JP2009056670A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】業務用大型プリンタの使用に伴うフォトインタラプタの劣化を発生しにくくする仕組みを提供すること。
【解決手段】搬送路と、画像信号を取得する取得手段と、単票状の媒体を間欠的に繰り返す搬送機構と、媒体の前端と後端が第1の位置に至ったことを検知する検知手段と、第2の位置に向けて液滴を吐出する手段であって、媒体の前端が第1の位置に至ったことを検知手段が検知してからその媒体の後端より所定の距離だけ前方の描画物外延箇所が第2の位置に至った以降に挟まるインターバルの間は、画像信号と異なる所定のパターンをなす液滴を吐出する吐出手段と、媒体の前端が第1の位置に至ったことを検知手段が検知してからその後端が第1の位置まで搬送されるのに要する時間に渡って、検知手段への電力の供給を停止する電力供給手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
A0、A1、A2などの大判サイズの単票紙や、連続紙、ロール紙などへ画像を記録し得る業務用大型タイプのインクジェット式プリンタが普及してきており、この種のプリンタの利便性を向上する種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、用紙トレイにつづら折り状に収納された連続紙への画像の記録に伴う記録位置ずれの発生を高確度に防止し得る技術の開示がある。
特開2005−111681号公報
ところで、業務用大型タイプのインクジェット式プリンタも、他のタイプのプリンタと同様に、用紙端部検知センサとしてフォトインタラプタを搭載している。このフォトインタラプタは、用紙トレイから記録ヘッドに至る用紙搬送路上の、記録ヘッドよりもやや用紙トレイ側の端部検知位置に向けて光を照射し続け、その反射光の強さの変化を基に、用紙の前端と後端の通過の有無を検知する。フォトインタラプタの検知信号は、記録ヘッドの下を経由させる際の用紙の送り量の特定に供される。
しかしながら、業務用大型プリンタの場合、いわゆるコンシューマ向けの小型のプリンタと異なり、長時間に渡って電源を投入したまま使用されることが多く、画像の記録を行わない間もフォトインタラプタが光を照射した状態にされ続ける結果、フォトインタラプタが小型のプリンタよりも早く劣化してしまうという問題がある。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、業務用大型プリンタの使用に伴うフォトインタラプタの劣化を発生しにくくする仕組みを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様である液体吐出装置は、媒体を搬送するための搬送路と、モータを有し、そのモータの駆動により媒体を搬送路に沿って移動させる搬送機構と、自らへ供給される電力に応じた光を搬送路の第1の位置に向けて照射し、第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さを基に、第1の位置における媒体の有無を検知する検知手段と、モータの駆動により搬送される媒体の前端が第1の位置に至ったことを検知手段が検知すると、検知手段への電力の供給を停止することによってその駆動を休止させ、その後の搬送を経て媒体の後端から所定の距離だけ前の箇所が第1の位置に至ったことを検知手段が検知すると、検知手段への電力の供給を再開することによって休止を解除する電力供給手段とを備える。この発明によると、検知手段の消費電力を抑えつつ、媒体の後端が第1の位置に至ったことを確実に検知できる。
本発明の好適な態様である液体吐出装置は、搬送路と、画像を示す画像信号を取得する取得手段と、単票状の媒体を、画像信号が示す画像の副走査方向のドットの間隔に応じた距離だけ搬送路に沿って搬送し、且つその搬送を所定のインターバルを挟んで間欠的に繰り返す搬送機構と、自らへ供給される電力に応じた光を搬送路の第1の位置に向けて照射し、第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さを基に、媒体の前端と後端が第1の位置に至ったことをそれぞれ検知する検知手段と、搬送路の終端と第1の位置の間の第2の位置に向けて液滴を吐出する手段であって、媒体の前端が第1の位置に至ったことを検知手段が検知してからその媒体の後端より所定の距離だけ前方の描画物外延箇所が第2の位置に至るまでの搬送機構による搬送の回数を、画像信号が示す画像を基に特定し、特定した回数の搬送が行われる前に挟まるインターバルの間に、画像信号が示す画像のドットの並びをなす液滴を吐出する一方、その回数の搬送が行われた以降に挟まるインターバルの間は、画像信号と異なる所定のパターンをなす液滴を吐出するか、または、その吐出を停止する吐出手段と、検知手段へ電力を供給する手段であって、媒体の前端が第1の位置に至ったことを検知手段が検知してからその後端が第1の位置まで搬送されるのに要する時間に渡って、検知手段への電力の供給を停止する電力供給手段とを備える。この発明によると、検知手段の消費電力を抑えつつ、媒体の前端と後端が第1の位置に至ったことを確実に検知できる。
また、所定のパターンは、画像の描画物の外延の罫線を示すドットの並びであってもよい。この発明によると、単票紙Pの後端部から所定幅だけ前方の描画物外延箇所に罫線が正確に記録されるため、CAD図面などの仕様を満たす印刷物を容易に取得できる。
また、電力供給手段は、後端が第1の位置まで搬送されるのに要する時間が経過した後は、搬送機構が媒体を搬送している間だけ検知手段へ電力を供給し、その搬送が止まっている間は検知手段への電力の供給を停止するようにしてもよい。この発明によると、検知手段の消費電力をより効率的に抑えることができる。
また、検知手段は、自らへ供給される電力に応じた光を第1の位置に向けて照射する発光部と、第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さに応じた信号を出力する受光部とを有し、電力供給手段は、第1の位置に媒体があるときに受光部が出力する信号の出力レベルを基に、その後に発光部へ供給する電力の電力量を調整するようにしてもよい。この発明によると、発光部から照射する光の強さを媒体の検知に必要かつ十分な強さにすることにより、その消費電力を抑えることができる。
また、電力供給手段は、信号の出力レベルが上限許容値と下限許容値の間の所定の範囲内に収まるか否かを判断する手段と、信号の出力レベルが所定の範囲内に収まるように、発光部へ供給する電力の電力量を増加させ、または、減少させる手段とを有してもよい。この発明によると、媒体の検知に必要かつ十分な光の強さを精度よく特定することができる。
(発明の実施の形態)
本発明の実施形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態にかかるインクジェット式プリンタの概略構成を示す図であり、電気的構成を示すブロック図と、機械的構成を示す右側面図とが上下に並べて示されている。
図1に示すように、このプリンタは、扁平な板状の基台91の下面の4隅にキャスタ92,93を固着するとともに、印刷ユニット10を、基台91の上面の左右の端から上方に延伸する両脚フレーム95によって外側から支持した機械的構成をなしている。印刷ユニット10の筐体11は、直方体の底の部分を、その底面の前端辺から後方へ地面と平行に引いた直線を切り口として切り落としたような形状をなしている。筐体11は、その上面をやや後方に傾けた姿勢で両脚フレーム95に挟持されている。また、この筐体11の上方には、前面の側に開口する中空部12が形成され、その中空部12にはロール紙13が装着される。また、筐体11の前面の、中空部12より下方には、用紙搬送路14が形成され、その用紙搬送路14の始端と終端の間には、用紙端部検知センサ15(「検知手段」の一部に相当)、PF(Paper Feed)ローラ対16(「搬送機構」の一部に相当)、キャリッジ17(「吐出手段」に相当)、およびロータリカッター18が設けられている。以降の説明では、用紙搬送路14の中空部12に近い側を適宜「上流側」と呼び、中空部12から遠ざかる側を適宜「下流側」と呼ぶ。
このプリンタは、中空部12に装着されたロール紙13を用紙搬送路14の側に送り出して印刷に供するロール紙印刷モードと、A0,A1,A2,などのサイズにカットされた単票紙P(「媒体」に相当)を利用者が用紙搬送路14に一枚ずつ差し込んで印刷に供する単票紙印刷モードの2つのモードで動作する。以降は、単票紙Pとロール紙13とを併せて適宜「用紙」と呼ぶ。
用紙端部検知センサ15は、反射型フォトインタラプタであり、中空部12の開口する部位よりもやや下側を凹ませた凹部19に照射方向を合わせた発光素子20と、その凹部19に入光方向を合わせた受光素子21とを有する。発光素子20から凹部19に向けて照射される光の強さは、電源(図示せず)からその発光素子20へ流れ込む電流の大きさに比例する。また、受光素子21は、凹部19の側から入光する光を光電変換して得た信号を後述する制御部40へ供給し、その信号の電圧は、受光素子21へ入光する光が強いほど高くなる。よって、受光素子21が出力する信号の電圧が予め設定しておいた閾値を下回った時に用紙の前端が通り過ぎたと判断でき、また、閾値を上回った時にその後端が通り過ぎたと判断できる。
PFローラ対16は、PF従動ローラ23とPF駆動ローラ24とからなる。PF従動ローラ23の回転軸の左右の端は、両脚フレーム95の孔にそれぞれ係止される。これらの孔は、用紙端部検知センサ15の下流側で且つ筐体11の前面からやや前方へ離れた位置に穿設されている。一方、PF駆動ローラ24の回転軸の左右の端は、両脚フレーム95のレール25にそれぞれ嵌め込まれている。これらのレール25は、用紙端部検知センサ15の下流側で且つ筐体11の前面からやや後方へ離れた位置から筐体11の後面に向かって延伸しており、レール25の内周の前端と後端の間の距離は、PF駆動ローラ24の回転軸の軸径よりも大きい。つまり、これらのレール25の内周には、PF駆動ローラ24をその周面とPF従動ローラ23の周面とが当接する位置から両者が完全に離間する位置まで摺動させ得る僅かな「あそび」が確保されている。
