下、単に「モータ」という)、4u、4v、4wはモータ4の各相の巻線、5u、5v、5wは相電流検出用の電圧を所定区間にわたってサンプリングし、サンプルホールドするサンプルホールド回路、6u、6v、6wはサンプルホールド回路5u、5v、5wの出力を増幅する直流増幅回路である。K1、K2、K3は、インバータ回路3とモータ4との間に接続されたリレーである。リレーに代えて、大電流開閉用のスイッチを用いてもよい。制御部1、PWM回路2、インバータ回路3、サンプルホールド回路5u、5v、5w、直流増幅回路6u、6v、6w、およびリレーK1、K2、K3によって、モータ駆動装置が構成される。
インバータ回路3は、バッテリEの正極と負極(グランド)との間に接続されており、バッテリEの直流電圧を交流電圧に変換する。このインバータ回路3は公知の回路であって、U相、V相、W相のそれぞれに対応して設けられた上下一対のアームを備え、各アームは、スイッチング素子Q1〜Q6と、これらのスイッチング素子とそれぞれ並列に接続された還流ダイオードD1〜D6とを備えている。スイッチング素子Q1〜Q6はMOS型FET(電界効果トランジスタ)から構成されるが、これに代えてIGBT(絶縁ゲート型バイポーラモードトランジスタ)などの素子を用いてもよい。各スイッチング素子Q1〜Q6のそれぞれのゲートには、PWM回路2から6種類(U相上、U相下、V相上、V相下、W相上、W相下)のPWM信号が個別に与えられる。PWM信号のON(High)の区間では、スイッチング素子Q1〜Q6はON(導通状態)となり、PWM信号のOFF(Low)の区間では、スイッチング素子Q1〜Q6はOFF(遮断状態)となる。
このようなスイッチング素子Q1〜Q6のON/OFF動作によって、インバータ回路3における各相の上下アームの接続点a、c、eから、モータ駆動用のU相電圧、V相電圧、W相電圧が取り出され、モータ4に供給される。すなわち、スイッチング素子Q1、Q2の接続点aからは、U相電圧が取り出され、リレーK1を介してモータ4のU相巻線4uに与えられる。スイッチング素子Q3、Q4の接続点cからは、V相電圧が取り出され、リレーK2を介してモータ4のV相巻線4vに与えられる。スイッチング素子Q5、Q6の接続点eからは、W相電圧が取り出され、リレーK3を介してモータ4のW相巻線4wに与えられる。モータ4は例えば3相ブラシレスモータからなる。
インバータ回路3における各相の下アームには、モータ4の相電流を検出するための電流検出抵抗Ru、Rv、Rwが設けられている。電流検出抵抗Ruはスイッチング素子Q1、Q2と直列に接続され、この抵抗Ruの両端に生じる電圧(b点の電位)はサンプルホールド回路5uに入力される。電流検出抵抗Rvはスイッチング素子Q3、Q4と直列に接続され、この抵抗Rvの両端に生じる電圧(d点の電位)はサンプルホールド回路5vに入力される。電流検出抵抗Rwはスイッチング素子Q5、Q6と直列に接続され、この抵抗Rwの両端に生じる電圧(f点の電位)はサンプルホールド回路5wに入力される。
サンプルホールド回路5u、5v、5wは、それぞれ、スイッチSu、Sv、Swと、コンデンサCu、Cv、Cwと、差動アンプAu、Av、Awとを備えている。インバータ回路3の電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れ、抵抗の両端に検出すべき電圧が発生しているときに、スイッチSu、Sv、Swは制御部1からのサンプリング信号SPu、SPv、SPwによってONとなり、検出すべき電圧は、スイッチSu、Sv、SwのONによって、コンデンサCu、Cv、Cwに充電される形でサンプリングされる。その後、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れなくなり、サンプリングされた電圧を保持する必要が生じると、スイッチSu、Sv、SwはOFFとなり、コンデンサCu、Cv、Cwに充電された電圧が保持される。このようにしてサンプルホールドされた電圧は、直流増幅回路6u、6v、6wで増幅されて、相電流Iu、Iv、Iwとして出力される。これらの相電流Iu、Iv、Iwは、モータ4の各相に流れる実際の電流の値を表しており、相電流検出値として制御部1に与えられる。
制御部1では、トルクセンサ(図示省略)で検出されたトルク値と、車速センサ(図示省略)で検出された車速値とに基づいて、モータ4の各相に流すべき電流、すなわち必要な操舵補助力を得るためのモータ電流の目標値を算出し、当該目標値と相電流Iu、Iv、Iw(検出値)とを比較して、それらの偏差を求める。そして、得られた偏差に基づいて、PWM回路2に与える各相の指令電圧Vu、Vv、Vwを演算する。この指令電圧は、モータ4の各相巻線4u、4v、4wに目標値の電流が流れるようにフィードバック制御を行うためのパラメータである。PWM回路2は、指令電圧Vu、Vv、Vwに応じたU相電圧、V相電圧、W相電圧がモータ4へ供給されるように、指令電圧に基づいて所定のデューティ比を持った前述の6種類のPWM信号を生成し、それらをインバータ回路3のスイッチング素子Q1〜Q6へそれぞれ供給する。また、制御部1からは、各リレーK1、K2、K3のON/OFFを制御するためのリレー制御信号が出力される。
以上の構成において、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwは、本発明における電流検出手段の一実施形態を構成し、制御部1は本発明における第1の判定手段、第2の判定手段の一実施形態を構成し、制御部1およびPWM回路2は本発明における制御手段の一実施形態を構成する。また、リレーK1、K2、K3は、本発明における開閉スイッチの一実施形態を構成する。
次に、図1の回路における故障診断の手順を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1では、電流検出抵抗Ruに流れるU相電流Iuを、b点の電位に基づいてサンプルホールド回路5uおよび直流増幅回路6uにより検出する。ステップS2では、電流検出抵抗Rvに流れるV相電流Ivを、d点の電位に基づいてサンプルホールド回路5vおよび直流増幅回路6vにより検出する。ステップS3では、電流検出抵抗Rwに流れるW相電流Iwを、f点の電位に基づいてサンプルホールド回路5wおよび直流増幅回路6wにより検出する。
続いて、ステップS4で、インバータ回路3における全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態であるか否かを判定する。スイッチング素子Q2、Q4、Q6のON/OFF状態は、制御部1からPWM回路2へどのような指令電圧を与えているかを、制御部1自身がチェックすることにより判別することができる。ステップS4での判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態でない場合は(ステップS4:NO)、ステップS5aを実行することなく、ステップS6〜S8の故障診断処理に移る。
ステップS6では、ステップS1〜S3で検出したU相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwに基づいて、各相の電流値の和I=Iu+Iv+Iwを演算する。続くステップS7では、ステップS6で求めたIの絶対値|I|と、所定値αとを比較する。理論上、モータの各相の電流の和はゼロであるから、αの値は理想的にはα=0であるが、実際にはわずかに誤差分を含んだ値となる。ステップS7での判定の結果、|I|>αでなければ(ステップS7:NO)、装置は正常に動作していると判断して、ステップS8を実行することなく、処理を終了する。一方、ステップS7での判定の結果、|I|>αであれば、ステップS8へ進んで、装置に故障が発生したと判定する。そして、制御部1は、モータ駆動装置の動作を停止させる処理を行う。
また、ステップS4での判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態となっている場合は(ステップS4:YES)、ステップS5aに進んで、全てのリレーK1、K2、K3がOFF状態であるか否かを判定する。リレーK1、K2、K3のON/OFF状態は、制御部1からどのようなリレー制御信号が出力されているかを、制御部1自身がチェックすることにより判別することができる。ステップS5aでの判定の結果、全てのリレーK1、K2、K3がOFF状態であれば(ステップS5a:YES)、上述したステップS6〜S8の故障診断処理を行う。
一方、ステップS5aでの判定の結果、リレーK1、K2、K3が全てOFFでなければ(ステップS5a:NO)、ステップS6〜S8の故障診断処理を実行することなく、処理を終了する。この点が第1実施形態の特徴であって、このようにすることにより、故障有無の誤判定を回避することができる。
すなわち、下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6が全てOFFである状態下では、リレーK1、K2、K3がOFFであれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生しても、当該電圧に基づいて電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性はないが、リレーK1、K2、K3がONであれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生した場合、リレーK1、K2、K3を介して、誘起電圧に基づく電流が電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに流れる可能性がある。したがって、後者の場合に故障診断処理を行うと、図9で説明したように、各相の電流値の和Iu+Iv+Iwがゼロにならず、故障と誤判定するおそれがある。しかるに、上記のように、リレーK1、K2、K3がONの場合に、故障診断処理を禁止するようにすれば、たとえ電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れても、電流値に基づく故障診断がされないので、故障が発生したと誤判定するおそれはなくなり、装置の信頼性を高めることができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。図3では、図1と同一部分に同一符号を付してある。この第2実施形態においては、モータ4の回転位置(回転角度)を検出する回転位置センサ7が設けられている。回転位置センサ7は、レゾルバやホール素子などからなる。回転位置センサ7で検出されたモータ回転位置の情報は、制御部1に入力され、制御部1は、回転位置に基づいてモータ4の回転速度を算出する。制御部1と回転位置センサ7とは、本発明における回転速度検出手段の一実施形態を構成する。なお、図3では図1のリレーK1〜K3が設けられていないが、リレーK1〜K3を付加してもよい。図3の回路は、上述した点を除いて、図1と基本的に同じであるので、各部についての詳細な説明は省略する。
次に、図3の回路における故障診断の手順を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。図4では、図2と同一の処理を行うステップに同一の符号を付してある。
ステップS1〜S4については、図2と全く同じである。すなわち、ステップS1で、電流検出抵抗Ruに流れるU相電流Iuを検出し、ステップS2で、電流検出抵抗Rvに流れるV相電流Ivを検出し、ステップS3で、電流検出抵抗Rwに流れるW相電流Iwを検出する。
続いて、ステップS4へ進み、インバータ回路3における全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態であるか否かを判定する。判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態でない場合は(ステップS4:NO)、前述したステップS6〜S8の故障診断処理に移る。一方、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態である場合は(ステップS4:YES)、ステップS5bに進む。
ステップS5bでは、回転位置センサ7が検出した回転位置に基づいて制御部1が算出したモータ4の回転速度を、所定値βと比較する。そして、モータ4の回転速度が所定値βよりも小さい場合は(ステップS5b:YES)、ステップS6〜S8の故障診断処理を行う。
一方、ステップS5bでの判定の結果、モータ4の回転速度が所定値β以上である場合は(ステップS5b:NO)、ステップS6〜S8の故障診断処理を実行することなく、処理を終了する。この点が第2実施形態の特徴であって、このようにすることにより、故障有無の誤判定を回避することができる。
すなわち、下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6が全てOFFである状態下では、モータ4の回転速度が所定値未満であれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生する可能性はなく、したがって電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性はないが、モータ4の回転速度が所定値以上になると、モータ4に誘起電圧が発生して電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性がある。したがって、後者の場合に故障診断処理を行うと、図9で説明したように、各相の電流値の和Iu+Iv+Iwがゼロにならず、故障と誤判定するおそれがある。しかるに、上記のように、モータ4の回転速度が所定値以上の場合に、故障診断処理を禁止するようにすれば、たとえ電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れても、電流値に基づく故障診断がされないので、故障が発生したと誤判定するおそれはなくなり、装置の信頼性を高めることができる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。図5では、図1と同一部分に同一符号を付してある。この第3実施形態においては、モータ4の各相の端子電圧V1、V2、V3が制御部1に入力される。制御部1は、内蔵している電圧検出回路8によりモータ端子電圧V1〜V3を検出する。なお、電圧検出回路8は制御部1の外部に設けられていてもよい。電圧検出回路8は、本発明における端子電圧検出手段の一実施形態を構成する。なお、図5では、図1のリレーK1〜K3や、図3の回転位置センサ7が設けられていないが、これらを付加してもよい。図5の回路は、上述した点を除いて、図1および図3と基本的に同じであるので、各部についての詳細な説明は省略する。
次に、図5の回路における故障診断の手順を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。図6では、図2と同一の処理を行うステップに同一の符号を付してある。
ステップS1〜S4については、図2と全く同じである。すなわち、ステップS1で、電流検出抵抗Ruに流れるU相電流Iuを検出し、ステップS2で、電流検出抵抗Rvに流れるV相電流Ivを検出し、ステップS3で、電流検出抵抗Rwに流れるW相電流Iwを検出する。
続いて、ステップS4へ進み、インバータ回路3における全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態であるか否かを判定する。判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態でない場合は(ステップS4:NO)、前述したステップS6〜S8の故障診断処理に移る。一方、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態である場合は(ステップS4:YES)、ステップS5cに進む。
ステップS5cでは、電圧検出回路8が検出したモータ4の端子電圧V1、V2、V3を、所定値γと比較する。そして、全ての端子電圧V1、V2、V3が所定値γを超えてなければ(ステップS5c:YES)、ステップS6〜S8の故障診断処理を行う。
一方、ステップS5cでの判定の結果、端子電圧V1、V2、V3のいずれか(または全て)が所定値γ以上であれば(ステップS5c:NO)、ステップS6〜S8の故障診断処理を実行することなく、処理を終了する。この点が第3実施形態の特徴であって、このようにすることにより、故障有無の誤判定を回避することができる。
すなわち、下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6が全てOFFである状態下では、モータ4の端子電圧V1、V2、V3が全て所定値未満であれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生している可能性はなく、したがって電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性はないが、モータ4の端子電圧V1、V2、V3のいずれか(または全て)が所定値以上であれば、モータ4に誘起電圧が発生していて、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性がある。したがって、後者の場合に故障診断処理を行うと、図9で説明したように、各相の電流値の和Iu+Iv+Iwがゼロにならず、故障と誤判定するおそれがある。しかるに、上記のように、モータ4の端子電圧が所定値以上の場合に、故障診断処理を禁止するようにすれば、たとえ電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れても、電流値に基づく故障診断がされないので、故障が発生したと誤判定するおそれはなくなり、装置の信頼性を高めることができる。
図7は、本発明の第4実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。図7では、図1と同一部分に同一符号を付してある。この第4実施形態においては、制御部1に備わるメモリ9に、後述する電流オフセット値が記憶されている。メモリ9は、本発明における記憶手段の一実施形態を構成し、制御部1は、本発明における判定手段の一実施形態を構成する。なお、図7では、図3の回転位置センサ7が設けられていないが、これを付加してもよい。図7の回路は、上述した点を除いて、図1と基本的に同じであるので、各部についての詳細な説明は省略する。
次に、図7の回路におけるオフセット処理の手順を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。図8では、図2と同一の処理を行うステップに同一の符号を付してある。
ステップS1〜S4については、図2と全く同じである。すなわち、ステップS1で、電流検出抵抗Ruに流れるU相電流Iuを検出し、ステップS2で、電流検出抵抗Rvに流れるV相電流Ivを検出し、ステップS3で、電流検出抵抗Rwに流れるW相電流Iwを検出する。
続いて、ステップS4へ進み、インバータ回路3における全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態であるか否かを判定する。判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態でない場合は(ステップS4:NO)、以後の処理を実行せずに終了する。
また、ステップS4での判定の結果、全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態となっている場合は(ステップS4:YES)、ステップS5aに進んで、全てのリレーK1、K2、K3がOFF状態であるか否かを判定する。リレーK1、K2、K3のON/OFF状態は、前述のように、制御部1からどのようなリレー制御信号が出力されているかを、制御部1自身がチェックすることにより判別することができる。ステップS5aでの判定の結果、全てのリレーK1、K2、K3がOFF状態であれば(ステップS5a:YES)、ステップS9〜S11で、オフセット電流値を記憶するオフセット処理を行う。
