JPH07288613A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07288613A
JPH07288613A JP6101872A JP10187294A JPH07288613A JP H07288613 A JPH07288613 A JP H07288613A JP 6101872 A JP6101872 A JP 6101872A JP 10187294 A JP10187294 A JP 10187294A JP H07288613 A JPH07288613 A JP H07288613A
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JP
Japan
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power supply
main power
voltage
secondary battery
standby
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JP6101872A
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English (en)
Inventor
Koichi Abe
孝一 安部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主電源制御手段の動作可能電圧の範囲を広く
することなく、主電源制御手段の消費電力を少なくする
ことができるとともに二次電池の充電頻度を抑えること
ができるファクシミリ装置を提供する。 【構成】 ファクシミリ装置は、主電源制御部15を備
える。主電源制御部15は、二次電池19、太陽電池2
3または主電源からの電力を受け、出力電圧を一定に保
持するように動作するDC−DCコンバータ22と、D
C−DCコンバータ22の出力電圧で駆動されるマイコ
ン17とを有する。DC−DCコンバータ22の出力電
圧は電圧検出回路で検出され、二次電池19からの電圧
は電圧検出回路で検出される。マイコン17は、二次電
池19または太陽電池23からDC−DCコンバータ2
2への電力供給をするための制御、主電源または太陽電
池23による二次電池19の充電をするための制御など
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動受信機能を有する
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置など、スタンバ
イ状態(待機状態)が設定される装置では、その電源と
してスイッチング電源などが用いられている。この電源
は、スタンバイ時および動作時に常に立ち上り、この電
源から電力の供給が行われている。
【0003】また、他の装置として、主電源と、スタン
バイ時用のサブ電源とを有する装置もある。この装置で
は、スタンバイ時にサブ電源のみが立ち上がり、動作時
に主電源が立ち上がるように設定され、低消費電力化が
図られている。
【0004】さらに、同じくスタンバイ時の低消費電力
化を目的とした全く新しいシステム(特願平5−101
108号)が提案されている。このシステムでは、主電
源(スイッチング電源)の起動および停止が主電源制御
手段の中心部分を構成するコントローラで制御され、こ
のコントローラを含む主電源制御手段への電力供給はス
タンバイ時に二次電池から行われ、動作時に主電源から
行われる。スタンバイ時、主電源は停止し、主電源制御
手段のみが動作(スタンバイ)し、動作時、主電源制御
手段からの制御信号が主電源に与えられ、この制御信号
によって主電源からの電力供給が行われる。よって、さ
らに低消費電力化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の新たに
提案されているシステムにおいては、スタンバイ時の主
電源制御手段への電力供給が二次電池から行われるか
ら、コントローラの暴走防止対策としてのリセットをか
けるための第1の電圧検出手段および前記二次電池の充
電開始電圧を検出する第2の電圧検出手段など、少なく
とも2つの電圧検出手段を設ける必要があり、以下に示
す不具合が生じる。
【0006】二次電池の充電状態によってその供給電源
電圧が変動するから、この二次電池から直接に主電源制
御手段に電力を供給するシステムの場合、前記コントロ
ーラを広域動作電圧対応タイプのものにしなければなら
ない。
【0007】前記コントローラに広域動作電圧対応タイ
プのものが用いられているとき、前記主電源制御部の消
費電力は供給電源電圧によって異なり、前記二次電池の
電圧が高いときには消費電力が非常に大きくなる。よっ
て、前記二次電池の消耗が速まる。
【0008】また、前記広域動作電圧対応タイプからな
るコントローラの最低動作可能電圧をVminであると
すると、前記第1の電圧検出手段の検出電圧は最低でも
Vminであり、前記第2の電圧検出手段の検出電圧の
下限値はVminより大きな電圧に設定される。よっ
て、前記二次電池の容量を十分に利用することができな
くなり、前記二次電池の放電サイクルが短くなり、頻繁
に充電を行う必要がある。
【0009】本発明の目的は、主電源制御手段の動作可
能電圧の範囲を広くすることなく、この主電源制御手段
の消費電力を少なくすることができるとともに二次電池
の充電頻度を抑えることができるファクシミリ装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
装置本体の各手段へ電力を供給する主電源と、前記主電
源から電力が供給され、装置全体のシステム制御を行う
中央制御手段と、前記主電源の動作制御を行う主電源制
御手段と、二次電池と、この二次電池から電力が供給さ
れ、出力電圧を一定に保持するように動作する定電圧発
生手段と、前記定電圧発生手段の出力電圧を検出する第
1の電圧検出手段と、前記二次電池からの電圧を検出す
る第2の電圧検出手段とを備えるファクシミリ装置にお
いて、前記主電源制御手段は、前記定電圧発生手段の出
力電圧で駆動され、前記第1の電圧検出手段の検出結果
および前記第2の電圧検出手段の検出結果を監視しなが
ら、動作時に前記主電源からの電力供給および前記主電
源による前記二次電池の充電をするための動作時主電源
電力供給制御、スタンバイ時に前記主電源からの電力供
給を停止するためのスタンバイ時主電源電力供給制御を
行うことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、装置本体の各手段
へ電力を供給する主電源と、装置本体の各手段へ電力を
供給する太陽電池と、前記主電源または前記太陽電池か
ら電力が供給され、装置全体のシステム制御を行う中央
制御手段と、前記主電源の動作制御を行う主電源制御手
段と、二次電池と、この二次電池および前記太陽電池か
ら電力が供給され、出力電圧を一定に保持するように動
作する定電圧発生手段と、前記定電圧発生手段の出力電
圧を検出する第1の電圧検出手段と、前記二次電池から
の電圧を検出する第2の電圧検出手段とを備えるファク
シミリ装置において、前記主電源制御手段は、前記定電
圧発生手段の出力電圧で駆動され、前記第1の電圧検出
手段の検出結果および前記第2の電圧検出手段の検出結
果を監視しながら、動作時に前記主電源からの電力供給
および前記主電源による前記二次電池の充電をするため
の動作時主電源電力供給制御、スタンバイ時に前記主電
源からの電力供給を停止するためのスタンバイ時主電源
電力供給制御を行い、前記太陽電池は前記二次電池の充
電に用いられることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のファクシミリ装置において、さらに、外部
操作によって前記装置本体の起動を指示するためのオン
信号を発生するスイッチ手段を備え、前記主電源制御手
段は、前記スタンバイ時に前記スイッチ手段からのオン
信号の発生の有無を監視し、このオン信号が発生される
と前記動作時主電源電力供給制御を開始することを特徴
とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、さらに、電話回線からの呼
出信号着信時に着信信号を発生する着信信号発生手段を
備え、前記主電源制御手段は、前記スタンバイ時に前記
着信信号の発生の有無を監視し、この着信信号が発生さ
れると前記動作時主電源電力供給制御を開始することを
特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、さらに、外部操作によって
前記装置本体の起動を指示するためのオン信号を発生す
るスイッチ手段と、電話回線からの呼出信号着信時に着
信信号を発生する着信信号発生手段とを備え、前記主電
源制御手段は、前記スタンバイ時に前記スイッチ手段か
らのオン信号の発生の有無と前記着信信号発生手段から
の前記着信信号の発生の有無とを監視し、前記オン信号
または前記着信信号が発生されると前記動作時主電源電
力供給制御を開始することを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のファクシミリ装置において、前記主電源制
御手段は、前記スタンバイ時に前記二次電池の充電のた
めに前記主電源を起動し、前記主電源による前記二次電
池の充電をするためのスタンバイ時充電制御を行うこと
を特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載のフ
ァクシミリ装置において、前記スタンバイ時に前記第2
の電圧検出手段で前記二次電池の電圧が予め設定されて
いるしきい値以下に到達したことを検出したとき、前記
スタンバイ時充電制御が開始されることを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載のフ
ァクシミリ装置において、前記スタンバイ時充電制御の
続行中に前記二次電池の電圧が予め設定されているしき
い値以上に到達すると、前記スタンバイ時充電制御は停
止され、前記スタンバイ時の状態への移行が行われるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項6記載のフ
ァクシミリ装置において、前記主電源制御手段は、時間
を計測するタイマ手段を有し、前記スタンバイ時に前記
二次電池以外からの電力供給がないまま前記タイマ手段
で計測された前記二次電池から前記定電圧発生手段への
電力供給時間が一定時間を超えると、前記スタンバイ時
充電制御が開始されることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
ファクシミリ装置において、前記タイマ手段で計測され
た前記スタンバイ時充電制御続行時間が一定時間に到達
すると、前記スタンバイ時充電制御は停止され、前記ス
タンバイ時の状態への移行が行われることを特徴とす
る。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項6記載の
ファクシミリ装置において、前記主電源制御手段は、時
間を計測するタイマ手段を有し、前記スタンバイ時に前
記二次電池の電圧が予め設定されているしきい値以下に
到達したことを前記第2の電圧検出手段で検出したと
き、または前記二次電池以外からの電力供給がないまま
前記タイマ手段で計測された前記二次電池から前記定電
圧発生手段への電力供給時間が一定時間を経過したと
き、前記スタンバイ時充電制御が開始されることを特徴
とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のファクシミリ装置において、前記スタンバイ時充電制
御開始後に前記二次電池の電圧が予め設定されているし
きい値以上に到達したとき、または前記タイマ手段で計
測された前記スタンバイ時充電制御続行時間が一定時間
に到達すると、前記スタンバイ時充電制御は停止され、
前記スタンバイ時の状態への移行が行われることを特徴
とする。
【0022】請求項13記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記主電源
制御手段は、前記動作時に前記本装置の前記主電源と異
なる他の手段の動作停止時間を計測するタイマ手段を有
し、前記タイマ手段による計測時間が一定時間を経過し
たときに、前記主電源からの電力供給は停止され、前記
動作時の状態は前記スタンバイ時の状態に移行すること
を特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記主電源
が動作しているとき、前記二次電池の充電を行うことを
特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記主電源
は、外部操作によってオン、オフ制御が可能なスイッチ
ング電源から構成されていることを特徴とする。
【0025】請求項16記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記第1の
電圧検出手段で予め設定されているしきい値以下の電圧
を検出したとき、前記主電源制御手段はリセットされ、
動作禁止状態にされることを特徴とする。
【0026】請求項17記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記第1の
電圧検出手段による検出電圧は、前記第2の電圧検出手
段による検出電圧より大きいことを特徴とする。
【0027】請求項18記載の発明は、請求項2記載の
ファクシミリ装置において、前記電力供給制御手段に
は、前記主電源、前記太陽電池、前記二次電池の順位で
電力供給がなされることを特徴とする。
【0028】請求項19記載の発明は、請求項2記載の
ファクシミリ装置において、前記太陽電池から供給され
る電力の内の余剰電力が前記二次電池の充電に用いられ
ることを特徴とする。
【0029】請求項20記載の発明は、請求項3または
請求項5記載のファクシミリ装置において、前記スイッ
チ手段は、原稿検知スイッチ、予め登録されている相手
先にそのキーを押下することにより電話することができ
るワンタッチキー、送信スタートキー、コピーキー、テ
ンキーなどの動作開始を指示するスイッチ、およびハン
ドセットのオフフック・オンフック検出スイッチを含む
ことを特徴とする。
【0030】請求項21記載の発明は、請求項20記載
のファクシミリ装置において、前記原稿検知スイッチ
は、機械式スイッチで構成されることを特徴とする。
【0031】請求項22記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記主電源
給制御手段は前記中央制御手段からの命令信号により前
記主電源からの電力供給を強制的に停止させることを特
徴とする。
【0032】請求項23記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記第1の
電圧検出手段が予め設定されているしきい値以上の電圧
を検出したとき、前記主電源制御手段はリセットされ、
動作許可状態にされることを特徴とする。
【0033】請求項24記載の発明は、請求項23記載
のファクシミリ装置において、前記主電源制御手段のリ
セット後、前記主電源制御手段は通常の動作を行うこと
を特徴とする。
【0034】請求項25記載の発明は、請求項16記載
のファクシミリ装置において、前記二次電池の電圧が降
下してきたとき、前記第1の電圧検出手段による電圧検
出より先に前記第2の電圧検出手段による電圧検出が行
われることを特徴とする。
【0035】請求項26記載の発明は、請求項23記載
のファクシミリ装置において、前記二次電池の電圧が上
昇してきたとき、前記第2の電圧検出手段による電圧検
出より先に前記第1の電圧検出手段による電圧検出が行
われることを特徴とする。
【0036】請求項27記載の発明は、請求項1または
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記定電圧
発生手段は昇降圧回路から構成されることを特徴とす
る。
【0037】請求項28記載の発明は、請求項1ないし
請求項27記載のファクシミリ装置において、前記主電
源の動作中に前記主電源が前記主電源制御手段から停止
を指示する信号を受けると、前記主電源は動作を停止す
ることを特徴とする。
【0038】請求項29記載の発明は、請求項28記載
のファクシミリ装置において、前記主電源制御手段は外
部のスイッチ手段からの信号に従って前記停止信号を出
力することを特徴とする。
【0039】
【作用】請求項1記載のファクシミリ装置では、定電圧
発生手段の出力電圧で駆動される主電源制御手段で、第
1の電圧検出手段の検出結果および第2の電圧検出手段
の検出結果を監視しながら、動作時に主電源からの電力
供給および主電源による二次電池の充電をするための動
作時主電源電力供給制御、スタンバイ時に前記主電源か
らの電力供給を停止するためのスタンバイ時主電源電力
供給制御を行う。
【0040】請求項2記載のファクシミリ装置では、定
電圧発生手段の出力電圧で駆動される主電源制御手段
で、第1の電圧検出手段の検出結果および第2の電圧検
出手段の検出結果を監視しながら、動作時に主電源から
の電力供給および主電源による二次電池の充電をするた
めの動作時主電源電力供給制御、スタンバイ時に主電源
からの電力供給を停止するためのスタンバイ時主電源電
力供給制御を行い、太陽電池は二次電池の充電に用いら
れる。
【0041】請求項3記載のファクシミリ装置では、ス
イッチ手段で外部操作によって前記装置本体の起動を指
示するためのオン信号を発生し、前記電力供給制御手段
で、前記スタンバイ時に前記スイッチ手段からのオン信
号の発生の有無を監視し、このオン信号が発生されると
前記動作時主電源電力供給制御を開始する。
【0042】請求項4記載のファクシミリ装置では、着
信信号発生手段で電話回線からの呼出信号着信時に着信
信号を発生し、前記電力供給制御手段で、前記スタンバ
イ時に前記着信信号の発生の有無を監視し、この着信信
号が発生されると前記動作時主電源電力供給制御を開始
する。
【0043】請求項5記載のファクシミリ装置では、ス
イッチ手段で外部操作によって前記装置本体の起動を指
示するためのオン信号を発生し、着信信号発生手段で電
話回線からの呼出信号着信時に着信信号を発生し、前記
電力供給制御手段で、前記スタンバイ時に前記スイッチ
手段からのオン信号の発生の有無と前記着信信号発生手
段からの前記着信信号の発生の有無とを監視し、前記オ
ン信号または前記着信信号が発生されると前記動作時主
電源電力供給制御を開始する。
【0044】請求項6記載のファクシミリ装置では、前
記主電源制御手段で、前記スタンバイ時に前記二次電池
の充電のために前記主電源を起動し、前記主電源による
前記二次電池の充電をするためのスタンバイ時充電制御
を行う。
【0045】請求項7記載のファクシミリ装置では、前
記スタンバイ時に前記第2の電圧検出手段で前記二次電
池の電圧が予め設定されているしきい値以下に到達した
ことを検出したとき、前記スタンバイ時充電制御が開始
される。
【0046】請求項8記載のファクシミリ装置では、前
記スタンバイ時充電制御の続行中に前記二次電池の電圧
が予め設定されているしきい値以上に到達すると、前記
スタンバイ時充電制御は停止され、前記スタンバイ時の
状態への移行が行われる。
【0047】請求項9記載のファクシミリ装置では、タ
イマ手段で計測された前記二次電池から前記定電圧発生
手段への電力供給時間が一定時間を超えると、前記スタ
ンバイ時充電制御が開始される。
【0048】請求項10記載のファクシミリ装置では、
前記スタンバイ時充電制御が一定時間続行されると、前
記スタンバイ時充電制御は停止され、前記スタンバイ時
の状態への移行が行われる。
【0049】請求項11記載のファクシミリ装置では、
タイマ手段で前記二次電池から前記定電圧発生手段への
電力供給時間を計測し、前記スタンバイ時に前記二次電
池の電圧が予め設定されているしきい値以下に到達した
ことを前記第2の電圧検出手段が検出したとき、または
前記二次電池以外からの電力供給がないまま前記タイマ
手段による計測時間が一定時間を経過したとき、前記ス
タンバイ時充電制御が開始される。
【0050】請求項12記載のファクシミリ装置では、
前記スタンバイ時充電制御開始後に前記二次電池の電圧
が予め設定されているしきい値以上に到達したとき、ま
たは前記タイマ手段で計測された前記スタンバイ時充電
制御続行時間が一定時間に到達すると、前記スタンバイ
時充電制御は停止され、前記スタンバイ時の状態への移
行が行われる。
【0051】請求項13記載のファクシミリ装置では、
タイマ手段で前記動作時に前記本装置の前記主電源と異
なる他の手段の動作停止時間を計測し、前記タイマ手段
による計測時間が一定時間を経過したときに、前記主電
源からの電力供給は停止され、前記動作時の状態は前記
スタンバイ時の状態に移行する。
【0052】請求項14記載のファクシミリ装置では、
前記主電源が動作しているとき、前記二次電池の充電が
行われる。
【0053】請求項15記載のファクシミリ装置では、
前記主電源を外部操作によってオン、オフ制御が可能な
スイッチング電源から構成する。
【0054】請求項16記載のファクシミリ装置では、
前記第1の電圧検出手段が予め設定されているしきい値
以下の電圧を検出したとき、前記主電源制御手段はリセ
ットされ、動作禁止状態にされることを特徴とする。
【0055】請求項17記載のファクシミリ装置では、
前記第1の電圧検出手段による検出電圧が前記第2の電
圧検出手段による検出電圧より大きい。
【0056】請求項18記載のファクシミリ装置では、
前記定電圧編成手段に、前記主電源、前記太陽電池、前
記二次電池の順位で電力供給がされる。
【0057】請求項19記載のファクシミリ装置では、
前記太陽電池から供給される電力の内の余剰電力が前記
二次電池の充電に用いられる。
【0058】請求項20記載のファクシミリ装置では、
原稿検知スイッチ、予め登録されている相手先にそのキ
ーを押下することにより電話することができるワンタッ
チキー、送信スタートキー、コピーキー、テンキーなど
の動作開始を指示するスイッチ、およびハンドセットの
オフフック・オンフック検出スイッチを含むスイッチ手
段が用いられている。
【0059】請求項21記載のファクシミリ装置では、
前記原稿検知スイッチが機械式スイッチで構成されてい
る。
【0060】請求項22記載のファクシミリ装置では、
前記主電源御手段が前記中央制御手段からの命令信号に
より前記主電源からの電力供給を強制的に停止させる。
【0061】請求項23記載のファクシミリ装置では、
前記第1の電圧検出手段が予め設定されているしきい値
以上の電圧を検出したとき、前記主電源制御手段がリセ
ットされ、動作許可状態にされる。
【0062】請求項24記載のファクシミリ装置では、
前記主電源制御手段のリセット後、前記主電源制御手段
が通常の動作を行う。
【0063】請求項25記載のファクシミリ装置では、
前記二次電池の電圧が降下してきたとき、前記第1の電
圧検出手段による電圧検出より先に前記第2の電圧検出
手段による電圧検出が行われる。
【0064】請求項26記載のファクシミリ装置では、
前記二次電池の電圧が上昇してきたとき、前記第2の電
圧検出手段による電圧検出より先に前記第1の電圧検出
手段による電圧検出が行われる。
【0065】請求項27記載のファクシミリ装置では、
前記定電圧発生手段が昇降圧回路から構成されている。
【0066】請求項28記載のファクシミリ装置では、
前記主電源の動作中に前記主電源が前記主電源制御手段
から停止を指示する信号を受けると、前記主電源の動作
が停止する。
【0067】請求項29記載のファクシミリ装置では、
前記主電源制御手段が外部のスイッチ手段からの信号に
従って前記停止信号を出力する。
【0068】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照しながら
説明する。
【0069】図1は本発明のファクシミリ装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【0070】本実施例のファクシミリ装置1は、図1に
示すように、マイクロプロセッサなどから構成されるC
PU2を備え、CPU2は中央制御手段を構成する。C
PU2は、ROM3に記憶され”ているプログラムに従
ってRAM4、不揮発性RAM5、キャラクタジェネレ
ータ(以下、CGという)6、読取部7、記録部8、モ
デム部9、網制御ユニット(以下、NCUという)1
0、操作部13および表示部14を制御する。
【0071】RAM4は、読取部7によって読みとられ
た2値化画像データまたは記録部8に記録される2値化
画像データを格納する。読取部7で読み取られた2値化
画像データはモデム部9によって変調され、この変調さ
れた信号はNCU10を介して電話回線11に出力され
る。これに対し、記録部8に記録される2値化画像デー
タは、電話回線11から入力されたアナログ波形信号を
NCU10およびモデム部9を介して復調することによ
って得られるデータである。
【0072】不揮発性RAM5は、ファクシミリ装置1
の電源が遮断された状態にあるときに、保存すべきデー
タ(例えば、短縮ダイヤル番号など)を確実に格納する
記憶手段から構成される。
【0073】CG6は、JISコード、ASCIIコー
ドなどのキャラクタを格納するROMからなり、このR
OMからはCPU2の制御に基づき必要に応じて2バイ
トのデータで所定コードに対応するキャラクタデータが
取り出される。
【0074】読取部7は、DMAコントローラ、画像処
理IC、イメージセンサおよびCMOSロジックICな
どから構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクト
センサ(CS)を利用して読みとったデータを2値化
し、その2値化データを順次RAM4に送る。なお、こ
の読取部7に対する原稿のセット状態は、原稿の搬送路
に設けられた機械式原稿センサ(操作部13に含まれ
る)によって検出され、原稿のセット状態を示す原稿検
出信号は主電源制御部15に入力される。ここで原稿セ
ンサにフォトセンサなどを用いず、機械式の原稿センサ
(機械式スイッチ)を用いることによって、スタンバイ
時の電力消費量が抑えられ、これによって後述する二次
電池の電力消耗を防止することができる。
【0075】記録部8は、DMAコントローラ、インク
ジェット記録装置、CMOSロジックICなどから構成
され、CPU2の制御によってRAM4に格納されてい
る記録データを取り出し、ハードコピーとして記録出力
する。
【0076】モデム部9は、G3、G2モデムとこれら
のモデムに接続されたクロック発生回路となどから構成
され、CPU2の制御に基づいてRAM4に格納されて
いる送信データを変調し、NCU10を介して電話回線
11に出力する。また、モデム部9は電話回線11のア
ナログ信号をNCU10を介して導入し、その信号を変
調して2値化データをRAM4に格納する。
【0077】NCU10はCPU2の制御により電話回
線11をモデム部9または電話機12のいずれかに切り
換えて接続する。NCU10は呼出信号(CI)を検出
する手段を有し、呼出信号が検出されたときに着信信号
を主電源制御部15へ送る。
【0078】電話機12はファクシミリ装置1と一体化
されている。具体的には、電話機12は、ハンドセット
およびスピーチネットワーク、ダイヤラ、テンキーない
しワンタッチキーなどから構成されている。
【0079】操作部13は、画像送信、受信などをスタ
ートさせるキーと、送受信時におけるファイン、標準、
自動受信などの操作モードを指定するモード選択キー
と、ダイヤリング用のテンキーないしワンタッチキー
と、原稿検出スイッチ(図2の30であり、前述した原
稿センサ)などから構成されている。これらのキーが押
下されるか、あるいは原稿検出スイッチが原稿を検出す
ると、ON信号あるいは原稿検出信号が主電源制御部1
5に入力される。
【0080】表示部14は、時計表示用の7セグメント
および各種モードを表示する絵文字LCDと5×7ドッ
ト16桁×1行の表示が可能なドットマトリクスLCD
とを組み合わせたLCDモジュール、およびLEDなど
から構成され、絵文字LCDとドットマトリクスLCD
とはそれぞれ互いに独立している。
【0081】主電源制御部15は、ファクシミリ装置1
全体の各部(ブロック)への通電(電力供給)を制御す
るための回路からなり、この回路は、1チップマイクロ
コンピュータ、コンデンサタイプの二次電池、主電源制
御手段などから構成される。主電源制御部15は、前記
二次電池からの供給電力で駆動可能に設定されている。
主電源制御部15は、操作部13からの原稿検出信号、
NCU10からの着信信号または操作部13からのON
信号が入力されると、起動信号を主電源16に送る。ま
た、表示部14の絵文字LCDの表示は主電源制御部1
5のマイクロコンピュータによって制御され、表示部1
4のドットマトリクスLCDの表示はCPU2によって
制御される。
【0082】主電源16は交流電力(AC)を入力とす
るスイッチング電源からなる。主電源16は外部からの
スイッチングによるオン、オフ制御が可能なスイッチン
グ電源から構成され、このスイッチング電源は主電源制
御部15からの起動信号、停止信号によってそれぞれ電
力供給、電力供給停止を行う。
【0083】次に、主電源制御部15の概略構成とその
周辺の構成とについて図2を参照しながら説明する。図
2は図1のファクシミリ装置に用いられている主電源制
御部の概略構成とその周辺の構成を示す回路図である。
【0084】電圧Vccは、図2に示すように、DC−
DCコンバータ22(図2に示す)を介して3系統の電
力供給源から供給される。1つ目の電力供給源は+5V
の電圧を供給する主電源16、2つ目の電力供給源は太
陽電池23、3つ目の電力供給源はコンデンサタイプの
二次電池19である。これら3つの電源の優先度は、そ
れぞれの電圧と、二次電圧19の充電状態、逆流防止用
ショットキーバリアダイオード20、逆流防止用ダイオ
ード29とにより決定される。
【0085】主電源16からの電圧は逆流防止用ショッ
トキーバリアダイオード20により4.8Vに設定さ
れ、太陽電池23からの電圧は逆流防止用ダイオード2
9により4.6Vに設定され、二次電池19からの電圧
はその充電状態に応じて設定される。また、逆流防止用
ショットキーバリアダイオード20および逆流防止用ダ
イオード29の向きにより、主電源16の立ち上がり状
態ではその電力供給が最優位となり、抵抗21を通して
二次電池19を充電するとともにDC−DCコンバータ
22を介してVccとしての電力を供給する。この電力
供給時、太陽電池23は低電位となり、太陽電池23か
らの電流の流込みはない。
【0086】主電源16が動作しておらず太陽電池23
が電力を供給している場合、すなわち主電源16は動作
していないが光エネルギーが供給されている場合、二次
電池19の電位が太陽電池23の電位より高ければ、二
次電池19からDC−DCコンバータ22を介してVc
cとしての電力が供給され、太陽電池23からは電力が
供給されない。二次電池19の電位が太陽電池23の電
位より低いとき、太陽電池23からDC−DCコンバー
タ22を介してVccとしての電力が供給され、同時に
二次電池19は抵抗21を通して充電される。
【0087】主電源16が動作しておらず、かつ太陽電
池23からの電力供給が行われていない場合、二次電池
19がDC−DCコンバータ22を介してVccとして
の電力を供給する。このように電力供給に優先順位を設
定することによって、Vccからの常に安定した電力供
給を図ることができる。
【0088】マイコン17は、超低消費電力で動作可能
な8ビットの1チップマイクロコンピュータからなり、
このマイクロコンピュータには時計用タイマ手段が内蔵
されている。マイコン17は、シリアルインターフェー
スsI/Oを通じてCPU2とデータのやり取りを行
う。
【0089】太陽電池23が電力を供給しているか否か
の検出はその電圧を電圧検出回路27で検出することに
よって行われ、その電圧が2.5Vより大きいとき、電
圧検出回路27のOUTがH(High)レベルとな
り、2.5V以下の時は27のOUTがL(Low)レ
ベルとなる。電圧検出回路27のOUTからの出力はマ
イコン17のIN8へ入力される。
【0090】二次電池19の放電状態の電圧は電圧検出
回路24によって検出され、その電圧が1.2Vより大
きいとき、電圧検出回路24のOUTがHレベルとな
り、1.2V以下のとき、電圧検出回路24のOUTが
Lレベルとなる。電圧検出回路24のOUTからの出力
はマイコン17のIN9へ入力される。
【0091】二次電池19の満充電状態の電圧は電圧検
出回路28によって検出され、その電圧が4.8Vより
大きいとき、電圧検出回路28のOUTがHレベルとな
り、4.8V以下のとき、電圧検出回路28のOUTは
Lowレベルとなる。電圧検出回路28のOUTからの
出力はマイコン17のIN13へ入力される。
【0092】DC−DCコンバータ22は、入力電圧が
出力電圧より高いときにシリーズレギュレータとして、
入力電圧が出力電圧より低いときに昇圧型スイッチング
レギュレータ+シリーズレギュレータとして動作する。
DC−DCコンバータ22の出力電圧は5Vまたは3V
のいずれか一方に選択され、入力ポートSELがHレベ
ルのとき、5Vが、Lレベルのとき、3Vがそれぞれ出
力される。DC−DCコンバータ22はその入力Vin
が0.9V以上のとき、出力Voutから5Vまたは3
Vを常に出力する。
【0093】マイコン17のリセットには、電圧検出回
路18の検出結果が用いられる。電圧検出回路18はマ
イコン17をリセットするための電圧検出回路であり、
その出力REはマイコン17のRESETへ入力され
る。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が2.
7V以下のとき、電圧検出回路18のREはLレベルで
ある。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が
2.7Vより大きくなると、電圧検出回路18のREは
マイコン17のリセットに要する時間だけ遅延させてL
レベルを維持し、マイコン17がリセットされた後にH
レベルとなる。
【0094】マイコン17は、表示部14の絵文字LC
D25と、操作部13のキーマトリクス回路26とを制
御する。
【0095】キーマトリクス回路26は操作部13内の
各種キーのスキャン(押下されたキーの識別)を行い、
マイコン17のソフト制御によって押下されたキーを識
別する。キーマトリクス回路26には、原稿検出スイッ
チ30と、フッキングスイッチ31とが設けられてい
る。
【0096】原稿検出スイッチ30は原稿の搬送路に設
けられた機械式の原稿検出スイッチ(あるいはリードス
イッチ)からなる。この機械式原稿検出スイッチを用い
ることによってスイッチオフ時(原稿挿入待機時)に電
力の消費がなくなり、二次電池の電力の消耗を未然に防
止することができる。
【0097】フッキングスイッチ31はオフフックまた
はオンフックを行うためのスイッチからなる。
【0098】次に、主電源16の概略構成について図3
を参照しながら説明する。図3は主電源の概略構成を示
す回路図である。
【0099】主電源16は、図3に示すように、フィル
タ回路40、整流回路41、平滑回路42を経て交流電
力が供給される絶縁トランス39を有する。絶縁トラン
ス39は1次側巻線36、補助巻線37および2次側巻
線38を含む。一次側巻線36への電圧印加および補助
巻線37への電圧印加は、FET43によりスイッチン
グされる。絶縁トランス39の2次側巻線38に誘起さ
れた電圧は整流・平滑回路52,53を介して+24
V、+5Vの電源としてファクシミリ装置1の各部へそ
れぞれ供給される。
【0100】FET43のゲートは抵抗47を介して制
御IC44のOUT1に接続され、FET43の動作は
制御IC44によって制御される。
【0101】整流・平滑回路52からの電流は電流検出
回路54で検出され、電流検出回路54からの出力はフ
ォトカプラ56を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0102】整流・平滑回路53からの電圧は過電圧検
出回路55で検出され、過電圧検出回路55の出力はフ
ォトカプラ57を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0103】主電源制御部15のマイコン17からのP
S信号(pwON)は、電流を制限するための抵抗5
1、トランジスタ46およびフォトカプラ45を介して
制御IC44に入力される。
【0104】制御IC44は、絶縁トランス39の1次
側の発振制御を行い、その電源Vddは絶縁トランス3
9の補助巻線37から与えられる。また、制御IC44
は2次側の電流によりPWM制御を行い、過電圧が検出
されたときに全系をシャットダウンするための制御を行
う。制御IC44のOUT1と一次側巻線36との間に
設けられている抵抗は電流制限用抵抗である。
【0105】PS信号がHレベルのとき、トランジスタ
46がオン動作をし、フォトカプラ45に電流が流れ、
フォトカプラ45は電流電圧変換を行う。フォトカプラ
45の発光部は抵抗49を介して電圧Vccに接続さ
れ、その受光部は抵抗48を介して補助巻線37に接続
されている。フォトカプラ45の動作に伴い制御IC4
4の入力ポートIN1はLレベルとなり、これに応じて
制御IC44の出力ポートOUT1が発振する。出力ポ
ートOUT1からの発振信号は抵抗47を介してFET
43に与えられ、FET43はスイッチング動作をす
る。FET43のスイッチング動作によって1次側が発
振し、2次側への電力供給が行われる。2次側への電力
供給によって主電源16は立ち上がり、その動作を開始
する。
【0106】PS信号がLレベルであるとき、トランジ
スタ46がオフ動作をし、制御IC44のIN1はHレ
ベルとなる。このIN1のHレベルに応じて制御IC4
4の出力ポートOUT1はLレベルとなり、FET43
はオフ動作をする。FET43のオフ動作によって1次
側の発振は停止され、主電源16は動作を停止する。例
えば、スタンバイ時にフッキングスイッチ31(図2に
示す)が押下された場合、キーマトリクス回路26から
ON信号が出力され、マイコン17がフッキングスイッ
チ31の押下を認識してOUT5をHレベル、すなわち
PS信号をHレベルとして主電源16を起動させる。主
電源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/
Oを通じてCPU2に送られ、CPU2がNCU10を
制御することによってファクシミリ装置1はオフフック
状態になる。
【0107】次に、CPU2およびその周辺の回路構成
について図4を参照しながら説明する。図4は図1のフ
ァクシミリ装置に用いられているCPUとその周辺の回
路構成を示す図である。
【0108】CPU2のリセット動作には、図4に示す
ように、電圧検出回路60が用いられている。電圧検出
回路60はCPU2をリセットするための回路であり、
その出力REはCPU2のRESETへ入力される。主
電源16からの電圧が4.5V以下のとき、電圧検出回
路60のREの出力レベルはLレベルである。これに対
し、主電源16からの電圧が4.5Vより大きくなる
と、電圧検出回路60のREの出力レベルはCPU2の
リセットに要する時間だけ遅延させてLレベルを維持
し、CPU2がリセットされた後にHレベルとなる。ま
た、REからの出力はマイコン17のIN10へも入力
されてモニターされる。
【0109】次に、NCU10の一部の回路構成につい
て図5を参照しながら説明する。図5は図1のファクシ
ミリ装置に用いられているNCUの一部の回路構成を示
す図である。
【0110】NCU10は、図5に示すように、発光部
が電話回線11にモジュラージャック34を介して接続
され、受光部が抵抗58を介して電圧Vccに接続され
ているフォトカプラ32と、発光部が電話機12にモジ
ュラージャック35を介して接続され、受光部が抵抗5
9を介して電圧Vccに接続されているフォトカプラ3
3とを有する。
【0111】フォトカプラ32は呼出信号(CI信号)
を検出するためのフォトカプラであり、このフォトカプ
ラ32は、電話回線11を通じて呼出信号が受けると、
着信信号(Lレベル)がマイコン17のIN12へ入力
されるように動作をする。スタンバイ時に呼出信号が受
けると、着信信号(Lレベル)がマイコン17へ入力さ
れ、マイコン17がそれを認識してOUT5をHレベ
ル、すなわちPS信号をHレベルとして主電源16を起
動させる。主電源16の起動情報はシリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、CPU2は
その情報に応じて各ブロックを制御する。
【0112】フォトカプラ33は電話機12のオフフッ
クを検出するためのフォトカプラであり、このフォトカ
プラ33は、電話機12がオフフックされると、Lレベ
ルがマイコン17のIN11へ入力されるように動作を
する。スタンバイ時に電話機12がオフフックされる
と、Lレベルがマイコン17へ入力され、マイコン17
がそれを認識してOUT5をHレベル、すなわちPS信
号をHレベルとして主電源16を起動させる。この主電
源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/O
を通じてCPU2に送られ、CPU2はその情報に応じ
て各ブロックを制御する。
【0113】次に、本実施例のファクシミリ装置の動作
について図を参照しながら説明する。
【0114】まず、図6を参照しながらスタンバイ状態
における動作を説明する。図6は図1のファクシミリ装
置のFAXスタンバイ状態における動作を示すフローチ
ャートである。
【0115】AC入力が開始される(ステップS10
1)と、まず主電源16が立ち上げられる(ステップS
102)。次いで、マイコン17のイニシャライズ(ス
テップS103)、CPU2のイニシャライズ(ステッ
プS104)が順次に行われる。マイコン17のイニシ
ャライズが完了した時点でファクシミリ装置1のスタン
バイ状態となる。
【0116】CPU2のイニシャライズの完了後、二次
電池19の充電が開始され(ステップS105)、この
二次電池19の充電はスタンバイ状態で続行される。
【0117】次いで、電圧検出回路28の出力および充
電継続時間に基づき二次電池19の充電が完了したか否
かの判定が行われる(ステップS106)。
【0118】充電が完了したとの判定は、電圧検出回路
28の出力がHレベルであるときに、またはマイコン1
7に内蔵されている時計用タイマ手段で計測された充電
時間が1時間経過したときに行われる。
【0119】前者の場合、マイコン17のIN13がH
レベルとなるから、それに従ってマイコン17がOUT
5、すなわちPS信号をLレベルとすることによって主
電源16の動作を停止させ(ステップS107)、主電
源16の動作停止に伴い電圧検出回路60のREがLレ
ベルとなり、CPU2がリセットされる(ステップS1
08)。次いで、二次電池19および太陽電池23だけ
による電力供給が開始される(ステップS109)。
【0120】後者の場合には、割り込みが発生し、それ
に従ってマイコン17がOUT5、すなわちPS信号を
Lレベルとすることによって主電源16の動作を停止さ
せる(ステップS107)。主電源16の動作停止に伴
い電圧検出回路60のREがLレベルとなり、CPU2
がリセットされる(ステップS108)。次いで、二次
電池19および太陽電池23による電力供給が開始され
る。
【0121】二次電池19および太陽電池23からの電
力供給開始後、太陽電池23が供給する電力の内の余剰
電力で二次電池19の充電が行われる(ステップS11
0)。
【0122】次いで、太陽電池23の電位が二次電池1
9の電位より低いか否かの判定が行われる(ステップS
111)。太陽電池23の供給電力の減少によりその電
位が二次電池19の電位より低いとき、二次電池19の
電圧が1.2V以下であるか否かの判定が行われる(ス
テップS112)。太陽電池23の供給電力の減少によ
りその電位が二次電池の電位より低くなり、二次電池1
9の電圧が1.2V以下になると、電圧検出回路24の
OUTのレベルがLレベルになることによってマイコン
17のIN9のレベルがLレベルとなるから、それに従
ってマイコン17はOUT5をHレベル、すなわちPS
信号をHレベルとする。このHレベルのPS信号によっ
てトランジスタ46がオンとなり、フォトカプラ45が
オンし、制御IC44のIN1がLレベルとなる。この
IN1のレベルがLレベルになることによって制御IC
44のOUT1が発振し、FET43の動作によって1
次側が発振し、2次側に電力が供給される。2次側への
電力供給によって主電源16が立ち上がる(ステップS
113)。主電源16が立ち上がると、電圧検出回路6
0によってCPU2がイニシャライズされるとともに主
電源16による二次電池19の充電が開始される。よっ
て、FAXスタンバイ状態が保持されながら、再び二次
電池19の充電が行われ、このサイクルが繰り返され
る。
【0123】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンについて図7を参照しなが
ら説明する。図7はFAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0124】FAXスタンバイ状態時に原稿が挿入され
たとき(ステップS201)、フッキングボタンが押下
されたとき(ステップS202)、または受話器がオフ
フックされたとき(ステップ203)、原稿検出スイッ
チ30、フッキングスイッチ31、フォトカプラ33が
それぞれオンとなり、それぞれのON信号または原稿検
出信号がマイコン17へ入力され、割り込みが開始され
る(ステップS204)。マイコン17がOUT5をH
レベル、すなわちPS信号をHレベルとしてフォトカプ
ラ45をオン動作させる。フォトカプラ45がオンとな
ると、制御IC44がFET43を介して1次側を発振
させ、2次側に電力を供給することによって主電源16
が立ち上がる(ステップS205)。
【0125】主電源16が立ち上がると、二次電池19
の充電が開始され(ステップS206)、主電源16の
動作中、二次電池19は常に充電されている。主電源1
6の立上り情報がシリアルインターフェースsI/Oを
通じてCPU2へ送られ、その後ファクシミリ装置1の
動作制御はCPU2を中心として行われる。この状態で
相手装置に電話をかけ(ステップS207)、回線が捕
捉される(ステップS208)と、通常のファクシミリ
送信が行われる(ステップS209)。送信が終わり
(ステップS210)、回線が切断される(ステップS
211)と、シリアルインターフェースsI/Oを通じ
てその情報がマイコン17に送られ、これに従ってマイ
コン17がPS信号をLレベルとして主電源16の動作
を停止させる(ステップS212)。次いで、二次電池
19の充電が終了され(ステップS213)、割り込み
が終了する(ステップS214)。割り込み終了後、F
AXスタンバイ状態となり、処理がステップS109
(図6に示す)に戻る。
【0126】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X受信時の割り込みルーチンについて図を参照しながら
説明する。図8はFAXスタンバイ状態におけるFAX
受信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0127】FAXスタンバイ状態時にフッキングボタ
ンが押されたとき(ステップS301)、または受話器
がオフフックされたとき(ステップS302)、フッキ
ングスイッチ31、フォトカプラ33がそれぞれオンと
なり、それぞれのON信号がマイコン17へ入力され、
割り込みが開始される(ステップS304)。
【0128】割り込み開始に伴いマイコン17はOUT
5をHレベル、すなわちPS信号をHレベルとすること
によってフォトカプラ45をオン動作させる。フォトカ
プラ45がオンすると、制御IC44がFET43を介
して1次側を発振させ、2次側に電力が供給され主電源
16が立ち上がる。
【0129】これに対し、呼出信号(CI信号)が検出
されたとき(ステップS303)、フォトカプラ32が
オン動作をし、このオン信号がマイコン17へ入力され
ることによって割り込みが開始される(ステップS31
6)。割り込み開始に伴いマイコン17はOUT5をH
レベル、すなわちPS信号をHレベルとすることによっ
てフォトカプラ45をオン動作させる。フォトカプラ4
5がオン動作すると、制御IC44がFET43を介し
て1次側を発振させ、2次側に電力が供給される。この
2次側への電力供給によって主電源16が立ち上がる
(ステップS317)。
【0130】FAXスタンバイ状態時にフッキングボタ
ンが押されたとき(ステップS301)、受話器がオフ
フックされたとき(ステップS302)、または呼出信
号が検出されたとき(ステップS303)、主電源16
の立ち上がりに伴い二次電池19の充電が開始され、主
電源16の動作中、二次電池19は常に充電されてい
る。次いで、この情報がシリアルインターフェースsI
/Oを通じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ
装置1の動作の制御はCPU2を中心として行われる。
【0131】フッキングボタンが押されたとき、または
受話器がオフフックされたとき、相手FAXに電話をか
け(ステップS307)、NCU10によって回線が捕
捉される(ステップS308)と、通常のファクシミリ
受信が行われる。
【0132】呼出信号が検出されたとき、NCU10が
回線を捕捉し、自動受信でファクシミリ受信が行われ
る。
【0133】受信が終わり回線が切断される(ステップ
S310)と、シリアルインターフェースsI/Oを通
じてその情報がマイコン17に送られ、マイコン17が
PS信号をLレベルとすることによって主電源16の動
作を停止させる(ステップS312)。
【0134】次いで、二次電池19の充電が終了され
(ステップS313)、割り込みが終了する(ステップ
S314)。割り込み終了後、FAXスタンバイ状態と
なり(ステップS315)、処理がステップS109に
戻る。
【0135】次に、マイコン17のリセット動作につい
て図9を参照しながら説明する。図9はマイコンのリセ
ット動作を示すフローチャートである。
【0136】図9を参照するに、AC入力の開始(ステ
ップS401)に伴い電圧検出回路18のVinが2.
7Vより大きくなると、電圧検出回路18のREはマイ
コン17のリセットに要する時間だけ遅延させてLレベ
ルに維持され、マイコン17はイニシャライズ(リセッ
ト)される(ステップS402)。マイコン17のリセ
ット後、電圧検出回路18のREはHレベルになり、F
AXスタンバイ状態への移行が行われる(ステップS4
03)。
【0137】次いで、主電源16の動作が停止されたか
否かの判定(ステップS404)、太陽電池23の電位
が二次電池19の電位より低いか否かの判定(ステップ
S404)、二次電池19の電圧が1.2V以下である
か否かの判定(ステップS406)が順次に行われる。
【0138】主電源16の動作が停止され、太陽電池2
3の電位が二次電池19の電位より低くなり、かつ二次
電池19が1.2V以下であるとき、マイコン17はO
UT5をHレベル、すなわちPS信号をHレベルとする
(ステップS407)。
【0139】次いで、停電など、その他の原因で主電源
16の動作が停止したか否かの判定(ステップS40
8)および二次電池19の電圧が0.9V以下にである
か否かの判定(ステップS409)が順次に行われる。
主電源16が動作せず、二次電池19が0.9V以下に
なると、電圧検出回路18のREがLレベルとなり、マ
イコン17がリセットされる(ステップS410)。マ
イコン17のリセットに伴いファクシミリ装置1は動作
を停止する(ステップS411)。
【0140】ファクシミリ装置1の動作停止後、主電源
16が復活したか否かの判定が行われる(ステップS4
12)。AC入力の復活などにより主電源16の動作の
復活に伴い電圧検出回路18のVinが2.7Vより大
きくなると、電圧検出回路18のREはマイコン17の
リセットに要する時間だけ遅延させてLレベルを維持
し、マイコン17がイニシャライズ(リセット)される
(ステップS402)。マイコン17のリセット後、電
圧検出回路18のREはHレベルとなり、FAXスタン
バイ状態になる(ステップS403)。
【0141】以上により、DC−DCコンバータ22で
主電源制御部15のマイコン17への供給電圧が二次電
池19の充電状態に関わらず一定に保持されるから、マ
イコン17を広域動作電圧に対応するタイプにする必要
がない。
【0142】また、DC−DCコンバータ22の出力電
圧を低く設定することによって、主電源制御部15の消
費電力を少なくすることができ、二次電池19の電力の
余分な消耗を抑えることができる。
【0143】さらに、二次電池19の充電開始電圧をマ
イコン17の動作可能な最低電圧より低い電圧に設定す
ることができ、二次電池19の容量を十分に利用するこ
とができる。その結果、放電サイクルを長くすることが
でき、充電の頻度を抑えることができる。
【0144】さらに、主電源の動作時に二次電池19の
充電が行われるから、主電源の理想的な電力使用を行う
ことができる。
【0145】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
ファクシミリ装置によれば、定電圧発生手段によって、
二次電池の充電状態に関わらず主電源制御手段へ一定の
電圧が供給されるから、主電源制御手段を広域動作電圧
対応タイプのものにする必要がない。また、定電圧発生
手段の出力電圧を低く設定することによって、主電源制
御手段の消費電力を少なくすることができ、二次電池の
電力の余分消耗を抑えることができる。さらに、二次電
池の充電開始電圧が前記主電源制御手段の動作可能な最
低電圧より低い電圧に設定されるから、二次電池の容量
を十分に利用することが可能になり、放電サイクルを長
くすることができ、前記二次電池の充電の頻度(充電の
ためだけに主電源を立ち上げる頻度)を少なく抑えるこ
とができる。
【0146】請求項2記載のファクシミリ装置によれ
ば、さらに太陽電池を持つことによって、二次電池の充
電サイクルを長くすることができ、二次電池の充電頻度
を抑えることができる。
【0147】請求項3ないし請求項13、請求項20、
請求項22および請求項28記載のファクシミリ装置に
よれば、スタンバイ時の低消費電力を図ることができ
る。
【0148】請求項14および請求項19記載のファク
シミリ装置によれば、二次電池の充電頻度を(充電のた
めだけに主電源を立ち上げる頻度)を少なく抑えること
ができる。
【0149】請求項16、請求項17、請求項23ない
し請求項26記載のファクシミリ装置によれば、主電源
制御手段の暴走を防止することができる。
【0150】請求項18記載のファクシミリ装置によれ
ば、定電圧発生手段へ安定した電力を供給することがで
きる。
【0151】請求項21記載のファクシミリ装置によれ
ば、スタンバイ時の低消費電力を図ることができととも
に、二次電池の充電頻度を(充電のためだけに主電源を
立ち上げる頻度)を少なく抑えることができる。
【0152】請求項27記載のファクシミリ装置によれ
ば、主電源制御手段を広域動作電圧対応タイプのものに
する必要がなく、主電源制御手段の消費電力を少なくす
ることができ、二次電池の電力の余分消耗を抑えること
ができる。
【0153】請求項29記載のファクシミリ装置によれ
ば、本装置の暴走時に、主電源を停止させることによっ
て安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置のおける主電源制御部
とその周辺回路との構成を概略的に示す回路図である。
【図3】図1のファクシミリ装置に用いられている主電
源の構成を概略的に示す回路図である。
【図4】図1のファクシミリ装置に用いられているCP
Uとその周辺の回路構成を示す図である。
【図5】図1のファクシミリ装置に用いられているNC
Uの回路構成を部分的に示す図である。
【図6】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態における動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX送信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX受信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図1のファクシミリ装置に用いられている主電
源制御部のマイコンのリセット動作を示すフローチャー
トである。
【符号の簡単な説明】
2 CPU 10 NCU 13 操作部 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイコン 18,24,27,28,60 電圧検出回路 19 二次電池 22 DC−DCコンバータ 23 太陽電池 26 キーマトリクス回路 30 原稿検出スイッチ 31 フッキングスイッチ 32,33,45 フォトカプラ 39 絶縁トランス 43 FET 44 制御IC

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各手段へ電力を供給する主電
    源と、前記主電源から電力が供給され、装置全体のシス
    テム制御を行う中央制御手段と、前記主電源の動作制御
    を行う主電源制御手段と、二次電池と、この二次電池か
    ら電力が供給され、出力電圧を一定に保持するように動
    作する定電圧発生手段と、前記定電圧発生手段の出力電
    圧を検出する第1の電圧検出手段と、前記二次電池から
    の電圧を検出する第2の電圧検出手段とを備えるファク
    シミリ装置において、前記主電源制御手段は、前記定電
    圧発生手段の出力電圧で駆動され、前記第1の電圧検出
    手段の検出結果および前記第2の電圧検出手段の検出結
    果を監視しながら、動作時に前記主電源からの電力供給
    および前記主電源による前記二次電池の充電をするため
    の動作時主電源電力供給制御、スタンバイ時に前記主電
    源からの電力供給を停止するためのスタンバイ時主電源
    電力供給制御を行うことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 装置本体の各手段へ電力を供給する主電
    源と、装置本体の各手段へ電力を供給する太陽電池と、
    前記主電源または前記太陽電池から電力が供給され、装
    置全体のシステム制御を行う中央制御手段と、前記主電
    源の動作制御を行う主電源制御手段と、二次電池と、こ
    の二次電池および前記太陽電池から電力が供給され、出
    力電圧を一定に保持するように動作する定電圧発生手段
    と、前記定電圧発生手段の出力電圧を検出する第1の電
    圧検出手段と、前記二次電池からの電圧を検出する第2
    の電圧検出手段とを備えるファクシミリ装置において、
    前記主電源制御手段は、前記定電圧発生手段の出力電圧
    で駆動され、前記第1の電圧検出手段の検出結果および
    前記第2の電圧検出手段の検出結果を監視しながら、動
    作時に前記主電源からの電力供給および前記主電源によ
    る前記二次電池の充電をするための動作時主電源電力供
    給制御、スタンバイ時に前記主電源からの電力供給を停
    止するためのスタンバイ時主電源電力供給制御を行い、
    前記太陽電池は前記二次電池の充電に用いられることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 さらに、外部操作によって前記装置本体
    の起動を指示するためのオン信号を発生するスイッチ手
    段を備え、前記主電源制御手段は、前記スタンバイ時に
    前記スイッチ手段からのオン信号の発生の有無を監視
    し、このオン信号が発生されると前記動作時主電源電力
    供給制御を開始することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 さらに、電話回線からの呼出信号着信時
    に着信信号を発生する着信信号発生手段を備え、前記主
    電源制御手段は、前記スタンバイ時に前記着信信号の発
    生の有無を監視し、この着信信号が発生されると前記動
    作時主電源電力供給制御を開始することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 さらに、外部操作によって前記装置本体
    の起動を指示するためのオン信号を発生するスイッチ手
    段と、電話回線からの呼出信号着信時に着信信号を発生
    する着信信号発生手段とを備え、前記主電源制御手段
    は、前記スタンバイ時に前記スイッチ手段からのオン信
    号の発生の有無と前記着信信号発生手段からの前記着信
    信号の発生の有無とを監視し、前記オン信号または前記
    着信信号が発生されると前記動作時主電源電力供給制御
    を開始することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記主電源制御手段は、前記スタンバイ
    時に前記二次電池のために前記主電源を起動し、前記主
    電源による前記二次電池の充電をするためのスタンバイ
    時充電制御を行うことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記スタンバイ時に前記第2の電圧検出
    手段で前記二次電池の電圧が予め設定されているしきい
    値以下に到達したことを検出したとき、前記スタンバイ
    時充電制御が開始されることを特徴とする請求項6記載
    のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記スタンバイ時充電制御の続行中に前
    記二次電池の電圧が予め設定されているしきい値以上に
    到達すると、前記スタンバイ時充電制御は停止され、前
    記スタンバイ時の状態への移行が行われることを特徴と
    する請求項7記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記主電源制御手段は、時間を計測する
    タイマ手段を有し、前記スタンバイ時に前記二次電池以
    外からの電力供給がないまま前記タイマ手段で計測され
    た前記二次電池から前記定電圧発生手段への電力供給時
    間が一定時間を超えると、前記スタンバイ時充電制御が
    開始されることを特徴とする請求項6記載のファクシミ
    リ装置。
  10. 【請求項10】 前記タイマ手段で計測された前記スタ
    ンバイ時充電制御続行時間が一定時間に到達すると、前
    記スタンバイ時充電制御は停止され、前記スタンバイ時
    の状態への移行が行われることを特徴とする請求項9記
    載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 前記主電源制御手段は、時間を計測す
    るタイマ手段を有し、前記スタンバイ時に前記二次電池
    の電圧が予め設定されているしきい値以下に到達したこ
    とを前記第2の電圧検出手段で検出したとき、または前
    記二次電池以外からの電力供給がないまま前記タイマ手
    段で計測された前記二次電池から前記定電圧発生手段へ
    の電力供給時間が一定時間を経過したとき、前記スタン
    バイ時充電制御が開始されることを特徴とする請求項6
    記載のファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 前記スタンバイ時充電制御開始後に前
    記二次電池の電圧が予め設定されているしきい値以上に
    到達したとき、または前記タイマ手段で計測された前記
    スタンバイ時充電制御続行時間が一定時間に到達する
    と、前記スタンバイ時充電制御は停止され、前記スタン
    バイ時の状態への移行が行われることを特徴とする請求
    項11記載のファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記主電源制御手段は、前記動作時に
    前記本装置の前記主電源と異なる他の手段の動作停止時
    間を計測するタイマ手段を有し、前記タイマ手段による
    計測時間が一定時間を経過したときに、前記主電源から
    の電力供給は停止され、前記動作時の状態は前記スタン
    バイ時の状態に移行することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 前記主電源が動作しているとき、前記
    二次電池の充電を行うことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のファクシミリ装置。
  15. 【請求項15】 前記主電源は、外部操作によってオ
    ン、オフ制御が可能なスイッチング電源から構成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフ
    ァクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の電圧検出手段で予め設定さ
    れているしきい値以下の電圧を検出したとき、前記主電
    源制御手段はリセットされ、動作禁止状態にされること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミ
    リ装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の電圧検出手段による検出電
    圧は、前記第2の電圧検出手段による検出電圧より大き
    いことを特徴とする請求項1または請求項2記載のファ
    クシミリ装置。
  18. 【請求項18】 前記定電圧発生手段には、前記主電
    源、前記太陽電池、前記二次電池の順位で電力供給がな
    されることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装
    置。
  19. 【請求項19】 前記太陽電池から供給される電力の内
    の余剰電力が前記二次電池の充電に用いられることを特
    徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  20. 【請求項20】 前記スイッチ手段は、原稿検知スイッ
    チ、予め登録されている相手先にそのキーを押下するこ
    とにより電話することができるワンタッチキー、送信ス
    タートキー、コピーキー、テンキーなどの動作開始を指
    示するスイッチ、およびハンドセットのオフフック・オ
    ンフック検出スイッチを含むことを特徴とする請求項3
    または請求項5記載のファクシミリ装置。
  21. 【請求項21】 前記原稿検知スイッチは、機械式スイ
    ッチで構成されることを特徴とする請求項20記載のフ
    ァクシミリ装置。
  22. 【請求項22】 前記主電源制御手段は前記中央制御手
    段からの命令信号により前記主電源からの電力供給を強
    制的に停止させることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のファクシミリ装置。
  23. 【請求項23】 前記第1の電圧検出手段が予め設定さ
    れているしきい値以上の電圧を検出したとき、前記主電
    源制御手段はリセットされ、動作許可状態にされること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミ
    リ装置。
  24. 【請求項24】 前記主電源制御手段のリセット後、前
    記主電源制御手段は通常の動作を行うことを特徴とする
    請求項23記載のファクシミリ装置。
  25. 【請求項25】 前記二次電池の電圧が降下してきたと
    き、前記第1の電圧検出手段による電圧検出より先に前
    記第2の電圧検出手段による電圧検出が行われることを
    特徴とする請求項16記載のファクシミリ装置。
  26. 【請求項26】 前記二次電池の電圧が上昇してきたと
    き、前記第2の電圧検出手段による電圧検出より先に前
    記第1の電圧検出手段による電圧検出が行われることを
    特徴とする請求項23記載のファクシミリ装置。
  27. 【請求項27】 前記定電圧発生手段は昇降圧回路から
    構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のファクシミリ装置。
  28. 【請求項28】 前記主電源の動作中に前記主電源が前
    記主電源制御手段から停止を指示する信号を受けると、
    前記主電源は動作を停止することを特徴とする請求項1
    ないし請求項27記載のファクシミリ装置。
  29. 【請求項29】 前記主電源制御手段は外部のスイッチ
    手段からの信号に従って前記停止信号を出力することを
    特徴とする請求項28記載のファクシミリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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