JPH09130517A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH09130517A
JPH09130517A JP7309745A JP30974595A JPH09130517A JP H09130517 A JPH09130517 A JP H09130517A JP 7309745 A JP7309745 A JP 7309745A JP 30974595 A JP30974595 A JP 30974595A JP H09130517 A JPH09130517 A JP H09130517A
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JP
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main power
power supply
control unit
electronic device
secondary battery
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JP7309745A
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Koichi Abe
孝一 安部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動要因がなく長時間主電源が起動しない場
合には、二次電池を充電するだけの為に主電源を起動し
なければならず、余分な電力を消費してしまう。 【解決手段】 パソコン62からの制御信号(INIT信号)
により主電源16を起動できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の技術分野】本発明は自動受信機能を有するフ
ァクシミリ装置等の電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等のスタンバイ
状態を持つ電子装置においては、その電源にスイッチン
グ電源等が用いられている。そして、スタンバイ時また
は動作中は、常にこの電源が立ち上がっている。また、
主電源の一次側を電話回線からの呼出信号等により直接
制御することも行われており、省電力化が図られてい
る。また、主電源とは別に、スタンバイ時用のサブ電源
を別に持つ電子装置もあり、この種のタイプはスタンバ
イ時はサブ電源のみ立ち上がっており、動作中のみ主電
源が立ち上がる仕組みになっていて、低消費電力化が図
られている。更に、同じくスタンバイ時の低消費電力化
を目的とした全く新しいシステムを備えた電子装置が提
案されている(特願平5−101108号、以下、従来例1と呼
ぶ)。この従来例1は、主電源(スイッチング電源)の
起動、停止を主電源制御部が制御し、この主電源制御部
への電力供給は、スタンバイ時は二次電池が行い、動作
時は主電源が行うという構成である。そして、スタンバ
イ時は主電源は停止しており、主電源制御部のみ動作
(スタンバイ)し、動作時は主電源制御部からの制御信
号が主電源に与えられている間、主電源が立ち上がる様
に構成したものである。これにより、さらなる低消費電
力化が図れる。従来例1の応用として外部端末装置の制
御信号を利用して起動するようにした電子装置も提案さ
れている(特願平5−259987号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例1においては、スタンバイ時の主電源制御部への電力
供給を二次電池が行うので、起動要因がなく長時間主電
源が起動しない場合には二次電池が放電してしまい、こ
のような場合、二次電池を充電するだけの為に主電源を
起動しなければならず、余分な電力を消費してしまう。
また、二次電池の深い(電圧変化の大きい範囲での)充
放電を繰り返すことになるので、二次電池の劣化につな
がってしまう。
【0004】本発明は、この様な従来技術の有する問題
点を解消するためになされたもので、その目的とすると
ころは、余分な電力を消費することがなく、しかも二次
電池の劣化を抑制し得る電子装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の電子装置は、装置本体の各
部へ電力を供給する主電源と、本装置全体のシステムの
制御を行い且つ前記主電源から電力を供給される中央制
御部と、前記主電源の動作の制御を行う主電源制御部
と、外部端末装置とのインタフェースと、前記主電源に
よって充電され且つ前記主電源制御部に電力を供給する
二次電池とを備え、スタンバイ時は前記主電源は動作せ
ず、前記主電源制御部は前記二次電池から電力を供給さ
れ、動作時は前記主電源制御部からの起動信号によって
前記主電源が起動し前記中央制御部が本装置を動作させ
且つ前記主電源が前記二次電池を充電し、前記スタンバ
イ時に前記インタフェースを介して前記外部端末装置か
ら制御信号が入力される場合、この制御信号を利用して
前記主電源制御部に電力を供給するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0006】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項2記載の電子装置は、装置本体の各部へ電力を供
給する主電源と、装置本体の各部へ電力を供給する太陽
電池と、本装置全体のシステムの制御を行い且つ前記主
電源または前記太陽電池から電力を供給される中央制御
部と、前記主電源の動作の制御を行う主電源制御部と、
外部端末装置とのインタフェースと、前記主電源または
前記太陽電池によって充電され且つ前記主電源制御部に
電力を供給する二次電池とを備え、スタンバイ時は前記
主電源は動作せず、前記主電源制御部は前記二次電池ま
たは前記太陽電池から電力を供給され、動作時は前記主
電源制御部からの起動信号によって前記主電源が起動し
前記中央制御部が本装置を動作させ且つ前記主電源が前
記二次電池を充電し、前記太陽電池は動作時において
は、本装置を動作させるため、または前記二次電池を充
電するために電力を供給し、前記スタンバイ時に前記イ
ンタフェースを介して前記外部端末装置から制御信号が
入力される場合、この制御信号を利用して前記主電源制
御部に電力を供給するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項3記載の電子装置は、請求項1または2記載の電
子装置において、スイッチ手段を有し、前記スタンバイ
時は前記主電源制御部は前記スイッチ手段からのオン信
号を待ち、このオン信号を受けたとき前記主電源制御部
は前記主電源へ前記起動信号を送って前記主電源を起動
させ、前記中央制御部が本装置を動作させることを特徴
とするものである。
【0008】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項4記載の電子装置は、請求項1または2記載の電
子装置において、前記スタンバイ時は前記主電源制御部
は着信信号を待ち、前記着信信号を受けたとき前記主電
源制御部は前記主電源へ前記起動信号を送り前記主電源
を起動させ、前記中央制御部が本装置を動作させること
を特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項5記載の電子装置は、請求項1または2記載の電
子装置において、スイッチ手段を有し、前記スタンバイ
時は前記主電源制御部は前記スイッチ手段からのオン信
号と前記着信信号とを待ち、前記オン信号または前記着
信信号を受けたとき前記主電源制御部は前記主電源へ前
記起動信号を送り前記主電源を起動させ、前記中央制御
部が本装置を動作させることを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項6記載の電子装置は、請求項1または2記載の電
子装置において、前記スタンバイ時に前記主電源は前記
主電源制御部からの前記起動信号を受けると前記主電源
を起動し、前記主電源は前記主電源制御部へ電力を供給
すると共に、前記二次電池を充電し、このとき前記主電
源が動作し且つ前記主電源制御部と前記二次電池に電力
を供給しているという点以外は、前記スタンバイ時の状
態が維持されており、この状態をスタンバイ充電状態と
することを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項7記載の電子装置は、請求項6記載の電子装置に
おいて、前記主電源制御部は前記二次電池の電圧検出手
段を有し、前記スタンバイ時に前記二次電池の電圧があ
るしきい値以下になったとき、前記主電源制御部から前
記起動信号を発生して前記主電源を起動し、前記スタン
バイ充電状態に入ることを特徴とするものである。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項8記載の電子装置は、請求項7記載の電子装置に
おいて、前記スタンバイ充電状態で前記二次電池の電圧
があるしきい値以上になったとき、前記主電源の動作を
停止し前記スタンバイ時の状態にすることを特徴とする
ものである。
【0013】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項9記載の電子装置は、請求項6記載の電子装置に
おいて、前記主電源制御部はタイマ手段を有し、前記ス
タンバイ時に一定時間前記二次電池以外から電力が供給
されない場合には、前記主電源制御部から前記起動信号
を発生し前記主電源を起動し、前記スタンバイ充電状態
に入ることを特徴とするものである。
【0014】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項10記載の電子装置は、請求項9記載の電子装置
において、前記スタンバイ充電状態のままで一定時間前
記主電源から電力が供給され続けたとき、前記主電源の
動作を停止し前記スタンバイ時の状態にすることを特徴
とするものである。
【0015】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項11記載の電子装置は、請求項6記載の電子装置
において、前記主電源制御部は前記二次電池の電圧検出
手段とタイマ手段とを有し、前記スタンバイ時に前記二
次電池の電圧があるしきい値以下になったとき、または
一定時間前記二次電池以外から電力が供給されないとき
には、前記主電源制御部から前記起動信号を発生して前
記主電源を起動し、前記スタンバイ充電状態に入ること
を特徴とするものである。
【0016】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項12記載の電子装置は、請求項11記載の電子装
置において、前記スタンバイ充電状態で前記二次電池の
電圧があるしきい値以上になったとき、または前記スタ
ンバイ充電状態のままで一定時間前記主電源から電力が
供給され続けたとき、前記主電源の動作を停止して前記
スタンバイ時の状態にすることを特徴とするものであ
る。
【0017】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項13記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記主電源制御部はタイマ手段を有
し、前記動作時に一定時間本装置の前記主電源以外の部
分が動作しなかった場合には、前記主電源制御部は前記
主電源の動作を停止させて前記スタンバイ状態にするこ
とを特徴とするものである。
【0018】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項14記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記主電源が動作しているときは前
記二次電池を充電することを特徴とするものである。
【0019】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項15記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記主電源はスイッチング電源によ
り構成され、外部からスイッチングのオン、オフを制御
可能とすることを特徴とするものである。
【0020】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項16記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記主電源制御部は前記中央制御部
からの命令信号により前記主電源を強制的に停止させる
ことができることを特徴とするものである。
【0021】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項17記載の電子装置は、請求項2記載の電子装置
において、前記主電源制御部は前記主電源、前記太陽電
池、前記二次電池の順位で優先的に電力供給を行うこと
を特徴とするものである。
【0022】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項18記載の電子装置は、請求項2記載の電子装置
において、前記太陽電池が供給する電力のうちの余った
電力で前記二次電池を充電することを特徴とするもので
ある。
【0023】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項19記載の電子装置は、請求項3または5記載の
電子装置において、前記スイッチ手段は原稿検知スイッ
チ、または動作を開始させるスイッチまたはハンドセッ
トのオフフック・オンフック検出スイッチを含むことを
特徴とするものである。
【0024】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項20記載の電子装置は、請求項19記載の電子装
置において、前記動作を開始させるスイッチは、予め登
録されている相手先にそのキーを押下することにより電
話をかけることができるワンタッチキー、送信スタート
キー、コピーキーまたはテンキーであることを特徴とす
るものである。
【0025】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項21記載の電子装置は、請求項19記載の電子装
置において、前記原稿検知スイッチは機械式スイッチで
構成されることを特徴とするものである。
【0026】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項22記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記インタフェースを介して前記外
部端末装置から制御信号が入力される場合、この制御信
号を利用して前記二次電池を充電することを特徴とする
ものである。
【0027】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項23記載の電子装置は、請求項22記載の電子装
置において、前記スタンバイ時に前記インタフェースを
介して前記外部端末装置から制御信号が入力される場
合、この制御信号を利用して前記二次電池を充電するこ
とを特徴とするものである。
【0028】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項24記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記インタフェースを介して前記外
部端末装置から入力される制御信号のハイレベル電圧を
一定の大きさに保持する保持手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0029】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項25記載の電子装置は、請求項24記載の電子装
置において、前記保持手段によって、前記主電源から供
給される電力の電圧より低い電庄レベルで、前記ハイレ
ベル電圧を一定の大きさに保持することを特徴とするも
のである。
【0030】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項26記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記インタフェースを介して前記外
部端末装置から入力される制御信号を前記主電源制御部
に入力する際、負荷を持たせることを特徴とするもので
ある。
【0031】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項27記載の電子装置は、請求項22記載の電子装
置において、前記インタフェースを介して前記外部端末
装置から入力される制御信号を利用して前記二次電池に
電力を供給する際、前記インタフェースから前記二次電
池に向かう順方向へは電流が流れるが、前記二次電池か
ら前記インタフェースに向かう逆方向へは電流が流れな
いように構成したことを特徴とするものである。
【0032】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項28記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記インタフェースはセントロイン
タフェースで構成されることを特徴とするものである。
【0033】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項29記載の電子装置は、請求項28記載の電子装
置において、前記セントロインタフェースの制御信号の
うちのINIT信号を利用することを特徴とするもので
ある。
【0034】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項30記載の電子装置は、請求項1または2記載の
電子装置において、前記スタンバイ時に前記インタフェ
ースを介して前記外部端末装置から制御信号が入力され
た場合、前記主電源制御部はこの制御信号を検出し、起
動信号を出力して前記主電源を起動させるように構成し
たことを特徴とするものである。
【0035】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項31記載の電子装置は、請求項1または2記載の電子
装置において、前記インタフェースを介して前記外部端
未装置から入力される制御信号を利用して前記主電源制
御部に給電する際、前記インタフェースから前記主電源
制御部に向かう順方向へは電流が流れるが、前記主電源
制御部から前記インタフェースに向かう逆方向ヘは電流
が流れないように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0036】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項32記載の電子装置は、請求項1〜30または31記載
の電子装置において、前記主電源が動作しているとき、
前記主電源が前記主電源制御部からの停止信号を受ける
と、前記主電源は動作を停止することを特徴とするもの
である。
【0037】更に、上記目的を達成するため、本発明の
請求項33記載の電子装置は、請求項32記載の電子装置に
おいて、前記主電源制御部は、外部のスイッチ手段から
の信号に従って前記停止信号を出力することを特徴とす
るものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る電子装置であるファクシミリ装置の構成を示すブロ
ック図である。同図において、1は、ファクシミリ装置
で、CPU(中央演算処理装置)2を有している。このCPU2
はマイクロプロセッサ等から構成され、ROM(リードオ
ンリーメモリ)3に記憶されているプログラムに従ってR
AM(ランダムアクセスメモリ)4、不揮発性RAM5、キャラ
クタジェネレータ(CG)6、読取部7、記録部8、モデム
部9、網制御ユニット(NCU)10、操作部13、表示部14を
制御する。RAM4は読取部 7によって読み取られた2値化
画像データ或は記録部8に記録される2値化画像データを
格納すると共に、モデム部9によって変調された信号を
網制御ユニット10を介して電話回線11に出力する2値化
画像データを格納する。
【0039】また、RAM4は、電話回線11から入力された
アナログ波形信号を網制御ユニット10及びモデム部9を
介して復調し、その復調した2値化データを格納する。
不揮発性RAM5はファクシミリ装置1の電源が遮断された
状態にあっても、保存しておくべきデータ(例えば、短
縮ダイヤル番号等)を確実に格納するものである。キャ
ラクタジェネレータ6はJISコード、ASCIIコード等のキ
ヤラクタを格納するROMであり、CPU2の制御に基づき必
要に応じて2バイトのデータで所定コードに対応するキ
ャラクタデータを取り出す。読取部7はDMAコントロー
ラ、画像処理IC、イメージセンサ、CMOSロジックIC等か
ら構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクトセンサ
(Cs)を利用して読み取ったデータを2値化し、その2値
化データを順次RAM4に送る。
【0040】なお、この読取部7に対する原稿のセット
状態は、原稿の搬送路に設けられた機械的な原稿検出セ
ンサ(操作部13に含まれる)により検出できるようにな
っており、この原稿検出センサからの原稿検出信号は主
電源制御部15に入力される。ここで原稿検出センサに発
光素子を利用したフォトセンサを用いずに、機械的な原
稿検出センサ(機械式検出スイッチ)を用いるのは、原
稿挿入待機時に電力を消費しないためである。
【0041】記録部8はDMAコントローラ、インクジェッ
ト記録装置、CMOSロジックIC等から構成され、CPU2の制
御によってRAM4に格納されている記録データを取り出
し、ハードコピーとして記録出力する。モデム部9はG
3、G2モデムとこれらのモデムに接続されたクロック発
生回路等から構成され、CPU2の制御に基づいてRAM4に格
納されている送信データを変調し、網制御ユニット10を
介して電話回線11に出力する。また、モデム部9は電話
回線11のアナログ信号を網制御ユニット10を介して導入
し、その信号を変調して2値化データをRAM4に格納す
る。網制御ユニット10はCPU2の制御により電話回線11を
モデム部9或は電話機12のいずれかに切り換えて接続す
る。また、網制御ユニット10は呼出信号を検出する呼出
信号検出手段を有し、この呼出信号検出手段により呼出
信号が検出されたときは、着信信号を主電源制御部15へ
送る。
【0042】電話機12はファクシミリ装置1と一体化さ
れている。具体的には、電話機12はハンドセット及びス
ピーチネットワーク、ダイヤラ、リンガー、テンキー、
ワンタッチキー等から構成されている。操作部13は画像
送信、受信等をスタートさせるキーと、送受信時におけ
るファイン、標準、自動受信等の操作モードを指定する
モード選択キーと、ダイヤリング用のテンキー、ワンタ
ッチキー等から構成されている。これらのキーが押下さ
れるとオン(ON)信号が主電源制御部15に入力される。
表示部14は時計表示用の7セグメント及び各種モードを
表示する絵文字LCD(液晶表示器)と、5×7ドットで16
桁×1行の表示を行うことができるドットマトリクスLCD
とを組み合わせたLCDモジュールと、LED(発光ダイオー
ド)等から構成され、絵文字LCDとドットマトリクスLCD
とはそれぞれ独立している。
【0043】63はインタフェース(セントロインタフェ
ース)であり、例えば、外部端末装置であるパーソナル
コンピュータ(以下パソコンと呼ぶ)62と接続すること
によって、このパソコン62と本ファクシミリ装置1との
間でデータ通信を行うことができる。そして、パソコン
62から送られてくる制御信号やデータ信号は、このイン
タフェース63を介して記録部8に送られ、記録部8はその
データを基にCPU2の制御により記録出力する。また、パ
ソコン62からのINIT信号は、記録部8と主電源制御部15
へ入力される。l5は本ファクシミリ装置1全体の各部
(ブロック)ヘの通電(電力供給)を制御するもので、
1チップマイクロコンピュータ、コンデンサタイプの二
次電池等から構成され、この二次電池からの供給電力だ
けでも駆動することができる。
【0044】主電源制御部15は、網制御ユニット10から
の着信信号または操作部13からの原稿検出信号または操
作部13からのオン信号またはパソコン62からのINIT信号
が入力されると、起動信号を主電源16に送る。主電源16
はAC入力のスイッチング電源であり、外部からのスイッ
チングのオン(ON)、オフ(OFF)が制御可能で、主電
源制御部15からの起動信号及び停止信号によって、それ
ぞれ電力を供給したり、電力を供給しなかったりする。
これにより効率の良い電力供給が行え且つ外部からのオ
ン、オフ切り換えが簡単にできるので、容易に実施する
ことができる。
【0045】図2は主電源制御部15の構成とその周辺の
構成を示す回路図、図3は主電源16の構成を示す回路
図、図4はCPU2の周辺と網制御ユニット10の一部の構成
を示す回路図、図5はインタフェース3の周辺の構成を示
す回路図である。
【0046】これらの図において、VccはDC−DCコンバ
ータ22(図2参照)を介して3系統の電力供給源を結んで
おり、1つ目は主電源16からの+5V、2つ目は太陽電池2
3、3つ目はコンデンサタイプの二次電池19である。そし
て、これら3つの電源の優先度は、各々の電圧と二次電
池19の充電状態、逆流防止用ショットキーバリアダイオ
ード20、逆流防止用ダイオード29により決定され、主電
源16からのものは逆流防止用ショットキーバリアダイオ
ード20により4.8V、太陽電池23からのものは逆流防止
用ダイオード29により4.6V、二次電池19からのものは
その充電状態による。
【0047】また、逆流防止用ショットキーバリアダイ
オード20及び逆流防止用ダイオード29の向きにより主電
源16が立ち上がっているときは、その電力供給が最優位
となり、抵抗21を通して二次電池19を充電すると共に、
DC−DCコンバータ22を介してVccに電力を供給する。こ
のとき太陽電池23は低電位となり、この太陽電池23から
電流は流れ込まない。主電源16が動作しておらず太陽電
池23が電力を供給している場合、即ち主電源16は動作し
ていないが光エネルギーが供給されている場合、二次電
池19の方が太陽電池23より電位が高ければ二次電池19か
らDC−DCコンバータ22を介してVccに電力が供給され、
太陽電池23からは電力が供給されない。二次電池19の方
が太陽電池23より電位が低いときは、太陽電池23からDC
−DCコンバータ22を介してVccに電力が供給され、同時
に二次電池19も抵抗21を通して充電される。主電源16が
動作しておらず太陽電池23も電力を供給していない場
合、二次電池19がDC−DCコンバータ22を介してVccに電
力を供給する。このように主電源制御部15への電力供給
を第1に主電源16、第2に太陽電池23、第3に二次電池19
と優先順位を持たせて行うことで、最も効率の良い理想
的な電力供給が実現できる。
【0048】図2において、17は8ビットの1チップマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという)であり、超
低消費電力で動作可能であり且つタイマ手段を内蔵して
いる。マイコン17はシリアルインターフェースsI/Oを
通じてCPU2とデータのやり取りを行うことができる。太
陽電池23が電力を供給しているか否かは、その電圧を電
圧検出回路27で検出して行い、その電圧が2.5Vより大
きいときは電圧検出回路27のOUT(出力端子)がハイ(H
igh)レベルとなり、2.5V以下のときは電圧検出回路27
のOUTがロー(Low)レベルとなる。電圧検出回路27のOUT
からの出力はマイコン17のIN8へ入力される。二次電池1
9の放電状態の電圧は電圧検出回路24によって検出さ
れ、その電圧が1.2Vより大きいときは電圧検出回路24
のOUTがハイレベルとなり、1.2V以下のときは電圧検出
回路24のOUTがローレベルとなる。
【0049】電圧検出回路24のOUTからの出力はマイコ
ン17のIN9へ入力される。二次電池19の満充電状態の電
圧は電圧検出回路28によって検出され、その電圧が4.8
Vより大きいときは電圧検出回路28のOUTがハイレベルと
なり、4.8V以下のときは電圧検出回路28のOUTがローレ
ベルとなる。電圧検出回路28のOUTからの出力はマイコ
ン17のIN13へ入力される。22はDC一DCコンバータであ
り、入力電圧が出力電圧よりも高いときはシリーズレギ
ュレータとして、低いときは昇圧型スイッチングレギュ
レータ+シリーズレギュレータとして動作する。また、
その出力電圧を5Vと3Vから選択することができ、入力ポ
ートSELがハイレベルのときは5Vが、ローレベルのとき
は3Vがそれぞれ出力される。
【0050】22はその入力Vinが0.9V以上のとき、出力
Voutから5Vまたは3Vが常に出力される。18はマイコン17
をリセットする為の電圧検出回路であり、その出力REは
マイコン17のRESETへ入力される。DC-DCコンバータ22の
Voutの電圧が2.7V以下のときは電圧検出回路18のREが
ローレベルであり、2.7Vより大きくなるとマイコン17の
リセットに要する時間だけ遅延させてローレベルを維持
してマイコン17がリセットされ、その後ハイレベルとな
る。
【0051】25は前述した絵文字LCDであり、マイコン1
7によって制御され、主電源16が停止している場合もほ
とんど電力を消費することなく表示を行うことが可能で
ある。26は操作部13内の各種キー、(原稿検出スイッチ
を含む)のスキャン(押下されたキーの識別)を行うキ
ーマトリクス回路であり、マイコン17のソフト制御によ
って押下されたキーを識別することができる。30は原稿
の搬送路に設けられた機械式の原稿検出スイッチ(或は
リードスイッチ)である。ここで原稿センサに発光素子
を利用したフォトセンサを用いずに、機械的な原稿検出
スイッチを用いるのは、原稿挿入待機時に電力を消費し
ないためである。これにより二次電池19の消耗を防ぐこ
とができる。31はオフフックまたはオンフックを行う為
のフッキングスイッチである。
【0052】図3においてAC入力はフィルタ回路40、整
流回路41、平滑回路42を経て、1次、2次の絶縁トランス
39へ供給され、FET(電解効果トランジスタ)43によりス
イッチングされる。36は1次側巻線、38は2次側巻線であ
る。44は絶縁トランス39の1次側の発振制御を行うIC
(集積回路)であり、その電源Vddは絶縁トランス39に
巻き込まれた補助巻線37によって与えられる。絶縁トラ
ンス39の2次側は2次側巻線38から整流回路52及び平滑回
路53を介して+24V、+5Vの電源を本ファクシミリ装置1
の各部へ供給する。
【0053】54は電流検出回路、55は過電圧検出回路で
あり、これらの出力をそれぞれフォトカプラ56、57を通
してIC44へフィードバックする。 また、IC44は2次側
の電流によりPWM(パルス幅変調)制御を行っており、
過電圧が検出された場合は全系をシャットダウンするよ
うになっている。また、PS信号はフォトカプラ45を介し
てIC44へ入力され、PS信号がローレベルのときトランジ
スタ46がオンとなりフォトカプラ45に電流が流れ、この
フォトカプラ45は電流電圧変換を行い、IC44の入力ポー
トIN1がローレベルとなり、これに応じてIC44の出力ポ
ートOUT1が発振し、FET43を介して1次側が発振して2次
側に電力を供給し、主電源16が立ち上がって動作する。
PS信号がハイレベルのときはトランジスタ46がオフとな
りIC44のIN1はハイレベルとなり、これに応じてIC44の
出力ポートOUT1がローレベルとなって、FET43がオフと
なり、1次側の発振を停止させ、主電源16が動作を停止
する。
【0054】例えば、スタンバイ時にフッキングスイッ
チ31(図2参照)が押下された場合、キーマトリクス回
路26からオン信号が出力され、マイコン17がフッキング
スイッチ31の押下を認識してOUT5をローレベル、即ちPS
信号をローレベルとして主電源16を起動させ、シリアル
インターフェースsI/Oを通じてCPU2にその情報を送
り、CPU2が網制御ユニット10を制御して本ファクシミリ
装置1がオフフック状態になる。
【0055】47、48、49、50は電流制限用の抵抗であ
る。51、61は分圧抵抗である。なお、フォトカプラ45は
1次側、2次側の絶縁も行う。
【0056】図4において、60はCPU2をリセットする為
の電庄検出回路であり、その出力REはCPU2のRESETへ入
力される。主電源16からの+5Vの電圧が4.5V以下のと
きは電庄検出回路60のREがローレベルであり、4.5Vよ
り大きくなるとCPU2のリセットに要する時間だけ遅延さ
せてローレベルを維持してCPU2がリセットされ、その後
ハイレベルとなる。また、電庄検出回路60のREからの出
力はマイコン17のIN10へも入力されてモニターされる。
32は呼出信号(CI信号)を検出する為のフォトカプラで
あり、このフォトカプラ32は電話回線11を通じて呼出信
号を受けると、着信信号(ローレベル)がマイコン17の
IN12へ入力されるように動作をする。スタンバイ時に呼
出信号が検出されると着信信号(ローレベル)がマイコ
ンI7へ入力され、マイコン17がそれを認識してOUT5をロ
ーレベル、即ちPS信号をローレベルとして主電源16を起
動させる。
【0057】主電源16の起動要因の情報はシリアルイン
ターフェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、CPU2はその
情報に応じて各ブロックを制御する。33は電話機12のオ
フフックを検出する為のフォトカプラであり、このフォ
トカプラ33は電話機12がオフフックされルと、ローレベ
ルがマイコン17のIN11へ入力されるように動作をする。
スタンバイ時に電話機12がオフフックされるとローレベ
ルがマイコン17へ入力され、マイコン17がそれを認識し
てOUT5をローレベル、即ちPS信号をローレベルとして主
電源16を起動させる。この主電源16の起動要因の情報は
シリアルインターフェースsI/Oを通じてCPU2に送ら
れ、CPU2はその情報に応じて各ブロックを制御する。3
4、35はモジュラージヤック、58、59は電流制限用の抵
抗である。
【0058】図5において、パソコン62からのINIT信号
線からの信号は通常ハイレベル(+5V)となっている
(詳細は図6参照)。このINIT信号線からの信号はイン
ターフェース63を介して記録部8と主電源制御部15へ入
力される。主電源制御部15へ入力されたINIT信号線から
の信号のうち、一方は抵抗64、ショットキーバリアダイ
オード66を介して二次電池19の+端子(Vbat)ヘ、他方
は抵抗67を介してマイコン17のIN14へ入力される。65は
INIT信号線からの信号のハイレベル電圧を一定に保つ為
のツェナーダイオードであり、INIT信号線からの信号の
ハイレベル電圧をシステム全体の電源である+5Vより若
干低い電圧レベル(4.9V)に保つ。これにより、記録
部8及び主電源制御部15内の各素子や二次電池19をを外
部装置(パソコン62)からの静電気、ノイズ等の過電圧
信号から守る。64、67は電流制限用の抵抗であり、INIT
信号線からの信号の電流を制限する。
【0059】これらにより、例えば、本ファクシミリ装
置1(主電源16)にAC入力がなされていない場合で且つ
二次電池19に電荷が蓄えられていない場合に、パソコン
62からINIT信号線を通じてハイレベルの信号が入力され
るようなときでも、INIT信号線に過電流が流れることが
なく、パソコン62のINIT信号線のドライバが破壊される
ことがない。
【0060】66は逆流防止用のショットキーバリアダイ
オードであり、例えば、パソコン62の電源が入っていな
いような場合に、INIT信号線を通じて二次電池19からパ
ソコン62へ電流がリークするのを防ぐ。これにより、パ
ソコン62の電源が入っていない場合にも、二次電池19に
蓄えられている電力を消費することがない。
【0061】図5及び図2の構成から明らかなように、パ
ソコン62が電源オンの状態で本ファクシミリ装置1に接
続されている場合、INIT信号線からのハイレベル信号に
より二次電池19へ電力が供給される。
【0062】なお、DATA信号線はINIT信号線以外の制御
信号線及びデータ信号線である。
【0063】図6は、INIT信号のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。同図において、スタンバイ状態
(後述するスタンバイ状態に匹敵する)の間は、INIT信
号線からハイレベル(+5V)の信号が出力され続ける。
パソコン62から本ファクシミリ装置1へ制御信号を送信
する場合、まず、INIT信号線を通じてパルス状のINIT信
号(min50us)が送信される。そして、その後再びINIT信
号線からハイレベル(+5V)の信号が出力され続ける。
【0064】次に、本実施の形態に係る電子装置の動作
を図7、図8、図9、図10、図11に基づき説明する。図7〜
図11は、本実施の形態に係る電子装置であるファクシミ
リ装置の動作を表わすフローチャートである。
【0065】図7は、パソコン62が接続されていない場
合(パソコン62が電源オフの状態で接続されている場合
も含む)のFAX(ファックス)スタンバイ状態での動作
制御手順を示すフローチャートである。同図において、
ステップS701でAC入力が開始されると、まず、ステ
ップS702で主電源16が立ち上がり、ステップS70
3でマイコン17をイニシャライズすると共に、ステップ
S704でCPU2をイニシャライズし、同時にステップS
705で二次電池19の充電を開始する。マイコン17のイ
ニシャライズが完了した時点でFAXスタンバイ状態とな
る。このFAXスタンバイ状態が続いている状態で二次電
池19を充電し続ける。次に、ステップS706で二次電
池19の充電が完了したか否かを完了するまで判別する。
【0066】そして、充電が完了した場合、即ち電圧検
出回路28の出力がハイレベルとなった場合またはマイコ
ン17に内蔵されているタイマで1時間経過した場合、次
のような動作を行う。
【0067】前者の電圧検出回路28の出力がハイレベル
となった場合は、マイコン17のIN13がハイレベルとなる
ので、それに従ってステップS707でマイコン17がOU
T5、即ちPS信号をハイレベルとして主電源16の動作を停
止させ、それに伴い電圧検出回路60のREがローレベルと
なってステップS708でCPU2がリセットされる。そし
て、ステップS709で二次電池19と太陽電池23だけに
よる電力供給が開始される。
【0068】また、後者のマイコン17に内蔵されている
タイマで1時間経過した場合は、割り込みが発生して、
それに従ってマイコン17がOUT5、即ちPS信号をハイレベ
ルとして主電源16の動作を停止させ、それに伴い電圧検
出回路60のRFがローレベルとなってCPU2がリセットされ
る。そして、二次電池19と太陽電池23だけによる電力供
給が開始される。
【0069】いずれの場合も、このとき、ステップS7
10で太陽電池23が供給する電力のうちの余った電力で
二次電池19の充電も行う。
【0070】次に、ステップS711で太陽電池23から
の供給電力が減り、その電位が二次電池より低電位とな
ったとなったか否かを判別し、低電位とならない場合は
前記ステップS710へ戻り、低電位となった場合は二
次電池19が放電していき、その電圧が1.2V以下となっ
たか否かをステップS712で判別する。そして、1.2
V以下とならない場合は、前記ステップS710へ戻
り、1.2V以下となった場合は、電圧検出回路24のOUTが
ローレベルとなり、マイコン17のIN9がローレベルとな
るので、それに従ってマインl7がOUT5をローレベル、即
ちPS信号をローレベルとする。これによりトランジスタ
46がオンとなるので、フォトカプラ45がオンし、IC44の
IN1がローレベルとなるので、これに従ってIC44のOUT1
が発振し、FET43を介して1次側が発振して2次側に電力
を供給し、ステップS713で主電源16が立ち上がる。
【0071】主電源16が立ち上がると前記ステップS7
04へ戻って電圧検出回路60によってCPU2がイニシャラ
イズされ、それと共にステップS705で二次電池19の
充電が開始される。これによりFAXスタンバイ状態が保
たれつつ、再び二次電池19が充電される。このサイクル
を繰り返す。
【0072】以上の処理動作において、太陽電池23の供
給する電力の内の余分電力で二次電池19を充電するの
で、電力を無駄なく利用でき、主電源16が動作していな
いスタンバイ状態を長く維持することができる。
【0073】図8は、パソコン62が電源オンの状態で接
続されている場合のFAXスタンバイ状態での動作制御手
順を示すフローチャートである。尚、これ以降において
は、パソコン62が電源オンの状態で接続されているもの
とする。
【0074】図8において、ステップS801でAC入力
が開始されると、まず、ステップS802で主電源16が
立ち上がり、ステップS803でマイコン17をイニシャ
ライズすると共に、ステップS804でCPU2をイニシャ
ライズし、同時にステップS805で二次電池19の充電
を開始する。マイコン17のイニシヤライズが完了した時
点でFAXスタンバイ状態となる。このFAXスタンバイ状態
が続いている状態で二次電池19を充電し続ける。
【0075】次に、ステップS806で二次電池19の充
電が完了したか否かを完了するまで判別する。そして、
充電が完了した場合、即ち電圧検出回路28の出力がハイ
レベルとなった場合、またはマイコン17に内蔵されてい
るタイマで1時間経過した場合は、次のような動作を行
う。
【0076】前者の電圧検出回路28の出力がハイレベル
となった場合は、マイコン17のIN13がハイレベルとなる
ので、それに従ってマイコン17がOUT5、即ちPS信号をハ
イレベルとしてステップS807で主電源16の動作を停
止させ、それに伴い電圧検出回路60のREがローレベルと
なってステップS808でCPU2がリセットされる。そし
て、ステップS809でINIT信号線から入力されるハイ
レベル信号と二次電池19と太陽電池23による電力供給が
開始され、スタンバイ状態となる。
【0077】また、後者のマイコン17に内蔵されている
タイマで1時間経過した場合は、割り込みが発生して、
それに従ってマイコン17がOUT5、即ちPS信号をハイレベ
ルとしてステップS807で主電源16の動作を停止さ
せ、それに伴い電圧検出回路60のREがローレベルとなっ
てステップS808でCPU2がリセットされる。そして、
ステップS809でINIT信号線から入力されるハイレベ
ル信号と二次電池19と太陽電池23による電力供給が開始
され、スタンバイ状態となった後、前記ステップS80
4へ戻る。
【0078】いずれの場合も、このスタンバイ状態中
は、INIT信号線から入力されるハイレベル信号と太陽電
池23が供給する電力の内の余った電力で二次電池19の充
電も行う。但し、スタンバイ状態のときに二次電池19の
充電以外で消費される電力(主電源制御部15の駆動電
力)は非常に小さいので、太陽電池23からの電力供給が
無い場合でも、INIT信号線から入力されるハイレベル信
号により供給される電力だけで主電源制御部15を十分駆
動でき、更に、余った電力で二次電池19の充電も行うこ
とができる。
【0079】このように図7の場合のように、二次電池1
9が放電することがなく、二次電池l9の充電の為だけに
主電源16を立ち上げることがなくなり、消費電力を少な
くすることができる。そして、スタンバイ状態の間二次
電池l9を充電しているので、常に二次電池19の満充電状
態が保たれる。また、二次電池19の深い(電圧変化の大
きい範囲での)充放電回数が減るので、二次電池19の劣
化を防ぐことができる。
【0080】図9は、スタンバイ状態におけるFAX送信時
の動作制御手順を示すフローチヤートである。同図にお
い、まず、ステップS901で原稿が挿入されたか(原
稿が有るか)否かを判別する。原稿が挿入されない場
合、ステップS902でフッキングスイッチ31が押下さ
れたか否かを判別する。フッキングスイッチ31が押下さ
れない場合は、ステップS903で電話機12がオフフッ
クされたか否かを判別する。オフフックされない場合
は、前記ステップS901へ戻る。
【0081】一方、前記ステップS901において原稿
が挿入された場合または前記ステップS902において
フッキングスイッチ31が押下された場合または前記ステ
ップS903において電話機12がオフフックされた場
合、原稿検出スイッチ30、フッキングスイッチ31、フォ
トカプラ33がそれぞれオンとなり、このオン信号がマイ
コン17へ入力され、これに従ってマイコン17がOUT5をロ
ーレベル、即ちPS信号をローレベルとしてフォトカプラ
45をオンさせる。フォトカプラ45がオンとなるとIC44が
FET43を介して1次側を発振させ、2次側に電力が供給さ
れステップS904で主電源16が立ち上がる。
【0082】主電源16が立ち上がるとステップS905
でCPU2がイニシャライズされ、ステップS906で主電
源16による二次電池19の充電が開始される。主電源l6が
立ち上がっている間は二次電池19が常に充電されてい
る。そして、この情報がシリアルインターフェースを通
じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ装置1の動作
の制御は、CPU2が中心となって行う。この状態において
ステップS907で相手ファクシミリ装置に電話をか
け、その回線がステップS908で捕捉されると、ステ
ップS909で通常のファクシミリ送信が行える。
【0083】次に、ステップS910で送信が終了し、
その回線がステップS911で切断されると、シリアル
インターフェースを通じてその情報がマイコン17に送ら
れ、これに従ってマイコン17がPS信号をハイレベルとし
てステップS912で主電源16の動作を停止させる。そ
して、ステップS913でCPU2がリセットされ、ステッ
プS914で主電源16による二次電池19の充電が終了さ
れる。そして、ステップS915でスタンバイ状態とな
り、前記図8のステップS809へ戻る。
【0084】図9において、*を付した処理ステップ
は、メインシステム(CPU2)による制御である。
【0085】図10は、スタンバイ状態におけるFAX受信
時の動作制御手順を示すフローチャートである。同図に
おいて、まず、ステップS1001でフッキングスイッ
チ31が押下されたか否かを判別する。フッキングスイッ
チ31が押下されない場合は、ステップS1002で電話
機12がオフフックされたか否かを判別する。また、電話
機12がオフフックされない場合は、ステップS1003
で呼出信号(CI)が検出されたか否かを判別する。そし
て、呼出信号が検出されない場合は、前記ステップS1
001へ戻る。
【0086】一方、前記ステップS1001においてフ
ッキングスイッチ31が押下された場合または前記ステッ
プS1002において電話機12がオフフックされた場合
は、原稿検出スイッチ31及びフォトカプラ33がそれぞれ
オンとなり、このオン信号がマイコン17へ入力され、こ
れに従ってマイコン17がOUT5をローレベル、即ちPS信号
をローレベルとしてフォトカプラ45をオンさせる。フォ
トカプラ45がオンとなるとIC44がFET43を介して1次側を
発振させ、2次側に電力が供給されステップS1007
で主電源16が立ち上がる。
【0087】主電源16が立ち上がるとステップS100
8でCPU2がイニシャライズされ、ステップS1009で
主電源16による二次電池19の充電が開始される。主電源
16が立ち上がっている間は二次電池19が常に充電されて
いる。そして、この情報がシリアルインターフェースを
通じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ装置1の動
作の制御はCPU2が中心となって行う。フッキングスイッ
チ31が押下された場合または電話機12がオフフックさ
れた場合は、ステップS1010で相手ファクシミリ装
置に電話をかけ、その回線がステップS1011で捕捉
されると、ステップS1012で通常のファクシミリ受
信が行われる。また、前記ステップS1003において
呼出信号が検出された場合は、NCU10が回線を捕捉し、
自動受信でファクシミリ受信が行われる。
【0088】そして、ステップS1013で受信が終了
し、ステップS1014で回線が切断されると、シリア
ルインターフェースを通じてその情報がマイコン17に送
られ、これに従ってマイコン17がPS信号をハイレベルと
してステップS1015で主電源16の動作を停止させ
る。そして、ステップS1016でCPU2がリセットさ
れ、ステップS1017で主電源16による二次電池19の
充電が終了される。そして、ステップS1018でスタ
ンバイ状態となり、前記図8のステップS809へ戻
る。
【0089】また、前記ステップS1003において呼
出信号が検出された場合、フォトプラ32がオンとなり、
そのオン信号がマイコン17へ入力され、これに従ってマ
イコン17がOUT5をローレベル、即ちPS信号をローレベル
としてフォトカプラ45をオンさせる。フォトカプラ45が
オンとなるとIC44がFET43を介して1次側を発振させ、2
次側に電力が供給されステップS1004で主電源16が
立ち上がる。主電源16が立ち上がるとステップS100
5でCPU2がイニシャライズされ、ステップS1006で
主電源16による二次電池19の充電が開始された後、前記
ステップS1011へ進む。主電源16が立ち上がってい
る間は二次電池19が常に充電されている。そして、この
情報がシリアルインターフェースを通じてCPU2へ送ら
れ、その後、ファクシミリ装置1の動作の制御はCPU2が
中心となって行う。
【0090】図10において、*を付した処理ステップは
メインシステム(CPU2)による制御である。
【0091】図11は、スタンバイ状態におけるパソコン
62からの制御による記録出力動作の制御手順を示すフロ
ーチャートである。同図において、まず、ステップS1
101でcenINIT信号がハイレベルからローレベルヘ変
化したか否かを変化するまで判別する。そして、パソコ
ン62から図6に示すINIT信号が入力された場合、cenINIT
信号がハイレベルからローレベルヘ変化するので、この
信号がマイコン17のIN14へ入力され、これに従ってマイ
コン17がOUT5をローレベル、即ちPS信号をローレベルと
してフォトカプラ45をオンさせる。フォトカプラ45がオ
ンとなるとIC44がFET43を介して1次側を発振させ、2次
側に電力が供給され、ステップS1102で主電源16が
立ち上がる。主電源16が立ち上がるとステップS110
3でCPU2がイニシャライズされ、ステップS1104で
主電源16による二次電池19の充電が開始される。主電源
16が立ち上がっている間は二次電池19が常に充電されて
いる。そして、この情報がシリアルインターフェースを
通じてCPU2へ送られ、その後、本ファクシミリ装置1の
動作の制御はCPU2が中心となって行う。
【0092】次に、ステップS1105でパソコン62と
データのやりとりを行い、パソコン62からのデータに従
って記録出力する。この記録出力が終了すると、シリア
ルインターフェースを通じてこの情報がマイコン17に送
られ、これに従ってマイコン17がPS信号をハイレベルと
してステップS1106で主電源1の動作を停止させ
る。そして、ステップS1107でCPU2がリセットさ
れ、ステップS1108で主電源16による二次電池19の
充電が終了する。そして、スタンバイ状態となり、図8
のステップS809へ戻る。
【0093】図11において、*を付した処理ステップは
メインシステム(CPU2)による制御である。
【0094】以上において、主電源16が立ち上がってい
る間は、同時に主電源l6による二次電池19の充電が行わ
れる。これにより二次電池19の充電の為だけに主電源16
を立ち上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことが
できる。
【0095】以上、本実施の形態に係るファクシミリ装
置1の各状態における動作について説明したが、ここで
本実施の形態では、上記のようにファクシミリ装置1の
各部への通電を制御する主電源制御部15と、この主電源
制部15に電力を供給する主電源16と二次電池19、また、
必要に応じて太陽電池23を設けて、各電力供給を制御し
ているので、上述のようにスタンバイ状態のときの消費
電力を略ゼロにすることができる。
【0096】従って、自動受信機能の為に終日電力を消
費することなく、電力量のロスが小さく、放射ノイズの
発生が防止される。また、主電源16の1次側を複数の手
段により直接制御することがないので、安全規格上の制
限もなく、容易に実施できる。また、パソコン62が電源
オン状態で接続されている場合、INIT信号線からのハイ
レベル信号により主電源制御部15(二次電池19)へ電力
が供給されるので、スタンバイ状態中に二次電池19の充
電の為だけに主電源16を立ち上げることがなくなり、消
費電力を少なくすることができる。そして、スタンバイ
状態の間は二次電池19を充電しているので、常に二次電
池19の満充電状態が保たれる。また、二次電池19の深い
(電圧変化の大きい範囲での)充放電回数が減るので、
二次電池19の劣化を防ぐことができる。
【0097】本実施の形態においては、補助電源として
二次電池19または太陽電池23を利用したケースについて
述べたが、これは一例であり、主電源16の他に補助電源
を利用した他のケースにおいても、同様な考え方に基づ
いて応用できる。
【0098】また、本実施の形態においては、セントロ
インターフェースのINIT信号線を利用しているが、これ
に限らず通常ハイレベルであるような他の信号線も同様
に扱える。
【0099】また、本実施の形態においては、パソコン
62とのインターフェースにセントロインターフェースを
利用しているが、同様な考え方に基づいてRS一232Cイン
ターフェース等も同様に扱える。
【0100】更に、本発明はファクシミリ装置に限られ
るものではなく、他の電子装置に対しても幅広く適用す
ることができる。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の電子装置に
よれば、装置本体の各部へ電力を供給する主電源と、こ
の主電源を制御する主電源制御部と、外部端末装置との
インタフェースと、前記主電源制御部に電力を供給する
二次電池または太陽電池とが備えられており、前記外部
端末装置からの制御信号、電話回線からの呼出信号、外
部スイッチ手段からのオン信号等により主電源を起動す
ることができるようにしたので、次のような効果があ
る。
【0102】(1)スタンバイ状態のときの消費電力を
略ゼロにすることができ、自動受信機能の為に終日電力
を消費することがなくなり、電力量のロス(損失)が大
幅に削減できる。
【0103】(2)上記(1)の為に放射ノイズの発生を
防ぐことができ、他の電子機器に悪影響を及ぼさない。
【0104】(3)主電源の1次側を複数の手段により直
接制御することがないので、安全規格上の制限もなく、
容易に実施することができる。
【0105】(4)主電源が動作しているときは二次電
池を充電するので、二次電池の充電の為だけに主電源を
立ち上げる回数が減り、余分な電力消費を防ぐことがで
きる。
【0106】(5)スイッチ手段からのオン信号や呼出
信号検出時の着信信号等、複数の起動要因により主電源
を起動するので、オペレーション上も従来と変わること
なく、ユーザーに扱い易い。
【0107】(6)二次電池の電圧検出手段を複数有す
るので、無駄のない効率的な電力供給を行うことがで
き、更なる低消費電力化を図ることができる。
【0108】(7)主電源をスイッチング電源で構成す
ることにより、効率のよい電力供給が行え、且つ外部か
らのオン、オフ制御が簡単にできるので、容易に実施す
ることができる。
【0109】(8)主電源制御部への電力供給を、第1に
主電源、第2に太陽電池、第3に二次電池と優先順位を持
たせて行うことで、最も効率の良い理想的な電力供給が
実現できる。
【0110】(9)太陽電池の供給する電力の内の余分
な電力で二次電池を充電するので、電力を無駄なく利用
でき、主電源が動作していないスタンバイ状態を長く維
持することができる。
【0111】(10)原稿検知スイッチを機械式スイッチ
で構成することで、原稿挿入待機時の電力消費がなくな
り、二次電池の消耗を防ぐことができる。
【0112】(11)前記主電源制御部は中央制御部から
の命令信号により前記主電源を強制的に停止させること
ができるので、装置の暴走を防げる。
【0113】(12)前記主電源制御部は外部のスイッチ
手段からの信号に従って停止信号を出力するので、装置
が暴走した場合も、それ以上の暴走を防ぐことができ、
安全性に優れたものとなる。
【0114】(13)外部端末装置が電源オン状態で接続
されている場合、制御信号(INIT信号線からのハイレベ
ル信号)により、主電源制御部(二次電池)ヘ電力が供
給されるので、スタンバイ状態中に二次電池の充電の為
だけに主電源を立ち上げることがなくなり、消費電力を
少なくすることができる。
【0115】(14)スタンバイ状態の間二次電池19を充
電しているので、常に二次電池19の満充電状態が保たれ
る。
【0116】(15)前記(13)、(14)より二次電池の
深い(電圧変化の大きい範囲での)充放電回数が減るの
で、二次電池の劣化を防ぐことができる。
【0117】(16)外部端末装置(パソコン)からの制
御信号(INIT信号線から入力される信号)のハイレベル
電圧を、主電源から供給される電力の電圧より低い電圧
レベルで一定の電圧レベルに保つので、その信号が入力
される記録部及び主電源制御部内の各素子や二次電池
を、外部(パソコン)からの静電気、ノイズ等の過電圧
信号から守ることができる。
【0118】(17)外部端末装置(パソコン)からの制
御信号(INIT信号線から入力される信号)に負荷を持た
せることによって前記制御信号(INlT信号線から入力さ
れる信号)の電流を制限するので、例えば、本装置(主
電源)にAC入力がなされていない場合で且つ二次電池に
電荷が蓄えられていない場合に、外部端末装置(パソコ
ン)から制御信号線(INIT信号線)を通じてハイレベル
の信号が入力されるようなときでも、前記制御信号線
(INIT信号線)に過電流が流れることがなく、外部端末
装置(パソコン)の前記制御信号線(INIT信号線)のド
ライバが破壊されることがない。
【0119】(18)前記インターフェースを介して外部
端末装置(パソコン)から入力される制御信号(INIT信
号線から入力される信号)を利用して二次電池に給電す
る際、前記インターフェースから二次電池(主電源制御
部)に向かう順方向ヘは電流が流れるが、二次電池(主
電源制御部)から前記インターフェースに向かう逆方向
へは電流が流れないようにすることで、例えば、外部端
末装置(パソコン)の電源が入っていないような場合
に、前記制御信号線(INIT信号線)を通じて二次電池
(主電源制御部)から外部端末装置(パソコン)へ電流
がリークするのを防ぐ。これにより、外部端末装置(パ
ソコン)の電源が入っていない場合にも、二次電池(主
電源制御部)に蓄えられている電力を消費することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】同ファクシミリ装置における主電源制御部とそ
の周辺の構成を示すブロック図である。
【図3】同ファクシミリ装置における主電源の構成を示
すブロック図である。
【図4】同ファクシミリ装置におけるCPU周辺とNCUの一
部の構成を示すブロック図である。
【図5】同ファクシミリ装置におけるインターフェース
周辺の構成を示すブロック図である。
【図6】同ファクシミリ装置におけるINIT信号のタイミ
ングを示すタイミングチヤートである。
【図7】同ファクシミリ装置におけるパソコンが接続さ
れていない場合(パソコン62が電源オフの状態で接続さ
れている場合も含む)のFAXスタンバイ状態での動作制
御手順を示すフローチャートである。
【図8】同ファクシミリ装置におけるパソコンが電源オ
ンの状態で接続されている場合のFAXスタンバイ状態で
の動作制御手順を示すフローチャートである。
【図9】同ファクシミリ装置におけるスタンバイ状態で
のFAX送信時の動作制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】同ファクシミリ装置におけるスタンバイ状態
でのFAX受信時の動作制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】同ファクシミリ装置におけるスタンバイ状態
でのパソコンからの制御による記録出力の動作制御手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 CPU 10 網制御ユニット(NCU) 13 操作部 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイクロコンピュータ(マイコン) 19 二次電池 23 太陽電池 30 原稿検出スイッチ(或はリードスイッチ) 31 フッキングスイッチ 32 呼出信号検出スイッチ(フォトカプラ) 33 オフフック検出回路(フォトカプラ) 62 パーソナルコンピュータ(パソコン、外部端末装
置) 63 インターフェース(セントロインターフェース) 64 抵抗 67 抵抗 65 ツェナーダイオード 66 ショットキーバリアダイオード

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各部へ電力を供給する主電源
    と、本装置全体のシステムの制御を行い且つ前記主電源
    から電力を供給される中央制御部と、前記主電源の動作
    の制御を行う主電源制御部と、外部端末装置とのインタ
    フェースと、前記主電源によって充電され且つ前記主電
    源制御部に電力を供給する二次電池とを備え、スタンバ
    イ時は前記主電源は動作せず、前記主電源制御部は前記
    二次電池から電力を供給され、動作時は前記主電源制御
    部からの起動信号によって前記主電源が起動し前記中央
    制御部が本装置を動作させ且つ前記主電源が前記二次電
    池を充電し、前記スタンバイ時に前記インタフェースを
    介して前記外部端末装置から制御信号が入力される場
    合、この制御信号を利用して前記主電源制御部に電力を
    供給するように構成したことを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の各部へ電力を供給する主電源
    と、装置本体の各部へ電力を供給する太陽電池と、本装
    置全体のシステムの制御を行い且つ前記主電源または前
    記太陽電池から電力を供給される中央制御部と、前記主
    電源の動作の制御を行う主電源制御部と、外部端末装置
    とのインタフェースと、前記主電源または前記太陽電池
    によって充電され且つ前記主電源制御部に電力を供給す
    る二次電池とを備え、スタンバイ時は前記主電源は動作
    せず、前記主電源制御部は前記二次電池または前記太陽
    電池から電力を供給され、動作時は前記主電源制御部か
    らの起動信号によって前記主電源が起動し前記中央制御
    部が本装置を動作させ且つ前記主電源が前記二次電池を
    充電し、前記太陽電池は動作時においては、本装置を動
    作させるため、または前記二次電池を充電するために電
    力を供給し、前記スタンバイ時に前記インタフェースを
    介して前記外部端末装置から制御信号が入力される場
    合、この制御信号を利用して前記主電源制御部に電力を
    供給するように構成したことを特徴とする電子装置。
  3. 【請求項3】 スイッチ手段を有し、前記スタンバイ時
    は前記主電源制御部は前記スイッチ手段からのオン信号
    を待ち、このオン信号を受けたとき前記主電源制御部は
    前記主電源へ前記起動信号を送って前記主電源を起動さ
    せ、前記中央制御部が本装置を動作させることを特徴と
    する請求項1または2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 前記スタンバイ時は前記主電源制御部は
    着信信号を待ち、前記着信信号を受けたとき前記主電源
    制御部は前記主電源へ前記起動信号を送り前記主電源を
    起動させ、前記中央制御部が本装置を動作させることを
    特徴とする請求項1または2記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 スイッチ手段を有し、前記スタンバイ時
    は前記主電源制御部は前記スイッチ手段からのオン信号
    と前記着信信号とを待ち、前記オン信号または前記着信
    信号を受けたとき前記主電源制御部は前記主電源へ前記
    起動信号を送り前記主電源を起動させ、前記中央制御部
    が本装置を動作させることを特徴とする請求項1または
    2記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記スタンバイ時に前記主電源は前記主
    電源制御部からの前記起動信号を受けると前記主電源を
    起動し、前記主電源は前記主電源制御部へ電力を供給す
    ると共に、前記二次電池を充電し、このとき前記主電源
    が動作し且つ前記主電源制御部と前記二次電池に電力を
    供給しているという点以外は、前記スタンバイ時の状態
    が維持されており、この状態をスタンバイ充電状態とす
    ることを特徴とする請求項1または2記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記主電源制御部は前記二次電池の電圧
    検出手段を有し、前記スタンバイ時に前記二次電池の電
    圧があるしきい値以下になったとき、前記主電源制御部
    から前記起動信号を発生して前記主電源を起動し、前記
    スタンバイ充電状態に入ることを特徴とする請求項6記
    載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記スタンバイ充電状態で前記二次電池
    の電圧があるしきい値以上になったとき、前記主電源の
    動作を停止し前記スタンバイ時の状態にすることを特徴
    とする請求項7記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記主電源制御部はタイマ手段を有し、
    前記スタンバイ時に一定時間前記二次電池以外から電力
    が供給されない場合には、前記主電源制御部から前記起
    動信号を発生し前記主電源を起動し、前記スタンバイ充
    電状態に入ることを特徴とする請求項6記載の電子装
    置。
  10. 【請求項10】 前記スタンバイ充電状態のままで一定時
    間前記主電源から電力が供給され続けたとき、前記主電
    源の動作を停止し前記スタンバイ時の状態にすることを
    特徴とする請求項9記載の電子装置。
  11. 【請求項11】 前記主電源制御部は前記二次電池の電
    圧検出手段とタイマ手段とを有し、前記スタンバイ時に
    前記二次電池の電圧があるしきい値以下になったとき、
    または一定時間前記二次電池以外から電力が供給されな
    いときには、前記主電源制御部から前記起動信号を発生
    して前記主電源を起動し、前記スタンバイ充電状態に入
    ることを特徴とする請求項6記載の電子装置。
  12. 【請求項12】 前記スタンバイ充電状態で前記二次電
    池の電圧があるしきい値以上になったとき、または前記
    スタンバイ充電状態のままで一定時間前記主電源から電
    力が供給され続けたとき、前記主電源の動作を停止して
    前記スタンバイ時の状態にすることを特徴とする請求1
    1記載の電子装置。
  13. 【請求項13】 前記主電源制御部はタイマ手段を有
    し、前記動作時に一定時間本装置の前記主電源以外の部
    分が動作しなかった場合には、前記主電源制御部は前記
    主電源の動作を停止させて前記スタンバイ状態にするこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電子装置。
  14. 【請求項14】 前記主電源が動作しているときは前記
    二次電池を充電することを特徴とする請求項1または2記
    載の電子装置。
  15. 【請求項15】 前記主電源はスイッチング電源により
    構成され、外部からスイッチングのオン、オフを制御可
    能とすることを特徴とする請求項1または2記載の電子装
    置。
  16. 【請求項16】 前記主電源制御部は前記中央制御部か
    らの命令信号により前記主電源を強制的に停止させるこ
    とができることを特徴とする請求項1または2記載の電
    子装置。
  17. 【請求項17】 前記主電源制御部は前記主電源、前記
    太陽電池、前記二次電池の順位で優先的に電力供給を行
    うことを特徴とする請求項2記載の電子装置。
  18. 【請求項18】 前記太陽電池が供給する電力のうちの
    余った電力で前記二次電池を充電することを特徴とする
    請求項2記載の電子装置。
  19. 【請求項19】 前記スイッチ手段は原稿検知スイッ
    チ、または動作を開始させるスイッチまたはハンドセッ
    トのオフフック・オンフック検出スイッチを含むことを
    特徴とする請求項3または5記載の電子装置。
  20. 【請求項20】 前記動作を開始させるスイッチは、予
    め登録されている相手先にそのキーを押下することによ
    り電話をかけることができるワンタッチキー、送信スタ
    ートキー、コピーキーまたはテンキーであることを特徴
    とする請求項19記載の電子装置。
  21. 【請求項21】 前記原稿検知スイッチは機械式スイッ
    チで構成されることを特徴とする請求項19記載の電子
    装置。
  22. 【請求項22】 前記インタフェースを介して前記外部
    端末装置から制御信号が入力される場合、この制御信号
    を利用して前記二次電池を充電することを特徴とする請
    求項1または2記載の電子装置。
  23. 【請求項23】 前記スタンバイ時に前記インタフェ
    ースを介して前記外部端末装置から制御信号が入力され
    る場合、この制御信号を利用して前記二次電池を充電す
    ることを特徴とする請求項22記載の電子装置。
  24. 【請求項24】 前記インタフェースを介して前記外部
    端末装置から入力される制御信号のハイレベル電圧を一
    定の大きさに保持する保持手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の電子装置。
  25. 【請求項25】 前記保持手段によって、前記主電源か
    ら供給される電力の電圧より低い電庄レベルで、前記ハ
    イレベル電圧を一定の大きさに保持することを特徴とす
    る請求項24記載の電子装置。
  26. 【請求項26】 前記インタフェースを介して前記外部
    端末装置から入力される制御信号を前記主電源制御部に
    入力する際、負荷を持たせることを特徴とする請求項1
    または2記載の電子装置。
  27. 【請求項27】 前記インタフェースを介して前記外部
    端末装置から入力される制御信号を利用して前記二次電
    池に電力を供給する際、前記インタフェースから前記二
    次電池に向かう順方向へは電流が流れるが、前記二次電
    池から前記インタフェースに向かう逆方向へは電流が流
    れないように構成したことを特徴とする請求項22記載
    の電子装置。
  28. 【請求項28】 前記インタフェースはセントロインタ
    フェースで構成されることを特徴とする請求項1または
    2記載の電子装置。
  29. 【請求項29】 前記セントロインタフェースの制御信
    号のうちのINIT信号を利用することを特徴とする請求項
    28記載の電子装置。
  30. 【請求項30】 前記スタンバイ時に前記インタフェー
    スを介して前記外部端末装置から制御信号が入力された
    場合、前記主電源制御部はこの制御信号を検出し、起動
    信号を出力して前記主電源を起動させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電子装置。
  31. 【請求項31】 前記インタフェースを介して前記外部
    端未装置から入力される制御信号を利用して前記主電源
    制御部に給電する際、前記インタフェースから前記主電
    源制御部に向かう順方向へは電流が流れるが、前記主電
    源制御部から前記インタフェースに向かう逆方向ヘは電
    流が流れないように構成したことを特徴とする請求項1
    または2記載の電子装置。
  32. 【請求項32】 前記主電源が動作しているとき、前記
    主電源が前記主電源制御部からの停止信号を受けると、
    前記主電源は動作を停止することを特徴とする請求項1
    〜30または31記載の電子装置。
  33. 【請求項33】 前記主電源制御部は、外部のスイッチ
    手段からの信号に従って前記停止信号を出力することを
    特徴とする請求項32記載の電子装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003116272A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Noritz Corp 電源制御装置
JP2013020577A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Fuji Electric Co Ltd プログラマブルコントローラ

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