ここで、オフセット電流について説明しておく。全ての下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6がOFF状態で(ステップS4:YES)、全てのリレーK1、K2、K3がOFF状態であれば(ステップS5a:YES)、本来、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流は流れないはずである。しかし、実際にはアナログ回路の特性上、このような状況下でも、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに微少な電流が流れる場合がある。この電流をオフセット電流という。オフセット電流は、モータ4の通常動作時において、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwでの検出電流値に誤差を生じさせる要因となる。そこで、上記のような電流が流れないはずの状況下で、オフセット電流を測定して記憶しておき、モータ動作時に電流検出抵抗Ru、Rv、Rwで検出された電流値を、オフセット電流値により補正することで、正確な相電流を求めることができる。このようなオフセット補正については、例えば特開2005−130578号公報に記載されている。
ステップS9では、ステップS1で検出されたU相電流Iuの値を、U相オフセット電流値として、メモリ9に記憶する。ステップS10では、ステップS2で検出されたV相電流Ivの値を、V相オフセット電流値として、メモリ9に記憶する。ステップS11では、ステップS3で検出されたW相電流Iwの値を、W相オフセット電流値として、メモリ9に記憶する。ステップS9〜S11の処理により、それまでメモリ9に記憶されていた各相のオフセット電流値が更新される。
一方、ステップS5aでの判定の結果、リレーK1、K2、K3が全てOFFでなければ(ステップS5a:NO)、ステップS9〜S11のオフセット処理を実行することなく、処理を終了する。この点が第4実施形態の特徴であって、このようにすることにより、検出電流のオフセット補正を正確に行って、故障有無の誤判定を回避することができる。
すなわち、下側のスイッチング素子Q2、Q4、Q6が全てOFFである状態下では、リレーK1、K2、K3がOFFであれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生しても、当該電圧に基づいて電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性はないが、リレーK1、K2、K3がONであれば、外力に起因してモータ4に誘起電圧が発生した場合、リレーK1、K2、K3を介して、電流検出抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れる可能性がある。しかし、このとき流れる電流は、モータ4の誘起電圧に基づくものであって、本来のオフセット電流ではないので、この場合にオフセット電流の記憶処理を行うと、誤った電流値をオフセット電流値としてメモリ9に記憶することになり、検出電流のオフセット補正が正確に行われなくなる。この結果、検出電流に基づく故障有無の判定に誤りが生じる場合がある。しかるに、上記のように、リレーK1、K2、K3がONの場合に、オフセット電流の記憶処理を禁止するようにすれば、誤ったオフセット電流値がメモリ9に記憶されることはなく、オフセット補正を正確に行うことができるので、故障有無の誤判定を回避できる。
なお、図8においては、図2のステップS6〜S8をステップS9〜S11に置き換えた例を挙げたが、図4や図6のステップS6〜S8をステップS9〜S11に置き換えてもよい。また、図8では、故障診断処理を省いてあるが、故障診断はステップS9〜S11を実行した後に、オフセット補正された相電流に基いて行えばよい。
以上述べた実施形態では、モータ4としてブラシレスモータを例に挙げたが、本発明は誘導電動機や同期電動機のような複数の相を有する交流モータを駆動するためのモータ駆動装置全般に適用することができる。
また、以上述べた実施形態では、本発明を車両の電動パワーステアリング装置に適用した例を挙げたが、本発明は扉開閉用モータなどを駆動する装置にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。 第1実施形態における故障診断の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。 第2実施形態における故障診断の手順を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。 第3実施形態における故障診断の手順を示したフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。 第4実施形態におけるオフセット処理の手順を示したフローチャートである。 従来の多相交流モータ駆動装置の電気的構成を示す図である。
符号の説明
1 制御部
2 PWM回路
3 インバータ回路
4 モータ
5u、5v、5w サンプルホールド回路
6u、6v、6w 直流増幅回路
7 回転位置センサ
8 電圧検出回路
9 メモリ
Q1〜Q6 スイッチング素子
D1〜D6 還流ダイオード
Ru、Rv、Rw 電流検出抵抗
K1〜K3 リレー

Claims (6)

  1. 多相交流モータ駆動用のスイッチング素子と当該素子に並列接続された還流ダイオードとを有するアームが、モータの各相ごとに上下一対設けられ、各相の上下アームの接続点からモータ駆動用の電圧が取り出されるように構成されたインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相の下アームにそれぞれ設けられ、モータの相電流を検出する電流検出手段と、
    前記インバータ回路の各スイッチング素子のON/OFF動作を制御する制御手段と、
    前記電流検出手段が検出した電流値に基づいて、故障有無の判定を行なう第1の判定手段と、
    を備えた多相交流モータ駆動装置において、
    前記多相交流モータで発生した誘起電圧に起因して前記電流検出手段に電流が流れる可能性があるか否かを判定する第2の判定手段を備え、
    前記第2の判定手段が電流の流れる可能性があることを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合に、前記第1の判定手段は故障有無の判定を行なわず、
    前記第2の判定手段が電流の流れる可能性がないことを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合に、前記第1の判定手段は故障有無の判定を行うことを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載の多相交流モータ駆動装置において、
    前記第2の判定手段は、
    前記インバータ回路と多相交流モータとの間に接続された開閉スイッチを備え、
    前記開閉スイッチがONの場合に、前記電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定することを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
  3. 請求項1に記載の多相交流モータ駆動装置において、
    前記第2の判定手段は、
    前記多相交流モータの回転速度を検出する回転速度検出手段を備え、
    前記回転速度検出手段が所定値以上の回転速度を検出した場合に、前記電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定することを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
  4. 請求項1に記載の多相交流モータ駆動装置において、
    前記第2の判定手段は、
    前記多相交流モータの端子電圧を検出する端子電圧検出手段を備え、
    前記端子電圧検出手段が所定値以上の端子電圧を検出した場合に、前記電流検出手段に電流が流れる可能性があると判定することを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
  5. 請求項1に記載の多相交流モータ駆動装置において、
    前記第1の判定手段は、前記電流検出手段で検出した各相の電流値の和がゼロであるか否かに基づいて、故障有無の判定を行なうことを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
  6. 多相交流モータ駆動用のスイッチング素子と当該素子に並列接続された還流ダイオードとを有するアームが、モータの各相ごとに上下一対設けられ、各相の上下アームの接続点からモータ駆動用の電圧が取り出されるように構成されたインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相の下アームにそれぞれ設けられ、モータの相電流を検出する電流検出手段と、
    前記インバータ回路の各スイッチング素子のON/OFF動作を制御する制御手段と、
    前記電流検出手段に流れる各相のオフセット電流の電流値を記憶する記憶手段と、
    を備えた多相交流モータ駆動装置において、
    前記多相交流モータで発生した誘起電圧に起因して前記電流検出手段に電流が流れる可能性があるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段が電流の流れる可能性があることを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合に、前記記憶手段にオフセット電流値を記憶せず、
    前記判定手段が電流の流れる可能性がないことを判定した場合で、かつ各相の下アームのスイッチング素子が全てOFFである場合に、前記記憶手段にオフセット電流値を記憶することを特徴とする多相交流モータ駆動装置。
JP2007236126A 2007-09-12 2007-09-12 多相交流モータ駆動装置 Expired - Fee Related JP5014034B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236126A JP5014034B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 多相交流モータ駆動装置
AT08159431T ATE498937T1 (de) 2007-09-12 2008-07-01 Mehrphasige wechselstrom-motorantriebsvorrichtung
DE602008004961T DE602008004961D1 (de) 2007-09-12 2008-07-01 Mehrphasige Wechselstrom-Motorantriebsvorrichtung
AT08159428T ATE499740T1 (de) 2007-09-12 2008-07-01 Mehrphasige wechselstrom-motorantriebsvorrichtung
EP08159431A EP2037566B1 (en) 2007-09-12 2008-07-01 Multi-phase AC motor driving device
DE602008005074T DE602008005074D1 (de) 2007-09-12 2008-07-01 Mehrphasige Wechselstrom-Motorantriebsvorrichtung
EP08159428A EP2037565B1 (en) 2007-09-12 2008-07-01 Multi-phase AC motor driving device
CN2008101282828A CN101388633B (zh) 2007-09-12 2008-07-04 多相交流电机驱动装置
US12/206,260 US8013564B2 (en) 2007-09-12 2008-09-08 Multi-phase AC motor driving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236126A JP5014034B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 多相交流モータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009071943A true JP2009071943A (ja) 2009-04-02
JP5014034B2 JP5014034B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40229694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007236126A Expired - Fee Related JP5014034B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 多相交流モータ駆動装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8013564B2 (ja)