また、PF駆動ローラ24は、アクチュエータ26に支持され、その回転軸は、複数のギヤ(図示せず)を介してPFモータ27(「搬送機構」の一部に相当)の回転軸と連結される。アクチュエータ26は、ロール紙13や単票紙Pの前端の通過が検知されると、PF駆動ローラ24をPF従動ローラ23へ近づける方向へ移動させ、その後端の通過が検知されると、PF駆動ローラ24をPF従動ローラ23から遠ざける方向へ移動させる。PFモータ27は、後述する制御部40による制御の下、PF駆動ローラ24を反時計回り方向に回転させる。本プリンタをロール紙印刷モードで動作させる際は、ロール紙13の前端を用紙端部検知センサ15と凹部19の間の位置(以下、適宜「端部検知位置」と呼ぶ:「第1の位置」に相当)を通してローラ対16の間に差し入れる準備作業が必要となり、また、単票紙印刷モードで動作させる際は、単票紙Pの前端を端部検知位置を通してローラ対16の間に差し入れる準備作業が必要となる。この準備作業によって用紙の前端が端部検知位置を通ったことが検知されると、アクチュエータ26がPF駆動ローラ24をPF従動ローラ23の側に移動させ、その移動によって用紙の前端が両ローラの間のニップ部分に挟持された状態でPF駆動ローラ24が回転すると、用紙が下流側へ搬送される。
PFローラ対16の下流側に設けられたキャリッジ17は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4色のインクカートリッジ(図示せず)を収容するとともに、それらのインクカートリッジと流路(図示せず)を介して繋がった記録ヘッド28を用紙搬送路14の側に備える。記録ヘッド28は、色毎の一連のノズル開口を並べて配したノズルプレート、充放電に応じて伸縮する圧電素子、ノズルプレートと圧電素子の間に挟まれるキャビティなどを有する。インクカートリッジから供給されるインクをキャビティへ貯留した状態で圧電素子を伸縮させると、インク滴がノズル開口から用紙搬送路14の側へ吐出される。
キャリッジ17の右面と左面に穿設された孔には、両脚フレーム95の間に掛け渡されたガイド軸29が挿通され、キャリッジ17はそのガイド軸29に対して摺動自在に連結されている。また、キャリッジ17は、2つのプーリ(図示せず)にガイド軸29とほぼ平行な向きをもって巻回されたベルト(図示せず)の一部へ固定され、それらの両プーリのうちの1つの回転軸は、CR(Carriage)モータ30の回転軸と連結されている。よって、CRモータ30が正逆回転すると、キャリッジ17は、用紙搬送路14の左端の位置(以下、「移動左限位置」と呼ぶ)からその右端の位置(以下、「移動右限位置」と呼ぶ)に至る行程をガイド軸29に案内されて往復移動する。また、キャリッジ17の下流側に設けられたロータリカッター18は、制御部40が指定するタイミングで、用紙を裁断する。
図1において、制御部40(「検知手段」の一部、「電力供給手段」に相当)は、インターフェース回路41(「取得手段」に相当)、第1モータドライバ42、第2モータドライバ43、記録ヘッドドライバ44、CPU(Central Processing Unit)45、RAM(Random Access Memory)46、ROM(Read Only Memory)47、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)48、およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)49を有する。
インターフェース回路41は、A0,A1,A2などの各サイズの画像の描画内容を示す印刷データをパーソナルコンピュータ(図示せず)から受信するとともに、そのパーソナルコンピュータのカスタマイズ画面を通じて選択された印刷モードを示すモード選択データを受信する。カスタマイズ画面においては、上述したロール紙印刷モードと単票紙印刷モードのうちから、給紙方法に関わる一方のモードを選択できるほか、デフォルトモードとフォトモードのうちから、印刷品質に関わる一方のモードを選択できる。フォトモードは、デフォルトモードより高密度のドットを記録するモードであり、写真などの高密度カラー画像の印刷データの出力に好適である。記録ヘッドドライバ44は、印刷データを解釈した内容に基づき、インク滴の吐出を指示する信号を記録ヘッド28へ供給する。
第1モータドライバ42は、電源(図示せず)から得られた直流電圧を、PWM(Pulse Width Modulation)信号に応じたパルスとしてPFモータ27へ印加する。PWM信号は、周期が一定で、1周期に占めるハイレベルの時間とローレベルの時間の割合が変化する矩形波である。PWM信号の1周期に占めるハイレベルの時間の割合は、「デューティー比」と呼ばれる。PFモータ27は、第1モータドライバ42からパルスの印加を受けて回転し、そのトルクはデューテュー比が高いほど大きくなる。
第2モータドライバ43の構成は、第1モータドライバ42と同様であり、電源(図示せず)から得られた直流電圧を、自らに供給されるPWM信号に応じたパルスとしてCRモータ30へ印加する。CRモータ30は、第2モータドライバ43からパルスの印加を受けて回転し、そのトルクはデューテュー比が高いほど大きくなる。
CPU45は、RAM46をワークエリアとして利用しつつ、ROM47やEEPROM48に記憶されたデータを参照するとともに、それらのメモリに記憶された各種プログラムを実行する。ROM47には、IPL(Initial Program Loader)などの比較的簡易なプログラムが記憶される。EEPROM48には、インターフェース回路41へ印刷データが供給されてからその印刷データが示す画像を記録するまでの制御の手順を記した制御プログラムが記憶される。ASIC49は、用紙端部検知センサ15、ロータリカッター18、第1モータドライバ42、第2モータドライバ43、および記録ヘッドドライバ44と繋がった入出力ポートを有し、CPU45による制御の下に、それらの各々との間で信号を遣り取りする。
CPU45は、PFモータ27とCRモータ30の両モータを互いの同期を計りながら間欠的に駆動させ、CRモータ30の駆動に合わせて記録ヘッド28からインク滴を吐出させることにより、印刷データが示す画像を用紙に記録する。
図2(A)および(B)は、印刷データが示す一枚の画像を用紙に記録する際の両モータ27,30の連携の様子を示す図である。両図の縦軸は、両モータ27,30の回転速度を示し、横軸は、それらの両モータ27,30の駆動の時間を示している。なお、図示の便宜上、図2(A)よりも図2(B)の横軸のスケールを小さくし、図2(B)の縦軸のスケールを図2(A)と逆向きにしている。
上述した準備作業を経て用紙の前端がPF駆動ローラ24とPF従動ローラ23の間のニップ部分に挟まれ、その状態で画像の描画内容を示す印刷データがパーソナルコンピュータから供給されると、図2(A)に示すように、無回転状態(速度=0)であったPFモータ27が、所定の上限速度に至るまでほぼ比例的に加速される。上限速度まで加速されたPFモータ27は、その回転速度のまましばらく回転を続けた後、無回転状態に至るまでほぼ比例的に減速される。そして、この一連のPFモータ27の回転により、ニップ部分に挟まれた用紙は、その前端から余白領域に相当する距離だけ後方の箇所が記録ヘッド28によるインク滴の吐出を受ける位置(以下、「インク滴吐出位置」と呼ぶ:「第2の位置」に相当)に至るまで下流側へ搬送される。
図2(B)に示すように、PFモータ27が無回転状態になり、用紙の搬送が止まると、CRモータ30が上限速度までほぼ比例的に加速され、その速度をしばらく維持した後に無回転状態に至るまでほぼ比例的に減速される。この一連のCRモータ30の回転により、キャリッジ17は、移動左限位置から移動右限位置に向かって移動する。さらに、キャリッジ17が、移動左限位置から移動右限位置に至る行程を上限速度で移動している間に、記録ヘッド28から用紙に向けてインク滴が吐出され、画像の主走査方向の1ラインに相当するドットの並びが記録される。
図2(B)に示すように、CRモータ30の回転は、用紙の搬送が止まっている間(「インターバル」に相当)に2回繰り返され、2回目のCRモータ30の回転の向きは1回目のそれと逆になる。そして、2回目のCRモータ30の回転により、移動右限位置まで移動したキャリッジ17は、移動左限位置に向って移動する。なお、キャリッジ17が移動右限位置から移動左限位置へ戻る間のインク滴の吐出の有無は、カスタマイズ画面を通じた各種カスタマイズに依存する。
キャリッジ17が移動左限位置まで戻ると、無回転状態であったPFモータ27が上限速度までほぼ比例的に加速され、その速度をしばらく維持した後に無回転状態に至るまでほぼ比例的に減速される(図2(A)参照)。この一連のPFモータ27の回転により、用紙は、画像の副走査方向の1ラインに相当する距離だけ下流側へ搬送される。1ラインに相当する距離、つまり、用紙の送り量は、印刷データが示す画像のサイズと印刷品質に関わるモードとの関係を基に特定される。フォトモードの場合、高密度のインク滴のドットを記録するため、送り量はデフォルトモードよりも小さくなる。
以降は、画像の副走査方向の全ラインに相当するドットの並びが用紙に記録し終わるまで、CRモータ30とPFモータ27が交互に回転することにより、移動左限位置と移動右限位置の間のキャリッジ17の往復移動と、副走査方向の1ラインに相当する距離の用紙の搬送とが繰り返される。このキャリッジ17の往復移動と1ラインに相当する距離の用紙の搬送の繰り返しの回数も、印刷データが示す画像のサイズと印刷品質に関わるモードとの関係を基に特定される。そして、画像の副走査方向の最も下のラインに相当するドットの並びが用紙に記録されると、無回転状態であったPFモータ27が回転し、画像記録済みの用紙が下流側へ搬送され、排紙される。ロール紙印刷モードでの画像の記録がなされた場合、ロール紙13はロータリカッター18にて裁断された上で排紙されるのに対し、単票紙印刷モードでの画像の記録がなされた場合、単票紙Pは、そのような裁断を経ることなく排紙される。
つぎに、本実施形態に特徴的な処理である単票紙CAD印刷処理とセンサ輝度調整処理について説明する。
<単票紙CAD印刷処理>
図3は、単票紙CAD印刷処理を示すフローチャートである。単票紙CAD印刷処理は、印刷データが示すCAD図面の画像を単票紙Pに記録するとともに、CAD図面の仕様を満たすための所定幅の余白領域をその単票紙Pの後端の前方に確保し、且つその余白領域と描画物であるCAD図面の外延とを分かつ箇所(以下、適宜「描画物外延箇所」と呼ぶ)に罫線を記録する処理である。
図3に示す一連の処理は、PF駆動ローラ24とPF従動ローラ23の間のニップ部分に単票紙Pの前端が挟まれた状態で、CAD図面の画像を示す印刷データがパーソナルコンピュータから供給されると、実行される。なお、利用者は、印刷データの供給に先立つ準備作業において、その印刷データが示す画像と同じサイズ(A0,A1,またはA2)の単票紙Pを端部検知位置を通してローラ対16の間に差し入れねばならない。
印刷データがパーソナルコンピュータから供給されると(S100:Yes)、制御部40は、単票紙Pの描画物外延箇所が端部検知位置に至るまでの搬送の回数N1を特定する(S110)。回数N1は、単票紙Pの前端とその描画物外延箇所の間の副走査方向の幅、印刷データが示す画像のサイズ、および印刷品質に関わるモードの関係を基に見積もることができる。ただし、本プリンタは、A0,A1,A2といった、副走査方向の幅が大きなサイズの単票紙Pをその搬送の対象とするため、PFモータ27の駆動のたびに得られる送り量の小さなばらつきが積み重なる結果、N1回の搬送が実際に行われた時点の描画物外延箇所は端部検知位置より下流側や上流側へ幾分ずれることも起こり得る。
次に、制御部40は、用紙端部検知センサ15への電力の供給を停止するとともに(S120)、印刷データが示す画像の記録を開始する(S130)。用紙端部検知センサ15への電力の供給が停止されると、端部検知位置に向けた光の照射が止まる。また、画像の記録が開始されると、図2に示した手順に従って、PFモータ27、CRモータ30、および記録ヘッド28の3者が互いに同期を計りながら間欠的に駆動し、画像の副走査方向の1ラインに相当する距離ずつ用紙搬送路14を下流側へ搬送される単票紙Pへ、その主走査方向の1ラインに相当するドットの並びが順次記録されていく。
画像の記録を開始した後、制御部40は、PFモータ27による単票紙Pの搬送の回数をカウントし、そのカウントした数が、ステップS110で特定した回数N1から所定のオフセット値nを減じた回数N1−nに至ったか否かを判断する(S140)。オフセット値nは、PFモータ27の各駆動により得られる送り量の上流側へのずれを吸収するための値であり、プリンタの出荷前に行われる動作試験から得た結果を基に設定される。このオフセット値nは、送り量のばらつきの如何に関わらず、N1−n回の搬送が行われた時点で、単票紙Pの描画物外延箇所が端部検知位置よりも下流側にあることを保証する値でなければならない。
ステップS140にて、単票紙Pの搬送の回数がN1−nに至ったと判断した後(S140:Yes)、制御部40は、PFモータ27による単票紙Pの搬送に合わせて用紙端部検知センサ15へ電力を間欠的に供給する(S150)。なお、このステップS150以降に用紙端部検知センサ15へ供給する電力の電流値は、後に詳述するセンサ輝度調整処理を通じて最適化される。電力の間欠的な供給が始まると、PFモータ27による搬送を受けて用紙搬送路14上の単票紙Pの位置が移動している間だけ、用紙端部検知センサ15から端部検知位置へ光が照射される。よって、その後の1回または複数回の搬送を経て単票紙Pの後端が端部検知位置に至るまでの間は、発光素子20が照射した光は単票紙Pで反射し、その反射光が受光素子21へ入光する。制御部40は、受光素子21からASIC49へ供給される信号の電圧と予め設定された閾値とを比較し、電圧が閾値を上回った時に単票紙Pの後端が端部検知位置に至ったと判断する。
単票紙Pの後端が端部検知位置に至ったことが検知されると(S160:Yes)、制御部40は、上記の余白領域に相当する距離だけその後端よりも前方の箇所である描画物外延箇所がインク滴吐出位置に至るまでに要する搬送の回数N2を特定した後(S170)、PFモータ27による搬送の回数をカウントし、カウントした回数がN2に至ったか否かを判断する(S180)。回数N2は、用紙搬送路14の端部検知位置とインク滴吐出位置の間の距離と単票紙Pの送り量との関係を基に見積もることが可能である。
ステップS180にて、単票紙Pの搬送の回数がN2に至ったと判断したとき(S180:Yes)、制御部40は、罫線をなすインク滴を、その次のキャリッジ17の往復移動の間に記録ヘッド28から吐出させた後(S190)、記録済みの単票紙Pが排紙されたか否かを判断する(S200)。そして、単票紙Pが排紙されたと判断すると(S200:Yes)、用紙端部検知センサ15への電力の間欠的な供給を解消し(S210)、端部検知位置へ新たな単票紙Pが通されるのを待つ。
以上説明した単票紙CAD印刷処理によると、用紙端部検知センサ15の消費電力を抑えつつ、単票紙Pの後端から所定幅だけ前方の描画物外延箇所に罫線を正確に記録し、CAD図面に要求される仕様を満たす印刷物を得ることができる。
この原理について、図4を参照して、詳述する。図4(A)、(B)は、用紙端部検知センサ15への電力の供給の有無とPFモータ27による単票紙Pの間欠的な搬送の様子の一例をそれぞれ示すタイミングチャートである。用紙端部検知センサ15へ電力が供給されている間は図4(A)のタイミングチャートがハイレベルになり、電力の供給が停止されている間はローレベルになる。また、PFモータ27が駆動している間は図4(B)のタイミングチャートがハイレベルになり、その駆動が止まっている間はローレベルになる。また、両タイミングチャートの上には、図面の右側と対応する上流側からその左側と対応する下流側に向かって搬送される単票紙P、その搬送と直交する方向に往復移動しながらインク滴を吐出する記録ヘッド28、および単票紙Pの前端および後端が端部検知位置Xに至ったことを検知する用紙端部検知センサ15が示されている。
図4(A)、(B)に示すように、単票紙Pの前端が端部検知位置Xを通ったことが検知されると、用紙端部検知センサ15の発光素子20への電力の供給が止まり、PFモータ27による単票紙Pの間欠的な搬送が始まる。そして、その間欠的な搬送の合間(「インターバル」に相当)に記録ヘッド28が往復移動しながら単票紙Pへインク滴を吐出する。用紙端部検知センサ15への電力の供給は、PFモータ27による用紙の搬送がN1−n回繰り返されたとき、つまり、d0からd1まで単票紙Pが搬送されたときに再開される。さらに、その後の1回または複数回の用紙の搬送を経て単票紙Pの後端が端部検知位置Xに至ると、端部検知位置Xよりも上流側にあるインク滴吐出位置へその単票紙Pの描画物外延箇所が至るまでに要する搬送の回数N2が特定され、回数N2の搬送がなされたときに、罫線を示すインク滴が記録ヘッド28から吐出される。図4に示すように、罫線の記録を要する描画物外延箇所から単票紙Pの前端までの距離よりもその箇所から後端までの距離のほうが大幅に短い。よって、単票紙Pの前端が端部検知位置Xへ至った時からその描画物外延箇所がインク滴吐出位置へ至るまでの搬送の回数を頼りに罫線の記録のタイミングを特定するよりも、単票紙Pの後端が端部検知位置Xに至った時からその描画対象外延箇所がインク滴吐出位置に至るまでの搬送の回数N2を頼りに罫線の記録のタイミングを特定するほうが、罫線を高精度に位置決めできる。また、単票紙Pの前端が端部検知位置d0に至ってからN1−n回の搬送が済むまでの間は、用紙端部検知センサ15への電力の供給が停止されるため、単票紙Pの後端の検知漏れを確実に防ぎつつ、センサ15の無駄な電力の消費を抑えることができる。また、そのような電力の消費の抑制は、センサの劣化を防ぎ、その寿命を延ばすことに繋がる。なお、以上の効果を得る前提として、単票紙Pの後端と描画物外延箇所の間の距離よりも単票紙Pの一回の搬送の送り量を短くしておく必要がある。
<センサ輝度調整処理>
図5は、センサ輝度調整処理を示すフローチャートである。センサ輝度調整処理は、単票紙Pの前端が端部検知位置に至った際にその受光素子21へ入光した反射光の強さを基に、その後端の検知に必要且つ十分な感度を得られる程度に発光素子20の光の強さを調整する処理である。このセンサ輝度調整処理は、利用者の準備作業によって単票紙Pの前端が端部検知位置へ通されたこと、つまり、用紙端部検知センサ15の受光素子21が出力する信号の電圧が閾値を下回ったことを制御部40が検知すると、開始される。
制御部40は、用紙端部検知センサ15の受光素子21が出力する信号の電圧が予め設定された上限許容値と下限許容値との間に収まるか否か判断する(S200)。ステップS200にて、用紙端部検知センサ15の発光素子20が出力する信号の電圧が下限許容値を下回ると判断したとき、制御部40は、用紙端部検知センサ15の発光素子20へ流れ込む電流を所定量だけ増加させた後(S210)、ステップS200へ戻る。発光素子20へ流れ込む電流が増加すると、その発光素子20から単票紙Pに向けて照射される光が強まる。すると、単票紙Pによる反射を経て受光素子21へ入光する反射光の光量も大きくなり、その反射光を光電変換して得られる信号の電圧も高くなる。よって、ステップS210が実行されるたびに、受光素子21が出力する信号の電圧は所定量ずつ下限許容値に近づいていき、ステップS210からステップS200に戻るループは、電圧が下限許容値を上回るまで繰り返される。
ステップS200にて、用紙端部検知センサ15の発光素子20が出力する信号の電圧が上限許容値を上回ると判断したとき、制御部40は、用紙端部検知センサ15の発光素子20へ流れ込む電流を所定量だけ減少させた後(S220)、ステップS200へ戻る。発光素子20へ流れ込む電流が減少すると、その発光素子20から単票紙Pに向けて照射される光が弱まる。すると、単票紙Pによる反射を経て受光素子21へ入光する反射光の光量も小さくなり、その反射光を光電変換して得られる信号の電圧も低くなる。よって、ステップS220が実行されるたびに、受光素子21が出力する信号の電圧は所定量ずつ上限許容値に近づいていき、ステップS220からステップS200に戻るループは、電圧が上限許容値を下回るまで繰り返される。ステップS200にて、用紙端部検知センサ15の受光素子21が出力する信号の電圧が予め設定された上限許容値と下限許容値との間に収まると判断したとき(S200:Yes)、制御部40は、その判断を下したときに発光素子20へ流れ込んでいる電流の電流値IfをEEPROM48の所定領域に記憶させた後(S230)、処理を終了する。
以上説明したセンサ輝度調整処理の一連の処理は、図3のステップS100に示す印刷データの供給がなされる前に実行される。そして、図3のステップS150において用紙端部検知センサ15へ電力を供給するときは、発光素子20へ流れ込む電流が電流値Ifとなるようにその電力の供給量が調整される。この調整により、用紙の材質の違いの影響を受けることなく、単票紙Pの後端の通過を高精度に検知できる。
この原理について、図6を参照して、詳述する。図6は、単票紙Pの後端が端部検知位置に至る前後に受光素子21が出力する信号の電圧の変化の様子を、紙の反射率を3段階に変えて比較した図である。波形bは、いわゆるコート紙の後端を検知させたときの電圧の変化を示す。波形aは、コート紙よりも反射率の高い材質からなる用紙(例えば、アート紙)の後端を検知させたときの電圧の変化を示し、波形cは、コート紙よりも反射率の低い材質からなる用紙(例えば、上質紙)の後端を検知させたときの電圧の変化を示す。なお、発光素子20から発光する光の強さはすべて同じであるとする。
図6に示すように、単票紙Pの後端が端部検知位置に至ると、受光素子21が出力する信号の電圧が低く抑えられた状態から急激に上昇する。単票紙Pの後端が端部検知位置に至るまでの電圧が低く抑えられているのは、発光素子20が照射した光が凹部19の底まで到達することなく単票紙Pに遮られ、その反射光が受光素子21へ入光しているからである。単票紙Pの後端が端部検知位置を過ぎると、発光素子20が照射する光が凹部19の底まで到達してその反射光が受光素子21へ入光するため、電圧は上昇する。このような作用が働く結果、単票紙Pの後端が端部検知位置よりも上流側にある間の電圧は、反射率の高い材質からなる用紙の波形であるほど低く、後端が端部検知位置を過ぎた後の電圧はすべての波形について同じということになる。
上述したように、制御部40は、受光素子21が出力する信号の電圧が予め設定された閾値を上回った時に単票紙Pの後端が端部検知位置に至ったと判断する。しかしながら、波形bのボトムの電圧値Lとそのピークの電圧値Hの間の中央の電圧値THを閾値とし、何らの手当てを施すことなく図3の単票紙CAD印刷処理を実行したとすると、描画物外延箇所の位置決めの精度にばらつきが生じてしまうことが、図6の各波形から分かる。波形aに示す電圧の変化が起こるような材質からなる単票紙Pを搬送したとすると、電圧が電圧値THを跨ぐタイミングは波形bより遅れ、波形cに示す電圧の変化が起こるような材質からなる単票紙Pを搬送したとすると、そのタイミングは波形bより早まるからである。これに対し、図3のステップS100に示す印刷データの供給がなされる前にセンサ輝度調整処理の一連の処理を実行すると、単票紙Pの後端が端部検知位置に至った前後に受光素子21が出力する信号の電圧の変化が波形bへ収斂するように、発光素子20の光の強さが調整される。つまり、単票紙Pの材質の違いがセンサ輝度調整処理を通じて吸収され、描画物外延箇所の位置決めの精度のばらつきの発生を防ぐことができる。
(他の実施形態)
本発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態にかかるプリンタの用紙端部検知センサ15は、端部検知位置へ照射方向を合わせた発光素子20とその位置へ入光方向を合わせた受光素子21とを並べた反射型フォトインタラプタである。これに対し、用紙端部検知センサ15を、発光素子20と受光素子21を向かい合うように配した透光型フォトインタラプタで置き換えてもよい。
上記実施形態にかかるプリンタのPFローラ対16は、PFモータ27から力を受けて回転するPF駆動ローラ24と、そのPF駆動ローラ24に連れ回るPF従動ローラ2323とを接離自在に支持した構成になっている。これに対し、各々がモータの力を受けて回転する2つのローラを接離自在に支持するようにしてもよい。また、PF駆動ローラ24のみをアクチュエータ26によって移動させるのでなく、PF従動ローラ23とPF駆動ローラ24の両者をそれらの周面同士が当接するように移動させてもよい。
また、図4のd1に到達する前の段階においても、PFモータ27が駆動されるときに発光素子20を発光させ、PFモータ27の停止時には発光素子20を発光させないように、発光素子20に対して電力を間欠的に供給してもよい。
本発明の実施形態にかかるインクジェット式プリンタの概略構成を示す図である。 PFモータとCRモータが連携して駆動する様子を示す図である。 用紙端部検知処理を示すフローチャートである。 用紙端部検知センサへの電力の供給の有無とPFモータによる単票紙の間欠的な搬送の様子の一例をそれぞれ示すタイミングチャートである。 センサ輝度調整処理を示すフローチャートである。 単票紙の後端が端部検知位置に至る前後に受光素子が出力する信号の電圧の変化の様子を、紙の反射率を3段階に変えて比較した図である。
符号の説明
91…基台、92,93…キャスタ、95…脚フレーム、10…印刷ユニット、11…筐体、12…中空部、13…ロール紙、14…用紙搬送路、15…用紙端部検知センサ、16…ローラ対、17…キャリッジ、18…ロータリカッター、19…凹部、20…発光素子、21…受光素子、23…PF従動ローラ、24…PF駆動ローラ、25…レール、26…アクチュエータ、27…PFモータ、28…記録ヘッド、29…ガイド軸、30…CRモータ、40…制御部、41…インターフェース回路、42…第1モータドライバ、43…第2モータドライバ、44…記録ヘッドドライバ、45…CPU、46…RAM、47…ROM、48…EEPROM、49…ASIC

Claims (6)

  1. 媒体を搬送するための搬送路と、
    モータを有し、そのモータの駆動により上記媒体を上記搬送路に沿って移動させる搬送機構と、
    自らへ供給される電力に応じた光を上記搬送路の第1の位置に向けて照射し、上記第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さを基に、上記第1の位置における媒体の有無を検知する検知手段と、
    上記モータの駆動により搬送される上記媒体の前端が上記第1の位置に至ったことを上記検知手段が検知すると、上記検知手段への電力の供給を停止することによってその駆動を休止させ、その後の搬送を経て上記媒体の後端から所定の距離だけ前の箇所が上記第1の位置に至ったことを上記検知手段が検知すると、上記検知手段への電力の供給を再開することによって上記休止を解除する電力供給手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 搬送路と、
    画像を示す画像信号を取得する取得手段と、
    単票状の媒体を、上記画像信号が示す画像の副走査方向のドットの間隔に応じた距離だけ上記搬送路に沿って搬送し、且つその搬送を所定のインターバルを挟んで間欠的に繰り返す搬送機構と、
    自らへ供給される電力に応じた光を上記搬送路の第1の位置に向けて照射し、上記第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さを基に、上記媒体の前端と後端が上記第1の位置に至ったことをそれぞれ検知する検知手段と、
    上記搬送路の終端と上記第1の位置の間の第2の位置に向けて液滴を吐出する手段であって、上記媒体の前端が上記第1の位置に至ったことを上記検知手段が検知してからその媒体の後端より所定の距離だけ前方の描画物外延箇所が上記第2の位置に至るまでの上記搬送機構による搬送の回数を、上記画像信号が示す画像を基に特定し、特定した回数の搬送が行われる前に挟まる上記インターバルの間に、上記画像信号が示す画像のドットの並びをなす液滴を吐出する一方、その回数の搬送が行われた以降に挟まる上記インターバルの間は、上記画像信号と異なる所定のパターンをなす液滴を吐出するか、または、その吐出を停止する吐出手段と、
    上記検知手段へ電力を供給する手段であって、上記媒体の前端が上記第1の位置に至ったことを上記検知手段が検知してからその後端が上記第1の位置まで搬送されるのに要する時間に渡って、上記検知手段への電力の供給を停止する電力供給手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 前記所定のパターンは、
    画像の描画物の外延の罫線を示すドットの並びである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記電力供給手段は、
    前記後端が前記第1の位置まで搬送されるのに要する時間が経過した後は、前記搬送機構が前記媒体を搬送している間だけ前記検知手段へ電力を供給し、その搬送が止まっている間は前記検知手段への電力の供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記検知手段は、
    自らへ供給される電力に応じた光を前記第1の位置に向けて照射する発光部と、前記第1の位置で反射した光またはその位置を透過した光の強さに応じた信号を出力する受光部とを有し、
    前記電力供給手段は、
    前記第1の位置に前記媒体があるときに前記受光部が出力する信号の出力レベルを基に、その後に前記発光部へ供給する電力の電力量を調整する、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記電力供給手段は、
    前記信号の出力レベルが上限許容値と下限許容値の間の所定の範囲内に収まるか否かを判断する手段と、
    前記信号の出力レベルが上記所定の範囲内に収まるように、前記発光部へ供給する電力の電力量を増加させ、または、減少させる手段と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
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