JP3154372B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JP3154372B2
JP3154372B2 JP11951394A JP11951394A JP3154372B2 JP 3154372 B2 JP3154372 B2 JP 3154372B2 JP 11951394 A JP11951394 A JP 11951394A JP 11951394 A JP11951394 A JP 11951394A JP 3154372 B2 JP3154372 B2 JP 3154372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
main power
secondary battery
main
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11951394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07303161A (ja
Inventor
雄治 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11951394A priority Critical patent/JP3154372B2/ja
Priority to US08/421,927 priority patent/US5834857A/en
Publication of JPH07303161A publication Critical patent/JPH07303161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154372B2 publication Critical patent/JP3154372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に用
いられる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置など、スタンバ
イ状態(待機状態)が設定される装置では、その電源と
してスイッチング電源などが用いられている。この電源
は、スタンバイ時および動作時に常に立ち上り、この電
源から電力の供給が行われている。
【0003】また、主電源の一次側を電話回線からの呼
出信号などにより直接制御することによって、電力の省
力化が図られている。
【0004】さらに、他の装置として、主電源と、スタ
ンバイ時用のサブ電源とを有する装置もある。この装置
では、スタンバイ時にサブ電源のみが立ち上がり、動作
時に主電源が立ち上がるように設定され、低消費電力化
が図られている。
【0005】さらに、同じくスタンバイ時の低消費電力
化を目的とした全く新しいシステム(特願平5−101
108号)が提案されている。このシステムでは、主電
源(スイッチング電源)の起動および停止が主電源制御
手段の中心部分を構成するコントローラで制御され、こ
のコントローラを含む主電源制御手段への電力供給はス
タンバイ時に二次電池から行われ、動作時に主電源から
行われる。スタンバイ時、主電源は停止し、主電源制御
手段のみが動作(スタンバイ)し、動作時、主電源制御
手段からの制御信号が主電源に与えられ、この制御信号
によって主電源からの電力供給が行われる。また、主電
源をキー操作によって立ち上げるとき、この主電源の立
ち上げに伴い主電源の立ち上げを通知するための音源が
作動し、この音源からのキータッチ音によって主電源の
起動がユーザーに通知される。この音源としては、電流
駆動のスピーカが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の新たに
提案されているシステムにおいては、主電源の起動を通
知するためのスピーカが設けられている場合、このスピ
ーカの電力消費量は大きいから、二次電池によってスピ
ーカを駆動することができず、主電源立ち上げ後に主電
源によってスピーカは駆動される。よって、主電源の立
ち上げ開始と同時に主電源の立ち上げをスピーカ音によ
ってユーザに知らせることができず、応答性が悪いとい
う印象をユーザに与える。
【0007】本発明の目的は、主電源のオン、オフ状態
に関わらず、操作手段の操作に応じて確認音を即座に発
生させることができる電源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
オペレータにより操作される操作手段を含む複数の手段
を有するファクシミリ装置に用いられる電源装置におい
て、外部から交流電力を入力して前記ファクシミリ装置
の各手段へ電力を供給する主電源と、前記主電源をオ
ン、オフ制御する主電源制御手段と、前記主電源がオフ
のときに前記主電源制御手段に電力を供給する電池と、
前記主電源がオフのときに、前記操作手段の所定の操作
入力を検出する検出手段とを備え、前記主電源制御手段
は、前記検出手段による所定の操作入力の検出に応じて
主電源をオンする際に、前記電池により電力を供給され
る音源により操作音を発生する操作音発生手段を有する
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は、前記主電源により充電可
能な二次電池を含むことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は太陽電池を含むことを特徴
とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の電
源装置において、前記主電源がオンであるときには、前
記主電源は前記二次電池を充電することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は、二次電池と太陽電池とを
含み、前記太陽電池が電力を出力しているときには、前
記主電源制御手段は前記太陽電池から供給された電力を
受け、前記太陽電池が電力を出力していないときには、
前記主電源制御手段は前記二次電池から供給された電力
を受けることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の電
源装置において、前記太陽電池は前記二次電池を充電す
ることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
源装置において、前記主電源がオンであるときには、前
記二次電池は前記主電源により充電され、前記主電源が
オフでありかつ前記太陽電池が電力を出力していないと
きには、前記二次電池は前記太陽電池により充電される
ことを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項2記載の電
源装置において、前記主電源制御手段は、起動信号の入