EP (1) EP2037566B1 (ja)
JP (1) JP5014034B2 (ja)
CN (1) CN101388633B (ja)
AT (1) ATE498937T1 (ja)
DE (1) DE602008004961D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518499A (ja) * 2011-06-28 2014-07-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 安全回路を備えた電気機械

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4867483B2 (ja) * 2006-06-09 2012-02-01 日本精工株式会社 モータ制御方法及び制御装置
JP5153252B2 (ja) * 2007-08-09 2013-02-27 カヤバ工業株式会社 電動パワーステアリング装置
WO2010143452A1 (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 三菱電機株式会社 電力変換装置
WO2010147376A2 (ko) * 2009-06-19 2010-12-23 두원공과대학교 전동압축기의 제어방법
JP2011125107A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Sanyo Electric Co Ltd モータ制御装置、モータ駆動システム及びインバータ制御装置
JP2011205838A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Omron Automotive Electronics Co Ltd モータ駆動装置
JP5579495B2 (ja) * 2010-05-06 2014-08-27 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 モータ駆動装置
KR101393828B1 (ko) * 2010-05-14 2014-05-12 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 브러시레스 모터의 구동 장치
GB201013106D0 (en) 2010-08-04 2010-09-22 Trw Ltd Diagnostic method for electric power steering system
CN102480245B (zh) * 2010-11-30 2016-04-06 Ls产电株式会社 逆变器
US8558496B2 (en) * 2011-03-16 2013-10-15 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for monitoring current in an electric motor
JP5409692B2 (ja) * 2011-04-18 2014-02-05 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5942337B2 (ja) * 2011-04-28 2016-06-29 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
CN102185477B (zh) * 2011-04-29 2013-10-16 成都芯源系统有限公司 多相变换器的相位控制
JP2013017363A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Omron Automotive Electronics Co Ltd モータ制御装置
JP5927858B2 (ja) * 2011-11-18 2016-06-01 株式会社ジェイテクト モータ制御装置及び車両の電動パワーステアリング装置
JP5532065B2 (ja) * 2012-02-29 2014-06-25 株式会社デンソー 電動機駆動装置
GB201304412D0 (en) * 2013-03-12 2013-04-24 Orbital 2 Ltd Planetary Gear Box
DE102013103698A1 (de) * 2013-04-12 2014-10-16 Zf Lenksysteme Gmbh Endstufenansteuerung im störfall
US9335361B2 (en) * 2013-06-04 2016-05-10 GM Global Technology Operations LLC Method and apparatus for monitoring a multi-phase electrical system on a vehicle
JP5569626B1 (ja) * 2013-06-17 2014-08-13 日本精工株式会社 モータ制御装置、これを使用した電動パワーステアリング装置及び車両
WO2015020009A1 (ja) 2013-08-07 2015-02-12 株式会社 東芝 車両用制御装置及び鉄道車両
JP5721799B2 (ja) * 2013-09-26 2015-05-20 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
JP6204207B2 (ja) 2014-01-27 2017-09-27 株式会社ミツバ 車両用開閉体の制御装置
JP6220696B2 (ja) * 2014-02-19 2017-10-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動モータの駆動制御装置
JP6211443B2 (ja) * 2014-03-14 2017-10-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動モータの制御装置
US9876458B2 (en) * 2014-03-19 2018-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Control device for AC rotating machine and electric power steering device
JP2016127695A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動装置及びパワーステアリング装置
JP2017060276A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 富士電機株式会社 三相インバータ装置
WO2017152040A1 (en) 2016-03-03 2017-09-08 Eaton Corporation Electrical motor coil short detection and protection
US11613304B2 (en) * 2016-04-08 2023-03-28 Mitsubishi Electric Corporation Electric power steering apparatus
JP6897025B2 (ja) * 2016-08-08 2021-06-30 株式会社アイシン モータ制御装置
JP7091815B2 (ja) * 2018-05-07 2022-06-28 株式会社デンソー 電力変換器の制御回路
DE102018122549B4 (de) * 2018-09-14 2023-11-16 Borgwarner Ludwigsburg Gmbh Verfahren zur Messung der Stromaufnahme einer dreiphasigen Leistungselektronik und Schaltung hierfür

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03155322A (ja) * 1989-11-08 1991-07-03 Mitsubishi Electric Corp 電流検出装置
JPH06178588A (ja) * 1992-12-11 1994-06-24 Seiko Epson Corp 位置センサレス・ブラシレスdcモータの制御装置
JPH06253585A (ja) * 1993-02-25 1994-09-09 Nippondenso Co Ltd ブラシレスモータの異常検出装置
JPH0924846A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nippon Seiko Kk 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH09130903A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Yamaha Motor Co Ltd モータの制御装置
JPH10309097A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Toyota Motor Corp 交流電動機制御用電流センサの異常検出装置
JP2001309550A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Honda Motor Co Ltd 過電圧保護装置
JP2004242422A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Toyota Motor Corp 電動機の回転駆動制御装置
JP2005130578A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Koyo Seiko Co Ltd パワーステアリング装置
JP2005143153A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Denso Corp モータ駆動装置
JP2005269880A (ja) * 2003-06-19 2005-09-29 Denso Corp 3相電圧型pwmインバータ装置
JP2007189825A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Omron Corp インバータ装置
JP2008132919A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Nsk Ltd 電動パワーステアリング制御装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2812528B2 (ja) * 1990-03-20 1998-10-22 株式会社日立製作所 インバータ回路
DE4009184A1 (de) 1990-03-22 1991-09-26 Heidelberger Druckmasch Ag Verfahren zur unterdrueckung von stromspitzen waehrend einer kommutierung eines buerstenlosen gleichstrommotors
JPH04210779A (ja) * 1990-12-14 1992-07-31 Mitsubishi Electric Corp インバータ装置の地絡検出器及び地絡検出方法
JP3812720B2 (ja) * 2000-10-30 2006-08-23 オムロン株式会社 モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP3674578B2 (ja) 2001-11-29 2005-07-20 株式会社デンソー 三相インバータの電流検出装置
JP4062074B2 (ja) * 2002-01-28 2008-03-19 株式会社デンソー 三相ブラシレスdcモータの制御方法
CN100521437C (zh) * 2002-04-24 2009-07-29 三洋电机株式会社 装有过流保护电路的混合集成电路装置
JP2005059786A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP4422567B2 (ja) * 2004-06-30 2010-02-24 株式会社日立製作所 モータ駆動装置,電動アクチュエータおよび電動パワーステアリング装置
JP4741391B2 (ja) * 2006-03-09 2011-08-03 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 モータ駆動回路の地絡検出装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03155322A (ja) * 1989-11-08 1991-07-03 Mitsubishi Electric Corp 電流検出装置
JPH06178588A (ja) * 1992-12-11 1994-06-24 Seiko Epson Corp 位置センサレス・ブラシレスdcモータの制御装置
JPH06253585A (ja) * 1993-02-25 1994-09-09 Nippondenso Co Ltd ブラシレスモータの異常検出装置
JPH0924846A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nippon Seiko Kk 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH09130903A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Yamaha Motor Co Ltd モータの制御装置
JPH10309097A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Toyota Motor Corp 交流電動機制御用電流センサの異常検出装置
JP2001309550A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Honda Motor Co Ltd 過電圧保護装置
JP2004242422A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Toyota Motor Corp 電動機の回転駆動制御装置
JP2005269880A (ja) * 2003-06-19 2005-09-29 Denso Corp 3相電圧型pwmインバータ装置
JP2005130578A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Koyo Seiko Co Ltd パワーステアリング装置
JP2005143153A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Denso Corp モータ駆動装置
JP2007189825A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Omron Corp インバータ装置
JP2008132919A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Nsk Ltd 電動パワーステアリング制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518499A (ja) * 2011-06-28 2014-07-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 安全回路を備えた電気機械

Also Published As

Publication number Publication date
CN101388633A (zh) 2009-03-18
US20090066286A1 (en) 2009-03-12
EP2037566B1 (en) 2011-02-16
CN101388633B (zh) 2011-09-21
JP5014034B2 (ja) 2012-08-29
ATE498937T1 (de) 2011-03-15
DE602008004961D1 (de) 2011-03-31
US8013564B2 (en) 2011-09-06
EP2037566A1 (en) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5014034B2 (ja) 多相交流モータ駆動装置
JP5057908B2 (ja) 多相交流モータ駆動装置
US8232752B2 (en) Electric motor control apparatus
JP4741391B2 (ja) モータ駆動回路の地絡検出装置
JP5142917B2 (ja) 多相モータ駆動装置
US9793849B2 (en) Inverter apparatus for polyphase AC motor drive
US10071762B2 (en) Detection and mitigation of inverter errors in steering system motors
US9270213B2 (en) Motor control device
JP6530654B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5945740B2 (ja) パワーステアリング装置
WO2006132268A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2017169346A (ja) モータ制御装置及びモータ駆動回路の制御方法
EP2594459B1 (en) Motor control unit and vehicle electric power steering system
JP6482999B2 (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法
US11926378B2 (en) Drive controller, drive unit, and power steering
US9227658B2 (en) Rotary electric machine control apparatus having abnormality detection function
EP2037565B1 (en) Multi-phase AC motor driving device
JP2021191074A (ja) インバータ制御装置
JP6730488B2 (ja) 三相同期電動機の制御装置および駆動装置、並びに電動パワーステアリング装置
JP5134830B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP5910295B2 (ja) モータ駆動系の異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100726

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5014034

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees