JP3266765B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3266765B2
JP3266765B2 JP20522995A JP20522995A JP3266765B2 JP 3266765 B2 JP3266765 B2 JP 3266765B2 JP 20522995 A JP20522995 A JP 20522995A JP 20522995 A JP20522995 A JP 20522995A JP 3266765 B2 JP3266765 B2 JP 3266765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動受信機能を有
するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置などのスタンバ
イ状態を持つ装置では、その電源にスイッチング電源が
一般に用いられており、スタンバイ時あるいは動作中常
に電源は立ち上がっている。
【0003】こうした装置では、主電源の一次側を電話
回線からの呼出信号などにより直接制御することも行わ
れており、省電力化が図られている。また、主電源とは
別にスタンバイ時用のサブ電源を別に持つ装置もあり、
このタイプのものはスタンバイ時にサブ電源のみ立ち上
がっており、動作中のみ主電源が立ち上がるように構成
されていて、省電力化が図られている。
【0004】さらに、スタンバイ時の省力化を目的とし
たシステムで、主電源(スイッチング電源)の起動、停
止を主電源制御部が制御し、この主電源制御部への電力
供給をスタンバイ時に二次電池が行い動作時に主電源が
行う構成のものも提案されている(特願平5−1011
08)(従来例1)。このシステムでは、スタンバイ時
に主電源は停止しており、主電源制御部のみ動作(スタ
ンバイ)し、動作時に主電源制御部からの制御信号が主
電源に与えられている間、主電源が動作する。これによ
り、より一層の省電力化が図られている。
【0005】またさらに、上記従来例1のファクシミリ
装置において、AC入力断時にスタンバイ用電源である
二次電池を利用して記憶部(RAM)のバックアップを
行うシステムが提案されている(特願平5−21577
号)(従来例2)。
【0006】さらに、上記従来例1のファクシミリ装置
において、特に主電源の1次側と2次側の耐電圧が大き
い200V〜230V地域向けの装置では、電話機のオ
フフック検出をホール素子を利用したカレントセンサに
より行っている。しかし、このカレントセンサによるオ
フフック検出ではその動作電流として数十mAの電流を
流さなければならず、スタンバイ時に常時、この電流を
流し続けると二次電池がすぐに消耗してしまう。これを
防ぐために、電話機のオフフック検出を間欠に行うこと
で、カレントセンサの電力消費を減らし、二次電池の消
耗を軽減するものが提案されている(特願平6−333
185号)(従来例3)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例2では、バックアップ中も主電源の起動要因を監視
するので、また、上記従来例3では電話機のオフフック
検出にカレントセンサを用いているような場合、電話機
のオフフック検出のために少ない電力ではあるが、電力
を消費し、バックアップ時にもオフフック検出を行うの
で、電力を消費してしまう。このため、バックアップ時
の二次電池の消費電力が増えてしまい、バックアップ継
続時間が短くなってしまうという問題があった。
【0008】そこで、本発明はバックアップ時の二次電
池の消費電力を削減できるファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るファクシミリ装置は、装置
本体の各部に電力を供給する主電源と、該主電源から電
力が供給され、装置全体の動作を制御する中央制御手段
と、前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、前
記主電源によって充電され、前記主電源制御手段に電力
を供給する二次電池と、前記主電源の起動要因を検出
し、常時通電しなければ起動要因検出が行えない起動要
因検出手段を備え、動作時、前記主電源制御手段によっ
て制御される前記主電源が起動し、前記中央制御手段に
よって前記装置全体の動作が制御され、かつ前記主電源
によって前記二次電池が充電され、待機時、前記主電源
は起動せず、前記主電源制御手段は前記二次電池から電
力の供給を受け、前記起動要因検出手段へ通電し、前記
起動要因検出手段の出力を監視し、停電時、前記主電源
制御手段は前記起動要因検出手段に通電しないことを特
徴とする。
【0010】請求項2に係るファクシミリ装置は、装置
本体の各部に電力を供給する主電源および太陽電池と、
該主電源または該太陽電池から電力が供給され、装置全
体の動作を制御する中央制御手段と、前記主電源の動作
を制御する主電源制御手段と、前記主電源または前記太
陽電池によって充電され、前記主電源制御手段に電力を
供給する二次電池と、前記主電源の起動要因を検出し、
常時通電しなければ起動要因検出が行えない起動要因検
出手段を備え、動作時、前記主電源制御手段によって制
御される前記主電源が起動し、前記中央制御手段によっ
て前記装置全体の動作が制御され、かつ前記主電源によ
って前記二次電池が充電され、待機時、前記主電源は起
動せず、前記主電源制御手段は前記二次電池または前記
太陽電池から電力の供給を受け、前記起動要因検出手段
へ通電し、前記起動要因検出手段の出力を監視し、停電
時、前記主電源制御手段は前記起動要因検出手段に通電
しないことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】請求項3に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御すること
なく前記待機時の状態を維持しつつ、前記主電源が前記
主電源制御手段および前記二次電池に電力を供給する待
機充電状態を有することを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】請求項4に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記主電源制御手段はタイマ手段を備え、前記動作時、
所定時間前記主電源以外の装置各部が動作しなかった場
合、前記主電源制御手段は前記主電源の動作を停止して
前記待機時の状態に移行することを特徴とする。
【0022】請求項5に係るファクシミリ装置は、請求
項1または請求項2に係るファクシミリ装置において前
記主電源が動作しているとき、前記二次電池を充電する
ことを特徴とする。
【0023】請求項6に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記主電源はスイッチング電源から構成され、外部から
オンオフ制御可能であることを特徴とする。
【0024】請求項7に係るファクシミリ装置では、請
求項1または請求項2に係るファクシミリ装置において
前記主電源制御手段は前記中央制御手段からの命令信号
により前記主電源を強制的に停止可能であることを特徴
とする。
【0025】請求項8に係るファクシミリ装置では、請
求項2に係るファクシミリ装置において前記主電源制御
手段は前記主電源、前記太陽電池、前記二次電池の優先
順位で電力供給を行うことを特徴とする。
【0026】請求項9に係るファクシミリ装置では、請
求項2に係るファクシミリ装置において前記太陽電池が
供給する電力のうちの余った電力で前記二次電池を充電
することを特徴とする。
【0027】
【0028】
【0029】請求項10に係るファクシミリ装置では、
請求項1乃至請求項9いずれかに係るファクシミリ装置
において前記主電源は、動作中に前記主電源制御手段か
ら停止信号を受けることにより動作を停止することを特
徴とする。
【0030】請求項11に係るファクシミリ装置では、
請求項10に係るファクシミリ装置において前記主電源
制御手段は、外部のスイッチ手段からの信号にしたがっ
て前記停止信号を出力することを特徴とする。請求項1
2に係るファクシミリ装置では、請求項1または請求項
2に係るファクシミリ装置において前記中央制御手段に
よってデータの読み書き可能な記憶手段を有し、停電
時、前記記憶手段は前記二次電池から電力の供給を受け
てバックアップされることを特徴とする。請求項13に
係るファクシミリ装置では、請求項1または請求項2に
係るファクシミリ装置において前記起動要因検出手段は
ホール素子を用いたカレントセンサであることを特徴と
する
【0031】
【発明の実施の形態】本発明のファクシミリ装置の実施
の形態について説明する。図1は実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1はファクシミリ装置である。2はマイクロプロ
セッサなどから構成されるCPUであり、ROM3に記
憶されているプログラムにしたがってRAM4、不揮発
性RAM5、キャラクタジェネレータ(CG)6、読取
り部7、記録部8、モデム部9、網制御ユニット(NC
U)10、操作部13、表示部14を制御する。
【0032】RAM4は読取り部7によって読み取られ
た2値化画像データあるいは記録部8に記録される2値
化画像データを格納し、モデム部9によって変調された
信号をNCU10を介して電話回線11に出力される2
値化画像データを格納する。また、RAM4は電話回線
11から入力されたアナログ波形信号をNCU10およ
びモデム部9を介して復調し、その復調した2値化デー
タを格納する。
【0033】不揮発性RAM5はファクシミリ装置1の
電源が遮断された状態であっても、保存しておくべきデ
ータ(例えば、短縮ダイヤル番号など)を確実に格納す
る。キャラクタジェネレータ6はJISコード、ASC
IIコードなどのキャラクタを格納するROMであり、
マイクロプロセッサ2の制御に基づき必要に応じて2バ
イトのデータで所定コードに対応するキャラクタデータ
を取り出す。
【0034】読取り部7はDMAコントローラ、画像処
理IC、イメージセンサ、CMOSロジックICなどか
ら構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクトセン
サ(CS)を利用して読み取ったデータを2値化し、そ
の2値化データを順次RAM4に送る。
【0035】尚、読取り部7に対する原稿のセット状態
は原稿の搬送路に設けられ操作部13に含まれる機械的
な原稿センサにより検出できるようにされており、原稿
検出信号は主電源制御部15に入力される。ここで、原
稿センサに発光素子を利用したフォトセンサを用いず
に、機械的な原稿センサ(機械式スイッチ)を用いるの
は、原稿挿入待機時に電力を消費しないためである。
【0036】記録部8はDMAコントローラ、インクジ
ェット記録装置、CMOSロジックICなどから構成さ
れ、CPU2の制御によってRAM4に格納されている
記録データを取り出し、ハードコピーとして出力する。
【0037】モデム部9はG3、G2モデムとこれらの
モデムに接続されたクロック発生回路などから構成さ
れ、CPU2の制御に基づいてRAM4に格納されてい
る送信データを変調し、NCU10を介して電話回線1
1に出力する。また、モデム部9は電話回線11のアナ
ログ信号をNCU10を介して導き、その信号を変調し
て2値化データをRAM4に格納する。
【0038】NCU10はCPU2の制御によりモデム
9あるいは電話機12のいずれかに切り替えて電話回線
11を接続する。また、NCU10は呼出信号を検出す
る手段を有し、呼出信号が検出されたときは着信信号を
主電源制御部15に送出する。尚、電話機12はファク
シミリ装置1と一体に設けられたものである。具体的に
は電話機12はハンドセット、スピーチネットワーク、
ダイヤラ、リンガー、テンキー、ワンタッチキーなどか
ら構成される。
【0039】操作部13は画像送信、受信などをスター
トさせるキー、送受信時におけるファイン、標準、自動
受信などの操作モードを指定するモード選択キー、ダイ
ヤリング用のテンキーないしワンタッチキーなどから構
成される。これらのキーが押下されるとON信号が主電
源制御部15に入力される。
【0040】表示部14は、後述する時計表示用7セグ
メント、各種モードを表示する絵文字LCD、5×7ド
ットで16桁×1行の表示を行うことができるドットマ
トリクスLCDを組み合わせたLCDモジュール、LE
Dなどから構成され、絵文字LCDとドットマトリクス
LCDとはそれぞれ独立している。
【0041】主電源制御部15は装置全体の各部への通
電を制御するもので、ワンチップマイクロコンピュー
タ、コンデンサタイプの二次電池などから構成され、こ
の二次電池から供給される電力だけで駆動可能である。
【0042】主電源制御部15はNCU10からの着信
信号、操作部13からの原稿検出信号、操作部13から
のON信号が入力されると、起動信号を主電源16に送
出する。主電源16はAC入力のスイッチング電源であ
り、外部からスイッチングのON、OFF制御が可能で
あり、主電源制御部15からの起動信号、停止信号によ
ってそれぞれ電力を供給したり、電力を停止したりす
る。これにより、効率のよい電力供給が行え、かつ外部
からのオンオフが簡単に行えるので、容易に実施でき
る。
【0043】図2は主電源制御部15の構成を示すブロ
ック図である。図において、VccはDC−DCコンバ
ータ22を介して3系統の電力供給源と接続されてい
る。その1つは主電源16からの+5Vであり、他の1
つはコンデンサタイプの二次電池19であり、残りの1
つは太陽電池23である。これら3つの電源の優先度は
各々の電圧と、二次電池19の充電状態、逆流防止用シ
ョットキーバリアダイオード20、逆流防止用ダイオー
ド29により決定される。
【0044】主電源16からは逆流防止用ショットキー
バリアダイオード20により4.8V、太陽電池23か
らは逆流防止用ダイオード29により4.6V、二次電
池19からはその充電状態に応じた電圧が出力される。
また、逆流防止用ショットキーバリアダイオード20、
逆流防止用ダイオード29の向きにより主電源16が立
ち上がっているときはその電力供給が最優位となり、抵
抗21を通して二次電池19を充電すると共に、DC−
DCコンバータ22を介してVccに電力を供給する。
【0045】このとき、太陽電池23は低電位であり、
太陽電池23から電流は流れ込まない。主電源16が動
作しておらず、太陽電池23が電力を供給している場
合、すなわち主電源16は動作していないが、光エネル
ギーが供給されている場合、二次電池19の方が太陽電
池23より電位が高ければ二次電池19からDC−DC
コンバータ22を介してVccに電力が供給され、太陽
電池23から電力が供給されない。二次電池19の方が
太陽電池23より電位が低いときは太陽電池23からD
C−DCコンバータ22を介してVccに電力が供給さ
れ、同時に二次電池19は抵抗21を通して充電され
る。
【0046】主電源16が動作しておらず、太陽電池2
3も電力を供給していない場合、二次電池19がDC−
DCコンバータ22を介してVccに電力を供給する。
このように、主電源制御部15への電力供給を第1に主
電源16、第2に太陽電池23、第3に二次電池19と
優先順位を持たせることにより最も効率の良い理想的な
電力供給を実現できる。
【0047】図2において、17はワンチップマイクロ
コンピュータ(以下、マイコンという)であり、低消費
電力で動作可能であり、またタイマ手段を内蔵してい
る。マイコン17はシリアルインターフェースsI/O
を通じてCPU2とデータのやり取りを行うことができ
る。太陽電池23が電力を供給しているか否かは、その
電圧を電圧検出回路27で検出し、検出された電圧が
2.5Vより大きい場合に電圧検出回路27の出力OU
TがHレベルとなり、2.5V以下の場合にLレベルと
なる。
【0048】電圧検出回路27の出力OUTはマイコン
17の端子IN8に入力される。二次電池19の放電状
態の電圧は電圧検出回路24によって検出され、その電
圧が1.2Vより大きい場合に電圧検出回路24の出力
OUTがHレベルとなり、1.2V以下の場合にLレベ
ルとなる。電圧検出回路24の出力OUTはマイコン1
7の端子IN9に入力される。二次電池19の満充電状
態の電圧は電圧検出回路28によって検出され、その電
圧が4.8Vより大きいときは電圧検出回路28の出力
OUTがHレベルとなり、4.8V以下のときは電圧検
出回路28の出力OUTがLレベルとなる。電圧検出回
路28の出力OUTはマイコン17のIN13に入力さ
れる。
【0049】22はDC−DCコンバータであり、入力
電圧が出力電圧よりも高いときはシリーズレギュレータ
として、低いときは昇圧型スイッチングレギュレータお
よびシリーズレギュレータとして動作する。また、出力
電圧を5Vもしくは3Vに選択することができ、入力ポ
ートSELがHレベルとき5V、Lレベルのとき3Vが
それぞれ出力される。DC−DCコンバータ22はその
入力Vinが0.9V以上のとき、出力Voutから5
Vまたは3Vが常に出力される。
【0050】18はマイコン17をリセットするための
電圧検出回路であり、その出力REはマイコン17のR
ESETに入力される。DC−DCコンバータ22の出
力Voutの電圧が2.7V以下のとき電圧検出回路1
8のREがLレベルとなり、2.7Vより大きくなると
マイコン17のリセットに要する時間だけ遅延させてL
レベルを維持し、マイコン17がリセットされるとHレ
ベルになる。
【0051】25は絵文字LCDであり、マイコン17
によって制御され、主電源16が停止している場合もほ
とんど電力を消費することなく表示を行う。26は操作
部13内の各種キー(原稿検出スイッチを含む)のスキ
ャンを行うキーマトリクス回路であり、マイコン17の
ソフトウェア制御によって押下されたキーを識別するこ
とができる。30は原稿の搬送路に設けられた機械式の
原稿検出スイッチ、例えばリードスイッチである。ここ
で、原稿センサに発光素子を利用したフォトセンサを用
いずに機械的な原稿検出スイッチを用いるのは原稿挿入
待機時に電力を消費しないためである。これにより二次
電池19の消耗を防ぐことができる。31はオフフック
またはオンフックを行うフッキングスイッチである。
【0052】図3は主電源16の構成を示す回路図であ
る。図において、AC入力はフィルタ回路40、整流回
路41、平滑回路42を経て、1次、2次の絶縁トラン
ス39に供給され、FET43によりスイッチングされ
る。ここで36は1次側巻線、38は2次側巻線であ
る。44は絶縁トランス39の1次側の発振制御を行う
ICであり、その電源Vddは絶縁トランス39に巻き
込まれた補助巻線37によって与えられる。絶縁トラン
ス39の2次側巻線38から整流・平滑回路52、53
を介して+24V、+5Vの電源電圧を各部に供給す
る。
【0053】54は電流検出回路、55は過電圧検出回
路であり、これらの出力をそれぞれフォトカプラ56、
57を通してIC44にフィードバックする。IC44
は2次側の電流によりPWM制御を行っており、過電圧
が検出された場合、全系をシャットダウンするようにな
っている。
【0054】また、PS信号はフォトカプラ45を介し
てIC44に入力され、PS信号がLレベルのときにト
ランジスタ46がONとなりフォトカプラ45に電流が
流れる。フォトカプラ45は電流電圧変換を行い、IC
44の入力ポートIN1がLレベルとなり、これに応じ
てIC44の出力ポートOUT1が発振し、FET43
を介して1次側が発振して2次側に電力を供給し、主電
源16が立ち上がって動作する。
【0055】PS信号がHレベルのときはトランジスタ
46がOFFとなり、IC44のIN1はHレベルとな
り、これに応じてIC44の出力ポートOUT1がLレ
ベルとなってFET43がOFFとなり、1次側の発振
を停止させ、主電源16が動作を停止する。例えば、ス
タンバイ時にフッキングスイッチ31が押下された場
合、キーマトリクス回路26からON信号が出力され、
マイコン17がフッキングスイッチ31の押下を認識し
て出力OUT5をLレベル、即ちPS信号をLレベルと
して主電源16を起動させ、シリアルインターフェース
sI/Oを通じてCPU2にその情報を送り、CPU2
がNCU10を制御してファクシミリ装置1がオフフッ
ク状態になる。
【0056】抵抗47、48、49、50は電流制限用
の抵抗である。51、61は分圧抵抗である。フォトカ
ップラ45は1次側、2次側の絶縁も行う。
【0057】図4はCPU2の周辺およびNCU10の
構成を示す回路図である。図において、60はCPU2
をリセットするための電圧検出回路であり、その出力R
EはCPU2のRESET端子に入力される。主電源1
6からの+5Vの電圧が4.5V以下のとき、電圧検出
回路60の出力REはLレベルであり、4.5Vより大
きくなると、CPU2のリセットに要する時間だけ遅延
してLレベルを維持し、CPU2がリセットされてその
後に出力REはHレベルとなる。また、出力REはマイ
コン17のIN10にも入力されてモニタされる。
【0058】62はRAM4を通常動作モードと、バッ
クアップ時のセルフリフレッシュモードとに切り換える
モード切り換え回路であり、通常動作モードの場合、R
AM4がCPU2によって制御されるようにし、AC入
力断が発生した場合、電圧検出回路60のRE信号を利
用してRAM4をセルフリフレッシュモードに移行させ
る。63はRAM4の電源をVccから供給するかしな
いかを切り換えるためのFETである。マイコン17の
出力OUT7がLレベルのとき、FET63がオンして
VccからRAM4に電力が供給され、Hレベルのと
き、FET63がオフしてVccからRAM4に電力が
供給されない。AC入力断が発生してRAM4をバック
アップする場合、FET63をオンしてVccからRA
M4に電力を供給する。64、65はショットキーバリ
アダイオードである。
【0059】32は呼出信号(CI信号)を検出するた
めのフォトカプラであり、フォトカプラ32は電話回線
11を通じて呼出信号を受けると、着信信号(Lレベ
ル)がマイコン17のIN12に入力されるように動作
する。スタンバイ時に呼出信号が検出されると、着信信
号(Lレベル)がマイコン17に入力され、マイコン1
7がそれを認識してOUT5をLレベル、すなわちPS
信号をLレベルとして主電源16を起動させる。
【0060】主電源16の起動要因の情報はシリアルイ
ンターフェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、C
PU2はその情報に応じて各ブロックを制御する。
【0061】33は電話機12のオフフックを検出する
ためのカレントセンサを用いたオフフック検出回路であ
り、このオフフック検出回路33はその電源Vddに電
力が供給されている場合、電話機12がオンフック状態
のとき出力OUTからHレベルが出力され、電話機12
がオフフックされると、Lレベルが出力OUTから出力
され、この信号がマイコン17のIN11に入力され
る。
【0062】スタンバイ時に電話機12がオフフックさ
れると、Lレベルがマイコン17に入力され、マイコン
17がそれを認識して出力OUT5をLレベル、すなわ
ちPS信号をLレベルとして主電源16を起動させる。
この主電源16の起動要因の情報はシリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、CPU2は
その情報に応じて各ブロックを制御する。
【0063】59はオフフック検出回路33の電源に供
給するかしないかを切り換えるためのFETであり、マ
イコン17によって制御される。マイコン17の出力O
UT6がLレベルのときFET59がオンしてオフフッ
ク検出回路59にVccから給電され、出力OUT6が
Hレベルのとき、FET59がオフしてオフフック検出
回路59への給電が停止される。34、35はモジュラ
ージャック、58、59は電流制限用の抵抗である。
【0064】上記構成を有するファクシミリ装置の動作
について説明する。図5はファクシミリ装置1のスタン
バイ状態における処理手順を示すフローチャートであ
る。商用交流ACの入力が開始されると(ステップS
1)、まず、主電源16が立ち上がり(ステップS
2)、マイコン17をイニシャライズする(ステップS
3)と共に、CPU2をイニシャライズし(ステップS
4)、同時に2次電池19の充電を開始する(ステップ
S5)。マイコン17のイニシャライズが完了した時点
でファクシミリ装置1がスタンバイ状態となる。このス
タンバイ状態が続いている状態で二次電池19を充電し
続ける。
【0065】充電が完了したか否かを判別し(ステップ
S6)、充電が完了した場合、すなわち電圧検出回路2
8の出力がHレベルとなった場合、マイコン17のIN
13がHレベルとなるので、マイコン17が出力OUT
5、すなわちPS信号をHレベルにして主電源16の動
作を停止させ(ステップS7)、それに伴い電圧検出回
路60の出力REがLレベルとなってCPU2がリセッ
トされる(ステップS8)。また、ステップS6で、充
電完了としてマイコン17に内蔵されているタイマで1
時間経過した場合、割り込みが発生し、マイコン17が
出力OUT5、すなわちPS信号をHレベルにして主電
源の動作を停止させ(ステップS7)、電圧検出回路6
0のREがLレベルとなってCPU2がリセットされる
(ステップS8)。
【0066】そして、二次電池19と太陽電池23によ
る電力供給が開始される(ステップS9)。このとき、
太陽電池23が供給する電力のうちの余った電力で二次
電池19の充電を行う(ステップS10)。
【0067】太陽電池23からの供給電力が減り、その
電位が二次電池19より低電位となったか否かを判別し
(ステップS11)、太陽電池23の電位が二次電池1
9より低電位となった場合、二次電池19が放電する。
二次電池19の電圧が1.2V以下となったか否かを判
別し(ステップS12)、その電圧が1.2V以下とな
った場合、電圧検出回路24の出力OUTがLレベルと
なり、マイコン17のIN9がLレベルとなるので、そ
れにしたがってマイコン17が出力OUT5をLレベ
ル、すなわちPS信号をLレベルとする。これにより、
トランジスタ46がONとなるので、フォトカプラ45
がONし、IC44のIN1がLレベルとなるので、こ
れにしたがってIC44の出力OUT1が発振し、FE
T43を介して1次側が発振して2次側に電力を供給
し、主電源16が立ち上がる(ステップS13)。
【0068】主電源16が立ち上がると、電圧検出回路
60によってCPU2がイニシャライズされ、それと共
に二次電池19が充電される。これにより、ファクシミ
リスタンバイ状態が保たれつつ、再び二次電池19が充
電される。このサイクルを繰り返す。このように、太陽
電池23が供給する電力のうちの余分電力で二次電池1
9を充電するので、電力を無駄なく利用でき、主電源1
6が動作していないスタンバイ状態を長く維持すること
ができる。
【0069】図6はファクシミリスタンバイ状態におけ
るファクシミリ送信時の処理手順を示すフローチャート
である。ファクシミリスタンバイ状態のときに原稿が挿
入された場合、フッキングボタンが押下された場合、ま
たは電話器がオフフックされた場合、原稿検出スイッチ
30、フッキングスイッチ31、オフフック検出回路3
3がそれぞれONとなり(ステップS21、S22、S
23)、このON信号がマイコン17に入力され、マイ
コン17が出力OUT5をLレベル、即ちPS信号をL
レベルとしてフォトカプラ45をONにする。フォトカ
プラ45がONになると、FET43を介して1次側を
発振させ、2次側に電力が供給され主電源16が立ち上
がる(ステップS24)。
【0070】主電源16が立ち上がると、CPU2がイ
ニシャライズされ(ステップS25)、二次電池19の
充電が開始される(ステップS26)。主電源16が立
ち上がっている間、二次電池19が常に充電されてい
る。そして、この情報がシリアルインターフェースsI
/Oを通じてCPU2に送られ、その後、ファクシミリ
装置1の動作の制御はCPU2が中心となって行う。こ
の状態で相手ファクシミリ装置に電話をかけ(ステップ
S27)、回線が補足されると(ステップS28)通常
のファクシミリ送信を行う(ステップS29)。
【0071】送信が終わり(ステップS30)、回線が
切断されると(ステップS31)、シリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてその情報がマイコン17に送ら
れ、マイコン17がPS信号をHレベルにして主電源1
6の動作を停止させる(ステップS32)。CPU2が
リセットされ(ステップS33)、二次電池19の充電
が終了する(ステップS34)。そして、スタンバイ状
態となり、図5のAに移行する。ここで、ステップS2
7〜ステップS31はCPU2による制御である。
【0072】図7はファクシミリスタンバイ状態におけ
るファクシミリ受信時の処理手順を示すフローチャート
である。ファクシミリスタンバイ状態のときにフッキン
グボタンが押された場合、または電話器12がオフフッ
クされた場合、フッキングスイッチ31、オフフック検
出回路33がそれぞれONとなる(ステップS41、S
42)。オフフック検出回路33のONはオフフック検
出回路33の出力OUTからLレベルが出力されている
ことである。このON信号がマイコン17に入力され、
これにしたがって、マイコン17が出力OUT5をLレ
ベル、すなわちPS信号をLレベルとしてフォトカプラ
45をONさせる。
【0073】フォトカプラ45がONになると、IC4
4がFET43を介して1次側を発振させ、2次側に電
力が供給され、主電源16が立ち上がる(ステップS4
3)。いずれの場合も主電源16が立ち上がると、CP
U2がイニシャライズされ(ステップS44)、二次電
池19の充電が開始される(ステップS45)。
【0074】主電源16が立ち上がっている間、二次電
池19が常に充電されている。そして、この情報がシリ
アルインターフェースsI/Oを通じてCPU2に送ら
れ、その後、ファクシミリ装置1の動作の制御はCPU
2が中心となって行う。
【0075】フッキングボタンが押された場合、または
受話器がオフフックされた場合、相手ファクシミリ装置
に電話をかけ(ステップS46)、回線が補足されると
(ステップS47)、通常のファクシミリ受信が行われ
る(ステップS48)。
【0076】一方、呼出信号が検出された場合(ステッ
プS55)、ステップS43〜ステップS45と同様
に、主電源16を立ち上げ(ステップS56)、CPU
2をイニシャライズし(ステップS57)、二次電池1
9の充電を開始する(ステップS58)と、NCU10
が回線を補足し(ステップS47)、自動受信でファク
シミリ受信が行われる(ステップS48)。
【0077】受信が終わり(ステップS49)、回線が
切断されると(ステップS50)、シリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてその情報がマイコン17に送ら
れ、マイコン17がPS信号をHレベルにして主電源1
6の動作を停止させる(ステップS51)。CPU2が
リセットされ(ステップS52)、二次電池19の充電
が終了する(ステップS53)。スタンバイ状態に移行
して(ステップS54)図5のAに戻る。ここで、ステ
ップS46〜ステップS50はCPU2による制御であ
る。
【0078】図8はマイコン17におけるスタンバイ時
の電話機12のオフフック検出の動作処理手順を示すフ
ローチャートである。スタンバイ状態で、主電源16は
起動しておらず、マイコン17だけが動作している。F
ET59をオンしてカレントセンサを用いたオフフック
検出回路33への給電を開始し(ステップS61)、電
話機12がオフフックされているか否かを判別し(ステ
ップS62)、オフフックされている場合、図6のDに
進む。
【0079】一方、電話機12がオフフックされていな
い場合、1ms経過しているか否かを判別し(ステップ
S63)、1ms経過していない場合、ステップS62
に戻る。1msが経過した場合、FET59をオフして
カレントセンサを用いたオフフック検出回路33への給
電を終了する(ステップS64)。その後、1sec経
過したか否かを判別し(ステップS65)、1sec経
過した場合、ステップS61に戻る。
【0080】このように、スタンバイ中、1秒に1回1
msの間だけ電話機12のオフフック検出を行う。
【0081】図9はAC入力断発生時のマイコン17に
おける動作処理手順を示すフローチャートである。動作
状態の時、停電などでAC入力断が発生した場合(ステ
ップS71)、acPW信号がHレベルからLレベルに
変化するので、マイコン17のIN10が同様に変化す
る。マイコン17は出力OUT7をLレベルにしてFE
T63をオンさせ、VccからRAM4に電力供給が行
われるようにする。一方、acPW信号によりモード切
り換え回路62を介してRAM4がセルフリフレッシュ
モードに入り、RAM4のバックアップが開始される
(ステップS72)。
【0082】AC入力が復活したか否かを判別し(ステ
ップS73)、復活した場合、acPW信号がLレベル
からHレベルとなるので、モード切り換え回路62を介
してRAM4が通常モードに移行する(ステップS7
4)。マイコン17においても、IN10がLレベルか
らHレベルとなるので、マイコン17がAC入力の復活
を検出して動作状態となる。
【0083】このように、AC入力断中(RAM4のバ
ックアップ中)、図8に示した電話機12のオフフック
検出の動作は行わず、AC入力の復活を(acPW信号
がLレベルからHレベルと変化する)待つので、オフフ
ック検出を行うに当たってカレントセンサを用いたオフ
フック検出回路33への給電による電力消費を削減で
き、二次電池19の必要以上の電力消費がなくなるの
で、RAM4のバックアップ継続時間を大幅に延ばすこ
とができる。
【0084】本実施の形態のファクシミリ装置では、オ
フフック検出に着目したが、これに限らず、AC入力断
中、スタンバイ時の各起動要因の検出を行わないこと
で、RAM4のバックアップ継続時間を大幅に延ばすこ
とができる。
【0085】このように、主電源16が立ち上がってい
る間、二次電池19の充電が同時に行われる。これによ
り、二次電池19の充電のためだけに主電源16を立ち
上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことができ
る。
【0086】以上示したように、本実施の形態における
ファクシミリ装置によれば、装置本体の各部に電力を供
給する主電源16、二次電池19、太陽電池23を設
け、各電力供給を制御しているので、スタンバイ時の消
費電力をほぼ0Wとすることができる。
【0087】したがって、自動受信機能のために終日電
力を消費することなく、電力量のロスが小さく、かつ放
射ノイズの発生が防止される。また、主電源16の1次
側を複数の手段により直接制御することがないので、安
全規格上の制限もなく、容易に実施できる。
【0088】AC入力断中(RAM4のバックアップ
中)、電話機12のオフフック検出の動作を行わず、A
C入力の復活(acPW信号がLレベルからHレベルと
変化する)を待つので、オフフック検出を行うに当たっ
てカレントセンサを用いたオフフック検出回路33の給
電による電力消費を削減できる。したがって、二次電池
19の必要以上の電力消費がなくなるので、RAM4の
バックアップ継続時間を大幅に延ばすことができる。
【0089】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るファクシミリ
置によれば、装置本体の各部に電力を供給する主電源
と、該主電源から電力が供給され、装置全体の動作を制
御する中央制御手段と、前記主電源の動作を制御する主
電源制御手段と、前記主電源によって充電され、前記主
電源制御手段に電力を供給する二次電池と、前記主電源
の起動要因を検出し、常時通電しなければ起動要因検出
が行えない起動要因検出手段を備え、動作時、前記主電
源制御手段によって制御される前記主電源が起動し、前
記中央制御手段によって前記装置全体の動作が制御さ
れ、かつ前記主電源によって前記二次電池が充電され、
待機時、前記主電源は起動せず、前記主電源制御手段は
前記二次電池から電力の供給を受け、前記起動要因検出
手段へ通電し、前記起動要因検出手段の出力を監視し、
停電時、前記主電源制御手段は前記起動要因検出手段に
通電しないので、待機時の消費電力をほぼ0Wにするこ
とができ、自動受信機能のために終日電力を消費するこ
とがなくなり、電力量のロス(損失)が大幅に削減でき
る。また、放射ノイズの発生を防ぐことができ、他の電
子機器に悪影響を及ぼさない。さらに、主電源の1次側
を複数の手段により直接制御することがないので、安全
規格上の制限もなく、容易に実施できる。また、主電源
が動作しているときに二次電池を充電するので、二次電
池の充電のためだけに主電源を立ち上げる回数が減り、
二次電池の劣化を防ぎ、余分な電力消費を抑えることが
できる。
【0090】また、AC入力断中の停電時、起動要因検
出手段に通電しないことで、例えば電話機のフッキング
状態(オフフック状態かオンフック状態か)の監視をA
C入力の復活を待ってから行うので、フッキング状態の
監視を行うに当たってカレントセンサを用いたオフフッ
ク検出回路の給電による電力消費を削減できる。したが
って、二次電池に必要以上の電力消費がなくなるので、
二次電池によってバックアップされる記憶手段のバック
アップ継続時間を大幅に延ばすことができる。
【0091】請求項2に係るファクシミリ装置によれ
ば、装置本体の各部に電力を供給する主電源および太陽
電池と、該主電源または該太陽電池から電力が供給さ
れ、装置全体の動作を制御する中央制御手段と、前記主
電源の動作を制御する主電源制御手段と、前記主電源ま
たは前記太陽電池によって充電され、前記主電源制御手
段に電力を供給する二次電池と、前記主電源の起動要因
を検出し、常時通電しなければ起動要因検出が行えない
起動要因検出手段を備え、動作時、前記主電源制御手段
によって制御される前記主電源が起動し、前記中央制御
手段によって前記装置全体の動作が制御され、かつ前記
主電源によって前記二次電池が充電され、待機時、前記
主電源は起動せず、前記主電源制御手段は前記二次電池
または前記太陽電池から電力の供給を受け、前記起動要
因検出手段へ通電し、前記起動要因検出手段の出力を監
視し、停電時、前記主電源制御手段は前記起動要因検出
手段に通電しないので、AC入力断中の停電時、起動要
因検出手段に通電しないことで、二次電池によってバッ
クアップされる記憶手段のバックアップ継続時間を大幅
に延ばすことができる。
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】請求項3に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記中央制御手段は前記装置全体の動作を制御する
ことなく前記待機時の状態を維持しつつ、前記主電源が
前記主電源制御手段および前記二次電池に電力を供給す
る待機充電状態を有するので、自動受信機能の待機時に
おける消費電力を抑えることができる。
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】請求項4に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段はタイマ手段を備え、前記動作
時、所定時間前記主電源以外の装置各部が動作しなかっ
た場合、前記主電源制御手段は前記主電源の動作を停止
して前記待機時の状態に移行するので、無駄のない効率
的な電力供給を行うことができ、一層の省電力化を図る
ことができる。
【0103】請求項5に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源が動作しているとき、前記二次電池を充
電するので、二次電池の充電のためだけに主電源を立ち
上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことができ
る。
【0104】請求項6に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源はスイッチング電源から構成され、外部
からオンオフ制御可能であるので、効率のよい電力供給
を行え、しかも外部から簡単にオンオフでき、実施が容
易である。
【0105】請求項7に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記中央制御手段からの命令
信号により前記主電源を強制的に停止可能であるので、
装置の暴走を防止できる。
【0106】請求項8に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は前記主電源、前記太陽電池、
前記二次電池の優先順位で電力供給を行うので、最も効
率の良い理想的な電力供給を実現できる。
【0107】請求項9に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記太陽電池が供給する電力のうちの余った電力で
前記二次電池を充電するので、電力を無駄なく利用で
き、主電源が動作していない待機状態を長く維持でき
る。
【0108】
【0109】
【0110】請求項10に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源は、動作中に前記主電源制御手段から停
止信号を受けることにより動作を停止するので、装置の
暴走を防止できる。
【0111】請求項11に係るファクシミリ装置によれ
ば、前記主電源制御手段は、外部のスイッチ手段からの
信号にしたがって前記停止信号を出力するので、装置の
暴走を防ぐことができ、安全性に優れた装置を実現でき
る。請求項12に係るファクシミリ装置によれば、前記
中央制御手段によってデータの読み書き可能な記憶手段
を有し、停電時、前記記憶手段は前記二次電池から電力
の供給を受けてバックアップされるので、AC入力断中
の停電時、起動要因検出手段に通電しないことで、二次
電池に必要以上の電力消費がなくなり、記憶手段のバッ
クアップ継続時間を大幅に延ばすことができる。請求項
13に係るファクシミリ装置によれば、前記起動要因検
出手段はホール素子を用いたカレントセンサであるの
で、フォトカプラを用いるものに比べ、耐電圧を大きく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】主電源制御部15の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】主電源16の構成を示す回路図である。
【図4】CPU2の周辺およびNCU10の構成を示す
回路図である。
【図5】ファクシミリ装置1のスタンバイ状態における
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ファクシミリスタンバイ状態におけるファクシ
ミリ送信時の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリスタンバイ状態におけるファクシ
ミリ受信時の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】マイコン17におけるスタンバイ時の電話機1
2のオフフック検出の動作処理手順を示すフローチャー
トである。
【図9】AC入力断発生時のマイコン17における動作
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイコン 19 二次電池 23 太陽電池 33 オフフック検出回路 62 モード切り換え回路

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各部に電力を供給する主電源
    と、 該主電源から電力が供給され、装置全体の動作を制御す
    る中央制御手段と、 前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、 前記主電源によって充電され、前記主電源制御手段に電
    力を供給する二次電池と、 前記主電源の起動要因を検出し、常時通電しなければ起
    動要因検出が行えない起動要因検出手段を備え、 動作時、前記主電源制御手段によって制御される前記主
    電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置全体
    の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二次電
    池が充電され、 待機時、前記主電源は起動せず、前記主電源制御手段は
    前記二次電池から電力の供給を受け、前記起動要因検出
    手段へ通電し、前記起動要因検出手段の出力を監視し、 停電時、前記主電源制御手段は前記起動要因検出手段に
    通電しないことを特徴とするファクシミリ装置
  2. 【請求項2】 装置本体の各部に電力を供給する主電源
    および太陽電池と、 該主電源または該太陽電池から電力が供給され、装置全
    体の動作を制御する中央制御手段と、 前記主電源の動作を制御する主電源制御手段と、 前記主電源または前記太陽電池によって充電され、前記
    主電源制御手段に電力を供給する二次電池と、 前記主電源の起動要因を検出し、常時通電しなければ起
    動要因検出が行えない起動要因検出手段を備え、 動作時、前記主電源制御手段によって制御される前記主
    電源が起動し、前記中央制御手段によって前記装置全体
    の動作が制御され、かつ前記主電源によって前記二次電
    池が充電され、 待機時、前記主電源は起動せず、前記主電源制御手段は
    前記二次電池または前記太陽電池から電力の供給を受
    け、前記起動要因検出手段へ通電し、前記起動要因検出
    手段の出力を監視し、 停電時、前記主電源制御手段は前記起動要因検出手段に
    通電しないことを特徴とするファクシミリ装置
  3. 【請求項3】 前記中央制御手段は前記装置全体の動作
    を制御することなく前記待機時の状態を維持しつつ、前
    記主電源が前記主電源制御手段および前記二次電池に電
    力を供給する待機充電状態を有することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のファクシミリ装置
  4. 【請求項4】 前記主電源制御手段はタイマ手段を備
    え、 前記動作時、所定時間前記主電源以外の装置各部が動作
    しなかった場合、前記主電源制御手段は前記主電源の動
    作を停止して前記待機時の状態に移行することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置
  5. 【請求項5】 前記主電源が動作しているとき、前記二
    次電池を充電することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のファクシミリ装置
  6. 【請求項6】 前記主電源はスイッチング電源から構成
    され、外部からオンオフ制御可能であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置
  7. 【請求項7】 前記主電源制御手段は前記中央制御手段
    からの命令信号により前記主電源を強制的に停止可能で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ァクシミリ装置
  8. 【請求項8】 前記主電源制御手段は前記主電源、前記
    太陽電池、前記二次電池の優先順位で電力供給を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置
  9. 【請求項9】 前記太陽電池が供給する電力のうちの余
    った電力で前記二次電池を充電することを特徴とする請
    求項2記載のファクシミリ装置
  10. 【請求項10】 前記主電源は、動作中に前記主電源制
    御手段から停止信号を受けることにより動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9いずれか記載の
    ファクシミリ装置
  11. 【請求項11】 前記主電源制御手段は、外部のスイッ
    チ手段からの信号にしたがって前記停止信号を出力する
    ことを特徴とする請求項10記載のファクシ ミリ装置
  12. 【請求項12】 前記中央制御手段によってデータの読
    み書き可能な記憶手段を有し、停電時、前記記憶手段は
    前記二次電池から電力の供給を受けてバックアップされ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のファ
    クシミリ装置
  13. 【請求項13】 前記起動要因検出手段はホール素子を
    用いたカレントセンサであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のファクシミリ装置。
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