力に応じて前記主電源をオンし、または前記二次電池を
充電するように前記主電源をオンするように制御するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項8記載の電
源装置において、前記起動信号は、前記ファクシミリ装
の各手段の中の対応する手段から前記主電源制御手段
に入力されることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
電源装置において、前記起動信号は、前記ファクシミリ
装置に接続された回線からの呼出信号、前記ファクシミ
リ装置に設けられた操作手段からのキー入力信号、前記
ファクシミリ装置に設けられたハンドセットのオフフッ
クに対する検知信号のいずれかの信号であることを特徴
とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記ファクシミリ装置は、該ファク
シミリ装置の各手段を制御する本体制御手段を有し、前
記主電源制御手段は、前記本体制御手段からの制御信号
に基づき前記主電源をオフすることを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の電源装置において、前記電池は前記主電源により充電
可能な二次電池を含み、前記本体制御手段は、前記ファ
クシミリ装置の通信動作終了に応じて前記制御信号を前
記主電源制御手段へ出力し、前記主電源制御手段は前記
制御信号に基づき前記主電源をオフして前記主電源によ
る前記二次電池の充電を終了させることを特徴とする。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
電源装置において、さらに、前記主電源による前記二次
電池の充電時間を計測するタイマ手段を有し、前記主電
源制御手段は、前記タイマ手段により計測された前記充
電時間が所定時間に到達すると、前記主電源をオフして
前記主電源による前記二次電池の充電を終了させること
を特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項2記載の
電源装置において、さらに、前記二次電池の電圧を検出
する電圧検出手段を有し、前記主電源制御手段は、前記
電圧検出手段の検出結果に応じて前記主電源をオン、オ
フ制御して前記主電源による前記二次電池の充電を制御
することを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記主電源は、スイッチング電源か
らなることを特徴とする。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記主電源制御手段は、前記操作手
段の所定の操作入力を含む複数の起動要因に応答して主
電源をオンするとともに、起動要因の内容に基づいて前
記操作音発生手段を選択的に実行することを特徴とす
。請求項17記載の発明は、請求項16記載の電源装
置において、前記主電源制御手段は、前記ファクシミリ
装置に接続された回線からの呼出信号の到来を示す起動
要因に対しては、前記操作音発生手段を実行しないこと
を特徴とする。請求項18記載の発明は、請求項16記
の電源装置において、前記主電源制御手段は、前記フ
ァクシミリ装置の読取手段に原稿がセットされたことを
示す起動要因に対しては、前記操作音発生手段を実行す
ことを特徴とする。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照しながら
説明する。
【0025】図1は本発明の電源装置の一実施例が用い
られているファクシミリ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0026】本実施例のファクシミリ装置1は、図1に
示すように、マイクロプロセッサなどからなり、システ
ム制御を行う中央制御手段を構成するCPU2を備え
る。CPU2は、ROM3に記憶されているプログラム
に従ってRAM4、不揮発性RAM5、キャラクタジェ
ネレータ(以下、CGという)6、読取部7、記録部
8、モデム部9、網制御ユニット(以下、NCUとい
う)10、操作部13および表示部14を制御する。
【0027】RAM4は、読取部7によって読みとられ
た2値化画像データまたは記録部8に記録される2値化
画像データを格納する。読取部7で読み取られた2値化
画像データはモデム部9によって変調され、この変調さ
れた信号はNCU10を介して電話回線11に出力され
る。これに対し、記録部8に記録される2値化画像デー
タは、電話回線11から入力されたアナログ波形信号を
NCU10およびモデム部9を介して復調することによ
って得られるデータである。
【0028】不揮発性RAM5は、ファクシミリ装置1
の電源が遮断された状態にあるときに、保存すべきデー
タ(例えば、短縮ダイヤル番号など)を確実に格納する
記憶手段から構成される。
【0029】CG6は、JISコード、ASCIIコー
ドなどのキャラクタを格納するROMからなり、このR
OMからはCPU2の制御に基づき必要に応じて2バイ
トのデータで所定コードに対応するキャラクタデータが
取り出される。
【0030】読取部7は、DMAコントローラ、画像処
理IC、イメージセンサおよびCMOSロジックICな
どから構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクト
センサ(CS)を利用して読みとったデータを2値化
し、その2値化データを順次RAM4に送る。なお、こ
の読取部7に対する原稿のセット状態は、原稿の搬送路
に設けられた機械式原稿センサ(操作部13に含まれ
る)によって検出され、原稿のセット状態を示す原稿検
出信号は主電源制御部15に入力される。ここで原稿セ
ンサにフォトセンサなどを用いず、機械式の原稿センサ
(機械式スイッチ)を用いることによって、スタンバイ
時の電力消費量が抑えられ、これによって後述する二次
電池の電力消耗を防止することができる。
【0031】記録部8は、DMAコントローラ、インク
ジェット記録装置、CMOSロジックICなどから構成
され、CPU2の制御によってRAM4に格納されてい
る記録データを取り出し、ハードコピーとして記録出力
する。記録部8のインクジェット記録装置は、後述する
ように、インクカートリッジを駆動し、印字を行う。
【0032】モデム部9は、G3、G2モデムとこれら
のモデムに接続されたクロック発生回路となどから構成
され、CPU2の制御に基づいてRAM4に格納されて
いる送信データを変調し、NCU10を介して電話回線
11に出力する。また、モデム部9は電話回線11のア
ナログ信号をNCU10を介して導入し、その信号を変
調して2値化データをRAM4に格納する。
【0033】NCU10はCPU2の制御により電話回
線11をモデム部9または電話機12のいずれかに切り
換えて接続する。NCU10は呼出信号(CI)を検出
する手段を有し、呼出信号が検出されたときに着信信号
を主電源制御部15へ送る。
【0034】電話機12はファクシミリ装置1と一体化
されている。具体的には、電話機12は、ハンドセット
およびスピーチネットワーク、ダイヤラ、テンキーない
しワンタッチキーなどから構成されている。
【0035】操作部13は、画像送信、受信などをスタ
ートさせるキーと、送受信時におけるファイン、標準、
自動受信などの操作モードを指定するモード選択キー
と、ダイヤリング用のテンキーないしワンタッチキー
と、原稿検出スイッチ(図2の30であり、前述した原
稿センサ)などから構成されている。これらのキーが押
下されるか、あるいは原稿検出スイッチが原稿を検出す
ると、ON信号あるいは原稿検出信号が主電源制御部1
5に入力される。
【0036】表示部14は、時計表示用の7セグメント
および各種モードを表示する絵文字LCDと5×7ドッ
ト16桁×1行の表示が可能なドットマトリクスLCD
とを組み合わせたLCDモジュール、LEDおよびスピ
ーカ(図示せず)などから構成され、絵文字LCDとド
ットマトリクスLCDとはそれぞれ互いに独立してい
る。スピーカは電流駆動され、このスピーカからは回線
モニター音、エラー音などが発せられる。
【0037】主電源制御部15は、ファクシミリ装置1
全体の各部(ブロック)への通電(電力供給)を制御す
るための回路からなり、この回路は、1チップマイクロ
コンピュータ、コンデンサタイプの二次電池などから構
成される。主電源制御部15は、前記二次電池からの供
給電力で駆動可能に設定されている。主電源制御部15
は、操作部13からの原稿検出信号、NCU10からの
着信信号または操作部13からのON信号が入力される
と、起動信号を主電源16に送る。また、表示部14の
絵文字LCDの表示は主電源制御部15のマイクロコン
ピュータによって制御され、表示部14のドットマトリ
クスLCDの表示はCPU2によって制御される。
【0038】主電源16は交流電力(AC)を入力とす
るスイッチング電源からなる。主電源16は外部からの
スイッチングによるオン、オフ制御が可能なスイッチン
グ電源から構成され、このスイッチング電源は主電源制
御部15からの起動信号、停止信号によってそれぞれ電
力供給、電力供給停止を行う。
【0039】次に、主電源制御部15の概略構成とその
周辺の構成とについて図2を参照しながら説明する。図
2は図1のファクシミリ装置に用いられている主電源制
御部の概略構成とその周辺の構成を示す回路図である。
【0040】電圧Vccは、図2に示すように、DC−
DCコンバータ22を介して3系統の電力供給源から供
給される。1つ目の電力供給源は+5Vの電圧を供給す
る主電源16、2つ目の電力供給源は太陽電池23、3
つ目の電力供給源はコンデンサタイプの二次電池19で
ある。これら3つの電源の優先度は、それぞれの電圧
と、二次電圧19の充電状態、逆流防止用ショットキー
バリアダイオード20、逆流防止用ダイオード29とに
より決定される。
【0041】主電源16からの電圧は逆流防止用ショッ
トキーバリアダイオード20により4.8Vに設定さ
れ、太陽電池23からの電圧は逆流防止用ダイオード2
9により4.6Vに設定され、二次電池19からの電圧
はその充電状態に応じて設定される。また、逆流防止用
ショットキーバリアダイオード20および逆流防止用ダ
イオード29の向きにより、主電源16の立ち上がり状
態ではその電力供給が最優位となり、抵抗21を通して
二次電池19を充電するとともにDC−DCコンバータ
22を介してVccとしての電力を供給する。この電力
供給時、太陽電池23は低電位となり、太陽電池23か
らの電流の流込みはない。
【0042】主電源16が動作しておらず太陽電池23
が電力を供給している場合、すなわち主電源16は動作
していないが光エネルギーが供給されている場合、二次
電池19の電位が太陽電池23の電位より高ければ、二
次電池19からDC−DCコンバータ22を介してVc
cとしての電力が供給され、太陽電池23からは電力が
供給されない。二次電池19の電位が太陽電池23の電
位より低いとき、太陽電池23からDC−DCコンバー
タ22を介してVccとしての電力が供給され、同時に
二次電池19は抵抗21を通して充電される。
【0043】主電源16が動作しておらず、かつ太陽電
池23からの電力供給が行われていない場合、二次電池
19がDC−DCコンバータ22を介してVccとして
の電力を供給する。このように電力供給に優先順位を設
定することによって、Vccからの常に安定した電力供
給を図ることができる。
【0044】マイコン17は、超低消費電力で動作可能
な8ビットの1チップマイクロコンピュータからなり、
このマイクロコンピュータには時計用タイマ手段が内蔵
されている。マイコン17は、シリアルインターフェー
スsI/Oを通じてCPU2とデータのやり取りを行
う。
【0045】太陽電池23が電力を供給しているか否か
の検出はその電圧を電圧検出回路27で検出することに
よって行われ、その電圧が2.5Vより大きいとき、電
圧検出回路27のOUTがH(High)レベルとな
り、2.5V以下の時は27のOUTがL(Low)レ
ベルとなる。電圧検出回路27のOUTからの出力はマ
イコン17のIN8へ入力される。
【0046】二次電池19の放電状態の電圧は電圧検出
回路24によって検出され、その電圧が1.2Vより大
きいとき、電圧検出回路24のOUTがHレベルとな
り、1.2V以下のとき、電圧検出回路24のOUTが
Lレベルとなる。電圧検出回路24のOUTからの出力
はマイコン17のIN9へ入力される。
【0047】二次電池19の満充電状態の電圧は電圧検
出回路28によって検出され、その電圧が4.8Vより
大きいとき、電圧検出回路28のOUTがHレベルとな
り、4.8V以下のとき、電圧検出回路28のOUTは
Lowレベルとなる。電圧検出回路28のOUTからの
出力はマイコン17のIN13へ入力される。
【0048】DC−DCコンバータ22は、入力電圧が
出力電圧より高いときにシリーズレギュレータとして、
入力電圧が出力電圧より低いときに昇圧型スイッチング
レギュレータ+シリーズレギュレータとして動作する。
DC−DCコンバータ22の出力電圧は5Vまたは3V
のいずれか一方に選択され、入力ポートSELがHレベ
ルのとき、5Vが、Lレベルのとき、3Vがそれぞれ出
力される。DC−DCコンバータ22はその入力Vin
が0.9V以上のとき、出力Voutから5Vまたは3
Vを常に出力する。
【0049】マイコン17のリセットには、電圧検出回
路18の検出結果が用いられる。電圧検出回路18はマ
イコン17をリセットするための電圧検出回路であり、
その出力REはマイコン17のRESETへ入力され
る。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が2.
7V以下のとき、電圧検出回路18のREはLレベルで
ある。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が
2.7Vより大きくなると、電圧検出回路18のREは
マイコン17のリセットに要する時間だけ遅延させてL
レベルを維持し、マイコン17がリセットされた後にH
レベルとなる。
【0050】マイコン17は、表示部14の絵文字LC
D25と、操作部13のキーマトリクス回路26と、圧
電ブザー駆動回路70とを制御する。
【0051】キーマトリクス回路26は操作部13内の
各種キーのスキャン(押下されたキーの識別)を行い、
マイコン17のソフト制御によって押下されたキーを識
別する。キーマトリクス回路26には、原稿検出スイッ
チ30と、フッキングスイッチ31とが設けられてい
る。
【0052】原稿検出スイッチ30は原稿の搬送路に設
けられた機械式の原稿検出スイッチ(あるいはリードス
イッチ)からなる。この機械式原稿検出スイッチを用い
ることによってスイッチオフ時(原稿挿入待機時)に電
力の消費がなくなり、二次電池の電力の消耗を未然に防
止することができる。
【0053】フッキングスイッチ31はオフフックまた
はオンフックを行うためのスイッチからなる。
【0054】圧電ブザー駆動回路70は、低消費電力型
の圧電ブザー71を駆動する。圧電ブザー駆動回路70
は、一端がマイコン17のOUT7に接続されている抵
抗70aを有し、抵抗70aの多端にはトランジスタ7
0bが接続されている。このトランジスタ70bの動作
はマイコン17によって制御され、トランジスタ70b
の動作によって抵抗70cの両端に駆動電圧が誘起され
る。この電圧は圧電ブザー71に印加され、圧電ブザー
71は、主電源16(図1に示す)の起動をユーザに通
知するための通知音を発する。
【0055】次に、主電源16の概略構成について図3
を参照しながら説明する。図3は主電源の概略構成を示
す回路図である。
【0056】主電源16は、図3に示すように、フィル
タ回路40、整流回路41、平滑回路42を経て交流電
力が供給される絶縁トランス39を有する。絶縁トラン
ス39は1次側巻線36、補助巻線37および2次側巻
線38を含む。一次側巻線36への電圧印加および補助
巻線37への電圧印加は、FET43によりスイッチン
グされる。絶縁トランス39の2次側巻線38に誘起さ
れた電圧は整流・平滑回路52,53を介して+24
V、+5Vの電源としてファクシミリ装置1の各部へそ
れぞれ供給される。
【0057】FET43のゲートは抵抗47を介して制
御IC44のOUT1に接続され、FET43の動作は
制御IC44によって制御される。
【0058】整流・平滑回路52からの電流は電流検出
回路54で検出され、電流検出回路54からの出力はフ
ォトカプラ56を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0059】整流・平滑回路53からの電圧は過電圧検
出回路55で検出され、過電圧検出回路55の出力はフ
ォトカプラ57を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0060】主電源制御部15のマイコン17からのP
S信号(pwON)は、電流を制限するための抵抗5
1、トランジスタ46およびフォトカプラ45を介して
制御IC44に入力される。
【0061】制御IC44は、絶縁トランス39の1次
側の発振制御を行い、その電源Vddは絶縁トランス3
9の補助巻線37から与えられる。また、制御IC44
は2次側の電流によりPWM制御を行い、過電圧が検出
されたときに全系をシャットダウンするための制御を行
う。制御IC44のOUT1と一次側巻線36との間に
設けられている抵抗は電流制限用抵抗である。
【0062】PS信号がHレベルのとき、トランジスタ
46がオン動作をし、フォトカプラ45に電流が流れ、
フォトカプラ45は電流電圧変換を行う。フォトカプラ
45の発光部は抵抗49を介して電圧Vccに接続さ
れ、その受光部は抵抗48を介して補助巻線37に接続
されている。フォトカプラ45の動作に伴い制御IC4
4の入力ポートIN1はLレベルとなり、これに応じて
制御IC44の出力ポートOUT1が発振する。出力ポ
ートOUT1からの発振信号は抵抗47を介してFET
43に与えられ、FET43はスイッチング動作をす
る。FET43のスイッチング動作によって1次側が発
振し、2次側への電力供給が行われる。2次側への電力
供給によって主電源16は立ち上がり、その動作を開始
する。
【0063】PS信号がLレベルであるとき、トランジ
スタ46がオフ動作をし、制御IC44のIN1はHレ
ベルとなる。このIN1のHレベルに応じて制御IC4
4の出力ポートOUT1はLレベルとなり、FET43
はオフ動作をする。FET43のオフ動作によって1次
側の発振は停止され、主電源16は動作を停止する。例
えば、スタンバイ時にフッキングスイッチ31(図2に
示す)が押下された場合、キーマトリクス回路26から
ON信号が出力され、マイコン17がフッキングスイッ
チ31の押下を認識してOUT5をHレベル、すなわち
PS信号をHレベルとして主電源16を起動させる。主
電源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/
Oを通じてCPU2に送られ、CPU2がNCU10を
制御することによってファクシミリ装置1はオフフック
状態になる。
【0064】次に、CPU2およびその周辺の回路構成
について図4を参照しながら説明する。図4は図1のフ
ァクシミリ装置に用いられているCPUとその周辺の回
路構成を示す図である。
【0065】CPU2のリセット動作には、図4に示す
ように、電圧検出回路60が用いられている。電圧検出
回路60はCPU2をリセットするための回路であり、
その出力REはCPU2のRESETへ入力される。主
電源16からの電圧が4.5V以下のとき、電圧検出回
路60のREの出力レベルはLレベルである。これに対
し、主電源16からの電圧が4.5Vより大きくなる
と、電圧検出回路60のREの出力レベルはCPU2の
リセットに要する時間だけ遅延させてLレベルを維持
し、CPU2がリセットされた後にHレベルとなる。ま
た、REからの出力はマイコン17のIN10へも入力
されてモニターされる。
【0066】記録部8のインクジェット記録装置は、イ
ンクカートリッジ61を駆動するキャリッジ部62を有
する。インクカートリッジ61には、その着脱の有無を
検出するための信号SCANを受け入れる端子65およ
び信号CHECKを出力する端子66が設けられてい
る。信号SCANは後述するマイコン17(図2に示
す)のOUT7から出力され、信号CHECKはマイコ
ン17のIN13に取り込まれる。
【0067】次に、NCU10の一部の回路構成につい
て図5を参照しながら説明する。図5は図1のファクシ
ミリ装置に用いられているNCUの一部の回路構成を示
す図である。
【0068】NCU10は、図5に示すように、発光部
が電話回線11にモジュラージャック34を介して接続
され、受光部が抵抗58を介して電圧Vccに接続され
ているフォトカプラ32と、発光部が電話機12にモジ
ュラージャック35を介して接続され、受光部が抵抗5
9を介して電圧Vccに接続されているフォトカプラ3
3とを有する。
【0069】フォトカプラ32は呼出信号(CI信号)
を検出するためのフォトカプラであり、このフォトカプ
ラ32は、電話回線11を通じて呼出信号が受けると、
着信信号(Lレベル)がマイコン17のIN12へ入力
されるように動作をする。スタンバイ時に呼出信号が受
けると、着信信号(Lレベル)がマイコン17へ入力さ
れ、マイコン17がそれを認識してOUT5をHレベ
ル、すなわちPS信号をHレベルとして主電源16を起
動させる。主電源16の起動情報はシリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、CPU2は
その情報に応じて各ブロックを制御する。
【0070】フォトカプラ33は電話機12のオフフッ
クを検出するためのフォトカプラであり、このフォトカ
プラ33は、電話機12がオフフックされると、Lレベ
ルがマイコン17のIN11へ入力されるように動作を
する。スタンバイ時に電話機12がオフフックされる
と、Lレベルがマイコン17へ入力され、マイコン17
がそれを認識してOUT5をHレベル、すなわちPS信
号をHレベルとして主電源16を起動させる。この主電
源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/O
を通じてCPU2に送られ、CPU2はその情報に応じ
て各ブロックを制御する。
【0071】次に、本実施例のファクシミリ装置の動作
について図を参照しながら説明する。
【0072】まず、図6を参照しながらスタンバイ状態
における動作を説明する。図6は図1のファクシミリ装
置のFAXスタンバイ状態における動作を示すフローチ
ャートである。
【0073】図6を参照するに、AC入力が開始される
(ステップS101)と、まず主電源16が立ち上げら
れる(ステップS102)。次いで、マイコン17のイ
ニシャライズ(ステップS103)、CPU2のイニシ
ャライズ(ステップS104)が順次に行われる。マイ
コン17のイニシャライズが完了した時点でファクシミ
リ装置1のスタンバイ状態となる。
【0074】CPU2のイニシャライズの完了後、二次
電池19の充電が開始され(ステップS105)、この
二次電池19の充電はスタンバイ状態で続行される。
【0075】次いで、電圧検出回路28の出力および充
電継続時間に基づき二次電池19の充電が完了したか否
かの判定が行われる(ステップS106)。
【0076】充電が完了したとの判定は、電圧検出回路
28の出力がHレベルであるときに、またはマイコン1
7に内蔵されている時計用タイマ手段で計測された充電
時間が1時間経過したときに行われる。
【0077】前者の場合、マイコン17のIN13がH
レベルとなるから、それに従ってマイコン17がOUT
5、すなわちPS信号をLレベルとすることによって主
電源16の動作を停止させ(ステップS107)、主電
源16の動作停止に伴い電圧検出回路60のREがLレ
ベルとなり、CPU2がリセットされる(ステップS1
08)。次いで、二次電池19および太陽電池23だけ
による電力供給が開始される(ステップS109)。
【0078】後者の場合には、割り込みが発生し、それ
に従ってマイコン17がOUT5、すなわちPS信号を
Lレベルとすることによって主電源16の動作を停止さ
せる(ステップS107)。主電源16の動作停止に伴
い電圧検出回路60のREがLレベルとなり、CPU2
がリセットされる(ステップS108)。次いで、二次
電池19および太陽電池23による電力供給が開始され
る。
【0079】二次電池19および太陽電池23からの電
力供給開始後、太陽電池23が供給する電力の内の余剰
電力で二次電池19の充電が行われる(ステップS11
0)。
【0080】次いで、太陽電池23の電位が二次電池1
9の電位より低いか否かの判定が行われる(ステップS
111)。太陽電池23の供給電力の減少によりその電
位が二次電池19の電位より低いとき、二次電池19の
電圧が1.2V以下であるか否かの判定が行われる(ス
テップS112)。太陽電池23の供給電力の減少によ
りその電位が二次電池の電位より低くなり、二次電池1
9の電圧が1.2V以下になると、電圧検出回路24の
OUTのレベルがLレベルになることによってマイコン
17のIN9のレベルがLレベルとなるから、それに従
ってマイコン17はOUT5をHレベル、すなわちPS
信号をHレベルとする。このHレベルのPS信号によっ
てトランジスタ46がオンとなり、フォトカプラ45が
オンし、制御IC44のIN1がLレベルとなる。この
IN1のレベルがLレベルになることによって制御IC
44のOUT1が発振し、FET43の動作によって1
次側が発振し、2次側に電力が供給される。2次側への
電力供給によって主電源16が立ち上がる(ステップS
113)。主電源16が立ち上がると、電圧検出回路6
0によってCPU2がイニシャライズされるとともに主
電源16による二次電池19の充電が開始される。よっ
て、FAXスタンバイ状態が保持されながら、再び二次
電池19の充電が行われ、このサイクルが繰り返され
る。
【0081】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンについて図7を参照しなが
ら説明する。図7はFAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0082】FAXスタンバイ状態時、図7に示すよう
に、原稿挿入の有無に対する判定(ステップS20
1)、フッキングボタンの押下の有無に対する判定(ス
テップS202)、受話器がオフフックの有無に対する
判定(ステップ203)が順次に行われる。FAXスタ
ンバイ状態時に原稿が挿入されたとき(ステップS20
1)、またはフッキングボタンが押下されたとき(ステ
ップS202)、フッキンスグイッチ31からのON信
号または原稿検出スイッチ30からの原稿検出信号がマ
イコン17へ入力され、マイコン17によってトランジ
スタ70bが動作する。トランジスタ70bの動作によ
って抵抗70cの両端に誘起された電圧が圧電ブザー7
1に印加され、圧電ブザー71が駆動される。圧電ブザ
ー71の駆動によって原稿が所定の位置に挿入されたこ
とを通知するための通知音が発せられる(ステップS2
04)。通知音が出された後、割り込みが開始される
(ステップS205)。
【0083】受話器がオフフックされたとき(ステップ
203)、フォトカプラ33がオンとなり、このON信
号がマイコン17へ入力され、割り込みが開始される
(ステップS205)。マイコン17がOUT5をHレ
ベル、すなわちPS信号をHレベルとしてフォトカプラ
45をオン動作させる。フォトカプラ45がオンとなる
と、制御IC44がFET43を介して1次側を発振さ
せ、2次側に電力を供給することによって主電源16が
立ち上がる(ステップS206)。
【0084】主電源16が立ち上がると、二次電池19
の充電が開始され(ステップS207)、主電源16の
動作中、二次電池19は常に充電されている。主電源1
6の立上り情報がシリアルインターフェースsI/Oを
通じてCPU2へ送られ、その後ファクシミリ装置1の
動作制御はCPU2を中心として行われる。この状態で
回線が捕捉され(ステップS208)、相手装置に電話
をかける(ステップS209)と、CPU2の制御によ
って表示部14のスピーカから回線モニター音が発せら
れ、通常のファクシミリ送信が行われる(ステップS2
10)。この送信途中で送信エラーが発生すると、CP
U2の制御によって表示部14のスピーカからエラー音
が発せられる。
【0085】送信が終わり(ステップS211)、回線
が切断される(ステップS212)と、シリアルインタ
ーフェースsI/Oを通じてその情報がマイコン17に
送られ、これに従ってマイコン17がPS信号をLレベ
ルとして主電源16の動作を停止させる(ステップS2
13)。また、送信終了時にハンドセットが上げられた
状態であるとき、表示部14のスピーカからオフフック
アラーム音が発せられる。
【0086】次いで、二次電池19の充電が終了され
(ステップS214)、割り込みが終了する(ステップ
S215)。割り込み終了後、FAXスタンバイ状態と
なり、処理がステップS109(図6に示す)に戻る。
【0087】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X受信時の割り込みルーチンについて図を参照しながら
説明する。図8はFAXスタンバイ状態におけるFAX
受信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0088】FAXスタンバイ状態時、図8に示すよう
に、フッキングボタンの押下の有無に対する判定(ステ
ップS301)、受話器がオフフックの有無に対する判
定(ステップS302)、CI信号の検出の有無に対す
る判定(ステップS303)が順次に行われる。
【0089】フッキングボタンが押下されたとき(ステ
ップS301)、フッキンスグイッチ31からのON信
号がマイコン17へ入力され、マイコン17によってト
ランジスタ70bが動作する。トランジスタ70bの動
作によって抵抗70cの両端に誘起された電圧が圧電ブ
ザー71に印加され、圧電ブザー71が駆動される。圧
電ブザー71の駆動によってフッキングボタンの押下を
通知するための通知音が発せられる(ステップS30
4)。通知音が出された後、割り込みが開始される(ス
テップS305)。
【0090】受話器がオフフックされたとき(ステップ
S302)、フォトカプラ33からのON信号がマイコ
ン17へ入力され、割り込みが開始される(ステップS
305)。
【0091】割り込み開始に伴いマイコン17はOUT
5をHレベル、すなわちPS信号をHレベルとすること
によってフォトカプラ45をオン動作させる。フォトカ
プラ45がオンすると、制御IC44がFET43を介
して1次側を発振させ、2次側に電力が供給され主電源
16が立ち上がる(ステップS306)。
【0092】主電源16の立ち上がりに伴い二次電池1
9の充電が開始され(ステップS307)、主電源16
の動作中、二次電池19は常に充電されている。次い
で、この情報がシリアルインターフェースsI/Oを通
じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ装置1の
動作の制御はCPU2を中心として行われる。
【0093】この状態で回線が捕捉され(ステップS3
08)、相手装置に電話をかける(ステップS309)
と、通常のファクシミリ受信が行われる(ステップS3
10)。
【0094】次いで、受信が終わり(ステップS31
1)、回線が切断される(ステップS312)と、シリ
アルインターフェースsI/Oを通じてその情報がマイ
コン17に送られ、これに従ってマイコン17がPS信
号をLレベルとして主電源16の動作を停止させる(ス
テップS313)。
【0095】主電源の動作停止に伴い二次電池19の充
電が終了され(ステップS314)、割り込みが終了す
る(ステップS315)。割り込み終了後、FAXスタ
ンバイ状態となり(ステップS316)、処理がステッ
プS109(図6に示す)に戻る。
【0096】これに対し、CI信号が検出されたとき
(ステップS303)、CNG信号の検出が行われる。
CNG信号が検出されると、フォトカプラ32がオン動
作をし、このオン信号がマイコン17へ入力されること
によって割り込みが開始される(ステップS317)。
割り込み開始に伴いマイコン17はOUT5をHレベ
ル、すなわちPS信号をHレベルとすることによってフ
ォトカプラ45をオン動作させる。フォトカプラ45が
オン動作すると、制御IC44がFET43を介して1
次側を発振させ、2次側に電力が供給される。この2次
側への電力供給によって主電源16が立ち上がる(ステ
ップS318)。
【0097】主電源16の立ち上がりに伴い二次電池1
9の充電が開始され(ステップS319)、主電源16
の動作中、二次電池19は常に充電されている。次い
で、この情報がシリアルインターフェースsI/Oを通
じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ装置1の
動作の制御はCPU2を中心として行われる。
【0098】次いで、NCU10が回線を捕捉し(ステ
ップS320)、自動的にファクシミリ受信が行われ、
回線が切断される(ステップS310〜S312)。
【0099】回線が切断されると、主電源16の動作停
止(ステップS313)、二次電池19の充電終了(ス
テップS314)、割り込み終了(ステップS315)
が順次に行われる。割り込み終了後、FAXスタンバイ
状態となり(ステップS315)、処理がステップS1
09に戻る。
【0100】CI信号が検出された後にCNGが検出さ
れないとき、または音声を検出したとき、CPU2の制
御によって表示部14のスピーカが駆動され、スピーカ
らから疑似呼出音が発せられ、電話動作が行われる。
【0101】以上により、FAXスタンバイ状態時に原
稿が挿入されたとき、またはフッキングボタンが押下さ
れたとき、圧電ブザー71から通知音がが出された後
に、割り込みが開始されるから、主電源16の立上がり
直前にユーザに主電源16の立上がりを通知することが
でき、ユーザに応答性が悪いという印象を与えることを
未然に防止することができる。
【0102】また、圧電ブザー71の消費電力は小さい
から,二次電池19の充電回数を減らすことができる。
【0103】さらに、主電源16の動作中には、スピー
カによって回線モニータ音などが発せられるから、ユー
ザに違和感を与えないように多種の通知音を容易に生成
することができる。
【0104】さらに、DC−DCコンバータ22で主電
源制御部15のマイコン17への供給電圧が二次電池1
9の充電状態に関わらず一定に保持されるから、マイコ
ン17を広域動作電圧に対応するタイプにする必要がな
い。
【0105】さらに、DC−DCコンバータ22の出力
電圧を低く設定することによって、主電源制御部15の
消費電力を少なくすることができ、二次電池19の電力
の余分な消耗を抑えることができる。
【0106】さらに、二次電池19の充電開始電圧をマ
イコン17の動作可能な最低電圧より低い電圧に設定す
ることができ、二次電池19の容量を十分に利用するこ
とができる。その結果、放電サイクルを長くすることが
でき、充電の頻度を抑えることができる。
【0107】さらに、主電源の動作時に二次電池19の
充電が行われるから、主電源の理想的な電力使用を行う
ことができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の電
源装置によれば、外部から交流電力を入力してファクシ
ミリ装置の各手段へ電力を供給する主電源と、主電源を
オン、オフ制御する主電源制御手段と、主電源がオフの
ときに主電源制御手段に電力を供給する電池と、主電源
がオフのときに、操作手段の所定の操作入力を検出する
検出手段とを備え、主電源制御手段は、検出手段による
所定の操作入力の検出に応じて主電源をオンする際に、
電池により電力を供給される音源により操作音を発生す
る操作音発生手段を有するから、主電源のオン、オフ状
態に関わらず、操作手段の操作に応じて確認音を即座に
発生させることができる。
【0109】請求項2記載の電源装置によれば、電池が
主電源により充電可能な二次電池を含むから、充電すれ
ば二次電池を何度も使用することができ、電池交換の手
間を省くことができる。
【0110】請求項3記載の電源装置によれば、電池が
太陽電池を含むから、外部交流電源からの電力消費を抑
えることができる。
【0111】請求項5ないし7記載の電源装置によれ
ば、電池が二次電池と太陽電池とを含み、太陽電池が電
力を出力しているときには、主電源制御手段は太陽電池
から供給された電力を受け、太陽電池が電力を出力して
いないときには、主電源制御手段は二次電池から供給さ
れた電力を受けるから、二次電池の使用により、電池交
換の手間を省くことができるとともに、太陽電池の使用
により、外部交流電源からの電力消費を抑えることがで
きる。
【0112】請求項8ないし10記載の電源装置によれ
ば、主電源制御手段は、起動信号の入力に応じて主電源
をオンし、または二次電池を充電するように主電源をオ
ンするように制御するから、電池の放電に起因して起動
不能に陥ることを未然に防止することができる。
【0113】請求項14記載の電源装置によれば、さら
に、二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を有し、主
電源制御手段は、電圧検出手段の検出結果に応じて主電
源をオン、オフ制御して主電源による二次電池の充電を
制御するから、二次電池による主電源制御手段の動作可
能時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の一実施例が用いられている
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置における主電源制御部
とその周辺回路との構成を概略的に示す回路図である。
【図3】図1のファクシミリ装置に用いられている主電
源の構成を概略的に示す回路図である。
【図4】図1のファクシミリ装置に用いられているCP
Uとその周辺の回路構成を示す図である。
【図5】図1のファクシミリ装置に用いられているNC
Uの回路構成を部分的に示す図である。
【図6】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態における動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX送信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX受信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の簡単な説明】
2 CPU 10 NCU 13 操作部 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイコン 18,24,27,28,60 電圧検出回路 19 二次電池 22 DC−DCコンバータ 23 太陽電池 26 キーマトリクス回路 30 原稿検出スイッチ 31 フッキングスイッチ 32,33,45 フォトカプラ 39 絶縁トランス 43 FET 44 制御IC 70 圧電ブザー駆動回路 71 圧電ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータにより操作される操作手段を
    含む複数の手段を有するファクシミリ装置に用いられる
    電源装置において、 外部から交流電力を入力して前記ファクシミリ装置の各
    手段へ電力を供給する主電源と、 前記主電源をオン、オフ制御する主電源制御手段と、前記主電源がオフのときに 前記主電源制御手段に電力を
    供給する電池と、前記主電源がオフのときに、前記操作手段の所定の操作
    入力を検出する検出手段とを備え、 前記主電源制御手段は、前記検出手段による所定の操作
    入力の検出に応じて主電源をオンする際に、前記電池に
    より電力を供給される音源により操作音を発生する操作
    音発生手段を有する ことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電池は、前記主電源により充電可能
    な二次電池を含むことを特徴とする請求項1記載の電源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電池は太陽電池を含むことを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記主電源がオンであるときには、前記
    主電源は前記二次電池を充電することを特徴とする請求
    項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記電池は、二次電池と太陽電池とを含
    み、前記太陽電池が電力を出力しているときには、前記
    主電源制御手段は前記太陽電池から供給された電力を受
    け、前記太陽電池が電力を出力していないときには、前
    記主電源制御手段は前記二次電池から供給された電力を
    受けることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記太陽電池は前記二次電池を充電する
    ことを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記主電源がオンであるときには、前記
    二次電池は前記主電源により充電され、前記主電源がオ
    フでありかつ前記太陽電池が電力を出力していないとき
    には、前記二次電池は前記太陽電池により充電されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記主電源制御手段は、起動信号の入力
    に応じて前記主電源をオンし、または前記二次電池を充
    電するように前記主電源をオンするように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記起動信号は、前記ファクシミリ装置
    の各手段の中の対応する手段から前記主電源制御手段に
    入力されることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記起動信号は、前記ファクシミリ装
    置に接続された回線からの呼出信号、前記ファクシミリ
    装置に設けられた操作手段からのキー入力信号、前記フ
    ァクシミリ装置に設けられたハンドセットのオフフック
    に対する検知信号のいずれかの信号であることを特徴と
    する請求項9記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記ファクシミリ装置は、該ファクシ
    ミリ装置の各手段を制御する本体制御手段を有し、前記
    主電源制御手段は、前記本体制御手段からの制御信号に
    基づき前記主電源をオフすることを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記電池は前記主電源により充電可能
    な二次電池を含み、前記本体制御手段は、前記ファクシ
    ミリ装置の通信動作終了に応じて前記制御信号を前記主
    電源制御手段へ出力し、前記主電源制御手段は前記制御
    信号に基づき前記主電源をオフして前記主電源による前
    記二次電池の充電を終了させることを特徴とする請求項
    11記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記主電源による前記二次電
    池の充電時間を計測するタイマ手段を有し、前記主電源
    制御手段は、前記タイマ手段により計測された前記充電
    時間が所定時間に到達すると、前記主電源をオフして前
    記主電源による前記二次電池の充電を終了させることを
    特徴とする請求項2記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記二次電池の電圧を検出す
    る電圧検出手段を有し、前記主電源制御手段は、前記電
    圧検出手段の検出結果に応じて前記主電源をオン、オフ
    制御して前記主電源による前記二次電池の充電を制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  15. 【請求項15】 前記主電源は、スイッチング電源から
    なることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記主電源制御手段は、前記操作手段
    の所定の操作入力を含む複数の起動要因に応答して主電
    源をオンするとともに、起動要因の内容に基づいて前記
    操作音発生手段を選択的に実行することを特徴とする
    求項1記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 前記主電源制御手段は、前記ファクシ
    ミリ装置に接続された回線からの呼出信号の到来を示す
    起動要因に対しては、前記操作音発生手段を実行しない
    ことを特徴とする請求項16記載の電源装置。
  18. 【請求項18】 前記主電源制御手段は、前記ファクシ
    ミリ装置の読取手段に原稿がセットされたことを示す起
    動要因に対しては、前記操作音発生手段を実行すること
    を特徴とする請求項16記載の電源装置。
JP11951394A 1994-04-15 1994-05-09 電源装置 Expired - Fee Related JP3154372B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11951394A JP3154372B2 (ja) 1994-05-09 1994-05-09 電源装置
US08/421,927 US5834857A (en) 1994-04-15 1995-04-14 Power supply device for communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11951394A JP3154372B2 (ja) 1994-05-09 1994-05-09 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07303161A JPH07303161A (ja) 1995-11-14
JP3154372B2 true JP3154372B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=14763135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11951394A Expired - Fee Related JP3154372B2 (ja) 1994-04-15 1994-05-09 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154372B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07303161A (ja) 1995-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5834857A (en) Power supply device for communication apparatus
US5914538A (en) Communication apparatus and power supply device therefor
JP3200258B2 (ja) 電源装置
US6055068A (en) Facsimile apparatus with energy and ink conserving features
JPH07298612A (ja) 電源装置
JP3154372B2 (ja) 電源装置
JP3187646B2 (ja) 電源装置
JP3524228B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3092689B2 (ja) 電源装置
JP3152275B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3266765B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3595806B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0936997A (ja) 通信装置およびファクシミリ装置
JPH07288613A (ja) ファクシミリ装置
JP3397500B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3517487B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3372721B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH098971A (ja) 自動受信機能を有するファクシミリ装置
JP3461206B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH098969A (ja) ファクシミリ装置
JPH08163298A (ja) ファクシミリ装置
JPH07115484A (ja) ファクシミリ装置
JPH0937002A (ja) ファクシミリ装置
JPH09130517A (ja) 電子装置
JPH10164293A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees